JP2017033343A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの位置情報等から予約内容が達成されるか否かを判定し、予約内容が達成される可能性が低い場合に、予約のキャンセルを容易にすることのできる予約サービスシステムに係る情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信部、予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得部、位置情報に基づき、端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算部、移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定部、判定結果に応じて、予約要求に応じた予約を取消す取消部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、予約サービスシステムに係る情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
従来、サービスを享受するのに予約をしておくことは一般的に行われている。近年では、ネットワーク技術が発展し、タクシーの配車予約や店舗の予約等を、スマートフォンやタブレット端末で容易に行うことができる。例えば、特許文献1には、顧客通信端末の簡略操作だけで速やかにタクシーの配車注文や配車予約を実現できるタクシー配車アプリケーションシステムが開示されている。
しかしながら、例えばタクシー予約の場合、予約したユーザが、配車されたタクシーとは別のタクシーに乗車してしまう事もある。その場合でも、配車されたタクシーは、ユーザからの明示的なキャンセルの連絡がない限り待機しなくてはならない。特許文献2では、利用者が勝手に配車をキャンセルしてしまうことを防止するシステムが開示されているが、キャンセルの防止が有効に働かずに別のタクシーにユーザが乗車してしまった場合の対策を講じたものではない。
特開2014−029580号公報 特開2009−070027号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの位置情報等から予約内容が達成されるか否かを判定し、予約内容が達成される可能性が低い場合に、予約のキャンセルを容易にすることのできる予約サービスシステムに係る情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題を解決すべく、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信部と、予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得部と、位置情報に基づき、端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算部と、計算部により計算された移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果に応じて、予約要求に応じた予約を取消す取消部とを備える。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、判定部により所定の条件を成立させると判定された場合、予約要求の取消に関する情報を含む通知を端末装置に送信する送信部をさらに備え、取消部は、通知に対する端末装置からの応答に応じて、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部は、移動情報として端末装置の移動速度を計算し、取消部は、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上と判定部により判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部は、移動情報として端末装置の移動方向を計算し、取消部は、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動方向が予約地点に向かう方向でない場合と判定部により判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部により計算された端末装置の移動方向が所定の時間変化しない場合、送信部は、予約地点についての情報を前記端末装置に送信する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部は、移動情報として端末装置の移動速度及び移動方向を計算し、取消部は、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点に向かう方向でないと判定部により判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部は、移動情報として端末装置及び予約対象の移動方向を計算し、取消部は、予約時刻から所定の時間内において、端末装置と予約対象との間の相対距離が所定の値以上であると判定部により判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、計算部は、移動情報として端末装置の移動速度及び移動方向と、予約対象の移動速度とを計算し、取消部は、予約時刻から所定の時間内において、端末装置と予約対象との間の相対速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点から離れる方向であると判定部により判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理装置において、予約要求は、予約要求を実行する端末装置以外で、少なくとも1以上の予約地点に向かう他の端末装置についての情報を含み、取得部は、他の端末装置の位置情報を取得する。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法は、予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信ステップと、予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得ステップと、位置情報に基づき、端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算ステップと、計算ステップにて計算された移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップによる判定結果に応じて、予約要求に応じた予約を取消す取消ステップとを含む。