JP2003067890A - 配車システムおよび配車依頼プログラム並びに情報端末 - Google Patents
配車システムおよび配車依頼プログラム並びに情報端末Info
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Abstract
ることによるトラブルを未然に防止できる配車システム
および配車依頼プログラムを提供すること。 【解決手段】 利用者は情報端末1を所持し、配車セン
タ−には車両監視システム2が設置され、車両には情報
端末3が設置されている。車両監視システム2は利用者
からの配車依頼に基づいて、適切な車両を選択して当該
車両に配車を指示する配車システムであって、利用者の
情報端末1は、少なくとも配車を指定する場所と時刻を
含む予約情報、および前記予約情報を車両監視システム
に送信する時刻を設定する設定部と、予約情報の報知手
段とを備え、予約情報の送信前に予約情報を報知手段で
確認してから配車依頼する。このような予約情報を配車
依頼プログラムに設定し、コンピュ−タで処理を実行さ
せることができる。
Description
−などの車両を、利用者の依頼に応じて指定された場所
に指定された時刻で配車する、配車システムおよび配車
依頼プログラムに関する。
は電話で場所や時刻を指定して、タクシ−会社などの基
地局として機能している配車センタ−に配車を依頼す
る。配車センタ−は、車両監視システムの利用や無線連
絡などにより、当該利用者に配車する車両を決定する。
この場合の車両は基地局と通信を送受信する移動局とし
て機能している。この際に、配車センタ−では利用者が
指定した配車場所や指定された配車時刻、配車される車
両番号などのデ−タをデ−タベ−スで管理する。配車セ
ンタ−からは、利用者に対して配車の予定時刻が連絡さ
れる。
合もあるが、当日の朝に夕方5時頃の配車を依頼する場
合のように、依頼した時刻と配車を希望する予約時刻の
間隔が長い場合もある。このように、利用者が配車を依
頼した時刻と配車を希望する予約時刻の間隔が長い場合
には、利用者が配車の予約時刻を失念している場合があ
る。
刻を失念している場合でも、配車センタ−では前記デ−
タベ−スで管理されているデ−タに基づいて、予約時刻
に間に合うように利用者が指定した場所に配車する。こ
のため、利用者が出かける準備のために時間を要し、配
車された車両の待ち時間が長くなったり、利用者が不在
で無駄な配車がなされることがあるという問題があっ
た。
車センタ−に配車を依頼しているので、配車の指定場所
がわかりにくい場合がある。このような場合には、配車
センタ−で指定場所を特定するために時間を要するとい
う問題があった。ときには、配車センタ−で配車の指定
場所を誤って認識してしまうために、利用者の要請に対
応できないことがあるという問題があった。
時刻に間に合うように車両を配車するが、交通渋滞など
により利用者が指定した場所への到着が遅れることがあ
る。このような場合に、車両から利用者に直接連絡する
方法がないために、利用者にとっては予約時刻を過ぎて
も車両が到着しない理由が不明である。
とを配車センタ−が失念したものと考えて配車の予約を
キャンセルし、急いでいる場合には他の会社のタクシ−
を利用することがある。このため、指定された予約時刻
の経過後に指定場所に車両が到着しても、利用者は不在
で配車が無駄になるという問題があった。
がなされないために、利用者と、配車車両の乗務員や配
車センタ−との間でトラブルが発生する場合がある。こ
れらの問題は、利用者、配車センタ−、配車車両間にお
いて有効な情報伝達がなされないために生ずるものであ
る。従来の配車システムでは、このような利用者、配車
センタ−、配車車両間でのそれぞれ相手方に対する双方
向の情報伝達機能が不備であり、詳細な情報の収集が図
れず、また、臨機応変の対応が取れないという問題があ
った。
先で用事がある場合には、診察や用事の終了時間を予想
して外出先に時刻を指定して配車センタ−に配車を依頼
する場合がある。このような場合に、診察や用事の終了
時間が延長されそうになると、利用者は再度配車センタ
−に配車の時刻を連絡しなければならないので煩雑な処
理が必要になるという問題があった。
のであり、利用者が失念することなく確実に配車センタ
−に配車を依頼することができると共に、利用者、基地
局として機能している配車センタ−、移動局として機能
している配車車両間でのそれぞれ相手方に対する双方向
の情報伝達がなされて、合理的な配車がなされる配車シ
ステムおよび配車依頼プログラムの提供を目的とする。
いて、配車システムを、利用者からの配車依頼に基づい
て、配車センタ−で適切な車両を選択して当該車両に配
車を指示する配車システムであって、前記利用者の情報
端末は、少なくとも配車を指定する配車場所と配車時刻
を含む予約情報、および前記予約情報を配車センタ−に
送信する送信時刻を設定する設定部と、予約情報の内容
についての報知手段とを備え、予約情報の送信前に予約
情報の内容を前記報知手段で確認する構成とすることに
よって達成される。
予約情報の内容を、予約情報の送信時刻に確認してか
ら、配車依頼を配車センタ−の車両監視システムに送信
している。予約情報の送信時刻は、配車を必要とする時
刻に接近した時刻に設定しておくことができる。このた
め、配車依頼を配車センタ−に送信してから配車される
までの時間が長い場合のように、利用者が配車センタ−
に配車依頼していたことを失念する事態を回避して、利
用者と配車センタ−や配車車両の乗務員との間のトラブ
ル発生を未然に防止できる。
に配車センタ−に送信するのではなく、配車直前に予約
情報を配車センタ−に送信している。このため、配車セ
ンタ−に設置されている車両監視システムの記憶部に、
当該利用者からの予約情報が長時間記憶され続けるよう
な事態が避けられる。したがって、車両監視システムで
情報を記憶するための負担が軽減され、メモリ資源の有
効利用が図れる。
頼する配車依頼プログラムであって、少なくとも配車を
指定する配車場所と配車時刻を含む予約情報、および前
記予約情報を配車センタ−に送信する時刻を設定する設
定ステップと、現時刻と送信時刻を比較して、予約情報
の送信前に予約情報の内容を報知する報知ステップとを
備えることを特徴とする。
約情報や当該予約情報の送信時刻の設定などの配車依頼
に伴う特有の処理を配車依頼プログラムに設定して、こ
れらの処理をコンピュ−タに実行させることができる。
このように、配車依頼に必要な項目を搭載したプログラ
ムでコンピュ−タを動作させることにより、配車センタ
−に対する煩雑な配車依頼を正確に行なうことができ
る。
の声を収録した音声デ−タ、または利用者を撮影した画
像デ−タなどの利用者情報が含まれていることを特徴と
する。
収録した音声デ−タ、または利用者の顔や服装を撮影し
た画像デ−タなどの利用者情報を含ませて配車センタ−
の車両監視システムに送信している。このため、配車セ
ンタ−では利用者の特徴を正確に認識して配車を指示す
るので、配車車両の乗務員は利用者を誤りなく識別する
ことができる。
−タや画像デ−タなどで配車場所を特定する情報が含ま
れていることを特徴とする。
画像デ−タにより多様な形式で指定している。このた
め、配車センタ−では利用者が指定する配車場所につい
ての多面的な情報を取得することができる。
時刻として扱うことを特徴とする。
を入力できない場合や、利用者がやむを得ない事情で情
報端末から離れた場合であっても円滑に配車依頼が行な
える。このため、利用者が配車依頼する際のサ−ビスを
向上させることができる。
前に警告するアラ−ムを発生する時刻、回数、手段など
のアラ−ム項目の内容を設定するアラ−ム設定ステップ
と、前記アラ−ム項目の内容に基づいて、予約情報の送
信時刻の接近を報知するアラ−ムステップとを備えるこ
とを特徴とする。
定するアラ−ム設定ステップと、予約情報の送信時刻の
接近を報知するアラ−ムステップとを備えている。この
ため、利用者は事前に入力した予約情報を失念すること
なく配車センタ−に送信することができる。また、利用
者は種々の事態を考慮して適宜アラ−ム項目の内容を設
定することができる。
は、前記アラ−ム設定ステップにおいて、アラ−ム項目
の内容が設定されていない場合には、予約情報の送信時
刻の到来を報知することを特徴とする。
来を利用者に報知している。このため、予約情報の送信
時刻到来前にアラ−ムは発生しない設定であっても、利
用者に対して予約情報の配車センタ−への送信を促すこ
とができる。
が到来したとき、またはアラ−ム発生時に、予約情報の
内容の変更または削除を行なう変更ステップを備えるこ
とを特徴とする。
たは削除を行なう変更ステップを備えている。このた
