JPH07287729A - 生産管理方法および生産管理システム - Google Patents

生産管理方法および生産管理システム

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JPH07287729A
JPH07287729A JP8011094A JP8011094A JPH07287729A JP H07287729 A JPH07287729 A JP H07287729A JP 8011094 A JP8011094 A JP 8011094A JP 8011094 A JP8011094 A JP 8011094A JP H07287729 A JPH07287729 A JP H07287729A
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JP
Japan
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production
management
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computer
work
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Application number
JP8011094A
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English (en)
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Yoshihiro Kondo
善洋 近藤
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Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Publication of JPH07287729A publication Critical patent/JPH07287729A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各工程での自律的な管理制御を行いながら、生
産ライン途中での位置管理と実績保存の可能な生産管理
方式を提供する。 【構成】管理計算機1からライン先頭で、ワーク22に
付設するIDタグ23にスケジュールデータを格納す
る。ワーク22がコンベヤ24を移動して工程ゾーンの
アンテナ20の前に到達すると、工程計算機2は自工程
のデータを読出し、設備21を制御してワーク22を加
工する。それと共に、作業実績を収集して個別情報を作
成し、LAN3を経由して管理計算機1に送信する。こ
の後、工程計算機2は、計算機1からの応答を確認せず
に、ワーク22を次工程に移送する。一方、管理計算機
1は、正常受信した個別情報を基にトラッキング処理と
実績保存を行う。データエラーや処理ビジーで正常受信
できなかった場合は、そのまま読み捨て、次の工程の正
常受信した個別情報でリカバリーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産ラインの作業を管
理する生産管理システムに係り、生産ラインの全体的管
理と個々の工程管理との結合方式に関する。
【0002】
【従来の技術】生産管理システムにおいては、生産ライ
ンの作業工程に分岐や合流があるような場合などに、工
程の抜け防止や必要なワーク(生産対象物)順序を維持
するために、中央管理計算機によるワークの位置管理、
いわゆるトラッキング処理が行われている。
【0003】中央管理計算機は、トラッキング処理にた
めに常時、複数のコントローラからのオンラインデータ
を監視しなければならないので処理負担が大きく、円滑
な工場管理のためには処理能力の大きな計算機を設置す
る必要があった。
【0004】一方、特開平4−283058号公報に記
載のように、中央管理計算機はトラッキング処理を行わ
ず、生産ラインの先頭と終端でのみ工程管理計算機と情
報授受を行って、負荷の軽減を計るものが提案されてい
る。
【0005】この生産管理システムは、ワークと共に生
産ラインを移動する記憶媒体を備え、生産ラインの先頭
で、工場管理計算機(中央管理計算機)からこの記憶媒
体に作業指示情報を書き込む。生産ラインの各工程ゾー
ンでは、工程管理計算機(コントローラ)が記憶媒体か
ら自工程の作業指示情報を読出して設備に作業指示を行
うと共に、その実績情報を記憶媒体に書き込む。生産ラ
インの終端では、その実績情報を記憶媒体から読み出し
て工場管理計算機に送信している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したトラッキング
を省略する方式は、中央管理計算機の負荷の軽減には大
きな効果がある。しかし、生産ラインでのワークの位置
管理が行えないため、工程に異常を生じた場合の作業管
