JP2020021156A - 配車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの勘違いに起因する配車時の不要な待機時間を低減する。【解決手段】配車システムは、ユーザ(100)に対して自動運転で車両(30)を配車する配車システムである。配車システムは、ユーザが車両の乗車位置として指定するピックアップ希望位置を含む配車要求情報を取得する第1取得手段(210)と、ユーザがピックアップ希望位置とは異なる位置で車両を待つ可能性がある誤認状態であるか否かを判定する判定手段(240)と、誤認状態である判定された場合に、ユーザに対して誤認状態である旨を通知する通知手段(250)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動運転で配車を行う配車システムの技術分野に関する。
この種のシステムとして、ユーザが指定した場所に自動運転で車両を届けるものが知られている。例えば特許文献1では、ユーザが指定する出発予定時刻までに、駐車場内の車両を所定の乗車場所まで自動走行させる技術が開示されている。特許文献2では、ユーザが乗り捨てした車両を自動で駐車スペースへ移動して駐車させると共に、駐車スペースまでの軌跡上の指定箇所でユーザをピックアップ可能とする技術が開示されている。特許文献3では、ユーザの現在位置等から配車位置を決定し、現在地から乗車位置までの経路を利用者が所持する通信端末に通知する技術が開示されている。
なお、状況次第でユーザが望む乗車位置に車両を届けることができない場合も想定される。このため、特許文献4では、車両が乗車位置にたどり着けないと判断した場合に、ユーザに新たな待ち合わせ場所や車両の位置を通知する技術が提案されている。
特開2015−176468号公報 米国特許出願公開第2016/0362103号明細書 特開2016−091411号公報 特開2009−204457号公報
ユーザが乗車位置(言い換えれば、配車位置)を指定する場合、ユーザの勘違いに起因して、ユーザの元に配車が行われないという事態が起こり得る。例えば、ユーザが勘違いをして指定した乗車位置とは異なる位置で車両を待ち続けると、指定した乗車位置に正常に配車が行われたとしても、ユーザの元には車両が届かない。このようなユーザの勘違いについては、上述した特許文献4では全く考慮されておらず、上記のような状況が発生しても解消することは難しい。つまり、配車自体は正常に完了されているため、そのような状態を異常と判定することが難しく、結果として、不要な待機時間が発生することを避けられない。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの勘違いに起因する不要な待機時間を低減することが可能な配車システムを提供することを課題とする。
本発明に係る配車システムの一態様では、ユーザに対して自動運転で車両を配車する配車システムであって、前記ユーザが前記車両の乗車位置として指定するピックアップ希望位置を含む配車要求情報を取得する第1取得手段と、前記ユーザが前記ピックアップ希望位置とは異なる位置で前記車両を待つ可能性がある誤認状態であるか否かを判定する判定手段と、前記誤認状態である判定された場合に、前記ユーザに対して前記誤認状態である旨を通知する通知手段とを備える。
第1実施形態に係る配車システムの構成を示すブロック図である。 ユーザの勘違いに起因して生じ得る技術的問題点を示す概念図である。 第1実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して配車システムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る配車システムについて、図1から図3を参照して説明する。
(システム構成)
まず、第1実施形態に係る配車システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る配車システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る配車システムは、ユーザ端末10、配車装置20、車両30を備えて構成されている。配車システムは、ユーザ端末10から配車装置20に出力される配車要求に応じて、ユーザの元へ車両30を配車することが可能に構成されている。なお、図1に示す構成では、説明の便宜上、ユーザ端末10及び車両30の各々が1つずつしか図示されていないが、1つの配車装置20に対して、複数のユーザ端末10及び複数の車両30が対応していてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザが所持する携帯端末(例えば、スマートフォンや専用端末等)であり、ユーザの操作に応じて配車装置20に対する配車要求(具体的には、配車要求情報の送信)を行うことが可能に構成されている。また、ユーザ端末10は、配車装置20に対して配車要求情報以外の各種情報(例えば、ユーザの位置に関する情報等)の送信を行うことが可能に構成されている。ユーザ端末10は更に、配車装置20から受信した情報を、ユーザに対して通知することが可能に構成されている。
