JP3923168B2 - 部品認識方法及び部品実装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品をプリント基板に装着するときに、電子部品の位置補正や良否検査のために行う部品認識方法と、この部品認識方法を用いた部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の電子部品装着機の概略斜視図である。
【0003】
図12において、1は電子部品装着機の装着機本体、2は本装着機で実装される電子部品(以下、部品と略記する場合がある。)、4aは部品2が載っているトレー、4はトレー4aに載った部品2を自動供給する部品供給部としてのトレー供給部、7は実装時に部品2を吸装着するヘッド部(ノズル)、5はヘッド部7をX軸方向に移動させるものであって、XYロボットの一部を構成するX軸側のロボット(以下、X軸ロボットと略記する)、6aおよび6bはヘッド部7をX軸ロボット5とともにY軸方向に移動させるXYロボットの一部を構成するY軸側のロボット(以下、Y軸ロボットと略記する)、3AはCCDカメラ、8Aは高さセンサーである。9は部品2が実装されるプリント基板である。
【0004】
図11は、上記電子部品装着機によって装着される電子部品2の1例を示し、この電子部品2は部品本体2bの左右辺に夫々複数のリード2aを有し、このリード2aの先端2cが基板9上に装着されるようになっている。
【0005】
従来の電子部品装着機では、CCDカメラ3Aは、対象物である電子部品2の二次元の位置検出用に用いられ、高さセンサー8Aは電子部品2のリード浮き検査用に用いられている。
【0006】
この高さセンサー8Aは、図13に示すように、特定の1点における対象物の高さを計測するものである。図13に示す高さセンサー8Aは、レーザー光源8aと、このレーザー光源8aから照射されたレーザー光が対象物である電子部品2に当たったレーザー光の反射光(散乱光)を結像する結像レンズ8cと、電子部品2のリード先端2cに当たったレーザー光の反射光が結像レンズ8cを通して結像される位置検出素子としての半導体位置検出素子(以下、PSDと略記する)8dとを備えており、PSD8dは、結像した光の位置と相関性のある電気信号を発生する機能を有する。
【0007】
次に、従来の部品認識方法を、図14に示すフローチャートに基づいて、ステップ(▲1▼〜▲9▼)の順に説明する。
【0008】
▲1▼ ノズル7で電子部品2を吸着する。
【0009】
▲2▼ CCDカメラ3Aの位置で、電子部品2の輝度画像を取り込む。
【0010】
▲3▼ この輝度画像を処理して、電子部品2の位置を検出する。
【0011】
▲4▼ 電子部品2のリード2aの浮き検査を行わない場合には、▲8▼へ飛ぶ。
【0012】
▲5▼ 電子部品2のリード2aの先端2cが、常に高さセンサー8Aの測定位置に来るように、電子部品2を移動させて、リード先端2cの高さデータを計測する。図11に示す電子部品2の場合には、リード先端2cの高さ計測ラインは、図11に示すP1 、P2 の2ラインとなり、これらの計測ラインP1 、P2 はCCDカメラ3Aによる位置検出で定められる。先ず1辺のリード先端2cの高さ計測を第1のラインP1 に沿って、ノズル7がX軸方向に移動することに伴って行い、次いでノズル7の180°の回転後、他辺のリード先端2cの高さ計測を第2のラインP2 に沿ってノズル7がX軸方向に移動することに伴って行なう。尚、電子部品2がQFPの場合には、4辺のリード先端2cの高さを、4回の直線移動に分けて取り込む必要があり、またそのとき、吸着用のノズル7を中心として電子部品2を、3回90度回転させる必要がある。
【0013】
▲6▼ 全てのリード先端2cの三次元の位置(X、Y、Z)から、電子部品2を理想的な仮想平面上に装着したときに接地する3本のリード先端2cの位置を算出すると共に、仮想平面を数式で表現し、全てのリード先端2cの三次元の位置(X、Y、Z)の仮想平面からの距離、すなわちリード浮き量を算出する。
【0014】
▲7▼ このリード浮き量が、予め定められた基準値を越えているか否かの判定を行い、越えていれば▲9▼に移行する。リード浮き量が、予め定められた基準値を越えていなければ▲8▼に移行する。
【0015】
▲8▼ リード浮き量の検査が不要の場合、およびリード浮き量検査によって正常部品と判定されたものについて、その電子部品を基板9上の所定の位置に装着して、処理を終了する。
【0016】
▲9▼ リード浮き量が、予め定められた基準値を越えている電子部品2に対して、これを異常部品として廃棄して、処理を終了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の方法においては、リード浮き検査を行う場合に、常に、CCDカメラ3Aで輝度画像入力を行って、電子部品2の位置検出を行い、計測ラインP1 、P2 が定められてからでないと、高さセンサー8Aによるリード浮き検査が行えず、電子部品2の装着に時間を要するという問題があった。
【0018】