理や回復処理に問題があった。また、バッテリー不良な
どによる記憶媒体内の情報の喪失などの問題があった。
【0007】本発明の目的は、工程管理計算機による生
産ライン内の自律的な管理を行いつつ、中央管理計算機
による処理負担の小さい位置管理を行い、異常時の作業
性を向上し、全体としてシステムの生産効率と信頼性を
向上できる生産管理方法及びシステムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、中央管理装置と工程管理装置間の送受信を疎結合に
行い、処理負担の少ない位置管理を実現したことにより
達成される。
【0009】このため、本発明の構成は、生産ライン全
体のスケジュールと実績を管理する中央管理装置から生
産ラインの先頭で、生産対象物(ワーク)と共に移動す
る記憶装置が生産対象物毎のスケジュールデータを格納
され、生産工程毎の工程管理装置が前記記憶装置と送受
信しながら自己の工程を制御する生産管理方法におい
て、前記工程管理装置は、前記自己の工程による前記生
産対象物の個別情報をオンラインで前記中央管理装置に
送信すると共に、前記管理計算機からの応答を待つこと
無く前記生産対象物を次工程に移動させることを特徴と
する。
【0010】あるいは、前記中央管理装置は、前記工程
計算機から生産対象物の個別情報をオンラインに受信し
てトラッキング管理を行う際に、現在実行中の処理内容
が優先される場合および/または前記個別情報の受信デ
ータにエラーがある場合は当該受信データを読み飛ばし
処理することを特徴とする。
【0011】また、前記送受信は生産工程ゾーンに配置
され、前記生産工程の工程番号と対応するアンテナ識別
番号を有するアンテナを介して行われ、前記トラッキン
グ管理は、前記個別情報の受信に応じてトラッキングテ
ーブルで当該生産対象物の識別情報を移動すると共に、
前記個別情報に含まれる前記工程番号と前記アンテナ識
別番号に基づく合理性判定を行うことにを特徴とする。
【0012】さらに、前記中央管理装置は、前記工程管
理装置からの前記個別情報を更新しながら記憶する個別
情報記憶手段を設けることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の作用として、工程管理装置は特定の工
程以外は自工程の個別情報を中央へ送信するのみで、記
憶媒体との送受信により自律的に処理を進行できる。一
方、中央管理装置は、個別情報を受信してトラッキング
管理や実績保存を行うが、一定時間内に正常に受信でき
ない場合にも再送を要求せずに読み飛ばし、その場合の
トラッキング処理を省略する。そして、後工程の個別情
報の正常受信時によるトラッキング処理で、正常位置へ
の回復処理を行う。
【0014】これによれば、中央管理装置による位置管
理と実績保存は柔軟に行われるので、中央処理装置の負
担が少なく、中央処理装置が実行中の他の優先処理によ
って生産工程の進行が中断されることがないので生産効
率を向上できる。
【0015】さらに、中央管理装置は、個別情報の中の
工程番号を基にトラッキングの合理性を判定するので、
信頼性の高い工程管理とデータ保存が可能になる。ま
た、判定結果が不合理な場合には、異常ガイダンスを出
力するので、容易で迅速な異常の復旧が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0017】図1は、本発明の生産管理システムの機能
ブロック図である。管理計算機1は工場全体の生産管理
を行うホスト計算機で、スケジュールや実績等の計算を
行うFA制御機構4、ワーク(生産対象物)の位置管理
や個別情報の保存を行うトラッキング機構5、工程計算
機2とLAN3を経由して情報の授受を行う通信機構7
−1、これらの機構を内部バス9−1で接続して制御す
るOS8−1を備えている。
【0018】管理計算機1は、生産ラインのスケジュー
ルや実績等を格納するスケジュール・実績ファイル1
1、ワークの位置状態を管理するトラッキングテーブル
12、ワークの実績など個別情報を格納する個別情報フ
ァイル13を有する記憶装置10を備えている。
【0019】工程計算機2は、内部バス9−2で接続さ
れた種々の機構を起動するOS8−2、外部機器との情
報の授受を行うI/O管理機構17、ワーク22と共に
移動する記憶媒体であるIDタグ(TAG)23と情報
の授受を行うR/W機構14、生産ラインの先頭で管理
計算機1からスケジュールデータ等を受信する上位リン
ケージ機構25、生産ライン途中で作業設備21に対す
る指示内容を決定する作業内容決定機構26、作業設備
21を制御する設備制御機構15、これらの機構を内部
バス9−2で接続して制御するOS8−2を備えてい
る。
【0020】工程計算機2には、IDタグ23と直接通
信を行うアンテナ20、スケジュール情報の詳細やオペ
レーションガイダンスを表示するCRT27が配備さ
れ、生産ラインを複数に分割したゾーン単位の管理を行
う。ワーク22はIDタグ23と共にコンベヤ24上を
移動する。なお、生産ラインの移動設備には、ワークを
