JP4417124B2 - 走行距離表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の積算走行距離を所定の表示桁数の表示部に表示する走行距離表示装置に関し、特に、車両の走行に応じて発生するパルス信号を積算して前記積算走行距離を求めて前記表示部に表示する走行距離表示装置に関する。
従来、車両用の走行距離表示装置においては、積算走行距離が所定の表示桁数による表示最大値を超えるオーバフロー時には自動的に0から再表示を行っており、正確な積算走行距離が不明である。従って、中古車として転売される場合の車両の評価や、メンテナンス時の部品交換時期の判断上不都合である。
ところで、一般的な自動二輪車における走行距離表示装置は四輪の走行距離表示装置よりも表示桁数が少ないが、自動二輪車が業務用として使用される場合にはオーバフローが発生することがある。また、海外においては自動二輪車をバイクタクシー等の特殊な用途に用いられることがあり、オーバフローが発生しやすくなっている。しかしながら、このような用途は自動二輪車の全体数からみれば希なケースであって積算走行距離の表示桁数を増やすことは不合理である。
このような観点から、オーバフローが発生した場合にはその後の積算を中止する第1の積算モードと、積算走行距離の下位の桁のみを点滅して表示させる第2の積算モードとを備える積算装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−118509号公報
上記の特許文献1に記載された積算装置における第1の積算モードでは、オーバフロー後の積算を中止するため、走行距離表示装置としての機能が喪失される。また、前記の第2の積算モードでは、積算走行距離の下位の桁が常に点滅表示されることから不必要に目立ち、運転者にとって目障りとなる。しかも、単なる点滅表示ではオーバフローが発生した回数は不明である。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、積算走行距離が所定の表示桁数による表示最大値を超えるオーバフローが発生した後に、正確な積算走行距離を簡潔に表示可能な走行距離表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る走行距離表示装置は、車両の積算走行距離を所定の表示桁数の第1メータに表示する走行距離表示装置において、前記車両のメインスイッチに連動し、前記車両の走行に応じて発生するパルス信号を積算して前記積算走行距離を求める演算部を有し、前記演算部は、前記積算走行距離を所定の記録部に記録するとともに、前記メインスイッチが操作されたときに前記記録部に記録された前記積算走行距離が前記表示桁数による表示最大値を超えているときには、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに所定時間表示することを特徴とする。
このように、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに表示することにより、積算走行距離の正確な値が認識可能であり、しかも、その表示は前記メインスイッチが操作された後の所定時間だけの簡潔な表示である。
また、本発明に係る走行距離表示装置は、車両の積算走行距離を所定の表示桁数の第1メータに表示する走行距離表示装置において、リセットスイッチの操作によって前記積算走行距離の表示が0にリセットされる第2メータと、前記車両のメインスイッチに連動し、前記車両の走行に応じて発生するパルス信号を積算して前記積算走行距離を求める演算部と、を有し、前記演算部は、前記積算走行距離を所定の記録部に記録するとともに、前記メインスイッチが操作されたときに前記リセットスイッチが同時に操作されている場合で、且つ前記記録部に記録された前記積算走行距離が前記表示桁数による表示最大値を超えているときには、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに所定時間表示することを特徴とする。
このように、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに表示することにより、積算走行距離の正確な値が認識可能である。別案としては、その表示は前記メインスイッチが操作されたときに、同時にリセットスイッチが操作された時の所定時間だけの簡潔な表示であり、表示・非表示の選択が可能である。
この場合、前記演算部は、前記所定時間の経過後、前記積算走行距離のうち前記表示桁数に応じた下位の桁数分の数値を前記第1メータに表示するとよい。この後、積算走行距離の積算を続行し、その下位の値を第1メータに表示することができる。
また、前記演算部は、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値と、前記表示桁数に応じた下位の桁数分の数値とを交互に前記第1メータに所定回数表示するようにしてもよい。
さらに、前記演算部は、前記積算走行距離を最上位桁から下位桁に向かって前記第1メータに順にスクロール表示させると、操作者が積算走行距離を認識しやすい。
