JP2003020874A - ボード、および、ボードの構成方法 - Google Patents

ボード、および、ボードの構成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 森林資源保護のため、ボードのかまち材とし
て「間伐材以外の木材」を用いないようにする。 【解決手段】 (A図参照)かまち材11を合成樹脂材
料で構成する。これによりかまち材として木材を使用し
なくても良いようになる。さらに、発泡倍率1.05〜
4の発泡合成樹脂材でかまち11を構成すると、(B)
図に示すように枠部材12の取付ネジ3を容易に捻じ込
むことができ、しかも所要の強度が得られる。のりだま
り11aを設けておくと、表面板1a,1bを貼着する
ための接着剤がボードの周囲にはみ出さない。面とり又
はアール11bを設けておくと、芯材とかまち材との境
界線に対応する「表面板1a,1bの外観異常」を生じ
る虞れが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒板、白板、提示
板、およびパーテーションを含む、板状のインテリア器
具一般、並びに、その構成方法に関するものである。た
だし、合成樹脂製の板状部材の周囲をかまち材で囲むと
ともに、その両面を表面板で覆った構造のボードを適用
の対象とする。
【0002】
【従来の技術】図3は、ボードの1例としての白板の従
来技術を説明するための要部断面図である。ボード1の
芯材1cは、本図3では一部分だけが表れているが、全
体的には長方形板状をなし、発泡スチロール材で構成さ
れている。上記長方形板状の芯材1cの周囲に、細長い
長方形板状の木製かまち材1dが配設されている。かま
ち材1dで取り囲まれた芯材1cの両面が、表面板1b
で覆われている。本図3に表されているように、板状の
芯材1cと板状のかまち材1dとは等しい厚さ寸法に構
成されていて、前記表面板1a,1bが接着剤で貼着さ
れている。符号2を付して示したのは軽合金製の枠部材
であって、挟み板部2aと当て板部2bとが「ボード1
に嵌合する凹状の部分」を形成して、ボード1の周囲に
嵌め合わされ、取付ネジ3で固定されている。2cはネ
ジ覆い部であって、このネジ覆い部は省略された例も有
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したように、
従来例のボードは、そのかまち材を木材で構成されてい
た。このかまち材を木製にすると、比較的軽量で、加工
し易く、比較的安価で、取付ネジ(木ネジ)を捩じ込み
易く、所要の強度を有しているので適当だからである。
ところが、最近、地球緑化という全人類的要請に基づい
て、本邦においても森林の保護育成が法制化され、ボー
ドを構成する木材は間伐材を使用しなければならなくな
った。図4は、ボードのかまち材を間伐材で構成した場
合における技術的困難を説明するために示した模式的な
要部断面図であって、(A)は前掲の図3に示したのと
同様の従来例を描いてある。しかし、間伐材では所要寸
法の板材を切り出すことが容易でない上に、材質の均一
性が良くない。不均一の具体例として節が多い。本図4
(B)に示すように、取付ネジ3を間伐材製のかまち材
5に螺入しようとしたとき、該取付ネジ3を押し当てた
所に節が有ると捻じ込みにくく、正しい位置に捻じ込め
ない。また、間伐材は材質が不均一なので、ネジの支持
強度が不足する虞れも有る。甚だしいときは、ひび割れ
7を生じて、その結果、表面板の周辺の1部に膨出部1
eを生じ(図は膨出量を誇張して描いてある)、外観を
損ねる。
【0004】間伐材製のかまち材に関する上述の不具合
を解消するため、本図4(C)に示したように、間伐材
で作られた平行合板(LVL)製のかまち材4を用いる
ことも検討されている。しかし、平行合板の各層を形成
しているかまち材の薄板の1枚1枚が品質不均一なの
で、平行合板を用いても「どこに節が有るか分からな
い」といった不安要素は残る。間伐材で作られた薄板に
多量の固化剤を含浸させると平行合板の強度は増加する
が、衛生環境上の見地からホルムアルデヒド含有量が規
制されるので充分な機械的性質が得られない上に、次に
述べるような問題も有る。図5(A)は平行合板製かま
ち材4付近を模式的に描いた拡大断面図である。芯材1
