JP2003031668A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003031668A
JP2003031668A JP2001214011A JP2001214011A JP2003031668A JP 2003031668 A JP2003031668 A JP 2003031668A JP 2001214011 A JP2001214011 A JP 2001214011A JP 2001214011 A JP2001214011 A JP 2001214011A JP 2003031668 A JP2003031668 A JP 2003031668A
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直樹 矢田
Hisanori Ito
久範 伊東
Kazuyoshi Shiba
和佳 志波
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Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 寄生サイリスタ構造に起因するラッチアップ
が起こりにくくすること、またウェルで発生したノイズ
が接合容量を介して他の電源に回りこむことによる回路
動作の信頼性低下を回避して、半導体装置の信頼性を向
上させる。 【解決手段】 半導体基板1Sにおいて、nMISQn
1が配置されたp型ウエルPWL1をn型ウエルNWL
5で取り囲み、これに隣接するように同一の半導体基板
1Sに設けられたpMISQp1が配置されたn型ウエ
ルNWL1から電気的に分離した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置技術に
関し、特に、同一の半導体基板にnチャネル型の電界効
果トランジスタおよびpチャネル型の電界効果トランジ
スタを有する半導体装置に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らが検討したのは、例えばダブ
ルウエル構造と称するウエル構造に相補型トランジスタ
を設けるものである。この構造では、同一の半導体基板
にpウエルおよびnウエルを接した状態で半導体基板の
主面に沿って並んで設け、その各々のウエルの領域にそ
れぞれnチャネル型の電界効果トランジスタおよびpチ
ャネル型の電界効果トランジスタを設けている。
【0003】なお、ダブルウエル構造については、例え
ば日刊工業新聞社、昭和62年9月29日発行、「CM
OSデバイスハンドブック」p355,p356に記載
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記同一の
半導体基板にnチャネル型の電界効果トランジスタおよ
びpチャネル型の電界効果トランジスタを設ける半導体
装置技術においては、以下の課題があることを本発明者
らは見い出した。
【0005】すなわち、nチャネル型の電界効果トラン
ジスタ用のpウエルとpチャネル型の電界効果トランジ
スタのnウエルとが接続されていることにより、寄生サ
イリスタ構造に起因するラッチアップが起こり易いとい
う課題がある。また、ウエルで発生したノイズが接合容
量を介して他の電源に回り、回路動作の信頼性を低下さ
せる問題がある。この課題は、特に、半導体装置の入出
力回路領域における静電破壊用のnチャネル型の電界効
果トランジスタおよびpチャネル型の電界効果トランジ
スタにおいて生じ易い。また、隣接素子間寸法の微細化
に伴って顕著となる。
【0006】本発明の目的は、半導体装置の信頼性を向
上させることのできる技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明は、半導体基板におい
て、nチャネル型の電界効果トランジスタが配置された
p型ウエルをn型ウエルで取り囲み、これに隣接するよ
うに同一の半導体基板に設けられたpチャネル型の電界
効果トランジスタが配置されたn型ウエルから電気的に
分離するものである。
【0010】また、本発明は、半導体基板のp型ウエル
にnチャネル型の電界効果トランジスタを設け、前記p
型ウエルに並んで配置されたn型ウエルにpチャネル型
の電界効果トランジスタを設けた構造を有し、寄生サイ
リスタ回路が、半導体装置の高電位供給用の電源配線
と、相対的に低電位供給用の電源配線との間に組み込ま
れないように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明を詳細に説明する前に、
本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
【0012】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0013】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0014】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0015】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0016】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0017】また、本実施の形態で用いる図面において
