JP2003133885A - 振動片、振動子、発振器及び電子機器 - Google Patents

振動片、振動子、発振器及び電子機器

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JP2003133885A
JP2003133885A JP2001323985A JP2001323985A JP2003133885A JP 2003133885 A JP2003133885 A JP 2003133885A JP 2001323985 A JP2001323985 A JP 2001323985A JP 2001323985 A JP2001323985 A JP 2001323985A JP 2003133885 A JP2003133885 A JP 2003133885A
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vibrating
fine adjustment
adjustment electrode
surface portion
vibrating arm
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JP2001323985A
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Fumitaka Kitamura
文孝 北村
Hideo Tanaya
英雄 棚谷
Junichiro Sakata
淳一郎 坂田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動片の発振周波数の合わせ込みが容易で、
振動片の目標周波数調整への分解能が向上する振動片、
これを有する振動子、この振動子を備える発振器及び電
子機器を提供すること。 【解決手段】 基部110と、前記基部から突出して形
成されている振動腕部121,122と、前記振動腕部
の表面部101及び/又は裏面部102に形成される溝
部123,124と、前記振動腕部に形成される微調用
電極部128a、129aと、を備える振動片であっ
て、前記微調用電極部は、前記振動腕部の右側面部及び
左側面部、並びに表面部又は裏面部に配置され、前記表
面部では前記微調用電極部が一定の間隔を設けて複数配
置されていると共に、前記裏面部では、前記表面部で前
記微調用電極部が形成されている部分に対応する部分を
回避して前記微調用電極部が複数配置されていることで
振動片を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水晶等から
なる振動片、この振動片を有する振動子、この振動子を
備える発振器や電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動片である音叉型水晶振動片
は、例えば図14に示すように構成されている。すなわ
ち、音叉型水晶振動片10は、基部11と、この基部1
1から突出して形成されている2本の振動腕部12,1
3を有している。そして、この2本の振動腕部12,1
3には、図14に示すように、溝12a,13aが表面
及び裏面に形成されている。また、このように溝12
a,13aが設けられている振動腕部12,13の先端
部には粗調用電極14,15と微調用電極16,17
が、それぞれ配置されている。
【0003】このような粗調用電極14,15と微調用
電極16,17は、例えば図15及び図16に示すよう
に形成されている。図15は、図14のA−A’線拡大
概略断面図であり、図16は、図14のB−B’線拡大
概略断面図である。図15に示すように、振動腕部12
の表面にCr(クロム)膜とAu(金)膜が形成され、
振動腕部12の表面(図において上部)にAuの重りが
配置されることにより、粗調用電極14,15が構成さ
れている。一方、図16に示すように、振動腕部12の
表面にCr膜とAu膜を配置することで、微調用電極1
6,17は構成されている。このように構成される粗調
用電極14,15と微調用電極16,17は、音叉型水
晶振動片10の周波数を例えば32.768kHzに調
整するための電極である。
【0004】具体的には、先ず、粗調用電極14,15
と微調用電極16,17を配置した状態で、音叉型水晶
振動片10を共振回路で発振させ、周波数を測定する。
そして、この測定された周波数と目標周波数である3
2.768KHzとの差を出す。このとき、音叉型水晶
振動片10の周波数は目標周波数より、低くなるように
粗調用電極14,15等が配置されている。次に、この
測定された周波数と目標周波数との差に基づき、粗調用
電極14,15にYAGレーザを照射し、粗調用電極1
4,15のAu重り(図15参照)側の部分を除去す
る。ここで、Au重り等にYAGレーザを照射するとA
u重り等の付加質量が減じ、振動片全体の周波数が高く
なるようになっている。
【0005】また、粗調用電極14,15には、質量の
あるAu重りがついているため、ワンスポット当りのY
AGレーザ照射による電極除去量(質量減少量)が大き
くなるため、速やかに、周波数を上げることができ、具
体的には周波数を32.768KHz近傍まで上げるこ
とができる。このように、32.768KHz近傍ま
で、周波数を近づけた後、次に、周波数のねらい値ま
で、周波数を合わせ込む。このとき、微調用電極16,
17に対してYAGレーザを照射するが、ワンスポット
当りの電極除去量(質量減少量)が小さいため、より精
密に周波数を調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
溝12a,13aを有する32.768kHzの周波数
となる音叉型水晶振動片10は、小型で高性能な振動片
である。したがって、音叉型水晶振動片10の振動腕部
12,13も小型に形成されている。そして、この振動
腕部12,13に配置する微調用電極16,17も小さ
く形成されている。また、このような振動腕部12、1
3の表面側(図16において上側)の微調用電極16,
17の表面側(図16において上側)に対してスポット
径を例えば20μmでYAGレーザを照射して周波数を
調整しようとすると、レーザは水晶等からなる振動腕部
12,13を通って裏面側に達し、裏面側(図16にお
いて下側)の微調用電極16,17も除去してしまうこ
とになる。
【0007】このように裏面側の微調用電極16,17
も同時に除去してしまうと、電極を除去しすぎて微調整
が困難となり、正確に音叉型水晶振動片10の発振周波
数を32.768kHzまで合わせ込むことが困難とな
っていた。これは、音叉型水晶振動片10の目標周波数