しかも、従来における高さセンサー8Aは、特定のライン上における電子部品2の高さを計測するものであるので、検査される範囲は狭小となり信頼性に欠けるという問題があった。
【0019】
本発明は、上記従来例の問題を解消し、電子部品の二次元又は三次元の位置検出を合理的に選択して高速かつ高い信頼性で行うことができる部品認識方法および部品実装方法を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の部品認識方法は、ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する輝度画像撮像手段と、前記ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する高さ画像撮像手段とを備え、前記輝度画像撮像手段による二次元の位置検出と高さ画像撮像手段による三次元の位置検出をそれぞれ独立に使い分けて、電子部品の位置検出を行う部品認識方法であって、高さ画像撮像時のヘッド移動速度を輝度画像撮像時より遅く設定したことを特徴としている。
【0021】
更に、リードレスの電子部品は輝度画像撮像手段による撮像を、リード付きの電子部品および多数の突起電極を有する電子部品は前記高さ画像撮像手段による撮像を行うようにすると好適である。
【0022】
また、電子部品のリード浮き検査および突起電極形状欠陥検査を行う場合には、高さ画像撮像手段による撮像を行うようにすると好適である。
【0023】
更に、前記高さ画像の高さ座標系を、電子部品から前記高さ画像撮像手段に向かう方向が正になるように設定することによって、前記輝度画像撮像手段から得られた輝度画像データと、前記高さ画像撮像手段から得られた高さ画像データとを、同一の画像処理手段で処理するようにすると好ましい。
【0024】
また、電子部品は、部品本体の端辺に複数本のリードが突出し、各リードの先端が基板上に装着されるようになっているものであると好適である。
【0025】
本発明の部品実装方法は、電子部品を部品供給部から基板上に移載し、この電子部品を基板に装着する部品実装方法において、電子部品の移載経路に、ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する輝度画像撮像手段と、前記ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する高さ画像撮像手段とを配設し、電子部品を部品供給部から基板上に移載するに際し、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択して電子部品の位置検出を行い、この位置検出により得られた情報に基づいて電子部品を基板に装着する部品実装方法であって、高さ画像撮像時のヘッド移動速度を輝度画像撮像時より遅く設定したことを特徴としている。
【0028】
本発明によると、二次元の位置検出のみで十分な電子部品に対しては高速撮像可能な輝度画像撮像手段を用いて二次元の位置検出を行い、この情報に基づいて従来例と同様に位置補正が必要な場合には、X、Y、θの位置補正を行って電子部品を基板に装着することを能率良く行うことができる。
【0029】
他方、リード浮き検査が必要な電子部品のように三次元の位置検出が必要な電子部品に対しては、高さ画像撮像手段を用いて三次元の位置検出を、電子部品の所定方向から見た面全体に行い、X、Y、θの位置情報のみならず、リード先端の浮きなどの高さ情報を得ることができ、リード先端の浮きなどがある電子部品は異常部品として廃棄等でき、正常部品のみを、位置補正が必要な場合にはX、Y、θの位置補正を行って基板に装着できる。
【0030】
本発明によれば、上記のように、リード浮き検査等が必要な電子部品に対しては、リード浮き検査等のための高さ計測を行うことができると共に、X、Y、θの補正に必要な位置検出も同時に行うことができるので、従来例のように、CCDカメラと高さセンサーとの2工程の認識が必要である場合に比較して、三次元の位置検出を必要とする電子部品の認識および装着を高速に行うことができる。
【0031】
しかも、三次元の位置検出は、電子部品の面全体にわたって行われるので、従来例のように、所定ライン上だけの高さ検出を行うものに比較し、高精度でリード浮き検査などを行うことができる。
【0032】
また、前記高さ画像の高さ座標系を、電子部品から高さ画像撮像手段に向かう方向が正になるように設定することによって、高さ画像撮像手段で取り込んだ高さ画像データと、輝度画像撮像手段から得られた輝度画像データとを、同一の画像処理手段で処理して位置検出するように構成すれば、画像処理コントローラの共通化が可能となり、また共通化したプログラムで画像処理を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に説明する。
【0034】
図1は本発明の実施の形態の部品認識方法および部品実装方法に用いる電子部品装着機を示す。
【0035】
