JP2003305170A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003305170A
JP2003305170A JP2002112751A JP2002112751A JP2003305170A JP 2003305170 A JP2003305170 A JP 2003305170A JP 2002112751 A JP2002112751 A JP 2002112751A JP 2002112751 A JP2002112751 A JP 2002112751A JP 2003305170 A JP2003305170 A JP 2003305170A
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Nobuki Katsumata
伸樹 勝又
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作順案内手段が案内した操作順通りに回転
停止手段を操作すれば、回転停止手段を操作するタイミ
ングによらず入賞可能となる遊技機の提供。 【解決手段】 提示された操作順通りにストップスイッ
チ50を操作した際に、ストップスイッチ50の操作タイミ
ングが悪く、回転リール40を適切な位置に停止できず、
入賞図柄、例えば、「リプレイ」、「プラム」、「プラ
ム」が入賞ラインに配列できない場合、停止制御手段91
は、単独で入賞となる単独入賞図柄、例えば、「チェリ
ー」を入賞ラインに停止させる。これにより、操作順案
内手段91が案内した操作順通りにストップスイッチ50を
操作すれば、ストップスイッチ50を操作するタイミング
によらず入賞することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入賞ラインに停
止した図柄が当選役を形成するように、回転している回
転表示手段を適宜停止させる遊技機に関するものであ
る。また、この発明は、コンピュータを上述の遊技機と
して機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞ラインに停止した図柄が当選
役を形成するように、回転している回転表示手段を適宜
停止させて遊ぶスロットマシーン等の遊技機が利用され
ている。この種の遊技機は、乱数を用いて当選役の抽選
を行い、抽選で当選した当選役が入賞する確率が高くな
るように、回転表示手段の停止制御を行っている。
【0003】ここで、複数種類の当選役のなかから単に
一つの当選役を選ぶ抽選に限らず、複数の当選役を組み
合わせたグループ当選役をも抽選の対象とする場合があ
る。このようなグループ当選役を設定しておけば、グル
ープ当選役の当選により、複数の当選役が当選した状態
となるので、一つの当選役が当選した場合とは異なる入
賞確率で遊技を行わせることができる。
【0004】また、前述のような遊技機としては、回転
表示手段の回転を停止させるための回転停止手段と、こ
の回転停止手段の操作順を案内する操作順案内手段と、
この操作順案内手段が案内した操作順通りに回転停止手
段が操作されると、当選した当選役を形成するように回
転表示手段を停止制御する制御手段とを備えたものがあ
る。このような遊技機によれば、操作順案内手段を起動
させることにより、入賞確率が著しく高い状態にするこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転表
示手段を停止するにあたり、当選役を形成する図柄が入
賞ラインから離れた角度位置にあるときに、回転停止手
段を操作すると、回転表示手段が停止制御を行っても、
前述の図柄を入賞ラインに停止させることはできない。
このため、従来の遊技機では、操作順案内手段が案内し
た操作順通りに回転停止手段を操作しても、回転停止手
段を操作するタイミングによっては、当選役を形成する
図柄が入賞ラインに停止しない、いわゆる取りこぼしが
発生し、当該当選役での入賞は実現しない。従って、操
作順案内手段が案内した操作順通りに、回転停止手段を
操作したにもかかわらず、取りこぼしが発生し、図柄に
よっては、入賞の確率が高くならない。そして、このよ
うな取りこぼしが多発すると、遊技者に大きな不満を抱
かせることとなる。
【0006】そこで、特許請求の範囲における各請求項
にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、操作順案内手段が案内し
た操作順通りに回転停止手段を操作すれば、回転停止手
段を操作するタイミングによらず入賞可能となる遊技機
を提供しようとするものである。
【0007】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、回転表示手段
を停止する回転停止手段の構成が簡略化されるようにな
る遊技機を提供しようとするものである。
【0008】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、
操作順案内手段が案内した操作順通りに回転停止手段を
操作すれば、回転停止手段を操作するタイミングによら
ず必ず入賞可能としても、回転表示手段を停止する停止
制御の構成が複雑にならない遊技機を提供しようとする
ものである。
【0009】(請求項4)請求項4記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、操
作順案内手段が案内した操作順通りに回転停止手段を操
作すれば、回転停止手段を操作するタイミングによらず
入賞可能となる遊技機用プログラムを提供しようとする
ものである。
【0010】(請求項5)請求項5記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、操
作順案内手段が案内した操作順通りに回転停止手段を操
作すれば、回転停止手段を操作するタイミングによらず
入賞可能となる遊技機用プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】また、図面番号も、発明の実施の形態にお
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。 (特徴点)すなわち、複数種類の図柄(61)が記された複
数の回転表示手段(40)と、前記回転表示手段(40)の回転
を開始させるための回転開始手段(30)と、前記各回転表
示手段(40)の回転を停止させるために各回転表示手段(4
0)に応じて設けられた回転停止手段(50)と、前記回転表
示手段(40)の動作を前記回転開始手段(30)及び回転停止
手段(50)の操作に応じ制御する遊技制御装置(21)とを備
えた遊技機(10)であって、前記遊技制御装置(21)は、乱
数を用いて当選役の抽選を行う当選役抽選手段(110)
と、前記回転停止手段(50)の操作順を案内する操作順案
内手段(91)と、この操作順案内手段(91)が案内した操作
順通りに前記回転停止手段(50)が操作されると、前記当
選役抽選手段(110)が抽選した当選役が入選するように
前記回転表示手段(40)を停止させる停止制御手段(92)と
を備え、前記当選役として、所定の入賞ラインに沿って
各回転表示手段(40)の図柄が配列されてなる図柄列入賞
役と、前記入賞ラインに停止すると単独で入賞となる単
独入賞図柄を有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグ
ループ当選役が予め定められ、前記単独入賞図柄は、少
なくとも一の回転表示手段(40)において、前記図柄列入
賞役の図柄を前記入賞ラインに停止させることが不可能
なタイミングで前記回転停止手段(40)が操作された際
に、前記入賞ラインに停止可能な範囲に配置され、前記
停止制御手段(92)は、前記グループ当選役が抽選される
と、すべての回転表示手段(40)において、前記図柄列入
賞役の図柄を前記入賞ラインに停止させることが可能で
あるか否かを判断し、この判断の結果に基づいて前記図
柄列入賞役を前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞
させる停止制御を行うものであることを特徴とする。
【0013】また、ここで、「回転表示手段(40)」とあ
るのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回
転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面
に表示されるようなものも含まれるものである。具体的
には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた
液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表
示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置
によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。ま
