JP2003066605A - フレキソ印刷用感光性樹脂組成物 - Google Patents

フレキソ印刷用感光性樹脂組成物

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JP2003066605A
JP2003066605A JP2001253117A JP2001253117A JP2003066605A JP 2003066605 A JP2003066605 A JP 2003066605A JP 2001253117 A JP2001253117 A JP 2001253117A JP 2001253117 A JP2001253117 A JP 2001253117A JP 2003066605 A JP2003066605 A JP 2003066605A
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resin composition
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acid
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JP2001253117A
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Yoshifumi Araki
祥文 荒木
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液処分コストを低減すると同時に、現像処
理後の長時間の乾燥工程を不要にでき、より低温で高圧
噴射現像が可能で、露光前の感光性樹脂版が積層体の場
合の寸法維持性が優れ、耐水性が高い感光性樹脂組成物
を提供する。 【解決手段】 感光性樹脂の非露光部を、高圧で水性現
像液を噴射して除去する現像工程(以下、高圧噴射現
像)を包含する製版方法に用いる感光性樹脂組成物が、
少なくとも(A)親水性基を有する単量体成分1〜30
wt%を含む親水性共重合体、(B)熱可塑性エラスト
マー、(C)光重合性不飽和単量体、及び(D)光重合
開始剤を含有することを特徴とするフレキソ印刷用感光
性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性液の高圧噴射
現像に適したフレキソ印刷用感光性樹脂組成物とそれを
用いたフレキソ印刷版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷に代表される凸版印刷用の
版材としてシート状の感光性樹脂版が使用されており、
この感光性樹脂版の1つであるAFP(商標名、旭化成
製)は代表的な商品である。このシート状感光性樹脂版
構成体として特開2000−155418号公報には、
125μm厚みの透明なポリエステルフィルムなどを支
持体とし、その上に熱可塑性エラストマー、少なくとも
一つのエチレン性不飽和化合物、及び紫外線に感応する
少なくとも一つの開始剤を含む感光性エラストマー組成
物からなる感光性樹脂を3mm厚み程度に被覆し、この
感光性樹脂の表層にネガフィルムとの接触をなめらかに
する目的で、スリップ層または保護層と呼ばれる薄い可
とう性フィルム層が設けられていることが記載されてい
る。また、特開平11−153865号公報のように、
ネガフィルムを用いる必要がない目的で、感光性樹脂の
表層に赤外線レーザ ーでアブレージョン可能な薄層を
設けることが記載されている。
【0003】このようなシートは通常、積層され出荷さ
れるので、荷重下でも寸法維持性(厚み変化が小さい)
が必要で、環境温度で感光性樹脂が塑性変形がし難い
(小さい)ように設計されている。このようなシート状
感光性樹脂版構成体からフレキソ印刷版を製版するに
は、まずフィルム支持体を通して全面に紫外線露光(バ
ック露光と呼ぶ)を施して均一な光硬化層を設け、感光
性樹脂層側から紫外光を選択的に透過するネガフィルム
などの透明画像担体を介して、あるいはデジタル情報と
なった画像を赤外線レーザ ーでアブレージョンして紫
外線の透過部を形成した薄層を介して、紫外線露光(レ
リーフ露光と呼ぶ)を施し、露光された感光性樹脂が光
硬化して画像を形成し、次に未露光部分の感光性樹脂を
3−メトキシブチルアセテート、或いはパークロロエチ
レン(1,1,1-トリクロロエチレン)単独またはn-ブタノー
ルのようなアルコールとの組み合わせ、或いは代替溶剤
であるソルビット(商標名、マクダミッド製)のような
溶剤現像液、あるいは水系現像液で洗浄除去することに
よりレリーフ画像が形成される。
【0004】上記のシート状感光性樹脂版構成体のみな
らず、殆どの感光性樹脂版の製造工程では未露光感光性
樹脂の洗浄除去工程の後に、必要な後処理を施すことに
よってフレキソ印刷に供される感光性樹脂版を製造する
という方法が採られている。すなわち、現像処理後の感
