JP2003104579A - シート給送装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像処理装置

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JP2003104579A JP2002277239A JP2002277239A JP2003104579A JP 2003104579 A JP2003104579 A JP 2003104579A JP 2002277239 A JP2002277239 A JP 2002277239A JP 2002277239 A JP2002277239 A JP 2002277239A JP 2003104579 A JP2003104579 A JP 2003104579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シート束の後退および給送不良を
防ぐことができるシート給送装置及びこれを用いた画像
処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る代表的な構成は、セットし
たシート束を一枚ずつ分離給送するシート給送装置にお
いて、シートを載置する積載トレイ1aと、シートに給
送力を付与するピックアップローラ14と、ピックアップ
ローラ14の回転動作に連動して可動し、シートをピック
アップローラ14に押圧する給送板13と、を有し、積載ト
レイ1a又は給送板13は、載置したシートに対して摩擦
係数が1.0以下となるよう構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートを一枚ずつ分
離給送するシート給送装置及びこれを用いた画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】図5は従来の画像形成装置におけるシート
給送装置の動作を説明する図である。図5(a) に示すよ
うに、奥行の狭い給送板13によりシートSを給送する構
成にあっては、シート束の最下シートは積載トレイ1a
上で、ある領域をもって接触している。図5(a)のホー
ムポジションから図5(b) に示すように給送する際に、
給送板13の積載面13aがシート束の先端部を力Qによっ
て持ち上げると、その分力qによって微少ながら矢印R
方向にシート束を後退させる。その後、図5(c)に示す
ように給送動作を終えて再び給送板13がホームポジショ
ンに戻る際、最下シートSと積載面との抵抗によってシ
ート束の後部が保持されるため、図5(a) の状態に比べ
てシート束が後退した状態に移動する(移動量tl)。シ
ート給送装置は、かかる動作により、シートの給送を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置におけるシート給送装置は、上述の給
送動作を操り返すと、やがて給送時にシート先端がピッ
クアップローラ14に届かない位置(移動量Σtn: nは給
送回数)までシート束が後退してしまい、給送不良を発
生するおそれがある。
【0005】そこで、本発明は、シート束の後退および
給送不良を防ぐことができるシート給送装置及びこれを
用いた画像処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、セットしたシート束を
一枚ずつ分離給送するシート給送装置において、シート
を載置するシート載置部と、前記シートに給送力を付与
する給送回転体と、前記給送回転体の回転動作に連動し
て可動し、前記シートを前記給送回転体に押圧する押圧
部材と、を有し、前記シート載置部又は前記押圧部材
は、載置したシートに対して摩擦係数が1.0以下となる
よう構成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、セットしたシート束を一
枚ずつ分離給送するシート給送装置において、シートを
載置するシート載置部と、前記シートに給送力を付与す
る給送回転体と、前記給送回転体の回転動作に連動して
可動し、前記シートを前記給送回転体に押圧する押圧部
材と、を有し、前記シート載置部のシート載置面に突起
部を設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、セットしたシート束を一
枚ずつ分離給送するシート給送装置において、シートを
載置するシート載置部と、前記シートに給送力を付与す
る給送回転体と、前記給送回転体の回転動作に連動して
可動し、前記シートを前記給送回転体に押圧する押圧部
材と、を有し、前記給送回転体、シート、前記押圧部材
の摩擦係数の関係が、 μRP>μPP μPP>μPS μRP・・・給送回転体とシートとの間の摩擦係数 μPP・・・シートとシートとの間の摩擦係数 μPS・・・シートと押圧部材との間の摩擦係数 を満足することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、セットしたシート束を一
