JP2000349499A - 装着部品検査装置 - Google Patents

装着部品検査装置

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JP2000349499A
JP2000349499A JP11154670A JP15467099A JP2000349499A JP 2000349499 A JP2000349499 A JP 2000349499A JP 11154670 A JP11154670 A JP 11154670A JP 15467099 A JP15467099 A JP 15467099A JP 2000349499 A JP2000349499 A JP 2000349499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクトタイムの短縮化に貢献することがで
き、また、より精度良く部品の装着状態を検査できる装
着部品検査装置を提供する。 【解決手段】 表面実装機のヘッドユニットにカメラ2
1及び照明装置22を搭載し、カメラ21により部品装
着位置Pを撮像するようにした。カメラ21は、ヘッド
ユニットを移動させて部品装着位置の上方に部品を配置
したときに部品装着位置に指向するようにヘッドユニッ
トに対して取付けた。また、部品装着後に部品装着位置
を撮像するべくカメラ21を制御するカメラ制御部31
と、カメラ21により撮像された画像に基づいて部品の
装着不良を検出する画像処理部32及び主演算部30を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装機に搭載
される装置であって、プリント基板等の基板上に搭載さ
れた部品を撮像することにより部品の装着不良を検出す
る装着部品検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品供給部と所定の作業位置
に位置決めされたプリント基板とにわたって移動可能な
ヘッドユニットに部品吸着用のヘッドを昇降かつ回転可
能に装備し、上記ヘッドの下端に取付けられたノズルに
より電子部品を吸着して基板上の所定位置に部品を装着
するようにした表面実装機は一般に知られている。
【0003】この種の表面実装機では、例えば、部品の
吸着ミスあるいはヘッドからの脱落により部品が基板上
に装着されない場合や、位置ずれ等を生じる場合があ
り、このような部品装着不良を検知することにより不良
基板を選別することが要求される。
【0004】そこで、従来から、ヘッドユニットにレー
ザー距離センサを搭載し、基板表面にレーザー光を照射
して基板表面の凹凸を調べ、その高さ情報に基づいて部
品装着の有無を調べることが行われている(特開平7−
249895号公報)。また、ヘッドユニットに基板認
識用のカメラを搭載しているような装置では、このカメ
ラを利用して装着部品を撮像し、その画像に基づいて部
品の装着状態を調べることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レーザー距離センサを
用いる上記従来の装置では、部品の有無は検出できる
が、装着方向についての不良を検出することができず、
また、レーザー光を正確に被検出位置に照射する必要が
あるため、センサの取り付け精度が要求されるという欠
点がある。
【0006】これに対し、ヘッドユニットに搭載した基
板認識用のカメラを利用して装着部品を撮像する装置で
は、部品の有無のみならず部品の装着方向の不良につい
ても検出が可能であり、また、一定エリアを撮像するた
めカメラ等の取り付けに精度が要求されることがない。
そのため、レーザー距離センサを用いる装置に比べると
有利といえる。
【0007】しかし、この種の装置において装着部品を
撮像するには、部品装着後、カメラが装着部品上方に位
置するようにヘッドユニットを移動させる必要があり、
そのため、タクトタイムを短縮する上で問題があった。
また、部品を精度良く認識するのが難しいため装着不良
の検出精度が必ずしも良いとはいえず、検出精度の向上
が望まれていた。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、第一の目的は、タクトタイムの短縮化
に貢献することができる装着部品検査装置を提供するこ
とにあり、第二の目的は、より精度良く部品の装着不良
を検出できる装着部品検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、移動可能なヘッドユニットに搭載された
部品装着用のヘッドにより部品を吸着し、ヘッドユニッ
トの移動により基板上に部品を移動させて上記ヘッドの
昇降に伴い部品を基板上に装着するように構成された表
面実装機の装着部品検査装置であって、基板の部品装着
位置の上方にヘッドを配置したときに部品装着位置に指
向するようにヘッドユニットに搭載される撮像手段と、
部品装着後に部品装着位置を撮像するべく撮像手段を制
御する制御手段と、撮像手段により撮像された部品装着
位置の画像に基づいて部品の装着不良を検出する検出手
段とを備えているものである(請求項1)。