光性樹脂版を長時間(30分〜12時間)にわたって乾燥
することにより、感光性樹脂版に残存する現像液を蒸発
させ、そしてその後の仕上げ処理(光化学処理や化学処
理)により感光性樹脂版の表面粘着性を低減させたり、
物性強度を印刷のストレスに耐えうるレベルまで向上さ
せて、その後の印刷に用いられる。
【0005】これらの従来技術では、感光性樹脂版を製
造するために必要とされる工程時間が長時間であるこ
と、或いは複数の処理工程を連続して行う必要があるこ
と等に加えて、洗浄除去工程において毒性の副生成廃棄
物が生成しうる。溶剤現像液による洗浄除去工程の場合
には、溶媒形態および少なくとも1個の末端エチレン基
を有する付加重合可能化合物含有形態の両方において毒
性でありうる有機溶剤廃棄物が生成される。同様に、水
性現像液による洗浄除去工程においても、毒性効果を有
しうる同様の付加重合可能化合物を含有する汚染廃水副
生成物が生成されうる。このような副生成物はそのまま
自然環境或いは直接下水への排出ができない廃棄物であ
るため、産業廃棄物処分業者にその処分を委託しなけれ
ばならない。その量は多量であり、その処分を委託する
コストも高く、経済的に問題となっている。
【0006】また、特開平5−19469号公報ではシ
ート状感光性樹脂版の現像方法として、露光工程後の感
光性樹脂版を高温に加熱して未露光樹脂を溶融状態と
し、当該溶融樹脂を不織布に吸収させ未露光樹脂の少な
くとも75%を除去する吸収除去工程を提唱している。
当方式は乾式で現像処理されるため、洗浄除去工程で生
成される有機溶剤廃棄物や汚染廃水副生成物が無くなる
代わりに未露光樹脂を含んだ大量の不織布廃棄物が発生
する。また、不織布による吸収方式であるためレリーフ
画像の深度が深い領域の未露光樹脂の除去性能が十分で
はなく、例えば深いレリーフ深度が必要とされる段ボー
ル印刷のような厚手版の現像処理としては不適である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その要望に
応えるものであり、露光工程後の感光性樹脂版に対する
現像液の循環使用により現像廃液の発生量を抑制して廃
棄処分コストを大幅に低減すると同時に、現像後の長時
間の乾燥工程が不要となり生産性が向上し、さらに深い
レリーフ深度を必要とする厚手版の製造を可能とする現
像方法(高圧噴射現像)に適した感光性樹脂組成物およ
びそれを用いたフレキソ版の製版方法を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、露光工程後のシ
ート状感光性樹脂版の未露光樹脂を、現像液に特殊な洗
浄剤成分を含有させず、ほぼ水からなる現像液単一か若
しくは気体を混入した気液二相の現像液を噴射して物理
的な力により未露光樹脂を感光性樹脂版から除去する高
圧噴射現像方法に適した感光性樹脂組成物を見出し本発
明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は下記の通りである。 1.感光性樹脂の非露光部を、高圧で水性現像液を噴射
して除去する現像工程(以下 高圧噴射現像)を包含す
る製版方法に用いる感光性樹脂組成物が、少なくとも
(A)親水性を有する単量体成分1〜30wt%を含む
親水性共重合体、(B)熱可塑性エラストマー、(C)
光重合性不飽和単量体、及び(D)光重合開始剤を含有
することを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂組成
物。 2.前記1.記載の感光性樹脂組成物を用いて、高圧噴
射現像して得られるフレキソ印刷版の製造方法。 本発明のフレキソ印刷用感光性樹脂組成物を用いること
で、廃液処分コストを低減すると同時に、現像処理後の
長時間の乾燥工程を不要にでき、より低い温度で現像が
可能で、露光前の感光性樹脂版が積層などされたときの
寸法維持性があり、耐水性が高い版が得られることを見
出した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される親水性共重合体(A)とは、親水基
として、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、ホ
ウ酸基、水酸基、およびこれらの塩のうち、少なくとも
1種を有する共重合体である。親水基を有する単量体に
は、上記の親水基を有するエチレン性不飽和単量体や、
上記の親水基を有するジオールやジカルボン酸等があげ
られる。親水性共重合体(A)の重合方法として、乳化
重合、ウレタン重合、エステル重縮合が上げられる。共
重合体(A)の合成法として、乳化重合にはエチレン性
不飽和単量体を用いる。
【0011】親水基を有するエチレン性不飽和単量体の
うち、カルボキシル基を有する単量体として、一塩基酸
単量体として、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、ビニル安息香酸、桂皮酸、およびこれらの一塩基酸
