JP2005032066A - 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム - Google Patents

送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005032066A
JP2005032066A JP2003271935A JP2003271935A JP2005032066A JP 2005032066 A JP2005032066 A JP 2005032066A JP 2003271935 A JP2003271935 A JP 2003271935A JP 2003271935 A JP2003271935 A JP 2003271935A JP 2005032066 A JP2005032066 A JP 2005032066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pick
service
care
car
cared person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003271935A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosuke Hamaguchi
弘介 濱口
Tetsuo Ueda
哲郎 上田
Yoshinori Kusayanagi
佳紀 草柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003271935A priority Critical patent/JP2005032066A/ja
Publication of JP2005032066A publication Critical patent/JP2005032066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】 各被介護者が介護施設で受ける介護サービスの種類に応じて各被介護者の介護施設への到着時刻を最適化して、各被介護者が介護施設で待機する時間を極力低減させる。
【解決手段】 被介護者による介護サービスや送迎サービスの予約情報をデータベースに格納しておく。情報処理サーバ2の配車計画作成部12は、データベースに格納されているサービス予約情報に基づいて、各サービス事業者で行われる送迎サービスの配車計画を作成する。このとき、配車計画作成部12の車両振り分け決定部12aは、送迎サービスを受ける各被介護者が介護施設で受ける介護サービスの種類を考慮して、各被介護者が介護施設へ到着する時間が最適となるように、送迎に使用する各送迎車に対する各被介護者の振り分けを行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、介護サービスの一環として行われる送迎サービスを支援する送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システムに関する。
近年、高齢者人口の増加に伴って介護を必要とする高齢者の数が年々増加しており、従来の老人福祉制度では充実した介護サービスの提供が困難な状況となってきている。そこで、老人介護についての制度的な見直しが図られ、高齢化社会に適した制度として介護保険制度が施行されて、現在、この介護保険制度に基づく介護サービスを効率良く実施するための検討が様々な観点からなされている。
介護保険制度に基づく介護サービスの種類としては、介護サービスを提供するサービス事業者のスタッフが被介護者の自宅に出向いてサービスを行う訪問介護や、被介護者が介護施設に通ってサービスを受けるデイケア等の通所による介護サービスがある。このうち、デイケア等の通所による介護サービスでは、通常、介護サービスの一環として、サービス事業者が送迎車を用いて被介護者の送迎を行うようにしている。
サービス事業者がこのような送迎サービスを行うにあたっては、送迎を必要とする全ての被介護者を可能な限り少ない台数の送迎車で効率良く且つ適切に送迎できるように、どの送迎車がどのルートを通って誰を送迎するかといった配車計画を事前に作成するようにしている。そして、これまで、サービス事業者が配車計画を作成するときは、送迎に使用する各送迎車の送迎ルートの最適化が優先的に考慮され、送迎を必要とする各被介護者の自宅位置或いは送迎場所の位置を基準として、自宅位置或いは送迎場所の位置が互いに近い被介護者同士をグループ化し、同一グループの各被介護者が同一の送迎車に乗車するように、各被介護者の送迎車への振り分けを行うようにしている場合が多かった。
しかしながら、以上のように各送迎車の送迎ルートの最適化に重点をおいて配車計画を作成した場合には、被介護者が介護施設に到着する到着時刻が最適化されずに、介護施設にて行われる介護サービスの種類によっては介護サービスを受ける被介護者に多大な待ち時間が発生することがあった。例えば、介護施設でのお遊戯(リハビリ)のように団体で受ける介護サービスを予約している被介護者は、同じ介護サービスを予約している被介護者が異なる送迎車に振り分けられて、各送迎車の介護施設への到着時間にばらつきが生じると、先に介護施設に到着した被介護者が、残りの被介護者が全員到着するまで介護施設で待機する必要がある。逆に、例えば、医師による診療や施設での入浴等のように個人で受ける介護サービスであって一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスでは、被介護者が順番で介護サービスを受けることになるので、このような介護サービスを予約している被介護者全員が同じ送迎車に乗車して介護施設に同時に到着すると、各被介護者は自分の順番になるまで介護施設で待機する必要が生じる。このような待ち時間は、被介護者にとっては無駄な時間であるので、このような待ち時間が長時間になると、被介護者にとって不満が残るものとなる。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、各被介護者が介護施設で受ける介護サービスの種類に応じて各被介護者の介護施設への到着時刻を最適化して、各被介護者が介護施設で待機する時間を極力低減させることができる送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システムを提供することを目的としている。