は、平面図であっても図面を見易くするために遮光部
(遮光膜、遮光パターン、遮光領域等)およびレジスト
膜にハッチングを付す。
【0018】また、本実施の形態においては、電界効果
トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insula
tor Semiconductor Field Effect Transistor)をMI
Sと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと
略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略
す。
【0019】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体装置を構成する半導体チップ(以
下、単にチップという)1の全体平面図を示している。
チップ1は、例えばp型の単結晶シリコン(Si)から
なる平面四角形状の小片を半導体基板(以下、単に基板
という)1Sとして有している。チップ1の中央には、
内部回路領域IAが配置されている。内部回路領域IA
には、例えばマイクロプロセッサ等のようなロジック回
路が形成されている。内部回路領域IAの外周には、周
辺回路領域PAが配置されている。この周辺回路領域P
Aには、複数の入出力回路領域I/Oがチップ1の外周
に沿って並んで配置されている。各入出力回路領域I/
Oには、入力回路、出力回路または入出力双方向回路が
形成されている。
【0021】また、周辺回路領域PAにおいて、入出力
回路領域I/Oの外周側には、各入出力回路領域I/O
毎にボンディングパッドBPが配置されている。ボンデ
ィングパッドBPは、チップ1内の全体回路とチップ1
外の装置とを接続するための外部端子である。その接続
形式として、例えばボンディングパッドBPとパッケー
ジのリードとをボンディングワイヤで接続する方式やボ
ンディングパッドBPに突起電極(バンプ電極)を形成
し、これを通じてチップ1と実装基板とを電気的に接続
する方式がある。
【0022】上記周辺回路領域PAにおいて、内部回路
領域IAの外側であってボンディングパッドBPの配置
領域の内側には、チップ1の外周に沿って環状に2つの
電源配線2VCC,2VSSが配置されている。電源配線2
VCCは、相対的に高い電源電圧を供給する配線である。
電源電位VCCは、例えば5V、3.3Vまたは1.8V
程度である。また、電源配線2VSSは、基準電位を形成
するための相対的に低い電源電圧を供給する配線であ
る。電源電位VSSは、例えば0V程度である。
【0023】図2および図3は、図1の入出力回路領域
I/Oに形成された入力バッファ回路IPBおよび出力
バッファ回路OPBの回路図の一例をそれぞれ示してい
る。
【0024】図2に示すように、入力バッファ回路IP
BにおけるボンディングパッドBPは、入力保護回路3
Aを介して入力初段バッファ回路4Aに接続され、さら
に内部回路に接続されている。入力保護回路3Aは、静
電破壊等から内部回路を保護する回路であり、2つのp
MISQp1,Qp2と、2つのnMISQn1,Qn
2と、入力保護抵抗R1とを有している。pMISQp
1,Qp2およびnMISQn1,Qn2は、ダイオー
ド接続されている。入力保護回路3AのpMISQp1
およびnMISQn1は、基本的にインバータ構成とな
っている。このpMISQp1およびnMISQn1は
ボンディングパッドBPと最初に接続される素子でもあ
り、これら素子の配置領域でラッチアップが生じ易い。
その対策のための詳細な説明は後述するが、そのための
一構成として、本実施の形態においては、nMISQn
1が配置されたp型ウエルをn型ウエルによって取り囲
む構成とされている(NISO構造)。一方、入力初段
バッファ回路4Aは、CMIS(Complementary MIS)
インバータ回路からなり、pMISQp3およびnMI
SQn3を有している。
【0025】図3に示すように、出力バッファ回路OP
BのボンディングパッドBPは、出力保護回路3Bを介
して出力初段バッファ回路4Bに接続され、さらに内部
回路に接続されている。出力保護回路3Bは、静電破壊
等から内部回路を保護する回路であり、CMISインバ
ータ回路で構成され、pMISQp4およびnMISQ
n4を有している。この出力保護回路3Bの素子は、ボ
ンディングパッドBPと最初に接続される素子でもあ
り、これら素子の配置領域でラッチアップが生じ易い。
その対策のための詳細な説明は後述するが、そのための
一構成として、本実施の形態においては、上記と同様に
nMISQn4が配置されたp型ウエルをn型ウエルに
よって取り囲む構成とされている(NISO構造)。一
方、出力初段バッファ回路4Bは、CMISインバータ
回路からなり、pMISQp5およびnMISQn5を
