JP2002219214A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002219214A
JP2002219214A JP2001279369A JP2001279369A JP2002219214A JP 2002219214 A JP2002219214 A JP 2002219214A JP 2001279369 A JP2001279369 A JP 2001279369A JP 2001279369 A JP2001279369 A JP 2001279369A JP 2002219214 A JP2002219214 A JP 2002219214A
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JP2001279369A
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Naoki Komoda
直樹 薦田
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Yamasa Co Ltd
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Yamasa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の興趣を高める遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機10は、回転リール40と、制御装置
20とを備える。制御装置20は、通常遊技制御手段21と、
特別遊技制御手段22と、抽選手段110と、入賞判定手段1
30とを備える。抽選手段110は、抽選結果として、特別
遊技への移行に係る特別遊技当選を有する。制御装置20
は、特別遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止し
なかったときに当該特別遊技当選を持ち越すための持ち
越し手段140と、一の特別遊技当選が持ち越されている
ときに他の特別遊技当選を累積して持ち越すことが可能
な遊技である累積遊技を制御するための累積遊技制御手
段150とを備える。累積遊技制御手段150は、通常遊技中
に抽選結果が特別遊技当選となると、又は一の特別遊技
終了時に1以上の特別遊技当選が持ち越されていると、
累積遊技を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンな
どの遊技機に関し、更に詳しくは、特別遊技当選に対応
した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該特別
遊技当選を持ち越すための持ち越し手段と、一の特別遊
技当選が持ち越されているときに他の特別遊技当選を累
積して持ち越し可能な遊技である累積遊技を制御するた
めの累積遊技制御手段とを備えた遊技機に関するもので
ある。
【0002】また、本発明は、遊技機用プログラム、及
び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関し、更に詳しくは、遊技機を、持ち
越し手段、及び累積遊技制御手段等として機能させる遊
技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来から、スロットマシンなどの遊技機
には、種々のものが提供されている。例えば、特別遊技
当選に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったとき
に当該特別遊技当選を持ち越すとともに、一の特別遊技
当選が持ち越されているときに他の特別遊技当選を累積
して持ち越すことが可能な遊技機が提供されている。
【0004】この遊技機は、当選か否かの抽選を行うた
めの抽選手段と、抽選結果に対応した図柄が所定の位置
に停止したときに入賞と判定するための入賞判定手段と
を備えるとともに、特別遊技当選に対応した図柄が所定
の位置に停止しなかったときに当該特別遊技当選を持ち
越すための持ち越し手段と、一の特別遊技当選が持ち越
されているときに他の特別遊技当選を累積して持ち越す
ことが可能な遊技である累積遊技を制御するための累積
遊技制御手段とを備えている。
【0005】前記累積遊技制御手段は、通常遊技中に抽
選結果が特別遊技当選となると、累積遊技を開始するよ
うに形成されている。また、前記持ち越し手段は、特別
遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止するまで、
特別遊技当選を持ち越すように形成されている。また、
前記抽選手段は、通常遊技中のみならず、累積遊技中
も、特別遊技当選を引き当て得る抽選を行うように形成
されている。
【0006】また、前記累積遊技制御手段は、累積遊技
中に抽選結果が特別遊技当選となると、当該特別遊技当
選を累積して持ち越すように形成されている。また、前
記累積遊技制御手段は、累積遊技中に所定回数(例え
ば、33回又は777回)の遊技が行われると、累積遊
技を終了するように形成されている。そして、この遊技
機は、累積遊技中に特別遊技当選がm個累積されたとす
ると、累積遊技終了後には、特別遊技をm回連続して実
行し得るように形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の遊技機では、累積遊技の開始時期が、通常遊技中に
抽選結果が特別遊技当選となったときのみに限られてい
た。このため、遊技が比較的単調になり、これにより、
遊技者の興趣を十分に高めることができなかったのであ
る。
【0008】(請求項1)そこで、請求項1記載の発明
は、累積遊技の開始時期を、通常遊技中に抽選結果が特
別遊技当選となったとき、又は一の特別遊技終了時に1
以上の特別遊技当選が持ち越されているときとすること
により、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興
趣を高めるようにした遊技機を提供することを目的とす
る。
【0009】(請求項2)また、請求項2記載の発明
は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、累積遊
技中に、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く
設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うことによ
り、累積遊技中は遊技者の手持ちの遊技メダルが減少し
にくくなるようにして、遊技者の興趣をより一層高める
ようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0010】(請求項3)また、請求項3記載の発明
は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、
累積遊技中に、抽選手段の抽選結果を遊技者に告知する
遊技であるアシストタイム遊技を行うことにより、累積
遊技中は入賞を引き当てやすくし、ひいては遊技者の手
持ちの遊技メダルを増加させやすくして、遊技者の興趣
をより一層高めるようにした遊技機を提供することを目
的とする。
【0011】(請求項4)また、請求項4記載の発明
は、上記した請求項1、2又は3記載の発明の目的に加
え、累積遊技中の遊技回数を決定するための遊技回数決
定手段を備えることにより、遊技が単調にならないよう
にして、遊技者の興趣をより一層高めるようにした遊技
機を提供することを目的とする。
【0012】(請求項5)また、請求項5記載の発明
は、遊技機を、持ち越し手段、及び累積持越遊技制御手
段等として機能させるとともに、通常遊技中に抽選結果
が特別遊技当選となったとき、又は一の特別遊技終了時
に1以上の特別遊技当選が持ち越されているときに、累
積遊技を開始させることにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣を高める遊技機用プログラム
を提供することを目的とする。
【0013】(請求項6)また、請求項6記載の発明
は、遊技機を、持ち越し手段、及び累積持越遊技制御手
段等として機能させるとともに、通常遊技中に抽選結果
が特別遊技当選となったとき、又は一の特別遊技終了時
に1以上の特別遊技当選が持ち越されているときに、累
積遊技を開始させることにより、遊技が単調にならない
ようにして、遊技者の興趣を高める遊技機用プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】(請求項1)請求項1記
載の発明は、周囲に複数の図柄を表示した回転リール
(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(2
0)とを備え、前記制御装置(20)は、一般的な遊技で
ある通常遊技を制御するための通常遊技制御手段(21)
と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特
別遊技を制御するための特別遊技制御手段(22)と、当
選か否かの抽選を行うための抽選手段(110)と、抽選
結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに入賞
と判定するための入賞判定手段(130)とを備えた遊技
機(10)であって、前記抽選手段(110)は、抽選結果
