JP2021089695A - 車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラム - Google Patents

車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラム Download PDF

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晃一 岩月
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Abstract

【課題】ユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となるとともに、ユーザの車両への乗車を容易にした車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】過去にタクシーや配送業者の車両において乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する一方で、収集した車両の乗降履歴に基づいて車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定し、車両の配車を希望するユーザに対して乗車推奨地点を提供するように構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、車両の配車を希望するユーザに対する支援を行う車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラムに関する。
従来より車両の配車サービスとしてはタクシーが知られている。ここで、タクシーの配車を行う場合には、タクシーを管理する会社に対してユーザがタクシーに乗車する地点を指定し、指定した地点へとタクシーを配車してもらうのが通常である。
ここで、特にスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の各種アプリケーションを実行可能な通信端末を使ってタクシーの配車を行う場合には、端末側で上記タクシーに乗車する地点の候補をユーザに案内したり、装置側で乗車する地点を指定することも行われていた。例えば、特開2004−287717号公報には、スマートフォンを使ってタクシーの配車を行う場合に、ユーザの近くにある駅、交差点、ランドマークなどを乗車位置の候補として案内し、ユーザに選択させる技術について開示されている。
特開2004−287717号公報(第10−12頁、図13)
しかしながら、上記特許文献1では乗車位置の候補として案内された地点が、タクシーの乗車を行うのに適切な地点であるか否かをユーザ側で判断することができなかった。その結果、例えばタクシーが停車する為の十分なスペースのない地点や交通量が多くタクシーが長時間停車することが困難な地点を、タクシーの乗車を行う地点として指定してしまう虞があった。尚、車両の配車には、上述したタクシー以外に例えば知り合いに車両で迎えに来てもらうような非営利を目的とした配車もあるが、そのような場合においても同様の問題が生じ得る。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、ユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となるとともに、ユーザの車両への乗車を容易にした車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る車両配車装置は、過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、を有する。
ここで、「車両の配車」とは、タクシーのような営利目的の車両の配車であっても良いし、知り合いの車両に迎えに来てもらう場合などの非営利目的の車両の配車であっても良い。
また、本発明に係る車両配車システムは、過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、を有する。
また、本発明に係る通信端末は、サーバ装置と通信可能に接続され、過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集するとともに、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて特定された車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を前記サーバ装置から受信する乗車推奨地点受信手段と、ユーザが車両の配車を希望した場合に、前記乗車推奨地点受信手段により受信した前記乗車推奨地点を出力する乗車推奨地点出力手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、車両の配車を希望するユーザを支援するコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータを、過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る車両配車装置、車両配車システム、通信端末及びコンピュータプログラムによれば、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。また、ユーザの配車された車両への乗車を容易化することが可能となる。