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、判定ステップにて所定の条件を成立させると判定された場合、予約要求の取消に関する情報を含む通知を端末装置に送信する送信ステップをさらに含み、取消ステップは、通知に対する端末装置からの応答に応じて、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップは、移動情報として端末装置の移動速度を計算し、取消ステップは、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上と判定ステップにて判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップは、移動情報として端末装置の移動方向を計算し、取消ステップは、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動方向が予約地点に向かう方向でない場合と判定ステップにて判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップにて計算された端末装置の移動方向が所定の時間変化しない場合、送信ステップにて、予約地点についての情報を端末装置に送信する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップは、移動情報として端末装置の移動速度及び移動方向を計算し、取消ステップは、予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点に向かう方向でないと判定ステップにて判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップは、移動情報として端末装置及び予約対象の移動方向を計算し、取消ステップは、予約時刻から所定の時間内において、端末装置と予約対象との間の相対距離が所定の値以上であると判定ステップにて判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、計算ステップは、移動情報として端末装置の移動速度及び移動方向と、予約対象の移動速度とを計算し、取消ステップは、予約時刻から所定の時間内において、端末装置と予約対象との間の相対速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点から離れる方向であると判定ステップにて判定された場合、予約要求に応じた予約を取消す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法において、予約要求は、予約要求を実行する端末装置以外で、少なくとも1以上の予約地点に向かう他の端末装置についての情報を含み、取得ステップは、他の端末装置の位置情報を取得する。
また、本発明の一実施形態に係るプログラムは、情報処理装置に、予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信機能と、予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得機能と、位置情報に基づき、端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算機能と、計算機能により計算された移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定機能と、少なくとも判定機能による判定結果に応じて、予約要求に応じた予約を取消す取消機能とを実現させる。
本発明によれば、ユーザの位置情報等から予約内容が達成されるか否かを判定し、予約内容が達成される可能性が低い場合に、予約のキャンセルを容易にすることのできる予約サービスシステムに係る情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することができ、ユーザ及びサービス提供側双方にとって利便性が高い。
本発明の第1の実施形態による予約サービスシステム構成の概略図である。 本発明の一実施形態による情報処理装置(サーバ)のブロック図である。 本発明の一実施形態による端末装置のブロック図である。 本発明の一実施形態によるタクシー予約画面の一例である。 記憶部に記憶される予約要求の一例である。 記憶部に記憶されるユーザの位置情報の一例である。 記憶部に記憶される所定の条件の一例である。 記憶部に記憶されるユーザ、タクシーの位置情報の一例である。 記憶部に記憶される所定の条件の一例である。 ユーザの端末装置に表示される通知画面の一例である。 本発明の第2の実施形態による予約サービスシステム構成の概略図である。 記憶部に記憶される予約要求の一例である。 ユーザの端末装置に表示される通知画面の一例である。 本発明の第1及び第2の実施形態による制御方法のフローチャートである。 本発明の変形例による予約サービスシステム構成の概略図である。 記憶部に記憶される予約要求の一例である。 記憶部に記憶されるユーザの位置情報の一例である。 ユーザの端末装置に表示される通知画面の一例である。 本発明の変形例による制御方法のフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、諸図面を参照しながら、本発明の一実施形態として第1の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による予約サービスシステム構成の概略図である。予約サービスシステム10は、タクシー配車予約を行うサービスシステムであり、図1に示すように、サーバ100、端末装置200、タクシー300、タクシーサーバ400、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星500A,500B、ネットワーク600を含む。
サーバ(情報処理装置)100は、タクシー配車予約サービスを提供するサービス側のサーバであり、ネットワーク600を介して端末装置200と接続される。端末装置200は、スマートフォンなどに代表される通信端末である。サーバ100は、端末装置200のユーザからの配車要求(予約要求)を受けて、タクシー会社に配車要求を送信する。図1の例では、配車要求は、ネットワーク600を介してタクシー会社のサーバ(タクシーサーバ)400に送信される。タクシー300は、タクシーサーバ400からの指示を受けて、端末装置200の配車要求に応じて配車されたタクシーである。GPS衛星500A,500Bは、端末装置200やタクシー300の位置を測位するためのGPS信号を送信する。なお、図1において、説明を簡単にするために端末装置200およびタクシー300は1台ずつ示してあるが、これ以上存在してもよいことは言うまでもない。また、GPS衛星500A,500Bは2台のみ示してあるが、GPS衛星からのGPS信号を受信して位置を測位するためには、少なくとも3台のGPS衛星からのGPS信号が必要である。
また、タクシー300は、タクシー会社によって一意に決定され、配車が決定されたタクシー300についての情報が、タクシー配車予約サービス側にネットワーク600を介して提供される。なお、タクシー会社側のシステム(タクシーサーバ400など)についてはこれに限られるものではなく、タクシー300を配車する決定は、タクシー会社における電話や無線などにより、タクシー300に連絡されてもよい。また、タクシーサーバ400とサーバ100とは別サーバではなく、1つのサーバであってもよい。すなわち、タクシーはタクシー配車予約サービス側によって決定されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態によるサーバ100のブロック図である。図2に示すように、サーバ100は、通信部110、記憶部120及び制御部130を備える。詳細は後述するが、これら各部の機能を簡単に説明する。
通信部110は、受信部111および送信部112を備え、制御部130からの指示に従って、ネットワーク600を介して、ユーザの端末装置200との通信(各種データの送受信)を実行する機能を有する。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。受信部111は、予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する。図1の配車予約サービスシステム10の場合、予約対象はタクシー、予約地点はタクシーへの乗車予定地、予約時刻はタクシーへの乗車予定時刻となる。
制御部130は、サーバ100の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部130は、取得部131、計算部132、判定部133、取消部134、通知作成部135及び計時部136を備える。
