JP6791309B1 - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】目的地へ移動する過程でエレベータ又はエスカレータを利用する場合において、当該目的地への到着予定時刻に確実に間に合うように利用者に目的地への移動を開始させることを可能にする技術を提供する。【解決手段】携帯端末において、受付処理部が、目的地及び当該目的地への到着予定時刻についての入力部からの入力を受け付け、取得処理部が、携帯端末の現在地を取得する。そして判断処理部が、目的地及び現在地の少なくとも何れかが、搬送手段が設置された建物内にあるか否かを判断する。算出処理部は、目的地及び現在地の少なくとも何れかが建物内にあると判断処理部が判断した場合、その時点で目的地への移動を開始した場合についての当該目的地への到着予測時刻を、建物に設置されている搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出する。報知処理部は、到着予測時刻が到着予定時刻に一致又は近づいた場合に、目的地への移動を利用者に促す。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータ又はエスカレータが設置された建物の利用者に情報を提供する技術に関する。
例えば特許文献1には、エレベータ、エスカレータ、階段などの移動手段が設置された建物において、エレベータを待っている利用者に、行先階までの移動手段ごとの到着予定時刻を提供する技術が開示されている。
特開2016−222437号公報
百貨店や大型商業施設などの建物では、ある目的地(映画館、駅、病院など)へ向かう途中で暇つぶしのために当該建物に立ち寄る利用者が少なくない。そのような利用者は、到着予定時刻に間に合うように目的地への移動を開始しなければならないが、エレベータやエスカレータが混雑している場合には、建物内を移動するのに予想以上に時間を要してしまい、到着予定時刻に遅れる虞がある。
このような状況において、特許文献1に開示の上記技術を用いれば、建物内を行先階まで最短時間で移動することが可能になる。しかし、当該技術は、行先階までの移動手段ごとの到着予定時刻を提供するに過ぎず、目的地への移動を開始すべきか否かは、あくまでも利用者が判断しなければならない。そのため、目的地への移動の開始が遅れてしまうと、利用者は、たとえ建物内を最短時間で移動できたとしても、到着予定時刻に遅れる虞がある。
そこで本発明の目的は、目的地へ移動する過程でエレベータ又はエスカレータを利用する場合において、当該目的地への到着予定時刻に確実に間に合うように利用者に目的地への移動を開始させることを可能にする技術を提供することである。
本発明に係る携帯端末は、表示部と、入力部と、制御部と、を備え、当該制御部は、受付処理部と、取得処理部と、判断処理部と、算出処理部と、報知処理部と、を含む。受付処理部は、目的地及び当該目的地への到着予定時刻についての入力部からの入力を受け付ける。取得処理部は、携帯端末の現在地を取得する。判断処理部は、目的地及び現在地の少なくとも何れかが、搬送手段が設置された建物内にあるか否かを判断する。算出処理部は、目的地及び現在地の少なくとも何れかが建物内にあると判断処理部が判断した場合、その時点で目的地への移動を開始した場合についての当該目的地への到着予測時刻を、建物に設置されている搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出する。報知処理部は、到着予測時刻が到着予定時刻に一致又は近づいた場合に、目的地への移動を利用者に促す。
上記携帯端末によれば、到着予測時刻が、建物に設置されている搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出される。従って、搬送手段での移動に時間を要する場合には、それを考慮して到着予測時刻を算出することが可能になる。そして、搬送手段での移動に時間を要することを考慮して算出された到着予測時刻は、目的地までの移動時間に余裕を見て予測された時刻になる。従って、到着予測時刻が到着予定時刻に近づいた場合に報知が実行されることにより、利用者には、到着予定時刻までの時間に余裕を持って目的地への移動が促されることになる。
建物に搬送手段が複数設置されている場合には、上記携帯端末において、算出処理部は、それらの搬送手段についてそれぞれ予測される予測利用時間のうちの最も時間が長いものを用いて、到着予測時刻を算出してもよい。この構成によれば、到着予測時刻が、エレベータ又はエスカレータでの移動に最も時間を要したときのこと(最悪の事態)を考慮して算出される。
上記携帯端末において、報知処理部は、目的地への移動を利用者に促す場合に、建物内に設置されている搬送手段までの現在地からのルートを表示部に表示してもよい。この構成によれば、利用者は、乗車可能な搬送手段及び当該搬送手段までのルートを表示部で確認できる。従って、利用者は、目的地へ移動する過程で、乗車するために選択した搬送手段まで殆ど迷うことなく移動できる。よって、搬送手段を探すために時間を要して到着予定時刻に遅れてしまうといった事態が生じにくくなる。
