JP2003078406A - データバッファ回路およびデータ出力バッファ - Google Patents

データバッファ回路およびデータ出力バッファ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ出力のための電源VDDQと、内部回
路において使われる電源VDDPとが異なる場合にもデ
ータ出力時のスキューを生じないデータバッファ回路を
提供すること。 【解決手段】 第1データ信号及び第2データ信号の各
々に応答して各々の出力端を第1電圧にプルアップ、ま
たは第2電圧にプルダウンする第1及び第2ドライバ回
路と、出力端に接続される第1及び第2トランジスタを
備え、前記第1及び第2ドライバ回路の出力信号の各々
に応答して前記出力端を第3電圧にプルアップ、または
前記出力端を第4電圧にプルダウンする出力回路と、遷
移率制御信号に応答して前記出力回路の出力端が前記第
3電圧及び前記第4電圧に遷移する相対的遷移率を制御
する遷移補償回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ装置に
係り、より詳細には、データの論理‘ロー’から論理
‘ハイ’への遷移時間と、論理‘ハイ’から論理‘ロ
ー’への遷移時間とを一致させてスキューを低減できる
データバッファ回路およびデータ出力バッファに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のデータ出力バッファの回
路図である。図1を参照すれば、データ出力バッファ
は、データ伝送回路10、プリドライバ11及び出力ド
ライバ17を備える。データ伝送回路10は伝送ゲート
T1及びT2、ラッチ回路3及び5及び反転回路1及び
7を備える。
【0003】伝送ゲートT1は伝送制御信号BUFの活
性化(例えば、論理‘ハイ’)に応答してデータDAT
Aをプリドライバ11に出力し、伝送ゲートT2は伝送
制御信号BUFの活性化に応答して反転データ/DAT
Aを反転回路7に出力する。インバータI1,I2が直
列接続されたラッチ回路3、及びインバータI3,I4
が直列接続されたラッチ回路5は伝送ゲートT1,T2
の出力信号をラッチする。
【0004】プリドライバ11は反転回路13,15を
備え、反転回路13は伝送ゲートT1の出力信号に応答
して第1電源VDDPと第2電源VSSPとの間をスイ
ングする信号を出力し、反転回路15は反転回路7の出
力信号に応答して第1電源VDDPと第2電源VSSP
との間をスイングする信号を出力する。一般に、第1電
源VDDPは3.3V又は2.5Vを持ち、第2電圧V
SSPは接地電圧を持つ。
【0005】出力ドライバ17はプルアップ回路MP1
及びプルダウン回路MN1を備える。プルアップ回路M
P1はPMOSトランジスタMP1により具現され、反
転回路13の出力信号UPに応答して出力端OUTを第
3電源VDDQにプルアップする。プルダウン回路MN
1はNMOSトランジスタMN1により具現され、反転
回路15の出力信号DOWNに応答して出力端OUTを
第4電源VSSQにプルダウンする。このため、出力端
OUTは、第3電源VDDQ及び第4電源VSSQ間に
おいてスイングする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、出力端OUT
信号が論理‘ハイ’又は論理‘ロー’に遷移する時のス
キューを低減するために、PMOSトランジスタMP1
及びNMOSトランジスタMN1のチャンネル長及びチ
ャンネル幅の比を調節してPMOSトランジスタMP1
のターンオン抵抗(以下、‘Ron_mp1’という)
とNMOSトランジスタMN1のターンオン抵抗(以
下、‘Ron_mn1’という)とを同一に設定する。
【0007】しかし、第3電源VDDQが第1電源VD
DPよりも低くなる場合、例えば第1電源VDDPが
2.5Vであり、第3電源VDDQが1.8Vである場
合、PMOSトランジスタMP1のゲートとソースとの
間のターンオン電圧が2.5Vから1.8Vへと下がる
ために、PMOSトランジスタMP1のターンオン抵抗
Ron_mp1は高くなる。
【0008】これに対し、NMOSトランジスタMN1
のゲートに入力される信号DOWNは第1電源VDDP
と第2電源VSSPとの間においてスイングするため、
第3電源VDDQが第1電源VDDPよりも低くなる場
合にもNMOSトランジスタMN1のゲート及びソース
間のターンオン電圧は一定である。このため、NMOS
トランジスタMN1のターンオン抵抗Ron_mn1は
第3電源VDDQが第1電源VDDPよりも低くなる場
合にも変化がない。
【0009】従って、第3電源VDDQが第1電源VD
DPよりも低くなる場合、NMOSトランジスタMN1
のターンオン抵抗Ron_mn1及びPMOSトランジ
スタMP1のターンオン抵抗Ron_mp1は異なって
くるために、出力端OUT信号の論理‘ロー’から論理
‘ハイ’への遷移傾斜と、論理‘ハイ’から論理‘ロ
ー’への遷移傾斜とが変わり、その結果、出力端OUT
の信号にスキューが生じてしまう問題がある。
【0010】図2(A)は、図1の第1電源VDDPと第
3電源VDDQとが同じ場合の出力端の出力波形を示し
たものである。この場合、NMOSトランジスタMN1
のターンオン抵抗Ron_mn1とPMOSトランジス
