JP4793717B2 - ソルダーレジストインク及びその製造方法 - Google Patents
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Description
このようなプリント配線板に電子部品を搭載するには、導体からなる回路の所定部分(ランド)に電子部品をはんだ付けすることにより行われており、そのはんだ付け方法としては、リフローはんだ付け方法あるいは噴流によるはんだ付け方法があるが、そのはんだ付け時にランド以外のはんだとの接触を避けたい回路部分には主として樹脂からなる絶縁性膜であるソルダーレジストインク膜が被覆されている。このソルダーレジストインク膜は、回路部分を構成する導体の金属材料が空気に直接曝されて酸化や湿度により腐食するのを防ぐための永久保護膜としても機能するものである。
上記特開2000−290564号公報に記載のソルダーレジストインクついていえば、スクリーン印刷により塗膜を形成する場合には、その印刷時の粘度は200dPa・s程度でよいので、上記の青色系顔料のフタロシアニンブルーは安定に分散されており黄色系顔料と分離することはないが、その他の例えばカーテン方式(インクを連続的にカーテン状に流下させその中を横切るように被塗装体を移動させながら塗布する塗布方式)や、スプレー方式(インクを噴霧状にして被塗装体に塗布する塗布方式)で塗布するには、その使用時の粘度は2dPa・s程度にしなければならず、そのためにはインクを溶剤で希釈する必要があるので、例えば50dPa・s以下に希釈すると、フタロシアニンブルーが分離して表面に浮きやすく、いわゆる色分かれを起こして塗膜が所定の均一な安定した緑色を呈しないようになり易い。
本発明の第2の目的は、カーテン方式やスプレー方式の塗装を行っても均一な安定した色調の塗膜が得られるレジストインク及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供することにある。
、上記の使用する着色剤により緑色系の色調を構成する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインク、
(a)塩素化フタロシアニングリーン、臭素化フタロシアニングリーン
(b)銅フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、チタニルフタロシアニンブルー、鉄フタロシアニンブルー、ニッケルフタロシアニンブルー、アルミフタロシアニンブルー、錫フタロシアニンブルー
(3)、(A)着色剤、(B)紫外線硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤、(E)充填剤及び(F)熱硬化性樹脂を含有する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインクにおいて、上記(A)着色剤として少なくとも下記(b)のフタロシアニンブルー及び黄色系着色剤を使用し、該フタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.01μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであり、カーテン方式やスプレー方式の塗装が行える粘度が50dPa・s以下であって、2dPa・sであってもよいような低粘度品であってもよい、上記フタロシアニンブルーと黄色系着色剤により緑色系の色調を構成する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインク、
(b)銅フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、チタニルフタロシアニンブルー、鉄フタロシアニンブルー、ニッケルフタロシアニンブルー、アルミフタロシアニンブルー、錫フタロシアニンブルー
(4)、少なくとも着色剤と溶剤と樹脂を用いて、該着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーを使用し、全体を100重量部としたときに、着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーを1〜50重量部、溶剤20〜60重量部、樹脂10〜50重量部を含む材料を用いて微粉製造用粉砕機により着色剤を濃厚に分散させた着色剤濃厚分散液を製造し、(A’)該着色剤濃厚分散液、(B)硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を混合し、上記着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.05μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであるソルダーレジストインクの製造方法を提供するものである。
