JP3234295U - ガラス繊維混抄紙を表面材とする発泡体にフィルムを熱ロールでラミネート積層した断熱パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄骨鉄筋コンクリート造りあるいは鉄筋コンクリート造りの断熱施工コンクリート打ち込みや断熱防水分野等において、断熱性能は高いがその吸水性の高さ及び圧縮強度と曲げ強度が弱いために使用されにくかったフェノールフォームやウレタンフォームを簡単に施工することができる断熱パネルを提供する。【解決手段】ガラス繊維混抄紙2を面材としたフェノールフォームやウレタンフォーム1の表面に、ポリエステルテレフタレートフィルムとEVAとを溶融ポリエチレンを用いて積層した複層フィルム3を、ガラス繊維混抄紙面にEVAを熱ローラーで熱融着させる構成で、フェノールフォーム並びにウレタンフォームの複合パネルとした。これにより耐水性を上げ、また部分圧縮強度をフィルムによる面で加重を分散することにより上げることが出来、屋上断熱防水の分野やコンクリートとの緊結補助具を使用して鉄筋コンクリート造のスラブコンクリートに打ち込むことが出来る。【選択図】図1

Description

本考案はフェノールフォームやウレタンフォームの表面にガラス繊維混抄紙を表面材として使用する発泡体に、フィルムを熱ラミネートし一体化したパネルとして圧縮強度及び曲げ強度の強化、並びに耐水性の向上行う技術に関する。
従来の断熱パネルとしては、特開2004−332269で開示された断熱防水用途に発砲スチロール系断熱材やあるいはフェノールフォーム断熱材の表面にエキスパンドメタルを接着し一本化した複合構造のものがある。この従来技術においては、発泡体は当然断熱材としての役割を果たし、エキスパンドメタルが補強材となり歩行や作業に耐えられるよう張り合わせられシリコン系あるいはウレタン系などの接着剤がエキスパンドメタルとの接着の役割を果たしている。
従来の第2の用途としての型枠兼用断熱パネルとしては、特許2823916に開示された発砲ポリスチレン板からなる断熱板の片面にプラスチックスフィルムを熱融着し貼付けて積層したものがある。この型枠兼用パネルは、発砲ポリスチレン板からなる断熱板の片面にプラスチックスフィルムを貼付けて積層したものである。
その使用態様としては、床下空間を有する鉄筋コンクリート造構造物の1階床スラブの下面に断熱材を敷き詰める構成の施工において、床下空間内に支保工を組み立てた後、この支保工上にプラスチックスフィルムをしたに向けて載置し、この型枠兼用断熱パネル上に配筋し、コンクリートを打設して行うものである。
特開2004−332269
特許−2823916
上記した従来の第1の断熱パネルは、エキスパンドメタルによって断熱材としての発泡スチロールを補強する役割を果たすが、エキスパンドメタルはパネルの重量が重くなり、運搬や取付け作業の妨げとなった。またエキスパンドメタルの木口の錆が止められず長期間の使用には錆の問題が発生する。
上記した第2の従来の型枠兼用断熱パネルは、プラスチックスフィルムの張力によって配筋作業時や発砲ポリスチレン板上へのコンクリートの打設時の積載荷重による引張力が負担され、コンクリートの型枠パネルとして使用すると共に断熱材としても使用するが、打設するコンクリートとフォームとの附着性を損なわないようにフィルムを下面にのみ貼付けていたので、フィルムを貼付けても曲げ強度を効果的に高めることができなかった。このため、フォームの曲げ剛性を高めるのにフォームの厚みや密度を増さなければならないという問題がある。
また、プラスチックスフォームの表面は、局部圧縮強度が小さいので、作業員等がフォーム上を歩行すると陥没し易く、曲げ強度の低下や厚みの減少による断熱性の低下をまねくという問題がある。さらに、局部圧縮強度が小さいので、鉄筋スペーサーとして底面の大きい特殊なスペーサーが必要であった。また、ねじ込んだビス等が簡単に抜け落ちるため、電気ボックス等をねじ止めするのが困難であった。
フェノールフォームやウレタンフォームなどは耐水性脳が低く、耐圧強度も劣る。よって表面材として強度補強の為ガラス繊維混抄紙を使用しているものが多く、ガラス繊維混抄紙もまた耐水性がなく、その表面へのフィルムの貼り合わせは接着剤の塗布以外考案されていなかった。
本考案は従来の構成の材料が有していた問題を解決しようとするものであり、請求項1記載の断熱パネルは、ガラス繊維混抄紙を表面材とするフェノールフォームやウレタンフォームなどの表面に、ポリエステルテレフタレートフィルムに溶融ポリエチレンを用いてEVAフィルムと積層した3層の複層フィルムを熱ラミネーションで貼付けることを可能とした。