cの周囲に平行合板製かまち材4を配設し、接着材8を
塗布して表面板1a,1bを貼着する場合、これら2枚
の表面板1a,1bを挟みつけて押圧する。詳しくは、
本図5(B)のように積み重ねてプレスで押圧する。こ
のとき、塗布された接着剤の大半は接着剤層8を形成し
て接着機能を果たすのであるが、一部分は押し出されて
接着剤の「はみ出し」9を形成する。(図5(B)参
照)接着剤はみ出し9のため、上下に隣接するボード半
製品が相互に固着して、これを引き剥がすのに多大の時
間と労力とを要する。
【0005】発泡スチロール製の芯材1cは相対的に弾
性に富み、平行合板製かまち材4は相対的に剛性が高
い。このため、接着操作の際に2枚の表面板1a,1b
を挟みつけて押圧したとき、芯材1cは厚さ寸法が減少
し、平行合板製かまち材4は圧縮されずに抵抗する。そ
の結果、両者の境界部に対応する箇所(矢印aで示す)
に微小な段差を生じる。この段差は通常の板金用計測器
(例えばダイヤルゲージ)では感知しにくい程度のもの
であるが外観に異常を生じる。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、その目的とするところは、a.森林保護に関
する法的規制(グリーン購入法等)に適合し、 b.接着剤のはみ出しに因るトラブルを生じる虞れが無
く、 c.かまち材と芯材との境界部に相当する外観の異常を
生じること無く、 d.枠部材を取付ネジで装着する作業に困難を伴わず、 e.枠部材の取付ネジに起因する外観異常を生じない、
ボード、およびその構成方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに創作した本発明方法の基本的原理は、かまち材を合
成樹脂材料で構成することである。ボード類のかまち材
として、間伐材でない木材を使用できなくなった現状
(本願発明出願時)において、「木材に代えて合成樹脂
材料を用いること」は、単なる材料の置換に過ぎないと
いう錯覚を招く虞れが有るが、これはいわゆるコロンブ
スの卵であって、単に合成樹脂材料でかまち材を構成し
てみても、イ.先に説明した接着剤のはみ出しに伴う困
難や、ロ.木材におけると同様に木ネジを螺入すること
ができないという問題や、ハ.かまち材と芯材との境界
線に対応する箇所に外観異常を生じるという不具合は解
決しない。間伐材以外の木材を使用できなくなった現状
において、間伐材製の角材を用いたり、間伐材製の平行
合板を用いたりするという範囲内での改良,工夫から脱
却して、合成樹脂製かまち材によって生じる種々の新た
な問題を解決する技術の創作を前提として、はじめて合
成樹脂材料でかまちを構成し得たものである。
【0008】以上に説明した原理に基づいて請求項1に
係る発明方法の構成は、平板状部材である芯材の周囲
に、該芯材とほぼ同じ厚さの細長い板状のかまち材を配
置するとともに、上記芯材およびかまち材の両側の面の
それぞれに表面板を貼着するボードの構成方法におい
て、前記のかまち材を合成樹脂材料によって構成するこ
とを特徴とする。この請求項1の発明方法によると、ボ
ードのかまち材として木材を用いないので、森林資源の
保護という社会的要請に沿うことができ、森林保全に関
する法的規制に適合する。
【0009】請求項2に係る発明方法の構成は、前記請
求項1の発明の構成要件に加えて、前記かまち材の、表
面板を接着する面に、その長手方向の溝状をなすのりだ
まり(糊溜り)を設けて、接着剤がボードの端面に押し
出されることを防止し、ないしは軽減させることを特徴
とする。以上に説明した請求項2の発明方法によると、
芯材の周囲にかまち材を配置した状態において、該かま
ち材の外周縁の内側に溝状ののりだまりが形成されるの
で、余分の接着剤は該のりだまりに捕捉され、ボードの
外周に押し出されない。このため、接着剤のはみ出しに
因るトラブルは未然に防止される。
【0010】請求項3に係る発明方法の構成は、前記請
求項1または請求項2の発明の構成要件に加えて、前記
細長い板状のかまち材の、芯材に対向する細長い長方形
(これに類似した形状を含む)の長辺に相当する2本の
稜の少なくとも片側の稜に、面取りを旋し、もしくは、
アールを付することにより、かまち材の内側の縁がボー
ドの表面板の外観に現れないようにすることを特徴とす