図1において、1は電子部品装着機の装着機本体、2は本装着機で実装される電子部品(以下、部品と略記する場合がある。)、4aは部品2が載っているトレー、4はトレー4aに載った部品2を自動供給する部品供給部としてのトレー供給部、7は実装時に部品2を吸装着するヘッド部(ノズル)、5はヘッド部7をX軸方向に移動させるものであって、XYロボットの一部を構成するX軸側のロボット(以下、X軸ロボットと略記する)、6aおよび6bはヘッド部7をX軸ロボット5とともにY軸方向に移動させるXYロボットの一部を構成するY軸側のロボット(以下、Y軸ロボットと略記する)、3は輝度画像センサー(輝度画像撮像手段)、8は高さ画像センサー(高さ画像撮像手段)、9は部品2が実装されるプリント基板である。前記輝度画像センサー3および高さ画像センサー8は、ヘッド部(ノズル)7が部品2をトレー4aから基板9に移載するために通過する移載経路の下方に配設されている。
【0036】
高さ画像センサー8の構成と動きについて、三角測量の原理を用いたものを例示して、以下に詳細に説明する。
【0037】
図2は高さ検出センサー8のY軸に垂直な断面図であり、図3は高さ画像センサー8のX軸に垂直な断面図である。図2および図3において、10はレーザー光を発光する半導体レーザー、11はこのレーザー光を集光整形する集光整形レンズ、12はミラー面に当たったレーザー光を機械的回転によって走査させるポリゴンミラー、13はレーザー光の一部を通過させ一部を反射させるハーフミラー、14は光を反射させるミラーである。
【0038】
15はポリゴンミラー12で機械的に振られたレーザー光を被写体である部品2に垂直に投射されるように光路変換させるF−θレンズ、16a、16bは部品2に当たったレーザー光の反射(散乱光)を結像させる結像レンズ、17a、17bは部品2に当たったレーザー光の反射光が結像レンズ16a、16bを通して結像される位置検出素子としての半導体位置検出素子(以下、PSDと略記する場合がある。)であり、結像した光の位置と相関のある電気信号を発生する機能を有する。18a、18bはPSD17a、17bの出力信号である。
【0039】
ここで、半導体レーザー10で発光されたレーザー光は、集光整形レンズ11でビーム形状を集光整形された後、ハーフミラー13を通過し、ミラー14を反射して、ポリゴンミラー12に当たる。ポリゴンミラー12は定速回転運動をしており、ミラー面に当たったレーザー光は振られることとなる。更に、F−θレンズ15で光路変換されたレーザー光は部品2に垂直に当てられ、この反射光が結像レンズ16a、16bを介してPSD17a、17bに結像され、PSD17a、17bが部品2のレーザー反射面の高さを計測し得る出力信号18a、18bを発生する。
【0040】
ここで、レーザー光は、ポリゴンミラー12で反射した後、対象物である部品2に照射されるが、対象物である部品2には、ポリゴンミラー12と部品2との間に存在する3枚構成のF−θレンズ15によって、常に垂直に当たるようになっている。
【0041】
図3において、19は光が入力されたことを感知する光センサー、20は光センサー19に光が入力されたことを外部に知らせる信号であり、この信号はポリゴンミラー12の各ミラー面が所定の角度に来たとき変化するもので、いわば、ポリゴンミラー12の各面の原点信号(面原点)にあたる。更に、例えば18面のポリゴンミラー12であれば一回転に18回の信号が、各々等間隔(18面であれば20度毎)の角度だけ回転したとき出力されることになる。これをポリゴンミラー12のポリゴン面原点信号20と呼ぶ。
【0042】
本実施の形態における高さ画像センサー8は、2系統のPSD回路を有しているが、これは1系統ではレーザー光が部品に当たったときに、角度的にPSDに反射光が帰ってこない場合があるため、これを補うのが主な目的で設けている。
【0043】
3系統以上設けるほうが有効な場合もあるが、技術的には同じことであり、ここでは2系統で説明する。
【0044】
ここで、前記の半導体位置検出素子(PSD)17a、17bによる計測対象物である部品2の高さの測定方法の一例を、半導体位置検出素子17aの場合について代表して、図4に基づいて説明する。
【0045】
図4において、F−θレンズ15から紙面に垂直な方向(Y軸方向)に走査して部品2の底面に投射されるレーザビームは,部品2の底面から乱反射する。この場合、投射された点が、部品の底面上の高さ0のA1 点と部品2の底面からの高さHのB1 点とであるとする。
【0046】
乱反射したレーザビームは結像レンズ16aによって集光され、それぞれが半導体位置検出素子(PSD)17aの上のA2 点とB2 点とに結像する。その結果、A2 点とB2 点とに起電力が発生し、それぞれC点から電流I1 、I2 、D点から電流I3 、I4 が取り出される。
【0047】
電流I1 、I3 はA2 点とC点との間の距離xA とA2 点とD点との間の距離に比例する抵抗成分によって決まり、電流I2 、I4 は、B2 点とC点との間の距離xB とB2 点とD点との間の距離とに比例する抵抗成分によって決まるので、半導体位置検出素子17aの長さをLとすると、図11のxA 、xB は次式のようにして決まる。
【0048】
xA =LI3 /(I1 +I3 )