単量体のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、
等が例示できる。二塩基酸単量体としては、イタコン
酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、ムコン酸、
およびこれらの二塩基酸単量体のナトリウム塩、カリウ
ム塩、アンモニウム塩、等が例示できる。親水基を有す
るエチレン性不飽和単量体のうち、スルホン酸基を有す
る単量体として、スチレンスルホン酸、メタリルスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、およびこ
れらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、等
が例示できる。
【0012】親水基を有するエチレン性不飽和単量体の
うち、リン酸基を有する単量体として、ポリオキシアル
キレン(メタ)アクリレート、ポリオキシアルキレンビ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルエーテル等の
リン酸モノエステルまたはりん酸ジエステルおよびこれ
らのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、等が
例示できる。より具体的には、りん酸エチレン(メタ)
アクリレート、リン酸トリメチレン(メタ)アクリレー
ト、りん酸プロピレン(メタ)アクリレート、りん酸
(ビス)エチレン(メタ)アクリレート、リン酸(ビ
ス)トリメチレン(メタ)アクリレート、りん酸(ビ
ス)プロピレン(メタ)アクリレート、りん酸ジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、りん酸トリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、りん酸ポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、りん酸(ビス)ジ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、りん酸(ビ
ス)トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、り
ん酸(ビス)ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、およびこれらに対応するアリルエーテル、ビニル
エーテル等が例示できる。
【0013】親水基を有するエチレン性不飽和単量体の
うち、ホウ酸基を有する単量体として、ボルニル(メ
タ)アクリレートや2−ボルニルエチル(メタ)アクリ
レートなどが上げられる。親水基を有するエチレン性不
飽和単量体のうち、水酸基を有する単量体として、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート等が上げられる。
【0014】親水性共重合体(A)の乳化重合に用いる
親水基を有するエチレン性不飽和単量体以外の不飽和単
量体としては、共役ジエン、芳香族ビニル化合物、(メ
タ)アクリル酸エステル、シアン化ビニル化合物、(メ
タ)アクリルアミドおよびその誘導体、ビニルエステル
類、ビニルエーテル類、ハロゲン化ビニル類、アミノ基
を有する塩基性単量体、ビニルピリジン、オレフィン、
ケイ素含有α,β−エチレン性不飽和単量体、アリル化
合物等があげられる。その中で、共役ジエンとしては、
1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル
1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエ
ン、2−メチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタ
ジエン、クロロプレン、2−クロル−1,3−ブタジエ
ン、シクロペンタジエン等が例示できる。
【0015】親水性共重合体(A)に用いる、共役ジエ
ンとその他の単量体の量比は5/95から95/5の間
が好ましく、より好ましくは50/50から90/10
である。この範囲を超えるとフレキソ印刷用感光樹脂の
ゴム弾性を悪化させ易い。共重合体(A)の合成法とし
て、ウレタン重合には、ジオール、ジカルボン酸および
イソシアネート化合物を用いる。親水基を有するジオー
ルやジカルボン酸の中では、親水基としてスルホン酸あ
るいはその塩が好ましく、ジカルボン酸としては、2,
5−あるいは 3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン
酸及びそのアルカリ金属塩、2,5−あるいは3,5−
ジカルボキシメ チルベンゼンスルホン酸及びそのアル
カリ金属塩、2,5−あるいは3,5−ジカルボメトキ
