JP3806322B2 - 情報端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タクシ−、ハイヤ−などの車両を、利用者の依頼に応じて指定された場所に指定された時刻で配車する、配車システムおよび配車依頼プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の配車システムにおいては、利用者は電話で場所や時刻を指定して、タクシ−会社などの基地局として機能している配車センタ−に配車を依頼する。配車センタ−は、車両監視システムの利用や無線連絡などにより、当該利用者に配車する車両を決定する。この場合の車両は基地局と通信を送受信する移動局として機能している。この際に、配車センタ−では利用者が指定した配車場所や指定された配車時刻、配車される車両番号などのデ−タをデ−タベ−スで管理する。配車センタ−からは、利用者に対して配車の予定時刻が連絡される。
【0003】
利用者が配車を依頼する時刻は、即刻の場合もあるが、当日の朝に夕方5時頃の配車を依頼する場合のように、依頼した時刻と配車を希望する予約時刻の間隔が長い場合もある。このように、利用者が配車を依頼した時刻と配車を希望する予約時刻の間隔が長い場合には、利用者が配車の予約時刻を失念している場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
利用者が配車の予約時刻を失念している場合でも、配車センタ−では前記デ−タベ−スで管理されているデ−タに基づいて、予約時刻に間に合うように利用者が指定した場所に配車する。このため、利用者が出かける準備のために時間を要し、配車された車両の待ち時間が長くなったり、利用者が不在で無駄な配車がなされることがあるという問題があった。
【0005】
また、前記のように利用者は電話により配車センタ−に配車を依頼しているので、配車の指定場所がわかりにくい場合がある。このような場合には、配車センタ−で指定場所を特定するために時間を要するという問題があった。ときには、配車センタ−で配車の指定場所を誤って認識してしまうために、利用者の要請に対応できないことがあるという問題があった。
【0006】
配車センタ−では、利用者の指定した予約時刻に間に合うように車両を配車するが、交通渋滞などにより利用者が指定した場所への到着が遅れることがある。このような場合に、車両から利用者に直接連絡する方法がないために、利用者にとっては予約時刻を過ぎても車両が到着しない理由が不明である。
【0007】
利用者は、指定した予約時刻に配車することを配車センタ−が失念したものと考えて配車の予約をキャンセルし、急いでいる場合には他の会社のタクシ−を利用することがある。このため、指定された予約時刻の経過後に指定場所に車両が到着しても、利用者は不在で配車が無駄になるという問題があった。
【0008】
このように、利用者の要請に対応した配車がなされないために、利用者と、配車車両の乗務員や配車センタ−との間でトラブルが発生する場合がある。これらの問題は、利用者、配車センタ−、配車車両間において有効な情報伝達がなされないために生ずるものである。従来の配車システムでは、このような利用者、配車センタ−、配車車両間でのそれぞれ相手方に対する双方向の情報伝達機能が不備であり、詳細な情報の収集が図れず、また、臨機応変の対応が取れないという問題があった。
【0009】
また、利用者が病院で診察を受けたり、出先で用事がある場合には、診察や用事の終了時間を予想して外出先に時刻を指定して配車センタ−に配車を依頼する場合がある。このような場合に、診察や用事の終了時間が延長されそうになると、利用者は再度配車センタ−に配車の時刻を連絡しなければならないので煩雑な処理が必要になるという問題があった。
【0010】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、利用者が失念することなく確実に配車センタ−に配車を依頼することができると共に、利用者、基地局として機能している配車センタ−、移動局として機能している配車車両間でのそれぞれ相手方に対する双方向の情報伝達がなされて、合理的な配車がなされる配車システムおよび配車依頼プログラムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の情報端末は、利用者が配車センターに配車を予約する情報端末であって、利用者の入力により、配車場所と配車時刻とを含む予約情報、及び、当該予約情報を配車センターへ送信すべき時刻を示す送信時刻を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した送信時刻に基づいて当該送信時刻よりも以前の所定時刻を決定し、当該所定時刻に前記予約情報の内容について利用者に確認する確認手段と、前記確認手段による確認後の前記送信時刻に前記予約情報を配車センターへ送信する送信手段とを備える。
また、前記取得手段は、さらに、利用者の入力により、前記所定時刻と前記送信時刻との時間関係を示す時刻関係情報を取得し、前記確認手段は、前記決定において、前記送信時刻と前記時刻関係情報とから前記所定時刻を決定するよう構成してもよい。
また、前記予約情報は、さらに、利用者の声を収録した音声データと利用者を撮影した画像データとの少なくとも一方が含まれているよう構成してもよい。
また、前記予約情報は、さらに、文字データと画像データの少なくとも一方により配車場所を特定するための情報が含まれているよう構成してもよい。
また、前記確認手段は、前記決定において、前記送信時刻の代わりに前記配車時刻に基づいて前記所定時刻を決定しているよう構成してもよい。
また、前記情報端末は、さらに、
前記確認手段による確認に際してアラームを発生するアラーム発生手段
を備えてもよい。
また、前記確認手段による確認の処理は、前記予約情報の内容の変更又は削除を伴う場合があってもよい。
また、本発明の配車センターは、利用者からの配車予約を受けて車両に配車を指示する配車センターであって、
利用者から配車場所と配車時刻を含む予約情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した配車時刻に基づいて当該配車時刻よりも以前の所定時刻を決定し、当該所定時刻に前記予約情報の内容を利用者に通知する通知手段と
を備えてもよい。
【0012】
本発明によれば、利用者は事前に入力した予約情報の内容を、予約情報の送信時刻に確認してから、配車依頼を配車センタ−の車両監視システムに送信している。予約情報の送信時刻は、配車を必要とする時刻に接近した時刻に設定しておくことができる。このため、配車依頼を配車センタ−に送信してから配車されるまでの時間が長い場合のように、利用者が配車センタ−に配車依頼していたことを失念する事態を回避して、利用者と配車センタ−や配車車両の乗務員との間のトラブル発生を未然に防止できる。
【0013】
また、利用者は予約情報を入力すると直ちに配車センタ−に送信するのではなく、配車直前に予約情報を配車センタ−に送信している。このため、配車センタ−に設置されている車両監視システムの記憶部に、当該利用者からの予約情報が長時間記憶され続けるような事態が避けられる。したがって、車両監視システムで情報を記憶するための負担が軽減され、メモリ資源の有効利用が図れる。
【0014】
また、本発明は、配車センタ−に配車を依頼する配車依頼プログラムであって、少なくとも配車を指定する配車場所と配車時刻を含む予約情報、および前記予約情報を配車センタ−に送信する時刻を設定する設定ステップと、現時刻と送信時刻を比較して、予約情報の送信前に予約情報の内容を報知する報知ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、配車依頼の際に、前記予約情報や当該予約情報の送信時刻の設定などの配車依頼に伴う特有の処理を配車依頼プログラムに設定して、これらの処理をコンピュ−タに実行させることができる。このように、配車依頼に必要な項目を搭載したプログラムでコンピュ−タを動作させることにより、配車センタ−に対する煩雑な配車依頼を正確に行なうことができる。
【0016】
また、本発明は、前記予約情報に、利用者の声を収録した音声デ−タ、または利用者を撮影した画像デ−タなどの利用者情報が含まれていることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、予約情報に利用者の声を収録した音声デ−タ、または利用者の顔や服装を撮影した画像デ−タなどの利用者情報を含ませて配車センタ−の車両監視システムに送信している。このため、配車センタ−では利用者の特徴を正確に認識して配車を指示するので、配車車両の乗務員は利用者を誤りなく識別することができる。
【0018】
また、本発明は、前記予約情報に、文字デ−タや画像デ−タなどで配車場所を特定する情報が含まれていることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、配車場所を文字デ−タや画像デ−タにより多様な形式で指定している。このため、配車センタ−では利用者が指定する配車場所についての多面的な情報を取得することができる。