取得部131は、受信部111で受信した予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する。計算部132は、取得部131が取得した位置情報に基づき、端末装置の移動に関する移動情報を計算する。判定部133は、計算部132により計算された移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する。取消部134は、少なくとも判定部133による判定結果に応じて、予約要求に応じた予約を取消す。通知作成部135は、判定部133により、移動情報が所定の条件を成立させると判定された場合、予約要求の取消に関する情報を含む通知を作成する。計時部136は、時刻を計時する。
記憶部120は、典型的には、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなど各種の記録媒体により実現され、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラムおよびデータを記憶する機能を有する。記憶部120は、複数の端末装置から送信された予約要求を記憶(格納)する。また、端末装置200やタクシー300の移動情報に関する所定の条件を記憶する。
次に、端末装置200について説明する。図3は、本発明の一実施形態による端末装置200のブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、通信部210、記憶部220、制御部230、入力受付部240、表示部250及び音声インタフェース(I/F)260及びスピーカ270を備える。
通信部210は、受信部211及び送信部212を備え、ネットワーク400を介して、サーバ100との通信を実行する機能を有する。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、また、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。
記憶部220は、端末装置200が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。例えば、記憶部220には、本実施形態に係るサービスを享受するのに用いる配車予約アプリケーションのプログラム等の情報が含まれる。なお、記憶部220は、典型的には、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記録媒体により実現される。
入力受付部240は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を、制御部230に伝達する。端末装置200において、入力受付部240は、タッチパネルなどにより実現され、ユーザの指やスタイラスなどの指示具による接触とその接触位置を検出し、接触位置の座標を情報処理部231に伝達する。本実施形態において、入力受付部240は、ユーザによる予約要求の入力や、サーバ100から受信した通知に対するボタンの選択を受け付ける。
制御部230は、端末装置200の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部230は、情報処理部231、表示処理部232、センサ部233を含む。情報処理部231は、入力受付部240から入力された情報にしたがって、通信部210からサーバ100に情報を送信するように制御する機能を有する。また、情報処理部231は、通信部210でサーバ100から受信した情報を、表示処理部232に伝達する機能も有する。表示処理部232は、情報処理部231から伝達された表示用のデータを画素情報に変換し、表示部250のフレームバッファに書き込む機能を有する。センサ部233は、GPS衛星500A,500B等から送信されるGPS信号を受信して、端末装置200の現在位置(ユーザの現在位置)を測位する。
表示部250は、表示処理部232によりフレームバッファに書き込まれた表示データに従って、画像を表示する機能を有するモニタであり、典型的には液晶ディスプレイで実現される。表示部250は、サービス側から提供されて記憶部220に記憶(格納)された配車予約アプリケーション画面を表示する。また、表示部250は、サーバ100から送信された通知を表示する。音声I/F260は、スピーカ270や図示しないイヤホンのインタフェースである。スピーカ270は、サーバ100から通知を受信した場合に、通知音を発するように設定されてもよい。
次に、端末装置200にて行われるタクシー配車予約について説明する。図4は、端末装置200の表示部250に表示されるタクシー配車予約画面の一例である。本実施形態において、タクシーの配車予約は、サービス側が提供するアプリケーションを用いて行われる。図4(a)の予約画面には、ユーザがタクシーに乗車したい場所(予約地点)を指定するピンM10を表示させた地図と、周辺を走行するタクシーのアイコンTX10が表示されている。ユーザは、ピンM10によって予約地点を指定し、「指定する」ボタンBT10をタップすることによって、タクシーに乗車する地点(予約地点)を指定することができる。ボタンBT10がタップされると、図4(b)に示す予約情報を入力する画面(予約情報入力画面)に表示部250が遷移する。詳細は後述するが、予約情報入力画面には、項目として、予約地点の住所R10、予約地点のピンM10、予約時刻R11、通知情報R12、乗車ユーザの情報R13が表示される。図の例では、ピンM10で指定された予約地点は「○○区××5丁目4番地」、予約時刻は「17:00」、通知は「予約時刻から10分後」、乗車ユーザは「080」「090」から始まる電話番号のユーザであることが分かる。
通知情報R12は、予約時刻を経過しても、ユーザが配車されたタクシーに乗車していないとサーバ100により判定された場合に、予約時刻経過後何分後に、予約を取消す(キャンセルする)か否かの通知を受信するかをユーザに指定させる項目である。また、乗車ユーザR13は、タクシー配車要求を行う端末装置200のユーザとは異なるユーザがタクシーに乗車する場合に、タクシーに乗車するユーザの端末装置の識別情報を入力する項目である。すなわち、端末装置200のユーザが代理でタクシー配車予約を実行する際に用いられる。
次に、サーバ100の記憶部120に記憶される各情報について、図を用いて説明する。図5は、記憶部120の予約要求記憶部122に記憶される予約要求テーブルの一例を示す図である。図に示すように、予約要求テーブルTBL10には、予約要求毎に、ユーザID(IDentifier)、予約日、予約時刻、予約地点、予約対象、通知条件、自動キャンセルの有無が記憶される。ここで、「ユーザID」は、サービスの提供側によってユーザ毎に付与されるユーザの識別情報である。予約要求テーブルTBL10に記憶されるユーザIDは、予約内容を実行するユーザの識別情報であり、予約要求に応じて決定される。(詳細は後述する)。また、図1の予約サービスシステム10に係る実施形態では、「予約対象」は、タクシーとなっている。「通知条件」は、予約をキャンセルするか否かの通知がされるタイミングなどの条件であり、ユーザによって指定される。「自動キャンセル」は、ユーザの移動情報が所定の条件を成立させると判定部133によって判定された場合に、自動的に(ユーザの承諾なしに)予約をキャンセルするか否かであり、ユーザによって指定される。
