JP2009100859A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の遊技者の利益を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機等を提供する。
【解決手段】特殊遊技中の抽選により通常特別遊技が当選したときに、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、有利特別遊技が当選する確率と当選したときの有利特別遊技の実行により得られる利益と特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段(120)と、比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段(130)とを備えた。
【選択図】図8

Description

この発明は、遊技者の有利となるように成立した当選フラグを消滅可能な遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、いわゆるスロットマシンであって、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段の抽選結果、所定の当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ図柄表示手段が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定され、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを備えているものが知られている。
そして、当選に基づいて行われた遊技操作で、所定の図柄表示の態様が成立しなかったとき、今回の当選の権利を消滅させ、そして、新たな抽選を行い、その抽選結果に応じた遊技状態を発生させるものが知られている(例えば、特許文献1。)。
また、当選フラグ成立後、一定期間内に入賞することができなかった場合には、当該当選フラグを消滅させるものが知られている(例えば、特許文献2。)。
また、従来の遊技機では、いわゆるリプレイタイム遊技(RTゲーム)等の特殊遊技中に、ビッグボーナス遊技(BBゲーム)等の特別遊技に当選又は入賞した場合、リプレイタイム遊技の残り回数があったとしても、残回数を消滅させて、リプレイタイム遊技を終了させるように設定しているものがある。
また、ビッグボーナス遊技(BBゲーム)において、BBゲームに入賞した場合に通常実施される通常特別遊技と、この通常特別遊技よりも更に遊技者にとって獲得メダル数が多くなって有利な有利特別遊技とを備えているものがある。
特開2004−33469号公報 特開2002−58797号公報
しかし、上記した通常特別遊技と、有利特別遊技との獲得メダル数が異なって利益率の異なる複数の特別遊技を備えて、且つ、リプレイタイム遊技(RTゲーム)等の特殊遊技中に、ビッグボーナス遊技(BBゲーム)等の特別遊技に当選した場合、リプレイタイム遊技を終了させるように設定された遊技機では、RTゲーム等の特殊遊技中に、獲得メダル数が少なくて期待値の低い特別遊技(通常特別遊技)に入賞してしまうと、まだ特殊遊技の遊技数が残っているにも拘わらず、特殊遊技(RTゲーム)が終了し、獲得メダル数が多くて期待値の高い特別遊技(有利特別遊技)の当選を望めないといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の遊技者の利益を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) すなわち、請求項2記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特殊遊技の初期段階で、残りの特殊遊技の実施よりも期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の遊技者の利益を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、リプレイタイム遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の獲得メダル数を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の獲得メダル数を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段(41)が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定され、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように形成された遊技機(10)において、前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段(120)と、前記比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段(130)とを備えたことを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」とあるのは、例えば、回転リール(40)であるが、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)が回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「遊技媒体」とは、遊技機(10)内部への投入により遊技開始の条件となり、また、入賞により所定数が遊技者へ払い出される価値物であって、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルであるが、それに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよいものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(40)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
また、ここで、「利益が出せ」や、「利益を得ることができ」の利益が多い(大きい)とは、結果として、入賞による遊技媒体の払い出しにより、獲得できる遊技媒体数(獲得メダル数)を多く得ることができて、遊技者にとって得られる利益が多い(大きい)ことを意味するものである。また、これは、同時に、獲得できる遊技媒体数(獲得メダル数)を多くすることができることは、いわゆる期待値(入賞確率と、入賞による払い出し枚数との積の総和)が高い、また、別の表現をすると利益率が高いことも意味するものである。
(作用) 本発明は、特殊遊技中、当選抽選手段(110)の抽選結果、通常特別遊技に当選したとき、比較手段(120)が、有利特別遊技が当選する確率と、この有利特別遊技の実行により得られる利益と、前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益を算出する。そして、比較手段(120)が、かかる想定利益と、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益との比較をする。
そして、比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断したときには、権利消滅手段(130)が、通常特別遊技の当選の権利を消滅させる。そして、通常特別遊技の当選の権利が消滅したことにより、特殊遊技の残り回数がクリアされず、特殊遊技を継続することができる。そして、残りの特殊遊技を実行することにより、有利特別遊技が当選して入賞した場合は、想定された想定利益を得ることで、実行利益よりも多くの利益を遊技者が得ることができる。
