JPH10154297A - タクシー用配車指示装置及びタクシー配車指示用プログラムを記録した媒体 - Google Patents

タクシー用配車指示装置及びタクシー配車指示用プログラムを記録した媒体

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JPH10154297A
JPH10154297A JP8311862A JP31186296A JPH10154297A JP H10154297 A JPH10154297 A JP H10154297A JP 8311862 A JP8311862 A JP 8311862A JP 31186296 A JP31186296 A JP 31186296A JP H10154297 A JPH10154297 A JP H10154297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒な操作を行うことなくタクシー車両の乗
務員に現在地の最寄りの配車先を指示できるタクシー用
配車指示装置と、この装置で配車先を指示する際に用い
るタクシー配車指示用プログラムを記録した媒体とを提
供すること。 【解決手段】 車両の現在地に応じた該車両の配車先を
指示するタクシー用配車指示装置であって、前記車両の
配車先のデータを保持する配車先位置データ保持手段A
と、前記車両の現在地を検出する現在地検出手段5と、
前記現在地検出手段5が検出した前記車両の現在地を基
に、前記配車先位置データ保持手段Aが保持する前記配
車先の中から、前記車両の現在地の最寄りの配車先を抽
出する配車先抽出手段37Aと、前記配車先が表示され
る表示部31とを備え、前記配車先抽出手段37Aが抽
出した前記車両の現在地の最寄りの配車先を前記表示部
31に表示させるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシーの現在地
に応じた配車先を指示する装置と、この装置が配車先を
指示する際に用いるプログラムを記録した媒体とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】タクシー業界においては、空車待ちの客
数を減らし乗客サービスを向上すると共に、タクシー車
両の効率的な運用により稼働率及び収益を向上させるた
めの一環として、特に夜間時において空車車両の計画配
車を行っている。この計画配車は一般に、繁華街やター
ミナル駅等の人出の多い場所に設定したタクシー乗場に
空車を優先的に回送させるものである。
【0003】そして、この計画配車の運用に際しては、
地図を開かなくても現在地や目的地の位置を確認でき、
走行経路の選択を容易にすることができるように、近年
普及の目覚ましいカーナビゲーションシステムを利用
し、GPS衛星から受信した信号から得られる位置座標
データを基に現在地を割り出して、この現在地から、マ
ニュアル操作により地名を入力した目的地までの距離と
方位を表示するGPS所在地認識装置が、特開平5−2
15563号公報により既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平5−215563号公報のGPS所在地認識装置
は、車両の現在地の検出は自動で行われるものの、配車
先は自分で入力しなければならず、面倒な操作が必要に
なるという不具合がある。
【0005】また、上述したGPS所在地認識装置は、
入力する配車先を自分で判断しなければならないので、
現在地から目的の場所までの距離や方角等の地理には詳
しい経験豊かな乗務員であっても、人出の多い少ないに
ついての知識がないと、必ずしも人出の多いタクシー乗
場に向かうとは限らず、さらに、地理についての知識が
浅い新人の乗務員の場合には、最寄りのタクシー乗場を
必ずしも自分で判断できるとは限らない。このため、上
述のGPS所在地認識装置に表示される現在地の名称や
配車先への距離、経路を乗務員が見ても、人出の多い、
しかも、最寄りのタクシー乗場に乗務員が車両を回送し
ようとするのには大して役に立たず、従って、上述した
GPS所在地認識装置では、乗客サービスや稼働率、収
益を根本的に向上させることができないという不具合が
あった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、面倒な操作を行うことなくタクシー車
両の乗務員に現在地の最寄りの配車先を指示することが
できるタクシー用配車指示装置と、この装置で配車先を
指示する際に用いるタクシー配車指示用プログラムを記
録した媒体とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1乃至請求項8に記載した本発明はタクシー用配車指
示装置に関するものであり、請求項9及び請求項10に
記載した本発明はタクシー配車指示用プログラムを記録
した媒体に関するものである。
【0008】そして、請求項1に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置は、図1(a)の基本構成図に示す
ように、車両の現在地に応じた該車両の配車先を指示す
るタクシー用配車指示装置であって、前記車両の配車先
のデータを保持する配車先位置データ保持手段Aと、前
記車両の現在地を検出する現在地検出手段5と、前記現
在地検出手段5が検出した前記車両の現在地を基に、前
記配車先位置データ保持手段Aが保持する前記配車先の
中から、前記車両の現在地の最寄りの配車先を抽出する
配車先抽出手段37Aと、前記配車先が表示される表示
部31とを備え、前記配車先抽出手段37Aが抽出した
前記車両の現在地の最寄りの配車先を前記表示部31に
表示させるようにしたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置は、前記配車先位置データ保持手段A
が、複数に区分された時間帯毎に個別の内容で前記車両
の配車先を保持しており、前記配車先抽出手段37A
が、前記現在地検出手段5が前記車両の現在地を検出す
る際の時刻に対応する時間帯について前記配車先位置デ
ータ保持手段Aが保持する前記車両の配車先の中から、
前記車両の現在地の最寄りの配車先を抽出するものとし
た。
【0010】また、請求項3に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置は、前記車両の現在地の天気が設定さ
れる天気設定手段37Bをさらに備え、前記配車先位置
データ保持手段Aが、天気毎に個別の内容で前記車両の
配車先を保持しており、前記配車先抽出手段37Aが、
前記天気設定手段37Bに設定されている天気について
前記配車先位置データ保持手段Aが保持している前記車
両の配車先の中から、前記車両の現在地の最寄りの配車
先を抽出するものとした。
【0011】さらに、請求項4に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置は、前記車両の現在地の天気を入力
する天気入力手段33,34をさらに備え、該天気入力
手段33,34により入力された天気が前記車両の現在
地の天気として前記天気設定手段37Bに設定されるも
のとした。
【0012】また、請求項5に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置は、図1(b)の基本構成図に示すよ
うに、前記車両に付着した水滴を検出する水滴センサ4
0と、該水滴センサ40の検出結果を基に前記車両の現
在地の天気を判別する天気判別手段37Cとをさらに備
え、該天気判別手段37Cが判別した天気が前記車両の
現在地の天気として前記天気設定手段37Bに設定され
るものとした。
【0013】さらに、請求項6に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置は、図1(a),(b)にそれぞれ
示すように、前記配車先抽出手段37Aが、前記車両に
搭載されたタクシーメータ21のタリフ状態が営業から
空車に移行した際に、前記配車先位置データ保持手段A
