JP2002200729A - グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング処理方法 - Google Patents

グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング処理方法

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JP2002200729A
JP2002200729A JP2001000685A JP2001000685A JP2002200729A JP 2002200729 A JP2002200729 A JP 2002200729A JP 2001000685 A JP2001000685 A JP 2001000685A JP 2001000685 A JP2001000685 A JP 2001000685A JP 2002200729 A JP2002200729 A JP 2002200729A
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plating
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Tatsuo Shigeta
龍男 重田
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Think Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング
処理方法。 【解決手段】メインコンピュータには、各被製版ロール
に関して、少なくとも顧客識別番号、ロール識別番号、
処理コース識別番号、処理済の処理番号、ロール長さ、
ロール外径をデータ入力し、被製版ロールにはICタグを
付設して処理コース識別番号を記憶させるとともに、メ
インコンピュータは、一のロール処理装置から処理を終
えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロール処理
装置の所へ移動させ、該一のロール処理装置と産業ロボ
ットに制御信号を送信して産業ロボットに被製版ロール
を受け取らせ、その際に被製版ロールに付設したICタグ
にアンテナを近接してICタグから処理コース識別番号を
読み取りかつ該一のロール処理装置に対応する処理済の
処理番号をコンピュータ自身に記憶し、さらにICタグか
ら読み取った処理コース識別番号と前記記憶した処理済
の処理番号とから次工程の処理が何であるかを判別し、
被製版ロールを次の一のロール処理装置へ受け渡すよう
に産業ロボットを制御することにより処理を進行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、様々な大きさの
グラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・
リサイクル処理・製版処理に関して多種類の処理工程が
異なるロール処理をフレキシブルに行うことができる,
グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷用のロールには、従
来製作され現在も使用されている鉄ロールと近年製作さ
れているアルミロールがある。鉄ロールは、脱脂―酸洗
い中和―ニッケルメッキによるメッキ前処理を行って
後、ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研
磨を行い、直版タイプの被製版ロールとして、又、前記
円筒研磨の後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキを
施し円筒研磨を行って出荷するバラードメッキタイプの
被製版ロールとしてロールメーカーから販売されてきた
が、今では全てがリサイクルロールであり新ロールは販
売されていない。リサイクル処理は、ロールメーカでは
なく製版業者やメッキ業者により行われている。直版タ
イプのロールにあっては、鉄ロールのときは脱クロム処
理―落版―円筒研磨―ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッ
キを行って円筒研磨を行い、又、アルミロールのときは
脱クロム処理―落版―円筒研磨―厚付硫酸銅メッキを行
って円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷する
か、又は、図柄を製版して出荷している。又、バラード
メッキタイプのロールにあっては、バラードメッキの剥
ぎ取り―脱脂―酸洗い中和―ニッケルメッキによるメッ
キ前処理を行って後、厚付硫酸銅メッキを行って円筒研
磨を行いその後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキ
を施し円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷する
か、又は、図柄を製版して出荷していた。アルミ新ロー
ルは、ロール基材がアルミニウムで作られていて、浸漬
脱脂―カセイソーダ液でエッチングー脱スマット処理―
アノダール処理又はジンケート処理を行った後、前記鉄
ロールの場合と同様に、ピロリン酸銅メッキ液中で銅メ
ッキ又はニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円
筒研磨を行い直版タイプの被製版ロールとして、又、前
記円筒研磨の後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキ
を施し円筒研磨を行って出荷するバラードメッキタイプ
の被製版ロールとしてロールメーカーから販売されてき
た。ロールメーカーから販売されたアルミロールは製版
業者やメッキ業者により、前記と同様に、直版タイプの
鉄製ロールにあっては、脱クロム処理―落版―円筒研磨
―ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨
を行い、また、直版タイプのアルミ新ロールにあって
は、脱クロム処理―落版―厚付硫酸銅メッキを行って円
筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷するか、又
は、図柄を製版して出荷しており、又、バラードメッキ
タイプのアルミ新ロールにあっては、前処理を行って
後、厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行いその後に
バラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を
行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を
製版して出荷していた。そして、一度使用されたロール
はリサイクルロールとして前記のリサイクル処理が行わ
れている。従って、アルミロールについてアノダール法
によりロール処理を行う方法によれば、アルミ新ロール
と鉄製リサイクルロールとアルミ製リサイクルロールの
いずれであるかにより、又、直版タイプとバラードメッ
キタイプのいずれであるかにより、さらに図柄付きの注
文と図柄なしの注文であるかにより(製版業者では必ず
図柄付きの注文であり、メッキ業者では図柄なしの注文
であり)、十種類の処理工程が異なるロール処理が複数
の業者により行われている。他方、グラビア印刷用のロ
ールは、円周長さが400mm〜900mmの範囲において、
10mmずつ異なるロールがあり、これに特注の円周長さ
が加わると、円周長さのアイテムだけでも六十〜七十種
類有り、そして、グラビア輪転印刷機が多種多様あるこ
とに伴って、グラビア印刷用の長さも1000mm〜1800m
mの範囲で細かく相違ししかもチャック孔・キー溝の大
きさも相違している。従って、これまでのところ、様々
な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・
研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して十種類の
処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うこと
ができるライン設備は全く無かった。製版を行っている
印刷会社及び製版会社の殆どが、複数の企業の種々の装
置をバラバラに備えて、多くの工程がライン化されてい
ない。理由は、電子彫刻機のメーカーは、メッキ装置や
研磨装置のメーカーではないし、反対に、メッキ装置や
研磨装置のメーカーは電子彫刻機のメーカーでなかった
からである。グラビア製版工場については、本願発明に
係る出願人の発明に係る特開平10-193551、特開平10-19
3552が実用化されているが、ロールの径及び長さ図柄の
有無に対応できるフレキシビリティがあるが、上記のよ
うなアルミ新ロールとリサイクルロールの混在や直版タ
イプのロールとバラードメッキタイプのロールとの混在
に伴う処理工程の複雑多岐には全く対応できるものでな
く、アルミ新ロールの製作を含むメッキラインシステム
ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】製版を行っている印刷
会社及び製版会社の多くは、夕方に20本ないし40本
の被製版ロールを次々に計測して製版の方法とコンテン
ツをコントローラにデータ入力し製版室内にストックし
ておいて、夜間に無人で全自動製版を行うことができる
トータルライン装置の提供を望んでいる。アルミ新ロー
ルが必要な場合、ロールの種類が多種多様なので、ロー
ルメーカーの対応が一本のロールに対する注文に迅速に
対応して製作し納入してくれる状況にはない。又、メイ
ンのコンピュータによって、もっぱら、様々な大きさの
グラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・
リサイクル処理・製版処理に関して十種類の処理工程が
異なるロール処理をフレキシブルに行うことは不可能に
近い。十種類の処理工程について整理すると、ロールサ
イズに対する汎用性を備えていることは大前提として、
(1)アルミ新ロールを製作して前処理し硫酸銅メッキを
施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール
処理と、(2)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸
銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅
バラードメッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバ
ラードメッキタイプのロール処理と、(3)アルミ新ロー
ルを製作して前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
い図柄を製版して仕上りとする直版タイプのロール処理
と、(4)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸銅メ
ッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラ
ードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上り
とするバラードメッキタイプのロール処理と、(5) 直版