これにより、特殊遊技の初期の段階で、有利特別遊技よりも得られる利益が少ない通常特別遊技に入賞することがなくなり、その後の有利特別遊技の入賞により、より多くの利益が望まれ、結果として、特殊遊技の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、通常特別遊技をそのまま実行させるよりも増加させることができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段(41)が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定され、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、前記特殊遊技は、前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように形成された遊技機(10)において、前記特殊遊技中の抽選により前記特別遊技が当選したときに、前記特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記特殊遊技の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益との比較をする比較手段(120)と、前記比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段(130)とを備えたことを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」、「遊技機(10)」、「遊技媒体」、「当選役」、「利益が出せ」及び「利益を得ることができ」の内容は、上述の請求項1の手段の欄で説明したものと同一である。
(作用) 本発明は、特殊遊技中、当選抽選手段(110)の抽選結果、特別遊技に当選したとき、比較手段(120)が、特殊遊技の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益を算出する。そして、比較手段(120)が、かかる想定利益と、特別遊技の実行によって得られる実行利益との比較をする。
そして、比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断したときには、権利消滅手段(130)が、特別遊技の当選の権利を消滅させる。そして、特別遊技の当選の権利が消滅したことにより、特殊遊技の残り回数がクリアされず、特殊遊技を継続することができる。そして、残りの特殊遊技を実行することにより、かかる残りの特殊遊技で得られる想定利益を得ることで、実行利益よりも多くの利益を遊技者が得ることができる。
これにより、特殊遊技の初期の段階で、残りの特殊遊技の実施で得られる利益よりも少ない利益となる特別遊技に入賞することがなくなり、その後の残りの特殊遊技の実施により、より多くの利益が望まれ、結果として、特殊遊技の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、特別遊技をそのまま実行させるよりも増加させることができる。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、当選役として、入賞により遊技開始の条件としての遊技媒体を投入することなく次の遊技を開始可能なリプレイ当選役を備え、遊技として、前記通常遊技中よりも、前記リプレイ当選役の当選確率を高く設定したリプレイタイム遊技を備え、前記特殊遊技は、このリプレイタイム遊技であることを特徴とする。
(作用) 本発明は、特殊遊技として、リプレイタイム遊技を設定したことにより、リプレイタイム遊技の期待値を増加させることができる。
(請求項4)
(特徴点) 請求項4記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段(41)が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させ、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機(10)を、前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段(120)、前記比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段(130)として機能させるための遊技機用プログラムである。
(作用)本発明は、請求項1記載の発明の作用と同一である。
更に、当選役として、入賞により遊技開始の条件としての遊技媒体を投入することなく次の遊技を開始可能なリプレイ当選役を備え、遊技として、前記通常遊技中よりも、前記リプレイ当選役の当選確率を高く設定したリプレイタイム遊技を備え、前記特殊遊技は、このリプレイタイム遊技であるように形成することができる。
このように形成すると、特殊遊技として、リプレイタイム遊技を設定したことにより、リプレイタイム遊技の期待値を増加させることができる。
(請求項5)
(特徴点) 請求項5記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段(41)が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させ、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記遊技機(10)を、前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段(120)、前記比較手段(120)により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段(130)として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。本発明は、請求項4記載の発明の作用と同一であるため説明を省略する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の遊技者の利益を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、特殊遊技の初期段階で、残りの特殊遊技の実施よりも期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の遊技者の利益を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、リプレイタイム遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の獲得メダル数を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、特殊遊技の初期段階で、期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、特殊遊技中の獲得メダル数を増加させることができて、特殊遊技中の期待値を上げることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明) 図1乃至図9は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御手段のブロック図、図3は当選抽選手段のブロック図、図4は遊技機の外観正面図、図5はRT残遊技回数が異なる場合の実行利益と想定利益との比較図、図6から図9までは遊技機の特殊遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。この筐体11の正面開口部の向かって左縁側には、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14がヒンジにより軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体である遊技メダルが払い出される払い出し口32が形成されている。そして、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出された遊技媒体を貯留するための上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