なお、「(1)、(A)着色剤、(B)硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を含有するレジストインクにおいて、上記(A)着色剤はレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.05μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであるレジストインクを提供するものである。(2)、上記(1)のレジストインクの被覆膜を有するプリント配線板、(3)、少なくとも着色剤と溶剤を用いて微粉製造用粉砕機により着色剤を濃厚に分散させた着色剤濃厚分散液を製造し、(A’)該着色剤濃厚分散液、(B)硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を混合し、上記着色剤はレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.05μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであるレジストインクの製造方法、(4)、少なくとも着色剤と溶剤と樹脂を、全体を100重量部としたときに、着色剤1〜50重量部、溶剤20〜60重量部、樹脂10〜50重量部を含む材料を用いて微粉製造用粉砕機により着色剤を濃厚に分散させた着色剤濃厚分散液を製造し、(A’)該着色剤濃厚分散液、(B)硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を混合し、上記着色剤はレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.05μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであるレジストインクの製造方法を提供するものである。」とすることもできる。
上記各発明において、「レジストインク」を「ソルダーレジストインク」としてはもよく、「着色剤」を「顔料」としてもよい。
また、そのソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜を有する電子部品を搭載する前又は後のプリント配線板を提供できるので、その被覆膜は良好な発色、及び色調安定性を有し、目視に優しいのみならず、商品価値を高めることができる。
また、パールミル等を用いて着色剤を分散させたので、その分散粒子を平均粒径で1μm未満、粒度分布の標準偏差を0.1〜0.2μmにすることができ、これは例えば樹脂比率を低くし、顔料、溶剤比率を高くすることによって一層容易とすることができる。
そして、カーテン方式やスプレー方式の塗装を行っても、ラインの一時停止又は当該塗装装置の大型化を行っても、均一な安定した色調の塗膜が得られるソルダーレジストインク及びその硬化膜を有するプリント配線板を提供することができる。
このようなハロゲンフリーの着色剤を従来のフタロシアニン系グリーンを用いたソルダーレジストインキと同じ色調とするためには、黄色系着色剤1に対して青色系着色剤を0.1〜10、より好ましくは、青色系着色剤を1〜5とする。
着色剤としては顔料が好ましい。
なお、微粉製造用粉砕機としは、上記のほかにビーズミル、ボールミル、ジェットミル等も使用できる。また、溶剤とともに樹脂を用いることができる。
分散機により機械的エネルギーを加えて分散させるには、分散剤を併用してもよく、この分散剤には、アクリル系高分子分散剤(エフカ社製)、高分子分散剤(色素誘導体)0.5〜30重量%(SOLSPERSE32000/36000/39000(アビシア社製))、変性アクリル共重合体(DOPA−15B/−17/−33/−44(共栄社製)が挙げられ、着色剤に対して0.1〜5重量%用いるのが好ましい。
その第1の方法は、光重合性樹脂組成物として紫外線等の光硬化用として用いた場合であり、スクリーン印刷法等の塗布手段により回路パターンのはんだ付けを必要としない部分のパターンの塗布液膜を形成し、例えば紫外線硬化炉にて感光させることにより目的とするソルダーレジストの被覆膜の硬化膜を形成することができる。また、その第2の方法は、光重合性樹脂組成物として紫外線等の光硬化用として用いるが、露光後現像処理する場合であり、基板にソルダーレジストインクを塗布した後、60〜80℃で15〜60分間加熱して有機溶剤を揮散させた後、その乾燥塗膜に所望の上記のパターンのネガフィルムを当接し、その上から紫外線等の光を照射した後、非露光領域を希アルカリ水溶液を用いて除去することにより現像する方法である。ここで用いられる希アルカリ水溶液としては0. 5〜5. 0重量%の炭酸ナトリウム水溶液が一般的であるが、他のアルカリ水溶液も使用可能である。現像した塗膜は例えば150℃の熱風循環式乾燥機で例えば30分間前後のポストキュア−を行なうことにより目的とするソルダーレジストの被覆膜の硬化膜を形成することができる。そして第3の方法は、熱硬化用樹脂組成物として熱硬化用として用いる場合であり、スクリーン印刷法等の塗布手段で上記のパターンを形成した後、遠赤外線硬化炉あるいは熱風乾燥炉等の加熱手段にて熱硬化させることにより目的とするソルダーレジストの被覆膜の硬化膜を形成することができる。
