JP2006057876A - 暖房乾燥方法および暖房乾燥装置 - Google Patents

暖房乾燥方法および暖房乾燥装置 Download PDF

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宏 尾澤
Motoyuki Miyake
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Abstract

【課題】 本発明は、室内の絶対湿度を求めることにより、室内の湿度変化から衣類等の乾燥状態に基づいて、乾燥時間を自動調整することができる暖房乾燥方法および暖房乾燥装置を提供する。
【解決手段】 室内は、温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度および相対湿度が測定される。絶対湿度は、前記温度および相対湿度と関連付けてデータテーブルに予め記憶されている。前記データテーブルにより得られた絶対湿度は、予め決められた閾値を下回るまで温風を送風し乾燥を継続する。絶対湿度は、室内中の空気に含まれる水蒸気の量であるから、室温に関係なく衣類等の乾燥状態を正確に判定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温風送風機能および換気機能を備えているとともに、室等の内部に温度および相対湿度を測定することができるセンサが設けられている暖房乾燥方法および暖房乾燥装置に関するものである。本発明は、たとえば、浴室等の室内に暖房乾燥装置およびその制御装置を備えている暖房乾燥方法および暖房乾燥装置に関するものである。
また、本発明は、前記室等の内部の温度および相対湿度を監視することによって、濡れたり、湿った衣類等の乾燥状態を自動認識し、使用者が予め乾燥運転時間を設定することなく、衣類等が乾燥するのに適切な時間乾燥運転を継続することができる暖房乾燥方法および暖房乾燥装置に関するものである。
本明細書における「室等」は、浴室、更衣室、その他の乾燥を目的とした室を意味する。また、本明細書における「衣類等」は、衣類等を洗濯したもの、その他の衣類等、室等、スキー板等、靴等、その他の乾燥したい物を意味する。
図7は従来例であり、リモートコントローラによって制御することができる暖房乾燥装置を説明するための図である。図7において、暖房乾燥装置71は、リモートコントローラ72によっても制御される。前記暖房乾燥装置71は、マイクロコンピュータ711が記憶装置712に記憶されているプログラムおよびデータ等と、温度センサ713によって読み取られた温度とによって、温風送風機714と換気装置715が制御される。
また、前記リモートコントローラ72は、マイクロコンピュータ721と、外部記憶装置722と、報知装置723とから構成されている。前記暖房乾燥装置71は、たとえば、浴室暖房乾燥装置であり、浴室等の室内を乾燥する機能を備えている。前記暖房乾燥装置71の使用者は、たとえば、浴室や洗濯物等が乾燥するであろう時間を予測し、乾燥時間を前記リモートコントローラ72の図示されていない設定手段により手動設定している。
しかし、前記暖房乾燥装置71は、暖房乾燥運転を行っている間中、使用者が浴室や脱衣室にいて乾燥状態を監視しているわけではないので、前記室内が乾燥するまでの適切な時間を把握することが困難であった。また、乾燥時間は、季節および天候により左右されることが十分に予想される。前記暖房乾燥装置71は、洗濯物の種類、量、天候等の諸条件を考慮して乾燥運転時間の設定を行うことがさらに困難であった。
前記暖房乾燥装置71は、設定時間が室内乾燥に対して、十分でない場合、室内が乾燥する前に乾燥運転が終了してしまう。逆に、前記暖房乾燥装置71は、設定時間が長すぎると、室内の乾燥が完了しているにもかかわらず、乾燥運転を継続してしまい、電気またはガスを必要以上に消費することになる。また、前記暖房乾燥装置71は、乾燥運転を長時間行うと、長期的にみて、機械的寿命を短くするという問題が発生する。
特に、暖房乾燥装置71は、衣類等の乾燥を目的として使用する場合が多くあり、このような場合も、使用者が乾燥時間の設定を行なうので、室内の乾燥と同様に衣類等の乾燥状態が不十分となったり、あるいは、必要以上に電気およびガスの消費を増加させていた。
たとえば、他の暖房乾燥装置は、特開2002−58898号公報に記載されている。前記暖房乾燥装置は、浴室内に吊るした衣類等の近傍に温度センサを配置し、前記温度センサからケーブルを介して温度を検知できるようになっている。前記温度センサからの温度検知信号は、時間的変動を監視し、温度の時間的変動が大であるとき、湿度が小さく、温度の時間的変動が小であるとき、湿度が大であると判断している。