xB =LI4 /(I2 +I4 )
従って、図4の半導体位置検出素子17aの上でのA2 点とB2 点との間の距離H’は次式で決まる。
【0049】
H’=xA −xB
このようにして求められたPSDの上の高さH’に基づいて高さHが決定される。
【0050】
次に、高さ画像を撮像する仕組みを、図5を用いて説明する。
【0051】
図5において、30は画像処理コントローラ、22はX軸ロボット5上で高さ画像の撮像のための基準位置を画像処理コントローラ30に知らせる基準位置センサー、23はヘッド部7がこの基準位置センサー22を通過したときに、これを画像処理コントローラ30に知らせる基準位置信号、24aはX軸ロボット5を移動させるモーター24のエンコーダー、25はエンコーダー24aの出力するエンコーダー信号である。
【0052】
トレー3からピックアップされた部品2がX軸ロボット5によってX軸の上を移動するとき、エンコーダー24aは常にエンコーダー信号(AB相、Z相またはこれと等価な信号)25を画像処理コントローラ30に与えており、基準位置センサー22を部品2が通過するとき、基準位置信号23が画像処理コントローラ30に与えられることから、この両方の信号で部品2のX軸上の基準位置からの相対位置を画像処理コントローラ30が算出できる。
【0053】
一方、高さ画像センサー8内にあるポリゴンミラー12の回転量は、これが回転している間ポリゴン面原点信号20として常に画像処理コントローラ30に与えられており、これと基準位置信号23とからポリゴンミラー12の基準位置通過後の回転量を算出することができる。
【0054】
ここで、ポリゴンミラー12の回転量はその速度に比例して増加し、X軸ロボット5の移動量も同様のことが言える。一方、本実施の形態における高さ画像センサー8では、ポリゴンミラー12と高さ画像撮像時のX軸ロボット5は各々等速に回転・直進することを前提としている。もしも、この条件が乱れる場合には、撮像される高さ画像の水平・垂直方向の一画素当たりの分解能(画素サイズ)が速度ムラに応じてバラつくこととなる。これは、計測精度上の誤差要因である。そこで本実施の形態の部品認識方法に使用される電子部品装着機では、上記構成の高さ画像センサー8で高さ画像を画像処理コントローラ30内にある画像メモリー39(図7参照)に取り込むとともに、基本的に等速回転運動しているポリゴンミラー12と、サーボモーターなどのモーターで駆動されているヘッド部7の間の動作の整合性を監視・制御するために、ポリゴンミラー12のポリゴン面原点信号20とモーターのエンコーダー信号25とを用いるものである。
【0055】
図7は、高さ画像センサー8の画像処理系を示すブロック図である。
【0056】
前記画像処理コントローラー30は高さ画像インターフェース30Aと画像処理部30Bの2つのブロックに分割して構成されている。
【0057】
画像処理コントローラー30を2つに分けた理由は、図8に示す輝度画像センサー3と画像処理部30Bを共有する必要があるので、2つのセンサーで共有できる部分(画像処理部)30Bと共有できない部分(高さ画像インターフェース)30Aに分けたのである。
【0058】
メインコントローラー31は、図1に示される電子部品装着機全体をコントロールする。たとえば、サーボコントローラー32を介して電子部品実装機のヘッド部7の位置をコントロールし、電子部品2の吸着、移動、プリント基板9への装着を行う。また、メインコントローラー31の部品形状情報記憶部31aに記憶されている電子部品2の形状情報(ボディ高さ、ボディ幅、ボディ奥行き、リード2aの個数、リード2aのピッチなど)を2ポートメモリ45を介して画像処理部30Bのワークメモリ44に転送し、電子部品2の三次元の位置検出を行う。また、その結果は、2ポートメモリ45を介して画像処理部30Bからもらって、電子部品2をプリント基板9に装着する際の位置(X、Y、θ)補正計算に用いる。
【0059】
X軸ロボット5とY軸ロボット6a、6bでは、サーボコントローラー32が、X軸、Y軸、θ軸、ノズル高さ軸の位置制御を行う。特に、X軸のモータのエンコーダ信号25は、ヘッド部7のX軸上での位置を教えるため、また、X軸からの原点信号23は、ヘッド部7が高さ画像の入力開始位置に来たことを教えるため、それぞれ高さ画像インターフェース30Aに出力され、高さ画像を取り込むスタートタイミングを測るのに用いられる。
【0060】
高さ画像センサー8では、対象物である電子部品2から反射してきたレーザー光を計測する受光系は、レーザー光の反射ばらつきを考慮して2系統(チャネルAとチャネルB)設け、信頼性を確保している。各受光系では、PSD17a、17bで検出した微弱な信号を、プリアンプ33で増幅し、ADコンバーター34で12ビットのデジタルデータ(高さ演算の精度を確保するため、ここでは12ビットのデジタルデータに変換している)に変換し、その信号18a、18bを高さ画像インターフェース30Aに出力している。また、ポリゴンミラー12は常時回転しており、図3で示される機構によって、ポリゴン面原点信号20をクロック部35に入力している。クロック部35では、高さデータをメモリに書き込む際に必要になる基準クロック(CLK)を発生させると共に、ポリゴン面原点信号を基にして、高さデータ取り込みに必要な水平同期信号(HCLR)を発生させ、それぞれ高さ画像インターフェース部30Aに入力している。