有している。
【0026】図4は、本実施の形態の入出力回路領域I
/Oの平面構成の一例を示している。入出力回路領域I
/Oには、上記ボンディングパッドBP、メインバッフ
ァ回路領域MBA、入力保護抵抗R1、入力バッファ回
路領域IBA、プリ出力バッファ回路領域POBA、レ
ベルダウンシフタ回路領域LDA、レベルアップシフタ
回路領域LUA、ロジック回路領域LGAおよびダイオ
ード領域DAが配置されている。
【0027】メインバッファ回路領域MBAの回路は、
出力時には、静電破壊対策用の回路として、また、出力
ドライバーとして機能し、入力時は、静電破壊対策用の
クランプMISとして機能する。このメインバッファ回
路領域MBAには、nMIS領域NMAおよびpMIS
領域PMAが図4の右方向に沿って順に隣接して配置さ
れている。このnMIS領域NMAおよびpMIS領域
PMAのMISによってメインバッファ回路が形成され
ている。nMIS領域NMAは、基板1Sのp型ウエル
PWL1内に設けられている。一方、pMIS領域PM
Aは、基板1Sのn型ウエルNWL1内に設けられてい
る。ラッチアップを起こし易い場所は、メインバッファ
回路領域MBAのnMISとpMISとの間である。こ
れは、ボンディングパッドBPに所定の電圧を印加する
と、そのnMISおよびpMISのソースおよびドレイ
ン用の半導体領域に高電圧が印加され、しかも、そのp
MISおよびnMISには、それぞれ電源電位VCC,V
SSが接続されるので、一度、寄生バイポーラによるサイ
リスタがオンすると、この間でラッチアップが生じるか
らである。そこで、本実施の形態においては、そのnM
ISが設けられるp型ウエルPWL1をn型ウエルによ
って取り囲み、電気的に分離する上記NISO構造を採
用した。また、図4の上下に、これらの回路領域を挟む
ように、pウエルPWLSを設けている。このpウエル
PWLSは、基板1Sに電位を供給するための領域であ
る。このような構造を採用したことにより、後ほど詳細
に説明するように、ラッチアップ耐性を向上させること
が可能となっている。
【0028】メインバッファ回路領域MBAの後段に
は、入力保護抵抗R1、入力バッファ回路領域IBAお
よびプリ出力バッファ回路領域POBAが配置されてい
る。入力保護抵抗R1は、例えば多結晶シリコンからな
り、入力時のゲート絶縁破壊を抑制または防止する機能
を有している。入力バッファ回路領域IBAの入力バッ
ファ回路は、入力のセンス回路としての機能を有してお
り、その領域には、nMISおよびpMISが配置され
ている。そのnMISは基板1Sのp型ウエルPWL2
に設けられ、そのpMISは基板1Sのn型ウエルNW
L2内に設けられている。プリ出力バッファ回路領域P
OBAのプリ出力バッファ回路は、メインバッファ回路
のドライブ用回路としての機能を有している。プリ出力
バッファ回路領域POBAには、nMISおよびpMI
Sが配置されており、そのnMISは基板1Sのp型ウ
エルPWL2に設けられ、そのpMISは基板1Sのn
型ウエルNWL2内に設けられている。
【0029】入力バッファ回路領域IBAおよびプリ出
力バッファ回路領域POBAの後段には、レベルダウン
シフタ回路領域LDAおよびレベルアップシフタ回路領
域LUAが配置されている。レベルダウンシフタ回路お
よびレベルアップシフタ回路は、ロジック回路の論理
と、高電圧で動作する入出力バッファ回路とのインター
フェイス回路としての機能を有している。レベルダウン
シフタ回路領域LDAでは、例えば5V程度の電圧を
1.8V程度に降圧する機能を有しており、nMISお
よびpMISが配置されている。レベルアップシフタ回
路領域LUAでは、例えば1.8V程度の電圧を5V程
度に昇圧する機能を有しており、nMISおよびpMI
Sが配置されている。レベルダウンシフタ回路領域LD
Aおよびレベルアップシフタ回路領域LUAのpMIS
は、基板1Sのn型ウエルNWL2またはn型ウエルN
WL3内に設けられ、nMISは基板1Sのp型ウエル
PWL3内に設けられている。
【0030】レベルダウンシフタ回路領域LDAおよび
レベルアップシフタ回路領域LUAの後段には、ロジッ
ク回路領域LGAおよびダイオード領域DAが配置され
ている。ロジック回路領域LGAの回路は、入出力バッ
ファ回路の動作を制御する論理回路であり、nMISお
よびpMISを有している。そのpMISは、n型ウエ
ルNWL3内に設けられ、nMISは、p型ウエルPW
L4内に設けられている。このn型ウエルNWL3およ
びp型ウエルPWL4は、n型ウエルNWL4によって
取り囲まれている(NISO構造)。これにより、ラッ
チアップ対策とともに、ロジック回路にノイズが入るこ
とや逆にロジック回路側のノイズが他の回路領域に伝搬
するのを抑制または防止できる。このロジック回路の動
作電圧は、例えば1.8V程度である。ダイオード領域
DAは、p型ウエルPWL5内に設けられている。
【0031】図5は、図4のメインバッファ回路領域M
BAの拡大平面図を示している。図6〜図10は、それ
ぞれ図5のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線お
