JP2003069154A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその製造方法

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JP2003069154A
JP2003069154A JP2002169102A JP2002169102A JP2003069154A JP 2003069154 A JP2003069154 A JP 2003069154A JP 2002169102 A JP2002169102 A JP 2002169102A JP 2002169102 A JP2002169102 A JP 2002169102A JP 2003069154 A JP2003069154 A JP 2003069154A
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ridge
layer
etching
semiconductor laser
laser device
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Masahiko Sakata
昌彦 阪田
Atsuisa Tsunoda
篤勇 角田
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Sharp Corp
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    • H01S5/2081Methods of obtaining the confinement using special etching techniques
    • H01S5/209Methods of obtaining the confinement using special etching techniques special etch stop layers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程を追加することなくリッジ側部の空洞形
成を制御し、リッジ幅を厳密に調整することによって、
良好な素子特性を有するリッジストライプ型半導体レー
ザ素子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 電流狭窄部である半導体層をエッチング
してリッジを形成する工程において、ドライエッチング
とウェットエッチングとを併用して等方性エッチングで
あるウェットエッチングの時間を短縮し、リッジ部のサ
イドエッチング量を調整する。これにより、リッジ側面
が略垂直な形状のリッジを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リッジストライプ
型半導体レーザ素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリッジストライプ型半導体レーザ
素子の構造の一例を図9に示す。ここでは、GaAs/
AlGaAs系リッジストライプ型半導体レーザ素子を
代表例として取り上げている。この半導体レーザ素子
は、n型GaAs基板101の上に、n型A1GaAs
クラッド層103、量子井戸構造の活性層104、p型
A1GaAsクラッド層105、p型A1GaAs半導体
層107、p型GaAsキャップ層109およびp型G
aAsコンタクト層111を順次積層した構造を備えて
いる。p型AlGaAs半導体層107およびp型Ga
Asキャップ層109はリッジ形状を有し、リッジの両
側には、高抵抗またはn型の電流ブロック層110が設
けられている。また、p型AlGaAsクラッド層10
5の上には、GaAsよりなるエッチングストップ層1
06が形成されている。
【0003】次に、該従来のリッジストライプ型半導体
レーザ素子におけるリッジ形成の製造工程を図10に示
す。この図において、n型GaAs基板101、n型A
1GaAsクラッド層103および量子井戸構造の活性
層104は省略されている。まず、有機金属気相成長法
(MOVPE法)によりp型GaAsキャップ層109
まで形成したウェハの表面上に、一般的なフォトレジス
ト膜を形成し、一般的なフォトリソグラフィー技術を用
いて、リッジパターンを形成するためのエッチングに対
するエッチングマスク113を形成する(図10a)。
【0004】次に、硫酸/過酸化水素系エッチング液を
用いて、p型AlGaAs半導体層107の途中までそ
のウェハをエッチングし(図10b)、引き続き、フッ
酸にてGaAsエッチングストップ層106までエッチ
ングを行う。フッ酸はAlGaAsを溶解するが、Ga
Asを溶解しないので、フッ酸を用いて残りのp型Al
GaAs半導体層107をエッチングすることにより、
エッチングはGaAsエッチングストップ層106で止
まる。さらにエッチングを継続してリッジ下部の幅が所
定の幅になるように調整する(図10c)。その後、有
機溶剤を用いてフォトレジスト膜であるエッチングマス
ク113を剥離し、リッジストライプを形成する(図1
0d)。
【0005】このようにしてリッジ形成が完了したウェ
ハの上に、再びMOVPE法にて電流ブロック層110
を形成する(図10e)。次いで、電流狭窄部であるリ
ッジストライプの上に成長した電流ブロック層110の
不要部分110aを除去するために、フォトレジスト膜
を用いるフォトリソグラフィー処理により、不要部分1
10a以外のウェハ表面をエッチングマスク114で被
覆する(図10f)。そして、ウェットエッチング処理
によりリッジストライプ上の不要部分110aを除去し
(図10g)、次いで、有機溶剤にてエッチングマスク
114を除去する(図10h)。ウェハ表面を洗浄した
後、再度MOVPE法にてp型GaAsコンタクト層1
11を形成し、リッジストライプ型半導体レーザウェハ
を完成させる(図10i)。
【0006】しかしながら、上述したウェットエッチン
グのみでリッジストライプを形成しようとした場合、以
下に示す問題が生じる。ウェットエッチングの場合、等
方性にてエッチングが進行するので、規定のエッジ幅に
仕上げるためには、サイドエッチング量を考慮して、エ
ッチングマスクのリッジパターンの幅を規定のエッジ幅
より広く設定する必要がある。