搬送する自走式台車を用いてもよい。
【0021】図11に示すように、IDタグ23はIC
カードとして構成され、工程計算機2との間でデータを
送受信するアンテナ111及び送受信部112と、制御
部(CPU)113と、データを記憶する記憶部(半導
体メモリ)114と、IDタグ23の各部に電源を供給
する電源部115を有している。
【0022】図2は、生産ラインを工程単位にゾーン分
割した説明図である。同図の例では、AゾーンからB、
C、Dゾーンに分岐したのちEゾーンで合流し、Aゾー
ンが工程開始点、Eゾーンが工程終了点となっている。
各ゾーンには工程計算機20と作業設備21が配備さ
れ、ゾーン24A〜24Eの入口や合流個所、分岐や終
了個所などにはゾーンアンテナ20が設置されている。
【0023】次に、上記のように構成された工程管理シ
ステムの動作を、図3の模式図を参照しながら説明す
る。ワーク22が生産ラインの先頭(Aゾーンの入口)
に到達すると、工程計算機2のOS8−2にハード割込
みが発生する。OS8−2は、割込要因がワーク22の
到達によることを認知すると、I/O管理機構17を起
動し、次いでソフト割り込みによって上位リンケージ機
構25を起動する。
【0024】上位リンケージ機構25は、通信機構7と
LAN3を介して、管理計算機1からスケジュールデー
タを受信し、R/W機構14とI/O管理機構17を介
して、全工程分のスケジュールをIDタグ23に書き込
む。その後、IDタグ23から当該工程のデータを読み
出して、設備制御機構15、I/O管理機構17を介し
て設備21に作業指示を出力する。本例では、工程の開
始点においては起動処理のみで終了し、ワーク22はI
Dタグ23への書込み後に次工程へ搬送される。
【0025】図4は、工程計算機2と管理計算機1によ
る上記した起動処理を説明するフローチャートである。
工程計算機2の上位リンケージ機構25は、アンテナ2
0の前のIDタグ23の存在を検知すると(s20
1)、管理計算機1からのスケジュールデータを受信済
みか判定し(s202)、未受信の場合には、通信機構
7とLAN3を経由して管理計算機1のFA制御機構4
を起動する。
【0026】FA制御機構4は、記憶装置10のスケジ
ュールファイル11より、当該ワーク22に対応した識
別情報のスケジュールデータを取り込み(s101)、
個別情報の初期データ作成とトラッキング機構5の起動
を行い(s102)、当該スケジュールデータと初期デ
ータをIDタグ書込情報(図3)に編集して工程計算機
2へ送信し、初期データは個別情報ファイル13の当該
識別情報エリアに格納する(s103)。トラッキング
機構5は、スケジュールデータの識別情報を、図3のト
ラッキングテーブル12に示すように、その先頭a1に
格納する。
【0027】工程計算機2は、スケジュールデータの受
信を確認して(s203)、受信データをR/W機構1
4によりIDタグ23に書き込む(204)。その後、
設備制御機構15はR/W機構14を介して次の通過工
程NOを読出し、対応するゾーンにワーク22を搬送制
御する(s205)。
【0028】図5に、IDタグ23に書き込まれるID
タグ書込情報のデータフォーマットを示す。識別情報2
31には、ワークを識別するためのユニークなシリアル
NOと、ワークの内容を示す製品コードが格納される。
搬送情報232には、ワークが搬送されるルートを示す
通過予定の工程NOが、作業指示情報233には、通過
する工程NOにある設備21に対する作業指示が格納さ
れる。以上は管理計算機1から送信されたスケジュール
データである。
【0029】さらに、IDタグ23には、検査結果情報
234と各種実績情報235を含む個別情報の記憶エリ
アが設けられ、生産ラインの先頭では管理計算機1から
の初期値が格納され、生産ラインの各工程で作業結果に
より更新される。なお、実績情報235の項目の一つに
は、当該ゾーンのアンテナ識別番号も含まれる。
【0030】図6に、ワーク22が次工程に到着した場
合の処理フローを示す。例えば、ゾーンBの入口にワー
ク22が到着し、ループ処理(s301)によってアン
テナ20の前にIDタグ23が検知されると、R/W機
構14、I/O管理機構17によりIDタグ23より、
当該工程NOのスケジュールデータを読み込む(s30
2)。
【0031】作業内容決定機構26はスケジュールデー
タ中の作業指示情報233を使用して、当該工程の作業
内容データを作成し(s303)、設備制御機構15に
より設備21を制御してに作業内容データに応じた作業
を実行させると共に、検査を含む作業実績の収集を行う
(s304)。
【0032】実績のIDタグへの書き込み要否をチエッ
クし(s305)、必要な場合は実績データをIDタグ
23に格納する(s306)。これと並行して、管理計
算機1に、実績データを含む当該工程の個別情報を送信
する(s307)。この個別情報は、後述するように生
産途中での位置管理や実績保存に利用される。なお、個
別情報は、工程管理計算機2で送信用に編集される。そ
