JP2003082126A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム

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JP2003082126A
JP2003082126A JP2001271259A JP2001271259A JP2003082126A JP 2003082126 A JP2003082126 A JP 2003082126A JP 2001271259 A JP2001271259 A JP 2001271259A JP 2001271259 A JP2001271259 A JP 2001271259A JP 2003082126 A JP2003082126 A JP 2003082126A
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Yoshio Meguro
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Mitsubishi Polyester Film Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 取り扱い性が良好であり、耐カール性、熱穿
孔性、印刷時の画像の解像度および印字品位性に優れ、
感熱孔版印刷原紙用に好適なポリエステルフィルムを提
供する。 【解決手段】 酸成分の60〜90モル%がテレフタル
酸成分、10〜40モル%が2,6−ナフタレンジカル
ボン酸成分、グリコール成分の30〜60モル%が1,
4−ブタジオール成分、40〜70モル%がエチレング
リコール成分である共重合ポリエステル(A)を30〜
70重量%含有するポリエステル組成物からなる、厚み
0.5〜5.0μmの二軸配向ポリエステルフィルムで
あって、当該フィルム中に、平均粒径が0.5〜2.0
μm、粒径分布値(r)が1.5以下の架橋高分子粒子
を0.1〜1.0重量%含有することを特徴とする二軸
配向ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、二軸配向ポリエス
テルフィルムに関する。詳しくは、本発明は、感熱孔版
印刷原紙用に好適なポリエステルフィルムに関する。さ
らに詳しくは、本発明は、穿孔感度および耐カール性に
優れ、印刷時の画像の解像度、印字品位性に優れ、高感
度感熱孔版印刷原紙用フィルムとして好適なフィルムに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、感熱孔版印刷用原紙としては、ポ
リエステル等の熱可塑性樹脂フィルムに多孔性薄葉紙を
ラミネートしたものが知られており、かかる用途に用い
られるフィルムには、以下のような特性が要求される。 (1)熱穿孔感度が良いこと。すなわち、少量の熱量で
溶融し、かつ、印刷時の画像が鮮明になるような適度な
大きさの穿孔が得られるような十分な熱収縮率を有する
こと。 (2)多孔性薄葉紙とのラミネートおよび印刷時の作業
に十分耐え得る強度、弾性率を有すること。また、かか
る作業において、加熱工程があっても、その影響で原紙
の著しいカール等の問題が生じないこと。 【0003】(3)熱穿孔の階調性が良いこと。原紙と
して使用する際、穿孔されるべき部分以外が周囲の穿孔
の影響で溶融してしまうと、印刷画像の階調性が劣るよ
うになり、好ましくない。すなわち、穿孔される部分と
穿孔されない部分とがはっきり区別できるような熱穿孔
特性を有すること。 また、これらの要件に加え、フィルム製造時および原紙
作成時の取り扱い性、生産性にも優れていることが求め
られる。具体的には、フィルム製造時には、延伸性が良
好で、破断等のトラブルを起こさず、また、巻き取り
性、スリット性も良好で、巻き取り時にシワが入った
り、巻きずれを起こしたりしないことが必要である。原
紙作成時においても、フィルムの巻き出しや、工程内で
のフィルム走行等でのトラブルが発生しないことが必要
である。 【0004】従来、かかる用途に用いるフィルムとして
熱可塑性樹脂を対象とした二軸延伸フィルムであって、
その熱的特性を規定することにより印刷特性を改善した
フィルム(特開昭62−149496号公報)、表面の
粗度および突起個数を規定したフィルム(特開昭63−
227634号公報)、あるいは熱収縮特性を規定した
フィルム(特開昭62−282983号公報、特開昭6
