JP2003035560A - 自動車用電子式走行距離積算計 - Google Patents

自動車用電子式走行距離積算計

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JP2003035560A JP2001224654A JP2001224654A JP2003035560A JP 2003035560 A JP2003035560 A JP 2003035560A JP 2001224654 A JP2001224654 A JP 2001224654A JP 2001224654 A JP2001224654 A JP 2001224654A JP 2003035560 A JP2003035560 A JP 2003035560A
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達也 瀬戸
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祥雅 原
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行英 柴田
Yasuhiro Yamada
康宏 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の走行距離の積算値を書き込み更新す
る不揮発性メモリを備えた走行距離積算計において、そ
の不揮発性メモリの書き込み更新値の改竄を、当該自動
車に搭載の他の作動機器の電子制御装置に設けた不揮発
性メモリに書き込み更新される走行距離の積算値を利用
して防止する。 【解決手段】 走行距離積算計のEEPROM60及び
エンジンECU80のEEPROM81には乗用車の走
行距離の積算値が書き込み更新される。マイクロコンピ
ュータ50は、両EEPROM60、81の各書き込み
更新値が不一致のとき、液晶パネル40に当該乗用車の
総走行距離が異常である旨表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用電子式走
行距離積算計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用電子式走行距離積算計に
おいては、特開平6−34385号公報にて示すような
ものがある。当該走行距離積算計には、自動車の走行距
離を積算し総走行距離として表示するにあたり、走行距
離の積算値を書き込み更新するEEPROMが採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記走行距
離積算計は、当該自動車がそのように使用されてきたか
を把握するために重要なものである。例えば、中古車市
場では、総走行距離が短い自動車に人気があり、このよ
うな自動車は高価額で取引されることが多い。
【0004】このため、中古車としての売買にあたりそ
の価額を高くすべく、EEPROMへの書き込み更新値
である走行距離の積算値を小さい値に書き換えたり、或
いはEEPROMを新品に取り替えたりして、当該中古
車の総走行距離を改竄するという事態が生ずる。
【0005】一方、近年、自動車に搭載の各種作動機器
の制御では電子化が進んでおり、当該各種作動機器の各
制御装置には、EEPROMが設けられていることが多
い。このような制御装置では、対応の作動機器の作動時
や異常時の状態を把握するために、当該EEPROMに
当該自動車の走行距離の積算値を書き込み更新して利用
するようになっている。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、自動車の走行距離の積算値を書き込み更新
する不揮発性メモリを備えた走行距離積算計において、
その不揮発性メモリの書き込み更新値の改竄を、当該自
動車に搭載の他の作動機器の電子制御装置に設けた不揮
発性メモリに書き込み更新される走行距離の積算値を利
用して防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る自動車用電子式走行距
離積算計では、作動機器及びこの作動機器の作動を制御
する電子制御装置(80)を備える自動車の走行に応じ
て走行距離を積算する積算手段(Sv、130)と、こ
の積算手段による走行距離の積算値を書き込み更新する
不揮発性メモリ(60)と、積算手段による走行距離の
積算値及び上記不揮発性メモリへの書き込み更新値の一
方を総走行距離として表示する表示手段(40、70、
140)とを有し、電子制御装置は、当該自動車の走行
に応じて走行距離を積算しこの走行距離の積算値を書き
込み更新する不揮発性メモリ(81)を有し、この不揮
発性メモリへの書き込み更新値に応じて作動機器の作動
の制御を行うようになっている。
【0008】当該走行距離積算計において、両不揮発性