の後、設備制御機構15の指示でワーク22を移動する
(s307)。
【0033】図7に、個別情報の送信処理フローを示
す。同図(a)に示すように、工程計算機2は、上記の
ステップs307で個別情報の送信に際し、管理計算機
1での処理終了の確認要否を判定する(s401)。確
認が必要であれば、送信後に管理計算機1からの応答を
待って(s402)、ステップs307の処理に移る。
【0034】同図(b)に、ステップs401における
判定処理の一例を示す。まず、個別情報中の工程番号ま
たはたアンテナ識別番号を取りだし(s4011)、該
番号の工程が管理計算機の処理終了の確認要に登録され
ているものかチエックする(s4012)。登録されて
いれば、ステップs402で応答を待つ。
【0035】なお、確認要の工程は、生産ラインの終点
や合流点など生産ラインの特定の箇所に対応して、ID
タグ23から読み出すスケジュールデータの一部または
アンテナ識別番号の付属情報として、予め登録されてい
る。
【0036】本実施例では、登録されていない箇所では
管理計算機1の処理終了確認を行わないので、工程計算
機2は、管理計算機1の処理状況に影響されること無
く、自律的に工程制御を進行させることが可能となる。
【0037】なお、確認の要否は、個別情報の内容に応
じて決定するようにすることも可能である。例えば、検
査結果に異常が認められる場合などに、当該個別情報の
送信に際して応答確認要のフラグを立て、上記したステ
ップs402のルートを経るようにして、管理計算機1
からの指示を待って対処する。もちろん、特定の箇所と
特定の個別情報の両方に対して応答確認処理を行わせる
ことも可能である。
【0038】次に、管理計算機1による処理を説明す
る。個別情報を送信された管理計算機1は、個別情報フ
ァイル13の更新処理を行うと共に、トラッキング機構
5を起動して、トラッキングテーブル12の移動処理を
行う。
【0039】図8は、管理計算機1の動作を説明するフ
ローチャートである。工程計算機2から個別情報を受信
すると(s501)、受信データの正常受信、即ち工程
計算機2が送信してから一定時間以内に受信処理された
か、受信データにエラーがないかなどをチエックする
(s502)。エラーがある場合及び、管理計算機1が
他の処理を実行中で一定時間を経過しても受信処理され
ない場合にも異常受信となる。この一定時間は、ワーク
を次工程へ移送し終わるより短い時間となる。
【0040】正常に受信している場合には、トラッキン
グ機構5がトラッキングテーブル12の該当する識別情
報を移動する(s503)。また、個別情報ファイル1
3の該当エリアを受信した個別情報で更新する(s50
4)。
【0041】この処理により、ワーク22の位置管理が
可能となり、IDタグ23の電源異常時等のデータのバ
ックアップも可能となる。
【0042】次に、トラッキング機構5は、受信した個
別情報の工程番号と、アンテナ識別番号の合理性チエッ
クを行う(s505)。不合理の場合は、操作ガイドを
工程計算機2に出力し、CRT27に表示する(s50
6)。
【0043】図9に示すように、不合理の条件として
は、IDタグ23の識別情報と一致するものが個別情報
ファイル13に無い場合、本来あるべき工程にワークが
無い場合などがある。操作ガイドは、前者の場合はID
タグデータの確認、後者の場合は正規工程へのワークの
移動を指示する。
【0044】さらに、復旧作業の要否を判定し(s50
7)、不正工程などの場合は該当する工程計算機2に異
常復旧処理を指示する。これら操作ガイドや指示は、上
記した応答確認不要の箇所では、割込み処理によって伝
えられる。これにより、異常に対する迅速な対応が可能
になり、異常のワークや工程が限定されるのでその後の
復旧作業が簡略になる。
【0045】上記したステップs502で、受信データ
にエラーがある場合には、受信データが確認要を伴うも
のかチエックし(s509)、確認要伴うものであれば
送信元の工程計算機2に対し個別情報の再送を要求して
(s510)、ステップs501に戻る。
【0046】一方、確認要を伴うものでなければ、再送
を要求せずにそのまま読みとばす。これは、ある工程で
のトラッキング処理と情報蓄積に失敗しても、図10に
示すように、次の工程の個別情報によって復旧が可能と
なるためである。
【0047】図10は、トラッキングテーブル12のデ
ータ遷移状況を示したものである。同図(a)は、正常
受信による遷移を示したもので、ワーク22がAゾーン
の小工程a1→小工程a2に移動し、アンテナ20a2
を介してIDタグ23に記憶されている個別情報が受信
されると、トラッキングデータはテーブル12のa1エ
リア→a2エリアに移動する。
【0048】同図(b)は、管理計算機1がデータエラ
ーやビジー状態で読み飛ばした場合で、Aゾーンのa2
エリアでのトラッキング処理は行われず、ワーク22が
Cゾーンの工程cに移動して、トラッキング処理が実行
されている。管理計算機1のトラッキング機構5は、予
め設定されている工程NOとゾーンアンテナ識別番号の