3−312192号公報、特開平3−30996号公
報)等が提案されているが、上記した課題をすべて解決
できるものではなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであって、その解決課題は、取り扱い
性が良好であり、耐カール性、熱穿孔性、印刷時の画像
の解像度および印字品位性に優れ、感熱孔版印刷原紙用
に好適なポリエステルフィルムを提供することにある。 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み、鋭意検討した結果、特定の共重合ポリエステル
からなり、特定の物性を有する二軸配向ポリエステルフ
ィルムによれば、上記課題を解決できることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要
旨は、酸成分の60〜90モル%がテレフタル酸成分、
10〜40モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成
分、グリコール成分の30〜60モル%が1,4−ブタ
ジオール成分、40〜70モル%がエチレングリコール
成分である共重合ポリエステル(A)を30〜70重量
%含有するポリエステル組成物からなる、厚み0.5〜
5.0μmの二軸配向ポリエステルフィルムであって、
当該フィルム中に、平均粒径が0.5〜2.0μm、粒
径分布値(r)が1.5以下の架橋高分子粒子を0.1
〜1.0重量%含有し、かつ下記式(1)〜(4)を同
時に満足することを特徴とする二軸配向ポリエステルフ
ィルムに存する。 50≦Tg≦85 …(1) 150≦Tm≦240 …(2) 0.02≦Ra≦0.20 …(3) 0.100≦ΔP≦0.150 …(4) (上記式中、Tgはフィルムのガラス転移温度(℃)、
Tmはフィルムの融点(℃)、Raはフィルム表面の中
心線平均粗さ(μm)、ΔPはフィルムの面配向度を表
す) 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう共重合ポリエステル(A)とは、酸成分の
60〜90モル%がテレフタル酸成分、10〜40モル
%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、グリコール
成分の30〜60モル%が1,4−ブタンジオール成
分、40〜70モル%がエチレングリコール成分である
共重合ポリエステルを指す。 【0007】また、本発明でいう共重合ポリエステル
(A)を30〜70重量%含有するポリエステル組成物
とは、共重合ポリエステル(A)と共重合ポリエステル
(A)以外の一種以上のポリエステルを含有する組成物
を指す。ここでいう共重合ポリエステル(A)以外のポ
リエステルとは、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸等のカルボン酸成分、および
エチレングリコール等のグリコール成分からなるポリエ
ステルを指すが、それ以外の成分を含む共重合体であっ
てもよい。かかる共重合可能な成分としては、上記した
成分以外に、フタル酸、セバシン酸、アジピン酸等のジ
カルボン酸、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール等のグリコール成分、およびp−ヒドロキシ安息
香酸等のオキシカルボン酸等が挙げられる。 【0008】本発明でフィルム原料として用いるポリエ
ステル組成物を得る方法としては、共重合ポリエステル
(A)と他のポリエステルとをブレンドして、溶融混練
りする方法が好ましく用いられる。本発明における共重
合ポリエステル(A)の含有量は、30〜70重量%、
好ましくは35〜65重量%、さらに好ましくは40〜
60重量%である。30重量未満では、高度な穿孔感度
を得るための収縮特性が得られなくなるために好ましく
ない。一方、70重量%を超えると、フィルム製造時に
延伸性が著しく悪化し、生産性の低下をもたらすように
なるため好ましくない。 【0009】本発明のポリエステルを構成する共重合ポ
リエステル(A)は、酸成分の60〜90モル%がテレ
フタル酸成分、10〜40モル%が2,6−ナフタレン
ジカルボン酸成分、好ましくは60〜80モル%がテレ
フタル酸成分、10〜30モル%が2,6−ナフタレン
ジカルボン酸成分から構成されるものである。かかる範
囲外では、フィルムの耐熱寸法安定性が悪化して、フィ
ルム搬送、マスターフィルム保管中のカール、局所タル