【0020】
また、本発明は、前記配車時刻を前記送信時刻として扱うことを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、急用などにより送信時刻を入力できない場合や、利用者がやむを得ない事情で情報端末から離れた場合であっても円滑に配車依頼が行なえる。このため、利用者が配車依頼する際のサ−ビスを向上させることができる。
【0022】
また、本発明は、前記予約情報の送信を事前に警告するアラ−ムを発生する時刻、回数、手段などのアラ−ム項目の内容を設定するアラ−ム設定ステップと、前記アラ−ム項目の内容に基づいて、予約情報の送信時刻の接近を報知するアラ−ムステップとを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、アラ−ム項目の内容を設定するアラ−ム設定ステップと、予約情報の送信時刻の接近を報知するアラ−ムステップとを備えている。このため、利用者は事前に入力した予約情報を失念することなく配車センタ−に送信することができる。また、利用者は種々の事態を考慮して適宜アラ−ム項目の内容を設定することができる。
【0024】
また、本発明は、前記アラ−ムステップは、前記アラ−ム設定ステップにおいて、アラ−ム項目の内容が設定されていない場合には、予約情報の送信時刻の到来を報知することを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、予約情報の送信時刻の到来を利用者に報知している。このため、予約情報の送信時刻到来前にアラ−ムは発生しない設定であっても、利用者に対して予約情報の配車センタ−への送信を促すことができる。
【0026】
また、本発明は、前記予約情報の送信時刻が到来したとき、またはアラ−ム発生時に、予約情報の内容の変更または削除を行なう変更ステップを備えることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、予約情報の内容の変更または削除を行なう変更ステップを備えている。このため、利用者は予約情報入力後のスケジュ−ル変更などの状況変化に応じた配車依頼を行なうことができる。また、無駄な配車依頼を避けることができる。
【0028】
また、本発明は、前記したいずれかに記載の配車依頼プログラムが情報端末にインスト−ルされたことを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、情報端末には配車依頼に伴う種々の項目が設定された前記配車依頼プログラムのいずれかの配車依頼プログラムがインスト−ルされている。このため、利用者は情報端末を操作することにより手軽に配車依頼を行なうことができる。
【0030】
また、本発明は、配車システムを、利用者からの配車依頼に基づいて、配車センタ−で適切な車両を選択して当該車両に配車を指示する配車システムであって、前記配車センタ−の車両監視システムは、利用者から送信された予約情報をデ−タベ−スとして管理する記憶部と、利用者の情報端末との間で情報通信を行なう通信手段とを備え、利用者から指定された配車時刻前に予約内容の確認通知を利用者に送信する構成としている。
【0031】
本発明によれば、利用者から送信された予約情報において指定されている配車時刻前に、利用者に対して予約内容の確認を行なっている。このため、配車場所や配車時刻、配車車両の車種などの車両情報、乗務員についての指定条件などを利用者に確認してから配車することができる。したがって、配車に際して利用者とのトラブル発生を未然に防止し、乗務員が配車場所で無駄な待ち時間を要することもなくなるので、合理的な配車を行なうことができる。
【0032】
また、本発明は、前記予約内容の確認通知は、予約通り、予約内容の変更、予約の取消しなどを利用者が選択する形式で作成され、利用者に送信することを特徴とする。
【0033】
本発明によれば、予約内容の確認通知に複数の選択肢を設定しているので、利用者は状況に応じた対応を配車センタ−に連絡することができる。このため、利用者が出先への配車を依頼した場合のように、出先の用事終了時刻が延長されそうなときにも事前に配車センタ−と連絡でき、利用者の配車依頼の負担を軽減することができる。また、利用者の情報端末に装備されている通信手段に対応した形態で確認通知を送信することができる。
【0034】
また、本発明は、前記予約内容の確認通知を送信するタイミングは、(1)利用者が指定した配車場所への迎車時間、(2)利用者が指定した時間、または(3)配車場所付近の交通渋滞を加味した時間、を基準として設定することを特徴とする。
【0035】
本発明によれば、利用者が指定した配車場所への交通状況や利用者の都合などを考慮して予約内容の確認通知を送信している。このため、予約内容を確認してから利用者が指定した配車場所に配車する際に、指定時刻に遅延しないよう円滑な配車が行なえる。
【0036】
また、本発明は、前記配車センタ−の車両監視システムは、前記記憶部に管理されているデ−タベ−スから抽出される配車車両や乗務員の特徴の情報と、到着予定時刻の情報からなる配車内容通知情報を作成し、当該配車内容通知情報を利用者に送信することを特徴とする。
【0037】
本発明によれば、配車車両や乗務員についての詳細な情報を配車内容通知情報として利用者に送信している。このため、利用者は予め配車車両や乗務員についての特徴を把握できるので安心感が得られて、利用者に対するサ−ビスが向上する。また、配車車両や乗務員を誤認することがなくなりトラブル発生を防止できる。
【0038】
また、本発明は、前記配車内容通知情報は、車両の外観や乗務員を撮影した画像デ−タを含んで形成されることを特徴とする。
【0039】
本発明によれば、配車車両や乗務員についての情報を、車両の外観や乗務員を撮影した画像デ−タを含む多様なメディアで形成している。このため、利用者は配車車両や乗務員についての特徴をより明確に把握できる。
【0040】
また、本発明は、前記配車センタ−の車両監視システムに、予約情報のデ−タ形式に拘らず予約情報の内容を判断し、利用者からの配車依頼を受注する制御部を設けたことを特徴とする。
【0041】
本発明によれば、配車センタ−では予約情報のデ−タ形式に拘らず予約情報の内容を判断し、配車依頼を受注している。このため、予約情報のデ−タ形式が相違する場合に、配車センタ−のオペレ−タはデ−タ形式を揃えるための作業が不要になるので、オペレ−タの作業負担が軽減される。また、オペレ−タの作業が不要になるので迅速な配車依頼の受注を行なうことができる。
【0042】
また、本発明は、前記車両監視システムは、時刻を計時するタイマを備え、前記車両監視システム制御部は、前記予約情報の送信時刻と指定された配車時刻に基づいて、利用者の情報端末で使用されているタイマと車両監視システムで使用されているタイマとの時間差を補正することを特徴とする。
【0043】
本発明によれば、利用者の情報端末で使用されているタイマと車両監視システムで使用されているタイマとの時間差を補正している。このため、利用者の情報端末の時刻設定が標準時刻と差異がある場合でも、配車センタ−では利用者が指定した時刻に配車することができる。
【0044】
また、本発明は、前記配車センタ−の車両監視システムは、利用者から受信した前記予約情報と、デ−タベ−スに管理されている利用者の行先デ−タの履歴に基づいて車両のナビゲ−ションシステムに行先を登録することを特徴とする。
【0045】
本発明によれば、配車車両はナビゲ−ションシステムに利用者の行先デ−タの履歴に基づいて行先を登録している。このため、利用者に対する情報を種々の形態で取得でき、また、利用者が乗車した際に行先に向けて迅速に走行することができる。
【0046】
また、本発明は、前記車両に設けた位置検出手段により、配車車両の位置情報を取得して、配車車両の位置情報、迎車方向または予想到着時刻の情報、または配車車両の現在位置の地図画像デ−タを利用者に送信することを特徴とする。
【0047】
本発明によれば、配車車両は予想到着時刻などの情報を利用者に送信すると共に、位置検出手段により利用者または配車車両の位置情報を取得して、配車車両の現在位置の地図画像デ−タを利用者に送信している。このため、利用者は情報端末の表示器上の地図画面に配車車両の現在位置を表示して、配車車両が現在どの場所を走行中か地図画面で視覚により明確に判断することができる。
【0048】
また、本発明は、前記利用者の情報端末に設けた位置検出手段により、利用者の位置情報を取得して、利用者の現在位置情報または現在位置の地図画像デ−タを配車車両に送信することを特徴とする。
【0049】
本発明によれば、位置検出手段により利用者の位置情報を取得して、配車車両に送信している。このため、配車車両では情報端末の表示器上の地図画面に利用者の現在位置を表示して、乗務員は利用者の現在位置を地図画面で視覚により明確に判断することができる。
【0050】
また、本発明は、前記配車依頼後に利用者が配車指定場所から移動したときに、利用者の現在位置の情報、または現在位置周辺の画像デ−タの情報を、直接または配車センタ−経由で配車車両に送信することを特徴とする。
【0051】