特開2002−58898号公報
前記図7に示す従来例の暖房乾燥装置は、季節によって異なる温度と湿度、あるいは、衣類等の種類や量によって、異なる設定時間を使用者が自ら設定する必要がある。しかし、使用者は、前記条件に合った適切な設定時間を入力することはできない。前記適切な設定時間が入力できない場合、前記衣類等は、湿ったままであり、衣類等に残された水分に菌が発生することによる嫌な臭いの原因となる。
逆に、設定時間が長い場合、衣類等は、完全に乾燥するが、電気やガス等のエネルギーを浪費することになり、余分な光熱費がかかることになる。前記暖房乾燥装置が浴室の場合、乾燥の目的は、浴室内のカビの発生、嫌な臭いの発生、あるいは、結露等の防止にある。しかし、図7に示された暖房乾燥装置、あるいは、前記公開公報に記載された暖房乾燥装置は、これらの諸問を題解決するものではない。
以上のような課題を解決するために、本発明は、室内の絶対湿度を求めることにより、使用者が衣類等の乾燥するまでの時間を想定して設定するのではなく、室内の湿度変化から衣類等の乾燥状態に基づいて、乾燥時間を自動調整することができる暖房乾燥方法および室乾燥装置を提供することを目的とする。また、本発明は、衣類等をしわのない自然な状態で仕上げることができるだけでなく、浴室内のかびや結露の発生を防止することができる暖房乾燥方法および暖房乾燥装置を提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の暖房乾燥方法は、温風送風機能、換気機能、温度測定機能、相対湿度測定機能を備えており、前記温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度および相対湿度を測定し、前記温度および相対湿度から絶対湿度が判るデータテーブルに基づいて絶対湿度を算出し、前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回るまで乾燥を継続することを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度が予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点で乾燥運転を停止することを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、所定時間乾燥を継続し、再度、温度および相対湿度を測定した結果、得られた絶対湿度が乾燥運転開始時の室内湿度よりも上昇している場合、乾燥運転を継続し、前記得られた絶対湿度が前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、乾燥運転を終了することを特徴とする。
(第4発明)
第4発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度が乾燥運転開始から所定時間経過しても、前記予め決められた閾値より高い値の場合、乾燥運転を終了することを特徴とする。
(第5発明)
第5発明の暖房乾燥装置は、温風送風装置、換気装置、温度センサ、相対湿度センサを備えており、前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度を測定する温度センサと、前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の相対湿度を測定する相対湿度センサと、前記温度および相対湿度対絶対湿度がテーブルとして記憶されているデータテーブルと、前記データテーブルから絶対湿度を算出する絶対湿度演算部と、予め決められた絶対湿度の閾値が記憶されている乾燥判定閾値記憶部と、前記室内の絶対湿度と、前記閾値とを比較して乾燥の継続あるいは終了を決定する比較部とを少なくとも備えていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明の暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度が絶対湿度監視部により監視され、予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点で乾燥運転を停止する制御部を少なくとも備えていることを特徴とする。
