JP2003079817A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2003079817A
JP2003079817A JP2001277376A JP2001277376A JP2003079817A JP 2003079817 A JP2003079817 A JP 2003079817A JP 2001277376 A JP2001277376 A JP 2001277376A JP 2001277376 A JP2001277376 A JP 2001277376A JP 2003079817 A JP2003079817 A JP 2003079817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
game
change
notification
winning rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001277376A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Suzuki
良隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2001277376A priority Critical patent/JP2003079817A/ja
Publication of JP2003079817A publication Critical patent/JP2003079817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の興趣を高める遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機10は、周囲に複数の図柄を表示し
た回転リール40と、遊技機10を制御するための制御装置
20とを備える。制御装置20は、当選か否かの抽選を行う
ための当選抽選手段110と、当選抽選手段110による抽選
結果がいずれかの当選となったときに当該当選に対応し
た当選フラグを設定するためのフラグ設定手段120と、
いずれかの当選フラグが設定されているときに当該当選
フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると入賞と
判定するための入賞判定手段130とを備える。制御装置2
0は、入賞率を変更するための入賞率変更手段140と、入
賞率の変更を開始させるための変更開始手段141と、入
賞率の変更を終了させるための変更終了手段142とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンな
どの遊技機に関し、更に詳しくは、入賞率を変更するた
めの入賞率変更手段と、入賞率の変更を開始させるため
の変更開始手段と、入賞率の変更を終了させるための変
更終了手段とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】また、本発明は、遊技機用プログラム、及
び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関し、更に詳しくは、遊技機を、入賞
率変更手段、変更開始手段、及び変更終了手段として機
能させるための遊技機用プログラム、及び遊技機用プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来から、スロットマシンなどの遊技機
には、種々のものが提供されている。例えば、1から6
までの6段階の設定を設け、設定を大きくするに従っ
て、当選確率が次第に高くなるように形成した遊技機が
提供されている。このような遊技機は、例えば、当選か
否かを一定の割合で定めた当選テーブルAと、当選確率
を当選テーブルAよりも高く定めた当選テーブルBと、
当選確率を当選テーブルBよりも高く定めた当選テーブ
ルCと、当選確率を当選テーブルCよりも高く定めた当
選テーブルDと、当選確率を当選テーブルDよりも高く
定めた当選テーブルEと、当選確率を当選テーブルEよ
りも高く定めた当選テーブルFとを備えるとともに、設
定が1のときには当選テーブルAを、設定が2のときに
は当選テーブルBを、設定が3のときには当選テーブル
Cを、設定が4のときには当選テーブルDを、設定が5
のときには当選テーブルEを、設定が6のときには当選
テーブルFを、それぞれ選択して用いるように形成さ
れ、これにより、設定を大きくするに従って、当選確率
が次第に高くなるようにし、結果として入賞率が次第に
高くなりやすくなるようにしているのである。
【0004】すなわち、このような遊技機では、設定を
変更すると、当選テーブルが変更され、これにより、当
選確率が変化するので、入賞率が変化しやすくなるので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、設定変更によって当選確率が変化するようにした
遊技機はあったが、入賞率を変更する手段を備えた遊技
機はなかった。そこで、各請求項にそれぞれ記載された
各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、次の点
にある。
【0006】(請求項1)請求項1記載の発明は、上記
した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、次の点を目的とする。すなわち、請求項1記載の
発明は、入賞率を変更するための入賞率変更手段と、入
賞率の変更を開始させるための変更開始手段と、入賞率
の変更を終了させるための変更終了手段とを備えること
により、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供
することを目的とする。
【0007】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、報知遊技の実
行確率を変更することにより、入賞率を変更するように
した遊技機を提供することを目的とする。
【0008】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、報知遊技を行
うか否かの抽選に用いる報知テーブルを、通常報知テー
ブルから高確率報知テーブルへ移行させて、報知遊技の
実行確率を変更することにより、入賞率を変更するよう
にした遊技機を提供することを目的とする。
【0009】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1、2又は3記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、当
選か否かの抽選に用いる当選テーブルを、通常当選テー
ブルから高確率当選テーブルへ移行させて、当選確率を
変更することにより、入賞率を変更するようにした遊技
機を提供することを目的とする。
【0010】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1、2、3又は4記載の発明の目的に加え、
次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明
は、図柄の停止位置を決定するための停止テーブルを、
低確率停止テーブルから高確率停止テーブルへ移行させ
て、図柄の停止制御を変更することにより、入賞率を変
更するようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0011】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4又は5記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発
明は、当選抽選手段の設定変更後における1回目の特別
遊技入賞を、入賞率の変更の開始条件とすることによ
り、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0012】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5又は6記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載
の発明は、遊技機の電源スイッチがONにされたこと
を、入賞率の変更の開始条件とすることにより、遊技が
単調にならないようにした遊技機を提供することを目的
とする。
【0013】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8
記載の発明は、遊技機の電源スイッチがONにされた後
の遊技回数がn回に達したことを、入賞率の変更の開始
条件とすることにより、遊技が単調にならないようにし
た遊技機を提供することを目的とする。
【0014】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発
明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求
項9記載の発明は、所定の時刻になったことを、入賞率
の変更の開始条件とすることにより、遊技が単調になら
ないようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0015】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項10記載の発明は、遊技メダルの投入枚数か
ら払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達したことを、
入賞率の変更の開始条件とすることにより、遊技が単調
にならないようにした遊技機を提供することを目的とす
る。
【0016】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又
は10記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項11記載の発明は、アイドリングタイ
ムがs分に達したことを、入賞率の変更の開始条件とす
ることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機
を提供することを目的とする。
【0017】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10又は11記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項12記載の発明は、当選抽選手
段の設定が変更されたことを、入賞率の変更の開始条件
とすることにより、遊技が単調にならないようにした遊
技機を提供することを目的とする。
【0018】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11又は12記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項13記載の発明は、入賞
率の変更開始からt分が経過したことを、入賞率の変更
の終了条件とすることにより、遊技が単調にならないよ
うにした遊技機を提供することを目的とする。
【0019】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12又は13記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項14記載の発明
は、入賞率の変更開始後における遊技回数がx回に達し
たことを、入賞率の変更の終了条件とすることにより、
遊技が単調にならないようにした遊技機を提供すること
を目的とする。
【0020】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13又は14記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項15記載の
発明は、入賞率の変更開始後において当選抽選手段によ
る抽選結果が特定の当選となったことを、入賞率の変更
の終了条件とすることにより、遊技が単調にならないよ
うにした遊技機を提供することを目的とする。
【0021】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14又は15記載の発明の目
的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項16
記載の発明は、入賞率の変更開始後において特定の入賞
が引き当てられたことを、入賞率の変更の終了条件とす
ることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機
を提供することを目的とする。
【0022】(請求項17)請求項17記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項17記載の発明
は、遊技機を、入賞率変更手段、変更開始手段、及び変
更終了手段等として機能させる遊技機用プログラムを提
供することを目的とする。
【0023】(請求項18)請求項18記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項18記載の発明
は、遊技機を、入賞率変更手段、変更開始手段、及び変
更終了手段等として機能させる遊技機用プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0025】また、図面番号も、発明の実施の形態にお
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。 (特徴点)すなわち、周囲に複数の図柄を表示した回転
リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装
置(20)とを備え、前記制御装置(20)は、当選か否か
の抽選を行うための当選抽選手段(110)と、当選抽選
手段(110)による抽選結果がいずれかの当選となった
ときに当該当選に対応した当選フラグを設定するための
フラグ設定手段(120)と、いずれかの当選フラグが設
定されているときに当該当選フラグに対応した図柄が所
定の位置に停止すると入賞と判定するための入賞判定手
段(130)とを備えた遊技機(10)であって、前記制御
装置(20)は、入賞率を変更するための入賞率変更手段
(140)と、入賞率の変更を開始させるための変更開始
手段(141)と、入賞率の変更を終了させるための変更
終了手段(142)とを備えたことを特徴とする。
【0026】ここで、「周囲に複数の図柄を表示した回
転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御
装置(20)とを備えた遊技機(10)」とは、例えば、ス
ロットマシンなどの遊技機(10)をいう。また、「制御
装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置
をいう。この制御装置(20)は、例えば、CPU、RA
M、ROM、及びI/Oなどを備えたコンピュータによ
って構成することができる。
【0027】また、「当選抽選手段(110)」とは、当
選か否かの抽選を行うための手段をいう。具体的には、
この当選抽選手段(110)は、例えば、特別遊技当選
か、小役当選か、再遊技当選か、あるいはハズレかの抽
選を行うように形成することができる。
【0028】また、この当選抽選手段(110)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「フラグ設定手段(120)」とは、当選抽選
手段(110)による抽選結果がいずれかの当選となった
ときに、当該当選に対応した当選フラグを設定するため
の手段をいう。
【0029】このフラグ設定手段(120)は、例えば、
当選抽選手段(110)による抽選結果が特別遊技当選と
なったときには特別遊技当選フラグを設定し、当選抽選
手段(110)による抽選結果が小役当選となったときに
は小役当選フラグを設定し、当選抽選手段(110)によ
る抽選結果が再遊技当選となったときには再遊技当選フ
ラグを設定するように形成することができる。
【0030】また、このフラグ設定手段(120)は、例
えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定の
プログラムを実行させることによって形成することがで
きる。また、「入賞判定手段(130)」とは、いずれか
の当選フラグが設定されているときに、当該当選フラグ
に対応した図柄が所定の位置に停止すると、入賞と判定
するための手段をいう。
【0031】具体的には、この入賞判定手段(130)
は、例えば、特別遊技当選フラグが設定されているとき
に、特別遊技当選フラグに対応した「7」の図柄が入賞
有効ライン上に3個揃うと、特別遊技入賞と判定するよ
うに形成することができる。また、この入賞判定手段
(130)は、例えば、小役当選フラグが設定されている
ときに、小役当選フラグに対応した「プラム」の図柄が
入賞有効ライン上に3個揃うと、小役入賞と判定するよ
うに形成することができる。
【0032】また、この入賞判定手段(130)は、例え
ば、再遊技当選フラグが設定されているときに、再遊技
当選フラグに対応した「Replay」の図柄が入賞有効ライ
ン上に3個揃うと、再遊技入賞と判定するように形成す
ることができる。また、この入賞判定手段(130)は、
例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定
のプログラムを実行させることによって形成することが
できる。
【0033】また、「入賞率変更手段(140)」とは、
入賞率を変更するための手段をいう。上述したように、
いずれかの当選フラグが設定されているときに、当該当
選フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると、入
賞と判定される。したがって、「入賞率の変更」は、例
えば、報知遊技の実行確率を変更すること、当選確率を
変更すること、あるいは図柄の停止制御を変更すること
などによって行うことができる。
【0034】具体的には、この入賞率変更手段(140)
は、例えば、報知遊技を行うか否かの抽選に用いる報知
テーブル(163)を、通常報知テーブル(165)から高確
率報知テーブル(166)へ移行させることにより、報知
遊技の実行確率を変更し、これにより、入賞率を変更す
るように形成することができる。また、この入賞率変更
手段(140)は、例えば、当選か否かの抽選に用いる当
選テーブル(113)を、通常当選テーブル(115)から高
確率当選テーブル(116)へ移行させることにより、当
選確率を変更し、これにより、入賞率を変更するように
形成することもできる。
【0035】また、この入賞率変更手段(140)は、例
えば、図柄の停止位置を決定するための停止テーブル
(23)を、低確率停止テーブル(24)から高確率停止テ
ーブル(25)へ移行させることにより、図柄の停止制御
を変更し、これにより、入賞率を変更するように形成す
ることもできる。また、この入賞率変更手段(140)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを実行させることによって形成するこ
とができる。
【0036】また、「変更開始手段(141)」とは、入
賞率の変更を開始させるための手段をいう。この変更開
始手段(141)は、例えば、当選抽選手段(110)の設定
変更後における1回目の特別遊技入賞が引き当てられた
ときに、入賞率の変更を開始するように形成することが
できる。
【0037】また、この変更開始手段(141)は、例え
ば、遊技機(10)の電源スイッチがONにされたとき
に、入賞率の変更を開始するように形成することができ
る。また、この変更開始手段(141)は、例えば、遊技
機(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回数が
n回に達したときに、入賞率の変更を開始するように形
成することもできる。
【0038】また、この変更開始手段(141)は、例え
ば、所定の時刻になったときに、入賞率の変更を開始す
るように形成することもできる。また、この変更開始手
段(141)は、例えば、遊技メダルの投入枚数から払い
出し枚数を差し引いた数がm枚に達したときに、入賞率
の変更を開始するように形成することもできる。
【0039】また、この変更開始手段(141)は、例え
ば、遊技操作が行われていない時間であるアイドリング
タイムがs分に達したときに、入賞率の変更を開始する
ように形成することもできる。また、この変更開始手段
(141)は、例えば、当選抽選手段(110)の設定を変更
したときに、入賞率の変更を開始するように形成するこ
ともできる。
【0040】また、この変更開始手段(141)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「変更終了手段(142)」とは、入賞率の変
更を終了させるための手段をいう。この変更終了手段
(142)は、例えば、入賞率の変更開始からt分が経過
