JP2003037231A - モジュール用基板 - Google Patents

モジュール用基板

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JP2003037231A
JP2003037231A JP2001221524A JP2001221524A JP2003037231A JP 2003037231 A JP2003037231 A JP 2003037231A JP 2001221524 A JP2001221524 A JP 2001221524A JP 2001221524 A JP2001221524 A JP 2001221524A JP 2003037231 A JP2003037231 A JP 2003037231A
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heat dissipation
insulating substrate
substrate
dissipation plate
module substrate
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JP2001221524A
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Toshikazu Amino
俊和 網野
Haruo Doi
晴夫 土井
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱板の熱伝導率が充分に高く、放熱板と絶
縁性基板との接着強度に優れ、かつ、半導体素子の冷却
効率にも優れるため、発熱量の大きい半導体素子を搭載
するための基板に好適に用いることができるモジュール
用基板を提供すること。 【解決手段】 放熱板には、半導体素子を、接合層を介
して直接搭載するための領域が確保され、絶縁性基板
は、少なくとも上記導体回路が形成された部分を含む領
域に、2以上に分割されて設けられているとともに、上
記放熱板と接着層を介して接合され、さらに、上記放熱
板は、常温〜300℃における熱伝導率が100W/m
・K以上の金属又は合金からなり、上記接合層及び上記
接着層との界面に粗化面が形成されるとともに、その内
部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられている
ことを特徴とするモジュール用基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱量の大きな半
導体素子を搭載するためのモジュール用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラ
ンジスタ)やSIT(静電誘導トランジスタ)のような
動作時に多量の発熱を伴う電力用半導体素子を実装する
基板として、絶縁性基板と放熱板とを備えた放熱特性に
優れるモジュール用基板が用いられている。
【0003】図5は、この種のモジュール用基板が用い
られたパワーモジュールを模式的に示した断面図であ
る。このパワーモジュール50では、絶縁性基板52の
一主面に導体回路55が形成されるとともに、応力緩和
層57の上に半田層58を介して半導体素子56が搭載
されており、導体回路55と半導体素子56とは、ワイ
ヤー55aを用いたワイヤーボンディングにより接続さ
れている。また、モジュール用基板500は、絶縁性基
板52と、放熱板51と、両者を接合するためのニッケ
ルメッキ層54と接合層(図示せず)とから構成されて
いる。
【0004】従来、このようなパワーモジュール50を
構成する部材には熱伝導率に優れる材料が使用されてお
り、具体的には、導体回路55用の金属としては銅が使
用されており、絶縁性基板52としては窒化アルミニウ
ム基板が使用されており、放熱板51としては炭化珪素
とアルミニウムとの複合体等が使用されていた。このよ
うな材料からなるパワーモジュール40は、スイッチン
グ等の動作により半導体素子56に多量の熱が発生する
と、この発生した熱は、絶縁性基板52及び放熱板51
を介して外部に放散され、半導体素子56の過度の温度
上昇を防止することができるようになっている。
【0005】従来、このような構造からなるパワーモジ
ュールでは、半導体素子の冷却効率が充分なものではな
く、例えば、半導体素子が自動車用のIGBTのように
容量が大きく、発熱量の大きなものである場合、半導体
素子で発生する熱を充分に冷却させることができず、上
記半導体素子が高温化して熱破壊されることがあった。
そこで、このような半導体素子の熱破壊を防止するため
に、上記放熱板に空冷式の放熱ファンや放熱フィンを設
けるなど、上記半導体素子の冷却効率の向上を図ってい
た。
【0006】しかしながら、上述したような放熱ファン
や放熱フィン等の冷却手段を有するパワーモジュールで
あっても、未だ半導体素子の冷却効率は充分なものとは
いえず、放熱板と半導体素子との間の熱交換をスムーズ
に行うことができないことがあり、上記半導体素子が熱
破壊されることがあった。また、放熱板と絶縁性基板と
の間の接着強度も充分なものではなかったため、半導体
素子の半田付け等の工程や、使用時の半導体素子の発熱
等により温度サイクルを受けたとき、放熱板と絶縁性基
板との熱膨張係数の差に起因する熱応力により放熱板と
絶縁性基板との間にクラックが発生したり、外部から加
えられる振動等により上記放熱板と絶縁性基板との間に
クラックが発生したりすることがあった。また、これら
の応力に起因して絶縁性基板に割れが発生することもあ
った。さらに、このように放熱板と絶縁性基板との間に
クラックや、絶縁性基板に割れが発生すると、半導体素
子で発生した熱が、ますます冷却されにくくなり、半導
体素子の温度が過度に上昇して熱破壊されやすくなって
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みてなされたものであり、放熱板の熱伝導率が充分に
高く、放熱板と絶縁性基板との接着強度に優れ、かつ、
半導体素子の冷却効率にも優れるため、発熱量の大きい
半導体素子を搭載するための基板に好適に用いることが
できるモジュール用基板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の本発明は、一主面
に導体回路が形成された絶縁性基板と、放熱板とを含ん
で構成されたモジュール用基板であって、上記放熱板に
は、半導体素子を、接合層を介して直接搭載するための
領域が確保され、上記絶縁性基板は、少なくとも上記導
体回路が形成された部分を含む領域に、2以上に分割さ
れて設けられているとともに、上記放熱板と接着層を介
して接合され、さらに、上記放熱板は、常温〜300℃
における熱伝導率が100W/m・K以上の金属又は合
金からなり、上記接合層及び上記接着層との界面に粗化
面が形成されるとともに、その内部に冷却媒体を循環さ
せるための流路が設けられていることを特徴とするモジ
ュール用基板である。
【0009】また、第二の本発明は、一主面に導体回路
が形成された絶縁性基板と、放熱板と、冷却部材とを含
んで構成されたモジュール用基板であって、上記放熱板
には、半導体素子を、接合層を介して直接搭載するため
の領域が確保され、上記絶縁性基板は、少なくとも上記
導体回路が形成された部分を含む領域に、2以上に分割
されて設けられているとともに、上記放熱板と接着層を
介して接合され、上記放熱板は、常温〜300℃におけ
る熱伝導率が100W/m・K以上の金属又は合金から
なるとともに、上記接着層との界面に粗化面が形成さ
れ、上記冷却部材は、上記放熱板の下方に配置され、そ
の内部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられて
いることを特徴とするモジュール用基板である。
【0010】また、第三の本発明は、四角柱状の放熱部
材の内部に冷却媒体を循環させるための流路が形成さ
れ、上記放熱部材の対向する2つの側面に絶縁性基板が
形成されるとともに、上記絶縁性基板上に導体回路が形
成された半導体素子を搭載するためのモジュール用基板
であって、上記絶縁性基板は、少なくとも上記導体回路
が形成された部分に設けられ、上記放熱部材は、常温〜
300℃における熱伝導率が100W/m・K以上の金
属又は合金からなり、上記接着層との界面に粗化面が形
成されていることを特徴とするモジュール用基板であ
る。
【0011】また、第四の本発明は、その内部に冷却媒
体を循環させるための流路が形成された四角柱状の冷却
部材の周囲に放熱板が配置され、対向する上記放熱板に
絶縁性基板が形成されるとともに、上記放熱板上に導体
回路が形成された半導体素子を搭載するためのモジュー
ル用基板であって、上記絶縁性基板は、少なくとも上記
導体回路が形成された部分に設けられ、上記放熱部材
は、常温〜300℃における熱伝導率が100W/m・
K以上の金属又は合金からなり、上記接着層との界面に
