JP2009228356A - 建築用板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造が簡単容易で且つハニカム芯材と表面材と裏面材とのそれぞれが互いに確りと固着された建築用板の製造方法を提供する。
【解決手段】本願発明の建築用板の製造方法は、ハニカム構造の板材をハニカム芯材1とし、該ハニカム芯材1よりも大きい表面材2と裏面材3とを該ハニカム芯材1の表裏面に固着すると共に、該表面材2および裏面材3のそれぞれの周縁部21、31をハニカム芯材1の周縁部11よりも外方に張り出して該ハニカム芯材1の周縁部11に周縁凹溝4を形成し、次に、長手方向に実部を形成した実材51を形成してなる実材5を該周縁凹溝4の全周に嵌合固着してなることを特徴とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】本願発明の建築用板の製造方法は、ハニカム構造の板材をハニカム芯材1とし、該ハニカム芯材1よりも大きい表面材2と裏面材3とを該ハニカム芯材1の表裏面に固着すると共に、該表面材2および裏面材3のそれぞれの周縁部21、31をハニカム芯材1の周縁部11よりも外方に張り出して該ハニカム芯材1の周縁部11に周縁凹溝4を形成し、次に、長手方向に実部を形成した実材51を形成してなる実材5を該周縁凹溝4の全周に嵌合固着してなることを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
本願発明は、床材や扉用の建築用板の製造方法に係り、特に、ハニカム構造をハニカム芯材とした建築用板の製造方法に関するものである。
従来、実開昭57−198231号公報にはハニカム構造の板材を芯材とした複合床材の製造方法が示されている。この複合床材の製造方法は、最初にハニカム芯材の4側周囲に枠材を固着した後に、その表裏面に薄手の板材を貼着するというものであった。
また、特公昭61−61974号公報にも、ハニカム構造の板材を芯材としたパネルの製造方法が開示されているが、このパネルの製造方法は、パネルを構成する裏板の4側周囲に凸形枠材と凹形枠材とを矩形状に固設して箱状物を作り、この箱状物にハニカム芯材を入れ、次に、その上から表板を被せこれをプレス機にかけて接着剤が硬化するまで押圧保持するというものであった。
実開昭57−198231号公報
特公昭61−61974号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている製造方法は、最初にハニカム芯材の4側周囲に枠材を固着した後に、その表裏面に薄手の板材を貼着するというものであるが、ハニカムは横方向の押圧力に弱く該ハニカム芯材の周囲側面が当該枠材に確実に固着されないという欠点があり、該枠材とハニカム芯材との間に隙間が発生し易いという問題があった。
また、当該枠材内にハニカム芯材を固着した後にその表裏面に薄手の板材を貼着するとき、ハニカム芯材と枠材とのそれぞれの厚みが正確に一致していないと該表裏面の板材とハニカム芯材との間、或いは、表裏面の板材と該枠材との間の接着が確実に行われないという問題があった。
上記特許文献2に開示されている製造方法は、最初にパネルを構成する裏板とその4側周囲に固設された枠材で箱状物を作り、この箱状物にハニカム芯材を入れ、次に、その上から表板を被せこれをプレス機にかけて接着剤が硬貨するまで押圧保持するというものであったから、該枠材と裏板とで箱状物を予め作るという余分の工程を必要としていた。
また、該箱状物とその中に入れられるハニカム芯材との厚み方向の寸法精度が悪いと、パネルを構成する表板が該枠材やハニカム芯材に確りと接着されないという問題があった。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、製造が簡単容易で且つハニカム芯材と表面材と裏面材とのそれぞれが互いに確りと固着された建築用板の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明に係る建築用板の製造方法は、ハニカム構造の板材をハニカム芯材とし、該ハニカム芯材よりも大きい表面材と裏面材とを該ハニカム芯材の表裏面に固着すると共に、該表面材および裏面材のそれぞれの周縁部をハニカム芯材の周縁部よりも外方に張り出して該ハニカム芯材の周縁部に周縁凹溝を形成し、次に、長手方向に実部を形成してなる実材を該周縁凹溝の全周に嵌合固着してなることを特徴としている。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の建築用板の製造方法において、ハニカム芯材が紙で形成されてなることを特徴としている。
本願請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の建築用板の製造方法において、表面材に突板、樹脂シート等からなる化粧シートを貼着してなることを特徴としている。
本願請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の建築用板の製造方法において、裏面材に防湿シートを貼着してなることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係る建築用板の製造方法においては、最初の製造工程において、ハニカム芯材の4側の周縁部に周縁凹溝が形成されるよう、該ハニカム芯材よりも大きい表面材と裏面材とで該ハニカム芯材をサンドイッチ状に挟持固着するものであるから、該ハニカム芯材と表裏面材とは多少の寸法誤差を吸収して互いに確りと固着され、強度の安定した建築用板が得られる。
また、上記表裏面材で挟持固着されたハニカム芯材は、該表裏面材とハニカム芯材との接着力によってその横方向の抵抗力が強化されているから、次工程として、ハニカム芯材の周縁部に形成された周縁凹溝に実材を嵌合固着するとき、ハニカム芯材の側端面と実材との接触が確実となり従って両者の固着が一層安定したものとなる。
更に、実材を周縁凹溝に嵌合固着する前には、該周縁凹溝の溝幅は表裏面材によって固定されているから、該溝幅に合わせて実材を修正加工することができるので、結果として、強度の安定した建築用板を製造できる。
また、ハニカム芯材はその側端面の加工は困難であるが、ハニカム芯材に加工をすることなく実部を有する実材を建築用板の周囲端面に装着できる。
本願請求項2記載の発明に係る建築用板の製造方法は、上記構成であり、特に、ハニカム芯材が紙で形成されているから、該建築用板を安価に製造できるとともに、ハニカム芯材と表裏面板との接着性能が向上する。
また、ハニカム芯材の周縁部に形成された周縁凹溝に実材を嵌合固着するとき、必要に応じて、紙製のハニカム芯材を切削加工するときの作業が容易となる。