た、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例え
ば、スロットマシンであるが、上述した回転表示手段、
例えば、回転リールを有するパチンコ機や、その他の遊
技機を含むものである。
【0014】(作用)本発明によれば、回転停止手段(5
0)が操作された際に、図柄列入賞役の図柄を入賞ライン
に停止させることが可能である場合には、停止制御手段
(92)がそのことを判断し、図柄列入賞役を単独図柄入賞
役よりも優先させて入賞させる。一方、単独入賞図柄
は、少なくとも一の回転表示手段(40)において、図柄列
入賞役の図柄を入賞ラインに停止させることが不可能な
タイミングで回転停止手段(50)が操作された際に、入賞
ラインに停止可能な範囲に配置されているので、図柄列
入賞役の図柄を入賞ラインに停止させることが不可能で
ある場合、単独図柄入賞役を入賞させることが可能とな
る。これにより、操作順案内手段(91)が案内した操作順
通りに回転停止手段(50)を操作すれば、回転停止手段(5
0)を操作するタイミングによらず入賞可能となる。
【0015】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。 (特徴点)すなわち、前記回転表示手段(40)は、三個が
横並びに設けられ、前記単独図柄入賞役は、前記複数の
回転表示手段(40)のうちの一の回転表示手段(40)に記さ
れた単独入賞図柄が前記入賞ラインに停止すれば、残り
の回転表示手段(40)に記された図柄のいずれが前記入賞
ラインに停止しても前記グループ当選役は入賞するもの
となっていることを特徴とする。
【0016】(作用)本発明によれば、単独図柄入選
は、役入賞ラインに停止すると単独で入賞となるので、
停止制御手段(92)は、三個の回転表示手段(40)の全部を
停止制御する必要がなく、三個のうち、単独図柄入選の
図柄が記された一個の回転表示手段(40)についてのみ停
止制御を行えばよいので、停止制御手段(92)の構成が簡
略化されるようになる。
【0017】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、
次の点を特徴とする。 (特徴点)すなわち、前記停止制御手段(92)は、前記グ
ループ当選役が抽選された際に、前記一の回転表示手段
(40)において、前記図柄列入賞役の図柄を前記入賞ライ
ンに停止させることが不可能であると判断した場合に
は、前記単独図柄入賞役が必ず入賞するように前記回転
表示手段(40)を停止させる制御を行うものであることを
特徴とする。
【0018】(作用)本発明によれば、単独入賞図柄
は、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止させること
が不可能なタイミングで回転停止手段(50)が操作された
際に、入賞ラインに停止可能な範囲に配置されているの
で、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止させること
が不可能である場合に、単独図柄入賞役が必ず入賞する
ように回転表示手段(40)を停止制御するようにしても、
停止制御手段(92)は簡単な構成で済む。このため、操作
順案内手段(91)が案内した操作順通りに回転停止手段(5
0)を操作した際に、回転停止手段(50)を操作するタイミ
ングが適切でなくとも、必ず入賞可能となるようして
も、回転表示手段(40)を停止する停止制御手段(92)の構
成が複雑にならない。
【0019】(請求項4)請求項4記載の発明は、コン
ピュータを、複数種類の図柄(61)が記された複数の回転
表示手段(40)と、前記回転表示手段(40)の回転を開始さ
せるための回転開始手段(30)と、前記各回転表示手段(4
0)の回転を停止させるために各回転表示手段(40)に応じ
て設けられた回転停止手段(50)と、前記回転表示手段(4
0)の動作を前記回転開始手段(30)及び回転停止手段(50)
の操作に応じ制御する遊技制御装置(21)とを備えた遊技
機(10)であって、前記遊技制御装置(21)は、乱数を用い
て当選役の抽選を行う当選役抽選手段(110)と、前記回
転停止手段(50)の操作順を案内する操作順案内手段(91)
と、この操作順案内手段(91)が案内した操作順通りに前
記回転停止手段(50)が操作されると、前記当選役抽選手
段(110)が抽選した当選役が入選するように前記回転表
示手段(40)を停止させる停止制御手段(92)とを備え、前
記当選役として、所定の入賞ラインに沿って各回転表示
手段(40)の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、前記
入賞ラインに停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄
を有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選
役が予め定められ、前記単独入賞図柄は、少なくとも一
の回転表示手段(40)において、前記図柄列入賞役の図柄
を前記入賞ラインに停止させることが不可能なタイミン
グで前記回転停止手段(40)が操作された際に、前記入賞
ラインに停止可能な範囲に配置され、前記停止制御手段
(92)は、前記グループ当選役が抽選されると、すべての
回転表示手段(40)において、前記図柄列入賞役の図柄を
前記入賞ラインに停止させることが可能であるか否かを
判断し、この判断の結果に基づいて前記図柄列入賞役を
前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞させる停止制
御を行うものとなっている遊技機(10)として機能させる
ための遊技機用プログラムである。
【0020】(作用)本発明によれば、請求項1記載の
発明と同様に、回転停止手段(50)が操作された際に、図
柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止させることが可能
である場合には、停止制御手段(92)がそのことを判断
し、図柄列入賞役を単独図柄入賞役よりも優先させて入
賞させる。一方、単独入賞図柄は、少なくとも一の回転
表示手段(40)において、図柄列入賞役の図柄を入賞ライ
ンに停止させることが不可能なタイミングで回転停止手
段(50)が操作された際に、入賞ラインに停止可能な範囲
に配置されているので、図柄列入賞役の図柄を入賞ライ
ンに停止させることが不可能である場合、単独図柄入賞
役を入賞させることが可能となる。これにより、操作順
案内手段(91)が案内した操作順通りに回転停止手段(50)
を操作すれば、回転停止手段(50)を操作するタイミング
によらず入賞可能となる。
【0021】(請求項5)請求項5記載の発明は、コン
ピュータを、複数種類の図柄(61)が記された複数の回転
表示手段(40)と、前記回転表示手段(40)の回転を開始さ
せるための回転開始手段(30)と、前記各回転表示手段(4
0)の回転を停止させるために各回転表示手段(40)に応じ
て設けられた回転停止手段(50)と、前記回転表示手段(4
0)の動作を前記回転開始手段(30)及び回転停止手段(50)
の操作に応じ制御する遊技制御装置(21)とを備えた遊技
機(10)であって、前記遊技制御装置(21)は、乱数を用い
て当選役の抽選を行う当選役抽選手段(110)と、前記回
転停止手段(50)の操作順を案内する操作順案内手段(91)
と、この操作順案内手段(91)が案内した操作順通りに前
記回転停止手段(50)が操作されると、前記当選役抽選手
段(110)が抽選した当選役が入選するように前記回転表
示手段(40)を停止させる停止制御手段(92)とを備え、前
記当選役として、所定の入賞ラインに沿って各回転表示
手段(40)の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、前記
入賞ラインに停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄
を有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選
役が予め定められ、前記単独入賞図柄は、少なくとも一
の回転表示手段(40)において、前記図柄列入賞役の図柄
を前記入賞ラインに停止させることが不可能なタイミン
グで前記回転停止手段(40)が操作された際に、前記入賞
ラインに停止可能な範囲に配置され、前記停止制御手段
(92)は、前記グループ当選役が抽選されると、すべての
回転表示手段(40)において、前記図柄列入賞役の図柄を
前記入賞ラインに停止させることが可能であるか否かを
判断し、この判断の結果に基づいて前記図柄列入賞役を
前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞させる停止制
御を行うものとなっている遊技機として機能させるため
の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体である。
