JP2004302886A - 接客システムの接客状態管理方法 - Google Patents

接客システムの接客状態管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることを課題とする。
【解決手段】顧客108の来店をICタグ111により検知したならば、担当者テーブル106に基づいて顧客108に対応する担当者113を特定して顧客108への接客を指示し、担当者113からの接客開始情報を受け付けたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を非接客から接客中に変更し、店舗101からの顧客108の退出がICタグ111により検知されたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を接客中から非接客に変更する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、顧客が店舗に来店した際に、該顧客に対応する担当者に接客を指示する接客システムの接客状態管理方法に関し、特に、顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることができる接客システムの接客状態管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、顧客に対して各種のサービスを提供する店舗では、会員となった顧客一人一人に担当者を割り当て、顧客が店舗に来店した場合や顧客から電話を受け付けた場合に、担当者が顧客を接客するのが一般的である。
【0003】
ここで、店舗の各担当者は、複数の顧客を担当する必要があり、また会員になっていない顧客の対応もせねばならない。加えて、各顧客はあらかじめ予約してから来店するとは限らず、予約なしに来店する場合もある。
【0004】
このため、顧客に対応する担当者を効率良く特定し、顧客を担当する担当者がいる場合にはこの担当者に接客させ、担当者が担当できない場合には他の店員に代理させる技術が知られている。たとえば、特許文献1には、サービスと対応すべき店員をセンタに登録しておき、来店した顧客が情報端末でサービスを選択すると、対応すべき店員にセンタが接客指示を通知する販売支援方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−109195号公報
【特許文献2】
特開平9−255497号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる特許文献1のものは、顧客の下に店員を派遣する技術しか開示されていないため、この店員をさらに別の顧客に派遣しようとした場合に、該店員が接客中であるか接客を終了しているかが分からず、結果的に効率的な派遣をおこなえないという問題もある。このため、この特許文献1を拡張して店員の状況を管理することが望まれるが、店員によって現状を報告させることとすると、店員の報告忘れや悪意の未報告によって、やはり効率的な派遣をおこなえないという問題が生ずる。
【0007】
なお、上記特許文献2には、顧客からの電話問合せに対応するオペレータ選択について、過去の対応履歴から顧客と馴染みのあるオペレータを識別しておき、顧客からの電話には極力馴染みのオペレータに接続し、馴染みのオペレータが話中なら、次の優先順位のオペレータに接続する電話接続装置が開示されている。しかし、この特許文献2のものは、電話回線の切断によって接客が終了することが明確な電話問い合わせを大前提とするものであり、この特許文献2の技術を実店舗での接客に適用することはできず、上記の店員の報告忘れなどの問題を解消することができない。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解決するためになされたものであって、顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることができる接客システムの接客状態管理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る接客システムの接客状態管理方法は、顧客が店舗に来店した際に、該顧客に対応する担当者に接客を指示する接客システムの接客状態管理方法であって、前記顧客が来店した際に、各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示する接客指示工程と、前記接客指示工程により指示された担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更する接客状態変更工程とを含んだことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、顧客が来店した際に、各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルに基づいて顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示し、指示し担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更することとしたので、顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることができる。
【0011】
また、本発明に係る接客システムの接客状態管理方法は、上記の発明において、前記顧客の前記店舗への入店または退出を検知する検知工程をさらに含み、前記接客指示工程は、前記検知工程により前記顧客の入店が検知された際に、前記管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、顧客の入店が検知された際に、管理テーブルに基づいて顧客に対応する担当者を特定することとしたので、顧客が担当者を呼び出す呼び出し行為をおこなわなくとも担当者による接客を受けることができる。
