JP3132891U - 造作材 - Google Patents

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一生 安永
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Abstract

【課題】建物の屋内造作や家具の造作に使用することが可能なパーティクルボードを芯材として使用した造作材を提供する。
【解決手段】所定寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材11として用いた造作材10であって、芯材11の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面12、13には下地材14が接着され、下地材14が接着された露出面12、13を含む芯材11の連続した少なくとも2面は化粧シート15で被覆され、下地材14には、樹脂製シート、含浸紙、紙、および中質繊維板のいずれか1つを使用する。
【選択図】図1

Description

本考案は、建物の屋内造作(敷居、鴨居、開口部、窓および扉等の建具の枠材)や家具の造作に使用する造作材に関する。
従来、建物の屋内造作に使用する造作材としては、単板を複数枚積層接着した平行合板(LVL)、木材を繊維化して樹脂(例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂)と混合し、加熱して成形して得られる中質繊維板(MDF)をLVLの表面に接着して表面を平滑にした複合材(LVS)が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3101058号公報(背景技術)
近年、熱帯雨林の保護や違法伐採の監視強化に伴い、LVLの主原料となる南洋材の入手が困難となって価格が上昇しているため、LVSの価格が高騰し、屋内造作費用も高騰するという問題がある。一方、パーティクルボードは安価であるという利点を有するものの、パーティクルボードの切断面(木口面)には木材切削片が現われるため凹凸が激しく、切断面の体裁が非常に悪いという問題がある。そこで、切断面に化粧シートを貼って表面性状を改善することが試みられたが、化粧シートの表面に切断面の凹凸が現われるという問題が生じている。このため、パーティクルボードを造作材として使用する場合、切断面が表面に現われない箇所に限定して使用されるのが現状となっている。このため、建築廃材の有効再利用の観点からパーティクルボードの使用拡大が望まれている。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、建物の屋内造作や家具の造作に使用することが可能なパーティクルボードを芯材として用いた造作材を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る造作材は、所定寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材として用いた造作材であって、
前記芯材の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面には下地材が接着され、該下地材が接着された露出面を含む前記芯材の連続した2面または少なくとも3面は化粧シートで被覆されている。
本考案に係る造作材において、前記下地材は、樹脂製シート、含浸紙、紙、および中質繊維板のいずれか1つとすることができる。
また、窓枠、扉枠、敷居枠、鴨居枠、または開口部枠に使用することができる。
請求項1〜4記載の造作材においては、芯材の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面に下地材を接着し、下地材が接着された露出面を含む芯材の連続した2面または少なくとも3面が化粧シートで被覆されているので、化粧シートは露出面に直接接触せず、化粧シートの表面の平滑性が保持される。その結果、使用時にパーティクルボードの切断面が表面に現われる箇所においても造作材の使用が可能になって、屋内の造作を低コストで行なうことが可能になる。
特に、請求項3記載の造作材においては、下地材を選択することで使用箇所および使用用途に適した造作材を安価に提供することができる。
請求項4記載の造作材においては、窓枠、扉枠、敷居枠、鴨居枠、または開口部枠に使用するので、窓枠、扉枠、敷居枠、鴨居枠、開口部枠をそれぞれ安価に製造できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1(A)は本考案の第1の実施の形態に係る造作材の断面図、(B)は同造作材を用いて作成した扉枠部材の断面図、図2(A)は本考案の第2の実施の形態に係る造作材の断面図、(B)は同造作材を用いて作成した扉枠部材の断面図である。