調整への分解能が著しく低下することを意味し、製造工
程において音叉型水晶振動片10の不良が多く発生して
しまうという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題に鑑み、振動片
の発振周波数の合わせ込みが容易で、振動片の目標周波
数調整への分解能が向上する振動片、これを有する振動
子、この振動子を備える発振器及び電子機器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項1の
発明によれば、基部と、前記基部から突出して形成され
ている振動腕部と、前記振動腕部の表面部及び/又は裏
面部に形成される溝部と、前記振動腕部に形成される微
調用電極部と、を備える振動片であって、 前記微調用
電極部は、前記振動腕部の表面部又は裏面部に配置さ
れ、前記表面部では前記調整用電極部が一定の間隔を設
けて複数配置されていると共に、前記裏面部では、前記
表面部で前記調整用電極部が形成されている部分に対応
する部分を回避して前記調整用電極部が複数配置されて
いることを特徴とする振動片により達成される。
【0010】請求項1に構成によれば、前記表面部では
前記調整用電極部が一定の間隔を設けて複数配置されて
いると共に、前記裏面部では、前記表面部で前記調整用
電極部が形成されている部分に対応する部分を回避して
前記調整用電極部が複数配置されている。したがって、
例えば前記表面部の前記調整用電極部に対してレーザ等
を照射して調整用電極部を除去しても、前記裏面側には
調整用電極部が配置されていないので、必要以上に調整
用電極部を除去することがない。また、前記裏面部に配
置されている前記調整用電極部に対してレーザ等を照射
して調整用電極部を除去しても、前記表面側に調整用電
極部が配置されないので、必要以上に調整用電極部を除
去することがない。このため、振動片の発振周波数を所
定の範囲内に正確に合わせ込むことが容易となり、振動
片の目標周波数調整への分解能が向上し、製造工程にお
いて振動片の不良が発生を未然に防止することができ
る。また、前記振動腕部の前記表面部及び前記裏面部の
双方に前記調整用電極部がされ、いずれか一方側に偏っ
て前記調整用電極部が形成されていないので、振動片の
温度特性、ドライブ特性が安定し、振動片間のCI値
(クリスタルインピーダンス又は等価直列抵抗)のバラ
ツキを小さくすることができる。
【0011】好ましくは、請求項2の発明によれば、請
求項1の構成において、前記振動腕部の前記微調用電極
部の近傍に粗調用電極部が形成されていることを特徴と
する振動片である。請求項2の構成によれば、前記振動
腕部の前記微調用電極部の近傍に粗調用電極部が形成さ
れているので、微調用電極を用いた周波数微調整の前
に、前記粗調用電極部で大きく周波数を変化させて周波
数調整をすることができる。したがって、微調用電極部
のみで周波数調整を行うより、より効率よく発振周波数
調整を行うことができる。
【0012】好ましくは、請求項3の発明によれば、請
求項1又は請求項2の構成において、前記粗調用電極部
及び前記微調用電極部は、前記溝部が形成されている前
記振動腕部の部分より先端部寄りに配置されていること
を特徴とする振動片である。請求項3の構成によれば、
前記粗調用電極部及び前記微調用電極部は、前記溝部が
形成されている前記振動腕部の部分より先端部寄りに配
置されているので、例えばレーザ等で溝部等に配置され
ている電極を破壊することなく発振周波数調整を円滑に
行うことができる。また、前記粗調用電極部と前記微調
用電極部の位置が相違するので、例えばレーザ等を誤っ
て違う電極部に照射することを容易に防ぐことができ
る。
【0013】好ましくは、請求項4の発明によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記微
調用電極部は、前記粗調用電極部以外の電極と略同一の
膜厚であることを特徴とする振動片である。
【0014】好ましくは、請求項5の発明によれば、請
求項2乃至請求項4の構成において、前記粗調用電極部
がAu(金)重りを有すると共に、前記微調用電極部が
Cr(クロム)膜及びAu(金)膜のみにより形成され
ていることを特徴とする振動片である。請求項5の構成
によれば、前記粗調用電極部がAu(金)重りを有する
と共に、前記微調用電極部がCr(クロム)膜及びAu
(金)膜のみにより形成されているので、大きく周波数
を変化する場合は、前記Au重り等を例えばレーザトリ
ミングし、発振周波数調整のねらい周波数(目標周波
数)までの微小周波数調整では、前記Au膜及びCr膜
をレーザトリミングすることで、効率よく周波数調整を
行うことができる。
【0015】好ましくは、請求項6の発明によれば、請
求項1乃至請求項5の構成によれば、前記基部には、前
記振動片を固定させるための固定領域が形成され、この
固定領域と前記振動腕部との間の基部に切り込み部が設
けられていることを特徴とする振動片である。請求項6
の構成によれば、前記切り込み部は、前記固定領域と前
記振動腕部との間の基部に設けられている。したがっ
て、この切り込み部は、前記振動腕部の振動の妨げにな
らない位置に配置されていると共に、振動漏れが前記固
定領域へ伝わり、エネルギーの逃げが生じるのを有効に
防止している。このため、振動片、素子間のCI値(ク
リスタルインピーダンス又は等価直列抵抗)のバラツキ
を小さくすることができる。
【0016】好ましくは、請求項7の発明によれば、請
求項1乃至請求項6のいずれかの構成において、前記振
動片が略30KHz乃至略40KHzで発振する水晶で
形成されている音叉型振動片であることを特徴とする振
動片である。請求項7の構成によれば、前記振動片が略
30KHz乃至略40KHzで発振する水晶で形成され
ている小型の音叉型振動片においても請求項1乃至請求
項6の作用等を奏させることができる。
【0017】前記目的は、請求項8の発明によれば、基
部と、前記基部から突出して形成されている振動腕部
と、前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成され
る溝部と、前記振動腕部に形成される微調用電極部と、
を備える振動片がパッケージ内に収容されている振動子
であって、前記振動片の前記微調用電極部は、前記振動
腕部の表面部又は裏面部に配置され、前記表面部では前
記調整用電極部が一定の間隔を設けて複数配置されてい
ると共に、前記裏面部では、前記表面部で前記調整用電
極部が形成されている部分に対応する部分を回避して前
記調整用電極部が複数配置されていることを特徴とする
振動子により達成される。