【0022】(作用)本発明によれば、請求項1記載の
発明と同様に、回転停止手段(50)が操作された際に、図
柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止させることが可能
である場合には、停止制御手段(92)がそのことを判断
し、図柄列入賞役を単独図柄入賞役よりも優先させて入
賞させる。一方、単独入賞図柄は、少なくとも一の回転
表示手段(40)において、図柄列入賞役の図柄を入賞ライ
ンに停止させることが不可能なタイミングで回転停止手
段(50)が操作された際に、入賞ラインに停止可能な範囲
に配置されているので、図柄列入賞役の図柄を入賞ライ
ンに停止させることが不可能である場合、単独図柄入賞
役を入賞させることが可能となる。これにより、操作順
案内手段(91)が案内した操作順通りに回転停止手段(50)
を操作すれば、回転停止手段(50)を操作するタイミング
によらず入賞可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図5は、本発明の第一の実施の
形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び
出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図及び図3
乃至図5は遊技機の通常遊技の動作の概略のフローをそ
れぞれ示すものである。
【0024】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、スロッ
トマシンであり、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体
11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四
角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示
窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61を見る
ことができる図柄表示窓13が形成されている。
【0025】上記回転リール40は、複数種類の図柄61が
記された複数の回転表示手段である。また、上記回転リ
ール40は、図2の向かって左端側に位置する左側回転リ
ール43と、図2の向かって右端側に位置する右側回転リ
ール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45
の間に位置する中央回転リール44とからなるものであ
る。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しない
が、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の
合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この
入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効に
なる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊
技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ライン
のうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そし
て、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞
ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。
そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線
も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインと
なる。
【0026】遊技機10の内部には、図2には示していな
いが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置
20(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0027】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の報知装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0028】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(n)の
手段として機能する。
【0029】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)当選役抽選手段110 なお、通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるため
に通常遊技に関する制御を行うものであり、特別遊技制
御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関す
る制御を行うものである。
【0030】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、報知ランプ69やスピー
カ67等の報知装置66を制御するためのものである。そし
て、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するた
め、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号の
やりとりは、一方通行となるように設定されている。す
なわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かっ
て出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊
技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないよ
うに設定されている。これにより、当選率等の抽選に関
するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易
なものにすることができる。
【0031】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(7)の手段として機能する。 (1)演出データ記憶手段151 (2)演出制御手段152 (3)得点カウント手段143 (4)得点記憶手段144 (5)利益付与手段160(報知決定手段145) (6)報知回数カウント手段147 (7)報知回数記憶手段148 また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(7)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0032】上記制御装置20の入力側には、主として制
御装置20に信号を送る入力手段が配置され、上記制御装
置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送
り込まれる出力手段が配置されている。 (入力手段)上記制御装置20の入力側には、図1に示す
ように、次のパーツが接続されている。
【0033】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)の
パーツに限定されるものではない。
【0034】(出力手段)上記制御装置20の出力側に
は、図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示
装置68) なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)の
パーツに限定されるものではない。
【0035】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18か
ら投入された遊技メダルを検知するためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0036】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す
ためのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Re
play)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リー
ルユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0037】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、当選役抽選手段110の抽選により、「再遊