が保持する前記車両の配車先の中から、前記車両の現在
地の最寄りの目的地を抽出するものとした。
【0014】また、請求項7に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置は、前記車両の配車先の変更を指示す
る変更指示手段32をさらに備え、該変更指示手段32
により前記車両の配車先の変更が指示された際に、前記
配車先抽出手段37Aは、前記配車先位置データ保持手
段Aが保持する前記車両の配車先の中から、前記配車先
抽出手段37Aが現在抽出している前記車両の現在地の
最寄りの配車先に次ぐ該車両の現在地の最寄りの配車先
を抽出するものとした。
【0015】さらに、請求項8に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置は、前記車両の配車先のデータが書
き込まれた配車先データカード11から該車両の配車先
のデータを読み出すカードデータ読出手段36をさらに
備え、前記配車先位置データ保持手段Aの保持する前記
車両の配車先のデータが、前記カードデータ読出手段3
6が前記配車先データカード11から前記車両の配車先
のデータを読み出す毎に、該配車先データカード11か
ら読み出した前記車両の配車先のデータに更新されるも
のとした。
【0016】また、請求項9に記載した本発明のタクシ
ー配車指示用プログラムを記録した媒体は、車両の現在
地に応じた該車両の配車先を表示部への表示により指示
するためのプログラムを記録した媒体であって、前記プ
ログラムが、現在地検出手段の検出する前記車両の現在
地を基に、配車先位置データ保持手段が保持している前
記車両の配車先の中から、前記車両の現在地の最寄りの
配車先を抽出する配車先抽出手段としてコンピュータを
機能させることを特徴とする。
【0017】さらに、請求項10に記載した本発明のタ
クシー配車指示用プログラムを記録した媒体は、前記プ
ログラムが、変更指示手段により前記車両の配車先の変
更が指示された際に、前記配車先位置データ保持手段の
保持している前記車両の配車先の中から、現在抽出して
いる前記車両の現在地の最寄りの配車先に次ぐ該車両の
現在地の最寄りの配車先を抽出する手段としてコンピュ
ータを機能させるものとした。
【0018】請求項1に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、車両の現在地の検出が、車両の乗
務員のマニュアル操作によらず現在地検出手段5により
自動的に行われ、また、この検出した車両の現在地の最
寄りの配車先が、配車先位置データ保持手段Aによって
保持されている配車先の中から、乗務員のマニュアル操
作によらず配車先抽出手段37Aにより自動的に抽出さ
れて、この抽出された現在地の最寄りの配車先が表示部
31に表示されるので、乗務員が面倒なマニュアル操作
を行うことなく現在地の最寄りの配車先を指示すること
が可能となる。
【0019】請求項2に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、配車先位置データ保持手段Aによ
って車両の配車先が時間帯毎に個別に保持されており、
現在時刻に応じた時間帯の配車先の中から最寄りの配車
先が配車先抽出手段37Aによって抽出されるので、時
間帯によって人出の多い配車先が異なる場合であって
も、その時間帯に応じた配車先を指示することが可能と
なる。
【0020】請求項3に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、配車先位置データ保持手段Aによ
って車両の配車先が天気毎に個別に保持されており、天
気設定手段37Bに設定されている天気に対応する配車
先の中から最寄りの配車先が配車先抽出手段37Aによ
って抽出されるので、天気によって人出の多い配車先が
異なる場合であっても、その天気に応じた配車先を指示
することが可能となる。
【0021】請求項4に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、乗務員が天気を天気入力手段3
3,34により入力するだけで、天気に応じた配車先を
配車先抽出手段37Aに抽出させることが可能となる。
【0022】請求項5に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、水滴センサ40の検出結果を基に
天気判別手段37Cが天気を判別し、この判別した天気
に応じた配車先を配車先抽出手段37Aが配車先位置デ
ータ保持手段Aの保持する配車先から抽出するので、天
気によって人出の多い配車先が異なる場合であっても、
その天気に応じた配車先を、乗務員のマニュアル操作に
よらず自動的に指示させることが可能となる。
【0023】請求項6に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、配車先抽出手段37Aによる配車
先位置データ保持手段Aの保持する車両の配車先の中か
らの最寄りの配車先の抽出が、車両に搭載されたタクシ
ーメータ21のタリフ状態が営業から空車に移行した際
に行われるので、営業タリフであり空車回送ができない
状態での無用な配車先の指示を省略させることが可能と
なる。
【0024】請求項7に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、変更指示手段32により配車先の
変更が指示された場合に、それまで配車先抽出手段37
Aが抽出していた配車先に次ぐ最寄りの配車先が、配車
先位置データ保持手段Aの保持する車両の配車先の中か
ら抽出されるので、例えば、配車先抽出手段37Aが先
に抽出した配車先に向かうのが渋滞により時間がかかる
場合や、その配車先に多くの車両が既に配車されている
場合等に、その他の配車先を改めて指示させて、配車先
を任意に選ぶことが可能となる。
【0025】請求項8に記載した本発明のタクシー用配
車指示装置によれば、カードデータ読出手段36により
配車先データカード11から車両の配車先のデータを読
み出す毎に、配車先位置データ保持手段Aの保持する車
両の配車先のデータが更新されるので、季節や交通事情
等の変化により人出の多い配車先が変わる場合であって
も、その変わった配車先のデータが書き込まれた配車先
データカード11から車両の配車先のデータをカードデ
ータ読出手段36により読み出させることで、現状に即
した人出の多い配車先を確実に指示することが可能とな
る。
【0026】請求項9に記載した本発明のタクシー配車
指示用プログラムを記録した媒体によれば、記録された
プログラムにより、車両の乗務員のマニュアル操作によ
らず現在地検出手段により自動的に検出された車両の現
在地を基に、配車先位置データ保持手段によって保持さ
れている配車先の中から、表示部に表示させる車両の現
在地の最寄りの配車先が、乗務員のマニュアル操作によ
らず自動的に抽出されるようにコンピュータが機能する
ので、乗務員に面倒なマニュアル操作を行わせることな
く現在地の最寄りの配車先を表示部に指示させることが
可能となる。
【0027】請求項10に記載した本発明のタクシー配
車指示用プログラムを記録した媒体によれば、記録され
たプログラムにより、変更指示手段により配車先の変更
が指示された場合に、それまで抽出していた配車先に次
ぐ最寄りの配車先が、配車先位置データ保持手段の保持
する車両の配車先の中から抽出されるようにコンピュー
タが機能するので、例えば、先に抽出した配車先に向か
うのが渋滞により時間がかかる場合や、その配車先に多
くの車両が既に配車されている場合等に、その他の配車
先を改めて指示させることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は本発明によるタクシー配車指
示用プログラムを記録した媒体を用いてタクシーに配車
先を指示するタクシー用配車指示装置の第1実施形態を
示す概略構成図である。
【0029】図2中引用符号1で示す第1実施形態のタ
クシー用配車指示装置は、操作表示器3と、この操作表
示器3に接続されたGPS受信機5と、このGPS受信