本発明に係る走行距離表示装置によれば、積算走行距離が所定の表示桁数による表示最大値を超えるオーバフローが発生した後には、メインスイッチの操作時に積算走行距離のうち表示桁数よりも上位桁の数値を第1メータに所定時間表示する。従って、オーバフローが発生した回数を表示することができ、しかも、その表示は簡潔であって操作者にとって目障りとなることがない。
また、この表示は第1メータを用いることから、新たなメータや新たな表示桁部を増設する必要がない。
以下、本発明に係る走行距離表示装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図9を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る走行距離表示装置10は、自動二輪車12におけるハンドルの近傍に設けられるインスツルメントパネルであり、車軸の回転に対応してパルス信号を発生する速度センサ14、燃料センサ16、エンジン油温センサ18、エンジン回転数センサ20等が接続されている。
図2に示すように、走行距離表示装置10は、操作者(運転者及びメンテナンス者等)から容易に視認される箇所に設けられた表示部22と、イグニッションスイッチ(メインスイッチ)24と、トリップメータ(第2メータ)30の表示を0にリセットするリセットスイッチ26と、セレクトスイッチ28とを有する。
表示部22は、前記トリップメータ30と、積算走行距離が表示されるオドメータ(第1メータ)32と、前記速度センサ14の信号に基づいて車速を表示する速度メータ34と、前記エンジン回転数センサ20の信号に基づいてエンジン回転数を表示するタコメータ36とを有する。また、表示部22は、前記エンジン油温センサ18の信号に基づいてエンジン油温を表示するエンジン油温メータ38と、前記燃料センサ16の信号に基づいて燃料残量が少ないことを示す燃料エンプティランプ40と、ウィンカースイッチ(図示せず)に連動して点灯するウィンカーインジケータランプ42と、時刻を表示するクロック表示部44等を有する。トリップメータ30、オドメータ32、速度メータ34、エンジン油温メータ38及びクロック表示部44は液晶による0〜9の数値表示形式(例えば、7セグメント形式)となっている。このうち、トリップメータ30は0.1[km]単位の4桁表示であり、オドメータ32は1[km]単位の5桁表示である。
図3に示すように、走行距離表示装置10は、トリップメータ30、オドメータ32等の液晶表示部の表示制御を行う制御部50を有し、該制御部50はイグニッションスイッチ24に連動して駆動される。つまり、制御部50はイグニッションスイッチ24がオンとなることによりバッテリ52から電力供給を受け、電源回路54を介した電気が供給されて駆動される。
制御部50は、演算部としてのCPU(Central Processing Unit)56と、記録部としてのRAM(Random Access Memory)58、ROM(Read Only Memory)60及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)62と、速度センサ14が発生するパルス信号を分周してCPU56へ供給する分周回路64と、CPU56が演算した数値データを液晶表示部へ表示させるインターフェースとしての液晶表示ドライバ66とを有する。このうちEEPROM62はデータ更新が可能で不揮発性の記録手段であり、イグニッションスイッチ24がオフとなったときにも記録されたデータを保持する。EEPROM62は他の不揮発性の記録手段(例えば、フラッシュメモリ等)で置き換えてもよい。
CPU56は、例えば、ワンチップマイコンでありROM60に記録された所定のデータ及びプログラムを読み取るとともに該プログラムを実行し、RAM58、EEPROM62に対してデータの読み書きを行う。また、CPU56は、前記のとおり分周回路64を介して速度センサ14が発生するパルス信号を読み取り可能であるとともに、燃料センサ16、エンジン油温センサ18、エンジン回転数センサ20及びリセットスイッチ26の信号を読み取り可能である。CPU56は所定のタイマー機能を有する。なお、図3においては、タコメータ36、燃料エンプティランプ40及びウィンカーインジケータランプ42等の制御手段の図示を省略している。
次に、このように構成される走行距離表示装置10の動作について図4〜図9を参照しながら説明する。走行距離表示装置10は、図示しないキーをイグニッションスイッチ24に差し込み回転させることによりバッテリ52から電力が供給されて、制御部50のCPU56が動作を開始する。該CPU56は、ROM60に記録されたプログラムを読み込み所定の開始アドレスに記録された部分から順にプログラム動作を実行する。実際上、走行距離表示装置10における液晶表示部は制御部50により制御され、その表示はROM60に記録されるプログラムの内容によって種々の異なる表示とすることが可能である。以下の説明では、第1〜第3のプログラムに基づく動作を順に説明する。また、特に断らない限り表記したステップの番号順に実行されるものとする。