【0018】請求項8の構成によれば、前記振動片の前
記表面部では前記調整用電極部が一定の間隔を設けて複
数配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面部
で前記調整用電極部が形成されている部分に対応する部
分を回避して前記調整用電極部が複数配置されている。
したがって、例えば前記表面部の前記調整用電極部に対
してレーザ等を照射して調整用電極部を除去しても、前
記裏面側には調整用電極部が配置されていないので、必
要以上に調整用電極部を除去することがない。また、前
記裏面部に配置されている前記調整用電極部に対してレ
ーザ等を照射して調整用電極部を除去しても、前記表面
側に調整用電極部が配置されないので、必要以上に調整
用電極部を除去することがない。このため、振動片の発
振周波数を所定の範囲内に正確に合わせ込むことが容易
となり、振動片の目標周波数調整への分解能が向上し、
製造工程において振動片の不良が発生を未然に防止する
ことができる振動子となる。また、前記振動腕部の前記
表面部及び前記裏面部の双方に前記調整用電極部がさ
れ、いずれか一方側に偏って前記調整用電極部が形成さ
れていないので、振動片の温度特性、ドライブ特性が安
定し、振動片間のCI値(クリスタルインピーダンス又
は等価直列抵抗)のバラツキを小さくすることができる
振動子となる。
【0019】好ましくは、請求項9の発明によれば、請
求項8の構成において、前記振動片の前記振動腕部の前
記微調用電極部の近傍に粗調用電極部が形成されている
ことを特徴とする振動子である。請求項9の構成によれ
ば、前記振動片の前記振動腕部の前記微調用電極部の近
傍に粗調用電極部が形成されているので、微調用電極を
用いた周波数微調整の前に、前記粗調用電極部で大きく
周波数を変化させて周波数調整をすることができる。し
たがって、微調用電極部のみで周波数調整を行うより、
より効率よく周波数調整を行うことができる振動子とな
る。
【0020】好ましくは、請求項10の発明によれば、
請求項8又は請求項9の構成において、前記振動片の前
記粗調用電極部及び前記微調用電極部は、前記溝部が形
成されている前記振動腕部の部分より先端部寄りに配置
されていることを特徴とする振動子である。請求項10
の構成によれば、前記振動片の前記粗調用電極部及び前
記微調用電極部は、前記溝部が形成されている前記振動
腕部の部分より先端部寄りに配置されているので、例え
ばレーザトリミングで溝部等に配置されている電極を破
壊することなく周波数調整を円滑に行うことができる。
また、前記粗調用電極部と前記微調用電極部の位置が相
違するので、例えばレーザ等を誤って違う電極部に照射
することを容易に防ぐことができる振動子となる。
【0021】好ましくは、請求項11の発明によれば、
請求項9又は請求項10の構成において、前記振動片の
前記粗調用電極部がAu(金)重りを有すると共に、前
記微調用電極部がCr(クロム)膜及びAu(金)膜の
みにより形成されていることを特徴とする振動子であ
る。請求項11の構成によれば、前記振動片の前記粗調
用電極部がAu(金)重りを有すると共に、前記微調用
電極部がCr(クロム)膜及びAu(金)膜のみにより
形成されているので、大きく周波数を変化する場合は、
前記Au重り等を例えばレーザトリミングし、周波数調
整のねらい周波数(目標周波数)までの微小周波数調整
では、前記Au膜及びCr膜をレーザトリミングするこ
とで、効率よく周波数調整を行うことができる振動子で
ある。
【0022】好ましくは、請求項12の発明によれば、
請求項8乃至請求項11のいずれかの構成において、前
記振動片の前記基部には、前記振動片を固定させるため
の固定領域が形成され、この固定領域と前記振動腕部と
の間の基部に切り込み部が設けられていることを特徴と
する振動子である。請求項12の構成によれば、前記切
り込み部は、前記固定領域と前記振動腕部との間の基部
に設けられている。したがって、この切り込み部は、前
記振動腕部の振動の妨げにならない位置に配置されてい
ると共に、振動漏れが前記固定領域へ伝わり、エネルギ
ーの逃げが生じるのを有効に防止している。このため、
振動片、素子間のCI値バラツキを小さくすることがで
きる振動子となる。
【0023】好ましくは、請求項13の発明によれば、
請求項8乃至請求項12のいずれかの構成において、前
記振動片が略30KHz乃至略40KHzで発振する水
晶で形成されている音叉型振動片であることを特徴とす
る振動子である。請求項13の構成によれば、前記振動
片が略30KHz乃至略40KHzで発振する水晶で形
成されている小型の音叉型振動片においても請求項8乃
至請求項12の作用等を奏させることができる。
【0024】好ましくは、請求項14の発明によれば、
請求項8乃至請求項13の構成において、前記パッケー
ジが箱状に形成されていることを特徴とする振動子であ
る。
【0025】好ましくは、請求項15の発明によれば、
請求項8乃至請求項13のいずれかの構成において、前
記パッケージが所謂シリンダータイプに形成されている
ことを特徴とする振動子である。
【0026】請求項14又は請求項15の構成によれ
ば、前記パッケージが箱状に形成されている振動子又は
前記パッケージが所謂シリンダータイプに形成されてい
る振動子においても、請求項8乃至請求項13の作用等
を奏させることができる。
【0027】前記目的は、請求項16の発明によれば、
基部と、前記基部から突出して形成されている振動腕部
と、前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成され
る溝部と、前記振動腕部に形成される微調用電極部と、
を備える振動片と集積回路がパッケージ内に収容されて
いる発振器であって、前記振動片の前記微調用電極部
は、前記振動腕部の表面部又は裏面部に配置され、前記
表面部では前記調整用電極部が一定の間隔を設けて複数
配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面部で
前記調整用電極部が形成されている部分に対応する部分
を回避して前記調整用電極部が複数配置されていること
を特徴とする発振器により達成される。
【0028】前記目的は、請求項17の発明によれば、
基部と、前記基部から突出して形成されている振動腕部
と、前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成され
る溝部と、前記振動腕部に形成される微調用電極部と、
を備える振動片がパッケージ内に収容されている振動子
であり、この振動子を制御部に接続して用いている電子