ミが発生し、印刷画像の階調性が劣るようになるので好
ましくない。 【0010】また、本発明のポリエステルを構成する共
重合ポリエステル(A)は、グリコール成分の30〜6
0モル%が1,4−ブタンジオール成分、40〜70モ
ル%がエチレングリコール成分、好ましくは30〜50
モル%が1,4−ブタンジオール成分、40〜60モル
%がエチレングリコール成分から構成されるものであ
る。かかる範囲外では、低エネルギーでの感度、同一厚
みでの腰の強さが弱く、目的とする特性が発現しない。 【0011】本発明のフィルムのガラス転移温度(T
g)は、50〜85℃の範囲であり、好ましくは60〜
80℃、さらに好ましくは65℃〜80℃の範囲であ
る。ガラス転移温度が50℃未満では、耐熱寸法安定性
が悪化して、フィルムの搬送、マスターフィルムの保管
中のカール、局所タルミが発生し、印刷画像の階調性が
劣るようになり、ガラス転移温度が85℃を超えると穿
孔感度が悪くなり好ましくない。また、フィルムの融点
は、150〜240℃の範囲であり、好ましくは160
〜230℃、さらに好ましくは160〜210℃の範囲
である。フィルムの融点が240℃を超えると感熱孔版
原紙とした際の低熱エネルギーでの穿孔性が低下し、本
発明の目的とする高度は穿孔感度が得られなくなるので
好ましくない。一方、フィルムの融点が150℃未満で
は、フィルムの耐熱寸法安定性が悪化して、原紙を製造
する工程や原紙の保管中にカールが発生したり、印刷画
像の階調性が劣るようになるので好ましくない。 【0012】本発明において、融点はDSC(差動熱量
分析)により測定されるが、融解吸熱ピークが2カ所以
上に得られることが、さらに高度な穿孔感度を得るため
に好ましい。かかる融解吸熱温度の差は、好ましくは5
℃以上、さらに好ましくは10℃以上である。このよう
な場合、本発明においては、最も低温度ピーク(i)か
ら算出されるエネルギーが融解の全ピークから算出され
るエネルギー合計の30%以上である場合は、ピーク
(i)の頂点温度を融点とし、30%未満の場合は、最
も溶融エネルギーの大きいピークの頂点の温度を融点と
する。 【0013】本発明のフィルムは、フィルム製造時の巻
き上げ工程、フィルムマスター作成時のコーティング、
貼り合わせ工程および印刷時の作業性を向上させるた
め、あるいは、熱穿孔時のサーマルヘッドとフィルムの
融着を防止するため、フィルム表面を粗面化してフィル
ムに適度な滑り性を付与することが望ましく、表面を適
度に粗面化するために、粒度分布値(r)が1.5以下
で平均粒径0.5〜2.0μmの架橋高分子粒子を0.
1〜1.0重量%フィルムに含有させる。架橋高分子粒
子の平均粒径が0.1μm未満の場合は、フィルムの巻
き特性が劣りフィルムをロールに巻いた際にシワが入
り、また、粒度分布値が1.5を超える場合や平均粒径
が2.0μmを超える場合は、フィルム表面の平坦性が
損なわれ、その結果、熱伝達にムラが生じて穿孔が不均
一となり、解像度が劣ったり、印字品位が損なわれる。
架橋高分子粒子の好ましい粒度分布値は1.4以下、好
ましい平均粒径は0.6〜1.8μmである。 【0014】本発明において、ポリエステル中の架橋高
分子粒子の含有量は、通常0.1〜1.0重量%、好ま
しくは0.2〜0.8重量%である。架橋高分子粒子の
含有量が0.1重量%未満の場合は、フィルムの巻き特
性が劣る傾向がある。架橋高分子粒子の含有量が1.0
重量%を超える場合は、フィルム表面の粗面化の度合い
が大き過ぎて、熱伝達にムラが生じ、その結果、穿孔が
不均一となり、解像度が劣ったり、印字品位が損なわれ
るおそれがある。本発明で用いる架橋高分子粒子は、例
えば、分子中に唯1個の脂肪族不飽和結合を有する化合
物(I)の1種以上と、架橋剤として分子中に2個以上
の脂肪族不飽和結合を有する化合物(II)の1種以上と
を乳化重合法で共重合させることによって得られる。こ
こで言う乳化重合法とは、ソープフリー乳化重合、シー
ド乳化重合などの概念を包括した広義の乳化重合を指
す。そして、これらの重合には、重合開始剤として、過
酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸カリウム−チオ硫酸
ナトリウム等が使用される。 【0015】上記の化合物(I)としては、アクリル
酸、メタクリル酸およびこれらのアルキルまたはグリシ
ジルエステル、無水マレイン酸およびアルキル誘導体、
ビニルグリシジルエーテル、酢酸ビニル、スチレン、ア