図1(A)、(B)に示すように、本考案の第1の実施の形態に係り扉枠部材(扉枠の造作材)23として使用する造作材10は、例えば、幅が50〜120mmで長さ0.9〜3.6mの寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材11として用いており、芯材11の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面12、13には下地材の一例である中質繊維板14(厚みTが1〜3mm)が接着され、中質繊維板14が接着された露出面12、13を含む芯材11の連続した3面と、これに連続する面の一部は化粧シート15で被覆されている。なお、符号16は戸当たり17が挿入される溝、符号18は壁の両面を構成する対となる壁板材19が挿入される溝である。
ここで、芯材11は非切断面を含む表層部を形成する密度の高い緻密領域20(例えば、厚みが2〜3mm)と、緻密領域20で挟まれ木材切削片同士が交錯した粗領域21とで構成されている。このため、緻密領域20の表面は平滑性に優れるが、露出面12、13には粗領域21が現われ非常に凹凸の激しい状態となっている。従って、緻密領域20を化粧シート15で直接被覆しても、化粧シート15の平滑性は保たれる。一方、露出面12、13には平面性を確保できる中質繊維板14が接着され、化粧シート15は中質繊維板14を介して露出面12、13を被覆する。これによって、粗領域21の凹凸の影響が中質繊維板14で遮られて化粧シート15まで伝達しないので、化粧シート15の平滑性が維持される。
そして、図1(B)に示すように、造作材10に設けた溝16に、芯材22を入れ込み露出する表面を化粧シート15で被覆して戸当たり17を形成でき、これによって扉枠部材23が得られる。
なお、扉枠部材23の表に現われる角部に面取り加工を施す必要がある場合は、造作材10に事前に面取り加工を施す必要がある。ここで、露出面12、13には中質繊維板14を接着するので、中質繊維板14の厚みTを例えば、1〜3mmとすることで、緻密領域20で構成される表面と露出面12、13との角部に、例えば、厚みTに対応させて1〜3mm以下の面取り加工を施しても粗領域21が現われるのを防止できる。このため、面取り部分を被覆する化粧シート15の平滑性が維持される。
続いて、本考案の一実施の形態に係り扉枠部材23として使用する造作材10の製造方法について説明する。
まず、パーティクルボードから、所定寸法の芯材11を切り出す。そして、切り出した芯材11の所定位置に、戸当たり17が挿入される溝16を形成するための下溝加工および対となる壁板材19が挿入される溝18の加工を行なう。
次いで、芯材11の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面12、13に、中質繊維板14を接着した後、扉枠部材23の角部を構成する中質繊維板14の角部に面取り加工を施す。ここで、中質繊維板14の厚みTは、扉枠部材23の角部に要求される幅の面取り加工を行なっても、露出面12、13を構成している粗領域21が現われないような厚みとする。
中質繊維板14の角部の面取り加工が終了すると、中質繊維板14が接着された露出面12、13を含む芯材11の連続した3面、すなわち、露出面12、13に接着された中質繊維板14の表面および露出面12、13を繋ぎ緻密質領域20で表面が構成されて溝16用の下溝加工が施された面を例えばABSシート、塩化ビニルシートなどからなる化粧シート(厚みが0.08〜0.3mm)15で被覆する。ここで、化粧シート15の被覆には、従来の造作材の表面を化粧シート被覆する際に使用されているラッピングマシンあるいは真空プレスが利用できる。なお、露出面12、13の角部からの化粧シート15の剥離を防止するため、化粧シート15で扉枠部材23として使用する際に表に現われない面、すなわち、溝18が加工されている面の角部も被覆されるようにする。
そして、下溝加工に基づいて溝16を形成し、別途作製しておいた戸当たり17を溝16に挿入することで扉枠部材23が作製される。
図2(A)、(B)に示すように、本考案の第2の実施の形態に係り扉枠部材24として使用する造作材25は、所定寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材26として用いており、芯材26の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面27、28には下地材の一例である樹脂製シート29(例えば、厚みが0.3〜3mmのABSシート、塩化ビニルシート、突板)が接着され、樹脂製シート29が接着された露出面28、29を含む芯材26の連続した3面は化粧シート15で被覆されている。