機5に接続されたGPSアンテナ7とを有している。
【0030】前記操作表示器3は、その前面3aに、配
車先が表示されるディスプレイ31(表示部に相当)
と、このディスプレイ31に表示させる配車先を変える
際に操作される候補スイッチ32(変更指示手段に相
当)と、天気が晴れ又は曇りであることを入力設定する
際に操作される晴スイッチ33と、天気が雨であること
を入力設定する際に操作される雨スイッチ34とを有し
ており、操作表示器3の側面3bには、ICカード11
が挿入されるカードスロット35が設けられている。
尚、第1実施形態では、前記晴スイッチ33と雨スイッ
チ34とで請求項中の天気入力手段が構成されている。
【0031】前記ICカード11(配車先データカード
に相当)は、例えば、タクシー用配車指示装置1と共に
タクシー車両に搭載されるタクシーメータ21(図4参
照)により算出される、乗車料金や営業走行距離等の累
計値や時系列値を含んだ運行データが、乗務員が業務日
報等に手書きする代わりに記録されるものである。
【0032】そして、このICカード11には、前記運
行データが記録される領域とは別の領域に配車先データ
があらかじめ記録されている。
【0033】前記配車先データは、第1実施形態では、
図3にデータフォーマットの説明図で示すように、人出
が多い場所のタクシー乗場の候補地名11cと、そのタ
クシー乗場の緯度及び経度である位置データ11dと、
そのタクシー乗場に人出が多くなる天気が晴及び雨のう
ちいずれであるかを示す天気区分11aと、そのタクシ
ー乗場に人出が多くなる時間がいつ頃であるかを示す時
間帯11bとの4つで構成されている。
【0034】そして、第1実施形態では、天気区分11
aの内容が同じタクシー乗場の配車先データを、さら
に、時間帯11bの内容が同じものどうしに分けて並
べ、天気区分11aや時間帯11bの内容が同じ配車先
データ群については、その群中の先頭の配車先データに
のみ天気区分11aや時間帯11bを記録して、以後の
配車先データは、群中の先頭に記録した天気区分11a
や時間帯11bを省略した残りの候補地名11c及び位
置データ11dのみを記録するフォーマットを採用し
て、ICカード11上での同じデータの重複記録による
記録領域の無駄づかいを防いでいる。
【0035】前記GPS受信機5(現在地検出手段に相
当)は、これに接続されたGPSアンテナ7によって受
信される少なくとも3つ以上のGPS衛星(図示せず)
からの電波を基に、現在地の緯度NS と経度ES を割り
出して、この緯度NS と経度ES の値を示す現在地デー
タを出力するように構成されている。
【0036】図4は図2に示す第1実施形態のタクシー
用配車指示装置1の操作表示器3の内部の概略構成を示
すブロック図で、図4中36は前記カードスロット35
に挿入されたICカード11に対するデータ等の書込及
び読出を行うリーダライタ、37はマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略記する)をそれぞれ示す。
【0037】前記マイコン37は、CPU(Central Pr
ocessing Unit 、中央処理装置)37aと、RAM(Ra
ndom Access Memory)37bと、ROM(Read-Only Me
mory)37cとで構成されている。
【0038】前記CPU37aには、現在時刻を管理す
る時計装置38と、RAM37b及びROM37cとが
それぞれ接続されていると共に、入出力インタフェース
(以下、I/Oと略記する)39aを介して前記候補ス
イッチ32、晴スイッチ33、雨スイッチ34、リーダ
ライタ36(カードデータ読出手段に相当)、このリー
ダライタ36に装填されたICカード11を検出するカ
ード検出スイッチ36a、GPS受信機5、前記タクシ
ーメータ21、並びに、タクシー車両のアクセサリスイ
ッチ23がそれぞれ接続されており、さらに、ドライバ
39bを介して前記ディスプレイ31が接続されてい
る。
【0039】前記時計装置38からは、この時計装置3
8が管理している現在時刻が入力され、前記タクシーメ
ータ21からは、不図示のタリフボタンの操作に応じて
変わるタクシー車両のタリフ状態を示すタリフデータが
入力される。
【0040】前記RAM37bは、図5にメモリエリア
マップで示すように、各種データ記憶用のデータエリア
及び各種処理作業に用いるワークエリアを有し、データ
エリアには、ICカード11から読み込んだ前記配車先
データを格納する配車先データレジスタエリア等が設け
られており、ワークエリアには、GPS受信機5からの
現在地データから最寄りの配車先を割り出す際の演算を
行う演算エリアや、晴スイッチ33と雨スイッチ34と
の操作状態に応じて、また、時計装置38から入力され
る現在時刻に応じて、最寄りの配車先を割り出す際に用
いる各種フラグを設定するためのフラグエリア等が設け
られている。
【0041】前記ROM37cには、CPU37aに各
種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納され
ている。
【0042】次に、前記ROM37cに格納された制御
プログラムに従いCPU37aが行う処理を、図6乃至
図8のフローチャートを参照して説明する。アクセサリ
スイッチ23のONにより電源が供給されて、マイコン
37が起動すると、図6のフローチャートに示すよう
に、まず、CPU37aは初期設定を行う(ステップS
1)。このステップS1の初期設定では、RAM37b
のデータエリアの配車先データレジスタエリアとフラグ
エリアとをクリアすると共に、ディスプレイ31を無表
示状態とする。
【0043】ステップS1の初期設定が済んだならば、
次に、リーダライタ36のカード検出スイッチ36aが
ICカード11を検出してONしているか否かを確認し
(ステップS3)、カード検出スイッチ36aがONし
ている場合は(ステップS3でY)、後述するステップ
S7に進み、ONしていない場合は(ステップS3で
N)、アクセサリスイッチ23がONしているか否かを
確認する(ステップS5)。アクセサリスイッチ23が
ONしていない場合は(ステップS5でN)、一連の制
御を終了し、ONしている場合は(ステップS5で
Y)、ステップS3にリターンする。
【0044】また、ステップS3においてカード検出ス
イッチ36aがONしている場合(Y)に進むステップ
S7では、リーダライタ36によりICカード11から
配車先データを読み込みんで、RAM37bのデータエ
リアの配車先データレジスタエリアに格納した後、後述
するステップS9に進む。尚、この際、配車先データレ
ジスタエリアに既に格納されている配車先データは、上
書きされて消去される。
【0045】ステップS9では、タクシーメータ21か
らI/O39aを介して入力されるタリフデータを監視
して、タクシーメータ21が空車タリフであるか否かを
確認し、空車タリフでない場合は(ステップS9で
N)、空車タリフに移行するまでステップS9をリピー
トし、空車タリフである場合は(ステップS9でY)、
晴スイッチ33が操作されたか否かを確認する(ステッ
プS11)。
【0046】晴スイッチ33が操作された場合は(ステ
ップS11でY)、後述するステップS21に進み、操
作されていない場合は(ステップS11でN)、雨スイ
ッチ34が操作されたか否かを確認する(ステップS1
3)。雨スイッチ34が操作された場合は(ステップS
13でY)、ステップS21に進み、操作されていない
場合は(ステップS13でN)、カード検出スイッチ3
6aがONしているか否かを確認する(ステップS1
5)。
【0047】カード検出スイッチ36aがONしていな
い場合は(ステップS15でN)、ディスプレイ31上
での配車先の表示を消去させた後(ステップS17)、
ステップS3にリターンし、ONしている場合は(ステ
ップS15でY)、アクセサリスイッチ23がONして
いるか否かを確認する(ステップS19)。アクセサリ
スイッチ23がONしていない場合は(ステップS19
でN)、一連の制御を終了し、ONしている場合は(ス
テップS19でY)、ステップS9にリターンする。