よびE−E線の断面図である。
【0032】基板1Sは、例えばp型の単結晶シリコン
からなる。この基板1Sの主面(デバイス形成面)にお
いて、nMIS領域NMAの中央には、例えば平面四角
形状の活性領域LNが配置されている。この活性領域L
Nは、nMISQn1の活性領域であり、p型ウエルP
WL1(第1のp型ウエル)内に設けられている。すな
わち、nMISQn1のウエルは、p型ウエルPWL1
で定義されている。p型ウエルPWL1には、例えばホ
ウ素(B)または二フッ化ホウ素(BF2)が含有され
ている。nMISQn1は、ソースおよびドレイン用の
+型の半導体領域5s,5d、ゲート絶縁膜6aおよ
びゲート電極7aを有している。ソースおよびドレイン
用のn+型の半導体領域5s,5dには、例えばリン
(P)またはヒ素(As)が含有されている。ゲート絶
縁膜6aは、例えば酸化シリコン(SiO2)からなる
が、酸窒化膜(SiON)や強誘電体膜を用いても良
い。ゲート電極7aは、例えば低抵抗多結晶シリコン膜
の単体膜からなるが、その上にコバルトシリサイド(C
oSi2)等のようなシリサイド層を設けたポリサイド
ゲート電極構造や多結晶シリコン膜上に窒化タングステ
ン(WN)等のようなバリア金属膜を介してタングステ
ン(W)膜等のような金属膜を堆積してなるポリメタル
ゲート電極構造としても良い。
【0033】p型ウエルPWL1内においてその外周近
傍には、平面環状のp型ウエルPWL1a(第2のp型
ウエル)が設けられている。このp型ウエルPWL1a
は、基板1Sの主面からp型ウエルPWL1よりも浅い
位置まで不純物が拡散されて形成されている。p型ウエ
ルPWL1aには、p型ウエルPWL1と同じ不純物が
含有されているが、その不純物濃度は、p型ウエルPW
L1,PWL1aの両方の不純物が導入されるので、p
型ウエルPWL1の不純物濃度よりも高くなっている。
これにより、寄生バイポーラトランジスタのベース抵抗
を下げることができるので、ラッチアップ耐性を向上さ
せることが可能となっている。このp型ウエルPWL1
a上には、それに沿うように平面環状のガードリングG
L1が配置されている。このガードリングGL1は、ガ
ードリングGL1に沿って配置された複数のコンタクト
ホールを通じてp型ウエルPWL1aの上部に設けられ
たp+型の半導体領域10aと電気的に接続されてい
る。このガードリングGL1を通じてp型ウエルPWL
1a,PWL1に所定の電圧が供給されるようになって
いる。
【0034】このp型ウエルPWL1,PWL1aは、
n型ウエルNWL5(第1のn型ウエル)によって全体
的に取り囲まれている。n型ウエルNWL5は、基板1
Sにおいてp型ウエルPWL1,PWL1aよりも深い
位置に埋め込まれるように設けられたn型ウエルNWL
5aと、p型ウエルPWL1,PWL1aの側面側を取
り囲むようにその側面に沿って設けられたn型ウエルN
WL5b,5cとを有している。n型ウエルNWL5b
には、n+型の半導体領域11aが設けられている。n+
型の半導体領域11aの下層には、n型ウエルNWL5
cが設けられている。このn型ウエルNWL5cは、n
型ウエルNWL5aと一部が重なり接続されている。こ
のようにn型ウエルNWL5を設けることにより、p型
ウエルPWL1,PWL1aを電気的に分離することが
できる(NISO構造)。これにより、ラッチアップ耐
性を向上させることが可能となっている。上記n型ウエ
ルNWL5b上には、それに沿うようにガードリングG
L2が配置されている。このガードリングGL2は、ガ
ードリングGL2に沿って配置された複数のコンタクト
ホールを通じて、n型ウエルNWL5bのn+型の半導
体領域11aと電気的に接続されている。このガードリ
ングGL2を通じてn型ウエルNWL5に所定の電圧が
供給されるようになっている。なお、n型ウエルNWL
5a,5b,5cには、例えばリンまたはヒ素が含有さ
れている。
【0035】この基板1Sの主面において、pMIS領
域PMAの中央には、例えば平面四角形状の活性領域L
Pが配置されている。この活性領域LPは、n型ウエル
NWL1(第2のn型ウエル)内に設けられている。す
なわち、pMISQp1のウエルは、n型ウエルNWL
1で定義されている。n型ウエルNWL1には、例えば
リン(P)またはヒ素(As)が含有されている。pM
ISQp1は、ソースおよびドレイン用のp+型の半導
体領域12s,12d、ゲート絶縁膜6aおよびゲート
電極7aを有している。ソースおよびドレイン用のp+
型の半導体領域12s,12dには、例えばホウ素また
は二フッ化ホウ素が含有されている。ゲート絶縁膜6a
およびゲート電極7aは、上記したのと同じなので説明
を省略する。
【0036】n型ウエルNWL1内においてその外周近
傍には、平面環状のn型ウエルNWL1a(第3のn型
ウエル)が設けられている。このn型ウエルNWL1a
は、基板1Sの主面からn型ウエルNWL1よりも浅い
位置まで不純物が拡散されて形成されている。n型ウエ
ルNWL1aには、n型ウエルNWL1と同じ不純物が
含有されているが、その不純物濃度は、n型ウエルNW
