JP2005087499A - 遊技機、遊技機用プログラムおよび遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラムおよび遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 操作順報知遊技において、単調作業という感覚を遊技者に与えず、それぞれの熟練度に応じた興趣を各遊技者に与える。
【解決手段】 枚数カウント手段201は、押し順ナビ遊技の開始後に遊技者が獲得したメダルの純増枚数をゲームごとにカウントする。サブ制御基板52では、メダルの純増枚数が所定値を超えると、発動条件の成立と定められている。発動条件判定手段202は、枚数カウント手段201のカウント値が所定値を超えたときに発動条件の成立と判定する。演出制御手段200は、押し順ナビ遊技では、遊技制御手段100から送信される当選役に関する情報に基づき、有利操作順を遊技者に報知する一方、発動条件判定手段202により発動条件の成立と判定されると、抽選結果が「ベルスイカ」の当選のときに、遊技者にとって不利な「ベル」が入賞する「逆押し」を報知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機に係り、特に、遊技者に抽選結果を報知する特殊遊技を行う技術に関するものである。
従来、例えばスタートスイッチが操作されると、3個すべての回転リールの回転を開始させるとともに抽選を行い、ストップスイッチが操作されると、当該ストップスイッチに対応する回転リールの回転の停止を抽選結果に基づき制御し、3個すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が所定の入賞ライン上に揃うと入賞と判定して、遊技者に対して所定の利益を付与するように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の遊技機では、3個のストップスイッチの操作可能な順序を予め定めておくとともに、その順序を遊技者に報知するようにしている。また、近年、上記特許文献1に記載の遊技機と異なり全てのストップスイッチを操作可能にしておいて、所定の移行条件が成立すると「通常遊技」から「操作順報知遊技」に移行するようにした遊技機が提供されている。この「操作順報知遊技」では、ストップスイッチの操作順を報知しており、遊技者が報知された操作順のとおりにストップスイッチを操作すると所定の利益が付与されるようになっている。
特開平9−253271号公報(段落[0008])
ところで、上記従来の遊技機では、報知された順序でストップスイッチを操作すると有利であることが遊技者に認識されているため、ストップスイッチの操作が単調作業であるという感覚を遊技者に与えており、面白みに欠ける要因となっていた。また、初心者にとっては確実に利益が付与されるのでそれなりの興趣が得られるものの、熟練者にとっては自己の技量を反映できないため興趣が殺がれる要因となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、操作順報知遊技において、単調作業という感覚を遊技者に与えず、それぞれの熟練度に応じた興趣を各遊技者に与えることが可能な遊技機、遊技機用プログラムおよび遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、前記各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の回転リールに対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する回転リールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、遊技を制御するための制御装置とを備え、該制御装置は、所定の移行条件の成立により、遊技者が有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により遊技者に報知する操作順報知遊技に移行する機能を有する遊技機において、前記制御装置が、予め定められた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、前記各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の回転リールに対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する回転リールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、遊技を制御するための制御装置とを備え、該制御装置は、所定の移行条件の成立により、遊技者が有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により遊技者に報知する操作順報知遊技に移行する機能を有する遊技機において、前記制御装置が、前記制御装置により前記操作順報知遊技がNゲーム間連続して継続されるときに、前記報知手段を制御して、M(M≦N)ゲームに亘って前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段を備えたことを特徴としている(請求項2)。
また、前記制御装置が、遊技者が入賞として獲得したメダルの純増枚数をカウントする枚数カウント手段をさらに備え、前記枚数カウント手段によりカウントされた前記純増枚数が所定値を超えると、前記発動条件の成立と定められているとしてもよい(請求項3)。
また、前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定するとしてもよい(請求項4)。
また、前記制御装置が、前記発動条件の成立確率が所定値に設定された抽選をゲームごとに行う発動抽選手段をさらに備え、前記発動抽選手段の抽選結果が当選のときに前記発動条件が成立と定められており、前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定するとしてもよい(請求項5)。
また、前記制御装置が、前記操作順報知遊技への移行時に前記発動条件の成立確率を決定する確率決定手段と、前記発動条件の成立確率が前記確率決定手段により決定された値に設定された抽選をゲームごとに行う発動抽選手段とをさらに備え、前記発動抽選手段の抽選結果が当選のときに前記発動条件が成立と定められており、前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定するとしてもよい(請求項6)。ここで、上記確率決定手段は、発動条件の成立確率を任意の値に決定してもよく、予め設定された複数の値のうちから選択した値に決定するようにしてもよい。
また、前記報知手段により報知された操作順のとおりに遊技者が前記複数のストップスイッチを操作すると、遊技者に付与される利益が所定値になるように、前記発動条件の成否が定められているとしてもよい(請求項7)。
また、前記制御装置が、前記スタートスイッチの操作に応じて遊技に関する抽選を行う遊技抽選手段と、前記操作順報知遊技において前記遊技抽選手段の抽選結果が当選のときに、前記複数のストップスイッチの操作順が特定順のときに入賞となるように前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とをさらに備え、前記操作順報知遊技では、前記有利操作順として前記特定順が報知されるとしてもよい(請求項8)。
また、前記制御装置が、前記操作順報知遊技において前記遊技抽選手段の抽選結果が所定の小役の当選か否かを判定する当選判定手段と、この当選判定手段により当選と判定された回数をカウントする当選カウント手段とをさらに備え、前記当選カウント手段によるカウント値が所定値に達した後は、前記発動条件が常に成立すると定められているとしてもよい(請求項9)。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機用プログラムは、遊技機を、それぞれ複数の図柄を変動表示又は停止表示させる複数の図柄表示手段と、前記図柄表示手段の前記変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の図柄表示手段に対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する図柄表示手段の変動表示をそれぞれ停止させて停止表示させるための複数のストップスイッチと、所定の移行条件の成立により、遊技者に有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により知らせる操作順報知遊技に移行する特殊遊技制御手段と、予め定めた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段として機能させることを特徴としている(請求項10)。
