JP2003124613A - レジストインキ組成物及びプリント配線板 - Google Patents

レジストインキ組成物及びプリント配線板

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JP2003124613A
JP2003124613A JP2001321309A JP2001321309A JP2003124613A JP 2003124613 A JP2003124613 A JP 2003124613A JP 2001321309 A JP2001321309 A JP 2001321309A JP 2001321309 A JP2001321309 A JP 2001321309A JP 2003124613 A JP2003124613 A JP 2003124613A
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JP
Japan
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resist ink
ink composition
colorant
dye
blue
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Application number
JP2001321309A
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English (en)
Inventor
Takao Ono
隆生 大野
Hiromitsu Nogiwa
浩充 野極
Hiroshi Nakamura
浩 中村
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Tamura Kaken Corp
Original Assignee
Tamura Kaken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布膜の解像性が優れ、その硬化膜に色調の透
明性(鮮やかさ)、耐熱性があり、しかもダイオキシン
を発生するハロゲンを有さず、アミンを溶出するアゾ基
を有しない着色剤を使用した緑色のソルダーレジストイ
ンキ組成物及びその被覆膜を有するプリント配線板を提
供すること。 【解決手段】分子中にハロゲン原子を有しない青色系着
色剤と黄色系着色剤を併用し、その両方の少なくともい
ずれか一方の着色剤は染料及び顔料のうち少なくとも染
料を含有し、その黄色系着色剤にはアゾ基を有しない着
色剤を使用するソルダーレジストインキ組成物及びその
被覆膜を有するプリント配線板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリント配線板
の回路パターンのはんだ付けを必要としない回路部分を
保護するソルダーレジストインキ組成物及びその被覆膜
の硬化膜を有するプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板は、例えば銅張積層基板
に回路配線のパターンを形成したものであって、その上
にコンデンサや抵抗体等の電子部品を搭載して一つの電
気回路ユニットを形成できるようにしたものである。こ
のようなプリント配線板に電子部品を搭載するには、導
体からなる回路の所定部分(ランド)に電子部品をはん
だ付けすることにより行われており、そのはんだ付け方
法としては、リフローはんだ付け方法あるいは噴流によ
るはんだ付け方法があるが、そのはんだ付け時にランド
以外のはんだとの接触を避けたい回路部分には主として
樹脂からなる絶縁性膜であるソルダーレジストインキ膜
が被覆されている。このソルダーレジストインキ膜は、
回路部分を構成する導体の金属材料が空気に直接曝され
て酸化や湿度により腐食するのを防ぐための永久保護膜
としても機能するものである。このソルダ−レジストイ
ンキ組成物としては、プリント配線板に電子部品をはん
だ付けした後にそのはんだ付け不良があるか否かを目視
による検査を多数にわたって行なうので、その塗布膜が
目にやさしいように緑色を基調としたものが用いられて
おり、その緑色に着色するために、従来は銅フタロシア
ニングリーンが用いられており、インキの安定した色調
の面からも好ましいとされている。
【0003】ところが、銅フタロシアニングリーンは、
その分子式にハロゲン原子を有するので、使用済等の廃
棄するプリント配線板から電子部品を取り除く等の適当
な処理をした後に焼却し、産業廃棄物処理をしようとす
ると、近年、特に問題視されている有毒なダイオキシン
が発生するという問題があり、その改善が望まれてい
る。その対策としては、単体のハロゲン原子を有しない
青色顔料のみを使用すること、あるいはその青色着色顔
料とハロゲン原子を有しない黄色顔料を併用することが
提案されているが、前者においては、上述したようにプ
リント配線板におけるその被覆膜は目視による検査にお
いて目にやさしいとはいえず、後者においては、その黄
色顔料としてはアゾ基を有するものが多く、その使用を
することによる問題点がある。その問題点としては、ア
ゾ基を有する着色剤は、これを含有する塗膜を有する塗
装体を埋め立て等により野外で廃棄処理するような場合
には、酸性雨等によりその塗膜からのアミンの溶出のお
それがある。その原因は一つ又はそれ以上のアゾ基の開
裂による。特にベンジジン系の黄色染料のように、芳香
族アミンの構成部分を有するものは、このアゾ基の開裂
により芳香族アミンを溶出し易く、例えばドイツ国にお
ける規制にも見られるように、日用品における使用が規
制されている(日用品1Kgあたり指定アミン30mg
以下)ことから、産業廃棄物として廃棄するプリント配
線板についても、これを野外において廃棄するような場
合に同様な問題が起こる危険性がある。
【0004】これらの問題を解決するために、本願出願
人は、特開平2000−290564号公報において、
(A)着色剤、(B)硬化性樹脂、(C)希釈剤、
(D)重合開始剤及び(E)充填剤を含有する緑色系の
ソルダーレジストインキ組成物において、上記(A)着
色剤は(A−1)分子式にハロゲン原子を有しない青色
系着色剤と(A−2)分子式にハロゲン原子を有しない
黄色系着色剤を含有し、該青色系着色剤と該黄色系着色
剤により緑色系の色調を構成するレジストインキ組成物
であって、上記青色系着色剤として銅フタロシアニンブ
ルーを用い、上記黄色系着色剤として分子式にアゾ基を
有しないイソインドリン系着色剤又はアントラキノン系
着色剤を使用したレジストインキ組成物を開示し、この
レジストインキ組成物を用いて得たプリント配線板を上
述したように使用後廃棄する場合には、有毒なダイオキ
シンやアミンの溶出を実質的に容認できるレベル以下に
低下させることができることを示した。
【0005】しかしながら、銅フタロシアニンブルー
と、イソインドリン系着色剤又はスレン(アントラキノ
ン)系着色剤を併用した場合には、いずれにも顔料を用
いたときには、これらの顔料を含有するソルダーレジス