上記はパターンのネガフィルムを用いるネガタイプであったが、本発明のレジストインクはパターンのポジフィルムを用いるポジタイブにも適用できる。
(青色着色剤濃厚分散液の製造)
エポキシアクリレ−ト樹脂(THPA及びGMA(グリシジルメタクリレート)付加樹脂)(大日本インキ化学工業(株)製)250部、リオノールブルーFG−7351(東洋インキ社製銅フタロシアニンブルー)250部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMA)(三洋化成品社製)500部を計量して仕込み、ディゾルバー(ターボ工業(株)社製)により攪拌混合(回転数300±50rpm、混合時間:2分±1分、内容物温度10〜35℃)し、予備分散を行ない、予備分散液1000部を得る。
それから、この予備分散液について、1mmのジルコニアビーズを投入し、横型湿式サンドミル((株)シンマルエンタープライズ社製)を用いて周速20m/秒の運転条件により6回分散処理をし、青色着色剤濃厚分散液を得る。
この青色着色剤濃厚分散液について、レーザー回折散乱法粒度分布測定装置(製品名;BECKMAN COUNTER 型式;LS230)による測定の粒子径は平均粒子径で1μm未満であり、その標準偏差は0.182μmであった。
(黄色着色剤濃厚分散液の製造)
上記において、リオノールブルーFG−7351の代わりに、フラバンスロンイエロー(下記〔化1〕で表される化合物(C.I.PIGMENT YELLOW 24))を用いたこと以外は同様にして、黄色着色剤濃厚分散液1000部を得る。
この黄色着色剤濃厚分散液について、上記測定装置による測定の粒度分布は図1で示すことができ、その粒子径は平均粒子径で0.118μmであり、その標準偏差は0.016μmであった。
カルボン酸付加ノボラック型エポキシアクリレート樹脂 100部に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 8.0部、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン 8. 0部、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト( 熱硬化性化合物) 8. 0部、上記の青色着色剤濃厚分散液1.2部、上記の黄色着色剤分散液1.2部、ジシアンジアミド 0.3部、ポリマー系消泡剤 0.5部、溶融シリカ 20部、沈降性硫酸バリウム 30部を3本ロールで混合分散させた後、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで粘度を2dPa・sに調整した。
このようにして得られた光・熱硬化性ソルダーレジストインクをバーコータにより、予め面処理済みのプリント配線板の全面に塗工し( 未乾燥塗布膜の厚さ80μm)、ついで予備乾燥(80℃、20分)してからパターンを形成したネガフィルムを当接して露光(500mJ/cm2 )し、その後現像(1%炭酸ナトリウム水溶液に60秒浸漬)し、さらにポストキュアー(150℃、30分)を行なって熱硬化させ、光及び熱により硬化したパターンの被覆膜を形成し、これにより緑色のソルダーレジストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
実施例1における青色着色剤濃厚分散液の製造、黄色着色剤濃厚分散液の製造において、THPA及びGMA(グリシジルメタクリレート付加樹脂)800部、リオノールブルーFG−7351 100部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMA)100部としたことと、パールミルを使用する代わりに鉄三本ロールを用いて分散を行い、これを2回行って、1回目は、最大粒子径19μm、平均粒子径15μm、2回目は、最大粒子径12μm、平均粒子径10μm(粒子径は0〜25μmのグラインドゲージを使用)としたこと以外は実施例1と同様にして青色着色剤濃厚分散液を製造した。その青色着色剤濃厚分散液について、実施例1と同様に行った上記測定装置による測定の粒子径は、青色着色剤濃厚分散液では平均粒子径が1μmより大きく、その標準偏差は0.2μmより大きかった。
この黄色着色剤濃厚分散液について、上記測定装置による測定の粒度分布は図2で示すことができ、その粒子径は平均粒子径で0.205μmであり、その標準偏差は0.249μmであった。
このようにして得られた青色着色剤濃厚分散液、黄色着色剤濃厚分散液をこれらに対応する着色剤濃厚分散液の代わりに用いたこと以外は実施例1と同様にしてソルダーレジストインクを製造し、これを用いて実施例1と同様にプリント配線板に塗布した。
(1) はんだ耐熱性