本実施形態に係る車両配車システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る車両配車システムの構成を示したブロック図である。 乗降履歴DBに記憶される乗降履歴の一例を示した図である。 本実施形態に係る通信端末の構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る車両配車処理プログラムのフローチャートである。 配車条件の設定画面の表示例を示した図である。 配車条件の設定画面の表示例を示した図である。 利用候補のタクシーと利用プランの案内画面の表示例を示した図である。 配車可能条件について説明した図である。 配車可能条件について説明した図である。 乗降履歴に基づいて特定される乗車推奨地点の例を示した図である。
以下、本発明に係る車両配車装置をサーバ装置1に具体化した一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るサーバ装置1を含む車両配車システム2の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る車両配車システム2を示した概略構成図である。図2は本実施形態に係る車両配車システム2の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両配車システム2は、情報配信センタ3が備えるサーバ装置1と、ユーザ4が所持する通信端末5と、を基本的に有する。また、サーバ装置1と通信端末5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、通信端末5としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等がある。
ここで、サーバ装置1は、通信端末5からの車両の配車要求に応じて配車の要求された地点が適正であるか否かの判定や、適正判定結果に基づく車両の配車の利用ブランの生成及び配信を行う装置である。ここで、車両の配車とは、タクシーのような営利目的の車両の配車であっても良いし、知り合いの車両に迎えに来てもらう場合などの非営利目的の車両の配車であっても良い。但し、以下の説明では代表例としてタクシーの配車を挙げて説明する。
具体的に、通信端末5においてタクシーを利用する予定のユーザ4から具体的な配車条件が設定されると、通信端末5からサーバ装置1へと設定された配車条件が配車検索要求とともに送信される。尚、配車条件としては、例えば乗車日時、目的地、配車(即ちタクシーへの乗車)を希望する配車希望地点等がある。そして配車検索要求を受信したサーバ装置1は、配車条件の内、特に配車希望地点が適正な場所であるか否かを判定する。そして、適正でない場合には配車を行う配車地点を配車希望地点から修正する。更に、サーバ装置1の有する後述の配車管理DB13を用いて配車条件に該当するタクシー会社(或いは営業所でも良い、以下同じ)を検索する。また、配車条件に該当するタクシー会社のタクシーを用いた場合のタクシーの利用プランについても生成する。利用プランには、タクシーに乗車する場所(即ちタクシーを配車する配車地点)、ユーザの現在位置から乗車する場所までの経路、予想される利用料金等が含まれる。そして、配車条件に該当するタクシー会社(即ち利用候補となるタクシー会社)や生成された利用プランについて、要求元の通信端末5へと送信する。その後、通信端末5は受信したタクシー会社や利用プランを案内する。更に、ユーザが案内されたタクシー会社や利用プランを参照してどのタクシー会社を利用するかを選択した場合には、サーバ装置1は選択されたタクシー会社に対する配車予約の処理についても行うようにしても良い。
但し、上記配車条件の判定等の処理については必ずしもサーバ装置1で行う必要は無く、車両を管理する配車管理DB13にアクセス可能であれば、通信端末5で行っても良い。
更に、サーバ装置1は、全国各地を走行する車両の内、特にタクシーと配送業者の車両7について、車両7に設置されたナビゲーション装置等の車載器を介して通信可能に接続されている。そして、サーバ装置1は通信可能に接続された各車両7からプローブ情報として、車両の乗員(運転手も含む)が乗降した乗降履歴に関する情報の収集を行う。乗降履歴は、例えば乗員が車両に乗車又は降車した時刻と地点の座標を含む。車両の乗員が乗車又は降車した時刻と地点については、例えば車両が停車状態にあって且つ車両のドアが開閉した時刻及び地点を、車両の乗員が乗車又は降車した時刻及び地点と推定して収集しても良いし、乗員や運営会社によって記録された業務履歴に基づいて車両の乗員が乗車又は降車した時刻及び地点を特定して収集しても良い。また、車両7から直接にプローブ情報を収集するのではなく、各車両7からタクシーや配送業者の運営会社に一旦収集されたプローブ情報を運営会社から取得するようにしても良い。収集した乗降履歴は、後述のように車両への乗車が推奨される乗車推奨地点の判定(検出)に用いられる。
一方、通信端末5は、ユーザ4が所持し、例えばナビ機能を備えた情報端末が用いられ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。
ここで、ナビ機能は、通常の経路探索や地図表示の機能に加えて、上記タクシーの配車を行う場合に、配車条件を設定することによって上記サーバ装置1とともに配車条件の適正判定を行う機能を有する。また、適正判定の結果に基づいて配車候補となるタクシーを表示したり、配車候補となるタクシーの配車の利用プランを表示したり、利用プランに基づくユーザの移動案内を行う機能についても有する。但し、本実施形態では通信端末5は、タクシーの配車を予定するユーザに対して、配車候補となるタクシーや利用プランを案内できればよく、上記ナビ機能の全てを通信端末5が備えている必要はない。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は通信端末5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末5の通信をサーバ装置1との間で中継する役割を持つ。
