JP2003067031A - 加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシステムおよびデータトラッキング方法 - Google Patents

加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシステムおよびデータトラッキング方法

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JP2003067031A
JP2003067031A JP2001257442A JP2001257442A JP2003067031A JP 2003067031 A JP2003067031 A JP 2003067031A JP 2001257442 A JP2001257442 A JP 2001257442A JP 2001257442 A JP2001257442 A JP 2001257442A JP 2003067031 A JP2003067031 A JP 2003067031A
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tracking
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line
equipment
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JP2001257442A
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Yasuo Koto
康男 小藤
Takayuki Omura
隆幸 尾村
Kensho Sugimoto
憲昭 杉本
Takayuki Rikihisa
孝行 力久
Takeshi Yumoto
健 湯本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な操作によって、トラッキングデータの修
正、復元が可能で、かつ信頼性の高いデータトラッキン
グシステム、およびその方法を提供する。 【解決手段】ライン上のワークの搬送位置を認識して、
ワークの加工、組立作業を指示、監視するラインコント
ローラ1と、ライン上のステーションに対応したトラッ
キングデータエリアを設備毎に有した複数の設備コント
ローラ2とを接続しており、ラインコントローラ1は、
ライン上を搬送されて加工されるべきワークに割り付け
られたIDコードに対して、ワークの種別を対応付けた
ワーク対応テーブル1dと、ワークに対する加工処理の
加工パターン情報を、ワーク種別毎に格納したワーク加
工パターンデータベース1eとを備え、設備コントロー
ラ又はラインコントローラの少なくともいずれかには、
トラッキングデータを書き換え可能にしたトラッキング
データ修正入力手段1b、2bを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の商品の加
工、組立ラインにおいて使用されるデータトラッキング
に関する技術、更に詳しくは、加工、組立ライン上を流
れ作業によって移動する材料、製品、部品などを、コン
ピュータにより制御、監視するためのデータトラッキン
グシステム、およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製造や加工の工場ラインでは、ワークの
加工制御、ライン上(搬送コンベア)の搬送制御、ワー
クの移動監視、設備からの実績データの収集などを、コ
ンピュータを利用して実施するようにしたシステムが稼
働している。
【0003】このようなコンピュータシステムでは、制
御、監視を行うために、ワークがライン上のどの位置
(システム上は、作業ステーション)に存在しているか
を追跡するようにしたデータトラッキング機能が、シス
テムの主幹機能として稼働している。
【0004】たとえば、ワークを加工するために2つの
作業ステーションが設けられたようなライン設備では、
その上流側にのみワークが存在している場合に、ワーク
が上流側から下流側のステーションに搬送されたとき、
コンピュータ内部でもワーク搬送を追跡して、そのワー
クのデータを下流側ステーションに対応するデータエリ
アに移動させる。
【0005】この種のデータトラッキングシステムは、
ライン全体監視用のラインコントローラと、ステーショ
ンに対応したトラッキングデータエリアを設備機器ごと
に有した設備監視および搬送制御用の複数の設備コント
ローラとを備えており、次のような動作を実行する。
【0006】すなわち、ラインコントローラは、ワーク
種別ごとに複数設備の加工パターンが格納されているワ
ーク加工パターンデータベースと、ワーク種別とワーク
加工計画情報とを含んでワークIDごとに区分されたワ
ーク対応テーブルとを有し、加工ラインの先頭設備にワ
ークを投入するごとに、投入されたワークのワークID
と、そのワークの設備ごとの加工パターンとを含むトラ
ッキングデータを、ワーク対応テーブルとワーク加工パ
ターンデータベースに基づき初期生成し、生成したトラ
ッキングデータを設備コントローラに送信し、その後
は、ラインコントローラと各設備監視用の設備コントロ
ーラとの連携によって、設備上に設けられたセンサ等か
らの設備信号を含むトラッキングイベントに基づいて、
設備コントローラ内のトラッキングデータエリア上でト
ラッキングデータとステーションとの関連付けを更新す
るトラッキング処理を実行する。
【0007】このような追跡(トラッキング)処理を行
うことにより、その後の搬送制御やデータ収集のタイミ
ングを、コンピュータ内部で生成することが可能とな
る。
【0008】このようなトラッキング処理によるワーク
位置と、実際のライン上のワーク位置との間には、セン
サの故障やプログラムのミスによりずれや誤りが生じた
り、データそのものを喪失したりすることがあるが、こ
れを修正するために、修正入力画面を設けて、オペレー
タの操作によりトラッキングデータを入力したり移動し
たりしてデータ修復を可能にしたシステムも多い。
【0009】一方、特開平7−287729でも開示さ
れているように、データ書込みが可能なIDタグをワー
クに貼り付けて、ライン上に設置した書込み装置によ
り、トラッキング情報などを書き込むようにしたシステ
ムもある。
【0010】このIDタグを利用したシステムでは、あ
る程度の情報がIDタグに格納されるため、コンピュー
タで行うトラッキング処理の一部をIDタグで代行する
ことができ、負荷分散が図れるとともに、IDタグをワ
ークに物理的に貼り付けているため、トラッキングの誤
りが生じる可能性は極めて低く、そのため、トラッキン
グ修正を行う必要性も少ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラッキン
グデータの修正入力は、トラッキングにずれを生じてい
る場合にはデータ移動させればよいが、喪失の場合には
トラッキングデータをすべて入力しなければならず、デ
ータ修復に長時間を要することも少なくない。データの
喪失は通常のトラッキング処理では起こりにくいもので
あるが、トラッキング修正の操作ミスによりデータを削
除してしまうことは頻繁に起こり得る。
【0012】一方のIDタグを利用したシステムも、記
憶容量が少ないことや、IDタグ回収の不便さなどの問
題があり、総合的にコンピュータ負荷や作業効率を判断
すると、利用に向いていないケースもある。また、タグ
より小さい部品の場合など、物理的に貼り付けることが
不可能なことも多い。
【0013】このような場合には、コンピュータ内部処
理による通常のトラッキング処理を行わなければなら
ず、したがって、トラッキング修正が頻繁に利用され、
その結果、上記のような操作ミスによるデータ喪失もし
ばしば起こり得ることとなる。
【0014】また、近年のコンピュータ統合生産(CI
M)の傾向により、ライン全体監視用コンピュータ(ラ
インコントローラ)と、設備ごとに設けられた設備監視
制御用の設備コントローラとが役割分担して、経済的に
も作業効率的にも効果的なシステムが数多く構築されて
おり、特に資源の節約を図って、上記いずれかのコント
ローラにトラッキングデータを一元管理しているシステ
ムも多い。
【0015】しかしながら、一元管理であるがゆえに、
データ喪失した際には必ず修正操作によりデータを復元
しなければならず、データ再生の容易なトラッキング修
正手段を備えたトラッキングシステムが求められてい
た。
【0016】本発明は、このような問題を解決すべくな
されたものであり、その目的は、簡易な修正操作により
データの修復が可能で信頼性の高いデータトラッキング
システム、およびその方法を提供することにある。