本発明によれば、配車依頼後に利用者が配車指定場所から移動したときに、利用者の現在位置の情報を配車車両に送信している。このため、配車車両の乗務員は、予約情報で指定された配車場所とは異なる場所に利用者が移動した場合でも、利用者を探し回るなどの無駄な労力を費やすことなく円滑に利用者を乗車させることができる。
【0052】
また、本発明は、前記配車依頼後に利用者が配車指定場所から移動したとき、受信した前記情報に基づいて到着予想時刻を計算し、修正された到着予想時刻を利用者に送信することを特徴とする。
【0053】
本発明によれば、配車依頼後に利用者が配車指定場所から移動したときに、配車車両から修正された到着予想時刻を利用者に送信している。このため、利用者は配車指定場所変更後の到着予想時刻の情報を得ることができ、利用者に対するサ−ビスが向上する。
【0054】
また、本発明は、前記配車車両の情報端末は、車両走行中に作成された車外の景色や乗務員を撮影した画像デ−タ、乗務員のメッセ−ジを収録した音声デ−タなどのデ−タを利用者に送信することを特徴とする。
【0055】
本発明によれば、車両走行中に作成された車外の景色や乗務員を撮影した画像デ−タ、乗務員のメッセ−ジを収録した音声デ−タなどのデ−タを利用者に送信している。このため、利用者は配車車両の乗務員の特徴を視覚および聴覚から多面的に取得できる。また、配車車両の現在の走行位置を配車指定場所近傍の景色の中で確認することができる。
【0056】
また、本発明は、前記利用者は、配車車両に対して、迎車の途中で乗務員が買い物などの利用者のためのサ−ビスをするように依頼する情報と、利用者の行先経路情報のいずれかの情報、または双方の情報を送信することを特徴とする。
【0057】
本発明によれば、利用者は配車車両に迎車の途中で乗務員が買い物などの利用者のためのサ−ビスをするように依頼する情報と、利用者の行先経路情報のいずれかの情報、または双方の情報を送信している。このように、配車車両の乗務員が利用者の種々の要請に対応することにより、利用者を単に行先に送り届ける以外の付加価値のあるサ−ビスが提供され、会社の顧客増大に繋げることできる。
【0058】
また、配車車両が配車センタ−を介して利用者の行先経路情報を取得する場合には、誤った情報を取得してしまう恐れがあるが、この発明では利用者の行先経路情報を配車車両が利用者から直接取得しているので、利用者が依頼する行先に向けて正確に走行することができる。
【0059】
また、本発明は、前記行先経路情報の変更を利用者から配車車両に対して送信することを特徴とする。
【0060】
本発明によれば、利用者が行先経路情報を変更したときに、変更情報を利用者から配車車両に対して送信している。このため、配車車両の乗務員は変更後の行先経路情報を正確に把握して、変更後の行先に向けて走行することができる。
【0061】
また、本発明は、前記配車車両に利用者が乗車後に、行先への到着予想時刻、行先経路、予想料金を利用者の情報端末または配車車両の情報端末の表示器に表示することを特徴とする。
【0062】
本発明によれば、配車車両に利用者が乗車後に、行先への到着予想時刻、行先経路、予想料金を利用者の情報端末または配車車両の情報端末の表示器に表示している。このため、配車車両の乗務員と利用者は、前記予想料金等の情報を共有しているので、相互の思惑の相違によるトラブルの発生を未然にすることができる。
【0063】
また、本発明は、前記配車センタ−は、配車車両または配車センタ−で識別した乗車する利用者の特徴に基づいて、車両監視システムで管理しているデ−タベ−スから当該利用者の行先デ−タの履歴を抽出して配車車両に送信し、配車車両の情報端末に利用の多い行先を設定することを特徴とする。
【0064】
本発明によれば、乗車する利用者の特徴を識別して、当該利用者の行先デ−タの履歴をデ−タベ−スから抽出している。このため、配車車両では、行先デ−タの履歴に基づいて予め当該利用者の利用の多い行先を絞り込んで設定しているので、利用者が乗車した際に行先に向けて迅速に走行を開始することができる。
【0065】
また、本発明は、前記配車センタ−の車両監視システムは、指名手配情報をデ−タベ−スに管理しており、前記配車車両に利用者が乗車した際に配車車両から送信される前記利用者の識別情報が指名手配情報と合致したときに、その旨を警察施設に送信するか、または、配車車両の情報端末からその旨を警察施設に送信するよう指示することを特徴とする。
【0066】
本発明によれば、指名手配情報と、配車車両に利用者が乗車した際に得られる利用者の識別情報が合致したときの対応が的確に取れる。このため、社会秩序の維持に貢献できる。
【0067】
また、本発明は、前記配車車両に利用者が乗車後に、利用者は配車車両の情報端末に設置された通信手段を用いて食事の予約や買い物などのサ−ビスを利用し、前記通信手段を用いてなされたサ−ビス利用料金を車両乗車料金に反映させることを特徴とする。
【0068】
本発明によれば、配車車両に利用者が乗車後に、利用者は配車車両の情報端末に設置された通信手段を用いて食事の予約や買い物などのサ−ビスを利用し、通信手段を用いてなされたサ−ビス利用料金を車両乗車料金に反映させている。このため、利用者の種々の要請に対応させることにより配車車両の利用価値が高まり、また、食事や買い物を提供する商店などとのタイアップにより、互いに顧客の増大を図ることができる。
【0069】
また、本発明は、前記配車車両に利用者が乗車後に、乗務員または利用者に車両事故による怪我、または急病が発生したときに、その旨を車外または車内を撮影した画像デ−タと共に緊急施設や行先などに送信して関係者に報知することを特徴とする。
【0070】
本発明によれば、乗務員または利用者に車両事故による怪我、または急病が発生したときに、その旨を車外または車内を撮影した画像デ−タと共に緊急施設や行先に送信している。このため、消防署などの緊急施設や行先に待機している家族などの関係者に、車両位置や車内の状況などの情報を正確に伝達することができる。
【0071】
また、本発明は、前記画像デ−タは、乗務員または利用者の時々刻々の病状の変化をリアルタイムで形成して救急施設や行先に送信され、救急施設から配車車両に対して応急処置情報を送信することを特徴とする。
【0072】
本発明によれば、乗務員または利用者の時々刻々の病状の変化をリアルタイムで形成した画像デ−タが救急車などの救急施設や行先に送信され、救急施設からは配車車両に対して応急処置情報を送信している。このため、病状の変化に適切に対応でき、また、行先で待機している家族などの関係者に最新の情報を提供することができる。
【0073】
また、本発明は、前記利用者が乗車する配車車両の行先に対して行先への到着予想時刻と予想料金を送信することを特徴とする。
【0074】
本発明によれば、配車車両または配車センタ−から行先に対して行先への到着予想時刻と予想料金を送信している。このため、利用者が子供や高齢者などのように乗務員と十分な意思の疎通ができない場合でも、目的地に待機している家族などの関係者が到着時刻や料金の情報を予め入手でき、料金の準備をすることができる。また、到着時刻が予め報知されるので関係者の安心感も高められる。
【0075】
また、本発明は、前記利用者が乗車する配車車両の行先から配車車両に対して、行先経路の途中で乗務員が行先で待機している関係者のために買い物などのサ−ビスをするように依頼する情報と、行先または到着予想時刻が変更されたときの情報とのいずれかの情報、または双方の情報を送信することを特徴とする。
【0076】
本発明によれば、行先から配車車両に対して、行先経路の途中で乗務員が行先で待機している関係者のために買い物などのサ−ビスをするように依頼する情報と、行先または到着予想時刻が変更されたときの情報とのいずれかの情報、または双方の情報を送信している。このように、配車車両の乗務員が行先で待機している利用者の関係者に対して種々の要請に対応することにより、利用者を単に行先に運搬する以外の付加価値のあるサ−ビスが提供され、会社の顧客増大に繋げることできる。
【0077】
また、行先で待機している関係者が、利用者が指定した行先とは別の行先で待機するため行先を変更する場合や、関係者の都合で行先への到着予想時刻を変更したい場合に、これらの情報を配車車両に送信している。このため、利用者が子供や高齢者などのように乗務員と十分な意思の疎通ができない場合でも、利用者を安全に行先に送り届けることができる。
【0078】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る配車システムを示す概略のブロック図である。図1において、1は例えば利用者が所持する携帯型の情報端末、2は基地局として機能している配車センタ−の車両監視システム、3は移動局として機能している車両に設けられた情報端末、4は警察署や消防署のような緊急連絡先の情報処理システム、5は利用者が配車された車両で向かう行先(目的地)の情報端末である。
【0079】
