JP2003051698A - 電子部品実装方法及び電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装方法及び電子部品実装装置

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JP2003051698A JP2001236480A JP2001236480A JP2003051698A JP 2003051698 A JP2003051698 A JP 2003051698A JP 2001236480 A JP2001236480 A JP 2001236480A JP 2001236480 A JP2001236480 A JP 2001236480A JP 2003051698 A JP2003051698 A JP 2003051698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の実装データ構造を変更することなく、電
子部品が実装された回路基板に対して、実装済み電子部
品のずれや飛散を防止して、しかも、高速に実装を行え
る電子部品実装方法及び電子部品実装装置を提供する。 【解決手段】 基板搬入部16から供給され電子部品の
実装された回路基板5を実装位置に搬送して固定する一
方、装着ヘッドに上下動可能に取り付けた吸着ノズルに
より部品供給部の電子部品を保持し、この電子部品を回
路基板5の所定の部品装着位置へ移送して、保持された
電子部品を回路基板5へ実装する際に、回路基板5の実
装済み電子部品に対する慣性パラメータを基板搬入部1
6で求め、得られた慣性パラメータが大きい場合には回
路基板5の搬送速度の動作パラメータを遅くなるように
自動設定する一方、慣性パラメータが小さい場合には動
作パラメータを速くなるように自動設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の電子部品を
回路基板に装着して電子回路基板を製造する電子部品実
装方法及び電子部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術の高度化に伴って、電子
部品の実装される回路基板の形態は多種多様となり、回
路基板の大きさや材料は勿論、実装される電子部品も種
々のタイプのものが使用されるようになった。しかし、
回路基板上に電子部品を実装する電子部品実装装置にお
いては、このように回路基板や電子部品が多様になる
と、搬送系等の移動速度の設定が問題となる。移動速度
が速く設定されると、回路基板上の小型軽量電子部品に
ずれや飛散が生じ易くなり、逆に移動速度が遅く設定さ
れると、実装工程のタクトアップが困難になってしま
う。そのため、電子部品実装装置は、回路基板や電子部
品の種類に応じて、移動速度等の諸条件を適切に設定
し、高精度で且つ高速に実装を行うことが要求されてい
る。
【0003】このため、例えば特開平6−350297
号公報には、実装される電子部品や回路基板の大きさや
材料等の記録された実装データに基づいて搬送系等の移
動速度を制御し、最適な搬送速度を実現する技術が開示
されている。これにより、回路基板や実装される電子部
品の種類に適した移動速度で搬送系が駆動され、搬送時
の衝撃力による電子部品のずれや飛散等が防止され、高
精度に電子部品の実装が行われるようになる。この実装
データには、電子部品や回路基板の種類に応じて設定さ
れた搬送系駆動速度等の各種設定値が予め登録されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように実装データに基づいて搬送系の移動速度を制御す
るものでは、予め実装データの各種設定値を決定してお
く必要がある。このため、回路基板に対して同一内容の
実装を行う場合であっても、前工程における実装済み部
品が異なるときには、その都度、実装データの各種設定
値を再登録する必要がある。
【0005】例えば、複数台の電子部品実装装置が製造
ラインに直列に設置されている場合には、電子部品の欠
品等の理由により回路基板が異なる実装状態で後工程に
搬送されることがある。このような場合でも、その都
度、実装データの再登録を行っていては、実装タクトの
短縮は極めて困難となる。
【0006】また、既存の実装データのデータ構造に、
各電子部品に応じた搬送系の移動速度を入力することは
困難なことが多く、この場合には、電子部品実装装置の
動作を制御するソフトウェアを大幅に変更する必要が生
じるといった問題が生じる。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、既存の実装データ構造を変更することなく、電
子部品が実装された回路基板に対して、実装済み電子部
品のずれや飛散を防止して、しかも、高速に実装を行え
る電子部品実装方法及び電子部品実装装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る請求項1記載の電子部品実装方法は、基板搬
入部から供給され電子部品の実装された回路基板を実装
位置に搬送して固定する一方、装着ヘッドに上下動可能
に取り付けた吸着ノズルにより部品供給部の電子部品を
保持し、この電子部品を前記回路基板の所定の部品装着
位置へ移送して、保持された前記電子部品を回路基板へ
実装する電子部品実装方法であって、前記回路基板の実