【0017】また、トラッキング異常を早期に検出でき
て、オペレータが迅速にトラッキング修正対応ができる
ようにしたデータトラッキングシステムを提供すること
を、第2の目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本明細書に記載のデータ
トラッキングシステムは、1または複数の作業ステーシ
ョンからなるワーク加工設備機器を複数有した、材料、
製品、部品などのワークの加工、組立ラインにおいて、
加工、組立ライン上におけるワークの搬送位置を認識し
て、ワークに対する加工、組立作業を指示および監視す
るラインコントローラと、加工、組立ライン上に設けた
作業ステーションに対応したトラッキングデータエリア
を設備機器ごとに設けた設備監視、制御用の複数の設備
コントローラとを双方向通信可能に接続して構成され、
ライン上を順次搬送されて、加工、組立されるワークの
処理状態が、予め準備された作業プログラムに一致して
いるかどうかを、設備上に設けられたセンサ等からの設
備信号を含むトラッキングイベントデータに基づいて、
追跡監視するようにしたものであって、次のような特徴
を有している。
【0019】すなわち、ラインコントローラは、ライン
上を搬送されて、加工、組立されるべきワークに予め割
り付けられたIDコードに対して、ワークの種別情報を
少なくとも対応付けたワーク対応テーブルと、ワークに
施されるべき加工処理について、ライン上の作業ステー
ションを選択的に特定して生成されたワーク加工パター
ン情報を、ワークの種別毎に格納したワーク加工パター
ンデータベースとを備えており、また、設備コントロー
ラあるいはラインコントローラの少なくともいずれか一
方には、システムで認識している加工、組立ライン上に
おけるワークの実際の作業ステーション位置を書き換え
可能に表示するトラッキングデータ修正入力手段を備え
ている。そして、システムが認識しているトラッキング
データは、このトラッキングデータ修正入力手段で修正
すべきワークのIDを、追加、削除、移動させる操作を
行うことによって、修正、復元可能な構成にしている。
【0020】ワークのIDコードさえわかれば、どのよ
うな種類のワークであるかがラインコントローラに設け
られたテーブル、データベース内のデータで判断できる
ようにしているため、ワークIDのみの修正入力(特に
データを喪失した後に復元させるような修正)でトラッ
キングデータの復元を可能としたものである。
【0021】請求項2では、ラインコントローラは、ラ
インへのワーク投入時のトラッキングデータ初期生成を
実行し、各設備コントローラは、トラッキングデータを
所定のタイミングで、その設備コントローラで管理する
ステーションに対応するトラッキング処理を実行してい
る。
【0022】請求項3では、トラッキングデータ修正入
力手段は、ラインコントローラが認識している加工、組
立ライン上におけるワーク位置を、ワークIDに対応さ
せて作業ステーション位置を特定して表示する表示操作
画面を備えており、操作画面上でワークIDを、マウス
などのデータ入力操作手段によって、移動、追加、削除
することによって、ラインコントローラが認識すべき、
ライン上のワークの作業ステーション位置を修正する構
成にしている。
【0023】請求項4では、ラインコントローラは、情
報処理用のコンピュータと、データトラッキング処理用
のPLC(プログラマブルロジックコントローラ)とに
よって分離構成されている。
【0024】請求項5では、各設備コントローラは、所
定のタイミングでワーク加工パターンデータベースと整
合がとれた加工内容記憶手段をさらに備えている。すな
わち、設備コントローラ側だけで、トラッキングデータ
の再生を可能としたものである。
【0025】請求項6では、ライン用、設備用トラッキ
ングデータ修正入力手段が、複数のワークIDを同時に
指定して修正でき、複数ワークの一括トラッキング修正
を可能としたものである。
【0026】特に請求項7では、複数の連続したステー
ションに対応した複数のトラッキングデータを、上流ま
たは下流側に一括シフトできるようにしたことを特徴と
している。
【0027】請求項8では、ラインコントローラは、所
定のタイミングにおいて、ワークIDとワーク対応テー
ブルとに基づいて、加工ラインの所定のステーションへ
の投入順をチェックすることを特徴としている。
【0028】請求項9では、設備信号として、ライン上
の所定のステーションに設けられ、ワークの在席有無を
検出できる材検知センサの信号を含んでおり、設備コン
トローラは、トラッキングデータと、材検知センサから
の信号により判断されるワークの在席有無とが不一致の
場合には、トラッキング異常と判定するようにしてい
る。
【0029】請求項10では、ワーク対応テーブル内の
ワーク加工計画情報には、ワークサイズ情報を含み、設
備信号には、ワークのサイズを測定でき、ライン上の所
定のステーションに設けられたサイズ測定装置からの測
定データを含んでおり、設備コントローラは、サイズ測
定装置が所定のステーション上のワークのサイズを測定
した際に、その測定結果と、そのステーションに対応す
るトラッキングデータに基づいてワーク対応テーブルを
検索して取り出したサイズデータとを比較して、所定の
誤差範囲で同一と判断されなかった場合は、トラッキン
グ異常と判定することを特徴としている。
【0030】請求項11では、ワークに貼り付けたID
タグに書き込まれたワークIDなどのデータ内容を、所
定のステーションで読み取れるようにしたIDタグ読取
装置を、そのステーションに対応した設備コントローラ
にさらに接続した構成としており、IDタグ読取装置が
IDタグを読み取って、その内容を設備コントローラに
通知した際に、その設備コントローラは、所定ステーシ
ョンのトラッキングデータと、通知を受けたIDタグデ
ータに含まれるワークIDとを照合して、トラッキング
異常を検出する。
【0031】請求項12では、ラインコントローラは、
トラッキング異常を検出したときには、設備コントロー
ラに対して搬送指令信号を出力しないようにしている。
【0032】特に請求項13では、ワーク対応テーブル
内のワーク加工計画情報には、生産ロット情報を含んで
おり、ラインコントローラは、トラッキングデータから
特定のステーションへ搬送しようとしているワークID
を検索し、そのワークIDに対応する上記生産ロット情
報を参照し、予定しているロットでない場合は、トラッ
キング異常と判断して搬送指令信号の出力を禁止する。
【0033】また請求項14では、ワーク対応テーブル
内のワーク加工計画情報は、ワークサイズ情報を含んで
おり、ラインコントローラは、トラッキングデータから
特定のステーションへ搬送しようとしているワークID
を検索し、そのワークIDに対応する上記ワークサイズ
情報を参照し、予定しているワークサイズでない場合
は、トラッキング異常と判断して搬送指令信号の出力を
禁止する。
【0034】請求項15では、設備信号には、ステーシ
ョンに対応した搬送コンベアの起動信号と、停止信号
と、ワークの在席有無を検出できる材検知センサからの
信号となどが含まれており、設備コントローラが、この
設備信号に基づいて、トラッキングの移動を行うことを
特徴としている。
【0035】請求項16では、設備コントローラは、ワ
ークの移動元ステーションに対応する搬送コンベア起動
信号のみに基づいてトラッキングの移動を行い、請求項
17では、ワークの移動先ステーションに対応する搬送
コンベア停止信号のみに基づいてトラッキングの移動を
行い、請求項18では、ワークの移動先ステーションに
対応する材検知センサ信号のみに基づいてトラッキング
の移動を行っている。
【0036】請求項19では、設備コントローラが、ラ
インコントローラからの搬送指令信号に基づいて、トラ
ッキングの移動を行うことを特徴としている。
【0037】請求項20では、設備コントローラが、ラ
インコントローラからの搬送指令信号や設備信号を組み
合わせて生成したトラッキングイベントに基づいて、ト
ラッキングの移動を行うことを特徴としている。
【0038】請求項21では、設備コントローラは、ト
ラッキング処理を行う際に、トラッキングデータをその
設備内の下流側に順次詰める下流寄せ処理を自動的に実
行するようにしている。
【0039】請求項22に記載のデータトラッキングシ
ステムは、ラインコントローラに接続されたワーク種類
識別装置をさらに含んでおり、ラインコントローラが、
ラインへのワーク投入時には、ワーク対応テーブル内の
ワーク種類に代えて、ワーク種類識別装置から読み取っ
たワーク種類に基づいて、トラッキングデータを初期生
成することを特徴としている。
【0040】請求項23に記載のデータトラッキング方
法は、1または複数のステーションからなるワーク加工