(第7発明)
第7発明の暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、所定時間乾燥を継続させ、再度、温度および相対湿度を測定した結果、得られた絶対湿度が乾燥運転開始時の絶対湿度よりも上昇している場合、乾燥運転を継続させ、前記得られた絶対湿度が前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、乾燥運転を終了する制御部を少なくとも備えていることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明の暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度が乾燥運転開始から前記予め決められた閾値より高い値の場合の時間を計測するタイマと、前記タイマによる所定時間を経過した場合、乾燥運転を終了する制御部とを少なくとも備えていることを特徴とする。
(第9発明)
第9発明の暖房乾燥装置は、第5発明から第8発明において、室内の乾燥状態および乾燥終了がリモートコントローラの表示装置に報知されることを特徴とする。
本発明によれば、室内の絶対湿度を温度および相対湿度から演算することにより求め、前記絶対湿度を基にした衣類等の乾燥状態で、乾燥時間を決めることができるため、使用者がその都度、季節あるいは衣類等の種類や量を考慮して設定時間を決めなくとも、必要以上に電気やガスを消費することがない。
本発明によれば、衣類等以外に、室内のカビや結露の発生を防止することができるため、室内の湿気を取り除くことができるだけでなく、嫌な臭いの発生を防ぐことができる。
本発明によれば、衣類等の量や種類等に関係なく、また、室内に水源があっても、これらを判別することができるため、無駄なエネルギーを消費することがない。
(第1発明)
第1発明の暖房乾燥方法は、内部を乾燥させたい浴室、更衣室等に、温風送風機能、換気機能、温度測定機能、相対湿度測定機能を備えている。前記室内は、温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度および相対湿度が測定される。前記温度および相対湿度から絶対湿度が判るデータテーブルは、予め記憶されている。前記絶対湿度は、前記温度および相対湿度を入力することにより、前記データテーブルに基づいて算出される。
前記絶対湿度は、予め決められた閾値を下回るまで温風を送風し乾燥を継続する。前記室内は、湿った衣類が干されている場合、衣類から蒸発する水分により、前記相対湿度が上昇する。前記室内は、温風を送るとともに換気を行い、前記衣類等を乾燥させる。また、前記室内は、温度と相対湿度がそれぞれのセンサによって測定され、前記温度と相対湿度に対する絶対湿度が記憶されているデータテーブルに基づいて、絶対湿度が算出される。
絶対湿度は、室内中の空気に含まれる水蒸気の量であるから、室温に関係なく衣類等の乾燥状態を正確に判定することができる。したがって、第1発明は、前記室内の絶対湿度を一定間隔で監視することにより、衣類等の乾燥状態を知ることができる。
(第2発明)
第2発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度を監視し、前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点で、前記室内の衣類等が乾燥したと判断し、乾燥運転を停止する。すなわち、前記絶対湿度が決められた閾値を下回り、かつ、所定時間同じ絶対湿度であるということは、これ以上水蒸気が前記室内にないということであり、乾燥運転を停止している。
(第3発明)
第3発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、直ちに乾燥運転を停止するのではなく、所定時間乾燥を継続する。その後、再度、温度および相対湿度は、測定され、その際の絶対湿度が得られる。前記絶対湿度は、乾燥運転開始時の室内湿度よりも上昇している場合、前記室内の衣類等に水分がまだ含まれていると判断して、乾燥運転を継続する。
前記絶対湿度は、前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、前記室内の衣類等に水分が含まれていないと判断して、乾燥運転を終了するように制御される。
(第4発明)