機器であって、前記振動片の前記微調用電極部は、前記
振動腕部の表面部又は裏面部に配置され、前記表面部で
は前記調整用電極部が一定の間隔を設けて複数配置され
ていると共に、前記裏面部では、前記表面部で前記調整
用電極部が形成されている部分に対応する部分を回避し
て前記調整用電極部が複数配置されていることを特徴と
する電子機器により達成される。
【0029】請求項16又は請求項17の構成によれ
ば、前記振動片の前記表面部では前記調整用電極部が一
定の間隔を設けて複数配置されていると共に、前記裏面
部では、前記表面部で前記調整用電極部が形成されてい
る部分に対応する部分を回避して前記調整用電極部が複
数配置されている。したがって、例えば前記表面部の前
記調整用電極部に対してレーザ等を照射して調整用電極
部を除去しても、前記裏面側には調整用電極部が配置さ
れていないので、必要以上に調整用電極部を除去するこ
とがない。また、前記裏面部に配置されている前記調整
用電極部に対してレーザ等を照射して調整用電極部を除
去しても、前記表面側に調整用電極部が配置されないの
で、必要以上に調整用電極部を除去することがない。こ
のため、振動片の発振周波数を所定の範囲内に正確に合
わせ込むことが容易となり、振動片の目標周波数調整へ
の分解能が向上し、製造工程において振動片の不良が発
生を未然に防止することができる発振器又は電子機器と
なる。また、前記振動腕部の前記表面部及び前記裏面部
の双方に前記調整用電極部がされ、いずれか一方側に偏
って前記調整用電極部が形成されていないので、振動片
の温度特性、ドライブ特性が安定し、振動片間のCI値
(クリスタルインピーダンス又は等価直列抵抗)のバラ
ツキを小さくすることができる発振器又は電子機器とな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る振動片である音叉型水晶振動片1
00の表面部101を示す概略図である。図2は図1の
音叉型水晶振動片100の裏面部102を示す概略図で
ある。音叉型水晶振動片100は、例えば所謂水晶Z板
となるように水晶の単結晶を切り出して形成されてい
る。また、図1に示す音叉型水晶振動片100は例えば
32.768KHzで信号を発信する振動片であるた
め、極めて小型の振動片となっている。このような音叉
型水晶振動片100は、図1に示すように、基部110
を有している。そして、この基部110から図において
上方向に突出するように振動腕部である音叉腕121,
122が2本配置されている。この音叉腕121,12
2のそれぞれの幅は、図1に示すように、例えば100
μm程度に形成されている。
【0032】また、この音叉腕121,122の表面部
101と裏面部102には、溝部123,124が図1
及び図2に示すように形成されているので、音叉腕12
1,122の断面は、略H型に形成されている。ところ
で、図1及び図2に示す音叉腕121、122に形成さ
れている溝部123,124には、図1の斜線で示すよ
うに、溝部電極123a,124aがそれぞれ形成され
ている。また、図1の音叉腕121,122の側面に
は、側面電極が配置されている。また、音叉型水晶振動
片100の基部110には、給電等を行う基部電極11
1も配置され、前記溝部電極123a、124a及び側
面電極に電流を供給する構成となっている。
【0033】このように溝部123,124に溝電極1
23a、124aに配置され、音叉腕121,122の
側面にも側面電極が配置されているため、溝部電極12
3a,124a及び側面電極に電圧を印加すると、音叉
腕123,124内に効率良く電界が生じ、音叉腕12
3,124の振動損失が低くCI値も低い状態で振動が
生じることになる。特に、上述にように図1に示す音叉
型水晶振動片100は、周波数が32.768KHzの
小型の振動片であるが、このような振動片でも、振動損
失が低く、CI値も低い高性能な振動片となっている。
【0034】ところで、このような音叉型水晶振動片1
00の周波数は上述のとおり32.768kHzである
が、このような周波数に合わせ込むための電極が、図1
の音叉型水晶振動片100の音叉腕121,122には
設けられている。具体的には、図1に示すように音叉腕
121,122の溝123,124が形成されていない
領域、すなわち音叉腕121,122の先端側に、粗調
用電極部126,127と微調用電極領域128,12
9とが形成されている。
【0035】この粗調用電極部126,127は、図1
に示すように音叉腕121,122の先端部から例えば
400μmの長さで形成され、続いて微調用電極領域1
28,129が例えば200μmの長さで配置されてい
る。
【0036】図3は、図1のC−C’線概略拡大断面図
である。すなわち、音叉腕122の粗調用電極部126
の形成領域の概略拡大断面図である。音叉腕121につ
いては、音叉腕122と同様なので、その説明を省略
し、音叉腕122についてのみ、以下、説明する。図3
に示すように、音叉腕122は、その断面が四角形を成
し、例えばその表面部101、右側面部、左側面部、そ
して裏面部102を覆うようにCr膜が300Å乃至1
000Åの厚みで形成されている。また、このCr膜の
上には例えば500Å乃至1000Åの厚みでAu膜が
形成されている。また、音叉腕122の表面部101側
には、Cr膜及びAu膜を介してAu重りが配置され、
このAu重りは、例えば3000Å乃至10000Åの
厚みで形成されている。このように粗調用電極部125
は、Cr膜、Au膜及びAu重りによって形成されてい
る。
【0037】一方、音叉腕121の表面部101側の微
調用電極領域128には、図1に示すように微調用電極
部128aが複数、例えば5個一定の間隔を設けてそれ
ぞれが離間して形成されている。音叉腕122も同様の
ため、説明を省略する。また、図2に示すように、音叉
腕121の裏面部102側の微調用電極領域128に
も、微調用電極部128aが複数、例えば5個、一定の
間隔を設けて配置されている。図4は、図1及び図2の
微調用電極領域128を示す概略拡大図である。図4に
示すように表面部101側の微調用電極部128aに対
応する部分を回避して裏面部102側には、微調用電極
部128aが形成されている。すなわち、表面部101
側の微調用電極部128aが形成されていない部分に対
応する裏面部102側には微調用電極部128aが形成
される構成となっている。このように、音叉腕121の
微調用電極部128aは表面部101及び裏面部102
で縞状に配置されている。
【0038】図5は、図4のD−D’線概略断面図であ
る。図5に示すように、音叉腕121の表面部101、