ここで、本発明に係る遊技機用プログラムが用いられる「遊技機」は、例えば制御装置や回転リールなどを備えた現実の遊技機でもよく、また、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機でもよい。すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムは、現実の遊技機を制御するプログラムと、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等に読み込まれることにより業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機として機能させるプログラムとの双方を含むものである。
また、本発明の「図柄表示手段」は、例えば周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リールを用いることができる。また、この図柄表示手段は、例えば液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用いて、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、遊技機を、それぞれ複数の図柄を変動表示又は停止表示させる複数の図柄表示手段と、前記図柄表示手段の前記変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の図柄表示手段に対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する図柄表示手段の変動表示をそれぞれ停止させて停止表示させるための複数のストップスイッチと、所定の移行条件の成立により、遊技者に有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により知らせる操作順報知遊技に移行する特殊遊技制御手段と、予め定めた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段として機能させることを特徴としている(請求項11)。
すなわち、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項10に記載の遊技機用プログラムを記録したものであり、この記録媒体をコンピュータが読み取って該記録媒体に記録されている遊技機用プログラムを実行することにより、請求項10と同様の機能を遊技機が発揮することとなる。
なお、上記各発明における「遊技者が有利となる各ストップスイッチの操作順である有利操作順」とは、例えば入賞が得られる操作順であり、また、操作順に関わりなく入賞が得られる場合には、例えば遊技者にとってより有利な入賞が得られる操作順である。
請求項1,10,11の発明によれば、予め定められた発動条件の成否を判定し、操作順報知遊技中に発動条件の成立と判定したときに、報知手段を制御して、遊技者が有利となる各ストップスイッチの操作順である有利操作順を遊技者に報知させるようにしているので、遊技者の興趣を高めることができる。すなわち、たとえば有利操作順と異なる操作順が報知されたときは、その報知された操作順のとおりに操作すると遊技者は入賞を得られないこととなるため、報知された操作順に従うか否かの判断が必要となる。したがって、操作順報知遊技においてストップスイッチに対する操作が単調作業という感覚を遊技者に与えることがなく、遊技者の興趣を高めることができる。
また、請求項2の発明によれば、制御装置により操作順報知遊技がNゲーム間連続して継続されるときに、報知手段を制御して、M(M≦N)ゲームに亘って有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させるようにしているので、遊技者の興趣を高めることができる。すなわち、たとえば有利操作順と異なる操作順が報知されたときは、その報知された操作順のとおりに操作すると遊技者は入賞を得られないこととなるため、報知された操作順に従うか否かの判断が必要となる。したがって、操作順報知遊技においてストップスイッチに対する操作が単調作業という感覚を遊技者に与えることがなく、遊技者の興趣を高めることができる。
また、請求項3の発明によれば、遊技者が入賞として獲得したメダルの純増枚数をカウントし、純増枚数が所定値を超えると発動条件の成立と定められているので、純増枚数が所定値以下のときは有利操作順が報知される一方、純増枚数が所定値を超えると有利操作順と異なる操作順が報知されることになるため、遊技者が初心者であって報知されたとおりにストップスイッチの操作を行う場合でも、一定のメダル獲得枚数を確保することができる。
また、請求項4の発明によれば、ゲームごとに発動条件の成否を判定するようにしているので、純増枚数が所定値以下に減少したときは再び有利操作順が報知されることになるため、遊技者が初心者であって報知されたとおりにストップスイッチの操作を行う場合でも、一定のメダル獲得枚数を確実に確保することができ、これによって遊技者の興趣を高めることができる。
また、請求項5の発明によれば、発動条件の成立確率が所定値に設定された抽選をゲームごとに行い、その抽選結果が当選のときに発動条件が成立と定められており、ゲームごとに発動条件の成否を判定するので、有利操作順を報知する操作順報知遊技中において有利操作順と異なる操作順が報知されるゲーム回数が一定範囲内に設定されるため、遊技者が初心者であって報知されたとおりにストップスイッチの操作を行う場合でも、一定のメダル獲得枚数を確実に確保することができる。
また、請求項6の発明によれば、操作順報知遊技への移行時に発動条件の成立確率を決定し、発動条件の成立確率が前記決定された値に設定された抽選をゲームごとに行い、その抽選結果が当選のときに発動条件が成立と定められており、ゲームごとに発動条件の成否を判定するので、有利操作順を報知する操作順報知遊技中において有利操作順と異なる操作順が報知されるゲーム回数をバラエティに富んだ値に設定することができ、これによって遊技者の興趣をさらに高めることができる。
また、請求項7の発明によれば、報知手段により報知された操作順のとおりに遊技者が複数のストップスイッチを操作すると、遊技者に付与される利益が所定値になるように、発動条件の成否が定められているので、熟練度に応じた興趣を遊技者に与えることができる。すなわち、遊技者が初心者であれば、報知手段により報知された操作順のとおりに複数のストップスイッチを操作することで所定値の利益を得ることができる。また、この発明によれば、各ストップスイッチを、報知手段が有利操作順を報知しているときにその報知された操作順のとおりに操作し、報知手段が有利操作順と異なる操作順を報知しているときにその報知された操作順と異なる操作順で操作すると、所定値を超える利益が得られることとなる。したがって、報知手段が報知した操作順のとおりに操作するか否かによって、所定値を超える利益を得る可能性があるため、熟練した遊技者に対する興趣をさらに高めることができる。
また、請求項8の発明によれば、スタートスイッチの操作に応じて遊技に関する抽選を行い、操作順報知遊技において抽選結果が当選のときは、複数のストップスイッチの操作順が特定順のときに入賞となるように回転リールの停止制御を行い、操作順報知遊技では、有利操作順として特定順が報知されるので、その報知された特定順でストップスイッチを操作すると確実に入賞が得られることとなる。
また、請求項9の発明によれば、操作順報知遊技において所定の小役が当選と判定された回数をカウントし、このカウント値が所定値に達した後は、発動条件が常に成立すると定められているので、所定の小役の当選回数が所定値に達するまでは有利操作順が報知されることになるため、遊技者が初心者であって報知されたとおりにストップスイッチの操作を行う場合でも、一定のメダル獲得枚数を確実に確保することができる。
