JP2003042513A - 乾燥制御方法および乾燥装置 - Google Patents

乾燥制御方法および乾燥装置

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JP2003042513A
JP2003042513A JP2001231780A JP2001231780A JP2003042513A JP 2003042513 A JP2003042513 A JP 2003042513A JP 2001231780 A JP2001231780 A JP 2001231780A JP 2001231780 A JP2001231780 A JP 2001231780A JP 2003042513 A JP2003042513 A JP 2003042513A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内に吊り下げた洗濯衣類に低湿空気を供給
して衣類の乾燥を行う場合等の乾燥制御方法および乾燥
装置で、衣類等の乾燥対象物が充分乾燥したときは自動
的に、そして、その乾燥状態をある程度正確に把握判断
して乾燥運転を停止させることのできる乾燥制御方法お
よび乾燥装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 運転開始時に乾燥対象物の仮の乾燥常数
Dxを設定し、雰囲気空気と乾燥対象物近傍空気の温
度、湿度から乾燥係数Ttを導き出し、前記乾燥常数D
xと前記乾燥係数Ttを比較して乾燥対象物の乾燥状態
を判断しながら乾燥運転の継続停止を行なう乾燥制御方
法および乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば室内に吊り
下げた洗濯衣類に低湿空気を供給して衣類の乾燥を行う
等の場合の乾燥制御方法および乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の乾燥制御方法および乾燥装置に
ついては、一つの例として特開2001−141284
号公報に除湿機として、衣類を乾燥する場合のものが記
載されている。
【0003】以下、その乾燥制御方法および乾燥装置に
ついて図9〜図11を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように本体101の天面に操作パ
ネル102を設け、操作パネル102には衣類乾燥モー
ドまたは乾燥キープ運転モードを選択するための衣類乾
燥スイッチ103と、この衣類乾燥スイッチ103の選
択した運転モードを表示する乾燥LEDおよび乾燥キー
プLEDが配置され、さらにタイマーを選択するための
切タイマースイッチと、この切タイマースイッチの操作
によるタイマー時間の設定および残時間表示を行なう数
字表示のLEDが設けられている。
【0005】また、図11のブロック回路図に示すよう
に、本体101内部の制御部104にはマイクロコンピ
ューター105が設けられ、マイクロコンピューター1
05内部にはタイマー設定時のタイマー時間制御を行な
う制御手段106が設けられている。また、制御部10
4には除湿装置の駆動制御を行なう除湿制御手段107
と、送風装置の駆動制御をする送風制御手段108を設
けている。
【0006】上記構成において図10のフローチャート
に示すように、STEP110、STEP120ではス
イッチ入力および入力されたスイッチの種類の判断を行
なっており、衣類乾燥スイッチの入力である場合はST
EP130に移りタイマー制御手段により固定タイマー
時間として3時間のタイマー時間が設定される。STE
P140で乾燥LEDの点灯とともに除湿量と風量を最
大出力として衣類乾燥運転を開始し、同時に3時間のタ
イマー運転がスタートする。STEP150でタイマー
制御手段はタイマーの経過時間の判断を行い、3時間経
過するとSTEP160に移行し運転を停止する。
【0007】以上のように乾燥させたい衣類を除湿機の
吹出し口上方に吊り下げて衣類乾燥運転を選択すれば、
除湿能力を最大として3時間のタイマーが自動設定さ
れ、標準的に衣類乾燥が終了する3時間後に運転停止と
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の乾燥
制御方法および乾燥装置では、タイマーによる自動運転
のために衣類自体が乾燥しているのか否かが不明なまま
運転されることとなり、充分に衣類が乾燥していない状
