JP2003038725A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003038725A
JP2003038725A JP2001184193A JP2001184193A JP2003038725A JP 2003038725 A JP2003038725 A JP 2003038725A JP 2001184193 A JP2001184193 A JP 2001184193A JP 2001184193 A JP2001184193 A JP 2001184193A JP 2003038725 A JP2003038725 A JP 2003038725A
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game
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lottery
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winning
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JP2001184193A
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Inventor
Norimichi Kishi
憲路 岸
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の興趣を高める遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機10は、周囲に複数の図柄を表示し
た回転リール40と、遊技機10を制御するための制御装置
20とを備える。制御装置20は、抽選を行うための抽選手
段110と、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止
したときに遊技者に対して所定の利益を付与するための
利益付与手段130とを備える。制御装置20は、抽選結果
に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当
該抽選結果を持ち越すための持ち越し手段140と、1の
抽選結果が持ち越されているときに他の抽選結果を累積
して持ち越すことが可能な遊技である累積持越遊技を制
御するための累積持越遊技制御手段150と、累積可能な
抽選結果の数である累積許容数を決定するための累積許
容数決定手段160とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンな
どの遊技機に関し、更に詳しくは、抽選結果に対応した
図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該抽選結果
を持ち越すための手段と、1の抽選結果が持ち越されて
いるときに他の抽選結果を累積して持ち越すことが可能
な遊技である累積持越遊技を制御するための手段と、累
積可能な抽選結果の数を決定するための手段とを備えた
遊技機に関するものである。
【0002】また、本発明は、遊技機用プログラム、及
び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関し、更に詳しくは、遊技機を、抽選
結果に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったとき
に当該抽選結果を持ち越すための手段、1の抽選結果が
持ち越されているときに他の抽選結果を累積して持ち越
すことが可能な遊技である累積持越遊技を制御するため
の手段、及び累積可能な抽選結果の数を決定するための
手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技
機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来から、スロットマシンなどの遊技機
には、種々のものが提供されている。例えば、抽選結果
に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当
該抽選結果を持ち越すとともに、1の抽選結果が持ち越
されているときに他の抽選結果を累積して持ち越すこと
が可能に形成した遊技機が提供されている。
【0004】この遊技機は、抽選を行うための抽選手段
と、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したと
きに遊技者に対して所定の利益を付与するための利益付
与手段とを備えるとともに、抽選結果に対応した図柄が
所定の位置に停止しなかったときに当該抽選結果を持ち
越すための持ち越し手段と、1の抽選結果が持ち越され
ているときに他の抽選結果を累積して持ち越すことが可
能な遊技である累積持越遊技を制御するための累積持越
遊技制御手段とを備えている。
【0005】前記持ち越し手段は、特定の抽選結果(例
えば、特定導入遊技当選フラグ)のみを持ち越し可能に
形成されている。また、前記持ち越し手段は、特定の抽
選結果に対応した図柄が所定の位置に停止するまで、特
定の抽選結果を持ち越すように形成されている。また、
前記累積持越遊技制御手段は、特定の抽選結果が引き当
てられると、累積持越遊技を開始するように形成されて
いる。
【0006】また、前記抽選手段は、通常遊技中のみな
らず、累積持越遊技中も、特定の抽選結果を引き当て得
る抽選を行うように形成されている。また、前記累積持
越遊技制御手段は、累積持越遊技中に特定の抽選結果が
引き当てられると、特定の抽選結果を累積して持ち越す
ように形成されている。また、前記累積持越遊技制御手
段は、累積持越遊技中に所定回数(例えば、33回又は
777回)の遊技が行われると、累積持越遊技を終了す
るように形成されている。
【0007】また、前記累積持越遊技制御手段は、累積
持越遊技中に特定の抽選結果に対応した図柄が所定の位
置に停止しても、累積持越遊技を終了するように形成さ
れている。そして、この遊技機は、累積持越遊技中に特
定の抽選結果がi個累積されたとすると、累積持越遊技
終了後に、特定の抽選結果に対応した遊技をi回連続し
て実行し得るように形成されているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の遊技機では、累積持越遊技中に遊技を何回行えるか
ということについては決まっていたが、累積持越遊技中
に抽選結果を何個累積させられるかということについて
は決まっていなかった。このため、例えば、累積持越遊
技中に遊技を33回行って抽選結果を3個累積させられ
ることもあれば、累積持越遊技中に遊技を777回行っ
て抽選結果を2個しか累積させられないこともあった。
【0009】しかし、遊技者にとっては、累積持越遊技
中に遊技を何回行えるかということよりも、累積持越遊
技中に抽選結果を何個累積させられるかということの方
が関心事である。このため、累積持越遊技中に遊技を7
77回行っても、抽選結果を2個しか累積させられなか
ったような場合には、長時間にわたって単調な遊技を強
いられたとの思いが遊技者に生じ、これにより、かえっ
て遊技者の興趣を低下させてしまうおそれがある。
【0010】また、抽選結果を何個累積させられるかわ
からないのに、累積持越遊技中に単調な遊技を多数回行
うことは、遊技者にとっては不安であり、また、退屈で
もある。そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明
は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、次の点にあ
る。
【0011】(請求項1)請求項1記載の発明は、上記
した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、次の点を目的とする。すなわち、請求項1記載の
発明は、累積可能な抽選結果の数を決定するための累積
許容数決定手段を備えることにより、累積持越遊技中に
抽選結果を何個累積させられるかわからないという問題
を解消し、これにより、遊技者の不安や退屈を解消し
て、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0012】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、累積持越遊技
中に特別遊技を行うことにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにした
遊技機を提供することを目的とする。
【0013】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、特別遊技とし
て、特定図柄についての停止制御を中止可能な遊技であ
るチャレンジタイム遊技を行うことにより、遊技者の興
趣をより一層高めるようにした遊技機を提供することを
目的とする。
【0014】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項2又は3記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、特別遊
技として、抽選手段の抽選結果に関する情報を遊技者に
報知可能な遊技であるアシストタイム遊技を行うことに
より、遊技者の興趣をより一層高めるようにした遊技機
を提供することを目的とする。
【0015】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項2、3又は4記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、特
別遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技中より
も高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うこ
とにより、遊技者の興趣をより一層高めるようにした遊
技機を提供することを目的とする。
【0016】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4又は5記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発
明は、抽選結果としての当選フラグを持ち越すように形
成した遊技機を提供することを目的とする。
【0017】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項6記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項7記載の発明は、抽選結果とし
て、少なくとも、持ち越し手段によって持ち越し可能な
当選フラグに対応した当選と、持ち越し手段によって持
ち越し不可能な当選フラグに対応した当選とを設けるこ
とにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の
興趣を高めるようにした遊技機を提供することを目的と
する。
【0018】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項7記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項8記載の発明は、持ち越し手段
によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選が引
き当てられたことを、累積持越遊技の開始条件とするこ
とにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の
興趣を高めるようにした遊技機を提供することを目的と
する。
【0019】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項7又は8記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項9記載の発明は、持ち越
し手段によって持ち越し不可能な当選フラグに対応した
入賞の回数がn回に達したことを、累積持越遊技の開始
条件とすることにより、遊技が単調にならないようにし
て、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0020】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求
項10記載の発明は、累積持越遊技を開始するか否かを
抽選により決定するための累積開始決定手段を備え、こ
の累積開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨の
決定がなされたことを、累積持越遊技の開始条件とする
ことにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者
の興趣を高めるようにした遊技機を提供することを目的
とする。
【0021】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項10記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、持ち
越し手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選役から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を
開始するか否かの抽選を行うことにより、遊技が単調に
ならないようにして、遊技者の興趣を高めるようにした
遊技機を提供することを目的とする。
【0022】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求
項12記載の発明は、抽選結果を遊技者に報知する遊技
である報知遊技を制御するための報知遊技制御手段を備
え、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したことを、累積持越遊技の開始条件とすることによ
り、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣を
高めるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0023】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項12記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項13記載の発明は、持ち
越し手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選が引き当てられたことを、報知遊技の開始条件とす
ることにより、遊技が単調にならないようにして、遊技
者の興趣を高めるようにした遊技機を提供することを目
的とする。
【0024】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項12又は13記載の発明の目的に加え、
次の点を目的とする。すなわち、請求項14記載の発明
は、持ち越し手段によって持ち越し不可能な当選フラグ
に対応した入賞の回数がx回に達したことを、報知遊技
の開始条件とすることにより、遊技が単調にならないよ
うにして、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を提
供することを目的とする。
【0025】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項12、13又は14記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項15記載
の発明は、報知遊技を開始するか否かを抽選により決定
するための報知開始決定手段を備え、この報知開始決定
手段により報知遊技を開始する旨の決定がなされたこと
を、報知遊技の開始条件とすることにより、遊技が単調
にならないようにして、遊技者の興趣を高めるようにし
た遊技機を提供することを目的とする。
【0026】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項15記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項16記載の発明は、持ち
越し手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選役から通常遊技へ移行したときに、報知遊技を開始
するか否かの抽選を行うことにより、遊技が単調になら
ないようにして、遊技者の興趣を高めるようにした遊技
機を提供することを目的とする。
【0027】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15又は16記載の発
明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求
項17記載の発明は、持ち越されている抽選結果の累積
数が累積許容数に達したことを、累積持越遊技の終了条
件とすることにより、遊技が単調にならないようにし
て、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0028】(請求項18)請求項18記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16又は17記
載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項18記載の発明は、累積持越遊技を終了させ
るための終了スイッチが操作されたことを、累積持越遊
技の終了条件とすることにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を
提供することを目的とする。
【0029】(請求項19)請求項19記載の発明は、
上記した請求項7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17又は18記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項19記載の
発明は、持ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラ
グに対応した入賞が引き当てられたことを、累積持越遊
技の終了条件とすることにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機を
提供することを目的とする。
【0030】(請求項20)請求項20記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項20記載の発明
は、遊技機を、持ち越し手段、累積持越遊技制御手段、
及び累積許容数決定手段等として機能させることによ
り、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機用プログラ
ムを提供しようとするものである。
【0031】(請求項21)請求項21記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項21記載の発明
は、遊技機を、持ち越し手段、累積持越遊技制御手段、
及び累積許容数決定手段等として機能させることによ
り、遊技者の興趣を高めるようにした遊技機用プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供しようとするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0033】また、図面番号も、発明の実施の形態にお
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。 (特徴点)すなわち、周囲に複数の図柄を表示した回転
リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装
置(20)とを備え、前記制御装置(20)は、抽選を行う
ための抽選手段(110)と、抽選結果に対応した図柄が
所定の位置に停止したときに遊技者に対して所定の利益
を付与するための利益付与手段(130)とを備えた遊技
機(10)であって、前記制御装置(20)は、抽選結果に
対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該
抽選結果を持ち越すための持ち越し手段(140)と、1
の抽選結果が持ち越されているときに他の抽選結果を累
積して持ち越すことが可能な遊技である累積持越遊技を
制御するための累積持越遊技制御手段(150)と、累積
可能な抽選結果の数である累積許容数を決定するための
累積許容数決定手段(160)とを備えたことを特徴とす
る。
【0034】ここで、「周囲に複数の図柄を表示した回
転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御
装置(20)とを備えた遊技機(10)」とは、例えば、ス
ロットマシンなどの遊技機(10)をいう。また、「制御
装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置
をいう。この制御装置(20)は、例えば、CPU、RA
M、ROM、及びI/Oなどを備えたコンピュータによ
って構成することができる。
【0035】また、「抽選手段(110)」とは、抽選を
行うための手段をいう。この抽選手段(110)は、例え
ば、特定導入遊技当選か、特定遊技当選か、第1小役当
選か、第2小役当選か、第3小役当選か、再遊技当選
か、あるいはハズレかの抽選を行うように形成すること
ができる。すなわち、この抽選手段(110)は、当選か
否かの抽選を行うように形成することができる。
【0036】また、ストップスイッチ(50)が操作され
た後に、どの位置で回転リール(40)の回転を停止させ
るのかということを定めた「停止データ」を複数備え、
いずれか1の「停止データ」と、ストップスイッチ(5
0)の操作のタイミングとにより、回転リール(40)の
停止位置を決定するように形成した遊技機(10)の場
合、この抽選手段(110)は、例えば、いずれの「停止
データ」を用いるかの抽選を行うように形成することも
できる。
【0037】また、この抽選手段(110)は、例えば、
制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログ
ラムを読み込ませることによって形成することができ
る。また、「利益付与手段(130)」とは、抽選結果に
対応した図柄が所定の位置に停止したときに遊技者に対
して所定の利益を付与するための手段をいう。この利益
付与手段(130)は、例えば、抽選結果が小役当選とな
り、かつ、小役当選に対応した図柄が所定の位置に停止
したときに、所定の利益として、遊技者に対して所定枚
数の遊技メダルを払い出すように形成することができ
る。
【0038】また、この利益付与手段(130)は、例え
ば、抽選結果が特定遊技当選となり、かつ、特定遊技当
選に対応した図柄が所定の位置に停止したときに、所定
の利益として、遊技者に特定遊技を行わせるように形成
することもできる。また、この利益付与手段(130)
は、例えば、抽選結果としての「停止データ」に対応し
た図柄が所定の位置に停止したときに、所定の利益とし
て、遊技者に対して所定枚数の遊技メダルを払い出すよ
うに形成することができる。
【0039】また、この利益付与手段(130)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを読み込ませることによって形成することがで
きる。また、「持ち越し手段(140)」とは、抽選結果
に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当
該抽選結果を持ち越すための手段をいう。
【0040】この持ち越し手段(140)は、例えば、抽
選結果としての当選フラグを持ち越すように形成するこ
とができる。また、この持ち越し手段(140)は、例え
ば、抽選結果としての「停止データ」を持ち越すように
形成することもできる。すなわち、次回の遊技において
も、前回の遊技と同じ「停止データ」を用いるように形
成することもできるのである。
【0041】また、この持ち越し手段(140)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを読み込ませることによって形成することがで
きる。また、「累積持越遊技」とは、1の抽選結果が持
ち越されているときに他の抽選結果を累積して持ち越す
ことが可能な遊技をいう。
【0042】また、「累積持越遊技制御手段(150)」
とは、累積持越遊技を制御するための手段をいう。この
累積持越遊技制御手段(150)は、例えば、1の特定導
入遊技当選フラグが持ち越されているときに、他の特定
導入遊技当選フラグを累積して持ち越すように形成する
ことができる。
【0043】また、この累積持越遊技制御手段(150)
は、例えば、1の「停止データ」が持ち越されていると
きに、他の「停止データ」を累積して持ち越すように形