【0048】ステップS11かステップS13で晴スイ
ッチ33か雨スイッチ34が操作された場合に進むステ
ップS21では、図7のフローチャートに示すように、
GPS受信機5に少なくとも3つ以上のGPS衛星から
の電波を受信させるための指令を送出し、続いて、これ
に呼応して電波の受信処理を行ったGPS受信機5が割
り出した現在地の緯度NS 及び経度ES が入力されたか
否かを確認する(ステップS23)。
【0049】現在地の緯度NS 及び経度ES が入力され
ていない場合は(ステップS23でN)、入力されるま
でステップS23をリピートし、入力された場合は(ス
テップS23でY)、時計装置38から現在時刻を取り
込み(ステップS25)、RAM37bのデータエリア
の配車先データレジスタエリアに格納されている配車先
データの中から、晴スイッチ33か雨スイッチ34の操
作により入力設定された晴か雨の天気に該当する配車先
データ群を抽出し(ステップS27)、その抽出した配
車先データ群の中から、時計装置38から取り込んだ現
在時刻に該当する時間帯の配車先データをさらに抽出す
る(ステップS29)。
【0050】ステップS29で配車先データを抽出した
後に進むステップS31では、抽出した各配車先データ
中の位置データ11dと、ステップS23でGPS受信
機5から入力された現在地の緯度NS 及び経度ES とか
ら、現在地からの距離を各タクシー乗場について算出
し、次に、現在地からの距離が近いタクシー乗場順に各
配車先データを整列する(ステップS33)。
【0051】そして、現在地から最も近い最寄りのタク
シー乗場の配車先データを抽出して(ステップS3
5)、その配車先データ中に候補地名11cとして記録
されているタクシー乗場の名称を、ドライバ39bを介
してディスプレイ31に配車先として表示させた後(ス
テップS37)、後述するステップS39に進む。
【0052】ステップS37においてディスプレイ31
に配車先を表示させた後に進むステップS39では、図
8のフローチャートに示すように、候補スイッチ32が
操作されたか否かを確認し、操作されていない場合は
(ステップS39でN)、後述するステップS45に進
む。
【0053】一方、ステップS39で候補スイッチ32
が操作された場合(Y)は、ステップS33で整列した
配車先データのうち、タクシー乗場までの距離が、現在
ディスプレイ31に配車先として表示させているタクシ
ー乗場の次に近いタクシー乗場の配車先データを抽出し
て(ステップS41)、その配車先データ中に候補地名
11eとして記録されているタクシー乗場の名称を、ド
ライバ39bを介してディスプレイ31に配車先として
表示させた後(ステップS43)、ステップS45に進
む。
【0054】尚、ステップS41において、現在ディス
プレイ31に配車先として表示させているタクシー乗場
が、ステップS27で整列した配車先データのうち現在
地から最も距離が遠いタクシー乗場である場合は、ディ
スプレイ31に最初に表示させた現在地から最も距離が
近いタクシー乗場の配車先データが再び抽出される。
【0055】ステップS45では、タクシーメータ21
からI/O39aを介して入力されるタリフデータを監
視して、空車タリフであったタクシーメータ21が実車
タリフ(賃走タリフ、又は、深夜早朝割増タリフ等)に
移行したか否かを確認し、実車タリフに移行していない
場合は(ステップS45でN)、ステップS11にリタ
ーンし、実車タリフに移行した場合は(ステップS45
でY)、ディスプレイ31上での配車先の表示を消去さ
せた後(ステップS47)、ステップS9にリターンす
る。
【0056】以上の説明からも明らかなように、第1実
施形態において、請求項1乃至請求項7における配車先
位置データ保持手段Aは、ICカード11とマイコン3
7のRAM37bとのどちらにも該当し、請求項8にお
ける配車先位置データ保持手段Aは、マイコン37のR
AM37bのみがこれに該当する。
【0057】そして、請求項1乃至請求項7における配
車先位置データ保持手段AをICカード11とした場合
は、請求項1乃至請求項7における配車先抽出手段37
Aが、図6のフローチャートにおけるステップS7と、
図7のフローチャートにおけるステップS27乃至ステ
ップS35と、図8のフローチャートにおけるステップ
S41及びステップS43とで構成されることとなる。
【0058】一方、請求項1乃至請求項7における配車
先位置データ保持手段Aをマイコン37のRAM37b
とした場合の、請求項1乃至請求項7における配車先抽
出手段37A、及び、請求項8における配車先抽出手段
37Aは、図7中のステップS27乃至ステップS35
と、図8中のステップS41及びステップS43とで構
成されることとなる。
【0059】さらに、請求項9及び請求項10における
プログラムを記録した媒体は、配車先抽出手段37Aが
上述した2つのパターンのどちらの内容であっても、い
ずれも、マイコン37のROM37cで構成されてい
る。また、第1実施形態では、請求項3に記載した天気
設定手段37Bが図6中のステップS11及びステップ
S13で構成されている。
【0060】次に、第1実施形態のタクシー用配車指示
装置1の動作(作用)について説明する。
【0061】まず、アクセサリスイッチ23の投入後、
カードスロット35からICカード11を挿入して操作
表示部3の内部のリーダライタ36に装填し、このIC
カード11をカード検出スイッチ36aが検出すると、
ICカード11にあらかじめ記録されている配車先デー
タがリーダライタ36によって読み取られて、マイコン
37のRAM37bに格納される。
【0062】その後、タクシーメータ21のタリフ状態
が空車タリフである間に、晴スイッチ33か雨スイッチ
34が操作されると、GPS受信機5がGPSアンテナ
7によりGPS衛星から受信した電波から割り出す、タ
クシー車両の現在地の緯度N S 及び経度ES が入力され
ると共に、時計装置38が管理している現在時刻が入力
される。
【0063】そして、晴スイッチ33が操作された場合
は、マイコン37のRAM37bに格納されている配車
先データのうち、天気区分11aとして晴が設定されて
いる配車先データ群が抽出され、一方、雨スイッチ34
が操作された場合は、マイコン37のRAM37bに格
納されている配車先データのうち、天気区分11aとし
て雨が設定されている配車先データ群が抽出される。
【0064】続いて、抽出された天気別の配車先データ
群のうち、時間帯11bとして現在時刻を含む時間帯が
設定されている配車先データ群が抽出され、この天気区
分11aと時間帯11bとの設定が現状に合致する配車
先データ群の、位置データ11dとして設定されている
緯度及び経度と、GPS受信機5から入力されたタクシ
ー車両の現在地の緯度NS 及び経度ES とを基に、天気
区分11aと時間帯11bとの設定が現状に合致する配
車先データが、タクシー車両の現在地からの距離が近い
順に並べ替えられる。そして、現在地から最も近い配車
先データの候補地名11cとして設定されているタクシ
ー乗場が、操作表示部3のディスプレイ31に配車先と
して表示される。
【0065】ここで、候補スイッチ32が操作される
と、現在地から最も近い配車先データの次に近い配車先
データの候補地名11eとして設定されているタクシー
乗場が、操作表示部3のディスプレイ31に、現在表示
されている現在地から最も近いタクシー乗場に代わっ
て、配車先として表示される。
【0066】以後、タクシーメータ21のタリフ状態が
空車タリフから実車タリフに変わるまでの間に候補スイ
ッチ32が操作されると、それまで表示されているタク
シー乗場に代わって、その次に現在地から近いタクシー
乗場が配車先としてディスプレイ31に表示され、現在
地から最も遠いタクシー乗場がディスプレイ31に表示
されている状態で候補スイッチ32が操作されると、デ
ィスプレイ31の表示が、現在地から最も近いタクシー
乗場に戻る。
【0067】そして、ディスプレイ31にタクシー乗場
が表示されており、タクシーメータ21のタリフ状態が