タMP1のターンオン抵抗Ron_mp1とは同一であ
る。ゆえに、出力端OUT信号の論理‘ロー(0V)’
から論理‘ハイ(OUT“H”)’への遷移と、論理
‘ハイ(2.5V)’から論理‘ロー(OUT
“L”)’の遷移との間にスキューが生じない。
【0011】これに対し、図2(B)は、図1の第1電源
VDDPと第3電源VDDQとが異なる場合の出力端の
出力波形を示したものである。この場合、NMOSトラ
ンジスタMN1のターンオン抵抗Ron_mn1と、P
MOSトランジスタMP1のターンオン抵抗Ron_m
p1とは異なってくる。このため、図2(B)から明ら
かなように、出力端信号の0VからOUT“H”への遷
移と、1.8からOUT“L”への遷移との間にスキュ
ーが生じてしまう。
【0012】そこで、本発明は、データ出力のための電
源VDDQと、内部回路において使われる電源VDDP
とが異なる場合にもデータ出力時のスキューを生じない
データバッファ回路およびデータ出力バッファを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータバッファ
回路は、第1データ信号及び第2データ信号の各々に応
答して各々の出力端を第1電圧にプルアップ、または第
2電圧にプルダウンする第1及び第2ドライバ回路と、
出力端に接続される第1及び第2トランジスタを備え、
前記第1及び第2ドライバ回路の出力信号の各々に応答
して前記出力端を第3電圧にプルアップ、または前記出
力端を第4電圧にプルダウンする出力回路と、遷移率制
御信号に応答して前記出力回路の出力端が前記第3電圧
及び前記第4電圧に遷移する相対的遷移率を制御する遷
移補償回路とを備える。
【0014】好ましくは、前記遷移補償回路は、前記第
1及び第2ドライバ回路のうち少なくともいずれか一方
の入力と直列接続されるドライバ回路と、このドライバ
回路の電源入力端に接続され、前記遷移率制御信号に応
答して前記電源入力端と電源端との間のインピーダンス
を可変させるためのバイアス制御回路とを備える。好ま
しくは、前記ドライバ回路は、インバータを備える。好
ましくは、前記バイアス制御回路は、前記ドライバ回路
の電源入力端と前記電源端との間に接続される電圧分配
回路と、この電圧分配回路のノードと前記電源端との間
に接続され、前記遷移率制御信号を受信するための制御
端を持つトランジスタとを備える。好ましくは、前記遷
移補償回路は、前記遷移率制御信号に応答して前記出力
回路の前記第1及び第2トランジスタのうち少なくとも
いずれか一方と並列接続されて選択的にインピーダンス
を与えるための選択的インピーダンス低減回路をさらに
備える。好ましくは、前記選択的インピーダンス低減回
路は、前記出力回路の前記第1及び第2トランジスタと
各々並列接続される第3及び第4トランジスタと、前記
遷移率制御信号及び前記ラッチされた各データ信号に応
答して前記第3及び第4トランジスタの各々の制御端を
駆動するための第1及び第2駆動回路とを備える。好ま
しくは、前記データバッファ回路は、前記遷移率制御信
号を生じるための遷移率制御信号発生回路をさらに備
え、この遷移率制御信号発生回路は、前記第3電圧及び
前記第4電圧のうち少なくともいずれか一方の電圧と基
準電圧との比較に応答して前記遷移率制御信号を生じ
る。また、前記遷移率制御信号発生回路はヒューズを備
え、このヒューズはこのヒューズの状態に応答して前記
遷移率制御信号を生じる。この遷移率制御信号はパワー
アップ信号に応答して生じる。好ましくは、前記データ
バッファ回路は、前記第1データ信号及び前記第2デー
タ信号をラッチするためのラッチ回路をさらに備える。
【0015】本発明のデータ出力バッファは、第1入力
信号に応答して出力端を第1電源にプルアップ、または
第2電源にプルダウンする第1出力信号を出力する第1
出力回路と、前記第1出力信号に応答して出力端を第3
電源にプルアップ、または第4電源にプルダウンする第
2出力信号を出力する第2出力回路と、前記第2出力信
号に応答して出力端を前記第4電源にプルダウンするプ
ルダウン回路と、前記第3電源が前記第1電源よりも低
いことを感知して制御信号を出力する電源感知回路とを
備え、前記第1出力回路は前記制御信号により制御され
る。
【0016】好ましくは、前記データ出力バッファは、
第2入力信号に応答して出力端を前記第3電源にプルア
ップ、または第4電源にプルダウンする第3出力信号を
出力する第3出力回路と、前記第3出力信号に応答して
出力端を前記第3電源にプルアップするプルアップ回路
とをさらに備える。好ましくは、前記電源感知回路は、
前記出力端の電圧が前記第3電源にプルアップされる位
相遷移時間と、前記第4電源にプルダウンされる前記位
相遷移時間とを同時間に調整し、この電源感知回路は、
前記第3電源と所定の基準電圧とを比較して前記制御信
号を出力する電源比較回路を備える。また、前記電源比
較回路は、前記第3電源と前記所定の基準電圧とを比較
する比較回路と、この比較回路の出力信号又はパワーア
ップ信号に応答して前記制御信号を出力する論理回路と
を備える。好ましくは、前記制御信号は、モードレジス
タセットにより生じ、前記第3電源と前記所定の基準電
圧とを比較してその比較結果を出力する比較回路の出力
信号である。また、この制御信号は、所定の論理回路内
のヒューズの切断により生じる。好ましくは、前記所定