技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。ここで、スタートスイッチ30は、回転表示手段
である回転リール40の回転を開始させるための回転開
始手段である。
【0038】(ストップスイッチ50)上記ストップスイ
ッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるための
ものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2
に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッ
チから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置
されているものである。回転リール40に対応したストッ
プスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40
が回転を停止するように設定されているものである。こ
こで、これらのストップスイッチ50は、回転表示手段で
ある回転リール40の回転を停止させるために各回転リー
ル40に応じて設けられた回転停止手段である。これらの
ストップスイッチ50としては、各々の内部に、図示しな
いランプが設けられたものが採用できる。そして、これ
らのランプは、ストップスイッチ50の操作順序を示す順
番で点灯することが可能となっている。
【0039】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そし
て、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデッ
クスが形成してある。そして、モータによる回転を開始
した後、前記スタートインデックスを検知してからの回
転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、
所定角度で停止させることによって、停止制御が行われ
るものである。
【0040】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (報知装置66)上記報知装置66は、遊技者に当選や入賞
等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体
的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左
右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置され
たドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、
表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを
備えているものである。そして、この報知装置66は、演
出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ
67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯
又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模
様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選
や入賞等を報知させるためのものである。
【0041】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時に
は前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ
30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の
回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイ
ッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40
の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個
全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て
停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、
予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット
65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メ
ダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0042】当選役には、入賞した場合、遊技メダルの
払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選役
(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、
入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を
遊技者に付与する特別当選役(この特別当選役が入賞し
た場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダ
ルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入するこ
となく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレ
イ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は
再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、そ
の抽選結果がいずれかの当選役となった場合(内部入賞
とも言う。)、その当選役に対応した当選フラグが成立
する。そして、抽選結果が特別当選役である場合に、特
別当選役の当選フラグが成立し、この特別当選の当選フ
ラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止
図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄
61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特
別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選
により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停
止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場
合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越さ
れるように設定されている。なお、小役当選役の当選フ
ラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない
場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しは
ない。
【0043】また、いずれかの当選フラグが成立中に、
対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ラ
イン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選
図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライ
ン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0044】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定当選遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に所定回数範囲内で行われるように
設定されているが、特にこれに限定されるものではな
く、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるよう
に設定しても良いものである。また、上記特定当選遊
技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われる
ものである。また、特別遊技としては、上記した(1)
乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0045】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0046】(1)特定導入遊技制御手段90(BBゲー