メモリへの各書き込み更新値が一致するか否かを判定す
る一致判定手段(110)を備え、表示手段は、一致判
定手段が一致しないと判定したとき、当該自動車の総走
行距離が異常である旨表示することを特徴とする。
【0009】このように、電子制御装置の不揮発性メモ
リを活用することにより、この不揮発性メモリ及び電子
式走行距離積算計の不揮発性メモリへの各書き込み更新
値である走行距離の積算値が相互に一致しない場合に
は、当該自動車の総走行距離が異常である旨表示され
る。従って、このような表示が当該自動車を中古車とし
て売買されるときになされれば、当該自動車の総走行距
離が改竄されていることを発見できる。これにより、当
該自動車の中古車の売買にあたり、当該自動車の総走行
距離の改竄を解消することで防止できる。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る自動車
用電子式走行距離積算計は、請求項1に記載の発明にお
いて、一致判定手段が一致しないと判定したとき、表示
手段による総走行距離の異常表示に代えて、作動を停止
するようにしたことを特徴とする。
【0011】このように、電子制御装置の不揮発性メモ
リを活用することにより、この不揮発性メモリ及び電子
式走行距離積算計の不揮発性メモリへの各書き込み更新
値である各走行距離の積算値が相互に一致しない場合に
は、走行距離積算計の作動が停止する。従って、このよ
うな停止が当該自動車を中古車として売買されるときに
なされれば、当該自動車の総走行距離が改竄されている
ことを発見できる。これにより、当該自動車の中古車の
売買にあたり、当該自動車の総走行距離の改竄を解消す
ることで防止できる。
【0012】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1或いは2に記載の発明において、一致判定手段が
一致しないと判定したとき、両不揮発性メモリへの各書
き込み更新値の大小を比較判定する大小判定手段(12
0)と、この大小判定手段が走行距離積算計の不揮発性
メモリへの書き込み更新値が電子制御装置の不揮発性メ
モリへの書き込み更新値よりも大きいと判定したとき走
行距離積算計の不揮発性メモリへの書き込み更新値を電
子制御装置の不揮発性メモリへの書き込み更新値に等し
くし、大小判定手段が走行距離積算計の不揮発性メモリ
への書き込み更新値が電子制御装置の不揮発性メモリへ
の書き込み更新値よりも小さいと判定したとき走行距離
積算計の不揮発性メモリへの書き込み更新値を電子制御
装置の不揮発性メモリへの書き込み更新値に等しくする
ように変更する変更手段(121乃至124)とを備え
ることを特徴とする。
【0013】これにより、各不揮発性メモリへの書き込
み更新値が正常値に復帰するので、当該自動車の中古車
としての売買が、各不揮発性メモリの書き込み内容を正
常にした状態で行われる得る。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係る電子式
走行距離積算計では、複数の作動機器及びこれら各作動
機器の作動をそれぞれ制御する各電子制御装置(80)
を備える自動車の走行に応じて走行距離を積算する積算
手段(Sv、130)と、この積算手段による走行距離
の積算値を書き込み更新する不揮発性メモリ(60)
と、積算手段による走行距離の積算値及び上記不揮発性
メモリへの書き込み更新値の一方を総走行距離として表
示する表示手段(40、70、140)とを有し、各電
子制御装置は、当該自動車の走行に応じて走行距離を積
算しこの走行距離の積算値を書き込み更新する不揮発性
メモリ(81)をそれぞれ有し、これら各不揮発性メモ
リへの書き込み更新値に応じて対応の各作動機器の作動
の制御を行うようになっている。
【0015】当該走行距離積算計において、各不揮発性
メモリへの書き込み更新値が一致するか否かを多数決で
決定する決定手段を備え、表示手段は、決定手段が一致
しないと判定したとき、当該自動車の総走行距離が異常
である旨表示することを特徴とする。
【0016】このように、各電子制御装置の不揮発性メ
モリを活用して、これら各不揮発性メモリ及び走行距離
積算計の不揮発性メモリの各書き込み値が一致するか否
かを多数決で決定し、一致しないときには、走行距離の
積算値が異常である旨表示するので、これによっても、
請求項1に記載の発明と実質的に同様の作用効果を達成
できる。
【0017】また、請求項5に記載の発明に係る電子式
走行距離積算計では、請求項4に記載の発明において、
決定手段が一致しないと判定したとき、表示手段による
総走行距離の異常表示に代えて、作動を停止することを
特徴とする。
【0018】このように、各電子制御装置の不揮発性メ
モリを活用して、これら各不揮発性メモリ及び走行距離
積算計の不揮発性メモリの各書き込み更新値が一致する
か否かを多数決で決定し、一致しないときには、走行距