図1は本発明に係る遊技機の一実施形態であるスロットマシンの正面図、図2は回転リールの図柄配列の一例を示す図、図3はスロットマシンの制御系を示すブロック図である。このスロットマシンは、例えば図1に示すように構成されている。即ち、図1に示すように、スロットマシン1では、筐体3の前面開口が前面パネル5により開閉自在に閉塞され、この前面パネル5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
そして、この正面板9には3個の図柄表示窓11が並設され、右端の図柄表示窓11の横には、遊技者に当選又は入賞などを告知する演出用画面を表示するための液晶ディスプレイ13が配設されている。また、各図柄表示窓11の内側には左・中・右回転リール12a,12b,12cが配置されている。左・中・右回転リール12a,12b,12cには、図2に示すように、「赤7」「BAR」「スイカ」「ベル」「チェリー」「Replay」などの複数種類の図柄が、所定の配列で、合計21個表示されている。また、各図柄には、00番から20番までのコマ番号が順に付されている。
各図柄表示窓11からは、各回転リール12a,12b,12cの回転が停止すると、図柄が上段、中段および下段にそれぞれ1個の合計3個ずつ見えるように設定されている。すなわち、3個すべての回転リール12a,12b,12cが停止すると、縦3列横3行に配列された合計9個の図柄が表示されるようになっている。
更に、この操作板7には、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ15、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ17、左・中・右回転リール12a,12b,12cの回転をそれぞれ停止させるための左・中・右ストップスイッチ19a,19b,19c、メダル投入口21、および貯留メダルを払い出すための精算スイッチ23が設けられている。
また、正面板9には入賞ラインが描かれると共に、入賞ライン中の有効ラインを表示する有効表示ランプ31、遊技者に当選又は入賞などを告知するための演出用ランプ33、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器35が配設され、操作板7の下方には、メダルの払出口37や、この払出口37から払い出されるメダルを受けるメダル受け39が設けられている。
また、図3において、投入スイッチ41は、投入されたメダルを検知するもので、筐体3の内部に設けられている。リールユニット43は、3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定された上記回転リール12a,12b,12cとから構成されている。また、各回転リール12a,12b,12cの内側には、各回転リール12a,12b,12cを内側から照明するランプ(図示省略)が設けられている。また、ホッパーユニット45は、遊技の結果に基づき遊技者にメダルを払い出すもので、筐体3の内部に設けられている。スピーカ47は、遊技者に当選又は入賞などを告知するためのもので、スロットマシン1の下部適所に設けられている。
制御装置50は、スロットマシン1の全体の動作を制御するもので、メイン制御基板51およびサブ制御基板52の別々の制御基板に、それぞれCPU51a,52a、メモリ51b,52bおよび駆動回路(図示省略)などの電子回路が実装されて構成されている。そして、この制御装置50は、CPU51aがメモリ51bに格納されているプログラムを実行し、CPU52aがメモリ52bに格納されているプログラムを実行することにより、下記図4に示す機能を有するものとなる。
図4は制御装置の機能を示す機能ブロック図である。また、図5は停止テーブルの一例を示す図である。図4において、遊技制御手段100は遊技を制御するものである。遊技には、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技(ボーナスゲーム)と、通常遊技および特別遊技と異なる遊技である特殊遊技とがあり、遊技制御手段100はこれらの遊技を制御する。
ここで、まず通常遊技の概要について説明する。メダル投入口21からメダルが投入されたり、ベットスイッチ15が操作されるとゲームが開始される。そして、スタートスイッチ17を操作すると、まず、当選か否かの抽選が行われ、ほぼ同時に、3個すべての回転リール12a〜12cの回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ19a〜19cのうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ19a〜19cに対応した回転リール12a〜12cの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ19a〜19cを操作し終えると、3個すべての回転リール12a〜12cの回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると、入賞となり、遊技者に対して所定枚数のメダルが払い出されるか、又は遊技者に対して所定の利益が付与されて、ゲームが終了する。なお、メダルの払い出しに代えて、メダルの貯留(クレジット)が行われることもある。
また、回転リール12a〜12cの停止制御は、以下に示すようにして行われる。まず、抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130が選択される。次に、選択された一の停止テーブル130と、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときの回転リール12a〜12cの回転位置とから、回転リール12a〜12cの滑りコマ数が決定される。そして、決定された滑りコマ数分だけ回転リール12a〜12cが回転し、そこで回転リール12a〜12cの回転が停止する。
抽選結果には、特定導入遊技当選(ビッグボーナス(BB)当選)と、特定遊技当選(レギュラーボーナス(RB)当選)と、第1小役当選と、第2小役当選と、第3小役当選と、再遊技当選(Replay当選)と、ハズレとがある。また、入賞には、特定導入遊技(BBゲーム)への移行に係る特定導入遊技入賞(BB入賞)と、特定遊技(RBゲーム)への移行に係る特定遊技入賞(RB入賞)と、所定枚数(例えば12枚)の遊技メダルの払い出しに係る第1小役入賞と、この第1小役入賞よりも少ない枚数(例えば8枚)の遊技メダルの払い出しに係る第2小役入賞と、この第2小役入賞よりも少ない枚数(例えば3枚)の遊技メダルの払い出しに係る第3小役入賞と、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技入賞(Replay入賞)とがある。
上記RBゲームとは、特定入賞遊技(JACゲーム)を複数回行い得ることにより、通常遊技よりも当選確率が高い遊技をいい、また、BBゲームとは、RBゲームの導入確率が高い遊技をいう。そして、例えば、「赤7」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞となり、払い出しがある場合には遊技メダルが払い出されて、BBゲームが実行される。
また、例えば、「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞となり、15枚の遊技メダルが払い出される。また、例えば、「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞となり、6枚の遊技メダルが払い出される。また、例えば、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞となり、新たな遊技メダルを投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
なお、抽選結果がBB当選になると、BB当選に基づいた図柄の停止制御が行われるが、このとき、BB入賞が引き当てられないと、このBB当選は、BB入賞が引き当てられるまで持ち越されることとなっている。RB当選についても同様である。一方、第1小役当選は、抽選結果が第1小役当選となった遊技で第1小役入賞を引き当てられないと、次回の遊技には持ち越されないこととなっている。第2小役当選、第3小役当選、及びReplay当選についても同様である。
次に、特別遊技(ボーナスゲーム)について説明する。この実施形態では、特別遊技(ボーナスゲーム)として、特定導入遊技(BBゲーム)と、特定遊技(RBゲーム)とを行うように構成されている。特定導入遊技(BBゲーム)とは、特定遊技(RBゲーム)の導入確率が高い遊技を言い、特定遊技(RBゲーム)とは、通常遊技中よりも当選確率が高い遊技を言う。