ルキル置換スチレン等が挙げられる。上記化合物(II)
としては、ジビニルベンゼン、ジビニルスルホン、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,4ブタンジオー
ルジアクリレート等が挙げられる。化合物(I)および
(II)は、各々1種類以上使用されるが、窒素原子含有
化合物やエチレンを共重合させてもよい。 【0016】また、重合時の分散助剤としては、脂肪酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフ
ォン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キル、アルキルアリル硫酸エステル塩などの陰イオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシ
エチレン誘導体、ポリオキシエチレン−オキシプロピレ
ンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、アルキルアミ
ン塩、第4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、
アルキルベタイン、アミンオキサイド等の両性界面活性
剤を使用することができる。これらの中では、アルキル
ジフェニルエーテルジスルフォン酸塩で代表される陰イ
オン性界面活性剤が好適に使用される。 【0017】乳化重合法で得られる共重合体は、架橋構
造を有し、ポリエステルの製造または成型時の高温にお
いて、実質的に不溶、不融の耐熱性を有するものでなけ
ればならない。具体的には、窒素ガス流通下300℃で
30分間加熱処理した後の重量減少率が通常30重量%
以下、好ましくは20重量%以下である耐熱性が要求さ
れる。また、上記の共重合体は、多孔質または非多孔質
の何れであってもよいが、多孔質である方がポリエステ
ルとの親和性により優れるので好ましい。 【0018】本発明においては、上記したような方法に
より表面を粗面化したフィルムを得るが、作業性や印刷
時の解像度、印字品位をさらに高度に満足させるため
に、フィルムの中心線平均粗さ(Ra)が0.02〜
0.20μmであることが必要であり、好ましくは0.
05〜0.15μmの範囲である。かかる範囲となるよ
う適宜、条件を選択することが望ましい。本発明のフィ
ルムの厚みは0.5〜5.0μm、好ましくは0.5〜
3.0μm、さらに好ましくは0.5〜2.5μmであ
る。フィルム厚みが薄くなれば熱伝導距離が短縮され、
穿孔時に必要な熱エネルギーも減少するため穿孔性が向
上し、印刷時の解像度や印字品位性が向上するが、フィ
ルム厚みが0.5μm未満では、印字が不鮮明で濃淡斑
が生じやすくなる傾向があり、耐刷性も低下することが
ある。またフィルム厚みが5.0μmを超えると、穿孔
性が悪化し、印刷時に斑が生じることがある。 【0019】本発明のフィルムは、極めて薄いフィルム
であるので、フィルムの長手方向と幅方向の引っ張り弾
性率をともに通常200kg/mm2以上、好ましくは
250kg/mm2以上とすることにより、取り扱い性
や耐刷性がさらに良好となる。本発明の二軸配向フィル
ムの面配向度(ΔP)は0.100〜0.150、好ま
しくは0.110〜0.145の範囲であることによ
り、印刷時の解像度や印字品位が良好となる。また、本
発明においては、フィルムの100℃3分間処理後の収
縮率が20%以上、さらには30〜80%の範囲である
ことが好ましい。20%未満では、穿孔感度が不足して
印刷時の画像濃度が低下する傾向がある。 【0020】次に本発明のポリエステルフィルムの製造
方法について説明する。本発明においては、ポリマーを
エクストルーダーに代表される周知の溶融押し出し装置
に供給し、当該ポリマーの融点以上の温度に加熱し溶融
する。次いで、溶融したポリマーをスリット状のダイか
ら押し出し、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の
温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未配
向シートを得る。この場合、シートの平面性を向上させ
るため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高める必
要があり、本発明においては静電印加密着法および/ま
たは液体塗布密着法が好ましく採用される。 【0021】本発明においては、このようにして得られ