上記携帯端末において、報知処理部は、目的地への移動を利用者に促す場合に、当該利用者の属性情報を取得し、建物内に設置されている搬送手段のうちの当該属性情報に適した搬送手段までの現在地からのルートを表示部に表示してもよい。この構成によれば、特定のエレベータの利用を必要とする利用者(例えば、優先エレベータの利用を必要とする車椅子利用者やベビーカー利用者)が、特定のエレベータまでのルートを表示部で確認できるため、目的地へ移動する過程で、当該特定のエレベータまで殆ど迷うことなく移動できる。よって、特定のエレベータを探すために時間を要して到着予定時刻に遅れてしまうといった事態が生じにくくなる。
上記携帯端末において、判断処理部は、目的地及び現在地が何れも建物内にないと判断した場合、その後、現在地が建物の出入口に到達したか否かを判断してもよい。そして、現在地が出入口に到達したと判断処理部が判断した場合、算出処理部は、当該出入口から目的地までの移動に要する予測移動時間と到着予定時刻とを考慮して、その建物での滞在可能時間を算出し、報知処理部は、当該滞在可能時間を表示部に表示してもよい。この構成によれば、利用者は、目的地へ移動する途中で建物に立ち寄った場合に、建物の出入口において表示部に表示された滞在可能時間を確認することにより、建物に滞在する時間が残っている否かを判断することが可能になる。
上記携帯端末において、算出処理部は、更に、建物内のフロアごとに、当該フロアと出入口との間を搬送手段で往復する場合に要する予測往復時間を算出し、報知処理部は、滞在可能時間と共に、フロアごとの予測往復時間を表示部に表示してもよい。この構成によれば、利用者は、目的地へ移動する途中で建物に立ち寄った場合に、建物の出入口において表示部に表示された滞在可能時間及びフロアごとの予測往復時間を確認することにより、滞在可能時間内でどのフロアまで移動できるかを判断することが可能になる。
本発明に係るプログラムは、表示部と、入力部と、制御部と、を備えた携帯端末に、受付処理ステップと、取得処理ステップと、判断処理ステップと、算出処理ステップと、報知処理ステップと、を実行させる。受付処理ステップは、目的地及び当該目的地への到着予定時刻についての入力部からの入力を受け付ける。取得処理ステップは、携帯端末の現在地を取得する。判断処理ステップは、目的地及び現在地の少なくとも何れかが、搬送手段が設置された建物内にあるか否かを判断する。算出処理ステップは、目的地及び現在地の少なくとも何れかが建物内にあると判断処理ステップが判断した場合、その時点で目的地への移動を開始した場合についての当該目的地への到着予測時刻を、建物に設置されている搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出する。報知処理ステップは、到着予測時刻が到着予定時刻に一致又は近づいた場合に、目的地への移動を利用者に促す。
本発明によれば、目的地へ移動する過程でエレベータ又はエスカレータを利用する場合において、当該目的地への到着予定時刻に確実に間に合うように利用者に目的地への移動を開始させることが可能になる。
建物に設置されたエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)を管理する管理システムを示した概念図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末を示したブロック図である。 携帯端末が実行する情報提供処理の流れを示したフローチャートである。 目的地への到着予測時刻を算出する具体的な処理の流れを示したフローチャートである。 目的地及び到着予定時刻の入力画面を例示した概念図である。 想定される利用者の行動を例示した概念図である。 想定される利用者の行動を例示した概念図である。 想定される利用者の行動を例示した概念図である。 想定される利用者の行動を例示した概念図である。 (A)〜(C)目的地への移動を促す警告画面を例示した概念図である。 第1変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。 滞在可能時間を知らせる案内画面を例示した概念図である。 第2変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。 第2変形例で表示される案内画面を例示した概念図である。 第3変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。 第3変形例で表示される入力画面を例示した概念図である。 第3変形例で表示される警告画面を例示した概念図である。
[1]エレベータ及びエスカレータの管理システム
図1は、建物Gに設置されたエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)を管理する管理システムを示した概念図である。管理システムは、エレベータ及びエスカレータをそれぞれ制御するエレベータ制御装置1A及びエスカレータ制御装置1Bと、これらの制御装置を通じてエレベータ及びエスカレータを管理する管理サーバ2と、を備え、これらがネットワークを介して通信可能に構成されている。
建物Gは、例えば百貨店や大型商業施設などであり、そのような建物Gでは、ある目的地Pa(映画館、駅、病院など)へ向かう途中で暇つぶしのために当該建物Gに立ち寄る利用者が少なくない。そのような利用者は、到着予定時刻Taに間に合うように目的地Paへの移動を開始しなければならないが、エレベータやエスカレータが混雑している場合には、建物G内を移動するのに予想以上に時間を要してしまい、到着予定時刻Taに遅れる虞がある。