第4発明の暖房乾燥方法は、第1発明の絶対湿度が乾燥運転開始から所定時間経過しても、前記予め決められた閾値より高い値の場合、乾燥運転を終了するように制御される。通常、前記室内の衣類等は、乾燥運転開始から所定時間経過すると、乾燥されているが、前記室内に衣類以外に水源が存在する場合、前記水源から蒸発する水分により、絶対湿度が低下しないと判断して、前記乾燥運転を途中で停止する。第4発明の暖房乾燥方法は、使用者に異常停止であることを報知するようにすることが望ましい。
(第5発明)
第5発明の暖房乾燥装置は、室内に温風送風装置、換気装置、温度センサ、相対湿度センサが備えられている。前記温度センサは、前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度を測定する。前記相対湿度センサは、前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の相対湿度を測定する。
データテーブルは、前記温度および相対湿度対絶対湿度がテーブルとして記憶されている。絶対湿度演算部は、前記温度および相対湿度を入力し、前記データテーブルを基にして、絶対湿度を算出する。乾燥判定閾値記憶部は、衣類等が乾燥される際の絶対湿度の閾値が予め記憶されている。比較部は、前記絶対湿度演算部によって算出された前記室内の絶対湿度と、前記閾値とを比較して乾燥の継続あるいは終了を決定する。
本発明の暖房乾燥装置は、前記室内の絶対湿度に着目したため、前記室内に含まれる水分の量が正確に測定でき、衣類等の乾燥状態を正確に判別できる。また、本発明の暖房乾燥装置は、前記衣類等が生乾き、あるいは乾燥し過ぎを防ぐことが容易にできる。
(第6発明)
第6発明の暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度を絶対湿度監視部により監視している。制御部は、前記絶対湿度監視部により、前記絶対湿度を監視させ、前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点、すなわち、衣類等に水分が無くなった状態で乾燥運転を停止するようにしている。第6発明は、前記閾値および前記所定時間を予め決めることにより、無駄な乾燥運転時間を無くすことができる。
(第7発明)
第7発明の暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、制御部によって所定時間乾燥を継続させる。前記所定時間経過後、再度、温度および相対湿度は、測定される。前記測定された絶対湿度は、乾燥運転開始時の絶対湿度よりも上昇している場合、前記制御部により所定時間乾燥運転を継続させる。
前記制御部は、前記測定された絶対湿度が前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、すなわち、前記室内に濡れた衣類等がないことを判断して、乾燥運転を終了させる。
(第8発明)
第8発明暖房乾燥装置は、第5発明の絶対湿度が乾燥運転開始から前記予め決められた閾値より高い値の場合、その時間をタイマにより計測する。前記タイマによって計測された時間が所定時間を経過した場合、制御部は、乾燥運転を終了させる。第8発明は、乾燥運転を開始し、所定時間が経過したにもかかわらず、絶対湿度が予め決められた閾値より高く、低下しない場合、前記室内に水源があり、そこから水分が蒸発していると判断して、乾燥運転を終了する。
(第9発明)
第9発明の暖房乾燥装置は、前記室内の乾燥状態および乾燥終了がリモートコントローラの表示装置に報知される。温度と相対湿度によって算出された絶対湿度は、前記表示装置に表示され、前記室内の乾燥状態を報知する。また、前記室内は、絶対湿度が閾値に達しているか否か等の表示を行うこともできる。さらに、前記乾燥運転の終了または状態等は、音やチャイム等をリモートコントローラから発することにより、少し離れた場所にいる者に伝達することができる。
図1は本発明の第1実施例である暖房乾燥装置を説明するための概略ブロック構成図である。図1において、暖房乾燥装置11は、マイクロコンピュータ111とリモートコントローラ12によって温風送風機133および換気装置134を制御している。また、図示されていない、室内には、温度センサ131と相対湿度センサ132とが設けられ、前記各センサの値が前記マイクロコンピュータ111に送られる。前記マイクロコンピュータ111は、前記各センサの値を基にして、前記温風送風機133および換気装置134を制御している。