まず、特定導入遊技(BBゲーム)について説明する。抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、BB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。このとき、「赤7」の図柄が3個または「青7」の図柄が3個有効な入賞ライン上に揃うと、特定導入遊技入賞(BB入賞)となる。そして、BB入賞となると、払い出しがある場合にはメダルが払い出され、その後に、特定導入遊技(BBゲーム)へ移行する。BBゲームへ移行すると、まず、「BB一般遊技」が行われる。
この「BB一般遊技」中は、通常遊技中と同様に、最大3枚のメダルを投入することが可能であり、また、当選か否かの抽選が毎回行われ、また、3個すべての回転リール12a,12b,12cの回転が停止した際に、所定の図柄が所定の位置に停止しているか否かによって、入賞か否かの判定が行われる。この「BB一般遊技」中は、通常遊技中よりも特定遊技当選(RB当選)の当選確率が高くなるように設定されている。また、抽選結果がRB当選になると、RB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。そして、「BB一般遊技」中に、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃う(後述するように、これを「シフト入賞」という)と、特定遊技入賞(RB入賞)となり、「BB一般遊技」から「BB特定遊技」へ移行する。そして、BBゲーム中に、「BB特定遊技」への移行が3回行われるか、又は「BB一般遊技」中に合計30回の遊技が行われると、BBゲームは終了して、BBゲームから通常遊技へ移行する。
具体的には、通常遊技からBBゲームへ移行すると、まず、1回目の「BB一般遊技」が行われる。また、1回目の「BB一般遊技」中にRB入賞となると、1回目の「BB一般遊技」から1回目の「BB特定遊技」へ移行する。そして、1回目の「BB特定遊技」が終了すると、1回目の「BB特定遊技」から2回目の「BB一般遊技」へ移行する。また、2回目の「BB一般遊技」中にRB入賞となると、2回目の「BB一般遊技」から2回目の「BB特定遊技」へ移行する。そして、2回目の「BB特定遊技」が終了すると、2回目の「BB特定遊技」から3回目の「BB一般遊技」へ移行する。また、3回目の「BB一般遊技」中にRB入賞となると、3回目の「BB一般遊技」から3回目の「BB特定遊技」へ移行する。そして、3回目の「BB特定遊技」が終了すると、BBゲームも同時に終了して、BBゲームから通常遊技へ移行する。
一方、1回目の「BB一般遊技」中に30回の遊技が行われても、BBゲームは終了して、BBゲームから通常遊技へ移行する。また、1回目及び2回目の「BB一般遊技」中に合計30回の遊技が行われても、BBゲームは終了して、BBゲームから通常遊技へ移行する。さらに、1回目、2回目及び3回目の「BB一般遊技」中に合計30回の遊技が行われても、BBゲームは終了して、BBゲームから通常遊技へ移行する。
次に、特定遊技(RBゲーム)について説明する。抽選結果がRB当選となると、RB当選に基づいた図柄の停止制御が行われる。このとき、「BAR」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞となる。そして、RB入賞となると、払い出しがある場合にはメダルが払い出され、その後に、RBゲームへ移行する。このRBゲーム中は、メダルが1枚投入となり、所定の図柄が中央の入賞ライン上に3個揃うと入賞となる特定入賞遊技(JACゲーム)が行われる。また、RBゲーム中は、JACゲームを最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、RBゲーム中に、JACゲームが12回行われるか、あるいは入賞が8回あると、RBゲームは終了する。
次に、特殊遊技について説明する。この実施形態では、特殊遊技として、例えば、再遊技当選の当選確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技であるリプレイタイム遊技や、特別遊技当選に対応した図柄が所定の位置に停止しなかったときに当該特別遊技当選を累積して持ち越す遊技であるストックタイム遊技や、抽選手段110の抽選結果を遊技者に告知する遊技であるアシストタイム遊技や、ストップスイッチ19a,19b,19cの操作から対応する回転リール12a,12b,12cの回転停止までの時間が所定時間以内でありかつ可能な限り短い遊技であるチャンスタイム遊技や、遊技者に有利となるストップスイッチ19a,19b,19cの操作順を遊技者に知らせる遊技である押し順ナビ遊技などがある。この押し順ナビ遊技については後に詳述する。
抽選手段110は抽選を行うもので、図4に示すように、乱数発生手段111、乱数抽出手段112、抽選テーブル113、及び抽選判定手段114を備えている。
乱数発生手段111は、抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)で発生させるものである。この乱数発生手段111は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。なお、この乱数発生手段111は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。これらの手段は、例えば、CPU51aに所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生させた乱数を抽出するもので、乱数発生手段111が発生させた乱数を所定の条件(この実施形態では例えばスタートスイッチ17の操作)で抽出する。なお、乱数発生手段111は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段111が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ17が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段112が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
抽選テーブル113は、乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、当選か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものである。この抽選テーブル113は、乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選にするか、第3小役当選にするか、Replay当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定の割合で定めている。
抽選判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した乱数と、抽選テーブル113とを照合して、抽選結果の判定を行うものである。この抽選判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した乱数と、抽選テーブル113とを照合して、抽選結果が、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、あるいはハズレかを判定する。
停止制御手段120は、抽選手段110の抽選結果に基づき、停止テーブル130を用いて、回転リール12a〜12cの停止制御を行うものである。この停止テーブル130は、図柄の停止位置を決定するためのものであって、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときの回転リール12a〜12cの回転位置に応じて、回転リール12a〜12cの滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。この停止テーブル130は、すべての回転リール12a〜12cの滑りコマ数を一括して定めた全リール用停止テーブルからなる。図5は全リール用停止テーブルの一例を示したものである。
