JPH11251799A - 部品認識方法および部品検査、実装方法 - Google Patents

部品認識方法および部品検査、実装方法

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JPH11251799A
JPH11251799A JP10048414A JP4841498A JPH11251799A JP H11251799 A JPH11251799 A JP H11251799A JP 10048414 A JP10048414 A JP 10048414A JP 4841498 A JP4841498 A JP 4841498A JP H11251799 A JPH11251799 A JP H11251799A
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栄一 蜂谷
Akira Noudo
章 納土
Atsushi Tanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の底部に配置された複数の突起電極
の全体を計測でき、個々の突起電極の体積または形状を
正確に検出できる部品認識方法を提供する。 【解決手段】 底部に複数の突起電極2aを有する電子
部品2の底部全体の高さ画像を、高さ検出センサー3
で、2次元高さ画像データとして取り込み、高さ画像デ
ータから個々の突起電極2aを抽出し、個々の突起電極
2aの体積あるいは形状を検出し、突起電極2aの体積
あるいは形状が、予め定めた基準を満たさなかった場合
には、電子部品2を異常とみなすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に実
装される電子部品の底部に配置された複数の突起電極を
認識する部品認識方法及びその認識結果に基づいて電子
部品の良否を検査する部品検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示すようなプリント基板
に実装される電子部品2の底部に格子状に配置された複
数の半球形状の突起電極2aの欠落等を検査するには、
例えば、CCDカメラによる検査方法が用いられてい
た。
【0003】この従来の検査方法では、図15に示すよ
うに、CCDカメラ100で電子部品2の半球状の突起
電極2aに、水平方向から照明を当てる必要があった。
その理由は、半球形状の突起電極2aが欠落していて
も、欠落した半球形状の突起電極2aの下に電極、ある
いは半球形状の突起電極の一部である半田が存在してい
る可能性が高いので、CCDカメラ100の正面側から
光を半球形状の突起電極2aに垂直に照射したのでは、
半球形状の突起電極2aが欠落している場合でも上記の
電極あるいは半田が光を反射するので、半球形状の突起
電極2aが欠落しているかどうかの検査を行うことは困
難であった。
【0004】図16(a)に示すように、水平方向か
ら、突起している電極2aに光を照射することで、図1
6(b)に示すように、実際に存在している半球形状の
突起電極2aを認識することができるのである。尚、図
17(a)(b)は、半球形状の突起電極2aに光を照
射したときの例を示し、図18(a)(b)は、底部に
略平坦形状部を有する略半球形状の突起電極2aに光を
照射したときの例を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この照
明方法では、原理的に半球形状の突起電極2aの最下部
から光の反射が得られず、プリント基板と半田接合をす
る上で最も重要な部分である、半球形状の突起電極2a
の最下部の認識が困難である。また、半球形状の突起電
極2aの表面の酸化による変色の状態によっては、ある
いは、半球形状の突起電極2aの表面の打痕の状況によ
っては、半球形状の突起電極2aからの光の反射量が変
化するので、半球形状の突起電極2aの形状を定性的に
しか識別できなかった。すなわち、個々の半球形状の突
起電極2aの光り具合を、半球形状の突起電極2aに属
する輝度の総和などの評価値で表し、半球形状の突起電
極2aの評価値の分布を調べて半球形状の突起電極2a
の欠落を判定するといった相対的な評価しかできなかっ
た。このため、従来の方法は、電子部品2の底部に半球
形状の突起電極2aが有り、無しの検査にのみ用いられ
ていた。
【0006】また、半球形状の突起電極2aの高さが低
くなってくると、水平方向から光を当てても光を反射す
る部分は小さくなってしまい、半球形状の突起電極2a
の検出に充分な光量が得られないため、半球形状の突起
電極2aの有り、無しの検査の信頼性が低下するという
問題があった。
【0007】近年、ICの高集積度化により図14に示
すBGA(Ball Grid Array)の様な部
品パッケージが一般化している。BGA部品の場合いっ
たんプリント基板に装着するとプリント基板との接合面
が見えなくなるので、装着直前での半球形状の突起電極
2aの検査が大変重要になる。ICパッケージが小型化
し、半球形状の突起電極2aの検査機能の重要性が高ま
っている現在、『個々の半球形状の突起電極2aの半田
