JP4537223B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を基板に装着するための電子部品装着装置及び電子部品装着方法に関する。
従来より、例えば、電子部品(以下、適宜、部品と略す。)を基板に自動的に実装する実装装置が知られている。これによれば、部品供給装置から供給された部品は、装着ヘッドに搭載された吸着ノズルに吸着保持されて所定位置まで移送された後、XYテーブルに固定された基板の所定位置に吸着ノズルが下降して基板に装着される。この実装装置には、電子部品を基板上の所定位置に正確に装着するため、高精度の位置決め機構が設けられている。例えば、基板上に形成される、いわゆるアライメントマークの位置をカメラなどで認識し、設定位置とのズレ量を検知することにより、電子部品の装着位置を補正して適正化することができる。
一方、部品はその種類によって通常厚みが異なるため、吸着ノズルの下降量を常に一定とすると、正確な部品装着を行うことができない。そのため、部品の種類に応じてノズルの下降量が予め記憶され、これらのデータに基づいて、部品毎にノズルの下降量が制御されている。
また、プリント基板等の基板は、加工時の歪などにより基板面に反り等の変形が生じている場合がある。例えば、実装装置に設置された基板の基板面が基準とする基板高さより下側に凹んでいると、基板面に印刷された半田に部品からの十分な押付力が付与されず、装着の位置ずれや部品倒れが発生するおそれがある。反対に、基板面が上側に凸になると、半田にかかる押圧力が過大となり、半田が周囲に拡がり過ぎたり、或いは部品が損傷するおそれがある。
そこで、例えば、基板がXYテーブルに搬入されるまでの搬入待機時に、プリント基板の反り量を計測し、この計測結果に基づいて部品の装着高さを制御する方法が開示されている(特許文献1参照。)。
また、XYテーブルに基板が搬入された後、吸着ノズルが下降する前の部品の保持位置と基板上の装着位置との垂直距離を計測し、この計測結果に基づいて部品の装着高さを制御する方法が開示されている(特許文献2参照。)。
特開2004−71641号公報(第7−8頁、第4図) 特開平11−145682号公報(第4−5頁、第1図)
ところで、XYテーブル上に載置された基板は、通常、縦横高さ方向の3軸(XYZ)方向から外力により拘束されている。このため、基板にかかる力の大きさによって基板に反り変形が発生するおそれがある。すなわち、特許文献1に示すように、基板の搬入待機時に基板の反り量を検出しても、位置決めテーブル上で反りが発生すると、部品の装着高さを適正化することができないため、装着品質を低下させるおそれがある。
一方、特許文献2によれば、部品の保持位置と基板上の装着位置との垂直距離を計測するため、XYテーブルにより基板の位置決め制御を行った後、垂直距離を計測し、この計測結果に基づいてノズルの下降量を決めて下降動作を行うことになる。このため、基板の位置決め制御と吸着ノズルの下降量制御を同時に進行させる従来の方法と比較して、処理速度の低下を招くという問題がある。
更に、先の特許文献1によれば、XYテーブル上で基板のアライメントマークの位置を認識するため、基板をカメラに対して相対移動させる際に、基板の対角線上の表面高さを測定し、この測定結果に基づいて基板の反り量を求める方法が開示されている。これによれば、基板がXYテーブルに固定された状態で反り量を測定し、アライメントマークの認識作業中に反り量を計測できるから、部品の装着品質を向上できるとともに、処理速度の低下を抑制できる。
しかしながら、基板の反りは、外力の影響を受けて複雑な変形を生じるおそれがある。この場合、特許文献1に示すように、対角線上の測定だけでは、基板表面の各所における表面高さを正確に把握することができない。特に、微小部品の実装においては、基板面に対する装着高さの誤差が品質に与える影響は大きい。
