JP6270234B1 - 旅客運搬自動車呼出システム、旅客運搬自動車呼出端末及び旅客運搬自動車呼出プログラム - Google Patents

旅客運搬自動車呼出システム、旅客運搬自動車呼出端末及び旅客運搬自動車呼出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タクシー車両等の旅客運搬自動車の稼働率を向上させることができるシステムを提供すること。【解決手段】利用者が使用する利用者端末と、旅客運搬自動車の運転手が使用する旅客運搬者端末と、を備える旅客運搬自動車呼出システムであって、前記旅客運搬自動車端末において、前記利用者端末のうち、乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に所定距離を超えて移動をしなかった前記利用者端末の位置を地図上に表示することを特徴とする、旅客運搬自動車呼出システム。【選択図】図1

Description

本発明は、タクシー等の旅客運搬自動車及び利用者の位置情報を取得し、利用者の移動を判定することで、旅客運搬自動車の稼働率の向上を図る為のシステム、端末及びプログラムに関する。
従来、タクシー乗り場以外の場所でタクシーを利用するには、電話等でタクシー会社に連絡し、予約をするか、あるいは路上で手を挙げて空車タクシーを停めることが一般的であった。しかし、土地勘のない場所では利用者はどこに行けば空車タクシーを捕まえやすいかがわからず、また、利用者がタクシー会社の電話番号を調べて配車センタを介して予約を行うことは、利用者、タクシー会社双方にとって手間であった。
近年では、タクシー車両や利用者の位置情報を用いてタクシーの予約を行うシステムが知られている。例えば、特許文献1に記載のタクシー車両の呼び寄せシステムでは、タクシー車両の現在位置や車両情報等をタクシー車両側端末及び顧客側端末において地図上に表示する。これにより利用者は、顧客側端末を用いて車両を指定した呼出又は車両を指定しない呼出を手軽に行うことができる。また、顧客の乗車場所や乗車日時等を乗車実績情報として蓄積し、統計結果を生成する。
特開2013−134641号公報
しかし、特許文献1に記載のシステムでは、利用者が移動しながらいたずらで車両の予約を行ってその場を去った場合にも、予約された車両は呼び出された位置に向かう必要があり、手軽に予約ができることでかえってタクシー車両の稼働率を下げてしまう恐れがあった。
また、利用者は予約を行った後に空車タクシーを見つけても、予約した車両を待つか、あるいは予約のキャンセルをする必要があり、利用者にとっても不便な場合があった。利用者が車両の予約を行った後にキャンセルを行わずに他のタクシー車両を利用した場合等にも、タクシー車両の運転手はそのことを知ることができず、予約された車両は呼び出された位置に向かう必要があった。
さらに、タクシー車両側端末は利用客とタクシー車両のマッチングのために自車の現在位置と待ち客の情報を表示するため、マッチングの対象にならない空車タクシーの運転手は流し運転の走行ルートの決定を勘や経験に頼って行わざるを得なかった。
そこで、本発明では、上記の課題のうち少なくとも一つを解決し、旅客運搬自動車の稼働率を向上することのできる旅客運搬自動車呼出システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る旅客運搬自動車呼出システムは、利用者が使用する利用者端末と、旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車の配車を行う配車センタで使用される旅客運搬者端末と、サーバ装置と、を備える旅客運搬自動車呼出システムであって、
前記利用者端末が、
当該利用者端末の位置情報を取得して前記サーバ装置に送信する利用者端末位置情報取得手段と、
前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、を有し、
前記旅客運搬者端末が、
前記利用者端末の位置を表示する旅客運搬者端末側表示手段を有し、
前記サーバ装置が、
前記利用者端末から、前記利用者端末の位置情報を受信する端末情報取得手段と、
前記利用者端末の位置情報を前記旅客運搬者端末に送信する端末情報送信手段と、を有し、
前記端末情報送信手段が、
前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に所定距離を超えて移動をしなかった前記利用者端末の位置情報を前記旅客運搬者端末に送信し、
前記旅客運搬者端末側表示手段が、
前記端末情報送信手段が送信した情報に基づいて、前記利用者端末の位置を表示することを特徴とする。
このように、旅客運搬者端末において、乗車希望を受け付けてから所定時間内に所定距離を超える移動をしなかった利用者端末を判断し、当該利用者端末のみを表示することにより、利用者が乗車希望を入力した後所定時間内に他の旅客運搬自動車を利用した場合や、移動しながらいたずらで乗車希望を入力してその場を去った場合には、利用者端末の位置が旅客運搬者端末に表示されない。旅客運搬自動車の運転手等は表示を見て利用者を迎えに行くか否かを判断できるため、いたずら等による旅客運搬自動車の稼働率の低下を防ぐことができる。
本発明の好ましい形態では、前記旅客運搬者端末側表示手段が、
表示している前記利用者端末のうち、所定時間内に所定距離を超えて移動をした前記利用者端末の位置の表示を削除することを特徴とする。
このように、旅客運搬者端末において表示している前記利用者端末のうち、所定時間内に所定距離を超えて移動をした利用者端末の位置の表示を削除することにより、表示後に旅客運搬自動車や他の交通手段を利用して、旅客運搬自動車の配車を必要としなくなった利用者を旅客運搬自動車が迎えに行かなくてもよくなり、無駄な移動を削減することで旅客運搬自動車の稼働率を上げることができる。また、利用者はキャンセル操作を行う必要がなくなり、利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記旅客運搬者端末側表示手段が、
表示している前記利用者端末のうち、表示を開始してからの経過時間が、予め設定された利用者位置表示時間に達した前記利用者端末の位置の表示を削除することを特徴とする。
このように、旅客運搬者端末側表示手段における利用者端末の表示開始から所定時間の経過後に当該利用者端末の位置表示を削除することで、いたずら等で乗車希望を入力し、実際には乗車を希望しない利用者の位置が旅客運搬者端末において表示され続けることを防ぐことができ、旅客運搬自動車の稼働率を上げる効果が期待できる。また、旅客運搬自動車の配車を必要としなくなった利用者がキャンセル操作を行う必要がなくなり、利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記端末情報取得手段が、
前記旅客運搬者端末から、前記旅客運搬者端末の位置情報を受信し、
前記端末情報送信手段が、
前記旅客運搬者端末の位置情報を前記利用者端末に送信し、
前記利用者端末が、
前記端末情報送信手段によって送信された位置情報に基づいて、前記旅客運搬者端末の位置を表示する利用者端末側表示手段を更に有することを特徴とする。
このように、利用者端末において旅客運搬者端末の位置を表示することによって、自分を迎えに来てくれる旅客運搬自動車が近隣にあるかどうかを確認できる。これにより、利用者は、より旅客運搬自動車の利用がしやすい位置に移動したり、他の交通手段を用いたりする選択をすることが可能となり、利用者の利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記端末情報送信手段が、
前記旅客運搬者端末に他の旅客運搬者端末の位置情報を送信し、
前記旅客運搬者端末側表示手段が、
当該旅客運搬者端末の位置及び前記他の旅客運搬者端末の位置を表示することを特徴とする。
このように、旅客運搬者端末が他の旅客運搬者端末の位置を表示することにより、旅客運搬自動車の運転手は、個人の勘や経験のみではなく、他の旅客運搬自動車の位置に基づいて走行ルートの決定等をすることができるようになる。
本発明の好ましい形態では、前記旅客運搬者端末が、