の基準電圧は、前記第1電源及び前記第2電源の電圧分
配により生じる。好ましくは、前記第1出力回路は、前
記第1入力信号を受信する論理回路と、この論理回路の
第1端と前記第2電源との間に接続され、前記制御信号
に応答して動作するスイッチング回路と、前記第1端と
前記第2電源との間に接続される抵抗とを備える。
【0017】本発明の他の形態によるデータ出力バッフ
ァは、入力信号に応答して第1電源又は第2電源の第1
出力信号を出力する第1論理回路と、前記第1出力信号
に応答して第3電源又は第4電源の第2出力信号を出力
する第2論理回路と、前記第2出力信号に応答して出力
端の電圧を前記第3電源又は前記第4電源に駆動するド
ライバ回路と、前記第3電源と前記第1電源とが異なる
場合、前記出力端の電圧が前記第3電源にプルアップさ
れる時間と、前記第4電源にプルダウンされる時間とを
同時間に制御する制御信号を出力する電源感知回路とを
備える。
【0018】好ましくは、前記電源感知回路は、前記第
3電源と所定の基準電圧とを比較する比較回路と、この
比較回路の出力信号又はパワーアップ信号に応答する論
理回路とを備える。前記第1論理回路は、前記入力信号
をラッチする1以上のラッチ回路と、このラッチ回路の
出力信号を駆動する論理回路と、この論理回路の第1端
と前記第2電源との間に接続され、前記制御信号に応答
して動作するスイッチング回路と、前記第1端と前記第
2電源との間に接続される抵抗とを備える。前記スイッ
チング回路のターンオン抵抗は前記抵抗の抵抗値よりも
低い。好ましくは、前記第2論理回路は、前記入力信号
を受信する第1トランジスタと、前記論理回路の出力信
号を受信する第2トランジスタとを備え、前記第1トラ
ンジスタの出力信号は前記ドライバ回路を駆動して前記
ドライバ回路の出力端の電圧を前記第3電源にプルアッ
プさせ、前記第2トランジスタの出力信号は前記ドライ
バ回路を駆動して前記ドライバ回路の出力端の電圧を前
記第4電源にプルダウンさせる。好ましくは、前記デー
タ出力バッファは、前記制御信号又は前記第1出力信号
に応答して前記出力端を前記第3電源にプルアップする
補助プルアップ回路と、前記制御信号又は前記第1出力
信号に応答して前記出力端を前記第4電源にプルダウン
する補助プルダウン回路とをさらに備える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明のデータバッファ回路およびデータ出力バッファの好
ましい実施形態を詳細に説明する。ただし、以下の実施
形態は単なる例示的なものに過ぎず、この技術分野にお
ける当業者であれば、これより各種の変形及び均等な他
の実施形態が可能であるという点が理解できるであろ
う。よって、本発明の真の技術的な保護範囲は特許請求
の範囲の技術的な思想により定まるべきである。なお、
図中、同じ参照符号は同じ要素を表わす。
【0020】図3は、本発明の一実施形態によるデータ
出力バッファ300の回路図である。図3を参照すれ
ば、データ出力バッファ300は、データ伝送回路2
0、遷移補償回路30、プリドライバ40及び出力ドラ
イバ50を備える。
【0021】データ伝送回路20は、伝送ゲートT1
1,T12及びラッチ回路23,25を備える。伝送ゲ
ートT11は伝送制御信号BUFの活性化(例えば、論
理‘ハイ’)に応答してデータDATAをプリドライバ
40に出力し、伝送ゲートT12は伝送制御信号BUF
の活性化に応答して反転データ/DATAを反転回路2
9に出力する。直列接続されたインバータI1,I2を
備えるラッチ回路23及び直列接続されたインバータI
3,I4を備えるラッチ回路25は伝送ゲートT11,
T12の出力信号DOK’及びIDOK’を各々ラッチ
する。
【0022】遷移補償回路30は反転回路29を備え、
反転回路29は伝送ゲートT12の出力信号に応答して
第1電源VDDPと第2電源VSSPとの間をスイング
する出力信号DOKB’を出力する。すなわち、出力信
号DOKB’は出力端を第1電源VDDPレベルにプル
アップ、または第2電源VSSPレベルにプルダウンす
る。抵抗R1は第1電源VDDPと反転回路29の第1
電圧供給端子との間に接続される。
【0023】遷移補償回路30は抵抗R2、トランジス
タMN10及び抵抗R3からなるバイアス制御回路32
を備える。抵抗R2は反転回路29の第2電圧供給端子
とノードN1との間に接続され、NMOSトランジスタ
MN10及び抵抗R3の各々はノードN1と第2電源V
SSPとの間に接続される。制御信号DRV18はNM
OSトランジスタMN10のゲートに入力される。制御
信号DRV18は、図5に示されたように、第3電源V
DDQを感知して自動的に生じるか、それとも図6に示
されたように、ヒューズFの切断により選択的に活性化
される。
【0024】NMOSトランジスタMN10はターンオ
ン抵抗(以下、‘Ron_mn10’という)を持つ。
反転回路29の出力信号DOKB’が第2電源VSSP
にプルダウンされる場合、遷移率はターンオン抵抗Ro
n_mn10と抵抗R3の組合わせにより決定される。
好ましくは、ターンオン抵抗Ron_mn10は抵抗R
3よりも相当小さく設計される。
【0025】例えば、制御信号DRV18が非活性化
(例えば、論理‘ロー’)される場合、反転回路29の
出力信号DOKB’が第2電源VSSPにプルダウンさ
れる遷移率は下記式1により決定される。