【0007】また、サイドエッチングを考慮するとリッ
ジ高さに制約が生じる上、リッジ形状の厳密な制御も難
しい。リッジ高さについては、低い方がプロセス上簡便
で望ましいが、低すぎると活性層から広がった光がp型
GaAsキャップ層に吸収され、閾値電流の増加や微分
効率の低下といったレーザ素子特性の悪化につながる。
そのためリッジ高さは1.5μm以上が必要であり、さ
らに、活性層からの光の広がりが大きい高出力レーザで
はより高いリッジを形成することが望まれる。
【0008】また、フッ酸を用いてp型AlGaAs半
導体層107をエッチングするので、GaAsキャップ
層109はエッチングされず、p型AlGaAs半導体
層107のリッジ側面だけが選択的にエッチングされ
る。これにより、p型GaAsキャップ層109とp型
AlGaAs半導体層107との界面でp型AlGaA
s半導体層107のサイドエッチングが進行する(図1
0c)。
【0009】かくして、エッチングマスクのリッジパタ
ーン幅を規定のリッジ幅よりも広く設定したことによ
り、p型GaAsキャップ層109の幅は規定のリッジ
幅よりも広く、サイドエッチングによりp型GaAsキ
ャップ層109直下のp型AlGaAs半導体層107
の上部は規定のリッジ幅より狭くなるため、リッジ上部
の両側にオーバーハングが形成され、傘の広いきのこ形
状のリッジストライプになる。
【0010】MOVPE法のごときエピタキシャル成長
技術により、このような形状のリッジを有するウェハの
上にn型電流ブロック層110を形成した場合、p型G
aAsキャップ層109のオーバーハングの直下はエピ
タキシャル成長が完全にならずに空洞112が生じ(図
10e)、その後の工程(図10f〜i)においても空
洞は消滅することなく、完成したレーザ素子中に残存す
る。
【0011】このようなリッジ側部の空洞の存在ならび
にリッジ幅のばらつきは、レーザ素子特性の微分効率の
低下、閾値や動作電流値の増加、キンクの発生等を生
じ、その結果、素子特性へ悪影響を与えている。
【0012】特開平6−268317には、ウェットエ
ッチングによりリッジを形成した後に、ウェットエッチ
ングに対する誘電体マスク(SiO)をエッチング除
去して、規定のリッジストライプ幅よりも狭くすること
により、リッジストライプ形成時に誘電体マスク下部に
空洞が形成されることを抑制する方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法は、リッジ側部の空洞形成
を抑制することには有効であるが、誘電体マスクサイズ
を調整するためのエッチング処理が必要であり、また、
そのエッチング制御精度は高くない。
【0013】従来の高出力用リッジストライプ型半導体
レーザ素子の構造の一例を図11に示す。ここでは、G
aAs/GaInP/AlGaInP系リッジストライ
プ型半導体レーザ素子を代表例として取り上げている。
この半導体レーザ素子は、n型GaAs基板101の上
に、n型GaInP中間層102、n型AlGaInP
クラッド層103、量子井戸構造の活性層104、p型
AlGaInPクラッド層105、p型AlGaInP
半導体層107、p型GaInP中間層108、p型G
aAsキャップ層109およびp型GaAsコンタクト
層111を順次積層した構造を備えている。p型AlG
aInP半導体層107、p型GaInP中間層108
およびp型GaAsキャップ層109はリッジ形状を有
し、リッジの両側には、高抵抗またはn型の電流ブロッ
ク層110が設けられている。この電流ブロック層11
0は、高出力化のためにAlInPを用いて形成され
る。また、p型AlGaInPクラッド層105の上に
は、GaInPよりなるエッチングストップ層106が
形成されている。
【0014】次に、該従来の高出力用リッジストライプ
型半導体レーザ素子におけるリッジ形成の製造工程を図
12に示す。この図において、n型GaAs基板10
1、n型GaInP中間層102、n型AlGaInP
クラッド層103および量子井戸構造の活性層104は
省略されている。まず、分子線エピタキシャル成長(M
BE)法によりp型GaAsキャップ層109まで形成
したウェハの表面上に酸化アルミニウム(Al
膜を形成後、一般的なフォトリソグラフィー処理および
ウェットエッチング処理を施して、リッジパターンを形
成するためのエッチングに対するAlエッチング
マスク113を形成する(図12a)。
【0015】次に、硫酸/過酸化水素系エッチング液を
用いて、p型GaAsキャップ層109をエッチング
し、引続き、臭素/リン酸系エッチング液でp型AlG
AInP半導体層107の途中までエッチングし(図1
2b)、最後に熱リン酸のエッチング液にて、エッチン
グストップ層106までエッチングを行い、リッジスト
ライプを形成させる(図12c)。
【0016】このようにしてリッジ形成が完了したウェ
ハの上に、再びMBE法にて電流ブロック層110を形
成する(図12d)。次いで、電流狭窄部であるリッジ
ストライプの上に成長した電流ブロック層110の不要
部分110aを除去するために、フォトレジスト膜を用
いるフォトリソグラフィー処理により、不要部分110
a以外のウェハ表面をエッチングマスク114で被覆す
る(図12e)。そして、ウェットエッチング処理によ
りリッジストライプ上の不要部分110aを除去し(図
12f)、次いで、UVオゾンアッシングにてレジスト
114を除去する(図12g)。ウェハ表面を洗浄した
後、再度MBE法にてp型GaAsコンタクト層111
を形成し、リッジストライプ型半導体レーザウェハを完
成させる(図12h)。
【0017】しかしながら、上述したウェットエッチン
グのみでリッジストライプを形成しようとした場合、以
下に示す問題が生じ、高出力化を図ることが難しい。レ
ーザ光の高出力化を図るために採用したリアルガイド構
造素子では、リッジ高さを高くかつ、その幅を細くする
ことが必要である。従来、ウェットエッチングのみでリ
ッジ形成を行っていたが、この従来の方法では、略垂直
なリッジ形状が得られずに台形形状となってしまうこと
から、上述のリッジ形状の作成が難しい。
【0018】また、高出力化のために、n型電流ブロッ
ク層110の組成をGaAsからリン酸に対するエッチ
ングレートがより高いAlInPに変更したので、リッ
ジ上部に形成された電流ブロック層110の不要部分1