当該旅客運搬者端末の位置を前記利用者端末側表示手段が表示することを許可するか否かの入力を受け付け、自車位置表示可否情報として前記サーバ装置に送信する自車位置表示可否受付手段を更に有し、
前記端末情報送信手段が、
前記自車位置表示可否情報に基づいて、前記利用者端末側表示手段による位置の表示を許可する前記旅客運搬者端末の位置情報を選択的に前記利用者端末に送信することを特徴とする。
このように、利用者端末における自車の位置の表示の可否を、旅客運搬者端末への入力によって決定することにより、空車でない場合や運転手の休憩中等利用できない状態の時には利用者端末に自車の位置を表示しないようにすることができる。これにより、利用者はより正確に利用できる旅客運搬自動車の位置を知ることができ、また、運転手も安心して休憩を取ることができるようになる。
本発明の好ましい形態では、前記旅客運搬者端末が、
前記配車センタで使用される配車センタ端末を含み、
前記配車センタ端末が、
当該配車センタが管理する旅客運搬自動車に搭載された車載装置の位置情報を受信し、前記サーバ装置に送信する車載装置位置情報受信手段を備えることを特徴とする。
このように、配車センタで使用される配車センタ端末が利用者端末の位置を表示することにより、旅客運搬者端末を備えない旅客運搬自動車も、配車センタを通じて利用者の位置を知ることができる。また、配車センタ端末が車載装置の位置情報を受信することで、利用者の近くにいる旅客運搬者端末に優先的に配車指示を行うことが可能になる。
本発明に係る旅客運搬自動車呼出プログラムは、利用者が使用する利用者端末の位置を、旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車の配車を行う配車センタで使用される旅客運搬者端末に表示させるための旅客運搬自動車呼出プログラムであって、
コンピュータを、
前記利用者端末の位置情報を取得する利用者端末位置情報取得手段と、
前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、として機能させ、
前記乗車希望受付手段が、
前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に所定距離を超えて移動をしなかった前記利用者端末の位置を、前記旅客運搬者端末に表示させるための情報を送信することを特徴とする。
このようなプログラムによって、スマートフォン等のコンピュータを、本発明に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける利用者端末として用いることができる。
本発明に係る旅客運搬自動車呼出端末は、旅客運搬自動車を呼び出す旅客運搬自動車呼出端末であって、
当該旅客運搬自動車呼出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
利用者の旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、を備え、
前記乗車希望受付手段が、
前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に前記旅客運搬自動車呼出端末が所定距離を超えて移動をしなかった場合に、前記旅客運搬自動車の運転手又は前記旅客運搬自動車を管理する配車センタへの連絡を当該旅客運搬自動車呼出端末に許可することを特徴とする。
このように、連絡の可否を旅客運搬自動車呼出端末の移動に応じて判定することにより、移動しながらいたずら等の目的で乗車希望が入力された旅客運搬自動車呼出端末や、乗車希望が入力されてすぐに乗り物を利用して移動した旅客運搬自動車呼出端末は配車の予約を行うことができず、旅客運搬自動車の無駄な移動を防げるため、旅客運搬自動車の稼働率を上げる効果が期待できる。また、旅客運搬自動車呼出端末の移動に応じて旅客運搬自動車の運転手等や配車センタに配車のために連絡できるようにすることにより、利用者は旅客運搬者の連絡先を調べることなく手軽に配車の予約をすることができ、確実に旅客運搬自動車に乗車することができる。
本発明に係る旅客運搬自動車呼出プログラムの他の形態は、旅客運搬自動車を呼び出す旅客運搬自動車呼出プログラムであって、
コンピュータを、
利用者が使用する利用者端末の位置情報を取得する利用者端末位置情報取得手段と、
前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、として機能させ、
前記乗車希望受付手段が、
前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に前記利用者端末が所定距離を超えて移動をしなかった場合に、前記旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車を管理する配車センタへの連絡を当該利用者端末に許可することを特徴とする。
このようなプログラムによって、スマートフォン等のコンピュータを、本発明に係る旅客運搬自動車呼出端末として用いることができる。
旅客運搬自動車の不要な移動を削減して旅客運搬自動車の稼働率を向上させるシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムの構成図である。 本発明の一実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における利用者端末へのタクシー端末等の位置情報送信に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態におけるタクシー端末への他の端末の位置情報送信に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態における利用者端末の表示可否判定に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態における利用者端末の移動判定に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態における利用者端末からタクシーの運転手等への連絡の可否の判定に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態における配車センタ端末への他の端末の位置情報送信に係る処理の流れを示す図である。 本発明の一実施形態における端末の識別に係る処理の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1に、本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムの構成を示す。なお、本実施形態においては、旅客運搬者端末をタクシー端末3と配車センタ端末4とに分けて説明に用いる。タクシー端末3は、タクシー車両で運転手が使用する端末装置であり、配車センタ端末4はタクシーの配車センタで使用される端末装置である。また、本実施形態においては、一例として旅客運搬自動車がタクシーである場合を例示するが、タクシー端末3を使用することで、タクシー以外の、例えば運転代行サービスを行う車両や一般ドライバーが運転する車両等も旅客運搬自動車として用いることができる。
なお、本実施形態においては、利用者が利用者端末2を用いてタクシーを呼び出す方法として、タクシー端末3における利用者端末2の位置の表示による呼び出しと、タクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡による呼び出しと、の二通りの方法を示す。利用者はいずれかの方法を任意に選択してタクシーの呼び出しを行うことができる。
本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムは、サーバ装置1と、利用者端末2と、タクシー端末3と、配車センタ端末4と、車載装置5と、を備える。サーバ装置1と、利用者端末2と、タクシー端末3と、配車センタ端末4と、はネットワークNWを介して通信可能に構成される。また、車載装置5は、タクシー車両に備えられ、当該タクシー車両を管理する配車センタで使用される配車センタ端末4に位置情報を送信するための通信手段を有する。なお、利用者端末2、タクシー端末3、配車センタ端末4及び車載装置5はそれぞれ複数存在してもよく、その各々が後述する各手段を有している。