タイプの鉄製のリサイクルロールに脱クロム処理し落版
し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上り
とするリサイクル処理と、(6) 直版タイプのアルミ製の
リサイクルロールに脱クロム処理し落版し前処理し硫酸
銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイク
ル処理と、(7) バラードメッキタイプのリサイクルロー
ルに脱クロム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し
円筒研磨を行って仕上りとするロール処理と、(8) 直版
タイプの鉄製のリサイクルロールに前処理し硫酸銅メッ
キを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラー
ドメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りと
するバラードメッキタイプのロール処理、(9)直版タイ
プのアルミ製のリサイクルロールに前処理し硫酸銅メッ
キを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラー
ドメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りと
するロール処理、(10) バラードメッキタイプのリサイ
クルロールを前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研
磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理、のい
ずれのロール処理にも工場内に同時に流して交通整理し
て自動製版ができる方法が望まれている。
【0004】本願発明は、上述した点に鑑み案出したも
ので、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メ
ッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関し
て十種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブル
に行うことができる,グラビア印刷用被製版ロールのハ
ンドリング処理方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、被製版ロー
ルの両端面の被チャック孔を避けて該両端面を挟持する
機能を有していて、一対のチャックコーンにより被製版
ロールの両端面の被チャック孔を挟持するロール処理装
置との間で被製版ロールの受渡しを行なう走行型の産業
ロボットを備えているとともに、ロール処理装置として
メッキ前の前処理装置と、メッキ装置、研磨装置、電子
彫刻装置又は感光膜をコートして露光潜像を形成し現像
エッチングして製版する一連の処理装置又は耐食性黒色
膜をコートしてレーザアブレーションしエッチングして
製版する一連の処理装置を備えているメッキ・研磨・製
版工場と、前記工場の各処理装置を統括制御するメイン
コンピュータを備えてなるグラビア印刷用製版ラインシ
ステムにおいて、メインコンピュータには、各被製版ロ
ールに関して、少なくとも顧客識別番号、ロール識別番
号、処理コース識別番号、処理済の処理番号、ロール長
さ、ロール外径をデータ入力し、被製版ロールにはICタ
グを付設して処理コース識別番号を記憶し、メインコン
ピュータは、一のロール処理装置から処理を終えた信号
を入力すると産業ロボットを該一のロール処理装置の所
へ移動させ、該一のロール処理装置と産業ロボットに制
御信号を送信して産業ロボットに被製版ロールを受け取
らせ、その際に被製版ロールに付設したICタグにアンテ
ナを近接してICタグから処理コース識別番号を読み取り
かつ該一のロール処理装置に対応する処理済の処理番号
をコンピュータ自身に記憶し、さらにICタグから読み取
った処理コース識別番号と前記記憶した処理済の処理番
号とから次工程の処理が何であるかを判別し、被製版ロ
ールを次の一のロール処理装置へ受け渡すように産業ロ
ボットを制御することにより処理を進行するように構成
されていることを特徴とするグラビア印刷用被製版ロー
ルのハンドリング処理方法を提供することにある。
【0006】
【発明の実施の形態】本願発明の第一の実施の形態に係
る,グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング処理方
法を図面を参照して説明する。この方法は、アルミ新ロ
ールに硫酸銅メッキを施す前の処理についてアノダール
処理を採用している。図1に示すように、立体倉庫装置
Aと、アルミロール製作室Bと、メッキ・研磨・製版工
場Cと、前記三つのライン構成設備を統括制御するメイ
ンコンピュータDを備えている。
【0007】図2に示すように、メインコンピュータD
には、ロールリサイクル注文とアルミ新ロールの製作注
文のいずれであるか、バラードメッキロールと直版ロー
ルのいずれであるか、図柄有りか無しか、図柄をディス
クで供給かインターネット配信か、顧客識別番号、ロー
ル識別番号、処理コース識別番号、ロール長さ、ロール
外径、チャック孔径、キー溝サイズ等を注文時にデータ
入力して注文のロール仕様を決める。
【0008】特に、メインコンピュータDのメインプロ
グラムは、図3に示すように、ロールリサイクル注文と
アルミ新ロールの製作注文のいずれであるか、バラード
メッキロールと直版ロールのいずれであるか、直版タイ
プのロールについてアルミ製の鉄製のいずれであるか、
図柄有りか無しかの三つの要素を選択入力すると、その
注文が十種類の処理工程の中のどの処理コースを選択し
たか、処理コース識別番号を自動的に付するようにプロ
グラムされている。図2に示すように、処理コース識別
番号1のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測
し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール
処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッ
キを施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロ
ール処理を行う製版工程プログラムが選択される。処理
コース識別番号2のときは、アルミ新ロールを製作して
ロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理し
アノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し
硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上
りとする直版タイプのロール処理を行う製版工程プログ
ラムが選択される。処理コース識別番号3のときは、ア
ルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチ
ングし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メ
ッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を
行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒
研磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロー
ル処理を行う製版工程プログラムが選択される。処理コ
ース識別番号4のときは、アルミ新ロールを製作してロ
ール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しア
ノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫
酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上り
とするロール処理を行う製版工程プログラムが選択され
る。処理コース識別番号5のときは、直版タイプの鉄製
のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版
しニッケルメッキを施してから硫酸銅メッキを施し円筒
研磨を行って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工
程プログラムが選択される。処理コース識別番号6のと
きは、直版タイプのアルミ製のリサイクルロールをロー
ル計測し脱クロム処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒
研磨を行って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工
程プログラムが選択される。処理コース識別番号7のと
きは、バラードメッキタイプのリサイクルロールをロー
ル計測し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅
メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするロール処理
を行う製版工程プログラムが選択される。処理コース識
別番号8のときは、直版タイプの鉄製のリサイクルロー
ルをロール計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキ
を施してから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を
製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログ
ラムが選択される。処理コース識別番号9のときは、直
版タイプのアルミ製のリサイクルロールをロール計測し
脱クロム処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
い図柄を製版して仕上りとするロール処理を行う製版工
程プログラムが選択される。処理コース識別番号10の
ときは、バラードメッキタイプのリサイクルロールをロ
ール計測し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸
銅メッキを施し円筒研磨を行って図柄を製版して仕上り
とするロール処理を行う製版工程プログラムが選択され
る。メインコンピュータDは、一のロール処理装置から
処理を終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロ
ール処理装置の所へ移動させるために、各一のロール処
理装置に対応する番号が用意されていて、一の処理装置
において処理を終えると、該一のロール処理装置に対応
する番号を処理済の処理番号としてコンピュータ自身に
記憶するようになっている。
【0009】図1は立体倉庫装置Aについて二階部分を
示す。二階部分には、工場敷地の出入口に近い二階建て
倉庫1の端の一側に材料格納口1aを、又、反対側の端
の一側にアルミロール用基材受け渡し・残材受け取り口
1bを備え、並びに一階部分には、二階の材料搬入口1a
と平面的に同一位置に設けられるリサイクルロール格納
口(符号付けず)と倉庫長手方向の中程の一側に設けら
れるリサイクルロール引き渡し口1cを備えていて、か