本発明の一実施形態によれば、端末装置200のセンサ部233は、GPS衛星500A,500B等から受信したGPS信号に基づいて端末装置200の位置を測位する。センサ部233により測位される位置についての情報(位置情報)は、端末装置200が存在する位置の緯度・経度を少なくとも含む。GPS信号が異なる4つのGPS衛星から受信できた場合は、高度も測位することができる。図6に、サーバ100の記憶部120に記憶される端末装置の位置情報テーブルの一例を示す。図に示すように、位置情報テーブルTBL11は、端末装置200から受信した緯度、経度、高度および位置情報を取得した時刻(更新時刻)が、端末装置200の識別情報(図の例では、ユーザID)に関連付けて記憶される。図の例では、位置情報は1分毎に更新(1分毎に端末装置200から取得)されている。サーバ100の記憶部120には、端末装置毎に、図6のような位置情報テーブルTBL11が作成される。なお、高度については必須ではなく、取得できた場合のみでもよい。
計算部132は、図6の位置情報テーブルTBL11に基づき、端末装置200の移動情報(移動速度、移動方向等)を計算する。具体的には、位置情報の緯度、経度2点間の距離から移動方向を計算し、2点間の距離を2点の更新時刻の差分で除算することによって移動速度を計算する。移動速度判定部133は、端末装置200の移動情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。
次に、記憶部120に記憶される所定の条件について、図7を用いて説明する。「所定の条件」は、端末装置200の移動情報(移動速度、移動方向等)についての条件である。「所定の条件」は、端末装置200が予約要求に基づく予約内容を達成できる状況にあるか否か、すなわち、予約内容が達成される可能性が低い場合を判定するための条件であり、端末装置200の移動情報が「所定の条件」を満たす場合、端末装置200は、予約を達成できる状況にないと判定される。「予約を達成できる状況にない」場合とは、例えば以下が考えられる。
(1)ユーザが、予約時刻の時点で、配車されたタクシーとは異なる他のタクシーに乗車している場合
(2)ユーザが、予約時刻の時点で、タクシーへの乗車を取り止めている場合
本発明によれば、上記(1)、(2)のような状況にあると判定された場合に、予約を容易にキャンセルすることが可能となる。
上記(1)を移動情報から判定するための「所定の条件」について、以下に説明する。ただし、所定の条件はこれらに限定されるものではない。
(1.1)端末装置の移動速度と移動方向について
予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点に向かう方向でない
(具体例:予約時刻の前後3分で、連続する1分以上、端末装置の移動速度が、予約地点以外の方向へ40km/h以上)
(1.2)端末装置の移動速度について
予約時刻から所定の時間内において、端末装置の移動速度が所定の値以上である
(具体例:予約時刻の前後5分で端末装置の移動速度が40km/h以上)
また、上記(2)を移動情報から判定するための「所定の条件」は、以下が考えられる。ただし、所定の条件はこれらに限定されるものではない。
(2.1)端末装置の移動方向について
予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動方向が前記予約地点に向かう方向でない
(具体例:予約時刻の前後5分で、端末装置の移動方向が予約地点以外の方向である)
(2.2)端末装置の移動方向について
端末装置の移動方向が所定の時間変化しない
(具体例:予約時刻前後5分で、端末装置の位置が予約地点から500m以上の距離で移動方向が変化しない)
判定部133は、端末装置200から取得した位置情報に基づいて計算した移動情報が、上記(1.1)〜(2.2)の「所定の条件」を成立させるか否かを判定する。取消部134は、判定部133によって移動情報が「所定の条件」を成立させると判定された場合、「所定の条件」が成立する予約要求に基づく予約を取消す。なお、その際、ユーザの予約要求テーブルTBL10を参照し、自動キャンセルが「なし」と設定されている場合、通知作成部135が、予約要求の取消に関する情報であって、ユーザに予約取消の可否を選択させるための情報を含む通知を作成する。そして、送信部112から、作成された通知を端末装置200に送信する。取消部134は、通知に対する端末装置200からの応答に応じて、応答が予約取消可である場合は予約を取消(キャンセル)し、応答が予約取消否である場合は、予約を取消さずに待機してもよい。送信部112で作成された通知は端末装置200に所定の時間間隔で複数回送信されてもよい。
図7は、記憶部120に記憶される所定の条件テーブルの一例である。図に示すように、所定の条件テーブルTBL12には、時間条件、ユーザの移動速度、ユーザの移動方向、オプション等が含まれる。例えば、所定の条件テーブルTBL12に記憶された条件1は、上記(1.1)の条件であって、端末装置の移動速度と移動方向に関す。条件1のように、「予約時刻の前後3分連続する1分以上」、「ユーザの移動速度」が「40km/h以上」であり、かつ「ユーザの移動速度」が「予約地点以外」(予約地点に向かわない方向)である場合は、ユーザは何らかの車両に乗車していると考えられる。
条件2は、上記(2.1)の条件であって、端末装置の移動方向に関する。条件2のように、「時間条件」が「予約時刻の前後5分」、「ユーザの移動方向」が「予約地点以外」である場合は、ユーザが、予約時刻の時点でタクシーへの乗車を取り止めていると考えられる。
条件3は、上記(2.2)の条件であって、端末装置の移動方向に関する。条件3のように、「時間条件」が「予約時刻の前後5分」、「ユーザの移動方向」が「予約地点以外で変化しない」場合は、ユーザが、予約地点を誤って認識しているとも考えられる。この場合、予約地点をユーザに通知する事が好ましいため、「オプション」として、「予約地点の通知」が設定されてもよい。これは例えば、プッシュ通知等で「予約地点は○○区××5丁目です」というメッセージと、ユーザの現在地と予約地点とをマーカー等で分かるようにした地図を表示させるためのリンクを通知すればよい。
条件4は、上記(1.2)の条件であって、端末装置の移動速度に関する。条件4のように、「時間条件」が「予約時刻の前後5分」、「ユーザの移動速度」が「40km/h以上」である場合は、ユーザが、何らかの車両に乗車していると考えられる。なお、上記の所定の条件における、移動速度や時間条件については一例であり、予約サービス側が設定できても、ユーザ側が設定できてもよい。また、例えば時間条件については、個々のユーザの履歴に応じて、適切な数値が設定されてもよい。
上述のように、本発明の一実施形態によれば、計算部132が、端末装置200から取得した位置情報を用いて、端末装置200の移動速度及び移動方向(移動情報)を計算する。そして、判定部133により、予約内容の達成可否が判定され、予約内容が達成できる状況にないと判定された場合、キャンセル処理を容易にすることができる。従って、ユーザにとって利便性が高い。なお、判定に用いる移動情報の項目が多いほど、より正確にユーザの状況を把握でき、より精度の高い判定が可能となる。
上述では、端末装置200の移動情報に基づいて所定の条件の判定が行われる態様を説明した。しかしながら、所定の条件の判定には、予約対象であるタクシーの移動情報が用いられてもよい。以下に、移動対象の移動情報も判定に用いられる態様について説明する。
図8は、サーバ100の記憶部120に記憶される端末装置および端末装置に配車されたタクシーの位置情報テーブルの一例である。サーバ100の取得部131は、ネットワーク600を介して又は端末装置200に配車されたタクシー300から直接、タクシーの位置情報を取得する。図に示すように、位置情報テーブルTBL13は、端末装置の位置情報と、端末装置に配車されたタクシーの位置情報とが関連付けて格納されている。取得部131は、端末装置200と、タクシー300又はタクシーサーバ400とから、それぞれ端末装置200及びタクシー300の位置情報を取得し、位置情報テーブルTBL13として記憶部120に記憶する。