マイクロコンピュータ111は、データ通信手段112と、各ブロックを制御する制御部113と、第1タイマ114と、絶対湿度演算部115と、データテーブル116と、乾燥判定閾値記憶部117と、比較部118と、第2タイマ119と、絶対湿度監視部120と、プログラム記憶部121とから少なくとも構成されている。
前記データ通信手段112は、前記リモートコントローラ12に設けられている外部記憶装置122、あるいは報知装置123におけるデータを送受信する。前記制御部113は、各ブロックにおけるデータのやりとり等を制御する。第1タイマ114は、必要に応じて、所定の時間間隔で、温度センサ131および相対湿度センサ132の値を測定させる。
データテーブル116は、予め、温度対相対湿度によって決まる絶対湿度がテーブルとして記憶されている。前記絶対湿度演算部115は、前記温度センサ131および相対湿度センサ132によって測定された値を、所定時間毎に前記データテーブル116を参照して絶対湿度を得る。比較部118は、前記絶対湿度と予め乾燥状態を判定する乾燥判定閾値記憶部117に記憶されている閾値と比較する。
絶対湿度監視部120は、室内の絶対湿度を監視し、第2タイマ119により所定時間、温風送風機133および換気装置134を運転させる。また、前記絶対湿度監視部120は、前記制御部113および絶対湿度演算部115の値によって制御される。プログラム記憶部121は、暖房乾燥装置11の運転および制御等のプログラムが記憶されている。
前記リモートコントローラ12は、マイクロコンピュータ121と、外部記憶装置122と、報知装置123とから少なくとも構成されている。マイクロコンピュータ121は、暖房乾燥装置11を制御するマイクロコンピュータ111との通信等、およびリモートコントローラ12の制御を行なう。外部記憶装置122は、前記リモートコントローラ12を動作させるプログラムや設定時間等を記憶することができる。報知装置123は、設定時間あるいは設定温度になった場合の報知、あるいは、これらの時間、温度、室内の乾燥状態を表示することができる。
図2は本発明の第1実施例を説明するためのフローチャートである。図1および図2に基づいて、第1実施例を説明する。図示されていない暖房乾燥開始ボタンを押すことにより、暖房乾燥が開始する(ステップ211)。暖房乾燥が開始されてから、第1タイマ114により所定時間経過後、温度センサ131と相対湿度センサ132は、温度および相対湿度を測定する(ステップ212からステップ215)。
前記絶対湿度演算部115は、前記温度センサ131および相対湿度センサ132により測定された温度および相対湿度からデータテーブル116を見に行き、絶対湿度を抽出する(ステップ216、ステップ217)。抽出された前記絶対湿度は、予め乾燥判定閾値記憶部117に記憶されている閾値と比較部118で比較される(ステップ218)。制御部113は、前記比較部118により、前記閾値を超えていると判断した場合、室内の湿度が高いため、前記暖房乾燥装置11の暖房乾燥運転を継続する(ステップ219)。
前記第1タイマ114により所定時間経過後、温度センサ131および相対湿度センサ132は、室内の乾燥状態を測定する(ステップ220)。前記各センサの値は、前記データテーブル116に基づいて、絶対湿度を抽出する(ステップ216、ステップ221)。前記制御部113は、比較部118において、予め乾燥判定閾値記憶部117に記憶されている閾値と比較し、前記閾値を超えていると判断した場合、ステップ219に戻り、乾燥運転を継続させる(ステップ222)。前記ステップ222において、前記制御部113は、閾値を超えていないと判断した場合、前記室内が所定の乾燥状態になっていると判断して、暖房乾燥装置11の運転を完了する(ステップ223)。
図3は本発明の第2実施例を説明するためのフローチャートである。図3において、ステップ211からステップ221は、図2に示すフローチャートと同じである。第2実施例は、所定時間後の温度および湿度を測定(ステップ220)し、その値により絶対湿度を抽出(ステップ221)した後、前回の測定した絶対湿度との間に変化があるか否かにより、乾燥運転を継続(ステップ219に戻る)するか、あるいは乾燥を完了するかを決める(ステップ313)。
第2実施例は、絶対温度の変化がない場合に、乾燥状態を停止することもできる。この場合、衣類等は、乾燥し易いものである。また、第2実施例は、絶対温度の変化がない場合に、所定時間乾燥状態を継続した後に乾燥を完了している。この場合、衣類等は、比較的乾燥し難いものの場合に都合がよい。