態で運転が停止されたり、衣類が充分乾燥しているにも
拘らず運転することで無駄な除湿運転を継続し過除湿状
態となり、したがって無駄な消費電力を浪費するといっ
た課題があり、衣類の乾燥状態をある程度判断しなが
ら、衣類乾燥が終了したときは自動的にそして正確に乾
燥運転も停止するようにすることが要求されている。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、衣類等の乾燥対象物の乾燥状態を把握し
判断しながら運転されることで、衣類等の乾燥対象物が
充分乾燥したときは自動的に、そして、その乾燥状態を
ある程度正確に把握判断して乾燥運転を停止させること
のできる乾燥制御方法および乾燥装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥制御方法お
よび乾燥装置は上記目的を達成するために、運転開始時
に乾燥対象物の仮の乾燥定数を設定し、雰囲気空気と乾
燥対象物近傍空気の温度、湿度から乾燥係数を導き出
し、前記乾燥定数と前記乾燥係数を比較して乾燥対象物
の乾燥状態を判断しながら乾燥運転の継続停止を行なう
乾燥制御方法および乾燥装置としたものである。
【0011】また、温度、湿度から導き出す乾燥係数を
あらかじめ簡潔な表とし、この表から前記乾燥係数を選
択することで、乾燥係数の導き出しの簡易化を図った乾
燥制御方法および乾燥装置としたものである。
【0012】また、乾燥定数と乾燥係数を設定時間毎に
に導き出し比較することで乾燥状態をタイムリーに判断
し、乾燥時間の短縮を図った乾燥制御方法および乾燥装
置としたものである。
【0013】上記手段により本発明は、乾燥対象物の乾
燥状態を把握し判断しながら運転されることで、乾燥対
象物が充分乾燥したときは自動的に、そして、その乾燥
状態をある程度正確に把握判断して乾燥運転を停止させ
ることのできる乾燥制御方法および乾燥装置を提供する
こととなる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、温度、湿
度の値から乾燥係数を導き出すことにより簡潔で省コス
トとなる乾燥制御方法としたものであって乾燥係数を導
出することで簡潔で低コストな乾燥制御方法となる。
【0015】請求項2記載の発明は、運転開始時に乾燥
対象物の仮の乾燥定数を設定し、雰囲気空気と乾燥対象
物近傍空気の温度、湿度から乾燥係数を導き出し、前記
乾燥定数と前記乾燥係数を比較して乾燥対象物の乾燥状
態を判断しながら乾燥運転の継続停止を行なう乾燥制御
方法としたものであり、乾燥定数と乾燥係数を比較する
ことで常に乾燥対象物の乾燥状態を判断しながら運転制
御することとなる。
【0016】請求項3記載の発明は、温度、湿度から導
き出す乾燥係数をあらかじめ簡潔な表とし、この表から
前記乾燥係数を選択することで、乾燥係数の導き出しの
簡易化を図った請求項2記載の乾燥制御方法としたもの
であり、乾燥係数の簡潔化が図れデータベースの容量減
を図れることとなる。
【0017】請求項4記載の発明は、乾燥定数と乾燥係
数を設定時間毎にに導き出し比較することで乾燥状態を
タイムリーに判断し、乾燥時間の短縮を図った請求項2
または3記載の乾燥制御方法としたものであり、乾燥状
態を正確に把握し乾燥時間の短縮を図ることとなる。
【0018】請求項5記載の発明は、機器本体内部に雰
囲気温度を検知する温度検知手段、湿度を検知する湿度
検知手段、これらの検知手段により検知された温度、湿
度を制御装置に送る送信手段、この送信手段からの信号
を受け取る受信手段、この受信手段により受信した温
度、湿度により乾燥対象物の乾燥に要する運転時間を算
出する運転制御装置を備え、この運転制御装置で決定し
た最適乾燥のための運転信号を除湿手段および送風手段
に送ることにより乾燥を早くし、かつ乾燥後は自動的に
機器の運転を停止させることを特徴とした乾燥制御方法
としたものであり、乾燥時間の短縮と自動運転停止を行
なうこととなる。
【0019】請求項6記載の発明は、乾燥対象物とは離
れた地点の雰囲気絶対湿度と乾燥対象物近傍絶対湿度と
の差と乾燥運転時間との積分から乾燥速度を求め、乾燥
運転の時間経過とともに乾燥の完了とみなす所定の乾燥
度との比較を行い、設定時間毎に算出される乾燥速度の
運転時間積分値が所定の乾燥度以上となった場合、乾燥
運転を停止する乾燥制御方法としたものであり、上記請
求項5と同様、正確に自動運転停止を行なうこととな
る。
【0020】請求項7記載の発明は、運転開始時は操作