【0010】この装置によると、部品を装着するべくヘ
ッドユニットを基板上に移動させて、ヘッドに吸着され
た部品を部品装着位置上方に配置すると、自ずと撮像手
段による部品装着位置の撮像が可能となる。そのため、
部品装着後は、ヘッドユニットを移動させることなく装
着部品を撮像することができる。
【0011】上記の構成においては、部品装着前にも部
品装着位置を撮像するべく撮像手段を制御するように上
記制御手段を構成し、また、部品装着後の画像から部品
装着前の画像を除去することにより得られる差分画像に
基づいて部品の装着不良を検出するように上記検出手段
を構成することができる(請求項2)。
【0012】この装置によると、装着部品の画像を良好
に抽出することができる。この場合、部品装着位置の画
像を異なる複数の色成分に分解する手段を設け、さら
に、各色成分の画像毎に差分画像を得るとともにこれら
の論理和をとることにより得られる画像に基づいて部品
の装着不良を検出するように上記検出手段を構成するの
が望ましい(請求項3)。このようにすれば、抽出され
る部品画像の信頼性が格段に向上し、より精度良く部品
の装着不良を検出することが可能となる。なお、異なる
複数の色成分としては、例えばR(赤),G(緑),B
(青)の色成分の画像に基づいて部品の装着不良を検出
するように構成することができる(請求項4)。
【0013】また、ヘッドユニットに複数のヘッドが搭
載される場合には、各ヘッドに対応してそれぞれ撮像手
段を設けるようにしてもよい(請求項5)。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明に係る装着部品検
査装置が搭載された表面実装機の構造を示している。同
図に示すように、表面実装機(以下、実装機と略す)の
基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置
され、プリント基板3がこのコンベア2上を搬送されて
所定の装着作業位置で停止されるようになっている。上
記コンベア2の側方には、部品供給部4が配置されてい
る。この部品供給部4は部品供給用のフィーダーを備
え、例えば多数列のテープフィーダー4aを備えてい
る。
【0016】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニ
ット5は、部品供給部4とプリント基板3が位置する部
品装着部とにわたって移動可能とされ、当実施の形態で
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動することができるよ
うになっている。
【0017】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の
固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動さ
れるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上
にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持
部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ
軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X
軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15によ
り駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイ
ド部材13にヘッドユニット5が移動可能に保持され、
このヘッドユニット5に設けられたナット部分(図示せ
ず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、
Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY
軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作
動によりヘッドユニット5が支持部材11に対してX軸
方向に移動するようになっている。
【0018】上記ヘッドユニット5には、チップ部品吸
着用のノズル20aを先端に備えたヘッド20が設けら
れている。各ヘッド20は、ヘッドユニット5のフレー
ムに対して昇降及びノズル中心軸回りの回転が可能とさ
れ、図外の昇降駆動機構及び回転駆動機構により作動さ
れるようになっている。
【0019】また、ヘッドユニット5には、プリント基
板3に装着された部品を撮像するカメラ21および照明
装置22が搭載されている。カメラ21は、CCDエリ
アセンサからなり、カラー画像をR(レッド),G(グ
リーン),B(ブルー)の三原色に分解しデータ化して
後述するコントローラの画像処理部32に出力するよう
に構成されている。また、上記照明装置22は、白色L
EDまたはR、G、BのLEDを組み合わせたもの、あ
るいは蛍光燈等からなり、上記カメラ21による撮像用
の照明を提供するように構成されている。
【0020】カメラ21及び照明装置22は、図2に示
