JP2003107182A - 核燃料焼結体の製造方法 - Google Patents

核燃料焼結体の製造方法

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JP2003107182A JP2001305909A JP2001305909A JP2003107182A JP 2003107182 A JP2003107182 A JP 2003107182A JP 2001305909 A JP2001305909 A JP 2001305909A JP 2001305909 A JP2001305909 A JP 2001305909A JP 2003107182 A JP2003107182 A JP 2003107182A
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勝夫 福元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的低温で酸化雰囲気と還元雰囲気の2段階
焼結して核燃料焼結体を製造するに際し、安定して大粒
径焼結体を供給する。 【解決手段】二酸化ウラン原料粉末に八酸化三ウランを
25〜45重量%混合した粉末もしくは最終的な混合物
のO/Uが前記混合物と同等になるようにウランの酸化
物を混合した混合粉末を原料とし、酸化雰囲気での焼結
期間中、少なくとも高温側が1200℃〜1100℃,
低温側が1080℃以下とし、かつこれら高温側と低温
側の間において高温側への温度上昇と低温側への温度下
降とを各1回以上経験させる。なお、高温と低温の温度
差は50℃が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は核燃料焼結体の製造
方法に係り、詳しくは比較的低温で酸化雰囲気と還元雰
囲気の2段階焼結により安定して大粒径ペレットを作成
する、改善された核燃料焼結体の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の低温焼結法は、1600〜170
0℃で行われる通常の核燃料体焼結に比べ、1100℃
から1300℃の比較的低温で行えるようにしたもので
あり、一般には酸化性雰囲気での焼結と還元加熱の2段
階焼結によるものが広く知られている。
【0003】例えば、本出願人の提案した特開平4−1
66800号公報には、前記酸化雰囲気焼結に先立ち予
めN/空気を雰囲気主ガスとして150℃前後または
それ以下の温度で予備加熱を行って投入時に持ち込んだ
余分なOを除去し、成形体内の酸素濃度を適切に分散
せしめた後、前記酸化雰囲気焼結で工業純度のNを雰
囲気の主ガスとし、酸素濃度調整のため空気を添加して
酸素濃度を400p.p.m以下の範囲で調整して11
00℃〜1300℃の処理温度で焼結を行い、ついでH
又はH/N雰囲気主ガスにHOを体積比で0.
01以上添加して1100℃〜1300℃の処理温度で
還元加熱を行う核燃料焼結体の製造方法が開示されてい
る。
【0004】ところで、二酸化ウラン系燃料焼結体は平
均結晶粒径が5〜10μm程度であるが、小径粒結晶の
核燃料焼結体であると、核分裂生成ガス(FPガス)の
放出が多いと考えられており、FPガスを抑制するため
にには平均結晶粒径が20〜60μm底での大粒径の核
燃料焼結体であるのが望まれる。
【0005】そこで、上記大粒径二酸化ウラン核燃料焼
結体の製造方法として、二酸化ウランスクラップを焼結
して得られた八酸化三ウラン(U)と二酸化ウラ
ン(UO)原料粉末とを混合して焼結することが行わ
れ、二酸化ウラン原料粉末75〜55重量%と八酸化三
ウラン25〜45重量%とを混合した混合粉末から成型
して得られる成型体を、酸化雰囲気中で1100〜14
00℃の温度にて焼結した後、還元雰囲気中で1100
〜1400℃の温度にて加熱して、酸素・金属比(O/
U)を1.98〜2.02に調整した核燃料焼結体を製
造する核燃料焼結体の製造方法が特公平7−31266
号公報により提案されている。
【0006】この方法においては、同時に混合する八酸
化三ウランの量を調節することにより焼結体密度の調節
や焼きしまりの調節を行い、焼結温度等の特定の条件を
設定することにより結晶粒径の調整を行って大粒径の核
燃料焼結体を製造している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