続いて、車両配車システム2におけるサーバ装置1の構成について図2を用いてより詳細に説明する。サーバ装置1は、図2に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録手段に格納された乗降履歴DB12と、配車管理DB13と、サーバ側地図DB14と、サーバ側通信装置15とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、サーバ装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の車両配車処理プログラム(図5)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御ECU11は、後述の通信端末5のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、乗降履歴収集手段は、過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する。地点特定手段は、収集した車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する。地点提供手段は、車両の配車を希望するユーザに対して乗車推奨地点を提供する。
また、乗降履歴DB12は、全国各地を走行する車両の内、特にタクシーと配送業者の車両7から収集された乗降履歴に関する情報が記憶される記憶手段である。ここで、車両7から収集される乗降履歴としては、過去に乗員が車両7に乗車した時刻、過去に乗員が車両7に乗車した地点の座標、過去に乗員が車両7から降車した時刻、過去に乗員が車両7から降車した地点の座標等がある。尚、本実施形態では乗員が車両に乗車した時刻と地点に加えて、乗員が車両から降車した時刻と地点についても乗降履歴として格納するが、乗車或いは降車のいずれか一方のみを対象としても良い。
ここで、図3は乗降履歴DB12に記憶される乗降履歴に関する情報の一例を示した図である。図3に示すように、乗降履歴DB12には、過去に乗員が車両7に乗車又は降車した場合に、その乗車又は降車を行った日時と、その乗車又は降車を行った位置座標と、が車両を識別するIDに紐づけて格納される。例えば、図3に示す例ではID“A”の車両が、11月2日の9:00:03に(x1、y1)において車両の乗車又は降車が行われたことが記憶されている。以下同様に他の利用履歴に関する情報について格納されている。尚、乗車の場合と降車の場合を識別して記憶しても良い。
また、配車管理DB13は、タクシーを配車する拠点となるタクシー会社(営業所)の配車可能エリアや空き状況を管理するDBである。具体的には、タクシー会社毎に、配車可能なエリアと、現在の利用状況(空きの車両があるか)とが紐づけて格納される。
そして、サーバ制御ECU11は、後述のようにタクシーを利用する予定のユーザからの車両の配車検索要求が通信端末5から送信されると、配車管理DB13を用いてユーザの配車条件に該当するタクシー会社の検索を行う。また、配車検索要求に付随する配車条件の内、特に配車希望地点が適正な場所でない場合には、乗降履歴DB12に格納された乗降履歴を用いて配車を行う配車地点を配車希望地点から修正する。但し、乗降履歴DB12や配車管理DB13はサーバ装置1以外の外部サーバ(例えばタクシーの運営会社のサーバ)が備えていても良い。その場合には、サーバ装置1は乗降履歴DB12や配車管理DB13を備える他のサーバと通信することによって、タクシー会社の検索や配車地点の修正を行う。
一方、サーバ側地図DB14は、外部からの入力データや入力操作に基づいて登録された最新のバージョンの地図情報であるサーバ側地図情報が記憶される記憶手段である。ここで、サーバ側地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路網を示すノード及びリンクを含むネットワークデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。但し、サーバ側地図DB14はサーバ装置1以外の外部サーバが備えていても良い。
一方、サーバ側通信装置15は通信端末5と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、通信端末5以外にインターネット網や、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報の受信についても可能である。
次に、通信端末5の概略構成について図4を用いて説明する。図4は本実施形態に係る通信端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に通信端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図4に示すように通信端末5はデータバスBUSに、CPU31と、通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末5に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末5の制御手段であり、メモリ32とともに通信端末ECU42を構成する。また、通信端末ECU42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)等が記憶された記憶媒体である。