離積算計の動作を停止するので、これによっても、請求
項2に記載の発明と実質的に同様の作用効果を達成でき
る。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1及び図2は、本発明に係る電子式
走行距離積算計が乗用車用計器に適用された例を示して
いる。この計器は、コンビネーションメータとして、当
該乗用車のインストルメントパネルに配設されている。
【0021】当該計器は、スピードメータS、タコメー
タT、シフトインジケータI及び電子式走行距離積算計
Dを備えている。スピードメータSは、目盛り盤10及
び指針20により、当該乗用車の車速を指示するもの
で、目盛り盤10は、環状の見返し板30の底壁31の
開口部31aにその裏面側から併設されている。
【0022】走行距離積算計Dは、液晶パネル40を備
えており、この液晶パネル40は、目盛り盤10の開口
部11にその裏面側から併設されている。当該液晶パネ
ル40は、当該乗用車の走行距離の積算値を総走行距離
としてデジタル表示する。
【0023】また、当該走行距離積算計Dは、図2にて
示すごとく、マイクロコンピュータ50、EEPROM
60及び駆動回路70を備えている。マイクロコンピュ
ータ50は、図3及び図4にて示すフローチャートに従
い、コンピュータプログラムを実行し、この実行中にお
いて、当該乗用車のイグニッションスイッチIGの操作
のもと、車速センサSvの検出出力に基づき当該乗用車
の走行距離の積算処理を行い、また、当該乗用車に搭載
のエンジンECU80におけるそのEEPROM81へ
の書き込み更新、EEPROM60への書き込み更新、
その異常の有無の判定や駆動回路70を介する液晶パネ
ル40の表示の各処理等を行う。なお、上記コンピュー
タプログラムは、マイクロコンピュータ50のROMに
予め記憶されている。また、マイクロコンピュータ50
は、当該乗用車に搭載のバッテリBから直接給電されて
作動状態に維持される。
【0024】車速センサSvは、スピードメータSの車
速センサを利用しており、この車速センサSvは、当該
乗用車の車速を検出する。EEPROM60は、書き換
え可能な不揮発性メモリの一つであり、このEEPRO
M60は、マイクロコンピュータ50による制御を受け
て、当該乗用車の走行距離の積算値(以下、走行距離積
算値Aという)を書き込み更新する。
【0025】エンジンECU80は、当該乗用車のエン
ジンを制御する電子制御ユニットであり、このエンジン
ECU80は、書き換え可能な不揮発性メモリの一つで
あるEEPROM81を備えている。しかして、当該エ
ンジンECU80は、車速センサSvの検出出力に応じ
て当該乗用車の走行距離を積算しこの積算値をEEPR
OM81に書き込み更新する。なお、駆動回路70は、
マイクロコンピュータ50による制御を受けて、液晶パ
ネル40の表示駆動を行う。
【0026】以上のように構成した本実施形態において
は、マイクロコンピュータ50は、バッテリBから直接
給電を受けて作動状態にあり、図3及び図4のフローチ
ャートに従い、コンピュータプログラムを実行し、ステ
ップ100にてNOとの判定を繰り返している。
【0027】このような状態において、イグニッション
スイッチIGがオンされると、ステップ100でのYE
Sとの判定のもと、ステップ101において、EEPR
OM60から走行距離積算値Aが読み出されるととも
に、エンジンECU80のEEPROM81から走行距
離積算値Bが読み出される。
【0028】ついで、ステップ110において、両走行
距離積算値A、Bが互いに等しいか否かが判定される。
ここで、A=Bであれば、ステップ110での判定はY
ESとなり、ステップ111において、走行距離積算値
Aが、イグニッションスイッチIGのオン後の初期値と
して、EEPROM60に書き込まれ、また、駆動回路
70による表示駆動のもと、液晶パネル40に表示され
る。
【0029】然る後、当該乗用車が走行状態におかれる
と、ステップ130において、当該乗用車の走行距離
が、車速センサSvの検出出力に応じて積算処理され、
この積算値がステップ140において表示データとして
処理されて出力される。このため、液晶パネル40は、
駆動回路70による表示駆動のもと、現段階での走行距
離積算値Aを表示する。
【0030】また、ステップ140での処理後、ステッ
プ150において、走行距離積算値AのEEPROM6
0に対する書き込み更新処理がなされる。現段階にて、
イグニッションスイッチIGがオンのままであれば、ス
テップ160でのNOとの判定後、各ステップ130乃
至160を循環する処理が繰り返される。これにより、
液晶パネル40の表示内容が繰り返し更新されるととも
にEEPROM60のへの書き込み値が繰り返し更新さ
れる。なお、エンジンECU80では、EEPROM8