め、利用者は予約情報入力後のスケジュ−ル変更などの
状況変化に応じた配車依頼を行なうことができる。ま
た、無駄な配車依頼を避けることができる。
の配車依頼プログラムが情報端末にインスト−ルされた
ことを特徴とする。
伴う種々の項目が設定された前記配車依頼プログラムの
いずれかの配車依頼プログラムがインスト−ルされてい
る。このため、利用者は情報端末を操作することにより
手軽に配車依頼を行なうことができる。
からの配車依頼に基づいて、配車センタ−で適切な車両
を選択して当該車両に配車を指示する配車システムであ
って、前記配車センタ−の車両監視システムは、利用者
から送信された予約情報をデ−タベ−スとして管理する
記憶部と、利用者の情報端末との間で情報通信を行なう
通信手段とを備え、利用者から指定された配車時刻前に
予約内容の確認通知を利用者に送信する構成としてい
る。
約情報において指定されている配車時刻前に、利用者に
対して予約内容の確認を行なっている。このため、配車
場所や配車時刻、配車車両の車種などの車両情報、乗務
員についての指定条件などを利用者に確認してから配車
することができる。したがって、配車に際して利用者と
のトラブル発生を未然に防止し、乗務員が配車場所で無
駄な待ち時間を要することもなくなるので、合理的な配
車を行なうことができる。
は、予約通り、予約内容の変更、予約の取消しなどを利
用者が選択する形式で作成され、利用者に送信すること
を特徴とする。
数の選択肢を設定しているので、利用者は状況に応じた
対応を配車センタ−に連絡することができる。このた
め、利用者が出先への配車を依頼した場合のように、出
先の用事終了時刻が延長されそうなときにも事前に配車
センタ−と連絡でき、利用者の配車依頼の負担を軽減す
ることができる。また、利用者の情報端末に装備されて
いる通信手段に対応した形態で確認通知を送信すること
ができる。
を送信するタイミングは、(1)利用者が指定した配車
場所への迎車時間、(2)利用者が指定した時間、また
は(3)配車場所付近の交通渋滞を加味した時間、を基
準として設定することを特徴とする。
所への交通状況や利用者の都合などを考慮して予約内容
の確認通知を送信している。このため、予約内容を確認
してから利用者が指定した配車場所に配車する際に、指
定時刻に遅延しないよう円滑な配車が行なえる。
監視システムは、前記記憶部に管理されているデ−タベ
−スから抽出される配車車両や乗務員の特徴の情報と、
到着予定時刻の情報からなる配車内容通知情報を作成
し、当該配車内容通知情報を利用者に送信することを特
徴とする。
ての詳細な情報を配車内容通知情報として利用者に送信
している。このため、利用者は予め配車車両や乗務員に
ついての特徴を把握できるので安心感が得られて、利用
者に対するサ−ビスが向上する。また、配車車両や乗務
員を誤認することがなくなりトラブル発生を防止でき
る。
は、車両の外観や乗務員を撮影した画像デ−タを含んで
形成されることを特徴とする。
ての情報を、車両の外観や乗務員を撮影した画像デ−タ
を含む多様なメディアで形成している。このため、利用
者は配車車両や乗務員についての特徴をより明確に把握
できる。
監視システムに、予約情報のデ−タ形式に拘らず予約情
報の内容を判断し、利用者からの配車依頼を受注する制
御部を設けたことを特徴とする。
報のデ−タ形式に拘らず予約情報の内容を判断し、配車
依頼を受注している。このため、予約情報のデ−タ形式
が相違する場合に、配車センタ−のオペレ−タはデ−タ
形式を揃えるための作業が不要になるので、オペレ−タ
の作業負担が軽減される。また、オペレ−タの作業が不
要になるので迅速な配車依頼の受注を行なうことができ
る。
は、時刻を計時するタイマを備え、前記車両監視システ
ム制御部は、前記予約情報の送信時刻と指定された配車
時刻に基づいて、利用者の情報端末で使用されているタ
イマと車両監視システムで使用されているタイマとの時
間差を補正することを特徴とする。
されているタイマと車両監視システムで使用されている
タイマとの時間差を補正している。このため、利用者の
情報端末の時刻設定が標準時刻と差異がある場合でも、
配車センタ−では利用者が指定した時刻に配車すること
ができる。
監視システムは、利用者から受信した前記予約情報と、
デ−タベ−スに管理されている利用者の行先デ−タの履
歴に基づいて車両のナビゲ−ションシステムに行先を登
録することを特徴とする。
ンシステムに利用者の行先デ−タの履歴に基づいて行先
を登録している。このため、利用者に対する情報を種々
の形態で取得でき、また、利用者が乗車した際に行先に
向けて迅速に走行することができる。
出手段により、配車車両の位置情報を取得して、配車車
両の位置情報、迎車方向または予想到着時刻の情報、ま
たは配車車両の現在位置の地図画像デ−タを利用者に送
信することを特徴とする。
などの情報を利用者に送信すると共に、位置検出手段に
より利用者または配車車両の位置情報を取得して、配車
車両の現在位置の地図画像デ−タを利用者に送信してい
る。このため、利用者は情報端末の表示器上の地図画面
に配車車両の現在位置を表示して、配車車両が現在どの
場所を走行中か地図画面で視覚により明確に判断するこ
とができる。
設けた位置検出手段により、利用者の位置情報を取得し
て、利用者の現在位置情報または現在位置の地図画像デ
−タを配車車両に送信することを特徴とする。
者の位置情報を取得して、配車車両に送信している。こ
のため、配車車両では情報端末の表示器上の地図画面に
利用者の現在位置を表示して、乗務員は利用者の現在位
置を地図画面で視覚により明確に判断することができ
る。
が配車指定場所から移動したときに、利用者の現在位置
の情報、または現在位置周辺の画像デ−タの情報を、直
接または配車センタ−経由で配車車両に送信することを
特徴とする。
車指定場所から移動したときに、利用者の現在位置の情
報を配車車両に送信している。このため、配車車両の乗
務員は、予約情報で指定された配車場所とは異なる場所
に利用者が移動した場合でも、利用者を探し回るなどの
無駄な労力を費やすことなく円滑に利用者を乗車させる
ことができる。
が配車指定場所から移動したとき、受信した前記情報に
基づいて到着予想時刻を計算し、修正された到着予想時
刻を利用者に送信することを特徴とする。
車指定場所から移動したときに、配車車両から修正され
た到着予想時刻を利用者に送信している。このため、利
用者は配車指定場所変更後の到着予想時刻の情報を得る
ことができ、利用者に対するサ−ビスが向上する。
は、車両走行中に作成された車外の景色や乗務員を撮影
した画像デ−タ、乗務員のメッセ−ジを収録した音声デ
−タなどのデ−タを利用者に送信することを特徴とす
る。
車外の景色や乗務員を撮影した画像デ−タ、乗務員のメ
ッセ−ジを収録した音声デ−タなどのデ−タを利用者に
送信している。このため、利用者は配車車両の乗務員の
特徴を視覚および聴覚から多面的に取得できる。また、
配車車両の現在の走行位置を配車指定場所近傍の景色の
中で確認することができる。
に対して、迎車の途中で乗務員が買い物などの利用者の
ためのサ−ビスをするように依頼する情報と、利用者の
行先経路情報のいずれかの情報、または双方の情報を送
信することを特徴とする。
の途中で乗務員が買い物などの利用者のためのサ−ビス
をするように依頼する情報と、利用者の行先経路情報の
いずれかの情報、または双方の情報を送信している。こ
のように、配車車両の乗務員が利用者の種々の要請に対
応することにより、利用者を単に行先に送り届ける以外
の付加価値のあるサ−ビスが提供され、会社の顧客増大
に繋げることできる。
用者の行先経路情報を取得する場合には、誤った情報を
取得してしまう恐れがあるが、この発明では利用者の行
先経路情報を配車車両が利用者から直接取得しているの
で、利用者が依頼する行先に向けて正確に走行すること
ができる。
を利用者から配車車両に対して送信することを特徴とす
る。
変更したときに、変更情報を利用者から配車車両に対し
て送信している。このため、配車車両の乗務員は変更後
の行先経路情報を正確に把握して、変更後の行先に向け
て走行することができる。
乗車後に、行先への到着予想時刻、行先経路、予想料金
を利用者の情報端末または配車車両の情報端末の表示器
に表示することを特徴とする。
後に、行先への到着予想時刻、行先経路、予想料金を利
用者の情報端末または配車車両の情報端末の表示器に表
示している。このため、配車車両の乗務員と利用者は、
前記予想料金等の情報を共有しているので、相互の思惑
の相違によるトラブルの発生を未然にすることができ
る。
車車両または配車センタ−で識別した乗車する利用者の
特徴に基づいて、車両監視システムで管理しているデ−
タベ−スから当該利用者の行先デ−タの履歴を抽出して