装済み電子部品に対する慣性パラメータを前記基板搬入
部で求め、得られた慣性パラメータが大きい場合には前
記回路基板の搬送速度の動作パラメータを遅くなるよう
に自動設定する一方、慣性パラメータが小さい場合には
前記動作パラメータを速くなるように自動設定すること
を特徴とする。
【0009】この電子部品実装方法では、搬入される回
路基板に実装されている電子部品に対する慣性パラメー
タを基板搬入部で求め、得られた慣性パラメータに応じ
て搬送速度や実装速度等の動作パラメータを設定するた
め、回路基板への電子部品の実装状況が変化しても、そ
の都度、実装プログラムを変更することなく、適切な動
作速度で回路基板の搬送及び実装動作が行われる。従っ
て、電子部品実装中や回路基板の搬送中に、回路基板に
実装されている電子部品にずれや飛散等を生じさせるこ
となくなり、高精度の実装動作が可能となる。また、無
駄に搬送速度を下げることなくタクトアップを図ること
ができ、信頼性の高い回路基板の製造が行えると同時
に、生産性を向上させることができる。
【0010】請求項2記載の電子部品実装方法は、前記
慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の基板面から
の高さであることを特徴とする。
【0011】この電子部品実装方法では、計測が比較的
容易な電子部品の高さを慣性パラメータとして用い、電
子部品の高さが大きい場合に動作パラメータを小さく設
定し、電子部品の高さが小さい場合に動作パラメータを
大きく設定することで、比較的簡単な計測により適切な
動作パラメータを設定することができる。
【0012】請求項3記載の電子部品実装方法は、前記
実装済み電子部品の高さに応じて、前記吸着ノズルの下
降量を、前記保持された電子部品が前記実装済み電子部
品と干渉しない量に設定することを特徴とする。
【0013】この電子部品実装方法では、吸着ノズルの
下降量を実装済み電子部品の高さに応じて設定すること
により、回路基板に対して一律に下降量を設定する場合
と比較して、局所的に最適な下降量が設定できる。従っ
て、吸着ノズルを部品装着位置まで移送する際の移動経
路を3次元的に最短経路に設定できる。
【0014】請求項4記載の電子部品実装方法は、前記
慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の実装面積で
あることを特徴とする。
【0015】この電子部品実装方法では、実装済み電子
部品の実装面積が大きい場合に動作パラメータを小さく
設定し、実装面積が小さい場合に動作パラメータを大き
く設定することにより、適切な動作パラメータに設定で
きる。
【0016】請求項5記載の電子部品実装方法は、前記
慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の体積である
ことを特徴とする。
【0017】この電子部品実装方法では、実装済み電子
部品の体積が大きい場合に動作パラメータを小さく設定
し、実装済み電子部品の体積が小さい場合に動作パラメ
ータを大きく設定することにより、適切な動作パラメー
タに設定できる。
【0018】請求項6記載の電子部品実装方法は、前記
慣性パラメータが、前記基板搬入部へ供給される前段の
基板加工装置により出力される実装済み部品データに基
づいて設定されることを特徴とする。
【0019】この電子部品実装方法では、慣性パラメー
タを計測して求める場合と比較して、より正確で詳細な
実装済み電子部品に対する情報が得られ、一層正確な動
作パラメータの設定が行える。
【0020】請求項7記載の電子部品実装装置は、基板
搬入部から供給され電子部品の実装された回路基板を実
装位置に搬送して固定する一方、装着ヘッドに上下動可
能に取り付けた吸着ノズルにより部品供給部の電子部品
を保持し、この電子部品を前記回路基板の所定の部品装
着位置へ移送して、保持された前記電子部品を回路基板
へ実装する電子部品実装装置であって、前記基板搬入部
で前記回路基板上の実装済み電子部品の慣性パラメータ
を抽出する基板情報抽出部と、前記慣性パラメータが大
きい場合に前記回路基板の搬送速度の動作パラメータを
遅くなるように自動設定する一方、慣性パラメータが小
さい場合に前記動作パラメータを速くなるように自動設
定する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0021】この電子部品実装装置では、基板情報抽出
部により、搬入される回路基板に実装されている電子部
品に対する慣性パラメータが基板搬入部で求められ、制
御部によって、得られた慣性パラメータに応じた搬送速
度や実装速度等の動作パラメータが設定されるため、回
路基板への電子部品の実装状況が変化しても、その都
度、実装プログラムを変更することなく、適切な動作速
度で回路基板の搬送及び実装動作が行われる。従って、
電子部品実装中や回路基板の搬送中に、回路基板に実装
されている電子部品にずれや飛散等を生じさせることな
くなり、高精度の実装動作が可能となる。また、無駄に
搬送速度を下げることなくタクトアップを図ることがで
き、信頼性の高い回路基板の製造が行えると同時に、生
産性を向上させることができる。
【0022】請求項8記載の電子部品実装装置は、前記
慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の基板面から
の高さであって、前記基板情報抽出部が、前記実装済み
