JP2003095930A - 抗肥満剤 - Google Patents

抗肥満剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果が高く、安全な抗肥満剤を提供するこ
と。 【解決手段】 カロテノイドを抗肥満剤の有効成分とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カロテノイドを含
む野菜又は果実から有機溶媒を用いて抽出された抽出物
を、有効成分として含有する抗肥満剤又はカロテノイド
を有効成分として含有する、抗肥満剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガンや糖尿病などに代表される生
活習慣病が増加し続けており、それらの疾病を予防する
ための対策が「健康日本21」などをはじめ、様々な形
で報じられている。
【0003】生活習慣病のうち、糖尿病、高血圧症、高
脂血症などの危険因子として肥満が挙げられており、こ
れらを予防するための重要な対策の一つに肥満の予防や
肥満改善が挙げられている。
【0004】基本的な肥満改善方法としては、運動療法
と食事療法があるが、どちらも継続的な実施が困難であ
る。
【0005】また、運動、食事療法以外の改善方法とし
ては医薬品の使用があり、食欲抑制剤であるマジンドー
ルや、消化吸収阻害剤であるアカルボース、ボグリボー
スなどが知られている。
【0006】日本ではマジンドールのみが認可されてい
るが、これは向精神薬に属しており、依存性があるた
め、使用が制限されている。
【0007】また、消化吸収阻害作用を示す健康食品も
販売されているが、基本的には食前に摂取する必要があ
り利用性が悪い。
【0008】そこで、効果が高く、安全な抗肥満剤の提
供が望まれていた。
【0009】ところで、体内において脂肪は、脂肪組織
に存在する脂肪細胞によって蓄積される。脂肪細胞は、
前駆脂肪細胞である線維芽細胞から分化するが、この前
駆脂肪細胞は脂肪を蓄積することが出来ない。
【0010】よって、前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分
化を抑制することで脂肪の蓄積を抑制し、肥満の予防や
肥満の改善が可能となる。
【0011】一方、カロテノイドは抗酸化作用を有し、
様々な生理作用が注目されている天然物質である。
【0012】しかし、カロテノイドを含む野菜や果実の
抽出物及びカロテノイドに脂肪細胞の分化を抑制する活
性は知られておらず、また、この活性を利用して抗肥満
剤に適用する試みは、いまだ報告されていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたものであり、効果が高く安全で、脂肪細胞の分
化を抑制する活性を有する新規な成分を含有する抗肥満
剤を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、カロテノイドを含
む野菜又は果実から有機溶媒を用いて抽出された抽出物
及びカロテノイドに脂肪細胞分化を抑制する活性がある
ことを見出し、本発明の完成に至った。
【0015】すなわち、本発明は、以下のとおりであ
る。 (1)カロテノイドを含む野菜又は果実から有機溶媒を
用いて抽出することにより得られる脂肪細胞の分化を抑
制する作用を有する抽出物を、有効成分として含有する
抗肥満剤。 (2)前記カロテノイドを含む野菜が、トマト、赤ピー
マン、かぼちゃ及びクコから選ばれる、(1)に記載の
抗肥満剤。 (3)カロテノイドを有効成分として含有する、抗肥満
剤。 (4)前記カロテノイドがリコピン、カプサンチン、ル
テイン及びゼアキサンチンから選ばれる、(3)に記載
の抗肥満剤。 (5)前記(1)〜(4)の何れか一項に記載の抗肥満
剤を含有する医薬用組成物。 (6)前記(1)又は(2)に記載の抗肥満剤を含有す
る飲食品用組成物。 (7)前記(3)又は(4)に記載の抗肥満剤を含有す
る飲食品用組成物であって、該飲食品用組成物中のカロ