【0013】
また、本発明に係る接客システムの接客状態管理方法は、上記の発明において、前記接客状態変更工程は、前記検知工程による前記店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更することとしたので、各担当者による接客中の解除通知をおこなわなくても、非接客の状態であることを管理し、もって次の顧客への効率的な接客をおこなわせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る接客システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、顧客に付与したICタグを用いて顧客の入退出を管理する場合を中心に説明する。
【0016】
まず、本実施の形態に係る接客システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る接客システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この接客システムは、店員である担当者が常駐する店舗101と、各店舗101を管理する本部102とからなる。
【0017】
この店舗101には、LAN103が張り巡らされており、ICタグ111および携帯端末114との間で非接触でデータの送受信をおこなう送受信器109が要所に配設されている。また、かかる送受信器109は、LAN103を介して本部102のサーバ104に接続されており、各送受信器109にはそれぞれ認識番号が付与されている。かかる認識番号を付与する理由は、顧客108や担当者(店員)113の位置を送受信器109の認識番号で認識するためである。
【0018】
このICタグ111は、顧客108が会員登録した際に付与されるものであり、送受信器109との間でICタグ111内部に記憶した会員番号112の送受信をおこなう。携帯端末114は、店舗101内に所在する担当者が携帯する端末装置であり、店員としての識別番号である店員ID115と、担当する顧客の顧客情報116とを図示しない記憶部に記憶する。この携帯端末114は、送受信器109から接客指示を受け付けるとともに、店員ID115、担当者情報、接客開始情報を送信する処理をおこなう。
【0019】
本部102には、店舗101の接客状態を管理するサーバ104が配設され、このサーバ104により顧客テーブル105、担当者テーブル106および画像情報記憶部107に記憶された情報がアクセスされる。
【0020】
サーバ104は、本発明の特徴をなす装置であり、具体的には、顧客108の来店をICタグ111により検知したならば、担当者テーブル106に基づいて顧客108に対応する担当者113を特定し、特定した担当者113に顧客108への接客を指示する。なお、担当者113が不在の場合や接客中である場合には他の担当者に接客を指示する。
【0021】
また、接客を指示された担当者113からの接客開始情報を受け付けたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を非接客から接客中に変更する。さらに、店舗101からの顧客108の退出がICタグ111により検知されたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を接客中から非接客に変更する。このように、このサーバ104は、各担当者113の接客状態を動的に管理している。
【0022】
顧客テーブル105は、顧客108に関連する顧客情報を顧客108ごとに管理するテーブルであり、図3に示すように、顧客番号301、顧客指名302、来店状況303、担当者ID304、年齢305、性別306、顔写真ファイル名307、趣味308、来店日309、購入日310および購入品番号311を対応付けて管理する。なお、来店状況303としては、顧客108が店舗101内に所在する場合には「IN」とし、店舗101の外部に所在する場合には「OUT」とする。
【0023】
担当者テーブル106は、担当者113に関する状況を管理するテーブルであり、図4に示すように、担当者ID401、担当者氏名402、出勤状況403、フロア位置404、接客顧客番号405および接客状況406を対応付けて管理する。なお、接客状況406としては、担当者113が接客中である場合には「接客中」を示すフラグ「1」を記憶し、接客を終了したならば「非接客」を示すフラグ「0」を記憶する。
【0024】
画像情報記憶部107は、各顧客108の顔写真を記憶する記憶部である。かかる顔画像を記憶しておく理由は、本来顧客108を接客すべき担当者113が他の顧客を接客中である場合や担当者113が休みであり、他の担当者に顧客108を接客させねばならない場合に、この担当者による顧客108の識別を容易にするためである。
【0025】
次に、図1に示したサーバ104の構成について説明する。図2は、図1に示したサーバ104の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、ICタグ受信部120と、顧客番号検出部118と、顧客位置取得部119と、顧客情報抽出部117と、担当者選択部121と、担当者検出部122と、送信データ作成部123と、携帯端末送信部124と、携帯端末受信部127と、担当者情報抽出部126と、担当者データ更新部125とを有する。
【0026】
ICタグ受信部120は、顧客108が所持するICタグ111から送信される顧客番号112および認識番号110を含むデータを送受信器109およびLAN103を介して受信する処理部であり、顧客番号検出部118は、受信したデータから顧客番号112を検出する処理部である。
【0027】
顧客位置取得部119は、ICタグ受信部120により受信された受信データに含まれる認識番号110に基づいて顧客の現在位置を取得する処理部であり、顧客情報抽出部117は、顧客番号112を用いて顧客テーブル105から顧客情報を抽出する処理部である。なお、この顧客情報には、顧客108を担当する担当者の担当者IDが含まれるため、この担当者IDを含む顧客情報が担当者検出部122に出力される。