電子部品の高さを検出する高さ計測部を有することを特
徴とする。
【0023】この電子部品実装装置では、電子部品の高
さを慣性パラメータとして用い、基板情報抽出部が実装
済み電子部品の高さを検出することにより、比較的簡単
な計測により適切な動作パラメータを設定することがで
きる。
【0024】請求項9記載の電子部品実装装置は、前記
高さ計測部が、発光素子を高さ方向に複数配列した投光
部と、前記投光部からの出射光を受光する受光素子を高
さ方向に複数配列した受光部とを有し、前記投光部と受
光部が、前記基板搬入部の搬送路を挟んで対向配置され
ていることを特徴とする。
【0025】この電子部品実装装置では、発光素子から
の光が回路基板上の実装済み電子部品によって遮られる
場合、電子部品の高さ以下の位置に配置された受光素子
からは受光信号が得られない一方、電子部品の高さより
高い位置に配置された受光素子からは受光信号が得られ
る。これにより、受光信号が検出されるか否かの境界と
なる高さを電子部品の高さとして認識することで、高さ
計測が行える。
【0026】請求項10記載の電子部品実装装置は、前
記高さ計測部が、前記基板搬入部の搬送路上方に配置さ
れ、前記回路基板の搬送方向に対して直交方向に電子部
品の高さを測定する測距装置を有することを特徴とす
る。
【0027】この電子部品実装装置では、搬送方向に対
して直交方向に実装済み電子部品の高さ情報を、高さ方
向から計測することで、電子部品同士が干渉することな
く、回路基板の全面にわたって高さ情報の抽出が可能と
なる。従って、より確実に回路基板に応じた搬送系の動
作パラメータを選定することができ、安定した電子部品
の実装動作が行える。
【0028】請求項11記載の電子部品実装装置は、前
記慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の実装面積
であって、前記基板情報抽出部が、前記実装済み電子部
品の実装面積を検出する2次元センサを有することを特
徴とする。
【0029】この電子部品実装装置では、2次元センサ
により回路基板を撮像し、得られた画像データを処理す
ることで電子部品の回路基板上の実装面積等を検出し、
この実装面積を慣性パラメータとする。これにより、簡
単且つ高速に回路基板に応じた搬送系の動作パラメータ
が選定でき、安定した電子部品の実装動作が行える。
【0030】請求項12記載の電子部品実装装置は、前
記慣性パラメータが、前記実装済み電子部品の体積であ
って、前記基板情報抽出部が、ライン状のスリット光を
出射するスリット光源と、前記出射されたスリット光の
照射域を撮像する2次元センサとを有し、前記2次元セ
ンサと前記スリット光源のうち、いずれか一方を前記回
路基板の基板面に対して斜め方向に設置すると共に、他
方を前記回路基板の上方に設けたことを特徴とする。
【0031】この電子部品実装装置では、スリット光源
からのスリット光を回路基板へ基板面に対して斜め方向
から照射して、このスリット光により照射された照射域
を2次元センサにより撮像する。すると、電子部品と回
路基板の上面におけるスリット光の照射域は電子部品の
高さに応じてシフトしており、このシフトした距離を計
測することで実装済み電子部品の体積を求める。これに
より得られた体積を実装済み電子部品の慣性パラメータ
とする。これにより、回路基板上の実装済み電子部品の
体積を高速且つ正確に抽出することができ、より適切な
動作パラメータを正確に設定できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品実装
装置の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明に係るロータリーヘッドを備え
た電子部品実装装置の外観図、図2は移載ヘッドの拡大
斜視図、図3は電子部品実装装置の搬送系の概念的な斜
視図である。図1〜図3に示すように、この電子部品実
装装置100は、主に、電子部品を連続的に供給する部
品供給部10と、部品供給部10の所定の部品供給位置
11で電子部品3を保持してこの電子部品3を回路基板
5に実装するロータリーヘッド12と、回路基板5を位
置決めするXYテーブル14とを有し、基板搬入部16
から供給された回路基板5をXYテーブル14上に載置
して、ロータリーヘッド12により部品供給部10から
電子部品3を保持した後、適切な補正処理を行って回路
基板5上の所定位置に実装し、部品実装を完了した回路
基板5をXYテーブル14から基板搬出部18に搬出す
るものである。
【0033】また、電子部品装着装置100は、各種デ
ータや制御条件等を入力する入力部20と、装置の状態
やデータの内容等並びに画像データ等を表示する表示部
22と、これらの各部の動作を制御する図示しない制御
装置を備えている。部品供給部10は、多数の電子部品
3を収容した複数の部品供給ユニット24が紙面垂直方
向に並列して配置され、その並列方向に移動することで
所望の電子部品3を部品供給位置11に供給する。XY
テーブル14は、基板搬入部16と基板搬出部18との
間に移動可能に設けられ(図3参照)、基板搬入部16
の基板搬送路に接続される位置に移動して部品装着前の
回路基板5を受け取り、回路基板5を固定してロータリ
ーヘッド12の部品実装位置に移動する。そして、各電
子部品3の実装位置に応じた回路基板5の移動を繰り返
し行い、部品装着を完了するとXYテーブル14は基板