対応関係を参照して、受信した個別情報の中のアンテナ
識別番号と対応するように、トラッキングデータをテー
ブル12上で移動する。
【0049】なお、図示例のように、一つの生産ゾーン
中に一つの工程計算機2で管理される複数の小工程を含
むことが可能である。各小工程には、ゾーンアンテナ2
0を配置するのが望ましいが、飛び越しの心配などの無
い中間小工程の箇所等では省略することも可能である。
【0050】この場合、工程計算機2は、アンテナ20
が配置されている前小工程で、アンテナのない後小工程
のスケジュールデータを読み出しておく。また、実績デ
ータ等の個別情報についても一時記憶し、管理計算機1
への送信にも利用する。もちろん、個別情報の送信省略
も可能である。
【0051】しかし、例えば合流点となるEゾーンの先
頭のe1エリアなどでは、アンテナ20によるワーク到
着の検出と、個別情報の送信及び確認処理によるトラッ
キング管理を実行し、ワーク順序の維持や工程抜けの防
止を実現している。
【0052】このように、本実施例の生産管理システム
においては、工場全体の管理計算機からのスケジュール
データを、生産ライン先端でワークと共に移動するID
タグに記憶し、生産ラインの各工程で工程計算機はその
データを読出して作業設備を自律的に制御する。各工程
の実績情報は管理計算機に送信し、管理計算機は実績デ
ータの保存とトラッキング処理によるワークの位置管理
を行うが、管理計算機と工程計算機はデータの送受信に
際して応答確認を必ずしも要求せず、読み飛ばし可能な
ように疎結合している。
【0053】これによれば、工程計算機の自律性を維持
して管理計算機の処理負担を軽減する一方で、管理計算
機によるワークの位置管理と実績保存ができるので、生
産ラインにおけるデータの信頼性、異常時のメンテナン
ス性、生産効率の向上を実現することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、生産ライン全体の管理
装置と各工程の工程管理装置は、相互の送受信を疎結合
に構成し、工程管理の自律性を維持しながらワークの位
置管理や生産途中の実績保存を低負荷で実現するので、
生産管理の信頼性、異常時のメンテナンス性及び生産効
率を向上する効果があり、さらに、生産管理システムの
最適な運用を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による生産管理システムの構
成図。
【図2】生産ラインをゾーン分割した説明図。
【図3】生産管理システムの起動処理機能を概念的に示
す説明図。
【図4】本実施例による生産ライン先頭の起動処理の手
順を示すフローチャート。
【図5】個別情報のデータ内容を説明するデータフォー
マット図。
【図6】生産ラインの途中における工程計算機の処理を
示すフローチャート。
【図7】工程計算機による管理計算機への送信処理を示
すサブフローチャート。
【図8】管理計算機の処理を示すフローチャート。
【図9】異常時の操作ガイド、復旧指示の一例を説明す
る説明図。
【図10】トラッキング処理を説明するトラッキングテ
ーブル遷移図。
【図11】IDタグの構成図。
【符号の説明】
1…管理計算機、2…工程計算機、3…LAN、4…F
A制御機構、5…トラッキング機構、7…通信機構、8
…OS、9…内部バス、10…記憶装置、11…スケジ
ュールファイル、12…トラッキングテーブル、13…
個別情報ファイル、14…R/W機構、15…設備制御
機構、17…I/O管理機構、20…ゾーンアンテナ、
21…作業設備、22…ワーク(生産対象物)、23…
IDタグ、24…コンベヤ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ライン全体のスケジュールと実績を
    管理する中央管理装置から生産ラインの先頭で、生産対
    象物(ワーク)と共に移動する記憶装置が生産対象物毎
    のスケジュールデータを格納され、生産工程毎の工程管
    理装置が前記記憶装置と送受信しながら自己の工程を制
    御する生産管理方法において、 前記工程管理装置は、前記自己の工程による前記生産対
    象物の個別情報をオンラインで前記中央管理装置に送信
    すると共に、前記管理計算機からの応答を待つこと無く
    前記生産対象物を次工程に移動させることを特徴とする
    生産管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工程管理装置は、前記自己の工程が生産ラインの合
    流点や終点など予め定められた所定工程の場合に、前記
    管理計算機からの応答を待つことを特徴とする生産管理
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記工程管理装置は、前記自己の工程における個別情報
    に含まれる実績に異常の認められる場合に、前記管理計
    算機からの応答を待つことを特徴とする生産管理方法。