つ、一階及び二階にそれぞれ二次元方向に天井走行しう
るピックアップ搬送装置1d(符号は二階のもの)を備
えていて、立体倉庫装置Aに対応して備えている倉庫管
理用コンピュータ2が独自に、又はメインコンピュータ
Dの命令に基づいて各階のピックアップ搬送装置のピッ
クアップ制御・走行制御・受け渡し制御を行い、並びに
どのラツク1eにどのような内容(外径、長さ、識別番
号(リサイクルロールの場合))のアルミニウム素管a
とアルミニウム円筒体bと注文主より預かるリサイクル
ロール(図示しない)がストックされているか在庫管理
するようになっている。
【0010】図2に示すように、ロールリサイクル注文
にあっては、立体倉庫装置Aへ入れる前に注文主から預
かるリサイクルロールに付設したICタグに倉庫管理用コ
ンピュータ2によりロール識別番号、処理コース識別番
号を記憶させる。ここで決定されるロール識別番号、処
理コース識別番号は、メインコンピュータDにデータ転
送され処理順番が決定される。ICタグは、例えば、受発
信アンテナと受発信装置とフラッシュメモリを組み合わ
せたマイクロチップである。ICタグが付設されていない
ときは、ロール端面にドリルで凹部を形成し、該凹部に
断熱材で被覆したICタグを埋め込み、エポキシ樹脂を充
填して平らに穴埋めすることにより、ICタグを付設して
ロール識別番号、処理コース識別番号を記憶させる。
又、異なるタイプのICタグにあっては、ロール端面の被
チャック孔よりロール基材と同一材質の帯板状のICタグ
取付用板材を挿入してロール内中心を通る直径弦となる
ようにロール端面から例えば15cmの深さに位置させ
て溶接して、該直径方向の中程にICタグを貼着し、棒状
体の先端に取付けた発信アンテナを被チャック孔よりロ
ール内部に挿入してICタグの正面に対向させてロール識
別番号、処理コース識別番号を記憶させる。バラードメ
ッキタイプのロールリサイクル注文にあっては、立体倉
庫装置Aへ入れる前に注文主から預かるリサイクルロー
ルのバラードメッキを人手によりタガネとペンチ等を用
いて引き裂いて除去する。又、バラードメッキを除去し
ないで立体倉庫装置Aへ保管しておいて、立体倉庫装置
Aから取り出した際にバラードメッキを除去しても良
い。バラードメッキの除去は、機械装置で行っても良い
が、本願発明に係る発明の機械設備では行なわない。
【0011】図1、図2に示すように、二階のピックア
ップ搬送装置1dは、材料搬入口1aに位置されるアルミ
ロール製作用の原材料であるアルミニウム素管aとアル
ミニウム円筒体bをサイズに応じて倉庫内に搬入して所
要のラツク1eの上にストックし、又、メインコンピュ
ータDからの命令信号に基づく倉庫管理用コンピュータ
2から出力する制御信号により所要の内容のアルミニウ
ム素管aとアルミニウム円筒体bをアルミロール用基材
受け渡し・残材受け取り口1bよりアルミロール製作室
Bへ搬出する作業を行う。又、二階のピックアップ搬送
装置1dは、アルミロール製作室Bでアルミニウム素管
aとアルミニウム円筒体bをそれぞれ必要な長さ切断し
て余った部分を引き取って元の位置のラック上へ搬送・
載置する作業を行う。一階のピックアップ搬送装置は、
材料搬入口に位置される注文主より預かるリサイクルロ
ールを倉庫内の適宜位置のラツク1eの上にストックす
る作業を行う。倉庫管理用コンピュータ2は、アルミロ
ール製作室Bへ引き渡したときのラックの番号を記憶し
て該ラックが空いていることや、アルミロール製作室B
へ引き渡してから戻される材料を引き取って載置するラ
ックの番号を記憶しかつ該材料の切り取られた後の長さ
を記憶しておく、又、リサイクルロールの識別番号とロ
ールの大きさや長さとラックの番号などを記憶しておい
て諸々の総合的な在庫管理を行う。
【0012】アルミニウム素管aは、6メートルの定尺
の引き抜き材が用いられ、版を形成する前の周長が400m
m〜900mmまでの範囲で10mmピッチ毎になる五十種類及び
特注サイズの注文に対応できるように、二十本前後の種
類のアルミニウム素管が用意される。例えば、外径が13
5mm、内径が120mmである一本のアルミニウム素管を外面
円筒切削の削り代を変えることにより版を形成する前の
周長が400mmと410mmと420mmの三種類のロール胴部とし
て提供される。又、外径が290mm、内径が266mmである一
本のアルミニウム素管を円筒切削の削り代を変えること
により版を形成する前の周長が860mmと870mmと880mmと8
90mmと900mmでありそれぞれ肉厚が相違する五種類のロ
ール胴部として提供される。アルミニウム円筒体bは、
1〜2メートルの長さのものが用いられ、アルミニウム
素管aと同様に、版を形成する前の周長が400mm〜900mm
までの範囲で10mmピッチ毎になる五十種類及び特注サイ
ズの注文に対応できるように、二十本前後の種類のアル
ミニウム円筒体が用意される。例えば、外径が135mm、
内径が120mmであるアルミニウム素管を用いるときに
は、外径が130mmであるアルミニウム円筒体bを用い
る。又、外径が290mm、内径が266mmであるアルミニウム
素管を用いるときには、外径が275mmであるアルミニウ
ム素管bを用いる。メインコンピュータDは、上記のよ
うなロール製作条件に基づいて、注文のロールサイズに
対応したアルミ材料を選択して倉庫管理用コンピュータ
にピックアップの指示信号を出力する。
【0013】図1に示すように、アルミロール製作室B
の入口側の室外には、立体倉庫装置Aの二階部分に備え
るピックアップ搬送装置1dがアルミロール用基材受け
渡し・残材受け取り口1bへピックアップしたアルミニ
ウム素管aとアルミニウム円筒体bを受け取る走行形ハ
ンドリング装置3が設置されている。走行形ハンドリン
グ装置3は、例えば、二次元方向に移動する天井走行装
置と該走行台部分に設けられ昇降自在な昇降装置と、該
昇降装置の昇降フレームに設けられアルミニウム素管a
又はアルミニウム円筒体bの長さに応じて接近・離間し
て二つの挟持ポイントを変更できる一対の挟持装置とか
らなっている構成である。走行形ハンドリング装置3
は、アルミニウム素管aとアルミニウム円筒体bを水平
状態にて受け取って搬送し、アルミロール製作室Bの入
口の室内外にわたって設置されたコンベア5a,5bに載
置する。又、アルミロール製作室Bでアルミニウム素管
aとアルミニウム円筒体bについてぞれぞれ必要な長さ
が突っ切り切断され、余ったアルミニウム素管aとアル
ミニウム円筒体bは一端がコンベア5a,5b上の所定位
置にくるように戻され、走行形ハンドリング装置3が吊
り上げて立体倉庫装置Aの二階部分の備えるピックアッ
プ搬送装置1dに引き取られる位置に搬送載置する。な
お、コンベア5a,5b上の所定位置にくるように戻され
たアルミニウム素管aとアルミニウム円筒体bが所定の
長さよりも短くなったときは、走行形ハンドリング装置
3は、その短くなりすぎたアルミニウム素管a又はアル
ミニウム円筒体bをスクラップ貯留箱4へ搬送して載置
する。
【0014】図1に示すように、アルミロール製作室B
には、二つの搬入コンベア5a,5bと、突っ切り装置5
c,5dと、受け渡しコンベア5e,5fと、第一及び第二の
ハンドリングロボット5g,5hと、四つのマシニングセ
ンタ5i,5j,5k,5lと、溶接ロボット5mと、フランジ
組み付け装置5nとを備えてなる。搬入コンベア5aに載
置されたアルミニウム素管aは、突っ切り装置5cにお
いて、必要長さ分が突っ切りカットされる。詳述する
と、例えば、リングフレームに通され所定の長さ、具体
的には注文のロール長さに4mm加算した長さが通りぬ
ける時点で停止されリングフレームの両側の固定装置に
よりリングフレームと同心に固定されリングフレームに
付設された旋回機構が回転し該旋回機構に付設した突っ
切りカッターが旋回してアルミニウム素管aの注文のロ
ール長さから4mm加算した長さが突っ切りカットされ
る。次いで、突っ切りカットされた胴部素体は、第一の
ハンドリングロボット5gにより把持されてマシニング
センタ5iにより両端外径をチャックされ、両端内径を
肉厚で例えば4mm、管軸方向に例えば32mm円筒切
削され次いで両端面について各1mmの削り代だけ管軸
に垂直に端面加工される。搬入コンベア5bに載置され
たアルミニウム円筒体bは、突っ切り装置5dにおい
て、必要長さ分が突っ切りカットされる。詳述すると、
例えば、リングフレームに通され所定の長さ具体的には
31mmが通りぬける時点で停止されリングフレームの
両側の固定装置によりリングフレームと同心に固定され
リングフレームに付設された旋回機構が回転し該旋回機
構に付設した突っ切りカッターが旋回してアルミニウム
素管aより31mmの厚さのフランジ素体が突っ切りカ
ットにより形成される。次いで、31mmの厚さのフラ
ンジ素体は、第一のハンドリングロボット5gにより把
持されてマシニングセンタ5jにより両端面をチャック
され、外径が前記胴部素体の端部の内径に嵌め合い公差
がゆるみバメとなる寸法に円筒加工される。フランジ素
体は二つ作る。続いて、第一のハンドリングロボット5
gにより、マシニングセンタ5iから胴部素体を受け取
り、該胴部素体をフランジ組み付け装置5nの回転チャ
ック装置にチャックさせて受け渡し、次いで、第一のハ
ンドリングロボット5gにより、マシニングセンタ5jか
らフランジ素体を受け取り、胴部素体の一端に嵌入し、
胴部素体とフランジ素体の嵌合が弛まないように押さえ
てゆっくりと回転して、溶接ロボット5mにより端面同
士の当接面の開先部分に溶接棒の先端を向けてアルミ溶
接(TIG溶接)を一周行う。次いで、第一のハンドリン
グロボット5gにより胴部素体を受け取り、反対側をフ
ランジ組み付け装置5nの回転チャック装置にチャック
させて受け渡し、次いで、第一のハンドリングロボット
5gにより、マシニングセンタ5jから二個目のフランジ
素体を受け取り、胴部素体の一端に嵌入し、胴部素体と
フランジ素体の嵌合が弛まないように押さえてゆっくり
と回転して、溶接ロボット5mにより端面同士の当接面
の開先部分に溶接棒の先端を向けてアルミ溶接を一周行
う。以上により、胴部素体の両端に一対のフランジ素体
が組み付けられてなるロール素体を第二のハンドリング
ロボット5hにより受け取り、マシニングセンタ5kに両
端を外径チャックさせるように受け渡し、回転して両端
のフランジ素体に中心角が20度の円錐加工施して被チ
ャック孔を形成し、次いでキー溝を加工する。被チャッ
ク孔の大きさ及びキー溝の大きさは、注文主のグラビア
輪転印刷機のチャックコーンの大きさ及びチャックコー
ンに付設されているキーの大きさに対応させて加工し、
さらに、ICタグ取付け孔を加工する。続いて、マシニン
グセンタ5kからロール素体を第二のハンドリングロボ
ット5hにより受け取り、マシニングセンタ5lに両端の
被チャック孔をチャックさせるように受け渡し、マシニ
ングセンタ5lにおいて、両端面を1mm軸に垂直な端
面となるように端面加工してから、ロール外周面を注文
のロール直径よりも例えば200μm小さくなるように
(メッキ厚分を差し引くため)円筒切削加工してアルミ
新ロールが出来上がる。このロールはスリーブ形のロー
ルである。なお、この円筒切削加工に付いては、前述し
たように、例えば、外径が135mm、内径が120mmである一
本のアルミニウム素管を外面円筒切削の削り代を変える
ことにより版を形成する前の周長が400mmと410mmと420m
mの三種類のロール胴部として提供される必要があるの
で、ロール周長に応じて切削代が相違し、出来上がるロ