したときに、入賞率の変更を終了するように形成するこ
とができる。
【0041】また、この変更終了手段(142)は、例え
ば、入賞率の変更開始後における遊技回数がx回に達し
たときに、入賞率の変更を終了するように形成すること
もできる。また、この変更終了手段(142)は、例え
ば、入賞率の変更開始後において当選抽選手段(110)
による抽選結果が特定の当選となったときに、入賞率の
変更を終了するように形成することもできる。
【0042】また、この変更終了手段(142)は、例え
ば、入賞率の変更開始後において特定の入賞が引き当て
られたときに、入賞率の変更を終了するように形成する
こともできる。また、この変更終了手段(142)は、例
えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定の
プログラムを実行させることによって形成することがで
きる。
【0043】(作用)本発明によれば、遊技機の状況等
によって入賞率が変更されることとなり、これにより、
遊技が単調にならないようにすることができるので、遊
技者の興趣を高める遊技機(10)を提供することができ
るのである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0044】(特徴点)すなわち、前記制御装置(20)
は、当選抽選手段(110)の抽選結果に関する情報を報
知可能な遊技である報知遊技を制御するための報知遊技
制御手段(150)を備え、前記入賞率変更手段(140)
は、報知遊技の実行確率を変更することにより、入賞率
を変更することを特徴とする。
【0045】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、報
知遊技の実行確率を変更することにより、入賞率を変更
するようにしたものである。ここで、「報知遊技」と
は、当選抽選手段(110)の抽選結果に関する情報を報
知可能な遊技をいう。また、「当選抽選手段(110)の
抽選結果に関する情報」には、例えば、当選フラグの設
定の有無に関する情報を含むことができる。
【0046】また、「報知」は、例えば、ドットマトリ
クス(67)、液晶ディスプレイ、CRT、あるいは演出
用の回転リールなどを用いて行うことができる。また、
「報知」には、実際の抽選結果とは異なる抽選結果を遊
技者に報知する、いわゆる「ガセ」を含むことができ
る。また、「報知遊技制御手段(150)」とは、報知遊
技を制御するための手段をいう。
【0047】具体的には、この報知遊技制御手段(15
0)は、例えば、当選抽選手段(110)の抽選結果が小役
当選となると、小役当選に対応した「プラム」などの図
柄をドットマトリクス(67)に表示することにより、当
選抽選手段(110)の抽選結果を遊技者に報知するよう
に形成することができる。また、この報知遊技制御手段
(150)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピ
ュータに所定のプログラムを実行させることによって形
成することができる。
【0048】更に、前記入賞率変更手段(140)は、報
知遊技の実行確率を変更することにより、入賞率を変更
するように形成されている。また、「報知遊技の実行確
率の変更」は、例えば、報知遊技を行うか否かの抽選に
用いる報知テーブル(163)を、通常報知テーブル(16
5)から高確率報知テーブル(166)へ移行させること
や、あるいは報知遊技の開始条件を変更することなどに
よって行うことができる。
【0049】具体的には、前記入賞率変更手段(140)
は、例えば、報知遊技を行うか否かの抽選に用いる報知
テーブル(163)を、通常報知テーブル(165)から高確
率報知テーブル(166)へ移行させることにより、報知
遊技の実行確率を変更し、これにより、入賞率を変更す
るように形成することができる。また、前記入賞率変更
手段(140)は、例えば、報知遊技の開始条件を、「報
知遊技を行うか否かの抽選に当たったとき」から「報知
遊技を行うか否かの抽選に当たったとき又は特別遊技へ
移行したとき」へ変更することにより、報知遊技の実行
確率を変更し、これにより、入賞率を変更するように形
成することもできる。
【0050】(作用)本発明によれば、報知遊技の実行
確率の変更によって、入賞率が変更されることとなり、
これにより、遊技が単調にならないようにすることがで
きるので、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提供す
ることができるのである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0051】(特徴点)すなわち、前記制御装置(20)
は、報知遊技を行うか否かを抽選により決定するための
報知遊技抽選手段(160)を備え、前記報知遊技抽選手
段(160)は、報知遊技を行うか否かの抽選用の乱数を
発生させるための報知用乱数発生手段(161)と、報知
用乱数発生手段(161)が発生させた乱数を抽出するた
めの報知用乱数抽出手段(162)と、報知用乱数発生手
段(161)が発生させる全範囲の乱数について報知遊技
を行うか否かをあらかじめ所定の割合で定めた報知テー
ブル(163)と、報知用乱数抽出手段(162)が抽出した
乱数と報知テーブル(163)とを照合して報知遊技を行
うか否かの判定を行うための報知判定手段(164)とを
備えるとともに、報知テーブル(163)として、報知遊
技を行うか否かを一定の割合で定めた通常報知テーブル
(165)と、報知遊技を行う確率を通常報知テーブル(1
65)よりも高く定めた高確率報知テーブル(166)とを
備え、前記入賞率変更手段(140)は、報知テーブル(1
63)を通常報知テーブル(165)から高確率報知テーブ
ル(166)へ移行させることにより、入賞率を変更する
ことを特徴とする。
【0052】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、報
知遊技を行うか否かの抽選に用いる報知テーブル(16
3)を、通常報知テーブル(165)から高確率報知テーブ
ル(166)へ移行させることにより、報知遊技の実行確
率を変更し、これにより、入賞率を変更するようにした
ものである。ここで、「報知遊技抽選手段(160)」と
は、報知遊技を行うか否かを抽選により決定するための
手段をいう。
【0053】この報知遊技制御手段(160)は、報知用
乱数発生手段(161)と、報知用乱数抽出手段(162)
と、報知テーブル(163)と、報知判定手段(164)とを
備えている。また、「報知用乱数発生手段(161)」と
は、報知遊技を行うか否かの抽選用の乱数を発生させる
ための手段をいう。
【0054】この報知用乱数発生手段(161)は、例え
ば、報知遊技を行うか否かの抽選用の乱数を、所定の範
囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させ
るように形成することができる。また、この報知用乱数
発生手段(161)は、例えば、カウント値を1ずつ加算
する乱数カウンタを用いて形成することができる(いわ
ゆるハード乱数)。
【0055】また、この報知用乱数発生手段(161)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを実行させることによって形成するこ
ともできる(いわゆるソフト乱数)。また、「報知用乱
数抽出手段(162)」とは、報知用乱数発生手段(161)
が発生させた乱数を抽出するための手段をいう。
【0056】この報知用乱数抽出手段(162)は、例え
ば、報知用乱数発生手段(161)が発生させた乱数を、
所定の条件で抽出するように形成することができる。ま
た、この報知用乱数抽出手段(162)は、例えば、制御
装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラム
を実行させることによって形成することができる。
【0057】また、「報知テーブル(163)」とは、報
知用乱数発生手段(161)が発生させる全範囲の乱数に
ついて、報知遊技を行うか否かをあらかじめ所定の割合
で定めたテーブルをいう。この報知テーブル(163)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを実行させることによって形成するこ
とができる。
【0058】また、「報知判定手段(164)」とは、報
知用乱数抽出手段(162)が抽出した乱数と報知テーブ
ル(163)とを照合して、報知遊技を行うか否かの判定
を行うための手段をいう。この報知判定手段(164)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを実行させることによって形成するこ
とができる。
【0059】また、「通常報知テーブル(165)」と
は、報知遊技を行うか否かを一定の割合で定めたテーブ
ルをいう。また、「高確率報知テーブル(166)」と
は、報知遊技を行う確率を通常報知テーブル(165)よ
りも高く定めたテーブルをいう。このように、本発明に
係る遊技機(10)は、報知テーブル(163)として、通
常報知テーブル(165)と高確率報知テーブル(166)と
を備えている。そして、報知遊技を行うか否かの抽選
は、通常報知テーブル(165)又は高確率報知テーブル
(166)のいずれか一方を用いて行うように形成されて
いる。そして、高確率報知テーブル(166)を用いた場
合には、通常報知テーブル(165)を用いた場合よりも
報知遊技の実行確率が高くなるように形成されているの
である。
【0060】(作用)本発明によれば、通常報知テーブ
ル(165)から高確率報知テーブル(166)への移行によ
って、報知遊技の実行確率が変更され、ひいては入賞率
が変更されることとなり、これにより、遊技が単調にな
らないようにすることができるので、遊技者の興趣を高
める遊技機(10)を提供することができるのである。
【0061】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1、2又は3記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記当選抽選手段(110)は、当
選か否かの抽選用の乱数を発生させるための当選用乱数
発生手段(111)と、当選用乱数発生手段(111)が発生
させた乱数を抽出するための当選用乱数抽出手段(11
2)と、当選用乱数発生手段(111)が発生させる全範囲
の乱数について当選か否かをあらかじめ所定の割合で定
めた当選テーブル(113)と、当選用乱数抽出手段(11
2)が抽出した乱数と当選テーブル(113)とを照合して
当選か否かの判定を行うための当選判定手段(114)と
を備えるとともに、当選テーブル(113)として、当選
か否かを一定の割合で定めた通常当選テーブル(115)
と、当選確率を通常当選テーブル(115)よりも高く定
めた高確率当選テーブル(116)とを備え、前記入賞率
変更手段(140)は、当選テーブル(113)を通常当選テ
ーブル(115)から高確率当選テーブル(116)へ移行さ
せることにより、入賞率を変更することを特徴とする。
【0062】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、当
選か否かの抽選に用いる当選テーブル(113)を、通常
当選テーブル(115)から高確率当選テーブル(116)へ
移行させることにより、当選確率を変更し、これによ
り、入賞率を変更するようにしたものである。ここで、
「当選用乱数発生手段(111)」とは、当選か否かの抽
選用の乱数を発生させるための手段をいう。
【0063】この当選用乱数発生手段(111)は、例え
ば、当選か否かの抽選用の乱数を、所定の範囲内(例え
ば、10進数で0〜65535)で発生させるように形
成することができる。また、この当選用乱数発生手段
(111)は、例えば、カウント値を1ずつ加算する乱数
カウンタを用いて形成することができる(いわゆるハー
ド乱数)。
【0064】また、この当選用乱数発生手段(111)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを実行させることによって形成するこ
ともできる(いわゆるソフト乱数)。また、「当選用乱
数抽出手段(112)」とは、当選用乱数発生手段(111)
が発生させた乱数を抽出するための手段をいう。
【0065】この当選用乱数抽出手段(112)は、例え
ば、当選用乱数発生手段(111)が発生させた乱数を、
所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽
出するように形成することができる。また、この当選用
乱数抽出手段(112)は、例えば、制御装置(20)を構
成するコンピュータに所定のプログラムを実行させるこ
とによって形成することができる。
【0066】また、「当選テーブル(113)」とは、当
選用乱数発生手段(111)が発生させる全範囲の乱数に
ついて、当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたテ
ーブルをいう。この当選テーブル(113)は、例えば、
特別遊技当選にするか、小役当選にするか、再遊技当選
にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定
の割合で定めるように形成することができる。
【0067】また、この当選テーブル(113)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「当選判定手段(114)」とは、当選用乱数
抽出手段(112)が抽出した乱数と当選テーブル(113)
とを照合して、当選か否かの抽選結果の判定を行うため
の手段をいう。
【0068】この当選判定手段(114)は、例えば、当
選用乱数抽出手段(112)が抽出した乱数と当選テーブ
ル(113)とを照合して、抽選結果が、特別遊技当選
か、小役当選か、再遊技当選か、あるいはハズレかを判
定するように形成することができる。また、この当選判
定手段(114)は、例えば、制御装置(20)を構成する
コンピュータに所定のプログラムを実行させることによ
って形成することができる。
【0069】また、「通常当選テーブル(115)」と
は、当選か否かを一定の割合で定めたテーブルをいう。
また、「高確率当選テーブル(116)」とは、当選確率
を通常当選テーブル(115)よりも高く定めたテーブル
をいう。このように、本発明に係る遊技機(10)は、当
選テーブル(113)として、通常当選テーブル(115)と
高確率当選テーブル(116)とを備えている。そして、
当選か否かの抽選は、通常当選テーブル(115)又は高
確率当選テーブル(116)のいずれか一方を用いて行う
ように形成されている。そして、高確率当選テーブル
(116)を用いた場合には、通常当選テーブル(115)を
用いた場合よりも当選確率が高くなるように形成されて
いるのである。
【0070】(作用)本発明によれば、通常当選テーブ
ル(115)から高確率当選テーブル(116)への移行によ
って、当選確率が変更され、ひいては入賞率が変更され
ることとなり、これにより、遊技が単調にならないよう
にすることができるので、遊技者の興趣を高める遊技機
(10)を提供することができるのである。
【0071】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1、2、3又は4記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、図柄の停
止位置を決定するための停止テーブル(23)を備えると
ともに、停止テーブル(23)として、当選フラグに対応
した図柄を所定の位置に停止させにくく定めた低確率停
止テーブル(24)と、当選フラグに対応した図柄を所定
の位置に停止させやすく定めた高確率停止テーブル(2
5)とを備え、前記入賞率変更手段(140)は、停止テー
ブル(23)を低確率停止テーブル(24)から高確率停止
テーブル(25)へ移行させることにより、入賞率を変更
することを特徴とする。
【0072】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、図
柄の停止位置を決定するための停止テーブル(23)を、
低確率停止テーブル(24)から高確率停止テーブル(2
5)へ移行させることにより、図柄の停止制御を変更
し、これにより、入賞率を変更するようにしたものであ
る。ここで、「停止テーブル(23)」とは、図柄の停止
位置を決定するためのテーブルをいう。
【0073】すなわち、この停止テーブル(23)は、ス
トップスイッチ(50)が操作されたときの回転リール
(40)の回転位置に応じて、回転リール(40)の滑りコ
マ数をあらかじめ定めたものである。具体的には、回転
リール(40)には、例えば、コマ番号が00番から20
番までの合計21個の図柄を順に表示することができ
る。また、停止テーブル(23)には、例えば、00番の
図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにストップス
イッチ(50)が操作されれば滑りコマ数は3とし、01
番の図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにストッ
プスイッチ(50)が操作されれば滑りコマ数は0とし、
02番の図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにス
トップスイッチ(50)が操作されれば滑りコマ数は1と
し、03番の図柄が中央の入賞有効ライン上にあるとき
にストップスイッチ(50)が操作されれば滑りコマ数は
2とし、04番の図柄が中央の入賞有効ライン上にある
ときにストップスイッチ(50)が操作されれば滑りコマ
数は3とし、05番の図柄が中央の入賞有効ライン上に
あるときにストップスイッチ(50)が操作されれば滑り
コマ数は0とするように定めることができる。また、0
6番から20番までの図柄についても同様に滑りコマ数
を定めることができる。そうすると、例えば、01番の
図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにストップス
イッチ(50)が操作されれば、01番の図柄を中央の入
賞有効ライン上に停止させ、また、02番の図柄が中央
の入賞有効ライン上にあるときにストップスイッチ(5
0)が操作されても、01番の図柄を中央の入賞有効ラ
イン上に停止させ、また、03番の図柄が中央の入賞有
効ライン上にあるときにストップスイッチ(50)が操作
されても、01番の図柄を中央の入賞有効ライン上に停
止させ、また、04番の図柄が中央の入賞有効ライン上
にあるときにストップスイッチ(50)が操作されても、
01番の図柄を中央の入賞有効ライン上に停止させ、ま
た、05番の図柄が中央の入賞有効ライン上にあるとき
にストップスイッチ(50)がされると、05番の図柄を
中央の入賞有効ライン上に停止させるようにすることが
できるのである。
【0074】また、この停止テーブル(23)は、通常
は、複数備えられる。そして、複数の停止テーブル(2
3)の中から選択した1の停止テーブル(23)と、スト
ップスイッチ(50)が操作されたときの回転リール(4
0)の回転位置とによって、回転リール(40)の滑りコ
マ数が決定され、これにより、図柄の停止位置が決定さ
れることとなるのである。また、各停止テーブル(23)
は、ストップスイッチ(50)が操作されたときの回転リ
ール(40)の回転位置と、回転リール(40)の滑りコマ
数との関係が異なることがあるように定めることができ
る。そうすると、ストップスイッチ(50)が操作された
ときの回転リール(40)の回転位置が同じでも、図柄の
停止位置が異なることがあるようにすることができるの
である。
【0075】また、この停止テーブル(23)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「低確率停止テーブル(24)」とは、当選フ
ラグに対応した図柄を所定の位置に停止させにくく定め
たテーブルをいう。すなわち、この低確率停止テーブル
(24)が用いられているときには、当選フラグに対応し
た図柄が所定の位置に停止しにくくなるのである。
【0076】具体的には、この低確率停止テーブル(2
4)は、例えば、当選フラグに対応した図柄についての
滑りコマ数(引き込み幅)を小さく定めることによって
形成することができる。また、「高確率停止テーブル
(25)」とは、当選フラグに対応した図柄を所定の位置
に停止させやすく定めたテーブルをいう。
【0077】すなわち、この高確率停止テーブル(25)
が用いられているときには、当選フラグに対応した図柄
が所定の位置に停止しやすくなるのである。具体的に
は、この高確率停止テーブル(25)は、例えば、当選フ
ラグに対応した図柄についての滑りコマ数(引き込み
幅)を大きく定めることによって形成することができ
る。
【0078】このように、本発明に係る遊技機(10)
は、停止テーブル(23)として、低確率停止テーブル
(24)と高確率停止テーブル(25)とを備えている。そ
して、図柄の停止位置の決定は、低確率停止テーブル