粗化面が形成されていることを特徴とするモジュール用
基板である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、第一の本発明のモジュール
用基板について説明する。第一の本発明のモジュール用
基板は、一主面に導体回路が形成された絶縁性基板と、
放熱板とを含んで構成されたモジュール用基板であっ
て、上記放熱板には、半導体素子を、接合層を介して直
接搭載するための領域が確保され、上記絶縁性基板は、
少なくとも上記導体回路が形成された部分を含む領域
に、2以上に分割されて設けられているとともに、上記
放熱板と接着層を介して接合され、上記放熱板は、常温
〜300℃における熱伝導率が100W/m・K以上の
金属又は合金からなり、上記接合層及び上記接着層との
界面に粗化面が形成されるとともに、その内部に冷却媒
体を循環させるための流路が設けられていることを特徴
とする。
【0013】第一の本発明のモジュール用基板におい
て、放熱板には、半導体素子を、接合層を介して直接搭
載するための領域が確保されている。即ち、上記放熱板
に上記半導体素子を直接搭載することができるため、放
熱板と半導体素子との間の熱交換を非常にスムーズに行
うことができ、その結果、上記放熱板の温度上昇を防止
することができ、上記半導体素子の冷却効率が優れたも
のとなっている。
【0014】また、一主面に導体回路が形成された絶縁
性基板は、少なくとも上記導体回路が形成された部分を
含む領域に、2以上に分割されて設けられている。即
ち、上記絶縁性基板の形成領域が小さく、また、その領
域が複数に分割されているため、半導体素子の半田付け
等の工程や、使用時の半導体素子の発熱等により温度サ
イクルを受けた際に、上記放熱板と上記絶縁性基板との
熱膨張係数の差に起因して生じる熱応力や、外部から振
動等が加えられた際に生じる応力等を好適に分散させる
ことができ、上記放熱板と上記絶縁性基板との間にクラ
ックが発生することがなく、また、上記絶縁性基板に割
れが発生することもない。
【0015】さらに、第一の本発明のモジュール用基板
では、放熱板を構成する金属又は合金の常温〜300℃
における熱伝導率が100W/m・K以上と非常に高
く、また、上記放熱板の内部に設けられた流路に冷却媒
体を循環させることで、上記モジュール用基板の上部に
搭載した半導体素子と上記放熱板との熱交換を非常にス
ムーズに行うことができることからも、上記放熱板の温
度上昇を防止することができ、上記半導体素子の冷却効
率に優れたものとなっている。
【0016】また、上記放熱板の接合層との界面に形成
されている粗化面も、上記半導体素子の冷却効率の向上
に寄与している。即ち、上記放熱板の上記接合層との界
面に粗化面が形成されていると、これらの間の接触面積
が大きくなるため、上記放熱板と上記接合層との間を熱
が伝導しやすくなるのである。さらに、上記放熱板の上
記接合層及び上記接着層との界面に粗化面が形成される
ことで、上記放熱板と上記接合層及び上記接着層との間
にアンカー効果が働き、これらの間の接着強度が非常に
優れたものとなっているため、上記放熱板と上記接合層
及び上記接着層との間にクラックが発生することもな
い。なお、半導体素子の使用等により生じた熱は、専ら
半導体素子の下方向に向かって拡散するものであるた
め、上記導体回路は殆ど加熱されることはなく、上記放
熱板の上記接着層との界面に形成された粗化面は、主に
上記放熱板と上記接着層との接着強度の向上に寄与する
のである。
【0017】図1(a)は、第一の本発明のモジュール
用基板の一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュ
ールの一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、
(a)に示したモジュール用基板を構成する放熱板の水
平断面図である。なお、図1(b)に示した矢印は、冷
却媒体の流れを示している。
【0018】図1(a)に示したように、第一の本発明
に係るパワーモジュール10を構成するモジュール用基
板100は、その内部に冷却媒体を流通させるための複
数の流路13が形成され、その両側に注入口13aと排
出口13bとが設けられた略板状の放熱板11と、放熱
板11上の両側付近に、それぞれ接着層14を介して配
置された板状の絶縁性基板12と、両者を接合させるた
めの接着層14とから構成され、この絶縁性基板12の
上には導体回路15が形成されている。また、図示はし
ないが、放熱板11の接着層14との界面には粗化面が
形成されている。そして、パワーモジュール10は、モ
ジュール用基板100の上面に、半導体素子16が接合
層17を介して直接搭載され、この半導体素子16と導
体回路15とが、ワイヤー15aを用いたワイヤーボン
ディングにより接続されている。また、図示はしない
が、放熱板11の接合層17との界面には粗化面が形成
されている。
【0019】第一の本発明のモジュール用基板100に
おいて、放熱板11には、半導体素子16を、接合層1
7を介して直接搭載するための領域が確保されている。
放熱板11と半導体素子16との熱交換をスムーズに行
うことができるようにし、半導体素子16の冷却効率を
優れたものとするためである。なお、図1(a)におい
て、半導体素子を搭載するための領域は、放熱板11の
中央付近に形成されており、通常、この領域には、複数
個の半導体素子が並んだ状態で搭載されるが、搭載され
る半導体素子の個数は特に限定されず、1個でもよい。
【0020】放熱板11は、常温〜300℃における熱
伝導率が100W/m・K以上の金属又は合金からなる
ものである。放熱板11の常温〜300℃における熱伝
導率が100W/m・K未満であると、放熱板11と半
導体素子16との間の熱交換をスムーズに行うことがで
きず、モジュール用基板100に発熱量の大きい半導体
素子16を搭載したパワーモジュール10において、半
導体素子16を好適に冷却させることができない。放熱
板11の熱伝導率は、200W/m・K以上であること
がより望ましい。このような放熱板11は、通常、3〜
4mmの厚さであることが望ましい。
【0021】このような熱伝導率を有する金属又は合金
としては特に限定されず、例えば、Cu、Al及びSi
等の金属や、これらの金属にZr、Fe、P及びZn等
が含まれた合金を挙げることができる。これらのなかで
は、Cuを主成分とする合金であることが望ましい。熱
伝導率に優れ、半導体素子16との間で良好に熱交換す
ることができるからである。具体的には、CuとZrと
からなる合金であることが望ましい。
【0022】また、放熱板11の接合層17及び接着層
14との界面には粗化面が形成されている。上述した通
り、このように放熱板11に粗化面が形成されること
で、放熱板11と接合層17及び接着層14との間には
アンカー効果が働き、放熱板11と接着層14との接着
強度が非常に優れたものとなる。従って、半導体素子1
6の半田付け等の工程や、使用時の半導体素子16の発
熱等により冷熱サイクルを受けた場合であっても、放熱
板11と接合層17及び接着層14との間にクラックが
発生することがない。また、放熱板11と接合層17と
の接触面積が大きくなるため、放熱板11と接合層17
との間を熱が伝導しやすくなり、放熱板11による半導
体素子16の冷却効率が優れたものとなる。なお、上述
した通り、放熱板11の接着層14との界面に形成され
た粗化面は、主に放熱板11と接着層14との接着強度
の向上に寄与する。上記粗化面の面粗度としては、JI
S B 0601に規定されるRaで0.01〜0.5
μm程度であることが望ましい。放熱板11と接合層1
7及び接着層14との間に好適なアンカー効果を得るこ
とができる範囲だからである。
【0023】上記粗化面は、黒化還元処理、研磨処理、
エッチング処理及びメッキ処理のいずれかの方法により
形成されることが望ましい。なお、これらの具体的な方
法については、後述する第一の本発明のモジュール用基
板の製造方法において詳しく説明する。
【0024】また、図1(b)に示したように、放熱板
11の内部には、放熱板11の中央に放熱板11を2等
分するように形成された仕切りを介して、冷却媒体を循
環させるための複数の流路13が設けられ、その両側に
注入口13aと排出口13bとがそれぞれ設けられてい
る。図1(b)に矢印で示した通り、注入口13aから
注入された冷却媒体は、流路13を通って排出口13b
から外部へ排出されることで、放熱板11の内部を循環
し、その結果、放熱板11を常に低温状体に保つことが
でき、モジュール用基板100に搭載した半導体素子1
6が過度に温度上昇しないように制御することができ
る。
【0025】上記冷却媒体としては特に限定されず、例
えば、水等を使用することができるが、例えば、半導体
素子16を自動車用のIGBTに使用する場合、ラジエ
ーター液を利用することもできる。
【0026】また、放熱板11の内部には、複数の流路
