JP2003073405A - 樹脂粒子の製造方法およびその方法により得られる樹脂粒子 - Google Patents
樹脂粒子の製造方法およびその方法により得られる樹脂粒子Info
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Abstract
得ることを課題とする。 【解決手段】 重合性単官能性ビニルモノマー70〜9
9.5重量部と、重合性多官能性ビニルモノマー0.5
〜30重量部とのモノマー混合物100重量部に、該モ
ノマー混合物と共重合性を有さず、25℃における粘度
が10〜1,000,000cStである疎水性の液状
化合物5〜50重量部を均一に混合し、水系懸濁重合さ
せ、得られる生成物を単離し、該生成物を、前記疎水性
の液状化合物と相溶性を有する溶剤で処理することを特
徴とする樹脂粒子の製造方法により、上記の課題を解決
する。
Description
・銀塩フィルム用表面改質剤・磁気テープ用フィルム改
質剤・感熱紙走行安定剤・トナー等の電子工業分野、イ
ンク・接着剤等の化学分野、抗原抗体反応検査用粒子等
の医療分野、液状またはパウダー状化粧品に含有される
滑り剤・体質顔料等の化粧品分野、低収縮化剤・紙・歯
科材料・樹脂改質剤等の一般工業分野に適した、特異な
形状を有する樹脂粒子の製造方法およびその方法により
得られる樹脂粒子に関する。
粒子は、プラスチックの耐衝撃強度および引張り強度等
の材料力学上の特性を向上させたり、現像剤の荷電性を
維持したままでのクリーニング特性、塗料の艶消し性お
よび隠蔽性を向上させたり、液状やパウダー状の化粧品
に配合して化粧品の肌への滑り性を向上させたりする等
の多様な目的で使用されている。
濁重合法、シード重合法、分散重合法等によって製造さ
れるため、通常、不定形な樹脂粒子か球状の樹脂粒子し
か得られず、化粧品の肌への滑り性、塗料の艶消し性、
隠蔽性等の向上が求められている用途には利用すること
ができなかった。
11号公報では、特定の条件下での乳化重合法により得
られた窪みを有する扁平状樹脂粒子が開示されている。
しかしながら、乳化重合法では、5μm以上の大きさの
扁平状樹脂粒子を得ることが困難であり、樹脂粒子の用
途が限られていた。
板状非球状樹脂粒子が開示され、特開平5−31768
8号公報では、疎水性の液状化合物の存在下で、懸濁重
合法により得られたお椀状樹脂粒子およびその製造方法
が開示されている。しかしながら、これら公報に記載の
樹脂粒子は、いずれも中空粒子であり、強い散乱光を発
すること、特定の樹脂組成を有すること等から、光線透
過性、集光性等の光学特性、および樹脂粒子の塗膜担持
時の滑り性等の摩擦特性、付着性あるいは固着性、プラ
スチックの耐衝撃強度や引っ張り強度等の材料力学上の
物性、クリーニング特性、塗料の艶消し性、隠蔽性等の
様々な特性を向上させるには不充分であった。
は、樹脂粒子の構造上、疎水性の液状化合物の除去が非
常に困難であり、疎水性の液状化合物が樹脂粒子中に残
存したままなので、樹脂粒子の形状がお椀状になり、滑
り性や、集光性、光透過性等の光学特性の向上が達せら
れなかった。
円板状粒子およびその製造方法が、特開平7−1576
72号公報では中空非球状粒子およびその製造方法がそ
れぞれ開示されている。これらの樹脂粒子は、特異な形
状ではあるものの、いずれも板状であるために、例えば
タルク、マイカ等の従来の板状無機化合物と比較して、
滑り性および光拡散性等の顕著な向上は見られない。ま
た、樹脂粒子の製造方法が特殊なため、工業的規模で生
産し、使用することはコスト上困難であった。以上のこ
とから、様々な使用目的に適し、様々な特性を向上させ
た樹脂粒子、およびかかる樹脂粒子の工業的な製造方法
の開発が望まれていた。
されたものであり、様々な用途に応じて、光散乱性、集
光性等の光学特性、樹脂粒子の塗膜担持時の滑り性等の
摩擦特性、付着性、固着性、プラスチックの耐衝撃強度
および引張り強度等の材料力学上における物性、現像剤
の荷電性を維持したままでのクリーニング特性、塗料の
艶消し性および隠蔽性等の様々な特性をもった樹脂粒子
と、該樹脂粒子を低コストで得ることのできる製造方法
とを提供することを課題とするものである。
単官能性ビニルモノマー70〜99.5重量部と、不飽
和有機酸アリルエステルモノマー、脂肪族ジカルボン酸
ジビニルエステルモノマーおよび(メタ)アクリル酸ビ
ニルエステルモノマーから選ばれる重合性多官能性ビニ
ルモノマー0.5〜30重量部とのモノマー混合物10
0重量部に、該モノマー混合物と共重合性を有さず、2
5℃における粘度が10〜1,000,000cStで
ある疎水性の液状化合物5〜50重量部を均一に混合
し、水系懸濁重合させ、得られる生成物を単離し、該生
成物を、前記疎水性の液状化合物と相溶性を有する溶剤