本発明は、基板がテーブルに設置された状態で基板の表面高さを高精度で検出し、電子部品の装着品質を向上させるとともに、処理速度の低下を抑制することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の電子部品装着装置は、電子部品を保持したノズルを下降させて、テーブル上に位置決めされた基板に電子部品を装着する電子部品装着装置において、ノズルが下降する位置から離れた位置に配設され、テーブルを動作させたときに基板の表面高さを上方から非接触で連続的に検出する複数のセンサからなるセンサ群と、該センサ群の検出値に基づいてノズルの下降量を決定する制御手段とを備え、センサ群は、各センサの互いの間隔が調整可能で一方向に横並びで配列されるとともにテーブルの動作と独立して設けられ、基板とセンサ群とが相対的に移動する際に、電子部品が装着される基板上の設定領域のほぼ中央の位置を通るライン上を各センサが通過するように、各センサの互いの間隔が位置決めされることを特徴とする。
すなわち、複数のセンサを基板上の所定方向に所定間隔で相対移動させることにより、センサの一回の走査で基板面の全面に渡って連続的に表面高さを計測することができる。これによれば、基板をテーブルに設置した状態で基板上の任意の位置の表面高さを計測できるため、基板に不均一な変形が生じても、表面高さを高精度で検出することができ、電子部品の装着品質を向上させることができる。
この場合において、センサは、電子部品が装着される基板上の設定領域のほぼ中央の位置をライン状に走査するように、センサ間隔を調整することにより、部品の装着領域における表面高さを正確に把握できるから、部品装着品質を一層向上できる。
また、電子部品の種類に応じて基板の表面高さに基づく下降量の補正有無を定義するデータを有し、電子部品の種類を認識して得られた情報に基づいて下降量を制御することが好ましい。すなわち、電子部品のうち、例えば、微小部品を装着する場合、基板の表面高さに基づいてノズルの下降量を制御しているが、それ以外の部品については、必ずしも下降量の制御を必要としない。そこで、例えば、予め設定されたノズル下降量により装着される部品と、表面高さ計測結果に基づいて下降量を制御する部品とのいずれにも対応できるように、部品データとして格納しておき、対象部品のみ基板の表面高さの計測値に基づいてノズル下降量を決定するようにする。これによれば、装着処理時間を短縮することができる。
本発明によれば、基板がテーブルに設置された状態で基板の表面高さを高精度で検出し、電子部品の装着品質を向上させることができる。また、処理速度の低下を抑制することができる。
以下、本発明を適用してなる電子部品装着装置の実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明を適用してなる電子部品装着装置の概略上面図である。図2は、本発明を適用してなる電子部品装着装置の部分側面図である。図3は、本発明を適用してなる電子部品装着装置のXYテーブルに基板が装着された状態を模式的に示す上面図である。
本実施形態の電子部品装着装置1は、図1及び図2に示すように、装置本体2を挟んで、チップ状の電子部品(以下、部品Aという。)を供給する供給系3と、部品Aを基板Bに装着する装着系4とが対向して平行に配設されている。装置本体2は、駆動系の主体となるインデックスユニット6と、これに連結された回転テーブル7と、回転テーブル7の外周に配設された複数個(例えば、12個)の装着ヘッド8とを備えて構成される。
供給系3は、部品Aの種類毎にテープカセット16を多数備えている。各テープカセット16は、一対のガイドレール20にスライド自在に支持された供給台15に対し横並びで着脱可能に取り付けられている。供給台15はそのスライド方向にボールねじ18が螺合され、ボールねじ18の一端に連結された送りモータ17が正逆回転することにより、ガイドレール20上を移動するようになっている。各テープカセット16には、テープを巻回したリールが搭載され、このリールから繰り出されたキャリアテープCを所定長さで間欠的に送り出すことにより、キャリアテープCに所定間隔で搭載された多数の部品Aが1個ずつ間欠的に回転テーブル7の所定位置に供給される。
回転テーブル7は、図示しないモータの駆動によりインデックスユニット6を介して回転駆動するようになっている。回転テーブル7は、外周に装着ヘッド8が等間隔で配設され、これらの間欠ピッチに合わせて間欠回転が行われる。これにより、供給系3から供給された部品Aは、装着ヘッド8の下端に設けられた吸着ノズル9によって吸着保持されたまま、回転テーブル7の回転により装着系4に順次移送される。