また、後述の車両配車処理プログラム(図5)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。また、メモリ32には地図情報を記憶しても良い。メモリ32に地図情報が記憶されていれば例えば経路探索に係る処理をサーバ装置1ではなく通信端末5で行うことも可能である。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。また、タクシーの配車を希望した場合には、候補となるタクシーやタクシーへの乗車地点を示す利用プランについても表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末ECU42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも通信端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、通信端末5の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有するサーバ装置1及び通信端末5において実行する車両配車処理プログラムについて図5に基づき説明する。図5は本実施形態に係る車両配車処理プログラムのフローチャートである。ここで、車両配車処理プログラムは通信端末5においてナビゲーションアプリが起動された後に実行され、特にタクシーの配車を希望するユーザに対して、利用候補となるタクシーや利用プランを提供するプログラムである。尚、以下の図5にフローチャートで示されるプログラムは、通信端末5が備えているメモリ32又はサーバ装置1が備えているRAM22やROM23等に記憶されており、CPU31又はCPU21により実行される。
尚、以下の説明ではユーザはタクシーを用いて目的地までの移動を希望していることを前提とし、車両配車システム2では、他の移動手段(例えばバス、鉄道)により目的地までの移動が可能であったとしても基本的に現在位置から目的地までタクシーで移動する為のタクシーの利用プランを提供することとする。但し、タクシーを用いた目的地までの移動が困難な場合においては、他の移動手段の利用プランを提供することも可能である。
先ず、通信端末5において実行される車両配車処理プログラムについて説明する。
ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU31は、サーバ装置1に対して配車検索要求を送信する。尚、配車検索要求には、配車検索要求の送信元の通信端末5を特定する端末IDと、同じく送信元の通信端末5の現在位置(即ちユーザの現在位置)と、タクシーの配車条件とが含まれている。ここで、配車条件としては、“乗車日時”、“目的地”、“配車(即ちタクシーへの乗車)を希望する配車希望地点”等がある。例えば、図6に示すように通信端末5に表示された設定画面51においてユーザの操作によって上記配車条件を入力することが可能である。
また、配車条件の内、“配車希望地点”については、図6に示すように地点名称を入力させても良いし、図7に示すようにディスプレイ38に表示された地図画像52を用いて指定することも可能である。例えば、地図画像52中においてユーザが配車を希望する配車希望地点にマーカ53が位置するように操作を行うことによって、“配車希望地点”を指定することが可能である。
次にS2においてCPU31は、配車検索要求に応じてサーバ装置1において検索されたユーザの配車条件に該当するタクシー会社(即ち利用候補となるタクシー会社)や配車条件に該当するタクシー会社のタクシーを用いた場合のタクシーの利用プランに関する情報を受信する。ここで、前記S2で受信する利用プランは、例えばタクシーに乗車する場所(即ちタクシーを配車する配車地点)、ユーザの現在位置から乗車する場所までの経路、予想される利用料金等を特定した情報である。
その後、S3においてCPU31は、前記S2で受信した利用候補となるタクシー会社と利用プランについてディスプレイ38に表示する。ここで、図8はディスプレイ38に表示される利用候補となるタクシー会社と利用プランの案内画面の一例を示した図である。
図8に示すように先ずディスプレイ38には、ユーザの配車条件に該当するタクシー会社(即ち利用候補となるタクシー会社)の一覧を表示した車両案内画面55が表示される。車両案内画面55では、利用候補となるタクシー会社毎にウィンドウ56が設けられ、ウィンドウ56内には利用候補となるタクシー会社に関する情報として“会社名”と“予想される利用料金”と“タクシーが到着するまでの待ち時間”とが夫々表示される。その結果、ユーザは車両案内画面55に表示されたタクシー会社の一覧から利用するタクシー会社を任意に選択することが可能となる。更に、車両案内画面55に表示されたウィンドウ56の内、利用を希望するタクシー会社のウィンドウ56を選択すると、続いて“タクシーに乗車する場所(タクシー配車地点)”を案内する配車案内画面57が表示される。配車案内画面57は、地図画像が表示され、地図画像上の配車地点(乗車位置)に該当する位置に対して配車地点を示すマーク58、59が表示される。尚、配車地点の候補が複数ある場合には、候補となる複数の配車地点に対して夫々マーク58、59を表示し、配車地点をユーザに選択可能にする。その結果、ユーザは配車案内画面57においてタクシーに乗車する場所を確認することができ、更に配車候補となる地点が複数ある場合には候補となる地点から任意に配車地点を選択することが可能となる。そして、配車案内画面57に表示されたいずれかのマーク58、59を選択すると、続いて選択したタクシー会社及び選択した配車地点を用いたタクシーの利用プランに関するプラン案内画面60が表示される。尚、図8はユーザによって目的地が設定されている場合のプラン案内画面60であり、現在位置から順に目的地までの経路を移動手段と予想到達時間とともに時系列で表示する。また、予想される利用料金についても表示される。更に、ユーザが希望すればタクシーの乗車場所或いは目的地までの経路や周辺地図を表示することも可能である。その結果、ユーザはプラン案内画面60に表示された利用プランを視認することによって、タクシーを利用した場合の今後のプランを確認することが可能となる。