前記回転リール40は、図4の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図4の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、遊技者が、遊技機10の正面側の前に遊技機10の方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる遊技者から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機10の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、遊技者が、遊技機10の正面側に遊技機10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機10の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(制御装置20) 前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27(通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80、特殊遊技制御手段85)
(2)当選抽選手段110
(3)比較手段120
(4)権利消滅手段130
なお、本遊技機により行う遊技は、通常に行われる通常遊技と、この通常遊技よりも利益が出せて遊技者に大きな利益を付与可能であって遊技者にとって有利な特別遊技とを備えている。更に、この特別遊技は、特別遊技として通常実施される通常特別遊技と、遊技者にとって通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備えている。
そして、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものであり、前記特殊遊技制御手段85は、特殊遊技を行わせるために特殊遊技に関する制御を行うものである。また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板24を設けているものである。このため、サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけが異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に交換することができるため、演出内容だけを、例えば、静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場する等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容のもの等に容易に変更することができる。
なお、本実施の形態は、上述したような主基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定されるものではなく、主基板23のみからなるようなものや、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているようなものでも良いものである。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示開始手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動表示停止手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)貯留払い出し手段65
(2)リールユニット60(モータードライバ62及び駆動モーター63)
(3)報知手段66(スピーカー67、報知ランプ69及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)から(3)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16) 前記ベットスイッチ16は、図4に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、遊技者により予め投入されて遊技機内部に貯留した貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段41としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示開始手段31である。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な変動表示停止手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(貯留払い出し手段65) 前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、図示しないが、投入された遊技媒体を貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体としての遊技メダルを払い出すためのものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
以下、具体的に説明すると、この回転リール40の外周表面の21個の図柄61には、各図柄61の表示位置により異なる図柄番号が付与されている。そして、この回転リール40の回転駆動軸には、回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源である駆動モーター63としてのステッピングモーター64が固定されている。このステッピングモーター64は、リールユニット60の基体である枠体に固定されて所定の回転角度だけ回転リール40を回転させるための回転駆動力を発生するものである。このリールユニット60には、このステッピングモーター64を回転駆動させるためのモータードライバ62が形成されている。このモータードライバ62には、遊技制御装置21からの制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモーター64を回転駆動させるように形成されている。
(報知手段66) 前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知手段66は、筐体11に埋め込まれた左右のスピーカー67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶表示装置からなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知手段66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものであって、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うためのものである。具体的には、遊技制御手段27は、通常遊技の制御を行う通常遊技制御手段70と、特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段80とを備えている。
なお、ここで、遊技制御手段27が行わせる遊技は、遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になること(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うこと)により入賞となり、或いは、かかる図柄表示の態様にならないこと(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃わないこと)により外れとなって1回の遊技が終了するように設定されている。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、貯留払い出し手段65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
ここで、「フラグ」とは、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであり、小役当選の場合には、小役当選フラグを成立させ、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグを成立させるものである。そして、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選及び再遊技当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定) 前記回転リール40の回転及び停止を制御する停止制御として、入賞図柄の組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を操作して所定位置に停止させようとしても、回転リール40が回転して、かかる当選図柄が所定位置に揃わないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、当選フラグ成立中の当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50の操作タイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