として、少なくとも、特別遊技への移行に係る特別遊技
当選を有し、前記制御装置(20)は、特別遊技当選に対
応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該特
別遊技当選を持ち越すための持ち越し手段(140)と、
一の特別遊技当選が持ち越されているときに他の特別遊
技当選を累積して持ち越すことが可能な遊技である累積
遊技を制御するための累積遊技制御手段(150)とを備
え、前記累積遊技制御手段(150)は、通常遊技中に抽
選結果が特別遊技当選となると、又は一の特別遊技終了
時に1以上の特別遊技当選が持ち越されていると、累積
遊技を開始するように形成したことを特徴とする。
【0015】ここで、「周囲に複数の図柄を表示した回
転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御
装置(20)とを備えた遊技機(10)」とは、例えば、ス
ロットマシンなどの遊技機(10)をいう。また、「制御
装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置
をいう。この制御装置(20)は、例えば、CPU、RA
M、ROM、及びI/Oなどを備えたコンピュータによ
って構成することができる。
【0016】また、「通常遊技」とは、一般的な遊技を
いう。また、「通常遊技制御手段(70)」とは、通常遊
技を制御するための手段をいう。この通常遊技制御手段
(70)は、例えば、制御装置(20)を構成するコンピュ
ータに所定のプログラムを実行させることによって形成
することができる。
【0017】また、「特別遊技」とは、遊技者にとって
通常遊技よりも有利な遊技をいう。この特別遊技として
は、例えば、通常遊技よりも当選確率が高い遊技である
特定遊技(RBゲーム)や、特定遊技の導入確率が高い
遊技である特定導入遊技(BBゲーム)などがある。ま
た、「特別遊技制御手段(80)」とは、特別遊技を制御
するための手段をいう。
【0018】この特別遊技制御手段(80)は、例えば、
制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログ
ラムを実行させることによって形成することができる。
また、「抽選手段(110)」とは、当選か否かの抽選を
行うための手段をいう。この抽選手段(110)は、例え
ば、特別遊技当選か、小役当選か、再遊技当選か、ある
いはハズレかの抽選を行うように形成することができ
る。
【0019】また、この抽選手段(110)は、例えば、
制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログ
ラムを実行させることによって形成することができる。
また、「入賞判定手段(130)」とは、抽選結果に対応
した図柄が所定の位置に停止したときに入賞と判定する
ための手段をいう。この入賞判定手段(130)は、例え
ば、抽選結果が特別遊技当選となったときに、特別遊技
当選に対応した「7」などの図柄が所定の入賞ライン上
に3個揃うと、特別遊技入賞と判定するように形成する
ことができる。
【0020】また、この入賞判定手段(130)は、例え
ば、抽選結果が小役当選となったときに、小役当選に対
応した「プラム」などの図柄が所定の入賞ライン上に3
個揃うと、小役入賞と判定するように形成することがで
きる。また、この入賞判定手段(130)は、例えば、抽
選結果が再遊技当選となったときに、再遊技当選に対応
した「Replay」などの図柄が所定の入賞ライン上に3個
揃うと、再遊技入賞と判定するように形成することがで
きる。
【0021】また、この入賞判定手段(130)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「持ち越し手段(140)」とは、特別遊技当
選に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに
当該特別遊技当選を持ち越すための手段をいう。すなわ
ち、抽選結果が特別遊技当選となったにもかかわらず、
特別遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止しない
と、当該特別遊技当選は、この持ち越し手段(140)に
よって持ち越されることとなるのである。
【0022】また、この持ち越し手段(140)は、例え
ば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプ
ログラムを実行させることによって形成することができ
る。また、「累積遊技」とは、一の特別遊技当選が持ち
越されているときに他の特別遊技当選を累積して持ち越
すことが可能である遊技をいう。すなわち、累積遊技中
は、一の特別遊技当選が持ち越されているときに、他の
特別遊技当選を累積して持ち越すことが可能となるので
ある。このため、n個の特別遊技当選が持ち越されてい
るときに、抽選結果が特別遊技当選となると、その後
は、(n+1)個の特別遊技当選が持ち越されることと
なるのである。
【0023】また、「累積遊技制御手段(150)」と
は、累積遊技を制御するための手段をいう。この累積遊
技制御手段(150)は、例えば、制御装置(20)を構成
するコンピュータに所定のプログラムを実行させること
によって形成することができる。そして、本発明に係る
遊技機(10)は、例えば、以下に示すように動作する。
【0024】まず、通常遊技中に抽選結果が特別遊技当
選となると、累積遊技が開始される。また、累積遊技中
に、抽選結果が特別遊技当選となると、当該特別遊技当
選が累積して持ち越される。また、遊技回数等の所定の
条件が満たされると、累積遊技が終了する。
【0025】また、累積遊技終了後に、特別遊技当選に
対応した図柄が所定の位置に停止すると、特別遊技入賞
となり、その後に、特別遊技が開始される。そして、特
別遊技終了時に、1以上の特別遊技当選が持ち越されて
いると、再度、累積遊技が開始されるのである。 (作用)本発明によれば、通常遊技中に抽選結果が特別
遊技当選となったときのみならず、一の特別遊技終了時
に1以上の特別遊技当選が持ち越されているときにも、
累積遊技が開始されることとなり、これにより、遊技が
単調にならないようにすることができるので、遊技者の
興趣を高めることができるのである。
【0026】(請求項2)請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の特徴に加え、前記抽選手段(110)
は、抽選結果として、少なくとも、遊技メダルを新たに
投入することなく再度行うことができる遊技である再遊
技の実行に係る再遊技当選を有し、前記累積遊技制御手
段(150)は、累積遊技中に、再遊技当選の当選確率を
通常遊技中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイ
ム遊技を行うように形成したことを特徴とする。
【0027】ここで、「再遊技」とは、遊技メダルを新
たに投入することなく再度行うことができる遊技をい
う。また、「再遊技当選」とは、再遊技の実行に係る抽
選結果をいう。すなわち、抽選結果が再遊技当選となっ
たときに、再遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停
止すると、再遊技入賞となり、その後に、再遊技が実行
されることとなるのである。
【0028】また、「リプレイタイム遊技」とは、再遊
技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技
をいう。また、「再遊技当選の当選確率を通常遊技中よ
りも高く設定」とは、例えば、通常遊技中には7分の1
の確率で抽選結果が再遊技当選となるが、リプレイタイ
ム遊技中には2分の1の確率で抽選結果が再遊技当選と
なるように形成することをいう。
【0029】そして、本発明に係る遊技機(10)は、累
積遊技中に、リプレイタイム遊技を行うように形成され
ているのである。そうすると、累積遊技中は、再遊技当
選の当選確率が通常遊技中よりも高くなることから、遊
技者は、手持ちの遊技メダルの枚数をほどんど減らすこ
となく遊技を行うことができることとなるのである。
【0030】(作用)本発明によれば、累積遊技中に、
リプレイタイム遊技を行うことにより、累積遊技中は遊
技者の手持ちの遊技メダルを減少させにくくすることが
できるので、遊技者の興趣をより一層高めることができ
るのである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の特徴に加え、前記累積遊技制御手段(150)
は、累積遊技中に、抽選手段(110)の抽選結果を遊技
者に告知する遊技であるアシストタイム遊技を行うよう
に形成したことを特徴とする。
【0031】ここで、「アシストタイム遊技」とは、抽
選手段(110)の抽選結果を遊技者に告知する遊技をい
う。また、「告知」は、例えば、液晶ディスプレイ(6
7)、演出用ランプ(68)、ドットマトリクス、CR
T、演出用回転リール、あるいはスピーカ(66)から発
生させた効果音などを用いて行うことができる。
【0032】また、「告知」には、実際の抽選結果とは
異なる抽選結果を遊技者に告知する、いわゆる「ガセ」
を含むことができる。そして、本発明に係る遊技機(1
0)は、累積遊技制御手段(150)が、累積遊技中に、ア
シストタイム遊技を行うように形成されているのであ
る。そうすると、累積遊技中は、抽選結果が告知される