10aを熱リン酸によりエッチングする際に、リッジ側
部付近の電流ブロック層110が過剰にエッチングされ
(図12f)、電流ブロック層が適切に形成されず、レ
ーザ素子として機能しなくなるという問題が発生する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】かくして、本発明の目
的は、上記問題に鑑み、工程を追加することなくリッジ
側部の空洞形成を制御し、リッジ幅を厳密に調整するこ
とによって、良好な素子特性を有するリッジストライプ
型半導体レーザ素子およびその製造方法を提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】従来のリッジエッチング
はウェットエッチングのみで行っていたが、本願発明者
らは、n型GaAs基板の上に、発光用積層部、p型A
1GaAs半導体層およびp型GaAsキャップ層まで
形成されたウェハをエッチングする際、まずドライエッ
チングを行った後にウェットエッチングを行うと、ウェ
ットエッチングの異方性が促進され、ウェットエッチン
グのみを用いてエッチングを行う場合よりも、半導体層
のサイドエッチング量が大きくなり、2種のエッチング
の条件(例えば、エッチング時間)を適宜調整すること
によってサイドエッチング量を大きく変化させることが
可能であることを見出した。そこで、本発明者らは、ウ
ェットエッチングとドライエッチングとを併用し、サイ
ドエッチング量を制御することによって、素子特性が改
善されたリッジストライプ型半導体レーザ素子を作製す
る方法を完成させた。
【0021】本発明の第1実施形態において、ドライエ
ッチングとウェットエッチングとを併用することによ
り、等方性エッチングであるウェットエッチングの時間
を短縮し、p型AlGaAs半導体層のリッジ部のサイ
ドエッチング量を調整することができる。これにより、
ウェットエッチングのみの場合より、略垂直な形状のリ
ッジを形成することが可能となる。さらに、その結果と
して、リッジ側部の空洞形成を制御することが可能とな
り、空洞形成の防止または、そのサイズの適正化が図れ
る。
【0022】また、本発明の第2実施形態において、エ
ッチングストップ層にInを含む層を採用する。Inを
含む層は極度に小さなエッチングレートを有しているの
で、ドライエッチングに対してもエッチングストップ層
としての効果を顕著に向上させることができる。すなわ
ち、本発明のリッジストライプ型半導体レーザ装置の製
造方法によれば、ドライエッチングのみでリッジ形成す
ることが可能となり、ウェットエッチングが不要にな
る。その結果、リッジ側面が活性層表面となす角度がよ
り垂直に近く、しかもリッジ幅が厳密に制御されたリッ
ジを形成することができる。
【0023】さらに、本発明の第3実施形態において、
高出力用半導体レーザ素子を作製する際、ドライエッチ
ングとウェットエッチングとを併用して、半導体層のリ
ッジ側部のサイドエッチング量を調整することにより、
リッジ上部の両側に適度な長さのオーバーハングを形成
する。リッジ上部の両側に適度な長さのオーバーハング
が形成されているので、該リッジを電流ブロック層で埋
め込む際に、該リッジの上部の側部に空洞が形成され
る。かく形成された空洞の一端は該リッジの側面に達
し、他端は該電流ブロック層の表面に開口している。
【0024】前記したように、一般に、このような空洞
の存在はレーザ素子特性に悪影響を及ぼすが、本発明第
3の実施形態においては、意図的に開口した空洞を形成
する。これにより、リッジ上部に形成された電流ブロッ
ク層不要部分をエッチングするためのエッチングマスク
を形成する際、該空洞の中にフォトレジストが流れ込
み、リッジの側面にまでレジスト膜が形成されるので、
電流ブロック層の不要部分を熱リン酸等により除去する
際に、リッジ側部での電流ブロック層のオーバーエッチ
ングを防止することができる。かくして、電流ブロック
層を適切に形成し、高出力用リッジストライプ型半導体
レーザ素子を製造することができる。
【0025】高出力用半導体レーザ素子は結晶成長方向
をずらしてウェハを成長させるため、キャップ層と半導
体層との間でエッチング選択性が小さくなり、リッジエ
ッチング時にサイドエッチングが進行しにくい。したが
って、ウェットエッチングのみでリッジエッチングを行
う従来の高出力用半導体レーザ素子の製造方法によれ
ば、上記したごとき電流ブロック層の表面に開口した空
洞を形成するのに充分な長さのオーバーハングが形成さ
れない。その結果、従来の方法においては、上記電流ブ
ロック層の不要部分以外の領域を完全に覆うフォトレジ
スト膜が形成されないので、リッジ側部で電流ブロック
層が過剰にエッチングされてしまう。
【0026】本明細書において、「第1導電型クラッド
層」および「第2導電型クラッド層」とは、互いに異な
って、n型クラッド層およびp型クラッド層を意味す
る。本明細書において、「リッジ高さ」とは、リッジ状
に形成された半導体層、ならびに該半導体層上に形成さ
れた中間層およびキャップ層の厚みの総和を意味する。
レーザ素子が中間層を有しない場合には、リッジ状に形
成された半導体層および該半導体層上に形成されたキャ
ップ層の厚みの総和を意味する。例えば、本発明の半導
体レーザ素子において、リッジ高さとは、エッチングス
トップ層6からキャップ層9の上面までの高さを意味す
る。本明細書において、「オーバーハング」とは、図7
に示したリッジの拡大断面図に見られるように、半導体
層上部に形成された中間層および/またはキャップ層の
周辺が該半導体層よりも突出している部分を意味し、
「オーバーハングの長さ」とは、該半導体層が該中間層
またはキャップ層に接する領域の外周から該中間層また
はキャップ層の外周までの距離を意味する。
【0027】本明細書において、「リッジ側面が活性層
表面となす角度」とは、図7に示したリッジの拡大断面
図に見られるように、半導体層の下側の外周がエッチン
グストップ層と接する点と、半導体層の上側の外周がキ
ャップ層または中間層と接する点とを結ぶ直線が活性層
となす角度θを意味する。
【0028】本発明のリッジストライプ型半導体レーザ
素子において、該リッジ側面が活性層表面となす角度は
90±20゜であることが好ましく、90±2゜である
ことがより好ましい。あるいは、該リッジ側面が活性層
表面となす角度が上記範囲内にある場合、略垂直なリッ