【0061】
高さ画像インターフェース30Aでは、高さ画像センサー8から入力される2系統の12ビットのデータは、高さ演算部36で8ビットの高さデータに変換される。チャネル選択部37は、2系統(チャネルAとチャネルB)ある高さ画像データをリアルタイムで比較し、それぞれのタイミングで確かな方の高さデータを選択している。たとえば、チャネルAの高さ計算時にゼロによる割り算が発生すれば、チャネルAの高さデータには異常を表す255が与えられるので、このような場合には、チャネルBの値が選択される。もし両チャネルが255の異常値を示せば、高さデータとして255が出力される。また、両チャネルの高さデータが正常値であれば、両チャネルの高さデータの加算平均値が出力される。タイミング制御部38は、高さデータを画像処理部30Bの画像メモリ39へ格納するためのタイミングである。クロック(CLK)、水平同期信号(HCLR)、垂直同期信号(VCLR)を、画像処理部30Bに出力している。垂直同期信号(VCLR)は、X軸ロボット5から原点信号23を受けた後、あらかじめ定めておいたヘッド移動距離をエンコーダ信号25でカウントして生成している。
【0062】
画像処理部30Bでは、チャネル選択部37から出力された高さデータは、画像メモリ39に格納される。画像メモリ39に格納された高さデータは、プログラムに従って動作するCPU40によって画像処理され、認識対象物である電子部品2の三次元の位置検出が行われる。プログラムは、プログラムメモリ41に格納されている。電子部品2の幾何特徴を示す形状情報(外形高さ、外形幅、外形奥行き、リード2aの個数、リード2aのピッチなど)はメインコントローラ31の部品形状情報記憶部31aに記憶されているが、この形状情報は高さ画像入力に先立ち、事前に2ポートメモリ45を介してメインコントローラー31からワークメモリ44に送られてくる。認識対象物である電子部品2の位置検出は、この形状情報を基に行われる。
【0063】
図15は輝度画像センサー3による部品2の底面の撮像状態を示しており、輝度画像センサー3は、Y軸方向に配された一次元CCD素子70を用いている。
【0064】
この輝度画像センサー3は、部品2をヘッド部7でX軸方向に移動しながら撮像して、部品2の底面全体を撮像するものである。図15において、47は結像レンズ、48は部品2の両側近傍箇所に配置された照明系である。
【0065】
図8は、輝度画像センサー3の画像処理系を示すブロック図である。
【0066】
メインコントローラー31とサーボコントローラ32及びX軸ロボット5、Y軸ロボット6a、6bと画像処理部30Bは、前記した高さ画像センサー8に用いたものと同様の構造なので、同一符号を付して説明を省略する。
【0067】
前記輝度画像センサー3の一次元CCD素子70で受光した映像信号は輝度画像インターフェース54へ出力される。輝度画像センサー3は、輝度画像インターフェース54から送られてくるクロック(CLK)で動作しており、画像走査のタイミングは水平同期信号(HCLR)で行っている。
【0068】
輝度画像インターフェース54に入力された映像信号は、ADコンバーター55で8ビットのデジタル輝度データに変換され、画像処理部30Bへ出力される。クロック部56では、前記データをメモリに書き込む際に必要になる基準クロック(CLK)を発生させ、タイミング制御部57に出力している。タイミング制御部57は、前記データを画像処理部30Bの画像メモリ39へ格納するためのタイミング信号としてのクロック(CLK)、水平同期信号(HCLR)を、画像処理部30Bに出力している。水平同期信号(HCLR)は、エンコーダ24aからのエンコーダ信号25によって知られるヘッド部7のX軸方向移動量に従って、輝度画像センサー3の1ライン分の距離を、電子部品2を吸着したヘッド部7が移動する度に発生させ、取り込んだ画像に誤差が発生しないようにしている。タイミング制御部57から前記画像メモリ39に送られる垂直同期信号(VCLR)は、X軸ロボット5から原点信号23を受けた後、予め定めておいたヘッド移動距離をエンコーダ信号25でカウントして生成している。
【0069】
画像処理部30Bには、輝度画像インターフェース54から輝度データが入力される。輝度データはクロック(CLK)、水平同期信号(HCLR)、垂直同期信号(VCLR)によって制御され、画像メモリ39に格納される。画像メモリ39に格納された輝度データは、プログラムに従って動作するCPU40によって画像処理され、認識対象物である電子部品2の位置検出などが行われる。プログラムは、プログラムメモリ41に格納されている。メインコントローラ31の部品形状情報記憶部31aに記憶されている電子部品2の幾何特徴を示す形状情報(外形高さ、外形幅、外形奥行き、リード2aの個数、リード2aの直径、リード2aのピッチなど)は、輝度画像入力に先立ち、事前に2ポートメモリ45を介してワークメモリ44に送られてくる。認識対象物である電子部品2の位置検出は、この形状情報を基に行われる。