ことから、遊技者は、いわゆる目押しにより、手持ちの
遊技メダルを増加させることができるのである。
【0033】なお、請求項2を引用した本発明に係る遊
技機(10)は、累積遊技中に、抽選手段(110)の抽選
結果を遊技者に告知し、かつ、再遊技当選の当選確率を
通常遊技中よりも高く設定した遊技である「アシスト・
アンド・リプレイタイム遊技」を行うものである。 (作用)本発明によれば、累積遊技中に、アシストタイ
ム遊技を行うことにより、累積遊技中は入賞を引き当て
やすくすることができ、ひいては遊技者の手持ちの遊技
メダルを増加させやすくすることができるので、遊技者
の興趣をより一層高めることができるのである。
【0034】(請求項4)請求項4記載の発明は、請求
項1、2又は3記載の発明の特徴に加え、前記制御装置
(20)は、累積遊技中の遊技回数を決定するための遊技
回数決定手段(160)を備え、前記累積遊技制御手段(1
50)は、累積遊技中の遊技回数が、遊技回数決定手段
(160)により決定された遊技回数に達すると、累積遊
技を終了するように形成したことを特徴とする。
【0035】ここで、「遊技回数決定手段(160)」と
は、累積遊技中の遊技回数を決定するための手段をい
う。この遊技回数決定手段(160)は、例えば、累積遊
技中の遊技回数を、10回にするか、20回にするか、
50回にするか、100回にするか、あるいは500回
にするかを抽選により決定するように形成することがで
きる。
【0036】また、この遊技回数決定手段(160)は、
例えば、制御装置(20)を構成するコンピュータに所定
のプログラムを実行させることによって形成することが
できる。そして、本発明に係る遊技機(10)は、累積遊
技中の遊技回数が、遊技回数決定手段(160)により決
定された遊技回数に達すると、累積遊技を終了するよう
に形成されているのである。
【0037】(作用)本発明によれば、遊技回数決定手
段(160)によって累積遊技中の遊技回数が決定される
ことから、遊技が単調にならないようにすることがで
き、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることが
できるのである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、遊技機(10)を、
複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
示手段、一般的な遊技である通常遊技を制御するための
通常遊技制御手段(70)、遊技者にとって通常遊技より
も有利な遊技である特別遊技を制御するための特別遊技
制御手段(80)、当選か否かの抽選を行い、かつ、抽選
結果として、少なくとも、特別遊技への移行に係る特別
遊技当選を有する抽選手段(110)、抽選結果に対応し
た図柄が所定の位置に停止したときに入賞と判定するた
めの入賞判定手段(130)、特別遊技当選に対応した図
柄が所定の位置に停止しなかったときに当該特別遊技当
選を持ち越すための持ち越し手段(140)、及び一の特
別遊技当選が持ち越されているときに他の特別遊技当選
を累積して持ち越すことが可能な遊技である累積遊技を
制御するための累積遊技制御手段(150)として機能さ
せるとともに、前記累積遊技制御手段(150)は、通常
遊技中に抽選結果が特別遊技当選となると、又は一の特
別遊技終了時に1以上の特別遊技当選が持ち越されてい
ると、累積遊技を開始するように形成したことを特徴と
する遊技機用プログラムである。
【0038】ここで、「遊技機(10)」は、例えば、制
御装置(20)、回転リール(40)、スタートスイッチ
(30)及びストップスイッチ(50)などを備えた現実の
遊技機(10)でもよく、また、液晶ディスプレイやCR
Tなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(1
0)でもよい。すなわち、本発明に係る遊技機用プログ
ラムは、現実の遊技機(10)を制御するためのプログラ
ムと、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等に読み
込まれることにより業務用あるいは家庭用のテレビゲー
ム機等を遊技機(10)として機能させるためのプログラ
ムとの双方を含むものである。
【0039】また、「図柄表示手段」とは、複数の図柄
を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。この
図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した
現実の回転リール(10)を用いて形成することができ
る。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプ
レイやCRTなどの画像表示装置を用い、この画像表示
装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成する
こともできる。
【0040】(作用)本発明によれば、通常遊技中に抽
選結果が特別遊技当選となったときのみならず、一の特
別遊技終了時に1以上の特別遊技当選が持ち越されてい
るときにも、累積遊技が開始されることとなり、これに
より、遊技が単調にならないようにすることができるの
で、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0041】(請求項6)請求項6記載の発明は、遊技
機(10)を、複数の図柄を変動表示又は停止表示させる
ための図柄表示手段、一般的な遊技である通常遊技を制
御するための通常遊技制御手段(70)、遊技者にとって
通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制御するた
めの特別遊技制御手段(80)、当選か否かの抽選を行
い、かつ、抽選結果として、少なくとも、特別遊技への
移行に係る特別遊技当選を有する抽選手段(110)、抽
選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに入
賞と判定するための入賞判定手段(130)、特別遊技当
選に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに
当該特別遊技当選を持ち越すための持ち越し手段(14
0)、及び一の特別遊技当選が持ち越されているときに
他の特別遊技当選を累積して持ち越すことが可能な遊技
である累積遊技を制御するための累積遊技制御手段(15
0)として機能させるとともに、前記累積遊技制御手段
(150)は、通常遊技中に抽選結果が特別遊技当選とな
ると、又は一の特別遊技終了時に1以上の特別遊技当選
が持ち越されていると、累積遊技を開始するように形成
したことを特徴とする遊技機用プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0042】すなわち、本発明に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項7に記載した遊技機用プ
ログラムを記録したものである。 (作用)本発明によれば、通常遊技中に抽選結果が特別
遊技当選となったときのみならず、一の特別遊技終了時
に1以上の特別遊技当選が持ち越されているときにも、
累積遊技が開始されることとなり、これにより、遊技が
単調にならないようにすることができるので、遊技者の
興趣を高めることができるのである。
【0043】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1ないし図6
は、本発明の実施の形態を示すものである。図1は、遊
技機10のブロック図、図2は、遊技機10の外観正面図、
図3ないし図6は、遊技機10の動作の概略を示すフロー
チャート図である。
【0044】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。また、この筐体11の前面には、遊
技者側に向かって臨む前面パネル12が設けられている。
また、この前面パネル12のほぼ中央には、3個の回転リ
ール40を見ることができる図柄表示窓13が形成されてい
る。
【0045】また、図柄表示窓13の下方には、貯留メダ
ルを投入するためのベットスイッチ16や、貯留メダルを
払い出すための清算スイッチ17や、回転リール40の回転
を開始させるためのスタートスイッチ30や、回転リール
40の回転を停止させるためのストップスイッチ50などが
設けられている。また、図柄表示窓13の右方には、四角
形状の液晶ディスプレイ67が設けられ、また、図柄表示
窓13の上方には、四角形状の演出用ランプ68が設けられ
ている。
【0046】また、遊技機10の内部には、図示しない
が、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20
(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)制御装置20は、図示しないが、CPUを
中心に構成され、RAM、ROM、及びI/Oなどを備
えている。ここで、制御装置20が備えるCPUは、1個
に限定されるものではない。すなわち、2個以上のCP
Uで制御を行うように、制御装置20を構成してもよい。
また、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどは、い