本発明に係る送迎サービス支援装置は、通所による介護サービスを受ける被介護者を送迎車を用いて各送迎場所から介護施設へと送迎する送迎サービスを支援するためのものであり、少なくとも、各被介護者が予約した介護サービスの実施日時及びその種類、その介護サービスに付随して送迎サービスを受けるか否かを示すサービス予約情報が格納されるデータベースと、前記データベースに格納された各被介護者のサービス予約情報に基づいて、送迎に用いる送迎車の種類及び使用台数を決定して、送迎サービスを受ける各被介護者の各送迎車への振り分けを行うと共に、各送迎車の送迎ルートを決定する配車計画作成手段とを備えている。そして、前記配車計画作成手段が、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴としている。
また、本発明に係る送迎支援システムは、通所による介護サービスを受ける被介護者を送迎車を用いて各送迎場所から介護施設へと送迎する送迎サービスを、通信ネットワークに接続された送迎サービス支援装置により支援するものであり、前記送迎サービス支援装置が、少なくとも、各被介護者が予約した介護サービスの実施日時及びその種類、その介護サービスに付随して送迎サービスを受けるか否かを示すサービス予約情報が格納されるデータベースと、前記データベースに格納された各被介護者のサービス予約情報に基づいて、送迎に用いる送迎車の種類及び使用台数を決定して、送迎サービスを受ける各被介護者の各送迎車への振り分けを行うと共に、各送迎車の送迎ルートを決定する配車計画作成手段とを備えている。そして、前記配車計画作成手段が、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴としている。
以上のような送迎サービス支援装置では、サービス事業者により提供される介護サービス及びそれに付随する送迎サービスに対して、被介護者による予約が行われてその情報がサービス予約情報としてデータベースに格納されると、配車計画作成手段が、データベースに格納された各被介護者のサービス予約情報に基づき、送迎サービスを受ける全ての被介護者を送迎するのに最適な送迎車の種類及び使用台数を決定して、各送迎車への被介護者の振り分けを行い、また、例えば既知の経路探索技術等を用いて各送迎車の送迎ルートを決定する。
このとき、配車計画作成手段は、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、各送迎車への被介護者の振り分けを行う。具体的には、例えば、団体で受ける介護サービスを予約している被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り同じ送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行う。また、個人で受ける介護サービスであって一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している各被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り互いに異なる送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行う。
本発明によれば、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように各送迎車への被介護者の振り分けが行われるので、各被介護者が介護施設で待機する時間を極力低減させて、各被介護者に不満を感じさせることなく介護サービスを実施できると共に、サービス事業者側でも、送迎車の到着に応じて効率良く介護サービスを実施することが可能となる。
以下、本発明を適用した送迎支援システムの具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明を適用した送迎支援システムの概略的なシステム構成を図1に示す。この送迎支援システムは、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)型のシステムとして構築されるものであり、通信ネットワークであるインターネット1に情報処理サーバ2が接続され、この情報処理サーバ2に個人情報データベース3a、事業者情報データベース3b、予約情報データベース3cがそれぞれ接続されている。これら情報処理サーバ2及び各データベース3a,3b,3cは、本発明に特徴的な送迎サービス支援装置として機能するものである。
この送迎支援システムでは、送迎サービスを行うサービス事業者の端末(以下、事業者端末4という。)や、送迎サービスを受ける被介護者或いはその保護者が所有する端末(以下、被介護者端末5という。)、サービス事業者での送迎サービスに用いられる送迎車に搭載された車載機端末6がそれぞれインターネット1に接続可能とされており、これら事業者端末4、被介護者端末5、車載機端末6と情報処理サーバ2との間で、インターネット1を利用した情報の送受信が行えるようになっている。ここで、事業者端末4や被介護者端末5としては、インターネット1経由で情報処理サーバ2との間で情報の送受信を行うための通信機能を備えたあらゆる端末が適用可能であり、例えばパーソナルコンピュータや携帯電話機等が用いられる。また、車載機端末6としては、インターネット1経由で情報処理サーバ2との間で情報の送受信を行うための通信機能を備えたもので、特にナビゲーション機能を有するものが好適に用いられる。