図1の(1)〜(9)は、それぞれの部署間における処理、情報の流れを示している。次に、(1)〜(9)の処理、情報の流れの概略について説明する。前記のように利用者、車両、行先にはそれぞれ情報端末が備えられており、また、配車センタ−は車両監視システムを有している。更に、緊急連絡先は情報処理システムを設置しており、これらの部署ではそれぞれ関係先と双方向で文字デ−タや画像デ−タで情報の送受信が可能である。
【0080】
(1)利用者の情報端末1は、配車センタ−の車両監視システム2に対して場所と時刻を指定して配車を予約する。この際に、後述するように利用者の情報端末1は予約情報を送信する時刻の前に情報端末で予約情報を確認する。また、情報端末は警告(アラ−ム)を利用者に報知して、予約情報の送信時刻を失念しないようにしている。(2)で配車センタ−の車両監視システム2は、利用者の情報端末1に対して配車される車両の番号や車体の色などの特徴を送信する。また、利用者の情報端末1から指定された配車の予約時刻の前に予約内容の確認通知を送信する。利用者の情報端末1は、予約内容に変更がある場合にはその旨を配車センタ−の車両監視システム2に送信する。
【0081】
(3)で配車センタ−の車両監視システム2は、利用者から受信した予約情報に対して最適な配車車両を選定する。選定された車両の情報端末3に対して利用者の情報端末1から指定された場所と時刻に配車するよう指示する。車両の情報端末3からは、配車の了解を返信する。
【0082】
(4)で利用者と車両のそれぞれの情報端末1、3は双方向の情報伝達を行なう。例えば、車両の情報端末3からは交通渋滞がある場合には配車の予約時刻からの遅れの見込みを送信する。利用者の情報端末1からは車両の情報端末3に対して、配車の指定場所を地図情報などで送信する。また、デジタルカメラやビデオカメラにより利用者と車両の乗務員双方の顔や周囲の景色などを撮影して、それぞれ相手方の情報端末に対して送信する。
【0083】
(5)では、車両の情報端末3と行先の情報端末5との間で双方向の情報伝達を行なう。例えば、利用者が外出先の病院から行先である自宅に帰宅する場合に、行先の情報端末5に対して車両の情報端末3からは到着予定時刻、予想料金などの情報を送信する。行先の情報端末5は、目的地の地図情報などを車両の情報端末3に送信する。
【0084】
(6)は、配車センタ−の車両監視システム2と警察署のような緊急連絡先の情報処理システム4との情報伝達を示している。例えば、警察署から指名手配者の情報が配車センタ−2の車両監視システムに連絡される。配車センタ−の車両監視システム2は、この指名手配情報を配車車両の情報端末3に送信する。当該車両に指名手配情報と合致した利用者が乗車した場合には、車両の情報端末3からの報知により配車センタ−の車両監視システム2はその旨を警察署の情報処理システム4に連絡する。なお、車両の情報端末3から直接緊急連絡先の情報処理システム4にその旨を報知しても良い。
【0085】
(7)は、車両の情報端末3と消防署のような緊急連絡先の情報処理システム4との情報伝達を示している。例えば、車両内で利用者が急病になった場合には、車両位置や利用者の状態などの情報を消防署の情報処理システム4に送信する。この際に、ビデオカメラにより車外や車内の様子を撮映して送信しても良い。消防署の救急車などからは、利用者に対する応急処置などを配車車両の乗務員に指示する。
【0086】
図2は、利用者が所持する携帯型の情報端末1の一例を示す概略のブロック図である。図2において、1aは中央演算制御装置(CPU)で情報端末の各部品を制御する。1bはGPS(Global Positioninng System)受信機で、GPS衛星6からの電波を受信して、利用者の現在位置を緯度/経度の座標で特定する。GPS受信機1bは、利用者の現在位置を検出する位置検出手段として機能している。
【0087】
1cはネットワ−ク通信部で、電子メ−ルの送受信やインタ−ネットと接続して必要な情報のダウンロ−ドを行なう。1dは電話機で、携帯電話以外の情報端末、例えばPDA(Personal Digital Assistannts)を用いる場合にはパケット通信で通話を行なう。情報端末に内蔵の電話機に代えて外付の電話機を情報端末に接続しても良い。1eは撮像部で、デジタルカメラやビデオカメラで配車指定場所や利用者の顔を撮影して得られた映像を画像処理し、生成された画像デ−タを車両の情報端末3や配車センタ−の車両監視システム2に送信できるようにしている。
【0088】
1fはアラ−ム報知部で、配車の予約送信時刻が近づくとブザ−を鳴動したりLEDを点滅させて、利用者に注意を促す。ブザ−やLEDに代えて、携帯電話の着信を報知するバイブレ−ションの利用や、表示器1hへのメッセ−ジ表示、音声処理部1kにより音声でアラ−ム報知しても良い。1gは文字や数字、記号などの各種キ−や、押しボタンスイッチを配列した操作部で、電子メ−ルの作成や情報端末の動作指示を入力する。この操作部1gは、予約情報や予約送信時刻を設定する設定部として機能している。
【0089】
1hはLCDなどを用いた表示器で、電子メ−ルの内容や各種メッセ−ジを表示する。また、地図情報や配車された車両から送信される車内および車外の画像を表示する。1iはメモリで、配車予約デ−タや電子メ−ルを記憶する。また、地図情報を記憶する。この地図情報は、配車を依頼する場所、例えば自宅周辺の地図を予めスキャナで読み込んでメモリ1iに記憶させたり、インタ−ネットから必要な地域の地図情報をダウンロ−ドしてメモリ1iに記憶させる。
【0090】
1jはタイマで、時刻を計時する。このタイマ1jは、CPU1aに内蔵のプログラムタイマを使用することもできる。1kはマイクやスピ−カからなる音声処理部で、音声メッセ−ジの入力時や出力時に利用される。前記のように、音声メッセ−ジでアラ−ムを報知しても良い。1lはシステムバスで、CPU1aと各部品とを接続する。図2に示したような情報端末1は、既存の携帯電話にGPS受信機を搭載させたり、一般的なPDAやノ−トパソコンに電話機やGPS受信機を搭載させることにより、実現可能である。
【0091】
図3は、配車センタ−の車両監視システム2と配車車両の情報端末3の一例を示すブロック図である。図2の情報端末と同様の機能を有する操作部などの部品については、重複を避けるために詳細な説明は省略し、後述するように具体的な配車処理の例について必要な範囲で各部品の作用を説明する。配車センタ−の車両監視システム2には、管理プログラムなどを記憶するメモリ2iの他に、記憶容量の大きなハ−ドディスクなどを用いたデ−タベ−ス(DB)2jが設けられている。このDB2jには、利用者の配車の予約情報や各車両の情報が管理されている。また、配車センタ−の車両監視システム2には、配車車両の情報端末3と通信連絡するための無線機2fが設けられている。
【0092】
配車車両の情報端末3にも配車センタ−の無線機2fに対応して無線機3kが設けられており、配車センタ−の車両監視システム2からの配車指令に対して自車の位置情報などを応答する。配車車両の情報端末3には、車外撮像部3iと車内撮像部3jが設けられている。これらの撮像部に、車外および車内の適宜の位置に設置したビデオカメラを用いることができる。
【0093】
車外撮像部3iと車内撮像部3jで撮影された映像は画像処理されて、当該画像デ−タは利用者の情報端末1、配車センタ−の車両監視システム2、緊急連絡先の消防署などの情報処理システム4に必要に応じて送信される。また、GPS受信機3gを用いたナビゲ−ションシステムが備えられている。GPS受信機3gは、配車車両の現在位置を検出する位置検出手段として機能している。
【0094】
本発明の配車システムは、図1の構成において、主として利用者の情報端末1、配車センタ−の車両監視システム2、車両の情報端末3間の各部署における、それぞれ他の部署との間で伝達される双方向の情報内容に特徴がある。この場合の双方向の情報内容の形態は、利用者の情報端末1からみた特徴と、配車センタ−の車両監視システム2からみた特徴が存在する。以下、利用者の情報端末1からみた情報内容の特徴と、配車センタ−の車両監視システム2からみた情報内容の特徴について説明する。
【0095】
図4は、利用者が配車依頼を配車センタ−に送信する処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0096】
(1)処理プログラムが開始され(ステップS1)、予約情報が入力される(ステップS2)。この場合のデ−タ形式は、電子メ−ルを利用したテキストファイル形式、または複数パケット対応のバイナリデ−タとする。ここで、予約情報について説明する。(a)配車が必要な日付時刻を「2001年7月1日 PM12:00」のように操作部から入力する。(b)予約確認アラ−ム時刻とアラ−ム報知回数を、予約送信時刻の何分前に何回報知するか操作部から入力する。
この入力例は、「10分前に(1回)、5分前に(2回)」、「1分前に(1回)」、「アラ−ムなし」、などとする。アラ−ムは、ベルの鳴動、音声メッセ−ジやLEDの点滅などで利用者の注意を促すものとする。
【0097】
