JP2003097564A - 4点接触ボールベアリング - Google Patents
4点接触ボールベアリングInfo
- Publication number
- JP2003097564A JP2003097564A JP2001290963A JP2001290963A JP2003097564A JP 2003097564 A JP2003097564 A JP 2003097564A JP 2001290963 A JP2001290963 A JP 2001290963A JP 2001290963 A JP2001290963 A JP 2001290963A JP 2003097564 A JP2003097564 A JP 2003097564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- contact
- raceway
- contact point
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
- F16C19/166—Four-point-contact ball bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/583—Details of specific parts of races
- F16C33/585—Details of specific parts of races of raceways, e.g. ribs to guide the rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
- F16C43/06—Placing rolling bodies in cages or bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/30—Angles, e.g. inclinations
- F16C2240/34—Contact angles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/40—Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
- F16C2240/70—Diameters; Radii
- F16C2240/76—Osculation, i.e. relation between radii of balls and raceway groove
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49636—Process for making bearing or component thereof
- Y10T29/49643—Rotary bearing
- Y10T29/49679—Anti-friction bearing or component thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌道面の加工誤差などに起因する軌道面とボ
ールの接触位置の変動によるベアリング性能の低下、ボ
ールの回転滑りなどを低減すること。 【解決手段】 4点接触ボールベアリング1では、その
円環状軌道4を区画形成している4つの円環状軌道面
6、7、8、9のそれぞれは、回転中心軸線1aを含む
平面で切断した場合の表面形状が、ボール5に接触して
いる接触点22の曲率半径が最も大きく、当該接触点2
2から離れるにつれて曲率半径が漸減する凹曲面によっ
て規定されている。このように軌道面を規定することに
より、加工誤差などに起因する各軌道面とボールとの接
触点位置の変動を抑制でき、ボールの回転滑りを減少さ
せることができる。また、各軌道面とボールの接触面を
低減できるので、各軌道面とボールの間の差動滑りを減
少させることができる。
ールの接触位置の変動によるベアリング性能の低下、ボ
ールの回転滑りなどを低減すること。 【解決手段】 4点接触ボールベアリング1では、その
円環状軌道4を区画形成している4つの円環状軌道面
6、7、8、9のそれぞれは、回転中心軸線1aを含む
平面で切断した場合の表面形状が、ボール5に接触して
いる接触点22の曲率半径が最も大きく、当該接触点2
2から離れるにつれて曲率半径が漸減する凹曲面によっ
て規定されている。このように軌道面を規定することに
より、加工誤差などに起因する各軌道面とボールとの接
触点位置の変動を抑制でき、ボールの回転滑りを減少さ
せることができる。また、各軌道面とボールの接触面を
低減できるので、各軌道面とボールの間の差動滑りを減
少させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4点接触ボールベア
リングに関するものであり、更に詳しくは、軌道面の加
工誤差などに起因して軌道面とボールの接触角が変化し
てこれらの間の差動滑りが大きくなることを抑制可能な
4点接触ベアリングに関するものである。
リングに関するものであり、更に詳しくは、軌道面の加
工誤差などに起因して軌道面とボールの接触角が変化し
てこれらの間の差動滑りが大きくなることを抑制可能な
4点接触ベアリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、4点接触ボールベア
リング100は、その外輪102の内周面および内輪1
03の外周面の間の形成されている円環状軌道に対し
て、ボール105が4点接触可能な状態で挿入されてい
る。円環状軌道は、外輪側の一対の円環状軌道面10
6、107と、内輪側の一対の円環状軌道面108、1
09とによって区画形成されており、それらを回転中心
軸線を含む平面で切断した場合の表面形状はボール10
5に外接可能な円弧によって規定されている。
リング100は、その外輪102の内周面および内輪1
03の外周面の間の形成されている円環状軌道に対し
て、ボール105が4点接触可能な状態で挿入されてい
る。円環状軌道は、外輪側の一対の円環状軌道面10
6、107と、内輪側の一対の円環状軌道面108、1
09とによって区画形成されており、それらを回転中心
軸線を含む平面で切断した場合の表面形状はボール10
5に外接可能な円弧によって規定されている。
【0003】各円環状軌道面106ないし109の曲率
中心106a、107a、108a、109aは互いに
ずれているので、ラジアル荷重が加わると、ボール10
5はこれらの円弧からなる4つの円環状軌道面106な
いし109と接触する。アキシャル荷重が作用している
場合、あるいはアキシャル荷重が優勢な荷重条件の場
合、4点接触ボールベアリング100は、単列アンギュ
ラ玉軸受がアキシャル荷重を受けた時と同様に、ボール
が内輪103および外輪102に対して、それぞれ一方
の円環状軌道面に接触する。
中心106a、107a、108a、109aは互いに
ずれているので、ラジアル荷重が加わると、ボール10
5はこれらの円弧からなる4つの円環状軌道面106な
いし109と接触する。アキシャル荷重が作用している
場合、あるいはアキシャル荷重が優勢な荷重条件の場
合、4点接触ボールベアリング100は、単列アンギュ
ラ玉軸受がアキシャル荷重を受けた時と同様に、ボール
が内輪103および外輪102に対して、それぞれ一方
の円環状軌道面に接触する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、4つの軌道面
106ないし109を規定している円弧とボール105
の曲率半径の差はごく僅かであるので、軌道面106な
いし109の加工誤差によって、軌道面106ないし1
09とボール105の間の接触位置が大きく変動してし
まう。この結果、ボールの接触角が変動し、ベアリング
性能への悪影響が大きい。
106ないし109を規定している円弧とボール105
の曲率半径の差はごく僅かであるので、軌道面106な
いし109の加工誤差によって、軌道面106ないし1
09とボール105の間の接触位置が大きく変動してし
まう。この結果、ボールの接触角が変動し、ベアリング
性能への悪影響が大きい。
【0005】また、ボール105と各軌道面106ない
し109の接触は、内輪103および外輪102の弾性
変形によって、それらの間の接触状態は点接触ではな
く、回転中心軸線の方向に長く、ボール105の転がり
方向に短い楕円形状の接触面110で接触した面接触状
態になる。このとき、接触面内の各位置において、ボー
ル105と軌道輪102、103の双方で、回転中心軸
からの距離が一定ではないので、当該接触面内において
ボール105の外周面と軌道輪102、103の間の滑
りが発生する。
し109の接触は、内輪103および外輪102の弾性
変形によって、それらの間の接触状態は点接触ではな
く、回転中心軸線の方向に長く、ボール105の転がり
方向に短い楕円形状の接触面110で接触した面接触状
態になる。このとき、接触面内の各位置において、ボー
ル105と軌道輪102、103の双方で、回転中心軸
からの距離が一定ではないので、当該接触面内において
ボール105の外周面と軌道輪102、103の間の滑
りが発生する。
【0006】さらには、軌道面106ないし109の加
工誤差に起因して、これらとボール105との接触位置
が変動すると、例えば、図に示すように、接触中心位置
112、113の間に距離Cができると、ボール4の回