ム制御手段) (2)特定遊技制御手段100(RBゲーム制御手段) (特定導入遊技制御手段90)上記特定導入遊技制御手段
90は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
である。
【0047】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止
させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っている
か否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。
【0048】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0049】このような特定導入遊技制御手段80には、
BBゲームの期間中において、ストップスイッチ50の操
作順を競技者に案内する操作順案内手段91と、この操作
順案内手段91が案内した操作順通りにストップスイッチ
50が操作されると、後述する当選役抽選手段110が抽選
した当選役が入選するように回転リール40を停止させる
停止制御手段92とが設けられている。
【0050】操作順案内手段91は、設定されている複数
種類の当選役毎に設定されているストップスイッチ50の
操作順を示すテーブルを有している。そして、操作順案
内手段91は、例えば、ストップスイッチ50の各々の内部
に設けられた図示しないランプを、操作順序を示す順番
で点灯することで、ストップスイッチ50の操作順を案内
するるようになっている。
【0051】ここで、当選役抽選手段110が抽選する当
選役としては、所定の入賞ラインに沿って各回転リール
40の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、入賞ライン
に停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄を有する単
独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選役が予め定
められている。例えば、図3に示すように、図柄列入賞
役として、回転リール43,44,45のそれぞれに記された
図柄61として「リプレイ」、「プラム」及び「プラム」
からなる当選役と、単独入賞図柄として、回転リール43
に記された図柄61として「チェリー」にのみからなる当
選役とを有するグループ当選役が採用できる。
【0052】この際、単独入賞図柄は、操作順における
最初の回転リール40において、図柄列入賞役の図柄61を
入賞ラインに停止させることが不可能なタイミングでス
トップスイッチ50が操作された際に、入賞ラインに停止
可能な範囲に配置されている。具体的には、図4に示す
ように、回転リール43は、図柄列入賞役の図柄61である
「リプレイ」が記された位置9でストップスイッチ50が
操作されると、蹴飛ばし可能な図柄枚数が4枚であるの
で、位置8〜5の範囲内で停止可能となる。このため、
位置9でストップスイッチ50が操作されるタイミング
は、「リプレイ」を入賞ラインに停止させることが不可
能なタイミングとなる。そして、単独入賞図柄である
「チェリー」は、「リプレイ」を入賞ラインに停止させ
ることが不可能なタイミングでストップスイッチ50が操
作された際に、入賞ラインに停止可能な範囲内となる位
置7に配置されている。
【0053】なお、単独入賞図柄である「チェリー」
は、回転リール40のうちの一の回転リール43に記された
ものが入賞ラインに停止すれば、残りの回転リール44,
45に記された図柄のいずれが入賞ラインに停止しても入
賞するものとなっている。また、回転リール44,45に記
された「プラム」の間には、蹴飛ばし可能な最大枚数
(例えば4図柄)以下の図柄が配置されている。これに
より、回転リール44,45に記された「プラム」は、スト
ップスイッチ50が操作されるタイミングによらず、入賞
ラインに停止可能となっている。
【0054】このようなグループ当選役が当選役抽選手
段110によって抽選されると、停止制御手段92は、すべ
ての回転リール40において、図柄列入賞役の図柄61を入
賞ラインに停止させることが可能であるか否かを判断
し、この判断の結果に基づいて図柄列入賞役を単独図柄
入賞役よりも優先させて入賞させる停止制御を行うもの
となっている。
【0055】また、停止制御手段92は、グループ当選役
が抽選された際に、すべての回転リール40において、図
柄列入賞役の図柄61を入賞ラインに停止させることが不
可能であると判断した場合には、単独図柄入賞役が必ず
入賞するように回転リール43を停止させる制御を行うよ
うになっている。 (特定遊技制御手段100)上記特定遊技制御手段100は、
RBゲームを制御するためのものである。
【0056】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる
特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲー
ムでは、当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行
えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大1
2回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了す
るものである。
【0057】(当選役抽選手段110)上記当選役抽選手
段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当
選判定の抽選を行うものである。そして、当選役抽選手
段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも
言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中
に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定めら
れた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者に
メダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるよ
うに設定されている。
【0058】上記当選役抽選手段110は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)当選判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、当選役抽選手段110としては、上記した(1)乃
至(4)に限定されるものではない。
【0059】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃
至65535)で発生させるものである。なお、ここ
で、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採
中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出す
ことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生さ
せることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ず
つ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例え
ば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万
回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。
そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ
を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることと
なる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱
数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手
段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような
分布となるものである。このように結果として乱数のよ
うな分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱
数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるも
のである。