サーバ装置1としては、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ機器等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。より詳細には、補助記憶装置に予め、あるいは記録媒体からの複製等によって、後述する各手段としてサーバ装置1を動作させるためのプログラムを格納しておき、それらのプログラムを主記憶装置上に展開して演算装置による演算を行い、入出力手段の制御等を行うことで、コンピュータ装置を本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおけるサーバ装置1として利用することができる。
また、利用者端末2及びタクシー端末3としては、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段、GPS受信機等の位置情報取得手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を利用することができる。図1においてはスマートフォン及びタブレット端末を例示するが、この他上述したような機能を有するカーナビゲーションシステムの端末装置等を用いてもよい。具体的には、例えば、後述する各手段として端末装置を動作させるための専用のアプリケーションソフトをインストールすることにより、端末装置を本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける利用者端末2又はタクシー端末3として利用することができる。この他には、端末装置の備えるウェブブラウザプログラムを用いて位置情報等の入出力を行い、端末装置を本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける利用者端末2又はタクシー端末3が有する各手段として機能させる構成としてもよい。
配車センタ端末4としては、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段、管理する車載装置5への通信手段、GPS受信機等の位置情報取得手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を利用することができる。図1においてはPC(Personal Computer)を例示するが、この他、利用者端末2やタクシー端末3と同様にスマートフォンやタブレット端末等を用いてもよい。具体的には、例えば、後述する各手段としてコンピュータ装置を動作させるための専用のアプリケーションソフトをインストールすることにより、端末装置を本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける配車センタ端末4として利用することができる。この他には、端末装置の備えるウェブブラウザプログラムを用いて位置情報等の入出力を行い、端末装置を本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける配車センタ端末4が有する各手段として機能させる構成としてもよい。
車載装置5としては、GPS受信機等の位置情報取得手段、配車センタ端末4への通信手段等を備えた通信機器等を用いることができる。あるいは、一般的なタクシー車両に搭載されているような無線機と、GPS受信機等の位置情報取得手段や取得した位置情報の配車センタ端末への送信手段を備える機器といったような複数の機器を組み合わせ、本実施形態に係る車載装置5として扱うような構成としてもよい。
ここで、本実施形態においては、タクシー端末3及び配車センタ端末4について、各端末を一意に特定できる登録情報をサーバ装置1が記憶する構成とする。具体的には、例えば、各端末の通信手段ごとに割り当てられたMACアドレスに基づく値(予め定められた鍵によってMACアドレスを暗号化した文字列等)を登録情報として用いることで、端末を特定可能な状態とすることができる。また、MACアドレスの他にも、タクシー端末3や配車センタ端末4として用いる装置の持つUDID(Unique Device ID)等、端末ごとに一意となる値に基づいて登録を行うことで、端末を特定可能にすることができる。このような登録情報は、タクシー端末3又は配車センタ端末4による登録操作によって、サーバ装置1に登録することができる。この登録情報は当該端末がタクシー端末3であるか配車センタ端末4であるかを識別する識別IDを含む。
図2は、本実施形態における旅客運搬自動車呼出システムの機能ブロック図である。ここに示すように、サーバ装置1は、端末情報取得手段11と、端末間距離判定手段12と、端末位置情報送信手段13と、記憶部14と、を備える。
端末情報取得手段11は、利用者端末2及びタクシー端末3からそれぞれの位置情報を受信し、配車センタ端末4から、当該配車センタ端末4の位置情報及び車載装置5の位置情報を受信する。また、他の端末における自車の位置の表示の可否を示す自車位置表示可否情報をタクシー端末3から受信する。なお、自車位置表示可否情報において、他の端末における自車の位置の表示を許可するタクシー端末3を表示許可タクシー端末と定義し、以下の説明に用いる。また、タクシー端末3が他の端末における自車の位置の表示を許可する旨の情報を自車位置表示許可情報、拒否する旨の情報を自車位置表示拒否情報と定義し、以下の説明に用いる。
端末間距離判定手段12は、端末情報取得手段11が受信した利用者端末2、タクシー端末3、配車センタ端末4及び車載装置5の位置情報に基づいて端末間の距離を算出し、各端末から所定の範囲内にある他の端末を検索する。
端末位置情報送信手段13は、自車位置表示可否情報等に基づいて各端末に送信する情報を決定し送信する。具体的には、表示許可利用者端末、表示許可タクシー端末、配車センタ端末4、及び車載装置5の位置情報をタクシー端末3及び配車センタ端末4に送信し、表示許可タクシー端末に紐づけられて記憶部14に記憶された、配車センタ又は当該表示許可タクシー端末を使用する運転手への連絡先情報、表示許可タクシー端末の位置情報、配車センタ端末4の位置情報及び車載装置5の位置情報を利用者端末2に送信する。
記憶部14は、タクシー端末3及び配車センタ端末4を一意に特定可能な登録情報を記憶する。また、各タクシー端末3又は配車センタ端末4に紐づけて、各タクシーを管理する配車センタへの連絡先情報、又は各タクシーの運転手への連絡先情報、あるいはその両方を記憶する。この連絡先情報は、例えば、システムの管理者が使用する端末装置により入力を受け付け、記憶部14に格納する構成等とすることが可能である。この他、利用者端末2、タクシー端末3及び配車センタ端末4から送信される位置情報、利用者移動判定手段24による利用者端末2の判定結果、各タクシー端末3の自車位置表示可否情報を各端末に紐づけて記憶する。
利用者端末2は、利用者端末位置情報取得手段21と、乗車希望受付手段22と、利用者端末側表示手段23と、利用者移動判定手段24と、を備える。
利用者端末位置情報取得手段21は、利用者端末2の位置情報を取得してサーバ装置1に送信する。また乗車希望受付手段22は、利用者による乗車希望の入力を受け付ける。
具体的には、例えば、利用者端末側表示手段23がボタンを表示し、利用者によるボタンの操作をもって乗車希望の受付とすることができる。このように、乗車希望の受付の際に複雑な操作や会話を必要としない構成とすることで、日本語が話せない外国人や、耳が不自由な利用者にも簡単にタクシーの呼び出しができる。また、この他、タクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡によるタクシーの呼び出しを行う場合には、利用者端末側表示手段23が表示する端末の選択をもって乗車希望の受付としてもよい。