で処理することを特徴とする樹脂粒子の製造方法が提供
される。また、本発明によれば、上記方法により得られ
る樹脂粒子が提供される。
法について詳細に説明する。本発明の方法で用いられる
重合性単官能性ビニルモノマーは、後述する疎水性の液
状化合物と均一に混合溶解し、疎水性の液状化合物と重
合反応あるいは架橋反応等の反応性を有さないものであ
れば、何ら限定されない。
としては、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチ
レン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルス
チレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルス
チレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルス
チレン、n−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン等
のスチレンおよびその誘導体、エチレン、プロピレン、
ブチレン、イソブチレン等のエチレン不飽和モノオレフ
ィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フ
ッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、
アクリル酸−2−クロロエチル、アクリル酸フェニル、
α−クロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸−n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル
酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸フェニル、アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジ
エチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチ
ルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル
類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、アクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタ
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−
ヒドロキシプロピル等のアクリル酸もしくはメタクリル
酸誘導体、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類、
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイ
ソプロペニルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルピ
ロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドー
ル、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニ
ルナフタリン塩等が挙げられる。
ら、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、スチレン
が好ましい。これらの重合性単官能性ビニルモノマー
は、それぞれ単独で、または2種以上を組合せて使用す
ることができる。
ビニルモノマーは、不飽和有機酸アリルエステルモノマ
ー、脂肪族ジカルボン酸ジビニルエステルモノマーおよ
び(メタ)アクリル酸ビニルエステルモノマーから選ば
れる。不飽和有機酸アリルエステルモノマーとしては、
例えばメタアクリル酸アリル、アクリル酸アリル、シア
ヌル酸トリアリル、桂皮酸アリル、ソルビン酸アリル、
マレイン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、フマル酸ジア
リル等が挙げられる。中でも、本発明の効果が顕著であ
ることから、(メタ)アクリル酸アリル、桂皮酸アリル
が好ましい。脂肪族ジカルボン酸ジビニルエステルモノ
マーとしては、例えばアジピン酸ジビニル等が挙げられ
る。以上の重合性多官能性ビニルモノマーは、それぞれ
単独で、または2種以上を組合わせて使用することがで
きる。
単官能性ビニルモノマーと重合性多官能性ビニルモノマ
ーとの混合物を、以下「モノマー混合物」という。重合
性多官能性ビニルモノマーの添加量は、モノマー混合物
100重量部中、0.5〜30重量部が好ましく、0.