量を定量的に検出する』、あるいは、『個々の半球形状
の突起電極2aの形状を定量的に評価する』ことの重要
性は高まっている。しかし、上記した従来の方法では、
どちらの場合も定性的な評価しか行えなかった。
【0008】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、電子部品の底部に配置された複数の突
起電極の全体を計測でき、個々の突起電極の体積または
形状を正確に検出できて、突起電極を構成する半田の量
や形状を定量的に評価でき、しかもプリント基板に電子
部品を装着する直前に、接合部である突起電極の検査を
行うことが可能であり、電子部品組立の信頼性を向上さ
せることができる部品認識方法及び部品検査方法を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の部品認識方法は、底部に複数の突起電
極を有する電子部品の底部全体の高さ画像を、高さ検出
センサーで、2次元高さ画像データとして取り込み、前
記高さ画像データから個々の突起電極を抽出し、個々の
突起電極の体積を検出することを特徴としている。
【0010】また、電子部品の突起電極の体積の検出
は、電子部品装着機のノズルで前記電子部品を、部品供
給部より吸着してから、前記電子部品をプリント基板に
装着するまでの間に、行うことが好ましい。
【0011】更に、高さ検出センサーは、レーザー光を
ポリゴンミラーで1次元の直線上をスキャンさせなが
ら、レーザー光のスキャン方向と直角の方向に電子部品
を移動させるか、あるいは、レーザー光のスキャン方向
と直角の方向に高さ検出センサーを移動させることによ
って、2次元高さ画像データを取り込むと好適である。
【0012】第2発明の部品認識方法は、底部に複数の
突起電極を有する電子部品の底部全体の高さ画像を、高
さ検出センサーで、2次元高さ画像データとして取り込
み、前記高さ画像データから個々の突起電極を抽出し、
個々の突起電極の形状を認識することを特徴としてい
る。
【0013】また、電子部品の突起電極の形状の認識
は、電子部品装着機のノズルで前記電子部品を、部品供
給部より吸着してから、前記電子部品をプリント基板に
装着するまでの間に、行うことが好ましい。
【0014】更に、高さ検出センサーは、レーザー光を
ポリゴンミラーで1次元の直線上をスキャンさせなが
ら、レーザー光のスキャン方向と直角の方向に電子部品
を移動させるか、あるいは、レーザー光のスキャン方向
と直角の方向に高さ検出センサーを移動させることによ
って、2次元高さ画像データを取り込むと好適である。
【0015】第1発明の部品認識方法によると、電子部
品の底部に配置された複数の突起電極の全体を計測で
き、個々の突起電極の体積を正確に検出できて、突起電
極を構成する半田の量を定量的に評価できる。
【0016】そしてこの第1発明の部品認識方法により
検出された突起電極のいずれかの体積が、予め定めた基
準範囲に入らない場合には、その電子部品を異常とみな
す部品検査方法を採用することで、電子部品の良、不良
を正確に判断することができる。
【0017】また、プリント基板に電子部品を装着する
直前に、接合部である突起電極の体積検出を行うことが
可能であり、電子部品製造工程から電子部品組立工程の
間で、電子部品を運搬したときに生じる電子部品の突起
電極の欠落等の不良を、電子部品を基板に取り付ける組
立工程で見つけることができるので、不良品を破棄して
正常な電子部品だけをプリント基板に取り付けることが
でき、電子部品組立の信頼性を向上させることができ
る。
【0018】第2発明の部品認識方法によると、電子部
品の底部に配置された複数の突起電極の全体を計測で
き、個々の突起電極の形状を正確に検出できて、突起電
極を構成する半田の形状を定量的に評価できる。
【0019】そしてこの第2発明の部品認識方法により
認識された突起電極のいずれかの形状が、予め定めた基
準形状から外れた場合には、その電子部品を異常とみな
す部品検出方法を採用することで、電子部品の良、不良
を正確に判断することができる。
【0020】また、プリント基板に電子部品を装着する
直前に、接合部である突起電極の形状評価を行うことが
可能であり、電子部品製造工程から電子部品組立工程の
間で、電子部品を運搬したときに生じる電子部品の突起
電極の欠落等の不良を、電子部品をプリント基板に取り
付ける組立工程で見つけることができるので、不良品を
破棄して正常な電子部品だけを基板に取り付けることが
でき、電子部品組立の信頼性を向上させることができる
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら具体的に説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態の部品認識方法
及び部品検査方法に用いる電子部品装着機を示す。
【0023】図1において、1は電子部品装着機の装着
機本体、2は本装着機で実装される電子部品(以下、部
品と略記する)、3は部品2が載っているトレー、4は
トレー3に載った部品2を自動供給する部品供給部とし
てのトレー供給部、7は実装時に部品2を吸装着するヘ