配車車両に送信し、配車車両の情報端末に利用の多い行
先を設定することを特徴とする。
識別して、当該利用者の行先デ−タの履歴をデ−タベ−
スから抽出している。このため、配車車両では、行先デ
−タの履歴に基づいて予め当該利用者の利用の多い行先
を絞り込んで設定しているので、利用者が乗車した際に
行先に向けて迅速に走行を開始することができる。
監視システムは、指名手配情報をデ−タベ−スに管理し
ており、前記配車車両に利用者が乗車した際に配車車両
から送信される前記利用者の識別情報が指名手配情報と
合致したときに、その旨を警察施設に送信するか、また
は、配車車両の情報端末からその旨を警察施設に送信す
るよう指示することを特徴とする。
両に利用者が乗車した際に得られる利用者の識別情報が
合致したときの対応が的確に取れる。このため、社会秩
序の維持に貢献できる。
乗車後に、利用者は配車車両の情報端末に設置された通
信手段を用いて食事の予約や買い物などのサ−ビスを利
用し、前記通信手段を用いてなされたサ−ビス利用料金
を車両乗車料金に反映させることを特徴とする。
後に、利用者は配車車両の情報端末に設置された通信手
段を用いて食事の予約や買い物などのサ−ビスを利用
し、通信手段を用いてなされたサ−ビス利用料金を車両
乗車料金に反映させている。このため、利用者の種々の
要請に対応させることにより配車車両の利用価値が高ま
り、また、食事や買い物を提供する商店などとのタイア
ップにより、互いに顧客の増大を図ることができる。
乗車後に、乗務員または利用者に車両事故による怪我、
または急病が発生したときに、その旨を車外または車内
を撮影した画像デ−タと共に緊急施設や行先などに送信
して関係者に報知することを特徴とする。
両事故による怪我、または急病が発生したときに、その
旨を車外または車内を撮影した画像デ−タと共に緊急施
設や行先に送信している。このため、消防署などの緊急
施設や行先に待機している家族などの関係者に、車両位
置や車内の状況などの情報を正確に伝達することができ
る。
員または利用者の時々刻々の病状の変化をリアルタイム
で形成して救急施設や行先に送信され、救急施設から配
車車両に対して応急処置情報を送信することを特徴とす
る。
々刻々の病状の変化をリアルタイムで形成した画像デ−
タが救急車などの救急施設や行先に送信され、救急施設
からは配車車両に対して応急処置情報を送信している。
このため、病状の変化に適切に対応でき、また、行先で
待機している家族などの関係者に最新の情報を提供する
ことができる。
車車両の行先に対して行先への到着予想時刻と予想料金
を送信することを特徴とする。
タ−から行先に対して行先への到着予想時刻と予想料金
を送信している。このため、利用者が子供や高齢者など
のように乗務員と十分な意思の疎通ができない場合で
も、目的地に待機している家族などの関係者が到着時刻
や料金の情報を予め入手でき、料金の準備をすることが
できる。また、到着時刻が予め報知されるので関係者の
安心感も高められる。
車車両の行先から配車車両に対して、行先経路の途中で
乗務員が行先で待機している関係者のために買い物など
のサ−ビスをするように依頼する情報と、行先または到
着予想時刻が変更されたときの情報とのいずれかの情
報、または双方の情報を送信することを特徴とする。
て、行先経路の途中で乗務員が行先で待機している関係
者のために買い物などのサ−ビスをするように依頼する
情報と、行先または到着予想時刻が変更されたときの情
報とのいずれかの情報、または双方の情報を送信してい
る。このように、配車車両の乗務員が行先で待機してい
る利用者の関係者に対して種々の要請に対応することに
より、利用者を単に行先に運搬する以外の付加価値のあ
るサ−ビスが提供され、会社の顧客増大に繋げることで
きる。
者が指定した行先とは別の行先で待機するため行先を変
更する場合や、関係者の都合で行先への到着予想時刻を
変更したい場合に、これらの情報を配車車両に送信して
いる。このため、利用者が子供や高齢者などのように乗
務員と十分な意思の疎通ができない場合でも、利用者を
安全に行先に送り届けることができる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る配車システムを示す概略のブロック図である。図
1において、1は例えば利用者が所持する携帯型の情報
端末、2は基地局として機能している配車センタ−の車
両監視システム、3は移動局として機能している車両に
設けられた情報端末、4は警察署や消防署のような緊急
連絡先の情報処理システム、5は利用者が配車された車
両で向かう行先(目的地)の情報端末である。
間における処理、情報の流れを示している。次に、
(1)〜(9)の処理、情報の流れの概略について説明
する。前記のように利用者、車両、行先にはそれぞれ情
報端末が備えられており、また、配車センタ−は車両監
視システムを有している。更に、緊急連絡先は情報処理
システムを設置しており、これらの部署ではそれぞれ関
係先と双方向で文字デ−タや画像デ−タで情報の送受信
が可能である。
−の車両監視システム2に対して場所と時刻を指定して
配車を予約する。この際に、後述するように利用者の情
報端末1は予約情報を送信する時刻の前に情報端末で予
約情報を確認する。また、情報端末は警告(アラ−ム)
を利用者に報知して、予約情報の送信時刻を失念しない
ようにしている。(2)で配車センタ−の車両監視シス
テム2は、利用者の情報端末1に対して配車される車両
の番号や車体の色などの特徴を送信する。また、利用者
の情報端末1から指定された配車の予約時刻の前に予約
内容の確認通知を送信する。利用者の情報端末1は、予
約内容に変更がある場合にはその旨を配車センタ−の車
両監視システム2に送信する。
2は、利用者から受信した予約情報に対して最適な配車
車両を選定する。選定された車両の情報端末3に対して
利用者の情報端末1から指定された場所と時刻に配車す
るよう指示する。車両の情報端末3からは、配車の了解
を返信する。
末1、3は双方向の情報伝達を行なう。例えば、車両の
情報端末3からは交通渋滞がある場合には配車の予約時
刻からの遅れの見込みを送信する。利用者の情報端末1
からは車両の情報端末3に対して、配車の指定場所を地
図情報などで送信する。また、デジタルカメラやビデオ
カメラにより利用者と車両の乗務員双方の顔や周囲の景
色などを撮影して、それぞれ相手方の情報端末に対して
送信する。
報端末5との間で双方向の情報伝達を行なう。例えば、
利用者が外出先の病院から行先である自宅に帰宅する場
合に、行先の情報端末5に対して車両の情報端末3から
は到着予定時刻、予想料金などの情報を送信する。行先
の情報端末5は、目的地の地図情報などを車両の情報端
末3に送信する。
ム2と警察署のような緊急連絡先の情報処理システム4
との情報伝達を示している。例えば、警察署から指名手
配者の情報が配車センタ−2の車両監視システムに連絡
される。配車センタ−の車両監視システム2は、この指
名手配情報を配車車両の情報端末3に送信する。当該車
両に指名手配情報と合致した利用者が乗車した場合に
は、車両の情報端末3からの報知により配車センタ−の
車両監視システム2はその旨を警察署の情報処理システ
ム4に連絡する。なお、車両の情報端末3から直接緊急
連絡先の情報処理システム4にその旨を報知しても良
い。
うな緊急連絡先の情報処理システム4との情報伝達を示
している。例えば、車両内で利用者が急病になった場合
には、車両位置や利用者の状態などの情報を消防署の情
報処理システム4に送信する。この際に、ビデオカメラ
により車外や車内の様子を撮映して送信しても良い。消
防署の救急車などからは、利用者に対する応急処置など
を配車車両の乗務員に指示する。
末1の一例を示す概略のブロック図である。図2におい
て、1aは中央演算制御装置(CPU)で情報端末の各
部品を制御する。1bはGPS(Global Pos
itioninng System)受信機で、GPS
衛星6からの電波を受信して、利用者の現在位置を緯度
/経度の座標で特定する。GPS受信機1bは、利用者
の現在位置を検出する位置検出手段として機能してい
る。
の送受信やインタ−ネットと接続して必要な情報のダウ
ンロ−ドを行なう。1dは電話機で、携帯電話以外の情
報端末、例えばPDA(Personal Digit
al Assistannts)を用いる場合にはパケ
ット通信で通話を行なう。情報端末に内蔵の電話機に代
えて外付の電話機を情報端末に接続しても良い。1eは
撮像部で、デジタルカメラやビデオカメラで配車指定場
所や利用者の顔を撮影して得られた映像を画像処理し、
生成された画像デ−タを車両の情報端末3や配車センタ