すようにヘッド20を挟んで配置され、部品装着時にヘ
ッドユニット5をプリント基板3の上方にセットした状
態、つまりヘッド20(吸着部品)がプリント基板3の
所定の部品装着位置上方に位置するようにヘッドユニッ
ト5をセットしたときに(図5参照)、カメラ21及び
照明装置22が上記部品装着位置Pに指向するようにそ
れぞれユニット5に傾いた状態で取付けられている。
【0021】上記のように構成された実装機は、その動
作を統括的に制御するコントローラを備えており、上記
サーボモータ9,15等がこのコントローラに電気的に
接続されている。そして、コントローラに予め記憶され
ているプログラムに従って各サーボモータ9等の駆動が
制御されることにより後述するような実装動作を行うよ
うにされている。
【0022】図3は、上記コントローラに含まれる制御
系の一部であって、実装動作において部品装着不良の検
出を担う、つまり、本発明の部品検査装置に係る部分を
示している。
【0023】この図に示す制御系は、主演算部30、カ
メラ制御部31、画像処理部32、記憶部33、表示部
34及び入力部35を含んでいる。
【0024】主演算部30は、部品の装着不良検出のた
めの処理を統括的に制御するもので、上記カメラ21に
より装着部品を撮像するべくカメラ制御部31に制御信
号を出力するとともに、画像処理部32から出力される
画像データに基づいて部品を認識し、装着不良について
の具体的な判断を行うように構成されている。
【0025】カメラ制御部31は、主演算部30からの
制御信号に基づいて上記カメラ21および照明装置22
の作動を制御するように構成されている。
【0026】画像処理部32は、上記カメラ21から出
力されるR,G,Bの各色成分のデータに所定の処理を
施すことによりカメラ21により撮像された画像から部
品に相当する画像を抽出し、抽出した部品の画像データ
を上記主演算部30に出力するように構成されている。
【0027】上記記憶部33は、部品の装着不良を判断
するのに必要な情報(部品データという)を記憶するも
ので、例えば部品の形状等に関する情報や装着ずれの許
容値等のデータがこの記憶部33に記憶されている。
【0028】表示部34及び入力部35は、それぞれC
RTディスプレイおよびキーボードからなり、入力部3
5により部品データやプログラム等を入力するように構
成される一方、表示部34により部品データ入力時の表
示や、装着不良が発生したときの表示を行うように構成
されている。
【0029】ここで、図3に示す制御系により行われる
部品装着不良検出のための処理について実装動作と共に
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0030】実装動作が開始されると、まず、ヘッドユ
ニット5が部品供給部4に移動させられてヘッド20に
よる部品の吸着が行われる。この際、ヘッドユニット5
が部品供給部4の上方にセットされてからヘッド20が
昇降作動することにより部品がノズル20aに吸着され
てピックアップされる。
【0031】部品の吸着が完了すると、図5に示すよう
にヘッドユニット5がプリント基板上に移動させられて
部品Cpが所定の部品装着位置Pの上方に配置されると
ともに、部品装着前の部品装着位置Pがカメラ21によ
り撮像される(ステップS1,S2)。これにより、図
7(a)に示すような部品装着位置Pを含むプリント基
板3の所定エリアの画像が撮像され、この画像のR,
G,Bの各色成分の画像データが上記画像処理部32に
出力される。
【0032】部品装着位置Pの撮像が完了すると、ヘッ
ド20が昇降作動して部品Cpが部品装着位置Pに装着
されるとともに、部品装着後、カメラ21により再度上
記部品装着位置Pの撮像が行われる(ステップS3,S
4)。これにより、図7に示すような部品Cpを含む部
品装着位置Pの画像が撮像されて各色成分の画像データ
が画像処理部32に出力される。
【0033】次いで、画像処理部32において各色成分
毎に部品装着後の画像から部品装着前の画像を除去した
差分画像を求める処理、すなわち部品の画像を抽出する
処理が行われる(ステップS5)。
【0034】具体的には、部品装着前後の各色成分の画
像がA/D変換されることにより各画像が多階調の画像
に変換される。そして、部品装着後の画像における各画
素の階調から部品装着前の画像における相対応する画素
の階調が減算された後、各画素の階調の絶対値がとられ
る。これにより図7に示すようような色成分毎の差分画
像、すなわち部品Cpに相当する画像が抽出される。
【0035】そして、各色成分の差分画像が所定の閾値
に基づいて二値化画像に変換され、各色成分の差分画像
の論理和、つまり、各色成分の差分画像における相対応
する画素の論理和が取られる(ステップS6,S7)。
これにより部品Cpに相当する最終的な画像が得られ
る。
【0036】こうして部品Cpに相当する画像が抽出さ
れると(抽出部品画像という)、その画像データが主演
算部30に出力され、ここで抽出部品画像の中心位置、
縦横比あるいは面積等の特徴量の検出および装着位置か
らのずれや傾きの検出が行われるとともに、この部品に
対応する部品データが上記記憶部33から読み出され、