る。以上に説明した請求項3の発明方法によると、表面
板を接着するために押圧力を加えたとき、かまち材の稜
の部分に面取りが施され、もしくはアールを付されてい
るので、この稜の付近「圧力分布の著しい勾配」が生じ
ない。このため、該稜の外側に位置する箇所に表面板の
外観異常を生じない。
【0011】請求項4に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項3の発明方法の構成要件に加えて、
前記のかまち材を、発泡倍率1.05〜4の発泡合成樹
脂材によって構成するとともに、組み立てた後にボード
の周囲の面を形成する細長い面の、長手方向の中心線に
ほぼ沿わしめて案内溝を設けておき、ボードの周囲に嵌
合する凹部を有する枠部材を該ボードの周囲に嵌め合わ
せ、上記枠部材の凹部底面に予め設けておいた透孔に取
付ネジを挿通して、上記取付ネジの先端を、前記案内溝
によってボードの厚さ方向の中央に誘導して位置決めし
つつ、該取付ネジをかまち材の中へ捻じ込むことを特徴
とする。以上に説明した請求項4の発明方法によると、
発泡倍率1.05〜4の発泡合成樹脂(望ましくは発泡
倍率2(四捨五入値))で構成されているので、この中
に木ネジを捻じ込むことが可能であり、かつ、適正なネ
ジ保持力が得られる。その上、木ネジを捻じ込むべき箇
所に案内溝が設けられているので、該木ネジが、かまち
材の厚さ方向の中央に導かれ、格別の熟練を要しないで
枠部材を正しく装着することができる。
【0012】請求項5に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項3の発明の構成要件に加えて、ボー
ドの周囲に取り付けられる枠部材を、合成樹脂材によ
り、予め、前記かまち材と一体に成形しておき、かまち
材に対する枠部材の取付作業工程を省略するとともに、
取付用部材を節減することを特徴とする。以上に説明し
た請求項5の発明方法によると、かまち材と枠部材とを
一体に成形するので、これらの部材を別体に構成して取
り付けていた従来技術に比して、部材の製造コストも組
立所要工数も節減され、その上、取り付け用のネジなど
の構成部材が不要となる。
【0013】請求項6の発明に係るボードの構成は、ほ
ぼ長方形の平板状部材である芯材と、上記平板状芯材と
ほぼ等しい厚さ寸法を有し、上記芯材の周囲に配置され
た複数本の細長い板状部材であるかまち材と、前記芯状
およびかまち材の平面状部を覆って貼着された表面板と
から成るボードにおいて、前記かまち材が合成樹脂材料
によって構成されていることを特徴とする。以上に説明
した請求項6の発明に係るボードは、そのかまち材が合
成樹脂で構成されていて木材を使用しないから、森林資
源の保護という社会的要請に沿い、森林保護に関する法
的規制に適合する。
【0014】請求項7の発明に係るボードの構成は、前
記請求項6の発明の構成要件に加えて、前記ボードを構
成しているかまち材の、表面板に対向している面に、該
かまち材の長手方向に、溝状ののりだまり(糊溜り)が
設けられていることを特徴とする。以上に説明した請求
項7の発明に係るボードは、そのかまち材の周囲に沿っ
たのりだまり溝が設けられているので、このかまち材を
表面板で覆って接着する際、接着材が押し出されてボー
ドの周囲にはみ出すことなく、余分の接着材が前記のの
りだまり溝で捕集されるので、接着剤のはみ出しに関す
るトラブルを生じる虞れが無い。
【0015】請求項8の発明に係るボードの構成は、前
記請求項6もしくは請求項7の発明の構成要件に加え
て、前記細長い板状のかまち材の長手方向の4本の稜の
内、少なくとも1本の稜が面取りされ、もしくは、丸味
を付されていることを特徴とする。以上に説明した請求
項8の発明によると、かまち材の稜に鋭い稜が除去され
ているので、このかまち材に表面板を貼着するために押
圧した際、表面板の内側面の圧力分布に著しい勾配を生
じない。このため、かまち材の稜に相当する箇所に表面
板の外見異常を生じない。
【0016】請求項9の発明に係るボードの構成は、前
記請求項6ないし請求項8の発明の構成要件に加えて、
前記のボードは、芯材とかまち材と表面板とが相互に組
み付けられた状態で、長方形板状をなす上記の組立体の
周囲に嵌合する凹形部を有する枠部材を備えており、上