シベンゼンスルホン酸及びそのアルカリ金属塩、2,5
−あるいは3,5−ジカルボメトキシメチルベンゼンス
ルホン酸及びそのアルカリ金属塩、α−スルホコハク酸
及びそのアルカリ金属塩、α−スルホコハク酸ジメチル
エステル及びその アルカリ金属塩、β−スルホアジピ
ン酸及びそのアルカリ金属塩、β−スルホアジピン酸ジ
メチルエステル及び そのアルカリ金属塩等があげられ
る。
【0016】スルホン酸基を有するジオールとしては、
上記のジカルボン酸と、炭素数2〜4のアルキレングリ
コール及び数平均分子量400未満のポリオキシアルキ
レングリコールの中から選ばれた少なくとも一種のジオ
ールとから合成されたポリエステルジオール等があげら
れる。親水性以外のジオールとしては、数平均分子量が
400〜4,000 のジヒドロキシ炭化水素が好適に
用いられる。このようなジヒドロキシ炭化水素の具体例
としては、オレフィンやジオレ フィン等を単独又は共
重合するか、又は他のモノマーと 共重合して、末端を
水酸基化したもの、あるいはこのものの二重結合を水添
したもの等が挙げられる。例えば、 ポリブタジエンジ
オール、水添ポリブタジエンジオール、ポリイソプレン
ジオール、水添ポリイソプレンジオ ール等である。
【0017】ジヒドロキシ炭化水素の数平均分子量が4
00未満では印刷版として必要な弾性や柔軟性が得られ
にくいし、4,000を超 えると反応点が少なくな
り、高分子量化しにくくなる傾向がみられる。好ましい
ジヒドロキシ炭化水素の数平均分子量は1,000〜
3,500の範囲である。また、鎖延長剤を用いること
も可能であり、鎖延長剤としては例えばジオール類(エ
チレングリ コール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコー ル、1,4−ブタンジオール、ハイドロ
キノンジエチロールエーテル等)を挙げることができ
る。
【0018】ジヒドロキシ炭化水素は、親水性共重合体
(A)100質量部に対し、50質量部以上が好まし
い。50質量部以上にすることで、印刷版のゴム弾性及
び耐フレキソインキ性が向上する。ジイソシアナート化
合物は、遊離型のものであってもよいし、マスクされた
ものであってもよい。 遊離型のジイソシアナート化合
物としては、例えば2,4−あるいは2,6−トリレン
ジイソシアナート、ジフ ェニルメタン−4,4’−ジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ナ
フチレン−1,5−ジイソシアナート、キシリレンジイ
ソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ジシクロ
ヘキシルイソシアナート、水添化キシリレンジイソシア
ナート、水添化ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシ
アナート、m−あるいはp −テトラメチルキシリレン
ジイソシアナート等が挙げられる。
【0019】上記の親水性基を有する単量体は、共重合
体(A)の全量のうち1〜30wt%が好ましい。1w
t%以上では、ほぼ水からなる現像液単一か若しくは空
気を混入した気液二相の現像液を用いた高圧噴射現像に
おいて低温での現像が可能であり、30wt%以下で
は、感光性樹脂の吸湿量が多すぎず、印刷での耐刷性が
悪化しない。親水性共重合体(A)の量は、フレキソ印
刷用感光性樹脂組成物100質量部に対し、20〜60
質量部が望ましい。20質量部以上では、ほぼ水からな
る現像液単一か若しくは空気を混入した気液二相の現像
液を用いた高圧噴射現像において低温での現像が可能で
あり、60質量部以下では、水分の吸湿性が多すぎず、
インキの膨潤性が大きくなりすぎない。
【0020】本発明で使用される(B)の熱可塑性エラ
ストマーには、常温付近でゴム弾性を示し、塑性変形し
難く、押出機等で組成物を混合するときに熱で可塑化す
るエラストマーで、例えばスチレン・ブタジエンブロッ
クコポリマー、スチレン・イソプレンブロックコポリマ
ー、スチレン・エチレン /ブチレンブロックコポリマ
ー、プロピレン・エチレン /プロピレンブロックコポ
リマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性
エラストマー、塩化ビニル系 熱可塑性エラストマー、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエ
ンゴム、クロロプレンゴム、ニ トリルゴム、ブチルゴ
ム、アクリルゴム、エピクロルヒ ドリンゴム等が使用
でき、これらを2種類以上混合して使用することもでき
る。
【0021】熱可塑性エラストマー(B)の量は、フレ
キソ印刷用感光性樹脂組成物100質量部に対して10
〜40質量部が好ましい。少なすぎると、極性のあるイ
ンキの膨潤率が増加し、物性(伸長率(伸び))が低下
する傾向がある。多すぎると水系現像性が低下する傾向