ッド部(ノズル)、5はヘッド部7をX軸方向に移動さ
せるものであって、XYロボットの一部を構成するX軸
側のロボット(以下、X軸ロボットと略記する)、6a
および6bはヘッド部7をY軸方向に移動させるXYロ
ボットの一部を構成するY軸側のロボット(以下、Y軸
ロボットと略記する)、8は高さ検出センサーであり、
部品2の高さ画像を撮像する。9は部品2が実装される
プリント基板である。
【0024】トレー3に載っている部品2がヘッド部7
で吸着され高さ検出センサー8の上をX軸ロボット5に
駆動されてX軸方向に移動するときに、高さ検出センサ
ー8によって部品2の高さ画像が取り込まれる。高さ検
出センサー8によって得られた(高さ)画像をソフトウ
ェア処理して、部品2の複数の半球形状の各突起電極2
aの体積または形状の認識、検査を行い、検査結果が正
常であれば、部品2がプリント基板9の上の所定の位置
に装着される。他方、部品2のいずれかの突起電極2a
の体積または形状に異常があるときはこの部品2を廃棄
する。
【0025】図2は、電子部品実装機のX軸ロボット5
の説明図である。
【0026】部品2を吸着したヘッド部7は、サーボモ
ーター24の回転により、X軸上を移動する。部品2の
高さデータ入力は、部品2を吸着したヘッド部7が、原
点センサー22の左側から右側に向かって、高さ検出セ
ンサー8上を等速で移動することでなされる。ヘッド部
7が原点センサー22を通過すると原点信号23が出力
され、画像処理コントローラー21に通知される。
【0027】尚、18a、18bはPSDからの出力信
号、20はポリゴン面原点信号、25はエンコーダー信
号である。
【0028】高さ検出センサー8の構成と動きについ
て、三角測量の原理を用いたものを例示して、以下に詳
細に説明する。
【0029】図3は高さ検出センサー8のY軸に垂直な
断面図であり、図5は高さ検出センサー8のX軸に垂直
な断面図である。図3および図5において、10はレー
ザー光を発光する半導体レーザー、11はこのレーザー
光を集光整形する集光整形レンズ、12はミラー面に当
たったレーザー光を機械的回転によって走査させるポリ
ゴンミラー、13はレーザー光の一部を通過させ一部を
反射させるハーフミラー、14は光を反射させるミラー
である。
【0030】15はポリゴンミラー12で機械的に振ら
れたレーザー光を被写体である部品2に垂直に投射され
るように光路変換させるF−θレンズ、16a、16b
は部品2の半球形状の突起電極2aに当たったレーザー
光の反射(散乱光)を結像させる結像レンズ、17a、
17bは部品2に当たったレーザー光の反射光が結像レ
ンズ16a、16bを通して結像される位置検出素子と
しての半導体位置検出素子(以下、PSDと略記する)
であり、結像した光の位置と相関のある電気信号を発生
する機能を有する。18a、18bはPSD17a、1
7bの出力信号である。
【0031】ここで、半導体レーザー10で発光された
レーザー光は、集光整形レンズ11でビーム形状を集光
整形された後、ハーフミラー13を通過し、ミラー14
を反射して、ポリゴンミラー12に当たる。ポリゴンミ
ラー12は定速回転運動をしており、ミラー面に当たっ
たレーザー光は振られることとなる。更に、F−θレン
ズ15で光路変換されたレーザー光は部品2の半球形状
の突起電極2aに垂直に当てられ、この反射光が結像レ
ンズ16a、16bを介してPSD17a、17bに結
像され、PSD17a、17bが部品2の半球形状の突
起電極2aのレーザー反射面の高さを計測し得る出力信
号18a、18bを発生する。
【0032】ここで、レーザー光は、ポリゴンミラー1
2で反射した後、対象物である部品2の半球形状の突起
電極2aに照射されるが、対象物である部品2の半球形
状の突起電極2aには、ポリゴンミラー12と部品2の
半球形状の突起電極2aとの間に存在する3枚構成のF
−θレンズ15によって、常に垂直に当たるようになっ
ている。
【0033】部品2の半球形状の突起電極2aのような
半球形の対象物の高さを測定するとき、高さ検出センサ
ー8にとって、半球形の対象物の周囲の面は切り立った
壁に相当し、この付近にレーザー光を照射しても、半球
形の対象物からの反射光は得られず、PSD17a、1
7bには反射光が帰ってこない。そこで、何度の面まで
精度を保ちながら計測可能か実験的に確かめておく。そ
の角度が後述する図12(b)に示すθである。
【0034】そこで、後述する図12(b)に示すよう
に、高さ検出センサー8で部品2の半球形状の突起電極
2aの体積を計測するときには、有効なデータが得られ
る半径rをθに基づいて計算しておき、小領域内をサン
プリングしているときに、サンプリング点であるX、Y
が、半球形状の突起電極2aの中心から半径rの領域に
存在するときにだけ、計測高さH(X、Y)を体積計算
の対象にすることで精度を高めようとしている。
【0035】図5において、19は光が入力されたこと
を感知する光センサー、20は光センサー19に光が入
力されたことを外部に知らせる信号であり、この信号は
ポリゴンミラー12の各ミラー面が所定の角度に来たと
き変化するもので、いわば、ポリゴンミラー12の各面