トインキ組成物の塗布膜は、例えば回路パターンを形成
したネガフィルムを通して露光した後に現像した場合に
形成可能なラインの最小幅の値で評価する、いわゆる解
像性(硬化前の塗布膜の露光によるライン形成の精細度
ということもできる)に改善の余地があり、その最小幅
の値をより小さくできるラインを形成できる工夫が求め
られていた。また、このように着色剤に顔料のみを用い
ているソルダーレジストインキ組成物の塗布膜の硬化膜
は色調において、フタロシアニングリーンを使用した場
合と比べると、くすみ易く、いわゆる透明性に改善の余
地があり、そのためには色調、特に明度、彩度に改善が
求められている。このように、ソルダーレジストインキ
組成物の塗布膜の解像性、その硬化膜の色調の改善が求
められているが、その色調がはんだ付時の約260℃に
もなる溶融はんだに接触したときに変化し難い耐熱性も
求められており、これらによりプリント配線板の商品性
をより一層向上し、他の製品との差別化を図ることが重
要なこととなっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】本発明の第1の目的は、硬化前の塗布膜の
露光によるライン形成の精細度を示す解像性を改善でき
る緑色系の色調のレジストインキ組成物及びその硬化膜
を有するプリント配線板を提供することにある。本発明
の第2の目的は、透明(鮮やかな)な緑色の色調を示す
緑色系の色調のレジストインキ組成物及びその硬化膜を
有するプリント配線板を提供することにある。本発明の
第3の目的は、溶融はんだに接触してもその色調や塗膜
性能の変化し難い、いわゆる耐熱性のある被覆膜の硬化
膜を与えることができる緑色系の色調のレジストインキ
組成物及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供す
ることにある。本発明の第4の目的は、分子式にハロゲ
ン原子を有しない着色剤を使用することにより緑色系の
色調のレジストインキ組成物及びその硬化膜を有するプ
リント配線板を提供することにある。本発明の第5の目
的は、焼却してもダイオキシン等の有毒物の排出規制を
守ることができる被覆膜を形成できるレジストインキ組
成物及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供する
ことにある。本発明の第6の目的は、特に芳香族アミン
のようなアミンを溶出し難い被覆膜を形成できるレジス
トインキ組成物及びその硬化膜を有するプリント配線板
を提供することにある。本発明の第7の目的は、焼却し
たり、野外に廃棄しても公害を発生し難いレジストイン
キ組成物及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供
することにある。本発明の第8の目的は、粘度安定性が
あるレジストインキ組成物及びPCT性(プレッシャー
クッカー性)(高温高湿度下における被覆膜のセロテー
プ剥離試験後の色調の変化)、耐熱性、耐薬品性、耐溶
剤性、電気特性が優れるその被覆膜の硬化膜を有するプ
リント配線板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、青色系着色剤及び黄色系着色剤を含
有するソルダーレジストインキの塗布膜に関し、その解
像性とその硬化膜の色調について、ソルダーレジストイ
ンキの非ハロゲン化のことと併せて鋭意研究を重ねた結
果、分子式にハロゲン原子を有しない着色剤(以下、非
ハロゲン着色剤ということがある。)としての青色系着
色剤と黄色系着色剤を併用して得られるゾルダーレジス
トインキにおいて、青色系着色剤及び黄色系着色剤の少
なくともいずれか一方に染料を用いると、従来の銅フタ
ロシアニングリーンを用いたソルダーレジストインキと
比較してその塗布膜の解像性において格段に優れるとと
もに、色調、特に透明性において遜色がなく、しかもそ
の色調が溶融はんだの接触によっても変化し難い性能の
耐熱性においても遜色なく、その他の被覆膜の性能にお
いても同等以上の効果を呈することを見いだし、本発明
を完成するに至ったものである。したがって、本発明
は、(1)、(A)着色剤、(B)硬化性樹脂、(C)
反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を含
有する緑色系のソルダーレジストインキ組成物におい
て、上記(A)着色剤は染料及び顔料のうち少なくとも
染料を含有するレジストインキ組成物を提供するもので
ある。また、本発明は、(2)、(A)着色剤、(B)
硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及
び(E)充填剤を含有する緑色系のソルダーレジストイ
ンキ組成物において、上記(A)着色剤は(A−1)分
子式にハロゲン原子を有しない青色系着色剤と(A−
2)分子式にハロゲン原子を有しない黄色系着色剤を含
有し該青色系着色剤と該黄色系着色剤により緑色系の色
調を構成するレジストインキ組成物であって、上記青色
系着色剤と上記黄色系着色剤のうち少なくともいずれか
一方は染料及び顔料のうち少なくとも染料を含有するレ
ジストインキ組成物、(3)、(B)硬化性樹脂が光硬
化性樹脂であり、(C)反応性希釈剤が光重合性反応性
希釈剤であり、(D)重合開始剤が光重合開始剤である
上記(2)のレジストインキ組成物、(4)、(A)着
色剤、(F)熱硬化性樹脂及び(E)充填剤を含有する
緑色系のソルダーレジストインキ組成物において、上記
(A)着色剤は(A−1)分子式にハロゲン原子を有し
ない青色系着色剤と(A−2)分子式にハロゲン原子を
有しない黄色系着色剤を含有し該青色系着色剤と該黄色
系着色剤により緑色系の色調を構成するレジストインキ
組成物であって、上記青色系着色剤と上記黄色系着色剤
のうち少なくともいずれか一方は染料及び顔料のうち少
なくとも染料を含有するレジストインキ組成物、
(5)、(G)熱硬化性化合物を含有する上記(2)な
いし(4)のいずれかのレジストインキ組成物、
(6)、(H)溶剤及び/又は(I)添加剤を含有する
上記(2)ないし(59のいずれかのレジストインキ組
成物、(7)、(A−1)成分の青色系着色剤がスレン
系青色染料である上記(2)ないし(6)のいずれかの
レジストインキ組成物、(8)、(A−2)成分の黄色
系着色剤が分子式にアゾ基を有しない染料である上記
(2)ないし(7)のいずれかのレジストインキ組成
物、(9)、(A−2)成分の黄色系着色剤がスレン系
黄色染料及びイソインドリン系黄色染料の少なくとも1
種である上記(8)のレジストインキ組成物、(1
0)、上記(1)ないし(9)のいずれかのレジストイ
ンキ組成物の被覆膜の硬化膜を有する電子部品を搭載す
る前又は後のプリント配線板を提供するものである。上
記各発明において、「レジストインキ組成物」を「ソル
ダーレジストインキ組成物」としてはもよい。
【0008】本発明において、「(A)着色剤は染料及
び顔料のうち少なくとも染料を含有する」とは、染料の
みでもよいが、顔料を併用してもよい。「染料」とは、
ここでは「油溶染料」、すなわち水に不溶で油や有機溶