搬出部18に接続される位置まで移動し、回路基板5を
基板搬出部18へ送り出す。
【0034】ロータリーヘッド12は、電子部品3を保
持する複数の装着ヘッド26と、装着ヘッド26を上下
動可能に周面で支持して回転駆動される回転枠体28
と、回転枠体28をインデックス回転駆動するインデッ
クス回転駆動装置30を備えている(図2参照)。
【0035】上記構成の電子部品実装装置100によれ
ば、図2に示すように、装着ヘッド26は、回転枠体2
8の回転により部品供給部10の部品供給位置11から
その反対側の部品装着位置32を経て、元の部品供給位
置11までを回転移動する。また、各装着ヘッド26に
は電子部品を吸着保持する吸着ノズル34がそれぞれ取
り付けられており、回転枠体28が回転することで、吸
着ノズル34による電子部品の吸着保持、及び実装動作
が行われる。このロータリーヘッド12は、装着ヘッド
26を上方から見て時計回りにインデックス回転させる
ことで、各装着ヘッド26の位置で所定の処理が連続し
て行われる。
【0036】次に、基板搬入部16における動作を詳細
に説明する。図4に基板搬入部16の概略的な正面図
(a)と側面図(b)を示した。電子部品3の実装され
た回路基板5は、搬送コンベヤ36上に載置されて搬送
される。この搬送コンベヤ36の搬送途中に搬送路を挟
んで対面する位置に基板情報抽出部としての高さ計測部
38を配置している。高さ計測部38は、発光素子を高
さ方向に複数配列した投光部38aと、投光部38aか
らの出射光を受光する受光素子を発光素子の配列に一致
させて高さ方向に複数配列した受光部38bと、受光部
38bから出力信号から高さを求める図示しない制御部
とからなる。
【0037】基板搬入部16に回路基板5が搬入される
と、回路基板5は搬送コンベヤ36上2を移動して高さ
計測部38によって高さ計測がなされる。高さ計測は、
投光部38aの各発光素子からの光が受光部38bの各
受光素子に到達したか否かを制御部が判断することで高
速に行われる。即ち、レーザやLED等の発光素子から
の光が回路基板5上の電子部品3によって遮られる場
合、電子部品3の高さ以下の位置に配置された受光素子
からは受光信号が得られない。一方、電子部品3の高さ
より高い位置に配置された受光素子からは受光信号が得
られる。そこで、受光信号が検出されるか否かの境界と
なる高さを求め、この高さを電子部品3の高さとして認
識する。回路基板5は搬送コンベヤ上を搬送されるた
め、高さ計測部38からは上記の部品高さの情報が動的
に検出され、回路基板5の全体にわたって部品高さが得
られる。なお、部品高さの計測は、回路基板5の下面を
基準に計測し、実際の部品高さを求める場合は、計測結
果から回路基板5の厚みを減算して求める。
【0038】次に、回路基板5上に実装された電子部品
3の高さに応じて搬送系の移動速度等を制御する手法に
ついて図5を用いて説明する。図5は回路基板5の部品
高さを計測し、各種パラメータを最適に設定して実装動
作を行う概略的な処理内容を示すフローチャートであ
る。まず、上述したように回路基板5を基板搬入部16
に搬入し(ステップ1、以降はS1と略記する)、搬送
コンベヤ36によって回路基板5が高さ計測部38を通
過することで、回路基板5全体に対する部品高さが計測
される(S2)。そして、計測された部品高さ情報に基
づいて、図1,図2に示されるXYテーブル14のX、
Y方向移動速度、昇降速度等の搬送系の各動作パラメー
タを適切に決定する(S3)。
【0039】ここで、各動作パラメータは、例えば図6
に部品高さのレベル分けの様子を示すように、計測され
た部品高さhが予め設定された基準値a,b,cを閾値
として設定される範囲のうち、どの範囲内に含まれるか
を求め、これにより段階的に移動速度や昇降速度等の動
作パラメータを設定する。具体的には、部品高さが高い
ほど電子部品の慣性が大きくなるので、低速となる動作
パラメータを選定し、部品高さが低いほど慣性が小さく
なるので、高速となる動作パラメータを選定する。この
ように動作パラメータを部品高さのレベルに応じて段階
的に設定することにより、処理を単純化して高速化が図
られる。なお、段階的に設定する以外にも、連続的に動
作パラメータを設定することで、より適切な動作パラメ
ータに設定できる。
【0040】本実施形態の電子部品実装装置100によ
れば、搬入される回路基板5に既に実装された電子部品
3に対し、慣性パラメータとなる高さを計測し、得られ
た部品高さ情報に応じて搬送系の動作パラメータを設定
するため、回路基板5への電子部品3の実装状況が変化
しても、その都度、実装プログラムを変更することな
く、適切な動作速度で実装動作が行われる。従って、電
子部品3の実装中や回路基板5の搬送中に、回路基板5
に実装されている電子部品にずれや飛散等を生じさせる
ことなくなり、高精度の実装動作が可能となる。また、
無駄に動作速度を下げることなくタクトアップを図るこ
とができ、信頼性の高い回路基板の製造が行えると同時
に、生産性を向上させることができる。
【0041】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図7は本実施形態の基板搬入部16の概略的な構成を示
す正面図(a)と側面図(b)である。なお、以降は前
述の実施形態と同一の部材に対しては同一の符号を付与
することでその説明は省略するものとする。