配車装置20は、ユーザに対する配車を管理する装置であって、例えば自動駐車を行うことが可能な駐車場等に配置されている。或いは、配車装置20は、ユーザ端末10や車両20の内部に搭載されていてもよい。配車装置20は、その機能を実現するための処理ブロック又は物理的な処理回路として、配車要求取得部210、配車実行部220、ユーザ情報取得部230、誤認状態判定部240、及び誤認状態通知部250を備えている。
配車要求取得部210は、ユーザ端末10から配車要求情報を取得する。配車要求情報は、少なくとも配車位置(言い換えれば、ユーザのピックアップ希望位置)に関する情報を含んでいる。配車要求取得部210で取得された配車要求情報は、配車実行部220及び誤認状態判定部240に夫々出力される構成となっている。配車要求取得部210は、後述する付記における「第1取得手段」の一具体例である。
配車実行部220は、配車要求取得部210で取得された配車要求情報に基づいて、車両30に配車指令を出力する。具体的には、配車実行部220は、配車要求を行ったユーザに対応する車両30に対して、ユーザが指定した配車位置に移動するように指令を出力する。なお、配車要求情報に配車時刻に関する情報が含まれている場合には、配車時刻に配車位置に到着するような指令を出力する。
ユーザ情報取得部230は、ユーザ端末10から、配車要求情報以外の情報(以下、適宜「ユーザ情報」と称する)を取得する。第1実施形態に係るユーザ情報取得部230は特に、ユーザの位置を示す位置情報をユーザ情報として取得する。ユーザ情報取得部230によって取得されたユーザ情報は、誤認状態判定部240に出力される構成となっている。ユーザ情報取得部230は、後述する付記における「第2取得手段」の一具体例である。
誤認状態判定部240は、配車要求取得部210で取得された配車要求情報、及びユーザ情報取得部230で取得されたユーザ情報に基づいて、ユーザが配車位置を勘違いしている可能性がある“誤認状態”であるか否かを判定する。即ち、ユーザが意図する配車位置(言い換えれば、ユーザが車両30を待つ位置)と、配車要求情報に含まれた配車位置(言い換えれば、実際に車両30が配車される位置)との間にずれが生じている可能性があるか否かを判定する。なお、誤認状態判定部240による具体的な誤認状態の判定方法については後述する。誤認状態判定部240による判定結果は、誤認状態通知部250に出力される構成となっている。誤認状態判定部240は、後述する付記における「判定手段」の一具体例である。
誤認状態通知部250は、誤認状態判定部240で“誤認状態である”と判定された場合に、その旨を示す情報をユーザ端末10に出力する。これにより、ユーザ端末10の所持者(即ち、ユーザ)は、自身が誤認状態であること(即ち、配車位置を勘違いしている可能性があること)を認識する。誤認状態通知部250は、後述する付記における「通知手段」の一具体例である。
車両30は、自動運転(即ち、運転者不在での走行)が可能に構成されており、配車装置20からの配車指令に応じて、自律的に指定された配車場所へと移動することが可能に構成されている。なお、車両30の自動運転は、車両30自身の走行ではなく、例えば駐車施設に設置されたベルトコンベヤ等によって実現されるものであってもよい。配車が完了した車両30は、ユーザが搭乗するまで、そのまま配車位置で待機する。
(配車時に生ずる技術的問題点)
次に、配車時に発生し得る技術的問題点について、図2を参照して具体的に説明する。図2は、ユーザの勘違いに起因して生じ得る技術的問題点を示す概念図である。
図2に示す例では、ユーザ100が立体駐車場で車両30の配車を要求して車両30の到着を待っている。ここで特に、ユーザ100は、立体駐車場の3階を配車位置に指定したつもりである。しかしながら、実際には立体駐車場2階が配車位置に指定されており、車両30は2階の配車位置で待機し続けている。このような勘違いは、例えばユーザ100によるユーザ端末10の操作ミス(具体的には、ボタンの押し間違い等)や、立体駐車場のような景観の似た特殊な環境に起因して容易に起こり得る。
ユーザ100が配車位置を勘違いしてしまうと、指定された配車位置に正常に車両30が配車されても、ユーザ100の元にはいつまで経っても車両30は到着しない。即ち、ユーザ100と車両30とが、それぞれ別々の位置で待機し続けることになってしまう。このような状況は、配車自体は正常に完了しているが故に異常であるとは判定され難く、ユーザ100が自身の勘違いに気付くまで継続されるおそれがある。つまり、ユーザ100の勘違いによって、本来であれば不要な待機時間が発生してしまう可能性が高い。