第1のプログラムは、イグニッションスイッチ24がオンとなったときに最初に実行される初期処理動作(図4参照)と、その後に実行される積算処理動作(図5参照)とに分けられる。
図4に示すように、第1のプログラムに基づく初期処理動作では、最初のステップS1において、EEPROM62からトリップデータとオドデータとを読み出す。トリップデータ及びオドデータは後述する積算処理動作において記録された積算走行距離のデータであり、トリップメータ30及びオドメータ32の表示の基礎となるものである。トリップデータは必要に応じてリセットスイッチ26の操作によって0にリセット可能であり、一方、オドデータはリセットスイッチ26の操作によって不変でって、自動二輪車12の全積算走行距離を示す。
トリップデータはトリップメータ30に合わせて0.1[km]単位のデータとなっており、オドデータはオドメータ32に合わせて1[km]単位のデータとなっている。以下、トリップデータの値をTRIP、オドデータの値をODOとして記す。また、イグニッションスイッチ24をオンにしたとき、ODO=135224[km]であるものとして説明する。
ステップS2において、TRIPをトリップメータ30に表示する。具体的には、バイナリデータであるTRIPを10進数に変換した後、各桁の数値と表示させるセグメントに関する情報とを液晶表示ドライバ66に供給することによりトリップメータ30に表示する。セグメントに関する情報は、数値が右詰めで表示されるように設定される。
ステップS3において、リセットスイッチ26の信号を調べ、リセットスイッチ26がオンであるときにはステップS4へ移り、オフであるときにはステップS10へ移る。なお、前記ステップS1及びステップS2の実行時間は極めて短時間であることから、イグニッションスイッチ24をオンする際に同時にリセットスイッチ26をオンにしておく場合にステップS4へ移ることとなる。
ステップS4において、ODOがオドメータ32の表示桁数である5桁で表示可能な最大値の99999を超えているか否かを調べる。ODO>99999である場合にはステップS5へ移り、ODO≦99999である場合にはステップS10へ移る。
ステップS5において、ODOの6桁以上の部分(つまり、オドメータ32の表示桁数よりも上位桁の数値)を抽出してパラメータODO_Aに代入する。具体的には、整数演算でODO_A←ODO/100000とすればよい。ODOを32ビット形式とする場合、10進数で最大10桁まで表現可能であることから、ODO_AはODOの6〜10桁目が抽出されることとなる。より具体的には、ODO=135224[km]である場合、ODO_A=1である。
ステップS6において、パラメータODO_Aをオドメータ32に表示する。パラメータODO_Aをオドメータ32に表示させた後、タイマー処理により1秒間待機し、その後次のステップS7へ移る。つまり、このステップS6を実行することによって、ODOの6桁以上の部分の数値「1」がオドメータ32に1秒間表示されることになる。
ステップS7において、ODOの下位5桁を示すパラメータODO_Bを求めて、オドメータ32に表示する。つまり、ODO_B←ODO−ODO_A×100000、として求めたパラメータODO_Bを前記ステップS2と同様の処理にオドメータ32に表示させればよい。パラメータODO_Bをオドメータ32に表示させた後、タイマー処理により1秒間待機し、その後次のステップS8へ移る。
すなわち、このステップS7を実行することによって、ODOの下位5桁の部分である「35224」がオドメータ32に1秒間表示されることになる。
ステップS8において、初期状態で0となっているカウンタIをI←I+1としてインクリメントする。
ステップS9において、カウンタIが5に達しているか否かを調べ、I=5であるときにはステップS10へ移り、I<5であるときにはステップ6へ戻る。これにより、ステップS6及びステップS7は5回繰り返して実行されることになり、図5に示すように、ODOの6桁以上の部分「1」と下位5桁の部分「35224」が1秒間ずつ合計10秒間交互に繰り返し表示されることになる。
ステップS10において、前記ステップS7と同様にODOの下位5桁をオドメータ32に再表示する。このステップS10を実行することによって、初期処理動作を終了し積算処理動作に移る。
図6に示すように、積算処理動作では、最初のステップS101において、リセットスイッチ26の信号を調べ、リセットスイッチ26がオンであるときにはステップS102へ移り、オフであるときにはステップS104へ移る。
ステップS102において、TRIP←0としてトリップデータをリセットする。
ステップS103において、0にリセットしたトリップデータをEEPROM62に記録する。
ステップS104において、分周回路64の信号を調べ、分周パルスが発生したか否かを確認する。分周パルスの発生が確認されたときにはステップS105へ移り、分周パルスがないときにはステップS101へ戻る。なお、分周回路64は速度センサ14が発生するパルスを分周して走行距離0.1[km]毎に1つの分周パルスをCPU56へ供給するものとする。