個人情報データベース3aは、本システムの利用者として登録された各被介護者に関する個人情報を更新可能に保持するものである。ここで、個人情報としては、各被介護者の要介護度の等級や必要な介護の種類といった介護に関する情報、各被介護者の身体の状態(例えば、車椅子を使用しているといった特殊条件)を示す身体情報、各被介護者の送迎場所(又は自宅)の位置情報といった情報が挙げられ、これらの個人情報が各被介護者に割り当てられたユーザIDに対応付けられて個人情報データベース3aに格納されている。この個人情報データベース3aに格納された個人情報は、各被介護者或いはその保護者が所有する被介護者端末5からの入力に応じて、適宜変更されるようになっている。
事業者情報データベース3bは、本システムの利用者として登録され、送迎サービスを含む介護サービスを行う各サービス事業者に関する情報(事業者情報)を更新可能に保持するものである。ここで、事業者情報としては、例えば、各サービス事業者の介護施設で提供される介護サービスの種類や各施設の設備、位置情報、介護スタッフの人数や勤怠状況といった介護施設に関する施設情報、送迎サービスに用いられる送迎車の種類や台数、各送迎車の装備といった送迎車に関する車両情報等が挙げられ、これらの事業者情報が各サービス事業者に割り当てられたユーザIDに対応付けられて事業者情報データベース3bに格納されている。この事業者情報データベース3bに格納された事業者情報は、各サービス事業者の事業者端末4からの入力に応じて、適宜更新されるようになっている。
予約情報データベース3cは、各被介護者が予約した介護サービスの実施日時及びその種類、その介護サービスに付随して送迎サービスを受けるか否かを示す情報(サービス予約情報)を更新可能に保持するものである。このサービス予約情報は、後述する情報処理サーバ2の予約処理部11によって介護サービスの予約処理が行われる度に、予約情報データベース3cに格納されるようになっている。
なお、ここでは、本発明の特徴を分かり易く説明するために、以上の各データベース3a,3b,3cを分けて説明しているが、これらはハード的に一体に構成されていてもよく、また、情報処理サーバ2の内部に組み込まれていてもよい。
情報処理サーバ2は、マイクロコンピュータで各種アプリケーションプログラムを実行することにより様々な機能を実現するものであり、特に、本発明を適用した送迎支援システムにおいては、図2に示すように、情報処理サーバ2にて、予約処理部11としての機能と、配車計画作成部12としての機能が実現されるようになっている。
予約処理部11は、本システムの利用者として登録された被介護者本人或いはその保護者により介護サービスや送迎サービスの予約指示がなされたときに、その指示に従って、該当するサービス事業者での介護サービス及び送迎サービスの予約を行うものである。具体的には、この予約処理部11は、被介護者或いはその保護者から被介護者端末5を用いて介護サービスや送迎サービスの予約入力が行われたときに、事業者データベース3bに格納された事業者情報を参照して該当するサービス事業者を特定し、このサービス事業者の事業者端末4宛に介護サービスや送迎サービスの予約受け入れ要請の通知を行う。そして、このサービス事業者の事業者端末4から予約を受け付ける旨の応答があったときに、予約入力を行った被介護者がそのサービス事業者により提供される介護サービスや送迎サービスを受けるものとして予約を確定させる。この予約処理部11の処理結果は予約情報データベース3cに反映されるようになっており、予約情報データベース3cに格納されたサービス予約情報を参照することで、各サービス事業者にて提供される介護サービスや送迎サービスに対して、どの被介護者が予約しているかを把握できるようになっている。
配車計画作成部12は、予約情報データベース3cに格納されたサービス予約情報や、個人情報データベース3aに格納された個人情報、事業者情報データベース3bに格納された事業者情報に基づいて、各サービス事業者の送迎サービスで用いる送迎車の種類及び使用台数を決定して、送迎サービスを受ける各被介護者の各送迎車への振り分けを行うと共に、各送迎車の送迎ルートを決定するものであり、車両振り分け決定部12aと送迎ルート決定部12bとを有している。
車両振り分け決定部12aは、各サービス事業者で実施される送迎サービスについて所定の予約締め切り時が経過した段階で、予約情報データベース3cに格納された送迎サービスの予約情報を参照してその送迎サービスに対してどの被介護者が予約しているかを特定し、送迎サービスを受ける被介護者の人数を割り出す。また、車両振り分け決定部12aは、個人情報データベース3aに格納された個人情報を参照して送迎サービスを受ける各被介護者の身体の状態等を確認し、また、事業者情報データベース3bに格納された事業者情報を参照して送迎サービスを行うサービス事業者が所有する送迎車の種類や台数等を確認する。そして、これらの被介護者を最も合理的に送迎し得る送迎車の台数や、これらの被介護者を適切に送迎し得る送迎車の種類を決定する。
次に、車両振り分け決定部12aは、送迎サービスを受ける各被介護者の身体の状態や送迎場所の位置等を考慮して、送迎に使用する各送迎車に対して、最も合理的且つ適切に送迎が行われるような組み合わせで、各被介護者の振り分けを行う。このとき、特に各被介護者を送迎場所にて送迎車に乗車させて介護施設へと送り届ける送迎サービスに対しては、車両振り分け決定部12aは、予約情報データベース3cに格納された介護サービスの予約情報を参照して、送迎サービスを受ける各被介護者が介護施設で受ける介護サービスの種類を確認し、予約している介護サービスの種類をも考慮して、各被介護者の介護施設への到着時間が最適となるように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行う。