よる大粒径の核燃料焼結体の製造では20〜60μmの
範囲内及び平均結晶密度が93〜98TD範囲内で核燃
料焼結体を得ることができるが、大粒径化するには厳密
な温度調節が必要であり、そのコントロールが難しく、
安定して大粒径の核燃料焼結体を得るには至らない。
【0008】本発明は上述の如き実状に対処し、特に焼
結温度に変化を与えて、この温度領域を2回以上経験さ
せることの効用を見出すことにより、大粒径のUO
レットを安定して作成し、軽水炉の核燃料物質として好
適に用いることができる核燃料焼結体を安定供給するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は、比較的低温で酸化雰囲気と還元雰囲気の2
段階にて大粒径ペレットを焼結する核燃料焼結体の製造
方法において、二酸化ウラン原料粉末に八酸化三ウラン
を25〜45重量%混合した粉末もしくは最終的な混合
物のO/Uが前記混合物と同等になるようにウランの酸
化物を混合した混合粉末を原料とし、酸化雰囲気での焼
結期間中、少なくとも高温側が1200℃〜1100
℃,低温側が1080℃以下とし、かつこれら高温側と
低温側の間において、高温側への温度上昇と低温側への
温度下降とを各1回以上経験させることを特徴とする。
なお、上記方法において、酸化雰囲気での焼結期間中の
高温と低温との温度差は少なくとも50℃以上あること
が好適であり、効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、更に本発明の具体的態様に
ついて詳述する。
【0011】本発明は上述のように核燃料原料粉末を低
温で酸化雰囲気焼結を行い、同じく低温で還元加熱を行
う2段階の低温焼結法において、酸化雰囲気での焼結期
間中、少なくとも高温側が1200〜100℃,低温側
が1080℃以下として、これら高温側と低温側の間に
おいて温度上昇と温度下降を各1回以上経験させるもの
であり、また、上昇,下降での高温と低温との温度差は
50℃以上とするものである。
【0012】上記方法に使用される原料粉末は二酸化ウ
ラン(UO)粉末に八酸化三ウラン(U)を混
合したもの、もしくは最終的な混合物のO/Uが前記混
合物と同等になるようにウランの酸化物を混合した混合
粉末であり、二酸化ウラン粉末としては重ウラン酸アン
モニウム(ADU),乾式転換粉など、如何なる粉末の
二酸化ウラン(UO)を用いることも可能である。
【0013】一方、これと混合する八酸化三ウラン(U
)としては、例えば二酸化ウラン核燃料焼結(U
ペレット)の製造工程において生じる研磨くずや不
良ペレットなどの二酸化ウラン核燃料焼結体スクラップ
(UOスクラップ)あるいは成型体等の未加熱UO
などを焙焼して得られる八酸化三ウランを挙げることが
できる。なお、例えばUOスクラップを室温から徐々
に加熱すると、U,Uを経てUが得
られ、このUを酸素中で500℃以下の温度で加
熱すると、UOが得られることがある。従って、本発
明方法において使用に供される前記八酸化三ウランとし
ては、八酸化三ウラン(U)粉末の他に、例えば
九酸化四ウラン(U)粉末,七酸化三ウラン(U
)粉末などを含有することもある。
【0014】更に、前記に原料粉末が他の酸化物粉末を
含有する場合、すなわち、例えば前記二酸化ウラン原料
粉末が(U,Pu)O粉末である場合には、前記ウラ
ン酸化物粉末として(U,Pu)粉末を用いるこ
ともできる。
【0015】二酸化ウラン原料粉末と八酸化三ウランと
の混合にあたっては、二酸化ウラン原料粉末と八酸化三
ウランとの混合物中の八酸化三ウランの混合量が25〜
45重量%、特に30〜40重量%になる割合で、二酸
化ウラン原料粉末と八酸化三ウランとを混合するのが好
ましい。このような条件で八酸化三ウランを混合するこ
とにより、核燃料焼結体の結晶粒度および結晶密度の調
整を図ることができる。
【0016】前記混合物中に八酸化三ウランの配合量が
大きくなると、具体的には八酸化三ウランの配合量を4
5重量%より大きく配合すると、核燃料焼結体の大孔径
のボア(空孔)が形成されるようになり、前記混合物中
の八酸化三ウランの配合量が少ないと、具体的には八酸
化三ウランの配合量が25重量%未満であると、粒径分
布が極めて不均一になる傾向がある。前記混合処理に