右側面部、左側面部には、微調用電極部128aが配置
されている。具体的には、音叉腕121には、先ずCr
膜が例えば300Å乃至1000Åの厚みで形成され、
その上にAu膜が例えば500Å乃至1000Åの厚み
で形成されている。しかし、音叉腕121の裏面部10
2には、Cr膜やAu膜が形成されていない。
【0039】一方、図6は、図4のE−E’線概略断面
図である。図6に示すように、音叉腕121の裏面部1
02、右側面部、左側面部には、微調用電極部128a
が配置されている。具体的には、音叉腕121には、先
ずCr膜が例えば300Å乃至1000Åの厚みで形成
され、その上にAu膜が例えば500Å乃至1000Å
の厚みで形成されている。しかし、音叉腕121の表面
部101には、Cr膜やAu膜が形成されていない。
【0040】このように音叉腕121に表面部101及
び裏面部102に微調用電極部128aを縞状に形成す
ると、例えば音叉腕121の表面部101の微調用電極
部128aに、後述するYAGレーザを照射して周波数
の微調整をする際に、裏面側102の微調用電極部12
8aが除去されないため、発振周波数の微調整がし易く
音叉型水晶振動片100の発振周波数のバラツキが小さ
くなる。また、このように形成される微調用電極部12
8aの厚みは、粗調用電極部125以外の音叉型水晶振
動片100の電極である溝部電極123a、124a、
側面電極や基部電極111等と略同一の膜厚となってい
る。
【0041】ところで、上記音叉型水晶振動片100の
基部110は、図1に示すように、その全体が略板状に
形成されている。そして、この基部110には、図1に
示すように基部110の両側に切り込み部112が2箇
所設けられている。この切り込み部112,112の位
置は、図1に示すように音叉腕121,122の溝12
3,124の下端部より下方に配置されるので、この切
り込み部112の存在が、音叉腕部121、122の振
動を阻害等することがない。
【0042】また、音叉型水晶振動片100をパッケー
ジにおいて固定する際に実際に固定される領域が図1の
固定領域113である。図1に示すように、切り込み部
112の下端部は、固定領域113より図1の上方に配
置されるので、切り込み部112が固定領域113に影
響を及ぼすことがなく、音叉型水晶振動片100のパッ
ケージに対する固定状態に悪影響を与えることがないよ
うに構成されている。
【0043】このように、基部110に設けられた切り
込み部112は、音叉型水晶振動片100の音叉腕12
1,122の振動に悪影響を与えることがない位置に設
けられている。そして、更に、切り込み部112は、音
叉型水晶振動片100のパッケージに対する固定状態に
悪影響を与えることがない位置にも設けられている。こ
のような位置に設けられている切り込み部112は、音
叉腕121,122の溝123,124の位置より下方
の基部110側に設けられている。このため、音叉腕1
21,122の振動により、溝123,124から漏れ
てきた漏れ振動は、切り込み部112により、基部11
0の固定領域113に伝わり難くなる。したがって、漏
れ振動が固定領域113に伝わり難くなり、これにより
エネルギー逃げが生じ難くなる。そして、従来のCI値
の振動片素子間のばらつきは、標準偏差で10KΩ以上
発生していたが、本実施の形態では、標準偏差は1KΩ
に激減した。
【0044】本実施の形態の音叉型水晶振動片100の
目標周波数である例えば32.768KHzに合わせ込
む周波数調整工程について以下、説明する。図1に示す
ような音叉型水晶振動片100を振動子のパッケージ等
に封止する前に発振周波数の調整を行う。具体的には、
先ず、音叉型水晶振動片100を共振回路で共振させ、
周波数を測定する。このときの周波数は、音叉型水晶振
動片100に付加質量となる粗調用電極部126、12
7や微調用電極128,129を配置しているため、目
標周波数である32.768KHzに比べ大きく下回る
周波数となる。
【0045】この状態で、周波数調整を行い、目標周波
数である32.768KHzに合わせ込むことになる。
具体的には、YAGレーザ等の低出力のレーザを粗調用
電極部126,127や微調用電極部128,129に
照射し、電極を除去し、付加質量を減じることで、周波
数が上昇することを利用して行う。周波数調整工程は、
具体的には、粗調整工程と微調整工程とに分かれる。
【0046】(粗調整工程)粗調整工程は、レーザを図
1の粗調用電極部126,127のAu重り(3000
Å乃至10000Å厚で形成)に対して照射する。音叉
型水晶振動片100の音叉腕121,122の先端部
は、レーザワンスポット当りの除去量(質量減少量)が
大きく、例えば20μm径のレーザで、ワンスポット当
り20ppmの周波数変化がある。このような粗調用電
極126,127に対して、図7に示すようにレーザを
照射し、トリミングを行い、目標周波数の32.768
KHz近傍まで周波数を合わせ込む。
【0047】(微調整工程)レーザは、図7に示すよう
に例えば、音叉腕121,122の微調用電極領域12
8、129の表面部101側の微調用電極128a、1
29aに照射される。そして、音叉型水晶振動片100
の目標周波数である32.768KHzに精度良く合わ
せ込むことになる。このように目標周波数に合わせ込み
を行うのであるが、音叉型水晶振動片100の音叉腕1
21,122に配置されている微調用電極部128a、
129aには、スポット毎のスポット径が微妙に相違す
ることになる。
【0048】すなわち、図8に示すように、レーザ光に
対する音叉腕121,122の姿勢がばらつくためレー
ザの照射距離(発光源からの距離)が変化する。具体的
には、レーザ光を絞りスポット径の小さなものを使うと
焦点深度が浅くなり、音叉腕121,122の姿勢の違
いによって焦点の合っているもの、焦点ズレぎみのもの
などでレーザスポット径が変化する。スポット径がばら
つくことにより、トリミング量がばらつくことになり、
ワンスポット当りの周波数変化にばらつきが生じる。
【0049】このため、ワンスポット当りの周波数のば
らつきを小さくするためには、ワンスポット当りのトリ
ミング量(=周波数変化量)を小さくする必要がある。
従来は、図16で示すように振動腕部12,13の両面
にCr膜、Au膜が形成されていたが、本実施の形態で
は、図4に示すように音叉腕121,122の表面部1
01又は裏面部102のみにCr膜、Au膜が形成され
ている。そして、Cr膜、Au膜が形成されている場
合、それに対応する反対側の面(表面部101又は裏面
部102)には、Cr膜、Au膜が形成されていない。
したがって、両面にCr膜、Au膜がある場合、レーザ