記凹形部の底面を貫通する取付ネジ用の透孔が設けられ
るとともに、前記かまち材の「枠部材の凹部の底面に対
向する面」に、取付ネジを誘導する凹部が形成されてお
り、前記枠部材の透孔に挿通された取付ネジが、かまち
材の中へ螺入されていることを特徴とする。以上に説明
した請求項9の発明によると、請求項6〜8を適用して
合成樹脂材料で構成されたかまち材の中へ取付ネジを正
確に、容易に捻じ込んで枠部材を装着することができ
る。本発明の基本原理は合成樹脂材料でかまちを構成す
るという新規な構成であるが、該かまちを合成樹脂で構
成することに伴って、派生する困難を解消するという意
味において本請求項9の発明の効果は重要である。
【0017】請求項10の発明に係るボードの構成は、
前記請求項9のボードの構成要件に加えて、前記かまち
材は発泡合成樹脂材で成形された部材であり、かつ、発
泡前の材料密度を発泡後の見かけ密度で除した値である
発泡倍率が、1.05〜4であることを特徴とする。以
上に説明した請求項10の発明によると、発泡合成樹脂
製のかまち材の発泡倍率を適正ならしめることにより、
木ネジの捻じ込みが容易で、しかも所要の保持強度(ネ
ジの抜け出しを阻止する抵抗力)
【0018】請求項11の発明に係るボードの構成は、
前記請求項6ないし請求項8の発明の構成要件に加え
て、前記のボードは、その周囲に枠部材が取り付けられ
ており、かつ、該枠部材が合成樹脂材によって、前記か
まち材と一体的に成形されたものであることを特徴とす
る。以上に説明した請求項11の発明に係るボードは、
かまち材と枠部材とが一体に成形されているので構成部
品点数が少なくて製造コストが低廉であり、その上枠部
材の取付が外れるなどといった故障を生じることが無
い。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施形態を示す
要部断面図であって、本図1(A)は従来例を描いた図
4(A)に対応している。芯材1cおよび表面板1a,
1bは従来例におけると同様ないし類似の構成部材であ
る。本例においては発泡スチロールで芯材1cを構成
し、鉄板によって表面板1a,1bを構成した。鉄板を
用いたのはマグネットボタンを磁力吸着せしめるためで
ある。ただし、本発明をパーテーション等のインテリア
に適用する場合も有るので、表面板の材質は限定されな
い。符号11を付して示したのは合成樹脂製のかまち材
である。本発明を実施する場合、合成樹脂の中の細分さ
れた種類は限定されない。本例においては発泡倍率2.
3のPS発泡押出品を用いた。このように発泡合成樹脂
を用いると、本図1(B)のように木ネジ形の取付ネジ
3を捻じ込むことが容易で、その上、取付ネジの捻じ込
みによってかまち材に亀裂を生じる虞れが無く、しかも
実用上充分な保持力(抜け出しに対する抵抗)得られ
る。発泡倍率が小さいと取付ネジ3の捻じ込みが容易で
なく、発泡倍率が大き過ぎると強度が不足するので、発
泡倍率は、1.05〜4の範囲内が適当である。しか
し、取付ネジの螺入箇所に下穴を設ければ非発泡の合成
樹脂でかまち材を構成することができる。また、あまり
強度を必要としない時は発泡倍率4程度の発泡合成樹脂
でかまち材を構成することもできる。本発明に係るボー
ドは板状インテリア全般に適用可能であって、その用途
範囲が広く、使用条件も広範囲であるから、前記かまち
材を非発泡合成樹脂で構成し得る場合も有り、発泡合成
樹脂を用いた方が良い場合も有る。発泡合成樹脂材料を
用いる場合、発泡倍率の実用範囲は、1.05〜4.5
である。
【0020】本図1の例においては、発泡合成樹脂かま
ち材11の「組立状態でボードの外周に相当する面」
の、長さ方向の中心線に沿わしめてV字状の案内溝11
cを形成した。本図(B)のように、ボードの周囲に、
これに嵌合する凹字形の枠部材12を配置して取付ネジ
3を捻じ込む場合、該取付ネジ3の先端が前記案内溝1
1cに案内されて、ボードの厚さ方向の真中に螺入され
る。さらに、前記かまち材11には、「組み立てた状態
でボードの外周に沿う位置」に、U字溝ないし円弧溝状
またはコの字溝状ののりだまり(糊溜まり)11aを設
けてある。表面板1a,1bを接着剤によって合成樹脂
かまち材11に貼着する際、余分な合成樹脂は上記のり
だまり11aに捕捉され、ボードの外周(図1において