−の車両監視システム2に送信できるようにしている。
時刻が近づくとブザ−を鳴動したりLEDを点滅させ
て、利用者に注意を促す。ブザ−やLEDに代えて、携
帯電話の着信を報知するバイブレ−ションの利用や、表
示器1hへのメッセ−ジ表示、音声処理部1kにより音
声でアラ−ム報知しても良い。1gは文字や数字、記号
などの各種キ−や、押しボタンスイッチを配列した操作
部で、電子メ−ルの作成や情報端末の動作指示を入力す
る。この操作部1gは、予約情報や予約送信時刻を設定
する設定部として機能している。
メ−ルの内容や各種メッセ−ジを表示する。また、地図
情報や配車された車両から送信される車内および車外の
画像を表示する。1iはメモリで、配車予約デ−タや電
子メ−ルを記憶する。また、地図情報を記憶する。この
地図情報は、配車を依頼する場所、例えば自宅周辺の地
図を予めスキャナで読み込んでメモリ1iに記憶させた
り、インタ−ネットから必要な地域の地図情報をダウン
ロ−ドしてメモリ1iに記憶させる。
イマ1jは、CPU1aに内蔵のプログラムタイマを使
用することもできる。1kはマイクやスピ−カからなる
音声処理部で、音声メッセ−ジの入力時や出力時に利用
される。前記のように、音声メッセ−ジでアラ−ムを報
知しても良い。1lはシステムバスで、CPU1aと各
部品とを接続する。図2に示したような情報端末1は、
既存の携帯電話にGPS受信機を搭載させたり、一般的
なPDAやノ−トパソコンに電話機やGPS受信機を搭
載させることにより、実現可能である。
2と配車車両の情報端末3の一例を示すブロック図であ
る。図2の情報端末と同様の機能を有する操作部などの
部品については、重複を避けるために詳細な説明は省略
し、後述するように具体的な配車処理の例について必要
な範囲で各部品の作用を説明する。配車センタ−の車両
監視システム2には、管理プログラムなどを記憶するメ
モリ2iの他に、記憶容量の大きなハ−ドディスクなど
を用いたデ−タベ−ス(DB)2jが設けられている。
このDB2jには、利用者の配車の予約情報や各車両の
情報が管理されている。また、配車センタ−の車両監視
システム2には、配車車両の情報端末3と通信連絡する
ための無線機2fが設けられている。
無線機2fに対応して無線機3kが設けられており、配
車センタ−の車両監視システム2からの配車指令に対し
て自車の位置情報などを応答する。配車車両の情報端末
3には、車外撮像部3iと車内撮像部3jが設けられて
いる。これらの撮像部に、車外および車内の適宜の位置
に設置したビデオカメラを用いることができる。
れた映像は画像処理されて、当該画像デ−タは利用者の
情報端末1、配車センタ−の車両監視システム2、緊急
連絡先の消防署などの情報処理システム4に必要に応じ
て送信される。また、GPS受信機3gを用いたナビゲ
−ションシステムが備えられている。GPS受信機3g
は、配車車両の現在位置を検出する位置検出手段として
機能している。
いて、主として利用者の情報端末1、配車センタ−の車
両監視システム2、車両の情報端末3間の各部署におけ
る、それぞれ他の部署との間で伝達される双方向の情報
内容に特徴がある。この場合の双方向の情報内容の形態
は、利用者の情報端末1からみた特徴と、配車センタ−
の車両監視システム2からみた特徴が存在する。以下、
利用者の情報端末1からみた情報内容の特徴と、配車セ
ンタ−の車両監視システム2からみた情報内容の特徴に
ついて説明する。
に送信する処理手順を示すフロ−チャ−トである。次に
このフロ−チャ−トについて説明する。
プS1)、予約情報が入力される(ステップS2)。こ
の場合のデ−タ形式は、電子メ−ルを利用したテキスト
ファイル形式、または複数パケット対応のバイナリデ−
タとする。ここで、予約情報について説明する。(a)
配車が必要な日付時刻を「2001年7月1日 PM1
2:00」のように操作部から入力する。(b)予約確
認アラ−ム時刻とアラ−ム報知回数を、予約送信時刻の
何分前に何回報知するか操作部から入力する。この入力
例は、「10分前に(1回)、5分前に(2回)」、
「1分前に(1回)」、「アラ−ムなし」、などとす
る。アラ−ムは、ベルの鳴動、音声メッセ−ジやLED
の点滅などで利用者の注意を促すものとする。
る。この配車依頼場所の入力は、情報端末の表示器に地
図を表示して必要な位置にカ−ソルキ−を移動させて設
定する。または、情報端末の予約設定メニュ−で「現在
地に設定」を選択してGPS受信機による現在位置のデ
−タを入力する。配車依頼場所は、配車場所の建物や近
辺の風景などの画像や地図情報を画像デ−タで入力して
も良い。画像デ−タには、「目印になる看板/標識」の
ような文字情報を付して、被写体を明確に識別できるよ
うにする。(d)利用者名、または車両到着時の応対者
名を操作部から入力する。操作部からの入力に代えて、
メモリに記憶されているデ−タをカット&ペ−ストで入
力しても良く、情報端末のメモリに登録されている情報
端末保有者の氏名を自動的に入力しても良い。
を連絡する連絡先の情報を入力する。この連絡先の情報
は、電話機を利用する場合には情報端末の電話番号をナ
ンバ−ディスプレイ機能で自動的に選択させる。また、
インタ−ネットを利用する場合には、情報端末のIPア
ドレスを取得して自動的に出力する。インタ−ネットを
利用する際に、自宅からの場合には通常の電話回線でプ
ロバイダに接続する。外出時には、iモ−ドやEzアク
セスなどの移動通信サ−ビスを利用することができる。
情報は氏名などを文字で入力する他に、利用者の声を収
録した音声デ−タ、利用者の顔や服装などを撮影した画
像デ−タなどの利用者の目印となる情報を入力しても良
い。この際に画像デ−タは、情報端末の撮像部で取得
し、JPEGフォ−マットのように圧縮したものを利用
する。そして、この画像デ−タは何を被写体としたもの
かを、「顔写真」のように文字情報で入力する。
車、大型車)、車体の色、車両製造メ−カ−などの車両
情報を入力する。また、配車センタ−が複数の会社の共
同配車を行なう場合には、配車を希望する会社名を入力
する。(g)乗務員の条件を入力する。この条件として
は、例えば、事故歴無し、観光案内ができるか、英会話
などの外国語を話せるか、介護資格のランクなどの項目
を入力する。
行先(目的地)を入力する。(i)料金支払い条件を入
力する。この条件は、料金支払い者が利用者本人か、行
先に待機している家族などの関係者のような利用者以外
の者かを入力する。また、料金の支払い方法は、現金
か、銀行口座や携帯電話料として引き落としか、クレジ
ットカ−ドかなどを入力する。
−に予約情報を送信する時刻を入力する。この送信時刻
は、タイマで設定する他に情報端末内のRTCチップの
時刻で設定しても良く、またGPSによる時刻で設定し
ても良い。なお、上記の予約情報は常にすべての項目の
入力が必要とされるものではなく、適宜選択して入力さ
れる。例えば、行先は利用者が乗車後に口頭で伝達する
こともできる。また、送信時刻の入力が省略された場
合、前記(a)の配車を指定する時刻を送信時刻として
扱うようにしても良い。さらに、可能な項目については
デフォルト値を設定しておいても良い。
モリに記憶される(ステップS3)。次に、アラ−ムの
設定有かどうかを判定する(ステップS4)。このアラ
−ムの設定は、予約送信時刻が接近したときにその旨を
利用者に事前に警告するものである。アラ−ムの設定有
の場合には(ステップS4の判定結果がYES、以下図
ではYと略記する)、アラ−ム設定時刻が到来したかど
うかを判定する(ステップS5)。アラ−ム設定時刻が
到来していない場合には(ステップS5の判定結果がN
O、以下図ではNと略記する)、アラ−ム設定時刻が到
来するまで待機状態となる。
テップS5の判定結果がY)、次に予約を確認し(ステ
ップS6)、予約内容に修正があるかどうかを判定する
(ステップS7)。予約内容の確認は、表示器に予約内
容を表示したり、音声メッセ−ジで報知して行なうこと
ができる。予約内容に修正がある場合には(ステップS
の判定結果がY)、次に配車予約の削除があるかどうか
を判定する(ステップS8)。配車予約の削除がない場
合(ステップS8の判定結果がN)には、予約を修正し
てから(ステップS9)、更に修正有かどうかの判定に
戻る(ステップS7)。
ップS4の判定結果がN)、予約送信時刻が到来したか
どうかを判定する(ステップS10)。予約送信時刻が
到来していない場合には(ステップS10の判定結果が
N)、予約送信時刻が到来するまで待機する。予約送信
時刻が到来すると(ステップS10の判定結果がY)、
配車依頼を配車センタ−に送信し(ステップS11)、
処理プログラムを終了する(ステップS12)。
テップS7の判定結果がN)、前記予約送信時刻が到来