空車タリフのままである際に、晴スイッチ33及び雨ス
イッチ34のうち直前に操作された方とは反対のスイッ
チ33,34が操作されると、操作されたスイッチ3
3,34に対応する上述の動作がそれぞれ行われる。
【0068】また、ディスプレイ31に配車先が表示さ
れている状態で、乗客の乗車によりタクシーメータ21
のタリフ状態が空車タリフから実車タリフに変わると、
ディスプレイ31の表示が消去されて、その後、乗客の
降車によりタクシーメータ21のタリフ状態が実車タリ
フから空車タリフに変わると、ICカード11から読み
取った配車先データがRAM37bに格納された後の、
晴スイッチ33か雨スイッチ34が操作される前の状態
に戻る。
【0069】尚、タクシーメータ21のタリフ状態が空
車タリフである状態で、リーダライタ36に装填されて
いたICカード11がカードスロット35から抜き取ら
れると、ディスプレイ31の表示が消去され、その後に
改めて、ICカード11がカードスロット35に挿入さ
れてリーダライタ36に装填されると、そのICカード
11からリーダライタ36により配車先データが読み取
られて、それまで格納されていた配車先データに代わっ
てRAM37bに格納される。
【0070】また、タクシーメータ21のタリフ状態が
空車タリフである状態で、タクシー車両のアクセサリス
イッチ23が切られると、ICカード11がリーダライ
タ36に装填されているか否かに関係なく、マイコン3
7への電源供給が途絶えて動作が終了し、当然、ディス
プレイ31の表示も消える。
【0071】上述したように第1実施形態のタクシー用
配車指示装置1によれば、ICカード11から、これに
記録された配車先データ、つまり、人出が多いタクシー
乗場の候補地名と緯度及び経度とを、操作表示部3内の
リーダライタ36により読み込み、GPS受信機5がG
PS衛星から受信した電波を基に割り出すタクシー車両
の現在地の緯度NS 及び経度ES と、時計装置38が管
理する現在時刻と、晴スイッチ33及び雨スイッチ34
の操作により設定される現在の天気とに応じて、操作表
示部3内のマイコン37が、ICカード11から読み込
んだ配車先データの中から、現在の天気と時間で人出が
多いタクシー乗場を抽出し、そのタクシー乗場を配車先
として操作表示部3のディスプレイ31に表示させる構
成とした。
【0072】このため、例えば、乗務員が人出の多い配
車先の知識を持っていない新人であっても、現在地の入
力等の面倒な操作を行うことなく、最寄りの配車先を確
実に指示し、乗客サービスや稼働率、収益を根本的に向
上させることができる。
【0073】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図9は本発明によるタクシー配車指示用プログラ
ムを記録した媒体を用いてタクシーに配車先を指示する
タクシー用配車指示装置の第2実施形態を示す概略構成
図であり、図9中図2に示す第1実施形態のタクシー用
配車指示装置1と同様の部分、箇所には、図2で付した
ものと同じ引用符号を付して説明する。
【0074】図9中引用符号1Aで示す第2実施形態の
タクシー用配車指示装置は、第1実施形態のタクシー用
配車指示装置1と同様のGPS受信機5及びGPSアン
テナ7と、第1実施形態の操作表示器3とは異なる操作
表示器3Aとを有している。
【0075】前記操作表示器3Aは、その前面3aの晴
スイッチ33と雨スイッチ34とが省略されている点
が、外観上において第1実施形態の操作表示器3とは異
なっており、その他の点については、第1実施形態の操
作表示器3と外観上同様に構成されている。
【0076】図10は図9に示す第2実施形態のタクシ
ー用配車指示装置1Aの操作表示器3Aの内部の概略構
成を示すブロック図で、この第2実施形態では、晴スイ
ッチ33及び雨スイッチ34に代えて水滴センサ40
が、I/O39aを介してマイコン37のCPU37a
に接続されている点と、マイコン37のROM37cに
格納されている制御プログラムの内容が若干変更されて
いる点とが、第1実施形態の操作表示器3とは構成が異
なっており、その他の点については、第1実施形態の操
作表示器3の内部構成と同様に構成されている。
【0077】前記水滴センサ40は、タクシー車両の車
体に付着した水滴を検出するもので、例えば、水を介し
て導通する接点を有する従来公知の電気式センサを用い
ることができる。
【0078】そして、第2実施形態のタクシー用配車指
示装置1AのROM37cに格納された制御プログラム
に従いCPU37aが行う処理は、第1実施形態のタク
シー用配車指示装置1のROM37cに格納された制御
プログラムに従いCPU37aが行う処理における、図
6中の点線で囲んだステップS11乃至ステップS19
の部分が、図11に示すように、ステップS11a、及
び、ステップS13aに変わっている点において、第1
実施形態の操作表示器3とは異なっており、その他の点
については、第1実施形態の操作表示器3と同様とされ
ている。
【0079】即ち、図6のフローチャートにおけるステ
ップS9で、タクシーメータ21が空車タリフである場
合(Y)に進むステップ11aでは、水滴センサ40の
出力信号を取り込み、次に、この取り込んだ水滴センサ
40からの信号のレベルを基に、タクシー車両がいる場
所の天気が晴か雨かを判別した後(ステップS13
a)、図7のステップS21に進む。
【0080】以上の説明からも明らかなように、各請求
項に記載された配車先位置データ保持手段A及び配車先
抽出手段37Aや、請求項9及び請求項10に記載した
プログラムを記録した媒体についての第2実施形態にお
ける対応は、第1実施形態におけるそれらの対応と全く
同じである。また、第2実施形態では、請求項5に記載
した天気判別手段37Cが図11のフローチャートにお
けるステップS13aで構成されており、このステップ
S13aと図11中のステップS11aとで、請求項3
に記載した天候設定手段37Bが構成されている。
【0081】このように構成された第2実施形態のタク
シー用配車指示装置1Aでは、カードスロット35から
リーダライタ36へのICカード11の挿入、装填に伴
い、ICカード11の配車先データがマイコン37のR
AM37bに格納されると、その時点でタクシーメータ
21が空車タリフであれば、水滴センサ40の出力信号
のレベルを基に現在の天気が晴か雨かが判別される。
【0082】そして、その判別された天気と、時計装置
38の管理する現在時刻とを基に、天気区分11aと時
間帯11bとの設定が現状に合致する配車先データが抽
出されて、タクシー車両の現在地からの距離が近い順に
並べ替えられ、現在地から最も近いタクシー乗場が、操
作表示部3のディスプレイ31に配車先として表示さ
れ、以後、タクシーメータ21が空車タリフである間、
候補スイッチ32が操作されると、それに伴って、次に
近いタクシー乗場がディスプレイ31に配車先として順
次表示される。
【0083】また、タクシーメータ21が空車タリフで
ある間、タクシー車両の車体に付着する水滴の有無の状
態が変動した場合、つまり、今まで天気が雨で車体に付
着していた水滴が、天気の晴への変移に伴って車体から
なくなった場合や、今まで天気が晴であったのが、天気
が雨に移行して車体に水滴が付着した場合等には、水滴
センサ40の出力信号のレベルが変わって現在の天気の
判別結果が変わり、天気区分11aの設定が変わった後
の判別結果に応じた天気と合致する配車先データ中のタ
クシー乗場に、ディスプレイ31の表示が変わる。
【0084】さらに、タクシーメータ21の空車タリフ
状態中におけるICカード11の抜き取り時には、ディ
スプレイ31の表示が消去され、その後にICカード1
1が再挿入、再装填されると、RAM37bに格納され
る配車先データが、その再装填されたICカード11か
らリーダライタ36が読み取った配車先データに更新さ
れる。
【0085】また、タクシーメータ21の空車タリフ状
態中にタクシー車両のアクセサリスイッチ23が切られ
ると、リーダライタ36へのICカード11の装填の有
無に関係なく、マイコン37への電源供給が途絶えて動