照射によって両面同時にトリミングされることになる
が、本実施の形態では片面のみしかCr膜、Au膜がな
いためレーザワンスポット当りのトリミング量を半分に
することができる。
【0050】このようにすることによって、たとえレー
ザスポット径にばらつきが生じても、レーザワンスポッ
ト当りの周波数変化量を小さくすることができるため、
最終周波数の精度を向上できる。また、本実施の形態の
音叉型水晶振動片100では、微調用電極128a、1
29aが図4に示すように音叉腕121,122の表面
部101及び裏面部102の双方に配置され、いずれか
一方のみに配置されているものではない。したがって、
音叉腕121,122の表面部101又は裏面部102
のいずれか一方のみに偏って微調用電極部128a、1
29aが形成されるより、音叉型水晶振動片100の温
度特性、ドライブ特性が安定し、音叉型水晶振動片間の
CI値(クリスタルインピーダンス又は等価直列抵抗)
のバラツキを小さくすることができる。
【0051】図9(a)は、本実施の形態に係る微調用
電極部128a、129aを有する音叉型水晶振動片1
00で発振周波数の調整を行った場合のドライブ特性を
示すグラフである。図9(b)は、従来の微調用電極部
を有する音叉型水晶振動片で発振周波数の調整を行った
場合のドライブ特性を示すグラフである。図9のグラフ
に示すように、最終周波数への合わせ込みが正確にで
き、ドライブ特性が安定していることがわかる。したが
って、調整された音叉型水晶振動片100間のCI値の
バラツキも小さい優れた音叉型水晶振動片100とな
る。また、音叉型水晶振動片100の発振周波数の合わ
せ込みが容易なため、目標周波数への分解能も向上する
ことになる。
【0052】(第2の実施の形態)図10は、本発明の
第2の実施の形態に係る振動子であるセラミックパッケ
ージ音叉型振動子200を示す図である。このセラミッ
クパッケージ音叉型振動子200は、上述の第1の実施
の形態の音叉型水晶振動片100を用いている。したが
って、音叉型水晶振動片100の構成、作用等について
は、同一符号を用いて、その説明を省略する。図10
は、セラミックパッケージ音叉型振動子200の構成を
示す概略断面図である。図10に示すようにセラミック
パッケージ音叉型振動子200は、その内側に空間を有
する箱状のパッケージ210を有している。このパッケ
ージ210には、その底部にベース部211を備えてい
る。このベース部211は、例えばアルミナ等のセラミ
ックス等で形成されている。
【0053】ベース部211上には、封止部212が設
けられており、この封止部212は、ベース部211と
同様の材料から形成されている。また、この封止部21
2の上端部には、蓋体213が載置され、これらベース
部211、封止部212及び蓋体213で、中空の箱体
を形成することになる。このように形成されているパッ
ケージ210のベース部211上にはパッケージ側電極
214が設けられている。このパッケージ側電極214
の上には導電性接着剤等を介して音叉型水晶振動片10
0の基部110の固定領域113が固定されている。こ
の音叉型水晶振動片100は、図1に示すように構成さ
れているため、周波数調整の分解能を上げることがで
き、振動片間のCI値のバラツキを抑えることができ、
そして、目標周波数である32.768KHzに精度良
く合わせ込むことができる振動片である。したがって、
この振動片を搭載したセラミックパッケージ音叉型振動
子200も小型で振動片の最終周波数のバラツキが小さ
い高性能な振動子となる。
【0054】(第3の実施の形態)図11は、本発明の
第3の実施の形態に係る電子機器であるデジタル携帯電
話300を示す概略図である。このデジタル携帯電話3
00は、上述の第2の実施の形態のセラミックパッケー
ジ音叉型振動子200と音叉型水晶振動片100とを使
用している。したがって、セラミックパッケージ音叉型
振動子200と音叉型水晶振動片100の構成、作用等
については、同一符号を用いる等して、その説明を省略
する。図11はデジタル携帯電話300の回路ブロック
を示しているが、図11に示すように、デジタル携帯電
話300で送信する場合は、使用者が、自己の声をマイ
クロフォンに入力すると、信号はパルス幅変調・符号化
のブロックと変調器/復調器のブロックを経てトランス
ミッター、アンテナスイッチを開始アンテナから送信さ
れることになる。
【0055】一方、他人の電話から送信された信号は、
アンテナで受信され、アンテナスイッチ、受信フィルタ
ーを経て、レシーバーから変調器/復調器ブロックに入
力される。そして、変調又は復調された信号がパルス幅
変調・符号化のブロックを経てスピーカーに声として出
力されるようになっている。このうち、アンテナスイッ
チや変調器/復調器ブロック等を制御するためのコント
ローラが設けられている。このコントローラは、上述の
他に表示部であるLCDや数字等の入力部であるキー、
更にはRAMやROM等も制御するため、高精度である
ことが求められる。また、デジタル携帯電話300の小
型化の要請もある。このような要請に合致するものとし
て上述のセラミックパッケージ音叉振動子200が用い
られている。
【0056】このセラミックパッケージ音叉型振動子2
00は、図1に示す音叉型水晶振動片100を有するた
め、周波数調整の分解能を上げることができ、振動片間
のCI値のバラツキを抑えることができ、そして、目標
周波数である32.768KHzに精度良く合わせ込む
ことができる振動子である。したがって、このセラミッ
クパッケージ音叉型振動子200を搭載したデジタル携
帯電話300も小型で振動片の最終周波数のバラツキが
小さい高性能なデジタル携帯電話となる。
【0057】(第4の実施の形態)図12は、本発明の
第4の実施の形態に係る発振器である音叉水晶発振器4
00を示す図である。このデジタル音叉水晶発振器40
0は、上述の第2の実施の形態のセラミックパケージ音
叉型振動子200と多くの部分で構成が共通している。
したがって、セラミックパケージ音叉型振動子200と
音叉型水晶振動片100の構成、作用等については、同
一符号を用いて、その説明を省略する。
【0058】図12に示す音叉型水晶発振器400は、
図10に示すセラミックパッケージ音叉振動子200の
音叉型水晶振動片100の下方で、ベース部211の上
に、図12に示すように集積回路410を配置したもの
である。すなわち、音叉水晶発振器400では、その内
部に配置された音叉型水晶振動片100が振動すると、
その振動は、集積回路410に入力され、その後、所定
の周波数信号を取り出すことで、発振器として機能する