(24)又は高確率停止テーブル(25)のいずれか一方を
用いて行うように形成されている。そして、高確率停止
テーブル(25)を用いた場合には、低確率停止テーブル
(24)を用いた場合よりも、当選フラグに対応した図柄
が所定の位置に停止しやすくなるように形成されている
のである。
【0079】(作用)本発明によれば、低確率停止テー
ブル(24)から高確率停止テーブル(25)への移行によ
って、図柄の停止制御が変更され、ひいては入賞率が変
更されることとなり、これにより、遊技が単調にならな
いようにすることができるので、遊技者の興趣を高める
遊技機(10)を提供することができるのである。
【0080】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4又は5記載の発明の特徴点に
加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、一般的な
遊技である通常遊技を制御するための通常遊技制御手段
(70)と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技で
ある特別遊技を制御するための特別遊技制御手段(80)
とを備えるとともに、入賞として、少なくとも、特別遊
技への移行に係る特別遊技入賞を定め、前記当選抽選手
段(110)は、操作により変更可能な複数段階の設定を
有し、前記変更開始手段(141)は、当選抽選手段(11
0)の設定変更後における1回目の特別遊技入賞が引き
当てられたときに、入賞率の変更を開始することを特徴
とする。
【0081】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、当
選抽選手段(110)の設定変更後における1回目の特別
遊技入賞の引き当てを、入賞率の変更の開始条件とした
ものである。ここで、「通常遊技」とは、一般的な遊技
をいい、また、「通常遊技制御手段(70)」とは、通常
遊技を制御するための手段をいう。
【0082】この通常遊技制御手段(70)は、例えば、
制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログ
ラムを実行させることによって形成することができる。
また、「特別遊技」とは、遊技者にとって通常遊技より
も有利な遊技をいい、また、特別遊技制御手段(80)と
は、特別遊技を制御するための手段をいう。具体的に
は、特別遊技としては、例えば、通常遊技よりも当選確
率が高い遊技である特定遊技(RBゲーム)や、特定遊
技の導入確率が高い遊技である特定導入遊技(BBゲー
ム)や、所定の図柄がセンターライン上に揃った場合に
入賞となる特定当選遊技(JACゲーム)などを行うこ
とができる。
【0083】また、この特別遊技制御手段(80)は、例
えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定の
プログラムを実行させることによって形成することがで
きる。また、「特別遊技入賞」とは、特別遊技への移行
に係る入賞をいう。具体的には、例えば、当選抽選手段
(110)の抽選結果が特別遊技当選となると、フラグ設
定手段(120)によって特別遊技当選フラグが設定さ
れ、また、この特別遊技当選フラグが設定されていると
きに、特別遊技当選に対応した「7」などの図柄が入賞
有効ライン上に3個揃うと、入賞判定手段(130)によ
って特別遊技入賞と判定されるように形成することがで
きる。そして、特別遊技入賞が引き当てられると、特別
遊技へ移行するように形成することができる。
【0084】また、「操作により変更可能な複数段階の
設定」とは、例えば、当選確率を変更するための、1か
ら6までの6段階の設定をいう。具体的には、例えば、
当選抽選手段(110)の設定を1から6へ変更すると、
当選テーブルが変更され、これにより、当選確率が変更
されるように形成することができる。
【0085】そして、本発明に係る遊技機(10)は、当
選抽選手段(110)の設定変更後における1回目の特別
遊技入賞が引き当てられたときに、変更開始手段(14
1)が入賞率の変更を開始するように形成されている。 (作用)本発明によれば、当選抽選手段(110)の設定
変更後における1回目の特別遊技入賞が引き当てられる
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提供すること
ができるのである。
【0086】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5又は6記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更開始手段(141)は、遊
技機(10)の電源スイッチがONにされたときに、入賞
率の変更を開始することを特徴とする。
【0087】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、遊
技機(10)の電源スイッチがONにされたことを、入賞
率の変更の開始条件としたものである。 (作用)本発明によれば、遊技機(10)の電源スイッチ
がONにされると、入賞率の変更が開始されることとな
り、これにより、遊技が単調にならないようにすること
ができるので、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提
供することができるのである。
【0088】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更開始手段(141)は、遊
技機(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回数
がn回に達したときに、入賞率の変更を開始することを
特徴とする。
【0089】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、遊
技機(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回数
がn回に達したことを、入賞率の変更の開始条件とした
ものである。ここで、「n」は自然数を意味する。具体
的には、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、遊技機
(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回数が1
000回に達すると、変更開始手段(141)が入賞率の
変更を開始するように形成することができる。
【0090】(作用)本発明によれば、遊技機(10)の
電源スイッチがONにされた後の遊技回数がn回に達す
ると、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提供すること
ができるのである。
【0091】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発
明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更開始手段(141)は、所
定の時刻になったときに、入賞率の変更を開始すること
を特徴とする。
【0092】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、所
定の時刻になったことを、入賞率の変更の開始条件とし
たものである。具体的には、本発明に係る遊技機(10)
は、例えば、17:00になると、変更開始手段(14
1)が入賞率の変更を開始するように形成することがで
きる。 (作用)本発明によれば、所定の時刻になると、入賞率
の変更が開始されることとなり、これにより、遊技が単
調にならないようにすることができるので、遊技者の興
趣を高める遊技機(10)を提供することができるのであ
る。
【0093】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更開始手段(141)は、遊
技メダルの投入枚数から払い出し枚数を差し引いた数が
m枚に達したときに、入賞率の変更を開始することを特
徴とする。
【0094】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、遊
技メダルの投入枚数から払い出し枚数を差し引いた数
(いわゆる吸い込み)がm枚に達したことを、入賞率の
変更の開始条件としたものである。ここで、「m」は自
然数を意味する。具体的には、本発明に係る遊技機(1
0)は、例えば、遊技メダルの投入枚数から払い出し枚
数を差し引いた数が1000枚に達すると、変更開始手
段(141)が入賞率の変更を開始するように形成するこ
とができる。
【0095】(作用)本発明によれば、遊技メダルの投
入枚数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達する
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提供すること
ができるのである。
【0096】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又
は10記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。 (特徴点)すなわち、前記変更開始手段(141)は、遊
技操作が行われていない時間であるアイドリングタイム
がs分に達したときに、入賞率の変更を開始することを
特徴とする。
【0097】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、ア
イドリングタイムがs分に達したことを、入賞率の変更
の開始条件としたものである。ここで、「アイドリング
タイム」とは、遊技操作が行われていない時間をいう。
具体的には、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、ア
イドリングタイムが30分に達すると、変更開始手段
(141)が入賞率の変更を開始するように形成すること
ができる。
【0098】(作用)本発明によれば、アイドリングタ
イムがs分に達すると、入賞率の変更が開始されること
となり、これにより、遊技が単調にならないようにする
ことができるので、遊技者の興趣を高める遊技機(10)
を提供することができるのである。 (請求項12)請求項12記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0099】(特徴点)すなわち、前記当選抽選手段
(110)は、操作により変更可能な複数段階の設定を有
し、前記変更開始手段(141)は、当選抽選手段(110)
の設定を変更したときに、入賞率の変更を開始すること
を特徴とする。つまり、本発明に係る遊技機(10)は、
当選抽選手段(110)の設定が変更されたことを、入賞
率の変更の開始条件としたものである。
【0100】ここで、「操作により変更可能な複数段階
の設定」とは、例えば、当選確率を変更するための、1
から6までの6段階の設定をいう。具体的には、例え
ば、当選抽選手段(110)の設定を1から6へ変更する
と、当選テーブルが変更され、これにより、当選確率が
変更されるように形成することができる。
【0101】そして、本発明に係る遊技機(10)は、当
選抽選手段(110)の設定を変更すると、変更開始手段
(141)が入賞率の変更を開始するように形成されてい
る。 (作用)本発明によれば、当選抽選手段(110)の設定
を変更すると、入賞率の変更が開始されることとなり、
これにより、遊技が単調にならないようにすることがで
きるので、遊技者の興趣を高める遊技機(10)を提供す
ることができるのである。
【0102】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11又は12記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更終了手段(142)は、入
賞率の変更開始からt分が経過したときに、入賞率の変
更を終了することを特徴とする。
【0103】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、入
賞率の変更開始からt分が経過したことを、入賞率の変
更の終了条件としたものである。具体的には、本発明に
係る遊技機(10)は、例えば、入賞率の変更開始から5
分が経過すると、変更終了手段(142)が入賞率の変更
を終了するように形成することができる。
【0104】(作用)本発明によれば、入賞率の変更開
始からt分が経過すると、入賞率の変更が終了すること
となり、これにより、遊技が単調にならないようにする
ことができるので、遊技者の興趣を高める遊技機(10)
を提供することができるのである。 (請求項14)請求項14記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12又は13記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。
【0105】(特徴点)すなわち、前記変更終了手段
(142)は、入賞率の変更開始後における遊技回数がx
回に達したときに、入賞率の変更を終了することを特徴
とする。つまり、本発明に係る遊技機(10)は、入賞率
の変更開始後における遊技回数がx回に達したことを、
入賞率の変更の終了条件としたものである。
【0106】ここで、「x」は自然数を意味する。具体
的には、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、入賞率
の変更開始後における遊技回数が30回に達すると、変
更終了手段(142)が入賞率の変更を終了するように形
成することができる。 (作用)本発明によれば、入賞率の変更開始後における
遊技回数がx回に達すると、入賞率の変更が終了するこ
ととなり、これにより、遊技が単調にならないようにす
ることができるので、遊技者の興趣を高める遊技機(1
0)を提供することができるのである。
【0107】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13又は14記載の発明の特徴点に
加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更終了手段(142)は、入
賞率の変更開始後において当選抽選手段(110)による
抽選結果が特定の当選となったときに、入賞率の変更を
終了することを特徴とする。
【0108】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、入
賞率の変更開始後において当選抽選手段(110)による
抽選結果が特定の当選となったことを、入賞率の変更の
終了条件としたものである。具体的には、本発明に係る
遊技機(10)は、例えば、入賞率の変更開始後において
当選抽選手段(110)による抽選結果が特別遊技当選と
なると、変更終了手段(142)が入賞率の変更を終了す
るように形成することができる。
【0109】(作用)本発明によれば、入賞率の変更開
始後の抽選結果が特定の当選となると、入賞率の変更が
終了することとなり、これにより、遊技が単調にならな
いようにすることができるので、遊技者の興趣を高める
遊技機(10)を提供することができるのである。
【0110】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14又は15記載の発明の特
徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記変更終了手段(142)は、入
賞率の変更開始後において特定の入賞が引き当てられた
ときに、入賞率の変更を終了することを特徴とする。
【0111】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、入
賞率の変更開始後において特定の入賞が引き当てられた
ことを、入賞率の変更の終了条件としたものである。具
体的には、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、入賞
率の変更開始後において特別遊技入賞が引き当てられる
と、変更終了手段(142)が入賞率の変更を終了するよ
うに形成することができる。
【0112】(作用)本発明によれば、入賞率の変更開
始後に特定の入賞が引き当てられると、入賞率の変更が
終了することとなり、これにより、遊技が単調にならな
いようにすることができるので、遊技者の興趣を高める
遊技機(10)を提供することができるのである。
【0113】(請求項17)請求項17記載の発明は、
遊技機(10)を、複数の図柄を変動表示又は停止表示さ
せるための図柄表示手段、当選か否かの抽選を行うため
の当選抽選手段(110)、当選抽選手段(110)による抽
選結果がいずれかの当選となったときに当該当選に対応
した当選フラグを設定するためのフラグ設定手段(12
0)、いずれかの当選フラグが設定されているときに当
該当選フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると
入賞と判定するための入賞判定手段(130)、入賞率を
変更するための入賞率変更手段(140)、入賞率の変更
を開始させるための変更開始手段(141)、及び入賞率
の変更を終了させるための変更終了手段(142)、とし
て機能させるための遊技機用プログラムである。
【0114】ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回
転リール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップス
イッチ(50)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊
技機(10)でもよく、また、液晶ディスプレイやCRT
などの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(10)
でもよい。すなわち、本発明に係る遊技機用プログラム
は、現実の遊技機(10)を制御するためのプログラム
と、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等に読み込
まれることにより業務用あるいは家庭用のテレビゲーム
機等を遊技機(10)として機能させるためのプログラム
との双方を含むものである。
【0115】また、「図柄表示手段」とは、複数の図柄
を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。この
図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した
現実の回転リール(10)を用い、この回転リール(10)
の回転を制御するようにして形成することができる。
【0116】また、この図柄表示手段は、例えば、液晶
ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用い、この
画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして
形成することもできる。 (作用)本発明によれば、遊技機の状況等によって入賞
率が変更されることとなり、これにより、遊技が単調に
ならないようにすることができるので、遊技者の興趣を
高めることができるのである。
【0117】更に、当選抽選手段(110)の抽選結果に
関する情報を報知可能な遊技である報知遊技を制御する
ための報知遊技制御手段(150)を備えるとともに、前
記入賞率変更手段(140)は、報知遊技の実行確率を変
更することにより、入賞率を変更するように形成するこ
とができる。このように形成すると、報知遊技の実行確
率の変更によって、入賞率が変更されることとなり、こ
れにより、遊技が単調にならないようにすることができ
るので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0118】更に、報知遊技を行うか否かを抽選により
決定するための報知遊技抽選手段(160)を備えるとと
もに、前記報知遊技抽選手段(160)は、報知遊技を行
うか否かの抽選用の乱数を発生させるための報知用乱数
発生手段(161)と、報知用乱数発生手段(161)が発生
させた乱数を抽出するための報知用乱数抽出手段(16
2)と、報知用乱数発生手段(161)が発生させる全範囲
の乱数について報知遊技を行うか否かをあらかじめ所定
の割合で定めた報知テーブル(163)と、報知用乱数抽
出手段(162)が抽出した乱数と報知テーブル(163)と
を照合して報知遊技を行うか否かの判定を行うための報
知判定手段(164)とを備えるとともに、報知テーブル
(163)として、報知遊技を行うか否かを一定の割合で
定めた通常報知テーブル(165)と、報知遊技を行う確
率を通常報知テーブル(165)よりも高く定めた高確率
報知テーブル(166)とを備え、前記入賞率変更手段(1
40)は、報知テーブル(163)を通常報知テーブル(16
5)から高確率報知テーブル(166)へ移行させることに
より、入賞率を変更するように形成することもできる。