利用者端末側表示手段23は、端末位置情報送信手段13が送信した情報に基づいて、端末位置等を地図上に表示する。具体的には、利用者の入力によって決定した範囲内にある、表示許可タクシー端末の位置と、配車センタ端末4の位置と、車載装置5の位置と、当該利用者端末2の位置と、を地図上に表示する。
なお、本実施形態においては、利用者端末側表示手段23が表示許可タクシー端末、配車センタ端末4及び車載装置5の位置を表示する範囲を利用者の入力によって決定するが、本発明はこれに限るものではなく、予め設定された範囲の表示許可タクシー端末、配車センタ端末4及び車載装置5の位置を利用者端末側表示手段23が表示してもよい。
利用者移動判定手段24は、利用者端末位置情報取得手段21が取得した利用者端末2の位置情報の変化に基づいて利用者端末2の移動距離を算出し、その結果に基づいて当該利用者端末2が所定の値を上回る移動をしたか否かを判定する。ここで、利用者移動判定手段24が所定の値を上回る移動をしていないと判定し、タクシー端末3及び配車センタ端末4における表示を許可した利用者端末2を表示許可利用者端末と定義し、以下の説明に用いる。
なお、本実施形態においては、利用者移動判定手段24による利用者端末2の移動の判定に位置情報を用いるが、例えば、位置情報に加えて利用者端末2の速度を取得して利用者端末2の移動の判定に用いる構成としてもよい。この他には例えば、利用者端末2が加速度センサやジャイロセンサ等を備え、これらのセンサによって得られる情報を利用者端末2の移動の判定に用いてもよい。
タクシー端末3は、タクシー端末位置情報取得手段31と、自車位置表示可否受付手段32と、タクシー端末側表示手段33と、を備える。
タクシー端末位置情報取得手段31は、タクシー端末3の位置情報を取得してサーバ装置1に送信する。また、自車位置表示可否受付手段32は、自車位置表示可否情報の入力を受け付け、サーバ装置1に送信する。つまり、例えば、タクシー端末3aにおける自車位置表示可否受付手段32は、タクシー端末3b等の他のタクシー端末3と、利用者端末2と、配車センタ端末4と、にタクシー端末3aの位置の表示を許可するか否かを示す自車位置表示可否情報の入力を受け付け、サーバ装置1に送信する。
タクシー端末側表示手段33は、端末位置情報送信手段13が送信した情報に基づいて、端末位置を地図上に表示する。具体的には、タクシー端末3を使用する運転手の入力によって決定した範囲内にある、表示許可利用者端末、表示許可タクシー端末、配車センタ端末4及び車載装置5の位置と、当該タクシー端末3の位置と、を地図上に表示する。
なお、本実施形態においては、タクシー端末側表示手段33が端末の位置を表示する範囲を運転手の入力によって決定するが、本発明はこれに限るものではなく、予め設定された範囲の端末の位置をタクシー端末側表示手段33が表示してもよい。
配車センタ端末4は、配車センタ端末位置情報取得手段41と、車載装置位置情報受信手段42と、配車センタ端末側表示手段43と、を備える。
配車センタ端末位置情報取得手段41は、配車センタ端末4の位置情報を取得してサーバ装置1に送信する。また、車載装置位置情報受信手段42は、配車センタが管理するタクシーに備えられる車載装置5の位置情報を車載装置5から受信し、サーバ装置1に送信する。
配車センタ端末側表示手段43は、端末位置情報送信手段13が送信した情報及び配車センタが管理するタクシーの運転手が使用する車載装置5が送信した位置情報に基づいて、端末位置を地図上に表示する。具体的には、表示許可利用者端末の位置と、表示許可タクシー端末の位置と、他の配車センタ端末4の位置と、車載装置5の位置と、当該配車センタ端末4の位置と、を地図上に表示する。
ただし、本発明はこれに限るものではなく、配車センタ端末4がサーバ装置1からタクシー端末3及び他の配車センタ端末4の位置情報を受信しない構成としてもよい。このような構成とした場合、例えば、図1の配車センタ端末4が有する配車センタ端末側表示手段43は、他の配車センタ端末4や自身の管理外のタクシー端末3の位置を表示せず、当該配車センタ端末4の位置と共に、表示許可利用者端末の位置及び車載装置5a、5bの位置を表示する。
なお、本実施形態においては、配車センタ端末4が車載装置位置情報受信手段42を有する構成を示すが、本発明はこれに限るものではない。例えば、タクシー端末3と配車センタ端末4とを区別せず旅客運搬者端末として用いてもよい。
車載装置5は、車載装置位置情報取得手段51を備え、少なくとも一つの配車センタ端末4と通信可能に構成される。車載装置位置情報取得手段51は、所定の間隔で車載装置5の位置情報を取得して、配車センタ端末4に送信する。
なお、本実施形態においては、利用者移動判定手段24を利用者端末2が備える構成を示すが、本発明はこれに限るものではない。例えば、利用者移動判定手段24をサーバ装置1が備える構成としてもよい。
本実施形態においては、端末装置を利用者端末2、タクシー端末3及び配車センタ端末4としてそれぞれ示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、スマートフォンやタブレット端末等に対し、利用者端末2、タクシー端末3、配車センタ端末4がそれぞれ有する全ての手段を実現可能なプログラムを配するような構成としてもよい。このような構成とする場合、サーバ装置1への登録情報に基づいて、使用する端末が利用者端末2、タクシー端末3、配車センタ端末4のいずれであるかを識別して行う処理を変えることにより、同一のプログラムによって各端末の機能を実現できる。すなわち、サーバ装置1に登録情報が存在しない場合には利用者端末2としての、タクシー端末3としての登録情報が存在する場合にはタクシー端末3としての、配車センタ端末4としての登録情報が存在する場合には配車センタ端末4としての動作をそれぞれするような構成である。このように、各端末において共通のプログラムを用いる構成とすることで、プログラムの配布や更新の管理等を簡便に行うことができる。
図9は、利用者端末2、タクシー端末3及び配車センタ端末4によるシステムの利用開始時(例えば、本発明に係るシステムを利用するための専用プログラムの起動時)に実行される、端末の識別処理の流れを示す図である。まず、ステップS71において、本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムの利用に用いる専用プログラムを起動し、端末を一意に特定するための情報をサーバ装置1に送信する。
ステップS72においては、ステップS71において端末から送信された情報に基づいて、記憶部14に当該端末の登録があるか否かを判定する。例えば、先に例示したように、タクシー端末3及び配車センタ端末4の登録情報として、サーバ装置1がMACアドレスに基づいた値を記憶する場合は、ステップS71において登録の際と同じ手順によって端末のMACアドレスから生成した値等を送信することにより、登録情報を照会して登録の有無を判定することができる。
記憶部14に端末の登録情報がある場合はステップS73に進み、登録情報がタクシー端末3としての登録であるか否かを判定する。タクシー端末3としての登録情報がある場合は、当該端末をタクシー端末3であると判定し、ステップS75において、図4に示す他の端末の位置情報送信の処理を実行する。
タクシー端末3としての登録情報ではない場合は、当該端末を配車センタ端末4であると判定し、ステップS76において、図8に示す端末位置情報送信の処理を実行する。
ステップS72において端末の登録情報がない場合は、当該端末を利用者端末2であると判定してステップS74に進み、図3に示すタクシー端末等の位置情報送信の処理を実行する。ただし、本発明はこれに限るものではなく、ステップS74に進む前に端末の新規登録のための情報の入力を受け付け、新規登録のための情報の入力がない場合に当該端末を利用者端末2であると判定してもよい。
なお、図9に示した処理は、本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムにおける各端末のシステム利用開始時(専用プログラムの起動時)に実行される。この他、本発明に係る旅客運搬自動車呼出システムの利用中に所定の間隔で繰り返しこの処理を行うよう変更してもよい。
