JP2003066356A - 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2003066356A JP2001254251A JP2001254251A JP2003066356A JP 2003066356 A JP2003066356 A JP 2003066356A JP 2001254251 A JP2001254251 A JP 2001254251A JP 2001254251 A JP2001254251 A JP 2001254251A JP 2003066356 A JP2003066356 A JP 2003066356A
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加藤  学
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Hidekazu Shimomura
秀和 下村
Keiichiro Ishihara
圭一郎 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では、型内の組み付け精度不足により
入射面に対する出射面のZ方向(副走査方向)の偏心に
より発生する走査線湾曲を微小に抑えることができる光
走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的と
する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明で
は、単レンズの2つの光学面のうち光軸上の副走査方向
屈折力が大きい光学面において、該単レンズの光軸上の
副走査方向屈折力をφp、該単レンズの最軸外の副走査
方向屈折力をφm、該単レンズの光軸上の副走査方向屈
折力が大きい光学面の光軸上の副走査方向屈折力をφp
x、該単レンズの光軸上の副走査方向屈折力が大きい光
学面の最軸外の副走査方向屈折力をφmxとした場合、 0.9φm/φp≦φmx/φpx≦1.1φm/φp を満足するように、該単レンズの光学面の形状が設定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査光学装置に関
し、特に光源手段から放射した光束を偏向素子で偏向さ
せfθ特性を持った結像素子を介して被走査面上を光走
査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真
プロセスを有するレーザービームプリンターやデジタル
複写機やマルチファンクションプリンタ等の画像形成装
置に好適な走査光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンター(L
BP)等の走査光学装置においては画像信号に応じて光
源手段から放射した光束を光変調している。そして該光
変調された光束を例えばポリゴンミラーから成る光偏向
器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する結像光学
系によって感光性の記録媒体面上にスポット状に集束さ
せ光走査して画像記録を行っている。
【0003】図18は従来の走査光学装置の概略図であ
る。同図において光源手段1から放射した発散光束はコ
リメーターレンズ2により略平行光となり、絞り3によ
って該光束を制限してシリンドリカルレンズに入射す
る。シリンドリカルレンズ4に入射した平行光束のうち
主走査面内においてはそのままの状態で射出する。また
副走査面内においては集束してポリゴンミラーから成る
光偏向器5の反射面にほぼ線像として結像する。光偏向
器5の反射面で反射偏向された光束はfθ特性を有する
走査光学素子(fθレンズ)6を介して被走査面8に導
光される。そして光偏向器5を矢印方向に回転させるこ
とによって被走査面8上を走査している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な走査光学装置
において、高精度な画像情報の記録を行なうためには、 ・被走査面全域に渡って像面湾曲が良好に補正されてい
ること ・走査角θと像高Yとの間に等速性をともなう歪曲特性
(fθ特性)を有していること ・像面上でのスポット径が各像高において均一であるこ
と 等が必要である。この様な光学特性を満足する走査光学
装置、もしくはその補正光学系(走査光学素子)は従来
より種々提案されている。
【0005】一方、レーザービームプリンターやデジタ
ル複写機の装置のコンパクト化や低下価格化に伴い走査
光学装置に対しても同様の要求がなされている。この様
な要望を満足する構成として、走査光学素子を1枚から
構成した走査光学装置が例えば特開平4−50908号
公報や特開平9−33850号公報等で提案されてい
る。
【0006】特開平4−50908号公報では、走査光
学素子の主走査方向に高次の非球面を用い収差特性を比
較的良好に補正しているが、光偏向器と被走査面間の副
走査方向の倍率が一定となっていないために、副走査方
向のスポット径が像高によって変化してしまう傾向があ
った。
【0007】一方、特開平9−33850号公報におい
ては、走査光学装置において走査光学素子のレンズ面の
うち少なくとも2つの面において、副走査方向の曲率が
結像レンズの有効部で主走査方向に沿って連続的にかつ
主走査方向の曲率と独立に変化する事によって、副走査
方向の主平面の位置を2つの面のベンディングによって
制御し、各像高における副走査倍率を一定とすることに
よりスポット径を一定にする方法が提案されている。
【0008】しかしながら上記提案においては、副走査
倍率を一定とするために少なくとも2つの面のベンディ
ングさせ、主平面の位置を倍率が一定となる様に制御し
ているため主走査と副走査の形状を完全に独立に設定し
ており、レンズの肉厚を小さく押さえるために主走査方
向のレンズ形状が比較的大きな非球面量有する場合が多
かった。
【0009】上記の様な主走査方向の非球面量の大きな
レンズでは、各レンズ面およびレンズの配置誤差により
光学的な性能の劣化が大きく発生する。光学的な性能の
劣化の中で特に副走査方向の走査線湾曲は走査線高さの
ずれや走査線の傾き等と異なり、装置本体で配置するミ
ラー等の調整により補正することができないため大きな
問題点となる。このため走査線湾曲を微小に抑える為に
は各レンズ面、及びレンズの配置を設計値通りに精度良
く配置するか、もしくはレンズに調整機構を設けて設計
上の配置になるように調整する必要が生じる。
【0010】更に4本の感光体(感光ドラム)を用いて
各々に光走査装置を配置してレーザー光により潜像を形