したかどうかを判定する処理に移行する(ステップS1
0)。また、予約内容の削除有の場合には(ステップS
8の判定結果がY)、予約内容を削除して処理プログラ
ムを終了する(ステップS12)。
信時刻が到来したと判定されたときに、この旨を表示器
に表示したり、音声メッセ−ジにより利用者に報知する
構成とすることができる。この際に、利用者は配車依頼
を送信する前に予約情報の内容を確認し、予約内容の変
更や予約の削除などの処理を行なう構成とすることがで
きる。
に、本発明においては、配車の予約情報を入力したとき
にそのまま予約情報を配車センタ−に送信するのではな
く、この配車の予約情報を一旦情報端末のメモリに記憶
させておく。そして、事前にアラ−ムを設定しておき、
利用者は予約情報の送信時刻の前にアラ−ムにより予約
内容を確認してから配車依頼を送信している。配車依頼
の送信時刻は、配車が必要な時刻に接近して設定してお
くことができるので、利用者は相当時間前に配車依頼を
しておいたことを失念する恐れがなくなり、配車センタ
−や配車された車両の乗務員との間のトラブル発生を未
然に防止できる。
理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チ
ャ−トについて説明する。
プS21)、前記のように予約情報を入力して(ステッ
プS22)、この予約情報をメモリに記憶する(ステッ
プS23)。次に事前警告(アラ−ム)を設定する(ス
テップS24)。このアラ−ム設定は、前記のように予
約情報を配車センタ−に送信する時刻のどれだけ前の時
刻に何回アラ−ムを発生させるかそれぞれの項目の内容
を設定する。また、アラ−ム発生の手段として、ベルの
鳴動、音声メッセ−ジ、LEDの点滅、表示器へのメッ
セ−ジ表示、バイブレ−ションなどのいずれの手段を用
いるかを設定する。
どうかを判定し、アラ−ム設定時刻が到来していない場
合には待機状態となる(ステップS25の判定結果が
N)。アラ−ム設定時刻が到来した場合には(ステップ
S25の判定結果がY)、前記設定に従ってアラ−ムを
発生させ(ステップS26)、処理プログラムを終了す
る(ステップS27)。本発明においては、図4、図5
に示すような配車依頼プログラムをコンピュ−タに実行
させている。このように、配車依頼に必要な項目を搭載
したプログラムでコンピュ−タを動作させることによ
り、配車センタ−に対する煩雑な配車依頼を正確に行な
うことができる。
通信手段2xから、利用者側通信手段1xに送信される
配車内容の情報のフォ−マット例を示す説明図である。
この情報は、配車センタ−の車両監視システムが利用者
の情報端末から予約情報を受信すると、会社名、車番、
乗務員名などのデ−タベ−スからの情報と、利用者が指
定した場所への車両到着予定時刻とを含めて、配車セン
タ−の車両監視システムが作成する。そして、利用者が
所持する情報端末の通信手段に対して配車情報を送信す
る。
携帯電話が用いられる場合の情報フォ−マットを示して
いる。この例では、情報フォ−マット7は、ヘッダ部7
a、デ−タ部7b、誤り検知・訂正部7cからなるバイ
ナリデ−タで形成される。デ−タ部7bは、独自フォ−
マットでも良く、またパ−ソナルコンピュ−タなどで扱
うファイル形式(ISO規格、DOSフォ−マットな
ど)でも良い。
電子メ−ルが用いられる場合の情報フォ−マットを示し
ている。この例では、情報フォ−マット8は、コマンド
部8a、デ−タ部テキストファイル8b、デ−タ部(バ
イナリ)添付ファイル8cで形成される。なお、情報端
末の通信手段としてインタ−ネットが使用される場合に
は、WEB上の操作により基地局側通信手段2xと利用
者側通信手段1x間で情報の送受信が可能である。
たときに、配車センタ−の車両監視システムではデ−タ
ベ−スでこの予約情報を管理する。この際に、利用者の
情報端末のタイマによる時刻設定が正確ではなく、配車
センタ−で使用されているタイマによる標準時刻に対し
て誤差が生じている場合がある。このような場合に予約
情報をそのまま車両監視システムで記憶すると、利用者
が指定した時刻に配車できないことになる。
ムが対処する例を示す説明図である。図8において、時
刻修正のデ−タ9を次のように形成する。利用者の情報
端末からの配車依頼デ−タ9aとして利用者の配車日付
時刻9xから利用者の現在時刻(送信時刻)9yを減算
する。車両監視システムでこの配車依頼情報を受信する
と、CPUはプログラムで利用者からの配車依頼デ−タ
9aに配車センタ−側の現在時刻(受信時刻)を加算し
て時刻を修正し、その結果を配車時刻として車両監視シ
ステムのデ−タベ−スに記憶する。
時刻設定が標準時刻よりも10分遅れているとする。利
用者が配車時刻を12時30分に設定し、利用者側の情
報端末が12時のときに配車依頼デ−タを送信した場合
に、車両監視システムでは実際には12時10分に配車
依頼デ−タを受信している。このため、利用者が指定し
た12時30分ではなく、図8の処理によって12時4
0分を配車時刻として記憶する。このような処理を行な
うことにより、利用者の情報端末の時刻設定が標準時刻
と差異がある場合でも、配車センタ−では利用者が指定
した時刻に配車することができる。
しており、異なる通信手段で配車依頼を送信する。車両
監視システムは、どのような通信手段から送信された配
車依頼でも間違いなくデ−タベ−スに記憶しなければな
らない。図9は、種々の通信手段から配車依頼を受信し
た場合の車両監視システムの処理例を示す説明図であ
る。
0は次のように行なう。車両監視システムで受信する配
車依頼は、例えば電話回線からの場合(10a)、電子
メ−ルによる場合(10b)、インタ−ネットのWEB
からの場合(10c)がある。車両監視システムでは、
これらの通信手段から送信された配車依頼を受信する
と、ゲ−トウエイプログラムにより統一された形式の配
車依頼情報に変換し(10d)、変換された配車依頼を
デ−タベ−スに記憶する(10e)。
利用者に送信する処理の例を示す説明図である。この場
合の処理11は、次のように行なう。車両監視システム
が配車依頼通知を受信し(11a)、利用者に送信する
配車内容の情報デ−タを作成する(11b)。この情報
デ−タは、配車する車両の外観や色などの車両デ−タと
運転手の顔などの画像デ−タ、運転手の声の音声デ−
タ、走行している車両から撮影した景色などの動画デ−
タが含まれる。
−タベ−スから取得する場合(11c)と、車両に設置
されたデジタルカメラやビデオカメラ、マイクロフォン
によりリアルタイムで取得する場合(11d)がある。
これらの情報11c、11dは、そのいずれか一方、ま
たは双方を配車内容通知として利用者に送信する(11
e)。
徴の他に交通渋滞などを加味した予想到着時刻も含ま
れ、配車センタ−からオペレ−タを介することなく自動
的に電話により音声で利用者に報知することもできる。
また、自動的に電子メ−ルで配車内容通知を利用者に送
信し、この際に画像デ−タを添付ファイルより送信する
ことができる。
に、ブザ−の鳴動、LEDの点滅、バイブレ−ションの
発生などにより利用者に報知することができる。利用者
は、配車センタ−から配車内容通知を受信した際に、利
用者の顔や配車場所などの目印となる情報を画像デ−タ
として車両の情報端末に送信する。このような情報の送
信により、車両の乗務員は利用者や配車場所の特徴を把
握できるので、人違いや配車場所の誤認などによるトラ
ブルの発生が未然に防止できる。
端末と、車両に設置された情報端末はいずれもGPS受
信機を設けており、それぞれの現在の位置情報が取得で
きる。この位置情報を相互に相手方に送信し、受信した
位置情報をそれぞれの表示器に表示させることができ
る。このように、利用者と車両の乗務員がそれぞれ相手
方の現在位置の情報を共有することにより、相互の信頼
感と安心感が得られて、配車処理を円滑に行なうことが
できる。
と車両の情報端末に相互に相手方の現在位置情報を取得
する処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフ
ロ−チャ−トについて説明する。
S31)、車両と利用者の現在位置情報をそれぞれ受信
する(ステップS32)。車両は、現在位置情報に基づ
いて配車車両の迎車方向と到着予想時刻などの情報を更
新する(ステップS33)。情報が更新されない場合に
は、ステップS33の待機状態となる。情報が更新され
た場合には、更新した情報を利用者の情報端末に送信
し、利用者の情報端末では更新情報を受信して、表示器
の画面に表示されている地図に現在の車両位置を反映さ
せる(ステップS34)。
は、利用者の現在位置情報と自車の現在位置情報を更新
する(ステップS33)。この更新された情報を車両に