【数1】 これに対し、制御信号DRV18が活性化(例えば、論
理‘ハイ’)される場合、反転回路29の出力信号DO
KBが第2電源VSSPにプルダウンされる遷移率は下
記式2により決定される。
【数2】 結局、制御信号DRV18が活性化される場合の遷移率
は制御信号DRV18が非活性化される場合の遷移率よ
りも高い。
【0026】プリドライバ40は反転回路41,43を
備える。反転回路41は伝送ゲートT11の出力信号D
OK’に応答して第3電源VDDQと第4電源VSSQ
との間をスイングする第1制御信号UP’を出力する。
反転回路41は伝送ゲートT11の出力信号DOK’を
反転させる通常のインバータを用いるか、それとも、図
3に示されたように否定論理積NANDゲートを用い
る。反転回路43は反転回路29の出力信号DOKB’
に応答して第3電源VDDQと第4電源VSSQとの間
をスイングする第2制御信号DOWN’を出力する。反
転回路43は反転回路29の出力信号DOKB’を反転
させる通常のインバータを用いるか、それとも、図3に
示されたように否定論理積NANDゲートを用いる。
【0027】出力ドライバ50はPMOSトランジスタ
MP11及びNMOSトランジスタMN11を備える。
PMOSトランジスタMP11のソース及びドレインは
各々第3電源VDDQと出力ノードOUT’との間に接
続され、NMOSトランジスタMN11のソース及びド
レインは各々第4電源VSSQと出力ノードOUT’と
の間に接続される。PMOSトランジスタMP11のゲ
ートは反転回路41の出力端に接続され、NMOSトラ
ンジスタMN11のゲートは反転回路43の出力端に接
続される。
【0028】PMOSトランジスタMP11は第1制御
信号UP’に応答して出力端OUT’を第3電源VDD
Qにプルアップし、NMOSトランジスタMN11は第
2制御信号DOWN’に応答して出力端OUT’を第4
電源VSSQにプルダウンする。出力ドライバ50のP
MOSトランジスタMP11及びNMOSトランジスタ
MN11のチャンネル長及びチャンネル幅は出力端OU
T’のスキューを低減するために制御される。例えば、
PMOSトランジスタMP11のターンオン抵抗(以
下、‘Ron_mp11’という)と、NMOSトラン
ジスタMN11のターンオン抵抗(以下、‘Ron_m
n11’という)とは実質的に同一に設定される。
【0029】図4は、本発明の他の実施形態によるデー
タ出力バッファ400の回路図である。図4を参照すれ
ば、データ出力バッファ400は、データ伝送回路2
0、遷移補償回路30’、プリドライバ40及び出力ド
ライバ50を備える。図4のデータ伝送回路20、プリ
ドライバ40及び出力ドライバ50は図3のデータ伝送
回路20、プリドライバ40及び出力ドライバ50と同
一であるため、それについての詳細な説明は省く。
【0030】プリドライバ40は反転回路41,43を
備える。反転回路41は伝送ゲートT11の出力信号D
OK’に応答して第3電源VDDQと第4電源VSSQ
との間をスイングする第1制御信号UP1’を出力す
る。反転回路43は反転回路29の出力信号DOKB’
に応答して第3電源VDDQと第4電源VSSQとの間
をスイングする第2制御信号DOWN’を出力する。
【0031】出力ドライバ50のPMOSトランジスタ
MP11は第1制御信号UP’に応答して出力端OU
T”を第3電源VDDQにプルアップし、NMOSトラ
ンジスタMN11は第2制御信号DOWN’に応答して
出力端OUT”を第4電源VSSQにプルダウンする。
【0032】遷移補償回路30’は反転回路29と、図
3に示された遷移補償回路30のように抵抗R1,R
2,R3及びNMOSトランジスタMN10を備える。
遷移補償回路30’は選択的な出力インピーダンス低減
回路34をさらに備え、選択的出力インピーダンス低減
回路34はインバータ61、第1論理ゲート63、第2
論理ゲート65、補助プルアップトランジスタMP23
及び補助プルダウントランジスタMN23を備える。
【0033】インバータ61は制御信号DRV18を反
転させ、第1論理ゲート63は制御信号DRV18及び
伝送ゲートT11の出力信号DOK’に応答して制御信
号UP2を出力する。第1論理ゲート63は否定論理積
NANDを用いる。第2論理ゲート65はインバータ6
1の出力信号及び反転回路29の出力信号DOKB’に
応答して制御信号DOWN2を出力する。第2論理ゲー
ト65は否定論理和NORにより具現できる。
【0034】補助プルアップトランジスタMP23は所
定のターンオン抵抗を持ち、制御信号UP2に応答して
出力端OUT”を第3電源VDDQにプルアップする。
補助プルダウントランジスタMN23は所定のターンオ
ン抵抗を持ち、制御信号DOWN2に応答して出力端O
UT”を第4電源VSSQにプルダウンする。補助プル
アップトランジスタMP23及び補助プルダウントラン
ジスタMN23はRon_mp11及びRon_mn1
1を低減させるためのものであり、制御信号DRV18
に応答して出力端OUT”信号の遷移率又は遷移傾斜を
制御する。
【0035】図5は、図3及び図4に示された制御信号
DRV18を生じる本発明の一実施形態による制御信号
発生回路500の回路図である。図5を参照すれば、制
御信号発生回路500は、比較回路31、反転回路3
3,35及び37及び基準電圧発生回路39を備える。