【0028】
担当者検出部122は、顧客112に対応する担当者113の検出をおこなう処理部であり、具体的には、顧客情報抽出部117から受け付けた顧客情報に含まれる担当者IDの担当者を担当者選択部121を介して検出し、担当者IDの担当者113が未接客である場合には、この担当者113を検出する。これに対して、担当者IDの担当者113が接客中である場合には、この担当者の代わりに顧客位置の近くに所在する店員を担当者として検出する。
【0029】
送信データ生成部123は、担当者となる店員に対して送信する送信データを作成する処理部であり、具体的には、担当者IDを持つ担当者を送信宛先とし、接客相手の顧客108およびその所在位置を含む送信データ若しくは顧客108が店舗101を退出しても携帯端末114から接客の終了をサーバ109に通知する操作をしていない場合に警告を示す送信データを作成する。携帯端末送信部124は、送信データ作成部123により作成された送信データを担当者の携帯端末114に対して送信する処理部である。
【0030】
携帯端末受信部127は、担当者113が所持する携帯端末114から情報を受信する処理部であり、具体的には、担当者113が接客を開始した場合の接客開始情報を含む担当者情報などを受信する。担当者情報抽出部126は、携帯端末受信部127が受信したデータから接客開始情報を含む担当者情報を抽出する処理部であり、担当者データ更新部125は、この担当者情報に基づいて担当者テーブル106の担当者データを更新する処理部である。
【0031】
なお、ICタグ受信部120により顧客が店舗101から退出した旨を顧客位置取得部119により取得した場合には、担当者検出部122を介して担当者選択部121により担当者テーブル106の内容が接客中から非接客に更新される。
【0032】
次に、図2に示したサーバ104によるICタグ受信〜顧客情報取得の一連の処理手順について説明する。図5は、図2に示したサーバ104によるICタグ受信〜顧客情報取得の一連の処理手順を示すフローチャートである。
【0033】
同図に示すように、ICタグ受信部120によって顧客108が所持するICタグ111から送信される顧客番号112および認識番号110を含むデータを送受信器110およびLAN103を介して受信したならば、顧客番号検出部118が、受信したデータから顧客番号112を取得する(ステップS101)。
【0034】
その後、顧客情報抽出部117により取得した顧客番号112が顧客テーブル105に存在するか否かを調べ(ステップS102)、この顧客番号112が顧客テーブル105に存在する場合には(ステップS102肯定)、顧客テーブル105上の顧客112の来店状況303を「IN」に更新するとともに(ステップS103)、顧客情報抽出部117が、この顧客テーブル105から顧客情報を抽出する(ステップS104)。なお、この顧客情報には顔写真ファイル名307が含まれるので、画像情報記憶部107から顧客108の顔写真データも取得する(ステップS105)。
【0035】
そして、顧客位置取得部119は、ICタグ受信部120で受信したデータに含まれる送受信器109の認識番号から、顧客108が所在するフロア位置を取得する(ステップS106)。担当者113が向かう顧客108の位置を特定するためである。
【0036】
次に、図2に示したサーバ104による担当者の選択・決定時の処理手順について説明する。図6は、図2に示したサーバ104による担当者の選択・決定時の処理手順を示すフローチャートである。
【0037】
同図に示すように、担当者選択部121が、担当者テーブル106から担当者113の接客状況を確認し(ステップS201)、担当者113が接客可能である場合には(ステップS202肯定)、当該担当者113へ顧客情報を送信する(ステップS203)。具体的には、担当者113の出勤状況が「出社」であり、かつ、接客状態が「非接客(0)」である場合には、接客可能であると判定され、それ以外の場合には接客不可能であると判定される。
【0038】
これに対して、担当者113が接客できない場合には(ステップS202否定)、担当者テーブル106を参照して各担当者の位置情報を確認し(ステップS205)、顧客108の位置の近くに所在する別の担当者を選択して(ステップS204)、この担当者の接客状況を確認する(ステップS206)。
【0039】
そして、この担当者が接客可能であるか否かを調べ(ステップS207)、接客可能でない場合には(ステップS207否定)、ステップS204に移行して別の担当者を選択して同様の処理を繰り返す。一方、この担当者が接客可能である場合には(ステップS207肯定)、担当者テーブル106に記憶した担当者データを更新する(ステップS208)。具体的には、担当者テーブル106のこの担当者の接客顧客番号405を更新するとともに、接客状況406を「依頼中(2)」とする。
【0040】
その後、選択した他の担当者に対して顧客情報を送信するとともに(ステップS209)、本来の担当者113に対して顧客108の接客状況を通知する(ステップS210)。担当者間の連携を円滑におこなわせ、顧客の要求に的確に応えることができるようにするためである。
【0041】
次に、図1に示した携帯端末114とサーバ104の間でおこなわれる接客時の処理手順について説明する。図7は、図1に示した携帯端末114とサーバ104の間でおこなわれる接客時の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、携帯端末114が顧客情報を受信したならば(ステップS301)、この顧客情報を携帯端末114の表示部に表示する(ステップS302)。
【0042】