第1実施形態に係る配車システムは、このようなユーザ100の勘違いに起因する技術的問題点を解消するために、後述する動作を実行する。
(動作説明)
第1実施形態に係る配車システムの動作の流れについて、図3を参照して説明する。図3は、第1実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、第1実施形態に係る配車システムの動作時には、まず配車要求取得部210が、ユーザ端末10から送信された配車要求情報を取得する(ステップS101)。なお、配車要求に応じた配車(即ち、配車実行部220による車両30への指令)は、配車要求情報を取得してすぐに実行されてもよいし、後述する誤認状態の判定後に実行されてもよい。
続いて、ユーザ情報取得部230が、ユーザ100の位置情報を取得する(ステップS102)。ユーザ100の位置情報は、例えばユーザ端末10が有するGPS(Global Positioning System)等を利用して取得されたものであればよい。なお、図2に示したように建物の階層を区別する必要があるような場合には、施設に設置された位置情報取得システム等を利用して取得されたものであってもよい。
続いて、誤認状態判定部240は、配車要求情報に含まれる配車位置(即ち、ユーザが指定した位置)と、ユーザ100の位置情報が示す位置(以下、適宜「ユーザ位置」と称する)との差分を演算する(ステップS103)。ここでの差分は、配車位置とユーザ位置との間の距離として算出されてもよいし、配車位置とユーザ位置との間の距離にユーザ100の移動速度(例えば、歩く速度)を加味した移動時間を示す値として算出されてもよい。
続いて、誤認状態判定部240は、算出した差分が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでの閾値は、ユーザが配車位置を勘違いしていると判断できる程度に大きな値として設定されるものであり、事前のシミュレーション等によって予め最適な値が決定されている。例えば、閾値は、ユーザが現在の位置から配車位置まで移動しようとすると、現実的ではないほどに長い時間を要すると判断できるような値として設定されている。
また閾値は、状況に応じて可変に設定されてもよい。例えば、配車要求で配車時刻が指定された状態で、現時点では指定された配車時刻まで時間に余裕があり、車両30の配車が実際に開始される前(例えば、駐車スペース又は待機場所からの車両30の出庫開始前)であるような場合、ユーザ位置と配車位置とが大きく離れていたとしても、その後の配車時刻の時点では、ユーザ100が配車位置までたどり着く可能性もある(即ち、ユーザ100が勘違いしてしない可能性もある)。このような状況では、相対的に大きな閾値が用いられることが好ましい。一方、すでに配車時刻になっており、車両30がすでに配車位置に到着している場合、ユーザ位置と配車位置とが比較的近い場合であっても、その後ユーザ100が配車位置にたどり着く可能性は低い(即ち、ユーザ100が勘違いしているが故に、その場を動こうとせず、配車位置まではたどり着けない可能性が高い)。このような状況では、相対的に小さい閾値が用いられることが好ましい。
上述したように、ユーザ位置と配車位置との差分が閾値より大きいか否かを判定すれば、ユーザ100が誤認状態であるか否かを精度よく判定することができる。このため、差分が閾値以上であると判定された場合には(ステップS104:YES)、誤認状態通知部250がユーザ端末10に対して誤認状態である旨の通知を行う(ステップS105)。具体的には、ユーザ端末10からの音声出力や画像出力、或いは振動出力等による通知が行なわれる。なお、差分が閾値以上でないと判定された場合には(ステップS104:NO)、上述した通知は実行されない。
なお、配車システムは、ユーザ100に対して誤認状態を通知した後、自動的に配車位置を変更する(例えば、現在のユーザ位置に近い位置を新たな配車位置として設定する)ような処理を実行してもよい。
(技術的効果)
次に、第1実施形態に係る配車システムによって得られる技術的効果について説明する。
図1から図3に示したように、第1実施形態に係る配車システムでは、ユーザ100の位置情報から誤認状態であることを判定し、ユーザ100に誤認状態であることを通知することが可能である。このような通知を受けたユーザ100は、自身が誤認状態である(即ち、配車位置を勘違いしている可能性がある)ことを認識することができる。このため、仮に勘違いしていた場合でも、そのまま間違った配車位置で車両30を待ち続けるという状況を回避することができる。従って、配車時の不要な待機時間を効果的に低減することが可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る配車システムについて説明する。なお、第2実施形態は、すでに説明した第1実施形態と比べて一部の動作が異なるのみであり、その他の部分については概ね同様である。このため、以下では第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