具体的には、車両振り分け決定部12aは、団体で受ける介護サービスを予約している被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り同じ送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行う。また、個人で受ける介護サービスであって一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している各被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り互いに異なる送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行う。
送迎ルート決定部12bは、送迎に使用する各送迎車毎に、各送迎車が最も効率良く被介護者の送迎を行える送迎ルートを決定する。具体的には、送迎ルート決定部12bは、個人情報データベース3aに格納された個人情報から、送迎サービスを受ける各被介護者毎に割り当てられた送迎場所の位置情報を抽出し、例えば既知のダイクストラ法等の経路探索技術を用いて送迎車が各送迎場所を効率的に辿るような一連の送迎ルートを、各送迎車毎に決定する。
この送迎ルート決定部12bにより決定された送迎ルートの情報は、送迎サービスを行うサービス事業者の事業者端末4と、各送迎車に搭載された車載機端末6とにそれぞれ通知される。これにより、サービス事業者側では決定された送迎ルートの確認を行って必要な場合にはこの送迎ルートの編集を行うことができ、また、車載機端末6により送迎ルートの情報に基づく経路案内等が行われることで、各送迎車では決定された送迎ルートに沿った走行が実施されることになる。
ここで、以上のような情報処理サーバ2の配車計画作成部12における処理の概要について、図3及び図4のフローチャートを参照して具体的に説明する。図3は、配車計画作成部12における全体的な処理の一例を示すフローチャートであり、図4は、送迎に使用する各送迎車に対して被介護者を振り分ける処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、各サービス事業者で実施される送迎サービスについて所定の予約締め切り時が経過すると、図3に示すように、配車計画作成部12の車両振り分け決定部12aが、予約情報データベース3c、個人情報データベース3a、事業者情報データベース3bから、サービス予約情報、個人情報、事業者情報をそれぞれ読み出す(ステップS1)。そして、これらの情報を基に、処理対象とする送迎サービスに対して何人の被介護者が予約しているかを特定すると共に、サービス事業者が所有する各送迎車の中から任意の送迎車を選択してその座席総数を特定し、サービス事業者が所有する任意の送迎車の座席総数が送迎サービスを受ける被介護者の総数を上回っているかどうかを確認する(ステップS2)。そして、送迎車の座席総数が送迎サービスを受ける被介護者の総数に満たない場合には、被介護者の総数を上回る座席総数が確保されるまで、送迎に使用する送迎車の台数を追加していく(ステップS3)。
送迎車の座席総数が送迎サービスを受ける被介護者の総数を上回ったと判断されると、次に、車両振り分け決定部12aは、送迎サービスを受ける各被介護者の個人情報に含まれる身体情報に基づき、例えば車椅子を使用しているといったような特殊条件の被介護者がいるかどうかを判断する(ステップS4)。そして、このような特殊条件の被介護者がいる場合には、送迎に使用する送迎車として選択した送迎車の中に、この特殊条件に対応した座席を有する送迎車があるかどうかを判断する(ステップS5)。ここで、送迎サービスを受ける被介護者の中に特殊条件の被介護者がいるにも拘わらず、この特殊条件に対応した座席を有する送迎車が選択されていない場合には、車両振り分け決定部12aは、送迎に使用する送迎車を変更し(ステップS6)、送迎サービスを受ける全ての被介護者を合理的且つ適切に送迎し得る送迎車の台数及び種類が決定されるまで、ステップS2以降の処理を繰り返す。
送迎に使用する送迎車の台数及び種類が決定されると、車両振り分け決定部12aは、次に、送迎に使用する各送迎車に対して送迎サービスを受ける各被介護者を振り分ける処理を行う(ステップS7)。
具体的には、車両振り分け決定部12aは、図5に示すように、先ず、送迎サービスを受ける各被介護者について、サービス予約情報を参照して各被介護者が予約している介護施設での介護サービスの種類を各々確認し(ステップS7−1)、被介護者が予約している介護サービスが、例えば介護施設でのお遊戯(リハビリ)のように団体で受ける介護サービスであるかどうかを判断する(ステップS7−2)。そして、このような団体で受ける介護サービスを予約している被介護者については、同じ介護サービスを予約している被介護者同士が同一グループとなるように、同じ介護サービスを予約している被介護者とグループ化する(ステップS7−3)。一方、例えば医師による診療や施設での入浴等のように個人で受ける介護サービスであって、一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している被介護者については、同じ介護サービスを予約している被介護者同士が異なるグループに分散されるように、他の介護サービスを予約している被介護者とグループ化する(ステップS7−4)。