剤に溶ける染料のことをいい、有機色素が含まれるが、
有機溶剤にほとんど不溶の有機顔料等の顔料とは区別さ
れるものであり、その分子構造は例えば、スルホン酸基
などの水溶性基を含まず、多くはアミノ基又は水酸基を
含み、分子が小さいのを特徴とするものであり、黄、
橙、赤のものはアゾ染料、その金属錯塩染料が多く、
紫、青、緑のものはアントラキノン染料が多いというこ
とができる。上述したアミンの溶出の点からは、アミノ
基を有し、分解により特に芳香族アミンを生じるものよ
りは、その他のものが好ましい。溶かす有機溶剤ととも
に用いられれば染料であっても、これを溶かさない有機
溶剤とともに用いられれば顔料として用いることができ
るものもある。「合成染料」、「天然染料」のいずれで
もよく、前者としては例えばアントラキノン系染料、ス
レン系染料、フタロシアニン系染料等辞典類に一般的に
挙げられているものは挙げられ、後者としては葉緑素で
あるクロロフィルも挙げられる。フタロシアニン系染料
としては、フタロシアニン構造を有する青〜緑の染料、
例えば銅フタロシアニン等の金属フタロシアニン又は無
金属フタロシアニンに長い脂肪鎖、例えばSO2 NHC
2 CH2 CH2 CH2 (CH3 2 を導入した油溶染
料が挙げられる。
【0009】本発明において使用する「(A−1)分子
式にハロゲン原子を有しない青色系着色剤」としては、
上述した分子式にハロゲン原子を有しない染料が挙げら
れ、これを含有するレジストインキ組成物の塗布膜の解
像性、その硬化膜の色調の透明性や、その耐熱性の点で
は好ましいが、他の青色系統の銅フタロシアニンブルー
等の金属を含有する又は無金属のフタロシアニンブル
ー、アルミニウムフタロシアニン系化合物からなる顔料
その他の顔料も支障のない程度で併用することができ
る。具体的には、印刷インキ用の染料として知られてい
るオラゾールブルー(ORASOL Blue、以下同
様)BL(ブルー136(Blue 136、以下これ
に準じる)、スレン系青色染料)、オラゾールブルーG
N(ブルー67、銅フタロシアニンの青色染料)、オラ
ゾールブルーGL(ブルー70、銅フタロシアニンの青
色染料)(チバ社カタログ)が挙げられる。また、本発
明において使用する「(A−2)分子式にハロゲン原子
を有しない黄色系着色剤」としては、黄色系統の分子式
にアゾ基を有しないスレン系染料及びイソインドリン系
染料の少なくとも1種の有機系着色剤が挙げられる。ス
レン系染料の内、アントラキノン系の染料が代表例であ
り、下記〔化1〕の基本骨格を有し、この系の着色剤は
優れた耐候性、耐溶剤性、耐熱性を有しており、高級塗
料、プラスチック着色等に使用されている。イソインド
リン系染料は、下記〔化2〕のイソインドリン基本骨格
を有するものである。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】その他の黄色系染料も支障ない範囲で使用
することができ、そのほかにも、アントラキノン系、イ
ソインドリン系の顔料やその他の顔料も支障ない範囲で
併用することができる。具体的には、黄色系染料として
は、公知のものはいずれも使用でき、特に制限されない
が、代表的にはオラゾールイエロー(ORASOL Y
ellow)2GLN(イエロー88(Yellow8
8)、1:2chrom complex)(チバ社カ
タログ)が挙げられる。上記のオラゾールの各製品は、
イソプロピルアルコール等の低級脂肪族アルコール、酢
酸イソプロピル、酢酸ブチル等のその酢酸エステル、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の低級脂
肪族ケトン等の各溶剤、これらの2種の混合溶剤、これ
らの各々とトルエンの混合溶剤に対する溶解性(g/リ
ットル)はほとんどのものが少ないものでも25、多い
ものでは1000となることが示されている(チバ社カ
タログ)。上記の青色系、黄色系のいずれの染料も、分
解温度は200℃以上あればよいが、250℃以上が好
ましい。また、紫外線に対する劣化の点では、銅フタロ
シアニン系の染料、銅フタロシアニン系顔料やアントラ
キノン系その他の染料、顔料が好ましいといえる。特に
銅フタロシアニン系の顔料が紫外線に強い。上記の染料
は、その他の有機溶剤に溶解する染料を使用する場合も
同様であるが、レジストインキ組成物に使用の溶剤(反
応性希釈剤を含む)に溶解させることができ、顔料の場
合には粒子として分散させるのに比べて、そのレジスト
インキ組成物の塗布膜における染料は分子レベルかこれ
に近い状態で存在させることができ、粒子の場合には露
光の際の光線を散乱し易いのに対し、その散乱がないよ
うにすることができ、その塗布膜を露光してから現像し
た後のラインの最小幅で評価する上記した解像性が優れ
ると考えられる。
【0013】本発明における「(A)着色剤」には、例
えば染料のフタロシアニンブルーと、上記のアントラキ
ノン系染料及びイソインドリン系染料の少なくとも1種
を含む有機系染料が挙げられるが、両者のいずれか一方
が染料で他方が顔料でもよく、これらのいずれの場合も
染料には顔料を併用してもよい。具体的には、青色系顔
料としては、上記のフタロシアニン系顔料及びスレン系
顔料が挙げられ、黄色系顔料としては、フラバンスロン
イエロー等のアントラキノン系顔料、イソインドリンイ
エロー、アンスラピリミジンイエロー、チタンイエロー
等が挙げられる。このような非ハロゲン着色剤を従来の
フタロシアニン系グリーンを用いたソルダーレジストイ
ンキと同じ色調とするためには、質量基準で、黄色系染
料1に対して、青色系染料の場合には0.1〜10、好
ましくは0.5〜5、青色系顔料の場合には0.1〜1
0、好ましくは1〜5であり、黄色系顔料1に対して、
青色系染料の場合には0.1〜10、好ましくは0.5
〜5である。
【0014】本発明において使用される「(B)硬化性
樹脂」としては、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸等
を反応させたノボラック型エポキシアクリレート等のエ
ポキシアクリレート樹脂及びそのカルボン酸付加物(水
溶性が高まる)の少なくとも1種が挙げられる。これら
の樹脂は紫外線等による光重合性の光硬化型とすること
もできるが、熱硬化型とすることもでき、「(F)熱硬
化性樹脂」をこれに含めてもよい。「(F)熱硬化性樹
脂」としては、そのほかにエポキシ樹脂を挙げることが
できる。
【0015】本発明において使用される「(C)反応性
希釈剤」としては、上記の(B)成分の反応生成物の光
硬化性等の硬化性を更に十分にして、耐酸性、耐溶剤
性、耐熱性等を有する被覆膜を得るために使用するため
に使用する。反応希釈剤としては、その代表的なものと
しては、例えばヒドロキシ(メタ)アクリレ−ト、1,
4−ブタンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,6−
ヘキサンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ネオペンチ
ルグリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチレング
リコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ネオペンチルグリコ
−ルアジペ−トジ(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシピ
バリン酸ネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレ−ト、カプ
ロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレ
−ト、EO変性燐酸ジ(メタ)アクリレ−ト、アリル化
シクロヘキシルジ(メタ)アクリレ−ト、イソシアヌレ
−トジ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパン
トリ(メタ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルト
リ(メタ)アクリレ−ト、プロピオン酸変性ジペンタエ
リスリト−ルトリ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリス
リト−ルトリ(メタ)アクリレ−ト、PO変性トリメチ
ロ−ルプロパントリ(メタ)アクリレ−ト、トリス(ア
クリロキシエチル)イソシアヌレ−ト、プロピオン酸変
性ジペンタエリスリト−ルペンタ(メタ)アクリレ−
ト、ジペンタエリスリト−ルヘキサ(メタ)アクリレ−
ト、カプロラクトン変性ジペンタエリスリト−ルヘキサ
(メタ)アクリレ−ト等の反応性希釈剤が挙げられる。
これらの反応性希釈剤は単品又は2種以上の混合系のい
ずれにおいても使用可能である。
【0016】本発明において使用される「(D)重合開
始剤」としては、光重合性組成物においては、一般に使
用される光重合開始剤が挙げられる。その代表的なもの
としては、例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエ−テ
ル、ベンゾインエチルエ−テル、ベンゾインイソプロピ
ルエ−テル、ベンゾイン−n−ブチルエ−テル、ベンゾ
インイソブチルエ−テル、アセトフェノン、ジメチルア
ミノアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニル
アセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチル
チオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−
オン、ベンゾフェノン、4,4´−ジエチルアミノベン
ゾフェノン、ジクロルベンゾフェノン、2−メチルアン
トラキノン、2−エチルアントラキノン、2−タ−シャ
リ−ブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノ
ン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサン
トン、2−クロルチオキサントン、2,4−ジメチルチ
オキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、ベン
ジルジメチルケタ−ル、アセトフェノンジメチルケタ−
ル、P−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等が挙
げられ、これらを単独または組み合わせて用いることが
できる。
【0017】本発明において使用される「(E)充填
剤」としては、例えばシリカ、タルク、クレー、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、天然マイカ、合成マイ
カ、水酸化アルミニウム、沈降性硫酸バリウム、チタン
酸バリウム、酸化鉄、非繊維状ガラス、アスベスト、ミ
ネラルウール、アルミニウムシリケート、カルシウムシ
リケート、亜鉛華、酸化チタン等の無機顔料が挙げられ
る。上記充填剤は単品又は混合系のいずれにおいても使
用可能である。
【0018】本発明においては「(G)熱硬化性化合
物」を用いることができ、これには、例えば(プロピレ
ン、ポリプロピレン)グリコ−ルジグリシジルエ−テ
ル、ポリテトラメチレングリコ−ルジグリシジルエ−テ
ル、2−エチルヘキシルグリシジルエ−テル、フェニル
グリシジルエ−テル、p−タ−シャリ−ブチルフェニル
グリシジルエ−テル、ラウリルアルコ−ルグリシジルエ
−テル、グリセロ−ルポリグリシジルエ−テル、トリメ
チロ−ルプロパンポリグリシジルエ−テル、レゾルシン
ジグリシジルエ−テル、1, 6−ヘキサンジオ−ルジグ
リシジルエ−テル、(エチレン、プロピレン)グリコ−
ルジグリシジルエ−テル、ソルビト−ルポリグリシジル
エ−テル、ソルビタンポリグリシジルエ−テル、ペンタ
エリスリト−ルポリグリシジルエ−テル、トリス(2,
3−エポキシプロピル)イソシアヌレ−ト、トリグリシ
ジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
等のエポキシ化合物、メチル化メラミン、ブチル化メラ
ミン、ヘキサメトキシメチロ−ルメラミン等のメラミン
化合物、その他フェノ−ル化合物、ポリエステル化合物
等が挙げられ、これらを単独又は組み合わせて用いるこ
とができる。
【0019】また、本発明においては「(H)溶剤」を
用いることができ、これには、例えばエチレングリコー
ルモノアルキルエーテル又はそのアセテート類、ジエチ
レングリコールモノ又はジアルキルエーテル類、プロピ
レングリコールモノアルキルエーテル又はそのアセテー
ト類、ジプロピレングリコールモノ又はジアルキルエー
テル類、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、ブ
チルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、
エチルメチルケトン、シクロヘキサン、トルエン、キシ
レン、テトラメチルベンゼン、石油エーテル、石油ナフ
サ、ソルベントナフサ等が挙げられ、これらを単独又は
組み合わせて用いることができる。
【0020】また、本発明においては、「(I)添加
剤」を用いることができ、これには、例えばシリコーン
系、炭化水素系、アクリル系等の消泡剤、シラン系、チ
タネート系、アルミナ系等のカップリング剤等の分散
剤、三フッ化ホウ素−アミンコンプレックス、ジシアン
ジアミド(DICY)及びその誘導体、有機酸ヒドラジ
ド、ジアミノマレオニトリル(DAMN)とその誘導
体、メラミンとその誘導体、グアナミンとその誘導体、
アミンイミド(AI)、ポリアミンの塩等の潜在性硬化
剤、アセチルアセナートZn、アセチルアセナートCr
等のアセチルアセトンの金属塩、エナミン、オクチル酸
錫、第4級スルホニウム塩、トリフェニルホスフィン、
1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7
及びその2−エチルヘキサン酸塩及びフェノール塩、イ