テノイドの含有量が、0.02重量%以上である、飲食
品用組成物。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 <1>本発明の抗肥満剤 本発明の抗肥満剤とは、肥満予防の効果と肥満改善の効
果の少なくとも一方の効果を満足する剤をいう。
【0017】本発明の抗肥満剤は、カロテノイドを含む
野菜又は果実から有機溶媒を用いて抽出することにより
得られる脂肪細胞の分化を抑制する作用を有する抽出
物、又はカロテノイドを有効成分として含有する。
【0018】カロテノイドには、以下の実施例から明ら
かなように脂肪細胞の分化を抑制する作用がある。そこ
でカロテノイドを有効成分として、効果を示すに有効な
量含有する剤は、抗肥満剤として好適に使用することが
できる。
【0019】また、カロテノイドを含む野菜又は果実か
ら有機溶媒を用いて抽出することによって得られる抽出
物もカロテノイドが含まれているため、脂肪細胞の分化
を抑制する作用を示す。よって、カロテノイドを含む野
菜又は果実から有機溶媒を用いて抽出することにより得
られる脂肪細胞の分化を抑制する作用を有する抽出物を
有効成分として、効果を示すに有効な量含有する剤も、
抗肥満剤として使用することができる。
【0020】本発明において用いる野菜又は果実はカロ
テノイドを含むものであれば、特には制限されないが、
好ましくはトマト、赤ピーマン、かぼちゃ又はクコが例
示できる。
【0021】上記カロテノイドは、長い鎖状の共役2重
結合系からなるポリエン構造をもつ色素をいい、カロテ
ノイド類に属するものであれば、本発明では1種類に限
られず、2種類以上の種類の異なるカロテノイドを含ん
でいてもよい。カロテノイドの種類としては、リコピ
ン、カプサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン又はアス
タキサンチン等が例示できるが、特にリコピン、カプサ
ンチン、ルテイン又はゼアキサンチンが好ましく本発明
に適用できる。尚、リコピン、カプサンチン、ルテイン
又はゼアキサンチンの構造式を以下に示す。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】 上記した脂肪細胞の分化を抑制する作用を有する抽出物
及びカロテノイドの抽出例を以下に例示するが、本発明
はこの抽出例に限定されるものではない。
【0026】まず、野菜又は果実を凍結乾燥し、この乾
燥粉末に蒸留水を加え、上清を取り除き残渣を得る。こ
の残渣に有機溶媒(好ましくはヘキサン、アセトン、エ
タノール及びトルエンからなる混合液)を加え、残渣を
取り除いた上清を抽出液として得る。この抽出液を濃縮
乾固させることにより、脂肪細胞の分化を抑制する作用
を有する抽出物を得ることができる。
【0027】更に上述した抽出物を有機溶媒(好ましく
はヘキサン、アセトン、エタノール及びトルエンからな
る混合液)に溶解した後、吸着クロマトグラフィー、分
配クロマトグラフィー等の各種クロマトグラフィーを使
用して、クロマトグラフ分画することによりさらに分離
・精製を行い、カロテノイドの分画物を得る。
【0028】上記カロテノイドを得るためのクロマトグ
ラフ分画の例を以下に例示する。
【0029】抽出物に対して、ヘキサン、アセトン、エ
タノール、トルエンの混合溶媒を加えて溶解させる。次
に水酸化カリウム/メタノール溶液を加えてケン化を行
う。次に蒸留水を加えて分配後、上層の有機溶媒層を分
取する。有機溶媒層を減圧濃縮し、ヘキサン、アセト
ン、エタノール、トルエンの混合溶媒を加えて溶解させ
る。HPLCで、ODSカラムを用い、移動相にメタノ
ール、ジクロロメタンの混合溶媒を用いて、流速10m
L/分で分取する。各カロテノイドのリテンションタイ
ムは、およそカプサンチンが5分、ルテインが8分、ゼ
アキサンチンが10分、リコピンが20分である。分取
後、有機溶媒を減圧濃縮し、各カロテノイドを得る。
【0030】上記の様にして得るカロテノイドは、抽出
対象とする野菜や果実の種類を替えることで、それから