図4は本発明の第3実施例を説明するためのフローチャートである。図4において、ステップ211からステップ221は、図2および図3に示すフローチャートと同じである。第3実施例において、制御部113は、抽出された絶対湿度が乾燥判定閾値記憶部117に記憶されている閾値を超えているか否かを調べる(ステップ411)。
前記制御部113は、抽出された絶対湿度が所定の閾値を超えたと判断した場合、ステップ219に戻り、乾燥運転を継続する(ステップ219)。また、制御部113は、前記乾燥状態の継続を行うと同時に、所定時間経過したか否かを調べる(ステップ412)。前記制御部113は、前記絶対湿度が閾値を超えた状態で所定時間を超えた場合、室内に水源等があり、長時間乾燥状態を維持しても意味がないと判断して乾燥を中止する。ステップ411において、前記制御部113は、前記絶対湿度が閾値を超えないと判断した場合、衣類等が乾燥していると判断して、乾燥を完了する(ステップ414)。
図5は本発明の実施例における室内の絶対湿度と時間の経過状態を説明するための図である。図5において、乾燥運転が開始された時点では、室内に濡れた衣類等があると、絶対湿度が高い状態になっている。次に、所定の時間は、絶対湿度が下がらずに一定の値である。さらに、室内は、乾燥が継続されることにより、絶対湿度が低下し始める。ある時間が経過した時点で、前記絶対湿度は、乾燥状態を判定する乾燥判定閾値より低下する。
通常の衣類の場合、前記絶対湿度は、乾燥判定閾値より低くなってから、たとえば、10分経過後に完全に乾燥したとする。また、前記絶対湿度は、乾燥判定閾値より低く、かつ、乾燥状態に変化がない場合、乾燥したと判断して、暖房乾燥装置を停止する。
図6は本発明の実施例における室内の絶対湿度と時間の経過状態を説明するための異なる例である。図6において、室内は、乾燥運転開始時に絶対湿度が低い状態であったが、濡れた衣類等を入れたため、急激に室内の絶対湿度が高くなっている。所定の時間後、前記絶対湿度は、低下を始め、乾燥判定閾値を低下した後、所定の時間経過すると、乾燥判定閾値を下回るとともに、前記絶対湿度に変化がなくなる。この場合、前記制御部113は、衣類等が乾燥したものと判断して、暖房乾燥装置を停止する。
次に、他の制御について説明する。たとえば、浴室のバスタブにお湯または水が残っている状態で浴室内を乾燥運転する場合、前記浴室内の絶対湿度は、乾燥判定閾値より高い状態で長時間継続する。前記時間は、たとえば、3時間程度であるとすると、長時間乾燥状態にならないことになる。このような場合、前記制御部113は、衣類等以外に別の水分を含んだものを乾燥させようとしていると判断し、暖房乾燥装置11の乾燥運転を停止する。この場合、暖房乾燥装置11は、乾燥運転を一時中止し、前記浴室内の湿った空気を排気するため、換気運転のみに切り換える。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明の実施例に記載されたブロック構成図は、公知または周知の技術により達成できるものである。
本発明は、実施例に記載された浴室および暖房乾燥装置に使用した機器は、公知または周知の技術により構成されたものである。また、図1に記載されたブロックの内部は、詳細に説明されていないが、公知または周知の技術によって達成できる程度のものである。本発明は、室の大きさや衣類等の種類によって、具体的な時間に相違がでる。しかし、図5および図6に記載されているような室内における絶対湿度の傾向は、変わるものではない。
実施例は、室内に衣類等の洗濯物があるということを前提にして説明したが、室内を乾燥する場合も同様である。すなわち、制御部は、前記絶対湿度が乾燥判定閾値を下回り、かつ変化がない場合、室内が乾燥していると判断する。
本発明の第1実施例である暖房乾燥装置を説明するための概略ブロック構成図である。(実施例1) 本発明の第1実施例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例を説明するためのフローチャートである。(実施例2) 本発明の第3実施例を説明するためのフローチャートである。(実施例3) 本発明の実施例における室内の絶対湿度と時間の経過状態を説明するための図である。 本発明の実施例における室内の絶対湿度と時間の経過状態を説明するための異なる例である。 従来例であり、リモートコントローラによって制御することができる暖房乾燥装置を説明するための図である。
符号の説明
11・・・暖房乾燥装置
111・・・マイクロコンピュータ
112・・・データ通信手段
113・・・制御部