ールの肉厚・重量が大きく相違する。そして、マシニン
グセンタ5lからアルミ新ロールを第二のハンドリング
ロボット5hで受け取り、該ICタグ取付け孔に断熱材で
被覆したICタグを埋め込み、エポキシ樹脂を充填して平
らに穴埋めすることにより、ICタグを付設してロール識
別番号、処理コース識別番号を記憶させる。
【0015】アルミロール製作室Bにおいて製作される
アルミ新ロールは、第二のハンドリングロボット5hに
より把持されロールをアルミ新ロール送出口に迎えにき
た無人走行台車6に引き取られる。無人走行台車6は、
四本〜六本を水平に載置できるラックを備えている。無
人走行台車6は、立体倉庫装置Aのリサイクルロール引
き渡し口1cと、アルミロール製作室Bのアルミ新ロー
ル送出口と、メッキ・研磨・製版工場Cのロール送り込
み口とのT字の通路をメインコンピュータDから命令信
号に基づいて移動し、ロールの搬送を行う。なお、立体
倉庫装置Aのリサイクルロール引き渡し口1cと、アル
ミロール製作室Bのアルミ新ロール送出口と、メッキ・
研磨・製版工場Cのロール送り込み口と間のロール搬送
を無人走行台車6に代えて人手により行っても良い。
【0016】メッキ・研磨・製版工場Cは、図1に示す
ように、製版室をC1とC2の二つに分けて、製版室C1
を走行型の産業ロボット7のハンドリングエリアとし、
製版室C2をスタッカクレーン8の搬送エリアとしてい
る。
【0017】走行型の産業ロボット7は、軌道上を走行
し360度の範囲で往復旋回可能かつ上下方向に揺動かつ
アーム軸の周りにひねり回転可能なロボットアーム7a
を有し、該ロボットアーム7aに備えたロボットハンド
7b(例えば特許第2136697号のロボットハンド)が被製
版ロールRの両端面を挟持して他の装置との間で被製版
ロールRの受渡しを行なうハンドリング機能を有してい
る。
【0018】スタッカクレーン8は、ロール脱着回転装
置9(例えば特許第1278544号の装置)を吊り上げて搬
送し得るように構成されている。ロール脱着回転装置9
は、スリーブ形の被製版ロールRの両端面の軸孔を対向
一対の円錐チャックコーンにより嵌合挟持しかつ円錐チ
ャックコーンの外側を防水キャップで密封することがで
きて、メッキ装置本体等への装着時に被製版ロールRを
回転し得てかつ必要に応じてメッキ電流を流せるように
構成されている。
【0019】製版室C1の産業ロボット7のハンドリン
グエリアに、ロール搬入口に位置するロール計測装置1
0と、ロール搬入口に隣接するロール搬出口に位置する
ロール搬出装置11と、電子彫刻装置12と、#320の粗
仕上げ研磨砥石14a、14bを対向一対に備えるととも
に、#1000の中仕上げ研磨砥石14cと#6000の精密研磨
砥石14dを対向一対に備え、粗仕上げ研磨砥石14a、
14bによる補正研磨と落版研磨と表面粗さ微小化研磨
を行うことができ、又、中仕上げ研磨14cによる中仕
上げ研磨と表面粗さ微小化研磨を行うことができ、さら
に精密研磨砥石14dによる上仕上げ研磨と表面粗さ微
小化研磨と鏡面研磨を行うことができる四ヘッド型の研
磨機14(特開平2000-127005号)と、ロールストック
用パレット15を備えている。なお、#320の粗仕上げ研
磨砥石14a、14bを対向一対に備える二ヘッド型の研
磨機と、#1000の中仕上げ研磨砥石14cと#6000の精密
研磨砥石(PVA砥石)14dを対向一対に備える二ヘ
ッド型の研磨機の二台を備えても良い。
【0020】産業ロボット7は、被製版ロールRの端面
を挟持でき、又、上記の装置10,12,14は、回転
駆動される対向一対の円錐チャックコーンを備えていて
対向一対の円錐チャックコーンによりスリーブ形の被製
版ロールRの両端面の軸孔を嵌合挟持することができ
て、産業ロボット7は、これらの装置10,12,14
との間で被製版ロールRを授受するように構成されてい
る。産業ロボット7は、メインコンピュータDとの間で
データ送信するアンテナを備えていて、該アンテナによ
り、把持した被製版ロールRに付設したICタグとの間で
データを読み書きできるようになっていて、ICタグに記
憶されているロール識別番号と処理コース識別番号を読
み取ってメインコンピュータDにデータを送信する。メ
インコンピュータDは、装置10,12,14の中、一
のロール処理装置から処理を終えた信号を入力すると産
業ロボット7を該一のロール処理装置の所へ移動させ、
該一のロール処理装置と産業ロボット7に制御信号を送
信して産業ロボット7に被製版ロールRを受け取らせ
る。メインコンピュータDは、産業ロボット7が被製版
ロールRを受け取る際に、被製版ロールRに付設したア
ンテナを被製版ロールRに付設したICタグに近接させて
該ICタグからロール識別番号と処理コース識別番号を読
み取り、又、該一のロール処理装置に対応する処理済の
処理番号をコンピュータ自身に記憶し、そして、ICタグ
から読み取った処理コース識別番号と前記記憶した処理
済の処理番号とから次工程の処理が何であるかを判別
し、被製版ロールを次の一のロール処理装置へ受け渡す
ように産業ロボット7を制御することにより処理を進行
するように構成されている。もって、産業ロボット7
は、被製版ロールRを次に受け渡すべき処理装置の所へ
搬送していき被製版ロールRを引き渡すようになってい
る。又、一の処理装置での処理を終えたときは、該一の
処理装置から処理終了を知らせる信号がメインコンピュ
ータDに送信される。これによって、メインコンピュー
タDは、産業ロボット7に対して、処理を終えた処理装
置へ被製版ロールRを引き取りに行くように指示するよ
うになっている。
【0021】ロール計測装置10は、被製版ロールを立
てて上下に両端チャックして回転して動的バランスを計
測して停止し、動的バランスが良好で基準値をクリアし
たものについて、被製版ロールの全長、外径、孔径、ロ
ールの一端から他端まで一定ピッチ毎に(例えば10mm
ピッチ毎に)直径を計測する直径計測を行なう。メッキ
・研磨・製版工場Cの搬入口の脇には、ロール計測デー
タを採取するソフトウエアが搭載されたロールデータ採
取用コンピュータ13が備えられる。このソフトウエア
は、ロールデータに対応して研磨機14における補正研
磨工程において#320の粗仕上げ研磨砥石14a、14bの
ランダムな運行を自動決定できる。#320の粗仕上げ研磨
砥石14a、14bのランダムな運行順序が研磨機14に
おける補正研磨を行う際に送信される。メッキ・研磨・
製版工場Cの搬入口に位置する被製版ロールをロール計
測装置10にチャックさせるためにハンドリング装置、
マニピュレータ式ハンドリング装置、無重力化吊上げ装
置等を備えて行っても良い。又、人手により行っても良
い。
【0022】ロール搬出装置11は、水平状態から70〜
80度位に傾斜させることができるパレットを例えば4個
備えており(例えば特開平10-291289号の装置)、製版
を完了した被製版ロールRの取り出し時に産業ロボット
7がパレットに被製版ロールRを載置し、搬出口のシャ
ッターが開き、パレットが70〜80度位に傾斜して被
製版ロールRを斜めに立てかけた状態にし、人手により
被製版ロールRを斜めに立てて転がして移動できるよう
に構成されている。
【0023】電子彫刻装置12は、回転駆動される一対
のチャックコーンを備えていて、該チャックコーンによ
り被製版ロールRを両端チャックして回転し、ダイヤモ
ンドの彫刻針で図柄を彫刻する。
【0024】研磨機14は、図ではフォーヘッド砥石研
磨装置(特開平2000-127005号)が設備されている。詳
述すると、駆動側チャック手段と反駆動側チャック手段
を有し両チャック手段により円筒体を水平に両端チャッ
クして回転する円筒体回転手段と、円筒体の両側におい
て各々対応するXテーブル移動用サーボモータにより円
筒体の面長方向に独立して移動自在な一対のXテーブル
と、各Xテーブルに円筒体の面長方向に並んで設けられ
各々対応するYテーブル移動用サーボモータにより円筒
体に対して接近・離隔する方向に独立して移動自在な二
対のYテーブルと、各Yテーブルに設けられ研磨ヘッド
を砥石回転用モータにより回転し研磨砥石の端面で円筒
体を研磨しうる研磨ヘッド装置とからなり、各々対応す
るYテーブル移動用サーボモータとYテーブル移動用ボ
ールネジがXテーブルに設けられYテーブル移動用サー
ボモータがYテーブル移動用ボールネジを回転するよう
になっているとともに、Yテーブル移動用ボールネジに
螺合するYテーブル移動用ボールナットがYテーブルに
対して回転不能かつスライド可能に係合されかつ弾性体
を介して弾持される構成であり、制御回路によりYテー
ブル移動用モータがトルク制御出力とされて研磨砥石が
円筒体を研磨する構成である。研磨機14は、十種類の
処理コースに応じた研磨作業を行う。メインコンピュー
タDは、産業ロボット7が被製版ロールRを研磨機14
へ引き渡す前に、産業ロボット7に付設したアンテナが
読み取ったロール識別番号と処理コース識別番号と処理
済の工程番号を確認し、研磨機14に対して研磨内容を
指示する。図2に示すように、処理コース識別番号1と
3のときは、直版タイプのアルミ新ロールを対象とした
研磨であり、補正研磨(#320の粗仕上げ研磨砥石14
a、14bを使用)―表面粗さ微小化研磨(粗仕上げ研磨
砥石14a、14bを使用)―中仕上げ研磨(#1000の中
仕上げ研磨砥石14cを使用)―表面粗さ微小化研磨(#
1000の中仕上げ研磨砥石14cを使用)―上仕上げ研磨
(#6000の精密研磨砥石14dを使用)―表面粗さ微小化
研磨(#6000の精密研磨砥石14dを使用)―鏡面仕上げ
研磨(#6000の精密研磨砥石14dを使用)の順に全自動
研磨作業を行う。処理コース識別番号2,4のときは、
バラードメッキタイプのアルミ新ロールを対象とした研
磨であり、メインコンピュータDが処理済の工程番号を
確認して一回目の硫酸銅メッキを施した後の最初の円筒
研磨であるときは、補正研磨―表面粗さ微小化研磨―中
仕上げ研磨―表面粗さ微小化研磨の順に全自動研磨作業
を行い、又、メインコンピュータDが処理済の工程番号
を確認して硫酸銅バラードメッキを施した後の二回目の
円筒研磨であるときは、中仕上げ研磨―表面粗さ微小化
研磨―上仕上げ研磨―表面粗さ微小化研磨―鏡面仕上げ
研磨の順に全自動研磨作業を行う。処理コース識別番号
5,6,8,9のときは、直版タイプのリサイクルロー
ルを対象とした研磨であり、補正研磨―落版研磨―表面
粗さ微小化研磨―中仕上げ研磨―表面粗さ微小化研磨―
上仕上げ研磨―表面粗さ微小化研磨―鏡面仕上げ研磨の
順に全自動研磨作業を行う。処理コース識別番号7,1
0のときは、バラードメッキタイプのリサイクルロール
を対象とした研磨であり、中仕上げ研磨―表面粗さ微小
化研磨―上仕上げ研磨―表面粗さ微小化研磨―鏡面仕上
げ研磨の順に全自動研磨作業を行う。
【0025】粗仕上げ研磨砥石14a、14bは、砥石の
回転軸の延長線と被製版ロールの回転軸線の両方を平面
方向より見たときの交差角が90度であって、砥石の端面
の研磨時接触線が、砥石の端面の中心孔の中心を通る直
径線乃至中心孔を外れない限度の直径線に平行する弦線
の範囲内にあって研磨圧力を一定に保ち研磨を行う。
【0026】補正研磨は、円筒研磨する前の被製版ロー
ルRの円筒精度が低くても、また円筒研磨精度が低い円
筒研磨装置を用いても、被製版ロールRを全長にわたり
均一な直径となるように極めて高い円筒研磨精度が短時
間に得られる研磨方法であり、又、ロール両端付近にお
いてメッキ電流が集中してメッキ厚が大きくなることを
考慮してロール径を小さくする研磨方法(特開平11-090