図3は、本実施形態におけるサーバ装置1による利用者端末へのタクシー端末3等の位置情報の送信に係る処理の流れを示す図である。まず、ステップS11において、利用者端末位置情報取得手段21によって取得され、サーバ装置1へと送信された利用者端末2の位置情報を端末情報取得手段11が受信し、記憶部14に記録する。
次に、ステップS12において、ステップS11で受信した利用者端末2の位置情報に基づいて、端末間距離判定手段12が端末間の距離を算出し、当該利用者端末2から所定の距離の範囲内にあるタクシー端末3、配車センタ端末4及び車載装置5を検索する。端末間の距離の算出には、後述する図4に示す処理が実行された際にステップS21でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録する位置情報と、後述する図8に示す処理が実行された際にステップS61でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録する位置情報と、を用いる。
なお、ここでタクシー端末3、配車センタ端末4及び車載装置5を検索する範囲は、管理者により予め設定された範囲としてもよいし、利用者端末側表示手段23が利用者の入力によって決定した表示範囲と同一としてもよい。この場合、利用者端末側表示手段23が決定した表示範囲をステップS11において位置情報と共にサーバ装置1が受信して記憶部14に記録しておけばよい。
ステップS13においては、端末位置情報送信手段13が、ステップS12において検出された他の端末のうち、表示許可タクシー端末と、配車センタ端末4と、車載装置5と、を選択し、ステップS14においてその位置情報を端末位置情報送信手段13が送信する。また、所定の範囲内にある表示許可タクシー端末及び配車センタ端末4に紐づけられた運転手の連絡先情報又は配車センタの連絡先情報と、車載装置5の位置情報をサーバ装置1に送信した配車センタ端末4に紐づけられた配車センタの連絡先情報と、を利用者端末2に送信する。
利用者端末側表示手段23は、図3に示した処理で端末位置情報送信手段13が送信した情報に基づいて、地図上に端末位置の表示を行う。具体的には、利用者の入力によって決定された範囲内にある表示許可タクシー端末の位置と、配車センタ端末4の位置と、車載装置5の位置と、当該利用者端末2の位置と、を地図上に表示する。
図4は、本実施形態におけるタクシー端末3への他の端末の位置情報の送信に係る処理の流れを示す図である。まず、ステップS21において、タクシー端末位置情報取得手段31によって取得され、サーバ装置1へと送信されたタクシー端末3の位置情報を端末情報取得手段11が受信し、記憶部14に記録する。この時、当該タクシー端末3の自車位置表示可否受付手段32が自車位置表示可否情報の入力を受け付けた場合には、ステップS21において、タクシー端末3の位置情報と共に自車位置表示可否情報がサーバ装置1へと送信される。
次に、ステップS22において、端末情報取得手段11がタクシー端末3から自車位置表示可否情報を受信したか否かを判定する。自車位置表示可否情報を受信しなかった場合はステップS25に進み、自車位置表示拒否情報を記憶部14に記録する。
自車位置表示可否情報を受信した場合、その情報に基づいて、ステップS23において当該タクシー端末3が自車位置の表示を許可するか否かを端末情報取得手段11が判定し、許可する場合にはステップS24に進んで自車位置表示許可情報を記憶部14に記録する。ステップS23において当該タクシー端末3が自車位置の表示を拒否すると判定された場合は、ステップS25に進み、自車位置表示拒否情報を記憶部14に記録する。
次に、ステップS26において、ステップS21で受信したタクシー端末3の位置情報に基づいて、端末間距離判定手段12が端末間の距離を算出し、当該タクシー端末3から所定の距離の範囲内にある他のタクシー端末3と、配車センタ端末4と、車載装置5と、を検索する。端末間の距離の算出には、他のタクシー端末3に対して図4に示す処理が実行された際にステップS21でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報と、後述する図8に示す処理が実行された際にステップS61でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報と、を用いる。
なお、ここで他の端末を検索する範囲は、管理者により予め設定された範囲としてもよいし、運転手の入力によってタクシー端末側表示手段33が決定した表示範囲と同一としてもよい。この場合、タクシー端末側表示手段33が決定した表示範囲をステップS21において位置情報と共にサーバ装置1が受信して記憶部14に記録しておけばよい。
ステップS27においては、ステップS26と同様にして、端末間距離判定手段12が、当該タクシー端末3から所定の距離の範囲内にある利用者端末2を検索する。端末間の距離の算出には、図3に示した処理が実行された際にステップS11でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報を用いる。
なお、ここでもステップS26と同様に、利用者端末2を検索する範囲は、管理者により予め設定された範囲としてもよいし、タクシー端末側表示手段33が決定した表示範囲と同一としてもよい。
ステップS28においては、ステップS26で検出した他の端末及びステップS27で検出した利用者端末2のうち、表示許可タクシー端末と、配車センタ端末4と、車載装置5と、表示許可利用者端末と、を端末位置情報送信手段13が選択して、これらの端末の位置情報を当該タクシー端末3に送信する。
タクシー端末3は図4に示した処理でサーバ装置1が送信した位置情報を受信し、受信した位置情報に基づいて、タクシー端末側表示手段33が当該タクシー端末3の周辺の端末の位置を、当該タクシー端末3の位置と共に地図上に表示する。
なお、本実施形態においては、ステップS22において自車位置表示可否情報を受信しなかったと判定された場合に自車位置表示拒否情報を記憶部14に記録するが、本発明はこれに限るものではない。例えば、自車位置表示可否情報を受信しなかった場合に自車位置表示許可情報を記憶部14に記録するように変更してもよい。あるいは、自車位置表示可否情報の入力がない場合には既定値として自車位置の表示を拒否(又は許可)する情報が送信される、といったように、入力の有無に関わらず自車位置表示可否情報が送信されるような構成としてもよい。
図8は、本実施形態における配車センタ端末4への他の端末位置情報送信に係る処理の流れを示す図である。まず、ステップS61において、配車センタ端末位置情報取得手段41が取得した当該配車センタ端末4の位置情報と、車載装置位置情報受信手段42が受信した車載装置5の位置情報と、をサーバ装置1が配車センタ端末4から受信し、記憶部14に記録する。
次に、ステップS62において、ステップS61で端末情報取得手段11が受信した位置情報に基づいて、端末間距離判定手段12が、配車センタ端末4から所定の範囲内にあるタクシー端末3、他の配車センタ端末4及び車載装置5を検索する。ステップS63においては、端末間距離判定手段12が配車センタ端末4から所定の範囲内にある利用者端末2を検索する。
端末間の距離の算出には、図3に示した処理が実行された際にステップS11でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報と、図4に示した処理が実行された際にステップS21でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報と、他の配車センタ端末4に対して図8に示す処理が実行された際にステップS61でサーバ装置1が受信し、記憶部14に記録されている位置情報と、を用いる。
ステップS64においては、端末位置情報送信手段13が、ステップS62で検出された端末のうち、表示許可タクシー端末と、配車センタ端末4と、車載装置5と、を選択し、また、ステップS63で検出された端末のうち、表示許可利用者端末を選択して、これらの端末の位置情報を配車センタ端末4に送信する。