ステップS105において、トリップデータをTRIP←TRIP+1としてインクリメントする。
ステップS106において、トリップデータをEEPROM62に記録・更新する。
ステップS107において、初期状態で0となっているカウンタCをC←C+1としてインクリメントする。
ステップS108において、カウンタCが10に達しているか否かを調べ、C=10であるときにはステップS109へ移り、I<10であるときにはステップ112へ移る。
ステップS109においては、0.1[km]単位にインクリメントされるカウンタCがC=10となっていることから、1[km]単位のオドデータであるODOをODO←ODO+1としてインクリメントする。
ステップS110において、C←0としてカウンタCをリセットする。
ステップS111において、オドデータであるODOをEEPROM62に記録・更新する。このとき、ODOがオドメータ32の表示桁数である5桁で表示可能な最大値の99999を超えているオーバフローの場合であっても、そのODOをそのままEEPROM62に記録する。つまり、ODOを10進数として判断する場合、6桁以上の部分がEEPROM62に記録されることによって、その部分はオーバフローが発生した回数(以下、オーバフロー回数という)を示す情報として利用可能となる。実際上は、ODOは10進数に変換することなくバイナリデータのままEEPROM62に記録してよい。
ステップS112において、前記ステップS2と同様にトリップデータであるTRIPをトリップメータ30に表示させるとともに、前記ステップS10と同様にODOの下位5桁の部分をオドメータ32に表示する。
なお、ステップS112においては、表示する数値の上位の桁が0であるときには、オーバフローの発生前と発生後で表示を以下のように変えてもよい。すなわち、ODOの下位5桁が「00705」であるときには、オーバフローの発生前には上位の「0」を省略して「705」として3桁で表示し、オーバフローの発生後には「00705」と5桁で表示してもよい。これにより、ODOの下位5桁が「00001」〜「09999」の範囲であるときには、上位の桁に「0」を表示するか否かによりオーバフローの発生の有無を明示できる。
この後、ステップS101へ戻り、ステップS101〜S112の処理をイグニッションスイッチ24がオフとなるまで繰り返し実行する。なお、EEPROM62はデータの記録に時間がかかるとともに、記録回数に制限がある場合があるため、ステップS106及びステップS111の処理のようにトリップデータ及びオドデータを逐次記録することなく、イグニッションスイッチ24がオフとなったときにまとめて記録するようにしてもよい。この場合、所定の電源オフ遅延回路を用いて、制御部50に対する電源がオフとなる時間を遅延させ、この間にイグニッションスイッチ24がオフになったことを認識してトリップデータ及びオドデータをEEPROM62にまとめて記録するとよい。また、カウンタCもEEPROM62に記録し、前回終了時のカウンタCの値に基づいてカウントを継続するようにしてもよい。
さらに、ステップS101〜S103の処理及びステップS104〜S112の処理は、それぞれリセットスイッチ26のオン信号及び分周回路64の分周パルスによる割り込み処理によって実行されるようにしてもよい。
このように、第1のプログラムに基づく処理によれば、走行距離表示装置10は、ODOがオドメータ32の表示桁数の5桁で表示可能な最大値99999を超えたときにODOをそのままEEPROM62に記録している。また、前期ステップS3においてODOを閾値99999と比較し、ODO>99999であるときにはODOの6桁以上の部分をオドメータ32に表示することにより、操作者はオーバフロー回数を認識することができる。
しかも、このオーバフロー回数はオドメータ32に表示させることから、新たなメータや新たな表示桁部を増設する必要がない。従って、走行距離表示装置10を廉価かつコンパクトに保つことができる。特に、自動二輪車12では走行距離表示装置10は前方から風が当たるため空気抵抗を考慮する必要があるが、走行距離表示装置10をコンパクトに保つことにより、空気抵抗が増加することを防止できる。
また、オーバフロー回数の表示は、イグニッションスイッチ24をオンするときに同時にリセットスイッチ26をオンしているときにのみ有効となることから、操作者の意思により表示・非表示を選択可能である。しかも、その選択のための指示は、従来から設けられているリセットスイッチ26を指示部として兼用することができ、コストアップを抑制できる。
さらに、オーバフロー回数の表示は最初の1秒間のみの簡潔な表示であることから、該表示が操作者にとって目障りとなることがない。実際上、オーバフロー回数の表示時間は3秒以下に設定することにより操作者に対して目障りとなることを防止でき、一層好ましくは0.5秒以上3秒以下とするとよい。