たシートを2軸方向に延伸してフィルム化する。すなわ
ち、前記未延伸シートを好ましくは縦方向に20〜10
0℃で2〜4倍に延伸し、次いで横方向に2〜4倍延伸
を行い、二軸に配向したフィルムを得る。さらに好まし
くは、得られた未延伸シートをまず20〜85℃で2〜
3倍、さらに40〜100℃で1.1〜1.5倍延伸す
る。その際、縦延伸後の複屈折率(Δn)は0.090
以下、好ましくは0.080以下とすればよい。次いで
横方向に50〜100℃で2〜4倍延伸を行い、2軸に
配向したフィルムを得る。また、前記未延伸シートを面
積倍率が10〜40倍になるように同時二軸延伸するこ
とも可能である。 【0022】かくして得られたフィルムを熱処理しても
よく、また必要に応じ熱処理を行う前または後に再度縦
および/または横方向に延伸してもよい。本発明におい
ては、上記した熱収縮特性を有するフィルムを得るため
に、延伸倍率を面積倍率として6倍以上、延伸後の熱処
理を実質的に行わないか、行ったとしても110℃以
下、さらには90℃以下とし、熱処理時間は1秒〜5分
間でフィルムを30%以内の伸長または定長下で行うこ
とが好ましい。なお、本発明においては、製膜に共する
ポリエステル全量に対し、10重量%程度以下の他のポ
リマー(例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、
ポリアミド、ポリイミド等)を含有させることができ
る。また、必要に応じ、酸化防止剤、熱安定剤、潤滑
剤、帯電防止剤、染料、顔料等の添加剤を配合してもよ
い。 【0023】かくして得られた本発明のポリエステルフ
ィルムは、常法に従って所定の多孔性薄葉紙を公知の接
着剤を用いてラミネートして感熱孔版印刷用原紙を製造
する際、40〜50℃程度の乾燥工程および夏場を経る
長期保存中にフィルムの収縮に起因すると考えられるカ
ールが発生することがある。したがって、本発明におい
ては、カール防止のため、得られたフィルムを30〜7
0℃で5時間から5日間、好ましくは35〜60℃で1
2時間から3日間エージング処理すると当該環境下での
耐カール性が良好となる。 【0024】本発明において、感熱孔版印刷用原紙とし
た際の常温カール径および50℃カール径は通常18m
m以上、好ましくは20mm以上である。通常カール径
および50℃カール径が18mm未満では、孔版印刷機
内で原紙の搬送が不良となり、原紙詰まり等のトラブル
が生じる恐れがある。さらに常温カール径と50℃カー
ル径の比は通常1.0〜2.0、好ましくは1.0〜
1.7である。この値が2.0を超えると、ラミネート
条件あるいは保存中の温湿度変化によりカールが生じや
すくなる傾向がある。 【0025】 【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、本発明で用い
た物性測定法は下記のとおりである。実施例および比較
例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。 【0026】(1)架橋高分子粒子の平均粒径(μm)
および粒径分布値(r) 電子顕微鏡にて測定した等価球形分布における積算体積
分率50%の粒径を平均粒径とした。粒径分布値(r)
は下記式から算出した。 粒度分布値(r)=d25/d75 (上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれの総体積の25%、75%に相
当する粒径(μm)を示す) 【0027】(2)極限粘度(dl/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン(50
/50(重量比))の混合溶媒100ml中に溶解さ
せ、エベローデ型粘度計にて30℃で測定した。 【0028】(3)フィルムの厚み(μm) シチズン時計製厚さ計ミューメトロンを用いて測定し
た。 【0029】(4)ガラス転移温度[Tg(℃)]、融
点[Tm(℃)] セイコー電子工業(株)製差動熱量計SSC580DS
C20型を用いて測定した。DSC条件は以下のとおり
である。すなわち、試料フィルム10mgをDSC装置
にセットし、10℃/分の速度で昇温し、0℃〜300
℃の範囲で測定し、ベースラインが変化する温度をガラ
ス転移温度(Tg)、融解吸熱ピークの頂点を融点(T
m)とした。 【0030】(5)加熱収縮率(S) 試料を無張力状態で100℃に保ったオーブン中、3分