【0070】
尚、輝度画像センサーとしては、上記した一次元CCD素子70に限らず、例えば、図16に示す二次元CCD素子71を備えたものを用いてもよい。
【0071】
この二次元CCD素子71を備えた輝度画像センサー3’は、部品2の底面全体を一度に撮像するものであって、部品2はヘッド部7で吸着されて停止した状態で両側から照明系48、48で照らされて結像レンズ47を介して前記二次元CCD素子71上に撮像される。
【0072】
図9〜図10は、高さ画像センサー8の座標系を説明するためのものであり、特に、図9(b)と図10(b)は、それぞれのセンサー3、8で取り込んだ画像を表している。輝度画像センサー3、あるいは、高さ画像センサー8で取り込んだ画像を、同一の画像処理手段(画像処理部)30Bで位置検出を行えるのは、高さ座標を、対象物である電気部品2から高さ画像センサー8に向かう方向を正として設定するからである。表面実装部分には必ず装着面が存在し、高さ座標軸を対象物である電子部品2から高さ画像センサー8方向に取ることにより、装着面の高さが最も高くなるようにすることができる。また、表面実装部品の装着面は、通常金属であり、輝度画像センサー3でこれらの部品を撮像すると、装着面の輝度がもっとも高くなり、これによって、輝度画像センサー3、あるいは、高さ画像センサー8で取り込んだ画像A、Bを、同一の画像処理手段(画像処理部)30Bで位置検出することが可能になる。
【0073】
図9(b)は、図9(a)の電子部品2を輝度画像センサー3で撮像した画像Aを示すが、この画像Aにおいて、最も白い部分(輝度が高い部分)a1およびc1 が部品2のリード2aの先端2cおよび基部を示しており、灰色の部分(輝度が低い部分)b1が、部品2の本体2bを示している
また、図10(b)は高さ画像センサー8で撮像した画像Bを示すが、この画像Bにおいて、最も白い部分(高さが大の部分)a2が部品2のリード2aの先端2cを示しており、灰色の部分(高さが中間の部分)b2が、部品2の本体2bを示している。リード2aの基部は、高さ画像センサー3の検出範囲に存在しないので、図10(b)にc2 で示すように、高さ画像としては見えない。
【0074】
また、図10(a)は、高さ計測領域を示している。これは、8ビット画像領域なので、高さ画像データとしては、0〜255までの256通りの数値を扱うことができる。本実施形態では、便宜上、高さ座標軸を対象物である電子部品2から高さ画像センサー方向に取り、高さ計測の基準面を128とし、その範囲を8〜248としている。また、高さデータとして0や255などの値は、『高さデータが正しく得られなかった』などのエラーを表現するために使用している。
【0075】
尚、高さ方向の分解能を10μmとすると、計測可能な範囲は、約±1.2mmとなる。
【0076】
次に、電子部品の認識方法および実装方法を、図6に示すフローチャートに基づき、ステップS1〜S10の順に説明する。
【0077】
S1 ノズル7で部品供給部4の電子部品2を吸着する。
【0078】
S2 電子部品2のリード浮き検査を行う場合すなわち高さ画像センサー3による撮像を行う場合と、そうでない場合すなわち輝度画像センサー8による撮像を行う場合を判断する。
【0079】
この判断のための情報は、設備の操作者が、部品2の幾何情報を示す形状情報記憶部31a内に事前に設定しておけば、設備を自動運転することができる。リード浮き検査を行う場合にはステップS3へ、行わない場合にはステップS4に移行する。
【0080】
S3 電子部品2を吸着したノズル7は高さ画像センサー8上に移動し、高さ画像センサー8で、電子部品2の高さ画像すなわち、三次元の位置データを取り込んで、その後ステップS5に移行する。
【0081】
S4 電子部品2を吸着したノズル7は輝度画像センサー3上に移動し、輝度画像センサー3で、電子部品2の輝度画像すなわち二次元の位置データを取り込む。その後ステップS5へ移行する。
【0082】
S5 輝度画像、あるいは、高さ画像を、共通の画像処理手段(画像処理部)30Bで処理して、電子部品の二次元位置情報、すなわち電子部品2のX、Y、θを検出する。
【0083】
S6 高さ画像か輝度画像かを判断して、高さ画像の場合はステップS7へ移行し、輝度画像の場合はステップS10に飛ぶ。
【0084】
S7 画像処理手段30Bで、高さ画像を処理し、電子部品2を理想的な仮想平面上に装着したときに接地する3本のリード位置を算出すると共に、前記仮想平面を数式で表現し、全てのリード位置(X、Y、Z)の仮想平面からの距離、すなわちリード浮き量を算出する。その後ステップS8に移行する。
【0085】
S8 各リード浮き量が、予め定められた基準値を越えているか否かの判断を行い、いずれかの検出点1つでもリード浮き量が基準値を越えていると判断するとステップS9に、そうでないと判断するとステップS10に移行する。
【0086】