ミダゾール、イミダゾリウム塩、トリエタノールアミン
ボレート等の熱硬化促進剤が挙げられ、これらを単独又
は組み合わせて用いることができる。
【0021】上記各成分を混合して得られる本発明のレ
ジストインキ組成物は、ハロゲン含有量が1000pp
m未満、より好ましくは500ppm未満とすることが
でき、その硬化物のアミン溶出量は100ppm未満、
より好ましくは10ppm未満とすることができる。
【0022】本発明のレジストインキ組成物をソルダー
レジストインキ組成物として用いてソルダーレジスト膜
を得るには、3つの方法が適用できる。その第1の方法
は、光重合性樹脂組成物として紫外線等の光硬化用とし
て用いた場合であり、スクリーン印刷法等の塗布手段に
より回路パターンのはんだ付けを必要としない部分のパ
ターンの塗布液膜を形成し、例えば紫外線硬化炉にて感
光させることにより目的とするソルダーレジストの被覆
膜の硬化膜を形成することができる。また、その第2の
方法は、光重合性樹脂組成物として紫外線等の光硬化用
として用いるが、露光後現像処理する場合であり、基板
にソルダーレジストインキ組成物を塗布した後、60〜
80℃で15〜60分間加熱して有機溶剤を揮散させた
後、その乾燥塗膜に所望の上記のパターンのネガフィル
ムを当接し、その上から紫外線等の光を照射した後、非
露光領域を希アルカリ水溶液を用いて除去することによ
り現像する方法である。ここで用いられる希アルカリ水
溶液としては0. 5〜5. 0重量%の炭酸ナトリウム水
溶液が一般的であるが、他のアルカリ水溶液も使用可能
である。現像した塗膜は例えば150℃の熱風循環式乾
燥機で例えば30分間前後のポストキュア−を行なうこ
とにより目的とするソルダーレジストの被覆膜の硬化膜
を形成することができる。そして第3の方法は、熱硬化
用樹脂組成物として熱硬化用として用いる場合であり、
スクリーン印刷法等の塗布手段で上記のパターンを形成
した後、遠赤外線硬化炉あるいは熱風乾燥炉等の加熱手
段にて熱硬化させることにより目的とするソルダーレジ
ストの被覆膜の硬化膜を形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】エポキシアクリレ−ト樹脂、その
カルボン酸付加エポキシアクリレート樹脂のそれぞれを
光重合性樹脂として用い、これに(メタ)アクリレート
系の光重合性反応性希釈剤、光重合開始剤、無機顔料の
充填剤を加えた光重合性樹脂組成物と、さらにこれらに
熱硬化性化合物及び溶剤を混合したものの光・熱重合性
樹脂組成物、及びエポキシ樹脂を熱硬化性樹脂として用
い、これにグリシジルエーテル系の熱硬化性化合物、硬
化剤、無機顔料の充填剤及び溶剤を混合した熱硬化性樹
脂組成物のそれぞれに、非ハロゲン着色剤として、青色
系染料又は顔料のフタロシアニンブルーと黄色系染料又
は顔料のスレン系のもの、アントラキノンイエローと
を、青色系及び黄色系のいずれか一方、その両方が染料
になるように混合して染料は溶解させ、顔料や充填剤は
練り合わせ、緑色の光硬化性ソルダーレジストインキ組
成物、緑色の光・熱硬化性ソルダーレジストインキ組成
物、及び緑色の熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物
を調製する。次に、光硬化性ソルダーレジストインキ組
成物については、上述した第1の方法、光・熱硬化性ソ
ルダーレジストインキ組成物については第2の方法によ
り、銅箔の回路パターンを形成した基板にソルダーレジ
ストの被覆膜を形成する。また、熱硬化性ソルダーレジ
ストインキ組成物については、上述した第3の方法によ
り、銅箔の回路パターンを形成した基板にソルダーレジ
ストの被覆膜の硬化膜を形成する。このようにすると、
ソルダーレジストの塗布膜は、青色系及び黄色系の両方
が染料の場合はより好ましいが、その一方が染料の場合
にも、その塗布膜中の染料は他の溶解する成分とともに
溶解された状態で皮膜化されているので、分子レベルか
それに近い状態で存在することができ、顔料を用いた場
合には粒子として存在するのに比べて、露光時の光線の
散乱を少なくすることができ、上記した解像性を向上さ
せることができると考えられる。また、その被覆膜の硬
化膜は緑色を呈し、その硬化膜中の染料は顔料のように
粒子が大きくないのでその色調を分子レベルかそれに近
い状態で表出することができ、それだけその色調はくす
みがなく、いわゆる透明性があり、特に明度、彩度が優
れ、しかもその色調は溶融はんだに接触しても変化し難
くすることができるとともに、染料や顔料の着色剤はい
ずれもハロゲン原子をその分子中に有していないので、
100〜300ppmの範囲にハロゲンの量を制御する
ことができ、また、いずれの着色剤もアゾ基(−N=N
−)を有していないのでアミンの溶出量を極く少なくす
ることができる。また、その被覆膜の硬化膜は溶融はん
だに接触したときのはんだ耐熱性も、加熱処理したアル
ミニウムフタロシアニンブルーはフタロシアニングリー
ンと同様に耐熱性があり、黄色系着色剤も上述したこと
等から耐熱性があり、実用上問題なく、さらにその被覆
膜の硬化膜の耐薬品性、耐溶剤性、電気絶縁性も良くで
きる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。なお、実施
例中の「部」は「質量部」を意味する。 実施例1−1(光硬化性のみの場合で、染料のみ使用) ノボラック型エポキシアクリレ−ト樹脂 100部、2
−ヒドロキシメタクリレ−ト 8. 0部、ベンゾフェノ
ン 8. 0部、オラゾールブルーBL(ブルー136)
(チバ社製、非ハロゲン着色剤のアントラキノン系の青
色染料、以下同様) 0. 3部、オラゾールイエロー2
GLN(イエロー88)( アゾ基を有しない非ハロゲン
着色剤の黄色染料で、チバ社製のスレン系の染料、以下
同様)0.2部、タルク 8. 0部を3本ロ−ルで混合
分散( 練肉) し、光硬化性ソルダーレジストインキ組成
物を調製した。なお、オラゾールイエロー2GLN(イ
エロー88)はアントラキノンイエロー(C.I.PI
GMENT YELLOW 147)としてもよい。以
下同様である。
【0025】このようにして得られた光硬化性ソルダー
レジストインキ組成物をスクリーン印刷により、予め面
処理済みのプリント配線板(絶縁基板上に銅箔により回
路パターンを形成したもの、以下同様)にはんだ付けラ
ンド部分を除いたパターンを印刷し、ついで紫外線硬化
炉で露光(1000mJ/cm2 )し、光硬化したパタ
ーンの被覆膜を形成し、これにより緑色のソルダーレジ
ストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント配線板
を得た。
【0026】実施例1−2(光硬化性のみの場合で、染
料と顔料を使用) 実施例1−1において、オラゾールブルーBL(アント
ラキノン系青色染料)の代わりに、ファストゲンスーパ
ーブルー6070S(FASTOGEN SUPER
BLUE 6070S)(大日本インキ化学工業社製、
非ハロゲン着色剤のアントラキノン系の青色顔料、以下
同様)を用いたこと以外は同様にして光硬化性ソルダー