わゆるワンチップで構成してもよい。
【0047】そして、この制御装置20は、CPUがRO
Mに記憶されたプログラムを実行することによって、次
の(1)及び(2)の装置を構成する。 (1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 なお、制御装置20が構成する装置は、上記した(1)及
び(2)に限定されるものではない。
【0048】(入力段)制御装置20の入力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(5)のパーツが接続
されている。 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(5)に限定されるものではない。
【0049】(投入スイッチ15)投入スイッチ15は、図
示しないが、遊技機10の筐体11の内部に設けられている
センサースイッチであって、投入された遊技メダルを検
知するためのものである。 (ベットスイッチ16)ベットスイッチ16は、図2に示す
ように、図柄表示窓13の左斜め下方に設けられているボ
タンスイッチであって、貯留されている遊技メダルの枚
数を減じて、遊技メダルの投入に代えるためのものであ
る。
【0050】(精算スイッチ17)精算スイッチ17は、図
2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に設けられ
ているボタンスイッチであって、貯留されている遊技メ
ダルを払い出すためのものである。 (スタートスイッチ30)スタートスイッチ30は、図2に
示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に設けられてい
るレバースイッチであって、遊技メダルの投入、ベット
スイッチ16の操作、又は再遊技(Replay)のときには前
回の遊技から所定時間経過を条件として、回転リール40
の回転を開始させるためのものである。
【0051】なお、再遊技(Replay)とは、次回の遊技
において、新たな遊技メダルを投入することなく、前回
の遊技と同じ条件で再度行うことができる遊技をいう。 (ストップスイッチ50)ストップスイッチ50は、図2に
示すように、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられ
ているボタンスイッチであって、各回転リール40の回転
を停止させるためのものである。
【0052】具体的には、左側の回転リール40の下方に
設けられているストップスイッチ50を操作すると、左側
の回転リール40の回転が停止し、中央の回転リール40の
下方に設けられているストップスイッチ50を操作する
と、中央の回転リール40の回転が停止し、右側の回転リ
ール40の下方に設けられているストップスイッチ50を操
作すると、右側の回転リール40の回転が停止するように
形成されている。
【0053】(出力段)制御装置20の出力段には、図1
に示すように、次の(1)ないし(5)のパーツが接続
されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)スピーカ66 (4)液晶ディスプレイ67 (5)演出用ランプ68 なお、出力段に接続されるパーツは、上記した(1)な
いし(6)に限定されるものではない。
【0054】(リールユニット60)リールユニット60
は、特に図示しないが、枠体に横並びに固定された3個
のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力
軸に固定された3個の回転リール40とから構成されてい
る。また、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ド
ラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されたリールテー
プとから構成されている。
【0055】また、各リールテープの外周面には、複数
種類の図柄が所定の配列で複数個(例えば21個)付さ
れている。更に、各回転リール40の内側には、各回転リ
ール40を内側から照明するためのランプが設けられてい
る。 (ホッパーユニット65)ホッパーユニット65は、図示し
ないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを
払い出すためのものである。
【0056】(スピーカ66)スピーカ66は、図2に示す
ように、遊技機10の前面下部に設けられており、遊技者
に当選又は入賞などを知らせるためのものである。具体
的には、このスピーカ66は、演出制御装置22の制御によ
り、当選又は入賞時などに所定の音を発生させて、遊技
者に当選又は入賞などを知らせる。
【0057】(液晶ディスプレイ67)液晶ディスプレイ
67は、図2に示すように、図柄表示窓13の右方に設けら
れている四角形状の画像表示装置であって、遊技者に当
選又は入賞などを知らせるためのものである。具体的に
は、この液晶ディスプレイ67は、演出制御装置22の制御
により、当選又は入賞時などに所定の図柄を表示して、
遊技者に当選又は入賞などを知らせる。
【0058】(演出用ランプ68)演出用ランプ68は、図
2に示すように、図柄表示窓13の上方に設けられている
四角形状の照明装置であって、遊技者に当選又は入賞な
どを知らせるためのものである。具体的には、この演出
用ランプ68は、演出制御装置22の制御により、当選又は
入賞時などに点灯又は点滅して、遊技者に当選又は入賞
などを知らせる。
【0059】(遊技制御装置21)遊技制御装置21は、遊
技を制御するためのものである。具体的には、この遊技
制御装置21は、スタートスイッチ30の操作を契機とし
て、3個すべての回転リール40の回転を開始させ、スト
ップスイッチ50の操作を契機として、当該ストップスイ
ッチ50に対応した回転リール40の回転を停止させる。
【0060】また、この遊技制御装置21は、次の(1)
ないし(10)の手段として機能する。 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)特定導入遊技制御手段90 (4)特定遊技制御手段100 (5)抽選手段110 (6)停止テーブル120 (7)入賞判定手段130 (8)持ち越し手段140 (9)累積遊技制御手段150 (10)遊技回数決定手段160 なお、遊技制御装置21が有する機能は、上記した(1)
ないし(10)に限定されるものではない。
【0061】(通常遊技制御手段70)通常遊技制御手段
70は、通常遊技を制御するためのものである。また、通
常遊技とは、一般的な遊技をいう。以下、通常遊技につ
いて詳述する。遊技メダルの投入、ベットスイッチ16の
操作、又は再遊技(Replay)のときには前回の遊技から
所定時間経過を条件として、スタートスイッチ30が操作
されると、当選か否かの抽選が行われ、ほぼ同時に、3
個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、
3個のストップスイッチ50のうちの1個が操作される
と、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール40の
回転が停止する、そして、3個のストップスイッチ50が
すべて操作されると、3個すべての回転リール40の回転
が停止する。このとき、抽選結果がいずれかの当選とな
り、かつ、当該当選に対応した図柄が所定の位置に停止
すると、入賞となり、ホッパーユニット65を介して遊技
者に対して所定枚数の遊技メダルが払い出されるか、又
は遊技者に対して所定の利益が付与される。なお、遊技
メダルの払い出しに代えて、遊技メダルの貯留(クレジ
ット)が行われることもある。
【0062】また、図柄の停止位置は、停止テーブル12
0と、ストップスイッチ50の操作のタイミングとによっ
て決定される。すなわち、遊技制御装置21は、ストップ
スイッチ50の操作のタイミングによってどの図柄をどの
位置に停止させるかということをあらかじめ定めた停止
テーブル120を複数備えている。また、各停止テーブル1
20は、それぞれ、ストップスイッチ50の操作のタイミン
グと図柄の停止位置との関係が異なるように定められて
いる。また、複数の停止テーブル120の中からいずれの
停止テーブル120を用いるかについては、抽選結果や遊
技状態等によって遊技毎に決定される。そして、抽選結
果等によって決定された一の停止テーブル120と、スト
ップスイッチ50の操作のタイミングとによって、図柄の
停止位置が決定されるのである。
【0063】また、当選には、所定枚数の遊技メダルの
払い出しに係る小役当選と、遊技者にとって通常遊技よ
りも有利な遊技である特別遊技への移行に係る特別遊技
当選と、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技当選(Re
play当選)とがある。また、小役当選には、所定枚数
(例えば8枚)の遊技メダルの払い出しに係る第1小役
当選と、この第1小役当選よりも少ない枚数(例えば5
枚)の遊技メダルの払い出しに係る第2小役当選と、こ
の第2小役当選よりも少ない枚数(例えば3枚)の遊技
メダルの払い出しに係る第3小役当選とがある。
【0064】また、特別遊技当選には、特定導入遊技
(BBゲーム)への移行に係る特定導入遊技当選(BB
当選)と、特定遊技(RBゲーム)への移行に係る特定
遊技当選(RB当選)とがある。なお、特定遊技(RB