そこで、本発明の実施形態に係る携帯端末3は、それを所持する利用者が目的地Pa(映画館、駅、病院など)へ移動する過程でエレベータ又はエスカレータを利用する場合において、利用者に、当該目的地Paへの到着予定時刻Taに確実に間に合うように目的地Paへの移動を促すための情報を提供する(情報提供処理)。そして、携帯端末3は、エレベータ又はエスカレータの利用を考慮した適切な情報を利用者に提供するべく、ネットワークに接続された通信中継器101を介して管理サーバ2との通信を行うことにより、エレベータ及びエスカレータに関する情報を管理サーバ2から取得する。尚、携帯端末3の詳細については後述する。
ここでは先ず、管理システムについて、エレベータ及びエスカレータがそれぞれ建物Gの複数箇所(平面視での複数箇所)に設置されている場合を具体的に説明する。
エレベータ制御装置1Aは、各エレベータを制御するエレベータ制御盤(不図示)と、当該エレベータ制御盤を通じて全てのエレベータを一元的に管理する群管理装置(不図示)と、で構成される。そして、エレベータ制御装置1Aは、エレベータごとの動作履歴の情報(以下、「エレベータ履歴情報」と称す)を管理サーバ2へ送信する。エレベータ履歴情報には、乗場呼びを行ってから乗りかごが到着するまでの待ち時間、停止階の設定内容(停止可能階)、運行時における実際の停止階、当該停止階での停止時間、利用人数、運行状況(故障や点検)などの情報が、履歴日時(曜日を含む)に対応させた状態で含まれている。
エスカレータ制御装置1Bは、各エスカレータを制御するエスカレータ制御盤(不図示)で構成されており、エスカレータごとの動作履歴の情報(以下、「エスカレータ履歴情報」と称す)を管理サーバ2へ送信する。エスカレータ履歴情報には、フロアごとの乗場での待ち時間、フロア間ごとの移動速度又は移動時間、運行状況(故障や点検)などの情報が、履歴日時(曜日を含む)に対応させた状態で含まれている。ここで、待ち時間は、例えばフロアごとの乗場に設置された撮像装置で撮影された画像に基づいて求められる。
管理サーバ2は、送信されてくるエレベータ履歴情報を保存すると共に、当該エレベータ履歴情報に基づいてエレベータを管理する。また本実施形態では、管理サーバ2は、携帯端末3からの要求に応じて、エレベータごとに、フロア間を当該エレベータで移動する場合に要する平均時間をエレベータ履歴情報に基づいて算出し、それを予測利用時間t1として携帯端末3に送信する。このとき、管理サーバ2は、エレベータごとの平均時間を、そのエレベータが全ての停止可能階に停止することを想定して算出してもよい。また、管理サーバ2は、エレベータごとの平均時間を携帯端末3に送信する場合、各エレベータについての停止階の設定内容や運行状況(故障や点検)などの情報も携帯端末3に送信してもよい。
更に、管理サーバ2は、送信されてくるエスカレータ履歴情報を保存すると共に、当該エスカレータ履歴情報に基づいてエスカレータを管理する。また本実施形態では、管理サーバ2は、携帯端末3からの要求に応じて、エスカレータごとに、フロア間を当該エスカレータで移動する場合に要する平均時間をエスカレータ履歴情報に基づいて算出し、それを予測利用時間t1として携帯端末3に送信する。このとき、管理サーバ2は、エスカレータごとの平均時間に加えて、各エスカレータについての運行状況(故障や点検)などの情報も携帯端末3に送信してもよい。
[2]携帯端末
図2は、本発明の実施形態に係る携帯端末3を示したブロック図である。携帯端末3は、外部との通信を行う通信部31と、各種情報を表示する表示部32と、各種情報の入力に用いられる入力部33と、携帯端末3の動作を制御する制御部34と、プログラムなどのデータを記憶する記憶部35と、を備える。本実施形態では、通信部31は、通信中継器101を介したネットワーク通信用のモジュール、近距離通信(ビーコン信号の受信など)用のモジュール、GPS信号受信用のモジュールなどを含む。表示部32及び入力部33は、タッチパネル30(図4参照)によって構成されている。尚、入力部33には、タッチパネル30に限らず、ボタンなどの操作部が含まれていてもよい。制御部34は、CPUなどの処理装置によって構成される。記憶部35は、ハードディスクなどの不揮発性メモリによって構成される。尚、制御部34や記憶部35には、揮発性メモリが含まれていてもよい。
本実施形態では、携帯端末3の制御部34が情報提供処理を実行する。具体的には、情報提供処理用のアプリケーションプログラムが携帯端末3にインストールされており、制御部34は、利用者からの指令(表示部32に表示されたアイコンのクリックなど)に応じて当該アプリケーションプログラムを実行することにより、情報提供処理を実現するための処理部として機能する。尚、アプリケーションプログラムは、当該プログラムを提供するサーバからダウンロードされて携帯端末3にインストールされてもよいし、携帯可能な記憶媒体(例えば、フラッシュメモリなど)に記録されたものが携帯端末3にインストールされてもよい。
そして、情報提供処理を実現するための処理部には、受付処理部341と、取得処理部342と、判断処理部343と、算出処理部344と、報知処理部345と、が含まれる(図2参照)。以下、情報提供処理の流れ、及びその流れの中で各処理部が実行する処理について、具体的に説明する。尚、図3Aは、情報提供処理の流れを示したフローチャートである。