成することもできる。また、この累積持越遊技制御手段
(150)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピ
ュータに所定のプログラムを読み込ませることによって
形成することができる。
【0044】また、「累積許容数」とは、累積可能な抽
選結果の数をいう。また、「累積許容数決定手段(16
0)」とは、累積許容数を決定するための手段をいう。
この累積許容数決定手段(160)は、例えば、乱数を用
いた抽選により、「2」から「5」までの範囲内で累積
許容数を決定するように形成することができる。
【0045】また、この累積許容数決定手段(160)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを読み込ませることによって形成する
ことができる。そして、本発明に係る遊技機(10)は、
例えば、以下に示すように動作する。まず、所定の契機
により、累積許容数決定手段(160)によって累積許容
数が決定され、同時に、累積持越遊技制御手段(150)
によって累積持越遊技が開始される。
【0046】ここで、累積許容数決定手段(160)によ
って累積許容数が「5」と決定されたとする。そうする
と、累積持越遊技中に、特定導入遊技当選フラグ又は特
定遊技当選フラグを合計「5」個まで累積して持ち越す
ことが可能となる。そして、累積持越遊技中に「5」個
の特定導入遊技当選フラグが累積して持ち越されたとす
ると、累積持越遊技終了後には、特定導入遊技が「5」
回連続して実行されることとなる。
【0047】また、累積持越遊技中に「3」個の特定導
入遊技当選フラグと、「2」個の特定遊技当選フラグと
が累積して持ち越されたとすると、累積持越遊技終了後
には、「3」回の特定導入遊技と、「2」回の特定遊技
とが連続して実行されることとなる。また、累積持越遊
技中に、例えば、特定導入遊技当選フラグ、特定遊技当
選フラグ、特定導入遊技当選フラグ、特定遊技当選フラ
グ、特定導入遊技当選フラグの順に、「3」個の特定導
入遊技当選フラグと、「2」個の特定遊技当選フラグと
が累積して持ち越されたとする。
【0048】このような場合、累積持越遊技終了後に
は、例えば、特定導入遊技、特定遊技、特定導入遊技、
特定遊技、特定導入遊技の順に、「3」回の特定導入遊
技と、「2」回の特定遊技とが実行されるようにするこ
とができる。また、先に特定導入遊技が「3」回連続し
て実行され、その後に特定遊技が「2」回連続して実行
されるようにすることもできる。また、特定導入遊技又
は特定遊技がランダムに実行され、結果として、「3」
回の特定導入遊技と、「2」回の特定遊技とが実行され
るようにすることもできる。
【0049】すなわち、累積持越遊技終了後には、当選
フラグの累積順に遊技が実行されるようにすることがで
き、また、当選フラグの累積順に関係なく、遊技の種類
順に、あるいはランダムに遊技が実行されるように形成
することもできるのである。 (作用)本発明によれば、累積許容数決定手段(160)
により累積許容数が決定されることから、累積持越遊技
中に抽選結果を何個累積させられるかわからないという
問題を解消することができ、これにより、遊技者の不安
や退屈を解消することができるので、遊技者の興趣を高
めることができるのである。
【0050】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、一般的な
遊技である通常遊技を制御するための通常遊技制御手段
(70)と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技で
ある特別遊技を制御するための特別遊技制御手段(80)
とを備え、前記特別遊技制御手段(80)は、累積持越遊
技中に、特別遊技を行うように形成したことを特徴とす
る。
【0051】ここで、「通常遊技」とは、一般的な遊技
をいう。また、「通常遊技制御手段(70)」とは、通常
遊技を制御するための手段をいう。この通常遊技制御手
段(70)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピ
ュータに所定のプログラムを読み込ませることによって
形成することができる。
【0052】また、「特別遊技」とは、遊技者にとって
通常遊技よりも有利な遊技をいう。具体的には、例え
ば、特定図柄についての停止制御を中止可能な遊技であ
る「チャレンジタイム遊技」や、抽選手段の抽選結果に
関する情報を報知可能な遊技である「アシストタイム遊
技」や、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く
設定した遊技である「リプレイタイム遊技」や、抽選手
段の抽選結果に関する情報を報知可能にし、かつ、再遊
技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技
である「アシスト・アンド・リプレイタイム遊技」など
を、特別遊技とすることができる。
【0053】また、「特別遊技制御手段(80)」とは、
特別遊技を制御するための手段をいう。この特別遊技制
御手段(80)は、累積持越遊技中に、特別遊技を行うよ
うに形成される。また、この特別遊技制御手段(80)
は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに
所定のプログラムを読み込ませることによって形成する
ことができる。
【0054】(作用)本発明によれば、累積持越遊技中
に特別遊技が行われることから、遊技が単調にならない
ようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をよ
り一層高めることができるのである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0055】(特徴点)すなわち、前記特別遊技制御手
段(80)は、特別遊技として、特定図柄についての停止
制御を中止可能な遊技であるチャレンジタイム遊技を行
うように形成したことを特徴とする。ここで、「チャレ
ンジタイム遊技」とは、特定図柄についての停止制御を
中止可能な遊技をいう。
【0056】例えば、小役当選に対応した図柄を、「特
定図柄」とすることができる。また、「停止制御」と
は、回転リール(40)の回転停止に係る制御を意味す
る。この停止制御には、例えば、いわゆる引き込み処理
や、蹴飛ばし処理などを含むことができる。
【0057】また、「停止制御の中止」は、いずれか1
のみの回転リール(40)について行ってもよく、また、
すべての回転リール(40)について行ってもよい。この
ように、チャレンジタイム遊技では、特定図柄について
の停止制御が中止されるため、いわゆる目押しの技術に
熟練している遊技者は、遊技メダルの払い出し枚数の大
きな小役入賞を集中的に引き当てることができるのであ
る。
【0058】(作用)本発明によれば、累積持越遊技中
に、特別遊技として、特定図柄についての停止制御を中
止可能な遊技であるチャレンジタイム遊技が行われるこ
とから、遊技者の興趣をより一層高めることができるの
である。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項2
又は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0059】(特徴点)すなわち、前記特別遊技制御手
段(80)は、特別遊技として、抽選手段(110)の抽選
結果に関する情報を報知可能な遊技であるアシストタイ
ム遊技を行うように形成したことを特徴とする。ここ
で、「アシストタイム遊技」とは、抽選手段(110)の
抽選結果に関する情報を報知可能な遊技をいう。
【0060】また、「抽選手段(110)の抽選結果に関
する情報」には、例えば、当選フラグの設定の有無に関
する情報を含むことができる。また、「報知」は、例え
ば、ドットマトリクス(67)、液晶ディスプレイ、CR
T、あるいは演出用の回転リールなどを用いて行うこと
ができる。また、「報知」には、実際の抽選結果とは異
なる抽選結果を遊技者に報知する、いわゆる「ガセ」を
含むことができる。
【0061】このように、アシストタイム遊技では、抽
選手段(110)の抽選結果に関する情報が報知されるた
め、遊技者は、いわゆる目押しにより、遊技メダルの獲
得枚数を増加させることができるのである。 (作用)本発明によれば、累積持越遊技中に、特別遊技
として、抽選手段(110)の抽選結果に関する情報を報
知可能な遊技であるアシストタイム遊技が行われること
から、遊技者の興趣をより一層高めることができるので
ある。
【0062】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項2、3又は4記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記抽選手段(110)は、当選か
否かの抽選を行うように形成され、かつ、抽選結果とし
て、少なくとも、遊技メダルを新たに投入することなく
再度行うことができる遊技である再遊技の実行に係る再
遊技当選を有し、前記特別遊技制御手段(80)は、特別
遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも
高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うよう
に形成したことを特徴とする。
【0063】ここで、「再遊技」とは、遊技メダルを新
たに投入することなく再度行うことができる遊技をい
う。また、「リプレイタイム遊技」とは、再遊技当選の
当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技をいう。
また、「再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く
設定」とは、例えば、通常遊技中には7分の1の確率で
再遊技当選が引き当てられるが、累積持越遊技中には2
分の1の確率で再遊技当選が引き当てられるように形成
することをいう。
【0064】このように、リプレイタイム遊技では、再
遊技当選の当選確率が通常遊技中よりも高くなることか
ら、遊技者は、手持ちの遊技メダルの枚数をほどんど減
らすことなく、遊技を行うことができるのである。な
お、請求項4を引用した本発明に係る遊技機(10)は、
特別遊技として、抽選手段の抽選結果に関する情報を報
知可能にし、かつ、再遊技当選の当選確率を通常遊技中
よりも高く設定した遊技である「アシスト・アンド・リ
プレイタイム遊技」を行うものである。
【0065】(作用)本発明によれば、累積持越遊技中
に、特別遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技
中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技が
行われることから、遊技者の興趣をより一層高めること
ができるのである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、2、3、4又は5記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0066】(特徴点)すなわち、前記抽選手段(11
0)は、当選か否かの抽選を行うように形成され、前記
制御装置(20)は、抽選結果がいずれかの当選となった
ときに当該当選に対応した当選フラグを設定するための
フラグ設定手段(120)を備え、前記利益付与手段(13
0)は、設定されている当選フラグに対応した図柄が所
定の位置に停止したときに、入賞と判定して、遊技者に
対して所定の利益を付与するように形成され、前記持ち
越し手段(140)は、抽選結果としての当選フラグを持
ち越すように形成したことを特徴とする。
【0067】ここで、「フラグ設定手段(120)」と
は、抽選結果がいずれかの当選となったときに当該当選
に対応した当選フラグを設定するための手段をいう。こ
のフラグ設定手段(120)は、例えば、抽選結果が特定
導入遊技当選となったときには特定導入遊技当選フラグ
を設定し、抽選結果が特定遊技当選となったときには特
定遊技当選フラグを設定し、抽選結果が第1小役当選と
なったときには第1小役当選フラグを設定し、抽選結果
が第2小役当選となったときには第2小役当選フラグを
設定し、抽選結果が第3小役当選となったときには第3
小役当選フラグを設定し、抽選結果が再遊技当選となっ
たときには再遊技当選フラグを設定するように形成する
ことができる。
【0068】また、このフラグ設定手段(120)は、例
えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定の
プログラムを読み込ませることによって形成することが
できる。また、「利益付与手段(130)」は、設定され
ている当選フラグに対応した図柄が所定の位置に停止し
たときに、入賞と判定して、遊技者に対して所定の利益
を付与するように形成される。
【0069】具体的には、この利益付与手段(130)
は、例えば、特定導入遊技当選フラグが設定されている
ときに、特定導入遊技当選フラグに対応した「7」の図
柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入賞
と判定して、所定の利益として、遊技者に特定導入遊技
を行わせるように形成することができる。また、この利
益付与手段(130)は、例えば、第1小役当選フラグが
設定されているときに、第1小役当選フラグに対応した
「プラム」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、第
1小役入賞と判定して、所定の利益として、遊技者に対
して8枚の遊技メダルを払い出すように形成することが
できる。
【0070】また、この利益付与手段(130)は、例え
ば、再遊技当選フラグが設定されているときに、再遊技
当選フラグに対応した「Replay」の図柄が入賞有効ライ
ン上に3個揃うと、再遊技入賞と判定して、所定の利益
として、遊技者に再遊技を行わせるように形成すること
ができる。また、「持ち越し手段(140)」は、抽選結
果としての当選フラグを持ち越すように形成される。
【0071】具体的には、この持ち越し手段(140)
は、例えば、特定導入遊技当選フラグや特定遊技当選フ
ラグを持ち越すように形成することができる。 (作用)本発明によれば、抽選手段(110)は、当選か
否かの抽選を行い、フラグ設定手段(120)は、抽選結
果がいずれかの当選となったときに当該当選に対応した
当選フラグを設定し、利益付与手段(130)は、設定さ
れている当選フラグに対応した図柄が所定の位置に停止
したときに、入賞と判定して、遊技者に対して所定の利
益を付与し、持ち越し手段(140)は、抽選結果として
の当選フラグを持ち越すようにすることができるのであ
る。
【0072】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項6記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。 (特徴点)すなわち、前記抽選手段(110)は、抽選結
果として、少なくとも、持ち越し手段(140)によって
持ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し
手段(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対
応した当選とを有するように形成したことを特徴とす
る。
【0073】ここで、「持ち越し手段(140)によって
持ち越し可能な当選フラグに対応した当選」としては、
例えば、特定遊技当選や、特定導入遊技当選などを定め
ることができる。また、「持ち越し手段(140)によっ
て持ち越し不可能な当選フラグに対応した当選」として
は、例えば、小役当選や、再遊技当選などを定めること
ができる。
【0074】具体的には、制御装置(20)は、例えば、
通常遊技よりも当選確率が高い遊技である特定遊技を制
御するための特定遊技制御手段(100)や、特定遊技の
導入確率が高い遊技である特定導入遊技制御手段(90)
などを備えるように形成することができる。また、抽選
手段(110)は、抽選結果として、例えば、特定遊技へ
の移行に係る特定遊技当選や、特定導入遊技への移行に
係る特定導入遊技当選や、所定枚数の遊技メダルの払い
出しに係る小役当選や、遊技メダルを新たに投入するこ
となく再度行うことができる遊技である再遊技の実行に
係る再遊技当選とを有するように形成することができ
る。
【0075】更に、例えば、特定遊技当選に対応した特
定遊技当選フラグや、特定導入遊技当選に対応した特定
導入遊技当選フラグについては、持ち越し手段(140)
によって持ち越し可能に形成するとともに、小役当選に
対応した小役当選フラグや、再遊技当選に対応した再遊
技当選フラグについては、持ち越し手段(140)によっ
て持ち越し不可能に形成することができる。
【0076】そうすると、特定遊技当選や、特定導入遊
技当選は、「持ち越し手段(140)によって持ち越し可
能な当選フラグに対応した当選」ということになり、ま
た、小役当選や、再遊技当選は、「持ち越し手段(14
0)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応した当
選」ということになるのである。 (作用)本発明によれば、抽選手段(110)は、抽選結
果として、少なくとも、持ち越し手段(140)によって
持ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し
手段(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対
応した当選とを有することから、遊技が単調にならない
ようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高
めることができるのである。
【0077】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項7記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。 (特徴点)すなわち、前記累積持越遊技制御手段(15
0)は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当
選フラグに対応した当選が引き当てられたときに、累積
持越遊技を開始するように形成したことを特徴とする。
【0078】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選が引き当てられたことを、累積持越遊技
の開始条件としたものである。そして、「持ち越し手段
(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選」として、特定遊技当選、及び特定導入遊技当選を
定めた場合、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、以
下に示すように動作する。
【0079】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、抽
選手段(110)による抽選結果が特定遊技当選又は特定
導入遊技当選となると、累積許容数決定手段(160)に
より累積許容数が決定され、同時に、累積持越遊技制御
手段(150)により累積持越遊技が開始される。
【0080】また、累積持越遊技中には、特別遊技制御
手段(80)により、いわゆる「アシスト・アンド・リプ
レイタイム」などの特別遊技が行われる。ここで、累積
許容数決定手段(160)によって累積許容数が「5」と
決定されたとする。そうすると、累積持越遊技中に、特
定導入遊技当選フラグ又は特定遊技当選フラグを合計
「5」個まで累積して持ち越すことが可能となる。
【0081】そして、累積持越遊技中に「3」個の特定
導入遊技当選フラグと、「2」個の特定遊技当選フラグ
とが累積して持ち越されたとすると、累積持越遊技終了
後には、「3」回の特定導入遊技と、「2」回の特定遊
技とが連続して実行されることとなる。なお、累積持越
遊技終了後における特定導入遊技及び特定遊技の実行順
は、例えば、当選フラグの累積順としてもよく、また、
遊技の種類順としてもよく、また、ランダムとしてもよ
い。
【0082】(作用)本発明によれば、持ち越し手段
(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選が引き当てられたことを条件に、累積持越遊技が開
始されることから、遊技が単調にならないようにするこ
とができ、これにより、遊技者の興趣を高めることがで
きるのである。
【0083】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項7又は8記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記累積持越遊技制御手段(15
0)は、持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な
当選フラグに対応した入賞の回数がn回に達したとき
に、累積持越遊技を開始するように形成したことを特徴
とする。
【0084】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当選フラ
グに対応した入賞の回数がn回に達したことを、累積持
越遊技の開始条件としたものである。ここで、「n」
は、自然数を意味する。そして、「持ち越し手段(14
0)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応した入
賞」として、小役入賞、及び再遊技入賞を定めた場合、
本発明に係る遊技機(10)は、例えば、以下に示すよう
に動作する。
【0085】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、抽
選手段(110)による抽選結果が小役当選となり、か
つ、小役当選に対応した「プラム」の図柄が所定の位置
に停止すると、小役入賞となる。また、抽選手段(11
0)による抽選結果が再遊技当選となり、かつ、再遊技
当選に対応した「Replay」の図柄が所定の位置に停止す
ると、再遊技入賞となる。
【0086】そして、小役入賞の回数、再遊技入賞の回
数、又は小役入賞及び再遊技入賞の回数がn回に達する
と、累積許容数決定手段(160)により累積許容数が決
定され、同時に、累積持越遊技制御手段(150)により
累積持越遊技が開始される。また、累積持越遊技開始後
の動作については、請求項8記載の遊技機(10)と同様
である。
【0087】(作用)本発明によれば、持ち越し手段
(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応し
た入賞の回数がn回に達したことを条件に、累積持越遊
技が開始されることから、遊技が単調にならないように
することができ、これにより、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。
【0088】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、累積持越
遊技を開始するか否かを抽選により決定するための累積
開始決定手段を備え、前記累積持越遊技制御手段(15
0)は、累積開始決定手段により累積持越遊技を開始す
る旨の決定がなされたときに、累積持越遊技を開始する
ように形成したことを特徴とする。
【0089】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、累
積開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨の決定
がなされたことを、累積持越遊技の開始条件としたもの
である。ここで、「累積開始決定手段」とは、累積持越
遊技を開始するか否かを抽選により決定するための手段
をいう。
【0090】この累積開始決定手段は、例えば、乱数を
用いた抽選により、累積持越遊技を開始するか否かを決
定するように形成することができる。また、この累積開
始決定手段は、例えば、制御装置(20)を構成するコン
ピュータに所定のプログラムを読み込ませることによっ
て形成することができる。そして、本発明に係る遊技機
(10)は、例えば、以下に示すように動作する。
【0091】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、抽
選手段(110)による抽選とは別に、累積開始決定手段
により、累積持越遊技を開始するか否かの抽選が行われ
る。そして、累積開始決定手段により累積持越遊技を開
始する旨の決定がなされると、累積許容数決定手段(16
0)により累積許容数が決定され、同時に、累積持越遊
技制御手段(150)により累積持越遊技が開始される。
【0092】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、累積開始決定手段により累積
持越遊技を開始する旨の決定がなされたことを条件に、
累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調になら
ないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣
を高めることができるのである。
【0093】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項10記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記累積開始決定手段は、持ち越
し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選役から通常遊技へ移行したときに、累積持越
遊技を開始するか否かの抽選を行うように形成したこと
を特徴とする。
【0094】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、累
積持越遊技を開始するか否かの抽選のタイミングを、持
ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選役から通常遊技への移行時としたもので
ある。ここで、「持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選役」としては、例え
ば、特定遊技や、特定導入遊技などを定めることができ
る。
【0095】そして、「持ち越し手段(140)によって
持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役」として、
特定遊技、及び特定導入遊技を定めた場合、本発明に係
る遊技機(10)は、例えば、以下に示すように動作す
る。まず、特定遊技又は特定導入遊技から通常遊技へ移
行すると、累積開始決定手段により、累積持越遊技を開
始するか否かの抽選が行われる。
【0096】そして、累積開始決定手段により累積持越
遊技を開始する旨の決定がなされると、累積許容数決定
手段(160)により累積許容数が決定され、同時に、累
積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊技が開始
される。また、累積持越遊技開始後の動作については、
請求項8記載の遊技機(10)と同様である。
【0097】(作用)本発明によれば、持ち越し手段
(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
当選役から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を
開始するか否かの抽選が行われることから、遊技が単調
にならないようにすることができ、これにより、遊技者
の興趣を高めることができるのである。
【0098】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、抽選手段
(110)による抽選結果を遊技者に報知する遊技である
報知遊技を制御するための報知遊技制御手段(200)を
備え、前記累積持越遊技制御手段(150)は、報知した
抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したとき
に、累積持越遊技を開始するように形成したことを特徴
とする。
【0099】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、報
知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止した
ことを、累積持越遊技の開始条件としたものである。こ
こで、「報知遊技」とは、抽選手段(110)による抽選
結果を遊技者に報知する遊技をいう。また、「報知遊技
制御手段(200)」とは、報知遊技を制御するための手
段をいう。
【0100】この報知遊技制御手段(200)は、例え
ば、抽選手段(110)による抽選結果が小役当選となっ
た場合には、小役当選に対応した「プラム」の図柄を遊
技機(10)の前面に設けたドットマトリクス(67)に表
示することにより、抽選結果が小役当選となった旨を遊
技者に対して報知する。また、この報知遊技制御手段
(200)は、例えば、抽選手段(110)による抽選結果が
再遊技当選となった場合には、再遊技当選に対応した
「Replay」の図柄を遊技機(10)の前面に設けたドット
マトリクス(67)に表示することにより、抽選結果が再
遊技当選となった旨を遊技者に対して報知する。
【0101】また、抽選結果の報知は、例えば、遊技機
(10)の前面に設けた液晶ディスプレイや、CRTや、
演出用の回転リールなどを用いて行うこともできる。ま
た、この報知遊技制御手段(200)は、例えば、制御装
置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラムを
読み込ませることによって形成することができる。
【0102】また、「累積持越遊技制御手段(150)」
は、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したときに、累積持越遊技を開始するように形成され
る。具体的には、この累積持越遊技制御手段(150)
は、例えば、抽選手段(110)による抽選結果が小役当
選である旨の報知が行われたときに、小役当選に対応し
た「プラム」の図柄が所定の位置に停止すると、すなわ
ち、小役入賞が引き当てられると、累積持越遊技を開始
する。
【0103】また、この累積持越遊技制御手段(150)
は、例えば、抽選手段(110)による抽選結果が再遊技
当選である旨の報知が行われたときに、再遊技当選に対
応した「Replay」の図柄が所定の位置に停止すると、す
なわち、再遊技入賞が引き当てられると、累積持越遊技
を開始する。そして、本発明に係る遊技機(10)は、例
えば、以下に示すように動作する。
【0104】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、報
知遊技中に、抽選手段(110)による抽選結果が小役当
選となったとすると、報知遊技制御手段(200)によ
り、小役当選に対応した「プラム」の図柄がドットマト
リクス(67)に表示され、これにより、抽選手段(11
0)による抽選結果が小役当選である旨が遊技者に対し
て報知される。
【0105】また、抽選手段(110)による抽選結果が
小役当選である旨の報知が行われたときに、小役当選に
対応した「プラム」の図柄が所定の位置に停止すると、
すなわち、小役入賞が引き当てられると、累積許容数決
定手段(160)により累積許容数が決定され、同時に、
累積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊技が開
始される。
【0106】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、報知した抽選結果に対応する
図柄が所定の位置に停止したことを条件に、累積持越遊
技が開始されることから、遊技が単調にならないように
することができ、これにより、遊技者の興趣を高めるこ
とができるのである。
【0107】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項12記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記報知遊技制御手段(200)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した当選が引き当てられたときに、報知遊
技を開始するように形成したことを特徴とする。
【0108】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選が引き当てられたことを、報知遊技の開
始条件としたものである。そして、「持ち越し手段(14
0)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当
選」として、特定遊技当選、及び特定導入遊技当選を定
めた場合、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、以下
に示すように動作する。
【0109】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、抽
選手段(110)による抽選結果が特定遊技当選又は特定
導入遊技当選となると、報知遊技制御手段(200)によ
り報知遊技が開始される。また、報知遊技中に、抽選手
段(110)による抽選結果が再遊技当選となったとする
と、報知遊技制御手段(200)により、再遊技当選に対
応した「Replay」の図柄がドットマトリクス(67)に表
示され、これにより、抽選手段(110)による抽選結果
が再遊技当選である旨が遊技者に対して報知される。
【0110】また、抽選手段(110)による抽選結果が
再遊技当選である旨の報知が行われたときに、再遊技当
選に対応した「Replay」の図柄が所定の位置に停止する
と、すなわち、再遊技入賞が引き当てられると、累積許
容数決定手段(160)により累積許容数が決定され、同
時に、累積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊
技が開始される。
【0111】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、持ち越し手段(140)によっ
て持ち越し可能な当選フラグに対応した当選が引き当て
られたことを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知
した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したこ
とを条件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技
が単調にならないようにすることができ、これにより、
遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0112】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項12又は13記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記報知遊技制御手段(200)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当
選フラグに対応した入賞の回数がx回に達したときに、
報知遊技を開始するように形成したことを特徴とする。
【0113】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当選フラ
グに対応した入賞の回数がx回に達したことを、報知遊
技の開始条件としたものである。ここで、「x」は、自
然数を意味する。そして、「持ち越し手段(140)によ
って持ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞」とし
て、小役入賞、及び再遊技入賞を定めた場合、本発明に
係る遊技機(10)は、例えば、以下に示すように動作す
る。
【0114】まず、遊技者がスタートスイッチ(30)を
操作すると、各回転リール(40)の回転が開始し、同時
に、抽選手段(110)により抽選が行われる。また、抽
選手段(110)による抽選結果が小役当選となり、か
つ、小役当選に対応した「プラム」の図柄が所定の位置
に停止すると、小役入賞となる。また、抽選手段(11
0)による抽選結果が再遊技当選となり、かつ、再遊技
当選に対応した「Replay」の図柄が所定の位置に停止す
ると、再遊技入賞となる。
【0115】そして、小役入賞の回数、再遊技入賞の回
数、又は小役入賞及び再遊技入賞の回数がx回に達する
と、報知遊技制御手段(200)により報知遊技が開始さ
れる。また、報知遊技中に、抽選手段(110)による抽
選結果が再遊技当選となったとすると、報知遊技制御手
段(200)により、再遊技当選に対応した「Replay」の
図柄がドットマトリクス(67)に表示され、これによ
り、抽選手段(110)による抽選結果が再遊技当選であ
る旨が遊技者に対して報知される。
【0116】また、抽選手段(110)による抽選結果が
再遊技当選である旨の報知が行われたときに、再遊技当
選に対応した「Replay」の図柄が所定の位置に停止する
と、すなわち、再遊技入賞が引き当てられると、累積許
容数決定手段(160)により累積許容数が決定され、同
時に、累積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊
技が開始される。
【0117】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、持ち越し手段(140)によっ
て持ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞の回数が
x回に達したことを条件に、報知遊技が開始され、更
に、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したことを条件に、累積持越遊技が開始されることか
ら、遊技が単調にならないようにすることができ、これ
により、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0118】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項12、13又は14記載の発明の特徴点
に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記制御装置(20)は、報知遊技
を開始するか否かを抽選により決定するための報知開始
決定手段を備え、前記報知遊技制御手段(200)は、報
知開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がな
されたときに、報知遊技を開始するように形成したこと
を特徴とする。
【0119】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、報
知開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がな
されたことを、報知遊技の開始条件としたものである。
ここで、「報知開始決定手段」とは、報知遊技を開始す
るか否かを抽選により決定するための手段をいう。この
報知開始決定手段は、例えば、乱数を用いた抽選によ
り、報知遊技を開始するか否かを決定するように形成す
ることができる。
【0120】また、この報知開始決定手段は、例えば、
制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログ
ラムを読み込ませることによって形成することができ
る。そして、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、以
下に示すように動作する。まず、遊技者がスタートスイ
ッチ(30)を操作すると、各回転リール(40)の回転が
開始し、同時に、抽選手段(110)により抽選が行われ
る。
【0121】また、抽選手段(110)による抽選とは別
に、報知開始決定手段により、報知遊技を開始するか否
かの抽選が行われる。そして、報知開始決定手段により
報知遊技を開始する旨の決定がなされると、報知遊技制
御手段(200)により報知遊技が開始される。また、報
知遊技中に、抽選手段(110)による抽選結果が小役当
選となったとすると、報知遊技制御手段(200)によ
り、小役当選に対応した「プラム」の図柄がドットマト
リクス(67)に表示され、これにより、抽選手段(11
0)による抽選結果が小役当選である旨が遊技者に対し
て報知される。
【0122】また、抽選手段(110)による抽選結果が
小役当選である旨の報知が行われたときに、小役当選に
対応した「プラム」の図柄が所定の位置に停止すると、
すなわち、小役入賞が引き当てられると、累積許容数決
定手段(160)により累積許容数が決定され、同時に、
累積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊技が開
始される。
【0123】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、報知開始決定手段により報知
遊技を開始する旨の決定がなされたことを条件に、報知
遊技が開始され、更に、報知した抽選結果に対応する図
柄が所定の位置に停止したことを条件に、累積持越遊技
が開始されることから、遊技が単調にならないようにす
ることができ、これにより、遊技者の興趣を高めること
ができるのである。
【0124】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項15記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記報知開始決定手段は、持ち越
し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選役から通常遊技へ移行したときに、報知遊技
を開始するか否かの抽選を行うように形成したことを特
徴とする。
【0125】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、報
知遊技を開始するか否かの抽選のタイミングを、持ち越
し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選役から通常遊技への移行時としたものであ
る。そして、「持ち越し手段(140)によって持ち越し
可能な当選フラグに対応した当選役」として、特定遊
技、及び特定導入遊技を定めた場合、本発明に係る遊技
機(10)は、例えば、以下に示すように動作する。
【0126】まず、特定遊技又は特定導入遊技から通常
遊技へ移行すると、報知開始決定手段により、報知遊技
を開始するか否かの抽選が行われる。そして、報知開始
決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなされる
と、報知遊技制御手段(200)により報知遊技が開始さ
れる。また、報知遊技中に、抽選手段(110)による抽
選結果が小役当選となったとすると、報知遊技制御手段
(200)により、小役当選に対応した「プラム」の図柄
がドットマトリクス(67)に表示され、これにより、抽
選手段(110)による抽選結果が小役当選である旨が遊
技者に対して報知される。
【0127】また、抽選手段(110)による抽選結果が
小役当選である旨の報知が行われたときに、小役当選に
対応した「プラム」の図柄が所定の位置に停止すると、
すなわち、小役入賞が引き当てられると、累積許容数決
定手段(160)により累積許容数が決定され、同時に、
累積持越遊技制御手段(150)により累積持越遊技が開
始される。
【0128】また、累積持越遊技開始後の動作について
は、請求項8記載の遊技機(10)と同様である。 (作用)本発明によれば、持ち越し手段(140)によっ
て持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役から通常
遊技へ移行したときに、報知開始決定手段により報知遊
技を開始するか否かの抽選が行われ、また、報知開始決
定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなされたこ
とを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知した抽選
結果に対応する図柄が所定の位置に停止したことを条件
に、累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調に
ならないようにすることができ、これにより、遊技者の
興趣を高めることができるのである。
【0129】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15又は16記載の発
明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記累積持越遊技制御手段(15
0)は、持ち越されている抽選結果の累積数が累積許容
数に達したときに、累積持越遊技を終了するように形成
したことを特徴とする。
【0130】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越されている抽選結果の累積数が累積許容数に達した
ことを、累積持越遊技の終了条件としたものである。 (作用)本発明によれば、持ち越されている抽選結果の
累積数が累積許容数に達したことを条件に、累積持越遊
技が終了することから、遊技が単調にならないようにす
ることができ、これにより、遊技者の興趣を高めること
ができるのである。
【0131】(請求項18)請求項18記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16又は17記
載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、遊技機(10)は、累積持越遊技を
終了させるための終了スイッチを備え、前記終了スイッ
チは、遊技者によって操作可能に形成され、前記累積持
越遊技制御手段(150)は、終了スイッチが操作された
ときに、累積持越遊技を終了するように形成したことを
特徴とする。
【0132】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、終
了スイッチの操作を、累積持越遊技の終了条件としたも
のである。ここで、「終了スイッチ」とは、累積持越遊
技を終了させるためのスイッチをいう。この終了スイッ
チは、遊技者によって操作可能に形成される。
【0133】また、この終了スイッチは、例えば、遊技
機(10)の前面に設けたボタンスイッチによって構成す
ることができる。 (作用)本発明によれば、終了スイッチの操作を条件
に、累積持越遊技が終了する。また、終了スイッチは、
遊技者によって操作可能に形成される。そうすると、遊
技者の意思によって累積持越遊技を終了させられること
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0134】(請求項19)請求項19記載の発明は、
上記した請求項7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17又は18記載の発明の特徴点に
加え、次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記累積持越遊技制御手段(15
0)は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当
選フラグに対応した入賞が引き当てられたときに、累積
持越遊技を終了するように形成したことを特徴とする。
【0135】つまり、本発明に係る遊技機(10)は、持
ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した入賞が引き当てられたことを、累積持越遊技
の終了条件としたものである。ここで、「持ち越し手段
(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
入賞」としては、例えば、特定遊技入賞や、特定導入遊
技入賞などを定めることができる。
【0136】(作用)本発明によれば、持ち越し手段
(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した
入賞が引き当てられたことを条件に、累積持越遊技が終
了することから、遊技が単調にならないようにすること
ができ、これにより、遊技者の興趣を高めることができ
るのである。
【0137】(請求項20)請求項20記載の発明は、
遊技機(10)を、複数の図柄を変動表示又は停止表示さ
せるための図柄表示手段、抽選を行うための抽選手段
(110)、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止
したときに遊技者に対して所定の利益を付与するための
利益付与手段(130)、抽選結果に対応した図柄が所定
の位置に停止しなかったときに当該抽選結果を持ち越す
ための持ち越し手段(140)、1の抽選結果が持ち越さ
れているときに他の抽選結果を累積して持ち越すことが
可能な遊技である累積持越遊技を制御するための累積持
越遊技制御手段(150)、及び累積可能な抽選結果の数
である累積許容数を決定するための累積許容数決定手段
(160)として機能させるための遊技機用プログラムで
ある。
【0138】ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回
転リール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップス
イッチ(50)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊
技機(10)でもよく、また、液晶ディスプレイやCRT
などの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(10)
でもよい。すなわち、本発明に係る遊技機用プログラム