  4. 【請求項4】 生産ライン全体のスケジュールを管理す
    る中央管理装置から生産ラインの先頭で、生産対象物と
    共に移動する記憶装置が生産対象物毎のスケジュールデ
    ータを格納され、生産工程毎の工程管理装置が前記記憶
    装置と送受信しながら自己の工程を制御する生産管理方
    法において、 前記中央管理装置は、前記工程計算機から生産対象物の
    個別情報をオンラインに受信してトラッキング管理を行
    う際に、現在実行中の処理内容が優先される場合および
    /または前記個別情報の受信データにエラーがある場合
    は当該受信データを読み飛ばし処理することを特徴とす
    る生産管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記送受信は生産工程ゾーンに配置され、前記生産工程
    の工程番号と対応するアンテナ識別番号を有するアンテ
    ナを介して行われ、 前記トラッキング管理は、前記個別情報の受信に応じて
    トラッキングテーブルで当該生産対象物の識別情報を移
    動すると共に、前記個別情報に含まれる前記工程番号と
    前記アンテナ識別番号に基づく合理性判定を行うことを
    特徴とする生産管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記トラッキング管理は、前記読み飛ばし処理によって
    前記トラッキングテーブルの移動が行われていない場合
    に、その後正常に受信した個別情報に含まれる前記工程
    番号に対応するように、前記トラッキングテーブルでの
    前記識別情報の移動を行うことを特徴とする生産管理方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記中央管理装置は、前記合理性判定によって不合理と
    判定された場合に、前記工程管理装置に対して異常時ガ
    イダンスを出力することを特徴とする生産管理方法。
  8. 【請求項8】 生産対象物(ワーク)を移動させながら
    加工する生産ラインと、全生産ラインのスケジュールと
    実績を管理する中央管理装置と、前記生産対象物毎のス
    ケジュールデータを記憶しその生産対象物と共に移動す
    る記憶装置と、前記記憶装置と送受信しながら前記生産
    ラインを分割した所定のゾーン毎に配置されてその生産
    工程を管理する工程管理装置と、前記工程管理装置に制
    御されて前記生産対象物への作業を行う作業設備を備え
    る生産管理システムにおいて、 前記記憶装置が前記生産ラインの先頭のゾーンで、前記
    中央管理装置からスケジュールデータを受信し、また、
    前記工程管理装置が自己のゾーンで前記記憶装置から自
    己の工程のスケジュールデータを受信すると共に前記作
    業設備による実績等の個別情報を前記記憶装置に送信す
    るための送受信手段を各ゾーンに少なくとも一つ設け、 且つ、前記工程管理装置からの前記個別情報の送信と前
    記中央管理装置からの応答を疎結合で行う通信処理手段
    を設けることを特徴とする生産管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記疎結合の通信処理手段は、前記自己のゾーンが生産
    ラインの合流点や終点など予め定められた所定ゾーンの
    場合に前記管理計算機からの応答を待ち、それ以外のゾ
    ーンでは前記管理計算機からの応答を待たないように処
    理する手段であり、前記工程管理装置に設けられること
    を特徴とする生産管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記中央管理装置は、前記工程計算機から生産対象物の
    個別情報をオンラインに受信してトラッキング管理を行
    うトラッキング手段を設け、 且つ、前記疎結合の通信処理手段は、前記個別情報を受
    信した際に現在実行中の処理内容が優先される場合およ
    び/または前記個別情報のデータにエラーがある場合は
    当該受信データを読み飛ばし処理する手段であり、前記
    中央管理装置に設けられることを特徴とする生産管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項8または9または10におい
    て、 前記中央管理装置は、前記工程管理装置からの前記個別
    情報を更新しながら記憶する個別情報記憶手段を設ける
    ことを特徴とする生産管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項8〜請求項11のいずれか1項
    において、 前記生産ラインは、コンベア装置および/または自走台
    車を用いて構成されることを特徴とする生産管理システ
    ム。
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