L1,NWL1aの両方の不純物が導入されるので、n
型ウエルNWL1の不純物濃度よりも高くなっている。
これにより、寄生バイポーラトランジスタのベース抵抗
を下げることができるので、ラッチアップ耐性を向上さ
せることが可能となっている。このn型ウエルNWL1
a上には、それに沿うようにガードリングGL3が配置
されている。このガードリングGL3は、ガードリング
GL3に沿って配置された複数のコンタクトホールを通
じて、n型ウエルNWL1aの上部のn+型の半導体領
域13aと電気的に接続されている。このガードリング
GL3を通じてn型ウエルNWL1a,NWL1に所定
の電圧が供給されるようになっている。
【0037】上記n型ウエルNWL5およびn型ウエル
NWL1a,NWL1の各々の外周には、その側面側を
取り囲むようにp型ウエルPWL6(p型の半導体領
域)が設けられている。このp型ウエルPWL6は、例
えばホウ素または二フッ化ホウ素が含有されてなり、基
板1Sと電気的に接続されている。上記p型ウエルPW
LSは、このp型ウエルPWL6の一部である。このp
型ウエルPWL6の上部には、p型ウエルPWL6に沿
ってp+型の半導体領域14aが設けられている。この
+型の半導体領域14aには、例えばホウ素または二
フッ化ホウ素が含有されている。また、p型ウエルPW
L6上には、nMIS領域NMAおよびpMIS領域P
MAの各々を取り囲むようにガードリングGL4が配置
されている。このガードリングGL4は、ガードリング
GL4に沿って配置された複数のコンタクトホールを通
じて、上記p+型の半導体領域14aと電気的に接続さ
れている。このガードリングGL4を通じてp型ウエル
PWL6および基板1Sに所定の電圧が供給されるよう
になっている。本実施の形態においては、上記NISO
構造に加えて、上記p型ウエルPWL6が、nMIS領
域NMAとpMIS領域PMAとの間に介在されている
ことにより、nMIS領域NMAのp型ウエルPWL1
と、pMIS領域PMAのn型ウエルNWL1とを電気
的に分離することができるので、ラッチアップ耐性を向
上させることが可能となっている。
【0038】次に、ラッチアップ発生の一般的なメカニ
ズムを説明した後、本実施の形態の半導体装置の作用に
ついて説明する。
【0039】図11は、本発明者が検討した一般的なイ
ンバータ回路INV50の回路図を示している。インバー
タ回路INV50は、pMISQ50とnMISQ51とを有
するCMISインバータ回路からなる。図12は、この
インバータ回路INV50が形成された基板50Sの要部
断面図を示している。基板50Sは、例えばp型の単結
晶シリコンからなり、その上部にはp型ウエル51およ
びn型ウエル52が接した状態で隣接して配置されてい
る。p型ウエル51内には、上記nMISQ51が配置
され、n型ウエル52内には、上記pMISQ50が配
置されている。このような構造では、図12に示すよう
に、寄生バイポーラトランジスタQ60〜Q63および
抵抗R50,R51を含む寄生回路が形成される。
【0040】図13は、出力端子に正の電圧が印加され
た際における寄生回路の接続状態の等価回路を示してい
る。出力端子に正の電圧を印加した場合は、寄生バイポ
ーラトランジスタQ63がオン状態となり、その雑音電
流がn型ウエル52を介して、寄生バイポーラトランジ
スタQ61がオンする。この寄生バイポーラトランジス
タQ61がオンすると、基板50Sと、p型ウエル51
を介して、寄生バイポーラトランジスタQ62がオンす
る。これにより、正帰還がかかり、寄生バイポーラトラ
ンジスタQ61,Q62からなる電流帰還ループがで
き、電源を遮断しない限り、電流が電源電位VCCから電
源電位VSSに流れ続ける。また、図14は、出力端子に
負の電圧が印加された際における寄生回路の接続状態の
等価回路を示している。出力端子に負の電圧を印加した
場合も上記と同様であり、寄生バイポーラトランジスタ
Q60がトリガとなり、寄生バイポーラトランジスタQ
61,Q62からなる電流帰還ループができる。これ
が、ラッチアップ現象である。
【0041】図15は、本実施の形態における寄生回路
の模式図であって、図8と同等の箇所を示している。本
実施の形態においては、nMISQn1のp型ウエルP
WL1をn型ウエルNWL5で取り囲み、かつ、互いに
隣接するnMISQn1とpMISQp1間においてn
型ウエルNWL5b,NWL5cとn型ウエルNWL1
aとの間に、基板1Sに電気的に接続されたp型ウエル
PWL6を設ける構造とされている。この場合、寄生バ
イポーラトランジスタQ11〜Q16および抵抗Rn
1,Rn2,Rp1,Rp2を含む寄生回路が形成され
る。なお、入力は、nMISQn1およびpMISQp
1のゲート電極7aと電気的に接続されている。出力
は、nMISQn1のドレイン用のn+型の半導体領域
5dおよびpMISQp1のソース用のp+型の半導体
領域12sと電気的に接続されている。電源電位VCC
は、n+型の半導体領域13a、pMISQp1のドレ
イン用のp+型の半導体領域12dおよびn+型の半導体
領域11aと電気的に接続されている。電源電位VSS