本形態では、停止制御として、上述したような条件判断停止制御を使用しているが、特にこれに限定されるものではなく、停止制御として、停止テーブルを使用しても良い。これは、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順にセブン、セブン、セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後にセブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動してセブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「基準位置」とは、図柄表示窓13内部に停止する図柄の停止位置の範囲のうち、予め定めた所定の位置を意味する。この基準位置は、図柄表示窓13内部の位置であれば、いずれの位置に設定しても良いものであり、回転リール40の図柄の停止位置を定めるための基準となる位置である。具体的には、この基準位置は、図柄表示窓13の上段に停止する図柄位置の中央の位置に設定されているが、もちろん、他の基準位置に設定しても良い。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれセブン、セブン、セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与することができて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。この特別遊技は、特別遊技中に通常実施される通常特別遊技と、遊技者にとって通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技との2種類の特別遊技を備えている。この通常特別遊技と、有利特別遊技とは、遊技の形態は、以下に示すように同様のものが実施されるが、それらの特別遊技の中で実施されるBB中小役遊技の小役の抽選確率の相違により、最終的に獲得できる遊技媒体としての遊技メダルの枚数、いわゆる期待値が、異なるように設定されている。具体的には、通常特別遊技における獲得できる遊技メダル枚数、いわゆる期待値は、100枚となるようにBB中小役遊技の小役の抽選確率が設定されている。また、有利特別遊技における獲得できる遊技メダル枚数、いわゆる期待値は、300枚となるようにBB中小役遊技の小役の抽選確率が設定されている。
そして、通常特別遊技及び有利特別遊技のいずれの特別遊技も、特別遊技としては、大別すると、次のゲームを有している。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、当選していない当選役が入賞しないように不当入賞を回避するための蹴飛ばし設定や、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
また、特定遊技、いわゆるRBゲームは、特定導入遊技、いわゆるBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。もちろん、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した通常特別遊技と、有利特別遊技との2種類に限定されるものではなく、更に、期待値が異なる3種類は、それ以上の種類のものを設けても良いものである。また、それぞれの特別遊技は、上述した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。
そして、特別遊技制御手段80は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91) 前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。したがって、BBゲーム中のBB中小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。なお、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良い。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良い。
(特定遊技制御手段101) 前記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件は、これに限定されるものではなく、予め定めた特定の獲得遊技メダル枚数に到達することにより終了するように設定しても良い。
(特殊遊技制御手段85) 前記特殊遊技制御手段85は、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)を制御するためのものである。このリプレイタイム遊技(RTゲーム)は、通常遊技中よりも、リプレイ当選役の当選確率を高く設定しているものである。
具体的には、通常遊技における後述する当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域(いわゆる抽選テーブル)のうち、外れ領域の大部分を、RTゲームでは、当選役リプレイで占めているものである。なお、RTゲームの当選役リプレイの抽選テーブル中の領域を増減することにより、当選役リプレイの抽選確率を増減させることができ、かかる当選役リプレイの抽選確率の設定次第で、差枚数(遊技メダルの投入枚数と払い出し枚数との差)を現状維持、微減、微増等に設定することができるものである。本実施の形態では、RTゲームの差枚数が増加するように、通常遊技の抽選テーブルにおける外れ領域のほとんどを、RTゲームの抽選テーブルでは、当選役リプレイで占めるように形成されている。
そして、この特殊遊技としてのリプレイタイム遊技は、あらかじめ設定した一定回数分(具体的には、300回)だけ通常遊技よりもリプレイ当選役の抽選確率の高い遊技を実施することができて、遊技者にとって利益が出せるように設定されている。
前記特殊遊技制御手段85は、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技中、通常特別遊技又は有利特別遊技のいずれかの特別遊技の入賞で、予め設定された一定回数(300回)の残りの遊技回数がクリアされる(0回になる)ように形成されている。具体的には、特殊遊技制御手段85は、リプレイタイム遊技の途中で、いずれかの特別遊技に当選して入賞すると、残りのリプレイタイム遊技を実行することなく、その時点でリプレイタイム遊技が終了するように形成されている。そして、かかる特別遊技に移行し、その特別遊技が終了した後も、残りのリプレイタイム遊技に戻ることはない。
本実施の形態に係る特殊遊技としてのRTゲームは、RTゲームの途中で、いずれかの特別遊技に当選しただけでは、残りのRTゲームはクリアされず、その特別遊技の入賞によって残りのRTゲームがクリアされる、いわゆる完走型RTゲームである。
しかし、本実施の形態に係る特殊遊技としてのRTゲームは、この完走型RTゲームに限定されるものではなく、RTゲームの途中で、いずれかの特別遊技に当選しただけで、残りのRTゲームがクリアされる、いわゆる打ち切り型RTゲームであっても良いものである。この打ち切り型RTゲームの場合、特殊遊技制御手段85は、リプレイタイム遊技の途中で、いずれかの特別遊技に当選しただけで、残りのリプレイタイム遊技を実行することなく、その時点でリプレイタイム遊技が終了するように形成されている。そして、その後、特別遊技に入賞することができない状態が続いても、また、特別遊技に入賞することができて、かかる特別遊技に移行し、その特別遊技が終了した後も、いずれの場合も、残りのリプレイタイム遊技に戻ることはない。
(当選抽選手段110) 前記当選抽選手段110は、図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するためのものであって、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