装着系4は、基板Bを載置してX軸方向及びY軸方向に移動するXYテーブル13と、XYテーブル13の前後に配設された基板搬入搬送路23及び基板搬出搬送路24と、基板搬入搬送路23から基板BをXYテーブル13上に搬入し、XYテーブル13上から基板Bを基板搬出搬送路24に搬出する基板移送装置25とを備えている。
XYテーブル13は、Y軸モータ12の駆動によりY方向に移動可能なYテーブル11と、Yテーブル11の上に載置され、X軸モータ14の駆動によりX方向に移動可能なXテーブル13aとを備えている。すなわち、Xテーブル13aは、実質的にXY方向に移動するXYテーブル13の機能を備えている。
このような構成において、基板搬入搬送路23の下流端まで送られてきた基板Bは、基板移送装置25によりXYテーブル13上に搬入され、同時に、部品Aの装着が完了したXYテーブル13上の基板Bは、基板移送装置25により基板搬出搬送路24に搬出される。XYテーブル13上に導入された基板Bは、後述する固定手段により固定された後、部品Aが装着される装着部位が所定の装着位置に配置されるようにXYテーブル13によって移送される。XYテーブル13が停止して基板Bが所定位置に配置されると、回転テーブル7により移送された部品Aは、吸着ノズル9の下降により基板Bの装着部位に装着される。
なお、本実施形態では、部品Aは、装着ヘッド8の下端に設けられた吸着ノズル9によって吸着保持されている。この吸着ノズル9は、装着ヘッド8に対し下降する方向に図示しない圧縮バネで常に付勢され、装着ノズル9が部品Aを吸着した状態で基板Bに当接し、さらに装着ヘッド8が所定量下降すると、バネが圧縮されて衝撃を吸収するとともに、部品Aを基板Bに所定の圧力で押圧する。
一方、XYテーブル13の上面側には、図3に示すように位置決めピン31が設置され、基板Bはその端面が位置決めピン31に当接することで、X方向の位置決めが行われる。更に、基板Bは、X方向のガイドとY方向のクランプとの両機能をかねたYクランプ26を備えることにより、Y方向の位置決めが行われる。このYクランプ26は、固定側Yクランプ26aと可動側Yクランプ26bとを有し、断面コ字状のガイド溝が対向して設けられている。可動側Yクランプ26bは、ガイド溝にエアシリンダが設けられ、Y方向の位置決めとエアシリンダの作用により、基板Bを固定側Yクランプ26aと可動側Yクランプとの間で押圧し、固定するようになっている。
固定側Yクランプ26aと可動側Yクランプ26bとの間には、図示しない板状のZクランププレートが設けられ、このZクランププレートは、図示しない昇降装置と連結してZ方向に移動可能になっている。すなわち、基板Bを下方からガイド溝の上面側、つまり、Z方向に押圧することで、基板BをZ方向に固定することができる。Zクランププレートの下方にはテーブルベース26cが設置されている。このテーブルベース26cには、図示しない円柱状のバックアップピンを立設するための多数のセット孔26が形成されている。バックアップピンは、基板Bを下方から支持し、例えば、剛性のある基板Bが導入される場合は、これに代えてZクランププレートのみで基板Bを支持する。テーブルベース26cは、XYテーブル13と一体化されている。このように、基板Bは、XYテーブル13上において、Yクランプ26によって一体的に支持されるとともに、テーブルベース26c上でZ方向に可動できるようになっている。
Yテーブル11の記号MCは、装着ヘッド8が下降して部品Aが装着される装着位置を表している。また、基板Bで対角に形成されるM1,M2は、それぞれ第1のアライメントマーク、第2のアライメントマークを表している。すなわち、後述する方法により各々のアライメントマーク位置を認識することによって、基板Bにおける部品Aの装着位置が決定される。
XYテーブル13の上方には、基板Bの表面高さを検出するセンサ群27が配設されている。このセンサ群27は、複数の非接触センサを所定間隔で横並びに配置して構成される。ここで、センサ群27は、XYテーブル13のY方向の動作と独立して設けられ、基板Bは、XYテーブル13の動作に伴ってY方向に移動する際に、基板Bの上方に固定して配置されるセンサ群27によって、任意のX座標の基板表面高さがライン状に計測されるようになっている。