ゲーム)とは、通常遊技よりも当選確率が高い遊技をい
い、また、特定導入遊技(BBゲーム)とは、特定遊技
の導入確率が高い遊技をいう。これらの遊技の制御につ
いては、後述する。
【0065】そして、例えば、抽選結果が特定導入遊技
当選となり、かつ、特定導入遊技当選に対応した「7」
などの図柄が所定の入賞ライン上に3個揃うと、特定導
入遊技入賞となり、15枚の遊技メダルが払い出される
とともに、特定導入遊技が実行されることとなる。ま
た、例えば、抽選結果が第1小役当選となり、かつ、第
1小役当選に対応した「プラム」などの図柄が所定の入
賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞となり、8枚の
遊技メダルが払い出されることとなる。
【0066】また、例えば、抽選結果が再遊技当選とな
り、かつ、再遊技当選に対応した「Replay」などの図柄
が所定の入賞ライン上に3個揃うと、再遊技入賞とな
り、新たな遊技メダルを投入することなく、前回の遊技
と同じ条件で再度遊技が実行されることとなる。また、
抽選結果が特定導入遊技当選となったにもかかわらず、
特定導入遊技当選に対応した図柄が所定の入賞ライン上
に揃わなかったときには、この特定導入遊技当選は、特
定導入遊技入賞が引き当てられるまで、持ち越されるこ
ととなる。
【0067】また、特定遊技当選についても、特定導入
遊技当選と同様に、特定遊技入賞が引き当てられるまで
持ち越されることとなっている。なお、小役当選は、抽
選結果が小役当選となった遊技で小役入賞を引き当てら
れないと、次回の遊技には持ち越されないこととなって
いる。また、再遊技当選についても、小役当選と同様
に、次回の遊技には持ち越されないこととなっている。
【0068】(特別遊技制御手段80)特別遊技制御手段
80は、特別遊技を制御するためのものである。また、特
別遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技
をいう。具体的には、特別遊技としては、通常遊技より
も当選確率が高い遊技である特定遊技(RBゲーム)
や、特定遊技の導入確率が高い遊技である特定導入遊技
(BBゲーム)や、所定の図柄が中央の入賞ライン上に
揃った場合に入賞となる特定入賞遊技(JACゲーム)
などがある。
【0069】また、特定遊技は、特定導入遊技中に行わ
れる場合と、特定導入遊技中ではないときに単独で行わ
れる場合とがある。また、特定入賞遊技は、特定遊技中
に行われるものである。また、この特別遊技制御手段80
は、図1に示すように、次の(1)及び(2)の手段を
備える。
【0070】(1)特定導入遊技制御手段90 (2)特定遊技制御手段100 なお、特別遊技制御手段80が備える手段は、上記した
(1)及び(2)に限定されるものではない。 (特定導入遊技制御手段90)特定導入遊技制御手段90
は、特定導入遊技を制御するためのものである。
【0071】また、特定導入遊技とは、特定遊技の導入
確率が高い遊技をいう。以下、特定導入遊技について詳
述する、通常遊技中に、抽選結果が特定導入遊技当選と
なり、かつ、特定導入遊技当選に対応した「7」などの
図柄が所定の入賞ライン上に3個揃うと、特定導入遊技
入賞となる。そして、15枚の遊技メダルが払い出さ
れ、その後に、通常遊技から特定導入遊技へ移行する。
【0072】また、特定導入遊技へ移行すると、通常遊
技中と同様に、最大3枚の遊技メダルの投入によって、
3個すべての回転リール40の回転が開始されるととも
に、3個すべての回転リール40の回転を停止させた際
に、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止してい
るか否かによって、入賞か否かの判定が行われる。した
がって、特定導入遊技中は、通常遊技中と同様に、小役
当選を含めた抽選が毎回行われる。ただ、特定導入遊技
中は、通常遊技中よりも、特定遊技当選の当選確率が高
くなる。そして、この特定導入遊技中に、抽選結果が特
定遊技当選となり、かつ、特定遊技当選に対応した「B
AR」などの図柄が所定の入賞ライン上に3個揃うと、
特定遊技入賞となり、特定導入遊技から特定遊技へ移行
するのである。
【0073】なお、特定導入遊技中は、特定遊技への移
行が、最大で3回行われることになっている。このた
め、1回目の特定遊技が終了した後は、前述したような
通常遊技中と同様な遊技が再度行われる。そして、特定
導入遊技中に、特定遊技が3回行われるか、あるいは通
常遊技中と同様な遊技が30回行われると、特定導入遊
技は終了する。
【0074】(特定遊技制御手段100)特定遊技制御手
段100は、特定遊技を制御するためのものである。ま
た、特定遊技とは、通常遊技よりも当選確率が高い遊技
をいう。以下、特定遊技について詳述する。通常遊技中
又は特定導入遊技中に、抽選結果が特定遊技当選とな
り、かつ、特定遊技当選に対応した「BAR」などの図
柄が所定の入賞ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞と
なる。そして、15枚の遊技メダルが払い出され、その
後に、通常遊技又は特定導入遊技から特定遊技へ移行す
る。
【0075】また、特定遊技へ移行すると、遊技メダル
が1枚投入となり、所定の図柄が中央の入賞ライン上に
揃った場合に入賞となる特定入賞遊技が行われる。そし
て、特定遊技中は、特定入賞遊技を最大12回行うこと
ができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すな
わち、特定遊技中に、特定入賞遊技が12回行われる
か、あるいは入賞が8回あると、特定遊技は終了するの
である。
【0076】(抽選手段110)抽選手段110は、当選か否
かの抽選を行うためのものである。この抽選手段110
は、図1に示すように、次の(1)ないし(4)の手段
を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)抽選テーブル113 (4)抽選判定手段114 なお、抽選手段110が備える手段は、上記した(1)な
いし(4)に限定されるものではない。
【0077】(乱数発生手段111)乱数発生手段111は、
当選か否かの抽選用の乱数を発生させるためのものであ
る。具体的には、この乱数発生手段111は、当選か否か
の抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で
0〜128)で発生させる。
【0078】なお、乱数発生手段111は、例えば、カウ
ント値を1ずつ加算する乱数カウンタを用いて形成する
ことができる(いわゆるハード乱数)。また、乱数発生
手段111は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手
段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手
段によって形成することもできる。また、平均採中法で
乱数を発生させる手段や、素数の加算によって乱数を発
生させる手段は、例えば、制御装置20を構成するコンピ
ュータに所定のプログラムを実行させることによって形
成することができる(いわゆるソフト乱数)。
【0079】(乱数抽出手段112)乱数抽出手段112は、
乱数発生手段111が発生させた乱数を抽出するためのも
のである。具体的には、この乱数抽出手段112は、乱数
発生手段111が発生させた乱数を、所定の条件(例え
ば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものであ
る。
【0080】なお、乱数発生手段111は、カウント値を
1ずつ加算する乱数カウンタなどを用いて形成されるた
め、乱数発生手段111が発生させる数値は、厳密には乱
数ではない。ただ、スタートスイッチ30が操作されるタ
イミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽
出手段112が抽出する数値は、実質的には乱数として取
り扱うことができるのである。
【0081】すなわち、乱数発生手段111は、乱数を発
生させているわけではないものの、乱数抽出手段112に
よって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布を
示すのである。このことは、乱数発生手段111に乱数カ
ウンタを用いた場合に限られず、ソフト乱数を用いた場
合についても同様である。そして、このように結果とし
て乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、本実
施の形態では、乱数発生手段111、あるいは乱数抽出手
段112に含めて考えているのである。
【0082】(抽選テーブル113)抽選テーブル113は、
乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、
当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものであ
る。具体的には、この抽選テーブル113は、乱数発生手
段111が発生させる全範囲の乱数について、特定導入遊
技当選(BB当選)にするか、特定遊技当選(RB当
選)にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選に
するか、第3小役当選にするか、再遊技当選(Replay当