ことになる。また、音叉水晶発振器400に収容されて
いる音叉型水晶振動片100は、図1に示すように構成
されているため、周波数調整の分解能を上げることがで
き、振動片間のCI値のバラツキを抑えることができ、
そして、目標周波数である32.768KHzに精度良
く合わせ込むことができる振動片である。したがって、
この振動片を搭載したデジタル音叉水晶発振器400も
小型で振動片の最終周波数のバラツキが小さい高性能な
発振器となる。
【0059】(第5の実施の形態)図13は、本発明に
第5の実施の形態に係る振動子であるシリンダータイプ
音叉振動子500を示す図である。このシリンダータイ
プ音叉振動子500は、上述の第1の実施の形態の音叉
型水晶振動片100を使用している。したがって、音叉
型水晶振動片100の構成、作用等については、同一符
号を用いる等して、その説明を省略する。図13は、シ
リンダータイプ音叉振動子500の構成を示す概略図で
ある。図12に示すようにシリンダータイプ音叉振動子
500は、その内部に音叉型水晶振動片100を収容す
るための金属製のキャップ530を有している。このキ
ャップ530は、ステム520に対して圧入され、その
内部が真空状態に保持されるようになっている。
【0060】また、キャップ530に収容された音叉型
水晶振動片100を保持するためのリード510が2本
配置されている。このようなシリンダータイプ音叉振動
子500に外部より電流等を印加すると音叉型水晶振動
片100の音叉腕121,122が振動し、振動子とし
て機能することになる。このとき、音叉型水晶振動片1
00は、図1に示すように構成されているため、周波数
調整の分解能を上げることができ、振動片間のCI値の
バラツキを抑えることができ、そして、目標周波数であ
る32.768KHzに精度良く合わせ込むことができ
る振動片である。したがって、この振動片を搭載したシ
リンダータイプ音叉振動子500も小型で振動片の最終
周波数のバラツキが小さい高性能な振動子となる。
【0061】また、上述の各実施の形態では、32.7
68kHの音叉型水晶振動子を例に説明したが、15k
H乃至155kHの音叉型水晶振動子に適用できること
は明らかである。なお、上述の実施の形態に係る音叉型
水晶振動片100は、上述の例のみならず、他の電子機
器、携帯情報端末、さらに、テレビジョン、ビデオ機
器、所謂ラジカセ、パーソナルコンピュータ等の時計内
蔵機器及び時計にも用いられることは明らかである。さ
らに、本発明は、上記実施の形態に限定されず、特許請
求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことがで
きる。そして、上記実施の形態の構成は、その一部を省
略したり、上述していない他の任意の組み合わせに変更
することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動片の発振周波数の合わせ込みが容易で、振動片の目
標周波数調整への分解能が向上する振動片、これを有す
る振動子、この振動子を備える発振器及び電子機器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る振動片であ
る音叉型水晶振動片の表面部を示す概略図である。
【図2】 図1の音叉型水晶振動片の裏面部を示す概略
図である。
【図3】 図1のC−C’線概略拡大断面図である。
【図4】 図1及び図2の微調用電極領域を示す概略拡
大図である。
【図5】 図4のD−D’線概略断面図である。
【図6】 図4のE−E’線概略断面図である。
【図7】 粗調用電極や微調用電極に対して、レーザを
照射し、トリミングする状態を示す概略説明図である。
【図8】 レーザ光に対する音叉腕の姿勢がばらつくた
めレーザの照射距離が変化する状態を示す概略説明図で
ある。
【図9】 (a)は、本実施の形態に係る微調用電極部
を有する音叉型水晶振動片で発振周波数の調整を行った
場合のドライブ特性を示すグラフである。(b)は、従
来の微調用電極部を有する音叉型水晶振動片で発振周波
数の調整を行った場合のドライブ特性を示すグラフであ
る。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に係るセラミッ
クパッケージ音叉型振動子の構成を示す概略断面図であ
る。
【図11】 本発明の第3の実施の形態に係るデジタル
携帯電話の回路ブロックを示す概略図である。
【図12】 本発明の第4の実施の形態に係る音叉水晶
発振器の構成を示す概略断面図である。
【図13】 本発明の第5の実施の形態に係るシリンダ
ータイプ音叉振動子の構成を示す概略断面図である。
【図14】 従来の音叉型水晶振動片を示す概略図であ
る。
【図15】 図14のA−A’線概略断面図である。
【図16】 図14のB−B’線概略断面図である。
【符号の説明】
100・・・音叉型水晶振動片、101・・・表面部、
102・・・裏面部、110・・・基部、111・・・
基部電極、112・・・切込み部、113・・・固定領
域、121、122・・・音叉腕、123、124・・
・溝部、123a、123b・・・溝部電極、126,
127・・・粗調用電極部、128,129・・・微調
用電極領域、128a、129a・・・微調用電極部、
200・・・セラミックパッケージ音叉振動子、210
・・・パッケージ、211・・・ベース部、212・・
・封止部、213・・・蓋体、214・・・パッケージ
側電極、300・・・デジタル携帯電話、400・・・
音叉水晶発振器、410・・・集積回路、500・・・
シリンダータイプ音叉振動子、510・・・リード、5
20・・・ステム、530・・・キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01C 19/56 G01C 19/56 (72)発明者 坂田 淳一郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB20 CD13 CD20 5J079 AA04 BA43 HA03 HA07 HA09 HA16 HA28 HA29 5J108 AA02 BB02 CC06 CC09 EE03 EE07 EE18 FF01 GG16 HH04 HH06 KK06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、 前記基部から突出して形成されている振動腕部と、 前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成される溝
    部と、 前記振動腕部に形成される微調用電極部と、を備える振