114・・・第1タイマ
115・・・絶対湿度演算部
116・・・データテーブル
117・・・乾燥判定閾値記憶部
118・・・比較部
119・・・第2タイマ
120・・・絶対湿度監視部
121・・・プログラム記憶部
12・・・リモートコントローラ
121・・・マイクロコンピュータ
122・・・外部記憶装置
123・・・報知装置
131・・・温度センサ
132・・・相対湿度センサ
133・・・温風送風機
134・・・換気装置

Claims (9)

  1. 温風送風機能、換気機能、温度測定機能、相対湿度測定機能を備えている暖房乾燥方法において、
    前記温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度および相対湿度を測定し、
    前記温度および相対湿度から絶対湿度が判るデータテーブルに基づいて絶対湿度を算出し、
    前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回るまで乾燥を継続する
    ことを特徴とする暖房乾燥方法。
  2. 前記絶対湿度は、予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点で乾燥運転を停止することを特徴とする請求項1に記載された暖房乾燥方法。
  3. 前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、所定時間乾燥を継続し、再度、温度および相対湿度を測定した結果、得られた絶対湿度が乾燥運転開始時の室内湿度よりも上昇している場合、乾燥運転を継続し、
    前記得られた絶対湿度が前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、乾燥運転を終了する
    ことを特徴とする請求項1に記載された暖房乾燥方法。
  4. 前記絶対湿度が乾燥運転開始から所定時間経過しても、前記予め決められた閾値より高い値の場合、乾燥運転を終了する
    ことを特徴とする請求項1に記載された暖房乾燥方法。
  5. 温風送風装置、換気装置、温度センサ、相対湿度センサを備えている暖房乾燥装置において、
    前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の温度を測定する温度センサと、
    前記温風送風装置から温風を送風するとともに換気を行った状態で、室内の相対湿度を測定する相対湿度センサと、
    前記温度および相対湿度対絶対湿度がテーブルとして記憶されているデータテーブルと、
    前記データテーブルから絶対湿度を算出する絶対湿度演算部と、
    予め決められた絶対湿度の閾値が記憶されている乾燥判定閾値記憶部と、
    前記室内の絶対湿度と、前記閾値とを比較して乾燥の継続あるいは終了を決定する比較部と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする暖房乾燥装置。
  6. 前記絶対湿度は、絶対湿度監視部により監視され、予め決められた閾値を下回り、かつ、所定時間低下しない状態が継続した時点で乾燥運転を停止する制御部を少なくとも備えていることを特徴とする請求項5に記載された暖房乾燥装置。
  7. 前記絶対湿度が予め決められた閾値を下回った後、所定時間乾燥を継続させ、再度、温度および相対湿度を測定した結果、得られた絶対湿度が乾燥運転開始時の絶対湿度よりも上昇している場合、乾燥運転を継続させ、
    前記得られた絶対湿度が前記乾燥運転開始時より低下している場合、あるいは乾燥運転開始時と変わらない場合、乾燥運転を終了する制御部
    を少なくとも備えていることを特徴とする請求項5に記載された暖房乾燥装置。
  8. 前記絶対湿度が乾燥運転開始から前記予め決められた閾値より高い値の場合の時間を計測するタイマと、
    前記タイマによる所定時間を経過した場合、乾燥運転を終了する制御部と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする請求項5に記載された暖房乾燥装置。
  9. 前記室内の乾燥状態および乾燥終了がリモートコントローラの表示装置に報知されることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載された暖房乾燥装置。
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