ユーザの移動情報とタクシーの移動情報とから、予約を達成する状況にあるか否かを判定するための「所定の条件」は、以下が考えられる。ただし、所定の条件はこれらに限定されるものではない。
(3.1)端末装置とタクシーとの間の相対速度と移動方向について
予約時刻から所定の時間内において、端末装置と予約対象との間の相対速度が所定の値以上、かつ、端末装置の移動方向が予約地点から離れる方向
(具体例:予約時刻前後5分で、端末装置の移動速度が予約地点以外の方向に平均40km/h以上であり、端末装置とタクシーとの間の相対速度が30km/h以上)
(3.2)端末装置とタクシーとの間の相対距離について
予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置と前記予約対象との間の相対距離が所定の値以上
(具体例:予約時刻以降に、端末装置とタクシーとの間の相対距離が増加)
図9は、移動対象であるタクシーの移動情報を含む所定の条件テーブルの一例である。図に示すように、所定の条件テーブルTBL14には、時間条件、ユーザの移動速度、ユーザの移動方向、タクシーとの相対速度、タクシーとの相対距離等が含まれる。例えば、所定の条件テーブルTBL14に記憶された条件1は、上記(3.1)の条件であって、端末装置とタクシーとの間の相対速度と移動方向に関する。条件1のように、「予約時刻の前後5分」、「ユーザの移動速度」が「40km/h以上」、「ユーザの移動方向」が「予約地点以外」であり、かつ「タクシーと端末装置との間の相対速度」が「30km/h以上」である場合は、ユーザは、配車されたタクシー以外の車両に乗車していると考えられる。また、条件2は、上記(3.2)の条件であって、端末装置とタクシーとの間の相対距離に関する。条件2のように、「予約時刻後」に「タクシーと端末装置との間の相対距離」が「増加」している場合は、ユーザがタクシーへの乗車を取り止めていると考えられる。
上述のように、配車されたタクシーの移動情報をさらに用いて判定が行われるため、端末装置のユーザが別の車両に乗った可能性をより精度よく判定することができる。
次に、判定部133によって所定の条件が成立すると判定された場合に、端末装置200に送信される通知について説明する。図10は、通知作成部135によって作成された通知が表示された端末装置200の表示部250の表示画面の一例である。図の例は、「予約時刻経過後10分後」に通知が送信されるように予め設定したユーザへの通知である。図に示すように、表示部250には、プッシュ通知PU10が表示されている。プッシュ通知PU10には、「タクシー予約をキャンセルしますか?予約時刻を10分経過しました」というメッセージと、「キャンセル」及び「予約継続」ボタンが表示されている。ユーザによって「キャンセル」が選択された場合、端末装置200の送信部212から、「キャンセル」応答が送信される。サーバ100の受信部111は、「キャンセル」応答を受信し、取消部134が、予約を取消す処理を行う。その後、送信部212より、タクシーサーバ400を介して、又はタクシー300へ直接、予約取消の通知が送信される。
なお、ユーザへの通知の送信は、取得部131が取得したユーザ情報に含まれるメールアドレスや、電話番号を宛先として利用できる通信プロトコル、例えばSMS(Short Message Service)やMMS(Multimedia Messaging Service)等を用いて送信される。また、サービスに連携するメッセンジャーアプリケーションを介した通知により送信されてもよい。さらに、通知が送信されるタイミングは、ユーザによって自由に設定されても良く、通知が送信されずに自動的に予約がキャンセルされるように設定されてもよい。なお、通知は予約時刻の経過後に限って行われるものではない。予約時刻前でも、判定部133による判定でユーザが配車されたタクシーに乗車する可能性が低いとされる条件が成立した時点で、端末装置へ通知が送信されてもよい。
上述のように、本発明によれば、予約内容が達成されない状況にあると判定された場合に、ユーザにキャンセルを促す通知が送信されるため、ユーザにとって利便性が高い。また、ユーザからの明示的なキャンセルがあるまで待機しなければならないタクシー側にとっても、キャンセルの発生を早めに知ることができ便利である。なお、「予約対象」としては、上述のタクシーに限らず、飛行機、船舶、バスなどの車両であっても良い。
<第2の実施形態>
上記では、予約対象が移動するタクシーの場合について説明した。しかしながら、本発明は、予約対象が移動しない店舗等の場合にも適用することができる。以下に、その場合の一実施形態を第2の実施形態として説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る予約サービスシステム構成の概略図である。予約サービスシステム20は、レストラン等の店舗予約を行うサービスシステムであり、図2に示すように、サーバ100、端末装置200、GPS衛星500A、ネットワーク600、店舗700を含む。
サーバ100は、店舗予約サービスを提供するサービス側のサーバであり、ネットワーク600を介して端末装置200や店舗700と接続される。サーバ100は、端末装置200のユーザからの店舗予約(予約要求)を受けて、店舗700に予約要求を送信する。予約要求は、例えば図4(b)に示すようなアプリケーションを用いて送信することができ、少なくとも、ユーザ情報、予約日、予約時刻を含む。店舗700は、予約要求に応じた予約が完了すると、予約完了の旨をサーバ100へ送信し、サーバ100は、予約完了の旨を端末装置200に送信する。なお、サーバ100や端末装置200のブロック図は、図1に示す配車予約サービスシステム10に係るものと同様であり、詳細な説明は省略する。
図12は、記憶部120に記憶される予約要求テーブルの一例を示す図である。図12の予約要求テーブルTBL20は、図5の予約要求テーブルTBL10と同様であるが、予約対象が異なる。図に示すように、予約要求テーブルTBL20には、予約要求毎に、ユーザID、予約日、予約時刻、予約地点、予約対象、通知条件、自動キャンセルの有無が記憶される。ここで、ユーザIDは、予約内容を実行する端末装置の識別情報である。図11に示す予約サービスシステム20に係る実施形態では、「予約対象」は店舗となっている。なお、「予約対象」としては、飲食店、映画館、病院、美容院、ネイルサロン、ホテルなど、予約が可能なもの全般に本発明の適用が可能である。「予約地点」は、「予約対象」の店舗の住所である。
図11に示す予約サービスシステム20の場合も、予約サービスシステム10の場合と同様に、端末装置200がGPS衛星500A等から受信したGPS信号を用いて測位した位置情報に基づき、サーバ100の計算部132が、端末装置200の移動情報を計算する。判定部133は、端末装置200の移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定し、判定結果に応じて、取消部が予約を取消す。ここで、所定の条件は、上述した(1.1)〜(2.2)と同様である。すなわち、端末装置200の移動速度や移動方向から、端末装置200が予約内容を達成できる状況にあるか否か、すなわち、ユーザが予約時刻に予約地点(店舗)に到達するかが判定される。