がある。本発明で使用される(C)の光重合性不飽和単
量体とは、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレ
イン酸などのエステル類、アクリルアミドやメタクリル
アミドの誘導体、アリルエステル、スチレン及びその誘
導体、N置換マレイミド化合物をあげられる。
【0022】その具体的な例としては、ヘキサンジオー
ル、ノナンジオールなどのアルカンジオールのジアクリ
レート及びジメタクリレート、あるいはエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ブ
チレングリコールのジアクリレート及びジメタクリレー
ト、あるいはトリメチロールプロパントリアクリレート
及びトリメタクリレート、ペンタエリトリットテトラア
クリレート及びテトラメタクリレート等や、N,N’−
ヘキサメチレンビスアクリルアミド及びメタクリルアミ
ド、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ジ
アクリルフタレート、トリアリルシアヌレート、フマル
酸ジエチルエステル、フマル酸ジブチルエステル、フマ
ル酸ジオクチルエステル、フマル酸ジステアリルエステ
ル、フマル酸ブチルオクチルエステル、フマル酸ジフェ
ニルエステル、フマル酸ジベンジルエステル、マレイン
酸ジブチルエステル、マレイン酸ジオクチルエステル、
フマル酸ビス(3−フェニルプロピル)エステル、フマ
ル酸ジラウリルエステル、フマル酸ジベヘニルエステ
ル、N−ラウリルマレイミド等を挙げることができる。
これらは単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0023】成分(C)の光重合性不飽和単量体は配合
量が少なすぎると、細かい点や文字の形成性を低下させ
てしまう。また、配合量が多すぎると、未硬化版の貯蔵
・輸送時の変形が大きくなるし、得られた版の硬度が高
くなって、表面凹凸のある紙質の悪い被印刷体への印刷
におけるベタ部分のインキ乗りを損なう等の弊害を生じ
るため、フレキソ印刷用感光性樹脂組成物100質量部
に対して1〜30質量部用いるのが望ましい。
【0024】本発明で使用される(D)の光重合開始剤
の例としては、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル
類等のベンゾインアルキルエーテル類、2,2−ジメト
キシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンゾフェノン、
ベンジル、ジアセチル、ジフェニルスルフィド、エオシ
ン、チオニン、アントラキノン類等を挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種類以上を組み
合わせて用いてもよい。
【0025】成分(D)の光重合開始剤は少なすぎる
と、細かい点や文字の形成性を低下させる傾向がある。
また、配合量が多すぎると、感光性樹脂組成物の紫外線
等の活性光透過率を低下させることから却って露光感度
を低下する傾向がある。したがって、成分(D)の光重
合開始剤は、フレキソ印刷用感光性樹脂組成物100質
量部に対して0.1〜10質量部用いることが望まし
い。その他、本発明の感光性樹脂組成物には前記した必
須成分の他に、所望に応じ種々の補助添加成分、例えば
可塑剤、熱重合防止剤、紫外線吸収剤、ハレーション防
止剤、光安定剤などを添加することができる。
【0026】可塑剤としては、ナフテン油、パラフィン
油等の炭化水素油、液状ポリブタジエン、液状ポリイソ
プレン、液状ポリブタジエンの変性物、液状アクリルニ
トリル−ブタジエン共重合体、液状スチレン−ブタジエ
ン共重合体、数平均分子量2,000以下のポリスチレ
ン、セバチン酸エステル、フタル酸エステルなどが挙げ
られる。本発明の感光性樹脂組成物は、印刷版としての
精度を維持するために、ポリエステルなどの支持体をレ
リーフの反対側に設けても良い。本発明の感光性樹脂組
成物は、その組成によっては粘着性を生じるので、その
上に重ねられる透明画担体(ネガフィルム)との接触性
を良くするためと、その画像担体の再利用を可能にする
ために、その表面に可とう性フィルム層を設けても良
い。
【0027】本発明の感光性樹脂組成物は、各成分を混
合することにより製造することができる。その手段とし
ては、押出機やニーダ等を用いて樹脂組成物を混合した
後に、熱プレス成型やカレンダー処理または押出成型に
より所望の厚さの層を形成することが可能である。支持
体や可とう性フィルム層は、シート成型後ロールラミネ
ートにより感光層に密着させることができる。ラミネー
ト後に加熱プレスして精度の良い感光層を得ることもで
きる。
【0028】本発明の感光性樹脂組成物を光硬化するの
に用いられる活性光線源としては、低圧水銀灯、高圧水
銀灯、紫外線蛍光灯、カーボンアーク灯、キセノンラン