は、現実の遊技機(10)を制御するためのプログラム
と、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等に読み込
まれることにより業務用あるいは家庭用のテレビゲーム
機等を遊技機(10)として機能させるためのプログラム
との双方を含むものである。
【0139】また、「図柄表示手段」とは、複数の図柄
を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。この
図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した
現実の回転リール(10)を用い、この回転リール(10)
の回転を制御するようにして形成することができる。
【0140】また、この図柄表示手段は、例えば、液晶
ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用い、この
画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして
形成することもできる。また、この遊技機用プログラム
を用いて現実の遊技機(10)を制御しようとする場合に
は、「利益付与手段(130)」は、例えば、ホッパーユ
ニット(65)を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メ
ダルの払い出しを行うように形成することができる。
【0141】また、この遊技機用プログラムを用いて業
務用あるいは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとす
る場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ない
ので、「利益付与手段(130)」は、例えば、液晶ディ
スプレイやCRTなどの画像表示装置に遊技メダルの枚
数を増やすような画像を表示するように形成することが
できる。
【0142】(作用)本発明によれば、累積許容数決定
手段(160)により累積許容数が決定されることから、
累積持越遊技中に抽選結果を何個累積させられるかわか
らないという問題を解消することができ、これにより、
遊技者の不安や退屈を解消することができるので、遊技
者の興趣を高めることができるのである。
【0143】更に、一般的な遊技である通常遊技を制御
するための通常遊技制御手段(70)と、遊技者にとって
通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制御するた
めの特別遊技制御手段(80)とを備えることができ、こ
の場合、前記特別遊技制御手段(80)は、累積持越遊技
中に、特別遊技を行うように形成することができる。こ
のように形成すると、累積持越遊技中に特別遊技が行わ
れることから、遊技が単調にならないようにすることが
でき、これにより、遊技者の興趣をより一層高めること
ができるのである。
【0144】更に、前記特別遊技制御手段(80)は、特
別遊技として、特定図柄についての停止制御を中止可能
な遊技であるチャレンジタイム遊技を行うように形成す
ることができる。このように形成すると、累積持越遊技
中に、特別遊技として、特定図柄についての停止制御を
中止可能な遊技であるチャレンジタイム遊技が行われる
ことから、遊技者の興趣をより一層高めることができる
のである。
【0145】更に、前記特別遊技制御手段(80)は、特
別遊技として、抽選手段(110)の抽選結果に関する情
報を報知可能な遊技であるアシストタイム遊技を行うよ
うに形成することができる。このように形成すると、累
積持越遊技中に、特別遊技として、抽選手段(110)の
抽選結果に関する情報を報知可能な遊技であるアシスト
タイム遊技が行われることから、遊技者の興趣をより一
層高めることができるのである。
【0146】更に、前記抽選手段(110)は、当選か否
かの抽選を行うように形成され、かつ、抽選結果とし
て、少なくとも、遊技メダルを新たに投入することなく
再度行うことができる遊技である再遊技の実行に係る再
遊技当選を有し、前記特別遊技制御手段(80)は、特別
遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも
高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うよう
に形成することができる。
【0147】このように形成すると、累積持越遊技中
に、特別遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技
中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技が
行われることから、遊技者の興趣をより一層高めること
ができるのである。更に、前記抽選手段(110)は、当
選か否かの抽選を行うように形成され、前記制御装置
(20)は、抽選結果がいずれかの当選となったときに当
該当選に対応した当選フラグを設定するためのフラグ設
定手段(120)を備え、前記利益付与手段(130)は、設
定されている当選フラグに対応した図柄が所定の位置に
停止したときに、入賞と判定して、遊技者に対して所定
の利益を付与するように形成され、前記持ち越し手段
(140)は、抽選結果としての当選フラグを持ち越すよ
うに形成することができる。
【0148】このように形成すると、抽選手段(110)
は、当選か否かの抽選を行い、フラグ設定手段(120)
は、抽選結果がいずれかの当選となったときに当該当選
に対応した当選フラグを設定し、利益付与手段(130)
は、設定されている当選フラグに対応した図柄が所定の
位置に停止したときに、入賞と判定して、遊技者に対し
て所定の利益を付与し、持ち越し手段(140)は、抽選
結果としての当選フラグを持ち越すようにすることがで
きるのである。
【0149】更に、前記抽選手段(110)は、抽選結果
として、少なくとも、持ち越し手段(140)によって持
ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し手
段(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応
した当選とを有するように形成することができる。この
ように形成すると、抽選手段(110)は、抽選結果とし
て、少なくとも、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し手段
(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応し
た当選とを有することから、遊技が単調にならないよう
にすることができ、これにより、遊技者の興趣を高める
ことができるのである。
【0150】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した当選が引き当てられたときに、累積持
越遊技を開始するように形成することができる。このよ
うに形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選が引き当てられたこ
とを条件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技
が単調にならないようにすることができ、これにより、
遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0151】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当
選フラグに対応した入賞の回数がn回に達したときに、
累積持越遊技を開始するように形成することができる。
このように形成すると、持ち越し手段(140)によって
持ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞の回数がn
回に達したことを条件に、累積持越遊技が開始されるこ
とから、遊技が単調にならないようにすることができ、
これにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0152】更に、前記制御装置(20)は、累積持越遊
技を開始するか否かを抽選により決定するための累積開
始決定手段を備え、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、累積開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨
の決定がなされたときに、累積持越遊技を開始するよう
に形成することができる。このように形成すると、累積
開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨の決定が
なされたことを条件に、累積持越遊技が開始されること
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0153】更に、前記累積開始決定手段は、持ち越し
手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選役から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊
技を開始するか否かの抽選を行うように形成することが
できる。このように形成すると、持ち越し手段(140)
によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役か
ら通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を開始する
か否かの抽選が行われることから、遊技が単調にならな
いようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を
高めることができるのである。
【0154】更に、前記制御装置(20)は、抽選手段
(110)による抽選結果を遊技者に報知する遊技である
報知遊技を制御するための報知遊技制御手段(200)を
備え、前記累積持越遊技制御手段(150)は、報知した
抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したとき
に、累積持越遊技を開始するように形成することができ
る。
【0155】このように形成すると、報知した抽選結果
に対応する図柄が所定の位置に停止したことを条件に、
累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調になら
ないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣
を高めることができるのである。更に、前記報知遊技制
御手段(200)は、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選が引き当てられたと
きに、報知遊技を開始するように形成することができ
る。
【0156】このように形成すると、持ち越し手段(14
0)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選
が引き当てられたことを条件に、報知遊技が開始され、
更に、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に
停止したことを条件に、累積持越遊技が開始されること
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0157】更に、前記報知遊技制御手段(200)は、
持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当選フ
ラグに対応した入賞の回数がx回に達したときに、報知
遊技を開始するように形成することができる。このよう
に形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越し
不可能な当選フラグに対応した入賞の回数がx回に達し
たことを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知した
抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したことを
条件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技が単
調にならないようにすることができ、これにより、遊技
者の興趣を高めることができるのである。
【0158】更に、前記制御装置(20)は、報知遊技を
開始するか否かを抽選により決定するための報知開始決
定手段を備え、前記報知遊技制御手段(200)は、報知
開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなさ
れたときに、報知遊技を開始するように形成することが
できる。このように形成すると、報知開始決定手段によ
り報知遊技を開始する旨の決定がなされたことを条件
に、報知遊技が開始され、更に、報知した抽選結果に対
応する図柄が所定の位置に停止したことを条件に、累積
持越遊技が開始されることから、遊技が単調にならない
ようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高
めることができるのである。
【0159】更に、前記報知開始決定手段は、持ち越し
手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選役から通常遊技へ移行したときに、報知遊技を
開始するか否かの抽選を行うように形成することができ
る。このように形成すると、持ち越し手段(140)によ
って持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役から通
常遊技へ移行したときに、報知開始決定手段により報知
遊技を開始するか否かの抽選が行われ、また、報知開始
決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなされた
ことを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知した抽
選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したことを条
件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調
にならないようにすることができ、これにより、遊技者
の興趣を高めることができるのである。
【0160】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越されている抽選結果の累積数が累積許容数に
達したときに、累積持越遊技を終了するように形成する
ことができる。このように形成すると、持ち越されてい
る抽選結果の累積数が累積許容数に達したことを条件
に、累積持越遊技が終了することから、遊技が単調にな
らないようにすることができ、これにより、遊技者の興
趣を高めることができるのである。
【0161】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、終了スイッチが操作されたときに、累積持越遊技を
終了するように形成することができる。このように形成
すると、終了スイッチの操作を条件に、累積持越遊技が
終了する。また、終了スイッチは、遊技者によって操作
可能に形成される。そうすると、遊技者の意思によって
累積持越遊技を終了させられることから、遊技が単調に
ならないようにすることができ、これにより、遊技者の
興趣を高めることができるのである。
【0162】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した入賞が引き当てられたときに、累積持
越遊技を終了するように形成することができる。このよ
うに形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した入賞が引き当てられたこ
とを条件に、累積持越遊技が終了することから、遊技が
単調にならないようにすることができ、これにより、遊
技者の興趣を高めることができるのである。
【0163】(請求項21)請求項21記載の発明は、
遊技機(10)を、複数の図柄を変動表示又は停止表示さ
せるための図柄表示手段、抽選を行うための抽選手段
(110)、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止
したときに遊技者に対して所定の利益を付与するための
利益付与手段(130)、抽選結果に対応した図柄が所定
の位置に停止しなかったときに当該抽選結果を持ち越す
ための持ち越し手段(140)、1の抽選結果が持ち越さ
れているときに他の抽選結果を累積して持ち越すことが
可能な遊技である累積持越遊技を制御するための累積持
越遊技制御手段(150)、及び累積可能な抽選結果の数
である累積許容数を決定するための累積許容数決定手段
(160)として機能させるための遊技機用プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0164】すなわち、本発明に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項20に記載した遊技機用
プログラムを記録したものである。 (作用)本発明によれば、累積許容数決定手段(160)
により累積許容数が決定されることから、累積持越遊技
中に抽選結果を何個累積させられるかわからないという
問題を解消することができ、これにより、遊技者の不安
や退屈を解消することができるので、遊技者の興趣を高
めることができるのである。
【0165】更に、一般的な遊技である通常遊技を制御
するための通常遊技制御手段(70)と、遊技者にとって
通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制御するた
めの特別遊技制御手段(80)とを備えることができ、こ
の場合、前記特別遊技制御手段(80)は、累積持越遊技
中に、特別遊技を行うように形成することができる。こ
のように形成すると、累積持越遊技中に特別遊技が行わ
れることから、遊技が単調にならないようにすることが
でき、これにより、遊技者の興趣をより一層高めること
ができるのである。
【0166】更に、前記特別遊技制御手段(80)は、特
別遊技として、特定図柄についての停止制御を中止可能
な遊技であるチャレンジタイム遊技を行うように形成す
ることができる。このように形成すると、累積持越遊技
中に、特別遊技として、特定図柄についての停止制御を
中止可能な遊技であるチャレンジタイム遊技が行われる
ことから、遊技者の興趣をより一層高めることができる
のである。
【0167】更に、前記特別遊技制御手段(80)は、特
別遊技として、抽選手段(110)の抽選結果に関する情
報を報知可能な遊技であるアシストタイム遊技を行うよ
うに形成することができる。このように形成すると、累
積持越遊技中に、特別遊技として、抽選手段(110)の
抽選結果に関する情報を報知可能な遊技であるアシスト
タイム遊技が行われることから、遊技者の興趣をより一
層高めることができるのである。
【0168】更に、前記抽選手段(110)は、当選か否
かの抽選を行うように形成され、かつ、抽選結果とし
て、少なくとも、遊技メダルを新たに投入することなく
再度行うことができる遊技である再遊技の実行に係る再
遊技当選を有し、前記特別遊技制御手段(80)は、特別
遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも
高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うよう
に形成することができる。
【0169】このように形成すると、累積持越遊技中
に、特別遊技として、再遊技当選の当選確率を通常遊技
中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技が
行われることから、遊技者の興趣をより一層高めること
ができるのである。更に、前記抽選手段(110)は、当
選か否かの抽選を行うように形成され、前記制御装置
(20)は、抽選結果がいずれかの当選となったときに当
該当選に対応した当選フラグを設定するためのフラグ設
定手段(120)を備え、前記利益付与手段(130)は、設
定されている当選フラグに対応した図柄が所定の位置に
停止したときに、入賞と判定して、遊技者に対して所定
の利益を付与するように形成され、前記持ち越し手段
(140)は、抽選結果としての当選フラグを持ち越すよ
うに形成することができる。
【0170】このように形成すると、抽選手段(110)
は、当選か否かの抽選を行い、フラグ設定手段(120)
は、抽選結果がいずれかの当選となったときに当該当選
に対応した当選フラグを設定し、利益付与手段(130)
は、設定されている当選フラグに対応した図柄が所定の
位置に停止したときに、入賞と判定して、遊技者に対し
て所定の利益を付与し、持ち越し手段(140)は、抽選
結果としての当選フラグを持ち越すようにすることがで
きるのである。
【0171】更に、前記抽選手段(110)は、抽選結果
として、少なくとも、持ち越し手段(140)によって持
ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し手
段(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応
した当選とを有するように形成することができる。この
ように形成すると、抽選手段(110)は、抽選結果とし
て、少なくとも、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し手段
(140)によって持ち越し不可能な当選フラグに対応し
た当選とを有することから、遊技が単調にならないよう
にすることができ、これにより、遊技者の興趣を高める
ことができるのである。
【0172】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した当選が引き当てられたときに、累積持
越遊技を開始するように形成することができる。このよ
うに形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選が引き当てられたこ
とを条件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技
が単調にならないようにすることができ、これにより、
遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0173】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当
選フラグに対応した入賞の回数がn回に達したときに、
累積持越遊技を開始するように形成することができる。
このように形成すると、持ち越し手段(140)によって
持ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞の回数がn
回に達したことを条件に、累積持越遊技が開始されるこ
とから、遊技が単調にならないようにすることができ、
これにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0174】更に、前記制御装置(20)は、累積持越遊
技を開始するか否かを抽選により決定するための累積開
始決定手段を備え、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、累積開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨
の決定がなされたときに、累積持越遊技を開始するよう
に形成することができる。このように形成すると、累積
開始決定手段により累積持越遊技を開始する旨の決定が
なされたことを条件に、累積持越遊技が開始されること
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0175】更に、前記累積開始決定手段は、持ち越し
手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選役から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊
技を開始するか否かの抽選を行うように形成することが
できる。このように形成すると、持ち越し手段(140)
によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役か
ら通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を開始する
か否かの抽選が行われることから、遊技が単調にならな
いようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を
高めることができるのである。
【0176】更に、前記制御装置(20)は、抽選手段
(110)による抽選結果を遊技者に報知する遊技である
報知遊技を制御するための報知遊技制御手段(200)を
備え、前記累積持越遊技制御手段(150)は、報知した
抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したとき
に、累積持越遊技を開始するように形成することができ
る。
【0177】このように形成すると、報知した抽選結果
に対応する図柄が所定の位置に停止したことを条件に、
累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調になら
ないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣
を高めることができるのである。更に、前記報知遊技制
御手段(200)は、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した当選が引き当てられたと
きに、報知遊技を開始するように形成することができ
る。
【0178】このように形成すると、持ち越し手段(14
0)によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選
が引き当てられたことを条件に、報知遊技が開始され、
更に、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に
停止したことを条件に、累積持越遊技が開始されること
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣を高めることができるのであ
る。
【0179】更に、前記報知遊技制御手段(200)は、
持ち越し手段(140)によって持ち越し不可能な当選フ
ラグに対応した入賞の回数がx回に達したときに、報知
遊技を開始するように形成することができる。このよう
に形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越し
不可能な当選フラグに対応した入賞の回数がx回に達し
たことを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知した
抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したことを
条件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技が単
調にならないようにすることができ、これにより、遊技
者の興趣を高めることができるのである。
【0180】更に、前記制御装置(20)は、報知遊技を
開始するか否かを抽選により決定するための報知開始決
定手段を備え、前記報知遊技制御手段(200)は、報知
開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなさ
れたときに、報知遊技を開始するように形成することが
できる。このように形成すると、報知開始決定手段によ
り報知遊技を開始する旨の決定がなされたことを条件
に、報知遊技が開始され、更に、報知した抽選結果に対
応する図柄が所定の位置に停止したことを条件に、累積
持越遊技が開始されることから、遊技が単調にならない
ようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高
めることができるのである。
【0181】更に、前記報知開始決定手段は、持ち越し
手段(140)によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選役から通常遊技へ移行したときに、報知遊技を
開始するか否かの抽選を行うように形成することができ
る。このように形成すると、持ち越し手段(140)によ
って持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役から通
常遊技へ移行したときに、報知開始決定手段により報知
遊技を開始するか否かの抽選が行われ、また、報知開始
決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がなされた
ことを条件に、報知遊技が開始され、更に、報知した抽
選結果に対応する図柄が所定の位置に停止したことを条
件に、累積持越遊技が開始されることから、遊技が単調
にならないようにすることができ、これにより、遊技者
の興趣を高めることができるのである。
【0182】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越されている抽選結果の累積数が累積許容数に
達したときに、累積持越遊技を終了するように形成する
ことができる。このように形成すると、持ち越されてい
る抽選結果の累積数が累積許容数に達したことを条件
に、累積持越遊技が終了することから、遊技が単調にな
らないようにすることができ、これにより、遊技者の興
趣を高めることができるのである。
【0183】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、終了スイッチが操作されたときに、累積持越遊技を
終了するように形成することができる。このように形成
すると、終了スイッチの操作を条件に、累積持越遊技が
終了する。また、終了スイッチは、遊技者によって操作
可能に形成される。そうすると、遊技者の意思によって
累積持越遊技を終了させられることから、遊技が単調に
ならないようにすることができ、これにより、遊技者の
興趣を高めることができるのである。
【0184】更に、前記累積持越遊技制御手段(150)
は、持ち越し手段(140)によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した入賞が引き当てられたときに、累積持
越遊技を終了するように形成することができる。このよ
うに形成すると、持ち越し手段(140)によって持ち越
し可能な当選フラグに対応した入賞が引き当てられたこ
とを条件に、累積持越遊技が終了することから、遊技が
単調にならないようにすることができ、これにより、遊
技者の興趣を高めることができるのである。
【0185】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態) (図面の説明)図1ないし図6は、第1の実施の形態を
示すものである。図1は、遊技機10のブロック図、図2
は、遊技機10の外観正面図、図3ないし図6は、遊技機
10の動作の概略を示すフローチャート図である。
【0186】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。また、この筐体11の前面には、遊
技者側に向かって臨む前面パネル12が設けられている。
また、この前面パネル12の中央には、3個の回転リール
40を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
【0187】また、図柄表示窓13の下方には、貯留メダ
ルを投入するためのベットスイッチ16や、貯留メダルを
払い出すための清算スイッチ17や、回転リール40の回転
を開始させるためのスタートスイッチ30や、回転リール
40の回転を停止させるためのストップスイッチ50などが
設けられている。また、図柄表示窓13の上方には、四角
形状のドットマトリクス67が設けられ、また、このドッ
トマトリクス67の上方には、第1演出用ランプ68とされ
るアーチ型のランプが設けられている。また、図柄表示
窓13の左下方には、第2演出用ランプ69とされる小型の
ランプが設けられている。
【0188】また、遊技機10の内部には、図示しない
が、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20
(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)制御装置20は、図示しないが、CPUを
中心に構成され、ROM、RAM、及びI/Oなどを備
えている。ここで、制御装置20が備えるCPUは、1個
に限定されるものではない。すなわち、2個以上のCP
Uで制御を行うように、制御装置20を構成してもよい。
また、CPU、ROM、RAM、及びI/Oなどは、い
わゆるワンチップで構成してもよい。
【0189】そして、この制御装置20は、CPUがRO
Mに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の
(1)及び(2)の装置を構成する。 (1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 なお、制御装置20が構成する装置は、上記した(1)及
び(2)に限定されるものではない。
【0190】(入力段)制御装置20の入力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(5)のパーツが接続
されている。 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(5)に限定されるものではない。
【0191】(投入スイッチ15)投入スイッチ15は、図
示しないが、遊技機10の筐体11の内部に設けられている
スイッチであって、投入された遊技メダルを検知するた
めのものである。 (ベットスイッチ16)ベットスイッチ16は、図2に示す
ように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するスイッチ
であって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるた
めのものである。
【0192】(精算スイッチ17)精算スイッチ17は、図
2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置する
スイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すため
のものである。 (スタートスイッチ30)スタートスイッチ30は、図2に
示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するレバ
ーであって、遊技メダルの投入、若しくはベットスイッ
チ16の操作、又は再遊技(Replay)のときには前回の遊
技から所定時間経過を条件に、回転リール40の回転を開
始させるためのものである。
【0193】なお、再遊技(Replay)とは、次回の遊技
において、新たな遊技メダルを投入することなく、前回
の遊技と同じ条件で再度行うことができる遊技をいう。
具体的には、抽選手段110による抽選結果が再遊技当選
(Replay当選)となると、フラグ設定手段120により再
遊技当選フラグ(Replay当選フラグ)が設定される。そ
して、この再遊技当選フラグが設定されているときに、
再遊技当選フラグに対応した「Replay」の図柄が入賞有
効ライン上に揃うと、再遊技入賞(Replay入賞)とな
り、遊技者は、次回の遊技において、新たな遊技メダル
を投入することなく、前回の遊技と同じ条件で、再度遊
技を行うことができるのである。
【0194】(ストップスイッチ50)ストップスイッチ
50は、回転リール40の回転を停止させるためのものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよ
うに、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構
成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されてい
る。そして、各回転リール40に対応したストップスイッ
チ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転が
停止するように設定されている。
【0195】(出力段)制御装置20の出力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(6)のパーツが接続
されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)スピーカ66 (4)ドットマトリクス67 (5)第1演出用ランプ68 (6)第2演出用ランプ69 なお、出力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(6)に限定されるものではない。
【0196】(リールユニット60)リールユニット60
は、特に図示しないが、枠体に固定あるいは支持された
3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの
出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成され
ている。各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラ
ムと、この回転ドラムの周囲に貼付されたリールテープ
とを備えている。また、このリールテープの外周面に
は、複数個(例えば21個)の図柄が付されている。更
に、各回転リール40の内側には、各回転リール40を内側
から照明するためのランプが設けられている。
【0197】(ホッパーユニット65)ホッパーユニット
65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に
遊技メダルを払い出すためのものである。 (スピーカ66)スピーカ66は、図2に示すように、遊技
機10の前面下部に設けられており、遊技者に当選又は入
賞などを報知するためのものである。
【0198】具体的には、このスピーカ66は、演出制御
装置22の制御により、当選又は入賞時などに所定の音を
発生させて、遊技者に当選又は入賞などを報知する。 (ドットマトリクス67)ドットマトリクス67は、図2に
示すように、図柄表示窓13の上方に位置する四角形状の
表示装置であって、遊技者に当選又は入賞などを報知す
るためのものである。
【0199】具体的には、このドットマトリクス67は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに所
定の図柄を表示して、遊技者に当選又は入賞などを報知
する。 (第1演出用ランプ68)第1演出用ランプ68は、図2に
示すように、図柄表示窓13の上方に位置するアーチ型の
ランプであって、遊技者に当選又は入賞などを報知する
ためのものである。
【0200】具体的には、この第1演出用ランプ68は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに点
灯又は点滅して、遊技者に当選又は入賞などを報知す
る。 (第2演出用ランプ69)第2演出用ランプ69は、図2に
示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置する小型
のランプであって、遊技者に当選又は入賞などを報知す
るためのものである。
【0201】具体的には、この第2演出用ランプ69は、
演出制御装置22の制御により、当選又は入賞時などに点
灯又は点滅して、遊技者に当選又は入賞などを報知す
る。 (遊技制御装置21)遊技制御装置21は、回転リール40の
回転を制御するためのものである。具体的には、この遊
技制御装置21は、スタートスイッチ30の操作を契機とし
て、3個すべての回転リール40の回転を開始させ、スト
ップスイッチ50の操作を契機として、当該ストップスイ
ッチ50に対応した回転リール40の回転を停止させるとと
もに、ストップスイッチ50の操作から回転リール40の回
転停止までの時間を、一定範囲内(例えば、190ms
以内)で調整可能に形成されている。
【0202】また、この遊技制御装置21は、次の(1)
ないし(13)の手段として機能する。 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)特定導入遊技制御手段90 (4)特定遊技制御手段100 (5)抽選手段110 (6)フラグ設定手段120 (7)利益付与手段130 (8)持ち越し手段140 (9)累積持越遊技制御手段150 (10)累積許容数決定手段160 (11)累積許容数表示手段170 (12)累積数表示手段180 (13)残数表示手段190 なお、遊技制御装置21が有する機能は、上記した(1)
ないし(13)に限定されるものではない。
【0203】(通常遊技制御手段70)通常遊技制御手段
70は、通常遊技を制御するためのものである。また、通
常遊技とは、一般的な遊技をいう。すなわち、遊技メダ
ルの投入、若しくはベットスイッチ16の操作、又は再遊
技(Replay)のときには前回の遊技から所定時間経過を
条件として、スタートスイッチ30を操作すると、リール
ユニット60が駆動して、3個すべての回転リール40の回
転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ50の
うちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対
応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個す
べてのストップスイッチ50を操作し終えると、3個すべ
ての回転リール40の回転が停止する。
【0204】このとき、いずれかの当選フラグが設定さ
れており、かつ、当該当選フラグに対応した図柄が入賞
有効ライン上に揃うと、入賞となり、これにより、ホッ
パーユニット65を介して、遊技者に対して所定枚数の遊
技メダルが払い出されるか、又は遊技者に対して所定の
利益が付与される。すなわち、抽選手段110による抽選
結果がいずれかの当選となると、フラグ設定手段120に
より、当該当選に対応した当選フラグが設定される。そ
して、この当選フラグが設定されているときに、当該当
選フラグに対応した図柄が入賞有効ライン上に揃うと、
入賞となり、遊技者に対して所定枚数の遊技メダルが払
い出されるか、又は遊技者に対して所定の利益が付与さ
れるのである。
【0205】なお、遊技メダルの払い出しに代えて、ク
レジットされることもある。また、当選には、所定枚数
の遊技メダルの払い出しに係る小役当選と、この小役当
選よりも大きな利益付与に係る特別当選と、再遊技(Re
play)の実行に係る再遊技当選(Replay当選)とがあ
る。また、小役当選には、所定枚数(例えば8枚)の遊
技メダルの払い出しに係る第1小役当選と、この第1小
役当選よりも少ない枚数(例えば5枚)の遊技メダルの
払い出しに係る第2小役当選と、この第2小役当選より
も少ない枚数(例えば3枚)の遊技メダルの払い出しに
係る第3小役当選とがある。
【0206】また、特別当選には、特定導入遊技(BB
ゲーム)への移行に係る特定導入遊技当選(BB当選)
と、特定遊技(RBゲーム)への移行に係る特定遊技当
選(RB当選)とがある。なお、特定遊技(RBゲー
ム)とは、通常遊技よりも当選確率が高い遊技をいい、
また、特定導入遊技(BBゲーム)とは、特定遊技の導
入確率が高い遊技をいう。これらの遊技の制御について
は、後述する。
【0207】そして、例えば、抽選手段110による抽選
結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、フラグ
設定手段120により、特定導入遊技当選フラグ(BB当
選フラグ)が設定される。そして、この特定導入遊技当
選フラグが設定されているときに、特定導入遊技当選フ
ラグに対応した「7」などの図柄が入賞有効ライン上に
3個揃うと、特定導入遊技入賞となる。そして、遊技者
は、所定の利益として、特定導入遊技を行うことができ
るのである。
【0208】また、特定導入遊技当選フラグが設定され
ているにもかかわらず、特定導入遊技当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃わなかったときには、
この特定導入遊技当選フラグは、特定導入遊技入賞が引
き当てられるまで、持ち越されるように形成されてい
る。また、特定遊技当選フラグについても、特定導入遊
技当選フラグと同様に、特定遊技入賞が引き当てられる
まで持ち越されるように形成されている。
【0209】なお、小役当選フラグは、小役当選フラグ
が設定されている遊技で小役入賞が引き当てられない
と、次回の遊技には持ち越されないように形成されてい
る。また、再遊技当選フラグについても、小役当選フラ
グと同様に、次回の遊技には持ち越されないように形成
されている。また、いずれかの当選フラグが設定されて
いるときに、当該当選フラグに対応した図柄を入賞有効
ライン上に揃えることができるか否かは、ストップスイ
ッチ50の操作のタイミングと、遊技制御装置21による回
転リール40の停止制御とによる。
【0210】すなわち、遊技制御装置21は、ストップス
イッチ50の操作から回転リール40の回転停止までの時間
を、190msの範囲内で調整可能に形成されている。
このため、遊技制御装置21は、ストップスイッチ50の操
作後すぐに、回転リール40の回転を停止させることもで
きるが、ストップスイッチ50の操作から190msの範
囲内で、回転リール40の回転停止を遅らせることもでき
る。
【0211】これにより、いずれかの当選フラグが設定
されているときには、ストップスイッチ50の操作のタイ
ミングが多少ずれても、遊技制御装置21が190msの
範囲内で回転リール40の回転停止を遅らせることによ
り、当該当選フラグに対応した図柄を入賞有効ライン上
に引き込むことができるのである。一方、いずれかの当
選フラグが設定されているときであっても、当該当選フ
ラグに対応した図柄を入賞有効ライン上に引き込むこと
ができない場合もある。すなわち、遊技制御装置21が1
90msの範囲内で回転リール40の回転停止を遅らせて
も、入賞有効ライン上に引き込み可能な図柄中に(具体
的には、ストップスイッチ50操作時に入賞有効ライン上
に位置する図柄から連続する4個の図柄中に)、当該当
選フラグに対応した図柄がない場合である。
【0212】また、設定されていない当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃いそうな場合には、遊
技制御装置21が190msの範囲内で回転リール40の回
転停止を遅らせることにより、当該図柄を入賞有効ライ
ン上から外す(蹴飛ばす)ようにして、当該図柄が入賞
有効ライン上に揃わないようにすることもある。 (特別遊技制御手段80)特別遊技制御手段80は、特別遊
技を制御するためのものである。
【0213】また、特別遊技とは、遊技者にとって通常
遊技よりも有利な遊技をいう。具体的には、特別遊技と
しては、例えば、特定図柄についての停止制御を中止可
能な遊技である「チャレンジタイム遊技」や、抽選手段
の抽選結果に関する情報を報知可能な遊技である「アシ
ストタイム遊技」や、再遊技当選の当選確率を通常遊技
中よりも高く設定した遊技である「リプレイタイム遊
技」や、抽選手段の抽選結果に関する情報を報知可能に
し、かつ、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高
く設定した遊技である「アシスト・アンド・リプレイタ
イム遊技」などを行うことができる。
【0214】そして、この特別遊技制御手段80は、累積
持越遊技中に、特別遊技を行う。なお、特別遊技は、チ
ャレンジタイム、アシストタイム、リプレイタイム及び
アシスト・アンド・リプレイタイムに限定されるもので
はない。 (特定導入遊技制御手段90)特定導入遊技制御手段90
は、特定導入遊技を制御するためのものである。
【0215】また、特定導入遊技(BBゲーム)とは、
特定遊技(RBゲーム)の導入確率が高い遊技をいう。
具体的には、通常遊技中に、抽選手段110による抽選結
果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、フラグ設
定手段120により、特定導入遊技当選フラグ(BB当選
フラグ)が設定される。そして、特定導入遊技当選フラ
グが設定されているときに、特定導入遊技当選フラグに
対応した「7」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃う
と、特定導入遊技入賞となる。そして、特定導入遊技入
賞となると、ホッパーユニット65を介して、例えば15
枚の遊技メダルが払い出され、その後に、通常遊技から
特定導入遊技へ移行する。
【0216】また、特定導入遊技へ移行すると、通常遊
技中と同様に、最大3枚の遊技メダルの投入によって、
3個の回転リール40の回転が開始されるとともに、3個
の回転リール40の回転を停止させた際に、所定の図柄が
入賞有効ライン上に揃っているか否かによって、遊技メ
ダルの払い出しが行われる。したがって、特定導入遊技
中は、通常遊技中と同様に、小役当選を含めた抽選が毎
回行われる。ただ、特定導入遊技中は、通常遊技中より
も、特定遊技当選の当選確率が高くなる。そして、この
特定導入遊技中に、抽選手段110による抽選結果が特定
遊技当選となり、かつ、特定遊技当選に対応した「BA
R」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、特定遊技
入賞となり、特定導入遊技から特定遊技へ移行するので
ある。
【0217】なお、特定導入遊技中は、特定遊技への移
行が、例えば、最大3回行われることになっている。こ
のため、1回目の特定遊技が終了した後は、前述したよ
うな通常遊技中と同様な抽選及び制御が再度行われる。
そして、特定導入遊技中に、特定遊技が所定の最大回