判定部133によって端末装置200の移動情報が所定の条件を成立させると判定された場合、通知作成部135は、端末装置200のユーザに予約取消の可否を選択させる通知を作成する。図13に、端末装置200の表示部250に表示される通知の一例を示す。図に示すように、通知PU11には、「レストランの予約をキャンセルしますか?予約時刻を10分経過しました」というメッセージと、「キャンセル」及び「予約継続」のボタンが表示される。この通知PU11が表示される時間は、端末装置200のユーザが予め設定しても良いし、設定されない場合、予約サービス側によって設定されていてもよい。その後、取消部134は、プッシュ通知PU11に対する端末装置200からの応答が「キャンセル」である場合は予約を取消し、送信部112は、店舗700に予約取消の通知を送信する。「予約継続」である場合は、一定期間待機して、所定の時間経過後に再度位置情報の取得を開始し、上述した判定を行っても良い。
次に、上述した本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態による制御方法について、図14を用いて説明する。図14は、上述の制御のフローチャートである。なお、図14のフローは、予約対象がタクシーの場合および店舗の場合でも同様である。
まず、サーバ100の受信部111にて、予約要求を受信する(ステップS11)。そして、取得部131は、予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する(ステップS12)。なお、位置情報の取得は、予約要求を受信してすぐ開始されても良いし、予約要求に含まれる予約時刻が近づいた場合に開始されてもよい。また、位置情報の取得は、所定の間隔(例えば、1分間隔等)で行われる。その後、計算部132は、取得部131が取得した位置情報から、端末装置の移動情報(移動速度、移動方向)を計算する(ステップS13)。ここで、移動情報の計算は、所定の間隔で位置情報を取得する度に行われても良いし、記憶部120にある程度位置情報を記憶してから行われても良い。その後、判定部133が、移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する(ステップS14)。所定の条件を成立させないと判定された場合、ステップS12へ戻り、位置情報の取得を継続する。なお、位置情報の取得から判定までの処理は、予約が達成された(予約内容が実行された)場合か、予約の取消が行われるまで行われるのが好適である。
ステップS14にて、所定の条件を成立させると判定された場合、通知作成部135は、予約取消に関する通知を作成し、送信部112が、端末装置へ通知を送信する(ステップS15)。判定部133は、端末装置から予約取消の応答があるか否かを判定し(ステップS16)、予約取消の応答があった場合は、取消部134が予約を取消す(ステップS17)。その後、送信部112は、予約取消の通知を、端末装置及び予約対象(タクシー、店舗など)に送信する(ステップS18)。なお、端末装置から予約取消の応答がない(通知に対する応答がない場合、又は、予約継続の応答があった場合)は、ステップS15へ戻り、所定の期間経過後に、再度通知が送信されてもよい。
上述のように、本発明によれば、予約内容が達成できないと推定される条件を、端末装置の移動情報(移動速度や移動方向)が成立させるか否かが判定され、予約内容が達成できないと判定された場合に、予約を取消すか否かの通知が端末装置に送信される。従って、ユーザは、予約取消をスムーズに行うことができ、利便性が高い。また、ユーザからの明示的な取消の通知を早い段階で得ることができるため、予約対象側にとっても利益が大きい。
<変形例>
次に、複数のユーザが同一時刻に予約対象に集合する際に、ユーザの各位置情報に基づいて、集合時間が変更される態様について、変形例として説明する。図15は、本発明の変形例に係る予約サービスシステムの構成図である。図に示すように、予約サービスシステム30は、サーバ100、複数の端末装置200A,200B,200C、GPS衛星500、ネットワーク600、店舗700を含む。サーバ100や端末装置200のブロック図は、図2や図3で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
ここで、端末装置200A〜200Cのユーザは、店舗700を予約し、同一時間に集合しようとしている。しかしながら、図15のように複数人数で集合する場合、集合時刻を定めても、各ユーザが、集合場所の誤認識や遅刻などで適切に集まらない事がある。以下に説明する態様では、各ユーザの端末装置の移動情報に基づき、集合時間が変更される。
まず、サーバ100の受信部111は、複数のユーザが集合すべき集合場所を示す場所情報と、複数のユーザ各々を示すユーザ情報と、複数のユーザが集合する予定の集合時刻とを受信する。これらの情報は、一ユーザの端末装置からまとめて送信されてもよいし、集合する各ユーザが、サービス側の提供するアプリケーションを介して送信してもよい。図16に、記憶部120に記憶される集合情報テーブルの一例を示す。図に示すように、集合情報テーブルTBL30は、集合場所、集合時刻、集合する各ユーザの情報とを含む。なお、オプションとして、あるユーザが特定ユーザであることを示す情報が含まれても良い(詳細は後述する)。図の例では、集合グループのグループID「Group_1」に含まれる集合ユーザが、「○○区××5丁目」に「17:00」に集合する、という情報が記憶されている。
取得部131は、複数のユーザのユーザ端末各々の位置を示す位置情報を取得する。図17に、記憶部120に記憶される各ユーザ端末の位置情報テーブルを示す。これは、各ユーザ端末が複数のGPS衛星500から受信したGPS信号に基づき測位した情報である。計算部132は、位置情報テーブルTBL31のユーザ端末各々の位置情報から、場所情報により示される位置まで到達するのに要すると推定される移動時間を、各ユーザ端末毎に計算する。そして、図2に図示しない変更部が、現在時刻とユーザ端末毎の移動時間とに基づいて、集合時刻を変更する。このとき、通知作成部135は、変更部により変更された集合時刻の通知を作成し、送信部112は、集合する複数のユーザ端末に、通知を送信する。
なお、この通知には、集合時間の変更に同意するかの確認が含まれる。図18に、端末装置200A〜200Cに送信される通知の一例を示す。図に示すように、通知PU30には、「○○区××5丁目への集合時刻が変更されました」というメッセージと、「同意する」及び「詳細確認」のボタンが含まれる。変更部は、集合ユーザ全員から「同意する」の応答があった場合、集合時刻を変更し、集合情報テーブルTBL30の内容を更新する。なお、「詳細確認」ボタンが選択された場合、集合時間の変更に同意しない場合のボタン、集合ユーザへのメッセージ作成画面への遷移ボタン、集合時間の希望更新時間を設定できる画面への遷移ボタン等が表示されてもよい。
次に、上述した本発明の変形例による制御方法について、図19を用いて説明する。図19は、上述の制御のフローチャートである。まず、サーバ100の受信部111にて、グループ情報(集合ユーザ、集合場所、集合時刻)を受信する(ステップS21)。そして、取得部131は、集合ユーザの端末装置の位置情報を取得する(ステップS22)。なお、位置情報の取得は、グループ情報を受信してすぐ開始されても良いし、集合時刻が近づいた場合に開始されてもよい。その後、計算部132は、取得部131が取得した位置情報から、各集合ユーザの端末装置の移動情報(移動速度、移動方向)を計算する(ステップS23)。ここで、移動情報の計算は、所定の間隔で位置情報を取得する度に行われても良いし、記憶部120にある程度位置情報を記憶してから行われても良い。その後、判定部133が、集合ユーザは集合時刻に集合場所に到着可能であるか否かを判定する(ステップS24)。集合ユーザが集合時刻に集合場所に到着すると判定された場合は、ステップS28へ進み、集合時刻は更新されない。ステップS24にて、集合ユーザが集合時刻に集合場所に到着しないと判定された場合は、計算部132が、各集合ユーザの移動情報から新たな集合時刻を計算し、通知作成部135が作成した通知が、集合ユーザに送信される(ステップS25)。判定部133は、通知への応答で、集合ユーザが更新に同意しているか否かが判定する(ステップS26)。集合ユーザが更新に同意したと判定された場合は、更新部が、集合時刻を更新する(ステップS27)。なお、集合ユーザ全員の同意が得られない場合は、通知が送信されてから所定時間が経過した後に、同意を得られないユーザへ再度通知が送信されてもよいし、集合ユーザ全員へ、全員の同意が得られていない旨が通知されてもよい。