成し、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),Bk(ブラック)の各色の原稿の画像を各々対応
する感光体面上に形成するカラー画像形成装置の場合、
各感光体面上に形成されたY,M,C,Bkの4色の画
像を紙等の転写体上に重ね合わせるため、各感光体に対
応した走査装置の走査線に湾曲が発生していると4色間
での走査線の形状に誤差を生じ、転写体上での画像にお
いて色ずれが生じるため著しい画像性能の劣化を招くと
いう問題点がある。
【0011】図19は同公報の実施例における、走査光
学素子、および各光学面が主走査方向と垂直な方向(副
走査方向)へ偏心(50μm)したときの被走査面上に
おける走査線移動量を示す。同図より光学面の偏心時に
走査線湾曲が大きく発生し、高品位な画像を得るために
は配置精度の向上や、偏心調整を必要とすることが分か
る。
【0012】図19において、R1曲線は、fθレンズ
6の入射面のみが副走査方向へ偏心した場合の走査線湾
曲量を示し、R2曲線は、fθレンズ6の出射面のみが
偏心した場合の走査線湾曲量を示し、block曲線
は、fθレンズ6の入射面及び出射面の両面が偏心した
場合の走査線湾曲量を示している。
【0013】本発明では、第1に、モールドレンズにお
いて型内の組み付け精度不足により入射面に対する出射
面のZ方向(副走査方向)の偏心が生じた場合でも、走
査レンズの各面における副走査倍率を略一定とすること
で、同様に被走査面における副走査方向への偏心による
走査線曲がりを無くすことが可能である走査光学装置及
びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0014】第2に、本発明では、光学系の特性である
像面湾曲特性、等速走査を行なうためのfθ特性、波面
収差も良好に補正し、走査光学素子を適切な形状にする
ことにより、モールドレンズの配置誤差により発生する
走査線湾曲も微小に抑えることができる走査光学装置及
びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明では、光源と、該光源から出射
した光束を偏向走査する偏向素子と、偏向光束を被走査
面上にスポット状に結像する走査光学素子と、を具備す
る走査光学装置において、前記走査光学素子はモールデ
ィングプロセスで製造された単レンズであり、前記走査
光学素子の副走査方向結像倍率の軸上と最軸外における
差が10%以内であり、かつ、該単レンズの2つの光学
面のうち光軸上の副走査方向屈折力が大きい光学面にお
いて、該単レンズの光軸上の副走査方向屈折力をφp、
該単レンズの最軸外の副走査方向屈折力をφm、該単レ
ンズの光軸上の副走査方向屈折力が大きい光学面の光軸
上の副走査方向屈折力をφpx、該単レンズの光軸上の
副走査方向屈折力が大きい光学面の最軸外の副走査方向
屈折力をφmxとした場合、0.9φm/φp ≦ φ
mx/φpx ≦ 1.1φm/φpを満足するよう
に、該単レンズの光学面の形状が設定されていることを
特徴とする。
【0016】更に、前記単レンズの光軸上の副走査方向
屈折力が大きい光学面は出射面であることを特徴とす
る。
【0017】更に、前記走査光学素子の全系の副走査方
向のパワーをφs、前記単レンズの出射面の副走査方向
のパワーをφs2としたとき、該単レンズの出射面の副
走査方向のパワーは、0.9≦φs2/φs≦1.1を
満足していることを特徴とする。
【0018】更に、前記単レンズの出射面の副走査方向
のパワーは、0.95≦φs2/φs≦1.05を満足
していることを特徴とする。
【0019】更に、光軸上における前記偏向素子から前
記単レンズの出射面までの空気換算距離をLa0、該単
レンズの出射面から前記被走査面までの距離をLb0
し、軸外における該偏向素子から該単レンズの出射面ま
での空気換算距離をLaθ、該単レンズの出射面から該
被走査面までの距離をLbθとしたとき、該単レンズの
出射面の主走査方向の形状は、
【0020】
【外5】
【0021】を満足していることを特徴とする。
【0022】更に、前記単レンズの出射面の主走査方向
の形状は、
【外6】
【0023】を満足していることを特徴とする。
【0024】更に、前記偏向素子には、主走査方向に長
手の線像が形成された光束が入射することを特徴とす
る。
【0025】更に、前記出射面の副走査方向のパワー又
は/及び前記入射面の副走査方向のパワーが主走査方向
の形状に相関無く変化していることを特徴とする。
【0026】更に、前記出射面の副走査方向の曲率半径
が軸上から軸外に向って変化していることを特徴とす
る。
【0027】更に、前記入射面及び前記出射面がアナモ
フィック面であることを特徴とする。
【0028】更に、前記単レンズの出射面の形状が円弧
であることを特徴とする。
【0029】更に、前記単レンズの出射面の形状が非円
弧であることを特徴とする。
【0030】更に、前記単レンズの出射面の主走査方向
の形状は、前記偏向素子側に曲率中心を有する円弧形状
であることを特徴とする。
【0031】更に、前記光源は独立に変調可能な複数の
発光点を有するマルチビーム光源であることを特徴とす
る。
【0032】本発明の第2の発明として、光源と、該光
源から出射した光束を偏向走査する偏向素子と、偏向光
束を被走査面上にスポット状に結像する走査光学素子
と、を具備する走査光学装置において、前記走査光学素
子はモールディングプロセスで製造された単レンズであ
り、前記走査光学素子の副走査方向結像倍率の画像有効
域内における差が10%以内であり、かつ、該単レンズ
の2つの光学面のうち光軸上の副走査方向屈折力が大き
い光学面の副走査方向結像倍率の画像有効域内における
差が10%以内となるように、該単レンズの光学面の形
状が設定されていることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施例)図1は本発明の第
1実施例の走査光学装置の主走査方向の断面図、図2は
副走査方向の断面図である。
【0034】本実施例の単レンズは、モールドプロセス
で成形されたプラスチィックレンズである。但し、モー
ルドレンズであればガラスモールドレンズにも本発明は
適用できる。
【0035】同図において1は光源手段であり、例えば
半導体レーザーによって成り立っている。2はコリメー
ターレンズである。3は絞りであり光束(光量)を制限
している。4はシリンドリカルレンズである。
【0036】5は光偏向器でポリゴンミラーより成って
おりモーター等の駆動手段により矢印方向に回転してい
る。61はfθ特性を有する走査光学素子であり本実施
例では単レンズで構成されている。8は被走査面である