得られた各プリント配線板のソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜について、JIS C 6481の試験方法に従って、はんだ槽に収容した260℃の溶融はんだに30秒間浸漬し、その後セロハンテ−プ(商品名)をその硬化膜の上に指で擦って貼り付けてから引き剥がす、いわゆるピ−リング試験を行ない、その1回の試験を1サイクルとしてこれを同じ個所に最多で3サイクルまで行なう。硬化膜の剥離の程度を目視により観察し、以下の基準により評価した結果を表1に示す。
◎:3サイクル後も塗膜に変化がないもの
○:3サイクル後にほんの僅か変化しているもの
△:2サイクル後に変化しているもの
×:1サイクル後に剥離を生じるもの
得られた各プリント配線板のソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜について、10%の塩酸水溶液に30分間浸漬した後、硬化膜の状態を目視により観察し、以下の基準により評価した結果を表1に示す。
◎:全く変化が認められないもの
○:ほんの僅か変化しているもの
△:顕著に変化しているもの
×:塗膜が膨潤して剥離したもの
得られた各プリント配線板のソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜について、塩化メチレンに30分間浸漬した後、硬化膜の状態を目視により観察し、以下の基準により評価した結果を表1に示す。
◎:全く変化が認められないもの
○:ほんの僅か変化しているもの
△:顕著に変化しているもの
×:塗膜が膨潤して剥離したもの
得られた各プリント配線板のソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜上に、IPC−SM−840B B−25テストク−ポンのくし型電極を置き、60℃、90%RH(相対湿度)の恒温恒湿槽中でD.C(直流)100Vを印加し、500時間後の絶縁抵抗及び回路パターンの銅箔の変色の程度を調べた。その絶縁抵抗の測定値を表1に示し、また、その銅箔の変色の程度を目視より観察し、以下の基準により評価した結果を表1に示す。
◎:全く変色していないもの
○:薄く変色しているもの
△:顕著に変色しているもの
×:黒く焦げ付いているもの
得られた各プリント配線板のソルダーレジストインクの被覆膜の硬化膜を削り取って微粉砕することにり測定用試料を調製し、イオンクロマトグラフィーにて検出する。
その測定値を表1に示す。
得られた各ソルダーレジストインクをポリプロピレン製容器に充填して密閉し、70℃の熱風循環試験機に収容した後、粘度の上昇の程度を粘度計で測定し、以下の基準により評価した結果を表1に示す。
◎:7日以上粘度上昇が見られないもの
○:5〜6日で2倍以上粘度が上昇するかあるいはゲル化するもの
△:3〜4日で2倍以上粘度が上昇するかあるいはゲル化するもの
×:1〜2日で2倍以上粘度が上昇するかあるいはゲル化するもの
得られた 各ソルダーレジストインクをビーカに入れて密封し、25℃で72時間放置してその状態を目視により観察し、以下の基準により評価した結果を表1 に示す。
◎:青色顔料の浮きが全くないもの
○:青色顔料の浮きが若干見られるもの
×:青色顔料が表面に浮くもの
実施例及び比較例に係るソルダーレジストインク300gをビーカ内で濃度25%となるようにPMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を加えることで粘度調整を行い、インク粘度を70S(イワタカップNK−2にて測定)とした。
このインクを攪拌機(ADVANTEC社製SRS311HA)で低速攪拌しつつ、その経時変化を12時間ごと24時間まで観察し、以下の基準により評価した結果を表1 に示す。
○:色分かれがないもの
△:色分かれが見られるもの
×:色分かれが激しいもの
図3は公知のカーテンコーター10を示す概略図である。図3に示すように、不図示のモーターにより、軸支円柱ローラ8A、8Bに巻回されて、矢印Aの向きに直線状に動くようにされたコンベア1により予め面処理済みのプリント配線板2を順次搬送しながら、インクヘッド3より上記で得られた光・熱硬化性ソルダーレジストインクを流下塗布させる。インクヘッド3には、インクタンク4からインク受け器5を介してポンプ6により移送されたインクがフィルター7を通して上記光・熱硬化性ソルダーレジストインクとして循環・補充され、再使用される。 このようにして、そのプリント配線板の全面に塗工し、以下上記のバーコータによる塗工の場合と同様の条件で処理し、これにより緑色のソルダーレジストインキの被覆膜の硬化膜を形成したプリント配線板を得た。
このようなカーテンコーター10による塗布の場合にも、上記光・熱硬化性ソルダーレジストインクは分散性の向上及び維持が図られ、かつ発色性の安定が図られているので、均一な安定した色調の塗膜が得られ、製造時(量産時)にも上記インクタンクの中でも色分かれが生ぜず、インク受け器5の大型化が可能となるため、カーテンコーター10全体の設備の大型化も可能となり、より安定した色調のレジストインク被覆法を有するプリント配線板の生産効率を高め、ひいては製品のコストダウンのみならず、色調の不具合の未然防止をも図ることができる。