(動作説明)
第2実施形態に係る配車システムの動作の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、第2実施形態に係る配車システムの動作時には、第1実施形態と同様に配車要求情報が取得されると(ステップS101)、その後にユーザ情報取得部230が、ユーザ100のスケジュール情報を取得する(ステップS202)。即ち、第2実施形態に係るユーザ情報取得部230は、後述する付記における「第3取得手段」の一具体例として機能する。
スケジュール情報は、ユーザ100の予定や予約に関する情報であり、ユーザ100が向かう場所や時刻に関する情報を含んでいる。より具体的には、スケジュール情報は、例えばユーザ100の空港、鉄道、病院、レストラン等の予約に関する情報や、ユーザ100が所定の場所に訪問又は到着するといった今後の予定に関する情報を含んでいる。ユーザ100のスケジュール情報は、例えばユーザ端末10内のアプリ等に記憶されたものを用いることができる。
第2実施形態に係る誤認状態判定部240は、上述したスケジュール情報を用いて、ユーザ100の今後の行動を予測する(ステップS203)。例えば、ユーザ100がその日の12時にレストランを予約していれば、ユーザ100は12時頃にレストラン周辺に向かうと予測できる。このように、スケジュール情報を利用すれば、ユーザの位置情報を取得せずとも、ユーザ位置を推定することができる。また、現時点でのユーザ位置だけでなく、未来(即ち、スケジュールに応じた時間)のユーザ位置を推定することができる。なお、上記のようにスケジュール情報を活用するためには、配車要求情報に配車時刻に関する情報が含まれていることが望ましい。
誤認状態判定部240は、上述したように推定したユーザ位置を用いて、ユーザ100が誤認状態であるか否かを判定する(ステップS204)。例えば、第1実施形態と同様に、推定したユーザ位置と配車位置との差分を演算して、その差分が閾値以上であるか否かによって、ユーザ100が誤認状態であるか否かを判定すればよい。
誤認状態判定部240により、ユーザ100が誤認状態であると判定されると(ステップS204:YES)、誤認状態通知部250がユーザ端末10に対して誤認状態である旨の通知を行う(ステップS105)。一方、ユーザ100が誤認状態ではない判定された場合には(ステップS204:NO)、上述した通知は実行されない。
(技術的効果)
次に、第2実施形態に係る配車システムによって得られる技術的効果について説明する。
図4に示したように、第2実施形態に係る配車システムでは、ユーザ100のスケジュール情報を用いて誤認状態であることを判定し、ユーザ100に対して誤認状態であることを通知することが可能である。従って、すでに説明した第1実施形態と同様に、配車時の不要な待機時間を効果的に低減することが可能である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る配車システムについて説明する。なお、第3実施形態は、すでに説明した第1及び第2実施形態と比べて一部の動作が異なるのみであり、その他の部分については概ね同様である。このため、以下では第1及び第2実施形態と異なる部分について詳細に説明し、他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
(動作説明)
第3実施形態に係る配車システムの動作の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態に係る配車システムの動作の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、第3実施形態に係る配車システムの動作時には、第1実施形態と同様に配車要求情報が取得されると(ステップS101)、その後にユーザ情報取得部230が、配車位置(即ち、指定されたピックアップ希望位置)に関する履歴情報を取得する(ステップS302)。第3実施形態に係るユーザ情報取得部230は、後述する付記における「第4取得手段」の一具体例として機能する。
履歴情報は、過去の配車位置に関する情報を含んでいる。より具体的には、履歴情報は、配車要求をしたユーザ100が過去に配車位置として指定した位置に関する情報や、他のユーザ(即ち、配車要求をしたユーザ100とは異なるユーザ)が過去に配車位置として指定した位置に関する情報等を含んでいてもよい。