転滑りが大きくなってしまう。
工誤差に起因して、これらとボール105との接触位置
が変動すると、例えば、図に示すように、接触中心位置
112、113の間に距離Cができると、ボール4の回
転滑りが大きくなってしまう。
【0007】本発明の課題は、軌道面の加工誤差などに
起因する軌道面とボールの接触位置の変動およびボール
の回転滑りの増加を抑制できると共に、軌道面とボール
の間の差動滑りを抑制できる4点接触ボールベアリング
を提案することにある。
起因する軌道面とボールの接触位置の変動およびボール
の回転滑りの増加を抑制できると共に、軌道面とボール
の間の差動滑りを抑制できる4点接触ボールベアリング
を提案することにある。
【0008】また、本発明の課題は、かかる4点接触ボ
ールベアリングの製造方法を提案することにある。
ールベアリングの製造方法を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の4点接触ボールベアリングでは、その円
環状軌道を区画形成している4つの円環状軌道面のそれ
ぞれは、回転中心軸線を含む平面で切断した場合の表面
形状が、ボールに接触している接触点位置の曲率半径が
最も大きく、当該接触点から離れるに連れて曲率半径が
漸減する凹曲面によって規定されていることを特徴とし
ている。
めに、本発明の4点接触ボールベアリングでは、その円
環状軌道を区画形成している4つの円環状軌道面のそれ
ぞれは、回転中心軸線を含む平面で切断した場合の表面
形状が、ボールに接触している接触点位置の曲率半径が
最も大きく、当該接触点から離れるに連れて曲率半径が
漸減する凹曲面によって規定されていることを特徴とし
ている。
【0010】かかる起動面を備えた4点接触ボールベア
リングは、前記の各円環状軌道面における前記表面形状
を、ボールに外接可能な円弧面として規定し、実組立て
時の前記ボールと同一径のボールを前記円環状軌道に挿
入し、当該ボールによって前記円弧面をラッピングし
て、当該円弧面を前記凹曲面に仕上げることにより、製
造することができる。
リングは、前記の各円環状軌道面における前記表面形状
を、ボールに外接可能な円弧面として規定し、実組立て
時の前記ボールと同一径のボールを前記円環状軌道に挿
入し、当該ボールによって前記円弧面をラッピングし
て、当該円弧面を前記凹曲面に仕上げることにより、製
造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した4点接触ボールベアリングの実施例を説明す
る。
を適用した4点接触ボールベアリングの実施例を説明す
る。
【0012】図1(a)および(b)は、本例の4点接
触ボールベアリングの断面図および部分側面図である。
これらの図を参照して説明すると、本例の4点接触ボー
ルベアリング1は、一体型の外輪2と、同じく一体型の
内輪3と、これらの間に形成されている円環状軌道4に
転動自在に挿入されている複数個のボール5を有してい
る。外輪2の内周面には左右一対の軌道面6、7が形成
されており、内輪3の外周面にも左右一対の軌道面8、
9が形成されている。
触ボールベアリングの断面図および部分側面図である。
これらの図を参照して説明すると、本例の4点接触ボー
ルベアリング1は、一体型の外輪2と、同じく一体型の
内輪3と、これらの間に形成されている円環状軌道4に
転動自在に挿入されている複数個のボール5を有してい
る。外輪2の内周面には左右一対の軌道面6、7が形成
されており、内輪3の外周面にも左右一対の軌道面8、
9が形成されている。
【0013】本例では、内輪3の側面にボール挿入部1
0が形成されており、このボール挿入部10は、内輪3
の側面から円環状軌道4まで延びている挿入孔11と、
この挿入孔11に嵌め込まれた栓12と、この栓12を
内輪3に固着している締結ボルト13から構成されてい
る。栓12における円環状軌道4に面している端面に
は、内輪3に形成した一方の軌道面7に連続した軌道面
部分12aが形成されている。
0が形成されており、このボール挿入部10は、内輪3
の側面から円環状軌道4まで延びている挿入孔11と、
この挿入孔11に嵌め込まれた栓12と、この栓12を
内輪3に固着している締結ボルト13から構成されてい
る。栓12における円環状軌道4に面している端面に
は、内輪3に形成した一方の軌道面7に連続した軌道面
部分12aが形成されている。
【0014】図2は円環状軌道4の回転中心軸線1aを
含む平面で切断した場合の断面形状を拡大して示す拡大
部分断面図である。本例の各軌道面6、7および8、9
は次のように形成されている。まず、本例において設定
されたボール5と各軌道面との接触点位置はボールの回