【0060】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (当選判定テーブル113)上記当選判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の
当選領域を有するものである。
【0061】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テ
ーブル113の当選率データを基に乱数発生手段111がとる
乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判
定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する
当選領域に対応する当選を決定するものである。
【0062】(演出データ記憶手段151)上記演出デー
タ記憶手段151は、報知装置66の演出データを記憶する
ためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの
入賞時の報知装置66のスピーカ67から発生させるサウン
ドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデー
タや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデ
ータが記憶されているものである。もちろん、記憶する
演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記
憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の
報知手段によるものでも良いものである。
【0063】(演出制御手段152)上記演出制御手段152
は、演出データ記憶手段151からの各演出データを、制
御装置20等からの制御信号に基づいて、報知装置66に出
力し、かかる装置を制御するためのものである。具体的
には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当
選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラ
グ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃
うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段151
からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置の
ランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電
子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び
文字列を点灯表示させるためのものである。
【0064】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の通常遊技の動作の概略について、図5乃至図
7に示したフローを用いて説明する。先ず、図5に示す
ステップ100において、スタートスイッチ30が操作さ
れることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そ
して、次のステップ101に進む。
【0065】ステップ101において、当選役抽選手段
110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ
102に進む。ステップ102において、回転リール40
の回転が開始する。そして、次のステップ103に進
む。ステップ103において、ストップスイッチ50が操
作されることにより、ストップスイッチ50がONとな
る。そして、次のステップ104に進む。
【0066】ステップ104において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105
に進む。ステップ105において、三個の回転リール40
に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否か
が判定される。そして、三個の回転リール40に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ106に進む。
【0067】ステップ106において、当選フラグ成立
中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライ
ン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定
される。そして、入賞したと判定された場合、次のステ
ップ107に進む。ステップ107において、当選図柄
に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了
する。
【0068】前記ステップ105において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ103に戻る。前
記ステップ106において、入賞していないと判定され
た場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了す
る。上述したステップ101の抽選処理について、図6
のフローを用いて説明する。
【0069】ステップ200において、当選役抽選手段
110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱
数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次の
ステップ201に進む。ステップ201において、抽出
された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そ
して、次のステップ202に進む。
【0070】ステップ202において、判定手段114に
より、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ203に進む。ステップ203において、判定手段
114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113の
どの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が
決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0071】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ104の回
転リール40の回転停止処理について、図7を用いて説明
する。ステップ300において、所定の図柄に対して、
蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そし
て、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと
判定された場合、次のステップ301に進む。
【0072】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0073】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0074】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0075】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0076】次に、BBゲームの期間中における、特定
導入遊技制御手段80と、この特定導入遊技制御手段80に
設けられた操作順案内手段91及び停止制御手段92の動作
について説明する。先ず、BBゲームに移行すると、操
作順案内手段91及び停止制御手段92が起動されるととも
に、特定導入遊技制御手段80は、図8に示すように、ス
テップ400において、当選役抽選手段110がグループ
当選役を当選させたか否かを検知し、当選役抽選手段11
0がグループ当選役を当選させたことを検知すると、次
のステップ401に進む。一方、当選役抽選手段110が
グループ当選役を当選させたことが検知されない場合
は、グループ当選役が当選するまでステップ400を繰
り返し行う。
【0077】次のステップ401では、回転リール40が
回転を開始したか否かを検知し、回転リール40の回転開
始を検知すると、次のステップ402に進む。一方、回
転リール40の回転開始が検知されない場合は、回転リー
ル40が回転を開始するまでステップ401を繰り返し行
う。続くステップ402では、操作順案内手段91がスト
ップスイッチ50の操作順を遊技者に案内した後、ステッ
プ403に進む。
【0078】ステップ403では、一のストップスイッ
チ50の操作があったか否かを検知し、ストップスイッチ
50の操作があった場合には、次のステップ404に進