部からの信号により本体内の除湿装置、送風装置が最大
出力にて運転、次に温度検出手段、湿度検出手段により
本体周囲の温度、湿度の検知を設定時間毎に行い、この
温度、湿度の検知により得られる周囲温度、湿度をもと
に所定の換算表から乾燥係数を拾い出し、運転時間の経
過とともに前記乾燥係数の累積値が計算され、この累積
値を初めに設定した乾燥定数(Dx)から減じ、Dx<
0となった場合、乾燥運転を停止する乾燥制御方法とし
たものであり、上記同様正確に自動運転停止を行なうこ
ととなる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の乾燥制御方法を用いた乾燥装置としたも
のである。
【0022】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0023】
【実施例】(実施例1)まず、衣類乾燥を例として本発
明の基本の考え方について説明する。
【0024】その構成を図1及び図2に示すように本発
明の乾燥制御方法は、機器本体1内に除湿装置12およ
び送風装置13と、これら除湿装置12および送風装置
13の運転制御を行う制御装置8と、機器周辺温度を検
知する温度検知手段4、湿度を検知する湿度検知手段5
および運転操作を行なう操作部2を備えた乾燥装置にお
いて、操作部運転スイッチの衣類乾燥モード(図示せ
ず)を選択した場合、制御部8において温度検知手段4
から検知された温度と湿度検知手段5から検知された湿
度の値から機器の雰囲気空気の絶対湿度と全熱量を求
め、演算された全熱量を利用し、且つ、これから乾燥さ
せようとする衣類近傍空気の湿度を100%と仮定して
衣類近傍の空気の絶対湿度を算出する。これにより、機
器周辺の雰囲気空気の絶対湿度と衣類近傍の絶対湿度と
の差が予測できる。濡れた衣類を如何に早く乾燥させる
かは、衣類内部の水分を如何に早く周囲の空気に放散さ
せることが出来るか、すなわち、雰囲気空気と衣類近傍
空気の絶対湿度差(水蒸気分圧差)に係ってくることに
なる。したがって、衣類乾燥速度は前記両空気の絶対湿
度差に比例するという関係が成立することとなる。
【0025】本発明は上記考え方を基本とし、乾燥対象
物である衣類近傍空気の絶対湿度算出方法を検討し、こ
の絶対湿度と機器周辺空気の絶対湿度との差から乾燥運
転の効率的、正確な制御方法を見出すことに、すなわ
ち、両空気の乾燥の程度(乾燥度)の比較から衣類乾燥
に必要な運転時間を割り出し等、乾燥運転の制御をしよ
うとするものである。
【0026】本発明によれば、運転スイッチの衣類乾燥
運転を選択した場合、衣類の乾燥度を判断し乾燥時間に
必要な運転時間が経過した場合、自動的に運転停止する
こととなる。
【0027】(実施例2)次に衣類乾燥を例として、本
発明の別の乾燥制御方法について説明をおこなう。
【0028】その構成を図1及び図2に示すように実施
例1と同様に、除湿装置12および送風装置13と、こ
れらの運転制御を行なう制御部8、機器周辺温度を検知
する温度検出手段4と湿度を検知する湿度検出手段5お
よび運転操作をおこなう操作部2を備えた乾燥装置にお
いて、この操作部2に設けた衣類乾燥モードを選択した
とき、前記制御部8は除湿装置12、送風装置13を最
大出力として運転するともに温度検知手段4と湿度検知
手段5により検出された運転温湿度環境を検知し、運転
開始時点の衣類乾燥運転を選択した時にあらかじめ設定
された乾燥運転制御ソフトにより乾燥制御運転が開始さ
れる。このソフトにより乾燥制御運転が開始された場
合、あらかじめ設定された時間毎に温度検知手段4と湿
度検知手段5にて温度、湿度を検出し、これら検出され
た温度、湿度を用い衣類を充分乾燥させるに必要な残り
運転時間を導き出し、充分に乾燥していると判断される
と自動的に運転を停止することとなる。
【0029】(実施例3)次に具体例として除湿乾燥機
に利用した場合の乾燥制御方法を述べる。
【0030】図1に示すように、本体1の天面には操作
部2を設け、操作部2には衣類乾燥モードまたは乾燥キ
ープ運転モードを選択するための衣類乾燥スイッチ(図
示せず)が取り付けられている。
【0031】図2のブロック回路図に示すように、本体
1内部の制御部9にはマイクロコンピューター7が設け
られ、マイクロコンピューター7内部には乾燥運転設定
時の乾燥運転制御を行う制御装置8が設けられている。
また、制御部9には除湿装置12の作動制御を行う除湿
制御手段10と、送風装置13の駆動制御をする送風制
御手段11を設けている。