感光ドラムである。
【0037】光源手段である半導体レーザー1から出射
した発散光束はコリメーターレンズ2によって略平行光
に変換される。この光束は絞り3によって光量を制限さ
れリンドリカルレンズ4に入射する。このうち主走査方
向の光束はそのまま光偏向器であるポリゴンミラー5に
入射するが、副走査方向の光束はシリンドリカルレンズ
4によりポリゴンミラー面付近に結像される。したがっ
てポリゴンミラー5に入射する光束は主走査方向に長手
の線像となる。
【0038】このポリゴンミラー5に入射した光束はモ
−タ−によるポリゴンミラー5の矢印方向の回動によっ
て走査光学素子に向け偏向走査され、fθ特性を有する
走査光学素子61に入射される。走査光学素子61は主
走査方向と副走査方向に異なる屈折力を持ち、ポリゴン
ミラーからの偏向光束を被走査面に結像させるとともに
ポリゴンミラー面の倒れを補正している。走査光学素子
61に入射した光束は、該走査光学素子61により被走
査面8上に結像して、感光ドラム等からなる被走査面8
上を該光束で光走査する。
【0039】本発明における屈折面の面形状は以下の形
状表現式により表されている。
【0040】光軸との交点を原点とし、光軸方向をx
軸、主走査面内において光軸と直交する軸をy軸、副走
査面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、主
走査方向と対応する母線方向が、
【0041】
【外7】
【0042】(但し、Rは光軸上の母線曲率半径、K、
、B、B、B10は非球面係数) 副走査方向(光軸を含み主走査方向に対して直交する方
向)と対応する子線方向が、
【0043】
【外8】
【0044】ここでr’=r(1+D+D
+D+D+D10 10) (但し、rは光軸上の子線曲率半径、D、D、D
、D、D10は係数) なお光軸外の子線曲率半径r’は各々の位置における母
線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義されてい
る。また形状表現式における多項式は10次までの関数
で表現しているが、次数はこれ以上でも以下でも差し支
えない。
【0045】ここで本発明の走査光学素子では前記課題
を解決するために副走査方向に以下の3つの機能を持た
せている。 a)副走査像面湾曲、面倒れの補正 ポリゴン反射面近傍にある線像を被走査面近傍に再結像
させ、画像有効域内において副走査方向の像面湾曲を補
正すると共に、ポリゴンミラー面の倒れ補正を行う。 b)走査光学素子の画像有効域内における副走査倍率の
一定化 走査光学素子の副走査方向の結像倍率(以下、副走査倍
率)を画像有効域内で略一定とすることにより、被走査
面に入射する光束の副走査方向Fnoを揃え、画像有効
域内での副走査スポット径を均一にするとともにマルチ
ビーム走査光学装置においては隣接走査線の間隔を一定
とする。この画像有効域内における副走査方向の結像倍
率の差は走査光学装置としての実用上、10%以下、望
ましくは5%以下に抑えることが必要である。
【0046】また光学箱(筐体)へのレンズ組み付け誤
差、レンズ自体の製造誤差により走査光学素子全体が主
走査面と垂直な方向(以下、Z方向)へ偏心した場合、
走査光学素子の副走査倍率を略一定とすることで被走査
面上における走査線は一律シフトし偏心による走査線曲
がりを無くすことが可能となる。 c)走査光学素子の各光学面の画像有効域内における副
走査倍率の一定化 モールドレンズにおいて型内の組み付け精度不足により
入射面に対する出射面のZ方向偏心が生じた場合、走査
レンズの各光学面における副走査倍率を略一定とするこ
とで、同様に被走査面における偏心による走査線曲がり
を無くすことが可能となる。特に光軸上の副走査方向屈
折力の大きい面は偏心に対する敏感度が高いため、同光
学面の副走査倍率の一定化は必須である。
【0047】この画像有効域内における光軸上の副走査
方向屈折力の大きい光学面の副走査方向の結像倍率(副
走査倍率)の差は走査光学装置としての実用上、10%
以下、望ましくは5%以下に抑えることが必要である。
ここで光学面の副走査倍率とは該光学面に対する物体距
離と像距離との比で表される尺度であり、該光学面をZ
方向に偏心させた時の単位量当たりの被走査面上での照
射位置変化量とも対応する量である。
【0048】またこの尺度の代わりに走査光学素子の副
走査方向の屈折力比を光軸上の副走査方向屈折力が大き
い光学面(x面)において一定にすることでも同様の効
果が得られ、その場合は下記の条件式を満足させること
が必要である。
【0049】 0.9φm/φp≦φmx/φpx≦1.1φm/φp……(1) 第3の光学素子の副走査方向屈折力 光軸上:φp 最
軸外:φm 同素子x面の副走査方向屈折力 光軸上:φpx 最軸
外:φmx ここでφmは、φmxは主走査方向の屈折を考慮する必
要があり、例えば、 φmx=(ncosθ−ncosθ)/r n:物体側屈折率 n:像側屈折率 θ:物体側入射角 θ:像側入射角 で算出することが可能である。
【0050】次に本発明ではこれらを実施する具体的な
手法として、走査光学素子を単レンズから構成し、 1)走査光学素子の出射面の主走査方向の形状を画像有
効域内で副走査倍率が略一定となるよう決定すること、 2)走査光学素子の出射面に副走査方向のほぼ全ての屈
折力を配すること、 3)走査光学素子の出射面の副走査方向の曲率を主走査
方向の軸上から軸外に向け連続的に変化させること、 により上記a),b),c)3項目を満足させている。
【0051】副走査倍率が一定となるような主走査形状
とは図3で示すように、ポリゴンミラー面(偏向面)か
ら走査光学素子出射面までの空気換算距離P1又はM1
(レンズ内部は実距離/屈折率で換算)と出射面から被
走査面までの距離P2又はM2との比が画像有効域内で
略一定となるような面形状であり、偏向器側に曲率中心
を有する略円形状の光学面となる。そして同面に副走査
方向のほぼ全てのパワーを配することによって走査光学
素子の副走査倍率を画像有効域内で略一定とするととも
に、出射面における副走査倍率も略一定となる。ポリゴ
ンミラー面(偏向面)から走査光学素子の出射面までの
空気換算距離と出射面から被走査面までの距離との比の
変動量は走査光学装置として実用上10%以下、望まし
くは5%以下に押さえることが必要である。
【0052】これにより、走査光学素子61の副走査方
向のパワーを出射面61bに集中させ、且つ主走査方向
に光軸から離れるに従って子線曲率半径を連続的に変化
させる構成をとるだけで、副走査方向の像面湾曲ならび
に副走査倍率を被走査面8上の走査有効全域における均