【0036】基準電圧発生回路39は抵抗R5,R7の
電圧分配を用いてノードNODAの信号を生じ、比較回
路31は第3電源VDDQとノードNODAの信号とを
比較し、その比較結果による信号を出力する。
【0037】反転回路33はパワーアップ信号VCCH
及び比較回路31の出力信号に応答して第1電源VDD
Pと第2電源VSSPとの間をスイングする信号を出力
する。パワーアップ信号VCCHは初期には論理‘ロ
ー’を維持し、所定の時間SVが経過すれば第1電源V
DDPに同じくなる信号である。
【0038】反転回路35は反転回路33の出力信号を
反転させ、反転回路37は反転回路35の出力信号を反
転させて制御信号DRV18を出力する。反転回路35
及び37の出力信号は第1電源VDDPと第2電源VS
SPとの間をスイングする信号である。
【0039】例えば、ノードNODAの電圧が2.0V
であり、第3電源VDDQが2.5Vである場合、比較
回路31はノードNODAの電圧と第3電源VDDQと
を比較して論理‘ハイ’を出力する。このため、制御信
号DRV18は非活性化(例えば、論理‘ロー’)され
る。これに対し、第3電源VDDQが1.8Vであれ
ば、比較回路31はノードNODAの電圧と第3電源V
DDQとを比較して論理‘ロー’を出力する。このた
め、制御信号DRV18は活性化(例えば、論理‘ハ
イ’)される。
【0040】図6は、本発明の他の実施形態による制御
信号発生回路600の回路図である。図6を参照すれ
ば、制御信号発生回路600は反転回路51,53,5
4、PMOSトランジスタMP31、NMOSトランジ
スタMN31、ヒューズF及びラッチ回路55,57を
備える。NMOSトランジスタMN31はパワーアップ
信号VCCHに応答してターンオン又はターンオフされ
る。
【0041】ヒューズFが切断されない場合、制御信号
DRV18は所定の時間SVが経過した後に非活性化さ
れる。これに対し、ヒューズFが切断された場合は、制
御信号DRV18は所定の時間SVが経過した後に活性
化される。このため、ヒューズFの状態は第3電源VD
DQに基づき選択される。例えば、第3電源VDDQが
2.5Vである場合、ヒューズFは好適な遷移率又は遷
移傾斜を与えるために切断されないこともあり、第3電
源VDDQが1.8Vである場合、ヒューズFは好適な
遷移率又は遷移傾斜を与えるために切断されることもあ
る。
【0042】図4ないし図6を参照して、第3電源VD
DQが1.8Vである場合、図4に示された遷移補償回
路30’の動作について説明すれば、下記の通りであ
る。Ron_mp11及びRon_mn11は低くなっ
た第3電源VDDQに応答して高くなり、制御信号DR
V18は活性化される。
【0043】この時、データDATAが論理‘ハイ’で
ある場合、第1論理ゲート63は論理‘ロー’を持つ制
御信号UP2を出力するため、補助プルアップトランジ
スタMP23はターンオンされる。このため、出力端O
UT”はプルアップトランジスタMP11及び補助プル
アップトランジスタMP23を介して第3電源VDDQ
に早くプルアップされる。従って、第3電源VDDQに
プルアップされる出力端OUT”の遷移率は上がる。
【0044】また、データDATAが論理‘ロー’であ
る場合、プルダウントランジスタMN11はターンオン
され、第2論理ゲート65は論理‘ハイ’を持つ制御信
号DOWN2を出力するため、補助プルダウントランジ
スタMN23はターンオンされる。このため、出力端O
UT”はプルダウントランジスタMN11及び補助プル
ダウントランジスタMN23を介して第4電源VSSQ
に迅速にプルダウンされる。従って、第4電源VSSQ
にプルダウンされる出力端OUTの遷移率は上がる。
【0045】図7(A)は、従来の技術によるデータ出
力バッファの各出力端の波形を示したものであり、図7
(B)は、本発明の実施形態によるデータ出力バッファ
の各出力端の波形を示したものである。図1、図3、図
7(A)及び図7(B)を参照すれば、図3の反転回路
29の出力信号DOKB’の論理‘ハイ’から論理‘ロ
ー’への遷移時間は、図1の反転回路7の出力信号DO
KBの論理‘ハイ’から論理‘ロー’への遷移時間より
も短くなる。それゆえに、図3のバッファ300の出力
信号のスキューは図1のバッファの出力信号のスキュー
に比べて低減される。特に、図3を参照すれば、PMO
SトランジスタMP11のターンオン抵抗と、NMOS
トランジスタMN11のターンオン抵抗とが同一であ
り、第1電源VDDPが2.5Vであり、第3電源VD
DQが1.8Vであり、第2電源VSSP及び第4電源
VSSQが接地電源であるとすれば、反転回路29の出
力信号DOKB’を論理‘ロー’にプルダウンするのに
必要な時間は、数式2のReq2により決定される。
【0046】
【発明の効果】前述したように、本発明に係るデータ出
力バッファおよびデータバッファ回路は相異なる電源を
用いる回路間のインタフェイスを備え、そのインタフェ
イスは前記回路の電源変動を感知し、出力信号の遷移時
間(又は遷移傾斜)を制御できることから、出力信号の
スキューを低減させる長所がある。また、出力ドライバ
50の電源電圧VDDQが下がるために、出力端OU
T’、OUT”信号のスイング幅が狭まる。このため、
高速動作時における信号伝達特性を改善でき、インタフ
ェイス装置の互換特性を改善できるほか、消耗電力を省