【0032】上記構成において主要な動作を説明する
と、図3のフローチャートに示すように、STEP11
でスイッチ入力される。次にSTEP12で入力された
スイッチの種類を区別し、衣類乾燥スイッチの入力があ
る場合はSTEP13に移ることとなる。そしてSTE
P13にて制御装置8により乾燥運転が開始され乾燥常
数Dxが設定される。
【0033】温度検出手段4、湿度検出手段5において
検知された温度・湿度は信号送付手段によりマイクロコ
ンピューター7内の制御装置8に送られる。検出された
温度、湿度をもとに制御装置8にて乾燥係数Ttの算出
(STEP16)が行われる。
【0034】乾燥係数Ttの算出(STEP16)方法
について図4にて詳しく説明する。
【0035】まず、検出された温度、湿度から雰囲気空
気の絶対湿度Xrと全熱量Irを算出する(STEP2
1)。
【0036】ここで、衣類の乾燥についての考え方を空
気線図上で検討を行なうこととする。図8において一般
的な雰囲気空気をの空気状態とする。この空気で全熱
量が変化しない状態は等エンタルピー状態である。衣類
乾燥時の衣類近傍空気は湿度100%の状態になってい
ることから上記雰囲気空気の等エンタルピー上のの
空気状態と推測できる。
【0037】従って、図4に示すように、衣類近傍空気
は乾燥過程のため湿度100%と仮定(STEP22)
と、STEP21で算出された雰囲気空気の全熱量Ir
とから衣類近傍の絶対湿度Xcが算出できる(STEP
23)。
【0038】次にSTEP24に移り衣類近傍絶対湿度
Xcと雰囲気空気の絶対湿度Xrから乾燥係数Ttを算
出する。この乾燥係数Ttは図8の空気線図上ではと
なる。この乾燥係数Ttが大となると衣類内水分の雰囲
気空気への移行速度が大きくなる。よって乾燥係数Tt
を大きくすると衣類の乾燥速度は大となる。
【0039】図3において、前述のとおり算出されたT
t(STEP16)をもとに、STEP17に移り、乾
燥の判定を行う。STEP14の測定間隔X時間経過毎
に乾燥係数Tt値を求め、STEP17で乾燥常数Dx
をもとに乾燥の判定を行う。
【0040】乾燥係数Ttの累積値が乾燥常数Dxを上
回った場合、衣類は乾燥していると判断でき乾燥運転モ
ードは運転停止となる。なお、乾燥常数Dxはあらかじ
め数種類用意し運転開始時の雰囲気空気の環境で変化で
きるものとする。
【0041】以上のように乾燥させたい衣類をたとえば
除湿機1の吹出し口上方に吊り下げて衣類乾燥運転を選
択すれば、マイクロコンピューター7の制御装置8によ
り除湿制御手段11、送風制御手段10が自動設定さ
れ、衣類乾燥の判断がSTEP17でおこなわれること
により自動的に衣類乾燥運転モードを停止する。すなわ
ち無駄な除湿運転がなくなり、適切に運転が停止される
ことにより省エネ運転することができる。
【0042】なお、乾燥時間と乾燥度の関係について説
明すると、乾燥度97%以上を衣類乾燥の完了状態とす
れば通常の使用状態で乾燥係数Ttの累積値5000で
乾燥が完了する。
【0043】乾燥係数Ttは運転開始時の室温に影響さ
れず、また湿度にも影響を受け難い為に運転時間による
制御に比べ安定的に衣類の乾燥が検知できるとともに、
乾燥判定の精度が高くなる。
【0044】ここで、乾燥度とは乾燥運転を行う衣類の
重量に対する衣類の通常乾燥状態における標準重量の割
合であり、衣類乾燥をはじめる際の衣類の乾燥度は70
%としている。
【0045】(実施例4)本実施例では実施例3と同一
構成のものは同一番号を付して詳しい説明を省略する。
【0046】図1〜図2の構成において主要な動作を図
5、図6のフローチャート、図7に乾燥係数Tt換算表
を用いて説明する。本体1の側面内部には雰囲気温度検
知手段4、雰囲気湿度検知手段3があり、STEP15
において検知された温度、湿度をマイクロコンピュータ
ー7内の制御装置8に送られる。制御装置8において検
出された温度、湿度から衣類の乾燥状況が以下のように
判定される。図7に乾燥係数Ttのようなマトリックス
があらかじめ制御装置8に記憶されている。そこで図6
のSTEP41に示すように温度、湿度から乾燥係数T
t値を選択する。選択されたTtは図5のSTEP37
において実施例3と同様に乾燥判定が運転時間X時間間
隔で実施され条件式を満たす場合に乾燥運転がストップ
する。
【0047】本実施例においては、STEP35で検知
した温度、湿度をもとに制御装置8において実施例3で
おこなっていたSTEP21〜23の乾燥係数Ttを求