設備機器を複数有した、材料、製品、部品などのワーク
の加工ラインにおいて、ライン全体監視用のラインコン
トローラと、ステーションに対応したトラッキングデー
タエリアを設備機器ごとに有した設備監視および搬送制
御用の複数の設備コントローラとを双方向通信可能に接
続されており、ラインコントローラは、ワーク種類ごと
に複数設備の加工パターンが格納されているワーク加工
パターンデータベースと、ワーク種類とワーク加工計画
情報とを含んでワークIDごとに区分されたワーク対応
テーブルとを有し、加工ラインの先頭設備にワークを投
入するごとに、投入されたワークのワークIDと、その
ワークの設備ごとの加工パターンとを含むトラッキング
データを、ワーク対応テーブルとワーク加工パターンデ
ータベースに基づき初期生成し、生成したトラッキング
データを設備コントローラに送信し、その後は、ライン
コントローラと各設備監視用の設備コントローラとの連
携によって、設備上に設けられたセンサ等からの設備信
号を含むトラッキングイベントデータに基づいて、設備
コントローラ内のトラッキングデータエリア上でトラッ
キングデータとステーションとの関連付けを更新するト
ラッキング処理を実行して、ライン上のワークの搬送を
追跡監視するようにしており、設備コントローラは、ワ
ークのライン上のステーションとトラッキングデータで
監視しているシステム内の位置との不一致などのトラッ
キング異常が発生した場合に、設備コントローラに備え
た設備用トラッキングデータ修正入力手段で、ステーシ
ョンを特定して修正入力されたワークIDを、ラインコ
ントローラに送信する。このようにして修正入力された
ワークIDを受信したラインコントローラは、そのワー
クIDをキーとしてワーク対応テーブルからワーク種類
を取り出し、そのワーク種類をキーとしてワーク加工パ
ターンデータベースから各設備の加工パターンを検索
し、トラッキングデータを再生することを特徴としてい
る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面とともに説明する。
【0042】図1は、ワーク加工ラインにおけるデータ
トラッキングシステムの要部構成の一例を示すブロック
図である。
【0043】本発明システムは、主に、加工ライン全体
を監視し、設備コントローラ2に対して搬送指令を出力
しているラインコントローラ1と、ラインの各設備に対
応して設置され、その設備の制御と監視を行っている複
数の設備コントローラ2(#1〜#n)とを含んで構成
されている。これらは、双方向に通信ができるように、
通信ケーブルなどで接続されている。
【0044】ここで本実施例においては、ラインコント
ローラ1は、パソコンやワークステーションなどのコン
ピュータで構成されており、設備コントローラ2は、P
LC(プログラマブルロジックコントローラ)などで構
成されているが、このような組合せに限定されず、例え
ば、一部の設備コントローラはパソコンで、その他はP
LCで構成するようにしてもよい。
【0045】このシステムでは、加工ライン上を搬送さ
れる材料、製品、部品などのワークを監視し、ワーク搬
送のための搬送制御を行っており、これらの監視・制御
機能を実現するために、ラインコントローラ1と複数の
設備コントローラ2(#1〜#n)が連携しあって、ワ
ーク位置の搬送位置トラッキング処理を実行している。
【0046】トラッキング処理は、ワークを加工処理す
るためにワークが停止して固定されるライン上の作業ス
テーション(以下では、単にステーションという)に対
応して設けられ、全ステーション分のエリアを有したト
ラッキングデータエリア内のデータの発生、移動、削除
といった主な動作を実行している。
【0047】ここでは、このトラッキングデータエリア
を設備コントローラ2側に設け、ラインコントローラ1
は、必要なときに設備コントローラ2内のデータを参照
するようにしている。
【0048】このトラッキング機能を実現するために、
両コントローラ1、2は、ともにトラッキング手段1
a、2aを有しており、ラインコントローラ1側のトラ
ッキング手段1aは、トラッキングデータの初期生成処
理と設備コントローラ2のトラッキングに関するデータ
送受信とを行っており、設備コントローラ2側のトラッ
キング手段2aは、設備からの信号に基づくトラッキン
グデータの移動を行う。
【0049】次に、各コントローラ1、2の構成を説明
する。
【0050】ラインコントローラ1は、上記トラッキン
グ手段1aと、トラッキングの位置を操作により修正す
るためのトラッキングデータ修正入力手段1bと、ワー
ク位置を画面上で監視することができるようにしたトラ
ッキング表示手段1cとを備えており、データとして
は、オペレータの入力により、あるいは生産管理用の上
位計算機(不図示)からの受信により決定された加工計
画の情報や、ラインコントローラ1に直接入力された加
工計画情報をワークIDごとに区分して格納したワーク
対応テーブル1dと、ワーク種類に対応した各設備での
加工パターンが登録されているワーク加工パターンデー
タベース1eとを有している。
【0051】設備コントローラ2は、上記トラッキング
手段2aと、トラッキングの位置を操作により修正する
ためのトラッキングデータ修正入力手段2bと、ワーク
位置を画面上で見ることができるようにしたトラッキン
グ表示手段2cと、設備に対して制御出力を行う搬送制
御手段2dとを備えており、データとしては、その設備
に対応したトラッキングデータエリア2eを有してい
る。
【0052】本実施例では、コントローラ1、2双方で
トラッキング修正できるようにしているが、いずれかの
一方、特に設備コントローラ2側だけでもよい。
【0053】次に、設備とトラッキングデータエリア2
eとの対応について、図2と図3を用いて説明する。
【0054】図2(a)は(b)図に示す箱型製品を組
立てるために、加工ライン上をワークとして搬送される
複数枚の各箱部材を示しており、これらのワークは、図
3で示すような加工ラインに設置された複数の設備に順
次搬送される。
【0055】図3は、加工ライン全体の設備と全ステー
ションに対応したトラッキングデータエリアを概念的に
示した図である。原板投入機A、切断機B、エッジ貼り
機C・・・などの設備には、複数のステーションA1、
A2、B1、B2、B3、C1、C2、C3・・・が存
在し、1つのステーションには1つのワークが在席でき
るようになっている。
【0056】そして、1ステーションに対して1トラッ
キングデータが割り当てられ、複数のエリアからなるト
ラッキングデータエリア2eを形成している。
【0057】ついで、トラッキングデータの初期生成
と、その後のトラッキングの移動について説明する。
【0058】図4は、トラッキングデータの内部構造を
示す図である。ここでは、原板投入機のデータを例とし
て示しているが、他の設備についても同様のデータ構造
を有している。トラッキングデータ中には、ワークID
としての部材シーケンスNO2e1と、ワークの種別情
報としての部材種類2e3と、各設備の加工パターン2
e2とを含んでいる。
【0059】図5(a)は、ワーク対応テーブル1dの
内部構造を示す図であり、加工計画に基づき、加工ライ
ンへの投入順が判別可能に予め生成されている。投入順
は、例えばテーブルの並び順でもよいし、部材シーケン
スNO順でもよい。また、(b)図は、ワーク加工パタ
ーンデータベース1eの内部構造を示しており、各部材
の品番1e1に対応した部材種類1e2(ワーク種別情
報)と、各設備の加工パターン1e3とが、予め登録さ
れている。
【0060】ラインコントローラ1では、ワークのライ
ンへの投入タイミングでトラッキング手段1aが起動
し、ワーク対応テーブル1dとワーク加工パターンデー
タベース1eに基づいて、最上流ステーションA1のト
ラッキングデータを生成し、原板投入機の設備コントロ
ーラ2(#1)に対して送信する。図6のフローチャー
トには、トラッキングデータの初期生成処理の流れを示
している。
【0061】トラッキングデータが初期生成された後
は、設備コントローラ2が、受信したトラッキングデー
タを、ステーションA1に対応するトラッキングデータ
エリア2eに格納する。
【0062】さらにその後は、設備コントローラ2が、
設備からのセンサ信号やラインコントローラ1からの指
令などのイベントにより、トラッキングデータを次のス
テーションに対応したエリア2eに、順次移動させてい
く。
【0063】次のステーションへと搬送されていく部材
は、図3のライン概略図をそのまま表わした画面や、あ
るいは図7で示した表形式の画面で、トラッキング状態
がリアルタイムに表示される。
【0064】図7は、ラインコントローラ1側のトラッ
キング表示操作画面を示しており、オペレータはこの画