ジ形状ということもある。本発明のリッジストライプ型
半導体レーザ素子における好ましいリッジ形状は、図7
に示すごとく、リッジ上部の幅xが0.5μm以上であ
り、リッジ下部の幅yが1.8〜2.9μmである。リ
ッジ上部の幅xが0.5μm以上であれば、リッジ倒れ
や素子の高抵抗化が発生しないので好ましい。幅xの上
限は特になく、角度θが90±20゜の範囲にあるとき
にリッジ下部の幅が2.9μmを超えることがない限り
問題はない。リッジ下部の幅yが1.8μm以上あれ
ば、リッジ幅を調整する際の追加ウェットエッチング時
にキャップ層側のリッジ幅が極端に細くなって、リッジ
倒れや素子の高抵抗化が発生することがないので好まし
く、2.9μm以下であれば、レーザ特性の横モードが
不安定になったりキンク不良が発生することがないので
好ましい。
【0029】
【実施例】本発明のリッジストライプ型半導体レーザ素
子およびその製造方法を実施例により詳細に説明する
が、以下の実施例は本発明を限定するものではなく、本
発明の理解を容易にするために、単に本発明を例示する
ものである。したがって、当業者によく知られた構成、
成分または半導体製造技術を用いてなされた本発明の変
更または修飾は、本発明の範疇にあるものとみなされる
べきである。
【0030】実施例1 本発明の第1の実施形態の半導体レーザ素子構造および
その製造工程を図1および2を用いて説明する。まず、
n型GaAs基板1の上に、n型AlGaAsクラッド
層3、量子井戸構造の活性層4、p型AlGaAsクラ
ッド層5、p型AlGaAs半導体層7およびp型Ga
Asキャップ層9までMOVPE法によりエピタキシャ
ル成長させたウェハを作製した(ただし、図2のウェハ
において、n型GaAs基板1、n型AlGaAsクラ
ッド層3および量子井戸構造の活性層4は省略してい
る)。ここで、n型AlGaAsクラッド層3、量子井
戸構造の活性層4およびp型AlGaAsクラッド層5
は発光用積層部を構成する。また、p型クラッド層5の
上にエッチングを止めるためのGaAsエッチングスト
ップ層6を形成した。エッチングストップ層が光吸収す
ると素子特性に悪影響を及ぼすので、発光波長に対して
光吸収がなくなる量子効果が得られるように、エッチン
グストップ層6の膜厚を設定した。
【0031】次いで、p型GaAsキャップ層9の表面
上にスピンコート法でポジ型フォトレジストを塗布し、
約5,000Å〜1μmの厚みのフォトレジスト膜を形
成した。さらに、最終リッジ幅と同じか、またはリッジ
幅よりも0.5μm程度幅を広げたストライプ幅のフォ
トマスクを用い、一般的なフォトリソグラフィー技術に
より、露光および現像してリッジストライプパターンを
形成し、焼き付けた。その後90℃〜110℃の温度で
10分〜20分ポストベーキングを実施し、リッジスト
ライプ形成のためのエッチングに対するエッチングマス
ク13を形成した(図2a)。
【0032】しかる後、以下の条件にて、p型GaAs
キャップ層9および、p型AlGaAs半導体層7の下
に形成されたエッチングストップ層6の上500Å〜
3,500Åの位置までp型AlGaAs半導体層7を
ドライエッチングした(図2b)。
【0033】ドライエッチング法の例として、誘導結合
型プラズマ(ICP)またはエレクトロン・サイクロト
ロン・レゾナンス(ECR)プラズマを用いたドライエ
ッチング法があるが、この実施例においては、ICPに
よるドライエッチング法を用いた。
【0034】エッチングガスとして、四塩化ケイ素(S
iCl)単独またはSiClとヘリウムやアルゴン
との混合ガスを用いることができる。その時のエッチン
グガス圧力は0.16Pa〜1.3Pa の範囲が好ま
しく、最適値としては0.2Pa程度である。なお、エ
ッチングガスとしてSiClの代わりに、塩素ガスも
しくは三塩化ホウ素ガスを用いてもよい。
【0035】ICPによるドライエッチングにおいて、
正常なリッジ形状を形成するためにウェハセットステー
ジに負荷する適正なバイアス値を検討した。ウェハセッ
トステージへのバイアス電圧は、ICPコイルへの高周
波印加電力とウェハセットステージへの高周波印加電力
の2つの印加電力により決定される。
【0036】まず、エッチング処理中にウェハ温度が1
00℃を超えると、フォトレジスト膜からなるエッチン
グマスクの形状が変形したり、エッチングマスクが焼失
してしまう可能性があるので、ICPを発生させるため
にICPコイルに印加する高周波印加電力設定値を10
0〜120Wに設定して、ウェハ温度が100℃を超え
ないようにした。
【0037】ウェハセットステージへのバイアス電圧と
得られた半導体レーザ素子の発振閾値電流との関係を図
8に示す。図8には、バイアス電圧が増加するに従い、
ドライエッチング時のダメージによりレーザ素子の閾値
電流が増加し、バイアス電圧が170Vを超えると、発
振閾値電流の規格範囲である27〜29mAを超えてし
まうことが明らかに示されている。そこで、ICPコイ
ルへの印加電力が100〜120Wの範囲で、ウェハセ
ットステージに印加する高周波印加電力を変化させ、バ
イアス電圧が50〜170V(0.15〜0.55V/
cm)になるようにして、レーザ素子を作成した。こ
のとき、ウェハセットステージに印加する高周波印加電
力は5〜15Wであった。その結果、バイアス値が11
0V(〜0.3V/cm)より小さくなるとエッチン
グレートが極端に小さくなり実用には適さないことが分
かった。以上のことから、ICPによるドライエッチン
グにおいて、ICPコイルに印加する高周波印加電力は
100〜120Wの範囲が最適であり、ウェハステージ
へのバイアス電圧は110〜170V(0.3〜0.5
5V/cm)の範囲が最適であることが明らかとなっ
た。
【0038】ウェハの表面にレーザ光を照射した状態
で、ウェハ表面のエッチングが進行していくと、ウェハ
表面で反射してくる光の強度が変化し、その強度に波形
特性が現われる。その波形の振幅および波数とエッチン
グ深さとは相関関係があるため、波数を計測することに
よりエッチング深さを知ることができる。そこで、エッ
チングの終点検知はレーザ光をウェハ表面に当て、エッ
チングの進行によるその反射率変化をモニターすること
により行った。
【0039】引き続き、ドライエッチングが完了したウ
ェハを10℃程度に冷却したフッ酸を用いて、エッチン