一性(副走査倍率一定)の両方を同時に且つ良好に補正
することができる。
【0053】ここでポリゴンミラー5面上に回転中心が
無いことによる走査中の偏向面の出入りは量が小さいた
め無視して考えても差し支えない。
【0054】走査線の湾曲の敏感度を低減させるために
は、結像光学系の副走査方向のパワーが、単レンズの1
面に略集中していることが望ましい。副走査方向のパワ
ーが複数の光学素子または複数の面で分担されている場
合には、それぞれの光学素子の配置誤差により発生する
走査線湾曲が積算されるばかりか、光偏向器側に配置さ
れる光学素子により発生する走査線湾曲が被走査面側に
配置される光学素子の配置誤差により増幅する場合があ
るからである。したがって結像光学系が単レンズにより
構成され、かつ単レンズの1面に副走査方向のパワーが
略集中していることが、走査線湾曲の敏感度を低減させ
る最適な方法である。副走査方向のパワーの集中の度合
いは、単レンズの全副走査パワーに対して、走査光学装
置として実用上90%以上、望ましくは95%以上であ
ることが必要である。
【0055】図4に本実施例における設計データを示
す。
【0056】本実施例では走査光学素子61は入射面は
主走査方向が非球面形状、副走査方向が平面のシリンダ
ー面、出射面は主走査方向が円形状、副走査方向が主走
査方向とは異なる円形状でかつ主走査方向に対応して曲
率が変化する変形トーリック面により構成されている。
【0057】出射面の主走査形状は上記項目1)に従
い、画像有効域内で副走査倍率が略一定となるよう決定
されており、また副走査方向の屈折力も出射面に集中さ
せている。
【0058】また走査光学素子全体、光軸上の副走査方
向の屈折力が最も大きい出射面における副走査方向の屈
折力は、
【0059】
【表1】
【0060】となり条件式(1)を満足する。
【0061】本実施例における走査光学装置では、光軸
上におけるポリゴンミラーの偏向面5aから走査光学素
子61の出射面61bまでの空気換算距離(レンズ中は
実距離/屈折率)はLa0=63.193mm、前記走
査光学素子61の出射面61bから前記被走査面8まで
の距離はLb0=147.283mmであり、軸外にお
けるポリゴンミラーの偏向面5aから走査光学素子61
の出射面61bまでの空気換算距離はLaθ=72.8
43mm、走査光学素子61の出射面61bから前記被
走査面8までの距離はLbθ=170.742mmであ
って、
【0062】
【外9】
【0063】となり、
【外10】
【0064】なる条件を満足するように両面61a・6
1b(特に出射面61b)の主走査方向形状(母線形
状)を決定している。最軸外を走査する時の入射光線の
主光線と偏向面5aとの交点をX、Y座標の原点とし算
出している。
【0065】副走査方向のFnoの比は、 Fmin/Fmax=0.982≧0.9 となり、副走査倍率の一定の条件を満足することを示し
ている。
【0066】前記結像光学系の光路長をL、焦点距離を
fとしたとき、 1.35f≦L=1.45≦1.55f であり、出射面の主走査方向の形状を副走査倍率を一定
とするように決定し、かつ主走査方向の像面湾曲及びf
θ特性も良好に補正する、光路長と焦点距離の関係を満
足している。
【0067】前記結像光学系の全系の副走査方向のパワ
ーをφs、出射面(第2面)の副走査方向のパワーをφ
s2としたとき 0.9≦φs2/φs=1.0≦1.1 であり、副走査方向のパワーが出射面に集中しているこ
とによって、走査線湾曲の配置敏感度の低い系が実現さ
れている。
【0068】図5は本実施例における、幾何収差、走査
光学素子の副走査倍率差を示しており、いづれも良好に
補正されている。また画像有効域内における各光学面の
副走査倍率差は、 入射面:0%(平面) 出射面:1.4% となり、光軸上の副走査方向屈折力が最も大きい出射面
において画像有効域内での副走査倍率が略一定となって
いることが伺える。
【0069】図6は本実施例における走査光学素子全
体、及び各光学面をZ方向に偏心(偏心量50μm)さ
せたときの被走査面上における走査線の移動量(Z方
向)を示す図である。同図より偏心により照射位置は変
動するものの、走査線湾曲(曲がり)の発生は微量であ
ることが分かる。
【0070】図6において、R1曲線は、fθレンズ6
1の入射面のみが偏心した場合の走査線湾曲量を示し、
R2曲線は、fθレンズ61の出射面のみが偏心した場
合の走査線湾曲量を示し、block曲線は、fθレン
ズ61の入射面及び出射面の両面が偏心した場合の走査
線湾曲量を示している。
【0071】つまり、図6の結果から、光学箱(筐体)
へのレンズ組み付け誤差、レンズ自体の製造誤差により
走査レンズ全体が走査面と垂直な方向(Z方向)へ偏心
した場合でも、走査レンズの副走査倍率を略一定とする
ことで被走査面上における走査線は一律シフトし偏心に
よる走査線曲がりを無くすことが可能であることが判
る。
【0072】また、図6の結果から、特にモールドレン
ズにおいて型内の組み付け精度不足により入射面に対す
る出射面のZ方向偏心が生じた場合でも、走査レンズの
各面における副走査倍率を略一定とすることで、同様に
被走査面における副走査方向への偏心による走査線曲が
りを無くすことが可能であることが判る。
【0073】以上、本実施例では走査光学素子をシリン
ダー面、変形トーリック面からなる単レンズより構成
し、走査光学素子、及び同素子の各光学面の副走査倍率
を画像有効域内で略一定とすることにより、走査光学素
子全体、及び各光学面に配置誤差、製造誤差による偏心
が生じても走査線湾曲を生じない走査光学装置を単玉レ
ンズを使用し安価に実現することが可能となる。
【0074】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
の走査光学装置の主走査方向の断面図、図8は副走査方
向の断面図である。第2実施例において第1実施例と異
なる点は、光源にマルチビームレーザーを用いた点、さ
らに走査光学装置をカラー画像形成装置に搭載した点、
走査光学素子の入射面、出射面の形状を変更した点であ
り他は第1実施例と同様である。
【0075】同図において11は光源であるマルチビー
ムレーザーであり、独立に変調された2本の光束を同時
に出射している(図中では1本の光束のみ記載)。また
本実施例ではこの走査光学装置を図9に示すカラー画像
形成装置に搭載している。同装置は複数の走査光学装置
からの複数の光束をそれぞれ対応する像担持体上に導光
し、異なった色光の画像情報を記録するカラー画像形成
装置である。
【0076】図10に本実施例における設計データを示
す。
【0077】本実施例では走査光学素子62は入射面は