(c)配車依頼場所を緯度/経度で入力する。この配車依頼場所の入力は、情報端末の表示器に地図を表示して必要な位置にカ−ソルキ−を移動させて設定する。または、情報端末の予約設定メニュ−で「現在地に設定」を選択してGPS受信機による現在位置のデ−タを入力する。配車依頼場所は、配車場所の建物や近辺の風景などの画像や地図情報を画像デ−タで入力しても良い。画像デ−タには、「目印になる看板/標識」のような文字情報を付して、被写体を明確に識別できるようにする。(d)利用者名、または車両到着時の応対者名を操作部から入力する。操作部からの入力に代えて、メモリに記憶されているデ−タをカット&ペ−ストで入力しても良く、情報端末のメモリに登録されている情報端末保有者の氏名を自動的に入力しても良い。
【0098】
(d)予約の取消しや予約内容の変更などを連絡する連絡先の情報を入力する。この連絡先の情報は、電話機を利用する場合には情報端末の電話番号をナンバ−ディスプレイ機能で自動的に選択させる。また、インタ−ネットを利用する場合には、情報端末のIPアドレスを取得して自動的に出力する。インタ−ネットを利用する際に、自宅からの場合には通常の電話回線でプロバイダに接続する。外出時には、iモ−ドやEzアクセスなどの移動通信サ−ビスを利用することができる。
【0099】
(e)利用者情報を入力する。この利用者情報は氏名などを文字で入力する他に、利用者の声を収録した音声デ−タ、利用者の顔や服装などを撮影した画像デ−タなどの利用者の目印となる情報を入力しても良い。この際に画像デ−タは、情報端末の撮像部で取得し、JPEGフォ−マットのように圧縮したものを利用する。そして、この画像デ−タは何を被写体としたものかを、「顔写真」のように文字情報で入力する。
【0100】
(f)予約する車両の台数や種別(小型車、大型車)、車体の色、車両製造メ−カ−などの車両情報を入力する。また、配車センタ−が複数の会社の共同配車を行なう場合には、配車を希望する会社名を入力する。(g)乗務員の条件を入力する。この条件としては、例えば、事故歴無し、観光案内ができるか、英会話などの外国語を話せるか、介護資格のランクなどの項目を入力する。
【0101】
(h)利用者が配車車両に乗車後に向かう行先(目的地)を入力する。(i)料金支払い条件を入力する。この条件は、料金支払い者が利用者本人か、行先に待機している家族などの関係者のような利用者以外の者かを入力する。また、料金の支払い方法は、現金か、銀行口座や携帯電話料として引き落としか、クレジットカ−ドかなどを入力する。
【0102】
上記のような予約情報と共に、配車センタ−に予約情報を送信する時刻を入力する。この送信時刻は、タイマで設定する他に情報端末内のRTCチップの時刻で設定しても良く、またGPSによる時刻で設定しても良い。なお、上記の予約情報は常にすべての項目の入力が必要とされるものではなく、適宜選択して入力される。例えば、行先は利用者が乗車後に口頭で伝達することもできる。また、送信時刻の入力が省略された場合、前記(a)の配車を指定する時刻を送信時刻として扱うようにしても良い。さらに、可能な項目についてはデフォルト値を設定しておいても良い。
【0103】
(2)このように入力された予約情報はメモリに記憶される(ステップS3)。次に、アラ−ムの設定有かどうかを判定する(ステップS4)。このアラ−ムの設定は、予約送信時刻が接近したときにその旨を利用者に事前に警告するものである。アラ−ムの設定有の場合には(ステップS4の判定結果がYES、以下図ではYと略記する)、アラ−ム設定時刻が到来したかどうかを判定する(ステップS5)。アラ−ム設定時刻が到来していない場合には(ステップS5の判定結果がNO、以下図ではNと略記する)、アラ−ム設定時刻が到来するまで待機状態となる。
【0104】
(3)アラ−ム設定時刻が到来すると(ステップS5の判定結果がY)、次に予約を確認し(ステップS6)、予約内容に修正があるかどうかを判定する(ステップS7)。予約内容の確認は、表示器に予約内容を表示したり、音声メッセ−ジで報知して行なうことができる。予約内容に修正がある場合には(ステップSの判定結果がY)、次に配車予約の削除があるかどうかを判定する(ステップS8)。配車予約の削除がない場合(ステップS8の判定結果がN)には、予約を修正してから(ステップS9)、更に修正有かどうかの判定に戻る(ステップS7)。
【0105】
(4)アラ−ム設定がない場合には(ステップS4の判定結果がN)、予約送信時刻が到来したかどうかを判定する(ステップS10)。予約送信時刻が到来していない場合には(ステップS10の判定結果がN)、予約送信時刻が到来するまで待機する。予約送信時刻が到来すると(ステップS10の判定結果がY)、配車依頼を配車センタ−に送信し(ステップS11)、処理プログラムを終了する(ステップS12)。
【0106】
(5)予約内容に修正がない場合には(ステップS7の判定結果がN)、前記予約送信時刻が到来したかどうかを判定する処理に移行する(ステップS10)。また、予約内容の削除有の場合には(ステップS8の判定結果がY)、予約内容を削除して処理プログラムを終了する(ステップS12)。
【0107】
なお、前記ステップS10において予約送信時刻が到来したと判定されたときに、この旨を表示器に表示したり、音声メッセ−ジにより利用者に報知する構成とすることができる。この際に、利用者は配車依頼を送信する前に予約情報の内容を確認し、予約内容の変更や予約の削除などの処理を行なう構成とすることができる。
【0108】
図4のフロ−チャ−トに示されているように、本発明においては、配車の予約情報を入力したときにそのまま予約情報を配車センタ−に送信するのではなく、この配車の予約情報を一旦情報端末のメモリに記憶させておく。そして、事前にアラ−ムを設定しておき、利用者は予約情報の送信時刻の前にアラ−ムにより予約内容を確認してから配車依頼を送信している。配車依頼の送信時刻は、配車が必要な時刻に接近して設定しておくことができるので、利用者は相当時間前に配車依頼をしておいたことを失念する恐れがなくなり、配車センタ−や配車された車両の乗務員との間のトラブル発生を未然に防止できる。
【0109】
図5は、アラ−ム設定とアラ−ム動作の処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0110】
(1)処理プログラムが開始され(ステップS21)、前記のように予約情報を入力して(ステップS22)、この予約情報をメモリに記憶する(ステップS23)。次に事前警告(アラ−ム)を設定する(ステップS24)。このアラ−ム設定は、前記のように予約情報を配車センタ−に送信する時刻のどれだけ前の時刻に何回アラ−ムを発生させるかそれぞれの項目の内容を設定する。また、アラ−ム発生の手段として、ベルの鳴動、音声メッセ−ジ、LEDの点滅、表示器へのメッセ−ジ表示、バイブレ−ションなどのいずれの手段を用いるかを設定する。
【0111】
(2)次にアラ−ム設定時刻が到来したかどうかを判定し、アラ−ム設定時刻が到来していない場合には待機状態となる(ステップS25の判定結果がN)。アラ−ム設定時刻が到来した場合には(ステップS25の判定結果がY)、前記設定に従ってアラ−ムを発生させ(ステップS26)、処理プログラムを終了する(ステップS27)。本発明においては、図4、図5に示すような配車依頼プログラムをコンピュ−タに実行させている。このように、配車依頼に必要な項目を搭載したプログラムでコンピュ−タを動作させることにより、配車センタ−に対する煩雑な配車依頼を正確に行なうことができる。
【0112】
図6、図7は、基地局側(配車センタ−)通信手段2xから、利用者側通信手段1xに送信される配車内容の情報のフォ−マット例を示す説明図である。この情報は、配車センタ−の車両監視システムが利用者の情報端末から予約情報を受信すると、会社名、車番、乗務員名などのデ−タベ−スからの情報と、利用者が指定した場所への車両到着予定時刻とを含めて、配車センタ−の車両監視システムが作成する。そして、利用者が所持する情報端末の通信手段に対して配車情報を送信する。
【0113】
図6の例では、情報端末の通信手段として携帯電話が用いられる場合の情報フォ−マットを示している。この例では、情報フォ−マット7は、ヘッダ部7a、デ−タ部7b、誤り検知・訂正部7cからなるバイナリデ−タで形成される。デ−タ部7bは、独自フォ−マットでも良く、またパ−ソナルコンピュ−タなどで扱うファイル形式(ISO規格、DOSフォ−マットなど)でも良い。
【0114】
図7の例では、情報端末の通信手段として電子メ−ルが用いられる場合の情報フォ−マットを示している。この例では、情報フォ−マット8は、コマンド部8a、デ−タ部テキストファイル8b、デ−タ部(バイナリ)添付ファイル8cで形成される。なお、情報端末の通信手段としてインタ−ネットが使用される場合には、WEB上の操作により基地局側通信手段2xと利用者側通信手段1x間で情報の送受信が可能である。
【0115】
利用者の情報端末からの予約情報を受信したときに、配車センタ−の車両監視システムではデ−タベ−スでこの予約情報を管理する。この際に、利用者の情報端末のタイマによる時刻設定が正確ではなく、配車センタ−で使用されているタイマによる標準時刻に対して誤差が生じている場合がある。このような場合に予約情報をそのまま車両監視システムで記憶すると、利用者が指定した時刻に配車できないことになる。
【0116】