下方)へ溢れ出さない。このため、接着剤のはみ出しに
因る各種のトラブルは未然に防止される。
【0021】合成樹脂かまち材11が芯材1cに対向し
ている面は、細長い長方形(もしくはこれに類似する形
状)となる。その長辺に相当する稜に、面取り又はアー
ル11bを形成する。本例では2本の稜線のそれぞれに
面取り又はアール11bを付した。しかし、このボード
の使用条件に関して裏表の区別が有り、裏面の外観を気
にしなくても良い場合は、表側に相当する1本の稜線の
みに面とり又はアールを付せば足りる。前記のアール
は、必ずしも立体幾何学的に円柱面の1部でなくても良
い。楕円柱面の1部でも良く、要するに丸味を与えれば
良い。上記の面取り又はアールを付さなければ、図5
(A)について説明した外観異常(矢印aで示す箇所)
を生じる虞れが有る。しかし、本図1のように面取り又
はアール11bが設けられていると、次のような作用、
効果が得られる。芯材1cの周囲に合成樹脂かまち材1
1を配置し、接着剤を塗布して表面板1a,1bを貼着
する際、2枚の表面板1a,1bを挟みつける形に、芯
材1cおよび合成樹脂かまち材11に向けて押圧する。
この際、押圧力を受けた芯材1cの圧縮方向の弾性変形
と、押圧力を受けた合成樹脂かまち材11の圧縮方向の
弾性変形とが異なるため、両者の境界付近で圧力分布が
急変する(圧力分布の勾配の著しく大きい箇所が直線状
に発生する)。このため、従来技術においては図5
(A)を参照して説明したように、表面板1a,1bの
外観異常(符号a)を生じたのであるが、本実施形態
(図1)におけるように面とり又はアール11bが設け
られていると、圧力分布の急変が緩和され、表面板の外
見に異常を生じない。本図1(A)において合成樹脂か
まち材11は、ほぼ長方形の断面が現れている。これを
立体的に見れば細長い長方形の厚板状、すなわち直方体
(もしくは、これに類似する形状を含む)をなしてい
る。
【0022】本図1に現れている断面形状の長方形の四
隅は、それぞれ、合成樹脂かまち材11の長手方向の4
本の稜に対応する部分である。本発明を適用する場合、
4本の稜の内の少なくとも1本の稜に面とり又はアール
11bを付する。従来技術のように、木材(平行合板を
含む)を用いてかまち材を構成した場合、本実施形態
(図1)のように面とり又はアールを設けようとする
と、そのための加工工程を設けねばならず、製造コスト
を上昇せしめた。しかし、本発明のように合成樹脂材料
でかまち材を製造すると、押出成形する場合でも射出成
形する場合であっても、格別のコスト増加を伴わずに面
取り又はアールを付することができる。
【0023】図2は、前記と異なる実施形態を示す要部
断面図である。前掲の図1の実施形態においては、合成
樹脂かまち材11と枠部材12とを別体に構成して取付
ネジ3で結合したが、本実施形態(図2)においては、
かまち部分12aと枠部分12bとを合成樹脂材料で一
体に成形して、かまち・枠連結材12を構成した。この
ように構成すると部品点数が減少し、組立所要工数が節
減される上に、枠部材がボードから離脱するといった形
の破損を生じる虞れが無い。本図2に示した実施形態
で、掲示板やパーティションを構成する場合は、実線で
描かれているような構造とする。黒板,白板,もしくは
緑板などの筆記標示用ボードを構成する場合は、仮想線
で示したように、粉受12cを枠部分12bと一体に成
形することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成,作用を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、ボードのかまち材として木材を用いないの
で、森林資源の保護という社会的要請に沿うことがで
き、森林保全に関する法的規制に適合する。請求項2の
発明方法によると、芯材の周囲にかまち材を配置した状
態において、該かまち材の外周縁の内側に溝状ののりだ
まりが形成されるので、余分の接着剤は該のりだまりに
捕捉され、ボードの外周に押し出されない。このため、
接着剤のはみ出しに因るトラブルは未然に防止される。
請求項3の発明方法によると、表面板を接着するために
押圧力を加えたとき、かまち材の稜の部分に面取りが施
され、もしくはアールを付されているので、この稜の付