得られるカロテノイドの種類を適宜好ましいものに選択
することができる。
【0031】尚、カロテノイドは構造式が判っているの
で、上記のようにしてカロテノイドを含む野菜や果実さ
らに藻類や微生物から分画して得る以外に、合成により
得ることもできる。
【0032】上記の様にして得られた抽出物又はカロテ
ノイドは、本発明の効果を発揮するに有効な量含有させ
て、抗肥満剤として使用される。
【0033】その場合、上記の様にして得られた抽出物
又はカロテノイドをそのまま抗肥満剤として使用するこ
ともできるし、該抽出物又はカロテノイドをウシ胎児血
清、リポソーム、エタノール等の溶媒と合わせて抗肥満
剤として使用することもできる。
【0034】含有量は、脂肪細胞の分化を抑制するとい
う効果を生じる限り任意に設定できるが、以下に、より
好ましい具体的含有量を示す。
【0035】本発明の抗肥満剤における、カロテノイド
の濃度は0.1μM〜20μM、より好ましくは0.4
μM〜3μMであるとよい。
【0036】カロテノイドの濃度が0.1μMより薄い
と本発明の効果が充分示されず、一方、20μMより濃
いと、かえって本発明の効果が阻害される場合もある。
【0037】また、本発明の脂肪細胞の分化を抑制する
作用を有する抽出物の濃度は、1μg/ml〜500μg/
ml、より好ましくは5μg/ml〜100μg/mlの量であ
るとよい。
【0038】尚、上述した抽出物又はカロテノイドをそ
のまま抗肥満剤とする場合には、該抗肥満剤を実際ヒト
に投与する場合、上記の溶媒に分散させて使用すること
が好ましい。そして、その場合の抗肥満剤の使用量は、
抗肥満剤と分散媒との合計量に対し、上記抽出物又はカ
ロテノイドの占める割合が上記の濃度範囲を満たすよう
に設定されるとよい。
【0039】上述した抽出物に脂肪細胞の分化を抑制す
る作用を有する物質が含まれているか否かを判断する方
法としては、又は上述した抽出物あるいはカロテノイド
が本発明の効果を発揮するに有効な量含有されているか
否かを判断する方法としては、公知の脂肪細胞の分化を
抑制する作用を検定する方法を用いることができる。
【0040】例えば、前駆脂肪細胞を培養し、コンフル
エントに達した後、分化処理試薬としてインスリンを添
加することで分化を誘導する。その際、上記抽出物又は
カロテノイドを含有する抗肥満剤をインスリンと共に添
加する試料と、これら抗肥満剤を添加しない試料とを作
製する。各試料におけるGPDH(グリセロール−3−
リン酸脱水素酵素)活性を測定し(具体的なGPDH活
性の測定法については、実施例に記載)、該測定値を脂
肪細胞の分化を抑制するか否かの判断の指標とする。抗
肥満剤を添加していないインスリン単独の試料(以下、
コントロールともいう)の測定値に比較して、インスリ
ンと共に抗肥満剤を添加した試料の測定値が低い値を示
した場合には、その低い値を示した試料には脂肪細胞の
分化を抑制する効果があると判断することができる。 <2>本発明の抗肥満剤を含有する医薬用組成物。
【0041】本発明の医薬用組成物は、上記の抗肥満剤
を、常法にしたがって配合したものであり、脂肪細胞の
分化を抑制する作用が期待できるものであれば特に限定
されるものではない。
【0042】本発明の医薬用組成物の剤型は、特に限定
されないが、一般に製剤上許容される1または2種類以
上の担体、賦形剤、統合剤、防腐剤、安定剤、香味剤等
と共に混合して、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、水薬、ド
リンク剤等の内服剤型とすることが好ましい。このよう
な製剤化は、通常、医薬の製造に用いられる方法に従っ
て製剤化することができる。
【0043】上記医薬用組成物の投与量としては、疾患
の種類、症状、患者の年齢、体重等により異なるが、成
人1日当たり、カロテノイドを含む野菜又は果実から有
機溶媒を用いて抽出することによって得られる脂肪細胞
の分化を抑制する作用を有する抽出物を10〜1000
mg含む抗肥満剤を含有する医薬用組成物を、又は、カ
ロテノイドを1〜100mg含む抗肥満剤を含有する医