数、例えば3回か、あるいは通常遊技が所定の最大回
数、例えば30回行われると、特定導入遊技は終了す
る。
【0218】(特定遊技制御手段100)特定遊技制御手
段100は、特定遊技を制御するためのものである。ま
た、特定遊技(RBゲーム)とは、通常遊技よりも当選
確率が高い遊技をいう。具体的には、通常遊技中又は特
定導入遊技中に、抽選手段110による抽選結果が特定遊
技当選(RB当選)となると、フラグ設定手段120によ
り、特定遊技当選フラグ(RB当選フラグ)が設定され
る。そして、特定遊技当選フラグが設定されているとき
に、特定遊技当選フラグに対応した「BAR」の図柄が
入賞有効ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞となる。
そして、特定遊技入賞となると、通常遊技又は特定導入
遊技から特定遊技へ移行する。
【0219】また、特定遊技へ移行すると、遊技メダル
が1枚投入となり、所定の図柄がセンターライン上に揃
った場合に入賞となる特定当選遊技(JACゲーム)が
行われる。そして、特定遊技では、特定当選遊技を最大
12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可
能である。すなわち、最大8回の入賞があるか、あるい
は最大12回の特定当選遊技の終了により、特定遊技は
終了する。
【0220】(抽選手段110)抽選手段110は、当選か否
かの抽選を行うためのものである。この抽選手段110
は、図1に示すように、次の(1)ないし(4)の手段
を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)抽選テーブル113 (4)抽選判定手段114 なお、抽選手段110が備える手段は、上記した(1)な
いし(4)に限定されるものではない。
【0221】(乱数発生手段111)乱数発生手段111は、
当選か否かの抽選用の乱数を発生させるためのものであ
る。具体的には、この乱数発生手段111は、当選か否か
の抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で
0〜65535)で発生させる。
【0222】なお、乱数発生手段111は、例えば、カウ
ント値を1ずつ加算する乱数カウンタを用いて形成する
ことができる(いわゆるハード乱数)。また、乱数発生
手段111は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手
段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手
段によって形成することもできる。また、平均採中法で
乱数を発生させる手段や、素数の加算によって乱数を発
生させる手段は、例えば、制御装置20を構成するコンピ
ュータに所定のプログラムを読み込ませることによって
形成することができる(いわゆるソフト乱数)。
【0223】(乱数抽出手段112)乱数抽出手段112は、
乱数発生手段111が発生させた乱数を抽出するためのも
のである。具体的には、この乱数抽出手段112は、乱数
発生手段111が発生させた乱数を、所定の条件(例え
ば、スタートスイッチ30の操作)で抽出し、この抽出し
た乱数を、乱数データとするものである。
【0224】なお、乱数発生手段111は、カウント値を
1ずつ加算する乱数カウンタなどを用いて形成されるた
め、乱数発生手段111が発生させる数値は、厳密には乱
数ではない。ただ、スタートスイッチ30が操作されるタ
イミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽
出手段112が抽出する数値は、実質的には乱数として取
り扱うことができるのである。
【0225】すなわち、乱数発生手段111は、乱数を発
生させているわけではないものの、乱数抽出手段112に
よって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布を
示すのである。このことは、乱数発生手段111に乱数カ
ウンタを用いた場合に限られず、ソフト乱数を用いた場
合についても同様である。そして、このように結果とし
て乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、本実
施の形態では、乱数発生手段111、あるいは乱数抽出手
段112に含めて考えているのである。
【0226】(抽選テーブル113)抽選テーブル113は、
乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、
当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものであ
る。具体的には、この抽選テーブル113は、乱数発生手
段111が発生させる全範囲の乱数について、特定導入遊
技当選(BB当選)にするか、特定遊技当選(RB当
選)にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選に
するか、第3小役当選にするか、再遊技当選(Replay当
選)にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ
所定の割合で定めている。
【0227】なお、抽選結果は、特定導入遊技当選(B
B当選)、特定遊技当選(RB当選)、第1小役当選、
第2小役当選、第3小役当選、再遊技当選(Replay当
選)、及びハズレに限定されるものではない。 (抽選判定手段114)抽選判定手段114は、乱数抽出手段
112が抽出した乱数データと、抽選テーブル113とを照合
して、当選か否かの抽選結果の判定を行うためのもので
ある。
【0228】具体的には、この抽選判定手段114は、乱
数抽出手段112が抽出した乱数データと、抽選テーブル1
13とを照合して、抽選結果が、特定導入遊技当選(BB
当選)か、特定遊技当選(RB当選)か、第1小役当選
か、第2小役当選か、第3小役当選か、再遊技当選(Re
play当選)か、あるいはハズレかを判定する。 (フラグ設定手段120)フラグ設定手段120は、抽選手段
110による抽選結果がいずれかの当選となったときに、
当該当選に対応した当選フラグを設定するためのもので
ある。
【0229】具体的には、このフラグ設定手段120は、
抽選手段110による抽選結果が特定導入遊技当選(BB
当選)となったときには特定導入遊技当選フラグ(BB
当選フラグ)を設定し、抽選手段110による抽選結果が
特定遊技当選(RB当選)となったときには特定遊技当
選フラグ(RB当選フラグ)を設定し、抽選手段110に
よる抽選結果が第1小役当選となったときには第1小役
当選フラグを設定し、抽選手段110による抽選結果が第
2小役当選となったときには第2小役当選フラグを設定
し、抽選手段110による抽選結果が第3小役当選となっ
たときには第3小役当選フラグを設定し、抽選手段110
による抽選結果が再遊技当選(Replay当選)となったと
きには再遊技当選フラグ(Replay当選フラグ)を設定す
るように形成されている。
【0230】(利益付与手段130)利益付与手段130は、
抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したとき
に、遊技者に対して所定の利益を付与するためのもので
ある。具体的には、この利益付与手段130は、抽選結果
としての特定導入遊技当選フラグが設定されているとき
に、特定導入遊技当選フラグに対応した「7」の図柄が
入賞有効ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入賞と判
定して、所定の利益として、遊技者に対して15枚の遊
技メダルを払い出し、その後に、遊技者に特定導入遊技
を行わせるように形成されている。
【0231】また、この利益付与手段130は、抽選結果
としての特定遊技当選フラグが設定されているときに、
特定遊技当選フラグに対応した「BAR」の図柄が入賞
有効ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞と判定して、
所定の利益として、遊技者に対して10枚の遊技メダル
を払い出し、その後に、遊技者に特定遊技を行わせるよ
うに形成されている。
【0232】また、この利益付与手段130は、抽選結果
としての第1小役当選フラグが設定されているときに、
第1小役当選フラグに対応した「プラム」の図柄が入賞
有効ライン上に3個揃うと、第1小役入賞と判定して、
所定の利益として、遊技者に対して8枚の遊技メダルを
払い出すように形成されている。また、この利益付与手
段130は、抽選結果としての第2小役当選フラグが設定
されているときに、第2小役当選フラグに対応した「ベ
ル」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、第2小役
入賞と判定して、所定の利益として、遊技者に対して5
枚の遊技メダルを払い出すように形成されている。
【0233】また、この利益付与手段130は、抽選結果
としての第3小役当選フラグが設定されているときに、
第3小役当選フラグに対応した「チェリー」の図柄が入
賞有効ライン上に3個揃うと、第3小役入賞と判定し
て、所定の利益として、遊技者に対して3枚の遊技メダ
ルを払い出すように形成されている。また、この利益付
与手段130は、抽選結果としての再遊技当選フラグが設
定されているときに、再遊技当選フラグに対応した「Re
play」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、再遊技
入賞と判定して、所定の利益として、遊技者に再遊技を
行わせるように形成されている。
【0234】(持ち越し手段140)持ち越し手段140は、
抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止しなかった
ときに、当該抽選結果を持ち越すためのものである。こ
の持ち越し手段140は、抽選結果としての当選フラグを
持ち越すように形成されている。
【0235】また、この持ち越し手段140は、特定導入
遊技当選フラグ、及び特定遊技当選フラグについては持
ち越すが、第1小役当選フラグ、第2小役当選フラグ、
第3小役当選フラグ、及び再遊技当選フラグについては
持ち越さないように形成されている。具体的には、この
持ち越し手段140は、抽選結果としての特定導入遊技当
選フラグが設定されているときには、特定導入遊技当選
フラグに対応した「7」の図柄が入賞有効ライン上に揃
うまで、すなわち、特定導入遊技入賞が引き当てられる
まで、この特定導入遊技当選フラグを持ち越すように形
成されている。
【0236】また、この持ち越し手段140は、抽選結果
としての特定遊技当選フラグが設定されているときに
は、特定遊技当選フラグに対応した「BAR」の図柄が
入賞有効ライン上に揃うまで、すなわち、特定遊技入賞
が引き当てられるまで、この特定遊技当選フラグを持ち
越すように形成されている。また、この持ち越し手段14
0は、抽選結果としての第1小役当選フラグが設定され
ているときには、第1小役当選フラグに対応した「プラ
ム」の図柄が入賞有効ライン上に揃わなくても、すなわ
ち、第1小役入賞が引き当てられなくても、この第1小
役当選フラグを持ち越さないように形成されている。
【0237】また、この持ち越し手段140は、第2小役
当選フラグ、第3小役当選フラグ、及び再遊技当選フラ
グについても、第1小役当選フラグと同様に、持ち越さ
ないように形成されている。すなわち、前記抽選手段11
0は、抽選結果として、この持ち越し手段140によって持
ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、この持ち越
し手段140によって持ち越し不可能な当選フラグに対応
した当選とを有しているのである。
【0238】(累積持越遊技制御手段150)累積持越遊
技制御手段150は、1の抽選結果が持ち越されていると
きに他の抽選結果を累積して持ち越すことが可能な遊技
である累積持越遊技を制御するためのものである。この
累積持越遊技制御手段150は、1の特定導入遊技当選フ
ラグ又は特定遊技当選フラグが持ち越されているときで
あっても、抽選手段110に、特定導入遊技当選又は特定
遊技当選を引き当て得る抽選を行わせる。そして、この
累積持越遊技制御手段150は、1の特定導入遊技当選フ
ラグ又は特定遊技当選フラグが持ち越されているとき
に、抽選手段110による抽選結果が特定導入遊技当選又
は特定遊技当選となると、持ち越し手段140に、他の特
定導入遊技当選フラグ又は特定遊技当選フラグを累積し
て持ち越させるように形成されている。
【0239】また、この累積持越遊技制御手段150は、
持ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに
対応した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が
引き当てられたときに、累積持越遊技を開始するように
形成されている。また、この累積持越遊技制御手段150
は、持ち越されている特定導入遊技当選フラグ及び特定
遊技当選フラグの合計数が累積許容数に達したときに、
又は持ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラ
グに対応した入賞(特定遊技入賞又は特定導入遊技入
賞)が引き当てられたときに、累積持越遊技を終了する
ように形成されている。
【0240】具体的には、例えば、累積許容数が「5」
である場合において、持ち越されている特定導入遊技当
選フラグ及び特定遊技当選フラグの合計数が「5」に達
すると、この累積持越遊技制御手段150は、累積持越遊
技を終了する。また、例えば、累積持越遊技中に特定導
入遊技入賞又は特定遊技入賞が引き当てられても、この
累積持越遊技制御手段150は、累積持越遊技を終了す
る。
【0241】そして、累積持越遊技中に、例えば、
「3」個の特定導入遊技当選フラグと、「2」個の特定
遊技当選フラグとが累積して持ち越されたとする。そう
すると、累積持越遊技終了後には、「3」回の特定導入
遊技と、「2」回の特定遊技とが連続して実行されるこ
ととなる。ここで、累積持越遊技中に、例えば、特定導
入遊技当選フラグ、特定遊技当選フラグ、特定導入遊技
当選フラグ、特定遊技当選フラグ、特定導入遊技当選フ
ラグの順に、「3」個の特定導入遊技当選フラグと、
「2」個の特定遊技当選フラグとが累積して持ち越され
たとする。
【0242】このような場合、累積持越遊技終了後に
は、例えば、特定導入遊技、特定遊技、特定導入遊技、
特定遊技、特定導入遊技の順に、「3」回の特定導入遊
技と、「2」回の特定遊技とが実行されるようにするこ
とができる。また、先に特定導入遊技が「3」回連続し
て実行され、その後に特定遊技が「2」回連続して実行
されるようにすることもできる。また、特定導入遊技又
は特定遊技がランダムに実行され、結果として、「3」
回の特定導入遊技と、「2」回の特定遊技とが実行され
るようにすることもできる。
【0243】すなわち、累積持越遊技終了後には、当選
フラグの累積順に遊技が実行されるようにすることがで
き、また、当選フラグの累積順に関係なく、遊技の種類
順に、あるいはランダムに遊技が実行されるように形成
することもできるのである。なお、累積持越遊技制御手
段150は、抽選手段110による抽選結果が特定導入遊技当
選又は特定遊技当選となったときに累積持越遊技を開始
するように形成される場合に限られるものではない。
【0244】例えば、持ち越し手段140によって持ち越
し不可能な当選フラグに対応した入賞(小役入賞又は再
遊技入賞)の回数がn回(nは自然数)に達したとき
に、累積持越遊技を開始するように、累積持越遊技制御
手段150を形成してもよい。また、例えば、制御装置20
に、累積持越遊技を開始するか否かを抽選により決定す
るための累積開始決定手段を備え、この累積開始決定手
段により累積持越遊技を開始する旨の決定がなされたと
きに、累積持越遊技を開始するように、累積持越遊技制
御手段150を形成してもよい。
【0245】また、前記累積開始決定手段については、
例えば、持ち越し手段140によって持ち越し可能な当選
フラグに対応した当選役(特定遊技又は特定導入遊技)
から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を開始す
るか否かの抽選を行うように形成することができる。ま
た、累積持越遊技制御手段150は、持ち越されている特
定導入遊技当選フラグ及び特定遊技当選フラグの合計数
が累積許容数に達したとき、又は持ち越し手段140によ
って持ち越し可能な当選フラグに対応した入賞(特定遊
技入賞又は特定導入遊技入賞)が引き当てられたとき
に、累積持越遊技を終了するように形成される場合に限
られるものではない。
【0246】例えば、累積持越遊技を終了させるための
終了スイッチを設け、この終了スイッチが遊技者によっ
て操作されたときに、累積持越遊技を終了するように、
累積持越遊技制御手段150を形成してもよい。 (累積許容数決定手段160)累積許容数決定手段160は、
累積可能な抽選結果の数である累積許容数を決定するた
めのものである。
【0247】この累積許容数決定手段160は、乱数を用
いた抽選により、「2」から「5」までの範囲内で累積
許容数を決定するように形成されている。そして、例え
ば、この累積許容数決定手段160により累積許容数が
「5」と決定されたとすると、累積持越遊技中には、特
定導入遊技当選フラグ又は特定遊技当選フラグを合計
「5」個まで累積して持ち越すことが可能となるのであ
る。
【0248】なお、累積許容数の範囲は、「2」から
「5」までの範囲内に限られるものではない。 (累積許容数表示手段170)累積許容数表示手段170は、
累積許容数を表示するためのものである。この累積許容
数表示手段170は、遊技機10の前面に設けたドットマト
リクス67に累積許容数を表示するように形成されてい
る。
【0249】具体的には、この累積許容数表示手段170
は、例えば、累積許容数が「5」と決定された場合に
は、遊技機10の前面に設けたドットマトリクス67に数値
「5」を表示するように形成されている。なお、この累
積許容数表示手段170は、累積許容数を、ドットマトリ
クス67に表示するように形成される場合に限られず、例
えば、液晶ディスプレイや、CRTや、7セグメントL
EDなどに表示するように形成してもよい。
【0250】また、この累積許容数表示手段170は、累
積許容数を、スピーカ66から発生させた音によって表示
するように形成してもよい。 (累積数表示手段180)累積数表示手段180は、持ち越さ
れている抽選結果の累積数を表示するためのものであ
る。
【0251】この累積数表示手段180は、遊技機10の前
面に設けたドットマトリクス67に累積数を表示するよう
に形成されている。具体的には、この累積数表示手段18
0は、例えば、現時点での抽選結果の累積数が「3」で
ある場合には、遊技機10の前面に設けたドットマトリク
ス67に数値「3」を表示するように形成されている。
【0252】なお、この累積数表示手段180は、累積数
を、ドットマトリクス67に表示するように形成される場
合に限られず、例えば、液晶ディスプレイや、CRT
や、7セグメントLEDなどに表示するように形成して
もよい。また、この累積数表示手段180は、累積数を、
スピーカ66から発生させた音によって表示するように形
成してもよい。
【0253】(残数表示手段190)残数表示手段190は、
持ち越されている抽選結果の累積数が累積許容数に達す
るまでの残数を表示するためのものである。この残数表
示手段190は、遊技機10の前面に設けたドットマトリク
ス67に残数を表示するように形成されている。
【0254】具体的には、例えば、累積許容数が「5」
であり、かつ、現時点での抽選結果の累積数が「3」で
ある場合には、この残数表示手段190は、遊技機10の前
面に設けたドットマトリクス67に、残数として、数値
「2」を表示するように形成されている。なお、この残
数表示手段190は、残数を、ドットマトリクス67に表示
するように形成される場合に限られず、例えば、液晶デ
ィスプレイや、CRTや、7セグメントLEDなどに表
示するように形成してもよい。
【0255】また、この残数表示手段190は、残数を、
スピーカ66から発生させた音によって表示するように形
成してもよい。 (演出制御装置22)演出制御装置22は、スピーカ66、ド
ットマトリクス67、第1演出用ランプ68、及び第2演出
用ランプ69などを制御するためのものである。
【0256】具体的には、この演出制御装置22は、スピ
ーカ66から所定の音を発生させる演出、ドットマトリク
ス67に所定の文字又は図形等を表示させる演出、第1演
出用ランプ68を所定のパターンで点灯又は点滅させる演
出、あるいは第2演出用ランプ69を所定のパターンで点
灯又は点滅させる演出などを実行するように形成されて
いる。
【0257】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図3ないし図6に示す
フローチャート図を用いて説明する。まず、遊技全体の
流れを、図3に示すフローチャート図を用いて説明す
る。ステップ100において、スタートスイッチ30が操
作されると、スタートスイッチ30がONになる。そし
て、次のステップ101に進む。
【0258】ステップ101において、抽選手段110に
より、抽選処理が行われる。そして、次のステップ10
2に進む。ステップ102において、3個すべての回転
リール40の回転が開始する。そして、次のステップ10
3に進む。ステップ103において、ストップスイッチ
50が操作されると、ストップスイッチ50がONになる。
そして、次のステップ104に進む。
【0259】ステップ104において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105
に進む。ステップ105において、3個すべての回転リ
ール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われた
か否かが判定される。そして、3個すべての回転リール
40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判
定された場合、次のステップ106に進む。
【0260】ステップ106において、いずれかの当選
フラグが設定されているときに、当該当選フラグに対応
した図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわ
ち、入賞か否かが判定される。そして、入賞と判定され
た場合、次のステップ107に進む。ステップ107に
おいて、入賞の種類に応じた枚数の遊技メダルが払い出
される。そして、遊技が終了する。
【0261】前記ステップ105において、3個すべて
の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ103に戻
る。前記ステップ106において、入賞していないと判
定された場合、ステップ107を飛び越して、すなわ
ち、遊技メダルが払い出されることなく、遊技が終了す
る。
【0262】上述したステップ101の抽選処理につい
て、図4に示すフローチャート図を用いて説明する。ス
テップ200において、乱数抽出手段112により、乱数
の抽出が行われる。具体的には、スタートスイッチ30の
操作を契機として、乱数発生手段111が発生させた乱数
を、乱数抽出手段112が抽出する。そして、次のステッ
プ201に進む。
【0263】ステップ201において、抽出された乱数
が、乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次
のステップ202に進む。ステップ202において、抽
選判定手段114により、抽出された乱数と、抽選テーブ
ル113との比較が行われる。そして、次のステップ20
3に進む。ステップ203において、抽選判定手段114
により、抽出された乱数が、抽選テーブル113のどの当
選領域に含まれるかの判定が行われ、抽選結果が決定さ
れる。更に、抽選結果がいずれかの当選であれば、フラ
グ設定手段120により、当該当選に対応した当選フラグ
が設定される。そして、次のステップ204に進む。
【0264】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定の図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ104のリ
ール回転停止処理について、図5に示すフローチャート
図を用いて説明する。ステップ300において、所定の
図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判
定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成
されていないと判定された場合、次のステップ301に
進む。
【0265】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40の回転停止を遅らせる。すなわち、1
個の図柄分だけ、いわゆる蹴飛ばしを行う。そして、次
のステップ302に進む。ステップ302において、蹴