近に「圧力分布の著しい勾配」が生じない。このため、
該稜の外側に位置する箇所に表面板の外観異常を生じな
い。
【0025】請求項4の発明方法によると、発泡倍率
1.05〜4の発泡合成樹脂(望ましくは発泡倍率2
(四捨五入値)で構成されているので、この中に木ネジ
を捻じ込むことが可能であり、かつ、適正なネジ保持力
が得られる。その上、木ネジを捻じ込むべき箇所に案内
溝が設けられているので、該木ネジが、かまち材の厚さ
方向の中央に導かれ、格別の熟練を要しないで枠部材を
正しく装着することができる。請求項5の発明方法によ
ると、かまち材と枠部材とを一体に成形するので、これ
らの部材を別体に構成して取り付けていた従来技術に比
して、部材の製造コストも組立所要工数も節減され、そ
の上、取り付け用のネジなどの構成部材が不要となる。
【0026】請求項6の発明に係るボードは、そのかま
ち材が合成樹脂で構成されていて木材を使用しないか
ら、森林資源の保護という社会的要請に沿い、森林保護
に関する法的規制に適合する。請求項7の発明に係るボ
ードは、そのかまち材の周囲に沿ったのりだまり溝が設
けられているので、このかまち材を表面板で覆って接着
する際、接着材が押し出されてボードの周囲にはみ出す
ことなく、余分の接着材が前記ののりだまり溝で捕集さ
れるので、接着剤のはみ出しに関するトラブルを生じる
虞れが無い。請求項8の発明によると、かまち材の稜に
鋭い稜が除去されているので、このかまち材に表面板を
貼着するために押圧した際、表面板の内側面の圧力分布
に著しい勾配を生じない。このため、かまち材の稜に相
当する箇所に表面板の外見異常を生じない。
【0027】請求項9の発明によると、請求項6〜8を
適用して合成樹脂材料で構成されたかまち材の中へ取付
ネジを正確に、容易に捻じ込んで枠部材を装着すること
ができる。本発明の基本原理は合成樹脂材料でかまちを
構成するという新規な構成であるが、該かまちを合成樹
脂で構成することに伴って派生する困難を解消するとい
う意味において本請求項9の発明の効果は重要である。
請求項10の発明によると、かまち材の中へ容易に木ネ
ジを捻じ込むことができ、しかも所要のかまち材強度、
およびネジ保持力(ネジの抜け出しを阻止する抵抗力)
が得られる。請求項11の発明に係るボードは、かまち
材と枠部材とが一体に成形されているので構成部品点数
が少なくて製造コストが低廉であり、その上、枠部材の
取付が外れるなどといった故障を生じることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における要部拡大断面図であ
って、(A)は枠部材を装着する前の状態を描き、
(B)は枠部材を装着したところを描いてある。
【図2】前掲の図1と異なる実施形態の要部断面図であ
る。
【図3】従来例のボードを示す要部断面図である。
【図4】ボードのかまち材に関する技術的問題を説明す
るために示したもので、(A)、(B)、(C)それぞ
れ、かまち材付近の断面図である。
【図5】平行合板によってかまち材を構成した場合の不
具合を説明するために示したもので、(A)は1枚のボ
ードの要部断面図であり、(B)は多数のボードを積み
重ねた状態の模式図である。
【符号の説明】
1…ボード、1a,1b…表面板、1c…芯材、1d…
かまち材、1e…膨出部、2…枠部材、2a…挟み板
部、2b…当て板部、2c…ネジ覆い部、3…取付ネ
ジ、4…平行合板製かまち材、5…間伐材製かまち材、
6…粉受、7…ひび割れ、8…接着剤層、9…接着剤は
み出し、10…作業台、11…合成樹脂製かまち材、1
1a…のりだまり、11b…面取り又はアール、11c
…案内溝、12…かまち・枠連結材、12a…かまち部
分、12b…枠部分、12c…粉受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井関 恵輔 東京都港区麻布十番2丁目16番8号 日学 株式会社内 Fターム(参考) 2E016 HA06 KA01 LA01 LB05 LC03 MA08 NA07 QA11 QA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状部材である芯材の周囲に、該芯材
    とほぼ同じ厚さの細長い板状のかまち材を配置するとと