1への書き込み更新が上述のように繰り返される。
【0031】然る後、イグニッションスイッチIGがオ
フされると、コンピュータプログラムはステップ100
に戻る。このようなイグニッションスイッチIGのオフ
に伴い、EEPROM60には、当該イグニッションス
イッチIGのオフ直前の書き込み値が当該イグニッショ
ンスイッチIGのオフ後も維持される。
【0032】ところで、上述のようにコンピュータプロ
グラムがステップ110に進んだ場合において、ステッ
プ101での両走行距離積算値A、Bが互いに等しくな
ければ、当該ステップ110での判定はNOとなる。
【0033】このような判定結果となる原因には、以下
のようなことが考えられる。当該乗用車が中古車として
売買される際には、当該乗用車に搭載済みの走行距離積
算計のEEPROM60及びエンジンECU80のEE
PROM81には、本来、それぞれ、正常な走行距離積
算値が書き込まれている筈である。
【0034】これに対し、ステップ110においてA=
Bが不成立であるということは、当該乗用車を中古車と
して売買する際に、両走行距離積算値A、Bのいずれか
が人為的に改竄されている可能性が高い。
【0035】例えば、当該乗用車の中古車としての譲渡
価額を高くしたいと考えれば、当該乗用車の所有者が、
中古車としてディーラである自動車販売店に売り渡す際
に、当該乗用車の総走行距離を実際よりも小さくみせよ
うとして、EEPROM60やEEPROM81への書
き込み更新値を正常値よりも小さくするように改竄した
り、或いはこの改竄がEEPROM81が新品に交換さ
れたことでなされるという事態が起こる。
【0036】しかして、ステップ110でNOと判定さ
れた場合には、ステップ112において、異常表示処理
がなされる。これに伴い、液晶パネル40は、駆動回路
70により表示駆動されて、EEPROM60、81の
少なくとも一方への書き込み更新値である当該乗用車の
総走行距離は異常である旨表示する。
【0037】従って、当該乗用車を中古車として購入し
ようとするディーラである自動車販売店では、上述のよ
うに、マイクロコンピュータ50にイグニッションスイ
ッチIGのオンに伴う各ステップ100、101、11
0の処理を行わせることにより、走行距離積算値A=走
行距離積算値Bが成立しないとき液晶パネル40により
総走行距離が異常である旨表示されることで、当該乗用
車のEEPROM60、81の少なくとも一方への書き
込み内容の改竄を発見できる。
【0038】上述のようなステップ112での処理後、
ステップ120において、ステップ110でのNOとの
判定の原因となった走行距離積算値Aと走行距離積算値
Bとの大小の比較判定がなされる。ここで、走行距離積
算値Aが走行距離積算値Bよりも小さければ、ステップ
120での判定がYESとなる。これは、当該乗用車の
中古車としての売り渡し価額を高くするために、走行距
離積算値Aが実際の値よりも小さく改竄されたかEEP
ROM81が交換後の新品であることによると考えられ
る。
【0039】これに対しては、ステップ121におい
て、走行距離積算値Bが正常な値であると推測して、走
行距離積算値Aが走行距離積算値Bに等しくなるように
変更される。これに伴い、ステップ122において、イ
グニッションスイッチIGのオン後の初期値として、E
EPROM60への走行距離積算値Aの書き込み更新処
理がなされる。これにより、当該乗用車の現段階での走
行距離積算値Aが正常な値に復帰する。従って、自動車
販売店は当該乗用車を合理的な価額にて中古車として購
入できる。よって、自動車販売店から当該中古車を購入
するにあたっても、合理的な価額にて購入できる。な
お、ステップ130以後の処理は上述と同様である。
【0040】一方、走行距離積算値Aが走行距離積算値
Bよりも大きい場合には、ステップ120での判定はN
Oとなる。これは、EEPROM81への書き込み更新
値が実際の値よりも小さく改竄されたことによると考え
られる。この場合には、EEPROM60の走行距離積
算値Aが正常な値であると推測して、ステップ123に
おいて、走行距離積算値Bが走行距離積算値Aに等しく
なるように変更される。
【0041】これに伴い、ステップ124にて、走行距
離積算値B=走行距離積算値Aが書き込みデータとして
エンジンECU80に出力される。このため、当該エン
ジンECU80は、イグニッションスイッチIGのオン
後の正常な初期値として、上記出力データをEEPRO
M81に書き込み更新する。これにより、当該乗用車の
現段階での走行距離積算値Bが正常な値に復帰する。従
って、自動車販売店は当該乗用車を合理的な価額にて中
古車として購入できる。よって、自動車販売店から当該
中古車を購入するにあたっても、合理的な価額にて購入
できる。なお、ステップ130以後の処理は上述と同様
である。
【0042】なお、本発明の実施にあたり、液晶パネル