本考案により一体化されて断熱パネルでは、ガラス繊維混抄紙の表面に、ポリエステルテレフタレートフィルムに溶融ポリエチレンを用いてEVAフィルムと積層した複層フィルムを張付けているため、局部圧縮強度および曲げ強度を向上することができる。従って、コンクリートの打設時や防水施工時の歩行や他の作業において強い衝撃が加わった場合でも十分に耐えることができ通常の鉄筋スペーサーで施工ができる。しかも床スラブを形成する場合において鉄筋等に高い強度を要求することがなく、施工費および材料費の節減を図れる。
吸水性が高く耐水性の弱いフェノールフォームやウレタンフォームなどの表面をポリエステルテレフタレートフィルムに溶融ポリエチレンを用いてEVAフィルムと積層した複層フィルムが覆うため耐水性が飛躍的に強化され、簡単にテープで目地処理をすることによりその欠点をカバーできる。
断熱材がフェノールフォームやウレタンフォームからなるので、軽量でしかも運搬や施工の作業能率の向上を図ることができる。また、両面に強度のある複層フィルムを張付けた場合、粘着テープなどでの固定ができ合板型枠同様に電気ボックス等の固定が可能である。
フォームをフェノールフォームやウレタンフォームとしているので、断熱性および耐熱性を向上することができる。
前述のとおり請求項記載のフェノールフォームやウレタンフォームの発泡体に張り合わせるフィルムはポリエステルテレフタレートフィルムに溶融ポリエチレンを用いてEVAフィルムと積層した複層フィルムであり、EVAが接着層としての役割を果たし、ガラス繊維混抄紙表面に投錨効果を発生させ強固に熱融着する。
熱ラミネーションの手段によって接着するため、製造がきわめて簡単である。
鉄骨鉄筋コンクリート造りあるいは鉄筋コンクリート造りの断熱施工コンクリート打ち込みや断熱防水分野等において、断熱性能は高いがその吸水性の高さ及び圧縮強度と曲げ強度が弱いために使用されにくかったフェノールフォームやウレタンフォームを簡単に施工することができる。 両面をフィルムで強化されたフェノールフォームやウレタンフォームは型枠兼用の断熱パネルとしても施工することができる。
図1および図2に示すように、この発明の一実施例の断熱パネルは、フェノールフォームやウレタンフォーム1の表面に複層フィルム2を貼付けたものである。
本考案の断熱パネル斜視図 本考案の断熱パネル断面図 本考案の複合フィルムの断面図及び拡大全体図
フォームの発泡倍率は限定されるものではないが、好ましくは20〜50倍の範囲内である。フォーム1の板厚は、曲げ強度と断熱性能の2つの要素に影響を与えるので、使用目的に応じて適宜選択されるが、通常の使用状態では15〜100mm程度、断熱性能並びに施工性を求められるため好ましくは35〜90mmの範囲内で設定する場合が多い。
複合フィルムは、表面はポリエステルテレフタレートフィルムを第1とするが、他に,ナイロン,ポリプロピレン,あるいはポリエチレン等の合成樹脂フィルムなども可能であり裏面の接着層のEVAを溶融ポリエチレンで張り合わせた3層構造のものである。
第2に上記の3層構造のフィルムの間にアルミニウム箔を積層した4層構造のものが挙げられる。
また、外表面に挙げたポリエステルテレフタレートフィルムの厚みは10〜300μ程度、好ましくは15〜50μの範囲であり、溶融ポリエチレンの厚みは5〜30μであり、ガラス繊維混抄紙との接着面のEVAは10〜70μの範囲である。
アルミニウム箔を積層する場合のアルミニウム箔は3〜15μの範囲である。
フォームとフィルムの張り合わせは熱ロールによる熱ラミネーションによって行うが、熱ロールの温度は120〜200℃の範囲であり好ましくは130〜190℃の範囲である。
コンクリートの打設や防水層の仕上げの施工をする際には、上面側の目地に防湿防水テープで目張りをする。
コンクリートを打設し打ち込み工法とする場合は、市販のフォームキーパーなどのアタッチメントをm当たり4〜5個取付け、物理的にコンクリート面とパネルを留め付ける。

Claims (1)

  1. 表面にガラス繊維混抄紙を使用するフェノール樹脂発泡体やウレタン樹脂発泡体からなる断熱材に、ポリエステルテレフタレートフィルムに溶融ポリエチレンを用いてエチレン・ビニール・アセテート・コポリマーフィルム(以下、EVAフィルムと記す)と積層した複層フィルムを熱ローラーで加熱融着し一体化し製造することを特徴とする断熱パネル。
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