情報提供処理は、上記アプリケーションプログラムが制御部34で実行された場合に開始される。情報提供処理が開始されると、先ず受付処理部341が、目的地Pa及び当該目的地Paへの到着予定時刻Taを利用者に入力させるための入力画面Q1(図4参照)をタッチパネル30に表示する(図3AのステップS11)。これにより、利用者は、目的地Pa及び到着予定時刻Taを携帯端末3に入力することが可能になる。
図4の例では、入力画面Q1に、マップを表示させるボタンが設けられており、利用者は、当該ボタンを押してタッチパネル30にマップを表示させ、当該マップ上の一点を指定することで、目的地Paを入力する。また、利用者は、「時」及び「分」を、プルダウン表示させたリストの中から選択することで到着予定時刻Taを入力する。尚、到着予定時刻Taには、年月日が含まれていてもよく、利用者は、「年」、「月」、及び「分」を、プルダウン表示させたリストの中から選択してもよい。また、入力画面Q1には、カレンダーを表示させるボタンが設けられていてもよく、利用者は、当該ボタンを押してタッチパネル30に表示させたカレンダーを用いて年月日を指定してもよい。
その後、受付処理部341は、入力画面Q1にて目的地Pa及び到着予定時刻Taの入力が確定された否かを判断する(図3AのステップS12)。そして、受付処理部341は、ステップS12にて「入力が確定された(Yes)」と判断できるまでステップS12での判断(入力が確定された否かの判断)を繰り返し実行し、ステップ12にて「入力が確定された(Yes)」と判断できた場合には、確定された目的地Pa及び到着予定時刻Taの入力を受け付ける(図3AのステップS13)。
ステップS13の後、取得処理部342が、携帯端末3の現在地Pを取得する(図3AのステップS14)。具体的には、携帯端末3が屋外にあってGPS信号を受信できる場合、取得処理部342は、当該GPS信号に基づいて現在地Pを取得する。一方、携帯端末3が屋内にあってGPS信号を受信できないか又は受信状況が悪い場合には、取得処理部342は、屋内に設置されているビーコンが発信するビーコン信号に基づいて現在地Pを取得する。尚、現在地Pの取得方法として、取得処理部342自身がGPS信号又はビーコン信号に基づいて現在地Pを算出してもよいし、取得処理部342は、受信したGPS信号又はビーコン信号を外部装置(サーバなど)に送信し、それらの信号に基づいて外部装置で算出された現在地Pを当該外部装置から取得してもよい。
次に、判断処理部343が、ステップS14で得られた現在地Pが目的地Paに一致するか否かを判断する(図3AのステップS150)。そして、ステップS150にて「一致する(Yes)」と判断処理部343が判断した場合、その判断を以て、携帯端末3は目的地Paに到着したと判断できる。このため、制御部34は情報提供処理を終了させる。
一方、ステップS150にて「一致しない(No)」と判断処理部343が判断した場合、その判断を以て、携帯端末3は未だ目的地Paに到着していないと判断できる。そこで、判断処理部343は更に、目的地Pa及び現在地Pの少なくとも何れかが建物G内にあるか否かを判断する(図3AのステップS15)。ここで、目的地Pa及び現在地Pの少なくとも何れかが建物G内にある場合、利用者が、現在地Pから目的地Paへ移動する過程で、建物Gに設置されているエレベータ又はエスカレータ(搬送手段)を利用することが想定される。よって、ステップS15では、目的地Pa及び現在地Pの少なくとも何れかが建物G内にあるか否かの判断を以て、目的地Paへ移動する過程での建物G内のエレベータ又はエスカレータの利用の有無を判断する。
具体的には、判断処理部343は、受付処理部341が受け付けた目的地Paの周辺のマップをマップサーバなどから取得し、また、取得処理部342が取得した現在地Pの周辺のマップをマップサーバなどから取得する。そして、判断処理部343は、目的地Pa及び現在地Pの何れもが建物G内にあるか否かを判断する(ステップS151)。目的地Pa及び現在地Pの少なくとも何れかが建物G内にない場合には、判断処理部343は、ステップS151にて「建物G内にない(No)」と判断し、その後、目的地Paだけについて建物G内にあるか否かを判断する(ステップS152)。そして、判断処理部343は、ステップS152にて「建物G内にない(No)」と判断した場合、更に、現在地Pだけについて建物G内にあるか否かを判断する(ステップS153)。尚、マップには、屋内マップや屋外マップなどが含まれる。また、マップは、携帯端末3の記憶部35に記憶されていてもよく、そのマップが判断処理部343で用いられてもよい。
図5〜図8は、ステップS15での判断処理部343の判断結果のそれぞれにおいて想定される利用者の行動を例示した概念図である。
図5では、ステップS151にて「建物G内にある(Yes)」と判断される場合として、目的地Pa(店など)のフロアへ向かう途中で、当該フロアとは異なるフロアに利用者が立ち寄った場合が想定されている。
図6では、ステップS152にて「建物G内にある(Yes)」と判断される場合として、利用者が、目的地Paのある建物Gへ向かう途中である場合が想定されている。
図7では、ステップS153にて「建物G内にある(Yes)」と判断される場合として、建物G外にある目的地Pa(駅など)へ向かう途中で当該建物Gに利用者が立ち寄った場合であって、建物G内から建物G外の目的地Paへ向かう必要がある場合が想定されている。
図8では、ステップS152及びS153の両方にて「建物G内にない(No)」と判断される場合として、利用者が、建物G外にある目的地Pa(駅など)へ向かって建物G外を移動中であって、途中で建物Gの前を通る場合が想定されている。