薬用組成物を、1回ないし数回に分けて経口投与するの
が好ましい。 <3>本発明の抗肥満剤を含有する飲食品用組成物 本発明の飲食品用組成物は、上記の抗肥満剤を、常法に
したがって配合したものである。
【0044】本発明の飲食品用組成物としては、上記の
脂肪細胞の分化を抑制する作用が期待できるものであれ
ば特に限定されるものではないが、種々の食品に、食品
として通常用いられている任意成分とともに、食品原料
に抽出物を所要量配合することができる。この抽出物を
配合する際に特に留意することはなく、通常の製造方法
により加工製造することにより、健康食品、機能性食品
を製造することができる。配合量は、飲食品の種類によ
り異なるが、飲食品の味を損なわず、且つ十分な脂肪細
胞の分化を抑制する効果を得るためには、飲食品用組成
物全量に対して、脂肪細胞の分化を抑制する作用を有す
る抽出物を0.1〜10重量%の割合で、より好ましく
は0.5〜5重量%の割合で、又は飲食品用組成物全量
に対して、カロテノイドを0.01〜1重量%の割合
で、より好ましくは0.02〜0.5重量%の割合で、
配合させるのが好ましい。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0046】尚、実施例で使用した試薬はインスリンが
シグマ社製である以外、その他の試薬は全て和光純薬工
業(株)製である。
【0047】
【実施例1】<試料抽出方法>試料の抽出方法は、以下
のように行った。図1に本発明の分画方法の概略図を示
す。
【0048】各野菜(トマト、赤ピーマン、かぼちゃ、
クコ)の可食部を凍結乾燥し、乾燥粉末を得た。この各
野菜の乾燥粉末10gに100mLの蒸留水を加え、上
清を取り除き残渣を得た。この操作を更に2回繰り返
し、計3回の操作により残渣を得た。この残渣に1Lの
ヘキサン、アセトン、エタノール及びトルエンからなる
混合液(10:7:6:7)を加え、残渣を取り除いた
上清を抽出液として得た。この操作を更に2回繰り返
し、計3回の操作により抽出液を得た。この抽出液をエ
バポレーターを用いて濃縮乾固させることにより、脂肪
細胞の分化を抑制する作用を有する各野菜における各抽
出物を得た(以下、「試料」ともいう)。
【0049】更に上述した各抽出物1gに対して、ヘキ
サン、アセトン、エタノール及びトルエンからなる混合
液(10:7:6:7)50mLを加えて溶解させた。
次に3%水酸化カリウム/メタノール溶液を5mL加え
て、50℃で30分間、ケン化を行なった。次に100
mLの蒸留水を加えて分配後、上層の有機溶媒層を分取
した。有機溶媒層を減圧濃縮し、ヘキサン、アセトン、
エタノール、トルエンの混合溶媒(10:7:6:7)
10mLを加えて溶解させた。HPLC(島津製)で、
ODSカラム(Inertsil PREP-ODS 20×250mm(GL Scien
ces))を用い、移動相にメタノール、ジクロロメタン
(9:1)の混合溶媒を用いて、流速10mL/分で分
取した。各カロテノイドのリテンションタイムは、カプ
サンチンが5分、ルテインが8分、ゼアキサンチンが1
0分、リコピンが20分であった。分取後、有機溶媒を
減圧濃縮し、各カロテノイドの分画物を得た(以下、
「試料」ともいう)。
【0050】上記の操作による分画により得られた各画
分への分配率(重量%)を表1に示す。ここで、分配率
とは、各分画から得られた試料の重量を、分画開始前の
凍結乾燥物重量(10g)で除した値に100を乗じて
%表示したものである。
【0051】
【表1】 尚、表1中、トマトの欄に記載されているカロテノイド
の量とは、リコピンの量を表している。同様に、赤ピー
マンの欄に記載のカロテノイドはカプサンチンを、かぼ
ちゃの欄に記載のカロテノイドはルテインを、クコの欄
に記載のカロテノイドはゼアキサンチンを表している。
【0052】
【実施例2】<脂肪細胞分化抑制作用の評価>評価に
は、前駆脂肪細胞として汎用されている3T3-L1細胞(ア
メリカンタイプカルチャーコレクションATCC CCL 92.