の原点信号(面原点)にあたる。更に、例えば18面の
ポリゴンミラー12であれば一回転に18回の信号が、
各々等間隔(18面であれば20度毎)の角度だけ回転
したとき出力されることになる。これをポリゴンミラー
12のポリゴン面原点信号20と呼ぶ。
【0036】本実施の形態における高さ検出センサー8
は、2系統のPSD回路を有しているが、これは1系統
ではレーザー光が部品に当たったときに、角度的にPS
Dに反射光が帰ってこない場合があるため、これを補う
のが主な目的で設けている。
【0037】3系統以上設けるほうが有効な場合もある
が、技術的には同じことであり、ここでは2系統で説明
する。
【0038】ここで、前記の半導体位置検出素子(PS
D)17a、17bによる計測対象物である部品2の半
球形状の突起電極2aの高さの測定方法の一例を、半導
体位置検出素子17aの場合について代表して、図6に
基づいて説明する。
【0039】図6において、F−θレンズ15から紙面
に垂直な方向(Y軸方向)に走査して部品2の半球形状
の突起電極2aに投射されるレーザビームは,半球形状
の突起電極2aから乱反射する。この場合、投射された
点が、半球形状の突起電極2aの底面上の高さ0のA1
点と半球形状の突起電極2aの最下部である底面から高
さHのB1 点とであるとする。
【0040】乱反射したレーザビームは結像レンズ16
aによって集光され、それぞれが半導体位置検出素子
(PSD)17aの上のA2 点とB2 点とに結像する。
その結果、A2 点とB2 点とに起電力が発生し、それぞ
れC点から電流I1 、I2 、D点から電流I3 、I4
取り出される。
【0041】電流I1 、I3 はA2 点とC点との間の距
離xA とA2 点とD点との間の距離に比例する抵抗成分
によって決まり、電流I2 、I4 は、B2 点とC点との
間の距離xB とB2 点とD点との間の距離とに比例する
抵抗成分によって決まるので、半導体位置検出素子17
aの長さをLとすると、図11のxA 、xB は次式のよ
うにして決まる。
【0042】xA =LI3 /(I1 +I3 ) xB =LI4 /(I2 +I4 ) 従って、図6の半導体位置検出素子17aの上でのA2
点とB2 点との間の距離H’は次式で決まる。
【0043】H’=xA −xB このようにして求められたPSDの上の高さH’に基づ
いて高さHが決定される。
【0044】次に、高さ像を撮像する仕組みを、図2を
用いて説明する。
【0045】図2において、21は本電子部品実装装置
の主制御部、22はX軸ロボット5上で高さ画像の撮像
のための基準位置を主制御部21に知らせる基準位置セ
ンサー、23はヘッド部7がこの基準位置センサー22
を通過したときに、これを主制御部21に知らせる基準
位置信号、24aはX軸ロボット5を移動させるモータ
ー24のエンコーダー、25はエンコーダー24aの出
力するエンコーダー信号である。
【0046】トレー3からピックアップされた部品2が
X軸ロボット5によってX軸の上を移動するとき、エン
コーダー24aは常にエンコーダー信号(AB相、Z相
またはこれと等価な信号)25を主制御部21に与えて
おり、基準位置センサー22を部品2が通過するとき、
基準位置信号23が主制御部21に与えられることか
ら、この両方の信号で部品2のX軸上の基準位置からの
相対位置を主制御部21が算出できる。
【0047】一方、高さ検出センサー8内にあるポリゴ
ンミラー12の回転量は、これが回転している間ポリゴ
ン面原点信号20として常に主制御部21に与えられて
おり、これと基準位置信号23とからポリゴンミラー1
2の基準位置通過後の回転量を算出することができる。
【0048】ここで、ポリゴンミラー12の回転量はそ
の速度に比例して増加し、X軸ロボット5の移動量も同
様のことが言える。一方、本実施の形態における高さ検
出センサー8では、ポリゴンミラー12と高さ画像撮像
時のX軸ロボット5は各々等速に回転・直進することを
前提としている。もしも、この条件が乱れる場合には、
撮像される高さ画像の水平・垂直方向の一画素当たりの
分解能(画素サイズ)が速度ムラに応じてバラつくこと
となる。これは、計測精度上の誤差要因である。そこで
本実施の形態の電子部品実装装置では、上記構成の高さ
検出センサー8で高さ画像を主制御部21内にある画像
メモリー34(図7参照)に取り込むとともに、基本的
に等速回転運動しているポリゴンミラー12と、サーボ
モーターなどのモーターで駆動されているヘッド部7の
間の動作の整合性を監視・制御するために、ポリゴンミ
ラー12のポリゴン面原点信号20とモーターのエンコ
ーダー信号25とを用いるものである。
【0049】次に、主制御部21の内部構造を示す図7
のブロック図について説明する。
【0050】メインコントローラー30は、図1に示さ
れる電子部品実装機全体をコントロールする。たとえ
ば、サーボコントローラー31を介して電子部品実装機
のヘッド部7の位置をコントロールし、電子部品2の吸
着、移動、プリント基板9への装着を行う。
【0051】また、メインコントローラ30の部品形状
情報記憶部30aに記憶されている装着を行う電子部品