13が並列に整列されているが、放熱板の内部に設けら
れる流路の構造はこれに限定されることはなく、例え
ば、放熱板の内部に大きな流路が一本だけ設けられた構
造等であってもよい。
【0027】接着層14は、放熱板11と絶縁性基板1
2との間に設けられ、これらを接合する役割を果たして
いるのであるが、このような接着層14を構成する材料
としては特に限定されず、例えば、金属やセラミック等
の接合の際に通常に用いられる半田、ろう材、接着剤等
を挙げることができる。なお、接着層14を構成する材
料が半田やろう材である場合、その成分中にCuを含む
ものであることが望ましい。熱伝導率に優れ、放熱板1
1との馴染みがよいからである。また、接着層14の厚
さとしては特に限定されず、放熱板11及び絶縁性基板
12の材質、及び、これらの熱伝導率等を考慮して適宜
決定されるが、なるべく薄い方が好ましい。
【0028】絶縁性基板12は、少なくとも導体回路1
5が形成された部分を含む領域に、2以上に分割されて
設けられており、接着層14を介して放熱板11と接合
されている。導体回路15が形成された部分に絶縁性基
板12が設けられていないと、導体回路15及び半導体
素子16間の絶縁性、及び、導体回路15と放熱板11
との絶縁性を確保することができない。また、絶縁性基
板12をこのように形成することで、絶縁性基板12の
形成領域が小さくなるため、絶縁性基板12に蓄積され
る熱応力や、振動等により生じる応力も小さくなり、放
熱板11と絶縁性基板12との間にクラックが発生する
ことを防止することができる。さらに、絶縁性基板12
が2以上に分割されているため、上記熱応力や応力を分
散させることができ、絶縁性基板12に割れが発生する
ことも防止することができる。
【0029】絶縁性基板12は、絶縁材料で、高い熱伝
導率を有するものであることが望ましい。このような材
料としては特に限定されず、例えば、窒化物セラミッ
ク、炭化物セラミック、金属酸化物等のセラミック材
料、又は、絶縁性樹脂等を挙げることができる。
【0030】上記窒化物セラミックとしては、例えば、
窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、窒化チタン
等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
【0031】また、上記炭化物セラミックとしては、例
えば、炭化珪素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、炭化
タンタル、炭化タングステン等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0032】また、上記金属酸化物としては、例えば、
アルミナ等を挙げることができる。これらのなかでは、
絶縁性基板12を構成する材料は、窒化アルミニウム、
窒化珪素、炭化珪素及び金属酸化物から選択される少な
くとも1種のセラミックであることが望ましく、窒化ア
ルミニウムからなることが最も望ましい。熱伝導率が1
50W/m・Kと最も大きいからである。
【0033】なお、絶縁性基板12を構成する材料とし
て炭化物セラミックを使用した場合、必要により、絶縁
層を形成してもよい。炭化物セラミックは特に高純度化
しない限り導電性を有しているからである。
【0034】上記絶縁層としては、酸化物セラミックが
望ましく、具体的には、シリカ、アルミナ、ムライト、
コージェライト、ベリリア等を使用することができる。
このような絶縁層としては、アルコキシドを加水分解重
合させたゾル溶液を絶縁性基板にスピンコートして乾
燥、焼成を行ったり、スパッタリング、CVD等で形成
してもよい。また、絶縁性基板表面を酸化処理して酸化
物層を設けてもよい。
【0035】このような絶縁層は、絶縁性基板12の表
面全体に形成されていてもよいが、少なくとも絶縁性基
板12と、導体回路15との間に形成されていればよ
い。導体回路15と半導体素子16との絶縁性を確保す
ることができるとともに、導体回路15と放熱板11と
の絶縁性も確保することができるからである。
【0036】上記絶縁性樹脂としては、例えば、熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂等を挙げることができる。
【0037】上記熱硬化性樹脂の具体例としては、例え
ば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、
ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等が挙げられ
る。
【0038】上記エポキシ樹脂としては、例えば、クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、アルキルフェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、ビフェノールF型エポキシ
樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエ
ン型エポキシ樹脂、フェノール類とフェノール性水酸基
を有する芳香族アルデヒドとの縮合物のエポキシ化物、
トリグリシジルイソシアヌレート、脂環式エポキシ樹脂
等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種
以上併用してもよい。それにより、耐熱性等に優れるも
のとなる。
【0039】上記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、シ
クロオレフィン系樹脂、これらの樹脂の共重合体等が挙
げられる。
【0040】また、上記熱可塑性樹脂としては、例え
ば、フェノキシ樹脂、ポリエーテルスルフォン、ポリス
ルフォン等が挙げられる。さらに、絶縁性基板12は、
これらの熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との複合体(樹脂
複合体)であってもよい。
【0041】また、絶縁性基板12が上記絶縁性樹脂か
らなる場合、この絶縁性樹脂は、粗化面を形成すること
ができる樹脂組成物からなることが望ましい。導体回路
15をその表面に形成する際、絶縁性基板12と導体回
路15との接着強度が優れたものとなるからである。
【0042】また、接着層14に面した絶縁性基板12
の界面にも粗化面が形成されていることが望ましい。絶
縁性基板12と接着層14との間にアンカー効果が働
き、これらの接着強度が非常に優れたものとなるととも
に、絶縁性基板12と接着層14との接触面積が大きく
なるため、絶縁性基板12及び接着層14間の熱の伝導
が良好に行われるからである。
【0043】絶縁性基板12の接着層14との界面に形
成される粗化面の面粗度としては、上述した放熱板11
に形成される粗化面と同様であることが望ましい。ま
た、このような絶縁性基板12の粗化面は、絶縁性基板
12の表面に研磨処理、エッチング等を施すことにより
形成することができる。
【0044】さらに、絶縁性基板12の接着層14との
界面には、スパッタリング処理、メッキ処理等によりメ
タライズ処理が施されていることが望ましい。絶縁性基
板12と接着層14との馴染みがよくなるからである。
上記メタライズ処理に使用される金属としては特に限定
されず、例えば、Cu、Ni等が挙げられる。
【0045】また、導体回路15は、絶縁性基板12の
表面に単層で形成されていてもよく、絶縁性基板12の
内部に複数層に分かれて形成されていてもよい。このよ
うな導体回路15の材料としては、例えば、銅、アルミ
ニウム等が挙げられるが、比較的高い導電率を有すると
ともに変形抵抗の小さいアルミニウムが好ましい。ま
た、絶縁性基板12と導体回路15との接合は、例え
ば、Al−Siを含むろう材、半田、接着剤等を用いて
行うことができる。
【0046】半導体素子16としては特に限定されない
が、本発明のモジュール用基板100は、放熱特性に特
に優れたものであるため、動作時に発熱量の多い半導体
素子であることが望ましく、このような半導体素子とし
ては、例えば、IGBT、SIT等が挙げられる。ま
た、このような半導体素子16を放熱板11に直接接合
する接合層17としては特に限定されず、例えば、Ag
を主成分とする半田、Cuを主成分とする半田等を挙げ
ることができる。
【0047】また、図示はしないが、半導体素子16と
絶縁性基板12との間には、応力緩衝層が形成されてい
ることが望ましい。パワーモジュール10の動作時にお
いて、半導体素子16は発熱源となるため、半導体素子
16と絶縁性基板12との熱膨張係数に起因して接合層
17にクラックが発生することがあるが、半導体素子1
6と絶縁性基板12との間に応力緩衝層を設けること
で、接合層17にクラックが発生することを確実に防止
することができる。このような応力緩衝層を構成する材
料としては特に限定されず、例えば、モリブデン等を挙