は、例えばV型プレンダー等の公知の混合器あるいはボ
ールミル,ミキサーなどの混合粉砕器を使用することが
できる。
【0017】かくて、上記混合処理で得られた混合粉末
は、次いで圧縮成型により成型体ペレットに成型されて
焼結処理に付されるが、焼結は先ず酸化雰囲気中、特に
微酸化雰囲気中で焼結した後、還元雰囲気で加熱され焼
結される。そして、この際、両雰囲気はともに後述の如
く比較的低温にて焼結される。
【0018】ここで、上記酸化雰囲気は、例えば二酸化
炭素,窒素と酸素との混合ガス、二酸化炭素と一酸化炭
素との混合ガスなどを存在させることにより実現する
が、特に好ましい雰囲気としては、不活性ガス中に濃度
1×10−3〜2×10−2容量%の酸素ガス含有雰囲
気である。
【0019】また上記焼結処理における焼結温度として
1000〜1200℃の範囲内に設定すると、前記温度
範囲において、例えば焼結時間を2時間とした場合、低
温側の温度例えば1000〜1100℃の範囲で焼結す
ると、核燃料焼結体の粒度分布が大きくなり、一方、前
記温度範囲において、高温側の温度例えば1100〜1
200℃の範囲で焼結すると核燃料焼結体の粒度分布が
小さくなる。即ち、酸化雰囲気での焼結温度を調節する
ことによって核燃料焼結体の結晶粒径を調節することが
できる。
【0020】本発明は上記の温度変化に注目し、高低温
度変化を与えて、その温度領域を各1回以上経験させる
ことにより大粒径化を図ろうとするものであり、これに
もとづいて酸化雰囲気中での焼結期間中、少なくとも高
温側が1200〜1100℃,低温側が1080℃以下
として、これら高温側への温度上昇と低温側への温度下
降とを各1回以上経験させることにしている。この際、
高温と低温との温度差は50℃以上とするのが好適であ
り、高温側,低温側における高温側への温度上昇もしく
は低温側への温度下降時間はその間で10分から1時間
位である。
【0021】本発明では上記焼結を行った後、還元雰囲
気中で加熱して還元処理を行い、前記焼結処理を経た成
型体を還元する。前記還元雰囲気は、例えば水素,水素
と窒素との混合ガス、水素とアルゴンとの混合ガス、あ
るいはこれらと水蒸気とを共存させたガスなどを存在さ
せることにより実現する。この還元処理における加熱温
度,時間等の条件は特に問われないが、1100℃で2
時間程度実施すればO/Uが最終的に1.98〜2.0
2になり、得られる二酸化ウラン核燃料焼結体の密度も
93〜98TDとなる。このO/Uおよび密度が前記の
範囲を外れると、得られる二酸化ウラン核燃料焼結体の
融点や強度の低下を招いて、設計値を逸脱する恐れがあ
り、燃料設計上、好ましくないことがある。
【0022】以上のようにして、平均粒径が20〜60
μmあるいはそれを越える大粒径を得て、この核燃料焼
結体は、例えば軽水炉の核燃料物質として好適に用いる
ことができる。
【0023】
【実施例】次いで、本発明の実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図4は前記本発明に係る各実施例
について夫々、高温,低温の焼結状態を示している。 実施例1 二酸化ウラン原料粉末70重量%と、400℃で焙焼し
た八酸化三ウラン(平均粒径125μm)30重量%と
を混合する混合処理により得られた混合物を成型し、酸
化雰囲気中で4時間の焼結処理を行い、次いで還元雰囲
気中で加熱して4時間還元処理して二酸化ウラン系核燃
料焼結体を製造した。このとき、酸化雰囲気において図
1に示す如く順次温度を上昇させ、酸化焼結の最後に1
170℃より1050℃に温度を落として還元課程に移
行させた。この場合、酸化雰囲気での焼結の始めと終わ
りに温度の変化で温度上昇と下降とが各1回経験されて
いる。
【0024】実施例2 前記実施例の核燃料焼結体の製造において、図2に示す
ように酸化焼結中に1170℃で10粉間処理した後、
一旦、温度を1050度に下降させて再び元の1170
℃に復帰させて焼結処理した。この場合には焼結の始め
に温度上昇1回、途中に下降,上昇各1回の合計3回の
温度変化を経験している。 実施例3 前記実施例1の核燃料焼結体の製造において、図3に示
すように酸化焼結の途中で1150℃で1時間焼結した
後、一旦、1050℃に下降させて、その温度でそのま
ま還元課程に付した。この場合、焼結の始めに温度上昇
1回、途中に温度下降1回の計2回の温度変化が経験さ