飛ばし後の図柄が、ストップスイッチ50の操作後4個目
の図柄か否かが判定される。そして、蹴飛ばし後の図柄
が、ストップスイッチ50の操作後4個目の図柄の場合に
は、次のステップ303に進む。
【0266】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。そして、リール回転停止処理が終了
する。前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛
ばしの設定が達成されていると判定された場合、ステッ
プ304に進む。ステップ304において、いずれかの
図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定さ
れる。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定
されていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0267】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、ステップ303に進
む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対し
ても引き込みが設定されていないと判定された場合、ス
テップ303に進む。前記ステップ305において、引
き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステ
ップ301に進む。
【0268】前記ステップ302において、蹴飛ばし後
の図柄が、ストップスイッチ50の操作後4個目の図柄で
ない場合には、ステップ300に戻る。なお、本実施の
形態では、リール回転停止処理について、上記ステップ
300〜ステップ305で説明しているが、この例は、
いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引
き込み停止制御としてもよい。
【0269】更に、例えば、ストップスイッチ50が操作
された後にどの位置で回転リール40の回転を停止させる
のかということをあらかじめ定めた「停止データ」を複
数備え、いずれか1の「停止データ」と、ストップスイ
ッチ50の操作のタイミングとにより、回転リール40の停
止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御としても
よい。また、いずれの「停止データ」を用いるかについ
ては、例えば、乱数を用いた抽選によって決定すること
ができる。
【0270】なお、テーブル停止制御においても、いわ
ゆる引き込み設定の一種や、いわゆる蹴飛ばし設定の一
種を備えているものである。次に、累積持越遊技の流れ
を、図6に示すフローチャート図を用いて説明する。ス
テップ400において、累積持越遊技の開始条件が満た
されたか否かが判断される。具体的には、持ち越し手段
140によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選
(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引き当てられ
たか否かが判断される。そして、累積持越遊技の開始条
件が満たされたと判断された場合、次のステップ401
に進む。
【0271】ステップ401において、累積許容数決定
手段160により累積許容数が決定され、同時に、累積持
越遊技制御手段150により累積持越遊技が開始される。
また、累積持越遊技中には、特別遊技制御手段80によ
り、いわゆる「アシスト・アンド・リプレイタイム」な
どの特別遊技が行われる。そして、次のステップ402
に進む。
【0272】ステップ402において、累積持越遊技の
終了条件が満たされたか否かが判断される。具体的に
は、持ち越されている特定導入遊技当選フラグ(BB当
選フラグ)及び特定遊技当選フラグ(RB当選フラグ)
の合計数が累積許容数に達したか否か、又は持ち越し手
段140によって持ち越し可能な当選フラグに対応した入
賞(特定遊技入賞又は特定導入遊技入賞)が引き当てら
れたか否かが判断される。そして、累積持越遊技の終了
条件が満たされたと判断された場合、次のステップ40
3に進む。
【0273】ステップ403において、累積持越遊技が
終了する。そして、次のステップ404に進む。ステッ
プ404において、特定導入遊技(BBゲーム)又は特
定遊技(RBゲーム)の開始条件が満たされたか否かが
判断される。具体的には、特定導入遊技入賞(BB入
賞)又は特定遊技入賞(RB入賞)が引き当てられたか
否かが判断される。そして、特定導入遊技(BBゲー
ム)又は特定遊技(RBゲーム)の開始条件が満たされ
たと判断された場合、次のステップ405に進む。
【0274】ステップ405において、特定導入遊技
(BBゲーム)又は特定遊技(RBゲーム)が開始され
る。具体的には、ステップ404において特定導入遊技
入賞(BB入賞)が引き当てられたと判断された場合に
は、特定導入遊技(BBゲーム)が開始され、ステップ
404において特定遊技入賞(RB入賞)が引き当てら
れたと判断された場合には、特定遊技(RBゲーム)が
開始される。そして、次のステップ406に進む。
【0275】ステップ406において、特定導入遊技
(BBゲーム)又は特定遊技(RBゲーム)の終了条件
が満たされたか否かが判断される。具体的には、特定導
入遊技(BBゲーム)が実行されている場合には、特定
導入遊技(BBゲーム)の終了条件が満たされたか否か
が判断され、特定遊技(RBゲーム)が実行されている
場合には、特定遊技(RBゲーム)の終了条件が満たさ
れたか否かが判断される。そして、特定導入遊技(BB
ゲーム)又は特定遊技(RBゲーム)の終了条件が満た
されたと判断された場合、次のステップ407に進む。
【0276】ステップ407において、特定導入遊技
(BBゲーム)又は特定遊技(RBゲーム)が終了す
る。そして、次のステップ408に進む。ステップ40
8において、持ち越されている当選フラグの数が0にな
ったか否かが判断される。具体的には、持ち越されてい
る特定導入遊技当選フラグ(BB当選フラグ)及び特定
遊技当選フラグ(RB当選フラグ)の合計数が0になっ
たか否かが判断される。そして、持ち越されている当選
フラグの数が0になったと判断された場合、累積持越遊
技の制御は終了する。
【0277】前記ステップ400において、累積持越遊
技の開始条件が満たされていないと判断された場合、再
度、累積持越遊技の開始条件が満たされたか否かが判断
される。前記ステップ402において、累積持越遊技の
終了条件が満たされていないと判断された場合、再度、
累積持越遊技の終了条件が満たされたか否かが判断され
る。
【0278】前記ステップ404において、特定導入遊
技(BBゲーム)及び特定遊技(RBゲーム)のいずれ
の開始条件も満たされていないと判断された場合、再
度、特定導入遊技(BBゲーム)又は特定遊技(RBゲ
ーム)の開始条件が満たされたか否かが判断される。前
記ステップ406において、特定導入遊技(BBゲー
ム)又は特定遊技(RBゲーム)の終了条件が満たされ
ていないと判断された場合、再度、特定導入遊技(BB
ゲーム)又は特定遊技(RBゲーム)の終了条件が満た
されたか否かが判断される。
【0279】前記ステップ408において、持ち越され
ている当選フラグの数が0になっていないと判断された
場合、ステップ404に進む。このように、本実施の形
態に係る遊技機10は、累積許容数決定手段160によって
累積許容数を決定することにより、累積持越遊技中に当
選フラグを何個累積させられるかわからないという問題
を解消し、これにより、遊技者の不安や退屈を解消し
て、遊技者の興趣を高めるようにしているのである。
【0280】また、本実施の形態に係る遊技機10は、特
別遊技制御手段80によって累積持越遊技中に特別遊技を
行うことにより、遊技が単調にならないようにして、遊
技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
また、本実施の形態に係る遊技機10は、累積持越遊技中
に、特別遊技として、特定図柄についての停止制御を中
止可能な遊技である「チャレンジタイム遊技」や、抽選
手段の抽選結果に関する情報を報知可能な遊技である
「アシストタイム遊技」や、再遊技当選の当選確率を通
常遊技中よりも高く設定した遊技である「リプレイタイ
ム遊技」や、抽選手段の抽選結果に関する情報を報知可
能にし、かつ、再遊技当選の当選確率を通常遊技中より
も高く設定した遊技である「アシスト・アンド・リプレ
イタイム遊技」などを行うことにより、遊技者の興趣を
より一層高めるようにしているのである。
【0281】また、本実施の形態に係る遊技機10は、抽
選結果として、少なくとも、持ち越し手段140によって
持ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、持ち越し
手段140によって持ち越し不可能な当選フラグに対応し
た当選とを有することにより、遊技が単調にならないよ
うにし、これにより、遊技者の興趣を高めるようにして
いるのである。
【0282】また、本実施の形態に係る遊技機10は、持
ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引
き当てられたことを、累積持越遊技の開始条件とするこ
とにより、遊技が単調にならないようにし、これによ
り、遊技者の興趣を高めるようにしているのである。ま
た、本実施の形態に係る遊技機10は、持ち越されている
特定導入遊技当選フラグ及び特定遊技当選フラグの合計
数が累積許容数に達したこと、又は持ち越し手段140に
よって持ち越し可能な当選フラグに対応した入賞(特定
遊技入賞又は特定導入遊技入賞)が引き当てられたこと
を、累積持越遊技の終了条件とすることにより、遊技が
単調にならないようにし、これにより、遊技者の興趣を
高めるようにしているのである。
【0283】また、本実施の形態に係る遊技機10は、累
積許容数を表示することにより、累積持越遊技中に抽選
結果を何個累積させられるのかを遊技者に知らせ、これ
により、遊技者の興趣をより一層高めるようにしている
のである。また、本実施の形態に係る遊技機10は、持ち
越されている当選フラグの累積数を表示することによ
り、現時点で何個の当選フラグが累積されているのかを
遊技者に知らせ、これにより、遊技者の興趣をより一層
高めるようにしているのである。
【0284】また、本実施の形態に係る遊技機10は、持
ち越されている当選フラグの累積数が累積許容数に達す
るまでの残数を表示することにより、あと何個の当選フ
ラグが累積されれば累積許容数に達するのかを遊技者に
知らせ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めるよ
うにしているのである。なお、本実施の形態では、持ち
越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引き
当てられたときに、累積持越遊技を開始するとしたが、
例えば、持ち越し手段140によって持ち越し不可能な当
選フラグに対応した入賞(小役入賞又は再遊技入賞)の
回数がn回(nは自然数)に達したときに、累積持越遊
技を開始するように形成してもよい。
【0285】また、例えば、累積持越遊技を開始するか
否かを抽選により決定するための累積開始決定手段を備
え、この累積開始決定手段により累積持越遊技を開始す
る旨の決定がなされたときに、累積持越遊技を開始する
ように形成してもよい。また、前記累積開始決定手段に
ついては、例えば、持ち越し手段140によって持ち越し
可能な当選フラグに対応した当選役(特定遊技又は特定
導入遊技)から通常遊技へ移行したときに、累積持越遊
技を開始するか否かの抽選を行うように形成することが
できる。
【0286】そして、このように形成しても、遊技が単
調にならないようにすることができ、これにより、遊技
者の興趣を高めることができるのである。また、本実施
の形態では、持ち越されている特定導入遊技当選フラグ
及び特定遊技当選フラグの合計数が累積許容数に達した
とき、又は持ち越し手段140によって持ち越し可能な当
選フラグに対応した入賞(特定遊技入賞又は特定導入遊
技入賞)が引き当てられたときに累積持越遊技を終了す
るとしたが、例えば、累積持越遊技を終了させるための
終了スイッチを設け、この終了スイッチが操作されたと
きに累積持越遊技を終了するように形成してもよい。
【0287】そして、このように形成しても、遊技が単
調にならないようにすることができ、これにより、遊技
者の興趣を高めることができるのである。以上説明した
ように、本実施の形態に係る遊技機10は、前述した構成
を有し、また、前述したような作用を奏するものであ
る。また、この遊技機10は、遊技機10を、複数の図柄を
変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、抽選
を行うための抽選手段100、抽選結果に対応した図柄が
所定の位置に停止したときに遊技者に対して所定の利益
を付与するための利益付与手段130、抽選結果に対応し
た図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該抽選結
果を持ち越すための持ち越し手段140、1の抽選結果が
持ち越されているときに他の抽選結果を累積して持ち越
すことが可能な遊技である累積持越遊技を制御するため
の累積持越遊技制御手段150、及び累積可能な抽選結果
の数である累積許容数を決定するための累積許容数決定
手段160として機能させるための遊技機用プログラムに
よって制御することができる。
【0288】また、この遊技機10は、前述した遊技機用
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を用いて制御することもできる。なお、図柄表示手
段とは、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるため
の手段をいう。また、この図柄表示手段は、例えば、周
囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール10を用い、
この回転リール10の回転を制御するようにして形成する
ことができる。
【0289】また、この図柄表示手段は、例えば、液晶
ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用い、この
画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして
形成することもできる。 (第2の実施の形態) (図面の説明)図7及び図8は、第2の実施の形態を示
すものである。
【0290】図7は、遊技機10のブロック図、図8は、
遊技機10の動作の概略を示すフローチャート図である。
図7に示すように、第2の実施の形態に係る遊技機10
は、制御装置20に報知遊技制御手段200を備えたもので
ある。前記報知遊技制御手段200は、抽選手段110による
抽選結果を遊技者に報知する遊技である報知遊技を制御
するためのものである。
【0291】そして、第2の実施の形態に係る遊技機10
は、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したことを、累積持越遊技の開始条件としたものであ
る。ここで、第2の実施の形態に係る遊技機10は、「報
知遊技制御手段200」及び「累積持越遊技制御手段150」
以外の点については、第1の実施の形態に係る遊技機10
と同様である。
【0292】したがって、ここでは「報知遊技制御手段
200」及び「累積持越遊技制御手段150」について説明す
る。 (報知遊技制御手段200)報知遊技制御手段200は、抽選
手段110による抽選結果を遊技者に報知する遊技である
報知遊技を制御するためのものである。
【0293】この報知遊技制御手段200は、例えば、抽
選手段110による抽選結果が第1小役当選となった場合
には、第1小役当選に対応した「プラム」の図柄を遊技
機10の前面に設けたドットマトリクス67に表示すること
により、抽選結果が第1小役当選となった旨を遊技者に
対して報知する。また、この報知遊技制御手段200は、
例えば、抽選手段110による抽選結果が再遊技当選とな
った場合には、再遊技当選に対応した「Replay」の図柄
を遊技機10の前面に設けたドットマトリクス67に表示す
ることにより、抽選結果が再遊技当選となった旨を遊技
者に対して報知する。
【0294】また、この報知遊技制御手段200は、持ち
越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対応
した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引き
当てられたときに、報知遊技を開始する。なお、報知遊
技制御手段200は、持ち越し手段140によって持ち越し可
能な当選フラグに対応した当選(特定遊技当選又は特定
導入遊技当選)が引き当てられたときに、報知遊技を開
始するように形成される場合に限られず、例えば、持ち
越し手段140によって持ち越し不可能な当選フラグに対
応した入賞(小役入賞又は再遊技入賞)の回数がx回
(xは自然数)に達したときに、報知遊技を開始するよ
うに形成してもよい。
【0295】また、例えば、制御装置20に、報知遊技を
開始するか否かを抽選により決定するための報知開始決
定手段を備え、この報知開始決定手段により報知遊技を
開始する旨の決定がなされたときに、報知遊技を開始す
るように、報知遊技制御手段200を形成してもよい。ま
た、前記報知開始決定手段については、例えば、持ち越
し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対応し
た当選役(特定遊技又は特定導入遊技)から通常遊技へ
移行したときに、報知遊技を開始するか否かの抽選を行
うように形成することができる。
【0296】また、抽選結果の報知は、ドットマトリク
ス67に図柄を表示することによって行われる場合に限ら
れず、例えば、液晶ディスプレイや、CRTや、演出用
の回転リールなどを用いて行うこともできる。 (累積持越遊技制御手段150)累積持越遊技制御手段150
は、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したときに、累積持越遊技を開始するように形成され
ている。
【0297】具体的には、この累積持越遊技制御手段15
0は、例えば、抽選手段110による抽選結果が第1小役当
選である旨の報知が行われたときに、第1小役当選に対
応した「プラム」の図柄が入賞有効ライン上に3個揃う
と、すなわち、第1小役入賞が引き当てられると、累積
持越遊技を開始するように形成されている。また、この
累積持越遊技制御手段150は、例えば、抽選手段110によ
る抽選結果が再遊技当選である旨の報知が行われたとき
に、再遊技当選に対応した「Replay」の図柄が入賞有効
ライン上に3個揃っても、すなわち、再遊技入賞が引き
当てられても、累積持越遊技を開始するように形成され
ている。
【0298】なお、この累積持越遊技制御手段150は、
報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停止し
たときに累積持越遊技を開始する点以外については、第
1の実施の形態と同様である。 (遊技機10の動作)次に、上記構成を備えた遊技機10に
おける累積持越遊技の流れを、図8に示すフローチャー
ト図を用いて説明する。
【0299】ステップ500において、報知遊技の開始
条件が満たされたか否かが判断される。具体的には、持
ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引
き当てられたか否かが判断される。そして、報知遊技の
開始条件が満たされたと判断された場合、次のステップ
501に進む。
【0300】ステップ501において、報知遊技制御手
段200により報知遊技が開始される。そして、次のステ
ップ502に進む。ステップ502において、報知に係
る入賞が引き当てられたか否かが判断される。具体的に
は、報知した抽選結果に対応する図柄が所定の位置に停
止したか否かが判断される。そして、報知に係る入賞が
引き当てられたと判断された場合、次のステップ503
に進む。
【0301】ステップ503において、報知遊技が終了
し、同時に、累積許容数決定手段160により累積許容数
が決定され、同時に、累積持越遊技制御手段150により
累積持越遊技が開始される。また、累積持越遊技中に
は、特別遊技制御手段80により、いわゆる「アシスト・
アンド・リプレイタイム」などの特別遊技が行われる。
そして、次のステップ504に進む。
【0302】ステップ504において、累積持越遊技の
終了条件が満たされたか否かが判断される。具体的に
は、持ち越されている特定導入遊技当選フラグ及び特定
遊技当選フラグの合計数が累積許容数に達したか否か、
又は持ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラ
グに対応した入賞(特定遊技入賞又は特定導入遊技入
賞)が引き当てられたか否かが判断される。そして、累
積持越遊技の終了条件が満たされたと判断された場合、
次のステップ505に進む。
【0303】ステップ505において、累積持越遊技が
終了する。そして、次のステップ506に進む。ステッ
プ506において、特定導入遊技又は特定遊技の開始条
件が満たされたか否かが判断される。具体的には、特定
導入遊技入賞又は特定遊技入賞が引き当てられたか否か
が判断される。そして、特定導入遊技又は特定遊技の開
始条件が満たされたと判断された場合、次のステップ5
07に進む。
【0304】ステップ507において、特定導入遊技又
は特定遊技が開始される。具体的には、ステップ506
において特定導入遊技入賞が引き当てられたと判断され
た場合には、特定導入遊技が開始され、ステップ506
において特定遊技入賞が引き当てられたと判断された場
合には、特定遊技が開始される。そして、次のステップ
508に進む。
【0305】ステップ508において、特定導入遊技又
は特定遊技の終了条件が満たされたか否かが判断され
る。具体的には、特定導入遊技が実行されている場合に
は、特定導入遊技の終了条件が満たされたか否かが判断
され、特定遊技が実行されている場合には、特定遊技の
終了条件が満たされたか否かが判断される。そして、特
定導入遊技又は特定遊技の終了条件が満たされたと判断
された場合、次のステップ509に進む。
【0306】ステップ509において、特定導入遊技又
は特定遊技が終了する。そして、次のステップ510に
進む。ステップ510において、持ち越されている当選
フラグの数が0になったか否かが判断される。具体的に
は、持ち越されている特定導入遊技当選フラグ及び特定
遊技当選フラグの合計数が0になったか否かが判断され
る。そして、持ち越されている当選フラグの数が0にな
ったと判断された場合、累積持越遊技の制御は終了す
る。
【0307】前記ステップ500において、報知遊技の
開始条件が満たされていないと判断された場合、再度、
報知遊技の開始条件が満たされたか否かが判断される。
前記ステップ502において、報知に係る入賞が引き当
てられなかったと判断された場合、ステップ506に進
む。前記ステップ504において、累積持越遊技の終了
条件が満たされていないと判断された場合、再度、累積
持越遊技の終了条件が満たされたか否かが判断される。
【0308】前記ステップ506において、特定導入遊
技及び特定遊技のいずれの開始条件も満たされていない
と判断された場合、再度、特定導入遊技又は特定遊技の
開始条件が満たされたか否かが判断される。前記ステッ
プ508において、特定導入遊技又は特定遊技の終了条
件が満たされていないと判断された場合、再度、特定導
入遊技又は特定遊技の終了条件が満たされたか否かが判
断される。
【0309】前記ステップ510において、持ち越され
ている当選フラグの数が0になっていないと判断された
場合、ステップ506に進む。このように、本実施の形
態に係る遊技機10は、報知遊技を制御するための報知遊
技制御手段200を備え、報知した抽選結果に対応する図
柄が所定の位置に停止したことを累積持越遊技の開始条
件とすることにより、遊技が単調にならないようにし、
これにより、遊技者の興趣を高めるようにしているので
ある。
【0310】また、本実施の形態に係る遊技機10は、持
ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フラグに対
応した当選(特定遊技当選又は特定導入遊技当選)が引
き当てられたことを、報知遊技の開始条件とすることに
より、遊技が単調にならないようにし、これにより、遊
技者の興趣を高めるようにしているのである。なお、本
実施の形態では、持ち越し手段140によって持ち越し可
能な当選フラグに対応した当選(特定遊技当選又は特定
導入遊技当選)が引き当てられたときに、報知遊技を開
始するとしたが、例えば、持ち越し手段140によって持
ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞(小役入賞又
は再遊技入賞)の回数がx回(xは自然数)に達したと
きに、報知遊技を開始するように形成してもよい。
【0311】また、例えば、報知遊技を開始するか否か