    動片であって、 前記微調用電極部は、前記振動腕部の表面部又は裏面部
    に配置され、 前記表面部では前記微調用電極部が一定の間隔を設けて
    複数配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面
    部で前記微調用電極部が形成されている部分に対応する
    部分を回避して前記微調用電極部が複数配置されている
    ことを特徴とする振動片。
  2. 【請求項2】 前記振動腕部の前記微調用電極部の近傍
    に粗調用電極部が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の振動片。
  3. 【請求項3】 前記粗調用電極部及び前記微調用電極部
    は、前記溝部が形成されている前記振動腕部の部分より
    先端部寄りに配置されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の振動片。
  4. 【請求項4】 前記微調用電極部は、前記粗調用電極部
    以外の電極と略同一の膜厚であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の振動片。
  5. 【請求項5】 前記粗調用電極部がAu(金)重りを有
    すると共に、前記微調用電極部がCr(クロム)膜及び
    Au(金)膜のみにより形成されていることを特徴とす
    る請求項2乃至請求項4に記載の振動片。
  6. 【請求項6】 前記基部には、前記振動片を固定させる
    ための固定領域が形成され、この固定領域と前記振動腕
    部との間の基部に切り込み部が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の振動
    片。
  7. 【請求項7】 前記振動片が略30KHz乃至略40K
    Hzで発振する水晶で形成されている音叉型振動片であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載の振動片。
  8. 【請求項8】 基部と、 前記基部から突出して形成されている振動腕部と、 前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成される溝
    部と、 前記振動腕部に形成される微調用電極部と、を備える振
    動片がパッケージ内に収容されている振動子であって、 前記振動片の前記微調用電極部は、前記振動腕部の表面
    部又は裏面部に配置され、 前記表面部では前記微調用電極部が一定の間隔を設けて
    複数配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面
    部で前記微調用電極部が形成されている部分に対応する
    部分を回避して前記微調用電極部が複数配置されている
    ことを特徴とする振動子。
  9. 【請求項9】 前記振動片の前記振動腕部の前記微調用
    電極部の近傍に粗調用電極部が形成されていることを特
    徴とする請求項8に記載の振動子。
  10. 【請求項10】 前記振動片の前記粗調用電極部及び前
    記微調用電極部は、前記溝部が形成されている前記振動
    腕部の部分より先端部寄りに配置されていることを特徴
    とする請求項8又は請求項9に記載の振動子。
  11. 【請求項11】 前記振動片の前記粗調用電極部がAu
    (金)重りを有すると共に、前記微調用電極部がCr
    (クロム)膜及びAu(金)膜のみにより形成されてい
    ることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の振
    動子。
  12. 【請求項12】 前記振動片の前記基部には、前記振動
    片を固定させるための固定領域が形成され、この固定領
    域と前記振動腕部との間の基部に切り込み部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項8乃至請求項11のいず
    れかに記載の振動子。
  13. 【請求項13】 前記振動片が略30KHz乃至略40
    KHzで発振する水晶で形成されている音叉型振動片で
    あることを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれ
    かに記載の振動子。
  14. 【請求項14】 前記パッケージが箱状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか
    に記載に振動子。
  15. 【請求項15】 前記パッケージが所謂シリンダータイ
    プに形成されていることを特徴とする請求項8乃至請求
    項13のいずれかに記載の振動子。
  16. 【請求項16】 基部と、 前記基部から突出して形成されている振動腕部と、 前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成される溝
    部と、 前記振動腕部に形成される微調整用電極部と、を備える
    振動片と集積回路がパッケージ内に収容されている発振
    器であって、 前記振動片の前記微調用電極部は、前記振動腕部の表面
    部又は裏面部に配置され、 前記表面部では前記微調用電極部が一定の間隔を設けて
    複数配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面
    部で前記微調用電極部が形成されている部分に対応する
    部分を回避して前記微調用電極部が複数配置されている
    ことを特徴とする発振器。
  17. 【請求項17】 基部と、 前記基部から突出して形成されている振動腕部と、 前記振動腕部の表面部及び/又は裏面部に形成される溝
    部と、 前記振動腕部に形成される微調用電極部と、を備える振
    動片がパッケージ内に収容されている振動子であり、 この振動子を制御部に接続して用いている電子機器であ
    って、 前記振動片の前記微調用電極部は、前記振動腕部の表面
    部又は裏面部に配置され、 前記表面部では前記微調用電極部が一定の間隔を設けて
    複数配置されていると共に、前記裏面部では、前記表面
    部で前記微調用電極部が形成されている部分に対応する
    部分を回避して前記微調用電極部が複数配置されている
    ことを特徴とする電子機器。
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