ける長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータ出力バッファの回路図である。
【図2】(A)は図1の第1電源VDDP及び第3電源
VDDQが同じ場合の出力端の出力波形を示し、(B)
は図1の第1電源VDDP及び第3電源VDDQが異な
る場合の出力端の出力波形を示す波形図である。
【図3】本発明の一実施形態によるデータ出力バッファ
の回路図である。
【図4】本発明の他の実施形態によるデータ出力バッフ
ァの回路図である。
【図5】本発明の一実施形態による制御信号発生回路の
回路図である。
【図6】本発明の他の実施形態による制御信号発生回路
の回路図である。
【図7】(A)は従来の技術によるデータ出力バッファ
の各出力端の波形を示し、(B)は本発明の実施形態に
よる出力バッファの各出力端の波形を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
20 データ伝送回路 29 反転回路 30 遷移補償回路 32 バイアス制御回路 40 プリドライバ 50 出力ドライバ 300 データ出力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ24 KB33 KB35 KB36 5J039 CC04 CC18 KK10 KK20 KK22 MM01 NN06 5J056 AA05 BB00 CC00 CC04 CC09 CC14 DD13 DD29 DD60 FF06 FF08 GG09 KK01

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1データ信号及び第2データ信号の各
    々に応答して各々の出力端を第1電圧にプルアップ、ま
    たは第2電圧にプルダウンする第1及び第2ドライバ回
    路と、 出力端に接続される第1及び第2トランジスタを備え、
    前記第1及び第2ドライバ回路の出力信号の各々に応答
    して前記出力端を第3電圧にプルアップ、または前記出
    力端を第4電圧にプルダウンする出力回路と、 遷移率制御信号に応答して前記出力回路の出力端が前記
    第3電圧及び前記第4電圧に遷移する相対的遷移率を制
    御する遷移補償回路とを備えることを特徴とするデータ
    バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記遷移補償回路は、 前記第1及び第2ドライバ回路のうち少なくともいずれ
    か一方の入力と直列接続されるドライバ回路と、 このドライバ回路の電源入力端に接続され、前記遷移率
    制御信号に応答して前記電源入力端と電源端との間のイ
    ンピーダンスを可変させるためのバイアス制御回路とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載のデータバッフ
    ァ回路。
  3. 【請求項3】 前記ドライバ回路は、 インバータを備えることを特徴とする請求項2に記載の
    データバッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記バイアス制御回路は、 前記ドライバ回路の電源入力端と前記電源端との間に接
    続される電圧分配回路と、 この電圧分配回路のノードと前記電源端との間に接続さ
    れ、前記遷移率制御信号を受信するための制御端を持つ
    トランジスタとを備えることを特徴とする請求項2に記
    載のデータバッファ回路。
  5. 【請求項5】 前記遷移補償回路は、 前記遷移率制御信号に応答して前記出力回路の前記第1
    及び第2トランジスタのうち少なくともいずれか一方と
    並列接続されて選択的にインピーダンスを与えるための
    選択的インピーダンス低減回路をさらに備えることを特
    徴とする請求項2に記載のデータバッファ回路。
  6. 【請求項6】 前記選択的インピーダンス低減回路は、 前記出力回路の前記第1及び第2トランジスタと各々並
    列接続される第3及び第4トランジスタと、 前記遷移率制御信号及び前記ラッチされた各データ信号
    に応答して前記第3及び第4トランジスタの各々の制御
    端を駆動するための第1及び第2駆動回路とを備えるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のデータバッファ回路。
  7. 【請求項7】 前記遷移補償回路は、 前記遷移率制御信号に応答して前記出力回路の前記第1
    及び第2トランジスタのうち少なくともいずれか一方と
    並列接続されて選択的にインピーダンスを与えるための
    選択的インピーダンス低減回路をさらに備えることを特
    徴とする請求項1に記載のデータバッファ回路。
  8. 【請求項8】 前記選択的インピーダンス低減回路は、 前記出力回路の前記第1及び第2トランジスタと各々並
    列接続される第3及び第4トランジスタと、 前記遷移率制御信号及び前記ラッチされた各データ信号
    に応答して前記第3及び第4トランジスタの各々の制御
    端を駆動するための第1及び第2駆動回路とを備えるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のデータバッファ回路。