そして、担当者113が携帯端末114の接客ボタンをクリックしたならば(ステップS303肯定)、接客開始情報を送受信器109を介してサーバ104に送信する(ステップS304)。また、その後に担当者が携帯端末114の終了ボタンをクリックしたならば(ステップS305肯定)、接客終了情報をサーバ104に送信し(ステップS306)、接客終了ボタンがクリックされない場合には(ステップS305否定)、そのまま接客状態が維持されることになるが、後述する所定の場合に打忘警告を受信する(ステップS307)。
【0043】
これに対して、サーバ104が、携帯端末114から接客開始情報を受信したならば(ステップS308)、担当者テーブル106の担当者データの接客状態406を「接客中(1)」に更新する(ステップS309)。また、一定時間ごとに接客終了情報の受信確認をおこない(ステップS310)、接客終了情報を受信した場合には(ステップS311肯定)、担当者テーブル106の接客状況406を「非接客(0)」に更新した後(ステップS315)、顧客テーブル105の来店状況303の「OUT」に更新する(ステップS316)。
【0044】
一方、このサーバが、接客終了情報を受信しない場合には(ステップS311否定)、顧客108のフロア位置を取得し(ステップS312)、フロア位置を取得できた場合には(ステップS313否定)、ステップS310に移行して同様の処理を繰り返す。また、フロア位置を取得できなかった場合には(ステップS313肯定)、打忘警告を携帯端末114に送信した後(ステップS314)、担当者テーブル106の接客状況406を「非接客(0)」に更新した後(ステップS315)、顧客テーブル105の来店状況303の「OUT」に更新する(ステップS316)。
【0045】
次に、図1に示した携帯端末114の表示部に表示する表示例について説明する。図8は、図1に示した携帯端末114の表示部に表示する表示例を示す図である。同図(a)には、顧客108が店舗101に来店した際に、この顧客108を担当する担当者113の携帯端末114に表示される表示例を示しており、来店情報、顔写真、顧客氏名、Infoボタンおよび接客ボタンが表示される。ここで、担当者113がこのInfoボタンをクリックすると顧客情報が表示され、接客ボタンをクリックすると、接客開始情報が送信される。なお、この接客ボタンをクリックしたならば、この接客ボタンの表示内容は「接客」から「終了」に変更され、終了ボタンがクリックされた際に接客終了信号が送信される。
【0046】
図8(b)は、顧客108を担当する担当者113が接客中であり、他の担当者に接客させる場合の当該他の担当者の携帯端末114に表示される表示例を示しており、同図(a)の場合と異なり、本来の担当者の氏名が併せて表示部に表示される。本来の担当者との円滑な連携を図るためである。
【0047】
図8(c)は、顧客108を担当する担当者113が接客中であり、他の担当者に接客させる場合における本来の担当者113の携帯端末114に表示される表示例を示しており、この場合には実際に顧客108に接客している担当者の氏名が表示される。
【0048】
上述してきたように、本実施の形態では、顧客108の来店をICタグ111により検知したならば、担当者テーブル106に基づいて顧客108に対応する担当者113を特定して顧客108への接客を指示し、担当者113からの接客開始情報を受け付けたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を非接客から接客中に変更し、店舗101からの顧客108の退出がICタグ111により検知されたならば、担当者テーブル106に記憶した担当者113の接客状態を接客中から非接客に変更するよう構成したので、顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、顧客108が本舗101の内部に所在するか否かをすべての送受信器109を介して確認することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、店舗101の入り口付近に入退出管理用の専用送受信器を配設しておき、この専用送受信器の受信結果を利用して顧客108の状況を管理することもできる。
【0050】
また、本実施の形態では、ICタグ111を用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接触型または非接触型の他のメディアを使用した場合に適用することもできる。
【0051】
(付記1)顧客が店舗に来店した際に、該顧客に対応する担当者に接客を指示する接客システムの接客状態管理方法であって、
前記顧客が来店した際に、各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示する接客指示工程と、
前記接客指示工程により指示された担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更する接客状態変更工程と
を含んだことを特徴とする接客状態管理方法。
【0052】
(付記2)前記顧客の前記店舗への入店または退出を検知する検知工程をさらに含み、前記接客指示工程は、前記検知工程により前記顧客の入店が検知された際に、前記管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定することを特徴とする付記1に記載の接客状態管理方法。
【0053】
(付記3)前記接客状態変更工程は、前記検知工程による前記店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更することを特徴とする付記2に記載の接客状態管理方法。
【0054】
(付記4)前記検知工程は、前記店舗の入り口に配設したICタグリーダと前記顧客が所持するICタグとの通信により前記顧客の前記店舗への入店または退出を検知することを特徴とする付記2または3に記載の接客状態管理方法。
【0055】