主走査方向が非球面形状、副走査方向が微小の屈折力を
有する凸面のトーリック面、出射面は主走査方向が非球
面形状、副走査方向が主走査方向とは異なる円形状でか
つ主走査方向に対応して曲率が変化する変形トーリック
面により構成されている。
【0078】出射面の主走査形状は上記項目1)に従
い、画像有効域内で副走査倍率が略一定となるよう決定
されており、また副走査方向の屈折力も入射面側に微少
量配分しているものの大半を出射面に集中させている。
入射面側の屈折力配分は走査光学素子の屈折力の1割以
下であれば実質上、本発明の効果を得られる。
【0079】図11は本実施例における、幾何収差、走
査光学素子の副走査倍率差を示しており、いづれも良好
に補正されている。また走査光学素子全体、光軸上の副
走査方向の屈折力が最も大きい出射面における副走査方
向の屈折力は、
【0080】
【表2】
【0081】となり条件式(1)を満足する。
【0082】また、本実施例においても、Lbθ/L
aθ=0.9748×Lb0/La0となり、
【外11】
【0083】を満たす。
【0084】また、前記結像光学系の全系の副走査方向
のパワーをφs、出射面(第2面)の副走査方向のパワ
ーをφs2としたとき 0.9≦φs2/φs=0.932≦1.1 である。
【0085】図12は本実施例における走査光学素子全
体、及び各光学面をZ方向に偏心(偏心量50μm)さ
せたときの被走査面上における走査線の移動量(Z方
向)を示す図である。同図より偏心により照射位置は変
動するものの、走査線湾曲(曲がり)の発生は微量であ
ることが分かる。
【0086】以上、本実施例では走査光学素子をトーリ
ック面、変形トーリック面からなる単レンズより構成
し、走査光学素子、及び同素子の各光学面の副走査倍率
を画像有効域内で略一定とすることにより、走査光学素
子全体、及び各光学面に偏心が生じても走査線湾曲を生
じない走査光学装置を単玉レンズを使用し安価に実現す
ることが可能となる。
【0087】さらに本実施例固有の効果として、画像有
効域内における走査光学素子の副走査倍率の一定化によ
り、マルチビームを用いた走査光学装置における複数光
束間の被走査面上での走査線間隔が均一化され、高精細
な画像形成が可能な走査光学装置が実現できる。
【0088】また走査光学素子の各光学面の副走査倍率
を一定化することで素子の製造誤差等により走査線湾曲
を生じない、そして走査線湾曲(曲がり)調整を必要と
しない色ずれの少ないカラー画像形成装置の実現が可能
となる。
【0089】(第3実施例)図13は本発明の第3実施
例の走査光学装置における主走査方向の断面図、図14
は副走査方向の断面図である。第3実施例において第1
実施例と異なる点は、走査光学素子の入射面と出射面の
形状を変更した点、さらに走査光学装置を画像形成装置
に搭載した点であり他は第1実施例と同様である。
【0090】図15に本実施例における設計データを示
す。
【0091】本実施例では走査光学素子63は入射面は
主走査方向が非球面形状、副走査方向が凸面のトーリッ
ク面、出射面は主走査方向が円形状、副走査方向が主走
査方向とは異なる円形状でかつ主走査方向に対応して曲
率が変化する変形トーリック面により構成されている。
【0092】また走査光学素子全体、光軸上の副走査方
向の屈折力が最も大きい出射面における副走査方向の屈
折力は、
【0093】
【表3】
【0094】となり条件式(1)を満足する。
【0095】また、本実施例においても、Lbθ/La
θ=1.0057×Lb0/La0となり、
【外12】
【0096】を満たす。
【0097】また、前記結像光学系の全系の副走査方向
のパワーをφs、出射面(第2面)の副走査方向のパワ
ーをφs2としたとき 0.9≦φs2/φs=0.929≦1.1 である。
【0098】出射面の主走査形状は上記項目1)に従
い、画像有効域内で副走査倍率が略一定となるよう決定
されており、また副走査方向の屈折力も出射面に集中さ
せている。
【0099】図16は本実施例における、幾何収差、走
査光学素子の副走査倍率差を示しており、いづれも良好
に補正されている。また画像有効域内における各光学面
の副走査倍率差は、 入射面:65% 出射面:5.3% となり、光軸上の副走査方向屈折力が最も大きい出射面
において画像有効域内での副走査倍率が略一定となって
いることが伺える。なお入射面に付けている副走査方向
の屈折力は微量であり同面の偏心による走査線移動量自
体が少ないため、入射面の副走査倍率差は大きくても差
し支えない。入射面側の屈折力配分は走査光学素子の屈
折力の1割以下であれば実質上、本発明の効果を得られ
る。
【0100】図17は本実施例における走査光学素子全
体、及び各光学面をZ方向に偏心(偏心量50μm)さ
せたときの被走査面上における走査線の移動量(Z方
向)を示す図である。同図より偏心により照射位置は変
動するものの、走査線湾曲(曲がり)の発生は微量であ
ることが分かる。
【0101】(第4実施例)図21は本発明の光走査装
置の実施例4の主走査方向の要部断面図(主走査断面
図)、図22は図21の副走査方向の要部断面図(副走
査断面図)である。
【0102】実施例4が実施例1と異なる点は、走査光
学素子の第1面の主走査方向が円弧、第2面が非球面と
なっている点である。 主走査方向の形状が実施例1と
異なるが、良好な収差特性を示しており、十分な結像特
性を示している。
【0103】図23に本実施例における走査光学素子6
4の非球面係数を表す各係数及びその他の諸特性を示
す。
【0104】図24に本実施例における走査光学素子6
4を通過する主光線の座標と偏向面5aから各面までの
光線距離を示している。
【0105】また走査光学素子全体、光軸上の副走査方
向の屈折力が最も大きい出射面における副走査方向の屈
折力は、
【0106】
【表4】
【0107】本実施例における走査光学装置では、光軸
上におけるポリゴンミラーの偏向面5aから走査光学素
子64の出射面64bまでの空気換算距離(レンズ中は
実距離/屈折率)はLa0=67.288mm、前記走
査光学素子64の出射面64bから前記被走査面8まで
の距離はLb0=147.187mmであり、軸外にお
けるポリゴンミラーの偏向面5aから走査光学素子64
の出射面64bまでの空気換算距離はLaθ=77.0
94mm、走査光学素子64の出射面64bから前記被
走査面8までの距離はLbθ=171.095mmであ
って、
【外13】
【0108】となり、
【外14】
【0109】なる条件を満足するように両面64a・6
4b(特に出射面64b)の主走査方向形状(母線形
状)を決定している。
【0110】図25(A),(B),(C)は各々本実