を抽選により決定するための報知開始決定手段を備え、
この報知開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決
定がなされたときに、報知遊技を開始するように形成し
てもよい。また、前記報知開始決定手段については、例
えば、持ち越し手段140によって持ち越し可能な当選フ
ラグに対応した当選役(特定遊技又は特定導入遊技)か
ら通常遊技へ移行したときに、報知遊技を開始するか否
かの抽選を行うように形成することができる。
【0312】そして、このように形成しても、遊技が単
調にならないようにすることができ、これにより、遊技
者の興趣を高めることができるのである。
【0313】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0314】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
累積可能な抽選結果の数を決定するための累積許容数決
定手段を備えることから、累積持越遊技中に抽選結果を
何個累積させられるかわからないという問題を解消する
ことができ、これにより、遊技者の不安や退屈を解消す
ることができるので、遊技者の興趣を高める遊技機を提
供することができるのである。
【0315】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によ
れば、累積持越遊技中に特別遊技を行うことから、遊技
が単調にならないようにすることができ、これにより、
遊技者の興趣をより一層高める遊技機を提供することが
できるのである。
【0316】(請求項3)請求項3記載の発明によれ
ば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によ
れば、特別遊技として、特定図柄についての停止制御を
中止可能な遊技であるチャレンジタイム遊技を行うこと
から、遊技が単調にならないようにすることができ、こ
れにより、遊技者の興趣をより一層高める遊技機を提供
することができるのである。
【0317】(請求項4)請求項4記載の発明によれ
ば、上記した請求項2又は3記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発
明によれば、特別遊技として、抽選手段の抽選結果に関
する情報を報知可能な遊技であるアシストタイム遊技を
行うことから、遊技が単調にならないようにすることが
でき、これにより、遊技者の興趣をより一層高める遊技
機を提供することができるのである。
【0318】(請求項5)請求項5記載の発明によれ
ば、上記した請求項2、3又は4記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載
の発明によれば、特別遊技として、再遊技当選の当選確
率を通常遊技中よりも高く設定した遊技であるリプレイ
タイム遊技を行うことから、遊技が単調にならないよう
にすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一
層高める遊技機を提供することができるのである。
【0319】(請求項6)請求項6記載の発明によれ
ば、上記した請求項1、2、3、4又は5記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求
項6記載の発明によれば、抽選結果としての当選フラグ
を持ち越す遊技機を提供することができるのである。
【0320】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項6記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項7記載の発明によれば、抽
選手段が、抽選結果として、少なくとも、持ち越し手段
によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選と、
持ち越し手段によって持ち越し不可能な当選フラグに対
応した当選とを有することにより、遊技が単調にならな
いようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を
高める遊技機を提供することができるのである。
【0321】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項7記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によれば、持
ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応し
た当選が引き当てられたことを、累積持越遊技の開始条
件とすることにより、遊技が単調にならないようにする
ことができ、これにより、遊技者の興趣を高める遊技機
を提供することができるのである。
【0322】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項7又は8記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によれ
ば、持ち越し手段によって持ち越し不可能な当選フラグ
に対応した入賞の回数がn回に達したことを、累積持越
遊技の開始条件とすることにより、遊技が単調にならな
いようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を
高める遊技機を提供することができるのである。
【0323】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項10記載の発明によれば、累積持越遊技を開始す
るか否かを抽選により決定するための累積開始決定手段
を備え、この累積開始決定手段により累積持越遊技を開
始する旨の決定がなされたことを、累積持越遊技の開始
条件とすることにより、遊技が単調にならないようにす
ることができ、これにより、遊技者の興趣を高める遊技
機を提供することができるのである。
【0324】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項10記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項11記載の発明によ
れば、持ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選役から通常遊技へ移行したときに、累積
持越遊技を開始するか否かの抽選を行うことにより、遊
技が単調にならないようにすることができ、これによ
り、遊技者の興趣を高める遊技機を提供することができ
るのである。
【0325】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項12記載の発明によれば、報知遊技を制御するた
めの報知遊技制御手段を備え、報知した抽選結果に対応
する図柄が所定の位置に停止したことを、累積持越遊技
の開始条件とすることにより、遊技が単調にならないよ
うにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高め
る遊技機を提供することができるのである。
【0326】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項12記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項13記載の発明によ
れば、持ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選が引き当てられたことを、報知遊技の開
始条件とすることにより、遊技が単調にならないように
することができ、これにより、遊技者の興趣を高める遊
技機を提供することができるのである。
【0327】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項12又は13記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項14記載の
発明によれば、持ち越し手段によって持ち越し不可能な
当選フラグに対応した入賞の回数がx回に達したこと
を、報知遊技の開始条件とすることにより、遊技が単調
にならないようにすることができ、これにより、遊技者
の興趣を高める遊技機を提供することができるのであ
る。
【0328】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項12、13又は14記載の発明の効果に
加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項15
記載の発明によれば、報知遊技を開始するか否かを抽選
により決定するための報知開始決定手段を備え、この報
知開始決定手段により報知遊技を開始する旨の決定がな
されたことを、報知遊技の開始条件とすることにより、
遊技が単調にならないようにすることができ、これによ
り、遊技者の興趣を高める遊技機を提供することができ
るのである。
【0329】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項15記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項16記載の発明によ
れば、持ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラグ
に対応した当選役から通常遊技へ移行したときに、報知
遊技を開始するか否かの抽選を行うことにより、遊技が
単調にならないようにすることができ、これにより、遊
技者の興趣を高める遊技機を提供することができるので
ある。
【0330】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15又は16記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項17記載の発明によれば、持ち越されている抽選
結果の累積数が累積許容数に達したことを、累積持越遊
技の終了条件とすることにより、遊技が単調にならない
ようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高
める遊技機を提供することができるのである。
【0331】(請求項18)請求項18記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16又は17記
載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すな
わち、請求項18記載の発明によれば、終了スイッチが
操作されたことを、累積持越遊技の終了条件とすること
により、遊技が単調にならないようにすることができ、
これにより、遊技者の興趣を高める遊技機を提供するこ
とができるのである。
【0332】(請求項19)請求項19記載の発明は、
上記した請求項7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17又は18記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項19記
載の発明によれば、持ち越し手段によって持ち越し可能
な当選フラグに対応した入賞が引き当てられたことを、
累積持越遊技の終了条件とすることにより、遊技が単調
にならないようにすることができ、これにより、遊技者
の興趣を高める遊技機を提供することができるのであ
る。
【0333】(請求項20)請求項20記載の発明は、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項20記載の
発明によれば、遊技機を、持ち越し手段、累積持越遊技
制御手段、及び累積許容数決定手段等として機能させる
ことができ、これにより、遊技者の興趣を高めることが
できるのである。
【0334】(請求項21)請求項21記載の発明は、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項21記載の
発明によれば、遊技機を、持ち越し手段、累積持越遊技
制御手段、及び累積許容数決定手段等として機能させる
ことができ、これにより、遊技者の興趣を高めることが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の外観
正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の構成
を示すブロック図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の動作
の概略を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筺体 12 前面パネル 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイッ
チ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 50 ストップスイッチ 60 リールユニッ
ト 65 ホッパーユニット 66 スピーカ 67 ドットマトリクス 68 第1演出用ラ
ンプ 69 第2演出用ランプ 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御
手段 90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御
手段 110 抽選手段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段 113 抽選テーブル 114 抽選判定手段 120 フラグ設定手
段 130 利益付与手段 140 持ち越し手段 150 累積持越遊技制御手段 160 累積許容数決
定手段 170 累積許容数表示手段 180 累積数表示手
段 190 残数表示手段 200 報知遊技制御
手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、遊技機を制御するための制御装置とを備え、 前記制御装置は、抽選を行うための抽選手段と、抽選結
    果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに遊技者
    に対して所定の利益を付与するための利益付与手段とを
    備えた遊技機であって、 前記制御装置は、抽選結果に対応した図柄が所定の位置
    に停止しなかったときに当該抽選結果を持ち越すための
    持ち越し手段と、1の抽選結果が持ち越されているとき
    に他の抽選結果を累積して持ち越すことが可能な遊技で
    ある累積持越遊技を制御するための累積持越遊技制御手
    段と、累積可能な抽選結果の数である累積許容数を決定
    するための累積許容数決定手段とを備えたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、一般的な遊技である通
    常遊技を制御するための通常遊技制御手段と、遊技者に
    とって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制御
    するための特別遊技制御手段とを備え、 前記特別遊技制御手段は、累積持越遊技中に、特別遊技
    を行うように形成したことを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記特別遊技制御手段は、特別遊技とし
    て、特定図柄についての停止制御を中止可能な遊技であ
    るチャレンジタイム遊技を行うように形成したことを特
    徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特別遊技制御手段は、特別遊技とし
    て、抽選手段の抽選結果に関する情報を報知可能な遊技
    であるアシストタイム遊技を行うように形成したことを
    特徴とする請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記抽選手段は、当選か否かの抽選を行
    うように形成され、かつ、抽選結果として、少なくと
    も、遊技メダルを新たに投入することなく再度行うこと
    ができる遊技である再遊技の実行に係る再遊技当選を有
    し、 前記特別遊技制御手段は、特別遊技として、再遊技当選
    の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技である
    リプレイタイム遊技を行うように形成したことを特徴と
    する請求項2、3又は4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記抽選手段は、当選か否かの抽選を行
    うように形成され、 前記制御装置は、抽選結果がいずれかの当選となったと
    きに当該当選に対応した当選フラグを設定するためのフ
    ラグ設定手段を備え、 前記利益付与手段は、設定されている当選フラグに対応
    した図柄が所定の位置に停止したときに、入賞と判定し
    て、遊技者に対して所定の利益を付与するように形成さ
    れ、 前記持ち越し手段は、抽選結果としての当選フラグを持
    ち越すように形成したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記抽選手段は、抽選結果として、少な
    くとも、持ち越し手段によって持ち越し可能な当選フラ
    グに対応した当選と、持ち越し手段によって持ち越し不
    可能な当選フラグに対応した当選とを有するように形成
    したことを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記累積持越遊技制御手段は、持ち越し
    手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選
    が引き当てられたときに、累積持越遊技を開始するよう
    に形成したことを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記累積持越遊技制御手段は、持ち越し
    手段によって持ち越し不可能な当選フラグに対応した入
    賞の回数がn回に達したときに、累積持越遊技を開始す
    るように形成したことを特徴とする請求項7又は8記載
    の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、累積持越遊技を開始
    するか否かを抽選により決定するための累積開始決定手
    段を備え、 前記累積持越遊技制御手段は、累積開始決定手段により
    累積持越遊技を開始する旨の決定がなされたときに、累
    積持越遊技を開始するように形成したことを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記累積開始決定手段は、持ち越し手
    段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役
    からから通常遊技へ移行したときに、累積持越遊技を開
    始するか否かの抽選を行うように形成したことを特徴と
    する請求項10記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記制御装置は、抽選手段による抽選
    結果を遊技者に報知する遊技である報知遊技を制御する
    ための報知遊技制御手段を備え、 前記累積持越遊技制御手段は、報知した抽選結果に対応
    する図柄が所定の位置に停止したときに、累積持越遊技
    を開始するように形成したことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記報知遊技制御手段は、持ち越し手
    段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選が
    引き当てられたときに、報知遊技を開始するように形成
    したことを特徴とする請求項12記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記報知遊技制御手段は、持ち越し手
    段によって持ち越し不可能な当選フラグに対応した入賞
    の回数がx回に達したときに、報知遊技を開始するよう
    に形成したことを特徴とする請求項12又は13記載の
    遊技機。
  15. 【請求項15】 前記制御装置は、報知遊技を開始する
    か否かを抽選により決定するための報知開始決定手段を
    備え、 前記報知遊技制御手段は、報知開始決定手段により報知
    遊技を開始する旨の決定がなされたときに、報知遊技を
    開始するように形成したことを特徴とする請求項12、
    13又は14記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記報知開始決定手段は、持ち越し手
    段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した当選役
    から通常遊技へ移行したときに、報知遊技を開始するか
    否かの抽選を行うように形成したことを特徴とする請求
    項15記載の遊技機。
  17. 【請求項17】 前記累積持越遊技制御手段は、持ち越
    されている抽選結果の累積数が累積許容数に達したとき
    に、累積持越遊技を終了するように形成したことを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15又は16記載の遊技
    機。
  18. 【請求項18】 遊技機は、累積持越遊技を終了させる
    ための終了スイッチを備え、 前記終了スイッチは、遊技者によって操作可能に形成さ
    れ、 前記累積持越遊技制御手段は、終了スイッチが操作され
    たときに、累積持越遊技を終了するように形成したこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12、13、14、15、16又は1
    7記載の遊技機。
  19. 【請求項19】 前記累積持越遊技制御手段は、持ち越
    し手段によって持ち越し可能な当選フラグに対応した入
    賞が引き当てられたときに、累積持越遊技を終了するよ
    うに形成したことを特徴とする請求項7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、17又は1
    8記載の遊技機。
  20. 【請求項20】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 抽選を行うための抽選手段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに
    遊技者に対して所定の利益を付与するための利益付与手
    段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止しなかった
    ときに当該抽選結果を持ち越すための持ち越し手段、 1の抽選結果が持ち越されているときに他の抽選結果を
    累積して持ち越すことが可能な遊技である累積持越遊技
    を制御するための累積持越遊技制御手段、及び累積可能
    な抽選結果の数である累積許容数を決定するための累積
    許容数決定手段、として機能させるための遊技機用プロ
    グラム。
  21. 【請求項21】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 抽選を行うための抽選手段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに
    遊技者に対して所定の利益を付与するための利益付与手
    段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止しなかった
    ときに当該抽選結果を持ち越すための持ち越し手段、 1の抽選結果が持ち越されているときに他の抽選結果を
    累積して持ち越すことが可能な遊技である累積持越遊技
    を制御するための累積持越遊技制御手段、及び累積可能
    な抽選結果の数である累積許容数を決定するための累積
    許容数決定手段、として機能させるための遊技機用プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111047A (ja) * 2013-11-05 2014-06-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016052551A (ja) * 2015-11-16 2016-04-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017140524A (ja) * 2017-05-29 2017-08-17 株式会社三洋物産 遊技機

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