転中心線5aから45度の角度位置であるとする(接触
角が45度であるとする。)。この場合、一般的に求め
られる理論形状であるボール5に外接する円弧21を描
く。この円弧21の中心は21aである。この円弧21
に対して、接触点位置22から遠ざかるに連れて曲率半
径が漸減するように修正を施して、軌道面6を規定する
凹曲線とする。他の各軌道面7、8、9も同様に規定さ
れている。
含む平面で切断した場合の断面形状を拡大して示す拡大
部分断面図である。本例の各軌道面6、7および8、9
は次のように形成されている。まず、本例において設定
されたボール5と各軌道面との接触点位置はボールの回
転中心線5aから45度の角度位置であるとする(接触
角が45度であるとする。)。この場合、一般的に求め
られる理論形状であるボール5に外接する円弧21を描
く。この円弧21の中心は21aである。この円弧21
に対して、接触点位置22から遠ざかるに連れて曲率半
径が漸減するように修正を施して、軌道面6を規定する
凹曲線とする。他の各軌道面7、8、9も同様に規定さ
れている。
【0015】このような凹曲面によって規定される起動
面は、各軌道面形状をボールに外接可能な円弧面として
規定し、実組立て時と同一径のボールを円環状軌道に挿
入し、当該ボールによって円弧面をラッピングすること
により、製造することができる。
面は、各軌道面形状をボールに外接可能な円弧面として
規定し、実組立て時と同一径のボールを円環状軌道に挿
入し、当該ボールによって円弧面をラッピングすること
により、製造することができる。
【0016】このように軌道面6、7、8、9を規定し
てあるので、本例の4点接触ボールベアリング1では、
加工誤差などに起因する各軌道面6、7、8、9とボー
ル5との接触点22の位置変動を抑制でき、ボール5の
回転滑りを減少させることができる。また、各軌道面
6、7、8、9とボール5の接触面を低減できるので、
各軌道面6、7、8、9とボール5の間の差動滑りを減
少させることができる。これに加えて、接触点22以外
の部分における軌道面とボールの隙間が、従来のような
円弧面の場合よりも大きくなり、潤滑などに有利であ
る。
てあるので、本例の4点接触ボールベアリング1では、
加工誤差などに起因する各軌道面6、7、8、9とボー
ル5との接触点22の位置変動を抑制でき、ボール5の
回転滑りを減少させることができる。また、各軌道面
6、7、8、9とボール5の接触面を低減できるので、
各軌道面6、7、8、9とボール5の間の差動滑りを減
少させることができる。これに加えて、接触点22以外
の部分における軌道面とボールの隙間が、従来のような
円弧面の場合よりも大きくなり、潤滑などに有利であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の4点接触
ボールベアリングでは、その円環状軌道を区画形成して
いる4つの円環状軌道面のそれぞれは、回転中心軸線を
含む平面で切断した場合の表面形状が、ボールに接触し
ている接触点の曲率半径が最も大きく、当該接触点から
離れるに連れて曲率半径が漸減する凹曲面によって規定
されている。
ボールベアリングでは、その円環状軌道を区画形成して
いる4つの円環状軌道面のそれぞれは、回転中心軸線を
含む平面で切断した場合の表面形状が、ボールに接触し
ている接触点の曲率半径が最も大きく、当該接触点から
離れるに連れて曲率半径が漸減する凹曲面によって規定
されている。
【0018】このように軌道面を規定することにより、
加工誤差などに起因する各軌道面とボールとの接触点位
置の変動を抑制でき、ボールの回転滑りを減少させるこ
とができる。また、各軌道面とボールの接触面を低減で
きるので、各軌道面とボールの間の差動滑りを減少させ
ることができる。
加工誤差などに起因する各軌道面とボールとの接触点位
置の変動を抑制でき、ボールの回転滑りを減少させるこ
とができる。また、各軌道面とボールの接触面を低減で
きるので、各軌道面とボールの間の差動滑りを減少させ
ることができる。
【図1】本発明を適用した4点接触ボールベアリングを
示す断面図および部分側面図である。
示す断面図および部分側面図である。
【図2】図1の4点接触ボールベアリングにおける各軌
道面を規定している凹曲面を示す説明図である。
道面を規定している凹曲面を示す説明図である。
【図3】4点接触ボールベアリングにおける問題点を示
すための説明図である。
すための説明図である。
1 4点接触ボールベアリング
2 外輪
3 内輪
4 円環状軌道
5 ボール
6、7、8、9 軌道面
21 円弧
22 接触点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月12日(2001.10.