施例における光走査装置の近軸収差(像面湾曲、歪曲収
差、副走査倍率差)を示す諸収差図であり、像面湾曲に
おける実線は副走査方向、点線は主走査方向を示してい
る。この諸収差図から分かるように本実施例では近軸収
差が良好に補正されており、高精細印字に適した良好な
る光走査装置を実現させている。
【0111】副走査方向のFnoの比は、 Fmin/Fmax=1≧0.9 となり、副走査倍率の一定の条件を満足することを示し
ている。
【0112】走査光学素子の光路長をL、焦点距離をf
としたとき、 1.35f≦L=1.478≦1.55f であり、出射面の主走査方向の形状を副走査倍率を一定
とするように決定し、かつ主走査方向の像面湾曲及びf
θ特性も良好に補正する、光路長と焦点距離の関係を満
足している。
【0113】走査光学素子の全系の副走査方向のパワー
をφs、出射面(第2面)の副走査方向のパワーをφs
2としたとき 0.9≦φs2/φs=1≦1.1 であり、副走査方向のパワーが出射面に集中しているこ
とによって、走査線湾曲の配置敏感度の低い系が実現さ
れている。
【0114】走査光学素子64を副走査断面内において
光軸と直交するZ軸方向に移動した場合の走査線湾曲量
の図は省略したが、図6と同様に走査線湾曲はほとんど
発生せず、装置上問題となるレベルには達することはな
い。
【0115】図20は、本発明の画像形成装置の実施形
態を示す副走査方向の要部断面図である。図において、
符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置1
04には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117
からコードデータDcが入力する。このコードデータD
cは、装置内のプリンタコントローラ111によって、
画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画
像データDiは、実施例に示した構成を有する走査光学
装置100に入力される。そして、この走査光学装置1
00からは、画像データDiに応じて変調された光ビー
ム103が出射され、この光ビーム103によって感光
ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
【0116】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記走査光学装置100によって走
査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0117】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0118】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ108によって被転
写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光
ドラム101の前方(図3において右側)の用紙カセッ
ト109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能
である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ11
0が配設されており、用紙カセット109内の用紙11
2を搬送路へ送り込む。
【0119】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図に
おいて左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に
定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこ
の定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ロ
ーラ114とで構成されており、転写部から搬送されて
きた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114
の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙11
2上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ
113の後方には排紙ローラ116が配設されており、
定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめ
る。
【0120】図においては図示していないが、プリント
コントローラ111は、先に説明データの変換だけでな
く、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、走査
光学装置内のポリゴンモータなどの制御を行う。
【0121】以上、本実施例では走査光学素子をトーリ
ック面、変形トーリック面からなる単レンズより構成
し、走査光学素子、及び同素子の各光学面の副走査倍率
を画像有効域内で略一定とすることにより、走査光学素
子全体、及び各光学面に配置誤差、製造誤差による偏心
が生じても走査線湾曲を生じない走査光学装置を実現す
ることが可能となる。さらに本走査光学装置を画像形成
装置へ搭載することにより、走査線湾曲の少ない高品位
な装置の実現が可能となる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、走
査光学装置中の走査光学素子の主走査形状、及び副走査
パワー配置を適切に設定することにより、モールドレン
ズの基本性能が良好に補正されかつ、型内の組み付け精
度不足により入射面に対する出射面のZ方向(副走査方
向)の偏心により発生する走査線湾曲を微小に抑えるこ
とができる走査光学装置及びそれを用いたカラー画像形
成装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における走査光学装置の主走査方向
の断面図。
【図2】第1実施例における走査光学装置の副走査方向
の断面図。
【図3】副走査倍率が一定となる主走査形状の説明図。
【図4】第1実施例における設計データ。
【図5】第1実施例における幾何収差、及び副走査倍率
差を示す図。
【図6】第1実施例における走査光学素子偏心時の走査
線移動量を示す図。
【図7】第2実施例における走査光学装置の主走査方向
の断面図。
【図8】第2実施例における走査光学装置の副走査方向
の断面図。
【図9】カラー画像形成装置の断面図。
【図10】第2実施例における設計データ。