【0042】図7(a)に示すように、搬送路の途中に
設けた基板情報抽出部としての高さ計測部40は、搬送
路の上方で、レーザ測長器等の測距装置42が搬送路の
幅方向、即ち搬送方向に対して直交方向に複数台並べて
配設されている。各測距装置42からの出力信号は図示
しない制御部に送られて、回路基板5上の実装済み電子
部品3の高さが計測される。この構成によれば、搬送路
の幅方向に対する実装済み電子部品3の高さ情報を高さ
方向から計測することで、電子部品同士が干渉すること
なく、回路基板5の全面にわたって高さ情報の抽出が可
能となる。従って、より確実に回路基板5に応じた搬送
系の動作パラメータを選定することができ、安定した電
子部品の実装動作が行える。
【0043】また、高さ計測部40は、単一のレーザ測
距装置からの光ビームを走査させて用いる構成としても
よい。図8に単一のレーザ測距装置を走査手段44によ
って回路基板5の幅方向全体に走査させる一構成例を示
した。走査手段44としては、例えばポリゴンミラーや
ガルバノミラー等が利用できる。
【0044】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図9は本実施形態の基板搬入部16の概略的な構成を示
す正面図である。本実施形態の基板情報抽出部として実
装面積測定部46は、CCDセンサ等の2次元センサ4
8を備えている。この2次元センサ48により回路基板
5を撮像し、得られた画像データを制御部で処理するこ
とで、電子部品3の平面サイズ、或いは、回路基板上の
実装面積等を検出する。これら平面サイズや実装面積
を、部品高さ情報と同様に実装済みの電子部品に対する
慣性パラメータとして扱う。即ち、電子部品3の平面サ
イズや実装面積が大きい場合は、サイズや面積が大きい
分、電子部品の重量もあるとみなして、低速となる動作
パラメータを選定する一方、逆に小さい場合は、電子部
品が軽量であるとみなして高速となる動作パラメータを
選定する。
【0045】これにより、簡単且つ高速に回路基板5に
応じた搬送系の動作パラメータが選定でき、安定した電
子部品の実装動作が行える。なお、2次元センサ48に
代えて、ラインセンサを用いて平面画像を得る構成とし
てもよい。この場合、より高精細な画像データが容易に
得られ、計測精度向上に寄与できる。
【0046】次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図10は本実施形態の基板搬入部16の概略的な構成を
示す斜視図(a)及び撮像画像(b)である。本実施形
態の基板情報抽出部としての体積計測部50は、CCD
センサ等の2次元センサ48とライン状のスリット光を
出射するレーザ光源等のスリット光源52を備えてい
る。この構成は、所謂、光切断法によって電子部品の3
次元形状の情報を得るものである。即ち、図10(a)
に示すように、スリット光源52からのスリット光を回
路基板5へ基板面に対して斜め方向から照射して、この
スリット光により照射された領域を2次元センサ48に
より撮像する。すると、図10(b)に示すように、電
子部品3と回路基板5の上面におけるスリット光の照射
域54は、電子部品3の高さに応じて距離Lだけシフト
する。この距離Lを計測することで電子部品3の3次元
形状(高さ、実装面積、体積等)を求めることができ
る。
【0047】ここで、電子部品3の体積情報は、部品高
さ情報と同様に実装済みの電子部品に対する慣性パラメ
ータとして扱うことができる。即ち、電子部品3の体積
が大きい場合は、その分、電子部品の重量もあるとみな
して、低速となる動作パラメータを選定する一方、逆に
体積が小さい場合は、電子部品が軽量であるとみなして
高速となる動作パラメータを選定するなお、2次元セン
サ48とスリット光源52の配設位置は、これに限らず
双方を置換して、回路基板5の直上からスリット光を照
射して、斜め方向から撮像する構成であってもよい。
【0048】この構成によれば、回路基板5上の実装済
み電子部品3の3次元形状の各情報を高速且つ正確に抽
出することができ、より適切な動作パラメータを正確に
設定できる。
【0049】次に、本発明の第5実施形態を説明する。
図11は本実施形態の基板搬入部16の概略的な構成を
示す正面図である。本実施形態では、基板搬入部16に
接続される搬送路前段の基板加工装置のコントローラ5
6から実装済み部品データを出力させ、このデータを制
御部58が受け取り、回路基板5に実装された電子部品
3に対する高さ情報や重量情報等の慣性パラメータを得
る。この実装済み部品データの授受は、回路基板5の搬
入時に割り込み信号によりデータを要求して処理するこ
とで、電子部品実装装置で用いる実装データ等に動作パ
ラメータ等を入力する手間をかけることなく、適切な動
作パラメータの選定から設定までの処理を自動的に行
う。この構成によれば、回路基板5に実装された電子部
品3に対する高さ情報等を計測して求める場合と比較し
て、実装済みの電子部品の詳細且つ正確な情報が容易に
得られるため、動作パラメータの設定が一層正確に行
え、効率のよい実装動作が可能となる。また、実装済み
の電子部品に対する慣性パラメータとして、最も直接的
なデータとなる重量情報を得ることで、正確に動作パラ
メータの設定が行える。
【0050】次に、本発明の第6実施形態を説明する。
上記各実施形態においては、ロータリーヘッド12を備
えた電子部品実装装置100に対して説明を行ったが、