レジストインキ組成物を調製した。また、この光硬化性
ソルダーレジストインキ組成物を用いて、実施例1−1
と同様に操作し、緑色のソルダーレジストインキの被覆
膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
【0027】実施例2−1(光硬化性と熱硬化性を併用
した場合で、染料のみ使用) カルボン酸付加ノボラック型エポキシアクリレ−ト樹脂
100部に、ジペンタエリスリト−ルヘキサアクリレ
−ト 8. 0部、2−メチル−1−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−オ
ン 8. 0部、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレ−ト( 熱硬化性化合物) 8. 0
部、上記実施例1−1で使用したそれぞれオラゾールブ
ルーBL 0. 3部、オラゾールイエロー2GLN(イ
エロー88)0.2部、タルク 8.0部、ジメチルシ
ロキサン 1.0部、ジエチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート 10.0部を3本ロ−ルで混合分
散( 練肉) し、光・熱硬化性ソルダーレジストインキ組
成物を調製した。このようにして得られた光・熱硬化性
ソルダーレジストインキ組成物をスクリーン印刷によ
り、予め面処理済みのプリント配線板の全面に塗工し(
未乾燥塗布膜の厚さ35μm)、ついで予備乾燥(80
℃、20分)してからパターンを形成したネガフィルム
を当接して露光(600mJ/cm2 )し、その後現像
(1%炭酸ナトリウム水溶液に60秒浸漬)し、さらに
ポストキュアー(150℃、30分)を行なって熱硬化
させ、光及び熱により硬化したパターンの被覆膜を形成
し、これにより緑色のソルダーレジストインキの被覆膜
の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
【0028】実施例2−2(光硬化性と熱硬化性を併用
した場合で、顔料と染料を併用) 実施例2−1において、オラゾールブルーBL(銅フタ
ロシアニン系青色染料)の代わりに、リオノールブルー
FG−7850(非ハロゲン着色剤の青色顔料で、東洋
インキ社製の銅フタロシアニンブルー)を用いたこと以
外は同様にして光・熱硬化性ソルダーレジストインキ組
成物を調製した。また、この光・熱硬化性ソルダーレジ
ストインキ組成物を用いて、実施例2−1と同様に操作
し、緑色のソルダーレジストインキの被覆膜の硬化膜を
形成したプリント配線板を得た。
【0029】実施例2−3(光硬化性と熱硬化性を併用
した場合で、染料と顔料を併用) 実施例2−1において、オラゾールイエロー2GLN
(イエロー88)の代わりに、クロモフタロイエローA
GR(P.Y.147)(CROMOPHTALYEL
LOW AGR(P.Y.147))(非ハロゲン着色
剤の黄色顔料でチバ社製のアントラキノン系の顔料)を
用いたこと以外は同様にして光・熱硬化性ソルダーレジ
ストインキ組成物を調製した。また、この光・熱硬化性
ソルダーレジストインキ組成物を用いて、実施例2−1
と同様に操作し、緑色のソルダーレジストインキの被覆
膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
【0030】実施例3−1(熱硬化性のみの場合で、染
料のみ使用) エポキシ樹脂 100部に、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル 50部、上記実施例1−1で使用し
たそれぞれオラゾールブルーBL 0. 3部、アントラ
キノンイエロー 0.2部、タルク 8. 0部、ジシア
ンジアミド( 硬化剤) 2.0部、エチレングリコール
モノブチルエーテル 8.0部を3本ロ−ルで混合分散
( 練肉) し、熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を
調製した。このようにして得られた熱硬化性ソルダーレ
ジストインキ組成物をスクリーン印刷により、予め面処
理済みのプリント配線板に実施例1と同様のパターンを
印刷し、ついで遠赤外線硬化炉で乾燥(150℃、30
分)し、熱硬化させ、熱硬化したパターンの被覆膜を形
成し、これにより緑色のソルダーレジストインキの被覆
膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
【0031】実施例3−2(熱硬化性のみの場合で、染
料のみ使用) 実施例3−1において、オラゾールブルーBL(アント
ラキノン系青色染料)の代わりに、オラゾールブルーG
N(非ハロゲン着色剤の青色染料で、チバ社製の銅フタ
ロシアニン系青色染料)を用いたこと以外は同様にして
熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を調製した。ま
た、この熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を用い
て、実施例3−1と同様に操作し、緑色のソルダーレジ
ストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント配線板
を得た。
【0032】実施例3−3(熱硬化性のみの場合で、顔
料と染料を併用) 実施例3−2において、オラゾールブルーGN(銅フタ
ロシアニン系青色染料)の代わりに、実施例2−2で使
用したリオノールブルーFG−7850(銅フタロシア
ニン系青色顔料)を用いたこと以外は同様にして熱硬化
性ソルダーレジストインキ組成物を調製した。また、こ
の熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を用いて、実
施例3−1と同様に操作し、緑色のソルダーレジストイ
ンキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得
た。
【0033】実施例3−4(熱硬化性のみの場合で、染
料と顔料を併用) 実施例3−1において、アントラキノンイエロー(アン
トラキノン系黄色染料)の代わりに、実施例2−3で使
用したクロモフタロイエローAGR(P.Y.147)
(アントラキノン系黄色顔料)を用いたこと以外は同様
にして熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を調製し
た。また、この熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物
を用いて、実施例3−1と同様に操作し、緑色のソルダ
ーレジストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント
配線板を得た。
【0034】実施例3−5(熱硬化性のみの場合で、顔
料と染料を併用) 実施例3−4において、オラゾールブルーBL(アント
ラキノン系青色染料)の代わりに、オラゾールブルーG
N(銅フタロシアニン系青色染料)を用いたこと以外は