前記当選抽選手段110は、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(当選乱数発生手段111) 前記当選乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させるものである。この当選乱数発生手段111は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものであって、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるものである。これは、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
なお、ここで、「当選乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものでも良い。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル記憶手段113) 前記当選判定テーブル記憶手段113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。この当選判定テーブル記憶手段113は、異なる抽選確率を記憶した複数のものが形成されている。
(当選判定手段114) 前記当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(比較手段120) 前記比較手段120は、特殊遊技中としてのリプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選により通常特別遊技が当選したときに、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、有利特別遊技が当選する確率と当選したときの有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をするためのものである。
前記比較手段120は、リプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選結果、通常特別遊技に当選したとき、実行利益として、100枚を設定する。
前記比較手段120は、リプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選結果、通常特別遊技に当選したとき、有利特別遊技が当選する確率P(具体的には300分の1)と、有利特別遊技に当選したときの有利特別遊技の実行により得られる利益H(具体的には、獲得メダル枚数は300枚)と、残りのRTゲームの遊技回数(R回数)とによって想定される想定利益を、想定利益=P×H×Rとして算出する。したがって、通常特別遊技に当選したときのRTゲームの残りの遊技回数が200回の場合、上述の例の場合の想定利益は、P×H×R=(1/300)×300×200=200枚となる。
前記比較手段120は、上述した実行利益と、想定利益との比較をする。具体的には、比較手段120は、実行利益が想定利益を下回るか否か、すなわち、実行利益が想定利益より小さいか否かを判断(判定)するものである。
(権利消滅手段130) 前記権利消滅手段130は、比較手段120により、実行利益が想定利益を下回ると判断したときには通常特別遊技の当選の権利を消滅させるためのものである。すなわち、権利消滅手段130は、比較手段120により、実行利益が想定利益より小さいと判断したときには、当選した通常特別遊技の当選フラグを、成立しなかったものとして消滅させるものである。
上述した例では、実行利益が100枚であり、想定利益が200枚となるので、比較手段120により、実行利益(100枚)が想定利益(200枚)を下回ると判断し、権利消滅手段130は、通常特別遊技の当選の権利を消滅させる、すなわち、権利消滅手段130は、当選した通常特別遊技の当選フラグを成立しなかったものとして消滅させる。
なお、比較手段120は、実行利益と想定利益とが同一であるときには、実行利益が想定利益を下回る、すなわち実行利益が想定利益より小さいと判断しないため、かかる場合、権利消滅手段130は、通常特別遊技の当選フラグを消滅しないことになる。
(演出データ記憶手段25) 前記演出データ記憶手段25は、報知手段66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知手段66のスピーカー67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカー67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機の特殊遊技(RTゲーム)の動作の概略について、図6乃至図9に示したフローを用いて説明する。
先ず、図6に示すステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、当選フラグ消滅の判断処理が実施される。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、当選図柄に相当する予め定めた特定の枚数の遊技メダルが払い出される。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の実施回数は、所定回数(具体的には300回)に到達したか否かが判定される。そして、リプレイタイム遊技の実施回数が所定回数(300回)に到達していると判定された場合、次のステップ111に進む。
ステップ111において、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の終了設定が実施される。具体的には、当該遊技の終了により、リプレイタイム遊技が終了し、それ以後の遊技は、通常遊技に移行するように設定されるものである。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105に戻る。
前記ステップ108において、入賞していないと判定された場合、ステップ109を飛び越して、ステップ110に進む。
前記ステップ110において、リプレイタイム遊技の実施回数が所定回数(300回)に到達していないと判定された場合、ステップ111を飛び越して、当該遊技は終了する。
上述したステップ102の当選抽選処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
上述したステップ103の当選フラグ消滅の判断処理について、図8を用いて説明する。
ステップ310において、確認のため、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中か否かが、判定される。そして、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中であると判定された場合、次のステップ311に進む。
ステップ311において、当選抽選手段110の抽選結果、通常特別遊技に当選して通常特別遊技の当選フラグが成立しているか否かが判定される。そして、通常特別遊技に当選している(通常特別遊技の当選フラグが成立している)と判定された場合、次のステップ312に進む。
ステップ312において、現時点におけるリプレイタイム遊技(RTゲーム)の残遊技回数が、数値Rとして設定される。そして、次のステップ313に進む。
ステップ313において、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益が、数値Qとして設定される。この実行利益Qは、通常特別遊技の予想される払い出し枚数Hであって、具体的には、Q=H=100枚に設定される。そして、次のステップ314に進む。
ステップ314において、有利特別遊技が当選する確率Pと当選したときの有利特別遊技の実行により得られる利益Hとによって想定される想定利益Vが設定される。具体的には、想定利益Vは、有利特別遊技が当選する確率P=300分の1と、有利特別遊技の実行により得られる利益H=300枚と、通常特別遊技に当選したときの残りのRTゲームの残回数R(例えば200回)との積(P×H×R)によって算出されるものである。上述した例の場合は、想定利益V=P×H×R=(1/300)×300×200=200となるものである。そして、次のステップ315に進む。
ステップ315において、比較手段120により、実行利益Qと、想定利益Vとの比較が実施され、実行利益Qが、想定利益Vより小さいか否かが判定される。そして、実行利益Qが、想定利益Vより小さいと判定された場合、次のステップ316に進む。