作が終了し、当然、ディスプレイ31の表示も消える。
【0086】このような構成による第2実施形態のタク
シー用配車指示装置1Aによっても、第1実施形態のタ
クシー用配車指示装置1と同様の効果を得ることができ
る。また、第2実施形態のタクシー用配車指示装置1A
によれば、特に、現在の天気に応じた配車先を、スイッ
チ類の操作なしに自動的に抽出しディスプレイ31に表
示させて配車指示することができる。
【0087】尚、上述した第1及び第2実施形態におい
て、天気及び時間帯のうちいずれか一方、又は、両方に
応じて配車先を指示するための構成は省略してもよい
が、第1及び第2実施形態のように、ICカード11に
配車先データを天気及び時間帯別に分けて記録してお
き、晴スイッチ33及び雨スイッチ34の操作、水滴セ
ンサ40の検出結果、並びに、時計装置38が管理する
現在時刻に応じて、現在の天気及び時間帯で人出の多い
タクシー乗場を指示する構成とすれば、天気や時間帯に
応じて人出の多いタクシー乗場に変動がある場合であっ
ても、現在の天気及び時間帯で人出の多いタクシー乗場
を確実に指示することができ、有利である。
【0088】また、上述した第1及び第2実施形態にお
いて、タクシーメータ21のタリフ状態が空車タリフで
ある際に限って、ディスプレイ31に配車先を表示させ
るための構成は省略してもよいが、この構成を採用すれ
ば、配車先にタクシー車両を介そうできない実車状態で
の無用な配車先の指示が行われないようにすることがで
きるので、有利である。
【0089】さらに、上述した第1及び第2実施形態に
おいて、ディスプレイ31に配車先が表示された状態で
の候補スイッチ32の操作により、ディスプレイ31の
表示を次に近い配車先に変えるための構成は省略しても
よいが、この構成を採用することで、例えば、渋滞や事
故によりディスプレイ31に表示された配車先へタクシ
ー車両を回送するのに時間がかかりそうな場合や、その
配車先に既に多くのタクシー車両が回送されている場
合、或は、それが予想される場合等に、それ以外の配車
先があればそれをディスプレイ31に表示させて、効率
よくタクシー車両を回送でき、或は、効率よく乗客を乗
車させることができる、或は、そのようにできそうな配
車先を選ぶことができる。
【0090】また、上述した第1及び第2実施形態にお
いて、ICカード11からリーダライタ36により、こ
れに記録された配車先データを読み出してマイコン37
のRAM37bに格納し、ICカード11のリーダライ
タ36からの抜き取り後に新たにリーダライタ36にI
Cカード11が装填された場合に、RAM37bに格納
されている配車先データを、リーダライタ36に新たに
装填されたICカード11から読み出した配車先データ
に更新するための構成は、例えば、マイコン37のRO
M37c内に変更不能に記憶させておく構成に変えても
よい。
【0091】しかし、上述した構成を採用することによ
り、季節の変化や、新規の道路や鉄道の開通等による交
通事情の変化に伴って、人出の多い配車先が変わったと
しても、それに合わせて配車先データを更新したICカ
ード11をリーダライタ36に装填することで、RAM
37bに格納されている配車先データを自動的に更新さ
せて、季節や交通事情の変化に応じた人出の多いタクシ
ー乗場を指示することができ、有利である。
【0092】尚、請求項に記載した配車先位置データ保
持手段Aの具体的構成としては、上述した第1及び第2
実施形態のようなICカード11だけに限らず、例え
ば、マイコン37のCPU37aに接続したE2 PRO
Mを用いることも可能である。
【0093】さらに、上述した第1及び第2実施形態に
おいては、マイコン37のCPU3aが抽出した単一の
タクシー乗場が配車先としてディスプレイ31に表示さ
れ、候補スイッチ32の操作により、ディスプレイ31
の表示が次の配車先に変わる構成について説明したが、
ディスプレイ31を複数のタクシー乗場が同時に表示で
きる多段表示型としてもよく、そのように構成した場
合、必要がなければ候補スイッチ32を省略することも
可能である。
【0094】また、上述した第1及び第2実施形態にお
いては、ディスプレイ31への配車先の表示中に、晴ス
イッチ33から雨スイッチ34への操作変更や、水滴セ
ンサ40の検出結果を基にしたマイコン37の天気判定
の結果の変化に伴って、天気の設定が晴から雨に、或
は、その逆に変化すると、変化した後の天気に応じた配
車先がディスプレイ31に改めて表示される構成とした
が、このようにするための構成は省略してもよく、反対
に、現在時刻の経過に伴い、経過後の現在時刻に対応す
る時間帯に人出が多くなるタクシー乗場の配車先データ
から抽出した配車先をディスプレイ31に表示し直すよ
うに構成してもよい。
【0095】さらに、上述した第1及び第2実施形態に
おいては、ICカード11や、このICカード11から
読み出された配車先データが格納されるマイコン37の
RAM37bにおいて、天気区分11aの内容や時間帯
11bの内容が同じ配車先データ群については、その共
通する天気区分11aや時間帯11bを先頭以外の配車
先データには重複して含めないフォーマットで配車先デ
ータを記録する構成について説明した。
【0096】しかしながら、配車先データの記録フォー
マットはこれに限らず、例えば、天気区分11aよりも
先に時間帯11bの内容が同じものどうしに並べたデー
タ配列としてもよく、或は、天気区分11aや時間帯1
1bの内容で配車先データを群にまとめず、各候補地と
も、天気区分11a、時間帯11b候補地名11c、及
び、位置データ11dを各々持ったデータ配列とする
等、任意である。
【0097】また、上述した第1及び第2実施形態にお
いては、ICカード11に記録される位置データ11d
の具体的内容を、対象のタクシー乗場が属する地域を緯
度及び経度でを示したデータとする構成について説明し
たが、対象のタクシー乗場の緯度及び経度をそのまま位
置データ11dとする等、位置データ11dの具体的内
容は本実施形態で説明した内容に限定されず任意であ
る。
【0098】この場合、前記位置データ11dの具体的
内容としては、例えば、本出願人による先願である特開
平7−93608号公報の車両端末装置に地区記録部と
して開示しているように、対象のタクシー乗場が属する
地域を緯度及び経度でを示したデータとしてもよい。
【0099】さらに、本実施形態では、配車先位置デー
タ保持手段Aや配車先抽出手段37AをICカード11
やマイコン37等の、個々のタクシー車両に配設される
ものとしたが、これら配車先位置データ保持手段Aや配
車先抽出手段37Aを、例えば、通常の無線配車の際に
タクシー車両に配車先を通知する配車センターに集約し
て配設するように構成してもよい。
【0100】その場合には、タクシー用配車指示装置1
側から配車センターのコンピュータに、タクシー車両と
配車センターとの間の通信に用いるタクシー無線、つま
り、MCA無線等の無線回線を介して、タクシー車両の
現在地やその現在地の天気の情報を伝送し、これを受け
取った配車センターのコンピュータにおいて、タクシー
車両の現在地とその現在地の天気、及び、現在時刻に応
じた配車先を抽出し、これを、無線回線を介してタクシ
ー車両のタクシー用配車指示装置1に返送し、返送され
た配車先を操作表示器3ディスプレイ31に表示させる
こととなる。
【0101】このように構成すれば、配車先位置データ
保持手段Aや配車先抽出手段37Aを構成するハードウ
ェアや情報を各タクシー車両毎に持たせる必要がなくな
り、季節や交通事情の変化に伴う配車先データの更新を
一度で済ませることができるので、有利である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明のタクシー用配車指示装置によれば、車両の現在
地に応じた該車両の配車先を指示するタクシー用配車指
示装置であって、前記車両の配車先のデータを保持する
配車先位置データ保持手段と、前記車両の現在地を検出
する現在地検出手段と、前記現在地検出手段が検出した
前記車両の現在地を基に、前記配車先位置データ保持手
段が保持する前記配車先の中から、前記車両の現在地の