は、p+型の半導体領域10a,14aおよびnMIS
Qn1のソース用のn+型の半導体領域5sと電気的に
接続されている。
【0042】図16は、本実施の形態において、出力端
子に正の電圧が印加された際の寄生回路の接続状態の等
価回路を示している。出力端子に正の電圧を印加した場
合は、寄生バイポーラトランジスタQ15がオン状態と
なるが、寄生バイポーラトランジスタQ14のエミッタ
およびコレクタが、電源電位VCCに電気的に接続されて
いるので、寄生バイポーラトランジスタQ14,Q16
からなる電流帰還ループは形成されない。このため、本
実施の形態においては、出力端子に正の電圧が印加され
たとしてもラッチアップは基本的に起こらない構造とさ
れている。
【0043】また、図17は、本実施の形態において、
出力端子に負の電圧が印加された際の寄生回路の接続状
態の等価回路を示している。出力端子に負の電圧を印加
した場合は、寄生バイポーラトランジスタQ12がオン
状態となるが、寄生バイポーラトランジスタQ13のエ
ミッタおよびコレクタが、電源電位VSSに電気的に接続
されているので、寄生バイポーラトランジスタQ11,
Q13からなる電流帰還ループは形成されない。このた
め、本実施の形態においては、出力端子に負の電圧が印
加されてもラッチアップは基本的に起こらない構造とさ
れている。
【0044】このように、本実施の形態においては、ボ
ンディングパッドBPに正または負の電圧が印加されて
も、ラッチアップの原因である寄生サイリスタ回路が、
半導体装置の電源電位VCCと、電源電位VSSとの間に組
み込まれないような構造とされている。したがって、ラ
ッチアップの発生を抑制または防止することができるの
で、半導体装置の動作信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0045】また、図12に示した構造の場合は、p型
ウエル51とn型ウエル52とが接合を介して容量結合
しているので、ウエルにノイズが入ると、他方のウエル
にもノイズが伝搬する。これに対して、本実施の形態に
おいては、nMISQn1のp型ウエルPWL1と、p
MISQp1のn型ウエルNWL1とは直接的に容量結
合されておらず、基板1Sに対する給電ライン(ガード
リングGL2およびp型ウエルPWL6)およびn型ウ
エルNWL5に対する給電ライン(ガードリングGL4
およびn型ウエルNWL1a)とで分離されている。こ
れら給電ラインのインピーダンスによりノイズの伝搬を
低減または防止することが可能となっている。したがっ
て、ノイズによる半導体装置の誤動作を抑制または防止
できるので、半導体装置の動作信頼性を向上させること
が可能となる。
【0046】(実施の形態2)図18は、本発明の他の
実施の形態である半導体装置であって、前記図8と同等
箇所の要部断面図を示している。
【0047】本実施の形態2においては、図8に示した
p型ウエルPWL1aおよびn型ウエルNWL1aが形
成されていない。これ以外は、前記実施の形態1と同様
である。すなわち、本実施の形態2においても、縦構造
的にラッチアップを起こし難い回路構成となっているの
で、p型ウエルPWL1aおよびn型ウエルNWL1a
を無くすようにしている。このようにp型ウエルPWL
1aおよびn型ウエルNWL1aを無くすことにより、
入出力回路領域I/Oのレイアウト面積を縮小すること
が可能となっている。したがって、チップ1のサイズの
縮小を推進することが可能となる。
【0048】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0049】例えば前記実施の形態1,2においては、
入出力回路領域のCMISインバータ回路に対して本発
明を適用した場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば内部回路領域のCMISインバ
ータ回路に対して本発明を適用することもできる。
【0050】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロプロセッサを有する半導体装置に適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではなく、例えば
DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM
(Static Random Access Memory)またはフラッシュメ
モリ(EEPROM;Electric Erasable Programmable
Read Only Memory)等のようなメモリ回路を有する半
導体装置、マイクロプロセッサ以外の論理回路を有する
半導体装置あるいは上記メモリ回路と論理回路とを同一
基板に設けている混載型の半導体装置にも適用できる。
【0051】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).半導体基板において、nチャネル型の電界効果トラ
ンジスタが配置されたp型ウエルをn型ウエルで取り囲
み、これに隣接するように同一の半導体基板に設けられ