また、車両案内画面55やプラン案内画面60にはタクシーに対する予約を行う為の予約ボタンを設けても良い。予約ボタンが押された場合には、その旨をサーバ装置1へと送信し、サーバ装置1側において該当するタクシー会社の予約に係る処理を行うことが可能である。但し、タクシーの予約については別のサーバ装置で行うようにしても良い。また、CPU31は、前記S2でサーバ装置1から受信した利用プランに従って、ナビ機能の案内経路を設定することも可能である。案内経路が設定された場合には、設定された案内経路に基づく移動案内が開始される。
次に、サーバ装置1において実行される車両配車処理プログラムについて説明する。
先ず、S11においてCPU21は、通信端末5から送信される配車検索要求を受信する。尚、配車検索要求には、配車検索要求の送信元の通信端末5を特定する端末IDと、同じく送信元の通信端末5の現在位置(即ちユーザの現在位置)と、タクシーの配車条件とが含まれている。
その後、S12においてCPU21は、前記S11で受信した配車検索要求に含まれる配車条件に基づいて、ユーザが配車(即ちタクシーへの乗車)を希望する配車希望地点を取得する。尚、配車希望地点は例えば図6に示すようにユーザが地点の名称で指定している場合には該地点の名称を取得し、図7に示すように地図上の位置座標で指定している場合には該位置座標を取得する。
次に、S13においてCPU21は、前記S12で取得した配車希望地点が所定の配車可能条件を満たしているか否かを判定する。ここで、配車可能条件は、タクシーの配車を行うのに適切な地点であることを示す条件であり、より具体的にはタクシーの停車、並びに停車されたタクシーへのユーザの乗車が問題なく行うことができることを条件とする。以下に、前記S13の配車可能条件の判定処理の詳細について説明する。
具体的には、配車希望地点が以下の(A)〜(C)のいずれにも該当しない場合に、配車可能条件を満たすと判定する。
(A)配車希望地点の属性が特定の属性に該当する。特定の属性としては、交差点又は特定のジャンルの施設とする。更に特定のジャンルとしては、規模が大型となる施設のジャンルとし、例えばショッピングモール、アルトレットモール、テーマパーク等が該当する。尚、配車希望地点を地点の名称で取得していた場合には、取得した地点の名称が交差点名称や特定のジャンルの施設名称に該当するか否かを判定する。一方、配車希望地点を位置座標で取得していた場合には、地図情報を参照して取得した位置座標が交差点内(交差点周辺も含めても良い)或いは特定のジャンルの施設内に含まれるか否かを判定する。ここで、交差点付近はタクシーの停車スペースが無くタクシーへの乗車が困難である場合が多いので、配車希望地点が交差点である場合には配車可能条件を満たさないと判定する。また、大型の施設は敷地が広く施設のみの指定ではタクシーをどこに配車するのかを特定できない。従って配車希望地点が大型の施設である場合には配車可能条件を満たさないと判定する。
(B)配車希望地点から最も近い位置にあるリンクまでの距離が所定距離以上である。所定距離は適宜選択可能であるが例えば50mとする。ここで、図9に示すように最寄りのリンク65から大きく離れた地点へは大型の施設や駐車場があるなどの特殊な事例を除けばタクシーが到達できない可能性が極めて高い。従って配車希望地点から最も近い位置にあるリンクまでの距離が所定距離以上の場合には配車可能条件を満たさないと判定する。
(C)乗降履歴DB12の乗降履歴に含まれる過去に乗員が車両に乗車又は降車した地点(以下、乗降履歴地点という)の内、配車希望地点から最も近い乗降履歴地点までの距離が所定距離以上である。尚、所定距離は適宜選択可能であるが例えば50mとする。また、所定距離はリンクに沿った距離とし、例えば図10に示すように配車希望地点がリンク上にない場合には、図10に示すように配車希望地点からの距離が最短のリンク上の地点を基準にして所定距離以内の範囲66に乗降履歴地点があるか否か判定する。ここで、配車希望地点の周辺において乗降履歴地点が存在しない場合には、配車希望地点がタクシーの停車し難い場所或いはタクシーへの乗車が行い難い場所である可能性が極めて高い。従って配車希望地点から最も近い乗降履歴地点までの距離が所定距離以上の場合には配車可能条件を満たさないと判定する。
そして、前記S13の判定の結果、前記S12で取得した配車希望地点が所定の配車可能条件を満たしていると判定された場合(S13:YES)には、S14へと移行する。それに対して、前記S12で取得した配車希望地点が所定の配車可能条件を満たしていないと判定された場合(S13:NO)には、S15へと移行する。
S14においてCPU21は、車両の配車を行う配車地点を、前記S12で取得された配車希望地点に設定する。但し、配車希望地点がリンク上にない場合には配車希望地点からの距離が最短のリンク上の地点へと配車地点を補正しても良い。その後、S16へと移行する。
一方、S15においてCPU21は、車両の配車を行う配車地点を、前記S12で取得された配車希望地点とせず、乗降履歴DB12の乗降履歴に基づいて特定される乗車推奨地点に設定する。ここで、“乗車推奨地点”は車両への乗車が推奨される地点であり、例えば以下の方法により特定される。