プ、ジルコニウムランプ、太陽光などがある。高圧噴射
現像は、露光工程後のシート状感光性樹脂版の支持体背
面を、ドラムあるいは平板に密着させて感光性樹脂版を
保持し、水性現像液単一又はこれに気体を混入した気液
二相の水性現像液を特定の条件で高圧下、噴射させて現
像する工程からなる。
【0029】高圧噴射現像は、水性現像液を用いる。こ
こでいう、水性現像液とは、現像液の組成のうち、水の
占める割合が最大であることを示す。従来、水系現像が
可能なシート状感光性樹脂版の一般的な水系現像液とし
ては、化学的作用で樹脂を溶解することにより現像を行
うために、界面活性剤水溶液1〜5%を含有させたもの
が用いられるが、この現像方法では現像工程によって除
去された未硬化樹脂が現像液中に溶け込むため、樹脂成
分だけを現像液中から除去することが困難となる。
【0030】このような、未硬化感光性樹脂を含有する
現像液は、その樹脂溶解性が低下するばかりでなく、後
続の後露光工程による印刷版表面の粘着性除去の効果に
も好ましくない影響を及ぼす。これに対し、本発明でい
う水性現像液は、界面活性剤水溶液を全く含有しない水
道水であり、疎水性の樹脂成分は本発明の水性現像液中
に溶け込むことができず、現像工程後、使用済みの水性
現像液から未硬化樹脂成分だけを除去することが容易と
なる。
【0031】本発明においては、水性現像液を用いるこ
とによって、現像後の水性現像液に含まれる未硬化樹脂
と現像液の分離が容易となり、現像液の循環使用、ひい
ては現像液の長寿命化を図ることができる。前記、水性
現像液中の樹脂成分を分離、除去するために装置の適当
な箇所にフィルター類を設置することで、上記現像液の
寿命延長効果をさらに増大させることもできる。例え
ば、現像液を感光性樹脂版に噴射後、使用済み現像液が
収容される現像液タンクの表層にメッシュフィルター、
オイル吸着マットフィルター、不織布フィルター、紙フ
ィルター、或いはそれらを組み合わせた複合フィルター
などのフィルター類を設置する。現像液がそれらフィル
ター類を通過して、現像液タンクに戻ることによって、
現像液中の大半の未硬化樹脂がフィルターで濾過され、
水性現像液をリサイクルすることができる。
【0032】本発明の水性現像液には、該現像液を噴射
したときの未硬化樹脂の除去効率を向上させるために空
気を含ませることもできる。空気を水性現像液中に混入
する場合、空気圧力は物理的衝撃による現像効果の点で
0.1MPa以上が好ましい。本発明に用いる水性現像
液の温度は40℃以上であることが好ましい。水性現像
液を40℃以上にすることにより、粘性抵抗が低下し除
去効果が大きくなる。水性現像液が100℃を越えるよ
うな場合には、大気圧下での水性現像液の沸騰温度以上
となるため、後記する1MPa以上30MPa以下に加
圧された後の高圧水性現像液を高圧水加熱ヒーターにて
100℃を越える温度に加熱されることが好ましい。
【0033】また水性現像液は、感光性樹脂版に対して
噴射されたときの物理的衝撃による未硬化樹脂除去効果
を十分に発揮するために1MPa以上、30Mpa以下
の高圧で感光性樹脂版に噴射させることが好ましい。3
0MPa以上だと噴射された現像液の衝撃により、感光
性樹脂版表面のレリーフ形状が損傷を受け易い。特に線
幅が500μm以下である独立線や面積率が5%以下で
あるハイライト網点は欠け易くなる。
【0034】また、本発明に用いるシート状感光性樹脂
版は、高圧水性現像液による安定した未硬化樹脂除去効
果を得るために、未硬化樹脂の温度を、40〜220℃
に温度制御してもよい。赤外ヒーターを用い版表面から
加温したり、樹脂版の背面を加温したりしてもよい。ま
た、背面の支持体の温度は、熱による変形が少ないよう
に、140℃以下が好ましい。以下、参考例、実施例、
及び比較例により本発明について具体的に説明する。
【0035】(参考例1;実施例1〜3と比較例3に供
する親水性共重合体a1、a2、a3およびa4の重
合)撹拌装置と温度調節用ジャケットを取り付けた耐圧
反応容器に水125質量部、反応性乳化剤(α−スルホ
−(1−(ノニルフェノキシ)メチル−2−(2−プロ
ペニルオキシ)エトキシ−ポリ(オキシ−1,2−エタ
ンジイル)のアンモニウム塩、商品名:アデカリアソー
プSE1025(旭電化工業製))3質量部を初期仕込
みし、内温を80℃に昇温し、表1に示した単量体混合
物を表に示した割合で、t−ドデシルメルカプタン2質
量部の油性混合液と水28質量部、ペルオキソ二硫酸ナ
トリウム1.2質量部、水酸化ナトリウム0.2質量
部、乳化剤(商品名:アデカリアソープSE1025
(旭電化工業製))1質量部からなる水溶液をそれぞれ
5時間および6時間かけて一定の流速で添加した。そし
て、80℃の温度をそのまま1時間保って、重合反応を
完了した後、冷却した。
【0036】ついで、生成した共重合体ラテックスを水
酸化ナトリウムでpHを7に調整してからスチームスト