オドデータは、自動二輪車12の全積算走行距離であることから、頻繁に再確認する必要はなく、イグニッションスイッチ24をオンにした直後の所定時間だけ正確な値を確認できれば十分である。
さらにまた、仮に、速度センサ14が発生するパルスの代わりに高周波の擬似パルスを分周回路64に加えるような操作が行われ、オーバフローが発生した場合であっても、オーバフローが発生したという情報(つまりODOの6桁以上の部分)がEEPROM62に記録され、そのオーバフロー回数が表示可能である。従って、オドデータの不正改ざんが防止される。
走行距離表示装置10におけるオドメータ32は実際の桁数よりも大きい数値を表示することが可能であることから、ハードウェア上の表示桁数をより少なく(例えば、4桁)してもよい。
次に、第2のプログラムに基づく動作を説明する。第2のプログラムは、前記第1のプログラムにおける積算処理動作に相当する部分は同じ処理であり、初期処理動作のみが異なる。
図7に示すように、第2のプログラムに基づく初期処理動作では、最初のステップS201〜S204は第1のプログラムにおけるステップS1〜S4と同じ処理であり、ステップS203及びS204において分岐判断の条件が不成立であるときにはステップS205へ移る。該ステップS205においては、前記ステップS11と同様にODOの下位5桁をオドメータ32に表示して初期処理動作を終了する。一方、ステップS204における分岐判断の条件が成立するときにはステップS206へ移る。
ステップS206において、カウンタIに初期値として1を代入する。
ステップS207において、その時点におけるODOの桁数Nを調べる。例えば、10進表示でODO=135224であればN=6である。
ステップS208において、ODOの上位I桁を抽出して所定のパラメータPに代入する。カウンタIは初期状態でI=1であり、ODO=135224[km]であることから、P←1となる。
また、カウンタIは後のステップS211においてインクリメントされることから、ステップS208が実行される度にパラメータPが更新される。つまり、I=1、2、3、4、5及び6と更新され、その都度パラメータPは、P=1、13、135、1352、13522及び135224と更新される。ODOの上位I桁を抽出する手順は、前記ステップS5において記載した手順に準じて行えばよい。
ステップS209において、パラメータPのうち下位の5桁をオドメータ32に表示する。つまり、I≦5であるときには、パラメータPの値をそのままオドメータ32に表示し、I>5であるときには、パラメータPのうち下位5桁の「35224」をオドメータ32に表示する。この後、タイマー処理により1秒間待機し、その後次のステップS210へ移る。
ステップS210において、カウンタIと桁数Nとを比較し、I<NであるときにはステップS211へ移り、I=Nであるときには初期処理動作を終了して積算処理動作(図5参照)へ移る。
ステップS211においては、カウンタIをI←I+1としてインクリメントし、この後、ステップS208へ移る。
このように、第2のプログラムに基づく初期処理動作においては、カウンタIの値に基づいてステップS208〜ステップS211を繰り返し実行することにより、オドメータ32にはオドデータのODOが最上位桁から下位桁に向かって順にスクロール表示される。つまり、図8に示すように、「1」、「13」、「135」、「1352」、「13522」及び「35224」が1秒間隔で順に表示される。従って、操作者はODOが6桁以上であっても、オドデータの正確な値を認識することができる。しかもオドデータはスクロール表示という簡潔で極めて分かりやすい表示方式で表示されることから、操作者は操作マニュアル等を確認することなく6桁以上のオドデータを認識することができる。
次に、第3のプログラムに基づく動作を説明する。第3のプログラムは、前記第1のプログラムにおける積算処理動作に相当する部分は同じ処理であり、初期処理動作のみが異なる。
図9に示すように、第3のプログラムに基づく初期処理動作では、最初のステップS301及びS302はそれぞれ第1のプログラムにおけるステップS1及びS2と同じ処理である。前記ステップS3の処理(リセットスイッチの確認処理)は省略されており、リセットスイッチ26のオン・オフに拘わらずステップS303以降の処理が実行される。
ステップS303において、前記ステップS4と同様にODOと閾値99999とを比較し、ODO>99999である場合にはステップS304へ移り、ODO≦99999である場合にはステップS306へ移る。
ステップS304において、前記ステップS5と同様にODOの6桁以上の部分を抽出してパラメータODO_Aに代入する。
ステップS305において、前記ステップS6と同様に、パラメータODO_Aをオドメータ32に表示し、1秒間待機した後に次のステップS306へ移る。
ステップS306において、ODOの下位5桁を示すパラメータODO_Bを求めてオドメータ32に表示する。この後、初期処理動作を終了して積算処理動作(図5参照)へ移る。