ステップ316において、権利消滅手段130により、通常特別遊技の成立した当選フラグの消滅が実施される。そして、当選フラグ消滅の判断処理が終了する。
前記ステップ310において、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
前記ステップ311において、通常特別遊技に当選していない(通常特別遊技の当選フラグが成立していない)と判定された場合、当該処理は終了する。
前記ステップ315において、実行利益Qが、想定利益Vより小さくないと、すなわち、実行利益Qは、想定利益V以上であると判定された場合、当該処理は終了する。
上述したステップ106の回転リール40の回転停止処理について、図9を用いて説明する。
ステップ400において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ404において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ405に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ401に進む。
前記ステップ402において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ400に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ401乃至ステップ405で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
(作用) 本実施の形態は、特殊遊技中(リプレイタイム遊技中(RTゲーム中))、当選抽選手段110の抽選結果、通常特別遊技に当選したとき、比較手段120が、有利特別遊技が当選する確率Pと、この有利特別遊技の実行により得られる利益Hとによって想定される想定利益Vを算出する。そして、比較手段120が、かかる想定利益Vと、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益Qとの比較をする。
そして、比較手段120により、実行利益Qが想定利益Vを下回る、すなわちQ<Vと判断したときには、権利消滅手段130が、通常特別遊技の当選の権利を消滅させる。そして、通常特別遊技の当選の権利が消滅したことにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の残り回数がクリアされず、リプレイタイム遊技を継続することができる。そして、残りのリプレイタイム遊技を実行することにより、有利特別遊技が当選して入賞した場合は、想定された想定利益Vを得ることで、実行利益Qよりも多くの利益を遊技者が得ることができる。
具体的には、図5に示すように、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中の当選抽選手段110の抽選結果、予想される獲得メダル枚数(払い出し枚数H)が100枚の通常特別遊技に当選した場合、実行利益Qとして、100枚が設定される。
それに対して、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中の抽選確率が300分の1で、予想される獲得メダル枚数(払い出し枚数H)が300枚の有利特別遊技が設定されている。そして、RTゲームの残回数Rが、200回、160回、120回、101回、100回、70回、40回のときの想定利益Vの値は、P×H×Rとなって、それぞれの想定利益Vは、200枚、160枚、120枚、101枚、100枚、70枚、40枚となる。かかる場合、実行利益Q(100枚)が想定利益Vより小さくなる、すなわち想定利益Vが実行利益Qより大きくなるとき(想定利益Vが200枚、160枚、120枚、101枚のとき)は、通常特別遊技の当選フラグは消滅し、残りのリプレイタイム遊技(RTゲーム)を実行して、有利特別遊技への当選及び入賞を待つことになる。
一方、実行利益Q(100枚)が想定利益V以上となる、すなわち想定利益Vが実行利益Q(100枚)以下となるとき(想定利益Vが100枚、70枚、40枚のとき)は、通常特別遊技の当選フラグは消滅せず、通常特別遊技へ移行することになり、実行利益Qの100枚を獲得し、その後、残りのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の残り回数がクリアされ、リプレイタイム遊技(RTゲーム)は終了することになる。
これにより、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の初期の段階で、有利特別遊技よりも得られる利益が少ない通常特別遊技に入賞することがなくなり、その後、有利特別遊技が当選して入賞した場合、より多くの利益が望まれる。
これにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、通常特別遊技をそのまま実行させるよりも増加させることができる。
また、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の終期の段階で、通常特別遊技に当選した場合、その段階では期待値が低くなっている有利特別遊技のために、せっかく成立した通常特別遊技の当選フラグを消失させることなく、確実に通常特別遊技の実行利益を獲得することができて、より多くの利益が臨まれる。
これにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、通常特別遊技の当選フラグを消失させて、有利特別遊技の当選を待つよりも、増加させることができる。
したがって、結果として、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、このような処理を施さない場合よりも増加させることができ、リプレイタイム遊技の期待値を増加させることができる。
また、この遊技機10は、以下の(1)及び(2)に示される遊技機用プログラムによって制御することができる。
(1)遊技機10を、複数の図柄61を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段41、図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うための遊技制御手段27として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段110の抽選結果、所定の当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ図柄表示手段41が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させ、遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、特殊遊技中の抽選により実行可能であって、特殊遊技とは異なるものの、通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、特殊遊技は、通常特別遊技又は有利特別遊技のうちいずれかの特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように機能させるための遊技機用プログラム。
(2)遊技機10を、特殊遊技中の抽選により通常特別遊技が当選したときに、通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、有利特別遊技が当選する確率と当選したときの有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段120、比較手段120により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段130として機能させるための遊技機用プログラム。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