【0119】このように形成すると、通常報知テーブル
(165)から高確率報知テーブル(166)への移行によっ
て、報知遊技の実行確率が変更され、ひいては入賞率が
変更されることとなり、これにより、遊技が単調になら
ないようにすることができるので、遊技者の興趣を高め
ることができるのである。更に、前記当選抽選手段(11
0)は、当選か否かの抽選用の乱数を発生させるための
当選用乱数発生手段(111)と、当選用乱数発生手段(1
11)が発生させた乱数を抽出するための当選用乱数抽出
手段(112)と、当選用乱数発生手段(111)が発生させ
る全範囲の乱数について当選か否かをあらかじめ所定の
割合で定めた当選テーブル(113)と、当選用乱数抽出
手段(112)が抽出した乱数と当選テーブル(113)とを
照合して当選か否かの判定を行うための当選判定手段
(114)とを備えるとともに、当選テーブル(113)とし
て、当選か否かを一定の割合で定めた通常当選テーブル
(115)と、当選確率を通常当選テーブル(115)よりも
高く定めた高確率当選テーブル(116)とを備え、前記
入賞率変更手段(140)は、当選テーブル(113)を通常
当選テーブル(115)から高確率当選テーブル(116)へ
移行させることにより、入賞率を変更するように形成す
ることができる。
【0120】このように形成すると、通常当選テーブル
(115)から高確率当選テーブル(116)への移行によっ
て、当選確率が変更され、ひいては入賞率が変更される
こととなり、これにより、遊技が単調にならないように
することができるので、遊技者の興趣を高めることがで
きるのである。更に、図柄の停止位置を決定するための
停止テーブル(23)を備えるとともに、停止テーブル
(23)として、当選フラグに対応した図柄を所定の位置
に停止させにくく定めた低確率停止テーブル(24)と、
当選フラグに対応した図柄を所定の位置に停止させやす
く定めた高確率停止テーブル(25)とを備え、前記入賞
率変更手段(140)は、停止テーブル(23)を低確率停
止テーブル(24)から高確率停止テーブル(25)へ移行
させることにより、入賞率を変更するように形成するこ
とができる。
【0121】このように形成すると、低確率停止テーブ
ル(24)から高確率停止テーブル(25)への移行によっ
て、図柄の停止制御が変更され、ひいては入賞率が変更
されることとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。更に、一般的な遊技である通常遊
技を制御するための通常遊技制御手段(70)と、遊技者
にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制
御するための特別遊技制御手段(80)とを備えるととも
に、入賞として、少なくとも、特別遊技への移行に係る
特別遊技入賞を定め、前記当選抽選手段(110)は、操
作により変更可能な複数段階の設定を有し、前記変更開
始手段(141)は、当選抽選手段(110)の設定変更後に
おける1回目の特別遊技入賞が引き当てられたときに、
入賞率の変更を開始するように形成することができる。
【0122】このように形成すると、当選抽選手段(11
0)の設定変更後における1回目の特別遊技入賞が引き
当てられると、入賞率の変更が開始されることとなり、
これにより、遊技が単調にならないようにすることがで
きるので、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。更に、前記変更開始手段(141)は、遊技機(10)
の電源スイッチがONにされたときに、入賞率の変更を
開始するように形成することができる。
【0123】このように形成すると、遊技機(10)の電
源スイッチがONにされると、入賞率の変更が開始され
ることとなり、これにより、遊技が単調にならないよう
にすることができるので、遊技者の興趣を高めることが
できるのである。更に、前記変更開始手段(141)は、
遊技機(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回
数がn回に達したときに、入賞率の変更を開始するよう
に形成することができる。
【0124】このように形成すると、遊技機(10)の電
源スイッチがONにされた後の遊技回数がn回に達する
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、所定の時刻になった
ときに、入賞率の変更を開始するように形成することが
できる。
【0125】このように形成すると、所定の時刻になる
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、遊技メダルの投入枚
数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達したとき
に、入賞率の変更を開始するように形成することができ
る。
【0126】このように形成すると、遊技メダルの投入
枚数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達する
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、遊技操作が行われて
いない時間であるアイドリングタイムがs分に達したと
きに、入賞率の変更を開始するように形成することがで
きる。
【0127】このように形成すると、アイドリングタイ
ムがs分に達すると、入賞率の変更が開始されることと
なり、これにより、遊技が単調にならないようにするこ
とができるので、遊技者の興趣を高めることができるの
である。更に、前記当選抽選手段(110)は、操作によ
り変更可能な複数段階の設定を有し、前記変更開始手段
(141)は、当選抽選手段(110)の設定を変更したとき
に、入賞率の変更を開始するように形成することができ
る。
【0128】このように形成すると、当選抽選手段(11
0)の設定を変更すると、入賞率の変更が開始されるこ
ととなり、これにより、遊技が単調にならないようにす
ることができるので、遊技者の興趣を高めることができ
るのである。更に、前記変更終了手段(142)は、入賞
率の変更開始からt分が経過したときに、入賞率の変更
を終了するように形成することができる。
【0129】このように形成すると、入賞率の変更開始
からt分が経過すると、入賞率の変更が終了することと
なり、これにより、遊技が単調にならないようにするこ
とができるので、遊技者の興趣を高めることができるの
である。更に、前記変更終了手段(142)は、入賞率の
変更開始後における遊技回数がx回に達したときに、入
賞率の変更を終了するように形成することができる。
【0130】このように形成すると、入賞率の変更開始
後における遊技回数がx回に達すると、入賞率の変更が
終了することとなり、これにより、遊技が単調にならな
いようにすることができるので、遊技者の興趣を高める
ことができるのである。更に、前記変更終了手段(14
2)は、入賞率の変更開始後において当選抽選手段(11
0)による抽選結果が特定の当選となったときに、入賞
率の変更を終了するように形成することができる。
【0131】このように形成すると、入賞率の変更開始
後の抽選結果が特定の当選となると、入賞率の変更が終
了することとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。更に、前記変更終了手段(142)
は、入賞率の変更開始後において特定の入賞が引き当て
られたときに、入賞率の変更を終了するように形成する
ことができる。
【0132】このように形成すると、入賞率の変更開始
後に特定の入賞が引き当てられると、入賞率の変更が終
了することとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。 (請求項18)請求項18記載の発明は、遊技機(10)
を、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図
柄表示手段、当選か否かの抽選を行うための当選抽選手
段(110)、当選抽選手段(110)による抽選結果がいず
れかの当選となったときに当該当選に対応した当選フラ
グを設定するためのフラグ設定手段(120)、いずれか
の当選フラグが設定されているときに当該当選フラグに
対応した図柄が所定の位置に停止すると入賞と判定する
ための入賞判定手段(130)、入賞率を変更するための
入賞率変更手段(140)、入賞率の変更を開始させるた
めの変更開始手段(141)、及び入賞率の変更を終了さ
せるための変更終了手段(142)、として機能させるた
めの遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体である。
【0133】すなわち、本発明に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項17に記載した遊技機用
プログラムを記録したものである。 (作用)本発明によれば、遊技機の状況等によって入賞
率が変更されることとなり、これにより、遊技が単調に
ならないようにすることができるので、遊技者の興趣を
高めることができるのである。
【0134】更に、当選抽選手段(110)の抽選結果に
関する情報を報知可能な遊技である報知遊技を制御する
ための報知遊技制御手段(150)を備えるとともに、前
記入賞率変更手段(140)は、報知遊技の実行確率を変
更することにより、入賞率を変更するように形成するこ
とができる。このように形成すると、報知遊技の実行確
率の変更によって、入賞率が変更されることとなり、こ
れにより、遊技が単調にならないようにすることができ
るので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0135】更に、報知遊技を行うか否かを抽選により
決定するための報知遊技抽選手段(160)を備えるとと
もに、前記報知遊技抽選手段(160)は、報知遊技を行
うか否かの抽選用の乱数を発生させるための報知用乱数
発生手段(161)と、報知用乱数発生手段(161)が発生
させた乱数を抽出するための報知用乱数抽出手段(16
2)と、報知用乱数発生手段(161)が発生させる全範囲
の乱数について報知遊技を行うか否かをあらかじめ所定
の割合で定めた報知テーブル(163)と、報知用乱数抽
出手段(162)が抽出した乱数と報知テーブル(163)と
を照合して報知遊技を行うか否かの判定を行うための報
知判定手段(164)とを備えるとともに、報知テーブル
(163)として、報知遊技を行うか否かを一定の割合で
定めた通常報知テーブル(165)と、報知遊技を行う確
率を通常報知テーブル(165)よりも高く定めた高確率
報知テーブル(166)とを備え、前記入賞率変更手段(1
40)は、報知テーブル(163)を通常報知テーブル(16
5)から高確率報知テーブル(166)へ移行させることに
より、入賞率を変更するように形成することもできる。
【0136】このように形成すると、通常報知テーブル
(165)から高確率報知テーブル(166)への移行によっ
て、報知遊技の実行確率が変更され、ひいては入賞率が
変更されることとなり、これにより、遊技が単調になら
ないようにすることができるので、遊技者の興趣を高め
ることができるのである。更に、前記当選抽選手段(11
0)は、当選か否かの抽選用の乱数を発生させるための
当選用乱数発生手段(111)と、当選用乱数発生手段(1
11)が発生させた乱数を抽出するための当選用乱数抽出
手段(112)と、当選用乱数発生手段(111)が発生させ
る全範囲の乱数について当選か否かをあらかじめ所定の
割合で定めた当選テーブル(113)と、当選用乱数抽出
手段(112)が抽出した乱数と当選テーブル(113)とを
照合して当選か否かの判定を行うための当選判定手段
(114)とを備えるとともに、当選テーブル(113)とし
て、当選か否かを一定の割合で定めた通常当選テーブル
(115)と、当選確率を通常当選テーブル(115)よりも
高く定めた高確率当選テーブル(116)とを備え、前記
入賞率変更手段(140)は、当選テーブル(113)を通常
当選テーブル(115)から高確率当選テーブル(116)へ
移行させることにより、入賞率を変更するように形成す
ることができる。
【0137】このように形成すると、通常当選テーブル
(115)から高確率当選テーブル(116)への移行によっ
て、当選確率が変更され、ひいては入賞率が変更される
こととなり、これにより、遊技が単調にならないように
することができるので、遊技者の興趣を高めることがで
きるのである。更に、図柄の停止位置を決定するための
停止テーブル(23)を備えるとともに、停止テーブル
(23)として、当選フラグに対応した図柄を所定の位置
に停止させにくく定めた低確率停止テーブル(24)と、
当選フラグに対応した図柄を所定の位置に停止させやす
く定めた高確率停止テーブル(25)とを備え、前記入賞
率変更手段(140)は、停止テーブル(23)を低確率停
止テーブル(24)から高確率停止テーブル(25)へ移行
させることにより、入賞率を変更するように形成するこ
とができる。
【0138】このように形成すると、低確率停止テーブ
ル(24)から高確率停止テーブル(25)への移行によっ
て、図柄の停止制御が変更され、ひいては入賞率が変更
されることとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。更に、一般的な遊技である通常遊
技を制御するための通常遊技制御手段(70)と、遊技者
にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制
御するための特別遊技制御手段(80)とを備えるととも
に、入賞として、少なくとも、特別遊技への移行に係る
特別遊技入賞を定め、前記当選抽選手段(110)は、操
作により変更可能な複数段階の設定を有し、前記変更開
始手段(141)は、当選抽選手段(110)の設定変更後に
おける1回目の特別遊技入賞が引き当てられたときに、
入賞率の変更を開始するように形成することができる。
【0139】このように形成すると、当選抽選手段(11
0)の設定変更後における1回目の特別遊技入賞が引き
当てられると、入賞率の変更が開始されることとなり、
これにより、遊技が単調にならないようにすることがで
きるので、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。更に、前記変更開始手段(141)は、遊技機(10)
の電源スイッチがONにされたときに、入賞率の変更を
開始するように形成することができる。
【0140】このように形成すると、遊技機(10)の電
源スイッチがONにされると、入賞率の変更が開始され
ることとなり、これにより、遊技が単調にならないよう
にすることができるので、遊技者の興趣を高めることが
できるのである。更に、前記変更開始手段(141)は、
遊技機(10)の電源スイッチがONにされた後の遊技回
数がn回に達したときに、入賞率の変更を開始するよう
に形成することができる。
【0141】このように形成すると、遊技機(10)の電
源スイッチがONにされた後の遊技回数がn回に達する
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、所定の時刻になった
ときに、入賞率の変更を開始するように形成することが
できる。
【0142】このように形成すると、所定の時刻になる
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、遊技メダルの投入枚
数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達したとき
に、入賞率の変更を開始するように形成することができ
る。
【0143】このように形成すると、遊技メダルの投入
枚数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達する
と、入賞率の変更が開始されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。更
に、前記変更開始手段(141)は、遊技操作が行われて
いない時間であるアイドリングタイムがs分に達したと
きに、入賞率の変更を開始するように形成することがで
きる。
【0144】このように形成すると、アイドリングタイ
ムがs分に達すると、入賞率の変更が開始されることと
なり、これにより、遊技が単調にならないようにするこ
とができるので、遊技者の興趣を高めることができるの
である。更に、前記当選抽選手段(110)は、操作によ
り変更可能な複数段階の設定を有し、前記変更開始手段
(141)は、当選抽選手段(110)の設定を変更したとき
に、入賞率の変更を開始するように形成することができ
る。
【0145】このように形成すると、当選抽選手段(11
0)の設定を変更すると、入賞率の変更が開始されるこ
ととなり、これにより、遊技が単調にならないようにす
ることができるので、遊技者の興趣を高めることができ
るのである。更に、前記変更終了手段(142)は、入賞
率の変更開始からt分が経過したときに、入賞率の変更
を終了するように形成することができる。
【0146】このように形成すると、入賞率の変更開始
からt分が経過すると、入賞率の変更が終了することと
なり、これにより、遊技が単調にならないようにするこ
とができるので、遊技者の興趣を高めることができるの
である。更に、前記変更終了手段(142)は、入賞率の
変更開始後における遊技回数がx回に達したときに、入
賞率の変更を終了するように形成することができる。
【0147】このように形成すると、入賞率の変更開始
後における遊技回数がx回に達すると、入賞率の変更が
終了することとなり、これにより、遊技が単調にならな
いようにすることができるので、遊技者の興趣を高める
ことができるのである。更に、前記変更終了手段(14
2)は、入賞率の変更開始後において当選抽選手段(11
0)による抽選結果が特定の当選となったときに、入賞
率の変更を終了するように形成することができる。
【0148】このように形成すると、入賞率の変更開始
後の抽選結果が特定の当選となると、入賞率の変更が終
了することとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。更に、前記変更終了手段(142)
は、入賞率の変更開始後において特定の入賞が引き当て
られたときに、入賞率の変更を終了するように形成する
ことができる。
【0149】このように形成すると、入賞率の変更開始
後に特定の入賞が引き当てられると、入賞率の変更が終
了することとなり、これにより、遊技が単調にならない
ようにすることができるので、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。
【0150】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態) (図面の説明)図1ないし図6は、第1の実施の形態を
示すものである。図1は、遊技機10のブロック図、図2
は、遊技機10の外観正面図、図3ないし図6は、遊技機
10の動作の概略を示すフローチャート図である。
【0151】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。また、この筐体11の前面には、遊
技者側に向かって臨む前面パネル12が設けられている。
また、この前面パネル12の中央には、3個の回転リール
40を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
【0152】また、図柄表示窓13の下方には、貯留メダ
ルを投入するためのベットスイッチ16や、貯留メダルを
払い出すための清算スイッチ17や、回転リール40の回転
を開始させるためのスタートスイッチ30や、回転リール
40の回転を停止させるためのストップスイッチ50などが
設けられている。また、図柄表示窓13の上方には、四角
形状のドットマトリクス67が設けられ、また、このドッ
トマトリクス67の上方には、第1演出用ランプ68とされ
るアーチ型のランプが設けられている。また、図柄表示
窓13の左下方には、第2演出用ランプ69とされる小型の
ランプが設けられている。
【0153】また、遊技機10の内部には、図示しない
が、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20
(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)制御装置20は、図示しないが、CPUを
中心に構成され、RAM、ROM、及びI/Oなどを備
えている。ここで、制御装置20が備えるCPUは、1個
に限定されるものではない。すなわち、2個以上のCP
Uで制御を行うように、制御装置20を構成してもよい。
また、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどは、い
わゆるワンチップで構成してもよい。
【0154】そして、この制御装置20は、CPUがRO
Mに記憶されたプログラムを実行することにより、次の