例えば図5に停止テーブル130では、左回転リール12aの滑りコマ数を、以下に示すように定めている。すなわち00番の図柄が図柄表示窓11の中段に位置したときに左ストップスイッチ19aが操作されれば、滑りコマ数は2とする。また、01番の図柄が図柄表示窓11の中段に位置したときに左ストップスイッチ19aが操作されれば、滑りコマ数は3とする。このため、図5に示す全リール用停止テーブル133が用いられている場合には、左回転リール12aは、00番の図柄が図柄表示窓11の中段に位置したときに左ストップスイッチ19aが操作されると、19番の図柄を図柄表示窓11の中段に位置させて停止し、また、01番の図柄が図柄表示窓11の中段に位置したときに左ストップスイッチ19aが操作されても、19番の図柄を図柄表示窓11の中段に位置させて停止する。
この停止テーブル130は、抽選結果毎に複数備えられている。これによって、同一の抽選結果でも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしている。更に、各停止テーブル130は、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときの回転リール12a〜12cの回転位置と、回転リール12a〜12cの滑りコマ数との関係が異なることがあるように定められている。これによって、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときの回転リール12a〜12cの回転位置が同じでも、図柄の停止位置が異なることがあるようにしている。
そして、停止制御手段120は、まず、抽選結果等に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130を選択する。次に、この選択した一の停止テーブル130と、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときの回転リール12a〜12cの回転位置とから、回転リール12a〜12cの滑りコマ数を決定する。
ここで、滑りコマ数が0と決定されれば、直ちに回転リール12a〜12cの回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が0と決定されると、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときに図柄表示窓11の上段に表示されていた図柄は、そのまま図柄表示窓11の上段に停止表示される。また、滑りコマ数が1と決定されれば、1コマ分だけ回転リール12a〜12cを回転させて停止させる。すなわち、滑りコマ数が1と決定されると、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときに図柄表示窓11の上段に表示されていた図柄は、回転リール12a〜12cの回転方向に1コマずれて、図柄表示窓11の中段に停止表示される。また、滑りコマ数が2と決定されれば、2コマ分だけ回転リール12a〜12cを回転させて停止させる。すなわち、滑りコマ数が2と決定されると、ストップスイッチ19a〜19cが操作されたときに図柄表示窓11の上段に表示されていた図柄は、回転リール12a〜12cの回転方向に2コマずれて、図柄表示窓11の下段に停止表示される。
なお、停止テーブル130は、すべての回転リール12a〜12cの滑りコマ数を一括して定めた全リール用停止テーブルに限られない。例えば、左回転リール12aのみの滑りコマ数を定めたもの(左リール用停止テーブル)と、中および右回転リール12b,12cの滑りコマ数を定めたもの(中右リール用停止テーブル)とを備えるようにしてもよい。
入賞判定手段140は、所定の図柄が所定の位置に停止したときに入賞と判定するものである。具体的には、この入賞判定手段140は、「赤7」または「青7」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞と判定し、「BAR」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞と判定する。また、この入賞判定手段140は、「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞と判定し、「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞と判定する。また、この入賞判定手段140は、左回転リール12aの回転を停止させたときに「チェリー」の図柄が図柄表示窓11に表示されると、中回転リール12b及び右回転リール12cに表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞と判定する。すなわち、左回転リール12aには、単独入賞図柄としての「チェリー」の図柄が表示されている。また、この入賞判定手段140は、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞と判定する。
メダル払出手段150は、ホッパーユニット45を制御して、入賞したときに入賞態様に応じた枚数のメダルを払い出すものである。また、演出制御手段200は、演出を制御するもので、回転リール12a〜12cの内側に設けたランプを所定のパターンで点滅させる演出を実行したり、演出用ランプ33を所定のパターンで点滅させる演出を実行したり、スピーカ47から所定の効果音を発生させる演出を実行したり、あるいは液晶ディスプレイ13に所定の文字又は図柄を表示させる演出を実行する。これらの演出によって、演出制御手段200は、遊技者に当選又は入賞などを知らせる演出を行うとともに、上記押し順ナビ遊技では、遊技者に有利となるストップスイッチ19a,19b,19cの操作順を遊技者に知らせる。
次に、図4、図6〜図8を参照して、この実施形態の押し順ナビ遊技について、さらに説明する。図6はBB一般遊技の押し順ナビ遊技中における抽選結果に対するストップスイッチの操作順と入賞との関係を示す図、図7は図6の各入賞に対して設定されたメダル払出枚数を示す図である。また、図8は押し順ナビ遊技における動作の一例を示すフローチャートである。
押し順ナビ遊技は、上述したように、遊技者に有利となるストップスイッチ19a,19b,19cの操作順を遊技者に知らせる遊技であり、この押し順ナビ遊技中に役に当選すると、ストップスイッチ19a,19b,19cの操作順が特定順のときに入賞となるように停止制御手段120が動作する。すなわち、ストップスイッチ19a,19b,19cの操作順が特定順のときには、特定の図柄が入賞ライン上に揃うように滑りコマ数を定めた停止テーブル130を用い、上記操作順が上記特定順以外の場合には、特定の図柄が入賞ライン上に揃わないように滑りコマ数を定めた停止テーブル130を用いるように、遊技制御手段100が停止テーブルの選択制御を行い、停止制御手段120が、この選択された停止テーブルを用いて、回転リール12a,12b,12cの図柄の停止制御を行う。
一方、遊技制御手段100からの制御信号に基づき演出制御手段200が液晶ディスプレイ13を制御して、遊技者に有利となるストップスイッチ19a,19b,19cの操作順である有利操作順(特定順)を、遊技者によるストップスイッチ19a,19b,19cの停止操作前に、液晶ディスプレイ13に表示する。そして、遊技者に有利となる特定順が知らされると、遊技者は、そのとおりに回転リール12a,12b,12cの停止操作を行うと入賞するため、通常遊技よりもメダルの獲得枚数を増加させることができる。この実施形態では、通常遊技からBBゲームに移行したときの「BB一般遊技」中に、N(たとえばN=10)ゲームだけ連続して「押し順ナビ遊技」が行われる。
図6、図7において、「順押し」は左ストップスイッチ19aを最初に押すことを意味し、「逆押し」はそれ以外を意味している。また、「シフト」は特定遊技入賞(RB入賞)、すなわちBB一般遊技からBB特定遊技に移行する役であり、抽選結果が「シフト」の当選のときに「順押し」するとシフト入賞となって、「Replay」の図柄が入賞ライン上に3個揃って特定遊技入賞(RB入賞)となり、メダルが3枚払い出されるとともに、BB特定遊技に移行する。また、抽選結果が「ベル」の当選のときに「逆押し」するとベル入賞となって、「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃い、メダルが6枚払い出される。また、抽選結果が「スイカ」の当選のときに「順押し」するとスイカ入賞となって、「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃い、メダルが15枚払い出される。また、抽選結果が「ベルスイカ」の当選は、ダブル当選を意味し、「ベル」および「スイカ」の双方とも入賞可能な小役である。すなわち、「順押し」するとスイカ入賞となって「スイカ」の図柄が入賞ライン上に3個揃い、メダルが15枚払い出される一方、「逆押し」するとベル入賞となって「ベル」の図柄が入賞ライン上に3個揃い、メダルが6枚払い出される。