このように、第3のプログラムに基づく初期処理動作においては、イグニッションスイッチ24がオンとなったときに、自動的にODOの6桁以上の部分が1秒間オドメータ32に表示される。従って、5桁のオドメータ32で6桁以上のODOの正確な値を認識することができる。また、ODOの6桁以上の部分は、リセットスイッチ26等の操作に拘わらず表示されることから、操作マニュアル等を参照する必要がない。
なお、第1〜第3のプログラムは、その機能の一部を組み合わせ、又は省略して用いてもよいことはもちろんであり、例えば、第2のプログラムにおいてリセットスイッチ26の状態判断の処理であるステップS203を省略してもよい。
また、前記ステップS111においては、走行積算距離を示すODOをそのままEEPROM62に記録するものとして説明したが、ODOの下位5桁と、6桁以上の部分とを分離して記録してもよい。この場合においてもODOの6桁以上の部分がオーバフロー回数を示す情報として表示可能である。
本発明に係る走行距離表示装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成をとり得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る走行距離表示装置を備える自動二輪車の概略側面図である。 本実施の形態に係る走行距離表示装置の平面図である。 本実施の形態に係る走行距離表示装置の機能ブロック図である。 走行距離表示装置が第1のプログラムに基づいて動作する場合の初期処理動作の手順を示すフローチャートである。 走行距離表示装置が第1のプログラムに基づいて動作する場合のオドメータの表示変化を示す模式図である。 走行距離表示装置が第1のプログラムに基づいて動作する場合の積算処理動作の手順を示すフローチャートである。 走行距離表示装置が第2のプログラムに基づいて動作する場合の初期処理動作の手順を示すフローチャートである。 走行距離表示装置が第2のプログラムに基づいて動作する場合のオドメータの表示変化を示す模式図である。 走行距離表示装置が第3のプログラムに基づいて動作する場合の初期処理動作の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…走行距離表示装置 12…自動二輪車
14…速度センサ 22…表示部
24…イグニッションスイッチ 26…リセットスイッチ
30…トリップメータ 32…オドメータ
50…制御部 52…バッテリ
56…CPU 58…RAM
60…ROM 62…EEPROM
64…分周回路 66…液晶表示ドライバ

Claims (5)

  1. 車両の積算走行距離を所定の表示桁数の第1メータに表示する走行距離表示装置において、
    前記車両のメインスイッチに連動し、前記車両の走行に応じて発生するパルス信号を積算して前記積算走行距離を求める演算部を有し、
    前記演算部は、前記積算走行距離を所定の記録部に記録するとともに、前記メインスイッチが操作されたときに前記記録部に記録された前記積算走行距離が前記表示桁数による表示最大値を超えているときには、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに所定時間表示することを特徴とする走行距離表示装置。
  2. 車両の積算走行距離を所定の表示桁数の第1メータに表示する走行距離表示装置において、
    リセットスイッチの操作によって前記積算走行距離の表示が0にリセットされる第2メータと、
    前記車両のメインスイッチに連動し、前記車両の走行に応じて発生するパルス信号を積算して前記積算走行距離を求める演算部と、
    を有し、
    前記演算部は、前記積算走行距離を所定の記録部に記録するとともに、前記メインスイッチが操作されたときに前記リセットスイッチが同時に操作されている場合で、且つ前記記録部に記録された前記積算走行距離が前記表示桁数による表示最大値を超えているときには、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値を前記第1メータに所定時間表示することを特徴とする走行距離表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の走行距離表示装置において、
    前記演算部は、前記所定時間の経過後、前記積算走行距離のうち前記表示桁数に応じた下位の桁数分の数値を前記第1メータに表示することを特徴とする走行距離表示装置。
  4. 請求項1又は2記載の走行距離表示装置において、
    前記演算部は、前記積算走行距離のうち前記表示桁数よりも上位桁の数値と、前記表示桁数に応じた下位の桁数分の数値とを交互に前記第1メータに所定回数表示することを特徴とする走行距離表示装置。
  5. 請求項1又は2記載の走行距離表示装置において、
    前記演算部は、前記積算走行距離を最上位桁から下位桁に向かって前記第1メータに順にスクロール表示させることを特徴とする走行距離表示装置。
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