間熱処理し、その前後の試料の長さを測定して次式にて
加熱収縮率を算出した。 S(%)={(L0−L1)/L0}×100 (上記式中、L0は熱処理前のサンプル長、L1は熱処理
後のサンプル長)フィルム縦方向と横方向に5点ずつ測
定し、平均値を求めた。 【0031】(6)常温カール径 フィルムに支持体としてマニラ麻の繊維からなる和紙を
用い。接着剤としてビニル系樹脂をトルエンに溶解した
ものを用い、フィルムと和紙をラミネートし、50℃の
エアーオーブンで10秒間乾燥し、感熱孔版印刷用原紙
を得た。得られた原紙をB4サイズに切り、これをフラ
ットな台上にフィルム面を上に置き、25℃で24時間
後のカール径を測定した。 【0032】(7)50℃カール径 常温カール測定時と同様の方法で感熱孔版印刷用原紙を
作成し、得られた原紙をB4サイズに切り、これをフラ
ットな台上にフィルム面を上に置き、50℃、湿度90
%の恒温恒湿中で1週間処理した後のカール径を測定し
た。 【0033】(8)中心線平均粗さ(Ra) (株)小坂研究所製表面粗さ測定機(SE−3F)を用
いて次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲
線からその中心線方向に基準線L(2.55mm)の部
分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をx軸、縦倍
率の方向をy軸として粗さ曲線y=f(x)で表した
時、次の式で与えられた値を〔μm〕で表す。中心線粗
さは、試料フィルム表面から10本の断面曲線を求め、
これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の中心線平均
粗さの平均値で表した。なお、触針の先端半径は2μ
m、過重30mmgとし、カットオフ値は0.08mm
とした。 Ra=(1/L)∫L 0|f(x)|dx 【0034】(9)フィルムの面配向度(ΔP) アタゴ光学社製アッベ屈折計を用い、フィルム面内の屈
折率の最大値(nγ)、それに直角方向の屈折率(n
β)およびフィルムの厚さ方向の屈折率(nα)を測定
し、次式より面配向度(ΔP)を算出した。なお、屈折
率の測定は、ナトリウムD線を用い、23℃で行った。 ΔP=(nγ+nβ)/2−nα 【0035】(10)巻き特性 直径15cmの紙芯にラインスピード約170m/分で
製造されるフィルムを6000m巻き取った後、端面の
状態を観察して次の3段階に分けて評価した。 ◎…端面がすべて揃っている。 ○…端面がほぼ揃っている(実用可能)。 △…端面の一部が不揃いである。 ×…端面のかなりの部分が不揃いである。 【0036】(11)感熱孔版印刷原紙実用特性 フィルムに和紙を貼り合わせて原紙を作成した。得られ
た原紙をサーマルヘッドにより、印加エネルギー0.0
9mJおよび0.12mJにて文字画像および16段階
の階調画像を製版した。製版された原紙のフィルム側か
ら顕微鏡で階調画像部の穿孔状態を観察し、以下の項目
について評価した。 【0037】(i)穿孔感度 ◎…所定の穿孔が確実に行われ、穿孔の大きさも十分で
ある。 ○…所定の穿孔がほぼ確実に行われ、穿孔の大きさも十
分である。 △…希に所定の穿孔が得られない部分や穿孔の大きさが
不十分な部分がある。 ×…所定の穿孔が得られない部分が数多くあり、穿孔の
大きさも不十分であり、実用上支障がある。 また、製版原紙を用い、理想科学工業(株)製リソグラ
フAP7200印刷機を用いて実際に印刷し、得られた
文字、画像について、下記の特性を目視で判定した。 【0038】(ii)印字品位性 ◎…濃度のムラ、にじみが全くなく、鮮明に印字でき
る。 ○…濃度のムラ、にじみがなく、鮮明に印字できる。 △…僅かに濃淡のムラ、にじみが認められ、やや鮮明さ
に欠ける。 ×…濃淡のムラ、あるいはにじみ、かすれがはっきり出
ている。 【0039】実施例1 〈架橋高分子粒子の製造〉脱塩水1500重量部に水溶
性重合開始剤の過硫酸カリウム0.5重量部と分散安定
剤としてラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマール0
花王株式会社製)0.025重量部を添加し均一に溶
解させた後、エチレングリコールジメタクリレート60
重量部、メタクリル酸メチル20重量部およびジビニル
ベンゼン20重量部の混合溶液を加えた。窒素ガス雰囲
気下で攪拌しながら70℃−24時間重合反応を行っ
た。反応率は98%で、得られた粒子の平均粒径は1.