なお、この実施形態では、押し順ナビ遊技における「押し順」は、最初に押すのが左ストップスイッチ19aかそれ以外かの2種類のみで設定しているが、これに限られず、たとえば中ストップスイッチ19bおよび右ストップスイッチ19cを含めて3種類で設定するようにしてもよく、さらに3個のストップスイッチ19a〜19cをそれぞれ操作する順番も考慮した6種類で設定するようにしてもよい。また、この実施形態では、図6に示すように、押し順と入賞との関係を予め決めて固定しているが、これに限られず、押し順ナビ遊技の開始時などに、押し順と入賞との関係を抽選などで決定することにより変更可能に構成してもよい。
図4において、サブ制御基板52は、さらに、枚数カウント手段201および発動条件判定手段202を備えている。枚数カウント手段201は、押し順ナビ遊技の開始後に遊技者が獲得したメダルの純増枚数をゲームごとにカウントするものである。すなわち、押し順ナビ遊技において、ゲームが入賞であれば純増枚数は増加し、ゲームが外れであれば投入されたメダル枚数(1〜3枚)だけ純増枚数は減少するが、その純増枚数が枚数カウント手段201によってゲームごとにカウントされる。ここで、遊技制御手段100は、押し順ナビ遊技中には、抽選手段100の抽選結果が当選のときに、その当選役に関する情報、入賞の有無に関する情報や、メダル獲得枚数などの情報をサブ制御基板52に送信する。また、サブ制御基板52では、押し順ナビ遊技中に遊技者の獲得したメダルの純増枚数が所定値を超えると、発動条件の成立と定められている。
発動条件判定手段202は上記発動条件の成否をゲームごとに判定するものである。すなわち、発動条件判定手段202は、枚数カウント手段201によるカウント値Cと所定値C0(たとえばC0=50)とを比較し、カウント値Cが所定値C0を超えたときに発動条件の成立と判定し、カウント値Cが所定値C0以下のときに発動条件の不成立と判定する。
そして、演出制御手段200は、押し順ナビ遊技では、遊技制御手段100から送信される当選役に関する情報に基づき、遊技者に有利となるストップスイッチ19a,19b,19cの操作順である有利操作順(特定順)を遊技者に報知する。すなわち、抽選手段110の抽選結果が「シフト」の当選のときは「順押し」を報知し、抽選結果が「ベル」の当選のときは「逆押し」を報知し、抽選結果が「スイカ」の当選のときは「順押し」を報知する。また、抽選結果が「ベルスイカ」の当選のときは、遊技者にとってより有利な「スイカ」が入賞する「順押し」を報知する。
また、演出制御手段200は、発動条件判定手段202により発動条件の成立と判定されると、抽選結果が「ベルスイカ」の当選のときに、遊技者にとって不利な「ベル」が入賞する「逆押し」を報知する。以下、押し順ナビ遊技中に遊技者にとって不利な押し順を報知することを「偽ナビ」と称し、遊技者にとって有利な押し順を報知する通常の押し順ナビを「最適ナビ」と称する。このように、この実施形態では、押し順ナビ遊技が本発明の「操作順報知遊技」に相当し、液晶ディスプレイ13が本発明の「報知手段」に相当し、演出制御手段200が本発明の「報知制御手段」に相当する。
図8において、まず、ゲーム開始か否かが判定され(#10)、ゲームが開始されると(#10でYES)、遊技者が獲得した純増枚数のカウント値Cと所定値C0とが比較される(#11)。そして、C>C0であれば(#11でYES)、偽ナビが行われる一方(#12)、C≦C0であれば(#11でNO)、最適ナビが行われる(#13)。そして、ゲームが終了すると(#14でYES)、そのゲームにおけるメダルの増減枚数C1がカウント値Cに加算されて(#15)、ステップ#10に戻る。ステップ#15において、たとえばメダル投入枚数が3枚で抽選結果が外れであればC1=−3となり、たとえばメダル投入枚数が2枚でスイカ入賞であればC1=−2+15=+13となる。
このように、この実施形態によれば、液晶ディスプレイ13により有利操作順を報知する押し順ナビ遊技中において、予め定められた発動条件の成立と判定すると有利操作順と異なる操作順を報知するようにしているので、遊技者の興趣を高めることができる。すなわち、たとえば有利操作順と異なる操作順が報知されたときは、その報知された操作順のとおりに操作すると遊技者は入賞を得られないまたはより不利な入賞しか得られないこととなるため、報知された操作順に従うか否かの判断が必要となることから、ストップスイッチ19a〜19cに対する操作が単調作業という感覚を遊技者に与えることがなくなり、押し順ナビ遊技に対する遊技者の興趣を高めることができる。
また、この実施形態によれば、遊技者の獲得した純増枚数が所定値を超えると発動条件の成立と定めているので、たとえば初心者が従来の押し順ナビ遊技と同様と考えて、液晶ディスプレイ13に報知される押し順のとおりにストップスイッチ19a〜19cを操作した場合でも、所定のメダル獲得枚数を確保することができるので、それなりに楽しむことができる。
また、この実施形態によれば、押し順ナビ遊技中に、抽選結果が「ベルスイカ」のダブル当選を設定しているので、液晶ディスプレイ13に報知された押し順に従っても従わなくてもメダルが獲得できるため、押し順ナビ遊技に対する迷いや疑念などを遊技者に生じさせることができる。
また、この実施形態によれば、次のような作用効果を発揮することができる。すなわち、押し順ナビ遊技において最適ナビにより「順押し」が報知された場合、図6から明らかなように、これに従うことで遊技者はスイカ入賞またはシフト入賞を期待できる。ところが、遊技者、特に熟練者がシフト入賞を避けたいと考える場合がある。たとえば「BB一般遊技」の残りゲーム数が多いのにシフト入賞が3回目となってしまう場合には、そのシフト入賞による「BB特殊遊技」で「BB遊技」が終了してしまうため、シフト入賞を避けたいと考える。
ここで、最適ナビによって「順押し」が報知され、遊技者がシフト入賞を避けようと「逆押し」をしたときに、実際には「ベルスイカ」の当選であった場合には、ベル入賞となってしまい、スイカ入賞で得られるはずの15枚が6枚に減ってしまうこととなる。一方、偽ナビによって「逆押し」が報知され、遊技者がスイカ入賞を狙って「順押し」をしたときに、実際には「シフト」の当選であった場合には、シフト入賞となって「BB特殊遊技」に移行してしまう。
このため、遊技者、特に熟練者にとっては、液晶ディスプレイ13に報知された情報に従うべきか、従わない方がよいかの判断に迷うこととなる。すなわち、メダル獲得枚数が減少するリスクを負って該メダル獲得枚数の増加を狙うか、あるいは安定したメダル獲得枚数で満足するかの選択を迫られる。したがって、この実施形態によれば、各遊技者の熟練度に応じた興趣を得ることができることとなる。
この実施形態において、図4の機能ブロック図に示す制御装置50の各機能は、CPU51aがメモリ51bに格納されている遊技機用プログラムを実行し、CPU52aがメモリ52bに格納されている遊技機用プログラムを実行することにより、実現することができる。すなわち、この実施形態では、メモリ51b,52bが遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に対応する。この場合において、上記実施形態ではメモリ51b,52bを制御基板51,52に実装されたメモリで構成しているが、これに限られず、DVD−ROM、CD−ROM、MOやリムーバブルハードディスクなど、スロットマシン1に着脱可能な記録媒体で構成してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では液晶ディスプレイ13の表示により押し順を遊技者に報知するようにしているが、これに限られず、演出用ランプ33を左端または右端から順に点灯することで報知したり、スピーカ47がステレオの場合には左側または右側のスピーカ47のみから音を発生させることで、押し順を報知するようにしてもよい。これらの場合には、演出用ランプ33またはスピーカ47が本発明の「報知手段」に相当する。