枚ずつ分離給送するシート給送装置において、シートを
載置するシート載置部と、前記シートに給送力を付与す
る給送回転体と、前記給送回転体の回転動作に連動して
可動し、前記シートを前記給送回転体に押圧する押圧手
段と、を有し、前記シート載置部は、載置したシートの
後端がシート給送方向後方へ移動するのを規制する規制
部を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るシート給送装置
及びこれを用いた画像処理装置の実施形態について、図
面を参照して説明する。
【0011】〔第一実施形態〕図1乃至図4及び図6、
図7を参照して第一実施形態に係るシート給送装置及び
これを用いた画像処理装置について説明する。尚、図1
はシート給送装置の模式説明図であり、図2はシート給
送装置の要部の斜視説明図、図3は給送回転体に対する
押圧部材を動作させた状態説明図であり、図4はシート
給送装置を用いた画像処理手段である画像形成装置の全
体模式説明図であり、図6はシート載置面に突起を設け
た実施形態の説明図であり、図7はシート載置面に低摩
擦シートを貼着した実施形態の説明図である。
【0012】ここでは、まずシート給送装置を用いた画
像形成装置の全体構成について説明し、次にシート給送
装置の構成について説明する。
【0013】{画像形成装置}図4は画像処理手段とし
て電子写真方式による画像形成手段を用いたレーザービ
ームプリンタAを示すものであり、前カバー1を開くこ
とにより、シートSを積載可能とすることができる。こ
のシート載置部材である積載トレイ1aを有する前カバ
ー1に複数枚のシートSをセットしてスタートキーを押
すと、後述するシート給送装置Bによって最上層の1枚
のみが分離給送され、そのシートが搬送ローラ対2及び
ガイドパス3によって画像処理手段としての画像形成手
段4に搬送される。
【0014】前記画像形成手段4は感光体ドラム5の周
囲に図示しない帯電手段や現像手段、クリーニング手段
が配置されており、帯電手段によって感光体ドラム5の
表面を一様に帯電した後、レーザースキャナ6によって
選択露光して潜像を形成し、その潜像を現像手段でトナ
ー現像して可視像化する。そして、転写ローラ7に転写
バイアス電圧を印加して前記トナー像をシートSに転写
して画像を形成し、転写後に感光体ドラム5に残留した
トナーをクリーニング手段によって除去するものであ
る。
【0015】一方、トナー像が転写されたシートSは定
着手段である定着ローラ対8を通過する際に熱及び圧力
が印加されてトナー像が定着され、排出ローラ対9,10
及びガイドパス11によってフェイスダウン状態で排出部
12へ排出される。
【0016】{シート給送装置}次に前カバー1にセッ
トしたシート束を1枚ずつ分離給送するシート給送装置
Bの構成について図1乃至図3を参照して説明する。
【0017】シートSは図1に示すように、シート束を
前カバー1にセットしたときに、そのシート先端が乗る
位置に押圧部材である給送板13が設けられており、この
給送板13の上方には給送回転体であるピックアップロー
ラ14が設けられている。また、このピックアップローラ
14に対しては分離パッド15が分離バネ16によって押圧さ
れており、シートSの重送を防ぐようになっている。
【0018】図2に前記給送板13とピックアップローラ
14との構成を示す。給送板13は積載面13aと管部13b、
ストッパー13c、更には最下シートの重送を防ぐための
分離シート材13dを有する。尚、13eは管部13bの貫通
孔である。前記積載面13aはピックアップローラ14の下
方に位置し、奥行き方向の幅は前述した従来例の中板54
よりも狭く構成されている。また、給送板13の孔13eに
は画像形成装置本体に固定された支持軸17が挿入されて
おり、この軸17によって画像形成時には給送板13が上下
にピストン運動を行うときガイドされるようになってい
る。尚、前記管部13bの外周には圧縮バネで構成した給
送バネ18が取り付けられている。
【0019】また、図2に示すように、ピックアップロ
ーラ14のローラ軸19の端部にカム20が取り付けられてお
り、ピックアップローラ14が図2の矢印a方向へ回転す
ると、画像形成装置本体に取り付けられた回動軸21を中
心にして回動可能なレバー部材22の一端(第1端部)が
前記カム20によって押し下げられ、他端(第2端部)が
押し上げられるようになっている。このレバー部材22の
端部には給送板13の管部13bは自由に通すが給送バネ18
は通さない大きさの孔22aが穿孔されている。また、孔
22aが穿孔された側と同一端部には分離バネ16は通さな
いが、該分離バネ16を支持する軸部23は通す溝22bが設
けられている。前記軸部23は画像形成装置本体に固定さ
れており、該軸部23によって分離バネ16及び溝22bがガ
イドされる。
【0020】上記構成のシート給送装置にあっては、図
3(a) に示すように、レバー部材22の端部と給送板13の
積載面13aとの間には給送バネ18が存在しており、レバ