図8は、このような事態に車両監視システムが対処する例を示す説明図である。図8において、時刻修正のデ−タ9を次のように形成する。利用者の情報端末からの配車依頼デ−タ9aとして利用者の配車日付時刻9xから利用者の現在時刻(送信時刻)9yを減算する。車両監視システムでこの配車依頼情報を受信すると、CPUはプログラムで利用者からの配車依頼デ−タ9aに配車センタ−側の現在時刻(受信時刻)を加算して時刻を修正し、その結果を配車時刻として車両監視システムのデ−タベ−スに記憶する。
【0117】
例えば、利用者の情報端末のタイマによる時刻設定が標準時刻よりも10分遅れているとする。利用者が配車時刻を12時30分に設定し、利用者側の情報端末が12時のときに配車依頼デ−タを送信した場合に、車両監視システムでは実際には12時10分に配車依頼デ−タを受信している。このため、利用者が指定した12時30分ではなく、図8の処理によって12時40分を配車時刻として記憶する。このような処理を行なうことにより、利用者の情報端末の時刻設定が標準時刻と差異がある場合でも、配車センタ−では利用者が指定した時刻に配車することができる。
【0118】
利用者の情報端末は、種々の通信手段を有しており、異なる通信手段で配車依頼を送信する。車両監視システムは、どのような通信手段から送信された配車依頼でも間違いなくデ−タベ−スに記憶しなければならない。図9は、種々の通信手段から配車依頼を受信した場合の車両監視システムの処理例を示す説明図である。
【0119】
図9において、車両監視システムの処理10は次のように行なう。車両監視システムで受信する配車依頼は、例えば電話回線からの場合(10a)、電子メ−ルによる場合(10b)、インタ−ネットのWEBからの場合(10c)がある。車両監視システムでは、これらの通信手段から送信された配車依頼を受信すると、ゲ−トウエイプログラムにより統一された形式の配車依頼情報に変換し(10d)、変換された配車依頼をデ−タベ−スに記憶する(10e)。
【0120】
図10は、配車センタ−が配車内容通知を利用者に送信する処理の例を示す説明図である。この場合の処理11は、次のように行なう。車両監視システムが配車依頼通知を受信し(11a)、利用者に送信する配車内容の情報デ−タを作成する(11b)。この情報デ−タは、配車する車両の外観や色などの車両デ−タと運転手の顔などの画像デ−タ、運転手の声の音声デ−タ、走行している車両から撮影した景色などの動画デ−タが含まれる。
【0121】
この情報デ−タは、車両監視システムのデ−タベ−スから取得する場合(11c)と、車両に設置されたデジタルカメラやビデオカメラ、マイクロフォンによりリアルタイムで取得する場合(11d)がある。これらの情報11c、11dは、そのいずれか一方、または双方を配車内容通知として利用者に送信する(11e)。
【0122】
この配車内容通知は、配車される車両の特徴の他に交通渋滞などを加味した予想到着時刻も含まれ、配車センタ−からオペレ−タを介することなく自動的に電話により音声で利用者に報知することもできる。また、自動的に電子メ−ルで配車内容通知を利用者に送信し、この際に画像デ−タを添付ファイルより送信することができる。
【0123】
配車センタ−から配車内容通知がある場合に、ブザ−の鳴動、LEDの点滅、バイブレ−ションの発生などにより利用者に報知することができる。利用者は、配車センタ−から配車内容通知を受信した際に、利用者の顔や配車場所などの目印となる情報を画像デ−タとして車両の情報端末に送信する。このような情報の送信により、車両の乗務員は利用者や配車場所の特徴を把握できるので、人違いや配車場所の誤認などによるトラブルの発生が未然に防止できる。
【0124】
本発明においては、利用者が所持する情報端末と、車両に設置された情報端末はいずれもGPS受信機を設けており、それぞれの現在の位置情報が取得できる。この位置情報を相互に相手方に送信し、受信した位置情報をそれぞれの表示器に表示させることができる。このように、利用者と車両の乗務員がそれぞれ相手方の現在位置の情報を共有することにより、相互の信頼感と安心感が得られて、配車処理を円滑に行なうことができる。
【0125】
図11は、前記のように利用者の情報端末と車両の情報端末に相互に相手方の現在位置情報を取得する処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0126】
(1)処理プログラムを開始し(ステップS31)、車両と利用者の現在位置情報をそれぞれ受信する(ステップS32)。車両は、現在位置情報に基づいて配車車両の迎車方向と到着予想時刻などの情報を更新する(ステップS33)。情報が更新されない場合には、ステップS33の待機状態となる。情報が更新された場合には、更新した情報を利用者の情報端末に送信し、利用者の情報端末では更新情報を受信して、表示器の画面に表示されている地図に現在の車両位置を反映させる(ステップS34)。
【0127】
(2)また、車両に設置された情報端末は、利用者の現在位置情報と自車の現在位置情報を更新する(ステップS33)。この更新された情報を車両に搭載された情報端末に表示し、画面を更新する(ステップS34)。これらの処理がなされてから、処理プログラムを終了する(ステップS35)。なお、利用者および車両のそれぞれの現在位置情報は、利用者および車両から地図画像として送信することができる。また、車両監視システムを介して利用者および車両に地図画像を送信することができる。さらに、車両監視システムで利用者および車両の位置情報から地図画像を作成して、それぞれの相手方に送信しても良い。
【0128】
なお、利用者が予約情報を車両監視システムに送信後に移動して、予約情報で通知した配車場所が変更された場合にも、利用者は現在位置情報を車両監視システムを介して、または直接に配車された車両の情報端末に送信することができる。この場合に、利用者はGPS受信機で取得した位置情報と共に、現在位置周辺の画像デ−タを送信することにより、配車車両の乗務員は的確に利用者が指示した場所に到着できる。
【0129】
配車車両の情報端末で利用者の配車場所変更通知を受信すると、配車車両の現在位置情報を利用者の情報端末に送信する。この際に、利用者に対して配車車両がどこを走行しているか報知するために、車外の景色の画像デ−タを連続した動画デ−タとして送信することができる。当該車両の現在位置情報は、自動的に、または利用者の指示により所定の間隔で繰り返して利用者の情報端末に送信することができる。
【0130】
また、配車車両の情報端末は、変更された配車場所付近の交通状況などを考慮して、指定された配車場所への予想到着時刻を計算する。当初の予想到着時刻から大幅に予想到着時刻が変更される場合には、変更後の配車場所への予想到着時刻を再度利用者の情報端末に送信する。このため、利用者は事前にスケジュ−ル調整などを行なうことができる。
【0131】
利用者は、配車される車両の情報端末に、乗務員が配車指定場所に来る途中、指定した品物を購入するように買い物依頼の通知を送信することができる。買い物以外の他の用事、例えば、荷物の受取りや郵便局の私書箱から郵便物を受け取ってくることを依頼することもできる。
【0132】
このような依頼は、音声のメッセ−ジまたは電子メ−ルで車両の情報端末に送信する。乗務員は、利用者を行先に送り届ける以外の付加価値のあるサ−ビスを提供できる。このようにして、利用者の多様な要請に対応することにより、顧客増加を図ることができる。
【0133】
予約情報に行先デ−タが含まれている場合には、利用者が乗車すると乗務員に行先を告げなくても直ちに行先に向けて車両を発車させることができる。この場合の行先デ−タを、詳細な経路を地図情報などで形成しておくことにより、乗務員は誤りなく利用者を目的地に送り届けることができる。
【0134】
図12は、配車車両が利用者の指示により行先に向かう際の処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0135】
処理を開始し(ステップS36)、利用者が乗車したことを確認して(ステップS37)、行先デ−タが含まれているかどうかを判定する(ステップS38)。行先デ−タが含まれていない場合には(ステップS38の判定結果がN)、利用者が乗務員に行先を伝達し(ステップS39)、行先に向かう(ステップS40)。行先デ−タが含まれている場合には(ステップS38の判定結果がY)、そのまま行先に向かう(ステップS40)。その後、処理を終了する(ステップS41)。
【0136】
配車車両の情報端末では、利用者が配車車両に乗車した際に、利用者の音声デ−タ、利用者を撮影した画像デ−タ、指紋などにより利用者の特徴を抽出する。このような利用者の特徴のデ−タを車両監視システムに送信すると、車両監視システムではデ−タベ−スから利用者を識別し、当該利用者の利用実績から利用されたことが多い行先を自動的に設定する。このような行先の自動設定をすることにより、口頭では行先を運転手に伝えにくい人、例えば体調が悪い人を病院まで乗車させたり、高齢者を福祉施設に乗車させたりすることができるので、利用者に対するサ−ビスを改善することができる。
【0137】