  9. 【請求項9】 前記データバッファ回路は、 前記遷移率制御信号を生じるための遷移率制御信号発生
    回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の
    データバッファ回路。
  10. 【請求項10】 前記遷移率制御信号発生回路は、 前記第3電圧及び前記第4電圧のうち少なくともいずれ
    か一方の電圧と基準電圧との比較に応答して前記遷移率
    制御信号を生じることを特徴とする請求項9に記載のデ
    ータバッファ回路。
  11. 【請求項11】 前記遷移率制御信号発生回路はヒュー
    ズを備え、このヒューズはこのヒューズの状態に応答し
    て前記遷移率制御信号を生じることを特徴とする請求項
    9に記載のデータバッファ回路。
  12. 【請求項12】 前記遷移率制御信号はパワーアップ信
    号に応答して生じることを特徴とする請求項1に記載の
    データバッファ回路。
  13. 【請求項13】 前記データバッファ回路は、前記第1
    データ信号及び前記第2データ信号をラッチするための
    ラッチ回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載のデータバッファ回路。
  14. 【請求項14】 第1入力信号に応答して出力端を第1
    電源にプルアップ、または第2電源にプルダウンする第
    1出力信号を出力する第1出力回路と、 前記第1出力信号に応答して出力端を第3電源にプルア
    ップ、または第4電源にプルダウンする第2出力信号を
    出力する第2出力回路と、 前記第2出力信号に応答して出力端を前記第4電源にプ
    ルダウンするプルダウン回路と、 前記第3電源が前記第1電源よりも低いことを感知して
    制御信号を出力する電源感知回路とを備え、 前記第1出力回路は前記制御信号により制御されること
    を特徴とするデータ出力バッファ。
  15. 【請求項15】 前記データ出力バッファは、 第2入力信号に応答して出力端を前記第3電源にプルア
    ップ、または第4電源にプルダウンする第3出力信号を
    出力する第3出力回路と、 前記第3出力信号に応答して出力端を前記第3電源にプ
    ルアップするプルアップ回路とをさらに備えることを特
    徴とする請求項14に記載のデータ出力バッファ。
  16. 【請求項16】 前記電源感知回路は、 前記出力端の電圧が前記第3電源にプルアップされる位
    相遷移時間と、前記第4電源にプルダウンされる前記位
    相遷移時間とを同時間に調整することを特徴とする請求
    項15に記載のデータ出力バッファ。
  17. 【請求項17】 前記電源感知回路は、 前記第3電源と所定の基準電圧とを比較して前記制御信
    号を出力する電源比較回路を備えることを特徴とする請
    求項14に記載のデータ出力バッファ。
  18. 【請求項18】 前記電源比較回路は、 前記第3電源と前記所定の基準電圧とを比較する比較回
    路と、 この比較回路の出力信号又はパワーアップ信号に応答し
    て前記制御信号を出力する論理回路とを備えることを特
    徴とする請求項17に記載のデータ出力バッファ。
  19. 【請求項19】 前記制御信号は、モードレジスタセッ
    トにより生じることを特徴とする請求項14に記載のデ
    ータ出力バッファ。
  20. 【請求項20】 前記制御信号は、 前記第3電源と前記所定の基準電圧とを比較してその比
    較結果を出力する比較回路の出力信号であることを特徴
    とする請求項18に記載のデータ出力バッファ。
  21. 【請求項21】 前記所定の基準電圧は、 前記第1電源及び前記第2電源の電圧分配により生じる
    ことを特徴とする請求項20に記載のデータ出力バッフ
    ァ。
  22. 【請求項22】 前記第1出力回路は、 前記第1入力信号を受信する論理回路と、 この論理回路の第1端と前記第2電源との間に接続さ
    れ、前記制御信号に応答して動作するスイッチング回路
    と、 前記第1端と前記第2電源との間に接続される抵抗とを
    備えることを特徴とする請求項18に記載のデータ出力
    バッファ。
  23. 【請求項23】 前記制御信号は、所定の論理回路内の
    ヒューズの切断により生じることを特徴とする請求項1
    4に記載のデータ出力バッファ。
  24. 【請求項24】 第1入力信号に応答して出力端に第1
    電源又は第2電源を持つ第1出力信号を出力する第1出
    力回路と、 前記第1出力信号に応答して出力端に第3電源又は第4
    電源を持つ第2出力信号を出力する第2出力回路と、 前記第2出力信号に応答して出力端を前記第4電源にプ
    ルダウンするプルダウン回路と、 前記第3電源が前記第1電源よりも低いことを感知して
    制御信号を出力する電源感知回路と、 前記制御信号又は前記第1出力信号に応答して前記出力
    端を前記第4電源にプルダウンする第2プルダウン回路
    とを備えることを特徴とするデータ出力バッファ。
  25. 【請求項25】 前記データ出力バッファは、 第2入力信号に応答して出力端に前記第3電源又は前記
    第4電源を持つ第3出力信号を出力する第3出力回路