【図11】第2実施例における幾何収差、及び副走査倍
率差を示す図。
【図12】第2実施例における走査光学素子偏心時の走
査線移動量を示す図。
【図13】第3実施例における走査光学装置の主走査方
向の断面図。
【図14】第3実施例における走査光学装置の副走査方
向の断面図。
【図15】第3実施例における設計データ。
【図16】第3実施例における幾何収差、及び副走査倍
率差を示す図。
【図17】第3実施例における走査光学素子偏心時の走
査線移動量を示す図。
【図18】従来の走査光学装置の概略図である。
【図19】従来技術における走査光学素子偏心時の走査
線移動量を示す図。
【図20】画像形成装置の断面図。
【図21】第4実施例における走査光学装置の主走査方
向の断面図。
【図22】第4実施例における走査光学装置の副走査方
向の断面図。
【図23】第4実施例における設計データ。
【図24】第4実施例における光線の座標、光線距離を
示す図。
【図25】第4実施例における幾何収差、及び副走査倍
率差を示す図。
【符号の説明】
1 光源(半導体レーザー) 2 コリメーターレンズ 3 絞り 4 シリンドリカルレンズ 5 偏向器(ポリゴンミラー) O ポリゴン回転軸 A ポリゴン回転方向 6 走査光学素子 61〜63 走査光学素子(プラスチックトーリックレ
ンズ) 8 被走査面(感光体ドラム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 秀和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 石原 圭一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AA01 BA02 CA04 CA34 CA55 CA68 CB15 2H087 KA08 KA19 LA01 LA22 LA28 RA08 RA44 RA45

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から出射した光束を偏向
    走査する偏向素子と、偏向光束を被走査面上にスポット
    状に結像する走査光学素子と、を具備する走査光学装置
    において、 前記走査光学素子はモールディングプロセスで製造され
    た単レンズであり、 前記走査光学素子の副走査方向結像倍率の軸上と最軸外
    における差が10%以内であり、かつ、該単レンズの2
    つの光学面のうち光軸上の副走査方向屈折力が大きい光
    学面において、 該単レンズの光軸上の副走査方向屈折力をφp、該単レ
    ンズの最軸外の副走査方向屈折力をφm、該単レンズの
    光軸上の副走査方向屈折力が大きい光学面の光軸上の副
    走査方向屈折力をφpx、該単レンズの光軸上の副走査
    方向屈折力が大きい光学面の最軸外の副走査方向屈折力
    をφmxとした場合、 0.9φm/φp≦φmx/φpx≦1.1φm/φp を満足するように、該単レンズの光学面の形状が設定さ
    れていることを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記単レンズの光軸上の副走査方向屈折
    力が大きい光学面は出射面であることを特徴とする請求
    項1記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記走査光学素子の全系の副走査方向の
    パワーをφs、前記単レンズの出射面の副走査方向のパ
    ワーをφs2としたとき、該単レンズの出射面の副走査
    方向のパワーは、0.9≦φs2/φs≦1.1を満足
    していることを特徴とする請求項1又は2記載の走査光
    学装置。
  4. 【請求項4】 前記単レンズの出射面の副走査方向のパ
    ワーは、0.95≦φs2/φs≦1.05を満足して
    いることを特徴とする請求項3記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】 光軸上における前記偏向素子から前記単
    レンズの出射面までの空気換算距離をLa0、該単レン
    ズの出射面から前記被走査面までの距離をL b0とし、
    軸外における該偏向素子から該単レンズの出射面までの
    空気換算距離をLaθ、該単レンズの出射面から該被走
    査面までの距離をLbθとしたとき、該単レンズの出射
    面の主走査方向の形状は、 【外1】 を満足していることを特徴とする請求項1〜4のいづれ
    か1項に記載の走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記単レンズの出射面の主走査方向の形
    状は、 【外2】 を満足していることを特徴とする請求項5に記載の走査
    光学装置。
  7. 【請求項7】 前記偏向素子には、主走査方向に長手の
    線像が形成された光束が入射する請求項1〜6のいづれ
    か1項記載の走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記出射面の副走査方向のパワー又は/
    及び前記入射面の副走査方向のパワーが主走査方向の形
    状に相関無く変化していることを特徴とする請求項1〜
    7のいづれか1項に記載の走査光学装置。
  9. 【請求項9】 前記出射面の副走査方向の曲率半径が軸
    上から軸外に向って変化していることを特徴とする請求
    項1〜8のいづれか1項に記載の光走査装置。
  10. 【請求項10】 前記入射面及び前記出射面がアナモフ
    ィック面であることを特徴とする請求項1〜9のいづれ
    か1項に記載の走査光学装置。
  11. 【請求項11】 前記単レンズの出射面の形状が円弧で
    あることを特徴とする請求項1〜10のいづれか1項に
    記載の走査光学装置。
  12. 【請求項12】 前記単レンズの出射面の形状が非円弧
    であることを特徴とする請求項1〜10のいづれか1項
    に記載の走査光学装置。
  13. 【請求項13】 前記単レンズの出射面の主走査方向の
    形状は、前記偏向素子側に曲率中心を有する円弧形状で
    あることを特徴とする請求項11記載の走査光学装置。
  14. 【請求項14】 前記光源は独立に変調可能な複数の発
    光点を有するマルチビーム光源であることを特徴とする
    請求項1〜13のいづれか1項記載の走査光学装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜15のいづれか1項に記載