む。一方、ストップスイッチ50の操作が全く検知されな
い場合は、ストップスイッチ50が操作されるまでステッ
プ403を繰り返し行う。次に、ステップ404では、
図9に示したように、操作を検知したストップスイッチ
50が、遊技者に知らせた操作案内順における最初のスト
ップスイッチ50であるか否かが検知される。操作案内順
における最初のストップスイッチ50であることが検知さ
れた場合には、次のステップ405へ進み、検知されな
い場合には、ステップ500へ進む。
【0079】続くステップ405では、グループ当選役
に含まれる図柄列入賞役の図柄位置で回転リール40を
停止できるか否かが検知される。図柄列入賞役の図柄位
置で回転リール40を停止できる場合には、次のステッ
プ406へ進む。一方、図柄列入賞役の図柄位置で回転
リール40を停止できない場合には、ステップ450へ
進む。
【0080】ステップ406では、グループ当選役に含
まれる図柄列入賞役の図柄位置で回転リール40を停止
する停止制御を停止制御手段92が行った後、ステップ4
10へ進む。例えば、図4に示した回転リール40で
は、最初に回転リール43が停止制御され、回転リール43
は、回転リール43に記された「リプレイ」の位置で停止
される。例えば、図4に示した回転リール40では、最
初に回転リール43が停止制御され、回転リール43は、回
転リール43の「チェリー」図柄位置のうち、位置7に停
止されるステップ450では、グループ当選役に含まれ
る単独図柄入賞役の図柄位置で回転リール40を停止す
る停止制御を停止制御手段92が行った後、ステップ50
0へ進む。
【0081】ステップ410では、新たにストップスイ
ッチ50の操作があったか否かを検知し、新たにストップ
スイッチ50の操作があった場合には、次のステップ41
1に進む。一方、新たにストップスイッチ50の操作が検
知されない場合は、新たなストップスイッチ50の操作が
あるまでステップ410を繰り返し行う。次に、ステッ
プ411では、ステップ410で操作を検知したストッ
プスイッチ50が、遊技者に知らせた操作案内順における
二番目のストップスイッチ50であるか否かが検知され
る。操作案内順における二番目のストップスイッチ50で
あることが検知された場合には、次のステップ412へ
進み、検知されない場合には、ステップ500へ進む。
【0082】ステップ412では、グループ当選役に含
まれる図柄列入賞役の図柄位置で回転リール40を停止
する停止制御を停止制御手段92が行った後、ステップ4
20へ進む。ステップ420では、図10に示すよう
に、さらに新たにストップスイッチ50の操作があったか
否かを検知し、さらに新たなストップスイッチ50の操作
があった場合には、次のステップ421に進む。一方、
さらに新たなストップスイッチ50の操作が検知されない
場合は、さらに新たにストップスイッチ50が操作される
までステップ420を繰り返し行う。
【0083】次に、ステップ421では、ステップ42
0で操作を検知したストップスイッチ50が、遊技者に知
らせた操作案内順における最後のストップスイッチ50で
あるか否かが検知される。操作案内順における最後のス
トップスイッチ50であることが検知された場合には、次
のステップ422へ進み、検知されない場合には、ステ
ップ500へ進む。
【0084】ステップ422では、グループ当選役に含
まれる図柄列入賞役の図柄位置で回転リール40を停止
する停止制御を停止制御手段92が行った後、ステップ4
00へ戻る。ステップ500では、回転リール40を通
常の停止処理で停止する。例えば、図7に示した停止処
理により回転リール40を停止させる。この後、ステッ
プ400へ戻る。そして、以上のような動作は遊技が終
了するまで繰り返される。
【0085】このような本実施の形態によれば次のよう
な効果が得られる。すなわち、ストップスイッチ50が操
作された際に、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止
させることが可能である場合には、停止制御手段92がそ
のことを判断し、図柄列入賞役を単独図柄入賞役よりも
優先させて入賞させる。一方、単独入賞図柄は、回転リ
ール43において、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停
止させることが不可能なタイミングでストップスイッチ
50が操作された際に、入賞ラインに停止可能な範囲に配
置されているので、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに
停止させることが不可能である場合、単独図柄入賞役を
入賞させることが可能となる。これにより、操作順案内
手段91が案内した操作順通りにストップスイッチ50を操
作すれば、ストップスイッチ50を操作するタイミングに
よらず入賞することができる。従って、遊技者が不満を
募らせることがない。
【0086】また、単独図柄入選は、役入賞ラインに停
止すると単独で入賞となるので、停止制御手段92は、三
個の回転リール40の全部を停止制御する必要がなく、三
個のうち、単独図柄入選の図柄が記された一個の回転リ
ール43についてのみ停止制御を行えばよいので、停止制
御手段92の構成を簡略化することができる。さらに、単
独入賞図柄は、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停止
させることが不可能なタイミングでストップスイッチ50
が操作された際に、入賞ラインに停止可能な範囲に配置
されているので、図柄列入賞役の図柄を入賞ラインに停
止させることが不可能である場合に、単独図柄入賞役が
必ず入賞するように回転リール43を停止制御するように
しても、停止制御手段92は簡単な構成で済む。このた
め、操作順案内手段91が案内した操作順通りにストップ
スイッチ50を操作した際に、ストップスイッチ50を操作
するタイミングが適切でなくとも、必ず入賞可能となる
ようしても、回転リール40を停止する停止制御手段92の
構成を簡単なものとすることができる。
【0087】本発明は、前述のような実施の形態に限ら
ず、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良
を含むものである。すなわち、回転表示手段としては、
回転リール40を用いたものに限らず、液晶ディスプレイ
やCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させ
るようにしたものでもよく、複数の図柄を変動表示又は
停止表示させるための手段であればよい。
【0088】また、前記遊技機用プログラムを用いてス
ロットマシンを制御する場合には、ホッパーユニット65
を介して遊技者にメダルを払い出すように形成すること
ができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業
務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとす
る場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないの
で、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置
に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減が
わかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示する
ように形成することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1又は2記載の発明によれば、次の
ような効果を奏する。
【0090】すなわち、操作順案内手段が案内した操作
順通りに回転停止手段を操作すれば、回転停止手段を操
作するタイミングによらず入賞することが可能な遊技機
を提供できる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1又2記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0091】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
回転表示手段を停止する回転停止手段の構成が簡略化さ
れるようになる遊技機を提供できる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又2記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0092】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
操作順案内手段が案内した操作順通りに回転停止手段を
操作すれば、回転停止手段を操作するタイミングによら
ず必ず入賞可能としても、回転表示手段を停止する停止