40に替えて、例えば、ELパネルや蛍光表示管を採用
してもよい。
【0043】また、本発明の実施にあたり、エンジンE
CU80のEEPROM81に書き込み更新される走行
距離の積算値に限ることなく、これに代えて、当該乗用
車に搭載のゲートウェイECU、空調装置用ECUやセ
キュリティECU等の作動機器用電子制御装置に設けた
EEPROMに書き込み更新される走行距離の積算値を
利用するようにしてもよい。
【0044】また、本発明の実施にあたり、エンジンE
CU80のEEPROMに加え他の電子制御装置のEE
PROMを利用して、これら両EEPROMの各書き込
み値及びEEPROM60の書き込み値のうち二つのE
EPROMの各書き込み値が同一の走行距離の積算値に
なる場合には、この積算値を、多数決にて正常な値と推
測し、また、全てのEEPROMの書き込み値が相互に
異なる場合には、液晶パネル40において走行距離の積
算値が異常である旨表示するか或いはマイクロコンピュ
ータ50の処理や走行距離積算計としての作動を停止す
るようにしてもよい。このような異常表示によっても、
上記実施形態にて述べた作用効果と同様の作用効果を達
成できる。
【0045】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態におけるステップ110でのNOとの判定に伴い、異
常表示と共に或いはこの異常表示処理をすることなく、
マイクロコンピュータ50の処理等の走行距離積算計と
しての動作を停止するようにしてもよい。これによって
も、上記実施形態と実質的に同様の作用効果を達成でき
る。
【0046】また、本発明の実施にあたり、乗用車用走
行距離積算計に限ることなく、一般に自動車用電子式走
行距離積算計に本発明を適用してもよい。
【0047】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態において、当該エンジンECU80が故障したとき、
この故障の時点の走行距離の積算値を当該時点とともに
EEPROM81に、別途、故障時データとして書き込
むようにすれば、エンジンECU80の故障時の状態を
も把握しつつ上記実施形態の作用効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される乗用車用計器の実施形態を
示す正面図である。
【図2】図1の走行距離積算計の電気回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のマイクロコンピュータの作用を表すフロ
ーチャートの前段部である。
【図4】当該フローチャートの後段部である。
【符号の説明】
D…走行距離積算計、Sv…車速センサ、40…液晶パ
ネル、50…マイクロコンピュータ、60、81…EE
PROM、70…駆動回路、80…エンジンECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 達也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 原 祥雅 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 柴田 行英 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山田 康宏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 八神 孝男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊口 整 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F024 AA02 AB05 AC03 AD03 AF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動機器及びこの作動機器の作動を制御
    する電子制御装置(80)を備える自動車の走行に応じ
    て走行距離を積算する積算手段(Sv、130)と、こ
    の積算手段による走行距離の積算値を書き込み更新する
    不揮発性メモリ(60)と、前記積算手段による走行距
    離の積算値及び前記不揮発性メモリへの書き込み更新値
    の一方を総走行距離として表示する表示手段(40、7
    0、140)とを有し、 前記電子制御装置は、当該自動車の走行に応じて走行距
    離を積算しこの走行距離の積算値を書き込み更新する不
    揮発性メモリ(81)を有し、この不揮発性メモリへの
    書き込み更新値に応じて前記作動機器の作動の制御を行
    うようになっている電子式走行距離積算計において、 前記両不揮発性メモリへの各書き込み更新値が一致する