たpチャネル型の電界効果トランジスタが配置されたn
型ウエルから電気的に分離することにより、ラッチアッ
プの原因である寄生サイリスタ回路が回路的に構成され
ないようにすることができるので、半導体装置の信頼性
を向上させることが可能となる。 (2). 半導体基板において、nチャネル型の電界効果ト
ランジスタが配置されたp型ウエルをn型ウエルで取り
囲み、これに隣接するように同一の半導体基板に設けら
れたpチャネル型の電界効果トランジスタが配置された
n型ウエルから電気的に分離することにより、ウエルで
発生したノイズが接合容量を介して他の電源に回るのを
抑制または防止できるので、半導体装置の回路動作の信
頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を構成
する半導体チップの全体平面図である。
【図2】図1の入出力回路領域に形成された入力バッフ
ァ回路の一例の回路図である。
【図3】図1の入出力回路領域に形成された出力バッフ
ァ回路の一例の回路図である。
【図4】本発明の一実施の形態である入出力回路領域の
平面構成の一例の説明図である。
【図5】図4のメインバッファ回路領域の拡大平面図で
ある。
【図6】図5のA−A線の断面図である。
【図7】図5のB−B線の断面図である。
【図8】図5のC−C線の断面図である。
【図9】図5のD−D線の断面図である。
【図10】図5のE−E線の断面図である。
【図11】本発明者が検討した一般的なインバータ回路
の回路図である。
【図12】図11のインバータ回路が形成された半導体
基板の要部断面図である。
【図13】図12の構造において出力端子に正の電圧が
印加された際における寄生回路の接続状態の等価回路図
である。
【図14】図12の構造において出力端子に負の電圧が
印加された際における寄生回路の接続状態の等価回路図
である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体装置の作
用の説明図である。
【図16】図15の構造において出力端子に正の電圧が
印加された際における寄生回路の接続状態の等価回路図
である。
【図17】図15の構造において出力端子に負の電圧が
印加された際における寄生回路の接続状態の等価回路図
である。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 1S 半導体基板 2VCC,2VSS 電源配線 3A 入力保護回路 3B 出力保護回路 4A 入力初段バッファ回路 5s,5d n+型の半導体領域 6a ゲート絶縁膜 7a ゲート電極 10a p+型の半導体領域 11a n+型の半導体領域 12s,12d p+型の半導体領域 13a n+型の半導体領域 14a p+型の半導体領域 50S 半導体基板 51 p型ウエル 52 n型ウエル IA 内部回路領域 PA 周辺回路領域 I/O 入出力回路領域 BP ボンディングパッド IPB 入力バッファ回路 OPB 出力バッファ回路 MBA メインバッファ回路領域 NMA nチャネル型のMIS・FET領域 PMA pチャネル型のMIS・FET領域 IBA 入力バッファ回路領域 POBA プリ出力バッファ回路領域 LDA レベルダウンシフタ回路領域 LUA レベルアップシフタ回路領域 LGA ロジック回路領域 DA ダイオード領域 R1 入力保護抵抗 LN,LP 活性領域 NWL1〜NWL5 n型ウエル NWL1a n型ウエル PWL1〜PWL6 p型ウエル PWL1a p型ウエル GL1〜GL4 ガードリング Qp1〜Qp5 pチャネル型のMIS・FET Qn1〜Qn5 nチャネル型のMIS・FET Q11〜Q16 寄生バイポーラトランジスタ Rn,Rn1,Rn2 抵抗 Rp,Rp1,Rp2 抵抗 VCC 電源電位 VSS 電源電位 INV50 インバータ回路 Q50 pチャネル型のMIS・FET Q51 nチャネル型のMIS・FET Q60〜Q63 寄生バイポーラトランジスタ R50,R51 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 久範 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日立 北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 志波 和佳 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5F038 BH09 BH18 EZ20 5F048 AA02 AA03 AA07 AB03 AB04 AB05 AB06 AB07 AB10 AC10 BA01 BA12 BB05 BB08 BB09 BB11 BB12 BE02 BE03 BF17 BH05 CC01 CC09 CC15 CC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成を半導体基板に有することを
    特徴とする半導体装置;前記半導体基板に設けられた第
    1のn型ウエル、 前記第1のn型ウエル内に、その第1のn型ウエルによ