図5〜図7に例示されているように、ステップS151〜S153の何れかにおいて「建物G内にある(Yes)」と判断された場合には、利用者が、現在地Pから目的地Paへ移動する過程で、建物Gに設置されているエレベータ又はエスカレータ(搬送手段)を利用することが想定される。そして、目的地Paへ移動する際にエレベータやエスカレータが混雑していた場合には、利用者は、建物G内を移動するのに予想以上に時間を要してしまい、到着予定時刻Taに遅れる虞がある。
そこで、ステップS151〜S153の何れかにおいて「建物G内にある(Yes)」と判断された場合、算出処理部344が、その時点で目的地Paへの移動を開始した場合についての当該目的地Paへの到着予測時刻Tkを、建物Gに設置されているエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)の利用に要する予測利用時間t1を考慮して算出する(図3AのステップS16)。
図3Bは、ステップS16の具体的な処理の流れを示したフローチャートである。ステップS16では、算出処理部344は先ず、現在地Pに基づいてエレベータ又はエスカレータへの乗車階F1を求めると共に、目的地Paに基づいてエレベータ又はエスカレータからの降車階F2を求める(ステップS161)。そして、算出処理部344は、求めた乗車階F1及び降車階F2を、そのときの時間帯Td(日時及び曜日)と一緒に管理サーバ2に送信することにより、当該時間帯Tdにおいて乗車階F1から降車階F2までエレベータ又はエスカレータを利用する場合の予測利用時間t1を、建物Gに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータについて算出して返信することを、管理サーバ2に要求する(ステップS162)。
その後、算出処理部344は、管理サーバ2からの予測利用時間t1の返信を受けた場合(ステップS163で「Yes」の場合)、当該予測利用時間t1のうちの最も時間が長いもの(最大値)を用いて、到着予測時刻Tkを算出する(ステップS164)。即ち、算出処理部344は、建物Gに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータについてそれぞれ予測される予測利用時間t1のうちの最も時間が長いもの(最大値)を用いて、到着予測時刻Tkを算出する。
このとき、算出処理部344は、現在地Pからエレベータ又はエスカレータの乗車場所Pe1までの予測移動時間、エレベータ又はエスカレータの降車場所Pe2から目的地Pa又は建物Gの出入口102(図1参照)までの予測移動時間、建物Gの出入口102から目的地Paまでの予測移動時間など、到着予測時刻Tkの算出に必要な他の時間を算出し、それらの時間を予測利用時間t1と共に現在時刻Tに加算することで到着予測時刻Tkを算出する。これらの予測移動時間は、例えば、利用者の移動速度と、移動距離(現在地Pから乗車場所Pe1までの距離など)とを用いて求めることができる。ここで、利用者の移動速度(例えば、平均速度)は、ステップS14〜S17の繰返しによって逐次得られる現在地Pの時間変化から求めることができる。また、移動距離は、マップ(建物G内のマップを含む)から求めることができる。そして、移動距離には、現在地Pのフロアに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータのうちの当該現在地Pから最も遠い搬送手段までの距離を用いることができる。
図5の例では、算出処理部344は、乗車階F1での現在地Pから乗車場所Pe1までの予測移動時間と、降車階F2での降車場所Pe2から目的地Paまでの予測移動時間と、を算出し、これらの予測移動時間を予測利用時間t1と共に現在時刻Tに加算することで到着予測時刻Tkを算出する。
図6の例では、算出処理部344は、現在地Pから建物Gの出入口102までの予測移動時間と、乗車階F1での建物Gの出入口102から乗車場所Pe1までの予測移動時間と、降車階F2での降車場所Pe2から目的地Paまでの予測移動時間と、を算出し、これらの予測移動時間を予測利用時間t1と共に現在時刻Tに加算することで到着予測時刻Tkを算出する。
図7の例では、算出処理部344は、乗車階F1での現在地Pから乗車場所Pe1までの予測移動時間と、降車階F2での降車場所Pe2から建物Gの出入口102までの予測移動時間と、建物Gの出入口102から目的地Paまでの予測移動時間と、を算出し、これらの予測移動時間を予測利用時間t1と共に現在時刻Tに加算することで到着予測時刻Tkを算出する。
報知処理部345は、到着予測時刻Tkが到着予定時刻Taに近づいた場合に、利用者に対して、目的地Paへの移動を携帯端末3から促す(図3AのステップS17)。具体的には、報知処理部345は、到着予測時刻Tkから到着予定時刻Taまでの残り時間(Ta−Tk)が所定時間ΔT以下であるか否かを判断する(ステップS171)。そして、報知処理部345は、ステップS171にて「所定時間ΔT以下である(Yes)」と判断できた場合に、目的地Paへの移動を促すための報知を行う(ステップS172)。一例として、報知は、目的地Paへの移動を促す警告画面Q2をタッチパネル30に表示することで行われる(図9(A)〜(C)参照)。このとき、警告画面Q2には、移動を促す警告文と共に、目的地Pa及び到着予定時刻Taが表示されてもよい。また、警告画面Q2には、目的地Paを確認するためのマップを表示させるボタンが設けられていてもよい。尚、報知は、タッチパネル30への表示と共に、或いは当該表示に代えて、音声や振動などを用いて行われてもよい。また、所定時間ΔTはゼロに設定されてもよく、この場合、報知処理部345は、到着予測時刻Tkが到着予定時刻Taに一致した場合に、ステップS171にて「所定時間ΔT以下である(Yes)」と判断し、目的地Paへの移動を利用者に促すことになる。