    もに、上記芯材およびかまち材の両側の面のそれぞれに
    表面板を貼着するボードの構成方法において、 前記のかまち材を合成樹脂材料によって構成することを
    特徴とする、ボードの構成方法。
  2. 【請求項2】 前記かまち材の、表面板を接着する面
    に、その長手方向の溝状をなすのりだまり(糊溜り)を
    設けて、接着剤がボードの端面に押し出されることを防
    止し、ないしは軽減させることを特徴とする、請求項1
    に記載したボードの構成方法。
  3. 【請求項3】 前記細長い板状のかまち材の、芯材に対
    向する細長い4角形の長辺に相当する2本の稜の少なく
    とも片側の稜に、面取りを施し、もしくは、アールを付
    することにより、かまち材の内側の縁がボードの表面板
    の外観に現れないようにすることを特徴とする、請求項
    1または2に記載したボードの構成方法。
  4. 【請求項4】 前記のかまち材を、発泡倍率1.05〜
    4の発泡合成樹脂材によって構成するとともに、 組み立てた後にボードの周囲の面を形成する細長い面
    の、長手方向の中心線にほぼ沿わしめて案内溝を設けて
    おき、 ボードの周囲に嵌合する凹部を有する枠部材を該ボード
    の周囲に嵌め合わせ、上記枠部材の凹部底面に予め設け
    ておいた透孔に取付ネジを挿通して、 上記取付ネジの先端を、前記案内溝によってボードの厚
    さ方向の中央に誘導して位置決めしつつ、該取付ネジを
    かまち材の中へ捻じ込むことを特徴とする、請求項1な
    いし請求項3の何れかに記載したボードの構成方法。
  5. 【請求項5】 ボードの周囲に取り付けられる枠部材
    を、合成樹脂材により、予め、前記かまち材と一体に成
    形しておき、 かまち材に対する枠部材の取付作業工程を省略するとと
    もに、取付用部材を節減することを特徴とする、請求項
    1ないし請求項3の何れかに記載したボードの構成方
    法。
  6. 【請求項6】 ほぼ長方形の平板状部材である芯材と、 上記平板状芯材とほぼ等しい厚さ寸法を有し、上記芯材
    の周囲に配置された複数本の細長い板状部材であるかま
    ち材と、 前記芯材およびかまち材の平面状部を覆って貼着された
    表面板とから成るボードにおいて、 前記かまち材が合成樹脂材料によって構成されているこ
    とを特徴とするボード。
  7. 【請求項7】 前記ボードを構成しているかまち材の、
    表面板に対向している面に、該かまち材の長手方向に、
    溝状ののりだまり(糊溜り)が設けられていることを特
    徴とする、請求項6に記載したボード。
  8. 【請求項8】 前記細長い板状のかまち材の長手方向の
    4本の稜の内、少なくとも1本の稜が面取りされ、もし
    くは、丸味を付されていることを特徴とする、請求項6
    もしくは請求項7に記載したボード。
  9. 【請求項9】 前記のボードは、芯材とかまち材と表面
    板とが相互に組み付けられた状態で、長方形板状をなす
    上記の組立体の周囲に嵌合する凹形部を有する枠部材を
    備えており、 上記凹形部の底面を貫通する取付ネジ用の透孔が設けら
    れるとともに、 前記かまち材の「枠部材の凹部の底面に対向する面」
    に、取付ネジを誘導する凹部が形成されており、 前記枠部材の透孔に挿通された取付ネジが、かまち材の
    中へ螺入されていることを特徴とする、請求項6ないし
    請求項8の何れかに記載したボード。
  10. 【請求項10】 前記かまち材は発泡合成樹脂材で成形
    された部材であり、かつ、発泡前の材料密度を発泡後の
    見かけ密度で除した値である発泡倍率が、1.05以
    上、4.5未満であることを特徴とする、請求項9に記
    載したボード。
  11. 【請求項11】 前記のボードは、その周囲に枠部材が
    取り付けられており、かつ、該枠部材が合成樹脂材によ
    って、前記かまち材と一体的に成形されたものであるこ
    とを特徴とする、請求項6ないし請求項8の何れかに記
    載したボード。
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