796号、特開平11-090797号)である。具体的には、特開
平11-090797号に示すように、被製版ロールRの一端か
ら他端まで一定ピッチ毎に計測した各区間の計測直径値
の最小位について、研磨砥石を被製版ロールRに密着し
研磨圧力を一定に保って一方向へ移動するときの一回研
磨寸法の四倍となるように近似する値に補正した各区間
の研磨前直径値とし、研磨砥石を被製版ロールRに密着
し研磨圧力を一定に保って往復移動を繰り返しつつ研磨
することにより、研磨前最小直径値よりも大きな研磨代
部分がなくなるまで被製版ロールRを均一な直径値とな
るように研磨する円筒体研磨方法であって、研磨前最小
直径値よりも大きな研磨代部分の区間を研磨前直径値に
比例した回数だけ研磨移動し、その際直径値が等しい研
磨代部分が連続して存在する区間を往復研磨し、研磨代
部分が離れている区間へ移動するときは研磨砥石と被製
版ロールRの密着を離さないで研磨圧力を実質的に零に
して移動する。
【0027】落版研磨は、処理コース識別番号5,6の
直版タイプのリサイクルロールを対象として補正研磨の
次に行う研磨であり、粗仕上げ研磨砥石14a、14bで
被製版ロールRを挟んでロールの一端から他端まで一往
復又は二往復してセルを削り取る研磨である。落版研磨
後も補正研磨によるロール径の均一化研磨による均一化
の影響、及びロール両端付近においてメッキ厚が大きく
なることを考慮してロール径を小さくした影響を残すこ
とができる。アルミのリサイクルロールの落版研磨にお
いては、アルミ地金が絶対に露出しないように研磨を行
う。
【0028】表面粗さ微小化研磨は、被製版ロールRを
所定の番手の研磨砥石で研磨するにもかかわらず、より
大きい番手の研磨砥石で研磨するときの表面粗さに相当
する表面粗さが得られる、研磨方法であり、具体的に
は、砥石の回転軸の延長線と被製版ロールRの回転軸線
の両方を平面方向より見たときの交差角が非直角であ
り、かつ、被製版ロールRに対する砥石の端面の研磨時
接触線が、砥石の端面の半径線乃至中心孔を外れない限
度の前記半径線との平行線の範囲内にあるようにして、
被製版ロールRを両端支持して回転し、円筒形の砥石を
回転し砥石の円環状端面を被製版ロールRに線接触して
研磨圧力を一定に保って被製版ロールRの一端から他端
まで移動して均一に円筒研磨する方法であり、適宜の番
手の砥石による研磨について、砥石と被製版ロールRを
回転方向を異ならせて接触させ円筒体の一端から他端ま
で移動する通常の円筒研磨を一回又は複数回行い、最後
に、回転方向を同一方向にして接触させ、かつ、研磨時
接触線の適宜の一点で速度を略一致させて被製版ロール
Rの一端から他端まで移動する微小な円筒研磨を一回又
は複数回行い、次以降、より大きい番手の砥石に交換し
て行う微小な円筒研磨についても、砥石と被製版ロール
Rを回転方向を同一方向にして接触させ、かつ、研磨時
接触線の適宜の一点で速度を略一致させて被製版ロール
Rの一端から他端まで移動する微小な円筒研磨を一回又
は複数回行う(特開平2000-233348号)。
【0029】砥石研磨により被製版ロールRを鏡面仕上
げまで持っていくには、被製版ロールRに回転駆動され
る粗研磨砥石の端面を押圧し潤滑液をかけつつ移動して
全長が均一径となるように研磨し、次いで、被製版ロー
ルRを逆回転して粗研磨砥石により被製版ロールRに付
いたピッチ縞を除去する研磨を行い、次いで、被製版ロ
ールRに回転駆動されるPVA砥石で押圧しかつ潤滑液
をかけつつ移動して仕上げ研磨を行い、次いで、被製版
ロールRを仕上げ研磨時の回転数よりも大きな回転数で
回転しフリー回転自在とした前記PVA砥石を前記研磨
圧力の数倍の一定圧で押圧しかつ潤滑液をかけて被製版
ロールRを回転しPVA砥石を移動することにより、円
筒体とPVA砥石の線接触箇所に微小な相対速度を生じ
させて円筒体を鏡面研磨することにより達成できる(特
開平11-114800号)。
【0030】製版室C1の産業ロボット7のハンドリン
グエリアでは、一の装置が稼働中の時は、その一の装置
に処理される工程まで進んだ被製版ロールRは、ロール
ストック用パレット15にストックされる。
【0031】製版室C2のスタッカクレーン8のロール
搬送エリアに、製版室C1の側から順に、ロール授受装
置16、電解脱脂・酸洗い装置17、バラード処理装置
18、アルミ用浸漬脱脂装置19、苛性ソーダ液による
エッチング装置20、脱スマット装置21、アノダール
処理装置22、脱クロム装置23と、ピロリン酸銅メッ
キ装置24と、ニッケルメッキ装置25と、硫酸銅メッ
キ装置26と、クロムメッキ装置27と、ロール脱着回
転装置9をストックするストック装置29を一列に備え
ている。この配列は便宜的なものであり、必死的な決ま
りではない。
【0032】ロール授受装置16は、平行する二軸の各
軸にテフロン(登録商標)樹脂よりなる截頭円錐形を小
径端を対向させて被嵌してなるロール載置ラックを昇降
自在に備えていて、産業ロボット7により両端面を挟持
される被製版ロールRを受承し、製版室C2のスタッカ
クレーン8により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回
転装置9の両端の端面板を安定して受承して該ロール脱
着回転装置9の一対のチャックコーンの間に被製版ロー
ルRを同心となるように上昇させることができ、もって
ロール脱着回転装置9がチャックできるようにする受け
取り台である。被製版ロールRがロール脱着回転装置9
により把持されている間、被製版ロールRに備えるICタ
グに対してアンテナを近接してデータ送受信を行えるス
ペース的な環境が存在しない。そこで、ロール脱着回転
装置9に備えるICタグ及びロール授受装置16に備える
データ移し装置が、被製版ロールRが製版室C2に存在
する間、被製版ロールRに備えられたICタグの代役を果
たす。産業ロボット7により搬送される被製版ロールR
がロール授受装置16に載置され産業ロボット7が離隔
した際には、ロール授受装置16に備えるデータ移し装
置に付設したアンテナが被製版ロールRに備えられたIC
タグに近接移動して該ICタグに記憶されているロール識
別番号と処理コース識別番号を読み取り、次いで、スタ
ッカクレーン8により吊り上げられて搬送され被製版ロ
ールRの上に位置されるロール脱着回転装置9がロール
授受装置16に載置される被製版ロールRを両端チャッ
クした時点で、ロール授受装置16に備えるデータ移し
装置に付設したアンテナがロール脱着回転装置9に備え
られたICタグに近接移動して該ICタグを初期化した後に
ロール識別番号と処理コース識別番号を書き込むように
なっている。そして、スタッカクレーン8は、メインコ
ンピュータDとの間でデータ送信するアンテナを備えて
いて、該アンテナを介して、該スタッカクレーン8が吊
り上げるロール脱着回転装置9に備えるICタグとメイン
コンピュータDとの間でデータの読み書きを行うことが
できるようになっていて、該スタッカクレーン8は、吊
り上げるロール脱着回転装置9に備えるICタグに記憶さ
れているロール識別番号と処理コース識別番号と処理済
の工程番号とを読み取って次に搬送する処理装置へ搬送
するようになっている。又、スタッカクレーン8が被製
版ロールRをチャックしたロール脱着回転装置9を吊り
上げてロール授受装置16に載置した際には、ロール授
受装置16に備えるデータ移し装置に付設したアンテナ
がロール脱着回転装置9に備えられたICタグに近接移動
して、該データ移し装置が該ICタグに記憶されているロ
ール識別番号と処理コース識別番号と処理済の工程番号
を読み取った後に該ICタグを初期化し、その後に、ロー
ル脱着回転装置9が被製版ロールRのチャックを解除し
次いでスタッカクレーン8がロール脱着回転装置9を吊
り上げて離隔し、その後に、ロール授受装置16に備え
るデータ移し装置に付設したアンテナが被製版ロールR
に備えたICタグを初期化し、その後に、前記ロール脱着
回転装置9に備えられたICタグから読み取ったロール識
別番号と処理コース識別番号と処理済の工程番号を書き
込むようになっている。こうして、異なるハンドリング
装置が設備された製版室C1と製版室C2の間を被製版ロ
ールRが搬送されても、ロール識別番号と処理コース識
別番号と処理済の工程番号が正しく受け継がれる。スタ
ッカクレーン8は、メインコンピュータDとの間でデー
タ送信するアンテナを備えていて、該アンテナにより、
ロール脱着回転装置9が被製版ロールRを把持している
とき、該ロール脱着回転装置9に付設したICタグとの間
でデータを読み書きできるようになっていて、ICタグに
記憶されているロール識別番号と処理コース識別番号を
読み取ってメインコンピュータDにデータを送信する。
メインコンピュータDは、装置16〜29の中、一のロ
ール処理装置から処理を終えた信号を入力するとスタッ
カクレーン8を該一のロール処理装置の所へ移動させ、
該一のロール処理装置とスタッカクレーン8に制御信号
を送信してスタッカクレーン8にロール脱着回転装置9
を受け取らせる。メインコンピュータDは、スタッカク
レーン8がロール脱着回転装置9を受け取る際に、スタ
ッカクレーン8に付設したアンテナをロール脱着回転装
置9に付設したICタグに近接させて該ICタグからロール
識別番号と処理コース識別番号を読み取り、又、該一の
ロール処理装置に対応する処理済の処理番号をコンピュ
ータ自身に記憶し、そして、ICタグから読み取った処理
コース識別番号と前記記憶した処理済の処理番号とから
次工程の処理が何であるかを判別し、ロール脱着回転装
置9を次の一のロール処理装置へ受け渡すようにスタッ
カクレーン8を制御することにより処理を進行するよう
に構成されている。もって、スタッカクレーン8は、ロ
ール脱着回転装置9を次に受け渡すべき処理装置の所へ
搬送していきロール脱着回転装置9を引き渡すようにな
っている。又、一の処理装置での処理を終えたときは、
該一の処理装置から処理終了を知らせる信号がメインコ
ンピュータDに送信される。これによって、メインコン
ピュータDは、スタッカクレーン8に対して、処理を終
えた処理装置へロール脱着回転装置9を引き取りに行く
ように指示するようになっている。なお、製版室C1の
産業ロボット7と、製版室C2のスタッカクレーン8
(例えば特許第2539310号のスタッカクレーン)に吊り
上げられて搬送されるロール脱着回転装置9とは、隔壁
に設けた開口を通して被製版ロールRを直接授受できる
ように構成されていても良い。
【0033】電解脱脂・酸洗い装置17は、バラードメ
ッキを引き裂き除去したバラードメッキタイプのリサイ
クルロールについて最初に適用する処理装置であり、ス
タッカクレーン8により吊り上げ搬送されてくるロール
脱着回転装置9の両端の端面板を安定して受承して該ロ
ール脱着回転装置9のチャックコーンを回転させること
ができて該ロール脱着回転装置9により両端チャックさ
れた被製版ロールRを上昇停止するタンク内に貯留され
たアルカリ液に浸漬して脱脂し次いでタンクを下降した
後に被製版ロールRの下側に皿を張り出して処理液を受
けるようにして酸性液のシャワーにより酸洗いし次いで
水シャワーにより水洗する。
【0034】バラード処理装置18は、バラードメッキ
タイプのリサイクルロールについて電解脱脂・酸洗いし
た後に、及びバラードメッキタイプのアルミ新ロールに
ついて硫酸銅メッキし砥石円筒研磨した後に適用する処
理装置であり、スタッカクレーン8により吊り上げ搬送
されてくるロール脱着回転装置9の両端の端面板を安定
して受承して該ロール脱着回転装置9のチャックコーン