2の形状情報(ボディ高さ、ボディ幅、ボディ奥行き、
半球形状の突起電極2aの個数、半球形状の突起電極2
aの直径、半球形状の突起電極2aのピッチなど)を2
ポートメモリ32を介して画像処理コントローラー33
のワークメモリ44に転送格納し、電子部品2の高さ画
像入力、電子部品2の位置検出を行う。また、その結果
は、2ポートメモリ32を介して画像処理コントローラ
ー33からもらって、電子部品2をプリント基板に装着
する際の位置(X、Y、θ)の補正計算に用いる。
【0052】X軸ロボット5とY軸ロボット6a、6b
は、サーボコントローラー31が、X軸・Y軸・θ軸・
ノズル高さ軸の位置制御を行う。特に、X軸のモータエ
ンコーダ信号61は、ヘッド部7のX軸上での位置を教
えるため、また、X軸からの原点信号62は、ヘッド部
7が高さ計測開始位置に来たことを教えるため、それぞ
れ画像処理コントローラー33に入力され、高さデータ
を画像メモリ34に取り込むスタートタイミングを測る
のに用いられる。
【0053】高さ検出センサー8は、部品2から反射し
てきたレーザー光を計測する受光系が、レーザー光の反
射ばらつきを考慮して2系統(チャネルAとチャネル
B)設け、信頼性を,確保している。各受光系では、P
SDで検出した微弱な信号を、プリアンプ35で増幅
し、ADコンバーター36で12ビットのデジタルデー
タに変換し(高さ演算の精度を確保するため、ここでは
12ビットのデジタルデータに変換されている)、画像
処理コントローラー33へ入力している。また、ポリゴ
ンミラー12は常時回転しており、図5で示される機構
によって、ポリゴン面原点信号20をクロック部37に
入力している。クロック部37では、高さデータをメモ
リに書き込む際に必要になる基準クロック(CLR)を
発生させると共に、ポリゴン面原点信号20を基にし
て、高さデータ取り込みに必要な水平同期信号(HCL
R)を発生させ、それぞれ画像処理コントローラー33
に入力している。
【0054】画像処理コントローラー33は、高さ検出
センサー8からのデジタル化されたPSD信号を、高さ
演算部39で8ビットの高さデータに変換する。チャネ
ル選択部40は、2系統(チャネルAとチャネルB)あ
る高さデータをリアルタイムで比較し、それぞれのタイ
ミングで確かな方の高さデータを選択している。たとえ
ば、チャネルAの高さ計算時にゼロによる割り算が発生
すれば、チャネルAの高さデータには異常を表す255
が与えられるので、このような場合には、チャネルBの
値を選択する。もし両チャネルが255の異常値を示せ
ば、高さデータとして255が出力される。また、両チ
ャネルA、Bの高さデータが正常値であれば、両チャネ
ルの高さデータの加算平均値が出力される。チャネル選
択部40から出力された高さデータは、画像メモリ34
に格納される。高さデータの画像メモリ34への格納
は、タイミング制御部41によってコントロールされて
おり、X軸ロボット5から原点信号を受けた後、あらか
じめ定めておいたヘッド移動距離をエンコーダ信号61
でカウントして垂直同期信号(VCLR)を生成し、高
さデータ取り込み開始信号として画像メモリ34へ入力
している。画像メモリ34に格納された高さデータは、
プログラムに従って動作するCPU42によって画像処
理され、認識対象物である電子部品の位置検出などが行
われる。プログラムは、プログラムメモリ43に格納さ
れている。電子部品の幾何特徴を格納している形状情報
(外形高さ、外形幅、外形奥行き、半球形状の突起電極
個数、半球形状の突起電極の直径、半球形状の突起電極
ピッチなど)は、高さ画像入力に先立ち、事前に2ポー
トメモリ32を介してメインコントローラー30から送
られてくる。認識対象物の位置検出は、この形状情報を
基に行われる。尚、ワークメモリ44は、認識対象物の
位置検出を行う上で、認識対象物の形状情報や中間結果
を格納する場所として使用される。
【0055】図8は、高さ検出センサー8を用いての部
品装着手順を示している。
【0056】次に、図8に示すステップ(〜)の順
にしたがって説明する。
【0057】 ノズル(ヘッド部)7で電子部品2を
吸着する。
【0058】 部品2の高さデータを取り込む。
【0059】 部品2の半球形状の突起電極2aの位
置を検出する。
【0060】(詳しくは、図9参照のこと) 部品2
の半球形状の突起電極2aの体積を検出する。
【0061】(詳しくは、図12参照のこと) 半球
形状の突起電極2aの体積が正常であるか否かを判断す
る。
【0062】 全て正常の場合には、部品2をプリン
ト基板9の所定の場所に装着する。
【0063】 半球形状の突起電極2aの体積が一つ
でも異常の場合には、部品2を装着せずに廃棄する。
【0064】図9は、高さデータからの部品2の半球形
状の突起電極2aの位置検出手順を示している。
【0065】次に、図9に示すステップ(〜)の順
にしたがって説明する。
【0066】 部品2の大きさから処理エリアを決定
する。
【0067】たとえば、処理エリアのX・Y方向のサイ
ズを、画面上での部品2の大きさの2倍に設定する。
【0068】 処理エリア内をサンプリングして部品
2の中心を求め、また部品2の中心まわりの慣性相乗モ