グストップ層6までエッチングを実施した。ここで、発
光波長に対して光吸収が無くなる量子効果が得られる層
厚に形成されたGaAsエッチングストップ層6は、フ
ッ酸に耐性があるため、この層の露出によりウェハ表面
に対して垂直方向のエッチングがストップする。あとは
所望のリッジ幅となるようにエッチング時間を調整し、
リッジエッチングを完了させた(図2c)。その後、有
機溶剤もしくは、オゾンアッシングにて、不要になった
エッチングマスク13の剥離を行った(図2d)。
【0040】p型GaAsキャップ層7もフッ酸に対し
て耐性があるので、フッ酸エッチングの前にエッチング
マスク13の剥離を行ってから、ウェットエッチング法
によりさらなるリッジエッチングを行うこともできる。
【0041】このようにしてリッジ形成が完了したウェ
ハの上に、再びMOVPE法にて電流ブロック層10を
形成した(図2e)。次いで、電流狭窄部であるリッジ
ストライプの上に成長した電流ブロック層10の不要部
分10aを除去するために、フォトレジスト膜を用いる
フォトリソグラフィー処理により、不要部分10a以外
のウェハ表面をエッチングマスク14で被覆した(図2
f)。
【0042】そして、ウェットエッチング処理によりリ
ッジストライプ上の不要部分10aを除去し(図2
g)、次いで、有機溶剤にてエッチングマスク14を除
去した(図2h)。ウェハ表面を洗浄した後、再度MO
VPE法にてp型GaAsコンタクト層11を形成し、
リッジストライプ型半導体レーザウェハを完成させた
(図2i)。
【0043】このようにして形成されたリッジにおい
て、該リッジ側面が活性層表面となす角度は90±20
゜の範囲にあった。また、このようにして形成されたリ
ッジ上部のオーバーハングの長さは0.8μm以下に抑
えることができた。オーバーハングの長さが0.8μm
以下であれば、n型電流ブロック層10を成長させたと
き、空洞は発生しないか、もしくは発生したとしても極
く小さく素子特性へ悪影響を与えることはない。このオ
ーバーハングの低減は、この後のMOVPE法による電
流ブロック層形成時に発生する空洞形成の防止もしくは
空洞サイズの縮小化を可能にする。一方、従来の方法に
より形成されたリッジ上部のオーバーハングの長さは
2.0μm以上であり、n型電流ブロック層10を形成
する際に、オーバーハングの直下に空洞が形成されてし
まう。
【0044】本発明によれば、等方性エッチングである
ウェットエッチングに代えて、異方性エッチングである
ドライエッチングでかなりの部分のp型AlGaAs半
導体層7をエッチングすることによって、厳密なエッチ
ング制御が難しいウェットエッチング処理時間を大幅に
削減するため、リッジ幅の制御の精度が向上し、均一な
リッジ形状の形成が可能になる。これらの効果はレーザ
素子特性の改善や歩留まり向上につながる。
【0045】なお、上記説明では、フォトレジスト膜を
エッチングマスク13として用いたが、1,000Å以
上の厚みのあるSiO等の絶縁膜をエッチングマスク
として用いることもできる。この場合、併用されるウェ
ットエッチング時のフッ酸エッチングにてマスク除去も
同時に行われる。
【0046】実施例2 本発明の第2実施形態の半導体レーザ素子構造およびそ
の製造工程を図3および4を用いて説明する。第2実施
形態のリッジストライプ型半導体レーザ素子において、
エッチングストップ層にレーザ光を吸収しないバンドギ
ャップを有するか、または量子効果が得られるように設
計された層厚のInを含む層で、例えばGaInPもし
くはAlGaInPでエッチングストップ層6を形成し
た(図3)。
【0047】実施例1と同様に、n型GaAs基板1の
上に、p型GaAsキャップ層9までMOVPE法によ
りエピタキシャル成長させたウェハを作製した(ただ
し、図4のウェハにおいて、n型GaAs基板1、n型
AlGaAsクラッド層3および量子井戸構造の活性層
4は省略している)。次いで、p型GaAsキャップ層
9の表面上にリッジストライプ形成のためのエッチング
に対するエッチングマスク13を形成した(図4a)。
そして、そのウェハを実施例1で用いたエッチング条件
にてドライエッチングした。
【0048】本発明の第2実施形態の半導体レーザ素子
において、エッチングストップ層6にInを含む層を用
いるので、上記ドライエッチング条件では、そのエッチ
ングレートがp型AlGaAs半導体層7およびp型G
aAsキャップ層9のエッチングレートと比較して著し
く低下し、ドライエッチングはこのInを含む層でほぼ
ストップする。その結果、ドライエッチングのみでリッ
ジエッチングを完了させることが可能となり、リッジ上
部のオーバーハングが全く無く、該リッジ側面が活性層
表面となす角度が90±2゜であるリッジを形成するこ
とができた(図4c)。すなわち、実施例1において説
明したようにウェットエッチングとドライエッチングと
を併用する場合より、さらに厳密なリッジ形成制御が可
能となる。
【0049】このようにしてリッジ形成が完了したウェ
ハの上に、再びMOVPE法にて電流ブロック層10を
形成する(図4d)。次いで、電流狭窄部であるリッジ
ストライプの上に成長した電流ブロック層10の不要部
分10aを除去するために、フォトレジスト膜を用いる
フォトリソグラフィー処理により、不要部分10a以外
のウェハ表面をエッチングマスク14で被覆した(図4
e)。
【0050】そして、ウェットエッチング処理によりリ
ッジストライプ上の不要部分10aを除去し(図4
f)、次いで、有機溶剤にてエッチングマスク14を除
去する(図4g)。ウェハ表面を洗浄した後、再度MO
VPE法にてp型GaAsコンタクト層11を形成し、
リッジストライプ型半導体レーザウェハ製作が完了する
(図4h)。
【0051】以上、GaAs/AlGaAs系のダブル
ヘテロ構造のリッジストライプ型半導体レーザ素子につ
いて述べてきたが、本発明は、その他の材料系を用いた
半導体レーザ素子にも一部適応可能である。
【0052】実施例3 本発明の第3実施形態の素子構造および製造工程を図5
および図6を用いて説明する。本発明の第3実施形態は
高出力用半導体レーザ素子に好適に用いることができ
る。まずn型GaAs基板1の上に、n型GaInP中
間層2、n型AlGaInPクラッド層3、量子井戸構
造の活性層4、p型AlGaInPクラッド層5、p型
AlGaInP半導体層7、p型GaInP中間層8、