(1)及び(2)の装置を構成する。 (1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 なお、制御装置20が構成する装置は、上記した(1)及
び(2)に限定されるものではない。
【0155】(入力段)制御装置20の入力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(5)のパーツが接続
されている。 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(5)に限定されるものではない。
【0156】(投入スイッチ15)投入スイッチ15は、図
示しないが、遊技機10の筐体11の内部に設けられている
スイッチであって、投入された遊技メダルを検知するた
めのものである。 (ベットスイッチ16)ベットスイッチ16は、図2に示す
ように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するスイッチ
であって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるた
めのものである。
【0157】(精算スイッチ17)精算スイッチ17は、図
2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置する
スイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すため
のものである。 (スタートスイッチ30)スタートスイッチ30は、図2に
示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するレバ
ーであって、遊技メダルの投入、若しくはベットスイッ
チ16の操作、又は再遊技(Replay)のときには前回の遊
技から所定時間経過を条件に、回転リール40の回転を開
始させるためのものである。
【0158】なお、再遊技(Replay)とは、遊技メダル
を新たに投入することなく、前回の遊技と同じ条件で、
再度行うことができる遊技をいう。具体的には、当選抽
選手段110による抽選結果が再遊技当選(Replay当選)
となると、フラグ設定手段120により再遊技当選フラグ
(Replay当選フラグ)が設定される。そして、この再遊
技当選フラグが設定されているときに、再遊技当選フラ
グに対応した「Replay」の図柄が入賞有効ライン上に揃
うと、再遊技入賞(Replay入賞)となり、遊技者は、次
回の遊技において、遊技メダルを新たに投入することな
く、前回の遊技と同じ条件で、再度遊技を行うことがで
きるのである。
【0159】(ストップスイッチ50)ストップスイッチ
50は、回転リール40の回転を停止させるためのものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよ
うに、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構
成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されてい
る。そして、各回転リール40に対応したストップスイッ
チ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転が
停止するように設定されている。
【0160】(出力段)制御装置20の出力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(6)のパーツが接続
されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)スピーカ66 (4)ドットマトリクス67 (5)第1演出用ランプ68 (6)第2演出用ランプ69 なお、出力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(6)に限定されるものではない。
【0161】(リールユニット60)リールユニット60
は、特に図示しないが、枠体に固定あるいは支持された
3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの
出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成され
ている。各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラ
ムと、この回転ドラムの周囲に貼付されたリールテープ
とを備えている。また、このリールテープの外周面に
は、複数個(例えば21個)の図柄が付されている。更
に、各回転リール40の内側には、各回転リール40を内側
から照明するためのランプが設けられている。
【0162】(ホッパーユニット65)ホッパーユニット
65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に
遊技メダルを払い出すためのものである。 (スピーカ66)スピーカ66は、図2に示すように、遊技
機10の前面下部に設けられており、遊技者に当選又は入
賞などを報知するためのものである。
【0163】具体的には、このスピーカ66は、演出制御
装置22の制御により、当選又は入賞時などに所定の音を
発生させて、遊技者に当選又は入賞などを報知する。 (ドットマトリクス67)ドットマトリクス67は、図2に
示すように、図柄表示窓13の上方に位置する四角形状の
表示装置であって、遊技者に当選又は入賞などを報知す
るためのものである。
【0164】具体的には、このドットマトリクス67は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに所
定の図柄を表示して、遊技者に当選又は入賞などを報知
する。 (第1演出用ランプ68)第1演出用ランプ68は、図2に
示すように、図柄表示窓13の上方に位置するアーチ型の
ランプであって、遊技者に当選又は入賞などを報知する
ためのものである。
【0165】具体的には、この第1演出用ランプ68は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに点
灯又は点滅して、遊技者に当選又は入賞などを報知す
る。 (第2演出用ランプ69)第2演出用ランプ69は、図2に
示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置する小型
のランプであって、遊技者に当選又は入賞などを報知す
るためのものである。
【0166】具体的には、この第2演出用ランプ69は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに点
灯又は点滅して、遊技者に当選又は入賞などを報知す
る。 (遊技制御装置21)遊技制御装置21は、回転リール40の
回転を制御するためのものである。具体的には、この遊
技制御装置21は、スタートスイッチ30の操作を契機とし
て、3個すべての回転リール40の回転を開始させ、スト
ップスイッチ50の操作を契機として、当該ストップスイ
ッチ50に対応した回転リール40の回転を停止させるよう
に形成されている。
【0167】また、この遊技制御装置21は、ストップス
イッチ50の操作から回転リール40の回転停止までの時間
を、一定範囲内(例えば、190ms以内)で調整可能
に形成されている。また、この遊技制御装置21は、次の
(1)ないし(12)の手段として機能する。
【0168】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)特定導入遊技制御手段90 (4)特定遊技制御手段100 (5)当選抽選手段110 (6)フラグ設定手段120 (7)入賞判定手段130 (8)報知遊技制御手段150 (9)報知遊技抽選手段160 (10)入賞率変更手段140 (11)変更開始手段141 (12)変更終了手段142 なお、遊技制御装置21が有する機能は、上記した(1)
ないし(12)に限定されるものではない。
【0169】(通常遊技制御手段70)通常遊技制御手段
70は、通常遊技を制御するためのものである。また、通
常遊技とは、一般的な遊技をいう。すなわち、遊技メダ
ルの投入、若しくはベットスイッチ16の操作、又は再遊
技(Replay)のときには前回の遊技から所定時間経過を
条件として、スタートスイッチ30を操作すると、リール
ユニット60が駆動して、3個すべての回転リール40の回
転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ50の
うちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対
応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個す
べてのストップスイッチ50を操作し終えると、3個すべ
ての回転リール40の回転が停止する。
【0170】このとき、いずれかの当選フラグが設定さ
れており、かつ、当該当選フラグに対応した図柄が入賞
有効ライン上に揃うと、入賞判定手段130により入賞と
判定される。そして、ホッパーユニット65を介して、遊
技者に対して所定枚数の遊技メダルが払い出されるか、
又は遊技者に対して所定の利益が付与される。すなわ
ち、当選抽選手段110による抽選結果がいずれかの当選
となると、フラグ設定手段120により、当該当選に対応
した当選フラグが設定される。また、当選フラグが設定
されているときに、当該当選フラグに対応した図柄が入
賞有効ライン上に揃うと、入賞判定手段130により入賞
と判定される。そして、入賞が引き当てられると、遊技
者に対して所定枚数の遊技メダルが払い出されるか、又
は遊技者に対して所定の利益が付与されるのである。
【0171】なお、遊技メダルの払い出しに代えて、ク
レジットされることもある。また、当選には、特別遊技
への移行に係る特別遊技当選や、所定枚数の遊技メダル
の払い出しに係る小役当選や、再遊技(Replay)の実行
に係る再遊技当選(Replay当選)などがある。また、特
別遊技当選には、特定遊技(RBゲーム)への移行に係
る特定遊技当選(RB当選)や、特定導入遊技(BBゲ
ーム)への移行に係る特定導入遊技当選(BB当選)な
どがある。
【0172】また、小役当選には、所定枚数(例えば8
枚)の遊技メダルの払い出しに係る第1小役当選や、こ
の第1小役当選よりも少ない枚数(例えば5枚)の遊技
メダルの払い出しに係る第2小役当選や、この第2小役
当選よりも少ない枚数(例えば3枚)の遊技メダルの払
い出しに係る第3小役当選などがある。なお、特定遊技
(RBゲーム)とは、通常遊技よりも当選確率が高い遊
技をいい、また、特定導入遊技(BBゲーム)とは、特
定遊技の導入確率が高い遊技をいう。これらの遊技の制
御については、後述する。
【0173】そして、例えば、当選抽選手段110による
抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、フ
ラグ設定手段120により、特定導入遊技当選フラグ(B
B当選フラグ)が設定される。そして、この特定導入遊
技当選フラグが設定されているときに、特定導入遊技当
選フラグに対応した「7」などの図柄が入賞有効ライン
上に3個揃うと、入賞判定手段130により、特定導入遊
技入賞と判定される。そして、特別導入遊技入賞が引き
当てられると、遊技者は、所定の利益として、特定導入
遊技を行うことができるのである。
【0174】また、特定導入遊技当選フラグが設定され
ているにもかかわらず、特定導入遊技当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃わなかったときには、
この特定導入遊技当選フラグは、特定導入遊技入賞が引
き当てられるまで、持ち越されるように形成されてい
る。また、特定遊技当選フラグについても、特定導入遊
技当選フラグと同様に、特定遊技入賞が引き当てられる
まで持ち越されるように形成されている。
【0175】なお、小役当選フラグは、小役当選フラグ
が設定されている遊技で小役入賞が引き当てられない
と、次回の遊技には持ち越されないように形成されてい
る。また、再遊技当選フラグについても、小役当選フラ
グと同様に、次回の遊技には持ち越されないように形成
されている。また、いずれかの当選フラグが設定されて
いるときに、当該当選フラグに対応した図柄を入賞有効
ライン上に揃えることができるか否かは、ストップスイ
ッチ50の操作のタイミングと、遊技制御装置21による回
転リール40の停止制御とによる。
【0176】すなわち、遊技制御装置21は、ストップス
イッチ50の操作から回転リール40の回転停止までの時間
を、190msの範囲内で調整可能に形成されている。
このため、遊技制御装置21は、ストップスイッチ50の操
作後すぐに、回転リール40の回転を停止させることもで
きるが、ストップスイッチ50の操作から190msの範
囲内で、回転リール40の回転停止を遅らせることもでき
る。
【0177】これにより、いずれかの当選フラグが設定
されているときには、ストップスイッチ50の操作のタイ
ミングが多少ずれても、遊技制御装置21が190msの
範囲内で回転リール40の回転停止を遅らせることによ
り、当該当選フラグに対応した図柄を入賞有効ライン上
に引き込むことができるのである。一方、いずれかの当
選フラグが設定されているときであっても、当該当選フ
ラグに対応した図柄を入賞有効ライン上に引き込むこと
ができない場合もある。すなわち、遊技制御装置21が1
90msの範囲内で回転リール40の回転停止を遅らせて
も、入賞有効ライン上に引き込み可能な図柄中に(具体
的には、ストップスイッチ50操作時に入賞有効ライン上
に位置する図柄から連続する4個の図柄中に)、当該当
選フラグに対応した図柄がない場合である。
【0178】また、設定されていない当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃いそうな場合には、遊
技制御装置21が190msの範囲内で回転リール40の回
転停止を遅らせることにより、当該図柄を入賞有効ライ
ン上から外す(蹴飛ばす)ようにして、当該図柄が入賞
有効ライン上に揃わないようにすることもある。 (特別遊技制御手段80)特別遊技制御手段80は、特別遊
技を制御するためのものである。
【0179】また、特別遊技とは、遊技者にとって通常
遊技よりも有利な遊技をいう。具体的には、特別遊技と
しては、例えば、通常遊技よりも当選確率が高い遊技で
ある特定遊技(RBゲーム)や、特定遊技の導入確率が
高い遊技である特定導入遊技(BBゲーム)や、所定の
図柄がセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定
当選遊技(JACゲーム)などを行うことができる。
【0180】また、特定遊技は、特定導入遊技中に行わ
れる場合と、特定導入遊技中でないときに単独で行われ
る場合とがある。また、特定当選遊技は、特定遊技中に
行われるものである。この特別遊技制御手段80は、図1
に示すように、次の(1)及び(2)の手段を備える。
【0181】(1)特定導入遊技制御手段90 (2)特定遊技制御手段100 なお、特別遊技制御手段80が備える手段は、上記した
(1)及び(2)に限定されるものではない。 (特定導入遊技制御手段90)特定導入遊技制御手段90
は、特定導入遊技を制御するためのものである。
【0182】また、特定導入遊技(BBゲーム)とは、
特定遊技(RBゲーム)の導入確率が高い遊技をいう。
具体的には、通常遊技中に、当選抽選手段110による抽
選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、フラ
グ設定手段120により、特定導入遊技当選フラグ(BB
当選フラグ)が設定される。また、特定導入遊技当選フ
ラグが設定されているときに、特定導入遊技当選フラグ
に対応した「7」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃う
と、入賞判定手段130により、特定導入遊技入賞と判定
される。そして、特定導入遊技入賞が引き当てられる
と、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚の遊技
メダルが払い出され、その後に、通常遊技から特定導入
遊技へ移行する。
【0183】また、特定導入遊技へ移行すると、通常遊
技中と同様に、最大3枚の遊技メダルの投入によって、
3個の回転リール40の回転が開始されるとともに、3個
の回転リール40の回転を停止させた際に、所定の図柄が
入賞有効ライン上に揃っているか否かによって、遊技メ
ダルの払い出しが行われる。したがって、特定導入遊技
中は、通常遊技中と同様に、小役当選を含めた抽選が毎
回行われる。ただ、特定導入遊技中は、通常遊技中より
も、特定遊技当選の当選確率が高くなる。そして、この
特定導入遊技中に、当選抽選手段110による抽選結果が
特定遊技当選となり、かつ、特定遊技当選に対応した
「BAR」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、特
定遊技入賞となり、特定導入遊技から特定遊技へ移行す
るのである。
【0184】なお、特定導入遊技中は、特定遊技への移
行が、例えば、最大3回行われることになっている。こ
のため、1回目の特定遊技が終了した後は、前述したよ
うな通常遊技中と同様な抽選及び制御が再度行われる。
そして、特定導入遊技中に、特定遊技が所定の最大回
数、例えば3回か、あるいは通常遊技が所定の最大回
数、例えば30回行われると、特定導入遊技は終了す
る。
【0185】(特定遊技制御手段100)特定遊技制御手
段100は、特定遊技を制御するためのものである。ま
た、特定遊技(RBゲーム)とは、通常遊技よりも当選
確率が高い遊技をいう。具体的には、通常遊技中又は特
定導入遊技中に、当選抽選手段110による抽選結果が特
定遊技当選(RB当選)となると、フラグ設定手段120
により、特定遊技当選フラグ(RB当選フラグ)が設定
される。また、特定遊技当選フラグが設定されていると
きに、特定遊技当選フラグに対応した「BAR」の図柄
が入賞有効ライン上に3個揃うと、入賞判定手段130に
より、特定遊技入賞と判定される。そして、特定遊技入
賞が引き当てられると、通常遊技又は特定導入遊技から
特定遊技へ移行する。
【0186】また、特定遊技へ移行すると、遊技メダル
が1枚投入となり、所定の図柄がセンターライン上に揃
った場合に入賞となる特定当選遊技(JACゲーム)が
行われる。そして、特定遊技では、特定当選遊技を最大
12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可
能である。すなわち、最大8回の入賞があるか、あるい
は最大12回の特定当選遊技の終了により、特定遊技は
終了する。
【0187】(当選抽選手段110)当選抽選手段110は、
当選か否かの抽選を行うためのものである。この当選抽
選手段110は、図1に示すように、次の(1)ないし
(4)の手段を備える。 (1)当選用乱数発生手段111 (2)当選用乱数抽出手段112 (3)当選テーブル113 (4)当選判定手段114 なお、当選抽選手段110が備える手段は、上記した
(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0188】また、例えば、1から6までの6段階の設
定を設け、設定を大きくするに従って、当選確率が次第
に高くなるように、当選抽選手段110を形成することが
できる。具体的には、例えば、当選テーブル113とし
て、当選か否かを一定の割合で定めた当選テーブルA
と、当選確率を当選テーブルAよりも高く定めた当選テ
ーブルBと、当選確率を当選テーブルBよりも高く定め
た当選テーブルCと、当選確率を当選テーブルCよりも
高く定めた当選テーブルDと、当選確率を当選テーブル
Dよりも高く定めた当選テーブルEと、当選確率を当選
テーブルEよりも高く定めた当選テーブルFとを備える
ことができる。また、設定が1のときには当選テーブル
Aを、設定が2のときには当選テーブルBを、設定が3
のときには当選テーブルCを、設定が4のときには当選
テーブルDを、設定が5のときには当選テーブルEを、
設定が6のときには当選テーブルFを、それぞれ選択し
て用いるように形成することができる。そうすると、設
定変更によって当選テーブル113が変更され、これによ
り、当選確率が変更されるようにすることができるので
ある。
【0189】(当選用乱数発生手段111)当選用乱数発
生手段111は、当選か否かの抽選用の乱数を発生させる
ためのものである。具体的には、この当選用乱数発生手
段111は、当選か否かの抽選用の乱数を、所定の範囲内
(例えば、10進数で0〜65535)で発生させる。
【0190】なお、当選用乱数発生手段111は、例え
ば、カウント値を1ずつ加算する乱数カウンタを用いて
形成することができる(いわゆるハード乱数)。また、
当選用乱数発生手段111は、例えば、平均採中法で乱数
を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数
を発生させる手段によって形成することもできる。ま
た、平均採中法で乱数を発生させる手段や、素数の加算