面を視認することによって、ラインコントローラ1で認
識されている設備A〜設備Cの各ステーションに存在し
ている部材が一目でわかるようになっている。図例で
は、ステーションA2、C1以外のステーションには部
材が存在しており、部材のシーケンスNOだけではな
く、品番や部材のサイズも同時に表示される。
【0065】また、設備コントローラ2のトラッキング
表示手段2cでは、その設備上のステーションに関する
表示が行われる。すなわち、例えば原板投入機の場合、
ステーションA1〜A3までのトラッキングの状態が表
示できる画面構成となっている。
【0066】このようなトラッキング表示操作画面1
c、2cは、同時にトラッキングデータ修正入力手段1
b、2bとしての機能としても動作する。
【0067】トラッキング修正は、センサの故障などに
より、オペレータが加工ラインの現場を視認した実際の
ワークの在席ステーションとトラッキングデータエリア
で管理している位置情報とがずれた場合などに、オペレ
ータが操作により修正を行うもので、トラッキングデー
タ修正入力手段1b、2bで、入力画面等を通じてオペ
レータがトラッキングデータを移動、削除すれば、その
データはラインコントローラに反映されるようになって
いる。
【0068】例えば、オペレータは、ステーションA1
の表示エリアをマウスでドラッグして、ステーションA
2の表示エリアに移動したり、ステーションB1を指定
して削除したりすることができる。
【0069】このように修正入力が可能であるため、容
易にトラッキングの誤りを修正することはできるが、逆
に削除も容易に行えるため、データを再生しなければな
らない場合も発生する。
【0070】本発明では、このようにデータを喪失して
しまったときにでも、ワークのIDコードのみを操作す
るだけで容易にデータを復元できるようにしている。す
なわち、上述しているようにトラッキングデータは部材
シーケンスNO、部材種類、全設備の加工パターンなど
で構成されているが、これらをすべて画面上からオペレ
ータ操作により入力するのではなく、ステーションを特
定して部材シーケンスNOさえ入力すれば、加工パター
ンなどのデータが復元できるようにしたものである。
【0071】以下に、この復元手順について説明する。
【0072】図8は、トラッキング修正を行ったときの
ラインコントローラ1の基本動作を示すフローチャート
である。特にここでは、トラッキングデータを喪失した
場合に部材シーケンスNOが修正入力された場合の流れ
を、フローチャートの201〜207に示している。
【0073】修正NOが入力されると、ワーク対応テー
ブル1dを参照して、修正NOをキーとして対応するデ
ータの中から、そこに対応付けられている部材種類1d
2を取り出す(以上、201〜203)。
【0074】そして、取り出した部材種類をキーにし
て、ワーク加工パターンデータベース1eを検索して全
設備分の加工パターン1e3を取得し、トラッキングデ
ータエリア2eの指定されたステーションに対応するエ
リアに書き込む(以上、204〜206)。ワーク対応
テーブル1dとワーク加工パターンデータベース1eと
の対応関係を、図9に示す。
【0075】なお、ラインコントローラ1内には、設備
コントローラ2のトラッキングデータのアドレスのみを
管理しているため、トラッキングデータの書込み更新
は、設備コントローラ2にデータ送信することにより行
う。
【0076】また、設備コントローラ2からトラッキン
グ修正入力を行う場合は、システム全体の動作として、
図8のフローチャートの動作を実行する。すなわち、設
備コントローラ2の要求により、ラインコントローラ1
は加工パターンの検索を実行し、その返信を受けてトラ
ッキングデータを更新する。
【0077】このように本システムでは、トラッキング
データ喪失時のデータ再生をデータベース1eに格納さ
れた情報に基づいて行っているため、オペレータはステ
ーションを特定してワークIDのみを入力すればよく、
その他の加工パターンなどを入力する手間が省ける。し
かも、データ生成時の基礎データであるワーク加工パタ
ーンデータベース1eを検索しているため、誤りなく再
生することができる。
【0078】なお、1ステーション分ずれているなどの
トラッキング位置ずれの訂正については、オペレータは
画面上でマウス等を利用してデータを移動させて、整合
させることもできる。このとき、システムは、トラッキ
ングデータの削除と、上記のデータベース検索による再
生とを実行してもよいが、単に、移動元のステーション
のトラッキングデータを移動先へ移動させる動作を実行
させてもよい。
【0079】図10は、移動によるトラッキング修正の
一例を示す図である。(a)図には、トラッキングデー
タが実際のワーク搬送より遅れている場合を示してお
り、この場合は、ステーションに対応するトラッキング
データを、上流側から下流側にまとめて移動できるよう
にしたものである。逆に(b)図は、下流側から上流側
に移動できるようにしたものである。
【0080】このようにすれば、データを個別に追加、
移動、削除をする必要がなく、データをまとめて移動で
きるので、迅速に全体のデータ修復ができ、生産再開を
短時間に可能とすることができる。
【0081】次に、データトラッキングシステムの他の
構成例を、図11、図12に示す。
【0082】図11で示すシステムは、ワーク加工パタ
ーンデータベース2fを設備コントローラに持たせた構
成としている。
【0083】このような構成によれば、設備コントロー
ラ2から修正入力された場合は、ラインコントローラ1
のデータベース1eをアクセスする必要がなく、システ
ムの負荷軽減と処理時間の短縮化が図れる。
【0084】また、トラッキング処理をすべて設備コン
トローラ2側で実施することもできるため、ラインコン
トローラ1側では、トラッキングに関するイベントのみ
を通知してもらうようにすれば、トラッキング以外の情
報処理機能を充実させることができる。逆に、双方にト
ラッキング機能を個別に実行させることもできるため、
トラッキングに関しては相互にバックアップすることが
でき、いわばデュアル構成のシステムを実現することが
できる。
【0085】図12は、さらにラインPLCを付加した
構成のシステムを示すブロック図である。
【0086】この構成例では、ラインコントローラ1と
設備コントローラ2の間に、ラインPLC3を付加した
構成をとっており、このラインPLCが設備コントロー
ラ2を統括する上位コントローラとして機能する。すな
わち、ラインPLC3では、すべてのトラッキング処理
を行い、ラインコントローラ1は、ラインPLC3から
のトラッキングイベントの通知を受けて、各種の情報処
理を実行できるようにしたものである。
【0087】このような構成によれば、ラインコントロ
ーラ1の負荷を軽減することができるだけではなく、ラ
インPLC3がシステムの中間に位置しているため、設
備制御と情報処理のシステムの大機能を明確に分担させ
ることができ、両者を切り離して運転させることもでき
る。
【0088】たとえばシステムの運用開始時などに、設
備制御と情報処理とを切り離して同時並行で試運転する
ことができる。
【0089】以上のような構成に限らず、たとえば、設
備数が少ない場合には、いずれかの設備に対応した1つ
の設備コントローラにラインコントローラの役割を持た
せるようにしてもよい。
【0090】ついで、本システムにおけるトラッキング
異常検出の処理態様について、説明する。これらは、ト
ラッキングの異常をいち早く検出できるようにしたもの
で、上述したトラッキング修正手段とともに、正常なト
ラッキングの状態に短時間で復元できるようにしたもの
である。
【0091】図13は、ワークに貼り付けたIDタグを
読み取れるようにしたIDタグ読取装置を設置した構成
のシステムブロック図である。
【0092】IDタグ読取装置4は、部材に貼り付けた
IDタグのメモリ内容を読み取って、その内容をコント
ローラに通知するようにしたものであり、ライン上のた
とえばエッジ貼り機(図3の符号C)などの所定の設備
に設置したものである。
【0093】IDタグのメモリには、ワークIDや加工
パターン等が書き込めるようになっており、トラッキン
グデータがメモリに書き込まれたIDタグを物理的にワ
ークに貼り付けたまま設備上を搬送させることができる
ため、システムで実施しているトラッキング処理の一部
を代行しているものといえる。
【0094】図14には、システムで管理しているトラ
ッキングデータTpと、実設備上のワーク位置Wpとを
比較表示した図を示している。
【0095】図で示しているように、IDタグ読取装置
で読み取ったワークIDが「9」であるのに対して、ト
ラッキングデータのIDは「8」であるため、コントロ