める計算を簡略化させた。簡略化させることで制御装置
8およびマイクロコンピューター7の負荷軽減なる除湿
乾燥機が得られる。STEP41はSTEP21〜23
の考えをまとめ図7のマトリックスのようにしたもので
ある。よって、STEP35において択られた温度、湿
度を図7のマトリックスの値に適合することで適切な乾
燥係数Ttが複雑な演算行程なしで択られることとな
る。
【0048】(実施例5)次に衣類乾燥を例として、本
発明の別の考え方の詳細を述べる。
【0049】機器自体の構成は前述のものと同じとす
る。
【0050】本体の天面に取り付けられた衣類乾燥スイ
ッチが選択された場合、選択により乾燥運転制御、衣類
乾燥運転が開始され送風装置、除湿装置ともに衣類乾燥
用能力(最強ノッチ)にて運転が開始される。衣類の乾
燥速度は、衣類内部の水分を如何に早く周囲の空気に水
分を放出することが出来るかに係っている。この水分の
放出のしやすさは、上記で求めた絶対湿度差(水蒸気分
圧差)である。衣類乾燥の速さは、絶対湿度差に比例す
る関係が成立する。
【0051】よって、衣類乾燥の速さと衣類の乾燥度を
以下の手順でもとめる自動乾燥ソフトを作成した。
【0052】衣類乾燥スイッチが選択された場合、直ち
に温度検出手段、湿度検出手段からそれぞれ機器本体周
辺雰囲気温度、湿度が検知される。検知された温度・湿
度は信号発生手段により運転制御装置に送られる。送ら
れた温度、湿度は運転制御装置内の演算手段において雰
囲気空気の絶対湿度と全熱量(エンタルピー)を算出す
る。(温度・湿度はその値から温度、湿度をそれぞれの
値から適切な乾燥速度指数Ttを選択する。)演算され
た雰囲気空気の全熱量は一空間内のある瞬間においては
ほぼ等しいと推測できることから衣類近傍の空気の全熱
量も雰囲気温度の全熱量と同等と考えることが出来る。
衣類近傍の空気は乾燥が発生しているため、高湿度(湿
度100%)であることから全熱量と湿度100%の温
度から絶対湿度を算出する。この値と先に求めた雰囲気
空気の絶対湿度と衣類近傍の絶対湿度との差(乾燥速度
係数)が予測計算できる。
【0053】しかし、本除湿乾燥機においては、毎回検
知した温度、湿度をもとに計算を行うことは、除湿乾燥
機内の制御手段の容量(メモリ)大を招き負担増となる
ため、本機器においては、先の考えを元に周囲環境の温
度、湿度を検知したあと制御手段での演算行程を省略さ
せる形式を用いる。具体的には、周囲環境の検知した温
度、湿度を毎回演算させずに、事前に周囲環境の温度、
湿度から、衣類近傍との絶対湿度差を図Aのようなテー
ブルを用意しあらかじめ演算した値をまとめた。周囲環
境の温度、湿度をこのテーブル内の値に適合する値を拾
い出すことによりわずらわしい(煩雑な)演算をするこ
とが必要なくなり制御手段の容量(メモリ)についても
簡略化したソフトとすることができる。
【0054】運転開始後の乾燥制御は上記に示す考え方
を利用し以下のようになる。
【0055】運転開始により操作部からの信号により本
体内の除湿装置、送風装置が最大ノッチにて運転開始
し、制御手段においても温度検出手段、湿度検出手段に
おいて周囲環境の検知が開始される。乾燥運転開始時に
より繰り返し実験によりあらかじめ一定量(具体的には
4kg)の衣類を対象に乾燥するまでのある数値(乾燥指
数Dx(具体的には5000))が設定され乾燥運転開
始によりその数値を基準に制御運転が開始される。
【0056】乾燥運転開始後に毎回(毎分)温度、湿度
の検知により得られる周囲温度、湿度から図Aの乾燥係
数Ttを拾い出し運転時間の経過と共に乾燥係数の累積
値が計算される。この累積値を初めに設定した乾燥指数
Dxから減ずる。毎回(毎分)この比較を行い、Dx<
0となった場合、衣類の乾燥度は95%(工業規格)と
していると判断でき運転は停止となる。
【0057】この運転制御ソフトにおいては、乾燥の規
模、衣類量、雰囲気温度に関わらずに安定した衣類乾燥
状況とすることが出来る。
【0058】以上、各実施例で本発明の詳細について説
明したが、各実施例での衣類の乾燥はあくまで例であっ
て、本発明の技術が衣類以外の乾燥対象物、布団、傘、
靴、鞄、ハンカチであっても利用でき、また、同じ目的
での乾燥とするなら木材や食品にも利用できることは言
うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば衣類等の乾燥対象物の乾燥状態を把握し判断
しながら運転されることで、衣類等の乾燥対象物が充分
