JPH0239795Y2 - - Google Patents

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JPH0239795Y2
JPH0239795Y2 JP1983171932U JP17193283U JPH0239795Y2 JP H0239795 Y2 JPH0239795 Y2 JP H0239795Y2 JP 1983171932 U JP1983171932 U JP 1983171932U JP 17193283 U JP17193283 U JP 17193283U JP H0239795 Y2 JPH0239795 Y2 JP H0239795Y2
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lath
steel foil
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laminate
film
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JP1983171932U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼箔ラス積層体に関し、フレキシブル
な鋼箔ラスと各種基材とを接着剤を介して又は介
さずに貼着して成り、例えば、石膏ボード、パー
テイクルボード等の脆い基材を補強したり、それ
自体では軟らかくて使用し得ないような軟質基材
に自立性を賦与したり、あるいは断熱材に遮光性
や遮音性や電磁波シールド性を付与する等の優れ
た性能を有する新規な積層複合体を得ることを目
的としたものである。
第1図に本考案積層体の一例断面図を示す。
第1図にて、1は鋼箔ラス、2は接着剤、3は
基材である。
本考案の如き積層体に関し、従来より各種金属
箔を含むシート及びボードの如き積層品が多数提
案されている。一方、金属箔に関し、近年鉄鋼冷
間圧延技術の発達により極めて薄肉〔100μ(0.1
mm)以下〕の鋼箔の製造も可能となつてきてい
る。
本考案は、かかる薄肉の鋼箔をエクスバンド加
工して成る鋼箔ラスを、第1図に示すように、積
層体の一部と成したものであり、第2図に本考案
に使用される鋼箔ラスの一例平面図を示す。
本考案で使用される鋼箔ラスは第2図に示すよ
うに網状に形成され、多数の亀甲形の網目4を有
しており、エクステリア、インテリア向けの素材
としての用途にも向けられる程に意匠的効果にも
優れている。鋼箔ラス1の網目4について上記で
は亀甲形に形成された例を示したが、その他菱形
等で形成されていてもよい。
本考案に係る鋼箔ラスとしては厚さ20〜200μ
好ましくは20〜150μのものが使用される。
又このラスの表面をリン酸亜鉛等で処理したも
のも使用できる。
従来のラス(厚さ1mm以上)は厚いため柔軟性
に乏しく軽量積層品として使用されることが少な
く主に単品で使用されることが多かつたが、本考
案に係る鋼箔ラスは厚味が薄く、フレキシブルで
あり、前記し又後述する如く各種の基材と貼合せ
ることにより優れた複合品が得られる。
本考案で使用される鋼箔ラスに積層し得る基材
としては各種のものが挙げられるが、次に二三の
例を示す。これら基材は1種のみならず2種以上
使用することができ、2種以上使用する場合各種
の組合せが可能である。
熱可塑性合成樹脂フイルム(例えばポリオレ
フイン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
アセタール、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド、フツ
素樹脂フイルム)、樹脂シート、発泡シート、
金属蒸着フイルム(例えばアルミニウム蒸着フ
イルム) 無機質基材;ガラスクロス、石膏ボード 木質基材;1mm以上の木板(ベニア合板等)、
パーテイクルボード、繊維ボード 20g/m2以上の紙;薄葉紙、上質紙、クラフ
ト紙 本考案に使用される接着剤としては、ポリオレ
フインに、シス型非共役二重結合を環内に有する
脂環式カルボン酸もしくはα,β−不飽和カルボ
ン酸又はそれら無水物の一種又は二種以上を化学
的に結合させて成る酸変性ポリオレフインや接着
性レジンが好ましい。前者の具体例としては、無
水マレイン酸で変性したポリオレフインがあり、
後者の具体例としてはエチレン酢酸ビニル共重合
体(EVA)、エチレン・エチルアクリレート共重
合体(EEA)、サーリン(デユポン社商品名、ア
イオノマー)がある。
尚本考案においては基材として上記酸変性ポリ
オレフインもしくは接着性レジンよりなる接着性
樹脂フイルムの如きを貼着する場合には接着剤を
使用せずにプレス機で加熱圧着するだけでもよ
い。
本考案に従い、鋼箔ラスを種々の基材に積層す
ることにより、下記の如き優れた積層品が得られ
る。
第3図に示すように、フイルム3に鋼箔ラス1
をオーバーレイすることにより、防錆効果に優れ
た積層品が得られる。
図示していないが、紙やガラスクロス等の軟質
基材と積層することにより、これら軟質基材の自
立性を確保することができる。
石膏ボード等の脆性基材との積層により、当該
脆性基材を補強することができる。
金属ラミネートフイルムとの積層により、遮
光、遮熱効果等を付与することができ、防火板
(壁)等に好適に使用できる積層品が得られる。
本考案積層体はラス品独特のエンボスライクな
模様が得られ、意匠的効果も抜群である。
本考案ラス積層品は通常の金属箔積層品に比較
し、下記の如き特長がある。