ーラはトラッキング異常を検出する。
【0096】この異常を検出した後、オペレータがトラ
ッキング修正によりデータを入れ替えれば、容易かつ迅
速にトラッキングの誤りを訂正することができる。特
に、IDタグのメモリに書き込まれている内容は信頼性
が高いため、トラッキング修正を行うにあたり、現場で
視認する必要がなく、システムのずれ修正を完了するま
で時間を要しない。
【0097】図15は、CCDカメラによるトラッキン
グ異常検出の一例を説明する図である。
【0098】ここでは、特定のステーションにCCDカ
メラ5を設置して、ワークの板幅や板長さなどのワーク
サイズを測定できるようにしている。
【0099】すなわち、設備コントローラ2では、特定
のステーションのCCDカメラ5で撮像したワークのワ
ークサイズを算出する一方、該当ワークのワークIDを
トラッキングデータより取り出して、ラインコントロー
ラ1にそのワークIDのワークサイズを自動照会する。
ラインコントローラ1では、受信したワークIDを基
に、ワーク加工パターンデータベース1eからワークサ
イズを取得し、設備コントローラ2に返信する。設備コ
ントローラ2は、撮像データから算出したワークサイズ
と、返信されてきたワークサイズとを比較し、所定の誤
差範囲内で一致すれば正常とみなし、一致しなければ異
常として報知する(以上、図15の〜)。
【0100】ワークサイズの測定方法は、CCDカメラ
5によるものに限らず、レーザ距離センサやオン/オフ
センサの複数組合せなどによるものでもよい。
【0101】このような異常検出によれば、ワークのサ
イズというワークの外形特徴そのものを測定しているの
で、確実にワーク種類の差異を検知することができる。
【0102】図16には、ワークIDに基づいてトラッ
キング異常を検出できるようにした場合のラインコント
ローラの動作フローチャートを示している。(a)図
は、ワークIDを連続NOとした場合の異常検出のフロ
ーチャートを示しており、所定のステーションで流れて
くるワークのワークIDを順次チェックし、連続NOと
なっていない場合にはトラッキング異常と判断する。
【0103】また(b)図は、ラインへの投入順をワー
クIDに対応させてワーク対応テーブル1dに登録させ
た場合の異常検出のフローチャートを示している。
【0104】ワークの投入順がワーク対応テーブル1d
に登録されているため、装置を付加することなく、任意
のタイミングでトラッキング異常検出の処理を実行でき
る。そのため、容易に複数のタイミングで異常検出処理
を実行することができ、その結果、トラッキング修正手
段と協同してトラッキングの信頼性を高めることができ
る。
【0105】図17は、ステーションに設置した材検知
センサからの信号により、トラッキング異常検出するよ
うにした検出態様を説明する図である。
【0106】すなわち、(a)図は、材有り信号を検出
したにもかかわらずトラッキングデータが存在しない場
合、(b)図は、逆に材有り信号を検知しないにもかか
わらずトラッキングデータが存在する場合を示してい
る。
【0107】このように材検知センサをステーションに
設置すれば、トラッキングの異常を、センサのオン/オ
フとトラッキングデータ有無の比較処理で検出すること
ができる。
【0108】ついで、本システムにおけるトラッキング
処理の各種処理態様について、説明する。
【0109】図18(a)〜(c)には、トラッキング
移動タイミングを示しており、いずれも設備からのセン
サ等の信号をトラッキング移動イベントとして採用した
ものである。
【0110】(a)図の場合は、移動元ステーションの
搬送コンベアの起動(搬送開始)信号を移動イベントと
したもの、(b)図の場合は、移動先ステーションの搬
送コンベアの停止(搬送完了)信号を移動イベントとし
たもの、(c)図の場合は、材検知センサ信号を移動イ
ベントとしたものである。
【0111】いずれの場合も、実際のワーク搬送とは微
妙に異なるタイミングで移動することとなるが、わずか
なタイミング差であり、かつ相対的なワーク位置に誤り
はないため、このようなイベントでトラッキング移動を
実行しても、ワーク監視用として十分に利用できる。
【0112】また、上記3種類のイベントのいずれかに
統一すれば、オペレータは、トラッキングデータと実ワ
ーク位置との不整合が、異常であるのか単なるタイミン
グの問題であるのかを、容易に画一的に判断することが
できる。
【0113】ちなみに、上記3例のトラッキングデータ
の移動タイミングは、(a)の場合が最も早く、次に
(c)で、(b)が最も遅い。
【0114】図19は、さらに他のトラッキング移動例
を示した図である。
【0115】(a)図の場合は、ラインコントローラ1
からの搬送指令信号に基づいて、トラッキングを進める
ようにしたものである。ラインコントローラ1は、設備
からの材なし等の信号を検知した後、搬送を許可するた
めに搬送指令信号を出力するようにしているが、設備コ
ントローラ2は、この信号をトラッキングイベントとし
てトラッキングデータを移動させるようにしたものであ
る。
【0116】また(b)図の場合は、複数の信号(イベ
ント)を組み合わせた論理条件を、トラッキング移動イ
ベントとしたもので、ラインコントローラ1の搬送指令
信号と、設備からの次ステーションへの搬入許可信号
と、設備からの移動元ステーションの完了信号とのAN
D条件が揃った段階で、トラッキングデータを移動でき
るようにしたものである。
【0117】上記2種類の場合のイベントは、ラインコ
ントローラ1の搬送指令信号が搬送制御のタイミングよ
りも相当早い段階で出力される場合もあるため、トラッ
キングの移動も実ワーク搬送に比べて早い段階で行われ
るが、タイミングを統一することで画一的判断が可能と
なる。
【0118】また、トラッキングを実ワークの搬送より
も早いタイミングで移動させれば、オペレータは、ライ
ンを先取り的に監視することができ、設備の段取替え等
に早めに対応することができる。
【0119】特に後者の場合には、搬送指令信号と設備
信号とを組み合わせて生成した論理イベントに基づいて
トラッキング移動を行っているため、その設備ごとに最
適なタイミングのトラッキング移動が可能となる。
【0120】図20は、トラッキングの移動処理の一例
を説明する図である。
【0121】図中の符号Uで示した部分(点線より左
側)は、上流設備のステーションに対応するトラッキン
グデータを示したもので、符号Dで示した部分(点線よ
り右側)は、下流設備のトラッキングデータを示したも
のである。
【0122】この処理では、上流設備Uから下流設備D
にトラッキングデータを移動した場合、下流側では、下
流設備内のステーションに対応してデータの下流寄せを
行うようにしている。具体的には、図において、「6」
のワークが下流設備Dに搬送された場合、先行するワー
ク「4」、「5」がエリアD1、D2存在しD3にはデ
ータがないため、トラッキング上は対応するデータエリ
アD4にデータ移動させず、D3に移動させるようにし
ている。
【0123】このようにすれば、自動的に上流側のすべ
てのデータが下流側に詰めて移動されるので、修正を繰
り返し行う必要がなく、オペレータの手間が省ける。特
に、設備に加工待ちの複数のステーションを有している
ような場合には、精度がそれほど高くないこのようなト
ラッキング処理で、十分に監視機能を実現することがで
きる。
【0124】なお、この下流寄せ処理は、設備信号に基
づくトラッキングの移動時に実行するだけでなく、トラ
ッキング修正の場合にも自動実行させるようにして、効
率よく修正できるようにしている。
【0125】図21は、トラッキングの移動条件の一例
を説明する図である。
【0126】トラッキングデータの位置Tpと、実ワー
ク位置Wpとが異なっている場合、特に搬送先のステー
ションにはワークが存在しないが、トラッキングデータ
エリア上は移動先にワークが存在していると判断した場
合には、移動イベントにかかわらずトラッキングの移動
は行わない。設備からのセンサ信号の異常を考慮したも
のである。
【0127】図22は、ワーク種類識別装置を構成に付
加した場合のトラッキングデータ初期生成処理の一例を
説明する図である。
【0128】ワーク種類識別装置は、ラインコントロー
ラ1に接続した形状やサイズが検出できるセンサ等で構
成されており、ラインの先頭設備に設置され、ラインコ
ントローラ1では、この装置から通知を受けたデータか
らワーク種類が判断できるようになっている。その後
は、検出したワーク種類に基づいてワーク加工パターン
データベース1eを検索し、トラッキングデータを初期
生成する。
【0129】ワーク投入順を投入直前に変更した場合で
も、実際の形状等によりワーク種類を判断しているた
め、トラッキングデータの初期生成を誤りなく行うこと