    って取り囲まれるように設けられた第1のp型ウエル、 前記第1のp型ウエル内に設けられたnチャネル型の電
    界効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルからp型の半導体領域を隔てて前
    記半導体基板の主面に沿って並んで配置された第2のn
    型ウエル、 前記第2のn型ウエルに配置されたpチャネル型の電界
    効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 以下の構成を半導体基板に有することを
    特徴とする半導体装置;前記半導体基板に設けられた第
    1のn型ウエル、 前記第1のn型ウエル内に、その第1のn型ウエルによ
    って取り囲まれるように設けられた第1のp型ウエル、 前記第1のp型ウエル内に設けられたnチャネル型の電
    界効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルに対して前記半導体基板の主面に
    沿って並んで配置された第2のn型ウエル、 前記第2のn型ウエルに配置されたpチャネル型の電界
    効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルと、前記第2のn型ウエルとの隣
    接間に介在され、前記半導体基板および給電配線と電気
    的に接続されたp型の半導体領域。
  3. 【請求項3】 以下の構成を半導体基板に有することを
    特徴とする半導体装置;前記半導体基板に設けられた第
    1のn型ウエル、 前記第1のn型ウエル内に、その第1のn型ウエルによ
    って取り囲まれるように設けられた第1のp型ウエル、 前記第1のp型ウエル内に設けられたnチャネル型の電
    界効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルからp型の半導体領域を隔てて前
    記半導体基板の主面に沿って並んで配置された第2のn
    型ウエル、 前記第2のn型ウエルに配置されたpチャネル型の電界
    効果トランジスタ、 前記第1のp型ウエルにおいて、前記第2のn型ウエル
    に対向する側に、前記第1のp型ウエルよりも不純物濃
    度が高くなるように設けられた第2のp型ウエル、 前記第2のn型ウエルにおいて、前記第1のn型ウエル
    に対向する側に、前記第2のn型ウエルよりも不純物濃
    度が高くなるように設けられた第3のn型ウエル。
  4. 【請求項4】 半導体基板に設けられた第1のn型ウエ
    ル、 前記第1のn型ウエル内に、その第1のn型ウエルによ
    って取り囲まれるように設けられた第1のp型ウエル、 前記第1のp型ウエル内に設けられたnチャネル型の電
    界効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルからp型の半導体領域を隔てて前
    記半導体基板の主面に沿って並んで配置された第2のn
    型ウエル、 前記第2のn型ウエルに配置されたpチャネル型の電界
    効果トランジスタを有し、 前記nチャネル型の電界効果トランジスタおよびpチャ
    ネル型の電界効果トランジスタは、入出力回路領域の静
    電破壊対策用素子としての機能を有することを特徴とす
    る半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板に設けられた第1のn型ウエ
    ル、 前記第1のn型ウエル内に、その第1のn型ウエルによ
    って取り囲まれるように設けられた第1のp型ウエル、 前記第1のp型ウエル内に設けられたnチャネル型の電
    界効果トランジスタ、 前記第1のn型ウエルからp型の半導体領域を隔てて前
    記半導体基板の主面に沿って並んで配置された第2のn
    型ウエル、 前記第2のn型ウエルに配置されたpチャネル型の電界
    効果トランジスタを有し、 前記nチャネル型の電界効果トランジスタおよびpチャ
    ネル型の電界効果トランジスタは、入出力回路領域の静
    電破壊対策用素子としての機能を有し、 前記nチャネル型の電界効果トランジスタおよびpチャ
    ネル型の電界効果トランジスタのゲート電極は、半導体
    装置の外部端子と電気的に接続され、 前記第1のn型ウエル、第2のn型ウエルおよびpチャ
    ネル型の電界効果トランジスタのドレイン領域は、高電
    位供給用の電源配線と電気的に接続され、 前記第1のp型ウエル、p型の半導体領域およびnチャ
    ネル型の電界効果トランジスタのソース領域は、相対的
    に低電位供給用の電源配線と電気的に接続され、 前記nチャネル型の電界効果トランジスタのドレイン領
    域とpチャネル型の電界効果トランジスタのソース領域
    とは電気的に接続されて内部回路と電気的に接続される
    構成を有することを特徴とする半導体装置。
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