リッピング法により未反応の単量体を除去し、200メ
ッシュの金網で濾過し、最終的には固形分濃度が40w
t%になるように調整して親水性共重合体(A)溶液を
得た。乳化重合した溶液を60℃で乾燥し親水性共重合
体を得た。
【0037】
【表1】
【0038】(参考例2;実施例4に供する親水性共重
合体b1の重合)かきまぜ機、窒素導入口及び流出管を
取り付けた合成釜に、スルホイソフタル酸ナトリウムジ
メチルエステル296kg、エチレングリコール310
kg、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシジヒドロシンナミルアミド)
[IRGANOX1098:チバガイギー製]0.43
kg、酢酸亜鉛0.43kgを仕込み、窒素雰囲気中に
おいて、200℃で5時間反応させた後、減圧下で未反
応のエチレングリコールを留去して末端に水酸基を有す
る淡黄色のスルホン酸基含有ポリエステルジオールを得
た。このものの数平均分子量は水酸基価の測定より49
2であった。
【0039】かきまぜ機、窒素導入口及び流出管を取り
付けた合成釜に上記スルホン酸基含有ポリエステルジオ
ール13kg、数平均分子量2,439の両末端に水酸
基を有するポリイソプレンジオール[出光石油化学製]
120kg、オクチル化ジフェニルアミン[NOCRA
C AD:大内新興化学製]200gを仕込んだ後、ジ
メチルアセトアミド330kgと2−クロルトルエン3
30kgを加えて110℃で均一溶液とした。次に、ジ
ブチルチンジラウレート36gとスタナウスオクトエー
ト108gを添加し、更にキシリレンジイソシアナート
18.5kgを滴下しながら、110℃で3時間反応さ
せた後、ジメチルアセトアミドと2−クロルトルエンを
減圧留去して均一透明なスルホン酸基含有ポリウレタン
を得た。
【0040】(参考例3;実施例1〜3および比較例3
に供する感光性樹脂組成物の作成)参考例1で得た親水
性共重合体32質量部と、スチレンブタジエンブロック
共重合体[クレイトンD−KX405:シェル化学製]
25質量部を、加圧ニーダーを用いて140℃で10分
混合後に、 液状ポリブタジエン[B−2000:日本
石油化学製]30質量部と、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート(HMDA)5質量部と、1,6−ヘキ
サンジオールジメタクリレート5質量部(HMDMA)
と、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン(DM
PAP)2質量部および、2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール(BHT)1質量部を15分かけて少しず
つ加えて、加え終えてさらに10分間混練し、感光性樹
脂組成物を得た。
【0041】(参考例4;実施例4に供する感光性樹脂
組成物の作成)参考例2で得られたスルホン酸基含有ポ
リウレタン40質量部、スチレン・イソプレンブロック
コポリマー[カリフリックスTR1107:シェル化学
製]30質量部、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(ABSNa)2.5質量部、ポリブタジエンジアク
リレート[BAC−45:大阪有機化学製]6質量部、
脂肪族ジアクリレート[C−2000:サートマー製]
2.0質量部、ジオクチルフマレート(DOF)2.0
質量部、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン
(DMPAP)2.0質量部、マレイン化変性ポリブタ
ジエン[ME−1000−80:日本石油化学製]10
質量部、N−エチルトルエンスルホンアミド(ETS
A)5質量部、2,2−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル(BHT)0.5質量部を2軸押出機で混練して得
た。
【0042】(参考例5;比較例1と2に供する感光性
樹脂組成物の作成)スチレンブタジエンブロック共重合
体[クレイトンD−KX405:シェル化学製]を表2
に示した質量部を、加圧ニーダーを用いて140℃で1
0分混合後に、 表2の熱可塑性エラストマーを除いた
組成を15分かけて少しずつ加えて、加え終えてさらに
10分間混練し、感光性樹脂組成物を得た。
【0043】
【表2】
【0044】(参考例6;感光性樹脂版の作成)参考例
3〜5で得た感光性樹脂組成物を、熱可塑性エラストマ
ー含有の接着剤がコートされた厚さ100μのポリエス
テルフィルム(以下PETと略す)と、厚さ5μのポリ
ビニルアルコール(PVA)層がコートされた厚さ10
0μのPETの間でサンドイッチしてプレス機を用いて
130℃で厚み3mmの板状に成形した。
【0045】(参考例7;印刷版の作成)参考例6で得
た接着剤がコートされたPETの側から、紫外線露光機
(日本電子精機製JE−A2−SS)を用いて30秒間