ーメントおよび慣性2次モーメントを求めて傾きを求め
る。すなわち部品2のパターンを楕円近似し、その長軸
をもって部品2の傾きとする。
【0069】 部品2の位置、姿勢を基に半球形状の
突起電極2aの位置を推定し、小領域を設定する。
【0070】部品2の形状情報には、部品2のボディの
大きさ、半球形状の突起電極2aの個数、半球形状の突
起電極2aの大きさ、半球形状の突起電極2aの直径、
個々の半球形状の突起電極2aが存在する位置を計算す
るのに必要な情報を格納しておく。
【0071】 全ての半球形状の突起電極2aの位置
を正確に検出する。
【0072】上記した部品2の中心検出と傾き検出に関
連して、図10(a)(b)(c)について説明する。
【0073】図10(a)では、部品2の大きさから決
定された処理エリアが白いウインドウで表されている。
【0074】図10(b)では、処理エリア内を、あら
かじめ定められたステップでX方向、Y方向に均等にサ
ンプリングして部品2の中心と傾きを求める。
【0075】図10(c)では、部品2の中心、傾きと
メインコントローラから送られてきた部品形状情報を使
って、個々の半球形状の突起電極2aが存在する位置を
推定し、半球形状の突起電極2aを1つだけ包含する小
領域を設定する。この小領域をサンプリングして、半球
形状の突起電極2aの中心位置を検出する。 図11
は、高さ計測領域を示している。これは、8ビット画像
領域なので、高さデータとしては0〜255までの25
6通りの数値を扱うことができる。本実施形態では、便
宜上、高さ座標軸を対象物から高さ検出センサー方向に
取り、高さ計測の基準面を128としている。また、高
さデータとして0や255などの値は、『高さデータが
正しく得られなかった』などのエラーを表現するために
使用している。尚、高さ方向の分解能を10μmとする
と、計測可能な範囲は約±1.2mmとなる。
【0076】次に、半球形状の突起電極2aの体積検出
手順を図12に基づいて説明する。
【0077】図12(a)(b)において、 V: 半球形状の突起電極2aの高さを合計したもの R: 半球形状の突起電極2aの半径 θ: 半球形状の突起電極2aで反射したレーザ光が、PSDで 受光できる限界角度 r: PSD受光限界角度をXY平面に投影したときにできる円 領域の半径 H(X、Y): 点(X、Y)における高さデータ (X、Y): 小領域内のサンプリング点 (Xc、Yc): 図10(c)の処理で求めた半球形状の突起電極2aの中 心座標である。
【0078】その手順は、図12(a)にステップ〜
に示すようになっている。
【0079】 Yアドレスを図12(b)に示すよう
に、Yminに初期化し、V=0とする。
【0080】 Xアドレスを図12(b)に示すよう
に、Xminに初期化する。
【0081】 (Xc−X)2 +(Yc−Y)2 <r
2 の判定を行なう。この式を満たす場合には、へ進
む。この式を満たさなければ、サンプリング点(X、
Y)は、突起電極2aの領域の外側に位置することにな
るので、そのようなサンプリング点での高さデータH
(X、Y)は、Vにたしこまず無視して、へ進む。
【0082】 サンプリング点(X、Y)が、(X
c、Yc)を中心とする半径rの領域内に存在するの
で、このサンプリング点(X、Y)が保持している高さ
データH(X、Y)は精度のよいものである。従って、
この高さデータH(X、Y)をVに加算し、あらためて
Vとする。
【0083】 Xアドレスに、予め定めたきざみSx
を加算し、あらためてXアドレスとする。すなわちサン
プリング点を1アドレス分SxだけX軸方向に移動させ
る。
【0084】 Xアドレスが最大値Xmaxを越える
まで、きざみSxを増加させながら、〜の処理を繰
り返す。
【0085】 XアドレスがXmaxを越えると、Y
アドレスにあらかじめ定めたきざみSyを加算し、あら
ためてYアドレスとする。すなわちサンプリング点を1
アドレス分SyだけY軸方向に移動させる。
【0086】 Yアドレスが最大値Ymaxを越える
まで、きざみSyを増加させながら、〜の処理を繰
り返す。YアドレスがYmaxを越えるとへ進む。
【0087】 全サンプリング点の高さデータの合計
となるVに、サンプリング点1点あたりの単位面積を乗
じることにより、突起電極2aの体積が求まる。
【0088】また、半球形状の突起電極2aの形状評価
(形状認識)手順について、図13に基づいて説明す
る。
【0089】図13(a)(b)において、 E: 半球形状の突起電極2aの形状評価値 R: 半球形状の突起電極2aの半径 θ: 半球形状の突起電極2aで反射したレーザー光が、PSD で受光できる限界角度 r: PSD受光限界角度をXY平面に投影した時にできる円領 域の半径 Hpo: 点(X、Y)における高さ理論値 H(X、Y): 点(X、Y)における計測高さデータ (X、Y): 小領域内のサンプリング点 (Xc、Yc): 図10(c)の処理で求めた半球形状の突起電極2aの中 心座標 である。尚、上記Hpoは、前記突起電極2aが半球で
あると想定したときの理論値であり、この理論値と計測
値の差が0に近いほど半球に近い形状となる。