p型GaAsキャップ層9まで分子線エピタキシャル成
長(MBE)法によってエピタキシャル成長させたウェ
ハを作製した(ただし、図6のウェハにおいて、n型G
aAs基板1、n型GaInP中間層2、n型AlGa
InPクラッド層3および量子井戸構造の活性層4は省
略している)。ここで、n型AlGaInPクラッド層
3、量子井戸構造の活性層4およびp型AlGaInP
クラッド層5は発光用積層部を構成する。また、p型ク
ラッド層5の上にエッチングを止めるためのGaInP
よりなるエッチングストップ層6を形成する。エッチン
グストップ層が光吸収すると、素子特性に悪影響を及ぼ
すので、発光波長に対して光吸収がなくなる量子効果が
得られるように、エッチングストップ層6の膜厚を設定
した。
【0053】p型GaAsキャップ層9に酸化アルミニ
ウム(Al)膜等の絶縁膜を形成した後、一般的
なフォトリソグラフィー処理により該Al膜上に
フォトレジストマスクを形成した。次いで、ウェットエ
ッチング処理により、リッジストライプ形成のためのエ
ッチングに対するAlエッチングマスク13を形
成した後、UVオゾンアッシングにより、フォトレジス
トを除去した(図6a)。この時のエッチングマスク1
3の厚みは、ドライエッチング時のウェハとエッチング
マスクとの選択比より決定される。例えば、リッジ高さ
が2μm程度の場合、エッチングマスク13の厚みは1
50nm以上必要である。
【0054】しかる後、以下の条件にて、p型GaAs
キャップ層9、p型GaInP中間層8、およびp型A
lGaInP半導体層7の下に形成されたエッチングス
トップ層6の上500Å〜3,500Åの位置までp型
AlGaInP半導体層7をドライエッチングした(図
6b)。
【0055】ドライエッチング法の例として、誘導結合
型プラズマ(ICP)またはエレクトロン・サイクロト
ロン・レゾナナンス(ECR)プラズマを用いたドライ
エッチング法があるが、この実施例においては、ICP
によるドライエッチング法を用いた。
【0056】エッチングガスとして、SiCl単独ま
たはSiClとヘリウムやアルゴンとの混合ガスを用
いることができる。この実施例において、混合比がSi
Cl :Ar:He=3:3:5である混合ガスをエッ
チングガスとして用いたが、これ以外の混合比の混合ガ
スを用いてドライエッチングを行うこともできる。その
時のエッチングガス圧力は0.15Pa〜0.3Paの
範囲が好ましく、最適値としては0.2Pa程度であ
る。
【0057】ICPによるドライエッチングにおいて、
正常なリッジ形状を形成するためにウェハセットステー
ジに負荷する適正なバイアス値を検討した。ウェハセッ
トステージへのバイアス電圧は、ICPコイルへの高周
波印加電力とウェハセットステージへの高周波印加電力
の2つの印加電力により決定される。
【0058】この実施例においては、高出力化のために
Inを含む半導体層を用いており、ICPによるドライ
エッチングに対するエッチングレートが低いため、エッ
チング温度はエッチングガス中のClと反応したIn原
子が結晶から容易に脱離し始める温度である200℃以
上であることが好ましい。そこで、エッチング処理中に
ウェハ温度が200℃以上に昇温するように、ICPを
発生させるためにICPコイルに印加する高周波印加電
力設定値を600W以上とした。また、ドライエッチン
グ装置のシール部の保護のため、エッチング温度は30
0℃を超えないようにすることが望ましい。
【0059】次に、平滑なエッチング面状態および垂直
なリッジ形状を得るために、ウェハセットステージへの
バイアス電圧が265〜300V(0.84〜0.95
V/cm)になるような値の高周波電力100Wを印
加した。
【0060】ウェハの表面にレーザ光を照射した状態
で、ウェハ表面のエッチングが進行していくと、ウェハ
表面で反射してくる光の強度が変化し、その強度に波形
特性が現われる。その波形の振幅および波数とエッチン
グ深さとは相関関係があるため、波数を計測することに
よりエッチング深さを知ることができる。そこで、エッ
チングの終点検知はレーザ光をウェハ表面に当て、エッ
チングの進行によるその反射率変化をモニターすること
により行い、所望の深さまでエッチングされた時点でエ
ッチングを終了させた。
【0061】引き続き、ドライエッチングが完了したウ
ェハを20℃程度に恒温制御された臭素/リン酸系エッ
チング液にて40〜60秒エッチングした。次いで、水
洗し、乾燥させた後、70℃のリン酸にてエッチングス
トップ層6までエッチングを実施する。ここで、GaI
nPエッチングストップ層6は、熱リン酸に対するエッ
チングレートがかなり低いため、この層の露出によりウ
ェハ表面に対して垂直方向のエッチングがストップす
る。あとは所望のリッジ幅となるようにエッチング時間
を調整し、リッジエッチングを完了させる(図6c)。
ただし、あまり長時間エッチングすると設計されたリッ
ジ幅から外れてしまうため、熱リン酸のエッチング時間
は60秒以内にすることが望ましい。このようにして形
成されたリッジ上部の側部には、0.13〜1.0μm
の長さのオーバーハングが形成された。
【0062】また、本発明によれば、等方性エッチング
であるウェットエッチングに代えて、異方性エッチング
であるドライエッチングでかなりの部分のp型AlGa
InP半導体層7をエッチングすることによって、厳密
なエッチング制御が難しいウェットエッチング処理時間
を大幅に削減するため、従来の方法で得られるリッジと
比較して、より高く、より細いリッジの形成が可能とな
った。これらの効果はレーザ素子特性の改善や歩留まり
向上につながる。
【0063】このようにしてリッジ形成が完了したウェ
ハの上に再びMBE法にて電流ブロック層10を形成す
る。該リッジ上部の側部には0.13〜1.0μmの長
さのオーバーハングが形成されているので、該電流ブロ
ック層10の表面に開口し、他端が該リッジの側面に達
する空洞が、該オーバーハングの直下であって、該リッ
ジの上部の側部に形成された(図6d)。次いで、電流
ブロック層10の表面上にスピンコート法でレジストを
塗布して、レジスト膜を形成した。レジスト膜のUVオ
ゾンアッシングを行って、電流狭窄部であるリッジスト
ライプの上に成長した電流ブロック層10の不要部分1
0aを除去するために、不要部分10a以外のウェハ表