12)
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、4点接触ボールベア
リング100は、その外輪102の内周面および内輪1
03の外周面の間の形成されている円環状軌道に対し
て、ボール105が4点接触可能な状態で挿入されてい
る。円環状軌道は、外輪側の一対の円環状軌道面10
6、107と、内輪側の一対の円環状軌道面108、1
09とによって区画形成されており、それらを回転中心
軸線を含む平面で切断した場合の表面形状はボール10
5に外接可能な円弧によって規定されている。
リング100は、その外輪102の内周面および内輪1
03の外周面の間の形成されている円環状軌道に対し
て、ボール105が4点接触可能な状態で挿入されてい
る。円環状軌道は、外輪側の一対の円環状軌道面10
6、107と、内輪側の一対の円環状軌道面108、1
09とによって区画形成されており、それらを回転中心
軸線を含む平面で切断した場合の表面形状はボール10
5に外接可能な円弧によって規定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 青柳 温薫
長野県南安曇郡穂高町大字牧1856−1 株
式会社ハーモニック・ドライブ・システム
ズ穂高工場内
Fターム(参考) 3J101 AA04 AA42 AA54 AA62 BA53
BA54 BA55 DA20 FA60
Claims (2)
- 【請求項1】 円環状軌道を区画形成している4つの円
環状軌道面のそれぞれは、回転中心軸線を含む平面で切
断した場合の表面形状が、ボールに接触している接触点
位置の曲率半径が最も大きく、当該接触点から離れるに
つれて曲率半径が漸減する凹曲面によって規定されてい
ることを特徴とする4点接触ボールベアリング。 - 【請求項2】 請求項1に記載の4点接触ベアリングの
製造方法であって、 前記の各円環状軌道面における前記表面形状を、ボール
に外接可能な円弧面として規定し、 実組立て時の前記ボールと同一径のボールを前記円環状
軌道に挿入し、当該ボールによって前記円弧面をラッピ
ングして、当該円弧面を前記凹曲面に仕上げることを特
徴とする4点接触ベアリングの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290963A JP2003097564A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 4点接触ボールベアリング |
DE60210884T DE60210884T2 (de) | 2001-09-25 | 2002-09-24 | 4-Kontaktpunkt- Kugellager |
US10/252,365 US6837623B2 (en) | 2001-09-25 | 2002-09-24 | 4-point contact ball bearing |
EP02021186A EP1296074B1 (en) | 2001-09-25 | 2002-09-24 | 4-Point contact ball bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290963A JP2003097564A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 4点接触ボールベアリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003097564A true JP2003097564A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19113185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001290963A Pending JP2003097564A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 4点接触ボールベアリング |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6837623B2 (ja) |
EP (1) | EP1296074B1 (ja) |
JP (1) | JP2003097564A (ja) |
DE (1) | DE60210884T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172076A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Hoya Corp | 円環状モータ |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090129713A1 (en) * | 2005-07-13 | 2009-05-21 | Junichi Hattori | Angular Contact Ball Bearing and Joint Assembly for a Robotic Arm |
DE102006030727B3 (de) * | 2006-06-30 | 2007-10-25 | Ab Skf | Laufbahnelement einer Radialwälzlagerung und Verfahren zur Herstellung des Laufbahnelements |
DE102006046173A1 (de) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Schaeffler Kg | Einreihiges Schrägkugellager zur Lagerung einer Vorschubspindel einer Werkzeugmaschine |
DE102006046171A1 (de) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Schaeffler Kg | Einreihiges Schrägkugellager zur Lagerung einer Vorschubspindel einer Werkzeugmaschine |
WO2008055747A1 (de) * | 2006-11-08 | 2008-05-15 | Schaeffler Kg | Lagerung einer welle |
JP2010281352A (ja) * | 2008-06-06 | 2010-12-16 | Ntn Corp | 旋回軸受およびその軌道溝加工方法 |