ができる。
【0130】次に、ラインコントローラ1から設備コン
トローラ2に対して出力する搬送指令信号の出力抑止に
ついて説明する。
【0131】搬送指令信号は、設備コントローラ2が設
備に対して搬送制御を行うための許可信号であるが、ラ
インコントローラ1は、図23に示しているワーク対応
テーブル1dに含まれる組立ロットナンバー1d4、ま
たはワークサイズ情報1d5、1d6などの加工計画情
報を参照して、この搬送指令信号の抑止を行っている。
【0132】すなわち、ある特定のステーションへの搬
送指令信号を出力しようとしたときに、移動元のトラッ
キングデータと、さらにその直前に搬送されたワークに
対応する下流側のトラッキングデータとを取り出し、こ
の連続する2つのワークについて、ワーク対応テーブル
1dを検索し、組立ロットナンバー1d4を比較し、異
なっていれば搬送指令信号の出力を禁止する。
【0133】通常、ロットの切替を行う場合は、設備の
段取替えを必要とするため、ラインを一時止めなければ
ならないが、本実施例は、トラッキングデータと加工計
画情報とを組み合わせた条件に基づいて、制御指令信号
を抑止できるようにしたものである。
【0134】その結果、不良品生産や搬送先設備の破損
を回避できるとともに、オペレータや作業者に、ワーク
の流れ方が異常であることをすばやく警告でき、トラブ
ルに対する対処が迅速に行える。
【0135】なお、ここでは、連続するトラッキングデ
ータのロットを比較するようにしているが、これから搬
送しようとするワークが予定しているロットであるかど
うかを、ワーク対応テーブル1dに基づいてチェックす
るようにしてもよい。すなわち、たとえば、ワーク投入
順が変更され、ワーク対応テーブル1dで登録されてい
る投入順と異なってしまった場合のうち、その変更がロ
ット切替に及ぶ場合には、これを検知して搬送指令信号
を抑止してもよい。
【0136】また、ロットの切替に代えて、板幅1d5
や板長さ1d6などのワークサイズ情報を参照して、同
様の判断をしてもよい。
【0137】図24には、システム全体の処理流れを表
わした全体ブロック図を示している。
【0138】この全体例では、図中の符号からも理解で
きるように、ラインコントローラ1においては、「ワー
ク種類と加工パターンデータとの対応データベース」1
eはワーク加工パターンデータベースを、「ワーク固有
NOとワーク種類との対応テーブル」1dはワーク対応
テーブルを、トラッキングデータ読取/表示手段」1c
はトラッキング表示手段を、「ワーク固有NO修正入力
手段」1bはトラッキングデータ修正入力手段を、それ
ぞれ構成している。設備コントローラ2においては、
「トラッキングデータ移動手段」2aはトラッキング手
段を、「トラッキング読取/表示手段」2cはトラッキ
ング表示手段を、「ワーク固有NO修正入力手段」2b
はトラッキングデータ修正入力手段を、それぞれ構成し
ている。
【0139】また、図中の「ワーク固有NO」は、ワー
クIDと同義のものとして対応する。
【0140】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明システムまたは方法では、トラッキングデータ喪失
時のデータ再生を、そのワークのIDコードを入力する
だけでデータベースに格納された情報を読み出して再生
するようにしているため、オペレータはステーションを
特定してワークIDのみを入力すればよく、その他の加
工パターンデータなどを入力する手間が省ける。しか
も、データ生成時の基礎データであるデータベースを検
索しているため、誤りなく再生することができる。
【0141】請求項2では、ラインコントローラと各設
備コントローラでトラッキング処理を分担しているた
め、システムの負荷を分散することができる。
【0142】請求項3では、ラインコントローラにもト
ラッキングデータ修正入力手段を備えているため、設備
側からだけではなく、ラインコントローラのオペレータ
もトラッキング修正を行うことができる。
【0143】請求項4では、データトラッキング処理用
のPLCをシステムの構成に付加しているため、ライン
コントローラの負荷を軽減することができるだけではな
く、ラインPLCがシステムの中間に位置しているた
め、設備制御と情報処理のシステムの大機能を明確に分
担させることができ、両者を切り離して運転させること
もできる。たとえばシステムの運用開始時などに、設備
制御と情報処理とを切り離して同時並行で試運転するこ
とができる。
【0144】請求項5では、設備コントローラ側でも加
工内容記憶手段を有しているため、ラインコントローラ
のデータベースをアクセスする必要がなく、システムの
負荷軽減と処理時間の短縮化が図れる。
【0145】請求項6、7では、複数のワークIDを指
定してトラッキングデータを修正することができるた
め、複数データの一括削除、一括シフトなどを行うこと
ができ、修正の手間が省ける。
【0146】請求項8では、ワークの投入順をワーク対
応テーブルに基づいてチェックしているため、装置を付
加することなく任意のタイミングでトラッキング異常検
出の処理を実行できる。そのため、容易に複数のタイミ
ングで異常検出処理を実行することができ、その結果、
トラッキング修正手段と協同してトラッキングの信頼性
を高めることができる。
【0147】請求項9では、ステーションに設置した材
検知センサからのオン/オフ信号と、トラッキングデー
タ有無との比較処理を実行しているため、トラッキング
の異常を容易に検出することができる。
【0148】請求項10では、計画のワークサイズと、
測定装置で測定したワークサイズとを比較して、ワーク
の外形特徴から判別しているため、確実にワーク種類の
差異を検知することができ、信頼性の高いトラッキング
異常検出を行うことができる。
【0149】請求項11では、ワークIDや加工パター
ン等がメモリに書き込めるようなIDタグをワークに貼
り付けたまま設備上を搬送させている。このIDタグの
メモリに書き込まれている内容は、ワークにIDタグを
貼り付けているため情報の信頼性は高く、トラッキング
修正を行うにあたり、現場で視認する必要がなく、シス
テムの誤りを修正するのに時間を要しない。
【0150】請求項12〜14では、ラインコントロー
ラは、トラッキング異常を検出した場合は、搬送指令信
号を出力しないようにしているため、設備側のオペレー
タに、ワークの流れ方が異常であることをすばやく警告
でき、トラブルに対する対処が迅速に行える。
【0151】特に請求項13、14では、トラッキング
データから判断して、搬送先の設備の段取替えが予定と
異なっていることを検知しているため、不良品生産や設
備破損を回避することができる。
【0152】請求項15〜20はでは、トラッキングの
移動を各種の設備信号に基づいて行っているため、設備
上の実際のワーク搬送と時間的な誤差の少ないトラッキ
ングが実現できる。
【0153】特に請求項16〜18では、トラッキング
移動のタイミングを所定の信号に一定化しているため、
トラッキングデータと実ワーク位置との不整合が、異常
であるか単なるタイミングずれであるかを容易に画一的
に判断することができる。
【0154】また請求項19では、搬送指令信号の出力
タイミングでトラッキングの移動を行っているため、実
ワークの搬送に比べて早い段階でデータが移動する。そ
のため、オペレータは、ラインを先取り的に監視するこ
とができ、設備の段取替え等に早めに対応することがで
きる。
【0155】請求項20では、搬送指令信号と設備信号
とを組み合わせて生成した論理イベントに基づいてトラ
ッキング移動を行っているため、設備ごとに最適なタイ
ミングのトラッキング移動が可能となる。
【0156】請求項21では、トラッキング処理をする
際に、下流寄せ処理を自動的に実行しているため、修正
を繰り返し行う必要がなく、オペレータの手間が省け
る。
【0157】請求項22では、ワーク投入順を投入直前
に変更した場合でも、ワーク種類識別装置が検知したワ
ーク種類を使用しているため、トラッキングデータの初
期生成を誤りなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、ワーク加工ラインにおけるデータト
ラッキングシステムの要部構成の一例を示すブロック図
である。
【図2】(a)は、箱型製品を構成する各部材を示す概
略斜視図、(b)は、箱型製品の斜視図である。
【図3】加工ライン全体の設備と全ステーションに対応
したトラッキングデータエリアを概念的に示した図であ
る。
【図4】トラッキングデータの内部構造を示す図であ
る。
【図5】(a)はワーク対応テーブル、(b)はワーク
加工パターンデータベースの内部構造を示す図である。
【図6】トラッキングデータの初期生成の基本動作を示