2 予め面処理済みのプリント配線板
3 インクヘッド
4 インクタンク
5 インク受け
6 ポンプ
7 フィルター
8A、8B 軸支円柱ローラ
9 レジストインク
10 カーテンコータ
Claims (4)
- (A)着色剤、(B)光硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤、(E)充填剤及び(F)熱硬化性樹脂を含有するソルダーレジストインクにおいて、上記(A)着色剤として少なくともフタロシアニングリーン、又はフタロシアニンブルー及び黄色系着色剤を使用し、該フタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.01μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであり、上記の使用する着色剤により緑色系の色調を構成する光・熱硬化性ソルダーレジストインク。
- (A)着色剤、(B)紫外線硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤、(E)充填剤及び(F)熱硬化性樹脂を含有する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインクにおいて、上記(A)着色剤として少なくとも下記(a)のフタロシアニングリーン、又は下記(b)のフタロシアニンブルー及び黄色系着色剤を使用し、該フタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.01μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであり、カーテン方式やスプレー方式の塗装が行なえる粘度が50dPa・s以下であって、2dPa・sであってもよいような低粘度品であってもよい、上記の使用する着色剤により緑色系の色調を構成する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインク。
(a)塩素化フタロシアニングリーン、臭素化フタロシアニングリーン
(b)銅フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、チタニルフタロシアニンブルー、鉄フタロシアニンブルー、ニッケルフタロシアニンブルー、アルミフタロシアニンブルー、錫フタロシアニンブルー - (A)着色剤、(B)紫外線硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤、(E)充填剤及び(F)熱硬化性樹脂を含有する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインクにおいて、上記(A)着色剤として少なくとも下記(b)のフタロシアニンブルー及び黄色系着色剤を使用し、該フタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.01μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであり、カーテン方式やスプレー方式の塗装が行なえる粘度が50dPa・s以下であって、2dPa・sであってもよいような低粘度品であってもよい、上記フタロシアニンブルーと黄色系着色剤により緑色系の色調を構成する紫外線・熱硬化性ソルダーレジストインク。
(b)銅フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、チタニルフタロシアニンブルー、鉄フタロシアニンブルー、ニッケルフタロシアニンブルー、アルミフタロシアニンブルー、錫フタロシアニンブルー - 少なくとも着色剤と溶剤と樹脂を用いて、該着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーを使用し、全体を100重量部としたときに、着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーを1〜50重量部、溶剤20〜60重量部、樹脂10〜50重量部を含む材料を用いて微粉製造用粉砕機により着色剤を濃厚に分散させた着色剤濃厚分散液を製造し、(A’)該着色剤濃厚分散液、(B)硬化性樹脂、(C)反応性希釈剤、(D)重合開始剤及び(E)充填剤を混合し、上記着色剤として少なくともフタロシアニングリーン又はフタロシアニンブルーはレーザー回折散乱法による測定の粒子径により平均粒子径が0.05μm以上1μm未満であり、かつ粒度分布の標準偏差は0.1〜0.2μmであるソルダーレジストインクの製造方法。
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