ラスは同一厚味の鋼箔より2〜3倍の面積の
材料が得られるので金属材料の節約となる。
曲げ加工性、易加工性をもつた積層品が得ら
れる。
以上の性能を利用し、エクステリア、インテリ
ア向けの素材としての用途が開かれる。
次に本考案の実施例を示す。
実施例 1 無水マレイン酸変性線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)フイルム(厚味50μ)を鋼箔ラス(厚
味20μ)の上下に重ね、これらを熱プレス機を使
用して、135℃、10Kg/cm2圧力、30secで熱圧着し
て、上記フイルムをオーバーレイした鋼箔ラス積
層体を得た。
実施例 2 薄葉紙(30g/m2)と実施例1の鋼箔ラスと接
着剤〔無水マレイン酸変性EVAより成る接着性
樹脂フイルム(厚み30μ)〕とを実施例1と同様
にして貼り合わせ鋼箔ラス積層体を得た。
エンボス模様のついた自立性のある紙・ラス複
合体が得られた。
実施例 3 発泡ポリエチレンシート(2mm)/実施例2フ
イルム(50μ)/鋼箔ラス(30μ)/実施例2フ
イルム(50μ)/アルミ蒸着フイルム(25μ)を
重ね合わせ、プレス機で120℃、10Kg/cm2圧力、
30secの条件で加熱圧着し、積層体を得た。
曲げ加工性、カツト性良好な断熱テープに好適
なシートが得られた。
実施例 4 鋼箔ラス/実施例2フイルム/パーテイクルボ
ード(2mm)/実施例2フイルム/鋼箔ラスを実
施例3と同様にして重ね合わせ、実施例3と同様
にして、135℃、10Kg/cm2圧力、1分間で熱圧着
して、軽量でかつ丈夫なメタリツク調のサンドイ
ツチパネルを得た。
実施例 5 厚味30μの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフイルムに接着剤〔東洋モートン社製AD7691
100部とCAT−10(硬化剤)6部とを酢酸エチル
に溶解して成る50%溶液〕をコートし、80℃1分
間乾燥後、実施例1で使用の鋼箔ラスを80℃10
Kg/cm31分間の条件下で加熱圧着し、その後50℃
24時間加熱硬化を行つたところ、耐熱性に優れた
鋼箔ラス積層体が得られた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
積層体の一例断面図、第2図は鋼箔ラスの一例平
面図、第3図は本考案積層体の一例斜視図であ
る。 1……鋼箔ラス、2……接着剤、3……基材、
4……鋼箔ラス網目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 厚さが20〜200μの鋼箔ラスの表面又は/及
    び裏面に、ポリオレフインに不飽和カルボン酸
    もしくはその無水物を結合させて成る酸変性ポ
    リオレフインまたは接着性レジンよりなる接着
    剤を介して、熱可塑性合成樹脂フイルムもしく
    はそのシート、無機質基材、木質基材及び紙な
    る群から選択される基材の少なくとも1種を貼
    着して成るか、又は、ポリオレフインに不飽和
    カルボン酸もしくはその無水物を結合させて成
    る酸変性ポリオレフインフイルム、もしくは前
    記接着性レジンフイルムよりなる基材を貼着し
    て成ることを特徴とする鋼箔ラス積層体。 2 基材の熱可塑性合成樹脂フイルムが、ポリオ
    レフイン系フイルムである、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の鋼箔ラス積層体。
JP17193283U 1983-11-08 1983-11-08 鋼箔ラス積層体 Granted JPS6080918U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17193283U JPS6080918U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 鋼箔ラス積層体

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JP17193283U JPS6080918U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 鋼箔ラス積層体

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JPS6080918U JPS6080918U (ja) 1985-06-05
JPH0239795Y2 true JPH0239795Y2 (ja) 1990-10-24

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622985B2 (ja) * 1988-08-13 1994-03-30 平岡織染株式会社 金属線材編織物表面を有するタイルパネル
JPH0626870B2 (ja) * 1988-12-14 1994-04-13 平岡織染株式会社 金属線材編織物表面を有するタイルパネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS607151Y2 (ja) * 1979-04-24 1985-03-09 積水化学工業株式会社 ラス入り合成樹脂波板

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JPS6080918U (ja) 1985-06-05

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