先ず、乗降履歴DB12に格納された乗降履歴の内、特に要求元の通信端末5の現在位置(即ちタクシーの配車を希望するユーザの現在位置)から徒歩圏内(例えば半径500m以内)にある過去に乗員が車両に乗車又は降車した地点(乗降履歴地点)を読み出す。次に、読み出された乗降履歴位置が集中するエリアについて、乗降履歴位置の重心を算出し、算出した重心を乗車推奨地点とする。尚、乗車推奨地点は複数特定される場合もあり、例えば図11に示すようにユーザ4の周囲に乗降履歴位置が集中するエリアが2か所ある場合には、各エリアに対して乗車推奨地点が特定される。その場合には、前記S15において配車地点として複数候補が設定されることとなる。尚、ユーザ4の周囲にある乗降履歴位置が少ない場合には、乗降履歴位置を乗車推奨地点としても良い。
その後、S16においてCPU21は、前記S11で受信した配車検索要求に含まれる配車条件とサーバ装置1が有する配車管理DB13とに基づいて、利用条件に該当するタクシー会社(営業所)の検索を行う。具体的には、前記S14又はS15で設定された配車地点が配車可能エリアに含まれるタクシー会社であって、且つ空きの車両があるタクシー会社を検索する。
次に、S17においてCPU21は、前記S13における検索の結果、利用条件に該当するタクシー会社毎(即ち利用候補となるタクシー毎)に、利用候補となるタクシー会社のタクシーを用いた場合のタクシーの利用プランを生成する。ここで、利用プランは、例えば利用候補となるタクシー会社毎に、タクシーに乗車する場所(即ちタクシーを配車する配車地点)、ユーザの現在位置から乗車する場所までの経路、予想される利用料金等を特定した情報である。前記S14又はS15において配車地点が複数候補設定されている場合には、候補となる複数の配車地点毎に上記利用プランを生成する。尚、ユーザの現在位置から乗車する場所までの経路については、地図情報を用いた経路探索処理により特定する。同じく、利用料金の算出については、配車地点から目的地までの推奨経路を探索し、探索された推奨経路の経路長に基づいて算出する。
続いて、S18においてCPU21は、配車条件に該当するタクシー会社、即ち利用候補となるタクシー会社と利用候補となるタクシー会社のタクシーを用いた場合の利用プランを、配車検索要求のあった通信端末5へと配信する。そして、情報の配信された通信端末5では、前述したように配信された利用候補となるタクシー会社と利用候補となるタクシー会社のタクシーを用いた場合の利用プランについてディスプレイ38に表示する(S3)。その結果、特にユーザが車両の配車を希望する配車希望地点が車両の配車を行う地点として適切でない場合(S13:NO)には、配車希望地点に代えて車両への乗車が推奨される乗車推奨地点が車両の配車地点として配信され、ユーザに案内されることとなり、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るサーバ装置1、車両配車システム2、通信端末5及びサーバ装置1において実行されるコンピュータプログラムでは、過去にタクシーや配送業者の車両において乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する一方で、収集した車両の乗降履歴に基づいて車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定し(S15)、車両の配車を希望するユーザに対して乗車推奨地点を提供する(S17、S18)ので、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。また、ユーザの配車された車両への乗車を容易化することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態ではユーザが目的地まで配車される車両であるタクシーを用いて移動することを前提として説明したが、タクシーを用いずに他の移動手段(例えばバス、鉄道)で移動可能であれば、タクシーを用いない移動プランを提案することも可能である。また、他の移動手段とタクシーを組み合わせた移動プラン(マルチモーダル)を提案することも可能である。
また、本実施形態では、乗降履歴DB12に収集する乗降履歴について、タクシーと配送業者の車両の乗降履歴を収集しているが、タクシーの乗降履歴のみを収集対象としても良いし、配送業者の車両の乗降履歴のみを収集対象としても良い。更に、乗降履歴については車両のサイズ毎(例えばタクシーについては小型タクシー、普通タクシー、大型タクシー、配送業者であれば、大型トラック、普通トラック、小型トラック)に収集しても良い。その場合には、ユーザが配車の利用条件として「大型タクシー」を設定すると、大型タクシーの乗降履歴や大型トラック(中型トラックでもよい)の乗降履歴を用いて車両の配車を行う配車地点を決定するようにしても良い。
また、本実施形態では乗降履歴として過去に乗員が車両に乗車した時刻及び地点と、過去に乗員が車両から降車した時刻及び地点を夫々収集しているが、過去に乗員が車両に乗車した時刻及び地点のみを収集対象としても良い。また、過去に乗員が車両から降車した時刻及び地点のみを収集対象としても良い。
また、本実施形態では、配車希望地点が配車可能条件を満たす条件として上述した(A)〜(C)のいずれにも該当しないこととしているが、(A)〜(C)のいずれか2つ或いは1のみに該当しないことを条件としても良い。また、(A)〜(C)以外の条件を追加しても良い。
また、本実施形態では、上記(A)の条件として配車希望地点の属性が特定の属性に該当する場合を挙げており、更に特定の属性を交差点又は特定のジャンルの施設としているが、例えば高速道路、水域、山林等を特定の属性としても良い。配車希望地点がそのような属性である場合には、配車希望地点へとタクシーが到達できない、或いはユーザが配車希望地点へと到達できない可能性が高い。