なお、受信部111は、さらに、複数のユーザの中から特定のユーザの指定を受け付ける。「特定のユーザ」とは、集合ユーザのうち優先順位の高いユーザであって、例えばあるパーティの主役となるユーザであったり、集合ユーザのうち最も上役のユーザであったりする。そして、変更部は、特定のユーザのユーザ端末の位置情報から計算された移動時間と現在時刻とに基づいて集合時刻を変更する。このようにすれば、優先度の高いユーザに、集合時刻の変更により手間をかけさせることがない。なお、変更部は、各ユーザ端末の移動情報から計算した移動時間のうち、最も長い移動時間に基づいて、集合時刻を変更してもよい。このようにすれば、全てのユーザを確実に集合場所に集合させることが可能となる。
なお、集合場所は、所定のサービスを提供するサービス提供者の場所を示すものであり、予定の集合時刻は、前記複数のユーザが所定のサービスの提供開始を所望するものとしてサービス提供者に通知されている時間である。通知作成部135は、変更後の集合時刻をサービス提供者に通知する通知情報を作成してもよい。このようにすれば、サービス提供者を不要に待たせたりすることがない。また、集合場所がレストランである場合、予約者のために確保していた席を他のお客に提供することができ、利益が高い。
さらに、受信部111は、ユーザの端末の位置情報から集合時間に間に合わない遅刻ユーザを抽出し、サーバ100は、受信部111で受け付けた複数のユーザから、遅刻ユーザを区別して管理する管理部を備えてもよい。このようにすれば、遅刻ユーザを集合時刻の変更の際に考慮しなくてもよく、不要に集合時刻を遅くすることがない。なお、遅刻ユーザとして抽出するユーザは、集合時間から所定の時間(例えば、5分等)以内に間に合わないユーザとしてもよい。
さらに、取得部131は、複数のユーザのうち、集合場所から所定の距離内にいないユーザの位置情報を繰り返し取得し、計算部132は、取得部131が位置情報を取得するごとに、取得した分の位置情報に基づく移動時間を計算してもよい。これにより、より状況に即した集合時間に更新することができる。
なお、通知作成部153は、複数ユーザの位置情報を地図上に表示するための表示情報を作成し、送信部112から表示情報が送信されてもよい。これにより、どのユーザがどこに位置するかを視覚的に把握することができ便利である。
本発明に係る発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限られないことは言うまでもない。例えば、上述では、位置情報をGPS衛星から取得する態様について説明したが、位置情報は、基地局などから得ても良い。また、端末装置200は、移動速度を計測する速度センサや、移動方向を計測するジャイロセンサを備え、移動速度や移動方向をそれらセンサによって計算してもよい。
また、上述では、通知がプッシュ通知により行われる態様を説明したが、通知は、SMSで送信されたり、Eメールアドレス宛に送信されたりしてもよい。所定の条件や通知が行われるタイミングは、サービス側やユーザが任意に設定できてもよい。例えば上述では、通知が予約時刻の経過後に送信される態様を説明した。しかしながら、通知は、予約時刻の前に行われてもよいし、キャンセルと判定された時点で行われても良い。
さらに、端末装置が位置する場所の路線図等の情報を記憶しておき、端末装置の移動速度が電車の移動速度と同等で、移動方向が路線と一致する場合は、端末装置が電車やバスに乗車していると判定し、タクシー予約をキャンセルしてもよい。あるいは、電車やバス等で予約地点に向かっていると判定し、タクシー予約のキャンセルを一定期間保留にしても良い。
また、端末装置の移動速度及び移動方向と、配車されたタクシーとは別のタクシーの移動速度及び移動方向とが一致する場合、端末装置はこの別のタクシーに乗車したと判定してもよい。この際、別のタクシーに関する情報をサーバ100およびタクシーサーバ400に送信してもよい。
また、端末装置は、スマートフォンに限るものでない。端末装置は、上記実施の形態において記載した機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよく、例えば、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、ウェアラブル端末(眼鏡型、腕時計型等を含む)、デスクトップPC(Personal Computer)であってもよい。
サーバ100の各機能部は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。また、各機能部は、1または複数の集積回路により実現されてよく、複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、サーバ100または端末装置200、300は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
10 配車予約サービスシステム
100 サーバ(情報処理装置)
200 端末装置
300 タクシー
400 タクシーサーバ
500A,500B GPS衛星
600 ネットワーク
110 通信部
120 記憶部
130 制御部
111 受信部
112 送信部
131 取得部
132 計算部
133 判定部
134 取消部
135 通知作成部
210 通信部
220 記憶部
230 制御部
240 入力受付部
250 表示部
270 スピーカ
211 受信部
212 送信部
231 情報処理部
232 表示処理部
233 センサ部
M10 ピン
TX10 アイコン
BT10 ボタン
R10 住所
R11 予約時刻
R12 通知情報
R13 乗車ユーザ情報
TBL10 予約要求テーブル
TBL11、TBL13 位置情報テーブル
TBL12、TBL14 所定の条件テーブル
PU10、PU11、PU30 プッシュ通知
20 予約サービスシステム
700 店舗
TBL20 予約要求テーブル
30 予約サービスシステム
TBL30 集合情報テーブル
TBL31 位置情報テーブル

Claims (19)

  1. 予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信部と、
    前記予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得部と、
    前記位置情報に基づき、前記端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された前記移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記予約要求に応じた予約を取消す取消部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記判定部により所定の条件を成立させると判定された場合、前記予約要求の取消に関する情報を含む通知を前記端末装置に送信する送信部をさらに備え、