搭載された情報端末に表示し、画面を更新する(ステッ
プS34)。これらの処理がなされてから、処理プログ
ラムを終了する(ステップS35)。なお、利用者およ
び車両のそれぞれの現在位置情報は、利用者および車両
から地図画像として送信することができる。また、車両
監視システムを介して利用者および車両に地図画像を送
信することができる。さらに、車両監視システムで利用
者および車両の位置情報から地図画像を作成して、それ
ぞれの相手方に送信しても良い。
ムに送信後に移動して、予約情報で通知した配車場所が
変更された場合にも、利用者は現在位置情報を車両監視
システムを介して、または直接に配車された車両の情報
端末に送信することができる。この場合に、利用者はG
PS受信機で取得した位置情報と共に、現在位置周辺の
画像デ−タを送信することにより、配車車両の乗務員は
的確に利用者が指示した場所に到着できる。
更通知を受信すると、配車車両の現在位置情報を利用者
の情報端末に送信する。この際に、利用者に対して配車
車両がどこを走行しているか報知するために、車外の景
色の画像デ−タを連続した動画デ−タとして送信するこ
とができる。当該車両の現在位置情報は、自動的に、ま
たは利用者の指示により所定の間隔で繰り返して利用者
の情報端末に送信することができる。
配車場所付近の交通状況などを考慮して、指定された配
車場所への予想到着時刻を計算する。当初の予想到着時
刻から大幅に予想到着時刻が変更される場合には、変更
後の配車場所への予想到着時刻を再度利用者の情報端末
に送信する。このため、利用者は事前にスケジュ−ル調
整などを行なうことができる。
乗務員が配車指定場所に来る途中、指定した品物を購入
するように買い物依頼の通知を送信することができる。
買い物以外の他の用事、例えば、荷物の受取りや郵便局
の私書箱から郵便物を受け取ってくることを依頼するこ
ともできる。
は電子メ−ルで車両の情報端末に送信する。乗務員は、
利用者を行先に送り届ける以外の付加価値のあるサ−ビ
スを提供できる。このようにして、利用者の多様な要請
に対応することにより、顧客増加を図ることができる。
には、利用者が乗車すると乗務員に行先を告げなくても
直ちに行先に向けて車両を発車させることができる。こ
の場合の行先デ−タを、詳細な経路を地図情報などで形
成しておくことにより、乗務員は誤りなく利用者を目的
地に送り届けることができる。
行先に向かう際の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
が乗車したことを確認して(ステップS37)、行先デ
−タが含まれているかどうかを判定する(ステップS3
8)。行先デ−タが含まれていない場合には(ステップ
S38の判定結果がN)、利用者が乗務員に行先を伝達
し(ステップS39)、行先に向かう(ステップS4
0)。行先デ−タが含まれている場合には(ステップS
38の判定結果がY)、そのまま行先に向かう(ステッ
プS40)。その後、処理を終了する(ステップS4
1)。
両に乗車した際に、利用者の音声デ−タ、利用者を撮影
した画像デ−タ、指紋などにより利用者の特徴を抽出す
る。このような利用者の特徴のデ−タを車両監視システ
ムに送信すると、車両監視システムではデ−タベ−スか
ら利用者を識別し、当該利用者の利用実績から利用され
たことが多い行先を自動的に設定する。このような行先
の自動設定をすることにより、口頭では行先を運転手に
伝えにくい人、例えば体調が悪い人を病院まで乗車させ
たり、高齢者を福祉施設に乗車させたりすることができ
るので、利用者に対するサ−ビスを改善することができ
る。
デ−タベ−スから利用者を識別し、当該利用者の利用実
績から利用されたことが多い行先を自動的に設定する
が、例えば食事利用で車両を利用することが多い利用者
と判断される場合がある。このような場合には、レスト
ランの店名やメニュ−を車両の情報端末の表示器に表示
する。利用者は、車両の情報端末から特定のレストラン
にメニュ−を直接注文することができる。このときの乗
車料金により、利用したレストランの支払いを割り引く
などの特権を利用者に与える。このようにして、利用者
に対して多様なサ−ビスを提供することができる。な
お、利用者の識別を配車車両で行なうことも可能であ
る。
タ、利用者を撮影した画像デ−タ、指紋などにより利用
者の特徴を抽出して、車両の情報端末から利用者の特徴
を車両監視システムに送信すると、車両監視システムで
はデ−タベ−スに管理されている情報と照合して利用者
を特定する。この利用者が、警察署から指名手配されて
いる犯人と合致した場合には、車両監視システムまたは
車両の情報端末から電子メ−ルや音声により交番や警察
署などの警察施設の情報処理システムにその旨を通報す
る。
に最寄りの交番や警察署などの警察施設に連行するよう
音声または電子メ−ルで通知する。音声による連絡は、
犯人にわからないようにあらかじめ緊急連絡用の信号を
取り決めておくものとする。なお、乗務員の安全を考慮
して、行先や到着時刻のみを送信するようにしても良
い。このように、指名手配中の犯人が乗車した場合に、
警察署などの関係部署と緊密な連絡がとれるので、社会
の安全保持に寄与することができる。
事故を起こして乗務員や利用者がけがをした場合や、配
車車両内で利用者が急病になった場合には、配車車両の
情報端末からは車両位置や利用者の状態などの緊急情報
を消防署や警察署、警備会社などの緊急施設の情報処理
システムに連絡する。この際に、ビデオカメラやデジタ
ルカメラにより車外や車内の様子を撮映して得られた画
像デ−タを送信することができる。このような緊急情報
や画像デ−タは、刻々変化する利用者や乗務員の状態な
どをリアルタイムで送信する。
ている情報端末からは、利用者や車両の乗務員に対する
応急処置などを指示する。なお、車両事故や利用者に急
病発生などのような緊急の事態が発生した場合には、行
先で待機している関係者に対しても前記緊急情報や画像
デ−タを送信することができる。このように、緊急事態
が発生した場合に、消防署のような緊急施設に報知する
ので利用者や乗務員に対する的確な処理が迅速に行なえ
る。また、家族などの関係者にも緊急事態を報知するの
で、関係者が必要な対応をとることができる。
などにより行先経路を変更した場合の処理手順を示すフ
ロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて
説明する。
利用者が乗車したことを確認して(ステップS52)、
設定した行先デ−タにより経路にそって目的地に向かう
(ステップS53)。次に行先、経路の変更有かどうか
を判定する(ステップS54)。行先、経路の変更有の
場合には(ステップS54の判定結果がY)、利用者は
所持している情報端末で行先、経路の変更を入力する
(ステップS55)。
(車両)の情報端末に変更情報を送信する(ステップS
56)。続いて、移動局の情報端末で変更情報を受信し
て表示器に表示する(ステップS57)。車両を変更後
の行先に向けて走行させ(ステップS58)、処理を終
了する(ステップS59)。行先、経路の変更無しの場
合には(ステップS54の判定結果がN)、そのまま処
理を終了する(ステップS59)。
配車車両に乗車後に変更した場合に、利用者の情報端末
から変更情報を配車車両の情報端末に送信し、配車車両
の情報端末でこの変更情報を受信して表示器に表示して
いる。このため、変更後の行先、経路の情報を詳細に、
しかも正確に配車車両の乗務員に伝達することができ
る。
利用者の情報端末と配車車両の情報端末の表示器に、そ
れぞれ目的地の到着予定時刻や経路を表示する処理手順
を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−ト
について説明する。
利用者が乗車したことを確認して(ステップS62)、
車両位置が更新されたかどうかを判定する(ステップS
63)。車両位置が更新されていない場合には(ステッ
プS63の判定結果がN)、次に設定時間が経過したか
どうかを判定する(ステップS64)。この設定時間
は、信号停止や渋滞で車両位置が更新されない場合で
も、一定時間毎に表示内容を更新するためのものであ
る。
(ステップS64の判定結果がN)、ステップS63の
処理の待機状態となる。設定時間が経過すると(ステッ
プS64の判定結果がY)、移動局の情報端末の表示器
に配車車両の現在位置の車両情報を表示する(ステップ
S65)。車両位置が更新された場合にも(ステップS
63の判定結果がY)、移動局の情報端末の表示器に前
記車両情報を表示する(ステップS65)。
情報端末に送信する(ステップS66)。続いて、利用
者の情報端末は受信した車両情報に基づいて目的地到着
時刻、経路を計算して表示器に表示する(ステップS6