げることができる。
【0048】以上説明した通り、第一の本発明のモジュ
ール用基板は、放熱板に、半導体素子を、接合層を介し
て直接搭載するための領域が確保されている。従って、
半導体素子と放熱板との熱交換を非常にスムーズに行う
ことができるため、上記放熱板の温度上昇を防止するこ
とができ、また、上記半導体素子の冷却効率が優れたも
のとなる。
【0049】また、絶縁性基板は、少なくとも上記導体
回路が形成された部分を含む領域に、2以上に分割され
て設けられているため、絶縁性基板の形成領域が小さく
なり、絶縁性基板に蓄積される熱応力や、振動等により
生じる応力も小さくなって、放熱板と絶縁性基板との間
にクラックが発生することを防止することができる。さ
らに、絶縁性基板が2以上に分割されているため、上記
熱応力や応力を分散させることができ、絶縁性基板に割
れが発生することも防止することができる。
【0050】また、放熱板が、常温〜300℃における
熱伝導率が100W/m・K以上の金属又は合金からな
る放熱板の、接合層及び接着層との界面に粗化面が形成
されているとともに、その内部に冷却媒体を循環させる
ための流路が形成されている。従って、放熱板と、接合
層及び接着層との間にはアンカー効果が働き、これらの
接着強度が非常に優れたものとなる。また、放熱板と、
接合層及び接着層との接触面積が大きくなるため、放熱
板と、接合層及び接着層との間を熱が伝導しやすくな
り、その内部を循環する冷却媒体によって低温状体に保
たれた放熱板と半導体素子との間の熱交換をスムーズに
行うことができ、半導体素子の冷却効率が優れたものと
なる。
【0051】次に、第一の本発明のモジュール用基板を
製造する方法について説明する。第一の本発明のモジュ
ール用基板を構成する放熱板は、例えば、上述した金属
又は合金からなる内部に空洞を有する複数の柱状体を、
ろう付け、溶接、半田付け等により接合して接合体を作
製した後、この接合体の両端面に、上記柱状体と同様の
材料からなり、側面の一部に矩形状の開口が形成され、
一端部が塞がれた管を、上記接合体の端面と上記管の開
口とが当接するように配置した後、これらをろう付け、
溶接、半田付け等により接合することで、図1(b)に
示したような、その内部に流路が設けられた放熱板を作
製することができる。板状体を用いて箱型のものを作製
した後、管を取りつけて放熱板としてもよい。
【0052】次に、この放熱板の一主面に粗化面を形成
する。上記粗化面を形成する方法としては特に限定され
ず、例えば、黒化還元処理、研磨処理、エッチング処理
及びメッキ処理等を挙げることができる。
【0053】上記黒化還元処理としては、例えば、Na
OH(20g/l)、NaClO(50g/l)、N
PO(15.0g/l)を含む水溶液からなる黒
化浴(酸化浴)、及び、例えば、NaOH(2.7g/
l)、NaBH(1.0g/l)を含む水溶液からな
る還元浴を用いて粗化面を形成する方法が望ましい。
【0054】上記研磨処理としては、例えば、ヤスリ、
サンドペーパー等により放熱板表面を機械的に研磨する
方法が挙げられる。
【0055】また、上記メッキ処理としては、硫酸銅
(1〜40g/l)、硫酸ニッケル(0.1〜6.0g
/l)、クエン酸(10〜20g/l)、次亜リン酸ナ
トリウム(10〜100g/l)、ホウ酸(10〜40
g/l)、界面活性剤(日信化学工業社製、サーフィノ
ール465)(0.01〜10g/l)を含むpH=9
の無電解メッキ浴にて無電解メッキを施し、Cu−Ni
−P合金からなる粗化面を形成する方法が望ましい。こ
の範囲で析出する被膜の結晶構造は針状構造になるた
め、アンカー効果に優れるからである。この無電解メッ
キ浴には上記化合物に加えて錯化剤や添加剤を加えても
よい。
【0056】また、上記エッチング処理としては、第二
銅錯体及び有機酸からなるエッチング液を酸素共存下で
作用させ、放熱板表面を粗化する方法が望ましい。
【0057】このような方法により放熱板表面に形成す
る粗化面の面粗度は、JIS B 0601に規定され
るRaで0.01〜0.5μm程度であることが望まし
い。放熱板と、後述する接着層との間に好適なアンカー
効果を得ることができる範囲だからである。
【0058】次に、その一主面に導体回路が形成され、
半導体素子を搭載するための絶縁性基板を作製する。上
記第一の本発明のモジュール用基板において説明した通
り、上記絶縁性基板を構成する材料としては、窒化物セ
ラミック、炭化物セラミック及び金属酸化物等のセラミ
ック材料、又は、絶縁性樹脂等を挙げることができる。
【0059】上記絶縁性基板が上記セラミック材料から
なる場合、まず、セラミック粉末に、必要に応じてイッ
トリア(Y)やBC等の焼結助剤、Na、Ca
を含む化合物、バインダー等を配合してスラリーを調製
した後、このスラリーをスプレードライ等の方法で顆粒
状にし、この顆粒を金型に入れて加圧することにより板
状等の所定の形状に成形することで、生成形体(グリー
ン)を作製する。
【0060】次に、この生成形体を加熱、焼成して焼結
させ、セラミック製の板状体を製造する。この後、所定
の形状に加工することにより、絶縁性基板を作製する
が、焼成後にそのまま使用することができる形状として
もよい。加圧しながら加熱、焼成を行うことにより、気
孔のない絶縁性基板を製造することが可能となる。加
熱、焼成は、焼結温度以上であればよいが、窒化物セラ
ミックや炭化物セラミックでは、1000〜2500℃
であり、酸化物セラミックでは、1500〜2000℃
であることが望ましい。
【0061】また、上記絶縁性基板が絶縁性樹脂からな
る場合、上述した熱硬化性樹脂や樹脂複合体からなる未
硬化の樹脂層を形成するか、又は、熱可塑性樹脂からな
る樹脂層を形成することが望ましい。
【0062】上記未硬化の樹脂層は、未硬化の樹脂をロ
ールコータ−、カーテンコータ−等により塗布して形成
してもよく、また、未硬化(半硬化)の樹脂フィルムを
熱圧着して形成してもよい。また、熱可塑性樹脂からな
る樹脂層は、フィルム状に成形した樹脂成形体を熱圧着
することにより形成することが望ましい。
【0063】上記未硬化の樹脂を塗布する場合には、樹
脂を塗布した後、加熱処理を施す。上記加熱処理を施す
ことにより、未硬化の樹脂を熱硬化させることができ
る。
【0064】また、このようにして製造した絶縁性基板
の、後述する接着層に面する主面に粗化面を形成するこ
とが望ましい。絶縁性基板と接着層との間でアンカー効
果を得ることができるため、これらの接着強度が非常に
優れたものとなるとともに、絶縁性基板と接着層との接
触面積が大きくなるため、絶縁性基板及び接着層間の熱
の伝導が良好に行われるからである。粗化面は、研磨処
理またはエッチング処理により形成することができる。
【0065】次に、上記放熱板と上記絶縁性基板とを接
着層を介して接合する。なお、上記第一の本発明のモジ
ュール用基板において説明した通り、放熱板と絶縁性基
板とを接合した際、上記放熱板には、半導体素子を、接
合層を介して直接搭載するための領域を確保する必要が
ある。上記接着層を構成する材料としては、半田、ろう
材、接着剤等を挙げることができる。ここで、上記放熱
板と絶縁性基板とを半田で接合するには、上記放熱板の
粗化面に半田ペーストを塗布した後、上記絶縁性基板を
上記半田ペースト上に載置して加熱リフローすればよ
い。また、上記絶縁性基板に粗化面を形成した場合に
は、絶縁性基板の粗化面が上記半田ペーストと当接する
ように、上記絶縁性基板を半田ペースト上に載置する。
このようにして放熱板と絶縁性基板とを接合すること
で、上記放熱板と上記接着層との間の接触面積が大きな
ものとなり、両者の接着強度は非常に優れたものとな
る。
【0066】そして、上記絶縁性基板の接着層を接合し
た反対面に、銅、アルミニウム等で所定の導体回路を形
成することで、本発明のモジュール用基板を製造する。
上記導体回路は、例えば、絶縁性基板がAlN等のセラ
ミック材料からなる場合、Al−Siを含むろう材を用
いて、上記絶縁性基板の表面に接合することができる。
【0067】次に、第二の本発明のモジュール用基板に
ついて説明する。第二の本発明のモジュール用基板は、
一主面に導体回路が形成された絶縁性基板と、放熱板
と、冷却部材とを含んで構成されたモジュール用基板で
あって、上記放熱板には、半導体素子を、接合層を介し
て直接搭載するための領域が確保され、上記絶縁性基板
は、少なくとも上記導体回路が形成された部分を含む領
域に、2以上に分割されて設けられているとともに、上
記放熱板と接着層を介して接合され、上記放熱板は、常
温〜300℃における熱伝導率が100W/m・K以上
の金属又は合金からなるとともに、上記接着層との界面
に粗化面が形成され、上記冷却部材は、上記放熱板の下
方に配置され、その内部に冷却媒体を循環させるための
流路が設けられていることを特徴とする。
【0068】第二の本発明のモジュール用基板は、放熱
板の内部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられ
ておらず、放熱板の下方に冷却媒体を循環させるための
流路を有する冷却部材が配置されているほかは、上述し
た第一の本発明のモジュール用基板と略同様の構成及び
材料からなるものである。従って、第二の本発明のモジ
ュール用基板は、上述した第一の本発明のモジュール用
基板と同様の効果を得ることができる。
【0069】図2(a)は、第二の本発明のモジュール
用基板の一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュ
ールの一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、
(a)に示した冷却部材の水平断面図である。なお、図
2(b)に示した矢印は、冷却媒体の流れを示してい
る。
【0070】図2(a)に示した通り、第二の本発明に
係るパワーモジュール20において、モジュール用基板
200は、その下方に配置され、内部に冷却媒体を流通
させるための複数の流路23が設けられるとともに、そ
の両側に注入口23aと排出口23bとが設けられた略
板状の冷却部材230と、冷却部材230上に形成され
た放熱板21と、その上に接着層24を介して配置され
た板状の絶縁性基板22と、両者を接合するための接着
層24とから構成されており、この絶縁性基板22の上
には導体回路25が形成されている。また、図示はしな
いが、放熱板21の接着層24との界面には粗化面が形
成されている。そして、パワーモジュール20は、モジ
ュール用基板200の上面に、半導体素子26が接合層
27を介して直接搭載され、この半導体素子26と導体
回路25とが、ワイヤー25aを用いたワイヤーボンデ
ィングにより接続されている。また、図示はしないが、
放熱板21の接合層27との界面には粗化面が形成され
ている。
【0071】第二の本発明のモジュール用基板200
は、放熱板21の内部に冷却媒体を循環させるための流
路が設けられておらず、放熱板21の下方に冷却媒体を
循環させるための流路23を有する冷却部材230が配
置されているほかは、上述した第一の本発明のモジュー
ル用基板100と略同様の構成及び材料からなるもので
ある。従って、ここでは、主に冷却部材230及び放熱
板21について説明することとする。
【0072】図2(b)に示した通り、冷却部材230
は、図1(b)を用いて説明した放熱板11と略同様の
構造である。即ち、その内部に複数の流路23が並列に
配列されており、その両端には、冷却媒体を注入するた
めの注入口23a及び冷却媒体を排出するための排出口
23bが設けられている。
【0073】このような冷却部材230を構成する材料
としては、上述した第一の本発明のモジュール用基板で
説明した放熱板11と同様の材料を挙げることができ
る。また、放熱板21と冷却部材230とは、同じ材料
からなることが望ましい。接合が容易だからである。ま
た、この冷却部材230の上には、放熱板21が図示し
ない半田層等を介して接合されている。
【0074】放熱板21は板状であり、このような放熱
板21を構成する材料も第一の本発明のモジュール用基
板100で説明した放熱板11と同様の材料を挙げるこ
とができる。また、放熱板21の接合層27及び接着層
24との界面には、第一の本発明のモジュール用基板1
00の放熱板11と同様の粗化面が形成されている。
【0075】このように、第二の本発明のモジュール用
基板は、放熱板の内部に冷却媒体を循環させるための流
路が設けられておらず、放熱板の下方に冷却媒体を循環
させるための流路を有する冷却部材が配置されているほ
かは、上述した第一の本発明のモジュール用基板と略同
様の構成及び材料からなるものであるため、上述した第
一の本発明のモジュール用基板と同様の効果を得ること
ができる。
【0076】次に、第二の本発明のモジュール用基板の
製造方法について説明する。第二の本発明のモジュール
用基板に係る冷却部材は、例えば、上述した金属又は合
金からなる内部に空洞を有する複数の柱状体を、ろう付
け、溶接、半田付け等により接合して接合体を作製した
後、この接合体の両端面に、上記柱状体と同様の材料か
らなり、側面の一部に矩形状の開口が形成され、一端部
が塞がれた管を、上記接合体の端面と上記管の開口とが
当接するように配置した後、これらをろう付け、溶接、
半田付け等により接合する等により、図2(b)に示し
たような、その内部に流路が設けられた放熱板を作製す
ることができる。
【0077】次に、上記冷却部材と同様の材料を所定の
大きさの板状に加工することで板状の放熱板を作製し、
その主面に粗化処理を施す。上記粗化処理としては、上
記第一の本発明のモジュール用基板の製造方法において
説明した方法と同様の方法を採用することができるた
め、ここではその説明を省略する。この場合、放熱板
は、板状体であるため粗化処理を容易に行うことができ
る。そして、このようにして作製した放熱板と、上記冷
却部材とをろう付け、半田付け、溶接等により接合す
る。なお、上記放熱板に粗化面を形成する工程は、この
放熱板と冷却部材とを接合した後に行ってもよい。
【0078】その後、上記第一の本発明のモジュール用
基板の製造方法と同様にして、絶縁性基板を製造し、こ
の絶縁性基板と上記放熱板とを接着層を介して接合した
後、上記絶縁性基板の一の主面に導体回路を形成するこ
とで、第二の本発明のモジュール用基板を製造すること
ができる。
【0079】次に、第三の本発明のモジュール用基板に
ついて説明する。第三の本発明のモジュール用基板は、
四角柱状の放熱部材の内部に冷却媒体を循環させるため
の流路が形成され、上記放熱部材の対向する2つの側面
に絶縁性基板が形成されるとともに、上記絶縁性基板上
に導体回路が形成された半導体素子を搭載するためのモ
ジュール用基板であって、上記絶縁性基板は、少なくと
も上記導体回路が形成された部分に設けられ、上記放熱
部材は、常温〜300℃における熱伝導率が100W/
m・K以上の金属又は合金からなり、上記接着層との界
面に粗化面が形成されていることを特徴とする。
【0080】第三の本発明のモジュール用基板は、冷却
媒体を循環させるための流路を有する放熱部材が四角柱
状であり、その対向する左右の側面に、絶縁性基板及び
導体回路が立体的に形成されているほかは、モジュール
用基板を構成する各部材間の接続、材質等は、上述した
第一の本発明のモジュール用基板と略同様である。従っ
て、第三の本発明のモジュール用基板は、上述した第一
の本発明のモジュール用基板と同様の効果を得ることが
できるとともに、その構造が略四角柱状であるため、小
型化することができる。
【0081】図3(a)は、第三の本発明のモジュール
用基板の一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュ
ールの一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、
(a)に示した冷却部材の水平断面図である。なお、図
3(b)に示した矢印は、冷却媒体の流れを示してい
る。
【0082】図3(a)に示した通り、第三の本発明に
係るパワーモジュール30において、モジュール用基板
300は、その内部に冷却媒体を流通させるための流路
33が形成された四角柱状の放熱部材31と、放熱部材
31の左右の側面に、それぞれ接着層34を介して配置
された板状の絶縁性基板32と、両者を接合するための
接着層34とから構成されており、この絶縁性基板32
の上には導体回路35が形成されている。また、図示は
しないが、放熱部材31の接着層34との界面には粗化
面が形成されている。そして、パワーモジュール30
は、モジュール用基板300の上面に、半導体素子36
が接合層37を介して直接搭載され、この半導体素子3
6と導体回路35とが、ワイヤー35aを用いたワイヤ
ーボンディングにより接続されている。また、図示はし
ないが、放熱部材31の接合層37との界面には粗化面
が形成されている。
【0083】第三の本発明のモジュール用基板300
は、冷却媒体を循環させるための流路33を有する放熱
部材31が四角柱状であり、その対向する左右の側面
に、絶縁性基板32及び導体回路35が立体的に形成さ
れているほかは、モジュール用基板300を構成する各
部材間の接続、材質等は、上述した第一の本発明のモジ
ュール用基板100と略同様である。従って、ここで
は、主に放熱部材31について説明することとする。
【0084】図3(a)に示した通り放熱部材31は、
その内部に冷却媒体を循環させるための流路33が形成
された四角柱状である。このような放熱部材31の大き
さとしては特に限定されず、半導体素子36や導体回路
35の大きさを考慮して適宜調整される。また、その長
さは、放熱部材31の周囲に形成する半導体素子36及
び導体回路35の数に合わせて適宜調整される。なお、
図3(b)において、半導体素子36及び導体回路35
はモジュール用基板300に4個形成されているが、半