    前記取消部は、前記通知に対する前記端末装置からの応答に応じて、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記計算部は、前記移動情報として前記端末装置の移動速度を計算し、
    前記取消部は、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動速度が所定の値以上と前記判定部により判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算部は、前記移動情報として前記端末装置の移動方向を計算し、
    前記取消部は、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動方向が前記予約地点に向かう方向でない場合と前記判定部により判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記計算部により計算された前記端末装置の移動方向が所定の時間変化しない場合、前記送信部は、前記予約地点についての情報を前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記計算部は、前記移動情報として前記端末装置の移動速度及び移動方向を計算し、
    前記取消部は、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動速度が所定の値以上、かつ、前記端末装置の移動方向が前記予約地点に向かう方向でないと前記判定部により判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記計算部は、前記移動情報として前記端末装置及び前記予約対象の移動方向を計算し、
    前記取消部は、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置と前記予約対象との間の相対距離が所定の値以上であると前記判定部により判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記計算部は、前記移動情報として前記端末装置の移動速度及び移動方向と、前記予約対象の移動速度とを計算し、
    前記取消部は、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置と前記予約対象との間の相対速度が所定の値以上、かつ、前記端末装置の移動方向が前記予約地点から離れる方向であると前記判定部により判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記予約要求は、前記予約要求を実行する端末装置以外で、少なくとも1以上の前記予約地点に向かう他の端末装置についての情報を含み、
    前記取得部は、前記他の端末装置の位置情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信ステップと、
    前記予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得ステップと、
    前記位置情報に基づき、前記端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算ステップと、
    前記計算ステップにて計算された前記移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記予約要求に応じた予約を取消す取消ステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  11. 前記判定ステップにて所定の条件を成立させると判定された場合、前記予約要求の取消に関する情報を含む通知を前記端末装置に送信する送信ステップをさらに含み、
    前記取消ステップは、前記通知に対する前記端末装置からの応答に応じて、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置の制御方法。
  12. 前記計算ステップは、前記移動情報として前記端末装置の移動速度を計算し、
    前記取消ステップは、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動速度が所定の値以上と前記判定ステップにて判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. 前記計算ステップは、前記移動情報として前記端末装置の移動方向を計算し、
    前記取消ステップは、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動方向が前記予約地点に向かう方向でない場合と前記判定ステップにて判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
  14. 前記計算ステップにて計算された前記端末装置の移動方向が所定の時間変化しない場合、前記送信ステップにて、前記予約地点についての情報を前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置の制御方法。
  15. 前記計算ステップは、前記移動情報として前記端末装置の移動速度及び移動方向を計算し、
    前記取消ステップは、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置の移動速度が所定の値以上、かつ、前記端末装置の移動方向が前記予約地点に向かう方向でないと前記判定ステップにて判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
  16. 前記計算ステップは、前記移動情報として前記端末装置及び前記予約対象の移動方向を計算し、
    前記取消ステップは、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置と前記予約対象との間の相対距離が所定の値以上であると前記判定ステップにて判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
  17. 前記計算ステップは、前記移動情報として前記端末装置の移動速度及び移動方向と、前記予約対象の移動速度とを計算し、
    前記取消ステップは、前記予約時刻から所定の時間内において、前記端末装置と前記予約対象との間の相対速度が所定の値以上、かつ、前記端末装置の移動方向が前記予約地点から離れる方向であると前記判定ステップにて判定された場合、前記予約要求に応じた予約を取消す、
    ことを特徴とする請求項10〜16のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
  18. 前記予約要求は、前記予約要求を実行する端末装置以外で、少なくとも1以上の前記予約地点に向かう他の端末装置についての情報を含み、
    前記取得ステップは、前記他の端末装置の位置情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
  19. 情報処理装置に、
    予約対象、予約地点および予約時刻の少なくとも1つを含む予約要求を受信する受信機能と、
    前記予約要求に基づいて決定される端末装置の位置情報を取得する取得機能と、
    前記位置情報に基づき、前記端末装置の移動に関する移動情報を計算する計算機能と、
    前記計算機能により計算された前記移動情報が所定の条件を成立させるか否かを判定する判定機能と、
    前記判定機能による判定結果に応じて、前記予約要求に応じた予約を取消す取消機能と、
    を実現させるプログラム。
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