そして、送迎サービスを受ける全ての被介護者のグループ分けが終了したら(ステップS7−5)、次に、車両振り分け決定部12aは、送迎に使用する送迎車の台数とグループ数が一致するように、グループ数の調整を行う(ステップS7−6)。その後、同一グループに含まれる被介護者同士で、送迎希望時間(送迎場所への送迎車の到着希望時間)が重なる被介護者がいるかどうかを判断し(ステップS7−7)、送迎希望時間が重なる被介護者がいる場合には、グループ間での被介護者の入れ替えを行う(ステップS7−8)。また、各グループの中で、例えば送迎場所が極端に離れているといったように、送迎効率を極端に悪化させる要因となる被介護者がいるかどうかを判断し(ステップS7−9)、このような被介護者がいる場合にも、グループ間での被介護者の入れ替えを行う(ステップS7−8)。
そして、最終的にグループが確定したら、車両振り分け決定部12aは、各グループを構成する被介護者の人数や身体の状態に応じて、各グループ毎に最適な送迎車を割り当てる(ステップS7−10)。
以上の処理により、送迎に使用する各送迎車に対する被介護者の振り分けが決定すると、次に、配車計画作成部12の送迎ルート決定部12bが、送迎サービスを受ける各被介護者の個人情報を参照して、各被介護者に割り当てられた送迎場所の位置を確認する。そして、既知の経路探索技術を用いて、各送迎車が各被介護者の送迎場所を効率的に辿るような一連の送迎ルートを、各送迎車毎にそれぞれ決定する(ステップS8)。なお、個人で受ける介護サービスであって、一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している被介護者が、異なる送迎車に分散して乗車する場合には、一人当たりのおおよそのサービス所要時間を基に、異なる送迎車間で介護施設に到着する到着時間の理想的な時間差を求め、これを送迎ルートの決定に反映させるようにすることが望ましい。
この送迎ルート決定部12bが決定した送迎ルートの情報は、情報処理サーバ2から送迎サービスを行うサービス事業者の事業者端末4と、各送迎車に搭載された車載機端末6とにそれぞれ事前に通知される。そして、実際に送迎車を用いた送迎サービスが行われるときは、各送迎車が情報処理サーバ2により決定された送迎ルートに従って、各送迎車に振り分けられた被介護者の送迎場所を巡回して、各被介護者を送迎場所から介護施設へと送迎する。
このとき、団体で受ける介護サービスを予約している被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り同じ送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けが行われ、また、個人で受ける介護サービスであって一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している各被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り互いに異なる送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けが行われているので、各被介護者が介護施設に到着する到着時間が最適化され、その後の介護施設での介護サービスが円滑に行われることになる。
以上説明したように、本発明を適用した送迎支援システムでは、情報処理サーバ2の配車計画作成部12により予約情報データベース3cに格納されたサービス予約情報が参照され、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、送迎に使用する各送迎車への被介護者の振り分けが行われるので、各被介護者が介護施設で待機する時間を極力低減させて、各被介護者に不満を感じさせることなく介護サービスを実施できると共に、サービス事業者側でも、送迎車の到着に応じて効率良く介護サービスを実施することが可能となる。更に、本発明を適用した送迎支援システムでは、送迎サービスの予約処理から配車計画の作成に至るまで、情報処理サーバ2の予約処理部11や配車計画作成部12において自動的に行われるようになっているので、サービス事業者側の負担を大幅に低減させることができる。
本発明を適用した送迎支援システムの全体構成を示す概略構成図である。 本発明を適用した送迎支援システムに用いられる情報処理サーバの構成を示すブロック図である。 前記情報処理サーバの配車計画作成部における処理の具体的な一例を示すフローチャートである。 送迎に使用する各送迎車に対して被介護者を振り分ける処理の具体的な一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インターネット
2 情報処理サーバ
3a 個人情報データベース
3b 事業者情報データベース
3c 予約情報データベース
4 事業者端末
5 被介護者端末
6 車載機端末
11 予約処理部
12 配車計画作成部
12a 車両振り分け決定部
12b 送迎ルート決定部

Claims (5)

  1. 通所による介護サービスを受ける被介護者を送迎車を用いて各送迎場所から介護施設へと送迎する送迎サービスを支援するための送迎サービス支援装置であって、
    少なくとも、各被介護者が予約した介護サービスの実施日時及びその種類、その介護サービスに付随して送迎サービスを受けるか否かを示すサービス予約情報が格納されるデータベースと、
    前記データベースに格納された各被介護者のサービス予約情報に基づいて、送迎に用いる送迎車の種類及び使用台数を決定して、送迎サービスを受ける各被介護者の各送迎車への振り分けを行うと共に、各送迎車の送迎ルートを決定する配車計画作成手段とを備え、
    前記配車計画作成手段が、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴とする送迎サービス支援装置。