ー部材22の端部と分離パッド15との間には分離バネ16が
存在している。このため、図3(b)に示すように、レバ
ー部材22の端部が矢印b方向へ給送バネ18及び分離バネ
16を直接押し上げると、給送バネ18の上端部が積載面13
a及びシートSの先端を押し上げ、分離バネ16の上端部
は分離パッド15をピックアップローラ14に対して重送を
防止すべく更に強い力で押圧するようになる。そして、
シート束の最上シートがピックアップローラ14の表面に
突き当たると、給送バネ18が圧縮し始める。これによ
り、シートSの最上層は回転するピックアップローラ14
によって搬送力を受ける。そして、シートSがピックア
ップされる際に重送された場合には、図1及び図2に示
すように、分離パッド15によって分離される。
【0021】更にピックアップローラ14が回転すると、
これと一体的に回転するカム20がレバー部材22の第1端
部の押し下げを解除するために、給送バネ18の圧縮エネ
ルギーが解放される。このバネ力を受けてレバー部材22
の第2端部は急激に下げられ、給送板13の積載面13aを
下げて積載されたシート束とピックアップローラ14との
ニップを解放し、図3(a)の状態に戻って1枚のシート
給送工程を終える。
【0022】前述のように、前記給送板13の引き下げ
は、レバー部材22の端部の底面が給送板13のストッパー
13cを押し下げることによって行われる。そして、図3
(a)に示すように、ピックアップローラ14がホームポジ
ションにあるときは、レバー部材22の給送板側の端部が
給送板13のストッパー13cによって規制されているため
に、給送バネ18は圧縮予圧をもって介在しており、高さ
方向のスペースが小さくなり、装置を小型化することが
可能となる。
【0023】また、レバー部材22によって給送バネ18及
び分離バネ16をカム20の動きに連動して1部材で同時に
加圧するために、シートSのピックアップ時の給送圧と
分離圧を適切な状態にするタイミングを簡単に合わせる
ことができる。同様に、前記両バネ16,18の圧を解放す
るタイミングも簡単に合わせることができる。
【0024】次に、シート給送時にシートSの後退によ
って給送不良となることがないようにした構成につい
て、図6及び図7を参照して説明する。
【0025】従来の技術で図5を用いて説明したとお
り、従来のシート給送装置では、図5(a) に示すよう
に、奥行の狭い給送板13によりシートSを給送する構成
にあっては、シート束の最下シートは積載トレイ1a上
で、ある領域をもって接触している。図5(a)のホーム
ポジションから図5(b) に示すように給送する際に、給
送板13がシート束の先端部を力Qによって持ち上げる
と、その分力qによって微少ながら矢印R方向にシート
束を後退させる。その後、図5(c)に示すように給送動
作を終えて再び給送板13がホームポジションに戻る際、
最下シートSと積載面との抵抗によってシート束の後部
が保持されるため、図5(a) の状態に比べてシート束が
後退した状態に移動する(移動量tl)。
【0026】そして、給送動作を操り返すと、やがて給
送時にシート先端がピックアップローラ14に届かない位
置(移動量Σtn: nは給送回数)までシート束が後退し
てしまい、給送不良を発生する可能性がある。
【0027】そこで、本発明のシート給送装置では、図
6(a) に示すように積載トレイ1a及び前カバー1にそ
れぞれ突起部34a,34bを設け、シート束と積載面との
接触面積を減らすように構成する。図6(b)はシート積
載部の上視図である。本実施形態では突起部34a,34b
を3個設け、3点でシート束を支持するように構成し、
シート束と積載トレイ1aとの接触抵抗を減らすように
している。
【0028】これにより、給送板13を小さくすることが
可能となり、シート束の後退および給送不良を防ぐこと
ができる。
【0029】ここで、前記接触抵抗を極力減らすため、
シート積載部の摩擦抵抗が1.0 以下になるようにするの
が望ましい。前記突起部34a,34bはそれぞれ積載トレ
イ1a及び前カバー1に対して別体の低摩擦部材(例え
ばPOM等)で構成しても良い。これにより、積載トレ
イ1a及び前カバー1全体を低摩擦部材にする必要がな
くなるため、部品精度やコストの面で有利となる場合が
ある。もちろん、シート積載面にシートを支持する突起
部34a,34bを設けなくてもシート積載面自体の材料が
低摩擦材料で構成し、或いはシート積載面に低摩擦シー
ト等を貼り付けることによりシートSとの接触抵抗を減
らすように構成しても同様の効果が得られる。
【0030】また、図7に示すように、給送板13の積載
面13aに低摩擦シート35を貼着するようにしても、シー
トSの給送安定性を高めることができる。これを具体的
に説明すると、図5で説明したようにピックアップロー
ラ14の給送によってシートSに後退が生じると、積載し
たシートSが少ないときに、図7(a)に示す状態となる
場合がある。即ち、一番下のシート(以下「最下シー
ト」という)S1 の直ぐ上のシート(以下「直上シー