部品データと上記検出データとが比較される(ステップ
S8,S9)。
【0037】そして、部品データと検出データとが予め
設定されている誤差内であるか否かが判断され(ステッ
プS10)、ここで誤差内であると判断されると(ステ
ップS11)、例えば次の部品Cpを装着するべくヘッ
ドユニット5が部品供給部4の上方に移動させられてこ
のフローチャートが終了する。一方、ステップS10に
おいて誤差内でないと判断されると(ステップS1
1)、例えばプリント基板3に対する以後の実装動作を
中止するとともにその旨が上記表示部34において表示
されてこのフローチャートが終了する。
【0038】以上の実装機によれば、部品装着のために
ヘッドユニット5をプリント基板3上方にセットすると
上述のように自ずとカメラ21及び照明装置22が部品
装着位置Pに指向するようにヘッドユニット5に取付け
られる。そのため、部品Cpの装着後、ヘッドユニット
5を一切移動させることなく装着部品Cpを撮像するこ
とができる。従って、部品装着後にヘッドユニット5を
移動させてから部品を撮像する必要がある従来の実装機
に比べると効率良く装着部品Cpを撮像することがで
き、これを通じてタクトタイムの短縮化に貢献すること
ができる。
【0039】また、部品Cpの装着不良の検出に際して
は、部品装着前後の部品装着位置Pを撮像し、装着部品
Cpを含む画像である部品装着後の画像から部品装着前
の画像を除去することにより差分画像を得る、つまり部
品Cpに相当する画像を抽出するようにしているため、
部品装着後の画像のみから部品に相当する画像を抽出し
て部品を認識する場合に比べると、部品画像を抽出する
ための情報量が多く抽出される部品画像の信頼性が高い
(精度が高い)。従って、部品装着後の画像のみから部
品を認識する従来のこの種の実装機に比べて精度良く部
品の装着不良を検出することができる。
【0040】特に、上記の実装機では、差分画像をR,
G,Bの複数の色成分について求め、各差分画像の論理
和をとることにより最終的な部品Cpの画像を得るよう
にしているため、抽出部品画像の信頼性が高いという特
徴がある。すなわち、単一の色成分に基づいて部品画像
を抽出する場合には、例えば、上記パターンDおよび部
品Cpの色調が近似していると、パターンDの画像が除
去されることによりパターンDと部品Cpの重複部分が
欠損し、部品画像を正確に抽出できない場合が生じ得
る。これに対し、複数の色成分について差分画像を求
め、これらの論理和をとるようにしておけば、上記パタ
ーンDおよび部品Cpの色調が近似していても、各色成
分の差分画像が完全に一致することは殆どないため、仮
にいずれかの色成分の画像について上記のような欠損が
生じても、その他の色成分の画像によりその欠損が補完
される。そのため、最終的な差分画像に上記のような欠
損が生じることが殆どなく、常に正確な部品画像を抽出
することができ、その結果、部品Cpの装着不良を精度
よく検出することができる。
【0041】ところで、以上説明した実装機は、本発明
に係る部品検査装置を搭載した実装機の一例であって、
部品検査装置及びこれを搭載する実装機の具体的な構成
は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0042】例えば、上記の実装機では、部品画像を抽
出するためにカラー画像をR(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー)の三原色に分解し、これら各色成分
の画像に基づいて部品画像を抽出するようにしている
が、これらのうちのいずれか一色、あるいはR,G,B
以外の一の色成分の画像に基づいて部品画像を抽出する
ようにしても差し支えない。但し、一の色成分の画像に
基づいて部品を認識する場合には、上述のように、複数
の色成分に基づいて部品画像を抽出する場合に比べて部
品画像の抽出精度が劣る場合があるため、検出精度を高
める上では、複数の色成分の画像に基づいて部品画像を
抽出するのが望ましい。この場合、色成分はR,G,B
の三原色に限られるものではなく、具体的な色の種類や
数は、プリント基板3やこれに装着する部品等の具体的
な形態および色に応じ、部品画像をより精度よく抽出で
きるように適宜選定すればよい。なお、CCDエリアセ
ンサとして、カラー画像をR,G,Bの色成分に分解し
データ化して出力するものは一般的であり、従って、こ
れらの色成分を選定するようにすれば市販のカメラ21
を用いて装置を安価に構成することができる。
【0043】また、上記実装機では、ヘッドユニット5
には1つのヘッド20が搭載され、これに対応して一組
のカメラ21及び照明装置22が設けられているが、例
えば、ヘッドユニット5に複数のヘッド20が並設され
る実装機では、各ヘッド20に対応してカメラ21及び
照明装置22を搭載するようにしてもよい。この場合、
照明装置22についてはこれを各ヘッド20について共
通化するようにしてもよい。
【0044】さらに、上記実装機では、カメラ21によ
りプリント基板3の部品装着位置Pを撮像するようにし
ているが、例えば、カメラ21によりプリント基板3上
に記される基板認識用のマークを撮像することにより、