【0090】その手順は、図13(a)にステップ(
〜)に示すようになっている。
【0091】 Yアドレスを図13(b)に示すよう
に、Yminに初期化し、E=0とする。
【0092】 Xアドレスを図13(b)に示すよう
に、Xminに初期化する。
【0093】 (Xc−X)2 +(Yc−Y)2 <r
2 の判定を行なう。この式を満たす場合には、へ進
む。この式を満たさなければ、サンプリング点(X、
Y)は、突起電極2aの領域の外側に位置することにな
るので、そのようなサンプリング点での高さデータH
(X、Y)は、形状評価の対象とせず無視して、へ進
む。
【0094】 サンプリング点(X、Y)が、(X
c、Yc)を中心とする半径rの領域内に存在するの
で、このサンプリング点(X、Y)が保持している高さ
データH(X、Y)は精度のよいものである。この高さ
データH(X、Y)に基づいてに示すように高さ理論
値Hpoを求めると共に、HpoとH(X、Y)の差の
絶対値を求める。この値をEに加算し、あらためてEと
する。
【0095】 Xアドレスに、予め定めたきざみSx
を加算し、あらためてXアドレスとする。すなわちサン
プリング点を1アドレス分SxだけX軸方向に移動させ
る。
【0096】 Xアドレスが最大値Xmaxを越える
まで、きざみSxを増加させながら、〜の処理を繰
り返す。
【0097】 XアドレスがXmaxを越えると、Y
アドレスにあらかじめ定めたきざみSyを加算し、あら
ためてYアドレスとする。すなわちサンプリング点を1
アドレス分SyだけY軸方向に移動させる。
【0098】 Yアドレスが最大値Ymaxを越える
まで、きざみSyを増加させながら、〜の処理を繰
り返す。YアドレスがYmaxを越えるとへ進む。
【0099】 全サンプリング点のHpoとH(X、
Y)の差の絶対値の合計となるEが突起電極2aの形状
の評価値となる。
【0100】上記した電子部品2の突起電極2aの体積
検出あるいは形状評価は、電子部品装着機のノズル(ヘ
ッド部)7で電子部品2を、部品供給部4より吸着して
から、電子部品2をプリント基板9に装着するまでの間
に行うと良い。
【0101】このようにすることによって、電子部品製
造工程から電子部品組立工程の間で、電子部品2を運搬
したときに生じる電子部品2の突起電極2aの欠落等の
不良を、電子部品2をプリント基板9に装着する直前で
見つけることができるので、不良品を破棄して正常な電
子部品2だけをブリント基板9に取り付けることがで
き、電子部品組立の信頼性を向上させることができる。
【0102】更に、高さ検出センサー8は、レーザー光
をポリゴンミラー12で1次元の直線上をスキャンさせ
ながら、レーザー光のスキャン方向と直角の方向に対象
物(電子部品)を移動させるか、あるいは、レーザー光
のスキャン方向と直角の方向に高さ検出センサーを移動
させることによって、対象物の2次元高さ画像データを
取り込むことができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子部品の底部に配置された複数の突起電極の全体を計
測でき、個々の突起電極の体積あるいは形状を正確に検
出できて、電子部品の良、不良を正確に判断することが
できる。
【0104】また、プリント基板に電子部品を装着する
直前に、接合部である突起電極の体積検出や形状認識を
行うことが可能であり、電子部品製造工程から電子部品
組立工程の間で、電子部品を運搬したときに生じる電子
部品の突起電極の欠落等の不良を、電子部品を基板に取
り付ける直前で見つけることができるので、不良品を破
棄して正常な電子部品だけをプリント基板に取り付ける
ことができ、電子部品組立の信頼性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いられる電子部品装着機
の一例を示す斜視図である。
【図2】実施形態の部品認識方法における高さ検出セン
サーからの出力信号の説明図である。
【図3】実施形態の部品認識方法における高さ検出セン
サーの断面図である。
【図4】高さセンサーによる電子部品の半球形状の突起
電極の検出状態を示し、(a)はその高さセンサーの半
球形状の突起電極に対するレーザー光の入出力状態を示
す説明図、(b)はその出力信号によって得られた半球
形状の突起電極の画像を示す説明図である。
【図5】実施形態の部品認識方法における高さ検出セン
サーの断面図である。
【図6】実施形態の部品認識方法における半球形状の突
起電極に対する高さ測定方法の例を示す説明図である。
【図7】実施形態の部品認識方法に使用される電子部品
装着機の主制御部の内部構成を示すブロック図である。
【図8】部品装着手順を示すフローチャートである。
【図9】高さ画像から部品の半球形状の突起電極の位置
検出手順を示すフローチャートである。
【図10】電子部品の半球形状の突起電極の位置検出手
順を(a)、(b)、(c)に示す説明図である。
【図11】電子部品の高さ計測領域を示す説明図であ
る。
【図12】電子部品の半球形状の突起電極の体積検出手
順を示し、(a)はそのフローチャート、(b)は高さ
検出センサーによる電子部品の半球形状の突起電極の体
積検出の説明図である。