一方、ステップS171にて「所定時間ΔT以下でない(No)」と判断された場合には、当該ステップS171にて「所定時間ΔT以下である(Yes)」と判断されるまで、ステップS14からの処理が繰り返し実行される。また、ステップS151〜S153の全てにおいて「建物G内にない(No)」と判断された場合にも、ステップS14からの処理が繰り返し実行される。
上記情報提供処理によれば、到着予測時刻Tkが、建物Gに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータについてそれぞれ予測される予測利用時間t1のうちの最も時間が長いもの(最大値)を用いて算出される。即ち、到着予測時刻Tkは、エレベータ又はエスカレータでの移動に最も時間を要したときのこと(最悪の事態)を考慮して算出される。そして、そのように算出された到着予測時刻Tkは、目的地Paまでの移動時間に余裕を見て予測された時刻になる。従って、到着予測時刻Tkが到着予定時刻Taに近づいた場合に報知(ステップS172)が実行されることにより、利用者には、到着予定時刻Taまでの時間に余裕を持って目的地Paへの移動が促されることになる。
そして、このように目的地Paへの移動を利用者に促すことにより、利用者に目的地Paへの移動を開始させることが可能になる。よって、目的地Paへ移動する過程でエレベータ又はエスカレータ(搬送手段)を利用する場合において、当該目的地Paへの到着予定時刻Taに確実に間に合うように利用者に目的地Paへの移動を開始させることが可能になる。そして、報知を受けて利用者が目的地Paへの移動を開始した場合、当該利用者は、エレベータ又はエスカレータへの乗車時にそれらが混雑していて建物G内の移動に予想以上に時間を要したとしても、到着予定時刻Taまでに目的地Paに到着できる。
本実施形態では、報知処理部345は、ステップS172にて目的地Paへの移動を促す場合(報知を行う場合)、警告画面Q2に、現在地Pのフロアに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)までの現在地Pからのルートを更に表示する(図9(A)参照)。具体的には、報知処理部345は、建物G内のマップを用いて、現在地Pのフロアに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータの位置を取得し、取得したそれぞれの位置までの現在地Pからのルートを求めて警告画面Q2に表示する。
このとき、報知処理部345は、ステップS16で管理サーバ2から得た情報(予測利用時間t1を含む)に故障や点検の情報が含まれているか否かを判断し、「含まれている(Yes)」と判断できた場合、故障や点検中のエレベータについては、ルートを表示することに代えて故障や点検中であることを警告画面Q2に表示してもよい(図9(B)参照)。また、ステップS16で管理サーバ2から得た情報に各エレベータについての停止階の設定内容(停止可能階)が含まれている場合には、報知処理部345は、警告画面Q2において、各エレベータの停止可能階を更に表示してもよい(図9(C)参照)。
このような警告画面Q2の表示によれば、利用者は、乗車可能なエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)及びそれらの搬送手段までのルートを警告画面Q2で確認できる。従って、利用者は、目的地Paへ移動する過程で、乗車するために選択したエレベータ又はエスカレータまで殆ど迷うことなく移動できる。よって、エレベータ又はエスカレータを探すために時間を要して到着予定時刻Taに遅れてしまうといった事態が生じにくくなる。
尚、警告画面Q2の表示後、ステップS14〜S17が繰り返し実行される過程で、利用者が目的地Paへ移動しようとしなかったために到着予測時刻Tkが到着予定時刻Taを超えた場合には、目的地Paへの移動を強く促すための更なる報知を行ってもよい。
[3]変形例
[3−1]第1変形例
図10は、第1変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。上述した情報提供処理において、ステップS151〜S153の全てにおいて「建物G内にない(No)」と判断された場合、以下の処理が更に実行されてもよい。
判断処理部343は、ステップS15(ステップS151〜S153)にて目的地Pa及び現在地Pが何れも建物G内にないと判断した場合、その後、現在地Pが建物Gの出入口102に到達したか否かを判断する(図10のステップS21)。
そして、ステップS21にて「到達した(Yes)」と判断処理部343が判断した場合、算出処理部344が、建物Gの出入口102から目的地Paまでの移動に要する予測移動時間t2と到着予定時刻Taとを考慮して、その建物Gでの滞在可能時間tgを算出する(図10のステップS22)。具体的には、算出処理部344は、現在時刻Tから到着予定時刻Taまでの残り時間(Ta−T)を求め、更に当該残り時間から予測移動時間t2を差し引くことにより、滞在可能時間tgを算出する。予測移動時間t2は、例えば、利用者の移動速度と、移動距離(建物Gの出入口102から目的地Paまでの距離)とを用いて求めることができる。