1)を用いた。
【0053】前駆脂肪細胞を、10%ウシ胎児血清(和光
純薬工業(株)製)を含むDME培地(和光純薬工業
(株)製)で、37℃、5%CO2条件下で培養した。コンフ
ルエントに達した後、分化処理試薬としてインスリン
(シグマ社製、豚脾由来、最終濃度で1μM添加)を、培
地交換時に概ね1日置きに5回添加することで分化を誘導
した。
【0054】各野菜抽出物(30μg/ml)及び各カロテノ
イド(1.5μM)(各抽出物及び各カテロイドを10%ウ
シ胎児血清に懸濁して抗肥満剤としている。また、カッ
コ内の数字は最終濃度を示す)を、分化処理試薬と同時
に添加した。
【0055】脂肪細胞への分化は、GPDH活性(グリセロ
ール-3-リン酸脱水素酵素)を指標とした。インスリン及
び各試料(試料又は試料を含有する各試料)添加か
ら10日後、以下の方法でGPDH活性を測定した。
【0056】各培養液の上清200μlに25mM EDTA、1mM D
TT(ジチオトレイトール)を含む1Mトリエタノールアミン
(pH7.4)600μlと1.5mM NADH 100μlを加えて混合後、4
mM DHAP(ジヒドロキシアセトンリン酸)を100μl添加
し、添加1分後から5分後まで1分間隔で340nmの吸光度を
測定した。そして、吸光度減少速度を求めることで、蛋
白1mg及び1分間当たりのGPDH酵素活性を算出した。
【0057】結果を図2及び図3に示す。
【0058】図2に示したとおり、インスリン添加によ
り、インスリンなしの場合と比べて分化の指標となるGP
DH活性が著しく上昇しているのに対して、各野菜抽出物
(30μg/ml)の添加により、明らかな活性の抑制が認め
られた。これより、すべての野菜抽出物において、前駆
脂肪細胞の脂肪細胞への分化を抑制する活性があること
が認められた。
【0059】尚、図2中に示してあるアルファベット
(a,b,c)は、共通するアルファベットを有しない
ものについて危険率5%未満で、統計的に有意な差があ
ることを示す。
【0060】図3に示したとおり、インスリン添加によ
り、インスリンなしの場合と比べて分化の指標となるGP
DH活性が著しく上昇しているのに対して、各カロチノイ
ド(1.5μM)の添加により、明らかな活性の抑制が認め
られた。これより、すべてのカロテノイドにおいて、前
駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化を抑制する活性があるこ
とが認められた。
【0061】尚、図3中に示してあるアルファベット
(a,b,c)は、共通するアルファベットを有しない
ものについて危険率5%未満で、統計的に有意な差があ
ることを示す。
【0062】以上、実験結果から明らかなように、カロ
テノイドを含む野菜又は果実から有機溶媒を用いて抽出
された抽出物及びカロテノイドには脂肪細胞分化を抑制
する活性があることが認められ、よって、これらを有効
成分として含有する剤は、肥満予防又は肥満改善に有効
に作用し、抗肥満剤として有効に使用できることが確認
できた。
【0063】
【発明の効果】本発明により、効果が高く、安全で、脂
肪細胞の分化を抑制する活性を有する新規な成分を含有
する抗肥満剤を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分画方法を説明する概略図。
【図2】 各野菜からの抽出物を前駆脂肪細胞に添加し
た場合の、前駆脂肪細胞のGPDH活性の測定結果を表
す図。
【図3】 各カロテノイドを前駆脂肪細胞に添加した場
合の、前駆脂肪細胞のGPDH活性の測定結果を表す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 S A61P 3/04 A61P 3/04 (72)発明者 稲熊 隆博 栃木県那須郡西那須野町西富山17 カゴメ 株式会社総合研究所内 (72)発明者 関谷 敬三 香川県善通寺市文京町2−2−17−402 Fターム(参考) 4B018 MD15 MD53 ME01 ME14 MF01 4C088 AB19 AB48 BA08 MA07 MA52 NA14 ZA70 4C206 AA02 BA02 CA13 CB15 KA01 MA01 MA04 MA72 NA14 ZA70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カロテノイドを含む野菜又は果実から有
    機溶媒を用いて抽出することにより得られる脂肪細胞の
    分化を抑制する作用を有する抽出物を、有効成分として
    含有する抗肥満剤。
  2. 【請求項2】 前記カロテノイドを含む野菜が、トマ
    ト、赤ピーマン、かぼちゃ及びクコから選ばれる、請求
    項1に記載の抗肥満剤。
  3. 【請求項3】 カロテノイドを有効成分として含有す
    る、抗肥満剤。
  4. 【請求項4】 前記カロテノイドがリコピン、カプサン
    チン、ルテイン及びゼアキサンチンから選ばれる、請求
    項3に記載の抗肥満剤。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4の何れか一項に記載の
    抗肥満剤を含有する医薬用組成物。
  6. 【請求項6】 前記請求項1又は2に記載の抗肥満剤を
    含有する飲食品用組成物。
  7. 【請求項7】 前記請求項3又は4に記載の抗肥満剤を
    含有する飲食品用組成物であって、該飲食品用組成物中
    のカロテノイドの含有量が、0.02重量%以上であ
    る、飲食品用組成物。
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