5〜20重量部がさらに好ましい。重合性多官能性ビニ
ルモノマーの添加量が0.5重量部を下回ると、得られ
る樹脂粒子の耐溶剤性が低くなる。また、その添加量が
30重量部を上回ると、凝集体粒子や不定形粒子を形成
しやすい。
鉛、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、水
酸化鉄、酸化クロム、水酸化クロム、群青、紺青、マン
ガンバイオレット、群青紫、チタンブラック、カーボン
ブラック、アルミニウム粉、雲母チタン、オキシ塩化ビ
スマス、酸化鉄処理雲母チタン、紺青処理雲母チタン、
カルミン処理雲母チタン、シリカ、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、硫酸バリウム、ケイ酸バリウム、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウ
ム、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、アルミナ、タ
ルク、マイカ、ベントナイト、カオリン、セリサイト等
の無機顔料や、タートラジン、サンセットエロFCF、
ブリリアントブルーFCF等のアルミニウムレーキ、ジ
ルコニウムレーキ、バリウムレーキ、へリンドンピンク
CN、リソールルビンBCA、レーキレッドCBA、フ
タロシアニンブルー、パーマネントオレンジ等の有機顔
料などを適宜添加してもよい。
加してもよい。重合開始剤としては、通常、懸濁重合に
用いられる油溶性の過酸化物系重合開始剤あるいはアゾ
系重合開始剤が挙げられる。
酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイ
ル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過
酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、キュメンハ
イドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド等が挙げられる。
2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−ア
ゾビス(2,3−ジメチルブチロニトリル)、2,2’
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−
アゾビス(2,3,3−トリメチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2−イソプロピルブチロニトリ
ル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カル
ボニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−(カルバモイ
ルアゾ)イソブチロニトリル、4,4’−アゾビス(4
−シアノバレリン酸)、ジメチル−2,2’−アゾビス
イソブチレート等が挙げられる。
ソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウ
ロイルなどを用いれば、目的とする樹脂粒子が得られや
すいので好ましい。重合開始剤の使用量は、モノマー混
合物に対して、0.01〜10重量%程度が好ましく、
0.1〜5.0重量%程度がさらに好ましい。
合物は、前記のモノマー混合物と共重合性を有さない。
さらに具体的には、疎水性の液状化合物は、水系懸濁重
合時に、モノマー混合物中に存在する官能基と架橋反応
せず、さらには媒体である水によって変質せず、加水分
解反応等の反応を起こさない。
ける粘度が10〜1,000,000cStであり、好
ましくは100 〜100,000cStである。疎水
性の液状化合物の25℃における粘度が10cStを下
回ると、樹脂粒子の異形化が生じにくい。また、その粘
度が1,000,000cStを上回ると、モノマー混
合物への溶解が困難になる。
例えばオルガノポリシロキサンまたはパラフィン等が挙
げられる。オルガノポリシロキサンとしては、例えばジ
メチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポ
リシロキサン、各種変性ポリシロキサン等のポリシロキ
サン類が挙げられる。中でも、本発明の効果が顕著であ
ることから、25℃における粘度が500〜10,00
0cStであるジメチルポリシロキサン、ジフェニルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジエンポリシロキサンが好ましい。
岐状または環状のいずれでも構わないが、炭素数が20
以上のものが好ましく、炭素数が30〜50で25℃に
おいて液状のものがさらに好ましい。このようなパラフ
ィンとしては、例えばn−パラフィン、イソパラフィ
ン、単環シクロパラフィン、二環シクロパラフィン、流
動パラフィン等が挙げられる。
混合物100重量部に対して、5〜50重量部が好まし
く、5〜20重量部がさらに好ましい。疎水性の液状化
合物の添加量が5重量部を下回ると、得られる樹脂粒子
の形状が略球状となる。また、その添加量が50重量部
を上回ると、目的とする特異な形状の樹脂粒子が得られ
難い。
均一に混合するには、特に限定されないが、例えば、プ
ロペラ翼、マグネチックスターラー、振とう機、超音波
分散器等を用いて行なわれる。
懸濁樹脂粒子の安定化を図るために、通常、モノマー混
合物及び疎水性の液状化合物(油相)の合計量100重