    と、 前記第3出力信号に応答して前記出力端を前記第3電源
    にプルアップする第1プルアップ回路と、 前記制御信号又は前記第2入力信号に応答して前記出力
    端を前記第3電源にプルアップする第2プルアップ回路
    とをさらに備えることを特徴とする請求項24に記載の
    データ出力バッファ。
  26. 【請求項26】 前記電源感知回路は、 前記出力端が前記第3電源にプルアップされる位相遷移
    時間と前記第4電源にプルダウンされる前記位相遷移時
    間とを同時間に調整することを特徴とする請求項25に
    記載のデータ出力バッファ。
  27. 【請求項27】 前記第2プルダウン回路は前記出力端
    が前記第4電源にプルダウンされる時間を短縮させ、 前記第2プルアップ回路は前記出力端が前記第3電源に
    プルアップされる時間を短縮させることを特徴とする請
    求項25に記載のデータ出力バッファ。
  28. 【請求項28】 前記第1出力回路は、 前記第1入力信号を受信する論理回路と、 この論理回路の第1端と前記第2電源との間に接続さ
    れ、前記制御信号に応答して動作するスイッチング回路
    と、 前記第1端と前記第2電源との間に接続される抵抗とを
    備えることを特徴とする請求項24に記載のデータ出力
    バッファ。
  29. 【請求項29】 前記スイッチング回路のターンオン抵
    抗は前記抵抗の抵抗値よりも低いことを特徴とする請求
    項28に記載のデータ出力バッファ。
  30. 【請求項30】 前記制御信号は、モードレジスタセッ
    トにより生じることを特徴とする請求項24に記載のデ
    ータ出力バッファ。
  31. 【請求項31】 前記制御信号は、前記第3電源と所定
    の基準電圧とを比較してその比較結果を出力する比較回
    路の出力信号であることを特徴とする請求項24に記載
    のデータ出力バッファ。
  32. 【請求項32】 前記所定の基準電圧は、 前記第1電源及び前記第2電源の電圧分配により生じる
    ことを特徴とする請求項31に記載のデータ出力バッフ
    ァ。
  33. 【請求項33】 前記電源感知回路は、 前記比較回路の出力信号又はパワーアップ信号に応答す
    る論理回路をさらに備えることを特徴とする請求項31
    に記載のデータ出力バッファ。
  34. 【請求項34】 前記制御信号は所定の論理回路内のヒ
    ューズの切断により生じることを特徴とする請求項24
    に記載のデータ出力バッファ。
  35. 【請求項35】 入力信号に応答して第1電源又は第2
    電源の第1出力信号を出力する第1論理回路と、 前記第1出力信号に応答して第3電源又は第4電源の第
    2出力信号を出力する第2論理回路と、 前記第2出力信号に応答して出力端の電圧を前記第3電
    源又は前記第4電源に駆動するドライバ回路と、 前記第3電源と前記第1電源とが異なる場合、前記出力
    端の電圧が前記第3電源にプルアップされる時間と、前
    記第4電源にプルダウンされる時間とを同時間に制御す
    る制御信号を出力する電源感知回路とを備えることを特
    徴とするデータ出力バッファ。
  36. 【請求項36】 前記電源感知回路は、 前記第3電源と所定の基準電圧とを比較する比較回路
    と、 この比較回路の出力信号又はパワーアップ信号に応答す
    る論理回路とを備えることを特徴とする請求項35に記
    載のデータ出力バッファ。
  37. 【請求項37】 前記第1論理回路は、 前記入力信号をラッチする1以上のラッチ回路と、 このラッチ回路の出力信号を駆動する論理回路と、 この論理回路の第1端と前記第2電源との間に接続さ
    れ、前記制御信号に応答して動作するスイッチング回路
    と、 前記第1端と前記第2電源との間に接続される抵抗とを
    備えることを特徴とする請求項35に記載のデータ出力
    バッファ。
  38. 【請求項38】 前記スイッチング回路のターンオン抵
    抗は前記抵抗の抵抗値よりも低いことを特徴とする請求
    項37に記載のデータ出力バッファ。
  39. 【請求項39】 前記第2論理回路は、 前記入力信号を受信する第1トランジスタと、 前記論理回路の出力信号を受信する第2トランジスタと
    を備え、 前記第1トランジスタの出力信号は前記ドライバ回路を
    駆動して前記ドライバ回路の出力端の電圧を前記第3電
    源にプルアップさせ、前記第2トランジスタの出力信号
    は前記ドライバ回路を駆動して前記ドライバ回路の出力
    端の電圧を前記第4電源にプルダウンさせることを特徴
    とする請求項37に記載のデータ出力バッファ。
  40. 【請求項40】 前記データ出力バッファは、 前記制御信号又は前記第1出力信号に応答して前記出力
    端を前記第3電源にプルアップする補助プルアップ回路
    と、 前記制御信号又は前記第1出力信号に応答して前記出力
    端を前記第4電源にプルダウンする補助プルダウン回路
    とをさらに備えることを特徴とする請求項35に記載の
    データ出力バッファ。
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