また、上記実施形態では、「ベルスイカ」のダブル当選のときに偽ナビを行うようにしているが、これに限られず、「シフト」、「ベル」、「スイカ」などの単独の当選のときにも、発動条件の成立と判定されると偽ナビを行うようにしてもよい。上記実施形態のようにダブル当選のときに偽ナビを行うようにすると、報知された押し順に従っても従わなくても入賞するため、偽ナビが行われているということが直ぐには明らかにならないが、単独当選のときに偽ナビを行うようにすると、偽ナビが行われると、報知された押し順に従っても入賞しないため、遊技者は、偽ナビが行われているということを容易に理解することができる。
また、上記実施形態では、押し順ナビ遊技中に遊技者の獲得したメダルの純増枚数が所定値を超えると、発動条件の成立と定められているが、これに限られない。例えば、押し順ナビ遊技がN(上記実施形態では例えばN=10)ゲームに亘って行われる場合に、予め定めたM(M≦Nで、例えばM=3)ゲーム数だけ連続して偽ナビを行うようにしてもよい。例えば、最初の3ゲーム、あるいは最後の3ゲームは連続して偽ナビを行うと定めておけばよい。この場合には、上記図4において、枚数カウント手段201および発動条件判定手段202は不要になり、発動条件送信手段203が、偽ナビを行う旨の制御信号を定められたゲーム数だけ演出制御手段200に送信するようにすればよい。また、遊技者の獲得したメダルの純増枚数に代えて、単なるメダルの獲得枚数が所定値を超えると発動条件の成立と定めるようにしてもよい。
また、例えば、発動条件の成立を抽選で決定するようにしてもよい。この一例の構成について図9の機能ブロック図を参照して説明する。なお、図9では上記図4と同一構成には同一符号を付し、説明を省略する。図9において、サブ制御基板52の確率決定手段203は、押し順ナビが開始されたときに、発動条件の成立確率を決定するもので、例えば予め設定された3種類の確率1/2,1/3,1/10のうちから選択することにより決定する。発動抽選手段204は、確率決定手段203により決定された成立確率で発動条件の成立か否かの抽選をゲームごとに行うものである。そして、発動条件判定手段202は、発動抽選手段204による抽選結果が当選のときに発動条件の成立と判定し、外れのときに発動条件の不成立と判定する。
なお、図9において、発動抽選手段204は、例えば抽選手段110と同様に構成してもよい。また、抽選手段110の乱数発生手段111で発生した乱数の下位1バイトを発動条件の抽選に兼用するようにしてもよく、この場合には、発動抽選手段204が乱数発生手段を備えることは不要になる。
次に、図9の構成の動作について図10のフローチャートを参照して説明する。図10において、押し順ナビ遊技が開始されると、まず、発動条件の成立確率が決定される(#20)。次いで、ゲーム開始か否かが判定され(#21)、ゲームが開始されると(#21でYES)、発動条件の成立か否かの抽選が行われる(#22)。そして、抽選結果が当選となって発動条件が成立であれば(#23でYES)、偽ナビが行われる一方(#24)、抽選結果が外れで発動条件が不成立であれば(#23でNO)、最適ナビが行われる(#25)。そして、ゲームが終了すると(#26でYES)、ステップ#21に戻る。
このように、図9および図10の形態によれば、押し順ナビ遊技ごとに発動条件の成立確率を抽選で決定するようにしているので、偽ナビの行われる回数がそれぞれの押し順ナビ遊技によって変動することになるため、ゲームの興趣を高めることができる。また、発動条件の成立確率を予め設定された3種類の確率のなかから選択して決定するようにしているので、容易に決定することができる。
なお、この形態では、発動条件の成立確率を予め設定された3種類の確率のなかから選択して決定するようにしているが、これに限られず、任意の成立確率に決定するようにしてもよい。また、この形態では、押し順ナビ遊技ごとに発動条件の成立確率を決定するようにしているが、これに限られず、予め決められた成立確率で発動条件の抽選を行うようにしてもよい。これによって、偽ナビの発生回数を一定の範囲内とすることができ、報知された押し順のとおりに操作する初心者であっても、所定のメダル獲得枚数を確保することができる。この場合には、図9の確率決定手段203および図10のステップ#20は不要になる。
さらにまた、例えば、押し順ナビ遊技中に所定の小役の当選回数が所定値に達すると、発動条件の成立と定めるようにしてもよい。この一例の構成について図11の機能ブロック図を参照して説明する。なお、図11では上記図4と同一構成には同一符号を付し、説明を省略する。図11において、サブ制御基板52の当選判定手段205は、遊技制御手段100により送られる当選役に関する情報に基づき、「スイカ」の当選か否かを判定するものである。また、当選カウント手段206は、押し順ナビ遊技の開始後における「スイカ」の当選回数をカウントするものである。また、サブ制御基板52では、押し順ナビ遊技中に「スイカ」の当選回数が所定値に達すると発動条件の成立と定められている。そして、発動条件判定手段202は、当選カウント手段206によるカウント値Kと所定値K0(たとえばK0=3)とを比較し、カウント値Kが所定値K0に達すると発動条件の成立と判定し、カウント値Kが所定値K0未満のときに発動条件の不成立と判定する。
次に、図11の構成の動作について図12のフローチャートを参照して説明する。図12において、押し順ナビ遊技が開始されると、まず、ゲーム開始か否かが判定され(#30)、ゲームが開始されると(#30でYES)、「スイカ」の当選か否かが判定される(#31)。そして、「スイカ」の当選であれば(#31でYES)、カウント値Kが1だけインクリメントされて(#32)、ステップ#33に進む一方、「スイカ」の当選でなければ(#31でNO)、そのままステップ#33に進む。
そして、カウント値Kが所定値K0に達したか否かが判定され(#33)、K=K0であれば(#33でYES)、偽ナビが行われる一方(#34)、K<K0であれば(#33でNO)、最適ナビが行われる(#35)。そして、ゲームが終了すると(#36でYES)、ステップ#30に戻る。
このように、図11および図12の形態によれば、「スイカ」の当選回数が所定値に達すると発動条件の成立と定めているので、たとえば初心者が従来の押し順ナビ遊技と同様と考えて、液晶ディスプレイ13に報知される押し順のとおりにストップスイッチ19a〜19cを操作した場合でも、その時点までの最適ナビによって所定のメダル獲得枚数を確保できるので、それなりに楽しむことができる。
なお、図11および図12の形態では、「スイカ」の当選回数が所定値に達すると発動条件の成立と定めているが、これに限られず、例えば「ベル」または「ベルスイカ」の当選回数としてもよく、あるいは「スイカ」、「ベル」および「ベルスイカ」の全ての小役の当選回数をカウントし、所定値に達すると発動条件の成立と定めるようにしてもよい。
また、上記実施形態ではメイン制御基板51およびサブ制御基板52の別々の制御基板を備え、それぞれCPUおよびメモリを備える構成となっているが、本発明はこれに限られず、1つの制御基板を備え、1つのCPUおよび1つのメモリで構成してもよい。
また、上記実施形態では3リール式のスロットマシンとしているが、これに限られない。例えば本発明に係る遊技機用プログラムを、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機に適用することができる。すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムを、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等のコンピュータが読み取ることによって、業務用あるいは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機として機能させることができる。この場合において、例えば液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置を用いて、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させることにより、本発明の「図柄表示手段」を構成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態であるスロットマシンの正面図である。 回転リールの図柄配列の一例を示す図である。 スロットマシンの制御系を示すブロック図である。 制御装置の機能を示す機能ブロック図である。 全リール用停止テーブルの一例を示す図である。 BB一般遊技の押し順ナビ遊技中における抽選結果に対するストップスイッチの操作順と入賞との関係を示す図である。 図6の各入賞に対して設定されたメダル払出枚数を示す図である。 押し順ナビ遊技の動作の一例を示すフローチャートである。 別の形態の機能ブロック図である。 押し順ナビ遊技の別の動作例を示すフローチャートである。 さらに別の形態の機能ブロック図である。 押し順ナビ遊技のさらに別の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