量部に対して、水100〜1000重量部程度からなる
水相が分散媒体として用いられる。
い。懸濁安定剤としては、特に限定されないが、例えば
第三リン酸カルシム等のリン酸カルシウム、リン酸マグ
ネシウム、リン酸アルミニウム、リン酸亜鉛等のリン酸
塩、ピロリン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム、
ピロリン酸アルミニウム、ピロリン酸亜鉛等のピロリン
酸塩、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
コロイダルシリカ等の難水溶性無機化合物の分散安定剤
等が挙げられる。中でも、第三リン酸カルシウムや複分
解生成法によるピロリン酸マグネシウムあるいはピロリ
ン酸カルシウム、コロイダルシリカを用いれば、目的と
する樹脂粒子を安定して得ることができる。
たは2種以上を組み合わせて用いてもよく、得られる樹
脂粒子の粒子径と重合時の分散安定性を考慮して、その
種類が適宜選択される。懸濁安定剤の添加量は、特に限
定されないが、分散媒体に対して、通常、0.5〜15
重量%程度が好ましい。
カチオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤等の界面活性剤が添加されていてもよ
い。アニオン性界面活性剤としては、例えばオレイン酸
ナトリウム、ヒマシ油カリ等の脂肪酸油、ラウリル硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫
酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキルス
ルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸エステル塩等が挙げられる。
ウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート
等のアルキルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等の第四級アンモニウム塩等が挙げられ
る。両性イオン界面活性剤としては、例えばラウリルジ
メチルアミンオキサイド等が挙げられる。
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
アミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチレン−
オキシプロピレンブロックポリマー等が挙げられる。
または2種以上を組合わせて用いてもよく、得られる樹
脂粒子の重合時の分散安定性を考慮して、適宜選択され
る。界面活性剤の添加量は、特に限定されないが、水に
対して、通常、0.001〜0.1 重量%程度であ
る。
いてもよい。重合禁止剤としては、例えば亜硝酸ナトリ
ウム等の亜硝酸塩類、ハイドロキノン類、アスコルビン
酸などの水に可溶なラジカル捕捉剤が挙げられる。中で
も、本発明の効果が顕著であることから亜硝酸塩類が好
ましい。
えて、水系懸濁重合が行われるが、油相を加える方法と
しては、例えば、水相中に油相を直接加え、プロペラ翼
等の撹拌力により油相をモノマー滴として水相に分散さ
せる方法、ローターとステーターから構成される高剪断
力を利用する分散機であるホモミキサー、もしくは超音
波分散機等を用いて分散させる方法等が挙げられる。こ
のとき、モノマー滴同士の衝突や器壁への衝突力を利用
したマイクロフルイダイザー、ナノマイザー等の高圧型
分散機やMPG(マイクロポーラスガラス)多孔膜を通
して油相を水相中に圧入させる等の方法によって分散さ
せれば、粒子径をより均一に揃えられるので好ましい。
相に分散させた分散液を加熱することにより、水系懸濁
重合を開始する。重合反応中は、分散液を攪拌するのが
好ましく、その攪拌は、例えば、モノマー滴の浮上や重
合後の樹脂粒子の沈降を防止できる程度に緩く行えばよ
い。重合反応の温度は30〜100℃程度が好ましく、
40〜80℃程度がさらに好ましい。反応温度を保持す
る時間は、0.1〜20時間程度が好ましい。
官能性ビニルモノマーの沸点が重合温度付近あるいは重
合温度以下である場合には、疎水性の液状化合物または
重合性単官能性ビニルモノマーが揮散しないように、モ
ノマー混合物をオートクレーブ等の耐圧重合設備を使用
して、密閉下あるいは加圧下で重合させるのが好まし
い。
を塩酸等により分解し、生成した樹脂粒子を、吸引濾
過、遠心分離、遠心濾過等の操作により分散液から単離
する。さらに、得られた樹脂粒子の含水ケーキを水洗
し、乾燥後、目的の樹脂粒子を得る。
性の液状化合物を付着しているため、疎水性の液状化合
物とは相溶性を有するが、樹脂粒子は溶解しないような
溶剤を用いて洗浄等の処理をすることにより、樹脂粒子
に付着する疎水性の液状化合物を除去する。
合物および樹脂粒子の種類により適宜選択されるが、例
えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、イソ
ブタノール等のアルコール類、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン等の低級炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類等が挙げられる。このような溶剤を
用いた処理を所望により繰り返して、目的とする樹脂粒
子を得ることができる。
モノマー、重合性多官能性ビニルモノマーおよび疎水性
の液状化合物の種類や比重、重合速度ならびに樹脂粒子
の粒子径によって調整することが可能であるが、疎水性