また、本実施形態では、ナビ機能の一つとして車両の配車の検索及び利用プランの案内を行っているが、ナビ機能とは異なるアプリケーションによる機能として実行することも可能である。
また、本実施形態では配車地点の設定(S13〜S15)や配車するタクシー会社の検索処理(S16)をサーバ装置1が実行する構成としているが、通信端末5においてそれらの処理の一部または全部を実行する構成としても良い。その場合には、通信端末5が乗降履歴DB12や配車管理DB13から乗降履歴やタクシー会社の管理情報を取得するように構成する。
また、本実施形態では、通信端末5をスマートフォンに適用した例について説明したが、ユーザに対して各種情報の案内を行う機能を有していれば他の種類の通信端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。
また、本発明に係る車両配車装置を具体化した実施例について上記に説明したが、車両配車装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両(7)の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段(21)と、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段(21)と、車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段(21)と、を有する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。また、ユーザの配車された車両への乗車を容易化することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
車両の配車を希望するユーザから車両の配車を希望する配車希望地点を取得する配車希望地点取得手段(21)と、前記配車希望地点が所定の配車可能条件を満たしているか否かを判定する配車条件判定手段(21)と、有し、前記地点提供手段(21)は、前記配車条件判定手段によって前記配車希望地点が前記配車可能条件を満たしていないと判定された場合に前記乗車推奨地点を提供する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、特にユーザが車両の配車を希望する地点が車両の配車を行う地点として適切でない場合において、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記配車可能条件は、前記配車希望地点の属性に関する条件であって、前記配車条件判定手段(21)は、前記配車希望地点が特定の属性に該当する場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、特にユーザが車両の配車を希望する地点の属性が車両の配車を行う地点として適切でない属性である場合において、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記特定の属性は交差点又は特定ジャンルの施設である。
上記構成を有する車両配車装置によれば、特にユーザが車両の配車を希望する地点が車両の停車や車両への乗車が困難であることが予想される地点である場合、或いはユーザが車両の配車を希望する地点が特定できない場合において、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記配車可能条件は、リンクからの距離に関する条件であって、前記配車条件判定手段(21)は、前記配車希望地点から最も近い位置にあるリンクまでの距離が所定距離以上の場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、特にユーザが車両の配車を希望する地点が車両の到達することが困難であると予想される地点である場合において、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記配車可能条件は、前記配車希望地点と前記車両の乗降履歴に含まれる過去に乗員が車両に乗車した地点との相対関係に関する条件であって、前記配車条件判定手段(21)は、前記車両の乗降履歴に含まれる過去に乗員が車両に乗車又は降車した地点の内、前記配車希望地点から最も近い地点までの距離が所定距離以上の場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、特にユーザが車両の配車を希望する地点が車両への乗車が困難であることが予想される地点である場合において、車両への乗車が推奨される地点に関する情報を提供することによって、提供された情報に基づいてユーザが車両の配車の手配を適切に行うことが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記地点提供手段(21)は、ユーザの現在位置から所定距離以内に位置する前記乗車推奨地点を提供する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、ユーザの現在位置に基づいてユーザが乗車可能な場所を車両への乗車が推奨される地点とすることが可能となる。また、配車される車両に乗車するまでの移動に係る負担を減らすことが可能となる。
また、第8の構成は以下のとおりである。