その後、報知処理部345が、ステップS22で算出された滞在可能時間tgを知らせる案内画面Q3(図11参照)をタッチパネル30に表示する(図10のステップS23)。このとき、案内画面Q3には、滞在可能時間tgと共に、目的地Pa及び到着予定時刻Taが表示されてもよい。
このような情報提供処理によれば、利用者は、目的地Paへ移動する途中で建物Gに立ち寄った場合に、建物Gの出入口102において案内画面Q3で滞在可能時間tgを確認することにより、建物Gに滞在する時間が残っている否かを判断できる。
そしてステップS23の後、ステップS14からの処理が実行される。これにより、建物Gに立ち寄って滞在している利用者に対して、到着予測時刻Tkが到着予定時刻Taに近づいた場合に目的地Paへの移動を促すことができる。
[3−2]第2変形例
図12は、第2変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。第1変形例での情報提供処理(図10)のステップS22において、算出処理部344は、更に、建物G内のフロアごとに、当該フロアと出入口102との間をエレベータ又はエスカレータ(移動手段)で往復する場合に要する予測往復時間t3を算出してもよい。そしてステップS23では、報知処理部345は、滞在可能時間tgと共に、フロアごとの予測往復時間t3を案内画面Q3に表示してもよい(図13参照)。
このような情報提供処理によれば、利用者は、目的地Paへ移動する途中で建物Gに立ち寄った場合に、建物Gの出入口102において案内画面Q3で滞在可能時間tgと予測往復時間t3とを確認することにより、滞在可能時間tg内でどのフロアまで移動できるかを判断できる。
尚、ステップS22では、算出処理部344は、フロアごとの予測往復時間t3を、往復に最も時間を要する最悪の事態を考慮して算出することができる。これにより、利用者が、滞在可能時間tg内で往復できると判断して向かったフロアから出入口102に戻る際に予想以上に時間を要した場合でも、実際の滞在時間が滞在可能時間tgを超えてしまうといった事態が生じにくくなる。
また、ステップS22では、最も往復に時間を要する特定のフロア(例えば、最上階)のみを対象として予測往復時間t3が算出されてもよい。そしてステップS23では、その予測往復時間t3だけが案内画面Q3に表示されてもよい。
[3−3]第3変形例
図14は、第3変形例での情報提供処理の流れを示したフローチャートである。情報提供処理のステップS11において、入力画面Q1は、利用者の属性情報を入力又は選択できるものあってもよい(図15参照)。図15では、属性情報のリストをプルダウン表示し、リストの中から該当する属性情報を利用者に選択させる場合が示されている。そして、車椅子利用者やベビーカー利用者など、優先エレベータの利用を必要とする利用者の属性情報(=「優先エレベータ利用」)が、入力画面Q1で選択及び確定された場合には、報知処理部345は、警告画面Q2において、優先エレベータまでの現在地Pからのルートのみを表示することができる。
具体的には、報知処理部345は、ステップS172での報知を実行する前に、入力画面Q1で入力された属性情報が「優先エレベータ利用」であるか否かを判断する(図14のステップS31)。そして、報知処理部345は、ステップS31にて属性情報が「優先エレベータ利用」である(Yes)と判断できた場合、警告画面Q2において、優先エレベータまでの現在地Pからのルートのみを表示する(図14のステップS32。図16参照)。即ち、報知処理部345は、建物G内に設置されているエレベータのうちの属性情報に適したエレベータまでの現在地Pからのルートを、警告画面Q2に表示する。一方、報知処理部345は、ステップS31にて属性情報が「優先エレベータ利用」でない(No)と判断した場合には、警告画面Q2において、現在地Pのフロアに設置されている全てのエレベータ及びエスカレータ(搬送手段)までの現在地Pからのルートを表示する(図14のステップS172。図9(A)〜(C)参照)。
このような警告画面Q2の表示によれば、優先エレベータの利用を必要とする利用者(車椅子利用者やベビーカー利用者)は、優先エレベータまでのルートを警告画面Q2で確認できるため、目的地Paへ移動する過程で、当該優先エレベータまで殆ど迷うことなく移動できる。よって、優先エレベータを探すために時間を要して到着予定時刻Taに遅れてしまうといった事態が生じにくくなる。
尚、入力画面Q1では、属性情報の入力に代えて、利用者自身が乗車したいエレベータ又はエスカレータの情報(番号など)を当該利用者に入力又は選択させてもよい。この場合、報知処理部345は、入力画面Q1で入力されたエレベータ又はエスカレータまでの現在地Pからのルートを警告画面Q2に表示することになる。
[3−4]他の変形例
上述した情報提供処理は、その一部がネットワーク上のサーバ(管理サーバ2又は別のサーバ)で実行されてもよい。また、上述した情報提供処理は、エレベータ及びエスカレータの何れか一方しか建物Gに設置されていない場合にも適用できる。