また、前記のように車両監視システムではデ−タベ−スから利用者を識別し、当該利用者の利用実績から利用されたことが多い行先を自動的に設定するが、例えば食事利用で車両を利用することが多い利用者と判断される場合がある。このような場合には、レストランの店名やメニュ−を車両の情報端末の表示器に表示する。利用者は、車両の情報端末から特定のレストランにメニュ−を直接注文することができる。このときの乗車料金により、利用したレストランの支払いを割り引くなどの特権を利用者に与える。このようにして、利用者に対して多様なサ−ビスを提供することができる。なお、利用者の識別を配車車両で行なうことも可能である。
【0138】
前記のように、乗車した利用者の音声デ−タ、利用者を撮影した画像デ−タ、指紋などにより利用者の特徴を抽出して、車両の情報端末から利用者の特徴を車両監視システムに送信すると、車両監視システムではデ−タベ−スに管理されている情報と照合して利用者を特定する。この利用者が、警察署から指名手配されている犯人と合致した場合には、車両監視システムまたは車両の情報端末から電子メ−ルや音声により交番や警察署などの警察施設の情報処理システムにその旨を通報する。
【0139】
通報を受けた警察施設は、車両の情報端末に最寄りの交番や警察署などの警察施設に連行するよう音声または電子メ−ルで通知する。音声による連絡は、犯人にわからないようにあらかじめ緊急連絡用の信号を取り決めておくものとする。なお、乗務員の安全を考慮して、行先や到着時刻のみを送信するようにしても良い。このように、指名手配中の犯人が乗車した場合に、警察署などの関係部署と緊密な連絡がとれるので、社会の安全保持に寄与することができる。
【0140】
利用者が配車車両に乗車後に、配車車両が事故を起こして乗務員や利用者がけがをした場合や、配車車両内で利用者が急病になった場合には、配車車両の情報端末からは車両位置や利用者の状態などの緊急情報を消防署や警察署、警備会社などの緊急施設の情報処理システムに連絡する。この際に、ビデオカメラやデジタルカメラにより車外や車内の様子を撮映して得られた画像デ−タを送信することができる。このような緊急情報や画像デ−タは、刻々変化する利用者や乗務員の状態などをリアルタイムで送信する。
【0141】
消防署の救急車などの救急施設に設置されている情報端末からは、利用者や車両の乗務員に対する応急処置などを指示する。なお、車両事故や利用者に急病発生などのような緊急の事態が発生した場合には、行先で待機している関係者に対しても前記緊急情報や画像デ−タを送信することができる。このように、緊急事態が発生した場合に、消防署のような緊急施設に報知するので利用者や乗務員に対する的確な処理が迅速に行なえる。また、家族などの関係者にも緊急事態を報知するので、関係者が必要な対応をとることができる。
【0142】
図13は、利用者が車両に乗車後に、急用などにより行先経路を変更した場合の処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0143】
(1)処理を開始し(ステップS51)、利用者が乗車したことを確認して(ステップS52)、設定した行先デ−タにより経路にそって目的地に向かう(ステップS53)。次に行先、経路の変更有かどうかを判定する(ステップS54)。行先、経路の変更有の場合には(ステップS54の判定結果がY)、利用者は所持している情報端末で行先、経路の変更を入力する(ステップS55)。
【0144】
(2)次に、利用者の情報端末から移動局(車両)の情報端末に変更情報を送信する(ステップS56)。続いて、移動局の情報端末で変更情報を受信して表示器に表示する(ステップS57)。車両を変更後の行先に向けて走行させ(ステップS58)、処理を終了する(ステップS59)。行先、経路の変更無しの場合には(ステップS54の判定結果がN)、そのまま処理を終了する(ステップS59)。
【0145】
このように、当初設定した行先を利用者が配車車両に乗車後に変更した場合に、利用者の情報端末から変更情報を配車車両の情報端末に送信し、配車車両の情報端末でこの変更情報を受信して表示器に表示している。このため、変更後の行先、経路の情報を詳細に、しかも正確に配車車両の乗務員に伝達することができる。
【0146】
図14は、利用者が配車車両に乗車後に、利用者の情報端末と配車車両の情報端末の表示器に、それぞれ目的地の到着予定時刻や経路を表示する処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0147】
(1)処理を開始し(ステップS61)、利用者が乗車したことを確認して(ステップS62)、車両位置が更新されたかどうかを判定する(ステップS63)。車両位置が更新されていない場合には(ステップS63の判定結果がN)、次に設定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS64)。この設定時間は、信号停止や渋滞で車両位置が更新されない場合でも、一定時間毎に表示内容を更新するためのものである。
【0148】
(2)設定時間が経過していな場合には(ステップS64の判定結果がN)、ステップS63の処理の待機状態となる。設定時間が経過すると(ステップS64の判定結果がY)、移動局の情報端末の表示器に配車車両の現在位置の車両情報を表示する(ステップS65)。車両位置が更新された場合にも(ステップS63の判定結果がY)、移動局の情報端末の表示器に前記車両情報を表示する(ステップS65)。
【0149】
(3)次に、移動局の車両情報を利用者の情報端末に送信する(ステップS66)。続いて、利用者の情報端末は受信した車両情報に基づいて目的地到着時刻、経路を計算して表示器に表示する(ステップS67)。次に、目的地到着かどうかを判定する(ステップS68)。目的地に到着してこの判定結果がYになれば処理を終了する(ステップS69)。目的地に到着していない場合には(ステップS68の判定結果がN)、ステップS63の処理に戻り、ステップS63〜ステップS68のル−プ処理を繰り返す。図示されていないが、ステップS67で計算した目的地到着時刻や経路の情報を配車車両の情報端末に送信して、配車車両の情報端末の表示器に表示しても良い。なお、利用者が配車車両に乗車した際に、配車車両の情報端末で予想到着時刻や予想料金を計算して配車車両の情報端末に表示しても良い。
【0150】
このように、利用者が配車車両に乗車後に最新の車両の位置情報に基づいて目的地到着時刻、経路を計算して表示器に表示している。このため、利用者の安心感を増大させることができる。また、配車車両の乗務員も最新の情報を共有することができる。なお、利用者が配車車両に乗車した後に、配車車両の情報端末をインタ−ネットに接続して、利用者がインタ−ネットを利用した買い物ができるようなサ−ビスを提供することができる。この際に、車内で買い物をした金額に応じて乗車料金の割引を行なうなどの特権を利用者に与える。
【0151】
図15は、目的地の情報端末に、到着時刻や料金などの予想情報を送信する際の処理手順を示すフロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて説明する。
【0152】
処理プログラムを開始し(ステップS71)、目的地に接近したことを確認して(ステップS72)、到着通知場所(目的地)の情報端末に到着時刻、料金などの予想情報を送信する(ステップS73)。次に、到着通知場所で利用者本人または利用者以外の関係者の情報端末で予想情報を受信して(ステップS74)、処理を終了する(ステップS75)。
【0153】
このように、利用者は所持している情報端末の他に、到着通知場所(目的地)に情報端末(例えばデスクトップのパソコン)を設置している場合には、この情報端末に到着時刻、料金などの予想情報を受信させ、行動記録を残すことができる。また、利用者以外の家族などの関係者が所持する情報端末にも前記予想情報が受信されるので、利用者が子供や高齢者の場合のように乗務員と十分な意思の疎通が図れないときでも、目的地に待機している家族などの関係者が到着時刻や料金の情報を予め入手でき、料金の準備をすることができる。また、到着時刻が予め報知されるので関係者の安心感も高められる。
【0154】
なお、利用者が指定した行先で待機している家族などの関係者は、配車車両の情報端末に対して乗務員が行先に来る途中、指定した品物を購入するように買い物依頼の通知を送信することができる。買い物以外の他の用事、例えば、郵便局の私書箱から郵便物を受け取ってくることを依頼することもできる。更に、家族などの関係者は、用事のため配車車両の到着時刻に間に合わない場合には、到着時刻の変更を行先の情報端末から依頼したり、利用者が指定した行先から移動して関係者が利用者を待機する場合には、行先の変更依頼を行先の情報端末から配車車両の情報端末に送信することができる。このような依頼は、音声のメッセ−ジまたは電子メ−ルで配車車両の情報端末に送信する。
【0155】
図4の例では、利用者が配車の予約情報を確認しているが、配車センタ−側で利用者が指定した配車の予約情報を確認することもできる。このような処理は、配車センタ−の車両監視システムにおいて、利用者から受注した配車の予約時刻が近づくと、自動的に利用者の情報端末に電話や電子メ−ルで予約情報の確認の通知を送信することで実現できる。