前記地点提供手段(21)は、提供対象となる前記乗車推奨地点が複数ある場合には、複数の前記乗車推奨地点毎に該乗車推奨地点に車両を配車した場合の利用プランを出力する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、車両への乗車が推奨される地点が複数ある場合には、候補となる地点毎に利用プランを出力するので、ユーザは出力された利用プランに基づいて適切な地点を配車される車両への乗車地点、即ち車両の配車地点として選択することが可能となる。
また、第9の構成は以下のとおりである。
前記乗降履歴収集手段(21)は、タクシー又は配送業者の車両から前記車両の乗降履歴を収集する。
上記構成を有する車両配車装置によれば、タクシー又は配送業者の車両の乗降履歴を収集することによって、車両への乗車が推奨される地点を正確に特定することが可能となる。
1 サーバ装置
2 車両配車システム
3 地図情報センタ
4 ユーザ
5 通信端末
6 通信ネットワーク網
7 車両
12 乗降履歴DB
13 配車管理DB
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 フラッシュメモリ
51 設定画面
52 地図画像
55 車両案内画面
57 配車案内画面
60 プラン案内画面

Claims (12)

  1. 過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、
    収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、
    車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、を有する車両配車装置。
  2. 車両の配車を希望するユーザから車両の配車を希望する配車希望地点を取得する配車希望地点取得手段と、
    前記配車希望地点が所定の配車可能条件を満たしているか否かを判定する配車条件判定手段と、有し、
    前記地点提供手段は、前記配車条件判定手段によって前記配車希望地点が前記配車可能条件を満たしていないと判定された場合に前記乗車推奨地点を提供する請求項1に記載の車両配車装置。
  3. 前記配車可能条件は、前記配車希望地点の属性に関する条件であって、
    前記配車条件判定手段は、前記配車希望地点が特定の属性に該当する場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する請求項2に記載の車両配車装置。
  4. 前記特定の属性は交差点又は特定ジャンルの施設である請求項3に記載の車両配車装置。
  5. 前記配車可能条件は、リンクからの距離に関する条件であって、
    前記配車条件判定手段は、前記配車希望地点から最も近い位置にあるリンクまでの距離が所定距離以上の場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する請求項2に記載の車両配車装置。
  6. 前記配車可能条件は、前記配車希望地点と前記車両の乗降履歴に含まれる過去に乗員が車両に乗車した地点との相対関係に関する条件であって、
    前記配車条件判定手段は、前記車両の乗降履歴に含まれる過去に乗員が車両に乗車又は降車した地点の内、前記配車希望地点から最も近い地点までの距離が所定距離以上の場合に、配車可能条件を満たしていないと判定する請求項2に記載の車両配車装置。
  7. 前記地点提供手段は、ユーザの現在位置から所定距離以内に位置する前記乗車推奨地点を提供する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の車両配車装置。
  8. 前記地点提供手段は、提供対象となる前記乗車推奨地点が複数ある場合には、複数の前記乗車推奨地点毎に該乗車推奨地点に車両を配車した場合の利用プランを出力する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の車両配車装置。
  9. 前記乗降履歴収集手段は、タクシー又は配送業者の車両から前記車両の乗降履歴を収集する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車両配車装置。
  10. 過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、
    収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、
    車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、を有する車両配車システム。
  11. サーバ装置と通信可能に接続され、
    過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集するとともに、収集した前記車両の乗降履歴に基づいて特定された車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を前記サーバ装置から受信する乗車推奨地点受信手段と、
    ユーザが車両の配車を希望した場合に、前記乗車推奨地点受信手段により受信した前記乗車推奨地点を出力する乗車推奨地点出力手段と、を有する通信端末。
  12. コンピュータを、
    過去に乗員が乗車した地点又は乗員が降車した地点を含む車両の乗降履歴を収集する乗降履歴収集手段と、
    収集した前記車両の乗降履歴に基づいて、車両への乗車が推奨される乗車推奨地点を特定する地点特定手段と、
    車両の配車を希望するユーザに対して前記乗車推奨地点を提供する地点提供手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラム。
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