また、情報提供処理は、エレベータ及びエスカレータがそれぞれ1つずつしか建物Gに設置されていない場合にも適用できる。この場合、当該エレベータを制御するエレベータ制御盤がエレベータ制御装置1Aとなる。更に、情報提供処理は、エレベータ及びエスカレータの何れか一方が1つしか建物Gに設置されていない場合にも適用できる。この場合、その1つの搬送手段についての情報(平均時間)に基づいて、到着予測時刻Tkが算出される。
携帯端末3は、ネットワークを介してエレベータ制御装置1A及びエスカレータ制御装置1Bと通信を行ってもよい。この場合、エレベータ制御装置1A及びエスカレータ制御装置1Bが、エレベータ履歴情報及びエスカレータ履歴情報をそれぞれ管理し、携帯端末3からの要求に応じて予測利用時間t1を算出し携帯端末3に返信する。また、携帯端末3が、必要な情報を管理サーバ2などから取得し、取得した情報に基づいて予測利用時間t1を算出してもよい。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。例えば、本発明には、警告画面Q2にルートを表示しない場合も含まれる。
1A エレベータ制御装置
1B エスカレータ制御装置
2 管理サーバ
3 携帯端末
G 建物
P 現在地
T 現在時刻
30 タッチパネル
31 通信部
32 表示部
33 入力部
34 制御部
35 記憶部
F1 乗車階
F2 降車階
Pa 目的地
Q1 入力画面
Q2 警告画面
Q3 案内画面
Ta 到着予定時刻
Td 時間帯
Tk 到着予測時刻
t1 予測利用時間
t2 予測移動時間
t3 予測往復時間
tg 滞在可能時間
101 通信中継器
102 出入口
341 受付処理部
342 取得処理部
343 判断処理部
344 算出処理部
345 報知処理部
Pe1 乗車場所
Pe2 降車場所

Claims (7)

  1. 表示部と、入力部と、制御部と、を備えた携帯端末であって、
    前記制御部は、
    目的地及び当該目的地への到着予定時刻についての前記入力部からの入力を受け付ける受付処理部と、
    前記携帯端末の現在地を取得する取得処理部と、
    前記目的地及び前記現在地の少なくとも何れかが、搬送手段が設置された建物内にあるか否かを判断する判断処理部と、
    前記建物内にあると前記判断処理部が判断した場合、その時点で前記目的地への移動を開始した場合についての当該目的地への到着予測時刻を、前記建物に設置されている前記搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出する算出処理部と、
    前記到着予測時刻が前記到着予定時刻に一致又は近づいた場合に、前記目的地への移動を利用者に促す報知処理部と、
    を含む、携帯端末。
  2. 前記建物に前記搬送手段が複数設置されている場合には、前記算出処理部は、それらの搬送手段についてそれぞれ予測される前記予測利用時間のうちの最も時間が長いものを用いて、前記到着予測時刻を算出する、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記報知処理部は、前記目的地への移動を前記利用者に促す場合に、前記建物内に設置されている前記搬送手段までの前記現在地からのルートを前記表示部に表示する、請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記報知処理部は、前記目的地への移動を前記利用者に促す場合に、当該利用者の属性情報を取得し、前記建物内に設置されている前記搬送手段のうちの前記属性情報に適した搬送手段までの前記現在地からのルートを前記表示部に表示する、請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記判断処理部は、前記目的地及び前記現在地が何れも前記建物内にないと判断した場合、その後、前記現在地が前記建物の出入口に到達したか否かを判断し、
    前記出入口に到達したと前記判断処理部が判断した場合、前記算出処理部は、当該出入口から前記目的地までの移動に要する予測移動時間と前記到着予定時刻とを考慮して、その建物での滞在可能時間を算出し、
    前記報知処理部は、前記滞在可能時間を前記表示部に表示する、請求項1〜4の何れかに記載の携帯端末。
  6. 前記算出処理部は、更に、前記建物内のフロアごとに、当該フロアと前記出入口との間を前記搬送手段で往復する場合に要する予測往復時間を算出し、
    前記報知処理部は、前記滞在可能時間と共に、前記フロアごとの前記予測往復時間を前記表示部に表示する、請求項5に記載の携帯端末。
  7. 表示部と、入力部と、制御部と、を備えた携帯端末に、
    目的地及び当該目的地への到着予定時刻についての前記入力部からの入力を受け付ける受付処理ステップと、
    前記携帯端末の現在地を取得する取得処理ステップと、
    前記目的地及び前記現在地の少なくとも何れかが、搬送手段が設置された建物内にあるか否かを判断する判断処理ステップと、
    前記建物内にあると前記判断処理ステップが判断した場合、その時点で前記目的地への移動を開始した場合についての当該目的地への到着予測時刻を、前記建物に設置されている前記搬送手段の利用に要する予測利用時間を考慮して算出する算出処理ステップと、
    前記到着予測時刻が前記到着予定時刻に一致又は近づいた場合に、前記目的地への移動を利用者に促す報知処理ステップと、
    を実行させる、プログラム。
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