ここで、芯材26は非切断面を含む表層部を形成する密度の高い緻密領域20(例えば、厚みが2〜3mm)と、緻密領域20で挟まれ木材切削片同士が交錯した粗領域21とで構成されている。緻密領域20の表面は平滑性に優れるが、露出面27、28には粗領域21が現われて非常に凹凸の激しい状態となっている。このため、緻密領域20を化粧シート15で直接被覆しても、化粧シート15の平滑性は保たれる。一方、露出面27、28には樹脂製シート29が接着され、化粧シート15は樹脂製シート29を介して露出面27、28を被覆する。これによって、粗領域21の凹凸の影響は樹脂製シート29で遮られて化粧シート15まで伝達しないので、化粧シート15の平滑性が維持される。
そして、図2(B)に示すように、造作材25に設けた溝16に、芯材22で使用時に露出する表面を化粧シート15で被覆した戸当たり17を挿入することにより、扉枠部材24が得られる。
また、扉枠部材24の表に現われる角部に面取り加工を施す必要がある場合は、造作材25に事前に面取り加工を施す必要がある。ここで、露出面27、28において、面取り加工が施される箇所には緻密領域20が存在しているため、緻密領域20の厚みWと比較して、緻密領域20で構成される表面と露出面27、28との角部に施す面取りの除去代の方が小さい場合(例えば2〜3mm)、面取り加工を施しても粗領域21が現われるのを防止できる。このため、面取り部分を薄い化粧シート15で被覆しても、問題が生じない。なお、本考案の第2の実施の形態に係り扉枠部材24として使用する造作材25の製造方法は、第1の実施の形態に係り扉枠部材23として使用する造作材10の製造方法と同様に行なうことができるので、造作材25の製造方法についての説明は省略する。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、この実施の形態に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部または全部を組み合わせて本考案の造作材を構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
例えば、下地材として、樹脂製シートの代りに含浸紙または紙を使用することもできる。
また、使用時に表に現われる露出面に下地材を接着し、下地材が接着された露出面を含む芯材の連続した2面を化粧シートで被覆して形成した造作材を窓枠に使用することができる。
更に、本考案の造作材を他の室内造作(例えば、出窓の天板、敷居枠、鴨居枠、開口部枠)、家具の造作(例えば、テーブルの天板)に使用することができる。
そして、前記実施の形態においては具体的数字を用いて説明したが、本考案はこの数字に限定されるものではない。
(A)は本考案の第1の実施の形態に係る造作材の断面図、(B)は同造作材を用いて作成した扉枠部材の断面図である。 (A)は本考案の第2の実施の形態に係る造作材の断面図、(B)は同造作材を用いて作成した扉枠部材の断面図である。
符号の説明
10:造作材、11:芯材、12、13:露出面、14:中質繊維板、15:化粧シート、16:溝、17:戸当たり、18:溝、19:壁板材、20:緻密領域、21:粗領域、22:芯材、23、24:扉枠部材、25:造作材、26:芯材、27、28:露出面、29:樹脂製シート

Claims (4)

  1. 所定寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材として用いた造作材であって、
    前記芯材の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面には下地材が接着され、該下地材が接着された露出面を含む前記芯材の連続した2面が化粧シートで被覆されていることを特徴とする造作材。
  2. 所定寸法に切り出されたパーティクルボードを芯材として用いた造作材であって、
    前記芯材の両側に形成される切断面で使用時に表に現われる露出面には下地材が接着され、該下地材が接着された露出面を含む前記芯材の連続した少なくとも3面が化粧シートで被覆されていることを特徴とする造作材。
  3. 請求項1および2のいずれか1項に記載の造作材において、前記下地材は、樹脂製シート、含浸紙、紙、および中質繊維板のいずれか1つであることを特徴とする造作材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の造作材において、窓枠、扉枠、敷居枠、鴨居枠、または開口部枠に使用することを特徴とする造作材。
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JP2019206851A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社ノダ 引戸用上枠及びその製造方法

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