すフローチャートである。
【図7】トラッキング表示操作画面の表示例を示す図で
ある。
【図8】トラッキング修正時のラインコントローラの基
本動作を示すフローチャートである。
【図9】ワーク対応テーブルとワーク加工パターンデー
タベースのデータ項目の関連付けを示す図である。
【図10】移動によるトラッキング修正の一例を示す図
であり、(a)は下流側への移動、(b)は上流側への
移動を示している。
【図11】本発明のデータトラッキングシステムの他の
構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明のデータトラッキングシステムのさら
に他の構成例を示すブロック図である。
【図13】IDタグ読取装置を構成に付加したデータト
ラッキングシステムのブロック図である。
【図14】トラッキング異常の一例を概念的に示した図
である。
【図15】CCDカメラによるトラッキング異常検出の
一例を説明する図である。
【図16】(a)、(b)トラッキング異常検出の他例
を示すフローチャートである。
【図17】(a)、(b)は、トラッキングと実ワーク
の不整合によるトラッキング異常の一例を示す図であ
る。
【図18】(a)〜(c)は、設備信号をイベントとす
るトラッキング移動タイミングを示す図である。
【図19】(a)は、ラインコントローラの制御指令信
号をイベントとするトラッキング移動タイミングを、
(b)は、複数の信号を論理的に組み合わせたイベント
によるトラッキング移動タイミングを示す図である。
【図20】トラッキングの移動処理の他例を説明する図
である。
【図21】トラッキングの移動条件を説明する図であ
る。
【図22】ワーク種類識別装置で読み取ったワーク種類
によるトラッキングデータの初期生成処理を説明する図
である。
【図23】生産ロット情報やワークサイズ情報をデータ
に含んだワーク対応テーブルの内部構造を示す図であ
る。
【図24】本発明のデータトラッキングシステムの全体
構成を示すシステムブロック図である。
【符号の説明】
1 ラインコントローラ 1a トラッキング手段 1b トラッキングデータ修正入力手段 1c トラッキング表示手段 1d ワーク対応テーブル 1e ワーク加工パターンデータベース 2(#1〜#n) 設備コントローラ 2a トラッキング手段 2b トラッキングデータ修正入力手段 2c トラッキング表示手段 2d 搬送制御手段 2e トラッキングデータエリア 3 ラインPLC 4 IDタグ読取装置 5 CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 憲昭 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 力久 孝行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 湯本 健 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3C100 AA29 AA38 AA56 BB24 DD22 DD23 DD32 DD33 5H220 AA06 BB07 BB09 BB17 CC09 CX09 EE01 EE10 HH01 HH08 MM07

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または複数の作業ステーションからなる
    ワーク加工設備機器を複数有した、材料、製品、部品な
    どのワークの加工、組立ラインにおいて、 加工、組立ライン上におけるワークの搬送位置を認識し
    て、ワークに対する加工、組立作業を指示および監視す
    るラインコントローラと、加工、組立ライン上に設けた
    作業ステーションに対応したトラッキングデータエリア
    を設備機器ごとに設けた設備監視、制御用の複数の設備
    コントローラとを双方向通信可能に接続して構成され、 上記ライン上を順次搬送されて、加工、組立されるワー
    クの処理状態が、予め準備された作業計画に一致してい
    るかどうかを、設備上に設けられたセンサ等からの設備
    信号を含むトラッキングイベントデータに基づいて、追
    跡監視するようにしたデータトラッキングシステムにお
    いて、 上記ラインコントローラは、 上記ライン上を搬送されて、加工、組立てされるべきワ
    ークに予め割り付けられたIDコードに対して、ワーク
    の種別情報を少なくとも対応付けたワーク対応テーブル
    と、 ワークに施されるべき加工処理を、上記ライン上の作業
    ステーションを選択的に特定して生成されたワーク加工
    パターン情報を、ワークの種別毎に格納したワーク加工
    パターンデータベースとを備えており、 上記設備コントローラあるいは上記ラインコントローラ
    の少なくともいずれか一方には、システムで認識してい
    る加工、組立ライン上におけるワークの作業ステーショ
    ン位置を書き換え可能にしたトラッキングデータ修正入
    力手段を備えており、 上記トラッキングデータは、このトラッキングデータ修
    正入力手段で、修正すべきワークのIDを、追加、削
    除、移動させる操作を行うことによって、修正、復元可
    能な構成にしている、 加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシステ
    ム。
  2. 【請求項2】上記ラインコントローラは、ラインへのワ
    ーク投入時のトラッキングデータ初期生成を実行し、 各設備コントローラは、トラッキングデータを所定のタ
    イミングで、その設備コントローラで管理するステーシ
    ョンに対応するトラッキング処理を実行することを特徴
    とする請求項1に記載の加工、組立ラインにおけるデー
    タトラッキングシステム。
  3. 【請求項3】上記トラッキングデータ修正入力手段は、
    データトラッキングシステムが認識している加工、組立
    ライン上におけるワーク位置を、ワークIDに対応させ
    て作業ステーション位置を特定して表示する表示操作画
    面を備えており、 上記操作画面上でワークIDを、マウスなどのデータ入
    力操作手段によって、移動、追加、削除することによっ
    て、上記ライン上のワークの作業ステーション位置を修
    正する構成にしている、 請求項1または2に記載の加工、組立ラインにおけるデ
    ータトラッキングシステム。
  4. 【請求項4】上記ラインコントローラは、情報処理用の
    コンピュータと、データトラッキング処理用のPLC
    (プログラマブルロジックコントローラ)とによって分
    離構成されている請求項1または2に記載の加工、組立
    ラインにおけるデータトラッキングシステム。
  5. 【請求項5】上記各設備コントローラは、所定のタイミ
    ングで上記ワーク加工パターンデータベースと整合がと
    れた加工内容記憶手段をさらに備えている請求項1また
    は2に記載の加工、組立ラインにおけるデータトラッキ
    ングシステム。
  6. 【請求項6】上記トラッキング修正入力手段は、複数の
    ワークIDを同時に指定して修正できる構成としたこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加工、組
    立ラインにおけるデータトラッキングシステム。
  7. 【請求項7】複数の連続したステーションに対応した複
    数のトラッキングデータを、上流または下流側に一括シ
    フトできるようにしたことを特徴とする請求項6に記載
    の加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシステ
    ム。
  8. 【請求項8】上記ラインコントローラは、所定のタイミ
    ングにおいて、上記ワークIDと上記ワーク対応テーブ
    ルとに基づいて、加工ラインの所定のステーションへの
    投入順をチェックすることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の加工、組立ラインにおけるデータトラ
    ッキングシステム。
  9. 【請求項9】上記設備信号は、ライン上の所定のステー
    ションに設けられ、ワークの在席有無を検出できる材検
    知センサの信号を含んでおり、 設備コントローラは、トラッキングデータと、材検知セ
    ンサからの信号により判断されるワークの在席有無とが
    不一致の場合には、トラッキング異常と判定することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加工、組立