  2. 前記配車計画作成手段は、団体で受ける介護サービスを予約している被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り同じ送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴とする請求項1に記載の送迎サービス支援装置。
  3. 前記配車計画作成手段は、個人で受ける介護サービスであって一度に受け入れ可能な人数が限定されている介護サービスを予約している各被介護者については、同一の介護サービスを予約している各被介護者が可能な限り互いに異なる送迎車に乗車するように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の送迎サービス支援装置。
  4. 被介護者本人又はその保護者からの要請に応じて介護サービスの予約処理を行って、その結果を予約情報として前記データベースに格納する予約処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の送迎サービス支援装置。
  5. 通所による介護サービスを受ける被介護者を送迎車を用いて各送迎場所から介護施設へと送迎する送迎サービスを、通信ネットワークに接続された送迎サービス支援装置により支援する送迎支援システムであって、
    前記送迎サービス支援装置が、少なくとも、各被介護者が予約した介護サービスの実施日時及びその種類、その介護サービスに付随して送迎サービスを受けるか否かを示すサービス予約情報が格納されるデータベースと、
    前記データベースに格納された各被介護者のサービス予約情報に基づいて、送迎に用いる送迎車の種類及び使用台数を決定して、送迎サービスを受ける各被介護者の各送迎車への振り分けを行うと共に、各送迎車の送迎ルートを決定する配車計画作成手段とを備え、
    前記配車計画作成手段が、送迎サービスを受ける各被介護者が予約している介護サービスの種類を考慮して、送迎サービスを受ける各被介護者の介護施設への到着時刻が最適となるように、各被介護者の各送迎車への振り分けを行うことを特徴とする送迎支援システム。
JP2003271935A 2003-07-08 2003-07-08 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム Pending JP2005032066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271935A JP2005032066A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271935A JP2005032066A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005032066A true JP2005032066A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34209643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003271935A Pending JP2005032066A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005032066A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151561A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 善午 後藤 介護車のレンタル管理システム
WO2018230679A1 (ja) * 2017-06-16 2018-12-20 本田技研工業株式会社 送迎管理装置、送迎管理方法、およびプログラム
JP2020021156A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 トヨタ自動車株式会社 配車システム
US20200197791A1 (en) 2017-06-16 2020-06-25 Honda Motor Co., Ltd. In-vehicle performance device, in-vehicle performance system, in-vehicle performance method, storage medium, and command measurement device
US11069239B2 (en) 2017-06-16 2021-07-20 Honda Motor Co., Ltd. Event vehicle dispatch device, event vehicle dispatch method, program, and management system
US11586223B2 (en) 2017-06-16 2023-02-21 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle and service management device
US11794816B2 (en) 2017-06-16 2023-10-24 Honda Motor Co., Ltd. Automated driving vehicle

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151561A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 善午 後藤 介護車のレンタル管理システム
WO2018230679A1 (ja) * 2017-06-16 2018-12-20 本田技研工業株式会社 送迎管理装置、送迎管理方法、およびプログラム