【図13】電子部品の半球形状の突起電極の形状評価手
順を示し、(a)はそのフローチャート、(b)は高さ
検出センサーによる電子部品の半球形状の突起電極の形
状評価の説明図である。
【図14】複数の半球形状の突起電極を有する電子部品
の斜視図である。
【図15】従来における電子部品の半球形状の突起電極
を検出する方法を示す説明図である。
【図16】(a)は従来の部品認識方法における電子部
品の半球形状の突起電極をCCDカメラで光を照射した
ときの半球形状の突起電極への光の入出力状態を示す説
明図、(b)はその検出によって得られる半球形状の突
起電極の画像を示す説明図である。
【図17】(a)は従来の部品認識方法におけるCCD
カメラで電子部品の半球形状の突起電極に光を照射した
ときの光の入出力状態を示す説明図、(b)はその検出
によって得られる半球形状の突起電極の画像を示す説明
図である。
【図18】(a)は従来の部品認識方法におけるCCD
カメラで電子部品の底部に略平坦形状部を有する略半球
形状の突起電極に光を照射したときの光の入出力状態を
示す説明図、(b)はその検出によって得られる底部に
略平坦形状部を有する略半球形状の突起電極の画像を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着機の装着機本体、 2 電子部品 2a 半球形状の突起電極 4 トレー供給部(部品供給部) 7 ヘッド部(ノズル) 8 高さ検出センサー 9 プリント基板 12 ポリゴンミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邉 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に複数の突起電極を有する電子部品の
    底部全体の高さ画像を、高さ検出センサーで、2次元高
    さ画像データとして取り込み、前記高さ画像データから
    個々の突起電極を抽出し、個々の突起電極の体積を検出
    することを特徴とする部品認識方法。
  2. 【請求項2】電子部品の突起電極の体積の検出は、電子
    部品装着機のノズルで前記電子部品を、部品供給部より
    吸着してから、前記電子部品をプリント基板に装着する
    までの間に、行うことを特徴とする請求項1に記載の部
    品認識方法。
  3. 【請求項3】高さ検出センサーは、レーザー光を1次元
    の直線上をスキャンさせながら、レーザー光のスキャン
    方向と直角の方向に電子部品を移動させるか、あるい
    は、レーザー光のスキャン方向と直角の方向に高さ検出
    センサーを移動させることによって、2次元高さ画像デ
    ータを取り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の部品認識方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の部品認
    識方法により検出された突起電極のいずれかの体積が、
    予め定めた基準範囲に入らない場合には、その電子部品
    を異常とみなすことを特徴とする部品検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の部品検査方法により異
    常とみなされない電子部品を基板に実装することを特徴
    とする部品実装方法。
  6. 【請求項6】底部に複数の突起電極を有する電子部品の
    底部全体の高さ画像を、高さ検出センサーで、2次元高
    さ画像データとして取り込み、前記高さ画像データから
    個々の突起電極を抽出し、個々の突起電極の形状を認識
    することを特徴とする部品認識方法。
  7. 【請求項7】電子部品の突起電極の形状の認識は、電子
    部品装着機のノズルで前記電子部品を、部品供給部より
    吸着してから、前記電子部品をプリント基板に装着する
    までの間に、行うことを特徴とする請求項6に記載の部
    品認識方法。
  8. 【請求項8】高さ検出センサーは、レーザー光を1次元
    の直線上をスキャンさせながら、レーザー光のスキャン
    方向と直角の方向に電子部品を移動させるか、あるい
    は、レーザー光のスキャン方向と直角の方向に高さ検出
    センサーを移動させることによって、2次元高さ画像デ
    ータを取り込むことを特徴とする請求項6又は7に記載
    の部品認識方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の部品認
    識方法により認識された突起電極のいずれかの形状が、
    予め定めた基準形状から外れた場合には、その電子部品
    を異常とみなすことを特徴とする部品検査方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の部品検査方法により異
    常とみなされない電子部品を基板に実装することを特徴
    とする部品実装方法。
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