    ラインにおけるデータトラッキングシステム。
  10. 【請求項10】上記ワーク対応テーブルには、ワークサ
    イズ情報を含んでおり、 上記設備信号は、ワークのサイズを測定でき、ライン上
    の所定のステーションに設けられたサイズ測定装置から
    の測定データを含んでおり、 上記設備コントローラは、上記サイズ測定装置が上記所
    定のステーション上のワークのサイズを測定した際に、
    その測定結果と、そのステーションに対応するトラッキ
    ングデータに基づいて上記ワーク対応テーブルを検索し
    て取り出したサイズデータとを比較して、所定の誤差範
    囲で同一と判断されなかった場合は、トラッキング異常
    と判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシ
    ステム。
  11. 【請求項11】ワークに貼り付けたIDタグに書き込ま
    れたワークIDなどのデータ内容を、所定のステーショ
    ンで読み取れるようにしたIDタグ読取装置を、そのス
    テーションに対応した設備コントローラにさらに接続し
    た構成としており、 IDタグ読取装置がIDタグを読み取って、その内容を
    設備コントローラに通知した際に、その設備コントロー
    ラは、上記所定ステーションのトラッキングデータと、
    通知を受けたIDタグデータに含まれるワークIDとを
    照合して、トラッキング異常を検出することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の加工、組立ラインに
    おけるデータトラッキングシステム。
  12. 【請求項12】上記ラインコントローラは、トラッキン
    グ異常を検出したときには、設備コントローラに対して
    搬送指令信号を出力しないようにしたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の加工、組立ラインにお
    けるデータトラッキングシステム。
  13. 【請求項13】上記ワーク対応テーブルには、生産ロッ
    ト情報を含んでおり、 上記ラインコントローラは、トラッキングデータから特
    定のステーションへ搬送しようとしているワークIDを
    検索し、そのワークIDに対応する上記生産ロット情報
    を参照し、予定しているロットでない場合は、トラッキ
    ング異常と判断して上記搬送指令信号の出力を禁止する
    ことを特徴とする請求項12に記載の加工、組立ライン
    におけるデータトラッキングシステム。
  14. 【請求項14】上記ワーク対応テーブルには、ワークサ
    イズ情報を含んでおり、 上記ラインコントローラは、トラッキングデータから特
    定のステーションへ搬送しようとしているワークIDを
    検索し、そのワークIDに対応する上記ワークサイズ情
    報を参照し、予定しているワークサイズでない場合は、
    トラッキング異常と判断して上記搬送指令信号の出力を
    禁止することを特徴とする請求項12に記載の加工、組
    立ラインにおけるデータトラッキングシステム。
  15. 【請求項15】上記設備信号は、ステーションに対応し
    た搬送コンベアの起動信号と、停止信号と、ワークの在
    席有無を検出できる材検知センサからの信号とを少なく
    とも含んでおり、 上記設備コントローラは、上記設備信号に基づいて、ト
    ラッキングの移動を行うことを特徴とする請求項12〜
    14のいずれかに記載の加工、組立ラインにおけるデー
    タトラッキングシステム。
  16. 【請求項16】上記設備コントローラは、ワークの移動
    元ステーションに対応する上記搬送コンベア起動信号の
    みに基づいて、トラッキングの移動を行うことを特徴と
    する請求項15に記載の加工、組立ラインにおけるデー
    タトラッキングシステム。
  17. 【請求項17】上記設備コントローラは、ワークの移動
    先ステーションに対応する上記搬送コンベア停止信号の
    みに基づいて、トラッキングの移動を行うことを特徴と
    する請求項15に記載の加工、組立ラインにおけるデー
    タトラッキングシステム。
  18. 【請求項18】上記設備コントローラは、ワークの移動
    先ステーションに対応する上記材検知センサ信号のみに
    基づいて、トラッキングの移動を行うことを特徴とする
    請求項15に記載の加工、組立ラインにおけるデータト
    ラッキングシステム。
  19. 【請求項19】上記設備コントローラは、上記ラインコ
    ントローラからの搬送指令信号に基づいて、トラッキン
    グの移動を行うことを特徴とする請求項15に記載の加
    工、組立ラインにおけるデータトラッキングシステム。
  20. 【請求項20】設備コントローラは、上記ラインコント
    ローラからの搬送指令信号や上記設備信号を組み合わせ
    て生成したトラッキングイベントデータに基づいて、ト
    ラッキングの移動を行うことを特徴とする請求項15に
    記載の加工、組立ラインにおけるデータトラッキングシ
    ステム。
  21. 【請求項21】上記設備コントローラは、トラッキング
    処理を行う際に、トラッキングデータをその設備内の下
    流側に順次詰める下流寄せ処理を自動的に実行すること
    を特徴とする請求項15に記載の加工、組立ラインにお
    けるデータトラッキングシステム。
  22. 【請求項22】上記ラインコントローラに接続されたワ
    ーク種類識別装置をさらに備えており、 上記ラインコントローラは、ラインへのワーク投入時に
    は、上記ワーク対応テーブル内のワーク種類に代えて、
    上記ワーク種類識別装置から読み取ったワーク種類に基
    づいて、トラッキングデータを初期生成することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の加工、組立ライ
    ンにおけるデータトラッキングシステム。
  23. 【請求項23】1または複数のステーションからなるワ
    ーク加工設備機器を複数有した、材料、製品、部品など
    のワークの加工ラインにおいて、ライン全体監視用のラ
    インコントローラと、ステーションに対応したトラッキ
    ングデータエリアを設備機器ごとに有した設備監視およ
    び搬送制御用の複数の設備コントローラとを双方向通信
    可能に接続されており、 上記ラインコントローラは、ワーク種類ごとに複数設備
    の加工パターンが格納されているワーク加工パターンデ
    ータベースと、ワーク種類とワーク加工計画情報とを含
    んでワークIDごとに区分されたワーク対応テーブルと
    を有し、加工ラインの先頭設備にワークを投入するごと
    に、投入されたワークのワークIDと、そのワークの設
    備ごとの加工パターンとを含むトラッキングデータを、
    上記ワーク対応テーブルと上記ワーク加工パターンデー
    タベースに基づき初期生成し、生成したトラッキングデ
    ータを設備コントローラに送信し、 その後は、上記ラインコントローラと各設備監視用の設
    備コントローラとの連携によって、設備上に設けられた
    センサ等からの設備信号を含むトラッキングイベントデ
    ータに基づいて、設備コントローラ内のトラッキングデ
    ータエリア上でトラッキングデータとステーションとの
    関連付けを更新するトラッキング処理を実行して、ライ
    ン上のワークの搬送を追跡監視するようにしており、 上記設備コントローラは、ワークのライン上のステーシ
    ョンと上記トラッキングデータで監視しているシステム
    内の位置との不一致などのトラッキング異常が発生した
    場合に、設備コントローラに備えた設備用トラッキング
    修正入力手段で、ステーションを特定して修正入力され
    たワークIDを、上記ラインコントローラに送信し、 このようにして修正入力されたワークIDを受信した上
    記ラインコントローラは、そのワークIDをキーとして
    上記ワーク対応テーブルからワーク種類を取り出し、そ
    のワーク種類をキーとして上記ワーク加工パターンデー
    タベースから各設備の加工パターンを検索し、トラッキ
    ングデータを再生することを特徴とする加工、組立ライ
    ンにおけるデータトラッキング方法。
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