を回転させることができて該ロール脱着回転装置9によ
り両端チャックされた被製版ロールRに対して写真定着
廃液を撒布する。なお、バラード処理は、独立した装置
を備えないで、電解脱脂・酸洗い装置17の被製版ロー
ルRの下側に張り出す皿を利用して処理しても良い。
【0035】アルミ用浸漬脱脂装置19は、アルミロー
ル製作室Bにおいて製作されるアルミ新ロールについて
ロール計測装置10で計測を済ませた後に最初に適用す
る処理装置であり、スタッカクレーン8により吊り上げ
搬送されてくるロール脱着回転装置9で両端チャックさ
れる被製版ロールRの両端の端面板を安定して受承して
該ロール脱着回転装置9のチャックコーンを回転させる
ことができて、被製版ロールRを上昇停止するタンク内
に貯留されたアルミニウム用脱脂液に浸漬して脱脂し次
いでタンクを下降した後に被製版ロールRの下側に皿を
張り出して処理液を受けるようにして水シャワーにより
水洗する。
【0036】苛性ソーダ液によるエッチング装置20
は、アルミ用浸漬脱脂装置19で処理を終えたアルミ新
ロールについて次に適用する処理装置であり、スタッカ
クレーン8により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回
転装置9で両端チャックされる被製版ロールR、の両端
の端面板を安定して受承して該ロール脱着回転装置9の
チャックコーンを回転させることができて、被製版ロー
ルRを上昇停止するタンク内に貯留された苛性ソーダ液
に浸漬して前記のアルミ用浸漬脱脂処理によって表面に
付着した異物の皮膜(酸化皮膜)を除去する処理であ
り、次いでタンクを下降した後に被製版ロールRの下側
に皿を張り出して処理液を受けるようにして水シャワー
により水洗する。
【0037】脱スマット装置21は、苛性ソーダ液によ
るエッチング処理を終えたアルミ新ロールについて次に
適用する処理装置であり、スタッカクレーン8により吊
り上げ搬送されてくるロール脱着回転装置9で両端チャ
ックされる被製版ロールRの両端の端面板を安定して受
承して該ロール脱着回転装置9のチャックコーンを回転
させることができて、被製版ロールRを上昇停止するタ
ンク内に貯留されたスマット除去液(硝酸溶液)に浸漬
して前記のエッチング処理によって表面に付着したスマ
ット(非水溶性のシリカ系黒色皮膜)を除去する処理で
あり、次いでタンクを下降した後に被製版ロールRの下
側に皿を張り出して処理液を受けるようにして水シャワ
ーにより水洗する。
【0038】アノダール処理装置22は、脱スマット処
理を終えたアルミ新ロールについて次に適用する処理装
置であり、スタッカクレーン8により吊り上げ搬送され
てくるロール脱着回転装置9で両端チャックされる被製
版ロールRの両端の端面板を安定して受承して該ロール
脱着回転装置9のチャックコーンを回転させることがで
きて、被製版ロールRを上昇停止するタンク内に貯留さ
れた燐酸液に浸漬し陽極電解してロール表面に酸化アル
ミの皮膜を形成する処理であり、次いでタンクを下降し
た後に被製版ロールRの下側に皿を張り出して処理液を
受けるようにして水シャワーにより水洗する。
【0039】脱クロム装置23は、直版タイプのリサイ
クルロールについて最初に適用する処理装置であり、ス
タッカクレーン8により吊り上げ搬送されてくるロール
脱着回転装置9で両端チャックされる被製版ロールR、
の両端の端面板を安定して受承して該ロール脱着回転装
置9のチャックコーンを回転させ、被製版ロールRを上
昇停止するタンク内に貯留された硫酸溶液に浸漬してク
ロムメッキを溶解除去する処理であり、次いで、タンク
内で水シャワーにより水洗する。
【0040】ピロリン酸銅メッキ装置24は、アノダー
ル処理を終えたアルミ新ロールについて次に適用する処
理装置であり、スタッカクレーン8により吊り上げ搬送
されてくるロール脱着回転装置9で両端チャックされる
被製版ロールR、の両端の端面板を安定して受承して該
ロール脱着回転装置9のチャックコーンを回転させるこ
とができて、被製版ロールRを液面レベルを上昇してく
るメッキ液に浸漬するとともに、電圧を漸次に上げてい
き、ロールが完全に浸漬した状態になるときにメッキ電
圧が15Vになるようにして銅メッキを行なう。次い
で、タンク内で水シャワーにより水洗する。
【0041】ニッケルメッキ装置25は、直版タイプの
鉄製のリサイクルロールについて脱クロム処理と落版研
磨を終えた後に適用する処理装置であり、スタッカクレ
ーン8により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回転装
置9で両端チャックされる被製版ロールR、の両端の端
面板を安定して受承して該ロール脱着回転装置9のチャ
ックコーンを回転させることができて、被製版ロールR
を上昇停止するタンク内に貯留されたニッケルメッキ液
に浸漬しかつメッキ電流を流して、例えば、厚さ2〜1
0μmとなるようにニッケルメッキを付ける処理であ
り、次いでタンクを下降した後に被製版ロールRの下側
に皿を張り出して処理液を受けるようにして水シャワー
により水洗する。
【0042】硫酸銅メッキ装置26は、バラード処理、
又はニッケルメッキ処理、又はピロリン酸銅メッキ処理
を終えた後に適用する処理装置であり、スタッカクレー
ン8により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回転装置
9で両端チャックされる被製版ロールR、の両端の端面
板を安定して受承して該ロール脱着回転装置9のチャッ
クコーンを回転させかつメッキ電流を流すことができ
て、例えば、厚さ100μmとなるようにニッケルメッ
キを付ける。被製版ロールRを両端チャックしてメッキ
浴槽内に位置させた後、電気焼けが起こらない低電圧
(例えば1V〜5V)をかけて回転する。そして、メッ
キ浴槽の銅メッキ液の液面をゆっくり上げていき、被製
版ロールRに銅メッキ液の液面レベルを接触させて全周
面に銅メッキを付ける。被製版ロールRに銅メッキ液が
接触する瞬間にメッキ電流が流れるので、銅メッキの付
着が瞬間に行なわれ、光沢剤や硬質化剤に含まれる硫黄
系化合物が付着する反応速度が遅いので該硫黄系化合物
がニッケルメッキと銅メッキの境界膜を形成することは
ない。又、低電圧なので銅メッキが電気焼けしない。そ
の後、銅メッキ液の液面レベルを上昇していくととも
に、電圧を漸次に上げていき、ロールが完全に浸漬した
状態になるときにメッキ電圧が15Vになるようにし
て、銅メッキを行なう。この場合、硫黄系化合物は、銅
メッキの中に組み込まれていくが、銅メッキに剥離性を
与えることはない。次いで、タンク内で水シャワーによ
り水洗する。直版タイプのアルミ製のリサイクルロール
について脱クロム処理と落版研磨を終えた後に適用する
処理装置は、ニッケルメッキ装置25ではなく硫酸銅メ
ッキ装置26である。
【0043】クロムメッキ装置27は、スタッカクレー
ン8により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回転装置
9で両端チャックされる被製版ロールR、の両端の端面
板を安定して受承して該ロール脱着回転装置9のチャッ
クコーンを回転させかつメッキ電流を流すことができ
て、例えば、厚さ8μmとなるようにクロムメッキを付
ける処理であり、次いで、タンク内で水シャワーにより
水洗する。クロムメッキを付けることにより版面に耐刷
力を付与することができる。
【0044】ストック装置28は、スタッカクレーン8
により吊り上げ搬送されてくるロール脱着回転装置9の
両端の端面板を安定して受承できる。又、ロール脱着回
転装置9が被製版ロールRを両端チャックした状態でも
ロール脱着回転装置9を受承でき、処理装置が空いてい
なくて待機する必要がある場合の待機場所にもなる。ロ
ール脱着回転装置9は、アタッチメント交換ロボット2
9によりラック棚30a,30bに収納された予備の多数
対のチャックコーンの中から所要の一対のチャックコー
ンを被製版ロールRの長さに対応して交換できるように
なっている。ストック装置29は、十数台のロール脱着
回転装置9をストックできる。
【0045】以上のように、メインコンピュータDは、
ICタグのロール識別番号と処理コース識別番号と処理済
の工程番号を確認することができるので、十種類の処理
コースが異なる被製版ロールRに対して、メッキ・研磨
・製版工場Cにおいて産業ロボット7とスタッカクレー
ン8に対し被製版ロールRを以下のような順序の搬送を
指示することができ、又、レーザ露光潜像形成装置13
に対して図柄を付けるべき露光データを送信し、又、研
磨機14に対して既述した研磨処理の内容を指示するこ
とができる。図1、図2、図3に示すように、処理コー
ス識別番号1のときは、ロール計測装置10―ロール授
受装置16―アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装
置20―脱スマット装置21―アノダール処理装置22
―ピロリン酸銅メッキ装置24―硫酸銅メッキ装置26
―ロール授受装置16―研磨機14―ロール授受装置1
6―ロール搬出装置11の順で搬送する。処理コース識
別番号2のときは、ロール計測装置10―ロール授受装
置16―アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装置2
0―脱スマット装置21―アノダール処理装置22―ピ
ロリン酸銅メッキ装置24―硫酸銅メッキ装置26―ロ
ール授受装置16―研磨機14―ロール授受装置16―
バラード処理装置18―硫酸銅メッキ装置26―ロール
授受装置16―研磨機14―ロール授受装置16―ロー
ル搬出装置11の順で搬送する。処理コース識別番号3
のときは、ロール計測装置10―ロール授受装置16―
アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装置20―脱ス
マット装置21―アノダール処理装置22―ピロリン酸
銅メッキ装置24―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受
装置16―研磨機14―電子彫刻装置12―ロール授受
装置16―クロムメッキ装置27―ロール授受装置16
―ロール搬出装置11の順で搬送する。処理コース識別
番号4のときは、ロール計測装置10―ロール授受装置
16―アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装置20
―脱スマット装置21―アノダール処理装置22―ピロ
リン酸銅メッキ装置24―硫酸銅メッキ装置26―ロー
ル授受装置16―研磨機14―ロール授受装置16―バ
ラード処理装置18―硫酸銅メッキ装置26―ロール授
受装置16―研磨機14―電子彫刻装置12―ロール授
受装置16―クロムメッキ装置27―ロール授受装置1
6―ロール搬出装置11の順で搬送する。処理コース識
別番号5のときは、ロール計測装置10―ロール授受装
置16―脱クロム装置23―ロール授受装置16―研磨
機14―ロール授受装置16―ニッケルメッキ装置25
―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16―研磨機
14―ロール授受装置16―ロール搬出装置11の順で
搬送する。処理コース識別番号6のときは、ロール計測
装置10―ロール授受装置16―脱クロム装置23―ロ
ール授受装置16―研磨機14―ロール授受装置16―
硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16―研磨機1