図4は、センサ群27を拡大して示す斜視図である。センサ群27は、図に示すように、2対の棒材31にセンサ取付治具28a〜28cがスライド可能に取り付けられており、センサ取付治具28a〜28cには、各々センサ29a〜29cが下向きに固定されている。センサ29a〜29cは、例えばビーム状のレーザ光(O)を基板Bの表面に照射し、基板Bからの散乱像を受光(P)することにより、三角測量の原理から高さを検出する光学式センサが用いられる。2対の棒状部材31は、XYテーブル13のX軸と平行になるように配設され、各々センサ29a〜29cが棒状部材31に沿ってX方向にスライドし、任意の位置で位置決めされるようになっている。本実施形態では、図に示すラインL1〜L3の位置における高さ計測が可能となるように、各々センサ29の間隔がこれらの間隔に合わせて設定されている。
次に、供給系3から供給された部品Aを基板B上に移送する動作について説明する。回転テーブル7は、図1に示すように、間欠的に回転動作して部品Aを装着系4に順次移送する。まず、装着ヘッド8が吸着ステーションIの位置にくると、吸着ノズル9が昇降して、キャリアテープCから供給された部品Aを吸着ノズル9が吸着保持する。次に、装着ヘッド8が認識ステーションIIの位置にくると、吸着ノズル9に吸着された部品Aをカメラにより下方から撮像し、その撮像結果に基づいて部品認識装置21が部品Aの角度位置ずれを認識する。続いて、装着ヘッド8が角度補正ステーションIIIの位置にくると、ヘッド回動装置22は、部品認識装置21の認識結果による角度位置ずれを補正するため、装着ヘッド8をθ方向に所定量回動させる。ここで、θ方向とは、上下方向に伸びる吸着ノズル9の軸の周りに回転する方向を示す。続いて、装着ヘッド8が装着ステーションIVの位置にくると、装着ヘッド8が下降して部品Aが基板Bに装着される。
次に、基板BをXYテーブル13上に固定する動作について説明する。基板搬入搬送路23から移送された基板Bは、XYテーブル13のガイド溝を介して位置決めピン31に突き当たり、X方向で位置決めされる。このとき、基板Bは、固定側Yクランプ26a及び可動側Yクランプ26bとともに電子部品の装着基準高さ位置より高い位置に配置されている。そして、昇降装置により実際の装着基準高さ位置に移動する際に、可動側Yクランプ26bの位置決めが作動し、続いてエアシリンダが作動して、基板Bを幅方向において不動に固定する。続いて、Zクランププレートが作動して基板Bを高さ方向で支持すると、昇降装置の下降動作完了に伴い、バックアップピンが基板Bを下方から不動に支持する。なお、バックアップピンは実際にはわずかの間隙をおいて基板Bに対峙している。この状態で基板Bに対し部品Aの装着が行われ、その装着が全て完了すると、上記と逆の手順で基板Bの固定が解かれ、基板Bは、基板搬入搬送路24に移送される。
次に、基板Bにおける表面高さの計測方法について説明する。まず、図5に実基板の高さ実測結果の一例を模式的に示す。図に示すように、基板表面の凹凸は、基板全体に対して均一な変形とはならず、外力の影響等により不均一な反り変形を生じる場合がある。このような変形が生じると、例えば、基板面の表面高さを対角線状に計測するだけでは、すべての部品装着位置の表面高さを正確に把握することができない。特に、微小部品の場合、基板面の表面高さの誤差が品質に与える影響は大きい。
本実施形態においては、基板面の凹凸がX方向及びY方向に連続的に変化することに着目し、任意の部品装着位置における基板Bの表面高さを近傍の基板高さ情報に基づいて制御するようにしている。
図6は、基板Bの部品装着領域と基板表面の高さ計測方法を説明する図である。図に示すように、基板B上には、部品Aが装着される装着領域W〜Wが示されている。これらの装着領域に部品Aを装着する際は、基板Bの表面高さ情報に基づいて装着高さの制御が行われる。そこで、各々の装着領域W〜Wにおいて、ほぼ中央の位置を通過するX座標(X1,X2,X3)を、それぞれ、ラインL,L,Lとする。そして、ラインL〜Lに沿って表面高さを連続的に計測するため、X方向に所定の間隔で位置決めされたセンサ29a〜29cを基板Bに対してY方向に相対移動させるようにする。そして、ラインL〜Lの各計測結果に基づいて、装着領域W〜W,W及びW,W〜Wの各領域内の部品装着を実施する。