S9 リード浮き量が、予め定められた基準値を越えていれば、異常部品として廃棄され、処理は完了する。すなわち、ノズル7は電子部品2を廃棄場所に移動させて、そこで電子部品2を廃棄し、処理を終了する。
【0087】
S10 ステップ6で輝度画像を処理するもの(リード浮き量検出が不要なもの)と判断された場合、およびステップS8でリード浮き量が基準値を越えていず正常部品と判断された場合は、ノズル7は電子部品2を基板9上に移動させ、この基板9上の所定箇所に電子部品2を装着し、処理を終了する。
【0088】
上記したように、本実施形態では、二次元の位置検出のみで十分な電子部品2に対しては輝度画像撮像センサー3を用いて二次元の位置検出を行い、この情報に基づいてX、Y、θの位置補正を行って電子部品2を基板9に装着する。
【0089】
他方、リード浮き検査が必要な電子部品2のように三次元の位置検出が必要な電子部品2に対しては、高さ画像センサー8を用いて三次元の位置検出を、電子部品2の所定方向から見た面全体に行い、X、Y、θの位置情報のみならず、リード先端2cの浮きなどの高さ情報を得ることができ、リード先端2cの浮きなどがある電子部品2は異常部品として廃棄等し、正常部品のみを、X、Y、θの位置補正を行って基板9に装着する。
【0090】
上記のように2種類の画像センサー3、8を使い分けたのは、その処理スピードに大きな相違があるためである。
【0091】
すなわち輝度画像センサー3におけるヘッド移動速度は、例えば400mm/secであって、その画像入力に必要な時間は60mm角の電子部品2で150msecである。他方、高さ画像センサー8におけるヘッド移動速度は、例えば80mm/secであって、画像入力に必要な時間は60mm角の電子部品2で750msecである。
【0092】
このように、リード浮き量の検出などが不要な電子部品2に対しては、輝度画像センサー3のみを用いることにより、画像入力時間の短縮化を図れて生産性を高めることができる。
【0093】
また、高さ画像センサー8のみを用いた場合には、輝度画像センサー3に比較し画像入力時間が長くなる(但し従来例に対しては短縮化が図られている。)が、リード浮き検査等を行うことができるので、信頼性の高い部品装着を行うことができる。
【0094】
前記輝度画像センサー3と高さ画像センサー8とは、電子部品2の形状特徴に応じてそれぞれ独立して使い分けることができる。例えば、通常のリードレスの電子部品では、X、Y、θの二次元の位置検出で十分であるので、輝度画像センサー3を用い、リード付きの電子部品や底面に多数の突起電極を有するBGA(Ball Grid Array )タイプの電子部品等に対しては、高さ画像センサー8を用いて三次元の位置検出を行えばよい。
【0095】
また、輝度画像センサー3と高さ画像センサー8とを、電子部品2に対して行う検査項目に応じて、それぞれ独立して使い分けることができる。例えば、電子部品2のリード浮き検査や前記BGAタイプの電子部品の突起電極の形状欠陥検査などが必要な場合には、高さ検出センサー8を用いて、その電子部品2の三次元位置検出を行えばよい。
【0096】
なお、高さ画像の高さ座標系を、電子部品2から高さ画像撮像センサー8に向かう方向が正になるように設定することによって、高さ画像センサー8で取り込んだ高さ画像データと、輝度画像センサー3から得られた輝度画像データとを、同一の画像処理部30Bで処理することができる。このようにすることによってコントローラの共通化が可能となり、また共通化したプログラムで画像処理を行うことができる。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品の形状特徴や検査項目等に応じて、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段とを使い分けて電子部品の位置検出を合理的に行うことができる。また、リード浮き等の検出のために三次元の位置検出が必要な電子部品の認識、実装を、本発明の高さ画像撮像手段によって従来例に比較し、信頼性高くかつ格段に高速で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品認識方法に使用する部品装着装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における高さ画像撮像手段の断面図である。
【図3】実施の形態における高さ画像撮像手段の断面図である。
【図4】実施の形態における高さ位置測定方法の例を示す説明図である。
【図5】実施の形態における高さ画像撮像手段による計測方法を示す説明図である。
【図6】実施の形態の部品認識方法及び部品実装方法の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態の高さ画像撮像手段の構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態の輝度画像撮像手段の構成を示すブロック図である。
【図9】(a)は実施の形態における電子部品の斜視図、(b)は電子部品の輝度画像を示す説明図である。
