JP3077638U - 発泡体充填積層ハニカム材を芯材としたサンドイッチ構造体 - Google Patents

発泡体充填積層ハニカム材を芯材としたサンドイッチ構造体

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紘一 武
邦雄 高橋
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有限会社純正
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Abstract

(57)【要約】 【課題】市場のハニカム材の利用は、必要厚みの材料を
指定購入し使用されている。ハニカム材セル壁は薄く市
場供給品材料そのままでは厚み方向のつなぎは不安定で
あり出来ない。本考案はハニカム材を厚み方向につなぎ
積層する方法の考案の提供である。 【解決の手段】不安定なセル構造を持つハニカム材をつ
なぐ条件としては、つなぐ面を空間のない均一な平面体
に整える必要がある。本考案はハニカム材セルに硬質ウ
レタンフォーム又はフェノールフォーム発泡体を充填し
表面を空間のない平面体に整え、整えた面を接着合せ基
盤面として接着剤で接着積層する方法である。接着剤は
ウレタン系発泡接着剤を選択することにより、合せ基盤
面は接着剤の発泡作用により発泡体セル及びハニカム材
セル隙間に含浸した接着状態の一体化した強固な積層構
造の芯材になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、サンドイッチ構造体に使用するハニカム材の空間セルに硬質ウレタ ンフォーム又はフェノールフォーム発泡体を充填し、充填面を接着合せ基盤とし て接着積層することにより、芯材を任意の厚みに厚くできるサンドイッチ構造体 の芯材に関する考案である。この構造体は建築・輸送機器分野の省エネルギー対 策の断熱構造材及び環境対策の防音構造材として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
市場のハニカム材は、単一材料で厚み方向はつなぎのない条件で使用されてお り、積層して厚みを厚くし使用する考案実例はない。ハニカム材セル壁は薄く空 間であり、切断されたハニカム材を厚さ方向にセル壁部分だけでつなぐ事は不可 能である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、薄い膜でセル壁が構成されているハニカム材の積層接着は不安定で 難しく実施の報告がない。芯材の積層方法が考案されれば、積層により厚みが厚 く出来る事、セルサイズの違うハニカム材及び材質の違うハニカム材の組合せに よるハニカム複合芯材の製作も行え、優れた性能を持つハニカム材を任意に積層 したサンドイッチ構造体としての利用範囲の拡大につながる。又発泡体が充填さ れたハニカム材は切断加工する時、充填発泡体がセルから脱落しやすく、この脱 落防止も中間に接着層を持つ構造により解決させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
一定寸法に成形加工されたハニカム材に、ハニカム材と同じ形状寸法に成形加 工された硬質ウレタンフォーム又はフェノールフォーム発泡体を合せハニカム材 セル空間に発泡体を充填し、充填の平面を接着積層の基盤にする。積層は充填面 の一方の面基盤にウレタン系発泡接着剤を塗布し二面を合せ、発泡により充填フ ォーム及びハニカム材セル隙間に含浸させる状態の接着をさせることで強固な積 層構造にする。含浸状態の接着層が芯材の中間層にできることにより、ハニカム 材に充填され発泡体は切断加工をする場合でも脱落しなくなる。又芯材部分に座 金等を構造芯材の取付け座として入れる場合の芯材の切削加工も、中間層の接着 層は芯材を崩さず加工を容易にさす。平面に整えられた基盤の利用はセルサイズ の違うハニカム材及び材質の違うハニカム材との接着積層も安定にできる。発泡 体を充填する方法としては、特願平11−309740を使用する。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案は、硬質のウレタンフォーム又はフェノールフォーム発泡体が充填され たハニカム材を接着積層することで芯材厚みの調整及び芯材の材質構造を変える 目的で積層されたハニカム芯材を構造芯材として使用し接着成型してることを特 徴にしたサンドイッチ構造体である。
【0006】
【実施例】
図1は寸法幅600×長さ900×厚み20mmのセルサイズ12mmの樹脂 含浸ペーパーハニカム材のセル空間に均一に硬質ウレタンフーム密度30kg/ mが充填されたハニカム材の二面を合せ、接着合せ基盤面の一方にウレタン系 発泡接着剤700g/mを塗布し、接着積層された図である。図2は硬質ウレ タンフォーム充填の積層ハニカム芯材の表裏に合せる厚み1mmのアルミ板で、 板の接着面にエポキシ系の接着剤600g/mを塗布し加圧装置で接着した図 である。図3は接着剤が硬化し、積層された厚み40mmの発泡体充填ハニカム 材を芯材としたサンドイッチ構造体の完成した図である。
【0007】
【考案の効果】
本案のハニカム材積層方法はセル空間に、硬質ウレタンフォーム又はフェノー ルフォーム発泡体を充填し、充填ハニカム材の充填面を積層の接着基盤として整 え、接着積層することにより強固な積層芯材になる。積層面の接着剤にウレタン 系の発泡接着剤を使用し、接着剤の量及び混合から塗布までの時間条件を選択す る事で積層面の接着状態及び強度が安定する。市販のハニカム材のセルは空間で あり市販材は強度と軽さ以外に性能の特徴をもたないが、本考案条件の材料は積 層する製造条件として充填された硬質ウレタンフォーム又はフェノールフォーム 材の特性効果により断熱・防音性能が付加されたハニカム芯材に生れ変わる。又 充填面を合せ接着基盤とし積層することにより充填ハニカム芯材の厚みの選択は 自在に出来る。その他セルサイズの組合せを変えた積層材の芯材としての利用又 は材質の違うハニカム材を組合せた積層芯材をサンドイッチ構造体の芯材として 利用する仕方、或いは接着面又は芯材の中間にハニカム空気層を位置させた構造 体としての利用等組合せ応用範囲は無限に広がる。積層できることは芯材の加工 にも効果があり、中間層の接着積層により厚みを残した切削加工及び切断加工時 の充填発泡体の脱落防止にも役立ち又芯材のくりぬき加工、芯材に挿入する座金 の座切削加工の切削支持基盤としての効果もでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハニカム材セル空間に硬質ウレタンフォームが
均一に充填された充填面を接着合せ基盤とし、合せ基盤
面がウレタン系発泡接着剤で強固に接着された積層ハニ
カム芯材の断面図である。
【図2】積層ハニカム材を芯材として、表裏材に使用す
るアルミ板接着面にエポキシ系接着剤を塗布しアルミ板
接着のため加圧装置にセットした断面図である。
【図3】積層芯材が接着されたサンドイッチ構造体の断
面図である。
【符号の説明】
1 ハニカム材 2 硬質ウレタンフォーム 3 ウレタン系発泡接着剤 4 面材アルミ板 5 エポキシ系接着剤 6 加圧装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカム材のセル空間に成形された硬質ウ
    レタンフォーム又はフェノールフォーム発泡体を充填
    し、充填面を接着合せ基盤にして発泡体充填ハニカム材
    を接着積層し、積層したハニカム芯材を構造面材と接着
    し成型することを特徴とするサンドイッチ構造体。
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