これ以外にも、例えば電子部品が実装される回路基板が
固定され、装着ヘッドの搭載された移載ヘッドが回路基
板上を移動して実装動作を行う電子部品実装装置200
に対しても同様に本発明の電子部品実装方法を適用でき
る。ここで、図12にこの電子部品実装装置200の斜
視図、図13に電子部品実装装置200の移載ヘッドの
拡大斜視図、図14に移載ヘッドに備わる装着ヘッドの
動作を示す説明図を示した。
【0051】この電子部品実装装置200の構成を簡単
に説明すると、図12に示すように、電子部品実装装置
200は、基台60上面中央に、回路基板5のガイドレ
ール62が設けられ、このガイドレール62の搬送ベル
トによって回路基板5は一端側の基板搬入部64から電
子部品の実装位置66に、また、実装位置66から他端
側の基板搬出部68に搬送される。
【0052】回路基板5上方で基台60上面両側部には
Y軸部70,72がそれぞれ設けられ、これら2つのY
軸部70,72の間にはX軸部74が懸架されている。
また、X軸部74には移載ヘッド76が取り付けられて
おり、これにより、移載ヘッド76をX−Y平面内で移
動可能にしている。
【0053】上記X軸部76、Y軸部70,72からな
るXYロボット(移載ヘッド移動手段)上に搭載され、
X−Y平面(水平面)上を自在移動する移載ヘッド76
は、例えば抵抗チップやチップコンデンサ等の電子部品
が供給されるパーツフィーダ(部品供給手段)78、又
はSOPやQFP等のICやコネクタ等の比較的大型の
電子部品が供給されるパーツトレイ(部品供給手段)8
0から所望の電子部品を、吸着ノズル82により吸着し
て、回路基板5の所定位置に装着できるように構成され
ている。このような電子部品の実装動作は、予め設定さ
れた実装プログラムに基づいて図示しない制御装置によ
り制御される。
【0054】パーツフィーダ78は、ガイドレール62
の両端部に多数個が並設されており、各パーツフィーダ
78には、例えば抵抗チップやチップコンデンサ等の電
子部品が収容されたテープ状の部品ロールがそれぞれ取
り付けられている。また、パーツトレイ80は、ガイド
レール62と直交する方向が長尺となるトレイ80aが
計2個載置可能で、各トレイ80aは部品の供給個数に
応じてガイドレール62側にスライドして、Y方向の部
品取り出し位置を一定位置に保つ構成となっている。
【0055】ガイドレール62に位置決めされた回路基
板5の側部には、吸着ノズル82に吸着された電子部品
3の二次元的な位置ずれ(吸着姿勢)を検出して、この
位置ずれをキャンセルするように移載ヘッド76側で補
正させるための認識装置84が設けられている。
【0056】移載ヘッド76は、図13に概略的な構成
を示すように、複数個(本実施形態では4個)の装着ヘ
ッド(第1装着ヘッド86a,第2装着ヘッド86b,
第3装着ヘッド86c,第4装着ヘッド86d:部品保
持手段)を横並びに連結した多連式ヘッドとして構成し
ている。4個の装着ヘッド86a,86b,86c,8
6dは同一構造であって、吸着ノズル82と、吸着ノズ
ル82に上下動作を行わせるためのアクチュエータ88
と、吸着ノズル82にθ回転を行わせるためのモータ9
0、タイミングベルト92、プーリ94とを備えてい
る。
【0057】各装着ヘッドの吸着ノズル82は交換可能
であり、他の吸着ノズルは電子部品実装装置200の基
台60上のノズルストッカ96に予め収容されている。
吸着ノズル82には、例えば1.0×0.5mm程度の
微小チップ部品を吸着するSサイズノズル、18mm角
のQFPを吸着するMサイズノズル等があり、装着する
電子部品の種類に応じて使用される。
【0058】ここで、上記構成の電子部品実装装置20
0の基本的な動作を説明する。ガイドレール62の基板
搬入部64から搬入された回路基板5が所定の電子部品
実装位置66に搬送されると、移載ヘッド76はXYロ
ボットによりXY平面内で移動して、パーツフィーダ7
8又はパーツトレイ80から所望の電子部品を吸着す
る。そして、認識装置84の姿勢認識カメラ上に移動し
て電子部品の吸着姿勢を確認して吸着姿勢の補正動作を
行い、その後、回路基板5の所定位置に電子部品を装着
する。
【0059】図14には各装着ヘッド86a〜86dの
動作の様子を示した。各装着ヘッド86a〜86dは、
パーツフィーダ78又はパーツトレイ80から吸着ノズ
ル82により電子部品を吸着するとき、及び、回路基板
5の所定位置に電子部品を装着するとき、アクチュエー
タ88の動作により、吸着ノズル82をXY平面上から
鉛直方向(Z方向)に所定量ΔZだけ下降させる。
【0060】上記の電子部品の吸着動作と、回路基板5
への装着動作の繰り返しにより、回路基板5に対する電
子部品の実装が完了する。実装の完了した回路基板5
は、電子部品実装位置66から基板搬出部68へ搬出さ
れる一方、新たな回路基板5が基板搬入部64に搬入さ
れ、上記動作が繰り返される。
【0061】ここで、各電子部品の実装は、前述した各
実施形態同様に、基板搬入部16で、回路基板5上の電
子部品3の高さ情報、面積情報、体積情報、重量情報等
に応じた各搬送系の動作パラメータが適切に設定され
る。これに加えて、本実施形態の電子部品実装装置20
0では、移載ヘッド76を回路基板5上の所定の実装位
置まで移動させる経路に応じて、吸着ノズル82の下降
量ΔZを調整している。即ち、図15に移載ヘッドの移
動経路を示すように、回路基板5に実装されている電子