選)にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ
所定の割合で定めている。
【0083】なお、抽選結果は、特定導入遊技当選(B
B当選)、特定遊技当選(RB当選)、第1小役当選、
第2小役当選、第3小役当選、再遊技当選(Replay当
選)、及びハズレに限定されるものではない。 (抽選判定手段114)抽選判定手段114は、乱数抽出手段
112が抽出した乱数と、抽選テーブル113とを照合して、
当選か否かの抽選結果の判定を行うためのものである。
【0084】具体的には、この抽選判定手段114は、乱
数抽出手段112が抽出した乱数と、抽選テーブル113とを
照合して、抽選結果が、特定導入遊技当選(BB当選)
か、特定遊技当選(RB当選)か、第1小役当選か、第
2小役当選か、第3小役当選か、再遊技当選(Replay当
選)か、あるいはハズレかを判定する。 (停止テーブル120)停止テーブル120は、図柄の停止位
置を決定するためのものである。
【0085】具体的には、この停止テーブル120は、ス
トップスイッチ50の操作のタイミングによって、どの図
柄をどの位置に停止させるかということを、あらかじめ
定めたものである。また、停止テーブル120は、複数備
えられ、各停止テーブル120は、それぞれ、ストップス
イッチ50の操作のタイミングと図柄の停止位置との関係
が異なるように定められている。
【0086】すなわち、ストップスイッチ50の操作のタ
イミングが同じでも、用いられる停止テーブル120によ
って、図柄の停止位置が異なる場合があるようにしてい
るのである。また、複数の停止テーブル120の中からい
ずれの停止テーブル120を用いるかについては、抽選結
果や遊技状態等によって遊技毎に決定されることとなっ
ている。
【0087】(入賞判定手段130)入賞判定手段130は、
抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに
入賞と判定するためのものである。具体的には、この入
賞判定手段130は、抽選結果が特定導入遊技当選となっ
たときに、特定導入遊技当選に対応した「7」などの図
柄が所定の入賞ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入
賞と判定する。
【0088】また、この入賞判定手段130は、抽選結果
が特定遊技当選となったときに、特定遊技当選に対応し
た「BAR」などの図柄が所定の入賞ライン上に3個揃
うと、特定遊技入賞と判定する。また、この入賞判定手
段130は、抽選結果が第1小役当選となったときに、第
1小役当選に対応した「プラム」などの図柄が所定の入
賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞と判定する。
【0089】また、この入賞判定手段130は、抽選結果
が第2小役当選となったときに、第2小役当選に対応し
た「ベル」などの図柄が所定の入賞ライン上に3個揃う
と、第2小役入賞と判定する。また、この入賞判定手段
130は、抽選結果が第3小役当選となったときに、第3
小役当選に対応した「チェリー」などの図柄が所定の入
賞ライン上に3個揃うと、第3小役入賞と判定する。
【0090】また、この入賞判定手段130は、抽選結果
が再遊技当選となったときに、再遊技当選に対応した
「Replay」などの図柄が所定の入賞ライン上に3個揃う
と、再遊技入賞と判定する。 (持ち越し手段140)持ち越し手段140は、特別遊技当選
(特定導入遊技当選又は特定遊技当選)に対応した図柄
が所定の位置に停止しなかったときに、当該特別遊技当
選を持ち越すためのものである。
【0091】すなわち、抽選結果が特別遊技当選となっ
たにもかかわらず、特別遊技当選に対応した図柄が所定
の位置に停止しないと、当該特別遊技当選は、この持ち
越し手段140によって持ち越されることとなるのであ
る。また、この持ち越し手段140は、特別遊技当選に対
応した図柄が所定の位置に停止するまで、すなわち、特
別遊技入賞が引き当てられるまで、特別遊技当選を持ち
越すように形成されている。
【0092】(累積遊技制御手段150)累積遊技制御手
段150は、累積遊技を制御するためのものである。ま
た、累積遊技とは、一の特別遊技当選(特定導入遊技当
選又は特定遊技当選)が持ち越されているときに他の特
別遊技当選を累積して持ち越すことが可能な遊技をい
う。
【0093】具体的には、この累積遊技制御手段150
は、通常遊技中に抽選結果が特別遊技当選となると、又
は一の特別遊技終了時に1以上の特別遊技当選が持ち越
されていると、累積遊技を開始するように形成されてい
る。また、この累積遊技制御手段150は、n個の特別遊
技当選が持ち越されているときに、抽選結果が特別遊技
当選となると、その後は、持ち越し手段140に、(n+
1)個の特別遊技当選を持ち越させるように形成されて
いる。
【0094】また、この累積遊技制御手段150は、累積
遊技中に、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高
く設定した遊技であるリプレイタイム遊技を行うように
形成されている。また、この累積遊技制御手段150は、
累積遊技中に、抽選結果を遊技者に告知する遊技である
アシストタイム遊技を行うように形成されている。
【0095】また、この累積遊技制御手段150は、累積
遊技中に、高確率停止テーブル122を用いるように形成
されている。また、この累積遊技制御手段150は、累積
遊技中に、特別遊技当選図柄低確率停止テーブル123を
用いるように形成されている。また、この累積遊技制御
手段150は、累積遊技中の遊技回数が、遊技回数決定手
段160により決定された遊技回数に達すると、累積遊技
を終了するように形成されている。
【0096】なお、遊技回数決定手段160とは、累積遊
技中の遊技回数を決定するための手段をいう。この遊技
回数決定手段160については、後述する。 (遊技回数決定手段160)遊技回数決定手段160は、累積
遊技中の遊技回数を決定するためのものである。
【0097】具体的には、この遊技回数決定手段160
は、累積遊技中の遊技回数を、10回にするか、20回
にするか、50回にするか、100回にするか、あるい
は500回にするかを抽選により決定するように形成さ
れている。なお、累積遊技中の遊技回数は、10回、2
0回、50回、100回、又は500回に限られるもの
ではない。
【0098】(演出制御装置22)演出制御装置22は、ス
ピーカ66、液晶ディスプレイ67、及び演出用ランプ68な
どを制御するためのものである。具体的には、この演出
制御装置22は、スピーカ66から所定の音を発生させる演
出、液晶ディスプレイ67に所定の文字又は図形等を表示
させる演出、あるいは演出用ランプ68を所定のパターン
で点灯又は点滅させる演出などを実行するように形成さ
れている。
【0099】(遊技機10の動作)次に、本実施の形態に
係る遊技機10の動作の概略を、図3ないし図6に示すフ
ローチャート図を用いて説明する。まず、図3に示すフ
ローチャート図を用いて説明する。図3は、通常遊技中
における遊技の流れを示している。
【0100】まず、遊技メダルが投入されると(ステッ
プ100)、スタートスイッチ30の操作が可能になる。
また、スタートスイッチ30が操作されると(ステップ1
01)、抽選手段110により、当選か否かの抽選が行わ
れる(ステップ102)。そして、ステップ103に進
む。ステップ103において、抽選結果が特別遊技当選
(特定導入遊技当選(BB当選)又は特定遊技当選(R
B当選))か否かの判断が行われる。そして、ステップ
103において、抽選結果が特別遊技当選ではないと判
断された場合、ステップ104に進む。
【0101】ステップ104において、回転リール40の
回転が開始される。また、回転リール40の回転が開始さ
れると、ストップスイッチ50の操作が可能になる。ま
た、ストップスイッチ50が操作されると(ステップ10
5)、回転リール40の回転が停止し(ステップ10
6)、その後、入賞判定手段130により、入賞か否かの
判定が行われる(ステップ107)。そして、ステップ
100に戻る。
【0102】また、ステップ103において、抽選結果
が特別遊技当選であると判断された場合、ステップ10
8に進む。ステップ108において、回転リール40の回
転が開始される。また、回転リール40の回転が開始され
ると、ストップスイッチ50の操作が可能になる。また、
ストップスイッチ50が操作されると(ステップ10
9)、回転リール40の回転が停止し(ステップ11
0)、その後、入賞判定手段130により、入賞か否かの
判定が行われる(ステップ111)。そして、図4のb
に進む。
【0103】次に、図4に示すフローチャート図を用い
て説明する。図4は、累積遊技中の遊技の流れを示して
いる。まず、遊技メダルが投入されると(ステップ20
0)、スタートスイッチ30の操作が可能になる。また、
スタートスイッチ30が操作されると(ステップ20
1)、遊技回数決定手段160により、累積遊技中の遊技
回数が決定され(ステップ202)、その後、累積遊技
制御手段150により、累積遊技が開始される(ステップ
203)。そして、ステップ204に進む。
【0104】ステップ204において、累積遊技を終了
するか否かの判断が行われる。そして、ステップ204
において、累積遊技を終了しないと判断された場合、ス
テップ205に進む。ステップ205において、抽選手