ト」という)S2 はピックアップローラ14が給送できる
位置に存在するが、最下シートS1は、この時点ではロ
ーラ14が給送できないところまで後退している。ここ
で、ピックアップローラ14の表面と直上シートS2 との
摩擦係数をμRP、最下シートS1 と直上シートS2との
摩擦係数をμPP、最下シートS1 と給送板13の積載面13
aとの摩擦係数をμPSとする。一般的にピックアップロ
ーラ14が直上シートS2 を給送する際は、μRP>μPPで
あるが、μPP<μPSのときには、図7(b)に示すよう
に、最下シートS1 がピックアップローラ14によって給
送されるのに十分な位置まで前進をすることができな
い。その結果、最下シートS1 の先端部はピックアップ
ローラ14に届かず、給送不良を生ずることになる。
【0031】そこで、低摩擦シート35を、図7(a),(c)
に示すように、給送板13の積載面13aに貼り、μPP>μ
PSとなるようにすると、直上シートS2 が搬送される際
に最下シートS1も所定の位置まで前進し、給送不良を
防ぐことができるようになる。
【0032】尚、低摩擦シート35を使用しなくても、給
送板13の積載面13a自体を低摩擦の材料で構成すること
により、同様の効果を得ることが出来る。
【0033】〔第二実施形態〕次に第二実施形態として
シート給送時に積載したシート束が後退しないようにし
た実施形態について、図8を参照して説明する。尚、図
8はシート積載面にシート束の後端が係止する段部を設
けた実施形態の説明図である。また、この実施形態でも
シート積載面以外のシート給送装置及び画像処理装置の
構成は前述した第一実施形態と同一であり、前述した実
施形態と同一機能を有する部材は同一符号を付す。
【0034】この実施形態にあっては、図5で説明した
シートSの後退を防ぐために、積載トレイ1aの積載面
にシートの後端がシート給送方向後方へ移動するのを規
制する規制部となる段部36を設けたものである。この段
部36はシート束の後端部付近に連続して設けられてお
り、シート束が後退しようとする際に、その後端部が引
っかかるような鋸歯状に形成されている。これにより、
給送板13のアップダウンによってシート束が後退しよう
としても、段部36によって後退が規制されるためシート
が給送位置から外れてしまうことがなく、給送不良を生
ずることがなくなるものである。
【0035】前記段部36は種々のシートサイズに対応す
るために、シート進行方向に連なって設けられ、且つシ
ート引っかけ能力が十分発揮されるように積載トレイ面
に対して垂直な壁36aとシート束を矢印W方向にセット
する際にシート先端が引っかからないようにテーパー部
36bによって構成されていることが望ましい。また、種
々のシートサイズに対応することや、シート束の後端部
が引っかけ部から外れても直ぐ後ろの引っかけ部にかか
るようにすることを考慮すると、段部36のピッチは3mm
以下に設定するのが望ましい。
【0036】〔他の実施形態〕前述した実施形態ではシ
ート給送装置Bを電子写真方式のレーザービームプリン
タに用いた例を示したが、これは電子写真方式に限定す
る必要はなく、インクジェット記録方式や熱転写記録方
式等の他の記録方式による画像形成装置に用いることも
当然可能である。
【0037】更には、画像処理手段としては前述したよ
うに画像形成手段のみならず、画像読取手段で構成する
ことも可能である。即ち、シートSとして原稿をセット
し、この原稿を一枚ずつ分離給送し、画像処理手段とし
ての画像読取手段で原稿記載情報を読み取る画像読取装
置に対しても前記シート給送装置Bは好適に用いること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、シート載置部又は
押圧部材は、載置したシートに対して摩擦係数が1.0以
下となるよう構成した。これにより、シート載置部から
シートが後退しないようにし、シートを確実に給送する
ことができる。また、シート載置部やシート押圧手段の
シート載置面の摩擦抵抗を小さくすることにより、シー
ト給送時に余分なモーメントをかけることなく、シート
を安定して給送することができるようになる。
【0039】また、シート載置部のシート載置面に突起
部を設けたり、給送回転体、シート、押圧部材の摩擦係
数の関係が、μRP>μPP、μPP>μPS、μRP
・・・給送回転体とシートとの間の摩擦係数、μPP・・・シ
ートとシートとの間の摩擦係数、μPS・・・シートと押
圧部材との間の摩擦係数、を満足するよう構成したこと
により、シート載置部からシートが後退しないように
し、シートを確実に給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート給送装置の模式説明図である。
【図2】シート給送装置の要部の斜視説明図である。
【図3】給送回転体に対する押圧部材を動作させた状態
説明図である。
【図4】シート給送装置を用いた画像処理手段である画
像形成装置の全体模式説明図である。
【図5】シート給送時にセットしたシート束が後退する