れた。
【0025】実施例4 前記実施例1の核燃料焼結体の製造において、図4に示
すように順次、温度を上昇させ、酸化焼結途中で105
0℃、1時間の処理を行った後、温度を1170℃に一
旦。上昇させ、再び1050℃で酸化焼結ならびに還元
焼結を行った。この場合、焼結の始めに1回、途中に上
昇,下降各1回で合計2回の温度変化が経験された。な
お、上記各実験例は全てバッチタイプの焼結炉で実施し
たが、連続焼結型の焼結炉でも酸化雰囲気の領域を2つ
の温度領域に分ければ同様な温度履歴をもたせることは
可能である。
【0026】図5〜図10は上記各実施例1〜4の方法
で作成した大粒径ペレットの100倍に拡大した各顕微
鏡写真図であり、図5は図1の方法に対応するもの、図
6は図2の方法に対応するもの、図7は図4の方法に対
応するものである。また、図8は図3の方法で作成した
大粒径ペレット、図9は図3の方法において高温側を1
300℃にしたもの、図10は図3の方法において低温
側を1100℃としたものであり、図9,図10に示す
ペレットは本発明の温度範囲を外れており、何れも本発
明の方法の如く大粒径となっていないことが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように比較的低温で酸化
雰囲気と還元雰囲気の2段階で焼結処理する核燃料焼結
体の製造において、酸化雰囲気中の焼結を温度を所定の
範囲として温度上昇と温度下降とを各1回以上、合計2
回以上の温度変化を経験させるものであり、従来の酸化
雰囲気での焼結温度を調整して結晶粒径の変化をさせる
方法に比し大径化するのに特に厳密な温度調整の必要が
なく、容易に安定して大粒径の焼結体が得られる効果を
有する。なお、高温と低温の温度差は50℃以上とする
ことにより更に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の方法における処理工程を示す説明図
である。
【図2】実施例2の方法における処理工程を示す説明図
である。
【図3】実施例3の方法における処理工程を示す説明図
である。
【図4】実施例4の方法における処理工程を示す説明図
である。
【図5】実施例1において得られた核燃料焼結体を金属
顕微鏡観察にて100倍の倍率で撮影してなる写真図面
である。
【図6】実施例2において得られた核燃料焼結体を金属
顕微鏡観察にて100倍の倍率で撮影してなる写真図面
である。
【図7】実施例4において得られた核燃料焼結体を金属
顕微鏡観察にて100倍の倍率で撮影してなる図面であ
る。
【図8】実施例3において得られた本発明に係る核燃料
焼結体を金属顕微鏡観察にて200倍の倍率で撮影して
なる写真図面である。
【図9】実施例3において高温側を1300℃とした比
較核燃料焼結体を金属顕微鏡観察にて100倍の倍率で
撮影してなる写真図面である。
【図10】実施例3において低温側を1100℃として
得られた比較核燃料焼結体を金属顕微鏡観察にて100
倍の倍率で撮影してなる写真図面である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月17日(2002.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】例えば、本出願人の提案した特開平4−1
66800号公報には、前記酸化雰囲気焼結に先立ち予
めN/空気を雰囲気主ガスとして150℃前後または
それ以下の温度で予備加熱を行って投入時に持ち込んだ
余分なOを除去し、成形体内の酸素濃度を適切に分散
せしめた後、前記酸化雰囲気焼結で工業純度のNを雰
囲気の主ガスとし、酸素濃度調整のため空気を添加して
酸素濃度を400ppm以下の範囲で調整して1100
℃〜1300℃の処理温度で焼結を行い、ついでH
はH/N雰囲気主ガスにHOを体積比で0.01
以上添加して1100℃〜1300℃の処理温度で還元
加熱を行う核燃料焼結体の製造方法が開示されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ところで、二酸化ウラン系燃料焼結体は平
均結晶粒径が5〜10μm程度であるが、小径粒結晶の
核燃料焼結体であると、核分裂生成ガス(FPガス)の
放出が多いと考えられており、FPガスを抑制するため
には平均結晶粒径が20〜60μm程度の大粒径の核燃