面を被覆するエッチングマスク14を作製した(図6
e)。
【0064】そして、ウェットエッチング処理によりリ
ッジストライプ上の不要部分10aを除去し(図6
f)、さらにエッチングマスク13および14を除去し
た(図6g)。次に、ウェハ表面を洗浄した後、再度M
BE法にてp型GaAsコンタクト層11をエピタキシ
ャル成長させて、リッジストライプ型半導体レーザウェ
ハを完成させた(図6h)。
【0065】以上、GaAs/GaInP/AlGaI
nP系のダブルヘテロ構造のリッジストライプ型半導体
レーザ素子について述べてきたが、本発明は、その他の
材料系を用いた半導体レーザ素子にも一部適応可能であ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明により、リッジストライプ型半導
体レーザ素子において、微分効率の向上やビーム水平放
射角の均一化、キンクフリー等の素子特性の改善が図れ
る。また、本発明により、リッジストライプ型半導体レ
ーザ素子において、レーザ光高出力化等の素子特性の改
善が図れる。さらに、ウェハ面内およびウェハ間でのリ
ッジ形状が均一化されることで歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の構造を示す断面図。
【図2】 本発明の第1実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の製造工程を示す模式図。
【図3】 本発明の第2実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の構造を示す断面図。
【図4】 本発明の第2実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の製造工程を示す模式図。
【図5】 本発明の第3実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の構造を示す断面図。
【図6】 本発明の第3実施形態によるリッジストライ
プ型半導体レーザ素子の製造工程を示す模式図。
【図7】 リッジストライプ型半導体素子におけるリッ
ジ形状の幾何学を説明するための概略図。
【図8】 誘導結合プラズマエッチング時のバイアス電
圧と閾値との関係を示すグラフ。
【図9】 従来のリッジストライプ型半導体レーザ素子
の構造を示す断面図。
【図10】 従来のリッジストライプ型半導体レーザ素
子の製造工程を示す模式図。
【図11】 従来の高出力用リッジストライプ型半導体
レーザ素子の構造を示す断面図。
【図12】 従来の高出力用リッジストライプ型半導体
レーザ素子の製造工程を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・n型GaAs基板、 2・・・n型中間層、 3・・・n型クラッド層、 4・・・量子井戸構造の活性層、 5・・・p型クラッド層、 6・・・エッチングストップ層、 7・・・p型半導体層、 8・・・p型中間層、 9・・・p型GaAsキャップ層、 10・・・電流ブロック層、 11・・・p型GaAsコンタクト層、 12・・・空洞、 13・・・リッジ形成用エッチングマスク、 14・・・不要部分除去用エッチングマスク、 101・・・n型GaAs基板、 102・・・n型中間層、 103・・・n型クラッド層、 104・・・量子井戸構造の活性層、 105・・・p型クラッド層、 106・・・エッチングストップ層、 107・・・p型半導体層、 108・・・p型中間層、 109・・・p型GaAsキャップ層、 110・・・電流ブロック層、 111・・・p型GaAsコンタクト層、 112・・・空洞、 113・・・リッジ形成用エッチングマスク、 114・・・不要部分除去用エッチングマスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA06 BA14 DA13 DA22 DA23 DB19 EA10 5F043 AA16 BB06 5F073 AA11 AA22 AA53 AA74 BA04 CA14 CB02 DA22 DA26 EA15 EA16 EA23

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型クラッド層、活性層および第
    2導電型クラッド層を順次積層して形成された発光用積
    層部と、該第2導電型クラッド層上に形成されたエッチ
    ングストップ層と、該エッチングストップ層上に形成さ
    れた半導体層とを有し、該半導体層がストライプ状のリ
    ッジに形成されている半導体レーザ素子において、該リ
    ッジ側面が該活性層表面となす角度が90±20゜であ
    ることを特徴とするリッジストライプ型半導体レーザ素
    子。
  2. 【請求項2】 該リッジ上部の側部にオーバーハングが
    形成され、該オーバーハングの長さはいずれも0.8μ
    m以下であることを特徴とする請求項1記載のリッジス
    トライプ型半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 該リッジの高さが1.5μm以上である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のリッジストラ
    イプ型半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 該エッチングストップ層はレーザ光を吸
    収しないバンドギャップを有し、かつ、Inを含むこと
    を特徴とする請求項1ないし3いずれか1記載のリッジ
    ストライプ型半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 該エッチングストップ層がGaInPま
    たはAlGaInPを含む請求項4記載のリッジストラ
    イプ型半導体レーザ素子。
  6. 【請求項6】 基板上に、第1導電型クラッド層、活性
    層および第2導電型クラッド層を順次積層して発光用積
    層部を形成する工程と、該第2導電型クラッド層上にエ
    ッチングストップ層を形成する工程と、該エッチングス
    トップ層上に半導体層を形成する工程と、該半導体層を
    ストライプ状のリッジに形成する工程とを含むことを特