段110により、当選か否かの抽選が行われる。そして、
ステップ206に進む。
【0105】ステップ206において、抽選結果が特別
遊技当選(特定導入遊技当選(BB当選)又は特定遊技
当選(RB当選))か否かの判断が行われる。そして、
ステップ206において、抽選結果が特別遊技当選であ
ると判断された場合、特別遊技当選の持ち越し数が1加
算され(ステップ207)、その後、ステップ208に
進む。一方、ステップ206において、抽選結果が特別
遊技当選ではないと判断された場合、特別遊技当選の持
ち越し数が加算されることなく、ステップ208に進
む。
【0106】ステップ208において、回転リール40の
回転が開始される。また、回転リール40の回転が開始さ
れると、ストップスイッチ50の操作が可能になる。ま
た、ストップスイッチ50が操作されると(ステップ20
9)、回転リール40の回転が停止し(ステップ21
0)、その後、入賞判定手段130により、入賞か否かの
判定が行われる(ステップ211)。そして、ステップ
212に進む。
【0107】ステップ212において、遊技メダルが投
入されると、スタートスイッチ30の操作が可能になる。
また、スタートスイッチ30が操作されると(ステップ2
13)、ステップ204に戻る。また、ステップ204
において、累積遊技を終了すると判断された場合、図5
のcに進む。
【0108】次に、図5に示すフローチャート図を用い
て説明する。図5は、累積遊技終了後の遊技の流れを示
している。ステップ300において、抽選手段110によ
り、当選か否かの抽選が行われる。そして、ステップ3
01に進む。ステップ301において、抽選結果が特別
遊技当選(特定導入遊技当選(BB当選)又は特定遊技
当選(RB当選))か否かの判断が行われる。そして、
ステップ301において、抽選結果が特別遊技当選であ
ると判断された場合、特別遊技当選の持ち越し数が1加
算され(ステップ302)、その後、ステップ303に
進む。一方、ステップ301において、抽選結果が特別
遊技当選ではないと判断された場合、特別遊技当選の持
ち越し数が加算されることなく、ステップ303に進
む。
【0109】ステップ303において、回転リール40の
回転が開始される。また、回転リール40の回転が開始さ
れると、ストップスイッチ50の操作が可能になる。ま
た、ストップスイッチ50が操作されると(ステップ30
4)、回転リール40の回転が停止し(ステップ30
5)、その後、入賞判定手段130により、入賞か否かの
判定が行われる(ステップ306)。そして、ステップ
307に進む。
【0110】ステップ307において、特別遊技入賞
(特定導入遊技入賞(BB入賞)又は特定遊技入賞(R
B入賞))が引き当てられたか否かの判断が行われる。
そして、ステップ307において、特別遊技入賞が引き
当てられなかったと判断された場合、ステップ308に
進む。ステップ308において、遊技メダルが投入され
ると、スタートスイッチ30の操作が可能になる。また、
スタートスイッチ30が操作されると(ステップ30
9)、ステップ300に戻る。
【0111】また、ステップ307において、特別遊技
入賞が引き当てられたと判断された場合、図6のdに進
む。次に、図6に示すフローチャート図を用いて説明す
る。図6は、特別遊技入賞が引き当てられた場合の遊技
の流れを示している。まず、ステップ400において、
特別遊技(特定導入遊技(BBゲーム)又は特定遊技
(RBゲーム))が開始される。そして、ステップ40
1に進む。
【0112】ステップ401において、特別遊技が終了
される。そして、ステップ402に進む。ステップ40
2において、特別遊技当選(特定導入遊技当選(BB当
選)又は特定遊技当選(RB当選))の持ち越し数が0
か否かの判断が行われる。そして、ステップ402にお
いて、特別遊技当選の持ち越し数が0ではないと判断さ
れた場合、特別遊技当選の持ち越し数が1減算され(ス
テップ403)、その後、図4のbに進む。一方、ステ
ップ402において、特別遊技当選の持ち越し数が0で
あると判断された場合、特別遊技当選の持ち越し数が減
算されることなく、図3のaに進む。
【0113】このように、本実施の形態に係る遊技機10
は、通常遊技中に抽選結果が特別遊技当選となったと
き、又は一の特別遊技終了時に1以上の特別遊技当選が
持ち越されているときに、累積遊技を開始するように形
成され、これにより、遊技が単調にならないようにし
て、遊技者の興趣を高めるようにしているのである。ま
た、本実施の形態に係る遊技機10は、累積遊技中に、再
遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊
技であるリプレイタイム遊技を行うように形成され、こ
れにより、累積遊技中は遊技者の手持ちの遊技メダルが
減少しにくくなるようにして、遊技者の興趣をより一層
高めるようにしているのである。
【0114】また、本実施の形態に係る遊技機10は、累
積遊技中に、抽選結果を遊技者に告知する遊技であるア
シストタイム遊技を行うように形成され、これにより、
累積遊技中は入賞が引き当てやすくなるようにし、ひい
ては遊技者の手持ちの遊技メダルが増加しやすくなるよ
うにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしてい
るのである。
【0115】また、本実施の形態に係る遊技機10は、累
積遊技中に、抽選結果に対応した図柄を所定の位置に停
止させやすく定めた高確率停止テーブル122を用いるよ
うに形成され、これにより、累積遊技中は入賞が引き当
てやすくなるようにし、ひいては遊技者の手持ちの遊技
メダルが増加しやすくなるようにして、遊技者の興趣を
より一層高めるようにしているのである。
【0116】また、本実施の形態に係る遊技機10は、累
積遊技中に、特別遊技当選に対応した図柄を所定の位置
に停止させにくく定めた特別遊技当選図柄低確率停止テ
ーブル123を用いるように形成され、これにより、累積
遊技中は特別遊技入賞が引き当てにくくなるようにし、
ひいては特別遊技当選が累積されやすくなるようにし
て、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているので
ある。
【0117】また、本実施の形態に係る遊技機10は、累
積遊技中の遊技回数を決定するための遊技回数決定手段
160を備えるとともに、累積遊技中の遊技回数が、遊技
回数決定手段160により決定された遊技回数に達する
と、累積遊技を終了するように形成され、これにより、
遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより
一層高めるようにしているのである。
【0118】以上説明したように、本実施の形態に係る
遊技機10は、前述した構成を有し、また、前述したよう
な作用を奏するものである。また、本実施の形態に係る
遊技機10は、遊技機10を、複数の図柄を変動表示又は停
止表示させるための図柄表示手段、一般的な遊技である
通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70、遊技者
にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技を制
御するための特別遊技制御手段80、当選か否かの抽選を
行い、かつ、抽選結果として、少なくとも、特別遊技へ
の移行に係る特別遊技当選を有する抽選手段110、抽選
結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに入賞
と判定するための入賞判定手段130、特別遊技当選に対
応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該特
別遊技当選を持ち越すための持ち越し手段140、及び一
の特別遊技当選が持ち越されているときに他の特別遊技
当選を累積して持ち越すことが可能な遊技である累積遊
技を制御するための累積遊技制御手段150として機能さ
せるとともに、前記累積遊技制御手段150は、通常遊技
中に抽選結果が特別遊技当選となると、又は一の特別遊
技終了時に1以上の特別遊技当選が持ち越されている
と、累積遊技を開始するように形成した遊技機用プログ
ラムによって制御することができる。
【0119】また、本実施の形態に係る遊技機10は、前
述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。な
お、図柄表示手段とは、複数の図柄を変動表示又は停止
表示させるための手段をいう。また、この図柄表示手段
は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リ
ール10を用いて形成することができる。
【0120】また、この図柄表示手段は、例えば、液晶
ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用い、この
画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして
形成することもできる。
【0121】
【発明の効果】(請求項1)請求項1記載の発明によれ
ば、通常遊技中に抽選結果が特別遊技当選となったと
き、又は一の特別遊技終了時に1以上の特別遊技当選が
持ち越されているときに累積遊技が開始されることか
ら、遊技が単調にならないようにすることができ、これ
により、遊技者の興趣を高める遊技機を提供することが