    の走査光学装置と、前記被走査面に配置された感光体
    と、前記走査光学装置で走査された光束によって前記感
    光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する
    現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写す
    る転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させ
    る定着器とから成る画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいづれか1項に記載
    の走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータ
    を画像信号に変換して前記走査光学装置に入力せしめる
    プリンタコントローラとから成る画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいづれか1項に記載
    の走査光学装置から成る複数の走査光学装置と、各々の
    走査光学装置の被走査面に配置され、互いに異なった色
    の画像を形成する複数の像担持体とから成るカラー画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 光源と、該光源から出射した光束を偏
    向走査する偏向素子と、偏向光束を被走査面上にスポッ
    ト状に結像する走査光学素子と、を具備する走査光学装
    置において、 前記走査光学素子はモールディングプロセスで製造され
    た単レンズであり、 前記走査光学素子の副走査方向結像倍率の画像有効域内
    における差が10%以内であり、かつ、該単レンズの2
    つの光学面のうち光軸上の副走査方向屈折力が大きい光
    学面の副走査方向結像倍率の画像有効域内における差が
    10%以内となるように、該単レンズの光学面の形状が
    設定されていることを特徴とする走査光学装置。
  19. 【請求項19】 前記単レンズの光軸上の副走査方向屈
    折力が大きい光学面は出射面であることを特徴とする請
    求項18記載の走査光学装置。
  20. 【請求項20】 前記走査光学素子の全系の副走査方向
    のパワーをφs、前記単レンズの出射面の副走査方向の
    パワーをφs2としたとき、該単レンズの出射面の副走
    査方向のパワーは、0.9≦φs2/φs≦1.1を満
    足していることを特徴とする請求項19又は20記載の
    走査光学装置。
  21. 【請求項21】 前記単レンズの出射面の副走査方向の
    パワーは、0.95≦φs2/φs≦1.05を満足し
    ていることを特徴とする請求項20記載の光走査装置。
  22. 【請求項22】 光軸上における前記偏向素子から前記
    単レンズの出射面までの空気換算距離をLa0、該単レ
    ンズの出射面から前記被走査面までの距離をLb0
    し、軸外における該偏向素子から該単レンズの出射面ま
    での空気換算距離をLaθ、該単レンズの出射面から該
    被走査面までの距離をLbθとしたとき、該単レンズの
    出射面の主走査方向の形状は、 【外3】 を満足していることを特徴とする請求項18〜22のい
    づれか1項に記載の走査光学装置。
  23. 【請求項23】 前記単レンズの出射面の主走査方向の
    形状は、 【外4】 を満足していることを特徴とする請求項22に記載の走
    査光学装置。
  24. 【請求項24】 前記偏向素子には、主走査方向に長手
    の線像が形成された光束が入射する請求項18〜23の
    いづれか1項記載の走査光学装置。
  25. 【請求項25】 前記出射面の副走査方向のパワー又は
    /及び前記入射面の副走査方向のパワーが主走査方向の
    形状に相関無く変化していることを特徴とする請求項1
    8〜24のいづれか1項に記載の走査光学装置。
  26. 【請求項26】 前記出射面の副走査方向の曲率半径が
    軸上から軸外に向って変化していることを特徴とする請
    求項19〜25のいづれか1項に記載の光走査装置。
  27. 【請求項27】 前記入射面及び前記出射面がアナモフ
    ィック面であることを特徴とする請求項18〜26のい
    づれか1項に記載の走査光学装置。
  28. 【請求項28】 前記単レンズの出射面の形状が円弧で
    あることを特徴とする請求項18〜27のいづれか1項
    に記載の走査光学装置。
  29. 【請求項29】 前記単レンズの出射面の形状が非円弧
    であることを特徴とする請求項18〜27のいづれか1
    項に記載の走査光学装置。
  30. 【請求項30】 前記単レンズの出射面の主走査方向の
    形状は、前記偏向素子側に曲率中心を有する円弧形状で
    あることを特徴とする請求項28記載の走査光学装置。
  31. 【請求項31】 前記光源は独立に変調可能な複数の発
    光点を有するマルチビーム光源であることを特徴とする
    請求項18〜31のいづれか1項記載の走査光学装置。
  32. 【請求項32】 請求項18〜31のいづれか1項に記
    載の走査光学装置と、前記被走査面に配置された感光体
    と、前記走査光学装置で走査された光束によって前記感
    光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する
    現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写す
    る転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させ
    る定着器とから成る画像形成装置。
  33. 【請求項33】 請求項18〜32のいづれか1項に記
    載の走査光学装置と、外部機器から入力したコードデー
    タを画像信号に変換して前記走査光学装置に入力せしめ
    るプリンタコントローラとから成る画像形成装置。
  34. 【請求項34】 請求項18〜33のいづれか1項に記
    載の走査光学装置から成る複数の走査光学装置と、各々
    の走査光学装置の被走査面に配置され、互いに異なった
    色の画像を形成する複数の像担持体とから成るカラー画
    像形成装置。
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