部品98が基板面から高いほど、この電子部品98を跨
いで移載ヘッド76を移動させる経路Aと、この電子部
品98の脇を移動させる経路Bとでは、電子部品98と
の干渉を防止するために必要とされる吸着ノズル82の
引き上げ高さH(吸着ノズル82の下降量ΔZに相当す
る)の差が大きくなる。つまり、経路Aでは引き上げ高
さにH1を要するが、経路Bでは引き上げ高さがH1よ
り低いH2で済む。一般に引き上げ高さは、電子部品に
干渉することのない所定の高さに設定され、一旦設定さ
れた後は回路基板に応じて変更することはない。
【0062】しかし、回路基板5の種類によっては、吸
着ノズル82を無駄に引き上げている場合もあるので、
本実施形態の電子部品実装装置200においては、前述
の各実施形態と同様にして得られた回路基板5の実装済
み電子部品の高さ情報に基づいて、吸着ノズル82の引
き上げ高さを可変に制御している。これにより、電子部
品をパーツフィーダ78やパーツトレイ80から回路基
板5上の所定位置まで移送する際に、その移動経路を3
次元的に最短に設定でき、実装時間の短縮化を図ること
ができる。
【0063】また、図16に高さの電子部品の実装され
た回路基板の一例を示すように、電子部品の高さが回路
基板5の場所に応じて大きく異なる場合がある。図示し
た例では、区画された領域P2が最も高さの大きい領域
で、他の領域P1,P3,P4はいずれも高さの小さい
領域である。このような場合、例えば、領域P2を跨い
で領域P3へ電子部品を実装する際には、吸着ノズルの
引き上げ量を大きくしなければならない(Haより高
く)。一方、領域P1を跨いで領域P4に電子部品を実
装する際には、吸着ノズルの引き上げ量は少なくて済む
(ただし、Hbより高く)。従って、実装しようとする
回路基板5の領域に応じて吸着ノズルの引き上げ高さを
適宜調整して実装することができる。これにより、回路
基板全体に対して一律に吸着ノズルの引き上げ高さを設
定する場合と比較して、局所毎に高さ設定が行え、実装
動作に無駄がなくなり、より短時間で電子部品の実装を
可能にできる。
【0064】
【発明の効果】本発明の電子部品実装方法及び電子部品
実装装置によれば、搬入される回路基板に実装されてい
る電子部品に対する慣性パラメータを基板搬入部で求
め、得られた慣性パラメータに応じて搬送速度や実装速
度等の動作パラメータを設定するため、回路基板への電
子部品の実装状況が変化しても、その都度、実装プログ
ラムを変更することなく、適切な動作速度で回路基板の
搬送及び実装動作が行われる。従って、電子部品実装中
や回路基板の搬送中に、回路基板に実装されている電子
部品にずれや飛散等を生じさせることなくなり、高精度
の実装動作が可能となる。また、無駄に搬送速度を下げ
ることなくタクトアップを図ることができ、信頼性の高
い回路基板の製造が行えると同時に、生産性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリーヘッドを備えた電子部
品実装装置の外観図である。
【図2】移載ヘッドの拡大斜視図である。
【図3】電子部品実装装置の搬送系の概念的な斜視図で
ある。
【図4】基板搬入部16の概略的な正面図(a)と側面
図(b)である。
【図5】回路基板の部品高さを計測し、各種パラメータ
を最適に設定して実装動作を行う概略的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図6】部品高さのレベル分けの様子を示す図である。
【図7】第2実施形態の基板搬入部の概略的な構成を示
す正面図(a)と側面図(b)である。
【図8】単一のレーザ測長器を走査手段によって回路基
板の幅方向全体に走査させる一構成例を示す図である。
【図9】第3実施形態の基板搬入部の概略的な構成を示
す正面図である。
【図10】第4実施形態の基板搬入部の概略的な構成を
示す斜視図(a)及び撮像画像(b)である。
【図11】第5実施形態の基板搬入部の概略的な構成を
示す正面図である。
【図12】第6実施形態の電子部品実装装置の斜視図で
ある。
【図13】図12の電子部品実装装置の移載ヘッドの拡
大斜視図である。
【図14】移載ヘッドに備わる装着ヘッドの動作を示す
説明図である。
【図15】移載ヘッドの移動経路を示す図である。
【図16】高さの電子部品の実装された回路基板の一例
を示す図である。
【符号の説明】
3 電子部品 5 回路基板 10 部品供給部 11 部品供給位置 12 ロータリーヘッド 14 XYテーブル 16 基板搬入部 24 部品供給ユニット 26 装着ヘッド 32 部品装着位置 34 吸着ノズル 36 搬送コンベヤ 38,40 高さ計測部 38a 投光部 38b 受光部 42 測距装置 44 走査手段 46 実装面積測定部 48 2次元センサ 50 体積計測部 52 スリット光源 54 照射域 64 基板搬入部 66 実装位置 66 電子部品実装位置 76 移載ヘッド 78 パーツフィーダ 80 パーツトレイ 82 吸着ノズル 86a,86b,86c,86d 装着ヘッド 88 アクチュエータ 98 電子部品 100,200,300 電子部品実装装置 L 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 13/04 H05K 13/08 T 13/08 U G01B 11/24 K (72)発明者 中村 仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA01 AA02 AA06 AA07 AA20 AA24 AA51 AA58 AA59 BB05 CC01 CC25 DD06 FF01 FF02 FF04 FF09 FF61 GG04 GG07 GG14 HH04 HH05 HH12 JJ01 JJ03 JJ05 JJ15 JJ26 MM15 NN20 PP12 QQ06 QQ31 RR05 5E313 AA01 AA11 CC04 DD02 DD12 EE02 EE03 EE24 FF24 FF28