同様にして熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を調
製した。また、この熱硬化性ソルダーレジストインキ組
成物を用いて、実施例3−1と同様に操作し、緑色のソ
ルダーレジストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリ
ント配線板を得た。
【0035】比較例1(光硬化性と熱硬化性を併用した
場合で、顔料のみ使用) 実施例2−3において、オラゾールブルーBL(銅フタ
ロシアニン系染料)の代わりに、実施例2−2で使用し
たリオノールブルーFG−7850(銅フタロシアニ系
顔料)を用いたこと以外は同様にして光硬化性ソルダー
レジストインキ組成物を調製した。また、この光硬化性
ソルダーレジストインキ組成物を用いて、実施例1−1
と同様に操作し、緑色のソルダーレジストインキの被覆
膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
【0036】比較例2(光硬化性と熱硬化性を併用した
場合で、銅フタロシアニングリーンを使用) 実施例2−1において、オラゾールブルーBL(アント
ラキノン系染料) 0.3部及びオラゾールイエロー2
GLN(イエロー88)(スレン系黄色染料)0.2部
の代わりに、ファストゲングリーンS(分子式にハロゲ
ンを有する顔料で、大日本インキ化学工業社製の銅フタ
ロシアニングリーン) 0.5部を用いたこと以外は同
様にして光・熱硬化性ソルダーレジストインキ組成物を
調製した。また、この光・熱硬化性ソルダーレジストイ
ンキ組成物を用いて、実施例2−1と同様に操作し、緑
色のソルダーレジストインキの被覆膜の硬化膜を形成し
たプリント配線板を得た。
【0037】上記実施例1−1〜3−5で得られたプリ
ント配線板に電子部品を噴流はんだ付け法あるいはリフ
ローはんだ付け法によりはんだ付けすることにより、電
子部品を搭載したプリント配線板が得られる。
【0038】上記実施例1−1〜3−5及び比較例1、
2で得られた電子部品搭載前のプリント配線板及びソル
ダーレジストインキ組成物とその塗布膜について、以下
の実験を行った。 色調 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜について、目視による観察と色差計を用
い、以下の基準により評価した結果を実施のものは表
1、2、比較例のものは表2に示す。 ◎:銅フタロシアニングリーンの場合と比較し、色調に
遜色がないもの ○:銅フタロシアニングリーンの場合と比較し、色調に
くすみがわずかにあるもの △:銅フタロシアニングリーンの場合と比較し、色調に
くすみがあるもの ×:銅フタロシアニングリーンの場合と比較し、色調が
全く違うもの PCT性(プレッシャークッカー性) 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜について、121℃、0.2MPa・
s、100%RH(相対湿度)の雰囲気下においた後、
セロテープ(商品名)をその硬化膜の上に指で擦って貼
り付けてから引き剥がす、いわゆるピ−リング試験を行
ない、その引き剥がした跡の硬化膜の色調を目視により
観察し、以下の基準により評価した結果を実施例のもの
については表1、2、比較例のものについては表2に示
す。これは高温高湿度下の耐吸収性の性能を示す。 ◎:全く変化が認められないもの ○:銅箔の変色以外には色調のほんの僅かの変化がある
もの △:銅箔の変色以外には色調の顕著な変化があるもの ×:硬化膜の剥離に影響し色調の顕著な変化があるもの はんだ耐熱性 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜について、JIS C 6481の試験
方法に従って、はんだ槽に収容した260℃の溶融はん
だに30秒間浸漬し、その後セロハンテ−プをその硬化
膜の上に指で擦って貼り付けてから引き剥がす、いわゆ
るピ−リング試験を行ない、その1回の試験を1サイク
ルとしてこれを同じ個所に最多で3サイクルまで行な
う。硬化膜の剥離の程度を目視により観察し、以下の基
準により評価した結果を実施例のものについては表1、
2、比較例のものについては表2に示す。 ◎:3サイクル後も塗膜に変化がないもの ○:3サイクル後にほんの僅か変化しているもの △:2サイクル後に変化しているもの ×:1サイクル後に剥離を生じるもの
【0039】 耐薬品性 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜について、10%の塩酸水溶液に30分
間浸漬した後、硬化膜の状態を目視により観察し、以下
の基準により評価した結果を実施例のものについては表
1、2、比較例のものについては表2に示す。 ◎:全く変化が認められないもの ○:ほんの僅か変化しているもの △:顕著に変化しているもの ×:塗膜が膨潤して剥離したもの 耐溶剤性 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜について、塩化メチレンに30分間浸漬
した後、硬化膜の状態を目視により観察し、以下の基準
により評価した結果を実施例のものについては表1、
2、比較例のものについては表2に示す。 ◎:全く変化が認められないもの ○:ほんの僅か変化しているもの △:顕著に変化しているもの ×:塗膜が膨潤して剥離したもの
【0040】 電気特性 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜上に、IPC−SM−840B B−2
5テストク−ポンのくし型電極を置き、60℃、90%
RH(相対湿度)の恒温恒湿槽中でD.C(直流)10
0Vを印加し、500時間後の絶縁抵抗及び回路パター
ンの銅箔の変色の程度を調べた。その絶縁抵抗の測定値
を実施例のものについては表1、2、比較例のものにつ
いては表2に示し、また、その銅箔の変色の程度を目視
より観察し、以下の基準により評価した結果を実施例の
ものについては表1、2、比較例のものについては表2
に示す。 ◎:全く変色していないもの ○:薄く変色しているもの △:顕著に変色しているもの ×:黒く焦げ付いているもの
【0041】 ハロゲン検出量 得られた各ソルダーレジストインキ組成物から測定用試
料を調製し、イオンクロマトグラフィーにて検出する。
その測定値を実施例のものについては表1、2、比較例
のものについては表2に示す。 アミン溶出量 得られた各プリント配線板のソルダーレジストインキの
被覆膜の硬化膜を削り取って微粉砕することにり測定用
試料を調製し、イオンクロマトグラフィーにて検出す
る。その測定値を実施例のものについては表1、2、比
較例のものについては表2に示す。
【0042】 解像性 得られたソルダーレジストインキ組成物を銅板上に塗布
し、揮発分を除く予備乾燥を行った後の塗布膜に、40
〜120μmの範囲内で10μm刻みの各段階のライン
のパターンを形成したネガパターンをメタルハライドラ
ンプの露光機にて露光する。その後現像して塗布膜に形
成されている最小幅のラインについて上記段階のどれで