カメラ21を基板認識用のカメラとして共用するように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、部品を
装着するべくヘッドユニットを基板上に移動させると、
自ずと部品装着位置に撮像手段が指向するように撮像手
段をヘッドユニットに搭載しているので、部品装着後
は、ヘッドユニットを一切移動させることなく装着部品
を検出することができる。そのため、部品装着後にヘッ
ドユニットを移動させてから装着部品を撮像する従来の
装置に比べると効率良く装着不良を検出することがで
き、これを通じてタクトタイムの短縮化に貢献すること
ができる。
【0046】特に、部品装着前後に部品装着位置を撮像
し、部品装着前の画像から部品装着前の画像を除去する
ことにより得られる差分画像に基づいて部品の装着不良
を検出するようにすれば、装着部品の画像を良好に抽出
することができ、これにより精度良く部品の装着不良を
検出することができる。この場合、部品装着位置の画像
を異なる複数の色成分に分解し、各色成分の画像毎に差
分画像を得るとともにこれらの論理和をとることにより
得られる画像に基づいて部品の装着不良を検出するよう
にすれば、抽出される部品画像の信頼性が格段に向上
し、部品の装着不良を極めて精度よく検出することが可
能となる。
【0047】また、ヘッドユニットに複数のヘッドが搭
載される場合には、各ヘッドに対応してそれぞれ撮像手
段を設けるようにしてもよく、このようにすれば、複数
のヘッドに部品を実装する装置において効率よく部品の
装着不良を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装着部品検査装置が適用される表
面実装機を示す平面図である。
【図2】本発明に係る装着部品検査装置が適用される表
面実装機を示す正面図である。
【図3】表面実装機の制御系のうち装着部品検査装置に
相当する部分を示すブロック図である。
【図4】部品の装着不良を検出するための処理(実装動
作含む)を説明するフローチャートである。
【図5】カメラによる部品装着位置の撮像動作(部品装
着前)を説明する図である。
【図6】カメラによる部品装着位置の撮像動作(部品装
着後)を説明する図である。
【図7】部品の装着不良を検出するための処理を説明す
る模式図である。
【符号の説明】
3 プリント基板 5 ヘッドユニット 20 ヘッド 21 カメラ 22 照明装置 30 主演算部 31 カメラ制御部 32 画像処理部 33 記憶部 34 表示部 35 入力部 P 部品装着位置 Cp 部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能なヘッドユニットに搭載された
    部品装着用のヘッドにより部品を吸着し、ヘッドユニッ
    トの移動により基板上に部品を移動させて上記ヘッドの
    昇降に伴い部品を基板上に装着するように構成された表
    面実装機の装着部品検査装置であって、基板の部品装着
    位置の上方に上記ヘッドを配置したときに上記部品装着
    位置に指向するように上記ヘッドユニットに搭載される
    撮像手段と、部品装着後に部品装着位置を撮像するべく
    上記撮像手段を制御する制御手段と、上記撮像手段によ
    り撮像された部品装着位置の画像に基づいて部品の装着
    不良を検出する検出手段とを備えていることを特徴とす
    る装着部品検査装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、部品装着前にも上記部
    品装着位置を撮像するべく上記撮像手段を制御し、上記
    検出手段は、部品装着後の画像から部品装着前の画像を
    除去することにより得られる差分画像に基づいて部品の
    装着不良を検出するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の装着部品検査装置。
  3. 【請求項3】 部品装着位置の画像を異なる複数の色成
    分に分解する手段をさらに備え、上記検出手段は、各色
    成分の画像毎に上記差分画像を得るとともにこれらの論
    理和をとることにより得られる画像に基づいて部品の装
    着不良を検出するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の装着部品検査装置。
  4. 【請求項4】 上記検出手段は、異なる複数の色成分の
    画像としてR(赤),G(緑),B(青)の各色成分の
    画像に基づいて部品の装着不良を検出するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の装着部品検査
    装置。
  5. 【請求項5】 上記ヘッドユニットに複数のヘッドが搭
    載され、各ヘッドに対応してそれぞれ撮像手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至4記載の装着部
    品検査装置。
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