の液状化合物の使用量によって大きく左右される。重合
時用いる疎水性の液状化合物を、樹脂粒子から除去する
ことにより、後記の形状の樹脂粒子を得ることができ
る。
例えば半球状、碁石状、凸レンズ状あるいはそれらに準
ずる非球状の形状を有する。具体的には、二つの凸面ま
たは一つの凸面と一つの平面とで構成される形状を有す
る。したがって、本発明の樹脂粒子は、少なくとも一方
の面が一つの凸面で形成されるものであるから、通常の
円板状粒子、偏平状粒子および板状粒子には見られない
特性、例えば光散乱性、集光性等の光学特性や樹脂粒子
の塗膜担持時の滑り性等の摩擦特性を有している。ま
た、本発明の樹脂粒子は、一方の面が凸面であるのに対
して、もう一方の面が、平面または曲率半径の大きな凸
面であるから、通常の球状粒子には見られない特性、例
えば付着性または固着性をも有している。
同粒子径の通常の球状粒子と比べて大きいため、表面反
応性および機能性物質等の担持能力が増大している。ま
た、本発明の樹脂粒子は、形状が非球状であるため、従
来の球状粒子、板状粒子、中空粒子、および多孔質粒子
ならびに球状粒子の凝集体では期待できなかった独特の
光学特性、例えば、集光性、光拡散性、高光透過性、高
隠蔽性、艶消し性などを有するばかりでなく、表面改質
等によるバインダー中や溶剤中での分散安定性や流動性
等の物理特性の向上を期待できる。
通常、円形度が0.3〜0.8、好ましくは0.5〜
0.8であり、縦横比が1.2〜2.0、好ましくは
1.2〜1.7であり、凹凸度が1.1〜1.6、好ま
しくは1.1〜1.5である。なお、円形度、縦横比、
凹凸度は、画像解析手法により測定ないしは算出して得
られたものであり、その平均値は数平均値を意味する。
縦横比が1.2を下回り、かつ凹凸度が1.1を下回る
と、樹脂粒子は球状または略球状になり易く、滑り性や
塗料の艶消し性、隠蔽性等の機能性が向上し難いので好
ましくない。また、円形度が0.3を下回り、かつ縦横
比が2.0を上回り、かつ凹凸度が1.6を上回ると、
樹脂粒子は複雑な不定形形状または板状になり易く、滑
り性や塗料の艶消し性、隠蔽性等の機能性が向上し難く
なるので好ましくない。
通常、1.0〜500μm程度の最大幅を有し、2.0
〜100μm程度の最大幅を有するものが多く含まれ
る。樹脂粒子の最大幅の調整は、樹脂粒子の製造工程に
おいて、油相と水相との混合条件、懸濁安定剤等の添加
量および分散液の攪拌条件や分散条件を変更することに
より可能である。
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
ン酸マグネシウム5gを生成させた水相を、500ml
セパラブルフラスコに入れ、界面活性剤としてラウリル
硫酸ナトリウム0.04g、重合禁止剤として亜硝酸ナ
トリウム0.02gを水相に溶解させた。これとは別
に、重合性単官能性ビニルモノマーとしてメタクリル酸
メチル81g、重合性多官能性ビニルモノマーとしてメ
タクリル酸アリル9g、疎水性の液状化合物としてジメ
チルポリシロキサン(25℃における粘度1000cS
t)10g、重合開始剤として2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5gを均一に
混合してなる油相を調製した。この油相を上記の水相に
加えて、ホモミキサー(IKA社製、商品名:ULTR
ATURRAX T−25)にて8000rpmで約1
0秒間攪拌して、油相を水相に微分散させ、分散液を調
製した。セパラブルフラスコに撹拌翼、温度計および還
流冷却器を取り付け、窒素置換後、60℃の恒温水槽中
にフラスコを設置した。フラスコ内の分散液を撹拌速度
200rpmで攪拌を継続し、フラスコ内の分散液の温
度が60℃になってから10時間懸濁重合を行った。
し、フラスコ内を攪拌しながら反応液を室温まで冷却
し、スラリーのpHが2程度になるまで塩酸を添加して
懸濁安定剤を分解し、生成物(樹脂粒子)を得た。得ら
れた樹脂粒子を、濾紙を用いたブフナー漏斗で吸引濾過
し、1.2リットルのイオン交換水で洗浄して懸濁安定
剤を除去し、樹脂粒子を単離した。
シクロヘキサンに分散させ、吸引濾過を数回繰り返し
て、目的の樹脂粒子を得た。この樹脂粒子の形状を、電
子顕微鏡写真および画像解析装置にて観察・測定した。
樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図2に示し、樹脂粒子の円
形度、縦横比、凹凸度を表1に示す。
凸度の測定は、マルチイメージアナライザー(ベックマ
ン・コールター株式会社製)を用いて行った。図9に示
すように、マルチイメージアナライザーは、樹脂粒子が
アパチャーを通過するとき、アパチャーチューブ後方の
ストロボにより光線を照射し、アパチャーを通過する個
々の樹脂粒子の投影画像をCCDカメラにより撮影する
ものであり、円形度、縦横比、凹凸度等を数平均値とし
て算出する装置である。樹脂粒子の投影画像と各パラメ
ーターの計算式を図1に示す。なお、各実施例および比
較例の樹脂粒子の円形度、縦横比、凹凸度の値は、樹脂
粒子1000個の測定値の数平均値である。
2gに、重合性多官能性ビニルモノマーをメタクリル酸
アリル8gに、疎水性の液状化合物をジメチルポリシロ
キサン(25℃における粘度1000cSt)20gに
代えた以外は、実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。
この樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図3に示し、樹脂粒子
