JPS623216Y2 - - Google Patents

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JPS623216Y2
JPS623216Y2 JP12079281U JP12079281U JPS623216Y2 JP S623216 Y2 JPS623216 Y2 JP S623216Y2 JP 12079281 U JP12079281 U JP 12079281U JP 12079281 U JP12079281 U JP 12079281U JP S623216 Y2 JPS623216 Y2 JP S623216Y2
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JP
Japan
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panel
synthetic resin
foam board
sheets
low
Prior art date
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JP12079281U
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English (en)
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JPS5826531U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、壁、間仕切り、扉あるいは蓄舎用
壁、扉等に好適なパネルに関する。その目的は断
熱性が優れ、軽量でありながら耐水性、耐衝撃
性、美粧性、加工性が高いパネルを提案するにあ
る。 ポリスチレンあるいはポリウレタン等の合成樹
脂発泡板は断熱性は高いが、剛性、耐衝撃性が劣
るのでそのままではパネルとして用いることはで
きない。パネルとして用いるには、その表面に合
板、金属板、プラスチツク板などの外装材を積層
などして配し補強しなくてはならない。しかし、
外装材として合板を用いた場合は耐水性が劣り、
反つたり、衝撃により破損し易く、亜鉛鉄板の場
合は断熱性が低下し、高重量となり、しかもノコ
切断ができなく加工性が不良となり、またポリ塩
化ビニルなどプラスチツク板の場合は剛性および
寸法安定性が劣り、反りを発生し易いなど欠点が
あつた。 この考案は上記事情に鑑みなされたもので、そ
の要旨は繊維質シートと熱可塑性合成樹脂層とを
交互に3層以上積層熱融着してなり、かつ表面が
繊維質シートからなる表層材を合成樹脂発泡板の
両表面に接着し構成してなつたパネルである。以
下図示する実施例により説明する。 このパネルは、厚さほぼ0.2mmの4枚の上質紙
1と厚さ30ミクロンの3枚の低密度ポリエチレン
フイルム2とを交互に重ねて積層熱融着してな
り、両表面が上質紙1からなつている厚さ0.8mm
の外装材3,3を、厚さ10mmのポリスチレン発泡
板4の両表面にエポキシ接着剤5で接着して配し
構成されている。 このパネルの外装材3は上質紙1の繊維質層内
に溶融した低密度ポリエチレンが滲み込み4枚の
上質紙1と3枚のポリエチレンフイルム2とは一
体をなし、全体がさながら低弾性率の繊維によつ
て補強された強化プラスチツク状となつている。
従つて強度・剛性が高く、しかも耐水性、寸法安
定性も優れている。また、外装材3の両表面は上
質紙1であるので、外表面の印刷性がよく美粧性
に優れ、芯材であるポリスチレン発泡板4との接
着強度が極めて高い。 この外装材3をポリスチレン発泡板4の両表面
に接着して配したパネルは折曲げ強度が極めて高
く、強い衝撃に耐え、軽量であつて、耐水性、寸
法安定性、加工性を備え、特に芯材がポリスチレ
ン発泡板で、外装材が熱伝導率が低い紙とポリエ
チレンの積層材であるのでパネルとしての断熱性
が極めて優れている。次表にこのパネルと他のパ
ネルとの性能比較を挙げる。
【表】 このパネルの外装材に用いる繊維質シートは上
質紙、仙花紙、和紙、印画紙原紙等の紙で構成繊
維が密でないものが熱溶融した樹脂の滲み込みが
よく好ましい。紙類のほか、積層する熱可塑性合
成樹脂より融点が高い繊維素繊維、あるいはナイ
ロン、エステル等の合成繊維の織布、不織布を用
いてもよい。熱可塑性合成樹脂としては低密度ポ
リエチレン系ポリプロピレ系のものが融点が低く
溶融樹脂の流動性が高く繊維質シートへの滲み込
みが良好であり、しかも安価であるので好適であ
る。目的によつては、他の熱可塑性樹脂、例えば
ポリアクリル系のものを用いても良いし、積層時
の樹脂の形態としては、フイルム、粉末、樹脂溶
液を予め繊維質シートに滲み込ませたものを用い
ても良いが、加工上は、フイルムを用いるのが好
適である。芯材に用いる合成樹脂発泡板は硬質ポ
リエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン等から
選択される。密度20〜150Kg/m3、中でも25〜100
Kg/m3のポリスチレンは断熱性が優れ、圧縮強度
が比較的に高いのでこの目的に好適である。ま
た、表層に非発泡あるいは低発泡のスキン層があ
る発泡板はより好適である。 このパネルの表装材は交互に重ねた繊維質シー
トと熱可塑性合成樹脂とを熱融着して得られる。
例えば実施例の厚さ0.2mmの上質紙と30ミクロン
の低密度ポリエチレンフイルムとを7層重ねた場
合は、150℃の2枚の熱板の間に挾み、100T/m2
の圧力で10分間加圧して厚さ0.8mmの表装材を製
造できる。合成樹脂発泡板の芯材に表装材を接着
するにはエポキシ系その他接着剤を用い外装材表
面の繊維質シート面に容易にかつ強固に固着する
ことができる。 この考案は以上の通りで、このパネルは軽量
で、断熱性、耐水性、曲げ強度、耐衝撃強度、印
刷美粧性、加工性等の点で優れた特性を具備す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例の一例を示すパネルの断面図であ
る。 1…上質紙、2…低密度ポリエチレン、3…外
装材、4…ポリスチレン発泡板、5…接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維質シートと熱可塑性樹脂層とを交互に3層
    以上積層熱融着してなり、かつ表面が繊維質シー
    トからなる外装材を、合成樹脂発泡板の両表面に
    接着して構成してなることを特徴とするパネル。
JP12079281U 1981-08-14 1981-08-14 パネル Granted JPS5826531U (ja)

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JP12079281U JPS5826531U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 パネル

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JP12079281U JPS5826531U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 パネル

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JPS5826531U JPS5826531U (ja) 1983-02-19
JPS623216Y2 true JPS623216Y2 (ja) 1987-01-24

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JP12079281U Granted JPS5826531U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 パネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016005910A (ja) * 2007-09-28 2016-01-14 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル ポリオレフィン組成物と一体となった積層布構造物

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JP2559129B2 (ja) * 1988-02-05 1996-12-04 株式会社東京カソード研究所 プローブカード

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JP2016005910A (ja) * 2007-09-28 2016-01-14 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル ポリオレフィン組成物と一体となった積層布構造物

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JPS5826531U (ja) 1983-02-19

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