料焼結体であるのが望まれる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
よる大粒径の核燃料焼結体の製造では20〜60μmの
範囲内及び平均結晶密度が93〜98TD範囲内で核
燃料焼結体を得ることができるが、大粒径化するには厳
密な温度調節が必要であり、そのコントロールが難し
く、安定して大粒径の核燃料焼結体を得るには至らな
い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明は上述のように核燃料原料粉末を低
温で酸化雰囲気焼結を行い、同じく低温で還元加熱を行
う2段階の低温焼結法において、酸化雰囲気での焼結期
間中、少なくとも高温側が1200〜1100℃,低温
側が1080℃以下として、これら高温側と低温側の間
において温度上昇と温度下降を各1回以上経験させるも
のであり、また、上昇,下降での高温と低温との温度差
は50℃以上とするものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明では上記焼結を行った後、還元雰囲
気中で加熱して還元処理を行い、前記焼結処理を経た成
型体を還元する。前記還元雰囲気は、例えば水素,水素
と窒素との混合ガス、水素とアルゴンとの混合ガス、あ
るいはこれらと水蒸気とを共存させたガスなどを存在さ
せることにより実現する。この還元処理における加熱温
度,時間等の条件は特に問われないが、1100℃で2
時間程度実施すればO/Uが最終的に1.98〜2.0
2になり、得られる二酸化ウラン核燃料焼結体の密度も
93〜98TDとなる。このO/Uおよび密度が前記
の範囲を外れると、得られる二酸化ウラン核燃料焼結体
の融点や強度の低下を招いて、設計値を逸脱する恐れが
あり、燃料設計上、好ましくないことがある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【実施例】次いで、本発明の実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図4は前記本発明に係る各実施例
について夫々、高温,低温の焼結状態を示している。 実施例1 二酸化ウラン原料粉末70重量%と、400℃で焙焼し
た八酸化三ウラン(平均粒径125μm)30重量%と
を混合する混合処理により得られた混合物を成型し、酸
化雰囲気中で4時間の焼結処理を行い、次いで還元雰囲
気中で加熱して4時間還元処理して二酸化ウラン系核燃
料焼結体を製造した。このとき、酸化雰囲気において図
1に示す如く順次温度を上昇させ、酸化焼結の最後に1
170℃より1050℃に温度を落として還元過程に移
行させた。この場合、酸化雰囲気での焼結の始めと終わ
りに温度の変化で温度上昇と下降とが各1回経験されて
いる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例2 前記実施例の各燃料焼結体の製造において、図2に示す
ように酸化焼結中に1170℃で10間処理した後、
一旦、温度を1050度に下降させて再び元の1170
度に復帰させて焼結処理した。この場合には焼結の始め
に温度上昇1回、途中に下降,上昇の各1回の合計3回
の温度変化を経験している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的低温で酸化雰囲気と還元雰囲気の2
    段階にて大粒径のペレットを焼結する核燃料焼結体の製
    造方法において、二酸化ウラン原料粉末に八酸化三ウラ
    ンを25〜45重量%混合した粉末もしくは最終的な混
    合物のO/Uが前記混合物と同等になるようにウランの
    酸化物を混合した混合粉末を原料とし、酸化雰囲気での
    焼結期間中、少なくとも高温側が1200℃〜1100
    ℃,低温側が1080℃以下とし、かつこれら高温側と
    低温側の間において、高温側への温度上昇と低温側への
    温度下降とを各1回以上経験させることを特徴とする核
    燃料焼結体の製造方法。
  2. 【請求項2】酸化雰囲気での焼結期間中の高温と低温と
    の温度差を50℃以上とする請求項1記載の核燃料焼結
    体の製造方法。
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