なお、図柄表示手段41は、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この図柄表示手段41は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段41は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制御手段27」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与するものである。また、かかる場合には、遊技制御手段27は、例えば、貯留払い出し手段65(ホッパーユニット)を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
なお、上述した実施の形態において、特別遊技は、BB中小役遊技の小役の抽選確率の相違により、予想獲得メダル枚数(期待値)が100枚の通常特別遊技と、予想獲得メダル枚数(期待値)が300枚の有利特別遊技との2種類の特別遊技を設けているが、かかる通常特別遊技と有利特別遊技との遊技内容は、上述したものに限定されるものではない。最終的に期待値が異なるようなものであれば、その遊技内容は、異なるものであっても良いものであって、抽選確率の違いではなく、いわゆるアシスト遊技(ATゲーム)のように、当選フラグ内容の報知や、停止操作順番の報知や、その他の遊技者をアシストするような報知を行うことによって、最終的に獲得できる遊技メダル枚数が異なるようなものでも良い。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態であって、RT残遊技回数が異なる場合の実行利益と想定利益との比較図を示すものである。
本実施の形態に係る遊技機10は、前記特殊遊技中の抽選により前記特別遊技が当選したときに、前記特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記特殊遊技の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益との比較をする比較手段120と、前記比較手段120により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段130とを備えたことを特徴とするものである。
本実施の形態に係る遊技機10は、第1の実施の形態と比べて、想定利益の算出方法が異なるものである。第1の実施の形態では、有利特別遊技の入賞にのみ着目して、RTゲーム中に小役等の入賞によって得られるRTゲーム自体からの利益は、0として、算出していた。本実施の形態では、特別遊技の抽選確率が第1の実施の形態と比較して、かなり低く設定されている。このため、RTゲーム中に特別遊技に入賞して得られることによる期待値への寄与が、残りの特殊遊技の小役入賞により得られることによる期待値への寄与に比べて、無視しうるほどに低く設定されている。従って、特別遊技に当選した後の残りのリプレイタイム遊技中、次の特別遊技の入賞により得られる利益を無視して、想定利益の計算を実施しているものである。そして、本実施の形態では、RTゲーム中に小役入賞により1回の遊技で得られる利益が、遊技メダル1枚となるように小役の抽選確率及び払い出し枚数が設定されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同一のものである。また、本実施の形態で使用する図面は、図5を除いて、第1の実施の形態で説明した図1〜図4、図6〜9を使用するものである。
(比較手段120) 前記比較手段120は、特殊遊技中としてのリプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選により特別遊技が当選したときに、特別遊技の実行によって得られる実行利益と、特殊遊技(リプレイタイム遊技、RTゲーム)の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益との比較をするためのものである。
前記比較手段120は、リプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選結果、通常特別遊技に当選したとき、実行利益として、100枚を設定する。
前記比較手段120は、リプレイタイム遊技の残遊技回数が200回において、リプレイタイム遊技中の当選抽選手段110の抽選結果、特別遊技に当選したとき、残りのRTゲームの遊技回数(R回数)と、1回のRTゲームにより得られる利益(遊技メダル1枚)とによって想定される想定利益を、想定利益=R×1として算出する。したがって、特別遊技に当選したときのRTゲームの残りの遊技回数が200回の場合、上述の例の場合の想定利益は、R×1=200×1=200枚となる。
前記比較手段120は、上述した実行利益と、想定利益との比較をする。具体的には、比較手段120は、実行利益が想定利益を下回るか否か、すなわち、実行利益が想定利益より小さいか否かを判断(判定)するものである。
(権利消滅手段130) 前記権利消滅手段130は、比較手段120により、実行利益が想定利益を下回ると判断したときには特別遊技の当選の権利を消滅させるためのものである。すなわち、権利消滅手段130は、比較手段120により、実行利益が想定利益より小さいと判断したときには、当選した通常特別遊技の当選フラグを、成立しなかったものとして消滅させるものである。
上述した例では、実行利益が100枚であり、想定利益が200枚となるので、比較手段120により、実行利益(100枚)が想定利益(200枚)を下回ると判断し、権利消滅手段130は、通常特別遊技の当選の権利を消滅させる、すなわち、権利消滅手段130は、当選した特別遊技の当選フラグを成立しなかったものとして消滅させる。
なお、比較手段120は、実行利益と想定利益とが同一であるときには、実行利益が想定利益を下回る、すなわち実行利益が想定利益より小さいと判断しないため、かかる場合、権利消滅手段130は、通常特別遊技の当選フラグを消滅しないことになる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、特別遊技として、通常特別遊技と、有利特別遊技とが設定されているが、それらの抽選確率は、第1の実施の形態の場合よりも低く設定されている。もちろん、特別遊技を1種類に設定しても良く、また、2種類以上に設定しても良い。そして、リプレイタイム遊技中、いずれの特別遊技に当選しても、実行利益として算出するものである。したがって、図8のステップ311は、本実施の形態では、通常特別遊技に限定せずに、「特別遊技に当選したか?」となるものである。
(作用) 本実施の形態は、特殊遊技中、当選抽選手段110の抽選結果、特別遊技に当選したとき、比較手段120が、特殊遊技の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益を算出する。そして、比較手段120が、かかる想定利益と、特別遊技の実行によって得られる実行利益との比較をする。
そして、比較手段120により、実行利益Qが想定利益Vを下回る、すなわちQ<Vと判断したときには、権利消滅手段130が、特別遊技の当選の権利を消滅させる。そして、特別遊技の当選の権利が消滅したことにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の残り回数がクリアされず、リプレイタイム遊技を継続することができる。そして、残りのリプレイタイム遊技を実行することにより、かかる残りのリプレイタイム遊技で小役入賞により得られる想定利益Vを得ることで、実行利益Qよりも多くの利益を遊技者が得ることができる。
具体的には、図10に示すように、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中の当選抽選手段110の抽選結果、予想される獲得メダル枚数(払い出し枚数H)が100枚の通常特別遊技に当選した場合、実行利益Qとして、100枚が設定される。
それに対して、リプレイタイム遊技(RTゲーム)中の1回の遊技で得られる利益が遊技メダル1枚となるように小役の抽選確率や、その払い出し枚数が設定されている。そして、RTゲームの残回数Rが、200回、160回、120回、101回、100回、70回、40回のときの想定利益Vの値は、R×1となって、それぞれの想定利益Vは、200枚、160枚、120枚、101枚、100枚、70枚、40枚となる。そして、実行利益Q(100枚)が想定利益Vより小さくなる、すなわち想定利益Vが実行利益Qより大きくなるとき(想定利益Vが200枚、160枚、120枚、101枚のとき)は、通常特別遊技の当選フラグは消滅し、残りのリプレイタイム遊技(RTゲーム)を実行して、小役入賞を待つことになる。