7)。次に、目的地到着かどうかを判定する(ステップ
S68)。目的地に到着してこの判定結果がYになれば
処理を終了する(ステップS69)。目的地に到着して
いない場合には(ステップS68の判定結果がN)、ス
テップS63の処理に戻り、ステップS63〜ステップ
S68のル−プ処理を繰り返す。図示されていないが、
ステップS67で計算した目的地到着時刻や経路の情報
を配車車両の情報端末に送信して、配車車両の情報端末
の表示器に表示しても良い。なお、利用者が配車車両に
乗車した際に、配車車両の情報端末で予想到着時刻や予
想料金を計算して配車車両の情報端末に表示しても良
い。
最新の車両の位置情報に基づいて目的地到着時刻、経路
を計算して表示器に表示している。このため、利用者の
安心感を増大させることができる。また、配車車両の乗
務員も最新の情報を共有することができる。なお、利用
者が配車車両に乗車した後に、配車車両の情報端末をイ
ンタ−ネットに接続して、利用者がインタ−ネットを利
用した買い物ができるようなサ−ビスを提供することが
できる。この際に、車内で買い物をした金額に応じて乗
車料金の割引を行なうなどの特権を利用者に与える。
や料金などの予想情報を送信する際の処理手順を示すフ
ロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて
説明する。
1)、目的地に接近したことを確認して(ステップS7
2)、到着通知場所(目的地)の情報端末に到着時刻、
料金などの予想情報を送信する(ステップS73)。次
に、到着通知場所で利用者本人または利用者以外の関係
者の情報端末で予想情報を受信して(ステップS7
4)、処理を終了する(ステップS75)。
末の他に、到着通知場所(目的地)に情報端末(例えば
デスクトップのパソコン)を設置している場合には、こ
の情報端末に到着時刻、料金などの予想情報を受信さ
せ、行動記録を残すことができる。また、利用者以外の
家族などの関係者が所持する情報端末にも前記予想情報
が受信されるので、利用者が子供や高齢者の場合のよう
に乗務員と十分な意思の疎通が図れないときでも、目的
地に待機している家族などの関係者が到着時刻や料金の
情報を予め入手でき、料金の準備をすることができる。
また、到着時刻が予め報知されるので関係者の安心感も
高められる。
る家族などの関係者は、配車車両の情報端末に対して乗
務員が行先に来る途中、指定した品物を購入するように
買い物依頼の通知を送信することができる。買い物以外
の他の用事、例えば、郵便局の私書箱から郵便物を受け
取ってくることを依頼することもできる。更に、家族な
どの関係者は、用事のため配車車両の到着時刻に間に合
わない場合には、到着時刻の変更を行先の情報端末から
依頼したり、利用者が指定した行先から移動して関係者
が利用者を待機する場合には、行先の変更依頼を行先の
情報端末から配車車両の情報端末に送信することができ
る。このような依頼は、音声のメッセ−ジまたは電子メ
−ルで配車車両の情報端末に送信する。
確認しているが、配車センタ−側で利用者が指定した配
車の予約情報を確認することもできる。このような処理
は、配車センタ−の車両監視システムにおいて、利用者
から受注した配車の予約時刻が近づくと、自動的に利用
者の情報端末に電話や電子メ−ルで予約情報の確認の通
知を送信することで実現できる。
して予約情報の確認を通知することにより、利用者は配
車予定時刻や配車の指定場所などの予約情報を変更した
い場合に対処できるので便利である。また、配車車両の
乗務員も無駄な待ち時間を費やすことがなく、利用者、
配車センタ−、配車車両の乗務員それぞれの関係者に対
して合理的、かつ円滑に配車処理を行なうことができ
る。
ら利用者の情報端末に対して予約情報の確認を通知する
際の具体例について説明する。車両監視システムから
は、利用者の情報端末に対して予約情報確認のメニュ−
を送信する。このメニュ−は、(1)指定された予約時
刻に配車する。(2)利用者が指定した予約時刻を延伸
する。この場合に、延伸された予約時刻の前に再度の予
約確認通知の要否を合わせて指定する。
はその条件を確認する。この予約情報は、図4のフロ−
チャ−トにおいてステップS2で説明した内容に相当
し、配車場所、車両条件などが含まれる。(4)予約の
取消し。前記(1)〜(4)に示されたような予約情報
確認のメニュ−は、電話や電子メ−ルで通知する他に、
利用者の情報端末の表示器にメッセ−ジを表示させるこ
とができる。また、車両監視システムから予約情報確認
の通知がある場合に、利用者の情報端末では、ブザ−の
鳴動、LEDの点滅、バイブレ−ションの発生により利
用者に報知することができる。このように、予約情報確
認のメニュ−には複数の選択肢が含まれているので、利
用者の状況に応じた対応が取りやすくなる。
約情報の確認を通知する時刻は、利用者から指定された
予約時刻前の所定時刻とする。この所定時刻は、次のい
ずれかにより決定する。(1)利用者が指定した配車場
所が属している地区(この地区は、タクシ−会社などの
配車センタ−が営業範囲をいくつかのエリアに分割した
うちの任意の1エリアを示す)における、利用者が指定
した予約時刻の直近n時間(1〜24時間の任意の時
間)前の平均迎車時間を考慮して設定する。(2)利用
者が指定した配車場所が属している地区、利用者が指定
した予約時刻の時間帯毎に利用者が予め設定する。
(3)前記(1)、(2)について、利用者が指定した
配車場所付近の道路の交通渋滞の度合いを加味して設定
する。
情報に基づいて条件に適合する車両に配車を指示する。
この際に、利用者からの予約情報を配車車両の情報端末
にも送信する。予約情報に利用者を撮影した画像デ−タ
が含まれていない場合で、過去に当該利用者を撮影した
画像デ−タがデ−タベ−スに蓄積されている場合には、
デ−タベ−スから検索された前記画像デ−タを配車車両
の情報端末に送信する。
システムに送信された予約情報を、配車車両の情報端末
でも受信するので、配車車両の乗務員は繰り返して利用
者の特徴を確認できる。このため、誤りなく利用者を乗
車させることができる。また、反復して利用する利用者
については予約情報をデ−タベ−スに管理しており、当
該利用者の過去の行先情報を多い順序でN件車両の情報
端末に送信する。行先情報を受信すると配車車両の乗務
員は予め各行先についてナビゲ−タに予約登録してお
き、利用者が乗車するとナビゲ−タに登録された行先を
選択して目的地に向かうことができる。
クシ−やハイヤ−などの配車を依頼しているが、本発明
はこのような例に限定されるものではない。例えば、運
送会社の配車センタ−に荷物運搬用の車両を依頼した場
合にも適用可能な内容を含むものである。
利用者が配車依頼したことを失念しているために生ずる
トラブルを防止することができる。また、利用者、基地
局として機能している配車センタ−、移動局として機能
している車両間で、それぞれ相手方に対する双方向の情
報伝達がなされるので、合理的かつ円滑に配車が行なえ
る。
概略のブロック図である。
である。
端末を示す説明図である。
理手順を示すフロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
者側通信手段に送信される配車内容の情報のフォ−マッ
ト例を示す説明図である。
者側通信手段に送信される配車内容の情報のフォ−マッ
ト例を示す説明図である。
示す説明図である。
配車センタ−側の処理例を示す説明図である。
信する例を示す説明図である。
相手方の現在位置情報を取得する処理手順を示すフロ−
チャ−トである。
処理手順を示すフロ−チャ−トである。
先経路を変更した場合の処理手順を示すフロ−チャ−ト
である。
経路を表示する処理手順を示すフロ−チャ−トである。
予想情報を送信する際の処理手順を示すフロ−チャ−ト
である。
Claims (32)
- 【請求項1】 利用者からの配車依頼に基づいて、配車
センタ−で適切な車両を選択して当該車両に配車を指示
する配車システムであって、前記利用者の情報端末は、
少なくとも配車を指定する配車場所と配車時刻を含む予
約情報、および前記予約情報を配車センタ−に送信する
送信時刻を設定する設定部と、予約情報の内容について
の報知手段とを備え、予約情報の送信前に予約情報の内
容を前記報知手段で確認することを特徴とする配車シス
テム。 - 【請求項2】 配車センタ−に配車を依頼する配車依頼
プログラムであって、少なくとも配車を指定する配車場
所と配車時刻を含む予約情報、および前記予約情報を配
車センタ−に送信する時刻を設定する設定ステップと、
現時刻と送信時刻を比較して、予約情報の送信前に予約
情報の内容を報知する報知ステップとを備えることを特