状態説明図である。
【図6】シート載置面に突起を設けた実施形態の説明図
である。
【図7】シート載置面に低摩擦シートを貼着した実施形
態の説明図である。
【図8】シート積載面にシート束の後端が係止する段部
を設けた実施形態の説明図である。明図である。
【符号の説明】
A …レーザービームプリンタ B …シート給送装置 S …シート S1 …最下シート S2 …直上シート 1 …前カバー 1a …積載トレイ 2 …搬送ローラ対 3 …ガイドパス 4 …画像形成手段 5 …感光体ドラム 6 …レーザースキャナ 7 …転写ローラ 8 …定着ローラ対 9,10…排出ローラ対 11 …ガイドパス 12 …排出部 13 …給送板 13a …積載面 13b …管部 13c …ストッパー 13d …分離シート材 13e …貫通孔 14 …ピックアップローラ 15 …分離パッド 16 …分離バネ 17 …支持軸 18 …給送バネ 19 …ローラ軸 20 …カム 21 …回動軸 22 …レバー部材 22a …孔 22b …溝 22c …キー状取付部 23 …軸部 34a,34b…突起部 35 …低摩擦シート 36 …段部 36a …壁 36b …テーパー部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットしたシート束を一枚ずつ分離給送
    するシート給送装置において、 シートを載置するシート載置部と、 前記シートに給送力を付与する給送回転体と、 前記給送回転体の回転動作に連動して可動し、前記シー
    トを前記給送回転体に押圧する押圧部材と、 を有し、 前記シート載置部又は前記押圧部材は、載置したシート
    に対して摩擦係数が1.0以下となるよう構成したことを
    特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート載置部のシート載置面又は前
    記押圧部材に低摩擦シートを貼着したことを特徴とする
    請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 セットしたシート束を一枚ずつ分離給送
    するシート給送装置において、 シートを載置するシート載置部と、 前記シートに給送力を付与する給送回転体と、 前記給送回転体の回転動作に連動して可動し、前記シー
    トを前記給送回転体に押圧する押圧部材と、 を有し、 前記シート載置部のシート載置面に突起部を設けたこと
    を特徴とするシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記突起部を低摩擦部材で構成したこと
    を特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 セットしたシート束を一枚ずつ分離給送
    するシート給送装置において、 シートを載置するシート載置部と、 前記シートに給送力を付与する給送回転体と、 前記給送回転体の回転動作に連動して可動し、前記シー
    トを前記給送回転体に押圧する押圧部材と、 を有し、 前記給送回転体、シート、前記押圧部材の摩擦係数の関
    係が、 μRP>μPP μPP>μPS μRP・・・給送回転体とシートとの間の摩擦係数 μPP・・・シートとシートとの間の摩擦係数 μPS・・・シートと押圧部材との間の摩擦係数 を満足することを特徴とするシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材の積載面に低摩擦シートを
    貼着することを特徴とする請求項5に記載のシート給送
    装置。
  7. 【請求項7】 セットしたシート束を一枚ずつ分離給送
    するシート給送装置において、 シートを載置するシート載置部と、 前記シートに給送力を付与する給送回転体と、 前記給送回転体の回転動作に連動して可動し、前記シー
    トを前記給送回転体に押圧する押圧手段と、 を有し、 前記シート載置部は、載置したシートの後端がシート給
    送方向後方へ移動するのを規制する規制部を有すること
    を特徴とするシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記シート載置部に複数の段部を形成
    し、シートの後方への移動を前記段部により規制するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 シートを給送するための請求項1乃至請
    求項8のいずれか1項記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置によって給送されたシートに記載さ
    れた画像を読み取り、 又は前記給送されたシートに画像を形成する画像処理手
    段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
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