あるかを読み取り、評価した。その結果を実施例1のも
のについては表1、2、比較例のものについては表2に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】表1の結果から、青色系着色剤及び黄色系
着色剤の少なくとも一方に染料を使用した実施例のもの
はいずれも、解像性、色調、はんだ耐熱性(色調の変化
がないことも含む)が優れ、特に両方の着色剤に染料を
使用した実施例2−1のものは解像性が優れるのに対
し、両方の着色剤に顔料を使用した比較例1、2のもの
は、いずれも解像性が劣り、特に後者は悪く、また、前
者は色調がくすむことがわかる。また、「ハロゲン検出
量(ppm)」が実施例のものは130〜300ppm
であるのに対し、銅フタロシアニングリーンを使用した
比較例2のものは、3000〜4000ppmであり、
また、「アミン検出量(ppm)」は実施例、比較例の
ものはいずれも、5未満である。なお、実施例1−1に
おいて、スレン系染料の代わりにアゾイエロー(分子式
にハロゲン原子を有しないがアゾ基を有する)を用いた
こと以外は同様にして行った実験においては、ハロゲン
検出量は130〜300ppm、アミン溶出量は120
〜300ppmであった。なお、エポキシ樹脂を製造す
る際に例えばエピクロルヒドリンを使用するので、これ
を原料とする樹脂組成物には微量の塩素の存在は避ける
ことができない。本発明は、ソルダーレジストインキの
硬化膜のハロゲン検出量を500ppm未満、好ましく
は300ppm未満としてもよく、ソルダーレジストイ
ンキの硬化膜のアミン溶出量を10ppm未満、好まし
くは5ppm未満としてもよい。その他組成物の成分、
処理条件、改善率のレベルの限定を加えてもよい。な
お、本発明の構成を備えることにより、ハロゲンを含有
する成分やアミンを溶出する成分を使用しても、その量
を減らすことができ、規制の範囲内であれば勿論のこ
と、現状を改善できるそれなりの効果が期待でき、本発
明はこれも含む。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、着色剤に染料を含有さ
せるようにしたので、硬化前の塗布膜の露光によるライ
ン形成の精細度を示す解像性を改善でき、透明(鮮やか
な)な緑色の色調を示し、溶融はんだに接触してもその
色調や塗膜性能の変化し難い、いわゆる耐熱性のある硬
化膜を与えることができる緑色系の色調のレジストイン
キ組成物及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供
することができる。また、分子式にハロゲン原子を有し
ない着色剤を使用することにより、焼却してもダイオキ
シン等の有毒物の排出規制を守ることができるととも
に、特に芳香族アミンのようなアミンを溶出し難い被覆
膜を形成でき、これらにより焼却したり、野外に廃棄し
ても公害を発生し難いレジストインキ組成物及びその硬
化膜を有するプリント配線板を提供することができる。
そして、粘度安定性があるレジストインキ組成物及びP
CT性(プレッシャークッカー性)(高温高湿度下にお
ける被覆膜のセロテープ剥離試験後の色調の変化)、耐
熱性、耐薬品性、耐溶剤性、電気特性が優れるその被覆
膜の硬化膜を有するプリント配線板を提供することがで
き、いわば性能が従来品にも劣ることがなく、かつ環境
に対してクリーンな組成物及びその被覆膜の硬化膜を有
する電子部品搭載前又は後のプリント配線板を提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 浩 埼玉県入間市大字狭山ケ原16番地2 タム ラ化研株式会社内 Fターム(参考) 5E314 AA24 AA25 AA45 BB05 FF01 GG08 GG14 GG24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)着色剤、(B)硬化性樹脂、(C)
    反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を含
    有する緑色系のソルダーレジストインキ組成物におい
    て、上記(A)着色剤は染料及び顔料のうち少なくとも
    染料を含有するレジストインキ組成物。
  2. 【請求項2】(A)着色剤、(B)硬化性樹脂、(C)
    反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を含
    有する緑色系のソルダーレジストインキ組成物におい
    て、上記(A)着色剤は(A−1)分子式にハロゲン原
    子を有しない青色系着色剤と(A−2)分子式にハロゲ
    ン原子を有しない黄色系着色剤を含有し該青色系着色剤
    と該黄色系着色剤により緑色系の色調を構成するレジス
    トインキ組成物であって、上記青色系着色剤と上記黄色
    系着色剤のうち少なくともいずれか一方は染料及び顔料
    のうち少なくとも染料を含有するレジストインキ組成
    物。
  3. 【請求項3】(B)硬化性樹脂が光硬化性樹脂であり、
    (C)反応性希釈剤が光重合性反応性希釈剤であり、
    (D)重合開始剤が光重合開始剤である請求項2記載の
    レジストインキ組成物。
  4. 【請求項4】(A)着色剤、(F)熱硬化性樹脂及び
    (E)充填剤を含有する緑色系のソルダーレジストイン
    キ組成物において、上記(A)着色剤は(A−1)分子
    式にハロゲン原子を有しない青色系着色剤と(A−2)
    分子式にハロゲン原子を有しない黄色系着色剤を含有し
    該青色系着色剤と該黄色系着色剤により緑色系の色調を
    構成するレジストインキ組成物であって、上記青色系着
    色剤と上記黄色系着色剤のうち少なくともいずれか一方
    は染料及び顔料のうち少なくとも染料を含有するレジス
    トインキ組成物。
  5. 【請求項5】(G)熱硬化性化合物を含有する請求項2
    ないし4のいずれかに記載のレジストインキ組成物。
  6. 【請求項6】(H)溶剤及び/又は(I)添加剤を含有
    する請求項2ないし5のいずれかに記載のレジストイン
    キ組成物。
  7. 【請求項7】(A−1)成分の青色系着色剤がスレン系
    青色染料である請求項2ないし6のいずれかに記載のレ
    ジストインキ組成物。
  8. 【請求項8】(A−2)成分の黄色系着色剤が分子式に
    アゾ基を有しない染料である請求項2ないし7のいずれ
    かに記載のレジストインキ組成物。
  9. 【請求項9】(A−2)成分の黄色系着色剤がスレン系
    黄色染料及びイソインドリン系黄色染料の少なくとも1
    種である請求項8記載のレジストインキ組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    レジストインキ組成物の被覆膜の硬化膜を有する電子部
    品を搭載する前又は後のプリント配線板。
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