によって乱数を発生させる手段は、例えば、制御装置20
を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させ
ることによって形成することができる(いわゆるソフト
乱数)。
【0191】(当選用乱数抽出手段112)当選用乱数抽
出手段112は、当選用乱数発生手段111が発生させた乱数
を抽出するためのものである。具体的には、この当選用
乱数抽出手段112は、当選用乱数発生手段111が発生させ
た乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の
操作)で抽出し、この抽出した乱数を、乱数データとす
るものである。
【0192】なお、当選用乱数発生手段111は、カウン
ト値を1ずつ加算する乱数カウンタなどを用いて形成さ
れるため、当選用乱数発生手段111が発生させる数値
は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ30
が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられ
るため、当選用乱数抽出手段112が抽出する数値は、実
質的には乱数として取り扱うことができるのである。
【0193】すなわち、当選用乱数発生手段111は、乱
数を発生させているわけではないものの、当選用乱数抽
出手段112によって抽出される数値は、あたかも乱数の
ような分布を示すのである。このことは、当選用乱数発
生手段111に乱数カウンタを用いた場合に限られず、ソ
フト乱数を用いた場合についても同様である。そして、
このように結果として乱数のような分布を示す数値が得
られる手段を、本実施の形態では、当選用乱数発生手段
111、あるいは当選用乱数抽出手段112に含めて考えてい
るのである。
【0194】(当選テーブル113)当選テーブル113は、
当選用乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数につ
いて、当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたもの
である。具体的には、この当選テーブル113は、抽選結
果として、特定導入遊技当選(BB当選)、特定遊技当
選(RB当選)、第1小役当選、第2小役当選、第3小
役当選、再遊技当選(Replay当選)、及びハズレをそれ
ぞれ一定の割合で定めている。
【0195】なお、抽選結果は、特定導入遊技当選、特
定遊技当選、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当
選、再遊技当選、及びハズレに限定されるものではな
い。 (当選判定手段114)当選判定手段114は、当選用乱数抽
出手段112が抽出した乱数データと、当選テーブル113と
を照合して、当選か否かの判定を行うためのものであ
る。
【0196】具体的には、この当選判定手段114は、当
選用乱数抽出手段112が抽出した乱数データと、当選テ
ーブル113とを照合して、抽選結果が、特定導入遊技当
選か、特定遊技当選か、第1小役当選か、第2小役当選
か、第3小役当選か、再遊技当選か、あるいはハズレか
を判定する。 (フラグ設定手段120)フラグ設定手段120は、当選抽選
手段110による抽選結果がいずれかの当選となったとき
に、当該当選に対応した当選フラグを設定するためのも
のである。
【0197】具体的には、このフラグ設定手段120は、
当選抽選手段110による抽選結果が特定導入遊技当選
(BB当選)となったときには特定導入遊技当選フラグ
(BB当選フラグ)を設定し、当選抽選手段110による
抽選結果が特定遊技当選(RB当選)となったときには
特定遊技当選フラグ(RB当選フラグ)を設定し、当選
抽選手段110による抽選結果が第1小役当選となったと
きには第1小役当選フラグを設定し、当選抽選手段110
による抽選結果が第2小役当選となったときには第2小
役当選フラグを設定し、当選抽選手段110による抽選結
果が第3小役当選となったときには第3小役当選フラグ
を設定し、当選抽選手段110による抽選結果が再遊技当
選(Replay当選)となったときには再遊技当選フラグ
(Replay当選フラグ)を設定する。
【0198】(入賞判定手段130)入賞判定手段130は、
いずれかの当選フラグが設定されているときに、当該当
選フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると、入
賞と判定するためのものである。具体的には、この入賞
判定手段130は、例えば、特定導入遊技当選フラグ(B
B当選フラグ)が設定されているときに、特定導入遊技
当選フラグに対応した「7」の図柄が入賞有効ライン上
に3個揃うと、特定導入遊技入賞と判定する。
【0199】また、この入賞判定手段130は、第1小役
当選フラグが設定されているときに、第1小役当選フラ
グに対応した「プラム」の図柄が入賞有効ライン上に3
個揃うと、第1小役入賞と判定する。また、この入賞判
定手段130は、第2小役当選フラグが設定されていると
きに、第2小役当選フラグに対応した「ベル」の図柄が
入賞有効ライン上に3個揃うと、第2小役入賞と判定す
る。
【0200】また、この入賞判定手段130は、第3小役
当選フラグが設定されているときに、第3小役当選フラ
グに対応した「チェリー」の図柄が入賞有効ライン上に
3個揃うと、第3小役入賞と判定する。また、この入賞
判定手段130は、再遊技当選フラグが設定されていると
きに、再遊技当選フラグに対応した「Replay」の図柄が
入賞有効ライン上に3個揃うと、再遊技入賞と判定す
る。
【0201】(報知遊技制御手段150)報知遊技制御手
段150は、報知遊技を制御するためのものである。ま
た、報知遊技とは、当選抽選手段110の抽選結果に関す
る情報を報知可能な遊技をいう。具体的には、この報知
遊技制御手段150は、当選抽選手段110の抽選結果が特定
導入遊技当選となった場合には、ドットマトリクス67に
「7」の図柄を表示することにより、当選抽選手段110
の抽選結果が特定導入遊技当選となった旨を遊技者に報
知する。
【0202】また、この報知遊技制御手段150は、当選
抽選手段110の抽選結果が特定遊技当選となった場合に
は、ドットマトリクス67に「BAR」の図柄を表示する
ことにより、当選抽選手段110の抽選結果が特定遊技当
選となった旨を遊技者に報知する。また、この報知遊技
制御手段150は、当選抽選手段110の抽選結果が第1小役
当選となった場合には、ドットマトリクス67に「プラ
ム」の図柄を表示することにより、当選抽選手段110の
抽選結果が第1小役当選となった旨を遊技者に報知す
る。
【0203】また、この報知遊技制御手段150は、当選
抽選手段110の抽選結果が第2小役当選となった場合に
は、ドットマトリクス67に「ベル」の図柄を表示するこ
とにより、当選抽選手段110の抽選結果が第2小役当選
となった旨を遊技者に報知する。また、この報知遊技制
御手段150は、当選抽選手段110の抽選結果が第3小役当
選となった場合には、ドットマトリクス67に「チェリ
ー」の図柄を表示することにより、当選抽選手段110の
抽選結果が第3小役当選となった旨を遊技者に報知す
る。
【0204】また、この報知遊技制御手段150は、当選
抽選手段110の抽選結果が再遊技当選となった場合に
は、ドットマトリクス67に「Replay」の図柄を表示する
ことにより、当選抽選手段110の抽選結果が再遊技当選
となった旨を遊技者に報知する。なお、報知は、ドット
マトリクス67を用いて行われる場合に限られず、例え
ば、液晶ディスプレイ、CRT、あるいは演出用の回転
リールなどを用いて行うこともできる。
【0205】また、報知には、実際の抽選結果とは異な
る抽選結果を遊技者に報知する、いわゆるガセを含むこ
とができる。 (報知遊技抽選手段160)報知遊技抽選手段160は、報知
遊技を行うか否かを抽選により決定するためのものであ
る。
【0206】この報知遊技抽選手段160は、図1に示す
ように、次の(1)ないし(6)の手段を備える。 (1)報知用乱数発生手段161 (2)報知用乱数抽出手段162 (3)報知テーブル163 (4)報知判定手段164 (5)通常報知テーブル165 (6)高確率報知テーブル166 なお、報知遊技抽選手段160が備える手段は、上記した
(1)ないし(6)に限定されるものではない。
【0207】(報知用乱数発生手段161)報知用乱数発
生手段161は、報知遊技を行うか否かの抽選用の乱数を
発生させるためのものである。具体的には、この報知用
乱数発生手段161は、報知遊技を行うか否かの抽選用の
乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜655
35)で発生させる。
【0208】なお、報知用乱数発生手段161は、上述し
た当選用乱数発生手段111と同様に形成することができ
る。 (報知用乱数抽出手段162)報知用乱数抽出手段162は、
報知用乱数発生手段161が発生させた乱数を抽出するた
めのものである。
【0209】具体的には、この報知用乱数抽出手段162
は、報知用乱数発生手段161が発生させた乱数を、所定
の条件で抽出し、この抽出した乱数を、乱数データとす
るものである。なお、報知用乱数抽出手段162は、上述
した当選用乱数抽出手段112と同様に形成することがで
きる。
【0210】(報知テーブル163)報知テーブル163は、
報知用乱数発生手段161が発生させる全範囲の乱数につ
いて、報知遊技を行うか否かをあらかじめ所定の割合で
定めたものである。また、本実施の形態に係る遊技機10
は、報知テーブル163として、通常報知テーブル165と、
高確率報知テーブル166とを備えている。
【0211】また、通常報知テーブル165は、報知遊技
を行うか否かを一定の割合で定めたものである。また、
高確率報知テーブル166は、報知遊技を行う確率を通常
報知テーブル165よりも高く定めたものである。そし
て、報知遊技を行うか否かの抽選の際には、通常報知テ
ーブル165又は高確率報知テーブル166のいずれか一方が
用いられることとなっている。また、通常報知テーブル
165又は高確率報知テーブル166のいずれを用いるかにつ
いては、後述する入賞率変更手段140が決定することと
なっている。
【0212】(報知判定手段164)報知判定手段164は、
報知用乱数抽出手段162が抽出した乱数データと、報知
テーブル163とを照合して、報知遊技を行うか否かの判
定を行うためのものである。 (入賞率変更手段140)入賞率変更手段140は、入賞率を
変更するためのものである。
【0213】具体的には、この入賞率変更手段140は、
報知遊技を行うか否かの抽選に用いる報知テーブル163
を、通常報知テーブル165から高確率報知テーブル166へ
移行させることにより、報知遊技の実行確率を変更し、
これにより、入賞率を変更するように形成されている。 (変更開始手段141)変更開始手段141は、入賞率の変更
を開始させるためのものである。
【0214】この変更開始手段141は、遊技機10の電源
スイッチがONにされたときに、入賞率の変更を開始す
るように形成されている。すなわち、本実施の形態に係
る遊技機10は、遊技機10の電源スイッチがONにされた
ことを、入賞率の変更の開始条件としたものである。な
お、変更開始手段141は、遊技機10の電源スイッチがO
Nにされたときに、入賞率の変更を開始するように形成
される場合に限られず、例えば、当選抽選手段(110)
の設定変更後における1回目の特別遊技入賞が引き当て
られたとき、遊技機10の電源スイッチがONにされた後
の遊技回数がn回に達したとき、所定の時刻になったと
き、遊技メダルの投入枚数から払い出し枚数を差し引い
た数(いわゆる吸い込み)がm枚に達したとき、遊技操
作が行われていない時間であるアイドリングタイムがs
分に達したとき、あるいは当選抽選手段110の設定を変
更したときに、入賞率の変更を開始するように形成して
もよい。
【0215】(変更終了手段142)変更終了手段142は、
入賞率の変更を終了させるためのものである。この変更
終了手段142は、入賞率の変更開始からt分が経過した
ときに、入賞率の変更を終了するように形成されてい
る。すなわち、本実施の形態に係る遊技機10は、入賞率
の変更開始からt分が経過したことを、入賞率の変更の
終了条件としたものである。
【0216】なお、変更終了手段142は、入賞率の変更
開始からt分が経過したときに、入賞率の変更を終了す
るように形成される場合に限られず、例えば、入賞率の
変更開始後における遊技回数がx回に達したとき、入賞
率の変更開始後の抽選結果が特定の当選となったとき、
あるいは入賞率の変更開始後に特定の入賞が引き当てら
れたときに、入賞率の変更を終了するように形成しても
よい。
【0217】(演出制御装置22)演出制御装置22は、ス
ピーカ66、ドットマトリクス67、第1演出用ランプ68、
及び第2演出用ランプ69などを制御するためのものであ
る。具体的には、この演出制御装置22は、スピーカ66か
ら所定の音を発生させる演出、ドットマトリクス67に所
定の文字又は図形等を表示させる演出、第1演出用ラン
プ68を所定のパターンで点灯又は点滅させる演出、ある
いは第2演出用ランプ69を所定のパターンで点灯又は点
滅させる演出などを実行するように形成されている。
【0218】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図3ないし図6に示す
フローチャート図を用いて説明する。まず、遊技全体の
流れを、図3に示すフローチャート図を用いて説明す
る。ステップ100において、スタートスイッチ30が操
作されると、スタートスイッチ30がONになる。そし
て、次のステップ101に進む。
【0219】ステップ101において、当選抽選手段11
0により、抽選処理が行われる。そして、次のステップ
102に進む。ステップ102において、3個すべての
回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ
103に進む。ステップ103において、ストップスイ
ッチ50が操作されると、ストップスイッチ50がONにな
る。そして、次のステップ104に進む。
【0220】ステップ104において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105
に進む。ステップ105において、3個すべての回転リ
ール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われた
か否かが判定される。そして、3個すべての回転リール
40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判
定された場合、次のステップ106に進む。
【0221】ステップ106において、いずれかの当選
フラグが設定されているときに、当該当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわ
ち、入賞か否かが判定される。そして、入賞と判定され
た場合、次のステップ107に進む。ステップ107に
おいて、入賞の種類に応じた枚数の遊技メダルが払い出
される。そして、遊技が終了する。
【0222】前記ステップ105において、3個すべて
の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ103に戻
る。前記ステップ106において、入賞していないと判
定された場合、ステップ107を飛び越して、すなわ
ち、遊技メダルが払い出されることなく、遊技が終了す
る。
【0223】上述したステップ101の抽選処理につい
て、図4に示すフローチャート図を用いて説明する。ス
テップ200において、当選用乱数抽出手段112によ
り、乱数の抽出が行われる。具体的には、スタートスイ
ッチ30の操作を契機として、当選用乱数発生手段111が
発生させた乱数を、当選用乱数抽出手段112が抽出す
る。そして、次のステップ201に進む。
【0224】ステップ201において、抽出された乱数
が、当選用乱数抽出手段112の内部に記憶される。そし
て、次のステップ202に進む。ステップ202におい
て、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選
テーブル113との比較が行われる。そして、次のステッ
プ203に進む。ステップ203において、当選判定手
段114により、抽出された乱数が、当選テーブル113のど
の当選領域に含まれるかの判定が行われ、抽選結果が決
定される。更に、抽選結果がいずれかの当選であれば、
フラグ設定手段120により、当該当選に対応した当選フ
ラグが設定される。そして、次のステップ204に進
む。
【0225】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定の図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ104のリ
ール回転停止処理について、図5に示すフローチャート
図を用いて説明する。ステップ300において、所定の
図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判
定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成
されていないと判定された場合、次のステップ301に
進む。
【0226】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40の回転停止を遅らせる。すなわち、1
個の図柄分だけ、いわゆる蹴飛ばしを行う。そして、次
のステップ302に進む。ステップ302において、蹴
飛ばし後の図柄が、ストップスイッチ50の操作後4個目
の図柄か否かが判定される。そして、蹴飛ばし後の図柄
が、ストップスイッチ50の操作後4個目の図柄の場合に
は、次のステップ303に進む。
【0227】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。そして、リール回転停止処理が終了
する。前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛
ばしの設定が達成されていると判定された場合、ステッ
プ304に進む。ステップ304において、いずれかの
図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定さ
れる。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定
されていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0228】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、ステップ303に進
む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対し
ても引き込みが設定されていないと判定された場合、ス
テップ303に進む。前記ステップ305において、引
き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステ
ップ301に進む。
【0229】前記ステップ302において、蹴飛ばし後
の図柄が、ストップスイッチ50の操作後4個目の図柄で
ない場合には、ステップ300に戻る。なお、本実施の
形態では、リール回転停止処理について、上記ステップ
300〜ステップ305で説明しているが、この例は、
いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引
き込み停止制御としてもよい。更には、例えば、ストッ
プスイッチ50を押すタイミングであらかじめ定めたテー
ブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわ
ゆるテーブル停止制御としてもよい。
【0230】次に、入賞率の変更の制御を、図6に示す
フローチャート図を用いて説明する。ステップ400に
おいて、入賞率の変更を開始するか否かが判断される。
具体的には、遊技機10の電源スイッチがONにされたか
否かが判断される。そして、入賞率の変更を開始すると
判断された場合、次のステップ401に進む。
【0231】ステップ401において、変更開始手段14
1により、入賞率の変更が開始される。そして、次のス
テップ402に進む。ステップ402において、入賞率
が変更される。具体的には、報知テーブル163を、通常
報知テーブル165から高確率報知テーブル166へ移行させ
ることにより、報知遊技の実行確率が変更され、これに
より、入賞率が変更される。そして、次のステップ40
3に進む。
【0232】ステップ403において、入賞率の変更を
終了するか否かが判断される。具体的には、入賞率の変
更開始からt分が経過したか否かが判断される。そし
て、入賞率の変更を終了すると判断された場合、次のス
テップ404に進む。ステップ404において、変更終
了手段142により、入賞率の変更が終了される。そし
て、入賞率の変更の制御は終了する。
【0233】前記ステップ400において、入賞率の変