次に、ラインL の計測情報から基板Bの表面高さを決定する方法を説明する。図6のLにおける基板Bの表面高さの計測値が、例えば、図7に示すような曲線データとして得られた場合について検討する。ここで、図7は、基板の装着領域とその表面高さの計測値について示す図である。
部品Aの装着領域W〜Wにおいて、各領域の方向の幅はそれぞれYL,YL,YLとなり、方向の幅はいずれもXLである。装着領域W〜Wにおける基板の表面高さは、それぞれ計測データのLINE,LINE,LINEを用いて決定する。例えば、Wの中のP1(Xt,Yt)に部品Aを装着する際には、表面高さの計測データLINEの高さHに対応する表面高さデータを使用する。同様に、P2(Xt,Yt)に部品Aを装着する際には、表面高さの計測データLINE の高さHに対応する表面高さデータを使用する。また、P3(Xt,Yt)に部品Aを装着する際には、Yt=Ytであることから、P2と同じ計測データLINE の表面高さHに対応する高さデータを使用できる。
なお、装着領域W〜Wの中の任意の装着位置の表面高さを、その装着領域Wに対応するLINE〜LINEの計測データに基づいて決定する方法として、例えば、各LINE〜LINEでまず近似曲線を計算し、この計算式から基板の表面高さを求めるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、基板A上の各装着領域W〜Wを通過する任意のX座標X〜Xに沿ってセンサ29a〜29cを基板BのY方向に相対移動させることで、ラインL〜Lの表面高さを計測し、その計測結果に基づいて部品Aの装着高さを制御している。
一方、基板Bは、反り変形等に伴い、高さ方向に加えて、平面方向の変形が生じる場合がある。一般に、基板Bにおける部品Bの装着位置は、基板上に設けられた基準孔、つまりアライメントマークを基準として決められている。すなわち、基板BがXYテーブル13に装着固定されると、第1のアライメントマークM1及び第2のアライメントマークM2の位置をカメラが認識し、部品Bの装着に先立って装着位置(XY座標)を補正・決定する。本実施形態では、このアライメントマークの認識作業の際に、基板Bの表面高さを計測するようにしている。
図8は、アライメントマークの認識作業工程と基板高さ計測のフローチャートである。XYテーブル13の座標系における座標(XtM,YtM)及び(XtM,YtM)は、図示しないカメラの光軸とXYテーブル上に正しく設置(若しくは基準位置として設置)された際の基板BのアライメントマークM1,M2の中心とが一致する位置を表している。本実施形態では、アライメントマークの認識作業中に基板Bの表面高さを計測するため、XYテーブル13がX座標XtMにセットされたとき、センサ29a〜29cが、各々の検出ポイントP1〜P3が基板B上でL〜L上にくるように、X方向の位置決めをして固定する。以下、図8のフローチャートについて説明する。
まず、ステップS1において、XYテーブル13のX座標がXtMとなるように、X軸のみを位置決め制御する。次に、ステップS2において、XYテーブル13のY軸座標がYtMとなるように、Y軸のみを位置決め制御する。本実施形態では、このXYテーブル13のY方向の移動の際に、ステップS6に示すように、各センサ29a〜29cにより基板Bの表面高さをラインL1〜L3に沿って連続的に検出する。続いて、ステップS3において、カメラでXYテーブル13上の基板BのアライメントマークM1を認識する。
次に、ステップS4において、XYテーブル13のXY座標が(XtM,YtM)となるように、X軸とY軸を同時に位置決め制御した後、ステップS5において、カメラでXYテーブル13上の基板BのアライメントマークMを認識する。
一方、ステップS6で計測された高さ計測値に基づいて、ステップS7において、基板Bの表面高さデータの補正・決定を行ない、その結果を記憶する。このステップS7のデータ処理は、XYテーブル13の位置決めと認識処理(ステップS3,S4,S5)との中で並列実行処理されるため、見掛け上、装置全体としての動作時間の浪費は生じない。
図9は、本実施形態の電子部品装着装置に記憶される装着部品データの格納形式を示している。図において、「G−No」、「W−No」は、それぞれ図6の高さ計測ラインのグループ番号及び装着領域を示している。図9の「装着部品」は、自動運転時において、供給系3から受け取る部品の識別データであり、R1、R2の2種類が示されている。