乾燥したときは自動的に、そして、その乾燥状態をある
程度正確に把握判断して乾燥運転を停止させることがで
き、そのようにすることで乾燥効率の良い、正確に乾燥
ができ、また、過除湿過乾燥のない省エネルギーの乾燥
制御方法および乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の乾燥方法を利用した
除湿乾燥機の正面斜視図 (b)同背面斜視図
【図2】同除湿乾燥機のブロック回路図
【図3】同除湿乾燥機の運転フローチャート
【図4】同乾燥係数Tt算出方法を示すフローチャート
【図5】本発明の実施例2の乾燥方法を利用した除湿乾
燥機の運転フローチャート
【図6】同乾燥係数Tt選択のフローチャート
【図7】同乾燥係数Ttの換算表を示す図
【図8】乾燥係数Ttを説明するための空気線図
【図9】従来の乾燥方法を利用した除湿機の斜視図
【図10】同運転フローチャート
【図11】同ブロック回路図
【符号の説明】
Tt 乾燥係数 Dx 乾燥常数 1 本体 4 温度検知手段 5 湿度検知手段 8 制御装置 12 除湿装置 13 送風装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L060 AA07 CC02 CC07 CC08 DD01 EE01 3L113 AA01 AB01 AC25 AC52 AC63 AC64 BA14 CA08 CA09 CB17 CB24 DA01 DA02 DA11 4L019 BB01 EB01 EB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度、湿度の値から乾燥係数を導き出す
    ことにより簡潔で省コストとなる乾燥制御方法。
  2. 【請求項2】 運転開始時に乾燥対象物の仮の乾燥常数
    を設定し、雰囲気空気と乾燥対象物近傍空気の温度、湿
    度から乾燥係数を導き出し、前記乾燥常数と前記乾燥係
    数を比較して乾燥対象物の乾燥状態を判断しながら乾燥
    運転の継続停止を行なう乾燥制御方法。
  3. 【請求項3】 温度、湿度から導き出す乾燥係数をあら
    かじめ簡潔な表とし、この表から前記乾燥係数を選択す
    ることで、乾燥係数の導き出しの簡易化を図った請求項
    2記載の乾燥制御方法。
  4. 【請求項4】 乾燥常数と乾燥係数を設定時間毎にに導
    き出し比較することで乾燥状態をタイムリーに判断し、
    乾燥時間の短縮を図った請求項2または3記載の乾燥制
    御方法。
  5. 【請求項5】 機器本体内部に雰囲気温度を検知する温
    度検知手段、湿度を検知する湿度検知手段、これらの検
    知手段により検知された温度、湿度を制御装置に送る送
    信手段、この送信手段からの信号を受け取る受信手段、
    この受信手段により受信した温度、湿度により乾燥対象
    物の乾燥に要する運転時間を算出する運転制御装置を備
    え、この運転制御装置で決定した最適乾燥のための運転
    信号を除湿装置および送風装置に送ることにより乾燥を
    早くし、かつ乾燥後は自動的に機器の運転を停止させる
    ことを特徴とした乾燥制御方法。
  6. 【請求項6】 乾燥対象物とは離れた地点の雰囲気絶対
    湿度と乾燥対象物近傍絶対湿度との差と乾燥運転時間と
    の積分から乾燥速度を求め、乾燥運転の時間経過ととも
    に乾燥の完了とみなす所定の乾燥度との比較を行い、設
    定時間毎に算出される乾燥速度の運転時間積分値が所定
    の乾燥度以上となった場合、乾燥運転を停止する乾燥制
    御方法。
  7. 【請求項7】 運転開始時は操作部からの信号により本
    体内の除湿装置、送風装置が最大出力にて運転、次に温
    度検出手段、湿度検出手段により本体周囲の温度、湿度
    の検知を設定時間毎に行い、この温度、湿度の検知によ
    り得られる周囲温度、湿度をもとに所定の換算表から乾
    燥係数を拾い出し、運転時間の経過とともに前記乾燥係
    数の累積値が計算され、この累積値を初めに設定した乾
    燥常数(Dx)から減じ、Dx<0となった場合、乾燥
    運転を停止する乾燥制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の乾燥制
    御方法を用いた乾燥装置。
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