2μm、粒度分布値(r)は1.23であった。次に架
橋高分子粒子含有水スラリーにエチレングリコールを加
え、加熱減圧下で水を留去しエチレングリコールスラリ
ーとした。 【0040】〈共重合ポリエステル(A)の製造〉テレ
フタル酸ジメチル75モル%、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチル25モル%、エチレングリコール50
モル%、1,4−ブタンジオール50モル%、テトラブ
チルチタネート0.005部を反応器にとり、反応開始
温度を190℃とし、メタノールの留出とともに反応温
度を徐々に上昇させ、3時間後に225℃まで昇温し
た。さらに、常法により重縮合反応を行った。この反応
は、温度を徐々に高めると共に圧力を常圧より徐々に減
じ、2時間後、温度を280℃、圧力を0.3mmHg
とした。反応開始後、4時間を経た時点で反応を停止
し、窒素加圧下ポリマーを吐出させた。得られたポリエ
ステルの極限粘度は0.67であった。 【0041】〈ポリエステル(B)の製造〉テレフタル
酸ジメチル100部とエチレングリコール60部とを出
発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水塩0.
09部を加え、エステル交換反応を行った。次いで平均
粒径1.2μm、粒度分布値1.23の球状架橋高分子
粒子をエチレングリコールスラリーとして添加し、エチ
ルアシッドフォスフェート0.04部、三酸化アンチモ
ン0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行い、ポリ
エステル(B)を得た。該ポリエステルの極限粘度は
0.66であり、ポリマー中での架橋高分子粒子の含有
量は1.0重量%であった。 【0042】〈ポリエステルフィルムおよび感熱孔版印
刷用原紙の製造〉得られた共重合ポリエステル(A)5
0部と、ポリエステル(B)50部とを均一に混合し、
260℃にて押し出し機よりシート状に押し出し、表面
温度を30℃に設定した回転冷却ドラムで静電印加冷却
法を利用して急冷固化させ、厚み18μmの実質的に非
晶質のシートを得た。得られたシートを縦方向に65℃
で2.5倍、さらに75℃で1.2倍延伸し、次いで横
方向に80℃で3.0倍延伸した後、90℃で6秒間熱
処理を施し、厚み2μmの二軸配向フィルムを製造し
た。次いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉
紙に貼り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行
い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0043】実施例2 実施例1において、共重合ポリエステル(A)60部
と、ポリエステル(B)40部とする以外は、実施例1
と同様にして2.0μmの二軸配向フィルムを製造し
た。次いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉
紙に貼り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行
い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0044】実施例3 実施例1において、共重合ポリエステル(A)のテレフ
タル酸ジメチルを85モル%、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチルを15モル%、エチレングリコールを
70モル%、1,4−ブタンジオールを30モル%とす
る以外は、実施例1と同様にして2.0μmの二軸配向
フィルムを製造した。次いで得られたフィルムを常法に
従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で24時間エ
ージング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄
写印刷を行った。 【0045】比較例1 実施例1において、共重合ポリエステル(A)25部
と、ポリエステル(B)75部とする以外は、実施例1
と同様にして2.0μmの二軸配向フィルムを製造し
た。次いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉
紙に貼り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行
い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0046】比較例2 実施例1において、共重合ポリエステル(A)75部
と、ポリエステル(B)25部とする以外は、実施例1
と同様にして2.0μmの二軸配向フィルムを製造し
た。次いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉
紙に貼り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行
い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0047】比較例3 実施例1において、共重合ポリエステル(A)のテレフ
タル酸ジメチルを95モル%、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチルを5モル%、エチレングリコールを8
0モル%、1,4−ブタンジオールを20モル%とする
以外は、実施例1と同様にして2.0μmの二軸配向フ
ィルムを製造した。次いで得られたフィルムを常法に従
い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で24時間エー
ジング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写
印刷を行った。 【0048】比較例4 実施例1において、共重合ポリエステル(A)のテレフ