JP2020074181A (ja) * 2017-06-16 2020-05-14 本田技研工業株式会社 送迎管理装置、送迎管理方法、およびプログラム
US20200197791A1 (en) 2017-06-16 2020-06-25 Honda Motor Co., Ltd. In-vehicle performance device, in-vehicle performance system, in-vehicle performance method, storage medium, and command measurement device
US11069239B2 (en) 2017-06-16 2021-07-20 Honda Motor Co., Ltd. Event vehicle dispatch device, event vehicle dispatch method, program, and management system
JP7191052B2 (ja) 2017-06-16 2022-12-16 本田技研工業株式会社 送迎管理装置、送迎管理方法、およびプログラム
US11586223B2 (en) 2017-06-16 2023-02-21 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle and service management device
US11691070B2 (en) 2017-06-16 2023-07-04 Honda Motor Co., Ltd. In-vehicle performance device, in-vehicle performance system, in-vehicle performance method, storage medium, and command measurement device
US11794816B2 (en) 2017-06-16 2023-10-24 Honda Motor Co., Ltd. Automated driving vehicle
JP2020021156A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 トヨタ自動車株式会社 配車システム
JP7107068B2 (ja) 2018-07-30 2022-07-27 トヨタ自動車株式会社 配車システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004302941A (ja) タクシー相乗り管理プログラム及びタクシー相乗り管理方法
JP2019164760A (ja) 電子的に車椅子構成要素のスケジュールを決めるシステム及び方法
JP6274545B1 (ja) 霊柩寝台車配車サーバ
CN108364089A (zh) 用于规划客户预约的方法和计算机程序
JP2005032066A (ja) 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム
JP2006018570A (ja) 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム、並びに送迎支援システムを実現するための送迎支援プログラム
JP4193641B2 (ja) 送迎支援装置及びこれを用いた送迎支援システム
JP2005050183A (ja) 送迎支援装置及びこれを用いた送迎支援システム
JP2003006784A (ja) デマンド車両管理装置
JP2007140793A (ja) 送迎計画立案装置及び送迎計画立案用プログラム
JP2007140792A (ja) 配車計画立案装置及び配車計画立案用プログラム
CA2761369A1 (en) Method and system for scheduling demand-response transit service
JP2019003599A (ja) 保育施設予約システム及び保育施設予約方法
JP2005056134A (ja) 配車/巡回計画作成システム及び配車/巡回計画作成方法
US20210027213A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, storage medium, and information processing method
JP2021033708A (ja) 乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システム
JP2005038379A (ja) 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム
KR20170076168A (ko) 장애인용 차량 호출 시스템
JP6309684B1 (ja) 送迎支援システム
JP2007128242A (ja) 配車計画立案装置及び配車計画立案用プログラム
JP2005050202A (ja) 送迎支援装置及びこれを用いた送迎支援システム
JP7348736B2 (ja) 配車装置、配車システム、および配車方法
JP6308052B2 (ja) 病院における患者搬送システム
JP2006048410A (ja) 配車計画作成装置、送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム、並びに送迎支援システムを実現するための送迎支援プログラム
JP2005011033A (ja) 送迎サービス支援装置及びこれを用いた送迎支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401