ここで、例えば、基板Bに部品を装着する際は、主として微小部品を装着高さの制御対象とし、それ以外の部品については、必ずしも装着高さの制御を必要としていない。そのため、R1の場合は、図に示すように、基板Bの表面高さを計測し、その情報に基づいて部品Aの下降量を補正して装着を実行する。一方、R2の場合は、表面高さを計測しないで予め定めておいた下降量(S0)で装着するようにする。図に示すように、部品No1〜18のうち、4,5,9,10,16及び17は、表面高さの計測を行っていない。このように、必要最小限の基板表面高さを計測することで、処理時間を短縮することができる。
以上述べたように、本実施形態の電子部品装着装置によれば、基板Bの部品装着領域における表面高さを計測し、その計測データに基づいて装着領域内の個々の部品Bの装着高さ、つまり吸着ノズル9の下降量を最適化することができる。これにより、基板Bの変形状態に影響されず、安定した部品の装着を行うことができる。また、本実施形態において、基板Bの表面高さの計測は、部品Bの装着位置と異なる位置で行うことができるため、装着ヘッド8と干渉せずに非接触センサ29を配設することが可能となる。更に、本実施形態では、基板Bのアライメントマーク認識作業中におけるXYテーブル13の移動時に、基板Bの表面高さを検出しているから、装着スループットに影響しない高速装着を実現することができる。
なお、本実施形態では、XYテーブル13上の基板Bの所定位置に部品Aを装着させる場合において、定位置に固定された装着ヘッド8の下降位置に対し、XYテーブル13を移動させることで、装着ヘッド8と基板Bとの位置を設定する例について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、定位置に固定されたXYテーブル8に対し、装着ヘッド8を水平方向に移動させるように構成してもよい。
本発明を適用してなる電子部品装着装置の概略上面図である。 本発明を適用してなる電子部品装着装置の部分側面図である。 本発明を適用してなる電子部品装着装置のXYテーブルに基板が装着された状態を模式的に示す上面図である。 本発明を適用してなる電子部品装着装置のセンサ群を拡大して示す斜視図である。 基板の部品装着領域と基板表面の高さ計測方法を説明する図である。 基板の部品装着領域と基板表面の高さ計測方法を説明する図である。 基板の部品装着領域とその表面高さ計測値について示す図である。 アライメントマークの認識作業工程と基板高さ計測のフローチャートである。 本発明を適用してなる電子部品装着装置に記憶される装着部品データの格納形式を示している。
符号の説明
1 電子部品装着装置
3 供給系
4 装着系
8 装着ヘッド
9 吸着ノズル
11 Yテーブル
13 XYテーブル
26c テーブルベース
28a,28b,28c センサ取付治具
29a,29b,29c センサ
〜W 装着領域
〜L ライン

Claims (2)

  1. 電子部品を保持したノズルを下降させて、テーブル上に位置決めされた基板に前記電子部品を装着する電子部品装着装置において、
    前記ノズルが下降する位置から離れた位置に配設され、前記テーブルを動作させたときに前記基板の表面高さを上方から非接触で連続的に検出する複数のセンサからなるセンサ群と、該センサ群の検出値に基づいて前記ノズルの下降量を決定する制御手段とを備え、
    前記センサ群は、各センサの互いの間隔が調整可能で一方向に横並びで配列されるとともに前記テーブルの動作と独立して設けられ、前記基板と前記センサ群とが相対移動する際に、前記電子部品が装着される前記基板上の設定領域のほぼ中央の位置を通るライン上を前記各センサが通過するように、各センサの互いの間隔が位置決めされることを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 前記電子部品の種類に応じて前記基板の表面高さに基づく前記ノズルの下降量の補正有無を定義するデータを有し、前記電子部品の種類を認識して得られた情報に基づいて前記下降量を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
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