4―ロール授受装置16―ロール搬出装置11の順で搬
送する。処理コース識別番号7のときは、ロール計測装
置10―ロール授受装置16―電解脱脂・酸洗い装置1
7―バラード処理装置18―硫酸銅メッキ装置26―ロ
ール授受装置16―研磨機14―電子彫刻装置12―ロ
ール授受装置16―装置27―ロール授受装置16―ロ
ール搬出装置11の順で搬送する。処理コース識別番号
8のときは、ロール計測装置10―ロール授受装置16
―脱クロム装置23―ロール授受装置16―研磨機14
―ロール授受装置16―ニッケルメッキ装置25―硫酸
銅メッキ装置26―ロール授受装置16―研磨機14―
電子彫刻装置12―ロール授受装置16―クロムメッキ
装置27―ロール授受装置16―ロール搬出装置11の
順で搬送する。処理コース識別番号9のときは、ロール
計測装置10―ロール授受装置16―脱クロム装置23
―ロール授受装置16―研磨機14―ロール授受装置1
6―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16―研磨
機14―電子彫刻装置12―ロール授受装置16―クロ
ムメッキ装置27―ロール授受装置16―ロール搬出装
置11の順で搬送する。処理コース識別番号10のとき
は、ロール計測装置10―ロール授受装置16―電解脱
脂・酸洗い装置17―バラード処理装置18―硫酸銅メ
ッキ装置26―ロール授受装置16―研磨機14―電子
彫刻装置12―ロール授受装置16―クロムメッキ装置
27―ロール授受装置16―ロール搬出装置11の順で
搬送する。以上により、十種類の処理コースが異なるグ
ラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製
版をマルチに行うことができる。
【0046】ロール搬出装置11により搬出される処理
工程を完了したロールは傷がつかないように養生されて
ストックヤードに一時保管され出荷される。
【0047】続いて、本願発明の第二の実施の形態に係
る,グラビア印刷用被製版ロールのハンドリング処理方
法を図4、図5を参照して説明する。第二の実施の形態
において、第一の発明と相違する点は、アルミ新ロール
に硫酸銅メッキを施す前の処理についてアノダール処理
とピロリン酸銅メッキ液での銅メッキに変えて、ジンケ
ート処理とニッケルメッキを採用している点である。従
って、アノダール処理装置とピロリン酸銅メッキ装置を
備えておらず、ジンケート処理装置32を備えている。
第二の実施の形態も、図3に示すように、ロールリサイ
クル注文とアルミ新ロールの製作注文のいずれである
か、バラードメッキロールと直版ロールのいずれである
か、直版タイプのロールについてアルミ製の鉄製のいず
れであるか、図柄有りか無しかの三つの要素を選択入力
すると、その注文が十種類の処理工程の中のどの処理コ
ースを選択したか、処理コース識別番号を自動的に付す
るようにプログラムされる点において相違しない。
【0048】ジンケート処理装置32は、脱スマット処
理を終えたアルミ新ロールについて次に適用する処理装
置であり、スタッカクレーン8により吊り上げ搬送され
てくるロール脱着回転装置9で両端チャックされる被製
版ロールRの両端の端面板を安定して受承して該ロール
脱着回転装置9のチャックコーンを回転させることがで
きて、被製版ロールRを上昇停止するタンク内に貯留さ
れた亜鉛酸ナトリウム液に浸漬してロール表面に亜鉛皮
膜を付着する処理であり、次いでタンクを下降した後に
被製版ロールRの下側に皿を張り出して処理液を受ける
ようにして水シャワーにより水洗する。その他の構成は
相違しないので、説明は省略する。
【0049】図3、図4、図5に示すように、処理コー
ス識別番号1のときは、ロール計測装置10―ロール授
受装置16―アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装
置20―脱スマット装置21―ジンケート処理装置32
―ニッケルメッキ装置25―硫酸銅メッキ装置26―ロ
ール授受装置16―研磨機14―ロール授受装置16―
ロール搬出装置11の順で搬送する。処理コース識別番
号2のときは、ロール計測装置10―ロール授受装置1
6―アルミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装置20―
脱スマット装置21―ジンケート処理装置32―ニッケ
ルメッキ装置25―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受
装置16―研磨機14―ロール授受装置16―バラード
処理装置18―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置
16―研磨機14―ロール授受装置16―ロール搬出装
置11の順で搬送する。処理コース識別番号3のとき
は、ロール計測装置10―ロール授受装置16―アルミ
用浸漬脱脂装置19―エッチング装置20―脱スマット
装置21―ジンケート処理装置32―ニッケルメッキ装
置25―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16―
研磨機14―電子彫刻装置12―ロール授受装置16―
クロムメッキ装置27―ロール授受装置16―ロール搬
出装置11の順で搬送する。処理コース識別番号4のと
きは、ロール計測装置10―ロール授受装置16―アル
ミ用浸漬脱脂装置19―エッチング装置20―脱スマッ
ト装置21―ジンケート処理装置32―ニッケルメッキ
装置25―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16
―研磨機14―ロール授受装置16―バラード処理装置
18―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置16―研
磨機14―電子彫刻装置12―ロール授受装置16―ク
ロムメッキ装置27―ロール授受装置16―ロール搬出
装置11の順で搬送する。処理コース識別番号5のとき
は、ロール計測装置10―ロール授受装置16―脱クロ
ム装置23―ロール授受装置16―研磨機14―ロール
授受装置16―ニッケルメッキ装置25―硫酸銅メッキ
装置26―ロール授受装置16―研磨機14―ロール授
受装置16―ロール搬出装置11の順で搬送する。処理
コース識別番号6のときは、ロール計測装置10―ロー
ル授受装置16―脱クロム装置23―ロール授受装置1
6―研磨機14―ロール授受装置16―硫酸銅メッキ装
置26―ロール授受装置16―研磨機14―ロール授受
装置16―ロール搬出装置11の順で搬送する。処理コ
ース識別番号7のときは、ロール計測装置10―ロール
授受装置16―電解脱脂・酸洗い装置17―バラード処
理装置18―硫酸銅メッキ装置26―ロール授受装置1
6―研磨機14―電子彫刻装置12―ロール授受装置1
6―装置27―ロール授受装置16―ロール搬出装置1
1の順で搬送する。処理コース識別番号8のときは、ロ
ール計測装置10―ロール授受装置16―脱クロム装置
23―ロール授受装置16―研磨機14―ロール授受装
置16―ニッケルメッキ装置25―硫酸銅メッキ装置2
6―ロール授受装置16―研磨機14―電子彫刻装置1
2―ロール授受装置16―クロムメッキ装置27―ロー
ル授受装置16―ロール搬出装置11の順で搬送する。
処理コース識別番号9のときは、ロール計測装置10―
ロール授受装置16―脱クロム装置23―ロール授受装
置16―研磨機14―ロール授受装置16―硫酸銅メッ
キ装置26―ロール授受装置16―研磨機14―電子彫
刻装置12―ロール授受装置16―クロムメッキ装置2
7―ロール授受装置16―ロール搬出装置11の順で搬
送する。処理コース識別番号10のときは、ロール計測
装置10―ロール授受装置16―電解脱脂・酸洗い装置
17―バラード処理装置18―硫酸銅メッキ装置26―
ロール授受装置16―研磨機14―電子彫刻装置12―
ロール授受装置16―クロムメッキ装置27―ロール授
受装置16―ロール搬出装置11の順で搬送する。
【0050】上記の実施の形態では、電子彫刻装置を備
えているが、本願発明は、電子彫刻装置に代えて感光膜
をコートして露光潜像を形成し現像エッチングして製版
する一連の処理装置又は耐食性黒色膜をコートしてレー
ザアブレーションしエッチングして製版する一連の処理
装置を備えていても良い。例えば、具体的には電子彫刻
装置に代えて、産業ロボット7のハンドリングエリアに
感光膜塗布装置とレーザ露光潜像形成装置を設備すると
共に、スタッカクレーンの搬送エリアに現像装置と銅腐
食装置(エッチング装置)とレジスト除去装置を設備す
ると、感光膜をコートして露光潜像を形成し現像エッチ
ングして製版する一連の処理が行える。そして、メイン
コンピュータには、例えば、硫酸銅メッキ装置―ロール
授受装置―研磨機―感光膜塗布装置―レーザ露光潜像形
成装置―ロール授受装置―現像装置―銅腐食装置―レジ
スト除去装置―クロムメッキ装置―授受装置―ロール搬
出装置の順で搬送するようにプログラムしておく。
【0051】感光膜塗布装置は、回転駆動される一対の
チャックコーンを備えていて、該チャックコーンにより
被製版ロールを両端チャックして回転し、アルコール貯
留タンクを被製版ロールRの下側に走査しアルコール貯
留タンクに付設されアルコールに浸漬して回転するアル
コール塗布ロールを被製版ロールに接触させてアルコー
ルを塗布してロール洗浄し、次いで、感光液貯留タンク
を被製版ロールの下側に走査し感光液貯留タンク貯留タ
ンクに付設され感光液に浸漬して回転する感光液塗布ロ
ールを被製版ロールに軸が上下に交差するように接触さ
せてタンクの移動方向前側がアップ回転となるようにし
て感光液を塗布するようになっている。感光液は、アル
カリ可溶性であり露光硬化により、PH9〜PH10のアルカ
リ現像液に対する耐性、塩化第二銅の水溶液(エッチン
グ液)に対する耐性を有し、さらにPH11〜PH12のアルカ
リ液(レジスト剥離液)に溶解する感光性ポリマーであ
り、2〜4μmの薄膜となるように塗布形成する。な
お、ディッピング方式の装置やスプレーコート方式の装
置でも良い。レーザ露光潜像形成装置は、ネガ型の感光
膜の場合、アルゴンイオンレーザ又は半導体レーザのレ
ーザ光を感光膜の非画線部に対応する部分に照射してそ
この被膜を露光硬化する。すなわち、画線部を未露光に
してアルカリ現像したときに画線部に対応する部分の膜
を溶解してそこに銅金属面を露出するレジストネガ画像
を形成するための潜像を露光形成する。又、ポジ型の感
光膜の場合、レーザ光を感光膜の画線部に対応する部分
に照射してそこの被膜を現像液に溶解するようにする。
現像装置は、スタッカクレーンにより吊り上げ搬送され
てくるロール脱着回転装置で両端チャックされる被製版
ロール、の両端の端面板を安定して受承して該ロール脱
着回転装置のチャックコーンを回転させることができ
て、被製版ロールを上昇停止するタンク内に貯留された
アルカリ現像液に浸漬して回転し被製版ロールに塗布さ
れた感光膜の未露光で硬化していない箇所を溶解してレ
ジスト画像を形成する処理であり、次いでタンクを下降
した後に被製版ロールの下側に皿を張り出して処理液を
受けるようにして水シャワーにより水洗する。銅腐食装
置は、スタッカクレーンにより吊り上げ搬送されてくる
ロール脱着回転装置で両端チャックされる被製版ロー
ル、の両端の端面板を安定して受承して該ロール脱着回
転装置のチャックコーンを回転させることができて、被
製版ロールを塩化第二銅溶の酸性液中に浸漬して回転し