最寄りの配車先を抽出する配車先抽出手段と、前記配車
先が表示される表示部とを備え、前記配車先抽出手段が
抽出した前記車両の現在地の最寄りの配車先を前記表示
部に表示させる構成とした。
【0103】このため、車両の現在地の検出が、車両の
乗務員のマニュアル操作によらず現在地検出手段により
自動的に行われ、また、この検出した車両の現在地の最
寄りの配車先が、配車先位置データ保持手段によって保
持されている配車先の中から、乗務員のマニュアル操作
によらず配車先抽出手段により自動的に抽出されて、こ
の抽出された現在地の最寄りの配車先が表示部に表示さ
れることとなり、よって、乗務員が面倒なマニュアル操
作を行うことなく現在地の最寄りの配車先を指示するこ
とができる。
【0104】また、請求項2に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置によれば、前記配車先位置データ保持
手段が、複数に区分された時間帯毎に個別の内容で前記
車両の配車先を保持しており、前記配車先抽出手段が、
前記現在地検出手段が前記車両の現在地を検出する際の
時刻に対応する時間帯について前記配車先位置データ保
持手段が保持する前記車両の配車先の中から、前記車両
の現在地の最寄りの配車先を抽出する構成とした。
【0105】このため、配車先位置データ保持手段によ
って車両の配車先が時間帯毎に個別に保持されており、
現在時刻に応じた時間帯の配車先の中から最寄りの配車
先が配車先抽出手段によって抽出されることとなるの
で、時間帯によって人出の多い配車先が異なる場合であ
っても、その時間帯に応じた配車先を指示することがで
きる。
【0106】さらに、請求項3に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置によれば、前記車両の現在地の天気
が設定される天気設定手段をさらに備え、前記配車先位
置データ保持手段が、天気毎に個別の内容で前記車両の
配車先を保持しており、前記配車先抽出手段が、前記天
気設定手段に設定されている天気について前記配車先位
置データ保持手段が保持している前記車両の配車先の中
から、前記車両の現在地の最寄りの配車先を抽出する構
成とした。
【0107】このため、配車先位置データ保持手段によ
って車両の配車先が天気毎に個別に保持されており、天
気設定手段に設定されている天気に対応する配車先の中
から最寄りの配車先が配車先抽出手段によって抽出され
ることとなるので、天気によって人出の多い配車先が異
なる場合であっても、その天気に応じた配車先を指示す
ることができる。
【0108】また、請求項4に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置によれば、前記車両の現在地の天気を
入力する天気入力手段をさらに備え、該天気入力手段に
より入力された天気が前記車両の現在地の天気として前
記天気設定手段に設定される構成としたので、乗務員が
天気を天気入力手段により入力するだけで、天気に応じ
た配車先を配車先抽出手段に抽出させることができる。
【0109】さらに、請求項5に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置によれば、前記車両に付着した水滴
を検出する水滴センサと、該水滴センサの検出結果を基
に前記車両の現在地の天気を判別する天気判別手段とを
さらに備え、該天気判別手段が判別した天気が前記車両
の現在地の天気として前記天気設定手段に設定される構
成とした。
【0110】このため、水滴センサの検出結果を基に天
気判別手段が天気を判別し、この判別した天気に応じた
配車先を配車先抽出手段が配車先位置データ保持手段の
保持する配車先から抽出することとなり、天気によって
人出の多い配車先が異なる場合であっても、その天気に
応じた配車先を、乗務員のマニュアル操作によらず自動
的に指示させることができる。
【0111】また、請求項6に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置によれば、前記配車先抽出手段が、前
記車両に搭載されたタクシーメータのタリフ状態が営業
から空車に移行した際に、前記配車先位置データ保持手
段が保持する前記車両の配車先の中から、前記車両の現
在地の最寄りの目的地を抽出する構成とした。
【0112】このため、配車先抽出手段による配車先位
置データ保持手段の保持する車両の配車先の中からの最
寄りの配車先の抽出が、車両に搭載されたタクシーメー
タのタリフ状態が営業から空車に移行した際に行われる
ので、営業タリフであり空車回送ができない状態での無
用な配車先の指示を省略させることができる。
【0113】さらに、請求項7に記載した本発明のタク
シー用配車指示装置によれば、前記車両の配車先の変更
を指示する変更指示手段をさらに備え、該変更指示手段
により前記車両の配車先の変更が指示された際に、前記
配車先抽出手段は、前記配車先位置データ保持手段が保
持する前記車両の配車先の中から、前記配車先抽出手段
が現在抽出している前記車両の現在地の最寄りの配車先
に次ぐ該車両の現在地の最寄りの配車先を抽出する構成
とした。
【0114】このため、変更指示手段により配車先の変
更が指示された場合に、それまで配車先抽出手段が抽出
していた配車先に次ぐ最寄りの配車先が、配車先位置デ
ータ保持手段の保持する車両の配車先の中から抽出され
るので、例えば、配車先抽出手段が先に抽出した配車先
に向かうのが渋滞により時間がかかる場合や、その配車
先に多くの車両が既に配車されている場合等に、その他
の配車先を改めて指示させて、配車先を任意に選ぶこと
ができる。
【0115】また、請求項8に記載した本発明のタクシ
ー用配車指示装置によれば、前記車両の配車先のデータ
が書き込まれた配車先データカードから該車両の配車先
のデータを読み出すカードデータ読出手段をさらに備
え、前記配車先位置データ保持手段の保持する前記車両
の配車先のデータが、前記カードデータ読出手段が前記
配車先データカードから前記車両の配車先のデータを読
み出す毎に、該配車先データカードから読み出した前記
車両の配車先のデータに更新される構成とした。
【0116】このため、カードデータ読出手段により配
車先データカードから車両の配車先のデータを読み出す
毎に、配車先位置データ保持手段の保持する車両の配車
先のデータが更新されるので、季節や交通事情等の変化
により人出の多い配車先が変わる場合であっても、その
変わった配車先のデータが書き込まれた配車先データカ
ードから車両の配車先のデータをカードデータ読出手段
により読み出させることで、現状に即した人出の多い配
車先を確実に指示することができる。
【0117】さらに、請求項9に記載した本発明のタク
シー配車指示用プログラムを記録した媒体によれば、車
両の現在地に応じた該車両の配車先を表示部への表示に
より指示するためのプログラムを記録した媒体であっ
て、前記プログラムが、現在地検出手段の検出する前記
車両の現在地を基に、配車先位置データ保持手段が保持
している前記車両の配車先の中から、前記車両の現在地
の最寄りの配車先を抽出する配車先抽出手段としてコン
ピュータを機能させる構成とした。
【0118】このため、記録されたプログラムにより、
車両の乗務員のマニュアル操作によらず現在地検出手段
により自動的に検出された車両の現在地を基に、配車先
位置データ保持手段によって保持されている配車先の中
から、表示部に表示させる車両の現在地の最寄りの配車
先が、乗務員のマニュアル操作によらず自動的に抽出さ
れるようにコンピュータが機能することとなり、よっ
て、乗務員に面倒なマニュアル操作を行わせることなく
現在地の最寄りの配車先を表示部に指示させることがで
きる。
【0119】また、請求項10に記載した本発明のタク
シー配車指示用プログラムを記録した媒体によれば、前
記プログラムが、変更指示手段により前記車両の配車先
の変更が指示された際に、前記配車先位置データ保持手
段の保持している前記車両の配車先の中から、現在抽出
している前記車両の現在地の最寄りの配車先に次ぐ該車