配車センタ端末4は図8に示した処理でサーバ装置1が送信した位置情報を受信し、これに基づいて配車センタ端末側表示手段43が、表示許可利用者端末と、表示許可タクシー端末と、配車センタ端末4と、車載装置5と、の位置を地図上に表示する。
このように、利用者端末の位置を配車センタ端末側表示手段43が表示することにより、タクシー端末3を備えないタクシーにも、配車センタを通じて利用者端末2の位置を伝えてその場に向かわせることが可能になる。また、配車センタ端末側表示手段43が車載装置5の位置を表示することにより、利用者端末2の近くの車載装置5を備えるタクシー車両に優先的に指示をすることが可能になる。
ただし、本発明はこれに限るものではなく、配車センタ端末4による車載装置5の位置情報の受信や車載装置5の位置表示を省略する構成としてもよい。この場合、車載装置5の位置情報は配車センタに備えられる既存の設備によって管理し、配車センタ端末4によって確認した利用者端末2の位置に基づいて、配車センタから車載装置5への連絡等を行えばよい。このような構成とすることで、配車センタは既存の設備を変更することなく、配車センタ端末4を用いるだけで本発明に係る旅客運搬自動車呼出システムを利用することができる。
図5は、本実施形態において、利用者端末2の位置の表示によるタクシーの呼び出しを行う際の、利用者移動判定手段24による利用者端末2の表示可否判定に係る処理を示す図である。なお、本実施形態においては、利用者端末の位置を表示する時間を示す利用者位置表示時間を予め設定し、利用者移動判定手段24が当該利用者端末2を表示許可利用者端末であると判定してからの経過時間が利用者位置表示時間に達すると、当該利用者端末2を表示許可利用者端末でないと判定する構成を示す。
ここで、利用者端末2が表示許可利用者端末であると判定されてからの経過時間が利用者位置表示時間に達する前に再び乗車希望を入力することにより、当該利用者端末2を表示許可利用者端末とする時間を延長できるような構成としてもよい。このような構成とすることで、利用者端末2が表示許可利用者端末であると判定されてからの経過時間が利用者位置表示時間に達するまでに利用者がタクシーを利用できない場合にも、タクシー端末側表示手段33が当該利用者端末2の位置を消去することなく連続して表示し続けることができる。
まず、ステップS31において、乗車希望受付手段22が乗車希望の入力を受け付けたか否かを判定する。乗車希望の入力がない場合は、乗車希望の入力を受け付けるまでステップS31を繰り返して待機する。なお、ここでの乗車希望受付手段22による乗車希望の受付は、例えば、利用者端末側表示手段23が、利用者端末2の位置の表示によるタクシーの呼び出しを行うためのボタンを表示し、これを利用者が操作することによって乗車希望の受付とすることができる。
ステップS31において乗車希望の入力があったと判定すると、ステップS32に進み、利用者移動判定手段24が図6に示す利用者端末2の移動判定処理を開始する。利用者端末2の移動判定処理においては、まずステップS41において利用者端末位置情報取得手段21が当該利用者端末2の位置情報を取得する。
次に、ステップS42において、ステップS41で当該利用者端末2の位置情報を取得してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していない場合はステップS42を繰り返して待機し、所定時間が経過するとステップS43に進む。なお、ステップS42における所定時間は、利用者移動判定手段24が利用者端末2の移動距離を判定するための待機時間である。
ステップS43においては、再び利用者端末位置情報取得手段21が当該利用者端末2の位置情報を取得する。ここで取得した位置情報と、ステップS41で取得した位置情報に基づき、ステップS44において当該利用者端末2が所定時間に移動した距離を算出する。
ステップS44で算出した当該利用者端末2の移動距離を、ステップS45において所定の値と比較し、移動距離が所定の値よりも大きくない場合にはステップS46に進んで当該利用者端末2が所定値を上回る移動をしていないと判定して処理を終了する。ステップS45において所定の値と比較して移動距離が大きい場合にはステップS47に進み、当該利用者端末2が所定値を上回る移動をしたと判定して処理を終了する。なお、ステップS45における所定の値は、利用者移動判定手段24が利用者端末2の移動距離を判定するための基準の距離である。
ステップS32における利用者端末2の移動判定処理が終了すると、利用者端末2の表示可否判定の処理はステップS33に進み、ステップS32における処理の結果を判定する。当該利用者端末2が所定値を上回る移動をしていた場合にはステップS38に進んで当該利用者端末2の位置表示を拒否し、位置表示が拒否されたことを利用者に通知して処理を終了する。
ステップS33において当該利用者端末2が所定値を上回る移動をしていないと判定された場合には、ステップS34に進み、当該利用者端末2を表示許可利用者端末として位置表示を許可してサーバ装置1に送信して記憶部14に記録し、その旨を利用者に通知する。
このように、乗車希望が入力された利用者端末2について、乗車希望が入力されてから所定時間後の移動距離を算出し、所定値を上回る移動をした利用者端末2を表示許可利用者端末でないと判定することにより、当該利用者端末2の位置をタクシー端末側表示手段33が表示しなくなる。これにより、移動しながらいたずら等の目的で乗車希望を入力した利用者端末2や、乗車希望を入力してすぐに乗り物を利用して移動した利用者端末2の位置がタクシー端末3に通知されなくなることで、タクシー車両の運転手は、実際にはタクシーの利用を必要としない利用者を迎えに行かなくてもよくなり、タクシー車両の稼働率を上げ、また利用者のキャンセル操作の手間を省くことができる。
次に、ステップS35において、ステップS34が終了してからの経過時間が、予め設定された利用者位置表示時間に達したか否かを判定する。利用者位置表示時間に達した場合にはステップS38に進み、当該利用者端末2を表示許可利用者端末でないとして位置表示を拒否し、位置表示を拒否されたことを当該利用者端末2に通知して処理を終了する。
このように、利用者端末2の表示が許可されてからの経過時間が利用者位置表示時間に達した場合に当該利用者端末2を表示許可利用者端末でないと判定することで、タクシー端末3において当該利用者端末2の位置表示を削除することができる。これにより、利用者がいたずらで乗車希望を入力した場合や、誤って乗車希望を入力した場合には、利用者位置表示時間経過後に当該利用者が使用する利用者端末2の位置表示が削除される。したがって実際には乗車を希望しない利用者の位置がタクシー端末3において表示され続けることを防ぐことができ、タクシー車両の稼働率を上げる効果や利用者のキャンセル操作の手間を省く効果が期待できる。
ステップS35において、ステップS34が終了してからの経過時間が利用者位置表示時間に達していないと判定された場合は、ステップS36に進んで利用者移動判定手段24が前述の図6に示した利用者端末2の移動判定処理を実行する。なお、この場合において、ステップS42における所定時間及びステップS45における所定値は、ステップS32において図6に示した処理が実行された場合の値と同一としてもよいし、ステップS32において図6に示した処理が実行された場合とは異なる値を用いてもよい。
また、図6に示した利用者端末2の移動判定が図5のステップS36で実行される際の処理について、本実施形態においては、ステップS41とステップS43において取得した位置情報に基づいて利用者端末2の移動距離を算出し、ステップS41の時点とステップS43の時点の間の移動距離について判定を行う構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、乗車希望の入力後の移動距離の累計を判定に用いてもよい。この場合、ステップS45における移動距離を、乗車希望の入力後の移動距離の累計として判定すればよい。