    徴とするリッジストライプ型半導体レーザ素子の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 該半導体層をストライプ状のリッジに形
    成する工程を誘導結合型プラズマまたはエレクトロン・
    サイクロトロン・レゾナンスプラズマを用いたドライエ
    ッチング法により行う請求項6記載のリッジストライプ
    型半導体レーザ素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 該半導体層をストライプ状のリッジに形
    成する工程において、該エッチングストップ層の上50
    0Å〜3,500Åの位置までドライエッチングにより
    該半導体層をエッチングし、次いで、該エッチングスト
    ップ層が露出するまでウェットエッチングにより該半導
    体層をエッチングすることを特徴とする請求項7記載の
    リッジストライプ型半導体レーザ素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 該半導体層をストライプ状のリッジに形
    成する工程を誘導結合型プラズマを用いたドライエッチ
    ング法により行い、ここに、ドライエッチング時のバイ
    アス値が0.3〜0.55V/cmであることを特徴
    とする請求項6ないし8いずれかに記載のリッジストラ
    イプ型半導体レーザ素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1導電型クラッド層、活性層および
    第2導電型クラッド層を順次積層して形成された発光用
    積層部と、該第2導電型クラッド層上に形成されたエッ
    チングストップ層と、該エッチングストップ層上に形成
    された半導体層とを有し、該半導体層がストライプ状の
    リッジに形成されている半導体レーザ素子において、該
    リッジ上部の側部にオーバーハングが形成され、該リッ
    ジは電流ブロック層で埋め込まれ、該オーバーハングの
    直下であって該リッジの上部の側部に空洞が形成され、
    ここに、該空洞の一端は該リッジの側面に達し、他端は
    該電流ブロック層の表面に開口していることを特徴とす
    るAlGaInP系リッジストライプ型半導体レーザ素
    子。
  11. 【請求項11】 基板上に、第1導電型クラッド層、活
    性層および第2導電型クラッド層を順次積層して発光用
    積層部を形成する工程と、該第2導電型クラッド層上に
    エッチングストップ層を形成する工程と、該エッチング
    ストップ層上に半導体層を形成する工程と、該半導体層
    をストライプ状のリッジに形成する工程とを含み、ここ
    に、該リッジの上部の側部にオーバーハングが形成され
    ることを特徴とするAlGaInP系リッジストライプ
    型半導体レーザ素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 該半導体層をストライプ状のリッジに
    形成する工程を誘導結合型プラズマまたはエレクトロン
    ・サイクロトロン・レゾナンスプラズマを用いたドライ
    エッチング法により行う請求項11記載のAlGaIn
    P系リッジストライプ型半導体レーザ素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 該半導体層をストライプ状のリッジに
    形成する工程において、該エッチングストップ層の上5
    00Å〜3,500Åの位置までドライエッチングによ
    り該半導体層をエッチングし、次いで、該エッチングス
    トップ層が露出するまでウェットエッチングにより該半
    導体層をエッチングすることを特徴とする請求項12記
    載のAlGaInP系リッジストライプ型半導体レーザ
    素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 さらに、該リッジを電流ブロック層で
    埋め込む工程を含み、該リッジを電流ブロック層で埋め
    込む工程において該オーバーハングの直下であって該リ
    ッジの上部の側部に空洞を形成し、ここに、該空洞の一
    端は該リッジの側面に達し、他端は該電流ブロック層の
    表面に開口していることを特徴とする請求項13記載の
    AlGaInP系リッジストライプ型半導体レーザ素子
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 該ドライエッチングに用いるエッチン
    グガスとして、SiCl、ArおよびHeガスの混合
    ガスを用いることを特徴とする請求項11記載のAlG
    aInP系リッジストライプ型半導体レーザ素子の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 該混合ガスの圧力が0.15Pa〜
    0.3Paであることを特徴とする請求項15記載のA
    lGaInP系リッジストライプ型半導体レーザ素子の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 該ドライエッチング中の温度がプラズ
    マの輻射熱により、200℃以上300℃以下であるこ
    とを特徴とする請求項11記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 該ドライエッチングを誘導結合型プラ
    ズマを用いて行い、ここに、誘導結合型プラズマ発生コ
    イルに印加する高周波印加電力設定値が600W以上で
    あることを特徴とする請求項11いずれかに記載のAl
    GaInP系リッジストライプ型半導体レーザ素子の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 該ドライエッチング時のバイアス値が
    0.84〜0.95V/cmの範囲にあることを特徴
    とする請求項18記載のAlGaInP系リッジストラ
    イプ型半導体レーザ素子の製造方法。
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