両の現在地の最寄りの配車先を抽出する手段としてコン
ピュータを機能させる構成とした。
【0120】このため、記録されたプログラムにより、
変更指示手段により配車先の変更が指示された場合に、
それまで抽出していた配車先に次ぐ最寄りの配車先が、
配車先位置データ保持手段の保持する車両の配車先の中
から抽出されるようにコンピュータが機能することとな
り、よって、例えば、先に抽出した配車先に向かうのが
渋滞により時間がかかる場合や、その配車先に多くの車
両が既に配車されている場合等に、その他の配車先を改
めて指示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)は本発明によるタクシー用
配車指示装置の基本構成図である。
【図2】本発明によるタクシー配車指示用プログラムを
記録した媒体を用いてタクシーに配車先を指示するタク
シー用配車指示装置の第1実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図3】図2に示すICカードに記録された配車先デー
タのデータフォーマットを示す説明図である。
【図4】図2に示すタクシー用配車指示装置の内部の概
略構成を示すブロック図である。
【図5】図3に示すRAMのメモリエリアマップであ
る。
【図6】図3に示すROMに格納された制御プログラム
に従いマイクロコンピュータのCPUが行う処理を示す
フローチャートである。
【図7】図3に示すROMに格納された制御プログラム
に従いマイクロコンピュータのCPUが行う処理を示す
フローチャートである。
【図8】図3に示すROMに格納された制御プログラム
に従いマイクロコンピュータのCPUが行う処理を示す
フローチャートである。
【図9】本発明によるタクシー配車指示用プログラムを
記録した媒体を用いてタクシーに配車先を指示するタク
シー用配車指示装置の第2実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図10】図9に示すタクシー用配車指示装置の内部の
概略構成を示すブロック図である。
【図11】図9に示すROMに格納された制御プログラ
ムに従いマイクロコンピュータのCPUが行う処理の一
部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タクシー用配車指示装置 3a〜3c 発着地指定手段 31 表示部 32 変更指示手段 33,34 天気入力手段 36 カードデータ読出手段 37 マイクロコンピュータ 37a CPU 37b RAM 37b ROM(媒体) 37A 配車先抽出手段 37B 天気設定手段 37C 天気判別手段 5 現在地検出手段 11 配車先データカード(媒体) 21 タクシーメータ 40 水滴センサ A 配車先位置データ保持手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在地に応じた該車両の配車先を
    指示するタクシー用配車指示装置であって、 前記車両の配車先のデータを保持する配車先位置データ
    保持手段と、 前記車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 前記現在地検出手段が検出した前記車両の現在地を基
    に、前記配車先位置データ保持手段が保持する前記配車
    先の中から、前記車両の現在地の最寄りの配車先を抽出
    する配車先抽出手段と、 前記配車先が表示される表示部とを備え、 前記配車先抽出手段が抽出した前記車両の現在地の最寄
    りの配車先を前記表示部に表示させるようにした、 ことを特徴とするタクシー用配車指示装置。
  2. 【請求項2】 前記配車先位置データ保持手段は、複数
    に区分された時間帯毎に個別の内容で前記車両の配車先
    を保持しており、前記配車先抽出手段は、前記現在地検
    出手段が前記車両の現在地を検出する際の時刻に対応す
    る時間帯について前記配車先位置データ保持手段が保持
    する前記車両の配車先の中から、前記車両の現在地の最
    寄りの配車先を抽出する請求項1記載のタクシー用配車
    指示装置。
  3. 【請求項3】 前記車両の現在地の天気が設定される天
    気設定手段をさらに備え、前記配車先位置データ保持手
    段は、天気毎に個別の内容で前記車両の配車先を保持し
    ており、前記配車先抽出手段は、前記天気設定手段に設
    定されている天気について前記配車先位置データ保持手
    段が保持している前記車両の配車先の中から、前記車両
    の現在地の最寄りの配車先を抽出する請求項1又は2記
    載のタクシー用配車指示装置。
  4. 【請求項4】 前記車両の現在地の天気を入力する天気
    入力手段をさらに備え、該天気入力手段により入力され
    た天気が前記車両の現在地の天気として前記天気設定手
    段に設定される請求項3記載のタクシー用配車指示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記車両に付着した水滴を検出する水滴
    センサと、該水滴センサの検出結果を基に前記車両の現
    在地の天気を判別する天気判別手段とをさらに備え、該
    天気判別手段が判別した天気が前記車両の現在地の天気
    として前記天気設定手段に設定される請求項3記載のタ
    クシー用配車指示装置。
  6. 【請求項6】 前記配車先抽出手段は、前記車両に搭載
    されたタクシーメータのタリフ状態が営業から空車に移
    行した際に、前記配車先位置データ保持手段が保持する
    前記車両の配車先の中から、前記車両の現在地の最寄り
    の目的地を抽出する請求項1、2、3、4又は5記載の
    タクシー用配車指示装置。
  7. 【請求項7】 前記車両の配車先の変更を指示する変更
    指示手段をさらに備え、該変更指示手段により前記車両
    の配車先の変更が指示された際に、前記配車先抽出手段
    は、前記配車先位置データ保持手段が保持する前記車両
    の配車先の中から、前記配車先抽出手段が現在抽出して
    いる前記車両の現在地の最寄りの配車先に次ぐ該車両の
    現在地の最寄りの配車先を抽出する請求項1、2、3、
    4、5又は6記載のタクシー用配車指示装置。
  8. 【請求項8】 前記車両の配車先のデータが書き込まれ
    た配車先データカードから該車両の配車先のデータを読
    み出すカードデータ読出手段をさらに備え、前記配車先
    位置データ保持手段が保持する前記車両の配車先のデー
    タは、前記カードデータ読出手段が前記配車先データカ
    ードから前記車両の配車先のデータを読み出す毎に、該
    配車先データカードから読み出した前記車両の配車先の
    データに更新される請求項1、2、3、4、5、6又は
    7記載のタクシー用配車指示装置。
  9. 【請求項9】 車両の現在地に応じた該車両の配車先を
    表示部への表示により指示するためのプログラムを記録
    した媒体であって、 前記プログラムは、現在地検出手段が検出する前記車両
    の現在地を基に、配車先位置データ保持手段が保持して
    いる前記車両の配車先の中から、前記車両の現在地の最
    寄りの配車先を抽出する配車先抽出手段としてコンピュ
    ータを機能させる、 ことを特徴とするタクシー配車指示用プログラムを記録
    した媒体。
  10. 【請求項10】 前記プログラムは、変更指示手段によ
    り前記車両の配車先の変更が指示された際に、前記配車
    先位置データ保持手段の保持している前記車両の配車先
    の中から、現在抽出している前記車両の現在地の最寄り
    の配車先に次ぐ該車両の現在地の最寄りの配車先を抽出
    する手段としてコンピュータを機能させる請求項9記載
    のタクシー配車指示用プログラムを記録した媒体。
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