できるのである。
【0122】(請求項2)また、請求項2記載の発明に
よれば、累積遊技中に、再遊技当選の当選確率を通常遊
技中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技
が行われることから、累積遊技中は遊技者の手持ちの遊
技メダルが減少しにくくなるので、遊技者の興趣をより
一層高める遊技機を提供することができるのである。
【0123】(請求項3)また、請求項3記載の発明に
よれば、累積遊技中に、抽選手段の抽選結果を遊技者に
告知する遊技であるアシストタイム遊技が行われること
から、累積遊技中は入賞が引き当てやすくなり、ひいて
は遊技者の手持ちの遊技メダルが増加しやすくなるの
で、遊技者の興趣をより一層高める遊技機を提供するこ
とができるのである。
【0124】(請求項4)また、請求項4記載の発明に
よれば、遊技回数決定手段が累積遊技中の遊技回数を決
定することから、遊技が単調にならないようにすること
ができるので、遊技者の興趣をより一層高める遊技機を
提供することができるのである。 (請求項5)また、請求項5記載の発明によれば、遊技
機を、持ち越し手段、及び累積持越遊技制御手段等とし
て機能させるとともに、通常遊技中に抽選結果が特別遊
技当選となったとき、又は一の特別遊技終了時に1以上
の特別遊技当選が持ち越されているときに、累積遊技を
開始させることにより、遊技者の興趣を高める遊技機用
プログラムを提供することができるのである。
【0125】(請求項6)また、請求項6記載の発明に
よれば、遊技機を、持ち越し手段、及び累積持越遊技制
御手段等として機能させるとともに、通常遊技中に抽選
結果が特別遊技当選となったとき、又は一の特別遊技終
了時に1以上の特別遊技当選が持ち越されているとき
に、累積遊技を開始させることにより、遊技者の興趣を
高める遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係る遊技機の外観正面
図。
【図3】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略
を示すフローチャート図。
【図4】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略
を示すフローチャート図。
【図5】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略
を示すフローチャート図。
【図6】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略
を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筺体 12 前面パネル 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイッ
チ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 50 ストップスイッチ 60 リールユニッ
ト 65 ホッパーユニット 66 スピーカ 67 液晶ディスプレイ 68 演出用ランプ 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御
手段 90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御
手段 110 抽選手段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段 113 抽選テーブル 114 抽選判定手段 120 停止テーブル 121 低確率停止テーブル 122 高確率停止テ
ーブル 123 特別遊技当選図柄低確率停止テーブル 124 特別遊技当選図柄高確率停止テーブル 130 入賞判定手段 140 持ち越し手段 150 累積遊技制御手段 160 遊技回数決定
手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、遊技機を制御するための制御装置とを備え、 前記制御装置は、一般的な遊技である通常遊技を制御す
    るための通常遊技制御手段と、遊技者にとって通常遊技
    よりも有利な遊技である特別遊技を制御するための特別
    遊技制御手段と、当選か否かの抽選を行うための抽選手
    段と、抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止した
    ときに入賞と判定するための入賞判定手段とを備えた遊
    技機であって、 前記抽選手段は、抽選結果として、少なくとも、特別遊
    技への移行に係る特別遊技当選を有し、 前記制御装置は、特別遊技当選に対応した図柄が所定の
    位置に停止しなかったときに当該特別遊技当選を持ち越
    すための持ち越し手段と、一の特別遊技当選が持ち越さ
    れているときに他の特別遊技当選を累積して持ち越すこ
    とが可能な遊技である累積遊技を制御するための累積遊
    技制御手段とを備え、 前記累積遊技制御手段は、通常遊技中に抽選結果が特別
    遊技当選となると、又は一の特別遊技終了時に1以上の
    特別遊技当選が持ち越されていると、累積遊技を開始す
    るように形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記抽選手段は、抽選結果として、少な
    くとも、遊技メダルを新たに投入することなく再度行う
    ことができる遊技である再遊技の実行に係る再遊技当選
    を有し、 前記累積遊技制御手段は、累積遊技中に、再遊技当選の
    当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技であるリ
    プレイタイム遊技を行うように形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記累積遊技制御手段は、累積遊技中
    に、抽選手段の抽選結果を遊技者に告知する遊技である
    アシストタイム遊技を行うように形成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、累積遊技中の遊技回数
    を決定するための遊技回数決定手段を備え、 前記累積遊技制御手段は、累積遊技中の遊技回数が、遊
    技回数決定手段により決定された遊技回数に達すると、
    累積遊技を終了するように形成したことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 一般的な遊技である通常遊技を制御するための通常遊技
    制御手段、 遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊
    技を制御するための特別遊技制御手段、 当選か否かの抽選を行い、かつ、抽選結果として、少な
    くとも、特別遊技への移行に係る特別遊技当選を有する
    抽選手段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに
    入賞と判定するための入賞判定手段、 特別遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止しなか
    ったときに当該特別遊技当選を持ち越すための持ち越し
    手段、及び一の特別遊技当選が持ち越されているときに
    他の特別遊技当選を累積して持ち越すことが可能な遊技
    である累積遊技を制御するための累積遊技制御手段とし
    て機能させるとともに、 前記累積遊技制御手段は、通常遊技中に抽選結果が特別
    遊技当選となると、又は一の特別遊技終了時に1以上の
    特別遊技当選が持ち越されていると、累積遊技を開始す
    るように形成したことを特徴とする遊技機用プログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 一般的な遊技である通常遊技を制御するための通常遊技
    制御手段、 遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊
    技を制御するための特別遊技制御手段、 当選か否かの抽選を行い、かつ、抽選結果として、少な
    くとも、特別遊技への移行に係る特別遊技当選を有する
    抽選手段、 抽選結果に対応した図柄が所定の位置に停止したときに
    入賞と判定するための入賞判定手段、 特別遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止しなか
    ったときに当該特別遊技当選を持ち越すための持ち越し
    手段、及び一の特別遊技当選が持ち越されているときに
    他の特別遊技当選を累積して持ち越すことが可能な遊技
    である累積遊技を制御するための累積遊技制御手段とし
    て機能させるとともに、 前記累積遊技制御手段は、通常遊技中に抽選結果が特別
    遊技当選となると、又は一の特別遊技終了時に1以上の
    特別遊技当選が持ち越されていると、累積遊技を開始す
    るように形成したことを特徴とする遊技機用プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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