更を開始しないと判断された場合、再度、入賞率の変更
を開始するか否かが判断される。前記ステップ403に
おいて、入賞率の変更を終了しないと判断された場合、
再度、入賞率の変更を終了するか否かが判断される。こ
のように、本実施の形態に係る遊技機10は、入賞率を変
更するための入賞率変更手段140と、入賞率の変更を開
始させるための変更開始手段141と、入賞率の変更を終
了させるための変更終了手段142とを備え、これによ
り、遊技機10の状況等によって入賞率が変更されるよう
にして、遊技者の興趣を高めるようにしているのであ
る。
【0234】また、本実施の形態に係る遊技機10は、報
知遊技を行うか否かの抽選に用いる報知テーブル163
を、通常報知テーブル165から高確率報知テーブル166へ
移行させることにより、報知遊技の実行確率を変更し、
これにより、入賞率を変更するようにして、遊技者の興
趣を高めるようにしているのである。また、本実施の形
態に係る遊技機10は、遊技機10の電源スイッチがONに
されたことを、入賞率の変更の開始条件とし、これによ
り、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣を
高めるようにしているのである。
【0235】また、本実施の形態に係る遊技機10は、入
賞率の変更開始からt分が経過したことを、入賞率の変
更の終了条件とし、これにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣を高めるようにしているので
ある。なお、報知遊技抽選手段160は、特定導入遊技へ
の移行時に、報知遊技を行うか否かの抽選を行い、ま
た、報知遊技制御手段150は、特定導入遊技中に、報知
遊技を行うように形成することができる。すなわち、報
知遊技を伴う特定導入遊技(高純増特定導入遊技)を行
うようにすることができる。そうすると、遊技機10の電
源スイッチがONにされた直後の特定導入遊技は、比較
的高確率で、報知遊技を伴う特定導入遊技(高純増特定
導入遊技)となり、これにより、遊技者の興趣をより一
層高めることができるのである。
【0236】また、入賞率の変更の開始条件は、遊技機
10の電源スイッチがONにされたことに限られるもので
はない。例えば、当選抽選手段(110)の設定変更後に
おける1回目の特別遊技入賞が引き当てられたこと、遊
技機10の電源スイッチがONにされた後の遊技回数がn
回に達したこと、所定の時刻になったこと、遊技メダル
の投入枚数から払い出し枚数を差し引いた数(いわゆる
吸い込み)がm枚に達したこと、遊技操作が行われてい
ない時間であるアイドリングタイムがs分に達したこ
と、あるいは当選抽選手段110の設定を変更したことな
どを、入賞率の変更の開始条件とすることができる。そ
して、このように形成しても、遊技が単調にならないよ
うにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高め
ることができるのである。
【0237】また、入賞率の変更の終了条件は、入賞率
の変更開始からt分が経過したことに限られるものでは
ない。例えば、入賞率の変更開始後の遊技回数がx回に
達したこと、入賞率の変更開始後に抽選結果が特定の当
選となったこと、あるいは入賞率の変更開始後に特定の
入賞が引き当てられたことなどを、入賞率の変更の終了
条件とすることができる。そして、このように形成して
も、遊技が単調にならないようにすることができ、これ
により、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0238】以上説明したように、本実施の形態に係る
遊技機10は、前述した構成を有し、また、前述したよう
な作用を奏するものである。また、この遊技機10は、遊
技機10を、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるた
めの図柄表示手段、当選か否かの抽選を行うための当選
抽選手段110、当選抽選手段110による抽選結果がいずれ
かの当選となったときに当該当選に対応した当選フラグ
を設定するためのフラグ設定手段120、いずれかの当選
フラグが設定されているときに当該当選フラグに対応し
た図柄が所定の位置に停止すると入賞と判定するための
入賞判定手段130、入賞率を変更するための入賞率変更
手段140、入賞率の変更を開始させるための変更開始手
段141、入賞率の変更を終了させるための変更終了手段1
42として機能させる遊技機用プログラムによって制御す
ることができる。
【0239】また、この遊技機10は、前述した遊技機用
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を用いて制御することもできる。なお、図柄表示手
段とは、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるため
の手段をいう。また、この図柄表示手段は、例えば、周
囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール10を用い、
この回転リール10の回転を制御するようにして形成する
ことができる。
【0240】また、この図柄表示手段は、例えば、液晶
ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用い、この
画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして
形成することもできる。 (第2の実施の形態) (図面の説明)図7は、第2の実施の形態を示すもので
ある。
【0241】図7は、遊技機10のブロック図である。図
7に示すように、第2の実施の形態に係る遊技機10は、
当選か否かの抽選に用いる当選テーブル113として、当
選か否かを一定の割合で定めた通常当選テーブル115
と、当選確率を通常当選テーブル115よりも高く定めた
高確率当選テーブル116とを備えている。
【0242】そして、第2の実施の形態に係る遊技機10
は、入賞率変更手段140が、当選テーブル113を、通常当
選テーブル115から高確率当選テーブル116へ移行させる
ことにより、当選確率を変更し、これにより、入賞率を
変更するようにしたものである。ここで、第2の実施の
形態に係る遊技機10は、当選テーブル113として通常当
選テーブル115と高確率当選テーブル116とを備えている
点、及び報知遊技制御手段150と報知遊技抽選手段160と
を備えていない点以外については、第1の実施の形態に
係る遊技機10と同様である。
【0243】したがって、ここでは当選テーブル113と
しての通常当選テーブル115及び高確率当選テーブル116
について詳述する。具体的には、通常当選テーブル115
は、抽選結果として、特定導入遊技当選(BB当選)、
特定遊技当選(RB当選)、第1小役当選、第2小役当
選、第3小役当選、再遊技当選(Replay当選)、及びハ
ズレをそれぞれ一定の割合で定めたものである。
【0244】また、高確率テーブル116は、特定導入遊
技当選などの当選確率を、通常当選テーブル115よりも
高く定めたものである。そして、本実施の形態に係る遊
技機10は、入賞率変更手段140が、当選テーブル113を、
通常当選テーブル115から高確率当選テーブル116へ移行
させることにより、当選確率を変更し、これにより、入
賞率を変更して、遊技者の興趣を高めるようにしている
のである。
【0245】(第3の実施の形態) (図面の説明)図8は、第3の実施の形態を示すもので
ある。図8は、遊技機10のブロック図である。図8に示
すように、第3の実施の形態に係る遊技機10は、図柄の
停止位置を決定するための停止テーブル23を備えるとと
もに、停止テーブル23として、当選フラグに対応した図
柄を所定の位置に停止させにくく定めた低確率停止テー
ブル24と、当選フラグに対応した図柄を所定の位置に停
止させやすく定めた高確率停止テーブル25とを備えてい
る。
【0246】そして、第3の実施の形態に係る遊技機10
は、入賞率変更手段140が、停止テーブル23を、低確率
停止テーブル24から高確率停止テーブル25へ移行させる
ことにより、図柄の停止制御を変更し、これにより、入
賞率を変更するようにしたものである。ここで、第3の
実施の形態に係る遊技機10は、停止テーブル23を備えて
いる点、及び報知遊技制御手段150と報知遊技抽選手段1
60とを備えていない点以外については、第1の実施の形
態に係る遊技機10と同様である。
【0247】したがって、ここでは停止テーブル23につ
いて詳述する。すなわち、停止テーブル23は、ストップ
スイッチ50が操作されたときの回転リール40の回転位置
に応じて、回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定め
たものであり、これにより、図柄の停止位置を決定する
ためのものである。具体的には、回転リール40には、例
えば、コマ番号が00番から20番までの合計21個の
図柄を順に表示することができる。また、停止テーブル
23には、例えば、00番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は3とし、01番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は0とし、02番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は1とし、03番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は2とし、04番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は3とし、05番の図柄が中央の入賞有効ライン
上にあるときにストップスイッチ50が操作されれば滑り
コマ数は0とするように定めることができる。また、0
6番から20番までの図柄についても同様に滑りコマ数
を定めることができる。そうすると、例えば、01番の
図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにストップス
イッチ50が操作されれば、01番の図柄を中央の入賞有
効ライン上に停止させ、また、02番の図柄が中央の入
賞有効ライン上にあるときにストップスイッチ50が操作
されても、01番の図柄を中央の入賞有効ライン上に停
止させ、また、03番の図柄が中央の入賞有効ライン上
にあるときにストップスイッチ50が操作されても、01
番の図柄を中央の入賞有効ライン上に停止させ、また、
04番の図柄が中央の入賞有効ライン上にあるときにス
トップスイッチ50が操作されても、01番の図柄を中央
の入賞有効ライン上に停止させ、また、05番の図柄が
中央の入賞有効ライン上にあるときにストップスイッチ
50がされると、05番の図柄を中央の入賞有効ライン上
に停止させるようにすることができるのである。
【0248】また、この停止テーブル23は、通常は、複
数備えられる。そして、複数の停止テーブル23の中から
選択した1の停止テーブル23と、ストップスイッチ50が
操作されたときの回転リール40の回転位置とによって、
回転リール40の滑りコマ数が決定され、これにより、図
柄の停止位置が決定されることとなるのである。また、
各停止テーブル23は、ストップスイッチ50が操作された
ときの回転リール40の回転位置と、回転リール40の滑り
コマ数との関係が異なることがあるように定めることが
できる。そうすると、ストップスイッチ50が操作された
ときの回転リール40の回転位置が同じでも、図柄の停止
位置が異なることがあるようにすることができるのであ
る。
【0249】また、低確率停止テーブル24は、当選フラ
グに対応した図柄を所定の位置に停止させにくく定めた
ものである。すなわち、この低確率停止テーブル24が用
いられているときには、当選フラグに対応した図柄が所
定の位置に停止しにくくなるのである。具体的には、こ
の低確率停止テーブル24は、当選フラグに対応した図柄
についての滑りコマ数(引き込み幅)を小さく定めてい
る。
【0250】また、高確率停止テーブル25は、当選フラ
グに対応した図柄を所定の位置に停止させやすく定めた
ものである。すなわち、この高確率停止テーブル25が用
いられているときには、当選フラグに対応した図柄が所
定の位置に停止しやすくなるのである。具体的には、こ
の高確率停止テーブル25は、当選フラグに対応した図柄
についての滑りコマ数(引き込み幅)を大きく定めてい
る。
【0251】そして、本実施の形態に係る遊技機10は、
入賞率変更手段140が、停止テーブル23を、低確率停止
テーブル24から高確率停止テーブル25へ移行させること
により、図柄の停止制御を変更し、これにより、入賞率
を変更して、遊技者の興趣を高めるようにしているので
ある。
【0252】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次のような効果を
奏する。
【0253】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
入賞率を変更するための入賞率変更手段と、入賞率の変
更を開始させるための変更開始手段と、入賞率の変更を
終了させるための変更終了手段とを備えることにより、
遊技が単調にならないようにした遊技機を提供すること
ができるのである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0254】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
報知遊技の実行確率を変更することにより、入賞率が変
更されるようにした遊技機を提供することができるので
ある。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0255】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
報知テーブルを通常報知テーブルから高確率報知テーブ
ルへ移行させることにより、報知遊技の実行確率が変更
されることとなり、これにより、入賞率が変更されるよ
うにした遊技機を提供することができるのである。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、2又は3記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。
【0256】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
当選テーブルを通常当選テーブルから高確率当選テーブ
ルへ移行させることにより、当選確率が変更されること
となり、これにより、入賞率が変更されるようにした遊
技機を提供することができるのである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項
1、2、3又は4記載の発明の効果に加え、次のような
効果を奏する。
【0257】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
停止テーブルを低確率停止テーブルから高確率停止テー
ブルへ移行させることにより、図柄の停止制御が変更さ
れることとなり、これにより、入賞率が変更されるよう
にした遊技機を提供することができるのである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、2、3、4又は5記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。
【0258】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
当選抽選手段の設定変更後における1回目の特別遊技入
賞が引き当てられると、入賞率の変更が開始されること
となり、これにより、遊技が単調にならないようにした
遊技機を提供することができるのである。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項
1、2、3、4、5又は6記載の発明の効果に加え、次
のような効果を奏する。
【0259】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
遊技機の電源スイッチがONにされると、入賞率の変更
が開始されることとなり、これにより、遊技が単調にな
らないようにした遊技機を提供することができるのであ
る。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項
1、2、3、4、5、6又は7記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0260】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
遊技機の電源スイッチがONにされた後の遊技回数がn
回に達すると、入賞率の変更が開始されることとなり、
これにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を
提供することができるのである。 (請求項9)請求項9記載の発明は、上記した請求項
1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発明の効果に
加え、次のような効果を奏する。
【0261】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
所定の時刻になると、入賞率の変更が開始されることと
なり、これにより、遊技が単調にならないようにした遊
技機を提供することができるのである。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
【0262】すなわち、請求項10記載の発明によれ
ば、遊技メダルの投入枚数から払い出し枚数を差し引い
た数がm枚に達すると、入賞率の変更が開始されること
となり、これにより、遊技が単調にならないようにした
遊技機を提供することができるのである。 (請求項11)請求項11記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0263】すなわち、請求項11記載の発明によれ
ば、アイドリングタイムがs分に達すると、入賞率の変
更が開始されることとなり、これにより、遊技が単調に
ならないようにした遊技機を提供することができるので
ある。 (請求項12)請求項12記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0264】すなわち、請求項12記載の発明によれ
ば、当選抽選手段の設定が変更されると、入賞率の変更
が開始されることとなり、これにより、遊技が単調にな
らないようにした遊技機を提供することができるのであ
る。 (請求項13)請求項13記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又
は12記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0265】すなわち、請求項13記載の発明によれ
ば、入賞率の変更開始からt分が経過すると、入賞率の
変更が終了されることとなり、これにより、遊技が単調
にならないようにした遊技機を提供することができるの
である。 (請求項14)請求項14記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12又は13記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。
【0266】すなわち、請求項14記載の発明によれ
ば、入賞率の変更開始後における遊技回数がx回に達す
ると、入賞率の変更が終了されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供する
ことができるのである。 (請求項15)請求項15記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12、13又は14記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0267】すなわち、請求項15記載の発明によれ
ば、入賞率の変更開始後において当選抽選手段による抽
選結果が特定の当選となると、入賞率の変更が終了され
ることとなり、これにより、遊技が単調にならないよう
にした遊技機を提供することができるのである。 (請求項16)請求項16記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12、13、14又は15記載の発明の効果に加え、次
のような効果を奏する。
【0268】すなわち、請求項16記載の発明は、入賞
率の変更開始後において特定の入賞が引き当てられる
と、入賞率の変更が終了されることとなり、これによ
り、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供する
ことができるのである。 (請求項17)請求項17記載の発明は、次のような効