導体素子36及び導体回路35の数はこれに限定される
ことはなく、3個以下であってもよく、5個以上であっ
てもよい。
【0085】また、放熱部材31の内部に形成されてい
る流路33の大きさも特に限定されず、放熱部材31を
構成する材料の熱伝導率、搭載する半導体素子36の発
熱量等を勘案して適宜決定される。
【0086】また、放熱部材31を構成する材料は、第
一の本発明のモジュール用基板100で説明した放熱板
11と同様の材料を挙げることができる。また、放熱部
材31の接着層34との界面には、第一の本発明のモジ
ュール用基板100の放熱板11と同様の粗化面が形成
されている。さらに、放熱部材31の半導体素子36を
放熱部材31に直接搭載するための接合層37との界面
にも、上記粗化面と同様の粗化面が形成されている。
【0087】また、第三の本発明のモジュール用基板3
00において、絶縁性基板32は、少なくとも導体回路
35が形成された部分に設けられている。即ち、図3
(b)に示したように、絶縁性基板32は、導体回路3
5よりも僅かに大きな平面視略矩形状であってもよく、
複数の導体回路が形成されたような板状であってもよ
い。しかしながら、絶縁性基板が板状であると、パワー
モジュール30の使用により生じる熱応力や、振動等が
加わった際に生じる応力等が蓄積されて割れが発生しや
すいため、絶縁性基板は、図示したような小さな領域に
分割されていることが望ましい。
【0088】このように、第三の本発明のモジュール用
基板は、絶縁性基板及び導体回路等が、四角柱状の放熱
部材の周囲に立体的に配置されているほかは、モジュー
ル用基板を構成する各部材間の接続、材質等は、上述し
た第一の本発明のモジュール用基板と略同様である。従
って、上述した第一の本発明のモジュール用基板と同様
の効果を得ることができる。さらに、第三の本発明のモ
ジュール用基板では、放熱部材が角柱状であるため、容
易に小型化を図ることができ、上記モジュール用基板に
半導体素子を搭載したパワーモジュールも容易に小型化
することができる。
【0089】次に、第三の本発明のモジュール用基板の
製造方法について説明する。第三の本発明のモジュール
用基板に係る放熱部材には、例えば、上述した金属又は
合金からなる内部に空洞を有する四角柱状体を用いるこ
とができる。
【0090】そして、上記放熱部材の少なくとも3つの
側面に粗化処理を施す。上記粗化処理としては、上記第
一の本発明のモジュール用基板の製造方法において説明
した方法と同様の方法を採用することができるため、こ
こではその説明を省略する。
【0091】その後、上記第一の本発明のモジュール用
基板の製造方法と同様にして、絶縁性基板を製造し、こ
の絶縁性基板を上記放熱部材の対向する2つの側面に、
接着層を介して接合した後、上記絶縁性基板の一の主面
に導体回路を形成することで、第三の本発明のモジュー
ル用基板を製造することができる。
【0092】次に、第四の本発明のモジュール用基板に
ついて説明する。第四の本発明のモジュール用基板は、
その内部に冷却媒体を循環させるための流路が形成され
た四角柱状の冷却部材の周囲に放熱板が配置され、対向
する上記放熱板に絶縁性基板が形成されるとともに、上
記放熱板上に導体回路が形成された半導体素子を搭載す
るためのモジュール用基板であって、上記絶縁性基板
は、少なくとも上記導体回路が形成された部分に設けら
れ、上記放熱部材は、常温〜300℃における熱伝導率
が100W/m・K以上の金属又は合金からなり、上記
接着層との界面に粗化面が形成されていることを特徴と
する。
【0093】第四の本発明のモジュール用基板は、放熱
板の内部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられ
ておらず、冷却媒体を循環させるための流路を有する四
角柱状の冷却部材の三方の周囲に放熱板が配置されてい
るほかは、上述した第三の本発明のモジュール用基板と
略同様の構成及び材料からなるものである。従って、第
四の本発明のモジュール用基板は、上述した第三の本発
明のモジュール用基板と同様の効果を得ることができ
る。
【0094】図4(a)は、第三の本発明のモジュール
用基板の一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュ
ールの一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、
(a)に示した冷却部材の水平断面図である。なお、図
4(b)に示した矢印は、冷却媒体の流れを示してい
る。
【0095】図4(a)に示した通り、第三の本発明に
係るパワーモジュール40において、モジュール用基板
400は、その内部に冷却媒体を流通させるための流路
43が形成された四角柱状の冷却部材430と、冷却部
材430の左右及び上面に形成された放熱板41と、左
右の放熱板41にそれぞれ接着層44を介して配置され
た板状の絶縁性基板42と、両者を接合するための接着
層44とから構成されており、この絶縁性基板42の上
には導体回路45が形成されている。また、図示はしな
いが、放熱板41の接着層44との界面には粗化面が形
成されている。そして、パワーモジュール40は、モジ
ュール用基板400の上面に、半導体素子46が接合層
47を介して直接搭載され、この半導体素子46と導体
回路45とが、ワイヤー45aを用いたワイヤーボンデ
ィングにより接続されている。また、図示はしないが、
放熱板41の接合層47との界面には粗化面が形成され
ている。
【0096】第四の本発明のモジュール用基板400
は、放熱板41の内部に冷却媒体を循環させるための流
路が設けられておらず、放熱板41の下方に冷却媒体を
循環させるための流路43を有する四角柱状の冷却部材
430が配置されているほかは、上述した第三の本発明
のモジュール用基板300と略同様の構成及び材料から
なるものである。従って、ここでは、主に冷却部材43
0及び放熱板41について説明することとする。
【0097】図4に示した通り、冷却部材430は、図
3を用いて説明した放熱部材31と略同様の構造であ
る。即ち、その内部に冷却媒体を循環させるための流路
43が形成された四角柱状である。このような冷却部材
430の大きさとしては特に限定されず、その外周に配
置される放熱板41の厚さ、半導体素子46及び導体回
路45の大きさ等を考慮して適宜調整される。また、そ
の長さは、冷却部材430の周囲に形成する半導体素子
46及び導体回路45の数に合わせて適宜調整される。
なお、図4(b)において、半導体素子46及び導体回
路45はモジュール用基板400に4個形成されている
が、半導体素子46及び導体回路45の数はこれに限定
されることはなく、3個以下であってもよく、5個以上
であってもよい。
【0098】また、冷却部材430の内部に形成されて
いる流路43の大きさも特に限定されず、冷却部材43
0や放熱板41を構成する材料の熱伝導率、搭載する半
導体素子46の発熱量等を勘案して適宜決定される。
【0099】また、冷却部材430を構成する材料は、
第一の本発明のモジュール用基板100で説明した放熱
板11と同様の材料を挙げることができる。また、放熱
板41と冷却部材430とは、同じ材料からなることが
望ましい。接合が容易だからである。また、この冷却部
材430の少なくとも3つの側面には、放熱板41が半
田層を介して接合されている。
【0100】放熱板41は板状であり、このような放熱
板41を構成する材料も第一の本発明のモジュール用基
板100で説明した放熱板11と同様の材料を挙げるこ
とができる。また、放熱板41の接着層44との界面に
は、第一の本発明のモジュール用基板100の放熱板1
1と同様の粗化面が形成されている。さらに、放熱板4
1の半導体素子46を放熱板41に直接搭載するための
接合層47との界面にも、上記粗化面と同様の粗化面が
形成されている。
【0101】このように、第四の本発明のモジュール用
基板は、放熱板の内部に冷却媒体を循環させるための流
路が設けられておらず、その内部に流路が形成された冷
却部材の側面に放熱板が配置された構造であるほかは、
上述した第三の本発明のモジュール用基板と略同様の構
成及び材料からなるものであるため、上述した第三の本
発明のモジュール用基板と同様の効果を得ることができ
る。
【0102】次に、第四の本発明のモジュール用基板の
製造方法について説明する。第四の本発明のモジュール
用基板に係る冷却部材には、例えば、上述した金属又は
合金からなる内部に空洞を有する四角柱状体を用いるこ
とができる。
【0103】そして、上記冷却部材の少なくとも3つの
側面に半田、ろう材、溶接等により放熱板を接合する。
上記放熱板としては、上記冷却部材と同様の材料を用い
ることができる。
【0104】次に、上記放熱板の表面に粗化処理を施
す。上記粗化処理としては、上記第一の本発明のモジュ
ール用基板の製造方法において説明した方法と同様の方
法を採用することができるため、ここではその説明を省
略する。