被製版ロールのレジスト画像で覆われていない銅露出面
を腐食してセルを形成する処理であり、次いでタンク内
で水シャワーにより水洗する。レジスト除去装置は、ス
タッカクレーンにより吊り上げ搬送されてくるロール脱
着回転装置で両端チャックされる被製版ロール、の両端
の端面板を安定して受承して該ロール脱着回転装置のチ
ャックコーンを回転させることができて、被製版ロール
を上昇停止するタンク内に貯留された強アルカリ液中に
浸漬して回転し強アルカリ液でレジストを溶解し被製版
ロールから解離させる処理であり、次いでタンクを下降
した後に被製版ロールの下側に皿を張り出して処理液を
受けるようにして水シャワーにより水洗する。
【0052】
【発明の効果】本願発明のグラビア印刷用被製版ロール
のハンドリング処理方法は、メインコンピュータには、
各被製版ロールに関して、少なくとも顧客識別番号、ロ
ール識別番号、処理コース識別番号、処理済の処理番
号、ロール長さ、ロール外径をデータ入力し、被製版ロ
ールにはICタグを付設して処理コース識別番号を記憶
し、メインコンピュータは、一のロール処理装置から処
理を終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロー
ル処理装置の所へ移動させ、該一のロール処理装置と産
業ロボットに制御信号を送信して産業ロボットに被製版
ロールを受け取らせ、その際に被製版ロールに付設した
ICタグにアンテナを近接してICタグから処理コース識別
番号を読み取りかつ該一のロール処理装置に対応する処
理済の処理番号をコンピュータ自身に記憶し、さらにIC
タグから読み取った処理コース識別番号と前記記憶した
処理済の処理番号とから次工程の処理が何であるかを判
別し、被製版ロールを次の一のロール処理装置へ受け渡
すように産業ロボットを制御することにより処理を進行
するように構成されているので、(1)アルミ新ロールを
製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマッ
ト処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッ
キを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りと
する直版タイプのロール処理と、(2)アルミ新ロールを
製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマッ
ト処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッ
キを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版
して仕上りとする直版タイプのロール処理と、(3)アル
ミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチン
グし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッ
キ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研
磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロール
処理と、(4)アルミ新ロールを製作してロール計測し浸
漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理
しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを
施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール
処理と、(5)直版タイプの鉄製のリサイクルロールをロ
ール計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキを施し
てから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとす
るリサイクル処理と、(6)直版タイプのアルミ製のリサ
イクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版し硫酸
銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイク
ル処理と、(7)バラードメッキタイプのリサイクルロー
ルをロール計測し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理
し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするロ
ール処理と、(8)直版タイプの鉄製のリサイクルロール
をロール計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキを
施してから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製
版して仕上りとするロール処理と、(9)直版タイプのア
ルミ製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理
し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版
して仕上りとするロール処理と、(10)バラードメッキタ
イプのリサイクルロールをロール計測し電解脱脂し酸洗
い中和しバラード処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を
行って図柄を製版して仕上りとするロール処理、のいず
れのロール処理であっても工場内に置ける産業ロボット
のハンドリングを間違いなく交通整理してハンドリング
できて、フレキシブルな自動製版に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のグラビア印刷用被製版ロールのハン
ドリング処理方法の第一の実施の形態を示す全体システ
ムの概略平面図。
【図2】図1の全体システムのフローチャート。
【図3】本願発明のグラビア印刷用被製版ロールのハン
ドリング処理方法の第一の実施の形態、及び第二の実施
の形態にかかる、十種類の処理コースが異なるグラビア
印刷用被製版ロールの注文内容の一覧表。
【図4】本願発明のグラビア印刷用被製版ロールのハン
ドリング処理方法の第二の実施の形態を示す全体システ
ムの概略平面図。
【図5】図4の全体システムのフローチャート。
【符号の説明】
A・・・立体倉庫装置、B・・・アルミロール製作室、
C・・・メッキ・研磨・製版工場、D・・・メインコン
ピュータ、1a・・・材料格納口、1b・・・アルミロー
ル用基材受け渡し・残材受け取り口、1c・・・リサイ
クルロール引き渡し口、1d・・・ピックアップ搬送装
置、2・・・倉庫管理用コンピュータ、1e・・・ラツ
ク、a・・・アルミニウム素管、b・・・アルミニウム
円筒体、3・・・走行形ハンドリング装置、4・・・ス
クラップ貯留箱、5a,5b・・・搬入コンベア、5c,5d
・・・突っ切り装置、5e,5f・・・受け渡しコンベ
ア、5g,5h・・・第一及び第二のハンドリングロボッ
ト、5i,5j,5k,5l・・・マシニングセンタ、5m・・
・溶接ロボット、5n・・・フランジ組み付け装置、6
・・・無人走行台車、C1,C2・・・製版室、7・・・
産業ロボット、7a・・・ロボットアーム、7b・・・ロ
ボットハンド、8・・・スタッカクレーン、R・・・被
製版ロール、9・・・ロール脱着回転装置10・・・ロ
ール計測装置、11・・・ロール搬出装置、12・・・
電子彫刻装置、13・・・ロールデータ採取用コンピュ
ータ、14・・・研磨機、14a,14b・・・粗仕上げ
研磨砥石、14c・・・中仕上げ研磨砥石、14d・・・
精密研磨砥石、15・・・ロールストック用パレット、
16・・・ロール授受装置、17・・・電解脱脂・酸洗
い装置、18・・・バラード処理装置、19・・・アル
ミ用浸漬脱脂装置、20・・・苛性ソーダ液によるエッ
チング装置、21・・・脱スマット装置、22・・・ア
ノダール処理装置、23・・・脱クロム装置、24・・
・ピロリン酸銅メッキ装置、25・・・ニッケルメッキ
装置、26・・・硫酸銅メッキ装置、27・・・クロム
メッキ装置、29・・・ストック装置、30・・・アタ
ッチメント交換ロボット、31a,31b・・・ラック
棚、32・・・ジンケート処理装置、
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月5日(2001.1.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 グラビア印刷用被製版ロールのハンド
リング処理方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25D 21/12 C25D 21/12 E // G03F 7/00 505 G03F 7/00 505 7/40 521 7/40 521

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被製版ロールの両端面の被チャック孔を
    避けて該両端面を挟持する機能を有していて、一対のチ
    ャックコーンにより被製版ロールの両端面の被チャック
    孔を挟持するロール処理装置との間で被製版ロールの受
    渡しを行なう走行型の産業ロボットを備えているととも
    に、ロール処理装置としてメッキ前の前処理装置と、メ
    ッキ装置、研磨装置、電子彫刻装置又は感光膜をコート
    して露光潜像を形成し現像エッチングして製版する一連
    の処理装置又は耐食性黒色膜をコートしてレーザアブレ
    ーションしエッチングして製版する一連の処理装置を備
    えているメッキ・研磨・製版工場と、前記工場の各処理
    装置を統括制御するメインコンピュータを備えてなるグ
    ラビア印刷用製版ラインシステムにおいて、 メインコンピュータには、各被製版ロールに関して、少
    なくとも顧客識別番号、ロール識別番号、処理コース識
    別番号、処理済の処理番号、ロール長さ、ロール外径を
    データ入力し、被製版ロールにはICタグを付設して処理
    コース識別番号を記憶し、 メインコンピュータは、一のロール処理装置から処理を
    終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロール処
    理装置の所へ移動させ、該一のロール処理装置と産業ロ
    ボットに制御信号を送信して産業ロボットに被製版ロー
    ルを受け取らせ、その際に被製版ロールに付設したICタ
    グにアンテナを近接してICタグから処理コース識別番号
    を読み取りかつ該一のロール処理装置に対応する処理済
    の処理番号をコンピュータ自身に記憶し、さらにICタグ
    から読み取った処理コース識別番号と前記記憶した処理
    済の処理番号とから次工程の処理が何であるかを判別
    し、被製版ロールを次の一のロール処理装置へ受け渡す
    ように産業ロボットを制御することにより処理を進行す
    るように構成されていることを特徴とするグラビア印刷
    用被製版ロールのハンドリング処理方法。
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