(付記5)前記接客指示工程は、前記顧客に対応する担当者が他の顧客に対して接客中である場合に、前記管理テーブルに基づいて他の店員を担当者として特定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の接客状態管理方法。
【0056】
(付記6)顧客が店舗に来店した際に、該顧客に対応する担当者に接客を指示する接客システムの接客状態管理装置であって、
各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルと、
前記顧客が来店した際に、前記管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示する接客指示手段と、
前記接客指示手段により指示された担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更する接客状態変更手段と
を備えたことを特徴とする接客状態管理装置。
【0057】
(付記7)前記顧客の前記店舗への入店または退出を検知する検知手段をさらに備え、前記接客指示手段は、前記検知手段により前記顧客の入店が検知された際に、前記管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定することを特徴とする付記6に記載の接客状態管理装置。
【0058】
(付記8)前記接客状態変更手段は、前記検知手段による前記店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更することを特徴とする付記7に記載の接客状態管理装置。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が来店した際に、各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルに基づいて顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示し、指示し担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更するよう構成したので、顧客を接客させる担当者の状況を適切に把握し、もって担当者による接客を効率良くおこなわせることができる。
【0060】
また、本発明によれば、顧客の入店が検知された際に、管理テーブルに基づいて顧客に対応する担当者を特定するよう構成したので、顧客が担当者を呼び出す呼び出し行為をおこなわなくとも担当者による接客を受けることができる。
【0061】
また、本発明によれば、店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更するよう構成したので、各担当者による接客中の解除通知をおこなわなくても、非接客の状態であることを管理し、もって次の顧客への効率的な接客をおこなわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る接客システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したサーバの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示した顧客テーブルの一例を示す図である。
【図4】図2に示した担当者テーブルの一例を示す図である。
【図5】図2に示したサーバによるICタグ受信〜顧客情報取得の一連の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図2に示したサーバによる担当者の選択・決定時の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した携帯端末とサーバの間でおこなわれる接客時の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1に示した携帯端末の表示部に表示する表示例を示す図である。
【符号の説明】
101 店舗
102 本部
103 LAN
104 サーバ
105 顧客テーブル
106 担当者テーブル
107 画像情報記憶部
108 顧客
109 送受信器
110 認識番号
111 ICタグ
112 顧客番号
113 担当者
114 携帯端末
115 担当者ID
116 顧客情報
117 顧客情報抽出部
118 顧客番号検出部
119 顧客位置取得部
120 ICタグ受信部
121 担当者選択部
122 担当者検出部
123 送信データ生成部
124 携帯端末送信部
125 担当者データ更新部
126 担当者情報抽出部
127 携帯端末受信部

Claims (3)

  1. 顧客が店舗に来店した際に、該顧客に対応する担当者に接客を指示する接客システムの接客状態管理方法であって、
    前記顧客が来店した際に、各顧客と該顧客に対応する担当者の対応関係を記憶した管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定し、特定した担当者に前記顧客への接客を指示する接客指示工程と、
    前記接客指示工程により指示された担当者からの接客開始情報を受け付けた際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を非接客から接客中に変更する接客状態変更工程と
    を含んだことを特徴とする接客状態管理方法。
  2. 前記顧客の前記店舗への入店または退出を検知する検知工程をさらに含み、前記接客指示工程は、前記検知工程により前記顧客の入店が検知された際に、前記管理テーブルに基づいて前記顧客に対応する担当者を特定することを特徴とする請求項1に記載の接客状態管理方法。
  3. 前記接客状態変更工程は、前記検知工程による前記店舗からの前記顧客の退出が検知された際に、前記管理テーブルに記憶した担当者の接客状態を接客中から非接客に変更することを特徴とする請求項2に記載の接客状態管理方法。
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