制御の構成が複雑にならない遊技機を提供できる。 (請求項4又は5)請求項4又は5記載の発明によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0093】すなわち、請求項4又は5記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至3記載の発明の目的を達成
することができる遊技機用プログラムを提供し、又は前
記遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、
制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるグループ当選役を
説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態における回転リールの図柄
を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、回転リールの停止処理の概略を示すフローであ
る。
【図8】本発明の実施の形態であって、グループ選択役
が選択された際における回転リールの停止処理の概略を
示すフローである。
【図9】図8に続く回転リールの停止処理の概要を示す
フローである。
【図10】図9に続く回転リールの停止処理の概要を示
すフローである。
【符号の説明】
10 スロットマシン(遊技機) 61 図柄 21 遊技制御装置 91 操作順案
内手段 30 回転開始手段 92 停止制御
手段 40 回転表示手段である回転リール 110 当選役抽
選手段 50 回転停止手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の図柄が記された複数の回転表
    示手段と、前記回転表示手段の回転を開始させるための
    回転開始手段と、前記各回転表示手段の回転を停止させ
    るために各回転表示手段に応じて設けられた回転停止手
    段と、前記回転表示手段の動作を前記回転開始手段及び
    回転停止手段の操作に応じ制御する遊技制御装置とを備
    えた遊技機であって、 前記遊技制御装置は、乱数を用いて当選役の抽選を行う
    当選役抽選手段と、 前記回転停止手段の操作順を案内する操作順案内手段
    と、 この操作順案内手段が案内した操作順通りに前記回転停
    止手段が操作されると、前記当選役抽選手段が抽選した
    当選役が入選するように前記回転表示手段を停止させる
    停止制御手段とを備え、 前記当選役として、所定の入賞ラインに沿って各回転表
    示手段の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、前記入
    賞ラインに停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄を
    有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選役
    が予め定められ、 前記単独入賞図柄は、少なくとも一の回転表示手段にお
    いて、前記図柄列入賞役の図柄を前記入賞ラインに停止
    させることが不可能なタイミングで前記回転停止手段が
    操作された際に、前記入賞ラインに停止可能な範囲に配
    置され、 前記停止制御手段は、前記グループ当選役が抽選される
    と、すべての回転表示手段において、前記図柄列入賞役
    の図柄を前記入賞ラインに停止させることが可能である
    か否かを判断し、この判断の結果に基づいて前記図柄列
    入賞役を前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞させ
    る停止制御を行うものであることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記回転表示手段は、三個が横並びに設
    けられ、 前記単独図柄入賞役は、前記複数の回転表示手段のうち
    の一の回転表示手段に記された単独入賞図柄が前記入賞
    ラインに停止すれば、残りの回転表示手段に記された図
    柄のいずれが前記入賞ラインに停止しても前記グループ
    当選役は入賞するものとなっていることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記停止制御手段は、前記グループ当選
    役が抽選された際に、すべての回転表示手段において、
    前記図柄列入賞役の図柄を前記入賞ラインに停止させる
    ことが不可能であると判断した場合には、前記単独図柄
    入賞役が必ず入賞するように前記回転表示手段を停止さ
    せる制御を行うものであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 複数種類の図柄が記された複数の回転表示手段と、前記
    回転表示手段の回転を開始させるための回転開始手段
    と、前記各回転表示手段の回転を停止させるために各回
    転表示手段に応じて設けられた回転停止手段と、前記回
    転表示手段の動作を前記回転開始手段及び回転停止手段
    の操作に応じ制御する遊技制御装置とを備えた遊技機で
    あって、 前記遊技制御装置は、乱数を用いて当選役の抽選を行う
    当選役抽選手段と、 前記回転停止手段の操作順を案内する操作順案内手段
    と、 この操作順案内手段が案内した操作順通りに前記回転停
    止手段が操作されると、前記当選役抽選手段が抽選した
    当選役が入選するように前記回転表示手段を停止させる
    停止制御手段とを備え、 前記当選役として、所定の入賞ラインに沿って各回転表
    示手段の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、前記入
    賞ラインに停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄を
    有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選役
    が予め定められ、 前記単独入賞図柄は、少なくとも一の回転表示手段にお
    いて、前記図柄列入賞役の図柄を前記入賞ラインに停止
    させることが不可能なタイミングで前記回転停止手段が
    操作された際に、前記入賞ラインに停止可能な範囲に配
    置され、 前記停止制御手段は、前記グループ当選役が抽選される
    と、すべての回転表示手段において、前記図柄列入賞役
    の図柄を前記入賞ラインに停止させることが可能である
    か否かを判断し、この判断の結果に基づいて前記図柄列
    入賞役を前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞させ
    る停止制御を行うものとなっている遊技機として機能さ
    せるための遊技機用プログラム。
  5. 【請求項5】 コンピュータを、 複数種類の図柄が記された複数の回転表示手段と、前記
    回転表示手段の回転を開始させるための回転開始手段
    と、前記各回転表示手段の回転を停止させるために各回
    転表示手段に応じて設けられた回転停止手段と、前記回
    転表示手段の動作を前記回転開始手段及び回転停止手段
    の操作に応じ制御する遊技制御装置とを備えた遊技機で
    あって、 前記遊技制御装置は、乱数を用いて当選役の抽選を行う
    当選役抽選手段と、 前記回転停止手段の操作順を案内する操作順案内手段
    と、 この操作順案内手段が案内した操作順通りに前記回転停
    止手段が操作されると、前記当選役抽選手段が抽選した
    当選役が入選するように前記回転表示手段を停止させる
    停止制御手段とを備え、 前記当選役として、所定の入賞ラインに沿って各回転表
    示手段の図柄が配列されてなる図柄列入賞役と、前記入
    賞ラインに停止すると単独で入賞となる単独入賞図柄を
    有する単独図柄入賞役とを組み合わせたグループ当選役
    が予め定められ、 前記単独入賞図柄は、少なくとも一の回転表示手段にお
    いて、前記図柄列入賞役の図柄を前記入賞ラインに停止
    させることが不可能なタイミングで前記回転停止手段が
    操作された際に、前記入賞ラインに停止可能な範囲に配
    置され、 前記停止制御手段は、前記グループ当選役が抽選される
    と、すべての回転表示手段において、前記図柄列入賞役
    の図柄を前記入賞ラインに停止させることが可能である
    か否かを判断し、この判断の結果に基づいて前記図柄列
    入賞役を前記単独図柄入賞役よりも優先させて入賞させ
    る停止制御を行うものとなっている遊技機として機能さ
    せるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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