【0105】その後、上記第一の本発明のモジュール用
基板の製造方法と同様にして、絶縁性基板を製造し、こ
の絶縁性基板を対向する上記放熱板に、それぞれ接着層
を介して接合した後、上記絶縁性基板の一の主面に導体
回路を形成することで、第四の本発明のモジュール用基
板を製造することができる。
【0106】なお、予め粗化面を形成した2つの放熱板
の上記粗化面上に、接着層を介して絶縁性基板を接合
し、該絶縁性基板の一の主面に導体回路を形成した後、
この放熱板を上記冷却部材の対向する側面に、それぞれ
半田等により接合し、これらの放熱板に挟まれた上記冷
却部材の側面に粗化面を形成した放熱板を半田等により
接合することでも第四の本発明のモジュール用基板を製
造することができる。
【0107】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0108】実施例1(図1参照) (1)放熱板の作製 その組成がCu90重量%、Zr10重量%からなる内
部に空洞を有する厚さが1.0mmの柱状体を、縦:7
0mm、横:130mm、厚さ:10mmの接合体とな
るようにろう付けし、上記板状体の開口が形成された両
端部に注入口13a、排出口13bとなる銅製の管をろ
う付けにより接合することで、放熱板11を作製した。
この放熱板11の熱伝導率は270W/m・Kであっ
た。
【0109】そして、上記実施の形態で説明した方法に
より、放熱板11の一方の主面に黒化還元処理を施し、
JIS B 0601によるRaが0.1μmの粗化面
を形成した。このとき、粗化面を形成したくない面には
保護層を形成しておき、粗化処理を終えた後、保護層を
除去した。
【0110】(2)絶縁性基板の作製 まず、窒化アルミニウム粉末(平均粒径:0.6μm)
100重量部、イットリア(平均粒径:0.4μm)4
重量部、アクリルバインダー12重量部及びアルコール
からなる組成物のスプレードライを行い、顆粒状の粉末
を作製した。
【0111】次に、この顆粒状の粉末を金型に入れ、平
板状に成形して生成形体(グリーン)を得た。
【0112】次に、この生成形体を1800℃、圧力2
0MPaでホットプレスし、厚さ2mmの窒化アルミニ
ウム基板を8個製造した。続いて、この窒化アルミニウ
ム基板の一主面に、厚さ0.4mmのアルミニウムから
なる導体回路15を、Al−Siを含有するろう材を用
いて接合し絶縁性基板12を製造した。
【0113】そして、放熱板11の粗化面を形成した面
の両端部付近に半田ペーストを塗布し、この半田ペース
トと絶縁性基板12の導体回路15を形成した主面の反
対面とが当接するように、絶縁性基板12を放熱板11
の両側に4個ずつ離間した状態で並べて載置し、上記半
田ペーストをリフローすることで、接着層14を形成し
て放熱板11と絶縁性基板12とを接合し、第一の本発
明のモジュール用基板100を製造した。
【0114】得られたモジュール用基板100を、−5
5℃に保った後、150℃に保つヒートサイクルを10
00回繰り返すヒートサイクル試験に供した後、モジュ
ール用基板100を縦に切断し、放熱板11と絶縁性基
板12との接合状態(接着層14)を顕微鏡で観察した
が、クラック等は全く観察されなかった。
【0115】次に、このモジュール用基板100に、4
個のIGBT素子を搭載し、放熱板11の冷却媒体用の
流路13に水を循環させながらパワーモジュール10を
実際に作動させ、IGBT素子の温度を測定したが、I
GBT素子は、素子として充分に機能し得る温度を保持
していた。
【0116】実施例2(図2参照) まず、その組成がCu:97.67重量%、Fe:2.
30重量%、P:0.03重量%、Zn:0.10重量
%からなる内部に空洞を有する柱状体を、実施例1の
(1)の工程と同様の方法で接合して、冷却部材230
を作製した。次に、冷却部材230と同様の材料を用い
て、板状の放熱板21を作製し、この両面に、上記実施
の形態で説明した方法により黒化還元処理を施し、JI
S B0601によるRaが0.1μmの粗化面を形成
した。この後、放熱板21と冷却部材230とを半田で
接合した。これらの部材の熱伝導率は262W/m・K
であった。
【0117】そして、その後、実施例1の(2)と同様
の工程を行い、第二の本発明のモジュール用基板200
を製造した。
【0118】また、得られたモジュール用基板200を
実施例1と同条件でヒートサイクル試験したところ、接
着層24にはクラックが全く観測されなかった。
【0119】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板200に、4個のIGBT素子を搭載し、冷却
部材230の冷却媒体用の流路23に水を循環させなが
らパワーモジュール20を実際に作動させ、IGBT素
子の温度を測定したが、IGBT素子は、素子として充
分に機能し得る温度を保持していた。
【0120】実施例3(図3参照) 実施例1の放熱板11と同様の材料からなり、その内部
に空洞を有する四角柱状体に機械加工を施すことで、四
角柱状の放熱部材31を作製した。この放熱部材31の
熱伝導率は270W/m・Kであった。
【0121】そして、実施例1と同様にして放熱部材3
1の左右及び上面に粗化処理を施して、JIS B 0
601によるRaが0.1μmの粗化面を形成した。こ
のとき、粗化面を形成したくない面には保護層を形成し
ておき、粗化処理を終えた後、保護層を除去した。
【0122】そして、その後、実施例1の(2)と同様
の工程を行い、放熱部材31の左右の側面に接着層34
を介して絶縁性基板32を4個ずつ離間して形成し、こ
の絶縁性基板32の上に導体回路35を形成すること
で、第三の本発明のモジュール用基板300を製造し
た。
【0123】また、得られたモジュール用基板300を
実施例1と同条件でヒートサイクル試験したところ、接
着層34にはクラックが全く観測されなかった。
【0124】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板300に、4個のIGBT素子を搭載し、放熱
部材31の冷却媒体用の流路33に水を循環させながら
パワーモジュール30を実際に作動させ、IGBT素子
の温度を測定したが、IGBT素子は、素子として充分
に機能し得る温度を保持していた。
【0125】実施例4(図4参照) 実施例2の冷却部材230と同様の材料からなり、その
内部に空洞を有する四角柱状体に機械加工を施すこと
で、四角柱状の冷却部材430を作製した。次に、冷却
部材430と同様の材料を用いて、板状の放熱板41を
作製し、この両面に、上記実施の形態で説明した方法に
より黒化還元処理を施し、JIS B0601によるR
aが0.1μmの粗化面を形成した。この後、放熱板4
1を、冷却部材430の3つの側面に半田で接合した。
これらの部材の熱伝導率は262W/m・Kであった。
【0126】そして、その後、実施例1の(2)と同様
の工程を行い、冷却部材430の左右の側面に接合した
放熱板41に、接着層44を介して絶縁性基板42を4
個ずつ離間して形成し、この絶縁性基板42の上に導体
回路45を形成することで、第四の本発明のモジュール
用基板300を製造した。
【0127】また、得られたモジュール用基板400を
実施例1と同条件でヒートサイクル試験したところ、接
着層44にはクラックが全く観測されなかった。
【0128】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板400に、4個のIGBT素子を搭載し、放熱
部材41の冷却媒体用の流路33に水を循環させながら
パワーモジュール40を実際に作動させ、IGBT素子
の温度を測定したが、IGBT素子は、素子として充分
に機能し得る温度を保持していた。
【0129】実施例5 絶縁性基板の接着層に面することになる面に、放熱板に
形成した粗化面と同様の粗化面を研磨処理により形成し
たほかは、実施例1と同様にしてモジュール用基板を製
造した。
【0130】得られたモジュール用基板を実施例1と同
条件でヒートサイクル試験したところ、接着層にはクラ
ックが全く観測されなかった。
【0131】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板に、IGBT素子を搭載し、放熱板の冷却媒体
用の流路に水を循環させながらパワーモジュールを実際
に作動させ、IGBT素子の温度を測定したが、IGB
T素子は、素子として充分に機能し得る温度を保持して
いた。
【0132】比較例1 絶縁性基板を、放熱板一の主面の全体に形成し、上記放
熱板に粗化面を形成しなかったほかは、実施例1と同様
にしてモジュール用基板を製造した。
【0133】得られたモジュール用基板を実施例1と同
条件でヒートサイクル試験したところ、接着層にクラッ
クが発生し、絶縁性基板に僅かに割れが発生していた。
【0134】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板に、IGBT素子を搭載し、放熱板の冷却媒体