【0156】
このように、配車センタ−から利用者に対して予約情報の確認を通知することにより、利用者は配車予定時刻や配車の指定場所などの予約情報を変更したい場合に対処できるので便利である。また、配車車両の乗務員も無駄な待ち時間を費やすことがなく、利用者、配車センタ−、配車車両の乗務員それぞれの関係者に対して合理的、かつ円滑に配車処理を行なうことができる。
【0157】
次に、配車センタ−の車両監視システムから利用者の情報端末に対して予約情報の確認を通知する際の具体例について説明する。車両監視システムからは、利用者の情報端末に対して予約情報確認のメニュ−を送信する。このメニュ−は、(1)指定された予約時刻に配車する。(2)利用者が指定した予約時刻を延伸する。この場合に、延伸された予約時刻の前に再度の予約確認通知の要否を合わせて指定する。
【0158】
(3)予約情報の内容の変更がある場合にはその条件を確認する。この予約情報は、図4のフロ−チャ−トにおいてステップS2で説明した内容に相当し、配車場所、車両条件などが含まれる。(4)予約の取消し。前記(1)〜(4)に示されたような予約情報確認のメニュ−は、電話や電子メ−ルで通知する他に、利用者の情報端末の表示器にメッセ−ジを表示させることができる。また、車両監視システムから予約情報確認の通知がある場合に、利用者の情報端末では、ブザ−の鳴動、LEDの点滅、バイブレ−ションの発生により利用者に報知することができる。このように、予約情報確認のメニュ−には複数の選択肢が含まれているので、利用者の状況に応じた対応が取りやすくなる。
【0159】
車両監視システムが利用者の情報端末に予約情報の確認を通知する時刻は、利用者から指定された予約時刻前の所定時刻とする。この所定時刻は、次のいずれかにより決定する。(1)利用者が指定した配車場所が属している地区(この地区は、タクシ−会社などの配車センタ−が営業範囲をいくつかのエリアに分割したうちの任意の1エリアを示す)における、利用者が指定した予約時刻の直近n時間(1〜24時間の任意の時間)前の平均迎車時間を考慮して設定する。(2)利用者が指定した配車場所が属している地区、利用者が指定した予約時刻の時間帯毎に利用者が予め設定する。(3)前記(1)、(2)について、利用者が指定した配車場所付近の道路の交通渋滞の度合いを加味して設定する。
【0160】
車両監視システムでは、利用者からの予約情報に基づいて条件に適合する車両に配車を指示する。この際に、利用者からの予約情報を配車車両の情報端末にも送信する。予約情報に利用者を撮影した画像デ−タが含まれていない場合で、過去に当該利用者を撮影した画像デ−タがデ−タベ−スに蓄積されている場合には、デ−タベ−スから検索された前記画像デ−タを配車車両の情報端末に送信する。
【0161】
このような利用者の情報端末から車両監視システムに送信された予約情報を、配車車両の情報端末でも受信するので、配車車両の乗務員は繰り返して利用者の特徴を確認できる。このため、誤りなく利用者を乗車させることができる。また、反復して利用する利用者については予約情報をデ−タベ−スに管理しており、当該利用者の過去の行先情報を多い順序でN件車両の情報端末に送信する。行先情報を受信すると配車車両の乗務員は予め各行先についてナビゲ−タに予約登録しておき、利用者が乗車するとナビゲ−タに登録された行先を選択して目的地に向かうことができる。
【0162】
以上の例では、利用者が配車センタ−にタクシ−やハイヤ−などの配車を依頼しているが、本発明はこのような例に限定されるものではない。例えば、運送会社の配車センタ−に荷物運搬用の車両を依頼した場合にも適用可能な内容を含むものである。
【0163】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者が配車依頼したことを失念しているために生ずるトラブルを防止することができる。また、利用者、基地局として機能している配車センタ−、移動局として機能している車両間で、それぞれ相手方に対する双方向の情報伝達がなされるので、合理的かつ円滑に配車が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る配車システムを示す概略のブロック図である。
【図2】利用者の情報端末の例を示す概略のブロック図である。
【図3】配車センタ−の車両監視システムと車両の情報端末を示す説明図である。
【図4】利用者が配車依頼を配車センタ−に送信する処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図5】アラ−ム設定とアラ−ム動作の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図6】基地局側(配車センタ−)通信手段から、利用者側通信手段に送信される配車内容の情報のフォ−マット例を示す説明図である。
【図7】基地局側(配車センタ−)通信手段から、利用者側通信手段に送信される配車内容の情報のフォ−マット例を示す説明図である。
【図8】配車センタ−側で配車予約の時刻修正する例を示す説明図である。
【図9】種々の通信手段から配車依頼を受信した場合の配車センタ−側の処理例を示す説明図である。
【図10】配車センタ−から配車内容通知を利用者に送信する例を示す説明図である。
【図11】利用者の情報端末と車両の情報端末に相互に相手方の現在位置情報を取得する処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図12】車両が利用者の指示により行先に向かう際の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図13】利用者が車両に乗車後に、急用などにより行先経路を変更した場合の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図14】情報端末の表示器に目的地の到着予定時刻や経路を表示する処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図15】目的地の情報端末に、到着時刻や料金などの予想情報を送信する際の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 利用者の情報端末
1a CPU
1b GPS受信機
1c 表示部
1d 電話機
1e 撮像部
1f アラ−ム報知部
1g 操作部
1h 表示器
1i メモリ
1j タイマ
1k 音声処理部
2 基地局(配車センタ−)の車両監視システム
2f 無線機
2j デ−タベ−ス
3 移動局(車両)の情報端末
3c 表示器
3f 電話機
3g GPS受信機
3i 車外撮像部
3j 車内撮像部
3k 無線機
4 緊急連絡先(警察署、消防署)
5 行先(目的地)

Claims (7)

  1. 利用者が配車センターに配車を予約する情報端末であって、
    利用者の入力により、配車場所と配車時刻とを含む予約情報、及び、当該予約情報を配車センターへ送信すべき時刻を示す送信時刻を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した送信時刻に基づいて当該送信時刻よりも以前の所定時刻を決定し、当該所定時刻に前記予約情報の内容について利用者に確認する確認手段と、
    前記確認手段による確認後の前記送信時刻に前記予約情報を配車センターへ送信する送信手段とを備えることを特徴とする情報端末。
  2. 前記取得手段は、さらに、利用者の入力により、前記所定時刻と前記送信時刻との時間関係を示す時刻関係情報を取得し、
    前記確認手段は、前記決定において、前記送信時刻と前記時刻関係情報とから前記所定時刻を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記予約情報は、さらに、利用者の声を収録した音声データと利用者を撮影した画像データとの少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  4. 前記予約情報は、さらに、文字データと画像データの少なくとも一方により配車場所を特定するための情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  5. 前記確認手段は、前記決定において、前記送信時刻の代わりに前記配車時刻に基づいて前記所定時刻を決定していることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  6. 前記情報端末は、さらに、
    前記確認手段による確認に際してアラームを発生するアラーム発生手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  7. 前記確認手段による確認の処理は、前記予約情報の内容の変更又は削除を伴う場合があることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
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