露光した。次に、PVAがコートされた方のPETをP
VAが樹脂面に残るようにして剥ぎ、印刷画像のネガを
密着させ前記露光機で10分間露光した。露光後に、感
光性樹脂版の支持体背面をドラム外周面に密着させて保
持し、1rpm(周速度:1100mm/min)の回
転速度でドラムを回転させながら、80℃の水を高圧噴
射し現像した。高圧噴射機構としては、吐出圧力15M
Paの高圧プランジャーポンプを用い、高圧均等扇形ノ
ズルを並列に複数個配列したノズルにて15分間現像し
た。現像後に水をエアーガンで吹き飛ばし、5分ほど乾
燥機に放置した。その後、254nmに中心波長をもつ
殺菌灯を用いて版表面全体に1500mJ/cm2、続
いて紫外線蛍光灯を用いて1000mJ/cm2の後露
光処理を行い印刷版が得られた。
【0046】(参考例8;物性評価方法)参考例7で得
られた印刷版を以下に示す方法にて、その物性評価試験
を行った。 (1)現像性 参考例7で示したように水温80℃で15分間高圧噴射
現像を行ったとき、非露光部の現像深さ1mm程度で、
印刷画像のネガに対応する凹凸形状が得られたものを○
とし、非露光部が現像されにくく現像深さ0.7mm以
下のものを×とした。 (2)寸法維持(コールドフロー)性 露光前の樹脂版が積み重ねられたりしたときの荷重下の
寸法維持性を評価するため、大きさ5×5cm露光前の
樹脂版の上に720gの重りを乗せ、40℃7日後の版
厚の低下率(%)を測定した。版厚低下率(%)が6%
以下のものを○、それより大きなものを×とした。 (3)耐水性 印刷版を、水に20℃24h浸漬させた後の重量増加
(膨潤)率(%)を測定した。膨潤率は少ない方が良
く、膨潤率が大きすぎると、可塑化し耐刷性が低下した
り、被印刷体へのインキの付着量が多くなりすぎたりす
るので好ましくない。1.3%以下を○とした。
【0047】
【実施例1〜4】表3に示す組成物について、物性を評
価した。評価結果を表3に示す。
【0048】
【比較例1〜3】表3に示す組成物について、物性を評
価した。評価結果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】表3から明らかなように、感光性樹脂組成
中に親水性共重合体を含有しないと、比較例1に示すよ
うに、非露光部の変形は少ない(寸法維持性は高い)
が、80℃では高圧噴射現像が不可能となる。また、比
較例2のように80℃で高圧噴射現像は可能だが、寸法
維持性が低下することが分かる。また、親水性共重合体
中の親水性単量体が30質量部以上では、耐水性が低下
することが分かる。
【0051】
【発明の効果】高圧噴射現像を利用することで、使用済
みの現像液から固形分をフィルターで分離除去した後こ
れを現像液として再利用することが容易となり、現像廃
液の量が減少する。現像後の長時間の乾燥工程が不要と
なり生産性が向上し、さらに本発明のフレキソ印刷用感
光性樹脂組成物を用いることより、より低温で水性液の
高圧噴射現像が可能で、露光前の感光性樹脂版が積層体
の場合の寸法維持性が優れ、耐水性が高まる。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA04 AA13 AB02 AC01 AD01 BC13 CA00 CB51 CB58 CC20 FA17 2H096 AA02 BA05 EA02 GA26 4J011 PA63 PA69 PA70 PC02 QA01 QA02 QA03 QA06 QA09 QA13 QA17 QA22 RA03 RA04 RA19 SA01 SA02 SA21 SA22 SA41 SA42 SA63 SA83 UA01 VA01 WA01 4J026 AA14 AA19 AA25 AA43 AA47 AA53 AA67 AA68 AA69 AA71 AB07 AB28 AC10 AC11 AC12 AC16 AC23 AC32 BA05 BA25 BA27 BA28 BA32 BA34 BA38 BB01 DB05 DB06 DB36 GA06 GA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性樹脂の非露光部を、高圧で水性現
    像液を噴射して除去する現像工程(以下、高圧噴射現
    像)を包含する製版方法に用いる感光性樹脂組成物が、
    少なくとも (A)親水性基を有する単量体成分1〜30wt%を含
    む親水性共重合体、 (B)熱可塑性エラストマー、 (C)光重合性不飽和単量体、及び (D)光重合開始剤 を含有することを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感光性樹脂組成物を用い
    て、高圧噴射現像して得られるフレキソ印刷版の製造方
    法。
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