用の流路に水を循環させながらパワーモジュールを実際
に作動させ、IGBT素子の温度を測定したところ、I
GBT素子は、時間の経過とともに温度が上昇し、素子
として充分に機能し得る温度を超えてしまった。これ
は、時間の経過とともに放熱板と絶縁性基板とを接合す
る接着層にクラック、及び、絶縁性基板に割れが発生し
たため、放熱板とIGBT素子との間の熱交換がスムー
ズに行えなくなったからであると考えられる。
【0135】比較例2 冷却部材の代わりに、空冷フィンを設けたほかは実施例
2と同様にしてモジュール用基板を製造した。
【0136】得られたモジュール用基板を実施例1と同
条件でヒートサイクル試験したところ、接着層にクラッ
クは観測されなかった。
【0137】さらに、実施例1と同様に、このモジュー
ル用基板に、IGBT素子を搭載してパワーモジュール
を実際に作動させ、IGBT素子の温度を測定したとこ
ろ、IGBT素子は、時間の経過とともに徐々に温度が
上昇し、最終的には素子として充分に機能し得る温度を
超えてしまった。これは、放熱板と接着層との接着強度
は非常に優れていたため、上記接着層にクラックが発生
することはなかったものの、上記IGBT素子の冷却効
率が劣っていたため、時間の経過とともに、上記IGB
T素子の温度が徐々に上昇し、最終的に素子として充分
に機能し得る温度を超えてしまったものと考えられる。
【0138】
【発明の効果】以上、説明した通り、第一の本発明のモ
ジュール用基板は、放熱板の熱伝導率が充分に高く、放
熱板と絶縁性基板との接着強度にも優れ、かつ、半導体
素子の冷却効率に優れるため、温度サイクルに対する耐
久性に優れ、発熱量の大きい半導体素子を搭載するため
の基板として好適に用いることができる。
【0139】また、第二の本発明のモジュール用基板
は、放熱板の熱伝導率が充分に高く、放熱板と絶縁性基
板との接着強度にも優れ、かつ、半導体素子の冷却効率
に優れるため、温度サイクルに対する耐久性に優れ、発
熱量の大きい半導体素子を搭載するための基板として好
適に用いることができる。
【0140】また、第三の本発明のモジュール用基板
は、放熱部材の熱伝導率が充分に高く、放熱部材と絶縁
性基板との接着強度にも優れ、かつ、半導体素子の冷却
効率に優れるため、温度サイクルに対する耐久性に優
れ、発熱量の大きい半導体素子を搭載するための基板と
して好適に用いることができる。さらに、第三の本発明
のモジュール用基板は、容易に小型化を図ることができ
る。
【0141】また、第四の本発明のモジュール用基板
は、放熱板の熱伝導率が充分に高く、放熱板と絶縁性基
板との接着強度にも優れ、かつ、半導体素子の冷却効率
に優れるため、温度サイクルに対する耐久性に優れ、発
熱量の大きい半導体素子を搭載するための基板として好
適に用いることができる。さらに、第四の本発明のモジ
ュール用基板は、容易に小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、第一の本発明のモジュール用基板の
一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュールの一
例を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)に
示したモジュール用基板を構成する放熱板の水平断面図
である。
【図2】(a)は、第二の本発明のモジュール用基板の
一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュールの一
例を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)に
示したモジュール用基板を構成する放熱板の水平断面図
である。
【図3】(a)は、第三の本発明のモジュール用基板の
一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュールの一
例を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)に
示したモジュール用基板の側面図である。
【図4】(a)は、第四の本発明のモジュール用基板の
一主面に半導体素子が搭載されたパワーモジュールの一
例を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)に
示したモジュール用基板の側面図である。
【図5】従来のパワーモジュールの一例を模式的に示し
た正面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 パワーモジュール 11、21、41 放熱板 31 放熱部材 12、22、32、42 絶縁性基板 13、23、33、43 流路 14、24、34、44 接着層 15、25、35、46 導体回路 15a、25a、35a、45a ワイヤー 16、26、36、46 半導体素子 100、200、300、400 モジュール用基板 230、430 冷却部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面に導体回路が形成された絶縁性基
    板と、放熱板とを含んで構成されたモジュール用基板で
    あって、前記放熱板には、半導体素子を、接合層を介し
    て直接搭載するための領域が確保され、前記絶縁性基板
    は、少なくとも前記導体回路が形成された部分を含む領
    域に、2以上に分割されて設けられているとともに、前
    記放熱板と接着層を介して接合され、さらに、前記放熱
    板は、常温〜300℃における熱伝導率が100W/m
    ・K以上の金属又は合金からなり、前記接合層及び前記
    接着層との界面に粗化面が形成されるとともに、その内
    部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられている
    ことを特徴とするモジュール用基板。
  2. 【請求項2】 一主面に導体回路が形成された絶縁性基
    板と、放熱板と、冷却部材とを含んで構成されたモジュ
    ール用基板であって、前記放熱板には、半導体素子を、
    接合層を介して直接搭載するための領域が確保され、前
    記絶縁性基板は、少なくとも前記導体回路が形成された
    部分を含む領域に、2以上に分割されて設けられている
    とともに、前記放熱板と接着層を介して接合され、さら
    に、前記放熱板は、常温〜300℃における熱伝導率が
    100W/m・K以上の金属又は合金からなるととも
    に、前記接合層及び前記接着層との界面に粗化面が形成
    され、前記冷却部材は、前記放熱板の下方に配置され、
    その内部に冷却媒体を循環させるための流路が設けられ
    ていることを特徴とするモジュール用基板。
  3. 【請求項3】 四角柱状の放熱部材の内部に冷却媒体を
    循環させるための流路が形成され、前記放熱部材の対向
    する2つの側面に絶縁性基板が形成されるとともに、前
    記絶縁性基板上に導体回路が形成された半導体素子を搭
    載するためのモジュール用基板であって、前記絶縁性基
    板は、少なくとも前記導体回路が形成された部分に設け
    られ、前記放熱部材は、常温〜300℃における熱伝導
    率が100W/m・K以上の金属又は合金からなり、前
    記接着層との界面に粗化面が形成されていることを特徴
    とするモジュール用基板。
  4. 【請求項4】 その内部に冷却媒体を循環させるための
    流路が形成された四角柱状の冷却部材の周囲に放熱板が
    配置され、対向する前記放熱板に絶縁性基板が形成され
    るとともに、前記放熱板上に導体回路が形成された半導
    体素子を搭載するためのモジュール用基板であって、前
    記絶縁性基板は、少なくとも前記導体回路が形成された
    部分に設けられ、前記放熱部材は、常温〜300℃にお
    ける熱伝導率が100W/m・K以上の金属又は合金か
    らなり、前記接着層との界面に粗化面が形成されている
    ことを特徴とするモジュール用基板。
  5. 【請求項5】 放熱部材は、銅を主成分とする合金から
    なる請求項1〜4のいずれか1記載のモジュール用基
    板。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板は、窒化アルミニウム、窒化
    珪素、炭化珪素及び金属酸化物から選択される少なくと
    も1種のセラミック、又は、絶縁性樹脂からなる請求項
    1〜5のいずれか1記載のモジュール用基板。
  7. 【請求項7】 接着層に面した絶縁性基板の界面に粗化
    面が形成されている請求項1〜6のいずれか1記載のモ
    ジュール用基板。
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