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板搬入部から供給され電子部品の実装
    された回路基板を実装位置に搬送して固定する一方、装
    着ヘッドに上下動可能に取り付けた吸着ノズルにより部
    品供給部の電子部品を保持し、この電子部品を前記回路
    基板の所定の部品装着位置へ移送して、保持された前記
    電子部品を回路基板へ実装する電子部品実装方法であっ
    て、 前記回路基板の実装済み電子部品に対する慣性パラメー
    タを前記基板搬入部で求め、得られた慣性パラメータが
    大きい場合には前記回路基板の搬送速度の動作パラメー
    タを遅くなるように自動設定する一方、慣性パラメータ
    が小さい場合には前記動作パラメータを速くなるように
    自動設定することを特徴とする電子部品実装方法。
  2. 【請求項2】 前記慣性パラメータが、前記実装済み電
    子部品の基板面からの高さであることを特徴とする請求
    項1記載の電子部品実装方法。
  3. 【請求項3】 前記実装済み電子部品の高さに応じて、
    前記吸着ノズルの下降量を、前記保持された電子部品が
    前記実装済み電子部品と干渉しない量に設定することを
    特徴とする請求項2記載の電子部品実装方法。
  4. 【請求項4】 前記慣性パラメータが、前記実装済み電
    子部品の実装面積であることを特徴とする請求項1記載
    の電子部品実装方法。
  5. 【請求項5】 前記慣性パラメータが、前記実装済み電
    子部品の体積であることを特徴とする請求項1記載の電
    子部品実装方法。
  6. 【請求項6】 前記慣性パラメータが、前記基板搬入部
    へ供給される前段の基板加工装置により出力される実装
    済み部品データに基づいて設定されることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品実装方法。
  7. 【請求項7】 基板搬入部から供給され電子部品の実装
    された回路基板を実装位置に搬送して固定する一方、装
    着ヘッドに上下動可能に取り付けた吸着ノズルにより部
    品供給部の電子部品を保持し、この電子部品を前記回路
    基板の所定の部品装着位置へ移送して、保持された前記
    電子部品を回路基板へ実装する電子部品実装装置であっ
    て、 前記基板搬入部で前記回路基板上の実装済み電子部品の
    慣性パラメータを抽出する基板情報抽出部と、 前記慣性パラメータが大きい場合に前記回路基板の搬送
    速度の動作パラメータを遅くなるように自動設定する一
    方、慣性パラメータが小さい場合に前記動作パラメータ
    を速くなるように自動設定する制御部とを備えたことを
    特徴とする電子部品実装装置。
  8. 【請求項8】 前記慣性パラメータが、前記実装済み電
    子部品の基板面からの高さであって、前記基板情報抽出
    部が、前記実装済み電子部品の高さを検出する高さ計測
    部を有することを特徴とする請求項7記載の電子部品実
    装装置。
  9. 【請求項9】 前記高さ計測部が、発光素子を高さ方向
    に複数配列した投光部と、前記投光部からの出射光を受
    光する受光素子を高さ方向に複数配列した受光部とを有
    し、前記投光部と受光部が、前記基板搬入部の搬送路を
    挟んで対向配置されていることを特徴とする請求項8記
    載の電子部品実装装置。
  10. 【請求項10】 前記高さ計測部が、前記基板搬入部の
    搬送路上方に配置され、前記回路基板の搬送方向に対し
    て直交方向に電子部品の高さを測定する測距装置を有す
    ることを特徴とする請求項8記載の電子部品実装装置。
  11. 【請求項11】 前記慣性パラメータが、前記実装済み
    電子部品の実装面積であって、前記基板情報抽出部が、
    前記実装済み電子部品の実装面積を検出する2次元セン
    サを有することを特徴とする請求項7記載の電子部品実
    装装置。
  12. 【請求項12】 前記慣性パラメータが、前記実装済み
    電子部品の体積であって、前記基板情報抽出部が、ライ
    ン状のスリット光を出射するスリット光源と、前記出射
    されたスリット光の照射域を撮像する2次元センサとを
    有し、前記2次元センサと前記スリット光源のうち、い
    ずれか一方を前記回路基板の基板面に対して斜め方向に
    設置すると共に、他方を前記回路基板の上方に設けたこ
    とを特徴とする請求項7記載の電子部品実装装置。
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