本願請求項3記載の発明に係る建築用板の製造方法は、上記構成であり、その製造方法によって製造されたハニカム構造の建築用板は、寸法精度がよく軽量かつ堅牢でありその表面材の平面度は極めて高い。従って、本願発明の建築用板の製造方法は、その使用用途に応じた好みの化粧シートをその表面材に確実で綺麗に貼着した建築用板を提供できる。
本願請求項4記載の発明に係る建築用板の製造方法は、上記構成であり、特に、裏面材に防湿シートを貼着してなるから、完成した建築用板は紙製のハニカム芯材を使用している場合や裏面材が木製合板の場合でも建築用板の裏面から湿気が建築用板の内部に浸透しにくいのである。
また、防湿シートを裏面材に貼着する作業を、ハニカム芯材の周縁部に形成された周縁凹溝に実材を嵌合固着した後のプレス作業と同時の行うことができるので、その作業効率がよいという効果がある。
以下本願発明に係る建築用板の製造方法の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本願発明の第1の実施の形態である建築用板の製造方法おいて、その製造途中における建築用板の分解斜視図、図2は本願発明の第1の実施の形態である建築用板の製造方法で製造した建築用板の横断面図である。
図において、1はハニカム構造の板材からなるハニカム芯材であり、該ハニカム芯材1は紙で構成されているが、必要に応じて該紙の抄造時に熱硬化性樹脂を含浸させたものである。しかし、該ハニカム芯材1を合成樹脂フィルム、金属シートで形成してもよい。
本発明に係る製造方法の最初の工程は、該ハニカム芯材1の表裏面に表面材2と裏面材3とを貼着することである。このとき、表面材2と裏面材3との面積はハニカム芯材1の面積よりも大きくしてあり、該ハニカム芯材1を該表裏面材2、3でサンドイッチ状に挟持したとき表面材2の周縁部21と裏面材3の周縁部31とがハニカム芯材1の周縁部11よりも外方に相対向して張り出すようにしており、その結果、ハニカム芯材1の周縁部11の4側端部の周縁凹溝4が形成される。
次の工程として、予め実部51をその長手方向に形成した実材5を該ハニカム芯材1の周縁凹溝4の全周に嵌合固着する。実部51は雄実511と雌実512との2種類が予め用意されており、雄実511を形成した実材5と雌実512を形成した雄実5とは相対向した状態で周縁凹溝4に嵌合固着される。
実材5は通常は木質材が使用されるが、これに限定されず例えば硬質プラスチック、アルミニウム等の金属棒体で形成される。表面材2および裏面材3は合板、パーティクルボード、合成樹脂板、その他が採用される。
次の工程として、表面材2に突板、樹脂シート等からなる化粧シート6を貼着し、且つ、裏面材3の裏面に防湿シート7を貼着する。このとき、公知の条件、方法で該建築用板全体をプレスする。このように製造された建築用板は、特に、ハニカム芯材1が紙製で裏面材3が合板の場合、裏面からの湿気を遮断するので、該建築用板を床材として使用するとき床材としての寿命が長くなる。
一方、本願発明において、ハニカム芯材1を紙で形成したり、突板、樹脂シート等からなる化粧シート6を表面材2に貼着したり、裏面材3に防湿シート7を貼着することはその使用用途に応じて適宜行われるものである。
上記の如く、本願発明の製造方法で製造された建築用板は、製造が簡単容易で且つハニカム芯材と表面材と裏面材とのそれぞれが寸法精度よく互いに確りと固着された建築用板となるのである。
1 ハニカム芯材
11 ハニカム芯材の周縁部
2 表面材
21 表面材の周縁部
3 裏面材
31 裏面材の周縁部
4 ハニカム芯材の周縁凹溝
5 実材
51 実部
511 雄実
512 雌実
6 化粧シート
7 防湿シート
11 ハニカム芯材の周縁部
2 表面材
21 表面材の周縁部
3 裏面材
31 裏面材の周縁部
4 ハニカム芯材の周縁凹溝
5 実材
51 実部
511 雄実
512 雌実
6 化粧シート
7 防湿シート
Claims (4)
- ハニカム構造の板材をハニカム芯材とし、該ハニカム芯材よりも大きい表面材と裏面材とを該ハニカム芯材の表裏面に固着すると共に、該表面材および裏面材のそれぞれの周縁部をハニカム芯材の周縁部よりも外方に張り出して該ハニカム芯材の周縁部に周縁凹溝を形成し、次に、長手方向に実部を形成してなる実材を該周縁凹溝の全周に嵌合固着してなる建築用板の製造方法。
- 上記ハニカム芯材が紙で形成されてなる請求項1記載の建築用板の製造方法。
- 上記表面材に突板、樹脂シート等からなる化粧シートを貼着してなる請求項1記載の建築用板の製造方法。
- 上記裏面材に防湿シートを貼着してなる請求項1記載の建築用板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008077199A JP2009228356A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 建築用板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008077199A JP2009228356A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 建築用板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009228356A true JP2009228356A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41244054
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JP2008077199A Pending JP2009228356A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 建築用板の製造方法 |
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JP (1) | JP2009228356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101549346B1 (ko) * | 2014-07-04 | 2015-09-02 | (주) 씨케이솔루션 | 판넬 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008077199A patent/JP2009228356A/ja active Pending
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KR101549346B1 (ko) * | 2014-07-04 | 2015-09-02 | (주) 씨케이솔루션 | 판넬 |
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