12a〜12c…回転リール、13…液晶ディスプレイ(報知手段)、17…スタートスイッチ、19a〜19c…ストップスイッチ、33…演出用ランプ(報知手段)、47…スピーカ(報知手段)、50…制御装置、51a,52a…CPU、51b,52b…メモリ、100…遊技制御手段、110…抽選手段(遊技抽選手段)、120…停止制御手段、200…演出制御手段(報知制御手段)、201…枚数カウント手段、202…発動条件判定手段、203…確率決定手段、204…発動抽選手段、205…当選判定手段、206…当選カウント手段

Claims (11)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、前記各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の回転リールに対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する回転リールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、遊技を制御するための制御装置とを備え、該制御装置は、所定の移行条件の成立により、遊技者が有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により遊技者に報知する操作順報知遊技に移行する機能を有する遊技機において、
    前記制御装置が、
    予め定められた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、
    前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、前記各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の回転リールに対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する回転リールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、遊技を制御するための制御装置とを備え、該制御装置は、所定の移行条件の成立により、遊技者が有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により遊技者に報知する操作順報知遊技に移行する機能を有する遊技機において、
    前記制御装置が、
    前記制御装置により前記操作順報知遊技がNゲーム間連続して継続されるときに、前記報知手段を制御して、M(M≦N)ゲームに亘って前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 前記制御装置が、遊技者が入賞として獲得したメダルの純増枚数をカウントする枚数カウント手段をさらに備え、
    前記枚数カウント手段によりカウントされた前記純増枚数が所定値を超えると、前記発動条件の成立と定められていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記制御装置が、前記発動条件の成立確率が所定値に設定された抽選をゲームごとに行う発動抽選手段をさらに備え、
    前記発動抽選手段の抽選結果が当選のときに前記発動条件が成立と定められており、
    前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  6. 前記制御装置が、
    前記操作順報知遊技への移行時に前記発動条件の成立確率を決定する確率決定手段と、
    前記発動条件の成立確率が前記確率決定手段により決定された値に設定された抽選をゲームごとに行う発動抽選手段とをさらに備え、
    前記発動抽選手段の抽選結果が当選のときに前記発動条件が成立と定められており、
    前記発動条件判定手段は、ゲームごとに前記発動条件の成否を判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 前記報知手段により報知された操作順のとおりに遊技者が前記複数のストップスイッチを操作すると、遊技者に付与される利益が所定値になるように、前記発動条件の成否が定められていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  8. 前記制御装置が、
    前記スタートスイッチの操作に応じて遊技に関する抽選を行う遊技抽選手段と、
    前記操作順報知遊技において前記遊技抽選手段の抽選結果が当選のときに、前記複数のストップスイッチの操作順が特定順のときに入賞となるように前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とをさらに備え、
    前記操作順報知遊技では、前記有利操作順として前記特定順が報知されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記制御装置が、
    前記操作順報知遊技において前記遊技抽選手段の抽選結果が所定の小役の当選か否かを判定する当選判定手段と、
    この当選判定手段により当選と判定された回数をカウントする当選カウント手段とをさらに備え、
    前記当選カウント手段によるカウント値が所定値に達した後は、前記発動条件が常に成立すると定められていることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 遊技機を、
    それぞれ複数の図柄を変動表示又は停止表示させる複数の図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の前記変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の図柄表示手段に対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する図柄表示手段の変動表示をそれぞれ停止させて停止表示させるための複数のストップスイッチと、
    所定の移行条件の成立により、遊技者に有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により知らせる操作順報知遊技に移行する特殊遊技制御手段と、
    予め定めた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、
    前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段として機能させることを特徴とする遊技機用プログラム。
  11. 遊技機を、
    それぞれ複数の図柄を変動表示又は停止表示させる複数の図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の前記変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の図柄表示手段に対応してそれぞれ設けられ、遊技者の操作により対応する図柄表示手段の変動表示をそれぞれ停止させて停止表示させるための複数のストップスイッチと、
    所定の移行条件の成立により、遊技者に有利となる前記各ストップスイッチの操作順である有利操作順を報知手段により知らせる操作順報知遊技に移行する特殊遊技制御手段と、
    予め定めた発動条件の成否を判定する発動条件判定手段と、
    前記操作順報知遊技中に前記発動条件判定手段が前記発動条件の成立と判定したときに、前記報知手段を制御して前記有利操作順と異なる操作順を遊技者に報知させる報知制御手段として機能させることを特徴とする遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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