ステップS36における利用者端末2の移動判定処理が終了すると、利用者端末2の表示可否判定の処理はステップS37に進み、ステップS36における処理の結果を判定する。当該利用者端末2が所定値を上回る移動をしていない場合には、ステップS34に戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップS37において該利用者端末2が所定値を上回る移動をしたと判定された場合にはステップS38に進み、当該利用者端末2の位置表示を拒否し、位置表示を拒否されたことを利用者に通知して処理を終了する。
このように、表示許可利用者端末について所定時間ごとに移動距離を算出し、所定時間内に所定距離を超えて移動した利用者端末2を表示許可利用者端末でないと判定することにより、利用者がタクシー等の乗り物を利用した場合にはタクシー端末側表示手段33が当該利用者端末2の位置を表示しない。これにより、タクシー車両の運転手は、乗車希望の入力後にタクシーの利用を必要としなくなった利用者を迎えに行かなくてもよくなり、タクシー車両の稼働率を上げることができる。また、利用者はキャンセル操作を行う必要がなくなり、利便性が向上する。
ただし、本発明はこれに限るものではなく、所定時間ごとに利用者端末2の移動速度を判定し、所定速度を超える速度で移動した利用者端末2を表示しない構成や、利用者端末2が加速度センサやジャイロセンサ等を備え、位置情報に加えこれにより得られる情報に基づいて利用者が乗り物に乗ったか否かを判定する構成としてもよい。
図7は、本実施形態において、利用者端末2からタクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡によるタクシーの呼び出しを行う際の、利用者移動判定手段24による、タクシーの運転手や配車センタ等への連絡可否判定に係る処理の流れを示す図である。まず、ステップS51において、乗車希望受付手段22が乗車希望の入力を受け付けたか否かを判定する。乗車希望の入力がない場合は、乗車希望の入力を受け付けるまでステップS51を繰り返して待機する。
乗車希望受付手段22による乗車希望の受付は、例えば、利用者端末側表示手段23が表示する表示許可タクシー端末、配車センタ端末4、車載装置5のいずれかを利用者が選択することで乗車希望の受付とすることができる。この他、利用者端末側表示手段23が、利用者端末2からタクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡によるタクシーの呼び出しを行うためのボタンを表示し、このボタンを利用者が操作することによってステップS51において乗車希望の受付としてもよい。ここで利用者端末側表示手段23が表示するボタンは、図5のステップS31において乗車希望を受け付ける際に表示するボタンとは識別可能に表示される。
次に、ステップS52において、利用者移動判定手段24が、図6に示した利用者端末の移動判定を行う。ステップS53においては、ステップS52における判定結果に基づいて、利用者端末2が所定値を上回る移動をしたか否かを判定する。所定値を上回る移動をした場合にはステップS56に進み、利用者端末2によるタクシーの運転手や配車センタへの連絡を拒否して処理を終了する。
所定値を上回る移動をしなかったと判定された場合には、ステップS54に進み、タクシーの運転手や配車センタ等への連絡を当該利用者端末2に許可し、ステップS55において、利用者端末側表示手段23が表示している各表示可能タクシー端末及び配車センタ端末4に紐づけられた運転手又は配車センタへの連絡ボタンを表示する。この連絡ボタンを操作することにより、利用者は、選択した端末に紐づけられた運転手や配車センタに電話をしたり、ウェブサイトにアクセスしたりして配車の予約をすることができる。
また、ステップS51において利用者による表示許可タクシー端末、配車センタ端末4、車載装置5のいずれかの選択を乗車希望の受付とした場合には、ステップS55においては、利用者の操作を待たずに、選択した端末に紐づけられた運転手又は配車センタへの連絡先情報を用いて連絡させてもよい。なお、利用者が車載装置5を選択した場合には、当該車載装置5への通信手段を持つ配車センタ端末4を使用する配車センタに連絡させればよい。
このように、利用者端末2の移動に応じてタクシーの運転手や配車センタ等に配車予約のための連絡を許可することにより、利用者は配車の予約をすることができ、確実にタクシーに乗車することができる。また、連絡の可否を利用者端末2の移動に応じて判定することにより、移動しながらいたずら等の目的で乗車希望が入力された利用者端末2や、乗車希望が入力されてすぐに乗り物を利用して移動した利用者端末2からは配車の予約を行うことができず、タクシー車両の無駄な移動を防げるため、タクシー車両の稼働率を上げる効果が期待できる。
なお、本実施形態においては、旅客運搬自動車がタクシー車両である場合を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、旅客の運搬が可能な任意の自動車等を旅客運搬自動車として代わりに用いてもよい。例えば、運転代行サービスを行う車両や一般ドライバーが運転する車両の運転手が旅客運搬者端末を使用することで、このような車両を旅客運搬自動車として用いることができる。
なお、本実施形態においては、利用者端末2が利用者移動判定手段24を有し、利用者移動判定手段24が表示許可利用者端末であると判定した利用者端末2の位置情報を、当該利用者端末2から所定距離以内にあるタクシー端末3及び配車センタ端末4に送信する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、利用者移動判定手段24をサーバ装置1が備える構成とすることができる。この場合、図5及び図6に示した処理はサーバ装置1において実行される。このときは、例えば、サーバ装置1が利用者端末2の位置情報を当該利用者端末2から受信して記憶部14に記録し、これに基づいて移動の判定を行えばよい。
また、本実施形態においては、利用者端末側表示手段23が、表示許可タクシー端末の位置と、配車センタ端末4の位置と、車載装置5の位置と、自身の位置と、を地図上に表示し、タクシー端末側表示手段33が、表示許可利用者端末の位置と、タクシー端末3を使用する運転手によって入力された範囲内にある、表示許可タクシー端末の位置と、配車センタ端末4の位置と、車載装置5の位置と、自車の位置と、を地図上に表示する構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、利用者端末側表示手段23が、近隣の他の表示許可利用者端末の位置を表示するように変更してもよい。このような変更により、利用者は近隣にいる自分以外の利用者を確認でき、それによってはよりタクシーが利用しやすい位置に移動する等の選択をすることが可能になる。またこの他にも、例えば、利用者端末側表示手段23及びタクシー端末側表示手段33が、表示許可タクシー端末以外のタクシー端末3を表示するように変更することも可能である。
また、本実施形態においては、利用者が利用者端末2を用いてタクシーを呼び出す方法として、タクシー端末3における利用者端末2の位置の表示による呼び出しと、タクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡による呼び出しと、の二通りの方法から、利用者がいずれかの方法を任意に選択してタクシーの呼び出しを行うことができる構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、利用者端末2の位置の表示による呼び出し又はタクシーの運転手又は配車センタへの直接の連絡による呼び出しのいずれかのみの方法を提供する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態に係る旅客運搬自動車呼出システムによれば、タクシー端末3を使用する運転手が近隣の他のタクシー端末3及び利用者端末2の位置を確認できる。これにより、運転手はこれらの端末の位置をもとに、利用者を迎えに行くか否かの判断や、走行ルートの検討を行うことができる。さらに、タクシー端末側表示手段33が、近隣の利用者端末2のうち表示許可利用者端末のみを表示することにより、タクシー車両の無駄な移動を減らし、稼働率を上げることができる。