【図10】(a)は実施の形態における電子部品の高さ画像座標系を示す説明図、(b)は電子部品の高さ画像を示す説明図である。
【図11】電子部品の一例を示す斜視図である。
【図12】従来の部品認識方法に用いられる電子部品装着機の斜視図である。
【図13】従来の部品認識方法に用いられる電子部品装着機に装備される高さセンサーの断面図である。
【図14】従来の部品認識方法及び部品実装方法の動作手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態における輝度画像手段の撮像状態を示す説明図である。
【図16】輝度画像撮像手段の他の例の撮像状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 電子部品
2a リード
2c リード先端
3 輝度画像センサー(輝度画像撮像手段)
4 部品供給部
8 高さ画像センサー(高さ画像撮像手段)
9 基板
30B 画像処理部
Claims (7)
- ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する輝度画像撮像手段と、前記ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する高さ画像撮像手段とを備え、前記輝度画像撮像手段による二次元の位置検出と高さ画像撮像手段による三次元の位置検出をそれぞれ独立に使い分けて、電子部品の位置検出を行う部品認識方法であって、高さ画像撮像時のヘッド移動速度を輝度画像撮像時より遅く設定したことを特徴とする部品認識方法。
- リードレスの電子部品は輝度画像撮像手段による撮像を、リード付きの電子部品および多数の突起電極を有する電子部品は前記高さ画像撮像手段による撮像を行うようにした請求項1に記載の部品認識方法。
- 電子部品のリード浮き検査および突起電極形状欠陥検査を行う場合には、高さ画像撮像手段による撮像を行うようにした請求項1に記載の部品認識方法。
- 電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るための輝度画像撮像手段と、電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るための高さ画像撮像手段とを備え、前記輝度画像撮像手段による二次元の位置検出と高さ画像撮像手段による三次元の位置検出をそれぞれ独立に使い分けて、電子部品の位置検出を行う部品認識方法であって、前記高さ画像の高さ座標系を、電子部品から前記高さ画像撮像手段に向かう方向が正になるように設定することによって、前記輝度画像撮像手段から得られた輝度画像データと、前記高さ画像撮像手段から得られた高さ画像データとを、同一の画像処理手段で処理するようにしたことを特徴とする部品認識方法。
- 電子部品は、部品本体の端辺に複数本のリードが突出し、各リードの先端が基板上に装着されるようになっているものである請求項4に記載の部品認識方法。
- 電子部品を部品供給部から基板上に移載し、この電子部品を基板に装着する部品実装方法において、電子部品の移載経路に、ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する輝度
画像撮像手段と、前記ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため、前記ヘッドを移動させつつ前記電子部品を撮像する高さ画像撮像手段とを配設し、電子部品を部品供給部から基板上に移載するに際し、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択して電子部品の位置検出を行い、この位置検出により得られた情報に基づいて電子部品を基板に装着する部品実装方法であって、高さ画像撮像時のヘッド移動速度を輝度画像撮像時より遅く設定したことを特徴とする部品実装方法。 - 電子部品を部品供給部から基板上に移載し、この電子部品を基板上に装着する部品実装装置において、
電子部品を保持して、この電子部品を部品供給部から移載経路に沿って、基板上に移載するヘッドと、
前記移載経路に配設され、ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るため、前記ヘッドの移動時に前記電子部品を撮像する輝度画像撮像手段と、
前記移載経路に配設され、ヘッドに保持した電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため、前記ヘッドの移動時に前記電子部品を撮像する高さ画像撮像手段と、
電子部品を部品供給部から基板上に移載するに際し、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択して電子部品の位置検出を行い、この位置検出により得られた情報に基づいて電子部品を基板に装着すように制御すると共に、高さ画像撮像時のヘッド移動速度が輝度画像撮像時より遅くなるように制御する制御手段とを、
備えることを特徴とする部品実装装置。
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