一方、実行利益Q(100枚)が想定利益V以上となる、すなわち想定利益Vが実行利益Q(100枚)以下となるとき(想定利益Vが100枚、70枚、40枚のとき)は、特別遊技の当選フラグは消滅せず、特別遊技へ移行することになり、実行利益Qの100枚を獲得し、その後、残りのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の残り回数がクリアされ、リプレイタイム遊技(RTゲーム)は終了することになる。
これにより、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の初期の段階で、残りのリプレイタイム遊技の実施よりも期待値の低い特別遊技に入賞することがなくなり、その後、残りのリプレイタイム遊技中に小役入賞した場合、より多くの利益が望まれる。
これにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、特別遊技をそのまま実行させるよりも増加させることができる。
また、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の終期の段階で、特別遊技に当選した場合、その段階では期待値が低くなっている残りのリプレイタイム遊技の実施のために、せっかく成立した特別遊技の当選フラグを消失させることなく、確実に特別遊技の実行利益を獲得することができて、より多くの利益が期待できる。
これにより、特殊遊技としてのリプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、特別遊技の当選フラグを消失させて、残りの特殊遊技(リプレイタイム遊技)の実施を待つよりも、増加させることができる。
したがって、結果として、リプレイタイム遊技(RTゲーム)の利益を多くすることができて、特殊遊技の期待値を、このような処理を施さない場合よりも増加させることができ、リプレイタイム遊技の期待値を増加させることができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT残遊技回数が異なる場合の実行利益と想定利益とを示す比較図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の特殊遊技の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、当選抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、当選フラグ消滅の判断処理を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、回転リールの回転停止処理を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、RT残遊技回数が異なる場合の実行利益と想定利益とを示す比較図である。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 主基板 24 サブ基板
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動表示開始手段 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 変動表示停止手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 貯留払い出し手段 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 85 特殊遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル記憶手段
114 当選判定手段 120 比較手段
130 権利消滅手段

Claims (5)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定され、
    遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、
    前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように形成された遊技機において、
    前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段と、
    前記比較手段により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定され、
    遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、
    前記特殊遊技は、前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように形成された遊技機において、
    前記特殊遊技中の抽選により前記特別遊技が当選したときに、前記特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記特殊遊技の残りの遊技回数の遊技で得られる想定利益との比較をする比較手段と、
    前記比較手段により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 当選役として、入賞により遊技開始の条件としての遊技媒体を投入することなく次の遊技を開始可能なリプレイ当選役を備え、
    遊技として、前記通常遊技中よりも、前記リプレイ当選役の当選確率を高く設定したリプレイタイム遊技を備え、
    前記特殊遊技は、このリプレイタイム遊技であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させ、
    遊技として、通常に実施される通常遊技と、あらかじめ設定した一定回数分だけ前記通常遊技よりも遊技者にとって利益が出せる特殊遊技と、前記特殊遊技中の抽選により実行可能であって、前記特殊遊技とは異なるものの、前記通常遊技よりも利益が出せて遊技者にとって有利な特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、
    前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、
    前記遊技機を、
    前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段、
    前記比較手段により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  5. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記図柄表示手段が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって所定枚数の遊技媒体の払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させ、
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    前記特別遊技は、通常特別遊技と、遊技者にとって前記通常特別遊技よりも多くの利益を得ることができて有利な有利特別遊技とを備え、
    前記特殊遊技は、前記通常特別遊技又は前記有利特別遊技のうちいずれかの前記特別遊技の当選又は入賞で、あらかじめ設定された一定回数の残り回数がクリアされるように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記遊技機を、
    前記特殊遊技中の抽選により前記通常特別遊技が当選したときに、前記通常特別遊技の実行によって得られる実行利益と、前記有利特別遊技が当選する確率と当選したときの前記有利特別遊技の実行により得られる利益と前記特殊遊技の残りの遊技回数とによって想定される想定利益との比較をする比較手段、
    前記比較手段により、実行利益が想定利益を下回ると判断されたときには前記通常特別遊技の当選の権利を消滅させる権利消滅手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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