KR101557677B1 (ko) * | 2009-07-02 | 2015-10-19 | 가부시키가이샤 하모닉 드라이브 시스템즈 | 비원형 베어링, 파동발생기 및 파동기어장치 |
JP5763292B2 (ja) * | 2009-07-27 | 2015-08-12 | Ntn株式会社 | 旋回軸受 |
DE102011076872A1 (de) * | 2011-06-01 | 2012-12-06 | Aloys Wobben | Großwälzlager |
US8801383B2 (en) * | 2011-06-29 | 2014-08-12 | Hamilton Sundstrand Corporation | Ball bearing retention for propeller blade and method of assembly |
CN102364134B (zh) * | 2011-11-02 | 2013-03-13 | 河南科技大学 | 一种往复摆动式四点接触球转盘轴承 |
US8834033B2 (en) * | 2012-10-25 | 2014-09-16 | Ford Global Technologies, Llc | Ball bearing having segmented and integral races |
CN103174741B (zh) * | 2013-03-20 | 2015-06-03 | 天津职业技术师范大学 | 一种四点接触球轴承原始接触角的设计方法 |
US9841056B2 (en) | 2015-10-21 | 2017-12-12 | General Electric Company | Bearing with drained race and squeeze film damper |
JP6631784B2 (ja) * | 2015-11-26 | 2020-01-15 | Thk株式会社 | 旋回リング |
JP7080814B2 (ja) * | 2015-12-11 | 2022-06-06 | アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ | アングル駆動装置付きパワーレンチ |
CN105673705A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-15 | 哈尔滨理工大学 | 一种新型不对称v形内圈轴承结构 |
CN105673702A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-15 | 哈尔滨理工大学 | 一种新型外圈v形内圈弧形滚道球轴承 |
CN105805167A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-07-27 | 哈尔滨理工大学 | 一种新型内圈锥形外圈弧形滚道轴承 |
CN108757737A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-06 | 江苏天驰轴承有限公司 | 一种轴承及其纺锤形的滚动体 |
US10753400B2 (en) | 2018-09-21 | 2020-08-25 | Raytheon Technologies Corporation | Ball bearing with lubricant drain |
CN111120520A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-05-08 | 宁波市海曙凯大机械有限公司 | 一种具有心型曲率的滚珠轴承滚道 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06254762A (ja) * | 1993-03-01 | 1994-09-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 凹球面ラッピング装置 |
JPH07217661A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Nippon Seiko Kk | スラスト玉軸受 |
JP2000087962A (ja) * | 1991-07-26 | 2000-03-28 | Ntn Corp | スラスト玉軸受 |
JP2000170752A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Denso Corp | 回転装置および電磁クラッチ |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1587184A (en) * | 1921-01-17 | 1926-06-01 | Riebe August | Ball bearing |
US1587187A (en) * | 1922-11-11 | 1926-06-01 | Jacob A Schmutte | Stream-control apparatus |
US2142474A (en) | 1933-05-08 | 1939-01-03 | United Motors Service Inc | Antifriction bearing |
FR848435A (fr) * | 1939-01-04 | 1939-10-30 | Procédé de fabrication des chemins de roulement dans les roulements à billes ou dans les appareils montés sur billes | |
US3370899A (en) * | 1966-06-15 | 1968-02-27 | Phillip R. Eklund | Combination thrust and radial ball bearing |
US3670462A (en) * | 1970-09-02 | 1972-06-20 | North American Rockwell | Lapping of ball bearing raceway |
FR2367217A1 (fr) * | 1976-10-07 | 1978-05-05 | Mueller Georg Kugellager | Roulements a billes pour charge radiale, a contact oblique pour charge radiale et a contact oblique pour charge axiale |