第3実施形態に係る誤認状態判定部240は、上述した履歴情報を用いて、配車位置として指定される位置の傾向を分析する(ステップS303)。具体的には、過去にユーザ100が指定した配車位置から、ユーザ100が好んで利用する配車位置の傾向を分析する。或いは、現在ユーザ100が訪れている施設を他のユーザが訪れた際に利用した配車位置から、その施設の利用者が好んで利用する配車位置の傾向を分析する。
誤認状態判定部240は、上述した分析結果を用いて、ユーザ100が誤認状態であるか否かを判定する(ステップS304)。例えば、同一の配車位置を好んで利用する傾向があるユーザ100が、普段とは異なる配車位置を指定した場合、ユーザ100は勘違いをしている可能性があると判定する。また、多くのユーザが高い頻度で利用する配車位置が存在する場合、その配車位置とは異なる位置がユーザ100によって配車位置として指定された場合に、ユーザ100は勘違いをしている可能性があると判定する。また、殆どのユーザが配車位置として希望しない位置がユーザ100によって配車位置として指定された場合に、ユーザ100は勘違いをしている可能性があると判定する。
誤認状態判定部240により、ユーザ100が誤認状態であると判定されると(ステップS304:YES)、誤認状態通知部250がユーザ端末10に対して誤認状態である旨の通知を行う(ステップS105)。一方、ユーザ100が誤認状態ではない判定された場合には(ステップS304:NO)、上述した通知は実行されない。
(技術的効果)
次に、第3実施形態に係る配車システムによって得られる技術的効果について説明する。
図5に示したように、第3実施形態に係る配車システムでは、過去の配車位置に関する履歴情報を用いて誤認状態であることを判定し、ユーザ100に対して誤認状態であることを通知することが可能である。従って、すでに説明した第1及び第2実施形態と同様に、配車時の不要な待機時間を効果的に低減することが可能である。
<その他の変形例>
次に、上述した第1から第3実施形態とは異なる、配車システムの変形例(具体的には、誤認状態の判定方法の変形例)について説明する。
誤認状態判定部240は、ユーザ100の入退場情報に基づいて、誤認状態であるか否かを判定してもよい。例えば、ユーザ100がIDを用いて通過したゲートを特定できる場合(具体的には、社員証や乗車カード等をかざして通過したゲートが特定できる場合)、ユーザ100が通過したゲートの位置をユーザ位置として取得することができる。よって、第1実施形態と同様に、ユーザ位置と配車位置との差分を用いれば、誤認状態を精度よく判定することができる。
配車システムが駐車場に適用される場合には、誤認状態判定部240は、駐車した車両30の配車時において、駐車経路に関する情報を用いて、誤認状態であるか否かを判定してもよい。一部の駐車場では、駐車経路(即ち、駐車時に通過した経路)に含まれるポイントを配車位置として指定することが望まれることがある。このため、駐車経路に含まれない位置が配車位置として指定された場合には、ユーザが勘違いしている可能性があると判定できる。
誤認状態判定部240は、車両30の乗り捨て位置に関する情報を用いて、誤認状態であるか否かを判定してもよい。一部の施設(例えば、駐車場やホテル等)では、乗り捨て位置(即ち、車両30から降りた位置)と、配車位置(即ち、車両30に乗り込む位置)とが同じになっている場合がある。具体的には、乗降車専用のスペースが予め決められているような駐車場が存在する。このような駐車場では、乗り捨て位置とは異なる位置が配車位置として指定された場合に、ユーザ100が勘違いしている可能性があると判定できる。
誤認状態判定部240は、車両30の複数の乗員の位置情報に基づいて、誤認状態であるか否かを判定してもよい。車両30に複数の乗員が存在する場合、配車時には複数の乗員の各々が配車位置に集まってくることが予想される。このため、車両30に搭乗する複数の乗員を特定できている場合、それらの位置情報を用いて、誤認状態であるか否かを判定できる。具体的には、複数の乗員がそれぞれ別々の位置に向かっている場合や複数の乗員のうちの少なくとも一人が他の乗員とは異なる位置に向かっている場合には、勘違いが生じている可能性があると判定できる。
<付記>
以上説明した実施形態から導き出される発明の各種態様を以下に説明する。
(付記1)
付記1に記載の配車システムは、ユーザに対して自動運転で車両を配車する配車システムであって、前記ユーザが前記車両の乗車位置として指定するピックアップ希望位置を含む配車要求情報を取得する第1取得手段と、前記ユーザが前記ピックアップ希望位置とは異なる位置で前記車両を待つ可能性がある誤認状態であるか否かを判定する判定手段と、前記誤認状態である判定された場合に、前記ユーザに対して前記誤認状態である旨を通知する通知手段とを備える。