徴とする配車依頼プログラム。 - 【請求項3】 前記予約情報に、利用者の声を収録した
音声デ−タ、利用者を撮影した画像デ−タなどの利用者
情報が含まれていることを特徴とする、請求項2に記載
の配車依頼プログラム。 - 【請求項4】 前記予約情報に、文字デ−タや画像デ−
タなどで配車場所を特定する情報が含まれていることを
特徴とする、請求項2に記載の配車依頼プログラム。 - 【請求項5】 前記配車時刻を前記送信時刻として扱う
ことを特徴とする、請求項2ないし請求項4のいずれか
に記載の配車依頼プログラム。 - 【請求項6】 前記予約情報の送信を事前に警告するア
ラ−ムを発生する時刻、回数、手段などのアラ−ム項目
の内容を設定するアラ−ム設定ステップと、前記アラ−
ム項目の内容に基づいて、予約情報の送信時刻の接近を
報知するアラ−ムステップとを備えることを特徴とす
る、請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の配車依
頼プログラム。 - 【請求項7】 前記アラ−ムステップは、前記アラ−ム
設定ステップにおいて、アラ−ム項目の内容が設定され
ていない場合には、予約情報の送信時刻の到来を報知す
ることを特徴とする、請求項6に記載の配車依頼プログ
ラム。 - 【請求項8】 前記予約情報の送信時刻が到来したと
き、またはアラ−ム発生時に、予約情報の内容の変更ま
たは削除を行なう変更ステップを備えることを特徴とす
る、請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の配車依
頼プログラム。 - 【請求項9】 請求項2ないし請求項8のいずれかに記
載の配車依頼プログラムがインスト−ルされた情報端
末。 - 【請求項10】 利用者からの配車依頼に基づいて、配
車センタ−で適切な車両を選択して当該車両に配車を指
示する配車システムであって、前記配車センタ−の車両
監視システムは、利用者から送信された予約情報をデ−
タベ−スとして管理する記憶部と、利用者の情報端末と
の間で情報通信を行なう通信手段とを備え、利用者から
指定された配車時刻前に予約内容の確認通知を利用者に
送信することを特徴とする、配車システム。 - 【請求項11】 前記予約内容の確認通知は、予約通
り、予約内容の変更、予約の取消しなどを利用者が選択
する形式で作成され、利用者に送信することを特徴とす
る、請求項10に記載の配車システム。 - 【請求項12】 前記予約内容の確認通知を送信するタ
イミングは、(1)利用者が指定した配車場所への迎車
時間、(2)利用者が設定する時間、または(3)配車
場所付近の交通渋滞を加味した時間、を基準として設定
することを特徴とする、請求項10または請求項11に
記載の配車システム。 - 【請求項13】 前記配車センタ−の車両監視システム
は、前記記憶部に管理されているデ−タベ−スから抽出
される配車車両や乗務員の特徴の情報と、到着予定時刻
の情報からなる配車内容通知情報を作成し、当該配車内
容通知情報を利用者に送信することを特徴とする、請求
項10に記載の配車システム。 - 【請求項14】 前記配車内容通知情報は、車両の外観
や乗務員を撮影した画像デ−タを含んで形成されること
を特徴とする、請求項13に記載の配車システム。 - 【請求項15】 前記配車センタ−の車両監視システム
に、予約情報のデ−タ形式に拘らず予約情報の内容を判
断し、利用者からの配車依頼を受注する制御部を設けた
ことを特徴とする、請求項10ないし請求項14のいず
れかに記載の配車システム。 - 【請求項16】 前記車両監視システムは、時刻を計時
するタイマを備え、前記車両監視システムの制御部は、
前記予約情報の送信時刻と指定された配車時刻に基づい
て、利用者の情報端末で使用されているタイマと車両監
視システムで使用されているタイマとの時間差を補正す
ることを特徴とする、請求項15に記載の配車システ
ム。 - 【請求項17】 前記配車センタ−の車両監視システム
は、利用者から受信した前記予約情報と、デ−タベ−ス
に管理されている利用者の行先デ−タの履歴に基づいて
車両のナビゲ−ションシステムに行先を登録することを
特徴とする、請求項10に記載の配車システム。 - 【請求項18】 前記車両に設けた位置検出手段によ
り、配車車両の位置情報を取得して、配車車両の位置情
報、迎車方向または予想到着時刻の情報、または配車車
両の現在位置の地図画像デ−タを利用者に送信すること
を特徴とする、請求項1または請求項10に記載の配車
システム。 - 【請求項19】 前記利用者の情報端末に設けた位置検
出手段により、利用者の位置情報を取得して、利用者の
現在位置情報または現在位置の地図画像デ−タを配車車
両に送信することを特徴とする、請求項1または請求項
10に記載の配車システム。 - 【請求項20】 前記配車依頼後に利用者が配車指定場
所から移動したときに、利用者の現在位置の情報、また
は現在位置周辺の画像デ−タの情報を、直接または配車
センタ−経由で配車車両に送信することを特徴とする、
請求項1または請求項10に記載の配車システム。 - 【請求項21】 前記配車依頼後に利用者が配車指定場
所から移動したとき、受信した前記情報に基づいて到着
予想時刻を計算し、修正された到着予想時刻を利用者に
送信することを特徴とする、請求項20に記載の配車シ
ステム。 - 【請求項22】 前記配車車両は、車両走行中に作成さ
れた車外の景色や乗務員を撮影した画像デ−タ、乗務員
のメッセ−ジを収録した音声デ−タなどのデ−タを利用
者に送信することを特徴とする、請求項18または請求
項21に記載の配車システム。 - 【請求項23】 前記利用者は、配車車両に対して、迎
車の途中で乗務員が買い物などの利用者のためのサ−ビ
スをするように依頼する情報と、利用者の行先経路情報
のいずれかの情報、または双方の情報を送信することを
特徴とする、請求項1または請求項10に記載の配車シ
ステム。 - 【請求項24】 前記行先経路情報の変更を利用者から
配車車両に対して送信することを特徴とする、請求項1
または請求項10に記載の配車システム。 - 【請求項25】 前記配車車両に利用者が乗車後に、行
先への到着予想時刻、行先経路、予想料金を利用者の情
報端末または配車車両の情報端末の表示器に表示するこ
とを特徴とする、請求項1または請求項10に記載の配
車システム。 - 【請求項26】 前記配車センタ−は、配車車両または
配車センタ−で識別した乗車する利用者の特徴に基づい
て、車両監視システムで管理しているデ−タベ−スから
当該利用者の行先デ−タの履歴を抽出し、配車車両の情
報端末に利用の多い行先を設定することを特徴とする、
請求項1または請求項10に記載の配車システム。 - 【請求項27】 前記配車センタ−の車両監視システム
は、指名手配情報をデ−タベ−スに管理しており、前記
配車車両に利用者が乗車した際に配車車両から送信され
る前記利用者の識別情報が指名手配情報と合致したとき
に、その旨を警察施設に送信するか、または、配車車両
からその旨を警察施設に送信するよう指示することを特
徴とする、請求項26に記載の配車システム。 - 【請求項28】 前記配車車両に利用者が乗車後に、利
用者は配車車両の情報端末に設置された通信手段を用い
て食事の予約や買い物などのサ−ビスを利用し、前記通
信手段を用いてなされたサ−ビス利用料金を車両乗車料
金に反映させることを特徴とする、請求項1または請求
項10に記載の配車システム。 - 【請求項29】 前記配車車両に利用者が乗車後に、乗
務員または利用者に車両事故による怪我、または急病が
発生したときに、その旨を車外または車内を撮影した画
像デ−タと共に緊急施設や行先などに送信することを特
徴とする、請求項1または請求項10に記載の配車シス
テム。 - 【請求項30】 前記画像デ−タは、乗務員または利用
者の時々刻々の病状の変化をリアルタイムで形成して救
急施設や行先に送信され、救急施設から配車車両に対し
て応急処置情報を送信することを特徴とする、請求項2
9に記載の配車システム。 - 【請求項31】 前記利用者が乗車する配車車両の行先
に対して、行先への到着予想時刻や予想料金を送信する
ことを特徴とする、請求項1または請求項10に記載の
配車システム。 - 【請求項32】 前記利用者が乗車する配車車両の行先
から配車車両に対して、行先経路の途中で乗務員が行先
で待機している関係者のために買い物などのサ−ビスを
するように依頼する情報と、行先または到着予想時刻が
変更されたときの情報とのいずれかの情報、または双方
の情報を送信することを特徴とする、請求項1または請
求項10に記載の配車システム。
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