JPS5631525A (en) * | 1979-08-23 | 1981-03-30 | Nippon Seiko Kk | Ball bearing |
JPS6026816A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-09 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | 直動軸受及びその加工方法 |
JPS61286608A (ja) * | 1985-06-12 | 1986-12-17 | Nippon Thompson Co Ltd | 直線運動用玉軸受の軌道溝 |
US6116786A (en) * | 1999-01-20 | 2000-09-12 | Nachi-Fujikoshi Corp. | Clutch bearing for automotive air conditioning compressor |
FR2801944B1 (fr) * | 1999-12-06 | 2002-01-18 | Denso Corp | Machine rotative comportant un roulement a quatre points de contact et a une seule rangee |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001290963A patent/JP2003097564A/ja active Pending
-
2002
- 2002-09-24 EP EP02021186A patent/EP1296074B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-24 DE DE60210884T patent/DE60210884T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-24 US US10/252,365 patent/US6837623B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000087962A (ja) * | 1991-07-26 | 2000-03-28 | Ntn Corp | スラスト玉軸受 |
JPH06254762A (ja) * | 1993-03-01 | 1994-09-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 凹球面ラッピング装置 |
JPH07217661A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Nippon Seiko Kk | スラスト玉軸受 |
JP2000170752A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Denso Corp | 回転装置および電磁クラッチ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172076A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Hoya Corp | 円環状モータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6837623B2 (en) | 2005-01-04 |
EP1296074B1 (en) | 2006-04-26 |
EP1296074A2 (en) | 2003-03-26 |
EP1296074A3 (en) | 2004-05-26 |
US20030059142A1 (en) | 2003-03-27 |
DE60210884T2 (de) | 2007-05-24 |
DE60210884D1 (de) | 2006-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003097564A (ja) | 4点接触ボールベアリング | |
US10054164B2 (en) | Rolling bearing | |
JP2002250358A (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット | |
WO2013051696A1 (ja) | 転がり軸受 | |
JPH06173959A (ja) | 寿命特性を改善した軸受 | |
EP1182370B1 (en) | Sealing system for a spherical bearing | |
JP2002310164A (ja) | 円すいころ軸受 | |
JPS6120733B2 (ja) | ||
US10514063B2 (en) | Rolling bearing | |
JPH05187444A (ja) | ころがり軸受 | |
EP1160469A2 (en) | Bearing assemblies incorporating roller bearings | |
JP2007024143A (ja) | 割れ型転がり軸受 | |
JP2542251Y2 (ja) | 円筒ころ軸受用合成樹脂製保持器 | |
JP2006307886A (ja) | ころ軸受 | |
JP2004060860A (ja) | ころ軸受、ころ軸受用ころ及びその製造方法 | |
JP2004116718A (ja) | シェル形ころ軸受 | |
JPH10184674A (ja) | 分割形転がり軸受 | |
JPH04351314A (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP2019019909A (ja) | 軸受の組付方法及び軸受保持部材 | |
WO2024018524A1 (ja) | ころ軸受 | |
US20220176739A1 (en) | Bearing device for vehicle wheel | |
JP2003206930A (ja) | ラジアルころ軸受 | |
JPS60159415A (ja) | 回転要素の集中応力防止機構 | |
JP2009024762A (ja) | シェル形ころ軸受の嵌合構造 | |
JP2002310160A (ja) | 円筒ころ軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100513 |