果を奏する。
【0269】すなわち、請求項17記載の発明によれ
ば、遊技機を、入賞率変更手段、変更開始手段、及び変
更終了手段等として機能させることができるのである。 (請求項18)請求項18記載の発明は、次のような効
果を奏する。すなわち、請求項18記載の発明によれ
ば、遊技機を、入賞率変更手段、変更開始手段、及び変
更終了手段等として機能させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の外観
正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の構成
を示すブロック図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る遊技機の構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筺体 12 前面パネル 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイッ
チ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装置 23 停止テーブル 24 低確率停止テ
ーブル 25 高確率停止テーブル 30 スタートスイ
ッチ 40 回転リール 50 ストップスイ
ッチ 60 リールユニット 65 ホッパーユニ
ット 66 スピーカ 67 ドットマトリ
クス 68 第1演出用ランプ 69 第2演出用ラ
ンプ 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御
手段 90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御
手段 110 当選抽選手段 111 当選用乱数発
生手段 112 当選用乱数抽出手段 113 当選テーブル 114 当選判定手段 115 通常当選テー
ブル 116 高確率当選テーブル 120 フラグ設定手
段 130 入賞判定手段 140 入賞率変更手
段 141 変更開始手段 142 変更終了手段 150 報知遊技制御手段 160 報知遊技抽選
手段 161 報知用乱数発生手段 162 報知用乱数抽
出手段 163 報知テーブル 164 報知判定手段 165 通常報知テーブル 166 高確率報知テ
ーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 A63F 5/04 516F

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、遊技機を制御するための制御装置とを備え、 前記制御装置は、当選か否かの抽選を行うための当選抽
    選手段と、当選抽選手段による抽選結果がいずれかの当
    選となったときに当該当選に対応した当選フラグを設定
    するためのフラグ設定手段と、いずれかの当選フラグが
    設定されているときに当該当選フラグに対応した図柄が
    所定の位置に停止すると入賞と判定するための入賞判定
    手段とを備えた遊技機であって、 前記制御装置は、入賞率を変更するための入賞率変更手
    段と、入賞率の変更を開始させるための変更開始手段
    と、入賞率の変更を終了させるための変更終了手段とを
    備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、当選抽選手段の抽選結
    果に関する情報を報知可能な遊技である報知遊技を制御
    するための報知遊技制御手段を備え、 前記入賞率変更手段は、報知遊技の実行確率を変更する
    ことにより、入賞率を変更することを特徴とする請求項
    1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、報知遊技を行うか否か
    を抽選により決定するための報知遊技抽選手段を備え、 前記報知遊技抽選手段は、報知遊技を行うか否かの抽選
    用の乱数を発生させるための報知用乱数発生手段と、報
    知用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するための報
    知用乱数抽出手段と、報知用乱数発生手段が発生させる
    全範囲の乱数について報知遊技を行うか否かをあらかじ
    め所定の割合で定めた報知テーブルと、報知用乱数抽出
    手段が抽出した乱数と報知テーブルとを照合して報知遊
    技を行うか否かの判定を行うための報知判定手段とを備
    えるとともに、報知テーブルとして、報知遊技を行うか
    否かを一定の割合で定めた通常報知テーブルと、報知遊
    技を行う確率を通常報知テーブルよりも高く定めた高確
    率報知テーブルとを備え、 前記入賞率変更手段は、報知テーブルを通常報知テーブ
    ルから高確率報知テーブルへ移行させることにより、入
    賞率を変更することを特徴とする請求項2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記当選抽選手段は、当選か否かの抽選
    用の乱数を発生させるための当選用乱数発生手段と、当
    選用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するための当
    選用乱数抽出手段と、当選用乱数発生手段が発生させる
    全範囲の乱数について当選か否かをあらかじめ所定の割
    合で定めた当選テーブルと、当選用乱数抽出手段が抽出
    した乱数と当選テーブルとを照合して当選か否かの判定
    を行うための当選判定手段とを備えるとともに、当選テ
    ーブルとして、当選か否かを一定の割合で定めた通常当
    選テーブルと、当選確率を通常当選テーブルよりも高く
    定めた高確率当選テーブルとを備え、 前記入賞率変更手段は、当選テーブルを通常当選テーブ
    ルから高確率当選テーブルへ移行させることにより、入
    賞率を変更することを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、図柄の停止位置を決定
    するための停止テーブルを備えるとともに、停止テーブ
    ルとして、当選フラグに対応した図柄を所定の位置に停
    止させにくく定めた低確率停止テーブルと、当選フラグ
    に対応した図柄を所定の位置に停止させやすく定めた高
    確率停止テーブルとを備え、 前記入賞率変更手段は、停止テーブルを低確率停止テー
    ブルから高確率停止テーブルへ移行させることにより、
    入賞率を変更することを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、一般的な遊技である通
    常遊技を制御するための通常遊技制御手段と、遊技者に
    とって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制御
    するための特別遊技制御手段とを備えるとともに、入賞
    として、少なくとも、特別遊技への移行に係る特別遊技
    入賞を定め、 前記当選抽選手段は、操作により変更可能な複数段階の
    設定を有し、 前記変更開始手段は、当選抽選手段の設定変更後におけ
    る1回目の特別遊技入賞が引き当てられたときに、入賞
    率の変更を開始することを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記変更開始手段は、遊技機の電源スイ
    ッチがONにされたときに、入賞率の変更を開始するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】 前記変更開始手段は、遊技機の電源スイ
    ッチがONにされた後の遊技回数がn回に達したとき
    に、入賞率の変更を開始することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6又は7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記変更開始手段は、所定の時刻になっ
    たときに、入賞率の変更を開始することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記変更開始手段は、遊技メダルの投
    入枚数から払い出し枚数を差し引いた数がm枚に達した
    ときに、入賞率の変更を開始することを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の遊技
    機。
  11. 【請求項11】 前記変更開始手段は、遊技操作が行わ
    れていない時間であるアイドリングタイムがs分に達し
    たときに、入賞率の変更を開始することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載
    の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記当選抽選手段は、操作により変更
    可能な複数段階の設定を有し、 前記変更開始手段は、当選抽選手段の設定を変更したと
    きに、入賞率の変更を開始することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記
    載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記変更終了手段は、入賞率の変更開
    始からt分が経過したときに、入賞率の変更を終了する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記変更終了手段は、入賞率の変更開
    始後における遊技回数がx回に達したときに、入賞率の
    変更を終了することを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13記
    載の遊技機。
  15. 【請求項15】 前記変更終了手段は、入賞率の変更開
    始後において当選抽選手段による抽選結果が特定の当選
    となったときに、入賞率の変更を終了することを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13又は14記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記変更終了手段は、入賞率の変更開
    始後において特定の入賞が引き当てられたときに、入賞
    率の変更を終了することを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
    3、14又は15記載の遊技機。
  17. 【請求項17】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 当選か否かの抽選を行うための当選抽選手段、 当選抽選手段による抽選結果がいずれかの当選となった
    ときに当該当選に対応した当選フラグを設定するための
    フラグ設定手段、 いずれかの当選フラグが設定されているときに当該当選
    フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると入賞と
    判定するための入賞判定手段、 入賞率を変更するための入賞率変更手段、 入賞率の変更を開始させるための変更開始手段、及び入
    賞率の変更を終了させるための変更終了手段、として機
    能させるための遊技機用プログラム。
  18. 【請求項18】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 当選か否かの抽選を行うための当選抽選手段、 当選抽選手段による抽選結果がいずれかの当選となった
    ときに当該当選に対応した当選フラグを設定するための
    フラグ設定手段、 いずれかの当選フラグが設定されているときに当該当選
    フラグに対応した図柄が所定の位置に停止すると入賞と
    判定するための入賞判定手段、 入賞率を変更するための入賞率変更手段、 入賞率の変更を開始させるための変更開始手段、及び入
    賞率の変更を終了させるための変更終了手段、として機
    能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001277376A 2001-09-13 2001-09-13 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2003079817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277376A JP2003079817A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277376A JP2003079817A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003079817A true JP2003079817A (ja) 2003-03-18

Family

ID=19101906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001277376A Pending JP2003079817A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003079817A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301167A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
JP2007301170A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
JP2007301169A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
KR100786361B1 (ko) * 2007-04-13 2007-12-14 (주)회동미디어 광확산 에폭시 엘이디 면 발광 채널의 제조방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05154248A (ja) * 1991-11-30 1993-06-22 Sankyo Kk 遊技機
JPH09164236A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Sammy Ind Co Ltd スロットマシン
JPH11178991A (ja) * 1997-12-17 1999-07-06 Daikoku Denki Co Ltd スロットマシン
JP2000140209A (ja) * 1998-11-05 2000-05-23 Daiichi Shokai Co Ltd スロットマシン
JP2000245944A (ja) * 1999-03-04 2000-09-12 Takeya Co Ltd パチンコ機
JP2001000627A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Samii Kk スロットマシン
JP2001095978A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Daito Giken:Kk 遊戯台、ゲーム方法及びゲーム方法の記録媒体
JP2001137429A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Sankyo Kk スロットマシン

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05154248A (ja) * 1991-11-30 1993-06-22 Sankyo Kk 遊技機
JPH09164236A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Sammy Ind Co Ltd スロットマシン
JPH11178991A (ja) * 1997-12-17 1999-07-06 Daikoku Denki Co Ltd スロットマシン
JP2000140209A (ja) * 1998-11-05 2000-05-23 Daiichi Shokai Co Ltd スロットマシン
JP2000245944A (ja) * 1999-03-04 2000-09-12 Takeya Co Ltd パチンコ機
JP2001000627A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Samii Kk スロットマシン
JP2001095978A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Daito Giken:Kk 遊戯台、ゲーム方法及びゲーム方法の記録媒体
JP2001137429A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Sankyo Kk スロットマシン

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301167A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
JP2007301170A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
JP2007301169A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Aruze Corp 遊技機
KR100786361B1 (ko) * 2007-04-13 2007-12-14 (주)회동미디어 광확산 에폭시 엘이디 면 발광 채널의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3718417B2 (ja) 遊技機
JP4213145B2 (ja) 遊技機
JP2005087499A (ja) 遊技機、遊技機用プログラムおよび遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003019254A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003210678A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003154064A (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003062170A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001149531A (ja) スロットマシン
JP2001204892A (ja) スロットマシン
JP2003062180A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3751234B2 (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003190391A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003236060A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001238999A (ja) 遊技機
JP2002219212A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003079817A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4195557B2 (ja) 遊技機
JP3761797B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002219214A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003305170A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4047076B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3847575B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4313769B2 (ja) 遊技機
JP2003038725A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001204889A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050602