の円形度、縦横比、凹凸度を表1に示す。
2gに、重合性多官能性ビニルモノマーをアジピン酸ジ
ビニル8gに、疎水性の液状化合物をジメチルポリシロ
キサン(25℃における粘度1000cSt)20gに
代えた以外は、実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。
この樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図4に示し、樹脂粒子
の円形度、縦横比、凹凸度を表1に示す。
9.55gに、重合性多官能性ビニルモノマーをメタク
リル酸アリル0.45gに、疎水性の液状化合物をパラ
フィン(25℃における粘度130cSt)10gに代
えた以外は、実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。こ
の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図5に示し、樹脂粒子の
円形度、縦横比、凹凸度を表1に示す。
を、ポリエステル基板上に、ギャップ高さ100μmの
アプリケーターを用いて塗布し、熱風乾燥して、光学特
性測定用シートを製作した。 バインダー:ポリエステル樹脂(商品名「バイロナール
MD−1200」バインダー分34%、東洋紡績株式会
社製)・・・100重量部 実施例1の樹脂粒子・・・30重量部 このシートの光学特性(全光線透過率(%)および拡散
光透過率(%))を表2に示す。なお、光学特性測定用
シートの全光線透過率および拡散光透過率を、ヘイズメ
ーター(日本電色株式会社製のヘイズメーター「NDH
2000」)により測定した(JIS K7105に準
拠)。
た以外は、実施例5と同様にして、光学特性測定用シー
トを製作した。このシートの光学特性を表2に示す。
た以外は、実施例5と同様にして、光学特性測定用シー
トを製作した。このシートの光学特性を表2に示す。
た以外は、実施例5と同様にして、光学特性測定用シー
トを製作した。このシートの光学特性を表2に示す。
2gに、重合性多官能性ビニルモノマーをエチレングリ
コールジメタクリレート8gに、疎水性の液状化合物を
ジメチルポリシロキサン(25℃における粘度1000
cSt)20gに代えた以外は、実施例1と同様にして
樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子は、大きさ5〜80
μmの凝集体粒子であり、樹脂粒子としての単離は不可
能であった。この樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図6に示
す。
における粘度2cSt)10gに代えた以外は、実施例
1と同様にして樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子の形
状は、略球状であった。この樹脂粒子の電子顕微鏡写真
を図7に示し、樹脂粒子の円形度、縦横比、凹凸度を表
1に示す。
5.5gに、重合性多官能性ビニルモノマーをメタクリ
ル酸アリル4.4gに、疎水性の液状化合物をジメチル
ポリシロキサン0.1gに代えた以外は、実施例1と同
様にして樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子の形状は、
略球状であった。この樹脂粒子の電子顕微鏡写真を図8
に示し、樹脂粒子の円形度、縦横比、凹凸度を表1に示
す。
た以外は、実施例5と同様にして、光学特性測定用シー
トを製作した。このシートの光学特性を表2に示す。
た以外は、実施例5と同様にして、光学特性測定用シー
トを製作した。このシートの光学特性を表2に示す。
は、光散乱性、集光性等の光学特性、滑り性等の摩擦特
性、付着性、固着性、プラスチックの耐衝撃強度や引張
り強度等の材料力学上の物性、クリーニング特性、塗料
の艶消し性、隠蔽性等の様々な特性の向上が期待される
分野に好適に使用される樹脂粒子の製造が可能である。
また、本発明の製造方法によれば、上記の樹脂粒子を安
価で容易に製造することが可能である。
計算式を示す図である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
真、最小投影面積図および上部投影図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 重合性単官能性ビニルモノマー70〜9
9.5重量部と、不飽和有機酸アリルエステルモノマ
ー、脂肪族ジカルボン酸ジビニルエステルモノマーおよ
び(メタ)アクリル酸ビニルエステルモノマーから選ば
れる重合性多官能性ビニルモノマー0.5〜30重量部
とのモノマー混合物100重量部に、該モノマー混合物
と共重合性を有さず、25℃における粘度が10〜1,
000,000cStである疎水性の液状化合物5〜5
0重量部を均一に混合し、水系懸濁重合させ、得られる
生成物を単離し、該生成物を、前記疎水性の液状化合物
と相溶性を有する溶剤で処理することを特徴とする樹脂
粒子の製造方法。 - 【請求項2】 疎水性の液状化合物が、オルガノポリシ
ロキサンまたはパラフィンである請求項1に記載の製造
方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の製造方法によ
り得られる樹脂粒子。 - 【請求項4】 円形度が0.3〜0.8であり、縦横比
が1.2〜2.0であり、凹凸度が1.1〜1.6であ
る請求項3に記載の樹脂粒子。
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