付記1に記載の配車システムによれば、ユーザが勘違いをして、指定したピックアップ希望位置とは異なる位置で車両を待つ可能性がある場合に、ユーザに対する通知が行われる。これにより、ユーザは自身が勘違いをしている可能性がある(具体的には、ピックアップ希望位置を誤認している)ことを認識できる。誤認状態であることを認識したユーザは、ピックアップ希望位置(即ち、車両が配車される位置)とは異なる位置で待ち続けてしまうことを回避できる。従って、ユーザの勘違いに起因する不要な待機時間を低減することが可能である。
(付記2)
付記2に記載の配車システムでは、前記ユーザの位置を示す位置情報を取得する第2取得手段を更に備え、前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記位置情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する。
付記2に記載の配車システムによれば、例えばユーザの位置とピックアップ希望位置との差分に基づいて、ユーザが誤認状態であることを高い精度で判定することができる。
(付記3)
付記3に記載の配車システムは、前記ユーザのスケジュール情報を取得する第3取得手段を更に備え、前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記スケジュール情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する。
付記3に記載の配車システムによれば、ユーザの予定や予約に関するスケジュール情報を用いて、ユーザの行動(例えば、ユーザがこれから向かうであろう場所等)を予測することができる。よって、ユーザの行動とピックアップ希望位置との乖離度合い等に基づいて、ユーザが誤認状態であることを高い精度で判定することができる。
(付記4)
付記4に記載の配車システムは、過去の前記ピックアップ希望位置に関する履歴情報を取得する第4取得手段を更に備え、前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記履歴情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する。
付記4に記載の配車システムによれば、過去のピックアップ希望位置に関する履歴情報(他のユーザに関する情報も含んでいてもよい)を用いて誤認状態が判定される。例えば、これまで一度もピックアップ希望位置として指定されたことのない場所への配車が要求された場合には、ユーザが勘違いしている可能性が高い(即ち、誤認状態である)と判定できる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う配車システムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10 ユーザ端末
20 配車装置
30 車両
100 ユーザ
210 配車要求取得部
220 配車実行部
230 ユーザ情報取得部
240 誤認状態判定部
250 誤認状態通知部

Claims (4)

  1. ユーザに対して自動運転で車両を配車する配車システムであって、
    前記ユーザが前記車両の乗車位置として指定するピックアップ希望位置を含む配車要求情報を取得する第1取得手段と、
    前記ユーザが前記ピックアップ希望位置とは異なる位置で前記車両を待つ可能性がある誤認状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記誤認状態である判定された場合に、前記ユーザに対して前記誤認状態である旨を通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする配車システム。
  2. 前記ユーザの位置を示す位置情報を取得する第2取得手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記位置情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
  3. 前記ユーザのスケジュール情報を取得する第3取得手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記スケジュール情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
  4. 過去の前記ピックアップ希望位置に関する履歴情報を取得する第4取得手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記配車要求情報及び前記履歴情報を用いて前記誤認状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
JP2018142646A 2018-07-30 2018-07-30 配車システム Active JP7107068B2 (ja)

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