タル酸ジメチルを55モル%、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチルを45モル%、エチレングリコールを
35モル%、1,4−ブタンジオールを65モル%とす
る以外は、実施例1と同様にして2.0μmの二軸配向
フィルムを製造した。次いで得られたフィルムを常法に
従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で24時間エ
ージング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄
写印刷を行った。 【0049】比較例5 実施例1において、架橋高分子粒子の平均粒径を0.4
μmとする以外は、実施例1と同様にして2.0μmの
二軸配向フィルムを製造した。次いで得られたフィルム
を常法に従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で2
4時間エージング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作
成し、謄写印刷を行った。 【0050】比較例6 実施例1において、架橋高分子粒子の平均粒径を2.5
μmとする以外は、実施例1と同様にして2.0μmの
二軸配向フィルムを製造した。次いで得られたフィルム
を常法に従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で2
4時間エージング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作
成し、謄写印刷を行った。 【0051】比較例7 実施例1において、ポリエステル(B)の架橋高分子粒
子の含有量を2.5重量%とする以外は、実施例1と同
様にして2.0μmの二軸配向フィルムを製造した。次
いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉紙に貼
り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行い、感
熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0052】比較例8 実施例1において、ポリエステル(B)の架橋高分子粒
子の含有量を0.15重量%とする以外は、実施例1と
同様にして2.0μmの二軸配向フィルムを製造した。
次いで得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉紙に
貼り合わせ、50℃で24時間エージング処理を行い、
感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行った。 【0053】比較例9 実施例1において、32μmの未延伸シートを作成し、
縦方向の延伸倍率を4.0倍、横方向の延伸倍率を4.
0倍とする以外は実施例1と同様にして2.0μmの二
軸配向フィルムを製造した。次いで得られたフィルムを
常法に従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で24
時間エージング処理を行い、感熱孔版印刷用原紙を作成
し、謄写印刷を行った。版印刷用原紙を作成し、謄写印
刷を行った。以上、得られたフィルムの物性および原紙
実用特性をまとめて下記表1〜3に示す。 【0054】 【表1】【0055】 【表2】 【0056】 【表3】【0057】 【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のポリエ
ステルフィルムは、取り扱い性が良好で、かつ該フィル
ムを用いた感熱孔版印刷用原紙は耐カール性、熱穿孔
性、印刷時の画像の解像度および印字品位性に優れたも
のであり、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101:00) B29K 67:00 B29K 67:00 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 2H114 AB25 BA06 BA10 DA56 DA64 DA75 EA01 EA04 FA01 FA08 4F071 AA01 AA45 AA46 AA84 AA86 AH04 AH06 BB06 BB08 BC01 BC16 BC17 4F210 AA24E AB23 AG01 AH81 QC05 QC06 QG01 QG18 4J002 BG04Z BG05Z BG07Z CF05W CF07X CF08Y FA08Z GF00 GG00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 酸成分の60〜90モル%がテレフタル
    酸成分、10〜40モル%が2,6−ナフタレンジカル
    ボン酸成分、グリコール成分の30〜60モル%が1,
    4−ブタジオール成分、40〜70モル%がエチレング
    リコール成分である共重合ポリエステル(A)を30〜
    70重量%含有するポリエステル組成物からなる、厚み
    0.5〜5.0μmの二軸配向ポリエステルフィルムで
    あって、当該フィルム中に、平均粒径が0.5〜2.0
    μm、粒径分布値(r)が1.5以下の架橋高分子粒子
    を0.1〜1.0重量%含有し、かつ下記式(1)〜
    (4)を同時に満足することを特徴とする二軸配向ポリ
    エステルフィルム。 50≦Tg≦85 …(1) 150≦Tm≦240 …(2) 0.02≦Ra≦0.20 …(3) 0.100≦ΔP≦0.150 …(4) (上記式中、Tgはフィルムのガラス転移温度(℃)、
    Tmはフィルムの融点(℃)、Raはフィルム表面の中
    心線平均粗さ(μm)、ΔPはフィルムの面配向度を表
    す)
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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