また、利用者は周囲のタクシー端末3の位置を確認することができ、それによってよりタクシーの利用がしやすい位置に移動したり、利用者端末側表示手段23に表示される配車センタへの連絡先を用いて配車依頼をしたりする等の選択が可能となる。
さらに、利用者が使用する利用者端末2の位置をタクシー端末3に表示することでタクシーを呼び出すことを選択した場合には、簡単な操作でタクシーの利用希望を周囲のタクシー車両の運転手に伝えることができるため、日本語で話をする必要がなく、利用者が外国人である場合や耳が不自由な場合にもスムーズに配車を依頼できる。
1 サーバ装置
11 端末情報取得手段
12 端末間距離判定手段
13 端末位置情報送信手段
14 記憶部
2 利用者端末
21 利用者端末位置情報取得手段
22 乗車希望受付手段
23 利用者端末側表示手段
24 利用者移動判定手段
3 タクシー端末
31 タクシー端末位置情報取得手段
32 自車位置表示可否受付手段
33 タクシー端末側表示手段
4 配車センタ端末
41 配車センタ端末位置情報取得手段
42 車載装置位置情報受信手段
43 配車センタ端末側表示手段
5 車載装置
51 車載装置位置情報取得手段

Claims (10)

  1. 利用者が使用する利用者端末と、旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車の配車を行う配車センタで使用される旅客運搬者端末と、サーバ装置と、を備える旅客運搬自動車呼出システムであって、
    前記利用者端末が、
    当該利用者端末の位置情報を取得して前記サーバ装置に送信する利用者端末位置情報取得手段と、
    前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、を有し、
    前記旅客運搬者端末が、
    前記利用者端末の位置を表示する旅客運搬者端末側表示手段を有し、
    前記サーバ装置が、
    前記利用者端末から、前記利用者端末の位置情報を受信する端末情報取得手段と、
    前記利用者端末の位置情報を前記旅客運搬者端末に送信する端末情報送信手段と、を有し、
    前記端末情報送信手段が、
    前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に所定距離を超えて移動をしなかった前記利用者端末の位置情報を前記旅客運搬者端末に送信し、
    前記旅客運搬者端末側表示手段が、
    前記端末情報送信手段が送信した情報に基づいて、前記利用者端末の位置を表示することを特徴とする、旅客運搬自動車呼出システム。
  2. 前記旅客運搬者端末側表示手段が、
    表示している前記利用者端末のうち、所定時間内に所定距離を超えて移動をした前記利用者端末の位置の表示を削除することを特徴とする、請求項1に記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  3. 前記旅客運搬者端末側表示手段が、
    表示している前記利用者端末のうち、表示を開始してからの経過時間が、予め設定された利用者位置表示時間に達した前記利用者端末の位置の表示を削除することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  4. 前記端末情報取得手段が、
    前記旅客運搬者端末から、前記旅客運搬者端末の位置情報を受信し、
    前記端末情報送信手段が、
    前記旅客運搬者端末の位置情報を前記利用者端末に送信し、
    前記利用者端末が、
    前記端末情報送信手段によって送信された位置情報に基づいて、前記旅客運搬者端末の位置を表示する利用者端末側表示手段を更に有することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  5. 前記端末情報送信手段が、
    前記旅客運搬者端末に他の旅客運搬者端末の位置情報を送信し、
    前記旅客運搬者端末側表示手段が、
    当該旅客運搬者端末の位置及び前記他の旅客運搬者端末の位置を表示することを特徴とする、請求項4に記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  6. 前記旅客運搬者端末が、
    当該旅客運搬者端末の位置を前記利用者端末側表示手段が表示することを許可するか否かの入力を受け付け、自車位置表示可否情報として前記サーバ装置に送信する自車位置表示可否受付手段を更に有し、
    前記端末情報送信手段が、
    前記自車位置表示可否情報に基づいて、前記利用者端末側表示手段による位置の表示を許可する前記旅客運搬者端末の位置情報を選択的に前記利用者端末に送信することを特徴とする、請求項4又は5のいずれかに記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  7. 前記旅客運搬者端末が、
    前記配車センタで使用される配車センタ端末を含み、
    前記配車センタ端末が、
    当該配車センタが管理する旅客運搬自動車に搭載された車載装置の位置情報を受信し、前記サーバ装置に送信する車載装置位置情報受信手段を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の旅客運搬自動車呼出システム。
  8. 利用者が使用する利用者端末の位置を、旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車の配車を行う配車センタで使用される旅客運搬者端末に表示させるための旅客運搬自動車呼出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記利用者端末の位置情報を取得する利用者端末位置情報取得手段と、
    前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、として機能させ、
    前記乗車希望受付手段が、
    前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に所定距離を超えて移動をしなかった前記利用者端末の位置を、前記旅客運搬者端末に表示させるための情報を送信することを特徴とする、旅客運搬自動車呼出プログラム。
  9. 旅客運搬自動車を呼び出す旅客運搬自動車呼出端末であって、
    当該旅客運搬自動車呼出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    利用者の旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、を備え、
    前記乗車希望受付手段が、
    前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に前記旅客運搬自動車呼出端末が所定距離を超えて移動をしなかった場合に、前記旅客運搬自動車の運転手又は前記旅客運搬自動車を管理する配車センタへの連絡を当該旅客運搬自動車呼出端末に許可することを特徴とする、旅客運搬自動車呼出端末。
  10. 旅客運搬自動車を呼び出す旅客運搬自動車呼出プログラムであって、
    コンピュータを、
    利用者が使用する利用者端末の位置情報を取得する利用者端末位置情報取得手段と、
    前記利用者の前記旅客運搬自動車への乗車希望の入力を受け付ける乗車希望受付手段と、として機能させ、
    前記乗車希望受付手段が、
    前記乗車希望の入力を受け付けてから所定時間内に前記利用者端末が所定距離を超えて移動をしなかった場合に、前記旅客運搬自動車又は前記旅客運搬自動車を管理する配車センタへの連絡を当該利用者端末に許可することを特徴とする、旅客運搬自動車呼出プログラム。

JP2017184895A 2017-09-26 2017-09-26 旅客運搬自動車呼出システム、旅客運搬自動車呼出端末及び旅客運搬自動車呼出プログラム Active JP6270234B1 (ja)

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