    か否かを判定する一致判定手段(110)を備え、 前記表示手段は、前記一致判定手段が一致しないと判定
    したとき、当該自動車の総走行距離が異常である旨表示
    することを特徴とする自動車用電子式走行距離積算計。
  2. 【請求項2】 作動機器及びこの作動機器の作動を制御
    する電子制御装置(80)を備える自動車の走行に応じ
    て走行距離を積算する積算手段(Sv、130)と、こ
    の積算手段による走行距離の積算値を書き込み更新する
    不揮発性メモリ(60)と、前記積算手段による走行距
    離の積算値及び前記不揮発性メモリへの書き込み更新値
    の一方を総走行距離として表示する表示手段(40、7
    0、140)とを有し、 前記電子制御装置は、当該自動車の走行に応じて走行距
    離を積算しこの走行距離の積算値を書き込み更新する不
    揮発性メモリ(81)を有し、この不揮発性メモリへの
    書き込み更新値に応じて前記作動機器の作動の制御を行
    うようになっている電子式走行距離積算計において、 前記両不揮発性メモリへの各書き込み値が一致するか否
    かを判定する一致判定手段(110)を備え、 前記一致判定手段が一致しないと判定したとき、作動を
    停止することを特徴とする自動車用電子式走行距離積算
    計。
  3. 【請求項3】 前記一致判定手段が一致しないと判定し
    たとき、前記両不揮発性メモリへの各書き込み更新値の
    大小を比較判定する大小判定手段(120)と、 この大小判定手段が前記走行距離積算計の不揮発性メモ
    リへの書き込み更新値が前記電子制御装置の不揮発性メ
    モリへの書き込み更新値よりも大きいと判定したとき前
    記走行距離積算計の不揮発性メモリへの書き込み更新値
    を前記電子制御装置の不揮発性メモリへの書き込み更新
    値に等しくし、前記大小判定手段が前記走行距離積算計
    の不揮発性メモリへの書き込み更新値が前記電子制御装
    置の不揮発性メモリへの書き込み更新値よりも小さいと
    判定したとき前記走行距離積算計の不揮発性メモリへの
    書き込み更新値を前記電子制御装置の不揮発性メモリへ
    の書き込み更新値に等しくするように変更する変更手段
    (121乃至124)とを備えることを特徴とする請求
    項1或いは2に記載の自動車用電子式走行距離積算計。
  4. 【請求項4】 複数の作動機器及びこれら各作動機器の
    作動をそれぞれ制御する各電子制御装置(80)を備え
    る自動車の走行に応じて走行距離を積算する積算手段
    (Sv、130)と、この積算手段による走行距離の積
    算値を書き込み更新する不揮発性メモリ(60)と、前
    記積算手段による走行距離の積算値及び前記不揮発性メ
    モリへの書き込み更新値の一方を総走行距離として表示
    する表示手段(40、70、140)とを有し、 前記各電子制御装置は、当該自動車の走行に応じて走行
    距離を積算しこの走行距離の積算値を書き込み更新する
    不揮発性メモリ(81)をそれぞれ有し、これら各不揮
    発性メモリへの書き込み更新値に応じて対応の前記各作
    動機器の作動の制御を行うようになっている電子式走行
    距離積算計において、 前記各不揮発性メモリへの書き込み更新値が一致するか
    否かを多数決で決定する決定手段を備え、 前記表示手段は、前記決定手段が一致しないと判定した
    とき、当該自動車の総走行距離が異常である旨表示する
    ことを特徴とする自動車用電子式走行距離積算計。
  5. 【請求項5】 複数の作動機器及びこれら各作動機器の
    作動をそれぞれ制御する各電子制御装置(80)を備え
    る自動車の走行に応じて走行距離を積算する積算手段
    (Sv、130)と、この積算手段による走行距離の積
    算値を書き込み更新する不揮発性メモリ(60)と、前
    記積算手段による走行距離の積算値及び前記不揮発性メ
    モリへの書き込み更新値の一方を総走行距離として表示
    する表示手段(40、70、140)とを有し、 前記各電子制御装置は、当該自動車の走行に応じて走行
    距離を積算しこの走行距離の積算値を書き込み更新する
    不揮発性メモリ(81)をそれぞれ有し、これら各不揮
    発性メモリへの書き込み更新値に応じて対応の前記各作
    動機器の作動の制御を行うようになっている電子式走行
    距離積算計において、 前記各不揮発性メモリの書き込み値が一致するか否かを
    多数決で決定する決定手段を備え、 前記決定手段が一致しないと判定したとき、作動を停止
    することを特徴とする自動車用電子式走行距離積算計。
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